JP5932785B2 - タイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、1対のビードコアと、1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層とを備えるタイヤに関する。
従来、1対のビードコアと、1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層と、カーカス層に隣接して配置されるベルト層と、ビードコア、カーカス層及びベルト層を被覆するゴム層とを備えるタイヤが知られている。
タイヤは、ビードコアを有するビード部と、タイヤ踏み面を有するトレッド部と、タイヤの側面を形成するサイドウォール部と、サイドウォール部とトレッド部との間に跨って設けられるショルダー部とを備える。
ここで、タイヤの回転に伴って、タイヤと路面との相互作用によって騒音が発生することが知られている。このような騒音を低減する技術として、トレッド部を構成するゴム層の一部(以下、トレッドゴム)内に、トレッドゴムよりも減衰性が高いシート状ゴムを配置する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2002−120512号公報
しかしながら、上述したタイヤでは、シート状ゴムの配置によって、シート状ゴムを含むトレッド部の剛性が低下する。従って、タイヤの転がり抵抗が大きくなる。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、転がり抵抗の増大を抑制しながら、騒音を低減することを可能とするタイヤを提供することを目的とする。
第1の特徴に係るタイヤは、1対のビードコアと、前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層とを備える。前記カーカス層は、前記ビードコアでタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されている。前記ビードコアで折り返されたカーカス層の端部に対して前記タイヤ幅方向の位置に複数の壁体が設けられる。前記複数の壁体は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。
第1の特徴において、前記複数の壁体のうち、1つの壁体は、タイヤ径方向のサイズよりも前記タイヤ周方向のサイズが大きい形状を有する。
第1の特徴において、前記複数の壁体は、前記タイヤの表面から前記タイヤ幅方向の外側に突出する。
第1の特徴において、前記複数の壁体の数は、8以上である。
本発明によれば、転がり抵抗の増大を抑制しながら、騒音を低減することを可能とするタイヤを提供することができる。
図1は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。 図2は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。 図3は、第1実施形態に係る壁体200を示す図である。 図4は、第1実施形態に係る壁体200を示す図である。 図5は、従来のタイヤの振動形態を示す図である。 図6は、変更例1に係る壁体200を示す図である。 図7は、評価結果1を示す図である。 図8は、評価結果2を示す図である。 図9は、評価結果2を示す図である。 図10は、評価結果3を示す図である。
以下において、本発明の実施形態に係るタイヤについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
[実施形態の概要]
実施形態に係るタイヤは、1対のビードコアと、前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層とを備える。タイヤでは、前記カーカス層は、前記ビードコアでタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されている。前記ビードコアで折り返されたカーカス層の端部に対して前記タイヤ幅方向の位置に複数の壁体が設けられる。前記複数の壁体は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。
ここで、発明者らは、鋭意検討の結果、タイヤの振動に伴う騒音に対して、サイドウォール部において剛性が変わる境目(以下、剛性段差部)の変形が影響することを見出した。実施形態では、ビードコアで折り返されたカーカス層の端部(すなわち、剛性段差部)に対してタイヤ幅方向の位置に複数の壁体が設けられる。従って、剛性段差部の変形を抑制することができ、タイヤの振動に伴う騒音を抑制することができる。
また、発明者らは、鋭意検討の結果、騒音を引き起こすタイヤの振動形態は、タイヤ周方向に沿って周期性を有することを見出した。実施形態では、複数の壁体は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。従って、タイヤ周方向に沿って周期性を有する振動を抑制することができ、タイヤの振動に伴う騒音を抑制することができる。
また、トレッドゴムよりも減衰性が高いシート状ゴムをトレッド部に設ける必要がないため、転がり抵抗の悪化が抑制される。
[第1実施形態]
(タイヤの構成)
以下において、第1実施形態に係るタイヤの構成について説明する。図1及び図2は、第1実施形態に係るタイヤ100を示す図である。
第1に、タイヤ100は、図1に示すように、ビード部10と、サイドウォール部20と、ショルダー部30と、トレッド部40とを有する。
ビード部10は、タイヤ100を構成する部位のうち、タイヤ径方向において、最も内側に設けられる。ビード部10は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。ビード部10は、タイヤ100をリムに固定するための部位である。なお、ビード部10は、ゴムによって被覆されている。
サイドウォール部20は、タイヤ100を構成する部位のうち、タイヤ径方向において、ビード部10よりも外側に設けられる。サイドウォール部20は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。サイドウォール部20は、タイヤ100の側面を構成する。なお、サイドウォール部20は、ゴムによって被覆されている。
ショルダー部30は、タイヤ100を構成する部位のうち、サイドウォール部20とトレッド部40との間に跨って設けられる。ショルダー部30は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。なお、ショルダー部30は、ゴムによって被覆されている。
トレッド部40は、タイヤ100を構成する部位のうち、路面に接地するタイヤ踏み面を構成する部位である。トレッド部40は、タイヤ周方向に沿って連続的に設けられる。トレッド部40のタイヤ踏み面には、例えば、タイヤ周方向に沿って延びる溝(周方向溝)やタイヤ幅方向に沿って延びる(幅方向溝)などによって形成されるトレッドパターンが設けられている。
第2に、タイヤ100は、図1及び図2に示すように、ビードコア110と、カーカス層120と、ベルト層130とを有する。
ビードコア110は、ビードコア110A及びビードコア110Bを有しており、ビード部10を構成する。ビードコア110は、リング状形状を有しており、ビードワイヤー(不図示)によって構成される。
カーカス層120は、ビードコア110Aとビードコア110Bとの間に跨るトロイダル形状を有する。カーカス層120は、例えば、タイヤ径方向(或いは、タイヤ幅方向)に沿って延びる複数のカーカスコード(不図示)によって構成される。カーカス層120は、ビードコア110でタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されている。
折り返されたカーカス層120の端部121(端部121A及び端部121B)は、図2に示すように、サイドウォール部20に位置する。折り返されたカーカス層120の端部121は、ビード部10に位置していてもよい。
ベルト層130は、ベルト層130A及びベルト層130Bを有しており、トレッド部40を構成する。ベルト層130は、カーカス層120に対して、タイヤ径方向の外側に配置される。ベルト層130は、ベルトコードがゴムで被覆された構成を有する。ベルト層130Aに設けられるベルトコードは、ベルト層130Bに設けられるベルトコードと交錯していてもよい。
第1実施形態では、図2に示すように、折り返されたカーカス層120の端部121に対してタイヤ幅方向の位置に複数の壁体200が設けられる。複数の壁体200は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。
(壁体の詳細)
以下において、第1実施形態に係る壁体の詳細について説明する。図3及び図4は、第1実施形態に係る壁体200の詳細を示す図である。
第1に、壁体200は、図3に示すように、折り返されたカーカス層120の端部121に対してタイヤ幅方向の外側に配置される。詳細には、壁体200は、タイヤ100の表面からタイヤ幅方向の外側に突出している。
ここで、壁体200が設けられる部位において、壁体200を除いた部位(例えば、サイドウォール部20)は、タイヤ幅方向において厚みAを有する。壁体200は、タイヤ径方向において高さBを有する。壁体200は、タイヤ幅方向において厚みCを有する。なお、高さBと厚みCとは、次のように示すこともできる。まず、壁体200を除くサイドウォール部20の範囲内において、タイヤ100の表面(サイドウェール部20の表面)に沿って連続する仮想線を規定する。高さBは、かかる仮想線よりも、タイヤ幅方向の外側に突出する領域(図3の灰色の領域)におけるタイヤ径方向の高さである。厚みCは、かかる仮想線よりも、タイヤ幅方向の外側に突出する領域(図3の灰色の領域)におけるタイヤ幅方向の厚さである。
このようなケースにおいて、厚みA、高さB、厚みCは、“C>0.5A”及び“A<B<5A”のうち、少なくとも一方の関係を満たすことが好ましい(後述する評価結果2を参照)。
例えば、厚みAは、“2mm〜6mm”の範囲内であることが好ましく、高さBは、“10mm〜16mm”の範囲内であることが好ましく、厚みCは、“2mm〜4mm”の範囲内であることが好ましい。一例を挙げると。厚みAは、4.8mmであり、高さBは、15.0mmであり、厚みCは、2.5mmであることが好ましい。
また、図3に示すように、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向断面において、壁体200の断面形状は、台形状であることが好ましい。なお、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向断面において、壁体200のタイヤ径方向外側の外側壁面と、壁体200のタイヤ径方向内側の内側壁面とは、円弧状に形成されていてもよい。このように、タイヤ径方向及びタイヤ幅方向断面において、壁体200のタイヤ径方向外側の外側壁面と壁体200のタイヤ径方向内側の内側壁面とが、タイヤ100の表面(サイドウェール部20の表面)に緩やかに繋がることが好ましい。
第2に、壁体200は、図4に示すように、複数の壁体200(ここでは、8つの壁体200)は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。複数の壁体200の数は、8以上であることが好ましい。また、複数の壁体200の数は、36以下であることが好ましい(後述する評価結果3を参照)。
ここで、壁体200は、タイヤ幅方向に対する振動を効率的に抑制するために、タイヤ径方向のサイズよりもタイヤ周方向のサイズが大きい形状を有することが好ましい。
また、壁体200のタイヤ周方向におけるサイズとは、壁体200のタイヤ径方向における中心位置において、タイヤ周方向に沿った長さである。なお、壁体200のタイヤ径方向における中心位置であれば、壁体200のタイヤ幅方向における位置は、特に限定されない。
また、図4に示すように、壁体200のタイヤ周方向におけるサイズDと、隣接する二つの壁体200の間隔Eとは、“5:5≦D:E≦9:1”の関係を満たすことが好ましい(後述する評価結果4を参照)。
(タイヤの振動形態)
以下において、従来のタイヤの振動形態について説明する。図5は、従来のタイヤの振動形態を示す図である。
上述したように、発明者らは、鋭意検討の結果、騒音を引き起こすタイヤの振動形態は、タイヤ周方向に沿って周期性を有することを見出した。詳細には、図5に示すように、タイヤ幅方向に対する大きな振動Xは、タイヤ周方向に沿って周期的に生じている。
第1実施形態では、壁体200が設けられているため、振動Xが抑制されることに留意すべきである。
(作用及び効果)
第1実施形態では、ビードコア110で折り返されたカーカス層120の端部121(すなわち、剛性段差部)に対してタイヤ幅方向の位置に複数の壁体200が設けられる。従って、剛性段差部の変形を抑制することができ、タイヤ100の振動に伴う騒音を抑制することができる。
第1実施形態では、複数の壁体200は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられる。従って、タイヤ周方向に沿って周期性を有する振動を抑制することができ、タイヤの振動に伴う騒音を抑制することができる。
また、トレッドゴムよりも減衰性が高いシート状ゴムを壁体200に設ける必要がないため、転がり抵抗の悪化が抑制される。
[変更例1]
以下において、第1実施形態の変更例1について説明する。以下においては、第1実施形態に対する相違点について主として説明する。
第1実施形態では、壁体200は、タイヤ100の表面からタイヤ幅方向の外側に突出している。
これに対して、変更例1では、壁体200は、図6に示すように、タイヤ100の表面を構成するゴム(例えば、サイドウォール部20)内に設けられる。詳細には、壁体200は、タイヤ幅方向においてカーカス層120が重複する位置で、カーカス層120に挟まれるように設けられる。
なお、変更例1においても、第1実施形態と同様に、折り返されたカーカス層120の端部121に対してタイヤ幅方向の位置に壁体200が配置されることに留意すべきである。
但し、騒音レベル低減効果にいては、第1実施形態の方が変更例1よりも高いことに留意すべきである。
[評価結果]
以下において、実施形態に係るタイヤの評価結果について説明する。詳細には、以下の条件に従って、タイヤを車両に装着して、車両の走行試験を行って、タイヤの特性を評価した。
(共通条件)
タイヤのサイズ=265/70R17
タイヤの内圧=180kPa
荷重=8.9kN
(評価結果1)
評価結果1では、従来例1、従来例2、実施例1に係るタイヤについて、騒音レベル及び転がり抵抗を指数で評価した。図7は、評価結果1を示す図である。
従来例1に係るタイヤは、騒音に対する対策が施されていない一般的なタイヤである。すなわち、タイヤは、トレッドゴムよりも減衰性が高いシート状ゴムがトレッド部に設けられておらず、かつ、第1実施形態に係る壁体が設けられていないタイヤである。
従来例2に係るタイヤは、トレッドゴムよりも減衰性が高いシート状ゴムがトレッド部に設けられたタイヤである。
実施例1に係るタイヤは、第1実施形態に係る壁体が設けられたタイヤである。実施例1に係るタイヤには、8つの壁体が設けられている。
図7に示すように、実施例1では、従来例1に比べて、騒音レベルが約10%改善しており、従来例2に比べて、騒音レベルが約5%改善した。また、実施例1では、従来例1に比べて、転がり抵抗がほとんど低下せず、従来例2に比べて、転がり抵抗が大幅に改善した。
(評価結果2)
評価結果2では、実施例1に係るタイヤについて、以下のパラメータを変更して、騒音レベル低減量(dB)を評価した。図8及び図9は、評価結果2を示す図である。
A:壁体が設けられる部位において、壁体を除いた部位のタイヤ幅方向の厚み(図3を参照)
B:タイヤ径方向における壁体の高さ(図3を参照)
C:タイヤ幅方向における壁体の厚み(図3を参照)
第1に、C/A=0.5のときに、B/Aのパラメータを変更したケースについて、図8を参照しながら説明する。図8に示すように、B/Aが1よりも大きくかつ5よりも小さい場合に、0.5dB以上の騒音レベル低減効果が得られた。従って、A及びBは、A<B<5Aの関係を満たすことが好ましいことが確認された。
第2に、B/A=1のときに、C/Aのパラメータを変更したケースについて、図9を参照しながら説明する。図9に示すように、C/Aが0.5よりも大きい場合に、0.5dB以上の騒音レベル低減効果が得られた。従って、A及びCは、C>0.5Aの関係を満たすことが好ましいことが確認された。
(評価結果3)
評価結果3では、実施例1に係るタイヤについて、壁体の数を変更して、騒音レベル低減量(dB)を評価した。図10は、評価結果3を示す図である。
図10に示すように、壁体の数が8以上かつ36以下である場合に、0.5dB以上の騒音レベル低減効果が得られた。
(評価結果4)
評価結果4では、実施例1に係るタイヤについて、以下のパラメータを変更して、騒音レベル低減量(dB)を評価した。表1は、評価結果4を示す表である。
D:壁体200のタイヤ周方向におけるサイズ(図4を参照)
E:隣接する二つの壁体200の間隔(図4を参照)

Figure 0005932785

壁体200の数が8つのときに、D及びEのパラメータを変更したケースについて、表1を参照しながら説明する。表1に示すように、D:Eが、5:5以上、かつ、9:1以下である場合に、0.5dB以上の騒音レベル低減効果が得られた。従って、D及びEは、“5:5≦D:E≦9:1”の関係を満たすことが好ましいことが確認された。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では、壁体200は、折り返されたカーカス層120の端部121に対してタイヤ幅方向の位置に配置される。壁体200は、カーカス層120の端部121(剛性段差部)を補強できればよいため、タイヤ径方向において端部121に対して多少の誤差を持って配置されてもよいことは勿論である。
なお、日本国特許出願第2011−118155号(2011年5月26日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明によれば、転がり抵抗の増大を抑制しながら、騒音を低減するタイヤを提供することができる。

Claims (9)

  1. 1対のビードコアと、前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層とを備えるタイヤであって、
    前記カーカス層は、前記ビードコアでタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されており、
    前記ビードコアで折り返されたカーカス層の端部に対して前記タイヤ幅方向の位置に複数の壁体が設けられており、
    前記複数の壁体は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられており、
    前記複数の壁体のタイヤ周方向におけるサイズDと、隣接する二つの壁体の間隔Eとの関係が、5:5≦D:E≦9:1を満たすことを特徴とするタイヤ。
  2. 1対のビードコアと、前記1対のビードコア間に跨るトロイダル形状を有するカーカス層とを備えるタイヤであって、
    前記カーカス層は、前記ビードコアでタイヤ幅方向の外側に向けて折り返されており、
    前記ビードコアで折り返されたカーカス層の端部に対して前記タイヤ幅方向の位置に複数の壁体が設けられており、
    前記複数の壁体は、タイヤ周方向に沿って間隔を空けて設けられており、
    前記複数の壁体は、タイヤ幅方向において前記カーカス層が重複する位置で、前記カーカス層に挟まれるように設けられることを特徴とするタイヤ。
  3. 前記複数の壁体のうち、1つの壁体は、タイヤ径方向のサイズよりも前記タイヤ周方向のサイズが大きい形状を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  4. 前記複数の壁体は、前記タイヤの表面から前記タイヤ幅方向の外側に突出することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  5. 前記複数の壁体の数は、8以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  6. サイドウォールのタイヤ幅方向における厚みAと、前記複数の壁体のタイヤ径方向における高さBと、前記複数の壁体のタイヤ幅方向における厚みCとの関係が、C>0.5A、及びA<B<5Aのうち、少なくとも一方を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  7. サイドウォールのタイヤ幅方向における厚みAが、2mm〜6mmの範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  8. 前記複数の壁体のタイヤ径方向における高さBが、10mm〜16mmの範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
  9. 前記複数の壁体のタイヤ幅方向における厚みCが、2mm〜4mmの範囲内であることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ。
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