JP5928892B2 - 泡除去装置及び泡除去方法 - Google Patents

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Description

本発明は、気泡を含有する泡含有液に対して遠心分離を作用させる遠心分離式によって液体から泡を除去する泡除去装置、及び、泡除去方法に関するものである。
従来、泡除去を行う泡除去装置として、気泡を含有した泡含有液を収容する円筒状の液収容器を円筒軸を中心に回転させて、泡含有液に遠心分離を作用させるものが知られている(特許文献1等)。このような泡除去装置では、液収容器が回転して泡含有液に遠心分離が作用することにより、泡含有液を構成する気泡と液体とのうち、比重が小さい空気からなる気泡は円筒軸近傍に集中する。一方、気泡が該回転軸近傍に集中することによって含有していた泡が除去された泡除去液は、気泡を形成する空気よりも比重が大きいため、回転軸から遠ざかる方向に、すなわち、液収容器の円筒状の内周面に向かって移動する。このため、円筒軸中心に集中した気泡と、液収容器の内周面に向かって移動した泡除去液とを異なる排出管で液収容器の外部に排出することで、気泡の除去が成された泡除去液を得ることができる。
特許文献1の泡除去装置では、液収容器の円筒軸方向の一方の端部に泡含有液を供給する泡含有液供給管が接続され、泡含有液供給口が形成されている。また、液収容器の円筒軸方向の他方の端部に泡除去液を液収容器の外に案内する泡除去液排出管が接続され、泡除去液排出口が形成されている。泡含有液供給管及び泡除去液排出管は、円管状の液搬送管であり、その断面中心が液収容器の円筒軸上となるように配置されている。
また、気泡を液収容器の外に案内する気泡排出管を、泡含有液供給管の断面中心を通るように泡含有液供給管内に配置している。気泡排出管は、泡含有液供給管の内径よりも十分に小さな外径の円管状の部材からなり、泡含有液を、泡含有液供給管の内周面と気泡排出管の外周面との間の空間を通過させ、液収容器内に供給できる構成となっている。
泡含有液供給管及び泡除去液排出管は回転せず、回転する液収容器との接続部には、液漏れを防ぎ、液収容器を回転可能な状態で接続するロータリージョイントと呼ばれる軸受け機能を備えた管継手が設けられている。一方、気泡排出管は、泡含有液供給管内に配置され、液収容器の内部の気泡が集中する位置まで延在する構造であり、気泡排出管と液収容器との接続部は設けられていない。また、円筒軸近傍に集中した気泡を受け入れるように気泡排出管に形成された気泡排出口と、液収容器内の液体が泡除去液排出管に向かう泡除去液排出口との間には、気泡が泡除去液排出口に向かうことを防止する分離板が配置されている。この分離板は、液収容器の円筒状の内径よりも径が小さい円盤状の部材である。そして、気泡が集中する円筒軸近傍では泡除去液排出口に向かう流路を塞ぎ、その外周端と液収容器の内周面との隙間によって、内周面近傍の液体を泡除去液排出口に移動可能とする部材である。
特許文献1の泡分離装置では、泡含有液供給管を介して液収容器内に供給された泡含有液は、液収容器内で回転する。そして、泡含有液内の気泡は回転による遠心分離が作用することで円筒軸近傍に集中し、気泡排出口から気泡排出管内に進入し、液収容器の外部へと排出される。
一方、泡含有液内の液体成分は、回転による遠心分離が作用することで、泡除去液として円筒軸から離れる方向、すなわち、液収容器の内周面に向かって移動する。その後、液収容器の内周面と分離板との隙間を通過し、泡除去液排出口から泡除去液排出管に進入し、液収容器の外部へと排出される。
このように、円筒軸中心に集中した気泡と、液収容器の内周面に向かって移動した泡除去液とを異なる排出管で液収容器の外部に排出することができ、気泡の除去が成された泡除去液を得ることができる。
泡除去装置は、性能維持のため、定期的に液収容器内を洗浄する。このとき、泡含有液供給管と液収容器との接続部、または、泡除去液排出管と液収容器との接続部の少なくとも何れか一方の接続を解除する必要がある。しかし、軸受け機能を備えた管継手は、軸受け機能を備えない管継手よりも構造が複雑であり、解除に手間がかかり作業負担となる。また、解除した後に接続するには、液漏れが生じないような密閉性を備えた状態で接続する必要があり、接続にも手間がかかり作業負担となる。
さらに、軸受けとして機能する泡含有液供給管側の接続部と泡除去液排出管側の接続部との軸心が精度良く一致しないと、液収容器の回転時に回転軸がぶれて、密閉性を維持できず、液漏れが生じる恐れがある。このため、二つの接続部の軸心が精度良く一致するように接続する必要があり、接続時の作業負担の増大に繋がる。
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的は、液収容器内の液体に遠心分離を作用させる構成で、泡含有液供給管または泡除去液排出管の少なくとも何れか一方と液収容器との接続部の接続を解除し、その後、接続する際の作業負担を軽減することができる泡除去装置及び泡除去方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、気泡を含有した泡含有液を収容する液収容器と、該液収容器内に該泡含有液を供給する泡含有液供給管と、該液収容器内の該泡含有液が回転することで該泡含有液に作用する遠心分離によって、該液収容器内における回転軸近傍に集中する気泡を、該液収容器の外に案内する気泡排出管と、該遠心分離によって、該液収容器内における該回転軸から遠ざかる方向に移動し、気泡が該回転軸近傍に集中することによって含有していた気泡が除去された泡除去液を、該液収容器の外に案内する泡除去液排出管と、を有する泡除去装置において、回転しない上記液収容器内に配置され、円筒形状で、その円筒軸を中心に回転する内部回転円筒体を備え、上記泡含有液供給管は、該内部回転円筒体の内側に上記泡含有液を供給する液供給口を備え、上記気泡排出管は、該内部回転円筒体の内側の該円筒軸近傍に上記気泡を受け入れる気泡排出口を備え、該内部回転円筒体には、上記遠心分離によって該内部回転円筒体の内周壁面近傍に到達した上記泡除去液を、該内部回転円筒体の外側表面と該液収容器の内側表面との間の泡除去液収容空間へと案内する泡除去液案内孔が形成されており、該液収容器に上記泡除去液排出管を接続する泡除去液排出口を該液収容器における該泡除去液収容空間に設け、上記内部回転円筒体の下面の下部中央には、液体を該内部回転円筒体内に受け入れるための内部回転円筒体液入開口部が設けられ、該内部回転円筒体液入開口部は、上記泡含有液供給管の外周よりも径が大きい円形であり、上記気泡排出管の下側は、該泡含有液供給管の断面中心を通るように該泡含有液供給管に固定されることを特徴とするものである。
本発明においては、泡含有液供給管から供給される泡含有液は、液供給口が配置された内部回転円筒体の内側に供給され、内部回転円筒体の回転によって回転する力が付与される。そして、泡含有液が回転することにより、泡含有液に遠心分離が作用する。泡含有液内の気泡は、泡含有液に遠心分離が作用することで円筒軸近傍に集中し、内部回転円筒体の円筒軸近傍の気泡が集中する位置に設けられた気泡排出口から気泡排出管内に進入し、液収容器の外部へと排出される。また、泡含有液内の液体成分は、回転による遠心分離が作用することで、泡除去液として円筒軸から離れる方向、すなわち、内部回転円筒体の内周面に向かって移動する。その後、泡除去液案内孔を通過し、泡除去液収容空間内に供給される。泡除去液収容空間に泡除去液排出口を設けているため、泡除去液は泡除去液収容空間を通過し、泡除去液排出口から泡除去液排出管に進入し、液収容器の外部へと排出される。
このように、内部回転円筒体の回転によって泡含有液に遠心分離を作用させることで、液収容器が回転しない構成であっても、泡含有液に含まれる気泡と泡除去液とを異なる排出管で液収容器の外部に排出でき、気泡の除去が成された泡除去液を得ることができる。
また、本発明においては、液収容器が回転しない構成であるため、泡含有液供給管及び泡除去液排出管と液収容器との接続部に軸受け機能を備えない管継手を用い得ることができる。軸受け機能を備えない管継手は、軸受け機能を備えた管継手よりも構造が簡易であり、解除や接続が容易であるため、接続部の接続を解除し、その後、接続する際の作業負担を軽減することができる。
さらに、液収容器が回転しないため、二つの接続部を、回転体の回転軸上に配置する必要がなく、二つの接続部の軸心が精度良く一致するように接続する必要もないため、接続時の作業負担を軽減することができる。
本発明によれば、液収容器内の液体に遠心分離を作用させる構成で、泡含有液供給管または泡除去液排出管の少なくとも何れか一方と液収容器との接続部の接続を解除し、その後、接続する際の作業負担を軽減することができるという優れた効果がある。
実施形態1に係る泡除去装置を模式的に示した概略断面図。 実施形態1に係る泡除去装置の分解状態を示す説明図。 実施形態2に係る泡除去装置を模式的に示した概略断面図。 実施形態3に係る泡除去装置を模式的に示した概略断面図。 実施形態4に係る泡除去装置を模式的に示した説明図、(a)は概略断面図、(b)は加速板の下面図。 放射状突起の代わりに螺旋状突起を備えた泡除去装置の説明図、(a)は概略断面図、(b)は、加速板の下面図。 放射状突起の代わりに多条の螺旋状突起を備えた泡除去装置の説明図、(a)は概略断面図、(b)は、加速板の下面図。 実施形態5に係る泡除去装置を模式的に示した説明図、(a)は概略断面図、(b)は液入れ管の水平方向導入管を配置した位置における水平断面図。 従来の泡除去装置を模式的に示した概略断面図。
〔実施形態1〕
以下、本発明を適用した泡除去装置の一つ目の実施形態(以下、実施形態1と呼ぶ)について説明する。
図1は、実施形態1に係る泡除去装置100を模式的に示した概略断面図である。
まず、図1に示す泡除去装置100の概略について説明する。図1に示すように、泡除去装置100は、外筒15、内筒9、泡分離円管13、液入れ管17及び泡排出管18等を備える。
図1中の破線で示す矢印Aは気泡を含んだ泡含有液の流れを示しており、実線で示す矢印Bは気泡が除去された泡除去液の流れを示し、一点鎖線で示す矢印Cは泡除去液から分離された気泡の流れを示している。
内筒9の上部には内筒回転軸90が接続されており、不図示の駆動モータが内筒回転軸90を回転駆動することにより、内筒9が回転する。泡分離円管13の上部には、分離円板11が固定されており、泡分離円管13及び分離円板11は、不図示の固定部材によって内筒9に固定されており、内筒回転軸90が回転駆動することによって内筒9と共に図1中の矢印D方向に回転する。
一方、外筒15、液入れ管17及び泡排出管18は内筒回転軸90が回転駆動しても回転しない部材である。
外筒15は、円筒軸の軸方向が上下方向となる略円筒の形状であり、その上部中央には内筒回転軸90を通すための外筒軸穴151が設けられている。また、外筒15の下部中央には円管状の液入れ管17をはめ込むための円形の外筒液入開口部152が設けられている。
外筒15の外筒軸穴151には、外筒15に対して内筒回転軸90を回転可能にシールする軸受けシール部材19が設けられており、外筒15内の液体が外筒軸穴151から外部に漏れ出ることを防止している。また、外筒15の外筒液入開口部152には、外筒15と液入れ管17との間をシールする不図示のシール部材が設けられており、外筒15内の液体が外筒液入開口部152から外部に漏れ出ることを防止している。
また、図1に示すように、外筒15の上面の端部に泡除去装置100によって気泡が除去された泡除去液を排出する液出し管16を接続する液出し口161が設けられている。なお、外筒15が回転しない固定部材であるため、液出し口161を設ける位置としては、外筒15の上面に限るものではなく、円筒状の周面となる側面や下面に設けることも可能である。
内筒9は、円筒軸の軸方向が上下方向となる略円筒の形状であり、外筒15よりも小さく、外筒15の内部に収容される大きさである。内筒9の上面は上述した内筒回転軸90が取り付けられており、上面よりも少し下方の側面には、複数の内筒排出開口部10が設けられている。内筒排出開口部10は、内筒9の回転時に内筒9内から内筒9と外筒15との間に形成された泡除去液収容空間150へと移動する液体(泡除去液)が通過する開口部である。
内筒9の下面の下部中央には、液体を内筒9内に受け入れるための内筒液入開口部12が設けられている。内筒液入開口部12は、液入れ管17の外周よりも径が大きい円形であり、泡除去装置100を使用する状態では、図1に示すように、液入れ管17が内筒液入開口部12の縁部に対して隙間を形成した状態で内筒液入開口部12に入り込む状態となる。内筒液入開口部12に入り込んだ液入れ管17の上端の液入れ口171は内筒液入開口部12が設けられた内筒9の下面よりも上方となるため、液入れ管17を通過した気泡を含有する泡含有液は、内筒9内に供給される。また、内筒液入開口部12の縁部と液入れ管17の外周との間の隙間は、泡除去液収容空間150から内筒9内へと移動する液体(泡除去液)が通過する開口部である。
内筒9と共に回転する泡分離円管13は、下端が開口で上端が分離円板11によって塞がれており、その上端よりも少し下方の側面には、複数の円管泡入開口部14が設けられている。円管泡入開口部14は、内筒9の回転時に内筒9内から泡分離円管13内へと移動する液体(気泡を多く含有した液体)が通過する開口部である。分離円板11は、泡分離円管13の外周面に沿って上昇しようとする気泡が上昇することを防止し、気泡が円管泡入開口部14から泡分離円管13内に進入することを促す部材である。分離円板11を備えていない場合、遠心分離によって泡分離円管13近傍に集中させた気泡が上昇して、液出し管16から液体と一緒に排出されてしまう。分離円板11によってこの上昇を防止することで、気泡が円管泡入開口部14から泡分離円管13内に進入することを促すことができる。また、泡分離円管13内に進入した気泡も分離円板11によって泡分離円管13の上端よりも上方に向かうことが防止される。
外筒15と内筒9との円筒軸上には、泡除去液から分離した気泡を外部に排出する泡排出管18が配置されている。泡排出管18の下側は、液入れ管17の断面中心を通るように液入れ管17に固定されており、図1中の液入れ管17の底面から外部に突き出て、不図示の泡回収部に接続されている。また、泡排出管18は、液入れ管17と同様に内筒液入開口部12に入り込み、液入れ管17の上端よりも更に上方まで延在し、泡分離円管13の下端の開口から泡分離円管13内に入り込む。図1に示すように、泡分離円管13内の泡排出管18の外周面は泡分離円管13の内周面との間に液体が通過する隙間を形成している。また、泡排出管18は、その上端の泡排出口181が円管泡入開口部14よりも少し低い位置となるように配置されている。
液入れ管17には、水平方向導入管31が接続されており、水平方向導入管31には不図示の液供給ポンプが接続されている。この液供給ポンプを駆動することにより、水平方向導入管31及び液入れ管17を介して、気泡を含有した泡含有液が泡除去装置100内に供給され、泡除去装置100内の液体や気泡は供給された泡含有液に押し出される。これにより、気泡が分離された泡除去液は液出し管16から外部に設けられた不図示の液体収容部へと搬送され、気泡(泡を多く含有する液体)は泡排出管18から外部に設けられた泡回収部へと搬送される。
泡除去装置100を使用するときには、上述した不図示の駆動モータを駆動して内筒9を回転させた状態で、不図示の液供給ポンプを駆動させる。内筒9を回転させることで、泡除去液収容空間150内の液体や内筒9内の液体が内筒9と同方向に回転し、液体に対して遠心分離が作用する。また、泡分離円管13も内筒9と共に回転するため、泡分離円管13内の液体も回転し、遠心分離が作用する。
つぎに、図1に示す泡除去装置100による泡の分離動作について説明する。
液供給ポンプを駆動することにより、泡を含有する液体が液入れ管17から内筒9内に供給される。内筒9内に供給された液体は内筒9の回転によって遠心分離が作用し、気泡が除去された液体は内筒9の内周面に向かい、気泡を多く含み比重が小さい液体は円筒軸に向かう。泡が除かれ、内筒9の内周面に到達した液体は、内周面に沿って移動し、内筒9の側面に設けられた内筒排出開口部10の位置に到達すると、内筒9の内側から内筒排出開口部10を通過し、泡除去液収容空間150に移動する。
内筒排出開口部10から内筒9の外側に排出され、泡が除去された状態の液体のうち液出し管16から外部に搬送されたものが泡の除去された液体として液体収容部に回収される。内筒排出開口部10から内筒9の外側に排出され、泡が除去された状態の液体のうち下方に下がったものは、内筒液入開口部12の液入れ管17との隙間から内筒9内に戻される。
一方、気泡は遠心分離の作用によって泡分離円管13の外周面近傍に集められる。集められた気泡は、泡分離円管13の外周面に沿って上昇し、分離円板11の下面で突き当たり、円管泡入開口部14から泡分離円管13の内側に導き入れられる。そして、泡分離円管13の内側に入った気泡は、回転する泡分離円管13と共に気泡を含有する液体が回転することによる遠心分離の作用によって気泡は泡排出管18の上端部の開口部近傍に集中する。そして、この開口部から泡排出管18内に進入した気泡は、泡排出管18を通過して泡除去装置100の外の泡回収部へと排出される。
ここで、従来の泡除去装置の一例について説明する。
図9は、従来の泡除去装置200を模式的に示した概略断面図である。
図9に示す従来の泡除去装置200は、円筒状の回転容器1の円筒軸(回転軸)方向の一端には、回転容器1と共に回転し、液体を導き入れるための回転液導入管2が接続されている。また、円筒状の回転容器1の円筒軸(回転軸)方向の他端には、回転容器1と共に回転し、脱泡された液体を外部排出するための回転液排出管3が接続されている。さらに、気泡を多く含んだ液体を外部に排出する気泡排出管4が回転容器1と同心になるように(回転軸と重なるように)配置されている。
回転液導入管2には、回転しない固定液導入管5が、導入側シール部材7を介して接続されている。また、回転液排出管3には、回転しない固定液排出管6が、排出側シール部材8を介して接続されている。導入側シール部材7及び排出側シール部材8は、固定液導入管5や固定液排出管6に対して回転液導入管2や回転液排出管3が回転しても液が漏れない構造を有している。
このような構造の従来の泡除去装置200であれば、回転容器1、回転液導入管2及び回転液排出管3を回転させることによって、液漏れを発生させることなく、気泡を含む液体の脱泡を行うことができる。
しかし、従来の泡除去装置200では、回転容器1の内側を洗浄する際には、導入側シール部材7及び排出側シール部材8の何れか一方、または、両方を外して行うことになるため、この洗浄作業は煩雑なものになる。
さらに洗浄後、導入側シール部材7及び排出側シール部材8のような軸受けシール部材を組み付ける作業は、上下二つの軸のシール部材の軸心を精度よく合わせて組み付ける必要があり、これは、洗浄作業をさらに煩雑なものになる。また、この組付けで、精度よく軸心が合わせられない場合には液漏れによるトラブル発生の可能性が高くなるなどの問題がある。
図2は、実施形態1に係る泡除去装置100における遠心分離が作用する液体を収容する容器(外筒15)の内部を洗浄する際の、分解状態を示す説明図である。
実施形態1の泡除去装置100は、気泡を遠心分離して回転軸近傍に集めるための回転する内筒9とその外側に回転しない外筒15を備える。さらに、内筒9を回転させる内筒回転軸90を通すために設けられた外筒15の外筒軸穴151に、内筒回転軸90を回転可能としつつ内筒回転軸90との間を密閉する(シールする)軸受けシール部材19を備える。
実施形態1の泡除去装置100では、回転する回転部材を回転可能としつつ、回転しない固定部材と回転部材との間を密閉する軸のシール部材が一つでよい。このため、外筒15の内部を洗浄するために分解した後、一つの軸のシール部材と他の軸のシール部材との軸心を合わせるような煩雑な操作が不要になる。また、軸心を合わせる必要が無いため、軸心を精度良く合わせることが出来なかった場合に生じる液漏れによるトラブルも回避できる。
さらに、実施形態1の泡除去装置100では、外筒15の内部を洗浄するときには、図2に示すように、内筒9と共に回転する部材(泡分離円管13及び分離円板11)と外筒15とを軸受けシール部材19側に残す。そして、その他の部材(液入れ管17及び泡排出管18)を外筒15に対して下方に引き抜ける構成となっている。具体的には、外筒15の下面に外筒液入開口部152を形成し、この開口部の縁部と液入れ管17との間を密閉する不図示のシール部材を備えている。このシール部材は回転しない外筒15と液入れ管17との固定部材同士の間を密閉する部材であるため、軸のシール部材と比べて、簡易な構成で分解可能な構成を実現できる。洗浄時に軸のシール部材で密閉する部分を分解することなく、固定部材同士の間のシール部材で密閉する部分を分解するため、洗浄時の分解の煩雑さを低減できる。
〔実施形態2〕
次に、本発明を適用した泡除去装置の二つ目の実施形態(以下、実施形態2と呼ぶ)について説明する。
図3は、実施形態2に係る泡除去装置100を模式的に示した概略断面図である。
実施形態2の泡除去装置100は、泡分離円管13を中心穴通すように配置された円環状のドーナツ板20を備える点で実施形態1の泡除去装置100と相違する。他の構成は、実施形態1と共通であるため、相違点についてのみ説明する。
図3に示すように、実施形態2の泡除去装置100は、回転する内筒9の内径よりも外径が小さいドーナツ板20を上下方向に複数配置している。各ドーナツ板20は、泡分離円管13の外周面との間に空隙21を形成するように、泡分離円管13に対して部分接続されている。ここで、「部分接続」とは、ドーナツ板20の中心穴の縁部全体が泡分離円管13の外周面に対して接続される「全体接続」とは異なる接続状態である。すなわち、棒状の不図示の接続部材が複数箇所(例えば、90[°]毎に四箇所)で、ドーナツ板20の中心穴の縁部と泡分離円管13の外周面とを接続する接続状態である。
実施形態2では、遠心分離によって回転中心に向かって移動してきた気泡のうち、ドーナツ板20の中心穴の内側に到達した気泡は、空隙21を通過し、泡分離円管13の外周面に沿って円管泡入開口部14が形成された上方へと移動することができる。
一方、遠心分離によって回転中心に向かって移動してきた気泡のうち、ドーナツ板20の中心穴よりも外側に位置する気泡は、ドーナツ板20によって上下方向の移動が妨げられ、ドーナツ板20の下面に集められて留め置かれる。そして、さらなる遠心分離の作用によって回転中心に向かって移動し、ドーナツ板20の中心穴の内側に到達すると、空隙21を通り、泡分離円管13に沿って上方へと移動することができるようになる。空隙21を通り、泡分離円管13に沿って上方へと移動した気泡は、円管泡入開口部14を通過し、さらに、泡排出口181から泡排出管18に進入して、泡排出管18を通って機外に排出される。
このようなドーナツ板20を備えることにより、遠心分離によって回転中心に向かって移動してきた気泡のうち、泡分離円管13の外周面近傍まで到達していない気泡が上下方向に移動することを防止できる。
泡分離円管13の外周面近傍まで到達していない気泡が上下方向に移動可能であると、円管泡入開口部14の高さまで到達した気泡が、円管泡入開口部14に進入することなく、液の流れに乗って外周方向に移動してしまうおそれがある。気泡が、液の流れに乗って外周方向に移動すると、気泡が除去された泡除去液中に再び気泡が混ざってしまうおそれがある。これに対して、実施形態2の泡除去装置100は、ドーナツ板20によって、泡分離円管13の外周面近傍まで到達していない気泡が上下方向に移動することを防止する。このため、円管泡入開口部14の高さまで到達した気泡が、円管泡入開口部14に進入することなく、液の流れに乗って外周方向に移動することを防止し、気泡が除去された泡除去液中に再び気泡が混ざることを防止できる。これにより、気泡の分離精度を向上させることができる。
〔実施形態3〕
次に、本発明を適用した泡除去装置の三つ目の実施形態(以下、実施形態3と呼ぶ)について説明する。
図4は、実施形態3に係る泡除去装置100を模式的に示した概略断面図である。
実施形態3の泡除去装置100は、液出し管16にバルブ22を備える点で実施形態2の泡除去装置100と相違する。他の構成は、実施形態2と共通であるため、相違点についてのみ説明する。
図4に示すように、実施形態3の泡除去装置100は、液出し管16にバルブ22を備え、液出し管16から排出する流量を調節できる構成となっている。これにより、外筒15内に流入される泡含有液の気泡の含有量が多い場合はバルブ22を絞り、泡含有液の気泡の含有量が少ない場合はバルブ22を開ける。これにより、泡排出管18から排出される気泡を多く含んだ液体の気泡の含有量を所望の量に制御することが出来る。このようなバルブ22を備えることで、気泡の含有状態や液体の粘度等に応じた泡除去能力の設定が可能となる。
〔実施形態4〕
次に、本発明を適用した泡除去装置の四つ目の実施形態(以下、実施形態4と呼ぶ)について説明する。
図5は、実施形態4に係る泡除去装置100を模式的に示した説明図であり、図5(a)は、概略断面図、図5(b)は、加速板24の下面図である。
実施形態4の泡除去装置100は、加速板24を備える点で実施形態3の泡除去装置100と相違する。他の構成は、実施形態3と共通であるため、相違点についてのみ説明する。
図5に示すように、実施形態4の泡除去装置100は、液入れ管17に最も近い泡分離円管13の底部に、液入れ管17の液入れ口171と対向する面に放射状突起23を設けた加速板24を配置している。液入れ管17から内筒9内に送られた泡含有液は、放射状突起23があることによって、内筒9の回転速度に近づく時間が短くなる。これにより、泡含有液に遠心分離を作用させる時間を長く出来、泡含有液から気泡を分離させる効率を上げることが可能となる。
加速板24の下面に設ける突起部としては、図5に示すように放射状に配置した放射状突起23に限るものではない。図6は、放射状突起23の代わりに螺旋状突起26を備えた泡除去装置100の説明図であり、図6(a)は、概略断面図、図6(b)は、加速板24の下面図である。また、図7は、螺旋状突起26を多条に備えた泡除去装置100の説明図であり、図7(a)は、概略断面図、図7(b)は、加速板24の下面図である。
図6及び図7に示すように、螺旋状突起26を備える加速板24を用いる構成では、放射状突起23を備える加速板24を配した場合よりもさらに泡含有液から気泡を分離する効率を上げることが可能になる。
〔実施形態5〕
次に、本発明を適用した泡除去装置の五つ目の実施形態(以下、実施形態5と呼ぶ)について説明する。
図8は、実施形態5に係る泡除去装置100を模式的に示した説明図であり、図8(a)は、概略断面図、図8(b)は、液入れ管17の水平方向導入管31を配置した位置における水平断面図である。
実施形態5の泡除去装置100は、水平方向導入管31の取り付け位置が、液入れ管17の円形の断面における接線方向である点で実施形態4の泡除去装置100と相違する。他の構成は、実施形態4と共通であるため、相違点についてのみ説明する。
図8に示すように、実施形態5の泡除去装置100では、回転しない外筒15に設けた液入れ管17に、その円形断面の接線方向から泡含有液を供給する水平方向導入管31を配置している。さらに、この水平方向導入管31から供給された泡含有液が液入れ管17内で、内筒9の回転方向(図8中の矢印D方向)に回転力を与えることができる。これにより、内筒9内に供給された泡含有液が内筒9の回転速度に近づく時間が短くなり、泡含有液に遠心分離を作用させる時間を長く出来、泡含有液から気泡を分離させる効率を上げることが可能となる。
〔実験例〕
以下、各実施例または比較例の条件に基づいた泡除去装置100を用いて泡含有液から気泡を除去した実験例について説明する。
〔実施例1〕
図1に示す実施形態1の泡除去装置100において、気泡を含み、密度が0.70[g/cm]に下がった泡含有液を、下記(1)〜(3)の条件で処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は、0.86[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は15分であった。
(1)液:10wt%PVA(ポリビニルアルコール)水溶液 (泡を含まない状態での液密度1.02[g/cm])
(2)内筒9の回転数:500[rpm]
(3)液供給量:100[L/min]
〔実施例2〕
図3に示す実施形態2の泡除去装置100において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は0.90[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は20分であった。
〔実施例3〕
図5に示す実施形態4の泡除去装置100において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は0.92[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は20分であった。
〔実施例4〕
図6に示す螺旋状突起26を備えた加速板24を用いる泡除去装置100において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は0.95[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は20分であった。
〔実施例5〕
図7に示す多条の螺旋状突起26を備えた加速板24を用いる泡除去装置100において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は0.97[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は20分であった。
〔実施例6〕
図8に示す実施形態5の泡除去装置100において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は1.00[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいても液漏れのトラブルは無かった。さらに内筒9の洗浄に際して、泡除去装置100の分解、洗浄、組立てまでの時間は20分であった。
〔比較例〕
図9に示す従来の泡除去装置200において、実施例1と同様の条件で泡含有液を処理したところ、液出し管16から排出された泡除去液の密度は0.80[g/cm]まで上昇した。また、二日間連続のロングランテストにおいては、回転容器1の上方の排出側シール部材8からわずかに液漏れが発生した。さらに、回転容器1の洗浄に際して、従来の泡除去装置200の分解、洗浄、組立てまでの時間は90分であり、実施例1の6倍の時間を要した。
本発明を備えた泡除去装置200は、送液系に容易に組み込むことが出来、且つ流量や液性の制約を受けない確実な泡除去が可能である。また、気泡を遠心分離して回転軸近傍に集める構成として、回転する内筒9と、内筒9の外側で回転しないように配置された外筒15とを有する。さらに、内筒9に回転駆動を伝達する内筒回転軸90シールする軸受けシール部材19と、軸受けシール部材19を外筒15に設けている。このような構成により、回転部材に対してシールを行う軸受けシール部材は一つで済み、洗浄終了後に他の軸受けシール部材と回転軸を合わせる煩雑な操作が不要になる。また、この回転軸をあわせる作業が不要であるため、二つの軸受けシール部材の軸心を精度よく合わせられない場合に生じる液漏れによるトラブルも回避できる。
また、図2を用いて説明したように、上述した各実施形態の泡除去装置100は、外筒15と内筒9とを軸受けシール部材19側に残し、その他の部材を外筒15に対して下方に引き抜ける構造となっている。このような構造により、軸受けシール部材19を外すことなく、外筒15及び内筒9の内部を洗浄することができるので、洗浄時の煩雑さを低減することが可能である。
上述した各実施形態の泡除去装置100では、外筒15に外筒軸穴151を設け内筒回転軸90を通し、外部から内筒回転軸90を介して内筒9に回転駆動を伝達する構成となっている。内筒9に回転駆動を伝達する構成としては、内筒回転軸90のように、外筒15を貫いて、駆動源と内筒9とを接続する部材による構成に限るものではない。例えば、磁力を用いて、外筒15内に配置された内筒9に回転させる構成など、液収容器である外筒15内に配置された内筒9に回転駆動を伝達できる構成であればよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
気泡を含有した泡含有液を収容する外筒15等の液収容器と、液収容器内に泡含有液を供給する液入れ管17等の泡含有液供給管と、液収容器内の泡含有液が回転することで泡含有液に作用する遠心分離によって、液収容器内における回転軸近傍に集中する気泡を、液収容器の外に案内する泡排出管18等の気泡排出管と、遠心分離によって、液収容器内における回転軸から遠ざかる方向に移動し、気泡が回転軸近傍に集中することによって含有していた気泡が除去された泡除去液を、液収容器の外に案内する液出し管16等の泡除去液排出管と、を有する泡除去装置100等の泡除去装置において、回転しない液収容器内に配置され、円筒形状で、その円筒軸を中心に回転する内筒9等の内部回転円筒体を備え、泡含有液供給管は、内部回転円筒体の内側に泡含有液を供給する液入れ口171等の液供給口を備え、気泡排出管は、内部回転円筒体の内側の円筒軸近傍に気泡を受け入れる泡排出口181等の気泡排出口を備え、内部回転円筒体には、遠心分離によって内部回転円筒体の内周壁面近傍に到達した泡除去液を、内部回転円筒体の外側表面と液収容器の内側表面との間の泡除去液収容空間150等の泡除去液収容空間へと案内する内筒排出開口部10等の泡除去液案内孔が形成されており、液収容器に泡除去液排出管を接続する液出し口161等の泡除去液排出口を液収容器における泡除去液収容空間に設けている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、液収容器が回転しない構成であるため、泡含有液供給管及び泡除去液排出管と液収容器との接続部に軸受け機能を備えない管継手を用い得ることができる。軸受け機能を備えない管継手は、軸受け機能を備えた管継手よりも構造が簡易であり、解除や接続が容易であるため、接続部の接続を解除し、その後、接続する際の作業負担を軽減することができる。さらに、液収容器が回転しないため、二つの接続部を、回転体の回転軸上に配置する必要がなく、二つの接続部の軸心が精度良く一致するように接続する必要もないため、接続時の作業負担を軽減することができる。よって、液収容器内の液体に遠心分離を作用させる構成で、泡含有液供給管または泡除去液排出管の少なくとも何れか一方と液収容器との接続部の接続を解除し、その後、接続する際の作業負担を軽減することができる。
(態様B)
(態様A)において、液収容器における円筒軸の軸方向の一端側に、内部回転円筒体に回転を伝達する内筒回転軸90等の回転軸部材を通すための外筒軸穴151等の軸孔部が形成されており、液収容器に対して回転軸部材を回転可能としつつ、軸孔部の縁部と回転軸部材との間を密閉する軸受けシール部材19等の軸受け密閉部材を備える。
これによれば、上記実施形態について説明したように、回転しない液収容器内に配置された内部回転円筒体に回転駆動を伝達する構成を実現することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、内部回転円筒体の内側に気泡排出管を覆うように配置され、内部回転円筒体と共に回転し、その円形の断面の中心が、円筒軸上となる泡分離円管13等の分離補助円管と、分離補助円管の上端部に配置され、分離補助円管の外周よりも外径が大きい円盤状部材からなる分離円板11等の分離円板部材とを備え、分離補助円管には、その外周面側と内周面側とを連通する円管泡入開口部14等の分離補助孔が形成されている。
これによれば、上記実施形態について説明したように、分離補助孔を通過して分離円板部材内に流入した気泡または液体のみが気泡排出口に到達することができるため、より気泡の含有比率が大きい液体を気泡排出管から外部に排出することが可能となる。
(態様D)
(態様おいて、内部回転円筒体の内側に、その中心に形成された中心穴等の円環穴部に分離補助円管を通すように配置されたドーナツ板20等の円環状部材を備え、円環状部材の円環穴部と、分離補助円管の外周面との間に空隙21等の隙間が形成されている。
これによれば、実施形態2について説明したように、気泡が除去された泡除去液中に再び気泡が混ざることを防止でき、気泡の分離精度を向上させることができる。
(態様E)
(態様A)乃至(態様D)の何れかの態様において、泡除去液排出管に排出する液体の流量を調節するバルブ22等の流量調節手段を備える。
これによれば、実施形態3について説明したように、気泡の含有状態や液体の粘度等に応じた泡除去能力の設定が可能となる。
(態様F)
(態様A)乃至(態様E)の何れかの態様において、液供給口と対向する位置に放射状突起23等の放射状の突起を備え、内部回転円筒体と共に回転する加速板24等の液回転加速部材を備える。
これによれば、実施形態4について説明したように、泡含有液に遠心分離を作用させる時間を長く出来、泡含有液から気泡を分離させる効率を上げることが可能となる。
(態様G)
(態様A)乃至(態様F)の何れかの態様において、液供給口と対向する位置に、内部回転円筒体の回転方向と同方向の螺旋状の螺旋状突起26等の突起を備え、内部回転円筒体と共に回転する加速板24等の液回転加速部材を備える。
これによれば、実施形態4について図6を用いて説明したように、放射状の突起を備えた液回転加速部材を用いる構成よりも、さらに泡含有液から気泡を分離する効率を上げることが可能になる。
(態様H)
(態様G)の態様において、液回転加速部材が備える螺旋状の突起は多条である。
これによれば、実施形態4について図7を用いて説明したように、放射状の突起を備えた液回転加速部材を用いる構成や、一つの螺旋状の突起を備えた液回転加速部材を用いる構成よりも、さらに泡含有液から気泡を分離する効率を上げることが可能になる。
(態様I)
(態様A)乃至(態様H)の何れかの態様において、泡含有液供給管は、円筒軸に沿って泡含有液を供給する円管状の部材であり、円筒軸方向における液供給口を設けた側とは反対側の端部に、円筒軸に対して直交する平面に沿って泡含有液供給管内に泡含有液を供給する水平方向導入管31等の直交供給管を備え、直交供給管は、泡含有液供給管の円形の断面の接線方向に延在するように、且つ、直交供給管から泡含有液供給管内に供給された泡含有液が内部回転円筒体の回転方向と同方向に回転する流れを形成するように配置されている。
これによれば、実施形態5について説明したように、内部回転円筒体内に供給された泡含有液が内部回転円筒体の回転速度に近づく時間が短くなり、泡含有液に遠心分離を作用させる時間を長く出来、泡含有液から気泡を分離させる効率を上げることが可能となる。
1 回転容器
2 回転液導入管
3 回転液排出管
4 気泡排出管
5 固定液導入管
6 固定液排出管
7 導入側シール部材
8 排出側シール部材
9 内筒
10 内筒排出開口部
11 分離円板
12 内筒液入開口部
13 泡分離円管
14 円管泡入開口部
15 外筒
16 液出し管
17 液入れ管
18 泡排出管
19 シール部材
20 ドーナツ板
21 空隙
22 バルブ
23 放射状突起
24 加速板
26 螺旋状突起
31 水平方向導入管
90 内筒回転軸
100 泡除去装置
150 泡除去液収容空間
151 外筒軸穴
152 外筒液入開口部
161 液出し口
171 液入れ口
181 泡排出口
200 泡除去装置
特開2007−289814号公報

Claims (10)

  1. 気泡を含有した泡含有液を収容する液収容器と、
    該液収容器内に該泡含有液を供給する泡含有液供給管と、
    該液収容器内の該泡含有液が回転することで該泡含有液に作用する遠心分離によって、該液収容器内における回転軸近傍に集中する気泡を、該液収容器の外に案内する気泡排出管と、
    該遠心分離によって、該液収容器内における該回転軸から遠ざかる方向に移動し、気泡が該回転軸近傍に集中することによって含有していた気泡が除去された泡除去液を、該液収容器の外に案内する泡除去液排出管と、を有する泡除去装置において、
    回転しない上記液収容器内に配置され、円筒形状で、その円筒軸を中心に回転する内部回転円筒体を備え、
    上記泡含有液供給管は、該内部回転円筒体の内側に上記泡含有液を供給する液供給口を備え、
    上記気泡排出管は、該内部回転円筒体の内側の該円筒軸近傍に上記気泡を受け入れる気泡排出口を備え、
    該内部回転円筒体には、上記遠心分離によって該内部回転円筒体の内周壁面近傍に到達した上記泡除去液を、該内部回転円筒体の外側表面と該液収容器の内側表面との間の泡除去液収容空間へと案内する泡除去液案内孔が形成されており、
    該液収容器に上記泡除去液排出管を接続する泡除去液排出口を該液収容器における該泡除去液収容空間に設け
    上記内部回転円筒体の下面の下部中央には、液体を該内部回転円筒体内に受け入れるための内部回転円筒体液入開口部が設けられ、
    該内部回転円筒体液入開口部は、上記泡含有液供給管の外周よりも径が大きい円形であり、
    上記気泡排出管の下側は、該泡含有液供給管の断面中心を通るように該泡含有液供給管に固定されることを特徴とする泡除去装置。
  2. 気泡を含有した泡含有液を収容する液収容器と、
    該液収容器内に該泡含有液を供給する泡含有液供給管と、
    該液収容器内の該泡含有液が回転することで該泡含有液に作用する遠心分離によって、該液収容器内における回転軸近傍に集中する気泡を、該液収容器の外に案内する気泡排出管と、
    該遠心分離によって、該液収容器内における該回転軸から遠ざかる方向に移動し、気泡が該回転軸近傍に集中することによって含有していた気泡が除去された泡除去液を、該液収容器の外に案内する泡除去液排出管と、を有する泡除去装置において、
    回転しない上記液収容器内に配置され、円筒形状で、その円筒軸を中心に回転する内部回転円筒体を備え、
    上記泡含有液供給管は、該内部回転円筒体の内側に上記泡含有液を供給する液供給口を備え、
    上記気泡排出管は、該内部回転円筒体の内側の該円筒軸近傍に上記気泡を受け入れる気泡排出口を備え、
    該内部回転円筒体には、上記遠心分離によって該内部回転円筒体の内周壁面近傍に到達した上記泡除去液を、該内部回転円筒体の外側表面と該液収容器の内側表面との間の泡除去液収容空間へと案内する泡除去液案内孔が形成されており、
    該液収容器に上記泡除去液排出管を接続する泡除去液排出口を該液収容器における該泡除去液収容空間に設け、
    上記内部回転円筒体の内側に上記気泡排出管を覆うように配置され、該内部回転円筒体と共に回転し、その円形の断面の中心が、上記円筒軸上となる分離補助円管と、
    該分離補助円管の上端部に配置され、該分離補助円管の外周よりも外径が大きい円盤状部材からなる分離円板部材とを備え、
    該分離補助円管には、その外周面側と内周面側とを連通する分離補助孔が形成されていることを特徴とする泡除去装置。
  3. 請求項の泡除去装置において、
    上記内部回転円筒体の内側に、その中心に形成された円環穴部に上記分離補助円管を通すように配置された円環状部材を備え、
    該円環状部材の該円環穴部と、該分離補助円管の外周面との間に隙間が形成されていることを特徴とする泡除去装置。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の泡除去装置において、
    上記液収容器における上記円筒軸の軸方向の一端側に、上記内部回転円筒体に回転を伝達する回転軸部材を通すための軸孔部が形成されており、
    該液収容器に対して該回転軸部材を回転可能としつつ、該軸孔部の縁部と回転軸部材との間を密閉する軸受け密閉部材を備えることを特徴とする泡除去装置。
  5. 請求項1乃至4の何れかに記載の泡除去装置において、
    上記泡除去液排出管に排出する液体の流量を調節する流量調節手段を備えることを特徴とする泡除去装置。
  6. 請求項1乃至5の何れかに記載の泡除去装置において、
    上記液供給口と対向する位置に放射状の突起を備え、上記内部回転円筒体と共に回転する液回転加速部材を備えることを特徴とする泡除去装置。
  7. 請求項1乃至5の何れかに記載の泡除去装置において、
    上記液供給口と対向する位置に、上記内部回転円筒体の回転方向と同方向の螺旋状の突起を備え、上記内部回転円筒体と共に回転する液回転加速部材を備えることを特徴とする泡除去装置。
  8. 請求項7の泡除去装置において、
    上記液回転加速部材が備える螺旋状の突起は多条であることを特徴とする泡除去装置。
  9. 請求項1乃至8の何れかに記載の泡除去装置において、
    上記泡含有液供給管は、上記円筒軸に沿って上記泡含有液を供給する円管状の部材であり、該円筒軸方向における上記液供給口を設けた側とは反対側の端部に、該円筒軸に対して直交する平面に沿って該泡含有液供給管内に上記泡含有液を供給する直交供給管を備え、
    該直交供給管は、該泡含有液供給管の円形の断面の接線方向に延在するように、且つ、該直交供給管から該泡含有液供給管内に供給された該泡含有液が上記内部回転円筒体の回転方向と同方向に回転する流れを形成するように配置されていることを特徴とする泡除去装置。
  10. 気泡を含有した泡含有液を収容する液収容器内に該泡含有液を泡含有液供給管によって供給し、
    回転体を回転することによって該液収容器内の該泡含有液に対して回転する力を付与し、
    該泡含有液に回転することで作用する遠心分離によって、該液収容器内における該回転体の回転軸近傍に集中する気泡を、気泡排出管から該液収容器の外に案内し、
    該遠心分離によって、該液収容器内における該回転体の回転軸から遠ざかる方向に移動して、気泡が該回転軸近傍に集中することによって含有していた泡が除去された泡除去液を、泡除去液排出管から該液収容器の外に案内する泡除去方法において、
    回転しない上記液収容器内に配置され、円筒形状で、その円筒軸を中心に回転する内部回転円筒体を上記回転体として回転させ、
    該内部回転円筒体の内側に配置した上記泡含有液供給管の液供給口から上記泡含有液を供給し、
    該内部回転円筒体の内側の該円筒軸近傍に配置した上記気泡排出管の気泡排出口から上記気泡を該気泡排出管内に受け入れ、
    上記遠心分離によって該内部回転円筒体の内周壁面近傍に到達した上記泡除去液を、該内部回転円筒体に形成された泡除去液案内孔から該内部回転円筒体の外側表面と該液収容器の内側表面との間の泡除去液収容空間へと案内し、
    該泡除去液収容空間に配置した泡除去液排出口から該泡除去液を上記泡除去液排出管内に受け入れ、該液収容器の外に排出するものであって、
    上記内部回転円筒体の下面の下部中央には、液体を該内部回転円筒体内に受け入れるための内部回転円筒体液入開口部が設けられ、
    該内部回転円筒体液入開口部は、上記泡含有液供給管の外周よりも径が大きい円形であり、
    上記気泡排出管の下側は、該泡含有液供給管の断面中心を通るように該泡含有液供給管に固定されることを特徴とする泡除去方法。
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