JP5927711B1 - レンズ素子搬送機構、コントローラ、光軸調整装置並びに、光学モジュール製造設備及びその製造方法 - Google Patents

レンズ素子搬送機構、コントローラ、光軸調整装置並びに、光学モジュール製造設備及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

カメラモジュールの製造方法は、センサユニットやレンズユニットを所定の場所へ個別に搬送する搬送ステップと、載置ステージにセンサユニットを載置するセンサ載置ステップと、載置されたセンサユニットに対し硬化性樹脂を塗布する塗布ステップと、レンズLの基準位置を検知する基準位置検知ステップと、レンズの基準位置を設定する基準位置設定ステップと、レンズとイメージセンサとの光軸調整を行う光軸調整ステップと、センサユニットSUに対してレンズユニットLUを固定する固定ステップ180と、を有する。

Description

本発明は、レンズ素子搬送機構、レンズ駆動装置、光軸調整装置並びに、光学モジュール製造設備及びその製造方法に関する。
従来、カメラモジュールとして、CCDやCMOS等の半導体素子(撮像素子)に、被写体の像を結像させるためのレンズ素子を一体に組み合わせたものが知られている(例えば、特開2010−114731号公報。)。このカメラモジュールを組み立てる際には、レンズ素子を介して撮像素子でチャートを撮像し、その画像を見ながらレンズ素子を撮像素子に対して光軸方向に位置調整し、ジャストフォーカス位置でレンズ素子を撮像素子に固定する。
さらに、撮像素子とレンズ素子との焦点合わせにおいては、撮像素子とは別の基準撮像素子に対するレンズ素子の焦点合わせを行う焦点合わせ工程と、焦点合わせ工程によって得られたジャストフォーカス位置に基づいて撮像素子及びレンズ素子を配置するジャストフォーカス位置再現工程と、ジャストフォーカス位置再現工程によって所定の位置に配置された撮像素子及びレンズ同士を固定する固定工程と、が行われる。
また、2つの光学部品の光軸合わせを行うためには、光軸調整装置が用いられる。この光軸調整装置は、所定の平面において両方の光学部品の光軸を一致させるシフト調整と、両方の光学部品の光軸を同軸状にするチルト調整とが行われる(例えば、特開2008−46630号公報)。本文献に開示されるゴニオステージによれば、ゴニオステージ上に配された光学部品に対しシフト調整を済ませておけば、所定の平面において両方の光学部品の光軸を一致させた状態のまま、チルト調整を行うことができる。
しかしながら、特開2010−114731号公報においては、焦点合わせ工程における基準撮像素子と、ジャストフォーカス位置再現工程における撮像素子の配置は常に一致するとは限らない。このため、カメラモジュールの組立における製造誤差が生じてしまう。また、このような製造誤差をなくそうとすれば、レンズ駆動装置を用いたレンズの位置調節を、焦点合わせ工程及びジャストフォーカス位置再現工程のそれぞれにおいて行なう必要がある。係る場合には、カメラモジュールの組立に要する時間は長くなってしまう。また、実際の撮像素子とレンズ素子の光軸調整が行われないため、高精度のカメラモジュールを製造することができない。
また、特開2008−46630号公報のゴニオステージを用いて光軸調整を行う場合、光軸調整の対象となる光学部品の変更の都度、光学部品に対しシフト調整を済ませなければならない。したがって、様々な種類の光学部品の光軸調整を行う場合には、ゴニオステージの採用によって享受できるメリットは少ない。
同一の光学部品のシフト調整を行う場合であっても、ゴニオステージ上における光学部品の載置位置が常に一定であるとは限らない。この理由としては、光学部品自体の寸法のばらつきや、光学部品をゴニオステージに載置するためのアーム装置の制御のばらつき等が考えられる。
さらに、昨今の光学部品は、著しい速度で微細化が進んでいる。このような光学部品の微細化が進むと、光学部品自体の寸法のばらつきやマウント装置の制御のばらつきが、位置合わせ作業に与える影響は大きくなる。結果、これらの「ばらつき」が許容できない場合には、ゴニオステージの採用によって享受できるメリットは極めて少なくなってしまう。
加えて、光学部品の光軸を傾けたまま光軸調整を行ないたいというニーズがある。例えば、携帯電話に搭載されるカメラ用レンズとイメージセンサを組み立てる際には、カメラの使用時と同じ向き(光軸がほぼ水平となる姿勢)の光学部品に対し、光軸調整をしたいという要望がある。しかしながら、ゴニオステージを傾けると、ゴニオステージの構成部品(例えば、ステージ部材とステージ移動部材)の公差が、光軸調整の誤差となって表われてしまう。
本発明は、斯かる実情に鑑み、カメラモジュールの組立時間を従来よりも短いものにすることを可能にするレンズ素子搬送機構、レンズ駆動装置、光軸調整装置並びに、光学モジュール製造設備及びその製造方法を提供しようとするものである。
上記目的を達成する本発明は、電力を入力することで基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子を、光学素子に取り付けて光学モジュールを得る光学モジュール製造設備であって、前記レンズ素子に電力を入力して、前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ユニットと、電力入力により前記基準位置にある前記レンズの光軸と、前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくる光軸調整ユニットと、前記一致状態をつくった後に前記レンズ素子と前記光学素子とを固定する固定ユニットと、を備えることを特徴とする光学モジュール製造設備である。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、前記光学素子の姿勢を変位させて前記レンズ素子に対する前記一致状態を作ることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記レンズ素子に対して、前記基準位置と前記退避位置との間で前記レンズを駆動させるための電力を供給する出力端子をさらに備えることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記出力端子は、少なくとも前記レンズの位置調節から前記レンズと前記光学素子との光軸合わせまでの間、前記レンズ素子へ所定の電力を供給することを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記基準位置設定ユニットが前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ポイントと、前記光軸調整ユニットが前記一致状態をつくる光軸調整ポイントが異なっており、前記出力端子が、前記基準位置設定ポイントと、前記光軸調整ポイントとの間を移動することを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記出力端子は、前記レンズと前記光学素子との光軸合わせてから、前記一致状態を維持したまま前記レンズ素子と前記光学素子とを固定するまでの間、前記レンズ素子へ所定の電力を供給することを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットが、素子供給ポイントにおいて前記光学素子を外部から受け取るようになっており、前記素子供給ポイントと、該光軸調整ユニットが前記一致状態をつくる光軸調整ポイントが異なっており、前記光軸調整ユニットが、前記光学素子を前記素子供給ポイントから前記光軸調整ポイントまで移送することを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記基準位置設定ユニットは、前記レンズの位置を計測する変位計を有することを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、前記光軸が非鉛直方向となる状態で、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、前記光軸が水平方向に向く状態で、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、少なくとも、前記光軸が鉛直方向に向く前記光学素子を、前記光軸が前記非鉛直方向に向くように変位させて、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、少なくとも、前記光軸が鉛直方向に向く前記レンズを、前記光軸が前記非鉛直方向に向くように変位させて、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする。
上記光学モジュール製造設備に関連して、前記光軸調整ユニットは、前記光学素子を載置する載置ステージと、前記載置ステージの位置及び姿勢を調整するステージ調整機構と、前記ステージ調整機構を制御するコントローラとを、備え、前記ステージ調整機構は、前記載置ステージを所定の方向へ移動させるシフトユニットと、 前記載置ステージを所定の軸周りに揺動させるチルトユニットと、を有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、電力を入力することで基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子を搬送するレンズ素子搬送機構であって、前記レンズの位置を前記基準位置へ設定する基準位置設定ポイントと、前記レンズ素子と光学素子との光軸合わせが行われる光軸調整ポイントの間で、前記レンズ素子を搬送する搬送ユニットと、前記搬送ユニットに設けられ、前記基準位置と前記退避位置との間で前記レンズを駆動させるための電力を供給する出力端子と、を有し、前記レンズ素子に設けられた入力端子と前記出力端子とは、少なくとも前記基準位置設定ポイントと前記光軸調整ポイントの間における搬送において、電気的に接続することを特徴とするレンズ素子搬送機構である。
上記レンズ素子搬送機構に関連して、前記出力端子から前記入力端子への電力の供給は、少なくとも前記基準位置設定ポイントと前記光軸調整ポイントとの間における搬送において継続して行なわれることを特徴とする。
上記レンズ素子搬送機構に関連して、前記搬送ユニットは、前記レンズ素子の保持を行なう保持状態と、前記保持が解除された保持解除状態との間で切替え自在であり、前記保持状態において、前記入力端子と前記出力端子とが電気的に接続されることを特徴とする。
上記レンズ素子搬送機構に関連して、前記搬送ユニットは、前記出力端子を有し、前記レンズ素子のうち前記光学素子に対する固定面を開放したままま前記レンズ素子を挟む一対のアームと、前記一対のアームの相対的位置を変更するアーム移動機構と、を備えたことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子に対して前記レンズの位置の調整を行なうために、前記レンズ素子へ所定の電力を出力するレンズ駆動装置であって、前記レンズ素子へ所定の電力を出力する電力出力部と、前記電力出力部を制御する電力制御部と、を有し、前記電力制御部は、少なくとも、前記レンズの位置を前記基準位置へ合わせる基準位置設定状態から、前記レンズ素子と光学素子との光軸合わせが行われる光軸調整状態までの間において、前記レンズが継続して前記基準位置を維持するように前記電力出力部の制御を行うことを特徴とするレンズ駆動装置である。
上記レンズ駆動装置に関連して、前記電力制御部は、前記基準位置設定状態において、前記基準位置に対応する電力条件を検知するとともに、少なくとも前記基準位置設定状態から前記光軸調整状態までの間においては、前記基準位置に対応する電力条件を維持するように前記電力出力部の制御を行うことを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子について、光学素子を基準とする光軸調整を行なうとともに、前記レンズ素子と前記光学素子とを備えた光学モジュールを製造する光学モジュールの製造方法であって、前記レンズ素子に入力される電力条件によって前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ステップと、前記レンズ素子に入力される電力条件によって前記レンズを前記基準位置にて保持する基準位置保持ステップと、前記基準位置保持ステップと共にて行なわれ、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくる光軸調整ステップと、前記一致状態を維持したまま前記レンズ素子と前記光学素子とを固定する固定ステップと、を備えたことを特徴とする光学モジュールの製造方法である。
上記目的を達成する本発明は、第1の光学部品と第2の光学部品との光軸調節を行うための光軸調整装置であって、前記第1の光学部品を載置する載置ステージと、前記載置ステージの位置及び姿勢を調整するステージ調整機構と、前記ステージ調整機構を制御するコントローラとを、備え、前記載置ステージにおける前記第1の光学部品が載置される載置面と平行となる所定の方向をXと定義し、前記載置面と平行且つ前記Xと直交する方向をYと定義し、前記X及び前記Yに対して直交する方向をZと定義し、前記X及び前記Yと平行となる面をX−Y平面と定義し、前記第1の光学部品は、光軸が前記Zに沿うように前記載置ステージに載置され、前記ステージ調整機構は、前記載置ステージをX−Y平面の平面方向、かつ前記X−Y平面に垂直となるZ軸方向へ移動させるシフトユニットと、前記載置ステージを前記X−Y平面に平行するX軸周り、及び前記X−Y平面に平行し且つ前記X軸に直交するY軸周りに揺動させるチルトユニットとを有し、前記コントローラは、前記第1の光学部品の光軸が前記第2の光学部材の光軸と平行となるように、前記シフトユニット及び前記チルトユニットを制御し、前記コントローラは、前記第1の光学部品の基準位置から前記X軸までの長さであるX軸チルト半径、及び前記第1の光学部品の基準位置から前記Y軸までの長さであるY軸チルト半径の情報を保持し、前記第1の光学部品の光軸が前記第2の光学部品の光軸と平行となるための前記X軸周りの補正角度、及び前記Y軸周りの補正角度を算出するチルト補正条件算出部と、前記チルト補正条件算出部が算出した前記X軸周りの補正角度及び前記X軸チルト半径を利用して、前記チルトユニットを前記X軸周りに揺動させるためのX軸回転制御値と、前記X軸周りの補正角度で前記チルトユニットを揺動させる際に該X軸チルト半径の揺動端が前記Y軸方向又は前記Z軸方向に移動するシフト量を相殺するために、前記シフトユニットを前記Y軸方向又は前記Z軸方向に移動させるXチルト時復帰制御値と、の双方を算出するXチルト値変換手段と、前記チルト補正条件算出部が算出した前記Y軸周りの補正角度及び前記Y軸チルト半径を利用して、前記チルトユニットを前記Y軸周りに揺動させるためのY軸回転制御値と、前記Y軸周りの補正角度で前記チルトユニットを揺動させる際に該Y軸チルト半径の揺動端が前記X軸方向又は前記Z軸方向に移動するシフト量を相殺するために前記シフトユニットを前記X軸方向又は前記Z軸方向に移動させるYチルト時復帰制御値と、の双方を算出するYチルト値変換手段と、を有し、前記X軸回転制御値及び前記Y軸回転制御値に基づいて前記チルトユニットが前記載置ステージを揺動し、かつ、前記Xチルト時復帰制御値と前記Yチルト時復帰制御値に基づいて前記シフトユニットが前記載置ステージを前記X−Y平面方向又は前記Z軸方向に移動させることで、前記X軸チルト半径及び前記Y軸チルト半径の前記揺動端が前記基準位置でほぼ静止したまま、前記X軸周りの補正角度及び前記Y軸周りの補正角度によるチルト制御を行うことを特徴とする光軸調整装置である。
上記光軸調整装置に関連して、前記コントローラは、前記第1の光学部品と前記第2の光学部品の光軸が所定平面で一致させるための前記X−Y平面内の補正移動量を算出するシフト補正条件算出部と、前記シフト補正条件算出部が算出した前記X−Y平面内の補正移動量を利用して、前記シフトユニットを前記X−Y平面内で移動させるためのX−Y平面移動制御値を算出するX−Yシフト値変換手段と、を有し、前記X−Y平面移動制御値に基づいて前記シフトユニットが前記載置ステージを前記X−Y平面方向に移動させることで、前記X−Y平面内の補正移動量によるシフト制御を行うことを特徴とする。
上記光軸調整装置に関連して、前記コントローラは、前記載置ステージに搭載される前記第1の光学部品の前記基準面の位置を計測することで、前記X軸チルト半径及び前記Y軸チルト半径を算出するチルト半径算出部を有することを特徴とする。
上記光軸調整装置に関連して、前記光軸調整を行うことを目的として、前記載置ステージの位置又は姿勢を補正するための条件を、前記載置ステージの補正条件と定義した場合、前記コントローラは、前記載置ステージの補正条件が、前記ステージ調整機構の可動範囲内であるか否かの判定を行う判定部を有し、前記載置ステージの補正条件が前記ステージ調整機構の可動範囲外であると判定された場合、前記ステージ調整機構の可動範囲内で、前記載置ステージの位置または姿勢の調節を行うことを特徴とする。
上記光軸調整装置に関連して、前記載置ステージ及び前記ステージ調整機構を90度の角度範囲で回転させるステージ姿勢切替機構をさらに備えたことを特徴とする。
上記光軸調整装置に関連して、前記載置ステージに載置された前記第1の光学部品を保持する保持状態と、前記保持が解除された保持解除状態との間で切替え可能なチャック機構をさらに備えたことを特徴とする。
本発明によれば、高い精度、かつ短時間に、カメラモジュールを組み立てることが可能となる。また、本発明の光軸調整装置によれば、様々な光学部品に対しての光軸調整を効率よく行うことができる。
第1のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 第1のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 第1のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 (A)は、レンズが初期位置にあるレンズユニットの概要を説明する断面図であり、(B)は、レンズが基準位置にあるレンズユニットの概要を説明する断面図である。 (A)は、レンズユニットの保持が解除された状態の保持具の概要を説明する断面図であり、(B)は、レンズユニットの保持が可能な状態の保持具の概要を説明する断面図である。 光軸調整装置の概要を説明する説明図である。 レーザ変位計の概要を説明する説明図である。 レーザ変位計の概要を説明する説明図である。 カメラモジュールの製造方法の概要を説明する説明図である。 第2のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 第2のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 第2のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 第2のカメラモジュール組立設備の概要を説明する説明図である。 (A)はテストチャートを示す平面図であり、(B)はテストチャートをイメージセンサで撮影した状態を模式的に示す説明図である。 (A)〜(D)はイメージセンサの周辺画素の濃淡差値の変化を示すグラフであり、(E)はイメージセンサ上における周辺画素の配置を説明するための図であり、(F)及び(G)はチルト補正量を算出するための三角関数を説明するための図である。 (A)は制御ユニットにおける設定部の制御構成を示すブロック図であり、(B)及び(C)は同設定部においてイメージセンサの周辺画素A〜Dの濃淡差値の変化を示すグラフであり、(E)はイメージセンサ上における周辺画素の配置を説明するための図であり、(F)及び(G)はチルト時復帰制御値を算出するための三角関数を説明するための図である。 (A)〜(C)は、第1回目から第3回目までのチルト制御によるベストフォーカス位置の変化を説明するための図である。 6軸アライメントユニットの構造を説明するための図である。 (A)は、レンズユニットの保持が解除された状態の保持具の詳細を説明する平面図であり、(B)は、レンズユニットの保持が可能な状態の保持具の詳細を説明する平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、本明細書において、水平面における一の方向をX方向と、水平面においてX方向と直交する方向をY方向と、X方向及びY方向に対して直交する方向をZ方向と、それぞれ定義する。
図1〜3に示すように、カメラモジュール組立設備2は、センサユニットSUを載置するための載置ステージ10と、センサユニットSUを載置ステージ10に載置するためのセンサユニット搬送装置20と、載置ステージ10を搬送するステージ搬送装置30と、センサユニットSUに対して硬化性樹脂を塗布する塗布装置40と、レンズユニットLUを搬送するレンズユニット搬送装置50と、レンズユニットLUに対してセンサユニットSUの光軸調整を行う光軸調整装置60と、センサユニットSUとレンズユニットLUとを接着させるために、センサユニットSUに塗布された硬化性樹脂に対し所定の光(例えば、紫外線)を照射する照射装置70と、測距装置90と、各装置を制御するために所定の制御信号を出力するコントローラ80と、を備える。
センサユニット搬送装置20は、センサユニットSUの保持、及び保持の解除の切り替えが可能な保持具21と、保持具21の移動を行う保持具移動機構22とを有する。コントローラ80は、保持具移動機構22を介して、センサユニットSUを保持した状態のまま、X方向における保持具21の移動を行う。
ステージ搬送装置30は、X方向に延びたレール31と、レール31の上を移動自在なスライド部材32とを有する。コントローラ80は、スライド部材32を介して、レール31に沿ったスライド部材32の移動を行う。また、光軸調整装置60の6軸アライメントユニット62は、スライド部材32の上に固定され、載置ステージ10は6軸アライメントユニット62によって支持される。このため、スライド部材32がレール31に沿ってX方向へ移動することにより、載置ステージ10は、6軸アライメントユニット62とともに、X方向へ移動する。ステージ搬送装置30と光軸調整装置60等により、本発明における光軸調整ユニットを構成する。なお、6軸アライメントユニット62の詳細は後述する。
塗布装置40は、コントローラ80の制御の下、載置ステージ10にあるセンサユニットSUの塗布面(上面)に硬化性樹脂を塗布する。
レンズユニット搬送装置50は、レンズユニットLUの保持、及び保持の解除の切り替えが可能な保持具51と、保持具51の移動を行う保持具移動機構52とを有する。コントローラ80は、保持具移動機構52を介して、レンズユニットLUを保持した状態のまま、X方向における保持具51の移動を行う。なお、保持具51の詳細は後述する。このレンズユニット搬送装置50は、本発明におけるレンズ素子搬送機構を構成し、保持具移動機構52は、本発明における搬送ユニットを構成する。同時に、このレンズユニット搬送装置50は、本発明における基準位置調整ユニットを構成する。
図4に示すように、レンズユニットLUは、本発明におけるレンズ素子を構成し、レンズ鏡筒LTと、レンズ鏡筒LTに固定された固定レンズLXと、固定レンズLXと共通の光軸を有し、当該光軸方向において移動自在となるようにレンズ鏡筒LTに保持されたフォーカスレンズLFと、光軸方向におけるフォーカスレンズLFの移動を行なうレンズ駆動モータLMと、レンズ鏡筒LTに形成されレンズ駆動モータLMに所定の電力を供給するための入力端子LNと、を有する。入力端子LNに対し所定の電圧が入力されると、レンズ駆動モータLMは、入力された電圧条件に応じて、フォーカスレンズLFの移動を行なう。例えば、入力端子LNに電圧が入力されない場合には、フォーカスレンズLFは、初期位置となる(図4(A)参照)。一方、入力端子LNに入力された電圧がV1である場合には、フォーカスレンズLFは、INF位置(無限遠での合焦位置)となる(図4(B)参照)。図示は省略するが、入力端子LNに入力された電圧がV2である場合には、フォーカスレンズLFは、別の位置(例えば、マクロ位置)となる。
図5に示すように、保持具51は、センサユニットSUに対する接着面LY(下面)を開放させたままレンズユニットLUの保持を行なうものであり、レンズユニットLUの保持を行うための第1〜2アーム51A、51Bと、第1〜2アーム51A、51Bの相対的位置を変更可能なアーム移動部51Mと、レンズユニットLUへ所定の電力を供給するための出力端子51Uと、コントローラ80の制御の下、所定条件の電力を出力端子51Uから出力するための電力コントローラ51Pと、を備える。アーム移動部51Mは、本発明におけるアーム移動機構を構成し、レンズユニットLUの保持が可能な状態(図5(B)参照)、及び当該保持が解除された状態(図5(A)参照)との間で、第1〜2アーム51A、51Bの相対的位置を変更可能にする。第1〜2アーム51A、51BがレンズユニットLUの保持が可能な状態となっている場合(図5(B)参照)、出力端子51Uは、レンズユニットLUの入力端子LNと電気的に接続する。なお、保持具51は、レンズユニットLUの保持が可能な状態(図5(B)参照)へ第2アーム51Bを付勢する付勢部材51Tをさらに備えていることが好ましい。付勢部材51Tは、例えば、アーム移動部51Mに設けられることが好ましい。付勢部材51Tにより、保持具51によるレンズユニットLUの保持がより確実なものとなる。
保持具51は、出力端子51Uを付勢する付勢部材51Sを備えることが好ましい。付勢部材51Sとしては、コイルバネや板バネ等、公知の付勢部材を用いることができる。この付勢部材51Sによれば、第1〜2アーム51A、51BがレンズユニットLUの保持が可能な状態(図5(B)参照)となっている場合に、出力端子51U及び入力端子LNの電気的接続が確実なものとなる。
保持具51の他の構成例を図19に示す。保持具51は、レンズユニットLUの保持を行うための第1〜2アーム51A、51Bと、第1〜2アーム51A、51Bの相対的位置を変更可能なアーム移動部51Mと、レンズユニットLUへ所定の電力を供給するための出力端子51Uを備える。
第1アーム51Aは、レンズユニットLUの一部を収容する凹部51Dが形成されて、ベース部51Gに固定される。第2アーム51Bは、ベース部51Gに設けられるレール状のガイド機構51Hに沿って移動自在となっており、第1アーム51Aに対して相対的に接近・離反可能となっている。アーム移動部51Mは、ベース部51Gに一体的に設けられており、特に図示しないモータによりカム51Jを揺動させる。カム51Jのリフト動作によって、これに当接する第2アーム51Bが、ガイド機構51Hに沿って移動する。なお、付勢部材51Tは引張ばねとなっており、第2アーム51Bとカム51Jが常に密着するようになっている。
従って、図19(A)に示すように、第2アーム51Bが第1アーム51Aから離反した状態において、第1アーム51Aの凹部51DにレンズユニットLUを位置決めし、その後、図19(B)に示すようにカム51Jを揺動させて第2アーム51Bを第1アーム51Aに接近させる。結果、出力端子51Uが、レンズユニットLUの入力端子に接触しながら、第1アーム51Aと第2アーム51BによってレンズユニットLUが挟持される。
この状態で、X方向及び/又はY方向に移動可能な保持具移動機構52により、保持具51をX方向及び/又はY方向に移動させることで、レンズユニットLUを、基準位置設定ポイントを、光軸調整ポイントの間を移動させる。
図6に示すように、光軸調整装置60は、チャートユニット61と、6軸アライメントユニット62と、制御ユニット63と、を有する。
チャートユニット61は、センサユニットSUのイメージセンサSを用いて、レンズユニットLUのレンズLによってつくられるテストチャートの像を撮影する。ここで、テストチャートは、チャートユニット61に内蔵されたものであっても良い。また、チャートユニット61は、この撮影画像に対し所定の画像解析を行う。さらに、チャートユニット61は、この解析結果として、レンズLとイメージセンサSとの光軸のズレ量を算出する。加えて、チャートユニット61は、算出したズレ量から、6軸アライメントユニット62の補正条件を出力する。ここで、当該補正条件は、レンズLとイメージセンサSとの光軸調整を行うためのものであり、具体的には、X方向、Y方向、Z方向における移動方向とその移動量や、X軸、Y軸、Z軸周りの揺動方向とその揺動角度である。
チャートユニット61は、特に図示しないコンピュータによって制御される補正条件算出装置と、フォーカス判定用模様プレート(テストチャートと呼ぶ場合もある)を内蔵しており、このフォーカス判定用模様プレートを、センサユニットSUのイメージセンサSで撮影して、その出力を補正条件算出装置で解析する。図14(A)に、フォーカス判定用模様プレートFの例を示す。フォーカス判定用模様プレートFには、縞模様F1が描かれている。この縞模様F1を撮影した映像において、フォーカスが一致する時は、映像の濃淡(出力信号の黒と白の明暗差)が大きくなり、フォーカスが不一致(ぼけている)の時は、濃淡が小さくなる。また、フォーカス判定用模様プレートFには、その中心を判定するための交差模様F2が描かれている。これにより、プレート中心F3を判定することができる。また、縞模様F1又は交差模様F2の角度によって、Z軸周りの回転角度について判定することができる。
図14(B)には、フォーカス判定用模様プレートFをイメージセンサSで撮影した状態を模式的に示す。イメージセンサSで撮影されたデータ領域(フレーム)をGとし、そのデータ領域Gのフレーム中心Eと定義し、フレーム中心Eに対して周囲3か所以上の複数個所(ここでは4か所)の画素群を周辺画素A〜Dと定義する。補正条件算出装置は、フレーム中心Eと、データ領域Gに映し出されているプレート中心F3とのX−Y方向の誤差Gxs、Gysを算出する。また、データ領域Gに映し出されている交差模様F2と、データ領域GのX方向、Y方向のフレーム基準線KX、KYの差から、Z軸周りの誤差Gztを算出する。これらの誤差Gxs、Gys、Gztが、センサユニットSUの中止を、チャートユニット61の中心に合わせるためのXシフト、Yシフト、Zチルト(Z軸周り回転)の補正条件となる。
なお、ここではフレーム中心Eと、データ領域Gに映し出されているプレート中心F3とのX−Y方向の誤差Gxs、GysをXシフト、Yシフトの補正条件としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、レンズユニットLUにおけるレンズLの中心は、イメージセンサSの映像の中で最も明るい位置となり、周囲に広がるにつれて、環状に段階的に暗くなっていく。従って、イメージセンサSで撮影された画像を解析することによって、データ領域Gの中で最も明るい領域をレンズ中心FMと判定し、そのレンズ中心FMと、データ領域Gのフレーム中心EとのX方向及びY方向の誤差Gxs、Gysを、Xシフト、Yシフトの補正条件とすることも好ましい。この手法は、レンズユニットLUのレンズLの中心が、フォーカス判定用模様プレートFの中心と不一致となる場合に有効である。
更に、6軸アライメントユニット62によって、センサユニットSUをZ軸方向に上昇(レンズLに近づくようにプラス方向に移動)させながら、Z軸方向の複数箇所でフォーカス判定用模様プレートFをイメージセンサSで撮像する。補正条件算出装置は、周辺画素A〜D内の濃淡差値(明暗差値)BWを算出し、Z方向の移動に沿った濃淡差値BWの出力変動から、チルト誤差を算出する。具体的には、図15(A)〜(D)に示すように、周辺画素A〜Dのそれぞれについて、Z方向の移動に伴う濃淡差値(明暗差値)BWのピーク点(これをベストフォーカスという)のZ方向位置(これをZ方向フォーカス位置という)ZA、ZB、ZC、ZDを決定する。ベストフォーカスのタイミング、即ちZ方向フォーカス位置ZA、ZB、ZC、ZDが、各周辺画素A〜Dで互いにずれている場合は、イメージセンサSの光軸と、レンズLの光軸に角度差を有すると定義できるので、このZ方向フォーカス位置が、全周辺画素A〜Dで殆ど一致するように、センサユニットSUをY軸周り及びX軸周りでチルト制御する。
例えば、図15(E)の通り、X軸方向に実距離Xabを有する画素Aと画素Bについて解析を行い、図15(A)(B)の通り、画素Aと画素BのZ方向フォーカス位置の差としてのZ軸方向の実距離Zab(=ZA−ZB)を算出した場合を想定する。さらに図15(F)の関係式によって、これら2つの実距離Xab、Zabを隣辺とする直角三角形の斜辺の傾斜角を算出することで、Y軸周りの光軸の傾斜ズレ量Gytを決定できる。同様に、図15(E)の通り、Y軸方向に実距離Yacを有する画素Aと画素Cについて解析を行い、図15(A)(C)の通り、画素Aと画素CのZ方向フォーカス位置の差としてのZ軸方向の実距離Zac(=ZA−ZC)を算出した場合を想定する。更に図15(G)のように、これら2つの実距離Yac、Zacを隣辺とする直角三角形の斜辺の傾斜角を算出することで、X軸周りの光軸の傾斜ズレ量Gxtを決定できる。これらの傾斜ズレ量Gyt、Gxtが、Yチルト、Xチルトの補正条件となる。
なお、ここでは、3つの画素A〜CのZ方向フォーカス位置ZA、ZB、ZCを用いてXチルト、Yチルトの補正条件を算出する場合を例示した。即ち、Xチルト、Yチルトを算定する際には、少なくとも3角形の頂点を構成する3つの周辺画素A〜Cを用いれば可能である。一方、4つの画素A〜D又はそれ以上の画素を用いて算出することもできる。例えば、図15(E)に示すように、X方向の同一位置に存在する画素Aと画素CのZ方向位置の平均値(ZA+ZC)/2と、X方向の同一位置に存在する画素Bと画素Dの平均値(ZB+ZD)/2の値を用いて、Y軸周りの傾斜ズレ量(Yチルトの補正条件)を算出しても良い。X軸周りの傾斜ズレ量を算出する場合も同様である。
また、周辺画素A〜DのZ方向フォーカス位置の平均値は、最終的なZシフトの設定条件Gztとなる。なお、Zシフトについては、他の補正値を算定するためにサーチ動作する軸となるので、Zシフトについては補正条件という概念ではなく、最終的な設定条件となる。
以上の結果、チャートユニット61の補正条件算出装置によって、Xシフト、Yシフト、Zシフト、Xチルト、Yチルト、Zチルトの補正条件(Zシフトについては設定条件)を出力することができる。なお、ここではXチルト、Yチルトの補正条件を決定する際に、複数画素間で、Z方向フォーカス位置の差と、画素間距離を用いた三角関数により、幾何学的に算出する場合を例示しているが、本発明はこの手法に限定されないことはいうまでもない。
6軸アライメントユニット62は、載置ステージ10を支持するとともに、載置ステージ10の位置及び姿勢を個別に調節可能なものであり、載置ステージ10のX方向への移動を行うXシフト機構62XSと、載置ステージ10のY方向への移動を行うYシフト機構62YSと、載置ステージ10のZ方向への移動を行うZシフト機構62ZSと、X方向に延びるX軸Ax(図7参照)周りにおける載置ステージ10の姿勢調整を行うXチルト機構62XTと、Y方向に延びるY軸Ay(図8参照)周りにおける載置ステージ10の姿勢調整を行うYチルト機構62YTと、Z方向に延びるZ軸周りにおける載置ステージ10の姿勢調整を行うZチルト機構62ZTと、を有する。なお、このX軸Ax、Y軸Ayは、イメージセンサSからZ軸方向に離れた場所に設定される。
図18には、この6軸アライメントユニット62の具体的な構成例が示されている。6軸アライメントユニット62は、ステージ搬送装置30のスライド部材32に固定される。6軸アライメントユニット62は、スライド部材32に固定されるZシフト機構62ZSと、このZシフト機構62ZSのスライド部材に固定されるXシフト機構62XSと、このXシフト機構62XSのスライド部材に固定されるYシフト機構62YSと、このYシフト機構62YSのスライド部材に固定されるZチルト機構62ZTと、Zチルト機構62ZTの回転テーブルに固定されるYチルト機構62YTと、このYチルト機構62YTのチルトテーブルに固定されるXチルト機構62XTを有する。このXチルト機構62XTのチルトテーブル上に載置ステージ10が設置される。従って、6軸アライメントユニット62は、Z軸方向に沿って、X及びYシフト機構62XS、62YSと、X及びYチルト機構62XT、62YTが積層されており、その中間にZチルト機構62ZTが介在する構造となっている。
また、例えばXシフト機構62XSの駆動機構は、ベース側とスライド部材の間を連結してスライド部材を一方側に付勢する弾性部材65XS−B(例えばバネやゴム)と、この弾性部材65XS−Bの付勢に抗してスライド部材をカム等によって移動させる駆動源65XS−M(例えばサーボモータやソレノイド)によって構成される。また更に、Yチルト機構62YTの駆動構造は、ベース側とチルトテーブルの間を連結してチルトテーブルを一方側に揺動させる弾性部材65YT−B(例えばバネやゴム)と、この弾性部材65YT−Bの付勢に抗してチルトテーブルをカム等によって反対側に揺動させる駆動源65YT−M(例えばサーボモータやソレノイド)によって構成される。このように、弾性部材と、カム等を組み合わせると、全体として極めてコンパクトな構成で6軸アライメントユニット62を駆動できる。なお特に図示しないが、Yシフト機構62YS、Zチルト機構62ZT、Xチルト機構62XTの駆動機構も同種の構造を採用している。
本実施形態の6軸アライメントユニット62によれば、X及びYチルト機構62XT、62YTが載置ステージ10に接近するので、チルト半径R、Rを小さくすることが可能になり、後述するチルト制御時におけるシフト誤差を小さくすることが可能となる。更にX及びYチルト機構62XT、62YTの各チルト軸Ax、Ayが、センサユニットSUの中心を基準としてZ軸方向に離れた場所に配置されるので、チルト制御時におけるZ方向のシフト誤差を小さくすることができ、その結果、後述する<中間段階>の繰り返し処理において、テストチャートを撮影するためのZ方向に移動範囲(サーチ範囲)が段階的に狭めることが可能となるという利点も有する。
制御ユニット63は、入出力ユニット63Aと、判定部63Bと、設定部63Cと、駆動部63Dと、を有する。
入出力ユニット63Aは、外部からの制御信号が入力されるとともに、外部に対して所定の制御信号を出力する。外部から入力される制御信号としては、例えば、コントローラ80から出力された所定の制御信号や、チャートユニット61から出力された6軸アライメントユニット62の補正条件等がある。外部に対して出力する制御信号としては、例えば、載置ステージ10のシフト調整が完了した旨の制御信号や、載置ステージ10のチルト調整が完了した旨の制御信号がある。
判定部63Bは、判定処理を行う。判定処理では、入力された6軸アライメントユニット62の補正条件が、紫外線等の光照射の許容範囲内であるか否かの判定が行われる。さらに、判定処理では、入力された6軸アライメントユニット62の補正条件が、6軸アライメントユニット62の可動範囲内であるか否かの判定が行われる。ここで、6軸アライメントユニット62の可動範囲とは、X方向、Y方向、Z方向における移動方向とその移動量や、X軸、Y軸、Z軸周りの揺動方向とその揺動角度である。
設定部63Cは、設定処理を行う。設定処理では、判定部63Bにおける判定結果に基づいて、Xシフト機構62XS、Yシフト機構62YS、Zシフト機構62ZS、Xチルト機構62XT、Yチルト機構62YT、Zチルト機構62ZTに関する駆動条件を設定する。例えば、6軸アライメントユニット62の補正条件が、判定部63Bによって、6軸アライメントユニット62の可動範囲内であると判定された場合には、設定部63Cは、6軸アライメントユニット62の補正条件に従って、6軸アライメントユニット62に関する駆動条件を設定する。
一方、6軸アライメントユニット62の補正条件が、判定部63Bによって、6軸アライメントユニット62の可動範囲外であると判定された場合には、設定部63Cは、可動範囲内において、かつ、6軸アライメントユニット62の補正条件に従って、6軸アライメントユニット62に関する駆動条件を設定する。例えば、補正条件のうちX軸周りの揺動角度のみが可動範囲を超え、その他の補正条件が可動範囲内である場合には、設定部63Cは、X軸周りの揺動に関しては、予め定められたX軸周りの揺動角度の最大値を新たな補正条件に置きかえるようにし、X軸〜Z軸におけるシフト制御とY軸周り及びZ軸周りの揺動とについては、当初の補正条件に従って、各機構62YS〜62ZTに関する駆動条件を設定する。
さらに、設定処理では、各機構62XT〜62ZTを駆動させた場合に、所定の平面(例えば、XY平面)におけるレンズLの光軸とイメージセンサSの光軸とが一致した状態(以下、一致状態と称する)を維持するように、各機構62XS〜62ZTに関する駆動条件や駆動順序を設定する。なお、本実施形態でいう光軸の一致状態とは仮想的なものであり、イメージセンサSの画素中心と、撮影されたテストチャートの中心を一致させた状態、即ちチルト調整を行う準備が整った状態を意味している。その後、例えば、Xチルト機構62XTのみによって載置ステージ10の揺動のみを行なう場合、設定処理では、まず、この載置ステージ10の揺動後の状態(仮想駆動状態)におけるレンズLの光軸とイメージセンサSの光軸のズレ量が算出される。次に、このズレ量を打ち消すようなYシフト機構62YS及びZシフト機構62ZSの駆動条件が算出される。さらに、Xチルト機構62XTについての駆動と、Yシフト機構62YS及びZシフト機構62ZSの駆動とが同時に行われるように、6軸アライメントユニット62全体としての駆動条件が設定される。
設定部63Cにおける設定処理の詳細構成を図16(A)に示す。ここでは、チャートユニット61から得られた、Xシフト、Yシフト、Zシフト、Xチルト、Yチルト、Zチルトの補正条件(設定条件)を利用して、これを各機構62XT〜62ZTに対する駆動指示値(駆動条件)に変換、算出する工程となる。設定部63Cは、Xシフト入力を駆動指示値に変換するXシフト値変換手段63Cxs、Yシフト入力を駆動指示値に変換するYシフト値変換手段63Cys、Zシフト入力を駆動指示値に変換するZシフト値変換手段63Czs、Xチルト入力を駆動指示値に変換するXチルト値変換手段63Cxt、Yチルト入力を駆動指示値に変換するYチルト値変換手段63Cyt、Zチルト入力を駆動指示値に返還するZチルト値変換手段63Cztを有する。なお、Xシフト、Yシフト、Zシフト、Xチルト、Yチルト、Zチルトの各入力は、絶対的な値であっても良く、また現在値からの相対移動量であっても良い。いずれにしろ、設定部63Cでは、Xシフト、Yシフト、Zシフト、Xチルト、Yチルト、Zチルトに関する絶対的又は現在値からの相対的な要求値が入力され、その要求値が、駆動指示値に変換される。
Xシフト値変換手段63Cxsでは、設定部63Cに入力されたXシフト補正条件Gxsを、そのままXシフト機構62XSによるX方向移動制御値Uxsに変換して出力する。Yシフト値変換手段63Cysでは、Yシフト補正条件Gysを、そのままYシフト機構62YSによるY方向移動制御値Uysに変換して出力する。Zシフト値変換手段63Czsでは、Zシフト設定条件Gzsを、そのままZシフト機構62ZSによるZ方向移動制御値Uzsとして出力される。なお、本実施形態に限っては、Zシフト設定条件Gzsが絶対値としての要求値となっていることから、Z方向移動制御値Uzsも絶対値として出力するようにしている。
Xチルト値変換手段63Cxtでは、設定部63Cに入力されたXチルト補正条件Gxtを、Xチルト機構62XTにおけるX軸回転制御値Uxtとして出力する。なお、ここではX軸回転制御値Uxtが正(プラス回転)の場合とは、センサ面SCがY方向のプラス側に移動することを意味している。そこで、Xチルト機構62XTにおけるチルト半径をRx(図7参照、詳細は後述)とした場合、Xチルト機構62XTがX軸回転制御値Uxtだけ揺動した仮想駆動状態を想定すると、図16(B)に示すように、揺動半径の揺動端に位置するセンサ面SCがY方向のプラス側に距離Hysだけ移動してしまう。そこで、Xチルト値変換手段63Cxtでは、揺動端がY方向に移動する距離Hysを相殺するためのY方向復帰制御値Fysも同時に出力する。このY方向復帰制御値Fysは「−Hys」となり、幾何学的にFys=−Rx・sin(Uxt)と算出できる。また更に、Xチルト機構62XTがX軸回転制御値Uxtだけ揺動した仮想駆動状態を想定すると、図16(B)に示すように、揺動端に位置するセンサ面SCがZ方向のマイナス側に距離Hzs(x)だけ移動してしまう。そこで、Xチルト値変換手段63Cxtでは、揺動端がZ方向に移動する距離Hzs(x)を相殺するためのZ方向復帰制御値Fzs(x)も同時に出力する。このZ方向復帰距離Fzs(x)は「Hzs(x)」となり、幾何学的に、Fzs(x)=Rx(1−cos(Uxt))と算出できる。これらのY方向復帰制御値Fys及びZ方向復帰制御値Fzs(x)は、総称としてXチルト時復帰制御値と定義できる。なお、本実施形態では、X軸AxがイメージセンサSからZ軸方向に離れていることと、X軸回転制御値Uxtが小さいことから、このZ方向復帰制御値Fzs(x)の値が小さくなるので、これによる制御を省略しても良い。また、Z方向の復帰制御を行わなくても、最終的なZ方向の位置決めは、別途、最終決定されるZ方向の補正条件を採用すれば十分である。以上の通り、Xチルト値変換手段63Cxtは、Xチルト補正条件Gxtの入力に基づいて、X軸回転制御値Uxt、Y方向復帰制御値Fys、Z方向復帰制御値Fzs(x)を出力する。
Yチルト値変換手段63Cytでは、設定部63Cに入力されたYチルト補正条件Gytを、Yチルト機構62YTにおけるY軸回転制御値Uytとして出力する。なお、ここではY軸回転制御値Uytが正(プラス回転)の場合、センサ面SCがX方向のプラス側に移動することを意味している。そこで、Yチルト機構62YTにおけるチルト半径をRy(図8参照、詳細は後述)とした場合、Yチルト機構62YTがY軸回転制御値Uytだけ揺動した仮想駆動状態を想定すると、図16(C)に示すように、揺動端に位置するセンサ面SCがX方向のプラス側に距離Hxsだけ移動してしまう。従って、Yチルト値変換手段63Cytでは、揺動端がX方向に移動する距離Hxs分を相殺するためのX方向復帰制御値Fxsも同時に出力する。このX方向復帰制御値Fxsは「−Hxs」となり、幾何学的にFxs=−Ry・sin(Uyt)と算出できる。また更に、Yチルト機構62YTがY軸回転制御値Uytだけ揺動した仮想駆動状態を想定すると、図16(C)に示すように、揺動端に位置するセンサ面SCがZ方向のマイナス側に距離Hzs(y)だけ移動してしまう。そこでYチルト値変換手段63Cytでは、揺動端がZ方向に移動する距離Hzs(y)分を相殺するためのZ方向復帰制御値Fzs(y)も同時に出力する。このZ方向復帰距離Fzs(y)は「Hzs(y)」となり、幾何学的に、Fzs(y)=Ry(1−cos(Uyt))と算出できる。これらのX方向復帰制御値Fxs及びZ方向復帰制御値Fzs(y)は、総称としてYチルト時復帰制御値と定義できる。なお、本実施形態では、Y軸AyがイメージセンサSからZ軸方向に離れていることと、Y軸回転制御値Uytが小さいことから、Z方向復帰制御値Fzs(y)が小さくなるので、これによる制御を省略しても良い。以上の通り、Yチルト値変換手段63Cytは、Yチルト補正条件Gytの入力に基づいて、Y軸回転制御値Uyt、X方向復帰制御値Fxs、Z方向復帰制御値Fzs(y)を出力する。
Zチルト値変換手段63Cztでは、設定部63Cに入力されたZチルト補正条件Gztを、Zチルト機構62ZTにおけるZ軸回転制御値Uztとして出力する。X軸回転制御の場合は、復帰制御は不要となる。
駆動部63Dは、設定部63Cによって設定された駆動条件に従って、6軸アライメントユニット62の各機構62YS〜62ZTを制御する。
図1〜3に示すように、測距装置90は、レーザ変位計92と、レーザ変位計95とを有する。なお、1つのレーザ変位計が、レーザ変位計92とレーザ変位計95とを兼ねていても良い。
図7〜8に示すように、レーザ変位計92は、載置ステージ10に載置されたセンサユニットSUのセンサ面SCのチルト半径R、Rを算出するためのものである。X軸Aからレーザ変位計92までの高さをK、レーザ変位計92が検知したセンサユニットSUのセンサ面SCまでの距離をHとした場合、X軸Aを基準とするセンサユニットSUのセンサ面SCのチルト半径Rは、(K−H)と表せる(図7参照)。同様に、Y軸Aからレーザ変位計92までの高さをKとした場合、Y軸Aを基準とするセンサユニットSUのセンサ面SCのチルト半径Rは、(K−H)と表せる(図8参照)。このレーザ変位計92でイメージセンサS毎に算出されるチルト半径R、Rの数値は、コントローラ80又は制御ユニット63によって保持される。なお、ここではイメージセンサSを搭載する毎にチルト半径R、Rを算出する場合を例示するが、搭載誤差が小さい場合や、そこまで精度が要求されない場合は、固定値となるチルト半径R、Rを予めコントローラ80又は制御ユニット63に保持させておいてもよい。
図4Aに示すように、レーザ変位計95は、レンズユニット搬送装置50に保持されたレンズユニットLUのフォーカスレンズLFまでの距離HLFを測定するものである。コントローラ80は、レーザ変位計95及び保持具51の電力コントローラ51Pを用いて、レンズユニットLUのフォーカスレンズLFの位置が所定のものとなるような電圧値を設定する。
次に、図9を用いて、カメラモジュールの製造方法100を説明する。
カメラモジュールの製造方法100は、センサユニットSUやレンズユニットLUを所定の場所へ個別に搬送する搬送ステップ110と、載置ステージ10にセンサユニットSUを載置するセンサ載置ステップ120と、載置されたセンサユニットSUに対し硬化性樹脂を塗布する塗布ステップ130と、センサ面SCのチルト半径を算出するチルト半径算出ステップ140と、レンズLの基準位置を検知する基準位置検知ステップ150と、レンズLの基準位置を設定する基準位置設定ステップ160と、レンズLとイメージセンサSとの光軸調整を行う光軸調整ステップ170と、センサユニットSUに対してレンズユニットLUを固定する固定ステップ180と、を有する。
次に、カメラモジュール組立設備2(図1等参照)にて行なわれるカメラモジュールの製造方法100を説明する。
<センサ載置ステップ・塗布ステップ>
図1において、センサユニット搬送装置20は、載置ステージ10に向けてセンサユニットSUを搬送し、載置ステージ10上の所定の位置(X軸とY軸との交点上)にセンサユニットSUを載置する(図2参照)。なお、光軸調整装置60において載置ステージ10がセンサユニットSUを受け取る位置を「素子供給ポイント」と定義する。また、塗布装置40は、載置ステージ10に配されたセンサユニットSUに対して所定の硬化性樹脂を塗布する。
<チルト半径算出ステップ>
ステージ搬送装置30は載置ステージ10を、素子供給ポイントからレーザ変位計92の近くまで搬送する。このとき、X軸とY軸との交点が、レーザ変位計92の光軸92Aの上に位置する(図7参照)。その後、レーザ変位計92は、レーザ変位計92が検知したセンサユニットSUのセンサ面SCまでの距離Hを測定した後、センサ面SCのチルト半径R、Rを算出する。
<基準位置検知ステップ>
レンズユニット搬送装置50は、第1〜2アーム51A、51Bを用いてレンズユニットLUの保持を行なうともに(図5(B)参照)、レンズユニットLUをレーザ変位計95の近くまで搬送する(図2参照)。次に、コントローラ90は、電力コントローラ51Pを介して、出力端子51Uから所定の電圧Vを出力する。このとき、出力端子51UはレンズユニットLUの入力端子LNと電気的に接続するため、レンズユニットLUに電力が供給されて、フォーカスレンズLFは出力電圧Vに応じて移動する。レーザ変位計95は、フォーカスレンズLFまでの距離HLFを測定する。コントローラ90は、フォーカスレンズLFが測定した距離HLFに基づいて、フォーカスレンズLFがINF位置に位置するか否かを判定する。一方、フォーカスレンズLFの位置がINF位置ではないと判定された場合には、コントローラ90は、電力コントローラ51Pを介して、出力端子51Uから出力された電圧を変更するとともに、フォーカスレンズLFがINF位置に位置するか否かの判定を行なう。この電圧変更と、フォーカスレンズLFの位置の判定とは、フォーカスレンズLFの位置がINF位置であると判定されるまで繰り返し行なわれる。なお、本実施形態における「基準位置」又は「INF位置」とは、いわゆる原点位置に限られない。例えば、組立時の仕様に基づいて、フォーカスレンズLFを位置決めする「目標値」であればそれを含む概念である。即ち、原点位置から所望のオフセットさせて組立を行う場合は、その任意のオフセット位置がいわゆる基準位置と定義される。
<基準位置設定ステップ>
フォーカスレンズLFの位置がINF位置であると判定された場合には、コントローラ90は、INF位置に対応する電圧値を、基準電圧値V1として設定する。そして、基準位置設定ステップ160の後から少なくとも光軸調整ステップ170まで(ここでは固定ステップ180まで)、コントローラ90は、電力コントローラ51Pを介して、出力端子51Uから基準電圧値V1が出力された状態を維持する。なお、レンズユニットLUにおけるフォーカスレンズLRを基準位置へ調整する場所を「基準位置設定ポイント」と定義する。
<基準位置保持ステップ・光軸調整ステップ>
ステージ搬送装置30は載置ステージ10を、レンズユニット搬送装置50はレンズユニットLUを、それぞれ光軸調整装置60の近くまで搬送する(図3参照)。光軸調整ステップとして、光軸調整装置60は、所定のテストチャートを用いて、レンズユニットLUに設けられたレンズLと、センサユニットSUに設けられたイメージセンサSとの光軸調整を行う。
同時に、基準位置保持ステップとして、レンズLとイメージセンサSとの光軸調整を行う間は、レンズユニット搬送装置50は、レンズユニットLUを保持すると共に、レンズユニットLUに供給される電力条件を維持して、フォーカスレンズLFを基準位置に保持しつづける。
なお、レンズLとイメージセンサSとの光軸調整を行う場所を「光軸調整ポイント」と定義する。本実施形態の光軸調整ステップでは、レンズユニットLUを移動させることなく、センサユニットSU側を位置決めして光軸を調整する。このようにすると、レンズユニットLUを静止させることができるので、フォーカスレンズLFを保持する内蔵ばねや内蔵ワイヤーが振動したり、共振したりすることを抑制でき、光軸の位置決め精度を向上させることができる。また、レンズユニットLUへの電力供給を維持することも、光軸調整時におけるフォーカスレンズLFの振動抑制につながる。特に、機械的な手振れ補正機構等が内蔵されるレンズユニットLUの場合、微小な振動であっても、フォーカスレンズLF等が振動してしまう。従って、レンズユニットLUを移動させながら光軸調整を行うと、光軸調整の誤差が大きくなってしまう。
<固定ステップ>
光軸調整の後、照射装置70は、センサユニットSUに塗布された硬化性樹脂に対し所定の光を照射する。これにより、センサユニットSUの塗布面に対しレンズユニットLUの接着面が接着される結果、カメラモジュールが組み立てられる。
電力コントローラ51Pは、基準位置設定ステップ160から、少なくとも光軸調整ステップ170まで(本実施形態では固定ステップ180まで)の間、出力端子51Uから基準電圧値V1が出力された状態を維持する。このため、フォーカスレンズLFは、基準位置設定ステップ160から固定ステップ180までの間、基準位置を維持する。したがって、固定ステップ180におけるレンズユニットLUとセンサユニットSUとの相対的位置は、直前の光軸調整ステップ170において調節済みであるため、特許文献1に記載のようなジャストフォーカス位置再現工程に起因する配置の誤差を生ずることなく、カメラモジュールを組み立てることが可能となる。すなわち、本発明によれば、レンズユニットLUとセンサユニットSUの製造誤差は、極めて小さくなる。加えて、基準位置設定ステップ160から固定ステップ180までの間、基準位置の設定は1回で済むため、組立時間を最小にすることができる。
更に、光軸調整ステップ170においてもレンズユニットLUの通電が維持されるので、フォーカスレンズLFの振動が抑制されて、光軸の調整精度を向上させることができる。特に、レンズユニットLUを静止させたまま、センサユニットSU側を位置決め制御して光軸調整するので、光軸の調整精度を飛躍的に高めることが可能となる。
このように、本発明によれば、高い精度、かつ短時間に、カメラモジュールを組み立てることが可能となる。
さらに、特許文献1に記載の焦点合わせ工程では、基準撮像素子に対するレンズの移動は、レンズの光軸方向のみであり、光軸方向に交差する方向や、光軸または光軸方向に交差する軸周りのチルト調節には対応できない。しかし、本発明によれば、光軸調整装置60による光軸調整(後述する)によって、X軸〜Z軸方向へのシフト調整や、軸〜Z軸周りのチルト調整が可能となる。
次に、光軸調整装置60による光軸調整について説明する。
図6に示すように、チャートユニット61は、下方に設けられた撮像窓61W、レンズユニットLUのレンズLを介して、所定のテストチャートを撮影する。
<初期段階>
初期段階では、イメージセンサSをZ方向に移動させることなく、所定のZ方向位置で静止させて、テストチャートを撮影する。次に、チャートユニット61は、テストチャートの撮影画像に対する画像解析を通して、6軸アライメントユニット62のシフト補正条件及びチルト補正条件を出力する。ここでの6軸アライメントユニット62のシフト補正条件は、所定の平面においてレンズLの光軸とイメージセンサSの光軸と一致させるためのものである。例えば、XY平面においてレンズLの光軸とイメージセンサSの光軸とを一致させる場合、シフト補正条件は、X方向〜Y方向における移動方向及びその移動量となるXシフト補正条件Gxs、Yシフト補正条件Gysである。更にチルト補正条件は、イメージセンサSのX−Y軸とテストチャートのX−Y軸を一致させるためのものであり、X軸周りの回転方向及び回転量となるZチルト補正条件Gztである。である。
チャートユニット61が出力した6軸アライメントユニット62のシフト補正条件及びチルト補正条件は、制御ユニット63へ入力される。制御ユニット63は、6軸アライメントユニット62のシフト補正条件に従って、所定の判定処理及び設定処理を介して、載置ステージ10のシフト調整及びチルト調整を行う。具体的には、Xシフト値変換手段63Cxsで得られるX方向移動制御値Uxs及びYシフト値変換手段63Cysで得られるY方向移動制御値Uysを利用して、X方向、Y方向にシフト調整して、所定の平面(例えば、XY平面)においてレンズLの光軸とイメージセンサSの光軸とが一致する一致状態とする。また、Zチルト値変換手段63Cztで得られるZ軸回転制御値Uztを利用して、載置ステージ10をZ方向にチルト調整して、イメージセンサSのX−Y軸とテストチャートのX−Y軸が一致する状態とする。なる。載置ステージ10のシフト調整及びチルト調整が完了した後、制御ユニット63は、チャートユニット61に対して、載置ステージ10のシフト調整及びチルト調整が完了した旨の制御信号を出力する。これにより、初期段階で実行するXシフト調整、Yシフト調整、Zチルト調整が完了する。ちなみに、この初期段階では、Xチルト調整、Yチルト調整は行わない。即ち、本実施形態でいう光軸の一致状態とは、チャートユニット61とイメージセンサSの互いの中心及びX−Y座標を一致させた状態を意味している。
<中間段階>
チャートユニット61に対し載置ステージ10の初期段階のシフト調整が完了した旨の制御信号が入力されると、チャートユニット61は、再び、Xチルト及びYチルト、並びにZシフトを調整するためのテストチャートの撮影を行う。この場合は、図15(A)で示すように、Z方向に載置ステージ10を移動させながら、Z方向の複数の位置でテストチャートを撮影する。次に、チャートユニット61は、この撮影結果に対する画像解析に基づき、6軸アライメントユニット62のチルト補正条件を算出する。このチルト補正条件とは、レンズLの光軸とイメージセンサSの光軸が同軸状となるように、載置ステージ10の姿勢を調節するための条件であり、前述のチルト半径R、Rに基づいて算出される。そして、チャートユニット61は、算出したチルト補正条件を出力する。この6軸アライメントユニット62のチルト補正条件は、例えば、X軸〜Y軸周りにおける揺動方向及びその揺動量となるXチルト補正条件Gxt及びYチルト補正条件Gytであり、Zシフト補正条件は、Z方向の移動方向とその移動量となるZシフト補正条件Gzsである。なお、Zシフト補正条件Gzsは、イメージセンサSの最終位置決め時(最終段階)のみに限って用いる値となる。
チャートユニット61が出力した6軸アライメントユニット62のチルト補正条件は、制御ユニット63へ入力される。制御ユニット63は、このチルト補正条件に従って、6軸アライメントユニット62を制御する。すなわち、制御ユニット63は、6軸アライメントユニット62のチルト補正条件に従って、一致状態を維持したまま、載置ステージ10のチルト調整を行う。具体的には、Xチルト補正条件Gxtの入力に基づいて、Xチルト値変換手段63Cxtで得られるX軸回転制御値Uxt、Y方向復帰制御値Fys(更に望ましくはZ方向復帰制御値Fzs(x))を利用して、6軸アライメントユニット62を制御することで、一致状態を維持したままによるXチルト調整を実現する。同様にYチルト補正条件Gytの入力に基づいて、Yチルト値変換手段63Cytで得られるY軸回転制御値Uyt、X方向復帰制御値Fxs(更に望ましくはZ方向復帰制御値Fzs(y))を利用して、6軸アライメントユニット62を制御することで、一致状態を維持したままによるYチルト調整を実現する。
載置ステージ10のチルト調整が完了した後、制御ユニット63は、チャートユニット61に対して、載置ステージ10のチルト調整が完了した旨の制御信号を出力する。載置ステージ10の姿勢調整が完了した旨の制御信号がチャートユニット61に入力されると、チャートユニット61は、<中間段階>のプロセスに戻って、前述と同様のチルト補正条件の算出を再び行い、その結果を制御ユニット63に出力する。
制御ユニット63に2回目のチルト補正条件が入力された場合、判定部63Bは、2回目のチルト補正条件が、光照射の許容範囲内であるか否かを判定する。即ち、Xチルト補正量Gxt、Yチルト補正量Gyt(換言するとレンズLとイメージセンサSの光軸のズレ量)が許容範囲内か否かを判定する。この判定は、補正量Gxt、Yチルト補正量Gytを用いても良いが、チャートユニット61で解析されるZ方向フォーカス位置ZA〜ZDのズレ量で判定することも可能である。
2回目のチルト補正条件が光照射の許容範囲内であると判定された場合には、2回目のチルト補正条件に従った載置ステージ10のチルト調整を行わずに、<最終段階>に移行する。
<最終段階>
絶対値となるZシフト補正条件Gzsを利用して、イメージセンサSのZ方向の最終位置決めを行った後、コントローラ80へ、載置ステージ10のチルト調整及びシフト調整が完了した旨の制御信号を出力する。コントローラ80は、この制御信号の入力を条件に、照射装置70に対し、照射開始の制御信号を出力する。照射装置70は、照射開始の制御信号の入力を条件に、センサユニットSUに塗布された硬化性樹脂に対して紫外線照射を行う。
一方、2回目のチルト補正条件が光照射の許容範囲外であると判定された場合には、このまま<中間段階>のプロセスを継続し、6軸アライメントユニット62が2回目のチルト補正条件に従った載置ステージ10のチルト調整を行う。その後、制御ユニット63は、2回目の載置ステージ10のチルト調整が完了した旨の制御信号を、チャートユニット61に対して出力する。そして、2回目のチルト調整が完了した載置ステージ10に対し、<中間段階>のプロセスに戻ってチルト補正条件の再算出を行う。これ以降、再算出されたチルト補正条件が光照射の許容範囲内であると判定されて<最終段階>に移行できるまで、(1)再算出されたチルト補正条件に関する所定の判定処理や設定処理の実行、(2)判定処理や設定処理の結果を反映した載置ステージ10のチルト調整、(3)チルト補正条件の再算出、を繰り返し行う。
図17には、中間段階においてチャートユニット61で解析された周辺画素A〜DのZ方向フォーカス位置を重ねて表示する図を示す。図17(A)は第一回目の中間段階、図17(B)は第二回目の中間段階、図17(C)は第三回目の中間段階である。第一回目では、Z方向フォーカス位置ZA〜ZDが大きくズレるが、第二回目になるとZ方向フォーカス位置ZA〜ZDが急激に接近する。第三回目では、Z方向フォーカス位置ZA〜ZDが殆ど一致する。第三回目で、Z方向フォーカス位置ZA〜ZDのズレ量が所定範囲APの範囲内に収まるので、<最終段階>に移行する。なお、この図17からわかるように、中間段階において、イメージセンサSをZ方向に移動させながら撮像するサーチ範囲Zsrは、第一回目は広く設定する必要があるが、第二回目以降は、Z方向フォーカス位置ZA〜ZDの平均値と中心として狭く設定することが好ましく、撮像時間を短縮することが可能となる。
このように、制御ユニット63では、設定部63Cが、一致状態を維持するように各機構62XS〜62ZTに関する駆動条件や駆動順序を設定するため、各機構62XT〜62ZTによる載置ステージ10のチルト調整を行っても、センサユニットSUのイメージセンサの光学中心の位置は固定される。換言すると、チルト調整を行う際に、このチルト調整で生じるであろうX−Y平面方向のシフト量を算出し、予め相殺するようにシフト制御するので、チルト調整時のチルト半径の揺動端の位置が殆ど静止した状態となり、チルト調整に要する時間を短縮することができる。
また、制御ユニット63では、判定部63Bと設定部63Cとにより、6軸アライメントユニット62の補正条件に従いながらも、可動範囲を外れない範囲で、6軸アライメントユニット62の各機構62XS〜62ZTに関する駆動条件が設定されるため、可動範囲を超えた駆動条件によって、センサユニットSU等が周囲の装置や部品に接触するなどの事故を未然に防ぐことができる。
上記実施形態では、制御ユニット63が判定部63Bを有していたが、本発明はこれに限られず、判定部63Bが省略されていても良い。
上記実施形態では、制御ユニット63に2回目のチルト補正条件が入力された場合、判定部63Bは、2回目のチルト補正条件が光照射の許容範囲内であるか否かを判定するとしたが、本発明はこれに限られず、制御ユニット63に1回目のチルト補正条件が入力された場合、判定部63Bは、1回目のチルト補正条件が光照射の許容範囲内であるか否かを判定するとしてもよい。
上記実施形態では、光軸調整ステップ170を行なう際、レンズLやセンサSの光軸は垂直方向に向いていたが、本発明はこれに限られず、当該光軸は水平方向に向いていてもよい。以下、図10〜13を用いて、水平方向に向いた光軸について光軸調整を行なうカメラモジュール組立設備4について説明する。なお、カメラモジュール組立設備4についての説明は、上記実施形態と異なる部分のみ行い、同一の部材・部品については、同一の符号を付し、その詳細の説明は省略する。
カメラモジュール組立設備4は、載置ステージ10と、センサユニット搬送装置20と、ステージ搬送装置30と、塗布装置40と、レンズユニット搬送装置50と、光軸調整装置60と、照射装置70と、レーザ変位計95と、6軸アライメントユニット62の姿勢を切替える姿勢切替装置200と、各装置を制御するために所定の制御信号を出力するコントローラ80と、を備える。
載置ステージ10は、チャック機構16を有する。チャック機構16により、載置ステージ10に載置されたセンサユニットSUの保持、及びこの保持の解除を行なうことができる。
姿勢切替装置200は、スライド部材32の上に設けられた第1スタンド201と、第1スタンド201に対してZ方向へスライド自在に設けられた第2スタンド202と、第2スタンド202に設けられ、Y軸へ延びるとともに6軸アライメントユニット62を支持する支持軸203と、支持軸203を駆動するモータ204と、を備える。
6軸アライメントユニット62は、支持軸203によって、Y軸周りに回動自在となっている。6軸アライメントユニット62がY軸周りに回動することにより、載置ステージ10は、水平状態(図10,11参照)と、垂直状態(図12、13参照)との間で切替え自在となる。また、第2スタンド202が第1スタンド201に対してスライドすることにより、6軸アライメントユニット62は、Z方向へ移動自在となる(図11,12参照)。
次に、カメラモジュール組立設備4における、カメラモジュールの組み立て手順の一例を示す。
まず、図10において、センサユニット搬送装置20は、載置ステージ10に向けてセンサユニットSUを搬送し、載置ステージ10上の所定の位置(X軸とY軸との交点上)にセンサユニットSUを載置する。チャック機構16は、載置ステージ10に載置されたセンサユニットSUの保持を行なう。これにより、載置ステージ10に載置されたセンサユニットSUは、位置合わせされた状態のまま載置ステージ10に固定される。
図11に示すように、塗布装置40は、載置ステージ10に配されたセンサユニットSUに対して所定の硬化性樹脂を塗布する。
図10に示すように、レンズユニット搬送装置50は、第1〜2アーム51A、51Bを用いてレンズユニットLUの保持を行なうともに、レンズユニットLUをレーザ変位計95の近くまで搬送し、基準位置検知ステップと基準位置設定ステップとを行なう。基準位置検知ステップと基準位置設定ステップとの後、レンズユニット搬送装置50は、第1〜2アーム51A、51Bを用いてレンズユニットLUをレーザ変位計95から離す(図11参照)。
姿勢切替装置200は、水平状態から垂直状態へ載置ステージ10を切り替えるとともに、第2スタンド202及びステージ搬送装置30は、載置ステージ10を所定の方向へスライド移動させる。これにより、載置ステージ10は、垂直状態のままレーザ変位計95の近くまで搬送される(図12参照)。その後、レーザ変位計95は、レーザ変位計95が検知したセンサユニットSUのセンサ面SCまでの距離Hを測定した後、センサ面SCのチルト半径R、Rを算出する。
ステージ搬送装置30は載置ステージ10を、レンズユニット搬送装置50はレンズユニットLUを、それぞれ、チャートユニット61の近くまで搬送する(図13参照)。光軸調整装置60は、所定のテストチャートを用いて、レンズユニットLUに設けられたレンズLと、センサユニットSUに設けられたイメージセンサSとの光軸調整を行う。
光軸調整の後、照射装置70は、センサユニットSUに塗布された硬化性樹脂に対し所定の光を照射する。これにより、センサユニットSUに対しレンズユニットLUが接着される結果、カメラモジュールが組み立てられる。
このように、カメラモジュール組立設備4は、6軸アライメントユニット62の姿勢を切替える姿勢切替装置200を備えるため、載置ステージ10が垂直状態のまま、すなわち、センサユニットSUやレンズユニットLUの光軸の向きが使用状態に近い水平方向のまま、光軸調整を行なうことができる。さらに、載置ステージ10は、チャック機構16を有するため、光軸の向きを水平方向にしても、センサユニットSUは載置ステージ10から脱落せずに済む。この結果、光軸の向きが使用状態に近い水平方向のまま、しかも、実際の使用態様となるレンズユニットLUが通電状態のままで、光軸調整を行なうことができる。また、センサユニットSUの素子表面やレンズユニットLUのレンズ表面を非水平方向、具体的には鉛直方向に向けることができるので、表面に塵埃が付着することを抑制したり、また、一度付着した塵埃を自然落下させたりすることが可能となり、カメラモジュール内に異物が混入するリスクを低減させることができるという利点もある。
上記実施形態では、センサユニットSUやレンズユニットLUの光軸調整の際、光軸の向きが使用状態に近い水平方向であったが、本発明はこれに限られず、センサユニットSUやレンズユニットLUの光軸調整の際、光軸の向きが垂直方向に交差する斜め方向であってもよい。
更に上記実施形態では、コントローラ80、制御ユニット63、チャートユニット61の補正条件算出装置、レーザ変位計92と連動するチルト半径算出手段などが、別体のように図示しているが、これらはコントローラ80にまとめて包含される概念であり、ハードウエアとしては、一体的に構築しても良く、分散的に構築しても良い。
尚、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
2 カメラモジュール組立設備
10 載置ステージ
20 センサユニット搬送装置
30 ステージ搬送装置
40 塗布装置
50 レンズユニット搬送装置
60 光軸調整装置
61 チャートユニット
62 軸アライメントユニット
63 制御ユニット
80 コントローラ

Claims (23)

  1. 電力を入力することで基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子を、光学素子に取り付けて光学モジュールを得る光学モジュール製造設備であって、
    前記レンズ素子に電力を入力して、前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ユニットと、
    電力入力により前記基準位置にある前記レンズの光軸と、前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくる光軸調整ユニットと、
    前記一致状態をつくった後に前記レンズ素子と前記光学素子とを固定する固定ユニットと、
    前記レンズ素子に対して、前記基準位置と前記退避位置との間で前記レンズを駆動させるための電力を供給する出力端子と、を備え、
    前記出力端子により、少なくとも前記レンズの位置調節から前記レンズと前記光学素子との光軸合わせまでの間、前記レンズ素子へ所定の電力が供給され、
    前記基準位置設定ユニットが前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ポイントと、前記光軸調整ユニットが前記一致状態をつくる光軸調整ポイントの互いの場所が、前記レンズ素子の光軸に対して直角方向に異なっており、
    前記出力端子が、前記レンズ素子へ所定の電力を供給したまま、前記レンズ素子と共に前記基準位置設定ポイントから前記光軸調整ポイントへ移動する
    ことを特徴とする光学モジュール製造設備。
  2. 前記光軸調整ユニットは、前記光学素子の姿勢を変位させて前記レンズ素子に対する前記一致状態を作ることを特徴とする請求項1に記載の光学モジュール製造設備。
  3. 前記出力端子は、前記レンズと前記光学素子との光軸を合わせてから、前記一致状態を維持したまま前記レンズ素子と前記光学素子とを固定するまでの間、前記レンズ素子へ所定の電力を供給することを特徴とする請求項1又は2記載の光学モジュール製造設備。
  4. 前記光軸調整ユニットが、素子供給ポイントにおいて前記光学素子を外部から受け取るようになっており、
    前記素子供給ポイントと、該光軸調整ユニットが前記一致状態をつくる光軸調整ポイントが異なっており、
    前記光軸調整ユニットが、前記光学素子を前記素子供給ポイントから前記光軸調整ポイントまで移送することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の光学モジュール製造設備。
  5. 前記基準位置設定ユニットは、前記レンズの位置を計測する変位計を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の光学モジュール製造設備。
  6. 前記光軸調整ユニットは、前記光軸が非鉛直方向となる状態で、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の光学モジュール製造設備。
  7. 前記光軸調整ユニットは、前記光軸が水平方向に向く状態で、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする、請求項6記載の光学モジュール製造設備。
  8. 前記光軸調整ユニットは、少なくとも、前記光軸が鉛直方向に向く前記光学素子を、前記光軸が前記非鉛直方向に向くように変位させて、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする、請求項6又は7記載の光学モジュール製造設備。
  9. 前記光軸調整ユニットは、少なくとも、前記光軸が鉛直方向に向く前記レンズを、前記光軸が前記非鉛直方向に向くように変位させて、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくることを特徴とする、請求項6乃至8のいずれかに記載の光学モジュール製造設備。
  10. 前記光軸調整ユニットは、
    前記光学素子を載置する載置ステージと、
    前記載置ステージの位置及び姿勢を調整するステージ調整機構と、
    前記ステージ調整機構を制御するコントローラとを、備え、
    前記ステージ調整機構は、
    前記載置ステージを所定の方向へ移動させるシフトユニットと、
    前記載置ステージを所定の軸周りに揺動させるチルトユニットと、を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の光学モジュール製造設備。
  11. 電力を入力することで基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子を搬送するレンズ素子搬送機構であって、
    前記レンズの位置を前記基準位置へ設定する基準位置設定ポイントと、該基準位置設定ポイントに対して前記レンズ素子の光軸に対して直角方向に異なる場所にあり且つ前記レンズ素子と光学素子との光軸合わせが行われる光軸調整ポイントの間で、前記レンズ素子を搬送する搬送ユニットと、
    前記搬送ユニットに設けられ、前記基準位置と前記退避位置との間で前記レンズを駆動させるための電力を供給する出力端子と、を有し、
    前記レンズ素子に設けられた入力端子と前記出力端子とは、少なくとも前記基準位置設定ポイントから前記光軸調整ポイントまでの間における搬送において、電気的に接続することを特徴とするレンズ素子搬送機構。
  12. 前記出力端子から前記入力端子への電力の供給は、少なくとも前記基準位置設定ポイントと前記光軸調整ポイントとの間における搬送において継続して行なわれることを特徴とする請求項11記載のレンズ素子搬送機構。
  13. 前記搬送ユニットは、前記レンズ素子の保持を行なう保持状態と、前記保持が解除された保持解除状態との間で切替え自在であり、
    前記保持状態において、前記入力端子と前記出力端子とが電気的に接続されることを特徴とする請求項11または12記載のレンズ素子搬送機構。
  14. 前記搬送ユニットは、
    前記出力端子を有し、前記レンズ素子のうち前記光学素子に対する固定面を開放したままま前記レンズ素子を挟む一対のアームと、
    前記一対のアームの相対的位置を変更するアーム移動機構と、を備えたことを特徴とする請求項11ないし13のうちいずれか1項記載のレンズ素子搬送機構。
  15. 基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子に対して前記レンズの位置の調整を行なうために、前記レンズ素子へ所定の電力を出力するレンズ駆動装置を制御し、かつ、前記レンズ素子を、該レンズ素子の光軸に対して直角方向に搬送する搬送ユニットを制御するコントローラであって、
    前記レンズ駆動装置は、
    前記レンズ素子へ所定の電力を出力する電力出力部と、
    前記電力出力部を制御する電力制御部と、を有し、
    前記電力制御部は、
    少なくとも、前記レンズの位置を前記基準位置へ合わせる基準位置設定状態から、前記レンズ素子と光学素子との光軸合わせが行われる光軸調整状態までの間において、前記レンズが継続して前記基準位置を維持するように前記電力出力部の制御を行い、
    前記搬送ユニットは、前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ポイントから、該基準位置設定ポイントに対して前記レンズ素子の光軸に対して直角方向に異なる場所にあり且つ前記レンズ素子と光学素子との光軸合わせが行われる光軸調整ポイントまで、前記レンズ素子を搬送するように制御される、
    ことを特徴とするコントローラ。
  16. 前記電力制御部は、
    前記基準位置設定状態において、前記基準位置に対応する電力条件を検知するとともに、少なくとも前記基準位置設定状態から前記光軸調整状態までの間においては、前記基準位置に対応する電力条件を維持するように前記電力出力部の制御を行うことを特徴とする請求項15記載のコントローラ。
  17. 基準位置と前記基準位置から退避した退避位置との間で移動可能なレンズを有するレンズ素子について、光学素子を基準とする光軸調整を行なうとともに、前記レンズ素子と前記光学素子とを備えた光学モジュールを製造する光学モジュールの製造方法であって、
    基準位置設定ポイントにおいて、前記レンズ素子に入力される電力条件によって前記レンズの位置を前記基準位置へ調節する基準位置設定ステップと、
    前記レンズ素子に入力される電力条件によって前記レンズを前記基準位置にて保持する基準位置保持ステップと、
    前記基準位置設定ポイントに対して前記レンズ素子の光軸に対して直角方向に異なる場所にある光軸調整ポイントにおいて、前記基準位置保持ステップと共に行なわれ、前記レンズの光軸と前記光学素子の光軸とが一致する一致状態をつくる光軸調整ステップと、
    前記基準位置保持ステップと共に行なわれ、前記レンズ素子を前記基準位置設定ポイントから前記光軸調整ポイントまで搬送する搬送ステップと、
    前記一致状態を維持したまま前記レンズ素子と前記光学素子とを固定する固定ステップと、を備えたことを特徴とする光学モジュールの製造方法。
  18. 第1の光学部品と第2の光学部品との光軸調節を行うための光軸調整装置であって、
    前記第1の光学部品を載置する載置ステージと、
    前記載置ステージの位置及び姿勢を調整するステージ調整機構と、
    前記ステージ調整機構を制御するコントローラとを、備え、
    前記載置ステージにおける前記第1の光学部品が載置される載置面と平行となる所定の方向をXと定義し、前記載置面と平行且つ前記Xと直交する方向をYと定義し、前記X及び前記Yに対して直交する方向をZと定義し、前記X及び前記Yと平行となる面をX−Y平面と定義し、
    前記第1の光学部品は、光軸が前記Zに沿うように前記載置ステージに載置され、
    前記ステージ調整機構は、
    前記載置ステージをX−Y平面の平面方向、かつ前記X−Y平面に垂直となるZ軸方向へ移動させるシフトユニットと、
    前記載置ステージを前記X−Y平面に平行するX軸周り、及び前記X−Y平面に平行し且つ前記X軸に直交するY軸周りに揺動させるチルトユニットとを有し、
    前記コントローラは、前記第1の光学部品の光軸が前記第2の光学部品の光軸と平行となるように、前記シフトユニット及び前記チルトユニットを制御し、
    前記コントローラは、
    前記第1の光学部品の基準位置から前記X軸までの長さであるX軸チルト半径、及び前記第1の光学部品の基準位置から前記Y軸までの長さであるY軸チルト半径の情報を保持し、
    前記第1の光学部品の光軸が前記第2の光学部品の光軸と平行となるための前記X軸周りの補正角度、及び前記Y軸周りの補正角度を算出するチルト補正条件算出部と、
    前記チルト補正条件算出部が算出した前記X軸周りの補正角度及び前記X軸チルト半径を利用して、前記チルトユニットを前記X軸周りに揺動させるためのX軸回転制御値と、前記X軸周りの補正角度で前記チルトユニットを揺動させる際に該X軸チルト半径の揺動端が前記Y軸方向又は前記Z軸方向に移動するシフト量を相殺するために、前記シフトユニットを前記Y軸方向又は前記Z軸方向に移動させるXチルト時復帰制御値と、の双方を算出するXチルト値変換手段と、
    前記チルト補正条件算出部が算出した前記Y軸周りの補正角度及び前記Y軸チルト半径を利用して、前記チルトユニットを前記Y軸周りに揺動させるためのY軸回転制御値と、前記Y軸周りの補正角度で前記チルトユニットを揺動させる際に該Y軸チルト半径の揺動端が前記X軸方向又は前記Z軸方向に移動するシフト量を相殺するために前記シフトユニットを前記X軸方向又は前記Z軸方向に移動させるYチルト時復帰制御値と、の双方を算出するYチルト値変換手段と、を有し、
    前記X軸回転制御値及び前記Y軸回転制御値に基づいて前記チルトユニットが前記載置ステージを揺動し、かつ、前記Xチルト時復帰制御値と前記Yチルト時復帰制御値に基づいて前記シフトユニットが前記載置ステージを前記X−Y平面方向又は前記Z軸方向に移動させることで、前記X軸チルト半径及び前記Y軸チルト半径の前記揺動端が前記基準位置でほぼ静止したまま、前記X軸周りの補正角度及び前記Y軸周りの補正角度によるチルト制御を行う
    ことを特徴とする光軸調整装置。
  19. 前記コントローラは、
    前記第1の光学部品と前記第2の光学部品の光軸が所定平面で一致させるための前記X−Y平面内の補正移動量を算出するシフト補正条件算出部と、
    前記シフト補正条件算出部が算出した前記X−Y平面内の補正移動量を利用して、前記シフトユニットを前記X−Y平面内で移動させるためのX−Y平面移動制御値を算出するX−Yシフト値変換手段と、を有し、
    前記X−Y平面移動制御値に基づいて前記シフトユニットが前記載置ステージを前記X−Y平面方向に移動させることで、前記X−Y平面内の補正移動量によるシフト制御を行う
    ことを特徴とする請求項18に記載の光軸調整装置。
  20. 前記コントローラは、
    前記載置ステージに搭載される前記第1の光学部品の表面の位置を計測することで、前記X軸チルト半径及び前記Y軸チルト半径を算出するチルト半径算出部を有する
    ことを特徴とする請求項18又は19に記載の光軸調整装置。
  21. 前記光軸調整を行うことを目的として、前記載置ステージの位置又は姿勢を補正するための条件を、前記載置ステージの補正条件と定義した場合、
    前記コントローラは、前記載置ステージの補正条件が、前記ステージ調整機構の可動範囲内であるか否かの判定を行う判定部を有し、
    前記載置ステージの補正条件が前記ステージ調整機構の可動範囲外であると判定された場合、前記ステージ調整機構の可動範囲内で、前記載置ステージの位置または姿勢の調節を行うことを特徴とする請求項18乃至20のいずれかに記載の光軸調整装置。
  22. 前記載置ステージ及び前記ステージ調整機構を90度の角度範囲で回転させるステージ姿勢切替機構をさらに備えたことを特徴とする請求項18乃至21のいずれかに記載の光軸調整装置。
  23. 前記載置ステージに載置された前記第1の光学部品を保持する保持状態と、前記保持が解除された保持解除状態との間で切替え可能なチャック機構をさらに備えたことを特徴とする請求項22記載の光軸調整装置。
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