JP5932620B2 - 作業車両用フロントグリル - Google Patents

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Description

本発明は、トラクタなどの作業車両に設けられる作業車両用フロントグリルに関する。
トラクタなどの作業車両には、機体正面(エンジン搭載部の前方)を覆うフロントグリルが設けられている。例えば、特許文献1に示されるフロントグリルは、機体前方を向く前面部と、機体側方を向く側面部とを備えており、前面部及び側面部には、それぞれ多数の通気孔を介して冷却用の外気を取り込むための通気部が形成されている。
特開2005−343220号公報
上記のように、前面部及び側面部に通気部を備えるフロントグリルでは、前面部のみに通気部を備えるフロントグリルに比べて外気の吸気効率に優れるという利点があるものの、側面部の通気孔は、ラジエータ冷却ファンの外気の吸引方向に対して交差する方向を向いているので、前面部の通気孔に比べて外気を効率良く取り込むことができないという課題があった。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作されたものであって、作業車両の機体正面部を覆うフロントグリルであって、該フロントグリルに、機体前方を向く前面部と、機体側方を向くか、機体前方及び機体側方を向く側面部とを設けるとともに、前面部及び側面部に、それぞれ多数の通気孔を介して冷却用の外気を取り込むための通気部を形成し、さらに、側面部に形成される通気部の開口率が前面部に形成される通気部の開口率よりも大きくなるように、側面部の通気部に形成される通気孔の形状と、前面部の通気部に形成される通気孔の形状とを相違させたことを特徴とする。
また、前記側面部の通気部に形成される通気孔の形状は、機体走行時における外気の流れ方向に沿う長孔形状であることを特徴とする。
また、前記通気孔の内壁面は、孔入口側の角部を除去するアール部、及び/又は、孔入口側の孔幅を広げる勾配を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、側面部に形成される通気部の開口率が前面部に形成される通気部の開口率よりも大きくなるように、側面部の通気部に形成される通気孔の形状と、前面部の通気部に形成される通気孔の形状とを相違させたので、側面部における外気の吸気効率を前面部と同等に設定することが可能になる。
また、請求項2の発明によれば、側面部の通気部に形成される通気孔の形状は、機体走行時における外気の流れ方向に沿う長孔形状としたので、側面部の通気部に形成される通気孔を単純に大きくした場合に比べ、ゴミの侵入やフロントグリルの強度低下を抑制しつつ、側面部の吸気効率を向上させることができる。
また、請求項3の発明によれば、通気孔の内壁面は、孔入口側の角部を除去するアール部、及び/又は、孔入口側の孔幅を広げる勾配を有するので、通気孔における外気の流れを整流し、前面部及び側面部の吸気効率を向上させることができる。
トラクタの要部斜視図である。 エンジンルーム周辺のカバー類を取り外した状態を示すトラクタの要部斜視図である。 (A)は通気孔の孔形状を示すフロントグリルの正面図、(B)はその側面図である。 (A)は参考例に係るフロントグリルの平面図及び正面図、(B)は本発明に係るフロントグリルの平面図及び正面図である。 (A)はアールなしの通気孔とアールありの通気孔とを比較した断面図、(B)は勾配なしと勾配ありの通気孔を比較した断面図である。 (A)は通気部の板厚を示すフロントグリルの要部正面図、(B)は要部拡大斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1及び図2において、1はトラクタ(作業車両)の走行機体であって、該走行機体1上には、エンジン2を搭載するためのエンジン搭載部3や、運転座席4を備える操作部5が構成されている。エンジン搭載部3には、エンジン2の他に、エンジン2の冷却水を冷却するラジエータ6、冷却用の外気を吸引する冷却ファン7、エンジン2の排気音を消音するマフラ8などが設けられており、エンジン2から出力される動力は、トランスミッション9を介して走行部や作業部に伝動される。
エンジン搭載部3は、走行機体1の前部に構成されており、前方がフロントグリル10、上方がボンネット11、左右側方がサイドカバー12で覆われている。フロントグリル10には、冷却用の外気を取り込むための通気部10a、10bが形成される一方、サイドカバー12には、冷却風を排気するための通気部12aが形成されており、また、ボンネット11は、エンジン搭載部3のメンテナンスを行なうために開閉自在に構成されている。
なお、本実施形態では、フロントグリル部を上下に分割するとともに、下側フロントグリル部をフロントグリル10で構成し、上側フロントグリル部をボンネット11と一体的に構成しているが、本発明は、上側フロントグリル部及び/又は下側フロントグリル部に適用でき、また、上下に分割されていないフロントグリル部にも適用することができる。
つぎに、本発明の要部であるフロントグリル10について、図3〜図6を参照して詳細に説明する。
図3及び図4に示すように、フロントグリル10は、機体前方を向く前面部10cと、機体前方及び機体側方を向くように平面視で傾斜した左右の側面部10dとを備える。前面部10c及び側面部10dには、それぞれ多数の通気孔10e、10fを介して冷却用の外気を取り込むための通気部10a、10bが形成されている。なお、本実施形態では、フロントグリル10を樹脂成形するにあたり、通気部10a、10bも樹脂で一体成形しているが、通気部10a、10bをパンチングメタルなどの別部材で構成し、これをフロントグリル本体に取り付けるものであってもよい。
上記のように、前面部10c及び側面部10dに通気部10a、10bを備えるフロントグリル10では、前面部10cのみに通気部10aを備えるフロントグリルに比べて外気の吸気効率に優れるという利点があるものの、側面部10dの通気孔10fは、冷却ファン7の外気の吸引方向や、機体走行時における外気の流れ方向に対して交差する方向を向いているので、前面部10cの通気孔10eに比べて外気を効率良く取り込むことが難しい。
そこで、本発明の実施形態に係るフロントグリル10では、側面部10dに形成される通気部10bの開口率が前面部10cに形成される通気部10aの開口率よりも大きくなるように、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10fの形状と、前面部10cの通気部10aに形成される通気孔10eの形状とを相違させている。このようにすると、側面部10dにおける外気の吸気効率を前面部10cと同等に設定することが可能になる。
本実施形態では、側面部10dに形成される通気部10bの開口率が前面部10cに形成される通気部10aの開口率よりも大きくなるように、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10eの形状を設定するにあたり、該通気孔10eの形状を、機体走行時における外気の流れ方向(前後方向)に沿う長孔形状としている。
このようにすると、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10eを単純に大きくした場合に比べ、ゴミの侵入やフロントグリル10の強度低下を抑制しつつ、側面部10dの吸気効率を向上させることができる。しかも、本実施形態のフロントグリル10では、側面部10dが機体前方及び機体側方を向くように平面視で傾斜しているので、側面部10dの通気孔10eを前後方向に沿う長孔形状とした場合、図4の(B)に示すように、フロントグリル10を機体前方から見たとき、言い換えれば、機体走行時における外気流れ方向の上流側からフロントグリル10を見たとき、側面部10dの通気孔10eを介してエンジン搭載部3の内部を直視することが可能となり、その結果、図4の(A)に示す参考例に比べ、側面部10dの前方開口率を高めて吸気効率を飛躍的に向上させることが可能になる。
また、図5に示すように、本実施形態のフロントグリル10では、通気孔10e、10fにおける外気の流れを整流するために、通気孔10e、10fの内壁面にアール部10gや勾配10hを設けている。図5の(A)に示すように、アール部10gは、通気孔10e、10fにおける孔入口側の角部を除去するものであり、勾配10hは、通気孔10e、10fにおける孔入口側の孔幅を広げるように形成されており、いずれも通気孔10e、10fにおける外気の流れを整流し、前面部10c及び側面部10dの吸気効率を向上させる。
また、図6に示すように、本実施形態のフロントグリル10では、強度的に許容される範囲内で側面部10dにおける通気部10bの板厚を可及的に薄くしている。このようにすると、側面部10dの前方開口率を高めて吸気効率をさらに向上させることが可能になる。
叙述の如く構成された本実施形態によれば、作業車両の機体正面部を覆うフロントグリル10であって、該フロントグリル10に、機体前方を向く前面部10cと、機体前方及び機体側方を向く側面部10dとを設けるとともに、前面部10c及び側面部10dに、それぞれ多数の通気孔10e、10fを介して冷却用の外気を取り込むための通気部10a、10bを形成し、さらに、側面部10dに形成される通気部10bの開口率が前面部10cに形成される通気部10aの開口率よりも大きくなるように、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10fの形状と、前面部10cの通気部10aに形成される通気孔10eの形状とを相違させたので、側面部10dにおける外気の吸気効率を前面部10cと同等に設定することが可能になる。
また、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10fの形状は、機体走行時における外気の流れ方向に沿う長孔形状としたので、側面部10dの通気部10bに形成される通気孔10fを単純に大きくした場合に比べ、ゴミの侵入やフロントグリル10の強度低下を抑制しつつ、側面部10dの吸気効率を向上させることができる。
また、通気孔10e、10fの内壁面は、孔入口側の角部を除去するアール部10gや孔入口側の孔幅を広げる勾配10hを有するので、通気孔10e、10fにおける外気の流れを整流し、前面部10c及び側面部10dの吸気効率を向上させることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されないことは勿論であって、特許請求の範囲を逸脱しなければ、様々な変更を行なうことができる。例えば、前記実施形態のフロントグリルは、側面部が機体前方及び機体側方を向くように平面視で傾斜しているが、側面部が機体前方を向かず、もっぱら機体側方を向くように形成されたフロントグリルにおいても本発明が実施可能であることは言うまでもない。
1 走行機体
2 エンジン
3 エンジン搭載部
5 操作部
6 ラジエータ
7 冷却ファン
10 フロントグリル
10a 通気部
10b 通気部
10c 前面部
10d 側面部
10e 通気孔
10f 通気孔
10g アール部
10h 勾配
11 ボンネット
12 サイドカバー

Claims (3)

  1. 作業車両の機体正面部を覆うフロントグリルであって、
    該フロントグリルに、機体前方を向く前面部と、機体側方を向くか、機体前方及び機体側方を向く側面部とを設けるとともに、前面部及び側面部に、それぞれ多数の通気孔を介して冷却用の外気を取り込むための通気部を形成し、さらに、側面部に形成される通気部の開口率が前面部に形成される通気部の開口率よりも大きくなるように、側面部の通気部に形成される通気孔の形状と、前面部の通気部に形成される通気孔の形状とを相違させたことを特徴とする作業車両用フロントグリル。
  2. 前記側面部の通気部に形成される通気孔の形状は、機体走行時における外気の流れ方向に沿う長孔形状であることを特徴とする請求項1に記載の作業車両用フロントグリル。
  3. 前記通気孔の内壁面は、孔入口側の角部を除去するアール部、及び/又は、孔入口側の孔幅を広げる勾配を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車両用フロントグリル。
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