JP5928062B2 - 撮像装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、被写体を撮像する撮像装置及びその制御方法に関する。
机上等に載置された原稿や各種資料等を被写体として撮像し、プロジェクター等の画像表示装置やパーソナルコンピューターに画像情報を出力する撮像装置(例えば、書画カメラ)が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の書画カメラは、自動的にピントを調整するオートフォーカス機能を備えるとともに、撮像の倍率を調整するズーム機能を備えている。一般に、書画カメラのオートフォーカス機能には、構造が簡単で小型化が可能なコントラスト検出方式が採用されている。コントラスト検出方式とは、フォーカスを変化させながら被写体を撮像してコントラストを検出し、コントラストが最大となる状態を合焦した状態として判定する。
特開2010−171761号公報
しかしながら、コントラスト検出方式のように、撮像した画像に基づいてオートフォーカスを行う場合には、ズーム機能が光学ズームによって実現されている場合において、ズームのワイド側でオートフォーカスを実行した後にテレ側に変化させると、ピントがずれやすいという問題を有している。これは、ワイド側では、被写界深度が深いためオートフォーカス時にピントを変化させても撮像結果(検出されるコントラスト等)に大きな差が出にくく、合焦の判定を正確に行うことが困難であるのに対し、テレ側では、被写界深度が浅いためワイド側での僅かなピントのずれが顕著なずれとして現れてしまうためである。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る撮像装置は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズユニットと、前記レンズユニットを通して入射される光を受光して撮像を行う撮像素子と、前記ズームレンズを光軸方向に移動させて、焦点距離を変化させるズーム駆動部と、前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させて、フォーカス状態を変化させるフォーカス駆動部と、前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズの位置を変化させながら前記撮像素子に撮像を行わせ、前記撮像素子の撮像結果に基づいて合焦位置を検出するとともに、検出された前記合焦位置に基づいて合焦を行う合焦制御部と、を備え、前記合焦制御部は、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを所定の基準位置よりもテレ側に位置させた状態で前記合焦位置を検出し、検出後に前記ズームレンズを前記基準位置に移動させることを特徴とする。
この撮像装置によれば、ズームレンズの位置を所定の基準位置よりもテレ側に位置させた状態で合焦位置を検出し、検出後に基準位置に移動させる。つまり、基準位置よりも被写界深度が浅い位置で合焦位置を検出するため、基準位置で合焦位置を検出する場合よりも合焦位置を正確に検出することが可能となる。この結果、その後で焦点距離を変化させる操作(ズーム操作)を行っても、合焦位置を調整し直す必要がない。
[適用例2]上記適用例に係る撮像装置において、前記合焦制御部は、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズをテレ端に位置させた状態で前記合焦位置を検出することが望ましい。
この撮像装置によれば、ズームレンズの位置を、被写界深度が最も浅いテレ端に位置させた状態で合焦位置を検出するため、合焦位置をより正確に検出することが可能となる。
[適用例3]上記適用例に係る撮像装置において、当該撮像装置の起動を指示する操作を受け付ける起動操作部をさらに備え、前記合焦制御部は、前記起動操作部が前記操作を受け付けた場合に前記合焦位置を検出して合焦を行うことが望ましい。
この撮像装置によれば、合焦のための処理が起動時に実施されるため、起動後にこの処理を別途行う必要がなくなり、利便性が向上する。
[適用例4]上記適用例に係る撮像装置において、前記基準位置は、ワイド端であることが望ましい。
この撮像装置によれば、合焦のための処理を起動時に行った後に、ズームレンズをワイド端に移動して広い範囲を撮像するため、その後で撮像範囲(拡大すべき範囲)を選ぶ際の利便性が向上する。
[適用例5]上記適用例に係る撮像装置において、前記合焦制御部は、前記フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内で前記フォーカスレンズの位置を変化させて前記合焦位置を検出するようにしてもよい。
この撮像装置によれば、合焦位置を検出する際に、フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内でフォーカスレンズの位置を変化させるため、合焦位置の検出に要する時間を短縮することが可能となる。
[適用例6]上記適用例に係る撮像装置において、合焦を指示する操作を受け付ける合焦操作部をさらに備え、前記合焦制御部は、前記合焦操作部が前記操作を受け付けた場合に前記合焦位置を検出して合焦を行い、前記基準位置は、前記合焦操作部が前記操作を受け付けた時点における前記ズームレンズの位置であることが望ましい。
この撮像装置によれば、合焦を指示する操作を受け付けた場合には、ズームレンズをテレ側に移動させて合焦位置を検出した後で、操作を受け付けた時点の位置にズームレンズを移動させるため、合焦のための処理の前後でズーム状態(焦点距離)が変わらずに済む。
[適用例7]上記適用例に係る撮像装置において、前記ズームレンズの位置を検出するレンズ位置検出部をさらに備え、前記合焦制御部は、前記レンズ位置検出部で検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、前記ズームレンズの位置を変えずに前記合焦位置を検出することが望ましい。
この撮像装置によれば、ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、ズームレンズの位置を変えずに合焦位置を検出するため、合焦位置の検出に要する時間を短縮することが可能となる。
[適用例8]本適用例に係る撮像装置の制御方法は、ズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズユニットと、前記レンズユニットを通して入射される光を受光して撮像を行う撮像素子と、前記ズームレンズを光軸方向に移動させて、焦点距離を変化させるズーム駆動部と、前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させて、フォーカス状態を変化させるフォーカス駆動部と、を備えた撮像装置の制御方法であって、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを所定の基準位置よりもテレ側に位置させるズーム位置変更ステップと、前記ズーム位置変更ステップの後で、前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズの位置を変化させながら前記撮像素子に撮像を行わせ、前記撮像素子の撮像結果に基づいて合焦位置を検出する合焦位置検出ステップと、前記合焦位置検出ステップの後に、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを前記基準位置に移動させるズーム位置復元ステップと、検出された前記合焦位置に基づいて合焦を行う合焦ステップと、を備えたことを特徴とする。
この撮像装置の制御方法によれば、ズームレンズの位置を所定の基準位置よりもテレ側に位置させた状態で合焦位置を検出し、検出後に基準位置に移動させる。つまり、基準位置よりも被写界深度が浅い位置で合焦位置を検出するため、基準位置で合焦位置を検出する場合よりも合焦位置を正確に検出することが可能となる。この結果、その後で焦点距離を変化させる操作(ズーム操作)を行っても、合焦位置を調整し直す必要がない。
[適用例9]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、前記ズーム位置変更ステップでは、前記ズームレンズをテレ端に位置させることが望ましい。
この撮像装置の制御方法によれば、ズームレンズの位置を、被写界深度が最も浅いテレ端に位置させた状態で合焦位置を検出するため、合焦位置をより正確に検出することが可能となる。
[適用例10]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、当該撮像装置の起動を指示する操作を受け付ける起動操作ステップをさらに備え、前記ズーム位置変更ステップ、前記合焦位置検出ステップ、前記ズーム位置復元ステップ、及び前記合焦ステップは、前記起動操作ステップに引き続いて行われることが望ましい。
この撮像装置の制御方法によれば、合焦のための処理が起動時に実施されるため、起動後にこの処理を別途行う必要がなくなり、利便性が向上する。
[適用例11]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、前記基準位置は、ワイド端であることが望ましい。
この撮像装置の制御方法によれば、合焦のための処理を起動時に行った後に、ズームレンズをワイド端に移動して広い範囲を撮像するため、その後で撮像範囲(拡大すべき範囲)を選ぶ際の利便性が向上する。
[適用例12]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、前記合焦位置検出ステップでは、前記フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内で前記フォーカスレンズの位置を変化させて前記合焦位置を検出するようにしてもよい。
この撮像装置の制御方法によれば、合焦位置を検出する際に、フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内でフォーカスレンズの位置を変化させるため、合焦位置の検出に要する時間を短縮することが可能となる。
[適用例13]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、合焦を指示する操作を受け付ける合焦操作ステップをさらに備え、前記ズーム位置変更ステップ、前記合焦位置検出ステップ、前記ズーム位置復元ステップ、及び前記合焦ステップは、前記合焦操作ステップの後で行われ、前記基準位置は、前記合焦操作ステップで前記操作を受け付けた時点における前記ズームレンズの位置であることが望ましい。
この撮像装置の制御方法によれば、合焦を指示する操作を受け付けると、ズームレンズをテレ側に移動させて合焦位置を検出した後で、操作を受け付けた時点の位置にズームレンズを移動させるため、合焦のための処理の前後でズーム状態(焦点距離)が変わらずに済む。
[適用例14]上記適用例に係る撮像装置の制御方法において、前記ズームレンズの位置を検出するレンズ位置検出ステップをさらに備え、前記合焦位置検出ステップでは、前記レンズ位置検出ステップで検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、前記ズームレンズの位置を変えずに前記合焦位置を検出することが望ましい。
この撮像装置の制御方法によれば、ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、ズームレンズの位置を変えずに合焦位置を検出するため、合焦位置の検出に要する時間を短縮することが可能となる。
また、上述した撮像装置及びその制御方法がコンピューターを用いて構築されている場合には、上記形態及び上記適用例は、その機能を実現するためのプログラム、或いは当該プログラムを前記コンピューターで読み取り可能に記録した記録媒体等の態様で構成することも可能である。記録媒体としては、フレキシブルディスクやハードディスク、CDやDVD等の光ディスク、光磁気ディスク、不揮発性の半導体メモリーを搭載したメモリーカードやUSBメモリー、撮像装置の内部記憶装置(RAMやROM等の半導体メモリー)等、前記コンピューターが読み取り可能な種々の媒体を利用することができる。
書画カメラを示す斜視図。 書画カメラの概略構成を示すブロック図。 ズームレンズの位置とフォーカスレンズの合焦位置との関係を示すグラフ。 ズームレンズの位置と被写体距離とに応じた合焦位置を表すデータテーブルを示す図。 書画カメラの起動時の動作について説明するためのフローチャート。 フォーカスキーが操作された際の書画カメラの動作について説明するためのフローチャート。
以下、撮像装置としての書画カメラについて、図面を参照して説明する。本実施形態の書画カメラは、机上等に載置された原稿や各種資料等を被写体として撮像し、画像表示装置やコンピューター等の外部装置に、撮像した画像の画像情報を出力するものである。
図1は、本実施形態の書画カメラを示す斜視図である。
図1(a)に示すように、書画カメラ1は、箱状の筐体10と、筐体10から略上方に延出する中空の支持アーム11と、支持アーム11の先端に固定された撮像部12とを備えている。また、筐体10の上面には、複数の操作キーからなる入力操作部13が設けられ、筐体10の側面には、画像信号を出力する出力端子14が配置されている。
支持アーム11は、筐体10に対して回動可能な第1アーム11aと、第1アーム11aに対して回動可能な第2アーム11bとを備えており、撮像部12は、第2アーム11bに対して回動可能に接続されている。第1アーム11a、第2アーム11b、及び撮像部12の回動は、水平で互いに平行な軸を回転軸とする回動であり、ユーザーは、これらの回動を利用して支持アーム11を折り曲げることにより、撮像部12の鉛直方向の位置(高さ)や水平方向の位置を調整することができる。撮像部12は、筐体10の近傍に載置された被写体Mを、レンズユニット30を通して上方から撮像する。そして、書画カメラ1は、撮像部12の撮像結果に応じた画像情報を生成し、出力端子14から図示しないケーブルを介して外部装置に出力する。なお、図1(b)に示すように、撮像部12は、第2アーム11bに接続される基端部12bに対して、先端部(本体12a)が回動可能になっており、壁面や、直立するホワイトボード等を被写体Mとして撮像することもできる。
図2は、書画カメラ1の概略構成を示すブロック図である。
図2に示すように、書画カメラ1は、上述した撮像部12、入力操作部13、及び出力端子14に加えて、制御部15、記憶部16、画像信号処理部17等を備えて構成され、これらは筐体10の内部に収容されている。
制御部15は、CPU(Central Processing Unit)及びRAM(Random Access Memory)等によって構成されており、記憶部16に記憶されている制御プログラムに従って動作することにより、書画カメラ1の動作を統括制御する。つまり、制御部15は、記憶部16とともにコンピューターとして機能する。
記憶部16は、マスクROM(Read Only Memory)や、フラッシュメモリー等の不揮発性のメモリーにより構成されている。記憶部16には、書画カメラ1の動作を制御するための制御プログラムや、書画カメラ1の動作条件等を規定する各種設定データ等が記憶されている。
入力操作部13は、ユーザーからの入力操作を受け付けるものであり、書画カメラ1に対して各種指示を行うための複数の操作キーを備えている。図1(a)に示すように、入力操作部13が備える操作キーとしては、電源をオンにして書画カメラ1を起動させるための電源キー21、撮像する倍率を調整するための一対のズームキー22、自動的にピントを合わせるためのフォーカスキー23等がある。ユーザーが入力操作部13の各種操作キーを操作すると、入力操作部13は、この入力操作を受け付けて、ユーザーの操作内容に応じた操作信号を制御部15に出力する。
撮像部12は、レンズユニット30と、撮像素子31と、ズーム駆動部32と、フォーカス駆動部33と、レンズ位置検出部34とを備えている。レンズユニット30は、固定レンズ35、ズームレンズ36、固定レンズ37、フォーカスレンズ38を含んでおり、被写体Mで反射した光は、このレンズユニット30を通って撮像素子31の受光面上に結像される。撮像素子31は、CCD(Charge Coupled Device)センサーやCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサー等からなり、レンズユニット30を通して入射される光を受光して撮像を行う。撮像素子31の受光面には、マトリックス状に配列された複数の画素(受光画素)が形成されており、撮像部12は、各画素の受光量に基づく画像信号を所定のフレームレートで生成し、支持アーム11の内部に配線されているケーブル(図示せず)を介して画像信号処理部17に順次出力する。
ズーム駆動部32は、ステッピングモーター等を備えて構成され、制御部15の指示に基づいてレンズユニット30のズームレンズ36を駆動し、ズームレンズ36の位置を光軸Ax方向に変化させる。ズームレンズ36は、レンズユニット30の焦点距離、即ち画角を調整するためのものであり、焦点距離が最小で画角が最大となるワイド端から、焦点距離が最大で画角が最小となるテレ端までの間を移動可能になっている。制御部15は、入力操作部13に備わる一対のズームキー22の操作に応じてズーム駆動部32にズームレンズ36を駆動させる。つまり、ユーザーは、ズームキー22の操作(ズーム操作)を行うことによって、所望の画角に調整することができる。
フォーカス駆動部33は、ステッピングモーター等を備えて構成され、制御部15の指示に基づいてレンズユニット30のフォーカスレンズ38を駆動し、フォーカスレンズ38の位置を光軸Ax方向に変化させる。フォーカスレンズ38は、撮像素子31で撮像される画像のフォーカス状態(ピント)を調整するためのものであり、レンズユニット30から被写体Mまでの距離(被写体距離)に応じてフォーカスレンズ38の位置を変化させることによってピントが合った(合焦した)画像を撮像することができるようになっている。なお、これ以降、ピントが合うときのフォーカスレンズ38の位置を合焦位置とも呼ぶ。また、本実施形態の書画カメラ1は、オートフォーカス機能を有しており、書画カメラ1の起動時や、入力操作部13のフォーカスキー23が操作された際には、被写体距離に応じて自動的にフォーカスレンズ38を合焦位置に合わせるオートフォーカス処理を実施する(詳しくは後述する)。
レンズ位置検出部34は、エンコーダー等によって構成され、ズームレンズ36、及びフォーカスレンズ38の位置を検出して、検出結果を制御部15に出力する。制御部15は、レンズ位置検出部34の検出結果に基づいて、ズーム駆動部32及びフォーカス駆動部33の動作を制御し、ズームレンズ36及びフォーカスレンズ38の位置を調整する。
画像信号処理部17は、制御部15の指示に基づいて、撮像部12(撮像素子31)から入力される画像信号を増幅したり、所定の形式の画像信号に変換したりする処理を行い、処理後の画像信号を、出力端子14から図示しないケーブルを介して外部装置に出力する。また、画像信号処理部17は、制御部15の指示に基づいて、記憶部16に記憶されている所定の画像データに基づく画像信号を出力することができる。つまり、画像信号処理部17は、撮像部12で撮像された画像(撮像画像)を表す画像信号を出力する状態と、所定の画像データに基づく画像信号を出力する状態とを、制御部15の指示に応じて切り替えることができる。
ここで、本実施形態のレンズユニット30において、フォーカスレンズ38の合焦位置は、被写体距離に応じて変化するとともに、ズームレンズ36の位置、即ち焦点距離(画角)によっても変化する。
図3は、ズームレンズ36の位置とフォーカスレンズ38の合焦位置との関係を示すグラフである。本図において、横軸は、ズームレンズ36の位置を表し、左側をワイド端、右側をテレ端としている。また、縦軸は、フォーカスレンズ38の位置を表し、上側に向かうほど、至近の被写体距離に対応した位置になっている。
図中に示した3つの曲線は、それぞれ被写体距離が5cm、1m、∞の場合の合焦位置の軌跡を表している。このように、フォーカスレンズ38の合焦位置は、被写体距離によって異なる軌跡を描くとともに、ズームレンズ36の位置に応じて変化している。また、ワイド側では被写界深度が深いため、被写体距離による合焦位置の差は小さいが、テレ側に行くほど被写界深度が浅くなるため、被写体距離による合焦位置の差が大きくなっている。
本実施形態では、ズームレンズ36の位置に応じて合焦位置がこのように変化するため、被写体距離が一定でも、ズームレンズ36の位置を変化させると、ピントがずれてしまう。このため、合焦した状態を保ちながらズーム操作が可能となるように、制御部15は、ズームレンズ36の移動に連動させてフォーカスレンズ38を図3のグラフに従って移動させるようにしている。
図4は、ズームレンズ36の位置と被写体距離とに応じた合焦位置を表すデータテーブルを示す図であり、書画カメラ1は、このデータテーブルを記憶部16に保持している。
図4に示すように、データテーブルTBは、ズームレンズ36の位置Zと、被写体距離Dに基づいて、フォーカスレンズ38の合焦位置を導くためのテーブルであり、図3のグラフに基づいて生成されている。ここで、ズームレンズ36の位置Zを表す数値は、焦点距離(画角)に応じた画像の倍率を表しており、データテーブルTBには、1倍のワイド端から12倍のテレ端までに対応するデータが含まれている。また、被写体距離Dは、無限遠(∞)から至近(5cm)に至る合焦可能な範囲が複数に区分されており、データテーブルTBには、各区分に対応するデータが含まれている。
制御部15は、ズームレンズ36の位置に応じて、フォーカスレンズ38をデータテーブルTBに従って移動させることにより、合焦状態を保つようにしている。例えば、被写体距離が無限遠の場合で、ズームレンズ36の位置をワイド端からテレ端に変化させる場合には、制御部15は、合焦状態を保つために、ズームレンズ36の位置に応じてフォーカスレンズ38の位置をa1、a2、…、a12と変化させる。同様に、被写体距離が至近(5cm)の場合で、ズームレンズ36の位置をワイド端からテレ端に変化させる場合には、制御部15は、合焦状態を保つために、ズームレンズ36の位置に応じてフォーカスレンズ38の位置をe1、e2、…、e12と変化させる。
ただし、データテーブルTBに従ってフォーカスレンズ38の位置を調整しても、ワイド端では被写界深度が深く、テレ端では被写界深度が浅いため、ワイド端で合焦しているように見えたにも拘らず、テレ側に変化するにつれてピントのずれが目立ってしまう場合が生じ得る。このため、本実施形態の書画カメラ1は、起動時やフォーカスキー23が操作された際のオートフォーカス処理において、ズームレンズ36を被写界深度が浅いテレ端に一時的に移動してから合焦位置を検出し、その後でズームレンズ36の位置を本来の位置に戻すようにしている。
図5は、書画カメラ1の起動時の動作について説明するためのフローチャートである。
書画カメラ1に商用電源が投入されると、制御部15は、制御プログラムに従った動作を開始する。商用電源が供給された直後には、書画カメラ1は、スタンバイ状態(電源オフの状態)であり、ユーザーによる入力操作部13の電源キー21の操作を待機している。そして、ユーザーにより電源キー21が操作されると、書画カメラ1は、図5に示すフローに従って動作する。なお、ユーザーは、撮像部12の撮像範囲内に被写体Mを載置した状態で電源キー21を操作するものとする。
図5に示すように、ステップS101では、制御部15は、各種初期化処理を実施する。例えば、ズームレンズ36やフォーカスレンズ38を所定の位置(初期位置)に移動させる処理や、撮像部12の準備が整うまでの間、撮像画像の代わりに所定の画像(初期画像)の画像情報を画像信号処理部17から出力させる処理等を行う。
ステップS102では、制御部15は、ズーム駆動部32に指示をして、ズームレンズ36をテレ端(倍率が12倍になる位置)、即ちズームレンズ36の可動範囲の中で、焦点距離が最大で画角が最小となる位置に移動させる。
ステップS103では、制御部15は、被写体Mを撮像した画像に基づいて合焦位置を検出する。具体的には、制御部15は、フォーカス駆動部33に指示をしてフォーカスレンズ38の位置を少しずつ変化させながら、撮像素子31で撮像された画像のコントラストを導出し、コントラストが最大となる位置を合焦位置として決定する。なお、フォーカスレンズ38の位置を少しずつ変化させる際に、いずれか一方の端から他方の端までを順に変化させる態様とすると処理に長い時間を要してしまうため、現在のフォーカスレンズ38の位置からいずれかの方向に位置を変化させながら最大コントラスト位置を検出することが望ましい。このとき、いずれかの方向に少し移動させた位置でのコントラストが、現在の位置でのコントラストよりも低下する場合には、反対方向に移動させながら最大コントラスト位置を検出すればよい。また、反対方向に少し移動させた位置でもコントラストが低下する場合には、現在の位置が合焦位置であると判断して、その時点で処理を終了してもよい。
ステップS104では、制御部15は、図4に示したデータテーブルTBを参照して、検出した合焦位置から被写体距離を導出する。具体的には、ズームレンズ36の位置がテレ端(12倍の位置)であるため、制御部15は、テレ端に対応する合焦位置(a12〜e12)の中から、検出された合焦位置に近いものを特定し、特定した合焦位置に基づいて被写体距離を導出する。例えば、検出された合焦位置がd12に近い場合には、被写体距離は約30cmとなる。
ステップS105では、制御部15は、ズーム駆動部32に指示をして、ズームレンズ36をワイド端(倍率が1倍になる位置)、即ちズームレンズ36の可動範囲の中で、焦点距離が最小で画角が最大となる位置に移動させる。
ステップS106では、制御部15は、図4に示したデータテーブルTBを参照して、ステップS104で導出した被写体距離、及び現在のズームレンズ36の位置(ワイド端)に対応するフォーカスレンズ38の位置を導く。そして、フォーカス駆動部33に指示をして、この位置にフォーカスレンズ38を移動させる。例えば、導出した被写体距離が30cmの場合には、制御部15は、ワイド端に対応するd1にフォーカスレンズ38を移動させる。これにより、レンズユニット30は、ワイド端において被写体Mにピントが合う状態となり、撮像部12による撮像の準備が整う。
ステップS107では、制御部15は、画像信号処理部17に指示をして、初期画像に代えて撮像画像(画像情報)の出力を開始させて、フローを終了する。この結果、ワイド端において被写体Mにピントが合った画像の画像情報が出力端子14から出力される。
このように、書画カメラ1は、起動時において、ズームレンズ36を被写界深度が浅いテレ端に移動させた状態で合焦位置を検出し、その後でズームレンズ36をワイド端に移動させている。このため、この後にユーザーがズームキー22を操作してズームレンズ36をワイド端からテレ側に移動させても、合焦状態を維持することができる。なお、図5に示したフローにおいて、ステップS102〜S106がオートフォーカス処理に相当する。ここで、ステップS105でズームレンズ36をワイド端に移動させているのは、起動直後には広い範囲(例えば、被写体Mの全体)を撮像する状態にしておくほうが、その後で撮像範囲(拡大すべき範囲)をユーザーが選んだりする際の利便性が高まるためである。
図6は、フォーカスキー23が操作された際の書画カメラ1の動作について説明するためのフローチャートであり、フォーカスキー23が操作された際に実施されるオートフォーカス処理を示している。電源オンの状態において、ユーザーによりフォーカスキー23が操作されると、書画カメラ1は、図6に示すフローに従って動作する。
図6に示すように、ステップS201では、制御部15は、レンズ位置検出部34の検出結果に基づいて、現在のズームレンズ36の位置を検出し、所定の位置よりもテレ側にあるか否かを判断する。そして、ズームレンズ36が所定の位置よりもテレ側にある場合にはステップS202に移行し、所定の位置よりもテレ側にはない場合、即ち所定の位置又はそれよりもワイド側にある場合にはステップS204に移行する。
ズームレンズ36が所定の位置よりもテレ側にあってステップS202に移行した場合には、制御部15は、ステップS103と同じ動作を行って合焦位置を検出する。そして、ステップS203では、制御部15は、フォーカス駆動部33に指示をして、検出された合焦位置にフォーカスレンズ38を移動させてフローを終了する。このように、ズームレンズ36が所定の位置よりもテレ側にある場合には、被写界深度が浅く、その後でズーム操作を行ってもピントのずれが目立ちにくいため、ズームレンズ36の位置を変えずに合焦位置を検出する。
一方、ズームレンズ36が所定の位置よりもテレ側にはなくてステップS204に移行した場合には、制御部15は、現在のズームレンズ36の位置を自らのRAMに記憶する。
ステップS205〜S207については、上述したステップS102〜S104と同一である。つまり、ステップS205では、制御部15は、ズーム駆動部32に指示をして、ズームレンズ36をテレ端に移動させ、ステップS206では、合焦位置を検出する。そして、ステップS207では、制御部15は、図4に示したデータテーブルTBを参照して、検出された合焦位置から被写体距離を導出する。
ステップS208では、制御部15は、フォーカスキー23が操作された時点のズームレンズ36の位置を復元する。具体的には、制御部15は、ステップS204でRAMに記憶したズームレンズ36の位置を読み出し、ズーム駆動部32に指示をして、ズームレンズ36をテレ端からこの位置に移動させる。
ステップS209では、制御部15は、図4に示したデータテーブルTBを参照して、ステップS207で導出した被写体距離、及び現在のズームレンズ36の位置に対応するフォーカスレンズ38の位置を導く。そして、フォーカス駆動部33に指示をして、この位置にフォーカスレンズ38を移動させてフローを終了する。この結果、被写体Mにピントが合った画像の画像情報が出力端子14から出力される。
このように、ズームレンズ36が所定の位置よりもテレ側にはない状態でフォーカスキー23が操作された場合には、書画カメラ1は、ズームレンズ36を被写界深度が浅いテレ端に移動させた状態で合焦位置を検出し、その後でズームレンズ36を元の位置に移動させている。このため、この後にユーザーがズームキー22を操作してズームレンズ36を移動させても、合焦状態を維持することができる。
以上説明したように、本実施形態の書画カメラ1によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態の書画カメラ1によれば、ズームレンズ36の位置をテレ端に位置させた状態で合焦位置を検出し、検出後にズームレンズ36を本来の位置(基準位置)に移動させている。つまり、被写界深度が最も浅い位置で合焦位置を検出するため、基準位置で合焦位置を検出する場合よりも合焦位置を正確に検出することが可能となる。この結果、その後でズーム操作を行っても、合焦位置を調整し直す必要がない。
(2)本実施形態の書画カメラ1によれば、起動時にオートフォーカス処理が実施されるため、起動後に合焦するための処理を別途行う必要がなくなり、利便性が向上する。
(3)本実施形態の書画カメラ1によれば、起動時にオートフォーカス処理を行った後に、ズームレンズ36をワイド端に移動して広い範囲を撮像するため、その後で撮像範囲(拡大すべき範囲)を選ぶ際の利便性が向上する。
(4)本実施形態の書画カメラ1によれば、フォーカスキー23が操作された場合には、ズームレンズ36をテレ端に移動させて合焦位置を検出した後で、フォーカスキー23が操作された時点の位置にズームレンズ36を移動させるため、オートフォーカス処理の前後でズーム状態(焦点距離)が変わらずに済む。
(5)本実施形態の書画カメラ1によれば、フォーカスキー23が操作された場合のオートフォーカス処理において、ズームレンズ36の位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、ズームレンズ36の位置を変えずに合焦位置を検出するため、合焦位置の検出に要する時間を短縮することが可能となる。
なお、本実施形態では、制御部15が合焦制御部に相当する。また、入力操作部13の電源キー21が起動操作部に相当し、入力操作部13のフォーカスキー23が合焦操作部に相当する。また、起動時のオートフォーカス処理では、ワイド端が基準位置(合焦位置を検出した後にズームレンズ36が移動すべき位置)であり、フォーカスキー23が操作された場合のオートフォーカス処理では、フォーカスキー23が操作された時点におけるズームレンズ36の位置が基準位置である。
(変形例)
また、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
上記実施形態において、オートフォーカス処理に要する時間を短縮するために、オートフォーカス処理中のフォーカスレンズ38の可動範囲を、使用頻度の高い範囲に限定するようにしてもよい。そして、実際の合焦位置が上記可動範囲外にある場合には、手動でフォーカス調整をさせる態様にしてもよい。また、撮像部12の基端部12bに対する本体12aの回転状態を検知して、回転状態に応じて可動範囲を切り替えるようにしてもよい。例えば、レンズユニット30が下を向いているときには至近側(例えば、5cm〜30cm)を可動範囲とし、レンズユニット30が水平の時には∞側(例えば、1m〜∞)を可動範囲とすることができる。
上記実施形態では、コントラストが最大となる位置を合焦位置とするコントラスト検出方式によってオートフォーカス処理を行っているが、オートフォーカスの方式はコントラスト検出方式に限定されず、撮像素子31で撮像された画像に基づいて合焦を判定する方式であれば他の方式を採用してもよい。
上記実施形態では、オートフォーカス処理をテレ端で実施しているが、オートフォーカス処理を実施する際のズームレンズ36の位置はテレ端に限定されない。ただし、被写界深度が浅い位置で実施する必要があるため、テレ端近傍であることが望ましい。また、オートフォーカス処理を実施する際のズームレンズ36の位置を、被写界深度によって定めるようにしてもよい。例えば、被写界深度が10mm以下となる位置でオートフォーカス処理を実施してもよいし、ピントのずれをさらに抑制するために、被写界深度が5mm以下となる位置で実施するようにしてもよい。
上記実施形態において、オートフォーカス処理中は、撮像画像の画像情報を出力端子14から出力させるようにしてもよいし、他の画像(例えば、初期画像)の画像情報を出力させるようにしてもよい。
1…書画カメラ、10…筐体、11…支持アーム、11a…第1アーム、11b…第2アーム、12…撮像部、12a…本体、12b…基端部、13…入力操作部、14…出力端子、15…制御部、16…記憶部、17…画像信号処理部、21…電源キー、22…ズームキー、23…フォーカスキー、30…レンズユニット、31…撮像素子、32…ズーム駆動部、33…フォーカス駆動部、34…レンズ位置検出部、35…固定レンズ、36…ズームレンズ、37…固定レンズ、38…フォーカスレンズ、Ax…光軸、M…被写体。

Claims (8)

  1. ズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズユニットと、
    前記レンズユニットを通して入射される光を受光して撮像を行う撮像素子と、
    前記ズームレンズを光軸方向に移動させて、焦点距離を変化させるズーム駆動部と、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させて、フォーカス状態を変化させるフォーカス駆動部と、
    前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズの位置を変化させながら前記撮像素子に撮像を行わせ、前記撮像素子の撮像結果に基づいて合焦位置を検出するとともに、検出された前記合焦位置に基づいて合焦を行う合焦制御部と、
    合焦を指示する操作を受け付ける合焦操作部と、
    前記ズームレンズの位置を検出するレンズ位置検出部と、
    を備え、
    前記合焦制御部は、前記合焦操作部が前記操作を受け付けると、
    前記レンズ位置検出部で検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、前記ズームレンズの位置を変えずに前記合焦位置を検出し、被写体距離を導出することなく、検出された前記合焦位置に前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズを移動させ、
    前記レンズ位置検出部で検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもワイド側の場合には、前記合焦操作部が前記操作を受け付けた時点における前記ズームレンズの位置を基準位置として、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを前記基準位置よりもテレ側に位置させた状態で前記合焦位置を検出し、検出された前記合焦位置から被写体距離を導出し、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを前記基準位置に移動させるとともに、導出された被写体距離に基づいて、前記基準位置に応じた前記合焦位置に前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズを移動させることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置であって、
    前記合焦制御部は、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズをテレ端に位置させた状態で前記合焦位置を検出することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1又は2に記載の撮像装置であって、
    当該撮像装置の起動を指示する操作を受け付ける起動操作部をさらに備え、
    前記合焦制御部は、前記起動操作部が前記操作を受け付けた場合に前記合焦位置を検出して合焦を行うことを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置であって、
    前記合焦制御部は、前記フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内で前記フォーカスレンズの位置を変化させて前記合焦位置を検出することを特徴とする撮像装置。
  5. ズームレンズ及びフォーカスレンズを含むレンズユニットと、
    前記レンズユニットを通して入射される光を受光して撮像を行う撮像素子と、
    前記ズームレンズを光軸方向に移動させて、焦点距離を変化させるズーム駆動部と、
    前記フォーカスレンズを光軸方向に移動させて、フォーカス状態を変化させるフォーカス駆動部と、
    を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記フォーカス駆動部により前記フォーカスレンズの位置を変化させながら前記撮像素子に撮像を行わせ、前記撮像素子の撮像結果に基づいて合焦位置を検出する合焦位置検出ステップと、
    前記合焦位置に基づいて合焦を行う合焦ステップと、
    合焦を指示する操作を受け付ける合焦操作ステップと、
    前記合焦操作ステップの後で、前記ズームレンズの位置を検出するレンズ位置検出ステップと、
    前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを所定の基準位置よりもテレ側に位置させるズーム位置変更ステップと、
    を備え、
    前記レンズ位置検出ステップで検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもテレ側の場合には、前記合焦位置検出ステップでは前記ズームレンズの位置を変えずに前記合焦位置を検出し、被写体距離を導出することなく前記合焦ステップを行い、
    前記レンズ位置検出ステップで検出された前記ズームレンズの位置が所定の位置よりもワイド側の場合には、前記合焦操作ステップで前記操作を受け付けた時点における前記ズームレンズの位置を前記基準位置として前記ズーム位置変更ステップ行った後、前記合焦位置検出ステップを行い、検出された前記合焦位置から被写体距離を導出し、前記ズーム駆動部により前記ズームレンズを前記基準位置に移動させるズーム位置復元ステップ後、導出された被写体距離に基づいて、前記基準位置に応じて前記合焦ステップを行うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  6. 請求項5に記載の撮像装置の制御方法であって、
    前記ズーム位置変更ステップでは、前記ズームレンズをテレ端に位置させることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 請求項5又は6に記載の撮像装置の制御方法であって、
    当該撮像装置の起動を指示する操作を受け付ける起動操作ステップをさらに備え、
    前記ズーム位置変更ステップ、前記合焦位置検出ステップ、前記ズーム位置復元ステップ、及び前記合焦ステップは、前記起動操作ステップに引き続いて行われることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項5〜7のいずれか一項に記載の撮像装置の制御方法であって、
    前記合焦位置検出ステップでは、前記フォーカスレンズの可動範囲よりも狭い範囲内で前記フォーカスレンズの位置を変化させて前記合焦位置を検出することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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