JP5929233B2 - 機械構造部品用鋼板 - Google Patents
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Description
ここで、上記焼戻しは、焼戻し脆性が生じる温度域を回避するために、400℃をやや超える程度の温度域で行われている。このような高温域での焼戻しの後に上記硬度を確保するには、Cを0.35質量%以上含有する鋼種を使用する必要がある。このため、鋼種としてS35C〜S50C鋼等が適用されている。
本発明は、上記現状に鑑みてなされたものであり、焼入れ前においては、良好な表面性状と優れた加工性を有するとともに、焼入れ後または焼戻し温度が400℃以下の焼入れ焼戻し後においては高い強度と優れた靭性とを安定して有する鋼部材を得ることが可能な、機械構造部品用鋼板を提供することを課題とする。
(1)従来から使用されているS35C〜S50C鋼のようなC含有量の高い材料では、焼入れ前において優れた加工性を確保し、かつ、焼入れ焼戻し後の鋼板部材において優れた靭性を確保することはできない。
図1は、Si:0.21%、Mn:0.61%、P:0.012%、S:0.007%、Cr:0.15%、Ti:0.001%、sol.Al:0.034%、N:0.0040%を基本組成として、C含有量のみを変化させた化学組成(%は質量%、以下同じ)を有する熱延鋼板に、870℃に20分間保持したのちに油焼入れを施し、その後各温度で30分間の焼戻しを施した場合における、焼戻し温度が焼入れ焼戻し後の鋼板の表面硬度に及ぼす影響を示すグラフである。
(4)焼入れ焼戻しのような熱処理後の硬度を確保する方法として、焼戻し温度の低下が考えられるが、上述の(3)にも記したように、低温焼戻し脆性の領域に入り、靭性が低下してしまう。この現象は鋼中のPの粒界偏析に起因することが知られており、この問題の解決策として、Pの低減が考えられる。確かにPを低減すれば、低温焼戻し脆性は軽減されるが、一方で、Pを低減すると熱間圧延時に縞状スケールと称する表面欠陥が発生しやすくなり、そうなると歩留り低下等を招く。
0.018×Si0.5≦P≦0.2×(31/11)×(B*)0.5 (1)
0.0005≦B*≦0.0050 (2)
式中のSiおよびPは、当該元素の含有量(質量%)を表し、B*は下記式(3)および式(4)により規定される:
B*=max[B−(11/14)×N*,0] (3)
N*=max[N−(14/48)×Ti,0] (4)
式中のB、N、Tiは当該元素の含有量(質量%)を表し、max[ ]は[ ]内の引数の最大値を返す関数である。
以上の知見に基づき完成された本発明は次のとおりである。
熱間圧延ままの鋼板であって、
質量%で、C:0.15%以上0.30%以下、Si:0.30%以下、Mn:0.30%以上1.50%以下、S:0.02%以下、Cr:0.01%以上0.30%以下、Ti:0.002%以上0.030%以下、sol.Al:0.070%以下およびN:0.0070%以下を含有し、さらに下記式(1)および式(2)を満足する量のPおよびBを含有し、残部がFeおよび不純物からなる化学組成を有し、酸洗処理を施された後の硬さがHRBで95以下であることを特徴とする、焼入れまま又は焼入れ後に400℃以下の焼戻しが施される機械構造部品用鋼板。
0.0005≦B*≦0.0050 (2)
式中のSiおよびPは、当該元素の含有量(質量%)を表し、B*は下記式(3)および式(4)により規定される:
B*=max[B−(11/14)×N*,0] (3)
N*=max[N−(14/48)×Ti,0] (4)
式中のB、N、Tiは当該元素の含有量(質量%)を表し、max[ ]は[ ]内の引数の最大値を返す関数である。
(a)Cu:0.15%以下、
(b)Nb:0.030%以下、
(c)Ni:0.15%以下、Mo:0.30%以下およびV:0.15%以下からなる群から選ばれる1種もしくは2種以上、ならびに
(d)Ca:0.0050%以下。
(A)熱延後に酸洗および焼鈍を受けた鋼板、または
(B)熱延後に酸洗を受けた鋼板、
であることが好ましい。
(1)C:0.15%以上0.35%未満
Cは、焼入れまたは焼入れ焼戻し後の鋼板部材の強度(硬度)を決定するとともに、焼入れ前の鋼板の加工性(強度)に大きな影響を及ぼす重要な元素である。C含有量が0.15%未満では、焼入れまたは焼入れ焼戻し後の鋼板部材の強度を十分に高めることが困難となる。例えば、鋼板部材がワッシャーである場合には、焼入れまたは焼入れ焼戻し後にワッシャー芯部の硬度をHRCで40〜45とすることが困難となる。したがって、C含有量は0.15%以上とする。一方、C含有量が0.35%以上では、焼入れ前の鋼板は強度が高く、打抜き等の加工性が困難となる。したがって、C含有量は0.35%未満とする。C含有量は好ましくは0.30%以下である。
Siは、本発明において重要な意味がある。Alと同様に脱酸剤として有効な元素であり、そのため必要に応じて製鋼作業時に添加が必要となるが、一方で、鋼板表面のスケール欠陥(通称縞状スケールまたは赤スケールとも言う)の発生原因であり、過剰に含有すると製品としての表面品質を著しく損ねることがある。この表面欠陥に対し本発明者らは調査の結果、Pの含有量と一定の関係があるという知見を得た。その事実を図2に示す。この図は、Siに対し、P≧0.018Si0.5で規定される量のPを含有させると、表面品質が良好に保てることを示している。これによって、ある量までのSiが、Alの代わりの脱酸剤として使え、Alを用いて脱酸する場合に生じる、いわゆる介在物であるAl酸化物を低減することが可能となる。一方、Siは、固溶強化元素でもあり、母材の強度を高くし、加工性を劣化させる。したがって、その上限は0.30%以下とする。Si含有量の下限は特に限定されないが、一般には0.005%以上である。特にSiを添加しなくても、0.01%程度のSiが鋼中に存在することが多い。
Mnは、脱酸剤として有効な元素であるとともに、焼入れ時の焼入れ倍数を高め、硬化深度を高めるのに有効な元素でもある。このため、Mn含有量を0.30%以上とする。好ましくは0.40%以上である。一方、Mnを過剰に含有すると、焼入れ前の鋼板の強度が高くなり、加工性が劣化するので、Mn含有量を1.50%以下とする。好ましくは1.2%以下である。
P≦0.2×(31/11)×(B*)0.5 ・・・ (b)
B*は、上記式(3)および(4)により定義される。
0.018×Si0.5≦P≦0.2×(31/11)×(B*)0.5 (1)
式中の各記号の意味は前述した通りである。
Sは、不純物として鋼中に含有される元素であり、S含有量が0.02%超では焼入れまたは焼入れ焼戻し後の鋼板部材の靭性を劣化させる。したがって、S含有量は0.02%以下とする。好ましくは、0.01%以下である。
B*=max[B−(11/14)×N*,0] (3)
N*=max[N−(14/48)×Ti,0] (4)
Bは、本発明において最も重要な元素である。Bは、焼入れ時の焼入れ倍数を高め、鋼板部材の板厚中心部まで焼きを入れるのに有効な元素である。さらに、焼入れ時にPに優先してオーステナイト粒界に偏析して、低温脆性を惹き起こすPの粒界偏析を抑制する元素でもある。このようなBの作用を利用することにより、C含有量の低減にともなう焼入れ性の低下を補償することのみならず、従来は低温脆性を回避するために忌避されていた400℃以下の低温焼戻しによっても良好な靭性を確保することを可能にする。その結果、かかる低温焼戻しを適用することによって、低いC含有量でありながら、焼戻し後において高い強度を確保することをも可能にする。
Alは、脱酸剤として有効な元素であるので、必要に応じて添加してもよい。一方、過剰に含有すると、表面欠陥を生じ易くなったり、焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化したりする。したがって、sol.Al含有量を0.070%以下とする。Alによる脱酸を目的とする場合には、sol.Al含有量を0.005%以上とすることが好ましい。なお、脱酸をSiのみで行う場合には、Alは添加しなくともよい。
Nは、不純物として鋼中に含有される元素であり、上述したようにBと結びついてBNを形成し、固溶状態にある有効Bを減少させてしまう。したがって、N含有量は少ないほど好まく、本発明においては0.0070%以下とする。好ましくは0.0050%以下である。
Tiは、Bよりも高温域でNと結合して、NをTiNとして固定する作用を有するので、Nと結合することにより消費されるBの量を低減し、有効Bを確保するのに有効な元素である。したがって、Ti含有量を0.002%以上とする。好ましくは0.005%以上である。しかし、過剰に含有すると、Nに対して過剰なTiがCを結合してTiCを形成し、焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化する。また、炭窒化物を形成することにより、靭性の劣化や焼入れ性の低下を招く。したがって、Ti含有量を0.030%以下とする。好ましくは0.025%以下である。
Crは、Mnと同様に焼入れ時の焼入れ倍数を高め、硬化深度を高める有効な元素であり、本発明においても充分な焼入れ性の確保という点で重要な位置付けの元素である。このため、Cr含有量を0.01%以上とする。上記効果をより確実に得るには、Cr含有量を0.05%以上とすることが好ましい。一方、Crを過剰に含有すると、焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化するばかりか、製造コストの増加も招く。このため、Cr含有量は0.30%以下とする。好ましくは0.25%以下である。
(11)Cu:0.15%以下
Cuは、酸洗時の過酸洗を抑制し、酸洗後の表面状態を安定化する作用を有するので、必要に応じて含有させてもよい。一方、過剰に含有すると焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化する。また、コストの増加も招く。このため、Cu含有量を0.15%以下とする。好ましくは0.12%以下である。上記効果をより確実に得るには、Cu含有量を0.05%以上とすることが好ましく、0.08%以上とすることがさらに好ましい。
Nbは、焼入れ時にオーステナイト結晶粒を細粒化し、靭性を向上させる効果を有する有効な元素であるので、必要に応じて含有させてもよい。一方、過剰に含有すると、炭化物を形成して、焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性を劣化させたり、焼入れ時の焼入れ性を低下させたりする。したがって、Nb含有量を0.030%以下とする。好ましくは0.025%以下である。上記効果をより確実に得るには、Nb含有量を0.005%以上とすることが好ましく、0.010%以上とすることがさらに好ましい。
Niは、靭性向上に有効な元素であるので、必要に応じて含有させてもよい。一方、Niは高価な元素であり、過剰な添加は著しいコストの増加を招く。したがって、Ni含有量を0.15%以下とする。好ましくは0.12%以下である。上記効果をより確実に得るには、Ni含有量を0.04%以上とすることが好ましく、0.06%以上とすることがさらに好ましい。
Moも、靭性向上に有効な元素であるので、必要に応じて含有させてもよい。一方、過剰に含有すると焼入れ前の鋼板の強度が高くなり、加工性が劣化する。また、コストの増加も招く。したがって、Mo含有量を0.30%以下とする。好ましくは0.28%以下である。上記効果をより確実に得るには、Mo含有量を0.02%以上とすることが好ましく、0.05%以上とすることがさらに好ましい。
Vは、焼入れ性に一定の効果のある元素であるので、必要に応じて含有させてもよい。一方、過剰に含有すると焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化する。また、コストの増加も招く。したがって、V含有量を0.15%以下とする。好ましくは0.10%以下である。上記効果をより確実に得るには、V含有量を0.01%以上とすることが好ましく、0.02%以上とすることがさらに好ましい。
Caは、特性の異方性低減に有効な元素であるので、必要に応じて含有させてもよい。一方、過剰に含有すると焼入れ前の鋼板の強度が高くなり加工性が劣化するばかりか、清浄度が悪化してかえって靭性の劣化をまねく場合がある。また、コストの増加も招く。したがって、Ca含有量を0.0050%以下とする。好ましくは0.0030%以下である。上記効果をより確実に得るには、Ca含有量を0.0020%以上とすることが好ましい。
上述したように、素材の硬さとしては、打抜き性等の加工性の観点からHRBで95以下であることが要求される。したがって、鋼板の硬さはHRBで95以下とする。
本発明に係る鋼板は、Pを積極的に添加することにより、Siによるスケール発生に起因する表面欠陥が防止され、美麗な表面を有する。さらに、Bを含有させることにより、C含有量の低減に伴う焼入れ性の低下を補償するのみならず、低温脆性を惹き起こすPの粒界偏析を抑制して低温での焼戻しを可能にし、これによってC含有量の低減に伴う焼き入れまたは焼入れ焼戻し後の鋼板部材の強度(硬度)低下を補償する。その結果、焼入れ前においては優れた加工性を有しながら、焼入れまたは焼入れ焼戻し後においては高い強度と優れた靭性とを備える鋼板となる。さらに、焼入れ後に400℃以下という低い温度で、焼戻し脆性を伴わずに焼戻しを施すことができる。
本発明に係る鋼板は、常法にしたがって熱間圧延工程などを行うことにより製造することができ、上記化学組成を有し、硬さをHRBで95以下とすることによって、得られた鋼板は、焼入れ前においては良好な表面性状と優れた加工性とを有するとともに、焼入れ後または焼入れ焼戻し後においては高い強度と優れた靭性とを備える。したがって、本発明に係る鋼板の製造方法は硬さをHRBで95以下とするものであれば特に限定する必要はないが、その好適な製造方法を以下に例示として説明する。なお、硬さをHRBで95以下とするには、例えば後述するように巻取温度の高温化や焼鈍による鋼板の軟質化作用を利用することにより達成することができる。
i)熱間圧延完了温度:850〜910℃
熱間圧延完了温度が910℃超の場合には、スケール厚が厚くなりすぎて、酸洗効率や歩留まりが低下したり、表面品質が劣化したりする場合がある。一方、熱間圧延完了温度が850℃未満の場合には、鋼塊または鋼片の変形抵抗が大きくなって熱間圧延そのものの実施が困難になったりする場合がある。そのため、熱間圧延完了温度は850〜910℃とすることが好ましい。
巻取温度が低すぎると鋼板が高強度となり、熱間圧延ままの鋼板を焼入れに供する場合には焼入れ前の鋼板の加工性が劣化するため、巻取温度は550℃以上とすることが好ましい。一方、巻取温度があまりに高すぎると、スケール厚が厚くなりすぎて、酸洗効率や歩留まりが低下したり、表面品質が劣化したりする場合があるので、巻取温度は660℃以下とすることが好ましい。
鋼板は、熱延鋼板であっても冷延鋼板であってもよい。
熱延鋼板の場合には、熱間圧延ままの鋼板であってもよく、熱延板焼鈍を施してさらに軟質化した鋼板であってもよい。熱延板焼鈍を施す場合には、焼鈍温度を650℃以上760℃以下とし、焼鈍時間を0.1時間以上30時間以下とすることが好ましい。通常酸洗処理が施されてから、機械構造部品の形状に成形加工され、焼入れまたは焼入れ焼戻しが施される。
表1および表2に示す化学組成を有するスラブを1250℃に加熱して、熱間圧延完了温度:870℃、巻取温度:620℃の条件にて熱間圧延を施して2.6mm厚の熱延鋼板とした。得られた熱延鋼板に酸洗処理を施して各試験に供した。表1には化学組成が本発明の範囲内である発明例の鋼板を示し、表2には化学組成が本発明の範囲外である比較例の鋼板を示した。表1、2において、B*は前記の式(3)および式(4)により算出され、式(a)および式(b)は下記の通りである:
P≧0.018×Si0.5 (a)
P≦0.2×(31/11)×(B*)0.5 (b)。
次に、熱延鋼板を加熱炉で870℃に20分間保持した後に油焼入を行う焼入れ処理を施し、さらに表面硬度がHRCで約40前後となるように、250〜400℃の温度域で選択した温度に30分間保持する焼戻し処理を施した。ただし、No.31については、表面品質上ピンホール疵という問題があったため、焼入れ以降の処理および試験を省略した。
シャルピー試験は、圧延方向の試験片を採取して、硬度を確認した後、表面にひずみを与えないように電解研磨により板厚を2.5mmに揃え、JIS Z 2242に基づいて行った。
表中、母材表面性状は、焼入れ前の熱延鋼板の表面を目視観察して、縞状スケールの有無により、次の基準で判定した(○が合格):
○:表面の色が均一でスケールに起因する縞状模様のないもの、
△:表面の色は均一で縞状模様はないが、他の欠陥(ピンホール疵など)があるもの、
×:表面の色が不均一で縞状模様のあるもの。
Claims (7)
- 熱間圧延ままの鋼板であって、
質量%で、C:0.15%以上0.30%以下、Si:0.30%以下、Mn:0.30%以上1.50%以下、S:0.02%以下、Cr:0.01%以上0.30%以下、Ti:0.002%以上0.030%以下、sol.Al:0.070%以下およびN:0.0070%以下を含有し、さらに下記式(1)および式(2)を満足する量のPおよびBを含有し、残部がFeおよび不純物からなる化学組成を有し、酸洗処理を施された後の表面硬さがHRBで95以下であることを特徴とする、焼入れまま又は焼入れ後に400℃以下の焼戻しが施される機械構造部品用鋼板。
0.018×Si0.5≦P≦0.2×(31/11)×(B*)0.5 (1)
0.0005≦B*≦0.0050 (2)
式中のSiおよびPは、当該元素の含有量(質量%)を表し、B*は下記式(3)および式(4)により規定される。
B*=max[B−(11/14)×N*,0] (3)
N*=max[N−(14/48)×Ti,0] (4)
式中のB、N、Tiは当該元素の含有量(質量%)を表し、max[ ]は[ ]内の引数の最大値を返す関数である。 - 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Cu:0.15%以下を含有する請求項1に記載の機械構造部品用鋼板。
- 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Nb:0.030%以下を含有する請求項1または2に記載の機械構造部品用鋼板。
- 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Ni:0.15%以下、Mo:0.30%以下およびV:0.15%以下からなる群から選ばれる1種または2種以上を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の機械構造部品用鋼板。
- 前記化学組成が、Feの一部に代えて、質量%で、Ca:0.0050%以下を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の機械構造部品用鋼板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の鋼板に酸洗処理が施された機械構造部品用鋼板。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の鋼板に酸洗処理および焼鈍処理が施された機械構造部品用鋼板。
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