JP2005138739A - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】 タイヤ接地幅の狭小化により軽量化を図りながら、ベルト部の耐久性の維持と高周波ロードノイズの低減とを両立させた空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】 トレッド部2にショルダー部3側に延びるラグ溝10を有すると共に、複数のベルト層1B、2Bを配置し、最外ベルト層2Bの幅BW2 とタイヤ接地幅GCWとの比BW2 /GCWが1.03以下であり、かつ偏平率65%以下のタイヤで、タイヤ接地幅GCWとタイヤ最大幅SWとの比GCW/SWが0.70以下である空気入りタイヤ1において、ラグ溝10のショルダー部3側の端部Pを最大幅を有するベルト層1Bの端部Qよりタイヤ軸方向のセンター側に位置させると共に、該端部Pの外側に接するリブ領域Rを設け、該リブ領域Rの幅に対応するタイヤ径方向高さH1を端部Pとタイヤ最大幅位置Wとの間のタイヤ径方向高さHの1/6以上とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、軽量化を図りながら、ベルト部の耐久性の維持と高周波ロードノイズの低減とを両立させた空気入りタイヤに関する。
タイヤの軽量化の一環として、トレッド部の軽量化を図るためにタイヤの接地幅を狭くすると共に、これに伴ないベルト幅を狭くするようにしたものがある。しかし、ベルト幅を狭くすることによって高周波帯域(200〜315Hz)におけるロードノイズが増加したり、耐久性が低下するという問題があった。この傾向は特に偏平率が65%以下で、かつタイヤの接地幅がタイヤ最大幅の70%以下の偏平タイヤに顕著に表われていた。
従来、高周波帯域におけるロードノイズを低減する対策として、ベルト層の幅を拡幅したり(特許文献1参照。)、或いはバットレス部にタイヤ周方向に断続する凸部を形成する(特許文献2参照。)提案がある。しかしながら、かかる提案では、タイヤの軽量化には直接結びつかないという問題があった。
特開平10−100619号公報 特開2001−130223号公報
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、タイヤ接地幅の狭小化により軽量化を図りながら、ベルト部の耐久性の維持と高周波ロードノイズの低減とを両立させた空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にショルダー部側に延びるラグ溝を有すると共に、複数のベルト層を配置し、最外ベルト層の幅BW2 と前記タイヤ接地幅GCWとの比BW2 /GCWが1.03以下であり、かつ偏平率65%以下のタイヤで、前記タイヤ接地幅GCWとタイヤ最大幅SWとの比GCW/SWが0.70以下である空気入りタイヤにおいて、
前記ラグ溝のショルダー部側の端部Pを最大幅を有するベルト層端部Qよりタイヤ軸方向のセンター側に位置させると共に、該端部Pの外側に接するリブ領域Rを設け、該リブ領域Rの幅に対応するタイヤ径方向高さH1を前記端部Pとタイヤ最大幅位置Wとの間のタイヤ径方向高さHの1/6以上としたことを特徴とする。
本発明は、タイヤ接地幅の狭小化により軽量化した空気入りタイヤにおいて、ラグ溝のショルダー部側の端部を最大幅を有するベルト層端部よりタイヤ軸方向のセンター側に位置させると共に、そのラグ溝のショルダー部側端部の外側に位置したリブ領域を形成したので、ベルト層端部近傍のゴム厚の確保によりベルト層端部を保護して、ベルト部の耐久性を維持すると共に、剛性が確保されるため断面2次固有振動モードの振幅を抑制して高周波ロードノイズを抑制することができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の空気入りタイヤの一例を示す半断面図で、図2は図1の要部を示す断面図である。
空気入りタイヤ1は、左右一対のビード部5,5間にカーカス層6が装架され、その両端部6aがビード部5に埋設されたビードコア7の廻りにビードフィラー8を挟み込むようにタイヤ内側から外側に折り返され、サイドウォール部4の略中央部に達している。トレッド部2のカーカス層6の外周にはカーカス層6側に幅BW1 を有するベルト層1Bと、その外周側にベルト層1Bより狭い幅BW2 を有するベルト層2Bとが配置されている。トレッド部2のショルダー部3側にはタイヤ周方向に延びる主溝9に開口しタイヤ幅方向に延びるラグ溝10がタイヤ周方向に間欠的に形成されている。
本発明の空気入りタイヤ1は、偏平率が65%以下の偏平タイヤであって、タイヤ接地幅GCWとタイヤ最大幅SWとの比GCW/SWが0.70以下に、最外ベルト層2Bの幅BW2 とタイヤ接地幅GCWとの比BW2 /GCWが1.03以下に、それぞれ設定されている。ここで、タイヤ接地幅GCWとは、タイヤに正規内圧を充填し正規荷重を負荷した状態における接地幅をいい、図1ではその接地幅をトレッド部2の表面に沿ったタイヤ幅方向の長さとして表示している。また、タイヤ最大幅SWとは、タイヤに正規内圧を充填した状態におけるタイヤの最大幅をいう。
空気入りタイヤ1は、ラグ溝10のショルダー部3側の端部Pが最大幅を有するベルト層1Bの端部Qよりタイヤ軸方向センター側に位置すると共に、その端部Pの外側にリブ領域Rが隣接するように形成されている。このリブ領域Rは、端部Pからビード部5側に位置する点Sまで延長している。リブ領域Rの幅は、タイヤ径方向の高さにしてH1を有し、この高さH1はラグ溝10のショルダー部3側の端部Pとタイヤ最大幅位置Wとの間のタイヤ径方向高さHの1/6以上に設定されている。また、高さH1の上限としては、前記高さHの1/2以下であることが好ましい。また、リブ領域Rにおけるサイドウォール部4の仮想延長面Xから突出する壁面Yの高さを1〜3mmとするのが好ましく、さらに好ましくは、リブ領域Rを構成するゴム硬さをJIS−A硬度75以上とするとよい。
リブ領域Rの幅に対応するタイヤ径方向高さH1が端部Pとタイヤ最大幅位置Wとの間のタイヤ径方向高さHの1/6未満では高周波ロードノイズの低減が得られなくなり、1/2超では軽量化に対して不利になる。また、壁面Yの高さが1mm未満では上記と同様にベルト部の耐久性の維持と高周波ロードノイズの低減が得られなくなり、3mm超では上記と同様に軽量化に対して不利になる。
上記空気入りタイヤ1は、接地幅を狭小化することにより、軽量化を図りながら、ベルト層1B及び2Bの端部近傍にリブ領域Rを形成することによりゴム厚を確保してベルト層1B及び2Bの端部を保護し、ベルト部の耐久性を維持すると共に、剛性の向上によって断面2次固有振動モードの振幅を抑制して高周波ロードノイズの発生を抑制する。
上述するように、本発明の空気入りタイヤは、タイヤショルダー部にラグ溝を有し、トレッド部に複数のベルト層を配置した偏平率65%以下のタイヤの軽量化を図りながら、ベルト層端部近傍のゴム厚を確保してベルト部の耐久性の維持と高周波帯域におけるロードノイズの低減とを両立させるもので、上記の実施形態ではベルト層が2層の場合を例示したが、ベルト層の枚数はこれに限定されるものではなく、またタイヤの構造も上記の実施形態に限定されるものではない。
タイヤサイズ(205/55R16)及び表1に掲げる以外の仕様を共通にして、ラグ溝の端部Pの位置、リブ領域Rの有無と突出高さ、及びリブ領域Rのタイヤ径方向高さH1と上述する高さHとの比、をそれぞれ表1のように異ならせた従来タイヤ(従来例)、本発明タイヤ(実施例1〜4)及び比較タイヤ(比較例1〜5)を作製した。なお、各タイヤにおいて偏平率=55%、GCW/SW=0.68、BW2 /GCW=1.00、BW1 =150mm、BW2 =140mmとそれぞれ共通にした。
上記10種類のタイヤについて、以下の方法により重量、ロードノイズの増減及びベルト耐久性を調べ、その結果を表1に併記した。
〔重量〕
各タイヤの重量を測定し、その重量の逆数により軽量化の評価を行ない、その結果を従来例を100とする指数により表示した。数値が大きいほど優れていることを示す。
〔ロードノイズの増減〕
各タイヤを車両(国産2000cc、FF車セダン)に装着して、200kPaの空気圧を充填して試験路を走行させ、200〜315Hzの高周波帯域におけるロードノイズ(dB)を測定した。その結果を従来例を基準とした増減値(dB)によりロードノイズ(dB)として表示した。
〔ベルト耐久性〕
室内ドラム走行試験(速度81km/h、負荷荷重6.9kN)によりベルト部にクラックが発生し走行が不能になるまでの走行距離を測定し、その結果を従来例を100とする指数により表示した。数値が大きいほど優れていることを示す。
Figure 2005138739
表1から判るように、本発明タイヤは従来タイヤに比較して、軽量化を図りながらベルト部の耐久性の維持と200〜315Hzの高周波帯域におけるロードノイズの低減とを両立させていることがわかる。
本発明の空気入りタイヤの一例を示す半断面図である。 図1の要部を示す断面図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
2 トレッド部
3 ショルダー部
4 サイドウォール部
5 ビード部
10 ラグ溝
1B、2B ベルト層
GCW タイヤ接地幅
SW タイヤ最大幅

Claims (4)

  1. トレッド部にショルダー部側に延びるラグ溝を有すると共に、複数のベルト層を配置し、最外ベルト層の幅BW2 と前記タイヤ接地幅GCWとの比BW2 /GCWが1.03以下であり、かつ偏平率65%以下のタイヤで、前記タイヤ接地幅GCWとタイヤ最大幅SWとの比GCW/SWが0.70以下である空気入りタイヤにおいて、
    前記ラグ溝のショルダー部側の端部Pを最大幅を有するベルト層端部Qよりタイヤ軸方向のセンター側に位置させると共に、該端部Pの外側に接するリブ領域Rを設け、該リブ領域Rの幅に対応するタイヤ径方向高さH1を前記端部Pとタイヤ最大幅位置Wとの間のタイヤ径方向高さHの1/6以上とした空気入りタイヤ。
  2. 前記高さH1が前記高さHの1/2以下である請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記リブ領域Rのサイドウォール部の仮想延長面Xからの突出高さが1〜3mmである請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記リブ領域Rにおけるゴム硬さがJIS−A硬度75以上である請求項1、2又は3に記載の空気入りタイヤ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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