JP5928692B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファクシミリやプリンターに代表される記録装置に関する。
従来では、特許文献1に示す如く、複数の異なる色のインクカートリッジを個別に格納するキャリッジを備えるインクジェットプリンターにおいて、プリンター本体の外観を構成するハウジングにインクカートリッジ交換用の開口部を設け、この開口部からインクカートリッジの脱着を行う様に構成されている。
そして上記開口部の縁には、インクカートリッジ交換位置をユーザーが目視で確認するための目印部が前記開口部に設けられている。即ち、インク切れとなっているインクカートリッジが複数装着されたインクカートリッジのうちいずれのものであるかをユーザーに知らせる為に、前記開口部に目印部を設けた上で、プリンターの制御部が、交換すべきインクカートリッジが前記目印部によって指し示されるように、キャリッジを動かして停止させるようになっている。
ところで記録装置においては、記録機能の他に、画像読取機能を備えた所謂複合機と呼ばれるものがある。即ち、記録用紙に記録を行う記録装置の本体上部に、スキャナユニットが設けられている。
スキャナユニットは、記録装置本体に対して回動可能に設けられ、回動することにより、開姿勢と閉姿勢とを切り換え可能となっている。スキャナユニットは、通常使用時には閉姿勢で保持されるが、例えば記録装置本体内部で紙ジャムが生じた場合のジャム処理の際や、インクカートリッジ交換の際に、スキャナユニットが開かれる様になっている(例えば、特許文献2)。
特開2003−63038号公報 特開2011−242910号公報
特許文献1に示される記録装置では、目印部がハウジング上部に設けられている。このため、特許文献2に示される様な大きく開放できないスキャナユニットを装置上部に備える場合、ユーザーが目印部を視認する際にスキャナユニットが邪魔になり、目印部の視認性が低下するといった問題が生じる。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、交換すべきインクカートリッジを示す為の目印部の、より一層の視認性向上を図ることにある。
上記課題を解決する為の、本発明の第1の態様に係る記録装置は、媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを備えるとともに、当該記録ヘッドから吐出されるインクが収容されたインクカートリッジが着脱可能に構成された、第1の方向に移動可能に設けられるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域内に設定された前記キャリッジの一時停止領域内に前記キャリッジが停止した際に、前記キャリッジにおいて前記第1の方向に沿って複数設けられた前記インクカートリッジのうち交換すべきインクカートリッジを示す目印部と、を備え、記録が行われた媒体が排出される媒体排出口が装置前面に構成されるとともに、前記目印部が、前記媒体排出口を正面視した際に視認可能な位置に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、交換すべきインクカートリッジを示す目印部が、媒体排出口の正面視において視認可能な位置に設けられているので、ユーザーは媒体排出口を正面視することにより、記録装置の他の構成要素によって視線を遮られることなく、容易に前記目印部を視認することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記目印部が、前記キャリッジに対し装置前方側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、前記目印部が、前記キャリッジに対し装置前方側に設けられているので、前記目印部の視認性がより一層向上する。
本発明の第3の態様は、媒体に記録を行う記録ヘッドと、前記記録ヘッドを備えるとともに、当該記録ヘッドから吐出されるインクが収容されたインクカートリッジが着脱可能に構成された、第1の方向に移動可能に設けられるキャリッジと、前記キャリッジの移動領域内に設定された前記キャリッジの一時停止領域内に前記キャリッジが停止した際に、前記キャリッジにおいて前記第1の方向に沿って複数設けられた前記インクカートリッジのうち交換すべきインクカートリッジを示す目印部と、を備え、記録が行われた媒体が排出される媒体排出口が装置前面に構成されるとともに、前記目印部が、前記キャリッジに対し装置前方側に設けられていることを特徴とする。
本態様によれば、交換すべきインクカートリッジを示す目印部が、前記キャリッジに対し装置前方側に設けられているので、装置前方側から前記目印部を視認するユーザーからして前記目印部が視認し易くなり、容易に前記目印部を視認することができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記目印部の表示面が、鉛直方向に沿った面を成すとともに装置前方側を向いていることを特徴とする。
本態様によれば、前記目印部の表示面が、鉛直方向に沿った面を成すとともに装置前方側を向いているので、装置前方側から前記目印部を視認する際の視認性が良好となる。
本発明の第5の態様は、前記記録ヘッドを備える装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより開閉可能なスキャナユニットと、前記スキャナユニットに設けられて前記スキャナユニットとともに回動する操作パネルユニットと、を備え、前記操作パネルユニットは、前記スキャナユニットが閉じた状態において装置前面を構成するとともに、当該操作パネルユニットの下縁が、前記媒体排出口の上縁を形成することを特徴とする。
本態様によれば、スキャナユニットが閉じた状態において装置前面を構成するとともに下縁が媒体排出口を形成する操作パネルユニットが、スキャナユニットに設けられているので、スキャナユニットを開くと、媒体排出口の上方が大きく開放された状態となる。従ってスキャナユニットを開いた状態において、前記目印部がより一層視認し易くなる。
本発明の第6の態様は、第1から第5の態様のいずれかにおいて、前記記録ヘッドに対し装置前方側に位置し、媒体を装置前方側に向けて排出する排出手段を備え、前記排出手段は、第1ローラーと、当該第1ローラーに上から接する第2ローラーと、を備え、前記第2ローラーは、装置の左右方向に延びるフレームに支持されており、前記目印部が、前記フレームと一体的に形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記目印部が、前記排出手段を構成する第2ローラーを支持するフレームに一体的に形成されているので、前記目印部をそれ単体で別途設ける必要がなく、装置の低コスト化を図ることができる。
本発明の第7の態様は、第1から第6の態様のいずれかにおいて、前記キャリッジの周囲において装置前方側に、装着されるべきインクカートリッジのインク色を示す表示マークが設けられ、前記目印部が、前記表示マークを指し示すことを特徴とする。
本態様によれば、前記キャリッジの周囲において装置前方側に、装着されるべきインクカートリッジのインク色を示す表示マークが設けられ、前記目印部が前記表示マークを指し示すので、交換すべきインクカートリッジがより一層容易に把握できる。
本発明の第8の態様は、第7の態様において、前記目印部は、交換すべきインクカートリッジを指し示す様に突出する突出部を有し、前記表示マーク及び前記目印部を視認した際に、前記突出部と前記表示マークとがオーバーラップすることを特徴とする。
本態様によれば、前記目印部は、交換すべきインクカートリッジを指し示す様に突出する突出部を有し、前記表示マーク及び前記目印部を視認した際に、前記突出部と前記表示マークとがオーバーラップするので、交換すべきインクカートリッジの特定がより一層容易となる。
本発明の第9の態様は、第1から第8の態様のいずれかにおいて、前記目印部の表示面は、該表示面に凹状又は凸状に形成された目印を有することを特徴とする。
本態様によれば、前記目印部の表示面は、該表示面に凹状又は凸状に形成された目印を有するので、前記目印部の視認性がより一層向上する。
本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(スキャナユニット閉状態)。 本発明に係るインクジェットプリンターの外観斜視図(スキャナユニット開状態)。 本発明に係るインクジェットプリンターの正面図(スキャナユニット開状態)。 本発明に係るインクジェットプリンターの側断面概略図(スキャナユニット開状態)。 キャリッジ及び目印部の斜視図。 キャリッジ及び目印部の正面図(図3の拡大図)
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明するが、本発明は、以下説明する実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることを前提として、以下本発明の一実施形態を説明するものとする。
図1は、本発明に係る記録装置の一例としてのインクジェットプリンター1の外観斜視図(スキャナユニット3閉状態)、図2は同外観斜視図(スキャナユニット3開状態)、図3は同正面図(スキャナユニット開状態)、図4は同側断面概略図(スキャナユニット3開状態)、図5はキャリッジ28及び目印部37の斜視図、図6は同正面図である。尚、図4は断面概略図であり、説明に必要な構成要素は適宜図示を省略している。
図1〜図4において、インクジェットプリンター1は、媒体の一例としての記録用紙にインクジェット記録を行う記録部(装置本体)2の上部に回動体としてのスキャナユニット3を備えており、即ちインクジェット記録機能に加えてスキャナ機能を備える複合機として構成されている。
記録部2は、インクジェットプリンター1の装置本体を構成し、スキャナユニット3は、記録部2に対して回動可能に設けられており、回動することにより、閉じた状態(図1)と開いた状態(図2、図3、図4)とをとり得る。尚、スキャナユニット3の回動軸は図4に符号3aで示されている。
そしてスキャナユニット3が開くことにより、キャリッジ28に搭載されたインクカートリッジ32A、32B、32C、32Dの交換作業や、紙ジャムが生じた際のジャム処理作業(用紙の取り除き作業)などが行える様になっている。
スキャナユニット3が開いた状態は、アーム(支柱、或いは衝立、或いは支持部材とも言う)17により維持される。アーム17は、その一端側(上側)が、スキャナユニット3に対してアーム取付部14(図3、図4)を介して回動可能に支持されている。そしてスキャナユニット3が開いた状態において、アーム17の他端側(下側)の被支持部17bが、記録部2に設けられたアーム支持部2cに支持されることにより、スキャナユニット3の開いた状態が維持される様になっている。
尚、被支持部17bの上部には被支持部17cが設けられており、スキャナユニット3を半開きの状態で一旦止めることができる様になっている。これにより、スキャナユニット3が全開状態(図2、図3、図4)から全閉状態(図1)へと一気に回動することを防止でき、衝突音の発生や部材の破損などを防止できる様になっている。
スキャナユニット3において上部のカバー4は開閉可能なカバーであり、当該カバー4を開放することにより、スキャナユニット3の図示しない原稿台が表れる様になっている。
装置前面において符号6は記録が行われて排出された用紙を受ける排紙受けトレイである。排紙受けトレイ6は引き出し式に構成され、図1、図2、図3は収納された状態を示している。
符号9は、電源ボタンや各種印刷設定・記録実行を行う操作ボタン、印刷設定内容や印刷画像のプレビュー表示などを行う表示部、等を備えて成る操作パネルであり、符号8は当該操作パネルを備えるパネルユニットである。操作パネル9において符号11、12は点灯と点滅が可能なインジケーターであり、インジケーター12がインク切れを示しインジケーター11が紙ジャム発生或いは用紙切れを示すインジケーターとして機能する。符号10は、インクカートリッジ交換時、或いは紙ジャム処理終了時、或いは用紙補給時に押下する操作ボタンである。
以上の操作パネル9を備えたパネルユニット8は、スキャナユニット3に設けられており、スキャナユニット3の回動に従ってスキャナユニット3と一体に変位(回動)する様になっている。
符号28はキャリッジであり、このキャリッジ28の底部に記録ヘッド31が設けられている。キャリッジ28が第1の方向としての用紙幅方向に移動する過程において記録ヘッド31からインクが吐出されることにより、用紙に記録が実行される。
図4に示す様に、記録ヘッド31と対向する位置には用紙を支持する支持部材33が設けられ、この支持部材33の上流側には用紙搬送手段を構成する搬送駆動ローラー25と搬送従動ローラー26とが設けられている。
搬送駆動ローラー25と搬送従動ローラー26の更に上流側には、用紙給紙部を構成する給送ローラー22と用紙支持部21とが設けられている。用紙支持部21は上部の揺動軸(不図示)を中心に揺動することにより、載置されている用紙を給送ローラー22に圧接させる姿勢と離間させる姿勢とを切り換える。給送ローラー22は、回転することにより、用紙を下流側の搬送駆動ローラー25と搬送従動ローラー26とに向けて給送する。
記録ヘッド31及び支持部材33の下流側には、記録の行われた用紙を排紙受けトレイ6に向けて排出する排出手段を構成する、第1ローラーとしての排出駆動ローラー34と、当該排出駆動ローラー34に接して従動回転する、第2ローラーとしての排出従動ローラー35とが設けられている。排出従動ローラー35は、用紙幅方向(装置の左右方向、図4の紙面表裏方向)に延びるフレーム部材36において、用紙幅方向に沿って適宜の間隔で支持されている。
以上の構成を備えた本発明に係るインクジェットプリンター1において、スキャナユニット3が閉じた状態では、操作パネル9を備えたパネルユニット8が、装置前面を構成している。符号8aはパネルユニット8(操作パネル9)のパネル面を示しており、このパネル面8aは記録部2の周囲を構成する面のうち排紙口5が形成された前面2dとともに、装置前面を構成する。尚、本実施形態において装置前面は略垂直面であり、パネル面8aと前面2dはほぼ面一となる。
そしてスキャナユニット3が閉じた状態では、パネルユニット8の下縁8bが、排紙口5を形成する。ここで、パネルユニット8はスキャナユニット3に設けられており、スキャナユニット3ともに回動するので、スキャナユニット3が開くと、図2、図3、図4に示す様に排紙口5から装置奥方の上方が全て開放された状態となる。
図3において符号Aは、スキャナユニット3を開いた状態においてユーザーが装置内部に手を差し入れることが可能な空間(以下「作業空間」と言う)を示している。図示する様にスキャナユニット3が開いた状態では作業空間Aにパネルユニット8が存在せず、これにより装置前方から奥方に向かって作業空間Aは大きく確保される。特に、図4において符号8’はスキャナユニット3が閉じた状態でのパネルユニット8の占める領域を示しているが、この領域がスキャナユニット3を開くことで、完全に開放される。
これにより、スキャナユニット3の開き角度を大きく確保することなく、紙ジャム処理やインクカートリッジ交換等の作業の作業用スペースを大きく確保することができ、その作業性をより一層向上させることができる。また、排紙受けトレイ6の上方が大きく開放されるので、小型サイズの用紙などを容易に取り出すことができる。
特に本実施形態では、排紙従動ローラー35を支持するフレーム部材36の上縁36aが、図3に示す様に装置正面視において当該フレーム部材36aより装置奥方領域へ装置前方側からアクセスする際のアクセス口下縁(作業空間Aの下縁)を形成する。従って、スキャナユニット3を開いた際に記録部(装置本体)2において排紙口5から装置奥方に位置するフレーム部材36までの媒体搬送経路の上方には何らの構成要素も存在しない。これにより、特に紙ジャム処理を行う際の作業性がより一層向上している。
加えて本実施形態では、排紙口5の左右を構成する右側構造部2a及び左側構造部2bのそれぞれの上面高さが装置前方側に向かって低くなる。例えば、右側構造部2aの上面は、図2に示す様に後方上面部2eと、後方上面部2eから装置前方側に向かって下がる傾斜面2fと、後方上面部2eより低い前方上面部2gと、で構成されている。従ってスキャナユニット3を開いた際に、装置前方側が大きく開き、より一層作業空間Aに手を差し入れ易くなる。
続いてキャリッジ28においてキャリッジ28の移動方向に沿って複数設けられたインクカートリッジ(32A〜32D)のうち交換すべきインクカートリッジを示す為の目印部37について説明する。
目印部37は、図5及び図6に示す様にフレーム部材36に設けられている。フレーム部材36は本実施形態では樹脂材料により形成されており、目印部37は、樹脂成形によってフレーム部材36に一体的に形成されている。これにより目印部37は、低コストに設けられる。
目印部37は、以下の様に利用される。例えば、インク切れを示すインジケーター11が点灯すると、ユーザーはスキャナユニット3を開く。このときキャリッジ28はホームポジション(図2において右側)にあり、ハウジングの後方上面部2e(図2)下側に隠れた位置にある。この状態でユーザーが操作ボタン10を押下すると、キャリッジ28は図示しない制御部の制御のもと、交換すべきインクカートリッジが目印部37によって指し示される位置に移動する。
図5、図6は、交換すべきインクカートリッジが、一例として符号32Bで示すインクカートリッジである場合を示しており、このインクカートリッジ32B(表示マーク29B)を目印部37が指し示す様に、キャリッジ28が停止する。ユーザーはこれにより、複数装着されたインクカートリッジのうち、インクカートリッジ32Bがインク切れとなり、交換すべきであることを把握する。
この様に、目印部37によって交換すべきインクカートリッジを指し示す為のキャリッジ28の停止領域が、図6において符号Aで示す一時停止領域である。尚、図6の一時停止領域Aの左端は、目印部37が表示マーク29D(後述)を指し示すときのキャリッジ28の左側面位置であり、一時停止領域Aの右端は、目印部37が表示マーク29A(後述)を指し示すときのキャリッジ28の右側面位置である。
次いでユーザーが操作ボタン10を押下すると、キャリッジ28は、インクカートリッジを交換する為の交換位置(図6において右側:目印部37がいずれのインクカートリッジも指し示さない位置)へ移動する。ユーザーはこの交換位置で、インクカートリッジを交換し、その後再び操作ボタン10を押下すると、キャリッジ28はホームポジションに戻り、必要なインク吸引動作を行う。
以上が目印部37の利用方法であり、以下、目印部37の特徴について更に詳説する。先ず、本実施形態において目印部37は、排紙口5を正面視した際に視認可能な位置に設けられている。図3はスキャナユニット3を開いた状態であるが、この状態で目印部37が視認可能であることは図示する通りである。そしてスキャナユニット3を閉じた状態においてパネルユニット8の下縁8bは、高さ位置Sに位置する。このため、ユーザーは排紙口5を正面視することにより、スキャナユニット3の開閉状態に拘わらず、スキャナユニット3によって視線を遮られることなく容易に目印部37を視認することができる。
また本実施形態では、目印部37はキャリッジ28に対し装置前方側に位置しているので、目印部37がより一層視認し易い。
加えて目印部37の表示面37aが、鉛直方向に沿った面を成すとともに装置前方側を向いているので、排紙口5を正面視した際の視認性が良好となる。尚、表示面37aを鉛直方向に沿った面で形成するほか、上向き傾斜となる様に形成しても良い。
尚、目印部37は、排紙口5を正面視した際に視認可能であることの他、少なくともキャリッジ28に対し装置前方側に位置していれば、目印部37を視認する際にスキャナユニット3の影響が小さくて済み、容易に視認することができる。従って目印部37の表示面37aは、鉛直面や上向き傾斜面に限らず、水平方向に沿った面で形成しても良い。この場合、目印部37aは排紙口5の正面視では視認できないが、スキャナユニット3の開状態において前方斜め上方から、スキャナユニット3によって視線を遮られることなく容易に視認することができる。
また上述の通り、パネルユニット8はスキャナユニット3に設けられており、スキャナユニット3が開かれた状態ではパネルユニット8も上方に移動し、フレーム部材36より装置前方側が大きく開放されるので、従って目印部37をより一層容易に視認することができる。
また本実施形態では、キャリッジ28の周囲を構成する面において装置前方側に、装着されるべきインクカートリッジのインク色を示す表示マーク29A〜29Dが設けられている。この表示マーク29A〜29Dは、例えばインクカートリッジ32Aがブラックの場合、表示マーク29Aがブラックの塗り潰しで形成されている。また例えばインクカートリッジ32Bがイエローの場合、表示マーク29Bがイエローの塗り潰しで形成されている。また例えばインクカートリッジ32Cがマゼンタの場合、表示マーク29Cがマゼンタの塗り潰しで形成されている。また例えばインクカートリッジ32Dがシアンの場合、表示マーク29Dがシアンの塗り潰しで形成されている。
この様にキャリッジ28にはインクカートリッジに対応するインク色で示される表示マーク29A〜29Dが設けられており、目印部37がこの表示マーク29A〜29Dを指し示すことから、交換すべきインクカートリッジの色がより明確に把握できる。
更に本実施形態では、目印部37は、交換すべきインクカートリッジを指し示す様に突出する突出部37bを有し、表示マーク29A〜29D及び目印部37を視認した際に、突出部37aと表示マーク29A〜29Dとがオーバーラップするので、交換すべきインクカートリッジの特定がより一層容易となる。尚、突出部37bは、本実施形態では上方を指し示す様に形成されているが、逆に下方を指し示す様に形成されていても良い。この場合、表示マーク29A〜29Dは目印部37の下側に位置することとなる。
更に本実施形態では、目印部37の表示面37aに、凹状に形成された目印37cを有するので、目印部37の視認性がより一層向上する。尚、本実施形態では、目印37cは滴の形状にスラッシュを付した、インク切れをイメージさせるマークにより形成されている。本実施形態では、この目印37cは凹みにより形成されているが、突起で形成されていても良い。
以上説明した各実施形態は一例であり、本発明がこれら各実施形態に限られないことは言うまでもない。例えば、上記実施形態に係るインクジェットプリンター1は、上部にスキャナユニット3を備えた所謂複合機として構成されているが、スキャナユニット3を備えない所謂単機能機であっても良い。
更に、上記各実施形態では本発明を記録装置の一例としてのインクジェットプリンターに適用したが、その他液体噴射装置一般に適用することも可能である。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンター、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含むものである。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
1 インクジェットプリンター、2 記録部(装置本体)、2a 右側構造部、2b 左側構造部、2c アーム支持部、2d 前面、2e 後方上面部、2f 傾斜面、2g 前方上面部、3 スキャナユニット、3a 回動軸、4 カバー、5 排紙口、6 排紙受けトレイ、8 パネルユニット、8a パネル面、8b 下縁、9 操作部、10 操作ボタン、11 インジケーター、12 インジケーター、14 アーム取付部、17 アーム、17a 回動軸、17b 被支持部、21 用紙支持部、22 給送ローラー、25 搬送駆動ローラー、26 搬送従動ローラー、28 キャリッジ、29A〜29D 表示マーク、31 記録ヘッド、32A〜32D インクカートリッジ、33 支持部材、34 排出駆動ローラー、35 排出従動ローラー、36 フレーム部材、37 目印部、37a 表示面、37b 突起、37c 目印

Claims (8)

  1. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを備える装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体を開閉可能な回動体と、
    前記記録ヘッドを備えるとともに、前記回動体を回動させて前記装置本体を開いた状態において前記記録ヘッドから吐出されるインクが収容されたインクカートリッジを着脱可能とするように構成され、第1の方向に移動可能に設けられるキャリッジと、
    前記キャリッジの移動領域内に設定された前記キャリッジの一時停止領域内に前記キャリッジが停止した際に、前記キャリッジにおいて前記第1の方向に沿って複数設けられた前記インクカートリッジのうち交換すべきインクカートリッジを示す目印部と、
    前記記録ヘッドにより記録が行われた媒体が排出される媒体排出口と、を備え、
    前記目印部が、前記媒体排出口を正面視した際に視認可能な位置に設けられており、
    前記記録ヘッドより前記媒体排出口側に位置し、媒体を前記媒体排出口側に向けて排出する排出手段を備え、
    前記排出手段は、第1ローラーと、当該第1ローラーに上から接する第2ローラーと、
    を備え、
    前記第2ローラーは、前記装置本体における前記第1の方向に延びるフレームに支持されており、
    前記目印部が、前記フレームと一体的に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、前記目印部が、前記キャリッジより前記媒体排出口側に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドを備える装置本体の上部において回動可能に設けられ、回動することにより前記装置本体を開閉可能な回動体と、
    前記記録ヘッドを備えるとともに、前記回動体を回動させて前記装置本体を開いた状態において前記記録ヘッドから吐出されるインクが収容されたインクカートリッジを着脱可能とするように構成され、第1の方向に移動可能に設けられるキャリッジと、
    前記キャリッジの移動領域内に設定された前記キャリッジの一時停止領域内に前記キャリッジが停止した際に、前記キャリッジにおいて前記第1の方向に沿って複数設けられた前記インクカートリッジのうち交換すべきインクカートリッジを示す目印部と、
    前記記録ヘッドにより記録が行われた媒体が排出される媒体排出口と、を備え、
    前記目印部が、前記キャリッジより前記媒体排出口側に設けられており、
    前記記録ヘッドより前記媒体排出口側に位置し、媒体を前記媒体排出口側に向けて排出する排出手段を備え、
    前記排出手段は、第1ローラーと、当該第1ローラーに上から接する第2ローラーと、
    を備え、
    前記第2ローラーは、前記装置本体における前記第1の方向に延びるフレームに支持されており、
    前記目印部が、前記フレームと一体的に形成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の記録装置であって、前記目印部の表示面が、鉛直方向に沿った面を成すとともに前記媒体排出口側を向いている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の記録装置であって、前記回動体に設けられて前記回動体とともに回動する操作パネルユニットを備え、
    前記回動体は、スキャナユニットであり、
    前記操作パネルユニットは、前記スキャナユニットが閉じた状態において前記記録装置の前面を構成するとともに、当該操作パネルユニットの下縁部が、前記媒体排出口の上縁部を形成する、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置であって、前記キャリッジの周囲において前記媒体排出口側に、装着されるべきインクカートリッジのインク色を示す表示マークが設けられ、
    前記目印部が、前記表示マークを指し示す、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項に記載の記録装置であって、前記目印部は、交換すべきインクカートリッジを指し示す様に突出する突出部を有し、
    前記表示マーク及び前記目印部を視認した際に、前記突出部と前記表示マークとがオーバーラップする、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置であって、前記目印部の表示面は、該表示面に凹状又は凸状に形成された目印を有する、ことを特徴とする記録装置。
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