JP5925565B2 - 車両用保持装置 - Google Patents

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Description

本発明は、飲料用容器を保持するための容器保持部を有する車両用保持装置に関する。
下記特許文献1に記載のアームレストには、合成樹脂成形部材が設けられており、この合成樹脂成形部材にホルダ用凹部が形成されている。これにより、アームレストが使用位置(倒伏位置)へ傾倒された状態で、カップやドリンク缶等の飲料用容器をホルダ用凹部内に挿入させることで、ホルダ用凹部によって飲料用容器を保持できる。
また、下記特許文献2に記載のアシストグリップ取付装置は、車両の前部座席における背もたれの背面に設けられて、杖を保持する杖ホルダと、傘を保持する傘ホルダと、スーパー袋を懸吊するフックと、を含んで構成されている。これにより、背もたれが起立位置に配置された状態で、杖や傘を保持でき、スーパー袋を懸吊できる。したがって、多目的保持装置として利用できる。
特開2002−85191号公報 特開2001−322471号公報
しかしながら、使用位置で飲料用容器を保持する装置と起立位置で杖、傘、及びスーパー袋等を保持する装置とを別々に設けるのでは効率が悪い。また、上記の合成樹脂成形部材及びアシストグリップ取付装置では、使用しない場合でも各保持部が露出されるため外観性能が悪化する。
本発明は、上記事実を考慮し、外観性能を良好にしつつ多目的の保持機能を実現できる車両用保持装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の車両用保持装置は、倒伏位置と起立位置との間で傾倒可能にされた車両の内装部材に設けられ、倒伏位置で上側へ開放される開口部を有する凹状に形成されると共に、内部に飲料用容器を保持する容器保持部を有する本体部と、軸方向を前記内装部材の傾倒中心軸と平行にして起立位置における前記本体部の下部に回転可能に支持され、前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回転可能に構成されると共に、起立位置で開位置に回転された際の上面を構成する内側壁に荷物を懸吊する突起部が形成された蓋部と、を備え、前記突起部が前記蓋部の幅方向両端部に配置されている
請求項1に記載の車両用保持装置では、倒伏位置と起立位置との間で傾倒可能にされた内装部材に本体部が設けられている。これにより、内装部材の倒伏位置又は起立位置への傾倒に伴って本体部が倒伏位置又は起立位置に配置される。そして、本体部は、開口部を有する凹状に形成されており、内装部材が倒伏位置に配置された際には、開口部が上側へ開放される。これにより、倒伏位置で飲料用容器を開口部から本体部内へ挿入させて、本体部の容器保持部によって飲料用容器を保持できる。
また、本体部には蓋部が回転可能に設けられており、蓋部は、開口部を覆う閉位置と開口部を開放する開位置との間で回転可能にされている。
ここで、起立位置で蓋部が開位置へ回転された際には、内側壁が蓋部の上面を構成して、この内側壁には、荷物を懸吊する突起部が形成されている。これにより、例えば、レジ袋等の荷物を蓋部によって保持できる。したがって、車両用保持装置で多目的の保持機能を実現できる。
しかも、蓋部の回転中心軸は、内装部材の傾倒中心軸と平行に配置されると共に、起立位置における本体部の下部に配置されている。このため、蓋部が閉位置に配置された際には、突起部は本体部の内部に配置される。したがって、車両用保持装置を使用しない場合には、蓋部を閉位置に配置させることで、蓋部によって容器保持部、突起部の外部への露出が抑制される。これにより、外観性能を良好にできる。
また、突起部が蓋部の幅方向両端部に配置されている。このため、倒伏位置で飲料用容器を開口部へ挿入させる際の飲料用容器と突起部との干渉を抑制できる。
請求項2に記載の車両用保持装置は、請求項1に記載の車両用保持装置において、前記蓋部には、起立位置で開位置に回転された際の上面を構成する内側壁において、前記突起部に加えて、携帯端末を保持する第1孔部と棒状部材を保持する第2孔部との少なくとも一つが形成されている
請求項2に記載の車両用保持装置では、蓋部の内側壁に、携帯端末を保持する第1孔部と棒状部材を保持する第2孔部との少なくとも一つが形成されているため、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末や、杖や傘等の棒状部材等を蓋部によって保持できる。
請求項3に記載の車両用保持装置は、請求項2に記載の車両用保持装置において、前記第1孔部が前記突起部の間に配置されている。
請求項3に記載の車両用保持装置では、第1孔部が突起部の間に配置されているため、蓋部における突起部の間の部分を有効に利用して、携帯端末を保持できる。
請求項4に記載の車両用保持装置は、請求項2又は請求項3に記載の車両用保持装置において、前記第2孔部が前記蓋部の回転中心とは反対側の端部に配置されている。
請求項4に記載の車両用保持装置では、第2孔部が蓋部の回転中心とは反対側の端部に配置されているため、第2孔部を蓋部の先端部に配置できる。これにより、蓋部における外周部分で、レジ袋等の荷物を懸吊でき、傘や杖等の棒状部材を保持できる。
請求項5に記載の車両用保持装置は、請求項〜請求項4の何れか1項に記載の車両用保持装置において、前記突起部は、開位置で前記本体部の外側に配置されてタブレット型端末の縁部を係止可能にされている。
請求項5に記載の車両用保持装置では、本体部と突起部との間に、例えば、ipad(登録商標)等のタブレット型端末を挿入して、タブレット型端末の下縁部を突起部に係止させることで、タブレット型端末を蓋部上に立て掛けることができる。これにより、レジ袋等の荷物を懸吊する突起部を、タブレット型端末を保持する突起として兼用できる。
請求項6に記載の車両用保持装置は、請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用保持装置において、前記内装部材が、車両用シートのシートバック、車両用シートのヘッドレスト、及び車両用アームレストの何れかにされている。
請求項6に記載の車両用保持装置では、内装部材が、車両用シートのシートバック、車両用シートのヘッドレスト、及び車両用アームレストの何れかにされているため、これら内装部材を利用して車両用保持装置を車室内に配置できる。
請求項1に記載の車両用保持装置によれば、外観性能を良好にしつつ多目的の保持機能を実現できる。また、飲料用容器を開口部へ挿入する際の操作性を損なうことなく突起部を配置できる。
請求項2に記載の車両用保持装置によれば、携帯電話やスマートフォン等の携帯端末や、杖や傘等の棒状部材等を蓋部によって保持できる。
請求項3に記載の車両用保持装置によれば、蓋部における突起部の間の部分を有効に利用して、携帯端末を保持できる。
請求項4に記載の車両用保持装置によれば、蓋部における外周部分で、レジ袋等の荷物を懸吊でき、傘や杖等の棒状部材を保持できる。
請求項5に記載の車両用保持装置によれば、レジ袋等の荷物を保持する突起部を、タブレット型端末を保持する突起として兼用できる。
請求項6に記載の車両用保持装置によれば、シートバック、ヘッドレスト、及び車両用アームレストを利用して車両用保持装置を車室内に配置できる。
本実施の形態に係る車両用ホルダ装置が収容された車両用アームレストが起立位置に配置された状態で車両用ホルダ装置の蓋部が開位置に回転された状態を示す斜視図である。 (A)は、図1に示される車両用アームレストを備えた車両用シートを示す斜視図であり、(B)は、(A)における車両用アームレストが倒伏位置に配置された状態を示す斜視図である。 (A)は、車両用アームレストが倒伏位置に配置された状態で車両用ホルダ装置の蓋部が閉位置に配置された状態を示す平面図であり、(B)は、(A)に対応する断面図(図3(A)の3B−3B線断面図)である。 (A)は、車両用アームレストが倒伏位置に配置された状態で車両用ホルダ装置の蓋部が開位置に配置された状態を示す平面図であり、(B)は、(A)に対応する断面図(図4(A)の4B−4B線断面図)である。 (A)は、車両用アームレストが倒伏位置に配置された状態で飲料用容器が車両用ホルダ装置に保持された状態を示す平面図であり、(B)は、(A)に対応する斜視図である。 車両用アームレストが起立位置に配置された状態で、携帯端末及びレジ袋が車両用ホルダ装置に保持された状態を示す斜視図である。 車両用アームレストが起立位置に配置された状態で、タブレット型端末が車両用ホルダ装置に保持された状態を示す斜視図である。 車両用アームレストが起立位置に配置された状態で、傘が車両用ホルダ装置に保持された状態を示す斜視図である。 (A)は、車両用ホルダ装置が車両用シートのシートバックに収容されてシートバックが起立位置に配置された状態を示す斜視図であり、(B)は、シートバックが倒伏位置に配置された状態を示す斜視図である。 (A)は、車両用ホルダ装置が車両用シートのヘッドレストに収容されてヘッドレストが起立位置に配置された状態を示す斜視図であり、(B)は、ヘッドレストが倒伏位置に配置された状態を示す斜視図である。
図2(A)及び(B)には、本発明の実施の形態に係る「車両用保持装置」としての車両用ホルダ装置(以下、「ホルダ装置」と称する)30が用いられた車両用シート10の全体がシート斜め後方から見た斜視図にて示されている。なお、図面に適宜示される矢印FRはシート前方を示し、矢印RHはシート右方(シート幅方向一側)を示し、矢印UPは上方を示す。さらに、車両用シート10は、シート前後方向を車両前後方向と一致させると共にシート幅方向を車両幅方向と一致させた状態で、配置されている。
車両用シート10は、シート本体12と、「内装部材」としての車両用アームレスト(以下、「アームレスト」という)22と、ホルダ装置30と、を含んで構成されている。
シート本体12は、乗員が着座するシートクッション14を備えており、シートクッション14は、その下側に配置された前後位置調整機構16を介して車両のフロアに連結されている。シートクッション14の後端部には、シートバック18が起立した状態で設けられており、シートバック18は、従来周知のリクライニング機構(図示省略)を介してシートクッション14に連結されている。また、シートバック18の上部には、乗員の頭部を支えるヘッドレスト20が支持されている。
アームレスト22は略柱状に形成されており、アームレスト22の外周部は表皮22Aによって覆われている。アームレスト22は、シートバック18のシート左側に配置されており、アームレスト22の基端部(図2(A)では、アームレスト22の下端部)が、軸方向をシート幅方向にしてシートバック18に傾倒可能に支持されている。これにより、アームレスト22は、基端部から上側へ延びる起立位置(図2(A)参照)と、基端部からシート前側へ延びる倒伏位置と(図2(B)参照)と、の間で傾倒可能に構成されている。
図3(B)に示すように、アームレスト22の先端部(基端部とは反対側の端部)には、後述するホルダ装置30を収容するためのホルダ収容部24が形成されており、ホルダ収容部24は、倒伏位置で上側へ開放された凹状に形成されている。なお、図3及び図4では、説明の便宜上、表皮22Aが図示省略されている。
図3(A)及び(B)に示すように、ホルダ装置30は、本体部32と蓋部50とを含んで構成されている。本体部32は、アームレスト22のホルダ収容部24内に収容されており、これにより、アームレスト22が倒伏位置と起立位置との間で傾倒されることで、アームレスト22と共に本体部32(ホルダ装置30)が倒伏位置と起立位置との間で傾倒されるようになっている。また、本体部32は、倒伏位置で上側及びシート後側へ開放された開口部34を有する略凹状に形成されている(図4(B)参照)。
図4(A)及び(B)に示すように、本体部32の底壁32Aには、「容器保持部」としてのカップホルダ部36が形成されており、カップホルダ部36は、断面円形の凹状に形成されると共に、倒伏位置で下側へ膨出されている。このカップホルダ部36の底壁36Aには、複数(本実施の形態では3つ)の固定凹部38が形成されており、固定凹部38は、断面円形状に形成されると共に、倒伏位置で下側へ膨出されている。そして、固定凹部38の底壁には、円形状の固定孔40が貫通形成されており、この固定孔40内にネジ等の締結部材(図示省略)が挿入されて、締結部材によって本体部32(ホルダ装置30)がアームレスト22に固定されている。
また、本体部32の前側壁32Bには、開口部34側の部分において、第1カップガイド42が設けられている。第1カップガイド42は略矩形板状に形成されており、第1カップガイド42の基端部が、軸方向をシート幅方向にして前側壁32Bに回転可能に支持されている。そして、第1カップガイド42の基端部にはトーションスプリング44が設けられている。このトーションスプリング44の一端部は本体部32に係止されると共に、トーションスプリング44の他端部は第1カップガイド42に係止されており、トーションスプリング44によって、第1カップガイド42が開口部34側へ付勢されている。これにより、後述する蓋部50が開位置に回転された際には、第1カップガイド42が、前側壁32Bの先端部に形成されたフランジ35に当接されて、カップホルダ部36の底壁36Aと略平行に配置されるように構成されている。
また、第1カップガイド42の先端部(基端部とは反対側の端部)には、シート幅方向中間部において、第1ガイド部42Aが形成されており、第1ガイド部42Aは、円弧状に湾曲された凹状に形成されている。これにより、図5(A)及び(B)に示すように、倒伏位置で飲料用容器80をカップホルダ部36内に挿入させた際には、トーションスプリング44の付勢力によって第1カップガイド42の第1ガイド部42Aが飲料用容器80を押圧して、飲料用容器80を保持するように構成されている。
図4(B)に示すように、本体部32の右側壁32C及び左側壁32Dには、倒伏位置におけるシート後方の位置(アームレスト22の傾倒中心側の位置)において、後述する蓋部50を回転可能に支持するための支持孔46がそれぞれ貫通形成されている(図4(B)では、シート左側の支持孔46のみ示されている)。この支持孔46は、円形状に形成されて、シート幅方向に同軸上に配置されている。また、図1に示すように、右側壁32C及び左側壁32Dには、ストッパ柱48がそれぞれ形成されている(図1には、シート右側のストッパ柱48のみ示されている)。このストッパ柱48は略矩形柱状に形成されると共に、右側壁32C及び左側壁32Dから互いに接近する方向へ突出されている。
図3(A)及び(B)に示すように、蓋部50は、中空の略矩形板状に形成されて、本体部32の開口部34を覆うようにカップホルダ部36の底壁36Aと平行に配置されている(以下、この位置を「閉位置」と称する)。そして、閉位置における蓋部50の外観を構成する部分が外側壁52とされて、閉位置における本体部32の内部に配置される部分が内側壁54とされており、外側壁52と内側壁54とは対向して配置されている。
この蓋部50の右側壁50A及び左側壁50Bには、蓋部50の基端側(倒伏位置におけるシート後端側)の位置において、それぞれ支持軸56が形成されている。この支持軸56は、円柱状に形成されると共に、シート幅方向に同軸上に配置されて、右側壁50A及び左側壁50Bから互いに離間する方向へ突出されている。そして、支持軸56は本体部32の支持孔46内に回転可能に挿入されており、これにより、蓋部50が閉位置から開方向(図3(B)の矢印A方向)へ回転されて、開口部34が開口されるように構成されている。
蓋部50の外側壁52の基端部には、ストッパ壁部58が一体に形成されており、ストッパ壁部58は、側面視で外側壁52の基端部から内側壁54側へ向かうに従い蓋部50の先端側(基端部とは反対側)へ傾斜して配置されている。図1に示すように、ストッパ壁部58のシート幅方向両端部には、前述したストッパ柱48に対応した一対の切欠部60が形成されており(図1ではシート右側の切欠部60のみ示されている)、切欠部60は、略L字形状に形成されて、シート幅方向両端側へ開放されている。そして、蓋部50が閉位置から開方向へ回転されて本体部32に対して垂直に配置された際には、切欠部60がストッパ柱48に当接されて、蓋部50の開方向への回転が制限されるようになっている(図1、図4(A)及び(B)に示される位置であり、以下、この位置を「開位置」と称する)。また、蓋部50が開位置から閉位置へ回転される際には、第1カップガイド42が、蓋部50によって押圧されて、本体部32の前側壁32Bに沿って配置されるように構成されている(図3(B)参照)。さらに、アームレスト22が起立位置に傾倒された状態で蓋部50が開位置へ回転された際には、蓋部50は、本体部32から車両後方へ突出されると共に、上下方向に対して直交する方向に沿って配置されるように設定されており、これにより、蓋部50の内側壁54が、蓋部50の上面を構成するようになっている。
また、このストッパ壁部58のシート幅方向中間部には、非干渉部58Aが形成されており、非干渉部58Aは円弧状に湾曲された凹状に形成されている。そして、蓋部50が開位置に配置された状態でカップホルダ部36内に飲料用容器80が保持された際には、飲料用容器80の外周部にストッパ壁部58(非干渉部58A)が干渉しないように構成されている。
また、図3(A)及び(B)に示すように、外側壁52の先端部(蓋部50の回転中心軸とは反対側の端部)には、シート幅方向中間部において、引出凹部62が形成されている。この引出凹部62は、外側壁52の外側(内側壁54とは反対側)及び先端側へ開放されている。これにより、乗員の指を引出凹部62内に挿入して蓋部50を開方向へ引出すことで、蓋部50が閉位置から開位置へ回転されるようになっている。
図1に示すように、蓋部50の内側壁54には、第2カップガイド64と、「突起部」としての一対のフック部66と、「第1孔部」としての携帯端末ホルダ部70と、3つの「第2孔部」としての棒状部材ホルダ部72と、が形成されている。
図4(A)及び(B)に示すように、第2カップガイド64は、内側壁54の基端側の端部に一体に形成されると共に、内側壁54から外側壁52とは反対側へ突出されている。この第2カップガイド64のシート幅方向中間部には、第2ガイド部64Aが形成されている。この第2ガイド部64Aは、円弧状に湾曲された凹状に形成されて、蓋部50が開位置に配置された際の平面視で、カップホルダ部36の内周面の外側に配置されると共に、カップホルダ部36の周方向に沿って湾曲されている(図4(A)参照)。これにより、蓋部50が開位置に配置された状態では、第1カップガイド42の第1ガイド部42Aと第2ガイド部64Aとによって飲料用容器80のカップホルダ部36内への挿入を案内できるように構成されている。
フック部66は、内側壁54における第2カップガイド64よりも先端側に配置されると共に、蓋部50の幅方向両端部(シート幅方向両端部)にそれぞれ形成されている。フック部66は、断面略半円の柱状に形成されて、内側壁54から外側壁52とは反対側へ突出されている。そして、フック部66の頭部68は、蓋部50の先端側及び蓋部50の幅方向内側へ若干突出されている。これにより、図6に示すように、アームレスト22が起立位置に傾倒された状態で蓋部50を開位置へ回転させた場合には、フック部66が内側壁54から上側へ突出されて、フック部66に「荷物」としてのレジ袋82を懸吊させることで、フック部66によってレジ袋82が保持されるようになっている。
また、図4(B)に示すように、フック部66における本体部32側の部分は、係止面66Aとされており、係止面66Aは上下方向に沿って配置されている。そして、蓋部50が開位置へ回転された状態では、側面視でフック部66が本体部32よりも外側(蓋部50の先端側)へ離間して配置されており、係止面66Aと本体部32との間には、ipad(登録商標)等のタブレット型端末84を挿入できる特定量の隙間Gが形成されるようになっている。これにより、図7に示すように、アームレスト22が起立位置に傾倒された状態で蓋部50を開位置へ回転させた際には、フック部66と本体部32との間にタブレット型端末84を挿入することで、タブレット型端末84の下縁部が係止面66Aに係止されて、タブレット型端末84が内側壁54、フック部66、及び本体部32との間で保持されるようになっている。
図1に示すように、携帯端末ホルダ部70は、略矩形状の孔として構成されて、長手方向をシート幅方向にして内側壁54における一対のフック部66の間の部分に貫通形成されている。この携帯端末ホルダ部70は、携帯端末86(例えば、携帯電話やスマートフォン等)が挿入可能な大きさに形成されている。これにより、アームレスト22が起立位置に傾倒された状態で蓋部50を開位置へ回転させた場合には、携帯端末ホルダ部70が上側へ開放されて、携帯端末ホルダ部70内に携帯端末を挿入することで、携帯端末86が携帯端末ホルダ部70内に保持されるようになっている(図6参照)。つまり、この際には、携帯端末86の下端部が外側壁52の内周面に当接されると共に、携帯端末86の外周面が携帯端末ホルダ部70の縁部に当接されるように構成されている。
棒状部材ホルダ部72は、円形状の孔として構成されると共に、内側壁54の先端部に貫通形成されている。この棒状部材ホルダ部72は、シート幅方向に沿って配列されており、シート幅方向中間部に配置された棒状部材ホルダ部72の直径が、シート幅方向両端部に配置された一対の棒状部材ホルダ部72の直径に比して小さく設定されている。そして、アームレスト22が起立位置に傾倒された状態で蓋部50を開位置へ回転させた場合には、棒状部材ホルダ部72が上側へ開放されて、棒状部材ホルダ部72内に「棒状部材」としての傘88の柄を挿入できるように構成されている(図8参照)。これにより、傘88の柄の先端が外側壁52の内周面に当接されると共に、傘88の柄の外周面が棒状部材ホルダ部72の縁部に当接されることで、傘88が棒状部材ホルダ部72内に保持されるようになっている。
次に本実施の形態における作用及び効果について説明する。
アームレスト22は、軸方向をシート幅方向にしてシートバック18に支持されて、倒伏位置と起立位置との間で傾倒可能にされている。また、アームレスト22の先端部には、ホルダ装置30が収納されている。そして、ホルダ装置30の本体部32には、蓋部50が回転可能に支持されており、蓋部50は開位置と閉位置との間で回転可能にされている。
飲料用容器80をホルダ装置30に保持させる場合には、図2(B)に示すように、アームレスト22を倒伏位置に傾倒させて、この状態で蓋部50を開位置へ回転させる。これにより、図4(A)に示すように、本体部32の開口部34が上側へ開放されて、カップホルダ部36が露出される。そして、飲料用容器80を開口部34から第2カップガイド64の第2ガイド部64A上を摺動するように挿入してカップホルダ部36の底壁36A上に載置させる。この際には、トーションスプリング44の付勢力によって第1カップガイド42の第1ガイド部42Aが飲料用容器80の外周部を押圧して、飲料用容器80が第1カップガイド42、第2カップガイド64、及びカップホルダ部36によって保持される(図5(A)及び(B)参照)。これにより、ホルダ装置30を所謂カップホルダとして使用できる。
次に、レジ袋82、携帯端末86、傘88、及びタブレット型端末84等をホルダ装置30に保持させる場合には、図2(A)に示すように、アームレスト22を起立位置へ傾倒させて、この状態で蓋部50を開位置へ回転させる。この際には、蓋部50が、本体部32からシート後側へ突出されると共に、上下方向に対して直交する方向に沿って配置されて、内側壁54が蓋部50の上面を構成する。
図6に示すように、レジ袋82を蓋部50に保持させる場合には、レジ袋82をフック部66に懸吊させる。これにより、レジ袋82が蓋部50から下側に吊り下げられる。したがって、ホルダ装置30を荷物掛けとして使用できる。
また、携帯端末86を蓋部50に保持させる場合には、携帯端末ホルダ部70内に携帯端末86を挿入する。これにより、携帯端末86の下端部が外側壁52の内周面に当接されると共に、携帯端末86の外周部が携帯端末ホルダ部70の縁部に当接されることで、携帯端末86が蓋部50に立て掛けられて携帯端末ホルダ部70内に保持される。したがって、ホルダ装置30を携帯端末用スタンドとして使用できる。
図7に示すように、タブレット型端末84を蓋部50に保持させる場合には、フック部66と本体部32との間にタブレット型端末84を挿入する。これにより、タブレット型端末84の下縁部がフック部66の係止面66Aに係止されて、タブレット型端末84が内側壁54上に立て掛けられて保持される。したがって、ホルダ装置30をタブレット型端末用スタンドとして使用できる。
図8に示すように、傘88を蓋部50に保持させる場合には、棒状部材ホルダ部72内に、傘88の柄の先端部を挿入する。これにより、傘88の柄の先端が外側壁52の内周面に当接されると共に、傘88の柄の外周部が棒状部材ホルダ部72の縁部に当接されて、傘88が棒状部材ホルダ部72内に保持される。これにより、ホルダ装置30を傘スタンドとして使用できる。
このように、蓋部50の内側壁54には、レジ袋82を懸吊するフック部66と、携帯端末86を保持する携帯端末ホルダ部70と、傘88を保持する棒状部材ホルダ部72とが形成されているため、レジ袋82や携帯端末86や傘88を蓋部50によって保持させることができる。したがって、ホルダ装置30によって多目的の保持機能を実現できる。
しかも、蓋部50の支持軸56(回転中心軸)は、アームレスト22の傾倒中心軸と平行に配置されると共に、起立位置における本体部32の下部に配置されている。これにより、蓋部50が閉位置に配置された際には、カップホルダ部36、フック部66、携帯端末ホルダ部70、及び棒状部材ホルダ部72は本体部32の内部に配置される。したがって、ホルダ装置30を使用しない際には、蓋部50を閉位置に配置させることで、蓋部50によってカップホルダ部36、フック部66、携帯端末ホルダ部70、及び棒状部材ホルダ部72の外部への露出が抑制される。以上により、外観性能を良好にしつつ多目的の保持機能を実現できる。
また、上述のように蓋部50によって、多目的の保持機能を実現でき、外観性能を良好にできるため、簡易な構成で外観性能を良好にしつつ多目的の保持機能を実現できる。
さらに、フック部66が蓋部50のシート幅方向両端部に配置されているため、倒伏位置で飲料用容器80を本体部32内へ挿入させる際の飲料用容器80とフック部66との干渉を抑制できる。これにより、飲料用容器80を本体部32内へ挿入する際の操作性を損なうことなくフック部66を蓋部50に配置できる。
また、携帯端末ホルダ部70が一対のフック部66の間に配置されているため、蓋部50(内側壁54)におけるフック部66の間の部分を有効に利用して、携帯端末86を保持できる。
さらに、棒状部材ホルダ部72が蓋部50の先端部に配置されているため、蓋部50における外周部分で、レジ袋82を懸吊でき、傘88を保持できる。
また、蓋部50の開位置では、フック部66と本体部32との間に、タブレット型端末84を挿入可能な特定量の隙間Gが形成されて、フック部66によってタブレット型端末84の下縁部が係止される。これにより、本体部32とフック部66との間でタブレット型端末84を保持できる。したがって、レジ袋82等の荷物を懸吊するフック部66を、タブレット型端末84を保持する突起として兼用できる。
なお、本実施の形態では、ホルダ装置30がアームレスト22の先端部に収容されている。これに替えて、図9(A)及び(B)に示すように、ホルダ装置30をシートバック18の背面部に収容してもよい。また、図10(A)及び(B)に示すように、ホルダ装置30をヘッドレスト20の背面部に収容してもよい。つまり、シートバック18は、リクライニング機構によってシートクッション14と連結されているため、シートバック18は、図9(A)に示す起立位置と図9(B)に示す倒伏位置との間で傾倒可能にされて、ヘッドレスト20は、図10(A)に示す起立位置と図10(B)に示す倒伏位置との間で傾倒可能にされている。そして、この場合には、シートバック18又はヘッドレスト20が本発明の「内装部材」に相当する。なお、図9(B)及び図10(B)では、シートバック18を図示するために、アームレスト22を図示省略している。
また、本実施の形態では、蓋部50に、フック部66、携帯端末ホルダ部70、及び棒状部材ホルダ部72がそれぞれ形成されているが、蓋部50に、フック部66、携帯端末ホルダ部70、及び棒状部材ホルダ部72の何れかを形成するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、蓋部50に一対のフック部66が形成されているが、フック部66の個数は任意に設定できる。例えば、フック部66を1つのみ形成してもよいし、フック部66を3つ以上形成してもよい。
また、本実施の形態では、蓋部50に3箇所の棒状部材ホルダ部72が形成されているが、棒状部材ホルダ部72の個数は任意に設定できる。例えば、棒状部材ホルダ部72を1箇所のみ形成してもよい。
さらに、本実施の形態では、傘88が棒状部材ホルダ部72に保持されるように構成されているが、杖を棒状部材ホルダ部72に保持させてもよい。この場合には、当該杖が本発明の「棒状部材」に相当する。
10 車両用シート
18 シートバック(内装部材)
20 ヘッドレスト(内装部材)
22 アームレスト(内装部材)
32 本体部
34 開口部
36 カップホルダ部(容器保持部)
50 蓋部
54 内側壁
66 フック部(突起部)
70 携帯端末ホルダ部(第1孔部)
72 棒状部材ホルダ部(第2孔部)
80 飲料用容器
82 レジ袋(荷物)
84 タブレット型端末
86 携帯端末
88 傘(棒状部材)

Claims (6)

  1. 倒伏位置と起立位置との間で傾倒可能にされた車両の内装部材に設けられ、倒伏位置で上側へ開放される開口部を有する凹状に形成されると共に、内部に飲料用容器を保持する容器保持部を有する本体部と、
    軸方向を前記内装部材の傾倒中心軸と平行にして起立位置における前記本体部の下部に回転可能に支持され、前記開口部を覆う閉位置と前記開口部を開放する開位置との間で回転可能に構成されると共に、起立位置で開位置に回転された際の上面を構成する内側壁に荷物を懸吊する突起部が形成された蓋部と、
    を備え、
    前記突起部が前記蓋部の幅方向両端部に配置されている車両用保持装置。
  2. 前記蓋部には、起立位置で開位置に回転された際の上面を構成する内側壁において、前記突起部に加えて、携帯端末を保持する第1孔部と棒状部材を保持する第2孔部との少なくとも一つが形成されている請求項1に記載の車両用保持装置。
  3. 前記第1孔部が前記突起部の間に配置された請求項2に記載の車両用保持装置。
  4. 前記第2孔部が前記蓋部の回転中心とは反対側の端部に配置された請求項2又は請求項3に記載の車両用保持装置。
  5. 前記突起部は、開位置で前記本体部の外側に配置されてタブレット型端末の縁部を係止可能にされた請求項〜請求項4の何れか1項に記載の車両用保持装置。
  6. 前記内装部材が、車両用シートのシートバック、車両用シートのヘッドレスト、及び車両用アームレストの何れかにされた請求項1〜請求項5の何れか1項に記載の車両用保持装置。
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