JP5936899B2 - 転写具 - Google Patents

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Description

本発明は、送出軸部及び巻取軸部の軸と直交する対向面を被転写体に対して水平状にして使用する(横引)タイプで、詰め替え部材の交換のために前記対向面の一方と他方を分割する転写具であって、使用時に、一方と他方の筐体が、各々離反する方向の力を受けて分離しにくく、また、詰め替えを容易とする構造に関するものである。
転写媒体を紙などの被転写体に転写する転写具は、主要構成として、筐体内に、転写媒体が塗布された基材(これを以下転写テープという)が巻装された送出軸部、転写テープのうちの基材を巻き取る巻取軸部、及び転写テープのうちの転写媒体を被転写体へ転写する転写部を備えている。
転写具は、筐体から露出した転写部を被転写体に向けて押しつけたまま、被転写体上で全体を移動させることにより転写テープを該被転写体へ転写する。このとき、転写テープの被転写体との相対移動により送出軸部から転写テープが引き出され、これが送出軸部の送出駆動力(及び巻取軸部の巻取駆動力)となっている。
近年、上記転写具は、リサイクル可能部材の再使用化、及び廃棄部材の低減化、を図るようになってきており、例えば、使用後に、新たに購入して詰め替える部材と、廃棄せずに再使用する部材と、を備えたいわゆる詰替式のものが増えている。
詰替式の転写具の詰め替え手法のうち、筐体において、送出軸部及び巻取軸部と直交する対向面を各々有する、一方を固定側として、他方を開閉側として、2分割して、筐体内部の部材を詰め替える構造とされている。
さらに、転写具は、使い勝手の多様化に応えるべく、筐体における、送出軸部及び巻取軸部の軸と直交する対向面を被転写体に対して、斜め、つまり該対向面を被転写体に面するように寝かして、転写部における転写テープの搬送面と平行となるようにして使用する種類(以下、これを横引タイプという)と、直交、つまり該対向面を被転写体に対して立てて、転写部における転写テープの搬送面と直交となるように使用する種類(以下、これを縦引タイプという)と、が存在し、これら横引タイプも縦引タイプも上記した詰替式とされたものもある。
縦引タイプの転写具は、筐体全体において前記対向面のそれぞれの外側を押さえて(掴んで)使用する。詰替式の縦引タイプの転写具においては、使用時に筐体の一方と他方の外側を手で掴んでいるから、該一方と他方とが使用時に分離しまうといったことがない。
一方、横引タイプの転写具は、筐体全体において前記対向面を被転写体に対して寝かせるようにし、該筐体の一方及び他方の対向面の辺縁に連続して直交状に形成された筐体としての厚みとなる部位を把持して使用する。これを換言すると、横引タイプの転写具は、筐体の一方と他方の合致部位(分割部位)を把持して使用することとなる。
このことから、例えば特許文献1,2で提案されるような詰替式の横引タイプの転写具においては、詰替式なので筐体が一方と他方で分離可能な構造であることは縦引タイプと同じであるが、使用時に転写部を被転写体に押しつけた際に該被転写体からの応力が筐体の一方又は他方におよんで分離(筐体が展開してしまう)可能性があった。
詰替式の横引タイプの転写具における使用時の筐体の分離現象を詳細に説明すると、転写具は全体として被転写体へ押しつけられるが、転写部には被転写体からの応力がかかり、この応力が被転写体に対して寝かした一方又は他方の筐体のうち、上面に位置する側(被転写体に臨む面と反対の面)を該被転写体から離間する方向、つまり上方へ押し上げる。このとき、筐体の対向面のうち下面の他方又は一方は、依然として使用時の被転写体へ押しつけられる力を受けて被転写体方向に力がかかる。
よって、詰替式の横引タイプの転写具は、使用時に一方と他方の筐体が、各々の前記対向面から離反する方向の力を受けて、分離しやすいという問題があった。これを解消しようとすると、転写具全体の構造を複雑化したり、部品点数が大幅に増加したりする必要があり、また、これに伴って詰め替え作業も複雑かつ困難になるといった問題があった。
特開2008−265041号公報 特開平9−123690号公報
解決しようとする問題点は、送出軸部及び巻取軸部の軸と直交する対向面を被転写体に対して寝かして使用する横引タイプで、詰め替え部材の交換のために前記対向面の一方と他方を分割する転写具において、使用時に一方と他方の筐体が、各々離反する方向の力を受けて、分離しやすいという点、及びこれを解消しようとすると、転写具全体の構造を複雑化したり、部品点数が大幅に増加したりする共に、詰め替え作業も複雑かつ困難になるという点、である。
本発明は、筐体内に、基材に転写媒体が塗布された転写テープが巻装された送出軸部、転写テープの基材を巻き取る巻取軸部、転写テープの転写媒体を被転写体へ転写する転写部を備え、前記筐体を前記送出軸部及び前記巻取軸部の軸と直交する対向面を各々有した一方と他方に分割可能で、かつ該対向面を被転写体に対して寝かして使用する転写具であって、前記転写部を露出する開口が形成された部位近傍の転写テープの搬送面幅両端方向において、前記一方の筐体には、前記対向面の縁部から突出したリブが、他方の筐体の内面に接触するように突設され、また、前記他方の筐体には、前記リブが嵌入して接触する内面で該リブを中心とした転写テープ搬送方向の前後部位に該リブと接触するように柱を設けていることを最も主要な特徴とする。
本発明は、送出軸部と巻取軸部と直交する対向面を各々有した一方又は他方の筐体に分割して詰め替える部材の交換作業を行い、かつ該対向面を転写部における転写テープの搬送面に対して平行にして(該対向面を被転写体に対して斜めに寝かして)使用する転写具において、「使用時に」一方と他方の筐体が各々離反する方向の力を受けた際、リブと柱が当接して一方と他方の筐体の各々離反する方向へ移動することを防止できるという利点がある。
詰め替えの際に一方と他方の筐体を開く方向と、使用時に一方と他方の筐体が離反する方向とが同じであるが、厳密には使用時に一方と他方の筐体が離反する方向は互いの対向面に対して垂直方向ではなく転写部とこの転写部を露出するための筐体に形成した開口との接触部位を支点とした、該転写部の筐体から露出した側は使用時に上面となった一方の筐体を上向きに、該転写部の筐体の内部側は使用時に下面となった他方の筐体を下向きに、それぞれ押圧する各々の対向面に対する斜めの力である。
本発明の転写具は、リブと柱を設けて、リブの移動を対向面に対して垂直方向だけに規制することで、一方と他方の筐体の互いの相反する方向へ対向面に対して斜めの移動を禁止する一方、詰め替え時の一方と他方の筐体の互い対向面と垂直方向の移動は許容されるようにした。こうすることで、詰め替え時の筐体の開閉構造に使用時の分離防止構造を組み込んだりして転写具全体の構造を複雑化する必要はなく、また、詰め替え時の筐体の開閉が容易で、よって詰め替え作業が極めて簡単に行える。
図1は、本発明の転写具の全体構造を示す分解斜視図である。(実施例1) 図2(a)〜(c)は、本発明の転写具の筐体のみを示す図である。(実施例1) 図3(a)(b)は、本発明の転写具の使用状況を示す図である。(実施例1)
本発明は、送出軸部及び巻取軸部の軸と直交する対向面を被転写体に対して寝かして使用する横引タイプで、詰め替え部材の交換のために前記対向面の一方と他方を分割する転写具において固有に発生する課題、すなわち使用時に一方と他方の筐体が、各々離反する方向の力を受けて、分離しやすいという点、及びこれを解消しようとすると、転写具全体の構造を複雑化したり、部品点数が大幅に増加し、これに伴って詰め替えも複雑かつ困難になるという点、を次の構成とすることで解消した。
一方と他方の筐体の使用時に分離しようとする力について考察すると、使用時に転写部を被転写体へ押しつけようとする力は、被転写体からの反力として筐体の一方(被転写体に臨んでいない側=上側となる筐体)を押し上げようとする力として寄与する。
使用に被転写体から受ける反力は、転写部と該転写部を露出する開口との接触部位を支点として、該転写部の露出側は使用時に上面となった一方の筐体を上向きに、該転写部の筐体内側は使用時に下面となった他方の筐体を下向きに、それぞれ押圧する対向面に対す上下の斜め方向の力となって、一方と他方の筐体を互いに離反させようとする。
このことから、一方と他方の筐体の使用時の分離を防止するために、一方及び他方の筐体の対向面に対して斜め上方、斜め下方への互いの移動を規制すればよいこととなる。本発明では、一方の筐体にリブを設けると共に、他方の筐体に該リブを一方と他方の筐体の各々の対向面に対して垂直方向以外へ移動することを禁止する柱を設けた。こうすることで、一方の筐体は垂直方向以外、すなわち対向面に対して斜め上方、斜め下方へ互いに移動できず、よって使用時に筐体が分離しない。
以下、図1〜図3を参照して本発明の具体的実施形態について説明する。図1には全体構成を示しているが、図2及び図3においては説明上、必要となる要部のみ示している。1は、本発明の転写具である。本発明における転写具1は、筐体2内に、転写媒体が塗布された基材(=転写テープ)が巻装された送出軸部3、転写テープのうちの基材を巻き取る巻取軸部4、及び転写テープのうちの転写媒体を被転写体へ転写する転写部5を備えている。
本発明における転写具1は、上記送出軸部3、巻取軸部4、転写部5が稼働可能に基板11Aに一体的に配置されて詰替部材11を構成し、この詰替部材11を、転写媒体が使用済みになった際に、筐体2から取り出して詰め替えるものである。
そして、本発明における転写具1は、筐体2における、送出軸部3及び巻取軸部4の軸と直交する対向面を被転写体に対して寝かして使用する横引タイプのものであると共に、筐体2を、蓋部(一方の筐体)2A、固定部(他方の筐体)2B、に分割し、開いて、上記の詰替部材11を詰め替えるものである。
なお、詰替部材11における送出軸部3及び巻取軸部4にはこれらの駆動伝達用のギヤは含んでおらず、送出軸部3のギヤ3A、巻取軸部4のギヤ4A、中間ギヤPは、固定部2Bに配置されている(参照符号無)。
以上が本発明の転写具1の前提的構成であり、本発明の転写具1の特徴としては、使用時に、筐体2が蓋部2Aと固定部2Bに分離することを防止すべく、次のように構成していることにある。
筐体2における蓋部2Aと固定部2Bは、送出軸部3と巻取軸部4の各々の軸と直交する対向面2Aa,2Baを有している。蓋部2Aにおける対向面2Aaは筐体2全体としては例えば上面、すなわち使用時に反被転写体側に面する天面となる。固定部2Bにおける対向面2Baは筐体2全体としては例えば下面、すなわち使用時に被転写体側に面する底面となる。
蓋部2Aと固定部2Bにおける前記対向面2Aa,2Baの各々の辺縁部は、略直交状に折れ曲がった厚部2Ab,2Bbが形成されており、この厚部2Ab,2Bbが該蓋部2Aと固定部2Bとを合致させた際に、筐体2全体の厚みを構成している。なお、固定部2B側の厚部2Bbは、蓋部2Aの厚部2Bbよりも厚さ(高さ)が大きくなっている。
また、蓋部2Aと固定部2Bにおける厚部2Ab,2Bbの、転写部5が位置する部位には、転写部5を露出するための開口2Ac、2Bcが形成されている。これら開口2Ac,2Bcは蓋部2Aと固定部2Bとを互いに合致させた際に、所定の形状、例えば本例では円形となる。
以下、蓋部2Aと固定部2Bの単位で「リブと柱」及び「開閉部材と係合部」を、詰替部材11と固定部2Bの単位で「規制リブと規制柱」、の構成について説明する。
(リブと柱)
蓋部2Aの厚部2Abにおいて、開口2Acを形成した部位の近傍にリブ2Adが形成されている。なお、リブ2Adは、図面上、断面ではないが右下がり斜線のハッチングを入れて示している。具体的には、本例では転写部5(開口2Ac)から筐体2内部に向けて順に巻取軸部4、送出軸部3が配置されており、リブ2Adを形成した開口2Acの近傍とは、開口2Acから該転写部5寄りの巻取軸部4に至るまでの位置を意味している。
さらに、リブ2Adは、開口2Acを形成した部位の近傍において、転写部5における転写テープの搬送面幅両端方向に2箇所形成されている。また、リブ2Adは、蓋部2Aの厚部2Abの高さを超えて、固定部2Bの厚部2Bbへ嵌入され、かつ該厚部2Bbの内面に接触するように突設されている。
一方、固定部2Bの厚部2Bbの内面で、上記蓋部2Aのリブ2Adが嵌入する部位、つまり、開口2Bcを形成した部位の近傍には該リブ2Adの幅方向両端部で接触する本例では例えば2本1対の柱2Bdが形成されている。なお、柱2Bdは、図面上、断面ではないが、点状のハッチングを入れて示している。具体的には、本例では転写部5(開口2Bc)から筐体2内部に向けて順に巻取軸部4、送出軸部3が配置されており、柱2Bdを形成した開口2Bcの近傍とは、開口2Bcから該転写部5寄りの巻取軸部4に至るまでの位置で、リブ2Adが嵌入される位置を意味している。
柱2Bdは、リブ2Adと対応するように形成されているから、リブ2Adと同様に、開口2Bcを形成した部位の近傍において、転写部5における転写テープの搬送面幅両端方向に2箇所に形成されている。また、柱2Bdは、固定部2Bの厚部2Bbの高さ方向ほぼ全域に形成されている。
よって、蓋部2Aと固定部2Bとを合致させた際に、リブ2Adの筐体2の外側に臨む面が固定部2Bの厚部2Bbの内面に、該リブ2Adの幅方向両端部の各々の端部が2本1対の柱2Bd間でそれぞれ接触し、3方向の移動が規制される。
よって、リブ2Adは、柱2Bd間(及び固定部2Bの厚部2Bb)により固定部2Bの対向面2Baに対して垂直方向にしか移動できないこととなる。また、別の言い方をすれば、蓋2Aと固定部2Bとを合致させる際に、柱2Bdがリブ2Adの嵌入を案内していることになる。
(開閉部材と係合部)
蓋部2Aには、巻取軸部4と送出軸部3との軸間位置で、転写部5における転写テープの幅両端方向に2箇所、開閉部材2Aeが形成されている。開閉部材2Aeは、蓋部2Aの厚部2Abの高さを超えて、大きく突出しており、固定部2Bの厚部2Bbへ嵌入され、かつ先端部には該厚部2Bbの内面に形成された係合部2Beと係合する係合片2Afが形成されている。
開閉部材2Aeは、先端部に至るまでの途中部位が固定部2Bの厚部2Bbに形成された切欠部2Bfより露出するように構成されている。途中部位は把持片2Agとして機能し、この把持片2Agを、2箇所に設けた開閉部材2Ae同士が接近する方向に押すことで、係合片2Afが係合部2Beから外れるよう構成している。
一方、固定部2Bには、上記蓋部2Aの開閉部材2Aeに対応して、該開閉部材2Ae転写部5における転写テープの幅両端方向に2箇所に、厚部2Bbの高さの一部が切欠かれた切欠部2Bfが形成されている。この切欠部2Bfが形成された厚部2Bbの対向面2Ba方向の内面には、係合部2Beが形成されている。
(規制リブと規制柱)
本例では、詰替部材11においても、使用時に蓋部2Aと固定部2Bとが分離しようとする力を阻止する構成を採用している。すなわち、使用時の前記分離しようとする力、本例では蓋部2Aを押し上げようとする被転写体からの反力は、転写部5を介して蓋部2Aに伝達される。
したがって、転写部5、つまり詰替部材11が使用時に筐体2内で移動しないように規制しておくことでも使用時に蓋部2Aと固定部2Bとの分離を防止しているのである。
詰替部材11の基板11Aにおいて、転写部5を支持した部位で該転写部5における転写テープの幅方向両端部位(2箇所)には、規制リブ11Aaが形成されている。なお、規制リブ11Aaは、図面上、断面ではないが、右上がり斜線のハッチングを入れて示している。この規制リブ11Aaは、蓋部2A及び固定部2Bで言う厚み(高さ)方向の全域に亘って形成されている。
一方、本例では、固定部2Bには、上記規制リブ11Aaに対応する位置で該規制リブ11Aaの幅方向両端部位と接触するように本例では2本1対で、柱2Bdと平行に規制柱2Bgが形成されている。なお、規制柱2Bgは、図面上、断面ではないが、点状のハッチングを入れて示している。つまり規制リブ11Aaも、リブ2Adと同様に、筐体2の外側に臨む面が固定部2Bの厚部2Bbの内面に、幅方向両端の各々が規制柱2Bgのそれぞれに、接触して垂直方向以外の移動が禁止されていることになる。
上記構成の転写具1は、次のように作用する。使用時には、横引タイプであるため、筐体2の厚み部分(蓋部2Aの厚部2Ab、固定部2Bの厚部2Bb)を把持して、筐体2全体を被転写体へ押しつけつつ、該被転写体上を移動させる。
使用時には、図3(a)に示すように、被転写体から筐体2を押しつけた際の反力がかかる。被転写体からの反力は、転写部5(詰替部材11の基材11A)と蓋部2Aの開口2Ac及び固定部2Bの開口2Bcとの接触部位を支点として、転写部5の露出側により蓋部2Aを対向面2Aaに対して斜め上方に、転写部5の筐体2内側により固定部2Bを対向面2Baに対して斜め下方に、互いを移動させようとする。
本例では、図3(b)に示すように筐体2内において詰替部材11の基板11Aにおける規制リブ11Aaが、固定部2Bの規制柱2Bgにより規制されているから、被転写体から直接的に影響を受ける転写部11が対向面2Aa,2Baに対して垂直方向以外の移動をしない。
さらに、仮に本例の構成から規制リブ11Aaと規制柱2Bgを省略していたとしても、図3(a)に示すように蓋部2Aと固定部2Bとがリブ2Adと柱2Bdとにより対向面2Aa,2Baに対して垂直方向以外に移動しないよう規制されているから、該蓋部2Aと固定部2Bは分離しない。
上記のように、本例における転写具1は、固定部2Bに対する蓋部2Aの関係では、リブ2Adと柱2Bdとにより該蓋部2Aと該固定部2Bが互いの対向面2Aa,2Baの垂直方向以外の移動が規制される。また、詰替部材11(転写部5)と筐体2(固定部2B)の関係では、規制リブ11Aaと規制柱2Bgとにより転写部5が固定部2Bの対向面2Baの垂直方向以外の移動が規制される。
したがって、本例の転写具1は、使用時に被転写体からの反力により蓋部2Aと固定部2Bとが分離しようとしても、蓋部2Aが固定部2Bに対して垂直以外の方向に移動しないよう規制されていること、及び転写部5自体が垂直以外の方向に移動しないように規制されていること、により、蓋部2Aが固定部2Bから浮いて厚部2Abと厚部2Bbとの間に隙間が生じたり(分離したり)することがない。
また、転写具1は、横引タイプなので、使用者が把持する位置が蓋部2A及び固定部2Bの厚部2Aa、厚部2Baになるが、仮に使用時に開閉部位2Aeの把持片2Agを押し込んだとしても、使用時である限り、蓋部2Aを固定部2Bの対向面2Baに対して垂直方向ではない方向へ移動しようとすれば、この移動は上述のとおり防止(禁止)され、蓋部2Aは固定部2Bから分離したりすることがない。
また、本例の転写具1において、詰替部材11を詰め替える際には、蓋部2Aにおける開閉部材2Aeの把持片2Ag,2Agが互いに接近させるように押しつつ、固定部2Bの対向面2Baに対して垂直方向に引き上げる。換言すると蓋部2Aの対向面2Aaを固定部2Bの対向面2Baに対して平行を保ったままでなければ開けることができない。
つまり、本発明の転写具1は、蓋部2Aは固定部2Bに対しては、使用時であれ、詰替部材11の詰め替え時であれ、蓋部2Aの対向面2Aaと固定部2Bの対向面2Baとが平行ではない状態での移動(互いの対向面2Aa,2Baに対して垂直方向以外の移動)は蓋部2Aのリブ2Adが柱2Bdに規制され、分離できないことになる。
したがって、転写具1は、詰替部材11の詰め替え時には、蓋部2Aの対向面2Aaを固定部2Bの対向面2Baに対して平行を保ったまま上方に引き上げる。そして、詰替部材11を筐体2(固定部2B)から取り出す際にも、該詰替部材11の規制リブ11Aaが固定部2Bの規制柱2Bgにより規制されているから、筐体2内部の使用済みの詰替部材11を、蓋部2Aと同様に固定部2Bの対向面2Baに対して垂直方向に引き上げて取り出す。
その後、新たな詰替部材11は詰替部材11の規制リブ11Aaを固定部2Bの規制柱2Bgに嵌入させて、固定部2Bへ挿入し、その後、蓋部2Aのリブ2Adを固定部2Bの柱2Bdに嵌入させて、蓋部2Aにおける開閉部材2Aeの係合片2Afを固定部2Bにおける係合部に係合させて閉じる。
詰め替え時にはおいては、本発明の転写具1は、詰替部材11の規制リブ11Aaが固定部2Bの規制柱2Bgにより位置決めされるので、筐体2内で詰替部材11の細かな位置調整などを行う必要がなく、容易に行うことができる。
また、本発明の転写具1は、開閉部材2Aeに、蓋部2Aと固定部2Bとが分離しないようなロック機能を設ける必要がないので、構成を簡素化できると共に、これに伴ってロックを施錠又は解錠するといった作業が不要となり詰替部材11の詰め替え作業が簡便になる。
1 転写具
2 筐体
2A 蓋部
2Aa 対向面
2Ab 厚部
2Ad リブ
2Ae 開閉部材
2B 固定部
2Ba 対向面
2Bb 厚部
2Bd 柱
2Bg 規制柱
3 送出軸部
4 巻取軸部
5 転写部
11 詰替部材
11Aa 規制リブ

Claims (3)

  1. 筐体内に、基材に転写媒体が塗布された転写テープが巻装された送出軸部、転写テープの基材を巻き取る巻取軸部、転写テープの転写媒体を被転写体へ転写する転写部を備え、前記筐体を前記送出軸部及び前記巻取軸部の軸と直交する対向面を各々有した一方と他方に分割可能で、かつ該対向面を被転写体に対して寝かして使用する転写具であって、前記転写部を露出する開口が形成された部位近傍の転写テープの搬送面幅両端方向において、前記一方の筐体には、前記対向面の縁部から突出したリブが、他方の筐体の内面に接触するように突設され、また、前記他方の筐体には、前記リブが嵌入して接触する内面で該リブを中心とした転写テープ搬送方向の前後部位に該リブと接触するように柱を設けたことを特徴とする転写具。
  2. 送出軸部、巻取軸部、転写部が、稼働可能に基板上に支持されて詰替部材とされ、この詰替部材に、前記基板の転写部を配置した部位で転写テープの搬送面幅両端方向に規制リブが形成され、また、一方又は他方の筐体に、前記規制リブを中心とした転写テープ搬送方向の前後部位に該規制リブと接触するように規制柱が設けられたことを特徴とする請求項1記載の転写具。
  3. リブと柱が設けられた部位から転写部が位置する側と反対方向の部位で転写テープの搬送面幅両端方向において、一方の筐体には、対向面の縁部から突出した開閉部材が、他方の筐体の内面に接触するように突設され、また、他方の筐体には、前記開閉部材が嵌入して接触する内面に該開閉部材と係合する係合部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の転写具。
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