JP5932353B2 - 遊技情報管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技者が大当り中の獲得価値を通常の遊技よりも多くなるような遊技が可能な遊技機を管理するのに好適な遊技情報管理システムに関する。
パチンコ機等の遊技機が設置される遊技場を管理する場合、大当り中の出玉(T1Y)を管理することは非常に重要であり、従来は、特許文献1のように発生した大当り全てを対象としてT1Yを管理していた。
T1Yは大当り中の払出玉(セーフ)と消費玉(アウト)との差であるため、セーフとアウトのいずれか一方が変化すればT1Yも変化する。そして、遊技場ではセーフをほぼ一定(ラウンド終了条件となる大入賞口への入賞分のセーフ)とする一方、アウトを調整することでT1Yを調整している。
特開2000−140365号公報
しかしながら、近年は大当り中にスムーズに遊技を行うことを目的として、大入賞口を盤面の右側に配置し、大当り中は釘の影響が少ない盤面の右側を狙い撃ちする所謂右打ちを行う遊技機が主流を占めている。そして、この右打ちを行う遊技機に対して、大入賞口への入賞数がラウンド終了条件となる大入賞口への入賞数よりも多くなる所謂オーバーフローを狙ったひねり打ちと呼ばれる攻略法を行ってオーバーフローを発生させ、大入賞口への入賞数を増やし、セーフを多くする遊技者が多くなっている。このため、T1Yを単純に管理するだけでは、遊技者が攻略を行ってT1Yが多くなっているのか、釘調整が甘いことでT1Yが多くなっているのかを把握することや攻略法を行う遊技者の技術レベルの把握等が難しくなってきている。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、遊技者が大当り中の獲得価値を通常の遊技よりも多くなるような遊技を行った場合であっても、適切に大当り中の出玉を管理し得る遊技情報管理システムを提供することにある。
本発明は、遊技者が遊技する遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報であって、遊技者が消費した遊技価値であるアウト、入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値であるセーフ、及び大当りの発生を含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報により、大当りが発生した期間である大当り期間における前記アウトである大当りアウトを特定可能な大当りアウト情報と、前記大当り期間における前記セーフである大当りセーフを特定可能な大当りセーフ情報と、前記大当り期間における前記セーフと前記アウトの差である大当り獲得価値を特定可能な大当り獲得価値情報とを管理する遊技情報管理手段と、予め設定される基準セーフと、前記大当りアウトとの差である修正大当り獲得価値を発生した大当り別に演算する演算処理を行う演算手段と、前記演算手段により演算された修正大当り獲得価値により特定される修正大当り獲得情報を、前記大当り獲得価値情報と比較可能に出力する出力手段と、を備えたものである(請求項1)。
請求項1記載の遊技情報管理システムにおいて、
前記遊技情報特定手段による特定結果により、前記大当りセーフ情報が予め設定される上級範囲に属する大当りを上級大当りとして区分けする大当り区分手段を備え、前記演算手段は、前記大当り区分手段により上級大当りとして区分けされた大当りを対象として前記演算処理を行うようにしてもよい(請求項2)。
請求項2記載の遊技情報管理システムにおいて、
前記遊技情報特定手段による特定結果により、遊技機にて発生した連荘期間を特定する連荘特定手段を備え、前記情報特定手段は、前記遊技信号により遊技機の遊技状態を遊技情報として特定する一方、その特定した遊技情報により成立する予め設定される連荘終了条件が成立したことを特定し、前記連荘特定手段は、遊技機の通常状態において大当りが発生してから前記連荘条件終了条件が成立するまでの期間を前記連荘期間として特定する一方、同一の連荘期間に発生した大当りを特定し、前記大当り区分手段は、前記連荘期間中に予め設定される上級特定数分の前記上級大当りを特定した場合に、当該連荘期間に発生した大当りを、一般の遊技者が行う遊技方法とは異なる遊技方法の遊技者により遊技された大当りである第1大当りとし、それ以外の大当りである第2大当りと区分けし、前記演算手段は、前記大当り区分手段により前記第2大当りとして区分けされた大当りを除外して前記演算処理を行い、前記出力手段は、前記第1大当りについての大当り獲得価値を前記修正大当り獲得価値とする一方、前記第2大当りについての大当り獲得価値は前記遊技情報管理手段により管理される前記大当り獲得価値情報により特定される大当り獲得価値として、前記第1大当り、及び前記第2大当りを対象とした前記大当り獲得価値の大当り1回当りの平均値を特定可能な情報を前記修正大当り獲得価値情報として出力するようにしてもよい(請求項3)。
請求項3記載の遊技情報管理システムにおいて、
前記大当り区分手段は、前記連荘期間中に前記上級特定数分の前記上級大当りとして前記上級特定数特定した場合であっても、当該連荘期間に発生した大当りの内、前記大当りセーフ情報が予め設定される一般範囲に属する大当りについては前記第2大当りとして区分けするようにしてもよい(請求項4)。
請求項3又は4記載の遊技情報管理システムにおいて、
前記出力手段は、前記第1大当りについての大当り獲得価値を前記修正大当り獲得価値とする一方、前記第2大当りについての大当り獲得価値は前記遊技情報管理手段により管理される前記大当り獲得価値情報により特定される大当り獲得価値として、大当りの発生順の履歴形式で前記大当り獲得価値を出力し、前記第1大当りに対応した大当り獲得価値を識別出力するようにしてもよい(請求項5)。
請求項1の発明によれば、修正大当り獲得価値を演算することで、所謂ひねり打ち等の一般の遊技者が行う遊技方法とは異なる遊技方法(攻略法)により大当りが遊技された場合であっても、攻略法を駆使して遊技が行われることに影響を受けずに大当り獲得価値を管理出来る。また、実際の大当り獲得価値と修正大当り獲得価値とを比較することで、攻略法によりどの程度の影響が大当り獲得価値に現れるのかを管理出来るようになる。
請求項2の発明によれば、上級大当りを対象として大当り獲得価値を修正するようになるので、より適切に大当り獲得価値を修正可能となる。
請求項3の発明によれば、上級大当りだけでなく遊技者の交替が想定し難い連荘中の他の大当りも第1大当りとして判定し、その第1大当りを対象として大当り獲得価値を修正するようになるので、例えば大当り獲得価値を修正しないことが望ましい一般の遊技者が偶々通常よりも多くの大当り獲得価値を得た場合には大当り獲得価値を修正せず、大当り獲得価値を修正することが望ましい攻略を行ったが上手くいかなかった場合には大当り獲得価値を修正した上で、大当り獲得価値の平均値を把握し得るようになり、その精度を高めることが可能となる。
請求項4の発明によれば、攻略法を行う遊技者も毎回攻略を行うとは限らないが、連荘中に攻略法を実践するか否かを区分け出来るので、その判定精度がより高まる。
請求項5の発明によれば、履歴形式で大当り獲得価値を出力し、第1大当りを識別可能に出力することで、どのように修正して大当り獲得価値の平均値が演算されたのかを容易に把握し得るようになる。
本発明の一実施形態における遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示す図 遊技機の正面図 出玉分布設定を示す図 大当り毎の遊技履歴を示す図
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は遊技場用管理システムの全体構成を概略的に示している。遊技場には遊技機(パチンコ機)1に対応して貸出機2が設置されている。2台の遊技機1及び2台の貸出機2は1台の中継装置3に接続されており、中継装置3はLAN4を介して遊技場内の管理室に設置された管理装置5(遊技情報特定手段、遊技情報管理手段、演算手段、出力手段、大当り区分手段、連荘特定手段に相当)に接続されている。LAN4には島端計数機(図示せず)やPOS端末(図示せず)も接続されている。尚、図1では省略しているが、数百台の遊技機1が管理装置5の管理対象となる。本実施形態では上記したように遊技機としてパチンコ機を想定していることから、遊技媒体(遊技価値)としてパチンコ玉を想定している。
図2は遊技機1の正面図である。遊技機1は、発射装置を構成する操作ハンドル6を有すると共に、盤面7に、普図入賞口8、第1始動口9、第2始動口10、表示役物11の主体をなす液晶表示部11a、入賞口12、大入賞口13等を有する。
遊技機1は以下のように動作する。
第1始動口9又は第2始動口10への入賞に応じて大当り抽選を行い、抽選結果に基づき所謂特別図柄(特図)による図柄変動を表示部にて実行し、その結果に応じて大当りを発生させる。尚、所謂保留玉の上限数は合計4個で、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
第1始動口9は入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口10は普図抽選によって入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
大当り抽選の当選確率(大当り確率)は1/300で、大当りの内、大当り後に確変状態(確変)となる大当りの割合は66.6%(2/3)であり、大当りが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口13を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は9個で、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間の何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
大当りに対応するRは4R(通常大当り)と、16R(特別大当り)があり、その振分割合は各50%である。
確変中は大当り確率が1/30に向上すると共に、第2始動口10への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当りまで継続するため、大当り後に通常状態(通常)となる大当り(通常大当り)が発生するまで継続し、通常大当りが発生した場合は通常状態へと戻る。
遊技機1からは以下の信号が出力される。
・アウト信号=使用玉を回収するアウトBOXから出力される使用媒体数(アウト)を特定可能な信号(稼動信号)。回収(使用、打込)玉10玉に対して1パルスが出力されるので、「アウト信号数×10」をアウトとして特定。尚、遊技機1から出力される信号でも良い。
・セーフ信号=遊技機1から出力される払出媒体数(セーフ)を特定可能な信号。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定する。尚、補給装置から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
・始動信号=遊技機1から出力される始動入賞により変動(作動)する液晶表示部11aにおけるスタート(図柄変動、役物作動、単位遊技)を特定可能な信号。図柄変動確定時に出力されるので、信号入力に応じて図柄変動を特定する。尚、始動口に入賞したことを示す信号としても良い。
・大当り信号=遊技機1から出力される大当り期間を特定可能な信号。大当り中にレベル出力される状態信号なので大当り信号受信中を大当り中として特定する。
・特別状態信号=遊技機1から出力される特別状態(甘中)を特定可能な信号。第2始動口10の入賞率が向上する特別状態中(時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号受信中を特別状態中として特定する。尚、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。また、大当り信号と特別状態信号のいずれも受信しなくなった場合に連荘終了条件が成立したことを特定すると共に、大当り信号と特別状態信号のいずれも受信していない期間を通常状態として特定する。
次に遊技機1の遊技について説明する。
(一般の遊技方法)
通常状態時は第1始動口9への入賞率の高い左打ちルートAにより第1始動口9に入賞するよう盤面7の中央よりも左側を玉が通過する強度で玉を発射する左打ちを行う(図2参照)。
一方、大当り時には大入賞口13への入賞率の高い右打ちルートBにより大入賞口13に入賞するよう盤面7の中央よりも右側を玉が通過する強度で玉を発射する右打ちを1Rの上限入賞数となるまで行う(図2参照)。
(ひねり打ちによる遊技方法(攻略法))
大入賞口13の1Rの上限入賞数が9個であることから、大当りとなったら上限入賞数よりも1個少ない8個が大入賞口13に入賞するまで右打ちを行い、その後、図2に示す「ひねり打ちポイント」Cの辺りで表示役物11の上端11bと盤面7上端7aとの間で玉が転動して留まる程度の強度で玉を発射し、その後、右打ちに戻す。すると、「ひねり打ちポイント」Cにて転動して留まっている玉に、その後の玉が追いつき、2つの玉がほぼ同時期に右打ちルートBを転動し、同時期に大入賞口13に入賞する。即ち、上限入賞数である9個目の玉の入賞により大入賞口13が閉鎖する前に、9個目の玉と同時期に右打ちルートBを転動した10個目の玉が大入賞口13に入賞し、上限入賞数よりも多くの玉が入賞するオーバーフローが発生する。これにより、大入賞口13の入賞数が増え、T1セーフ(大当り中のセーフ)が「一般の遊技」と比較して多くなる。尚、上記のように発射強度を変える場合に素早くハンドルを操作する様子がハンドルをひねっているように見えるので、このような遊技方法がひねり打ちと呼ばれる。
管理者は、遊技者が上級者かを判断するための出玉分布設定を管理装置5に設定可能となっている。
図3は管理装置5に設定された出玉分布設定を示しており、次の各項目が設定されている。
・台番範囲=機種に属する台番範囲。
・出玉=出玉範囲における「出玉」の対象とする遊技情報。セーフと差玉(セーフ−アウト)から選択し、選択した方が「出玉」となる。
・出玉範囲=機種のスペック等を考慮した大当り時の出玉範囲。2つの出玉範囲が設定可能で、大当りの発生頻度や出玉等を考慮して設定する。尚、重複した範囲も設定可能。また、全ての大当りに対応した範囲を設ける必要は無い。
・上級範囲=機種のスペック等を考慮した大当り時のセーフ(T1セーフ)に対する範囲で、この範囲にT1セーフが属する大当りが発生した場合に攻略法を行う上級者が遊技した大当り(上級大当り、第1大当りに相当)と判定する。尚、以降も含め機種Bのような「−」は攻略法が存在せず、上級者か否かを判定する必要等が無い場合に設定する。
・上級特定=大当り数に対する設定値で、連荘中に上級大当りが発生した場合に連荘中の他の大当りを上級者が発生させたと判定するための設定値。連荘中に上級大当りをこの設定値以上特定した場合に、その連荘中の他の大当りも上級者が発生させたと判定する。
・一般範囲=機種のスペック等を考慮したT1セーフに対する範囲で、この範囲にT1セーフが属する大当り(第2大当りに相当)は攻略法を行わずに遊技したと判定する。
・基準セーフ=上級者により攻略法が行われた場合でも、その攻略法が行われ無かったとして大当り中の差玉(T1Y)を演算するための基準値。出玉範囲1と出玉範囲2に対応付けて設定する。
管理装置5は、遊技機1からの遊技信号に基づいて遊技情報を特定して遊技履歴を管理する。
図4は大当り毎の遊技履歴を示しており、次の各項目が設定されている。
・S=始動信号により特定される大当りが発生するまでのスタート(図柄変動数)。
・T1アウト(大当りアウト情報に相当)=大当り中のアウト。尚、アウトとはアウト信号により特定される遊技機1にて消費した遊技媒体数(消費価値)。
・T1セーフ(大当りセーフ情報に相当)=大当り中のセーフ。尚、セーフとはセーフ信号により特定される遊技機1への入賞により獲得した遊技媒体数(入賞獲得価値)。
・T1Y(大当り獲得価値情報に相当)=大当り中の差玉(セーフ−アウト)。
・振分=出玉により振分けた大当り区分。出玉が第1範囲に属すれば「1」、第2範囲に属すれば「2」、いずれにも属しなければ「他」。
・技量=T1セーフにより振分けた遊技者の技量。攻略法を使っていなければ「一般」、使っていれば「上級」。
・一般T1Y、上級T1Y=技量により振分けた「一般」と「上級」とに区分けして抽出した各々のT1Y。尚、「上級大当り」とT1セーフが一般範囲に属する大当りとを識別出力している。
・修正T1Y(修正大当り獲得価値情報に相当)=「上級」についてT1セーフを基準セーフとして修正したT1Y。尚、「一般」については修正対象としない。また、修正した(上級の)T1Yを識別出力。
・第*範囲、全体=第*範囲は振分により振分けた各項目のレコード(大当り)平均と合計で、全体は全ての大当りのレコード平均と合計。尚、振分は対応するレコード(大当り)数を示し、技量は対応する大当りの内、上級と判定した大当りの割合(上級率)を示す。
管理装置5は、上述した(ひねり打ちによる遊技)にて説明した攻略法を遊技者が行ったかをT1セーフにより判定する。つまりT1セーフが図3の上級範囲に属する大当りを上級大当りとする。
連荘中に上級大当りが1回でもあれば、その連荘中は上級者が遊技したとして図4のように「上級」とするが、T1セーフが一般範囲に属する大当りは連荘中に上級大当りがあっても「一般」とする。
「上級」と「一般」とに区分けした大当りのT1Yを各々抽出して、平均値等を図4の通り出力(表示又は印字)する。
T1セーフを図3の基準セーフとしてT1Yを修正した修正T1Yを識別出力(図4中に左斜線で示す)する。
機種Aの具体的な遊技履歴の一例について図4を参照して説明する。管理装置5は、従来同様に「振分」にてラウンド数等による大当りの振分を区分けする一方、T1セーフが上級範囲に属するか否かにより上級大当りを特定し、攻略法を駆使した上級者による遊技(上級)か否か(一般)を判定している。
ここで、「技量」の特定は連荘単位で行う。即ち、連荘中に遊技者が交替することは想定し難いため、連荘中は1人の遊技者により遊技されていると見做して「技量」を判定する。
本実施形態では、連荘とは通常状態にて大当りが発生してから再び通常状態へと戻るまでとしており、図4では2重線により仕切っている。
連荘中にT1セーフが「上級範囲」に属する大当り(上級大当り)が図3の「上級特定」以上発生した場合にはその連荘中の他の大当りも含めて「上級」と判定する。例えばNO.1やNO.6〜8の連荘中では一度も上級大当りが発生していないため、全ての大当りが「一般」と判定される。
一方、NO.2〜NO.5における連荘では、NO.3は上級大当りでないものの、NO.4が上級大当りであると共に図3の「上級特定」が1のため「上級」に区分けされている。また、「振分」が1となるNO.2は図3にて第1範囲に上級範囲が設定されていないものの、NO.3の上級大当りにより「上級」に区分けされる。NO.9〜NO.11の連荘も同様に判定されている。尚、上級大当りを識別出力(図中に右斜線で示す)している。
ここで、NO.5の大当り(第2大当りに相当)は同一連荘中のNO.4が上級大当りであるものの、「一般」と判定している。これは同一の上級者であっても攻略法を選択的に実行する場合を想定しており、T1セーフが図3の「一般範囲」に属する大当りについては「一般」に区分けし、識別出力(図中に交差線で示す)している。
更にNO.3はNO.7とT1セーフが同一であるが、これは上級者が攻略法を大当りの一部だけ実行した又は失敗した場合と、一般の遊技者が遊技した場合に偶々オーバーフローが発生した場合とを想定している。即ち、NO.3は連荘中に上級大当りがあり上級者が攻略法による遊技を行ったが、失敗等により余り効果が無かった場合を想定しており、NO.7は一般の遊技者が偶々オーバーフローにより出玉を得た場合を想定し、これを連荘中の他の大当りが「上級」か「一般」かにより区分けしている。
このように区分けすることで、従来は第2範囲のT1Yの平均だけを参照して、T1Yが高く大入賞口13の入賞率を下げる必要があると判断し、結果、一般遊技者が遊技した場合に不満の残る入賞率としていたのが、第2範囲の「一般T1Y」の平均を参照することで適正であると判断するようになり、誤った判断により一般の遊技者に不満の残る釘調整が行われることを防止出来る。
一方、第2範囲の「上級T1Y」の平均を参照すれば、攻略法が実践された場合にどの程度の出玉となるのか、即ち遊技者の技術レベルの目星を付けることが出来る。この目星によりT1Yが少なければ攻略法を行うことを推奨して機種の興趣を高めるような運用を行えば良いし、多ければ攻略法を禁止するような運用を行えば良い。尚、禁止する場合、「上級」と判定した場合に遊技場従業員に対してその旨を報知することで、その禁止運用を適切にサポート出来る。この場合、上級率を参照することにより、どの程度、攻略法が実践されているのかも把握可能となる。
また、修正T1Yにより遊技情報の母体数が少なくなること無く、一般の遊技者が遊技した場合のT1Yを管理出来る。この場合、上級と判定したことを条件としてT1Yを修正するので、一般の遊技者が偶々オーバーフローした場合も考慮して修正T1Yを管理出来る。
T1セーフを予め設定した基準セーフとしてT1Yを修正し、その修正したT1Yを実際のT1Yと比較可能に出力するようにしたので、所謂ひねり打ち等の一般の遊技者が行う遊技方法とは異なる遊技方法(攻略法)により大当りが遊技された場合であっても、攻略法を駆使して遊技が行われることに影響を受けずにT1Yを管理出来る。また、実際のT1Yと修正T1Yとを比較することで、攻略法によりどの程度の影響が大当り獲得価値に現れるのかを管理出来るようになる。
上級大当りを対象としてT1Yを修正するので、より適切に大当り獲得価値を修正可能となる。
「一般」を除外してT1Yを修正するようにしたので、例えばT1Yを修正しないことが望ましい一般の遊技者が偶々通常よりも多くのT1Yを得た場合にはT1Yを修正せず、T1Yを修正することが望ましい攻略を行ったが上手くいかなかった場合にはT1Yを修正した上で、T1Yの平均値を把握し得るようになり、その精度を高めることが可能となる。
T1セーフが一般範囲に属する大当りは同一連荘中に上級大当りがあっても「一般」とするようにしたので、連荘中に攻略法を実践するか否かを区分け出来、その判定精度がより高まる。
履歴形式で修正T1Yを出力し、修正した大当りを識別可能に出力するようにしたので、どのように修正して大当り獲得価値の平均値が演算されたのかを容易に把握し得るようになる。
(その他の実施形態)
連荘中に上級大当りがある場合に他の大当りを「上級」と判定したが、遊技者の遊技が終了するのを検知するまで「上級」と判定する期間を延長しても良い。例えばアウト信号により作動する所謂稼動タイマ(180秒程度)がタイムアップした場合や、遊技情報から持玉(売上玉+セーフ−アウト)を特定して、その持玉がある状態で売上が発生した場合等の周知の客交替判定を採用しても良い。
連荘の判定として通常状態に戻るまでとしたが、大当りや特別状態の終了後に設定数分のスタートを特定するまで等、周知の連荘判定を採用しても良い。
一般範囲に属する場合に「一般」としたが、このような処理を必ずしも行う必要は無く、上級大当りが属する期間の大当りを全て「上級」と判定しても良い。また、上級特定について「予め設定される上級特定数特定した場合」とは実施形態に示した通り、1回以上、即ち、上級大当りが発生したか否かの概念も含む。
出玉範囲1について出玉範囲2により上級大当りを特定した場合に「上級」と判定したが、出玉範囲2と同様の処理を行っても良い。
修正T1YとしてT1Yを修正する場合に「上級」であることを条件として修正したが、無条件に基準セーフをT1セーフとして修正しても良い。また、出玉範囲2のみとする等、特定の大当りだけを修正対象としても良い。上級T1Yを修正する場合にT1セーフと基準セーフとの差分を大入賞口賞球数により除した値を示す数値は、ひねり打ちにより増加したアウトと想定出来るため、T1アウトに加算して修正T1Yを特定しても良い。例えば図4のNO.4において大入賞口賞球数が15である場合、(T1セーフ(2320)−基準セーフ(2160))÷大入賞口賞球数(15)≒11なので、基準セーフ(2160)−(T1アウト(250)+増加分アウト(11))=修正T1Y(1899)とする等。
出玉範囲による大当りの振分を出玉により振分けたが、大当りの発生期間(長さ)により大当りを振分けても良い。また、例えば出玉(例えば200個まで)の少ない大当りである所謂突確大当りか否かは大当りの発生期間により振分、それ以外の大当りは出玉により振分ける等、両者を複合させて大当りを振分けても良い。また、大当りの振分自体を行わない遊技機1に適用しても勿論良く、この場合は出玉範囲等による大当りの振分を行う必要がなくなる。
図3等の設定は遊技場管理者が任意に設定しても良いし、予め管理装置の製造メーカ等にて設定しておいても良いし、外部(例えばチェーン店本部等)の管理サーバから設定情報をダウンロードして設定するようにしても良い。
対象となる遊技機としては、例示したパチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機等、どのような遊技機を対象としても良い。また、遊技機内にて遊技媒体を循環させ、ポイントを付与することで収支が変動するような所謂封入式を対象としても勿論良く、この場合も考慮し、玉等の遊技媒体とポイントとを包含する遊技価値という表現を採用した。
例示した全ての遊技情報について遊技信号から直接的、或いは間接的に特定する等どのように特定しても良い。例えば大当り中の獲得価値とは大当り信号の出力中の出玉だけでなく、大当り信号の出力停止後に設けられる所謂遅延タイマの作動期間における出玉を含む遊技信号により間接的に特定出来る大当り中の獲得価値も含む。また、実施例上の数値や項目等は全て例示であり、どのような数値や項目等を採用しても良く、例示した各構成をどのように組合わせたり、採用しなかったりしても良い。更に、管理装置5が行う情報処理の一部を中継装置3等にて行う構成としても良い。
図面中、1は遊技機、2は貸出機、5は管理装置(遊技情報特定手段、遊技情報管理手段、演算手段、出力手段、大当り区分手段、連荘特定手段)である。

Claims (5)

  1. 遊技者が遊技する遊技機側から出力される遊技信号により特定される遊技情報であって、遊技者が消費した遊技価値であるアウト、入賞に応じて遊技者に付与された遊技価値であるセーフ、及び大当りの発生を含む遊技情報を特定する遊技情報特定手段と、
    前記遊技情報特定手段により特定される遊技情報により、大当りが発生した期間である大当り期間における前記アウトである大当りアウトを特定可能な大当りアウト情報と、前記大当り期間における前記セーフである大当りセーフを特定可能な大当りセーフ情報と、前記大当り期間における前記セーフと前記アウトの差である大当り獲得価値を特定可能な大当り獲得価値情報とを管理する遊技情報管理手段と、
    予め設定される基準セーフと、前記大当りアウトとの差である修正大当り獲得価値を発生した大当り別に演算する演算処理を行う演算手段と、
    前記演算手段により演算された修正大当り獲得価値により特定される修正大当り獲得情報を、前記大当り獲得価値情報と比較可能に出力する出力手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技情報管理システム。
  2. 前記遊技情報特定手段による特定結果により、前記大当りセーフ情報が予め設定される上級範囲に属する大当りを上級大当りとして区分けする大当り区分手段を備え、
    前記演算手段は、前記大当り区分手段により上級大当りとして区分けされた大当りを対象として前記演算処理を行うことを特徴とする請求項1記載の遊技情報管理システム。
  3. 前記遊技情報特定手段による特定結果により、遊技機にて発生した連荘期間を特定する連荘特定手段を備え、
    前記情報特定手段は、前記遊技信号により遊技機の遊技状態を遊技情報として特定する一方、その特定した遊技情報により成立する予め設定される連荘終了条件が成立したことを特定し、
    前記連荘特定手段は、遊技機の通常状態において大当りが発生してから前記連荘条件終了条件が成立するまでの期間を前記連荘期間として特定する一方、同一の連荘期間に発生した大当りを特定し、
    前記大当り区分手段は、前記連荘期間中に予め設定される上級特定数分の前記上級大当りを特定した場合に、当該連荘期間に発生した大当りを、一般の遊技者が行う遊技方法とは異なる遊技方法の遊技者により遊技された大当りである第1大当りとし、それ以外の大当りである第2大当りと区分けし、
    前記演算手段は、前記大当り区分手段により前記第2大当りとして区分けされた大当りを除外して前記演算処理を行い、
    前記出力手段は、前記第1大当りについての大当り獲得価値を前記修正大当り獲得価値とする一方、前記第2大当りについての大当り獲得価値は前記遊技情報管理手段により管理される前記大当り獲得価値情報により特定される大当り獲得価値として、前記第1大当り、及び前記第2大当りを対象とした前記大当り獲得価値の大当り1回当りの平均値を特定可能な情報を前記修正大当り獲得価値情報として出力することを特徴とする請求項2記載の遊技情報管理システム。
  4. 前記大当り区分手段は、前記連荘期間中に前記上級特定数分の前記上級大当り特定した場合であっても、当該連荘期間に発生した大当りの内、前記大当りセーフ情報が予め設定される一般範囲に属する大当りについては前記第2大当りとして区分けすることを特徴とする請求項3記載の遊技情報管理システム。
  5. 前記出力手段は、前記第1大当りについての大当り獲得価値を前記修正大当り獲得価値とする一方、前記第2大当りについての大当り獲得価値は前記遊技情報管理手段により管理される前記大当り獲得価値情報により特定される大当り獲得価値として、大当りの発生順の履歴形式で前記大当り獲得価値を出力し、前記第1大当りに対応した大当り獲得価値を識別出力することを特徴とする請求項3又は4記載の遊技情報管理システム。
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