JP5924554B2 - オブジェクトの停止位置制御方法、操作表示装置およびプログラム - Google Patents

オブジェクトの停止位置制御方法、操作表示装置およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、画面上のオブジェクトをユーザからの移動指示に応じて移動させた際の停止位置を制御するオブジェクトの停止位置制御方法および操作表示装置、プログラムに関する。
PC(Personal Computer)やタブレット、複合機など各種の装置では、表示部に表示中のオブジェクト(図形やスライドバーのつまみなど)の移動指示を、ポインティングデバイスであるマウスやタッチパネルなどを通じてユーザから受け、該移動指示に基づいて画面上のオブジェクトを移動させるユーザI/F(Interface)が多く採用されている。
オブジェクトを移動させる場合に、簡単な操作で特定の停止位置にオブジェクトを正確に停止させたい、といった要請がある。たとえば、ステレオ出力の左右の音量バランスを調整するためのスライドバーにおいては、センター位置に操作つまみを容易に停止させたいといった要請がある。また図形の場合には、グリッドに整列させて配置したいといった要請がある。また、リストをフリック操作でスクロールさせる際に、目的の項目が表示されたタイミングでスクロールを停止させたいといった要請がある。
この要請に応える一機能として、特定の停止位置から一定距離以内にオブジェクトが近づくと、その特定の停止位置に吸着するようにオブジェクトを移動させて停止させるスナップ機能がある。
また、表示項目が列挙されたリストをスクロールさせる場合に、指定した属性を持つ項目が現われたらスクロール速度を低下させたり、スクロールを停止させたりするユーザI/Fが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特開2012−230571号公報
スナップ機能を使うと、特定の停止位置から僅かに離れた位置に停止させようとしても、特定の停止位置に吸着されてしまうので、特定の停止位置から僅かに離れた位置にオブジェクトを停止させることはできない。このような場合には、スナップ機能をオフすればよいが、頻繁にスナップ機能のオンオフを切り替える必要がある場合には、操作性が低下する。
特許文献1に開示された方法においても、ユーザが目的の項目の位置を知っている場合など、スクロールの自動停止をさせたくない場合には停止モードの設定を切り替える必要がある。ユーザが操作中に停止モードを切り替えたくなった場合に、設定画面を開いたりしてモード設定を切り替えることは煩雑であり、たとえ同じ画面内に設定の切り替え釦を設けたとしても目的の操作が中断してしまうことには変わりなく、操作性が損なわれてしまう。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、移動対象のオブジェクトを所定の停止位置に自動停止させるか否かを手間なく容易に切り替えることのできるオブジェクトの停止位置制御方法、操作表示装置およびプログラムを提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ
前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[5][12][16]に記載の発明では、オブジェクトの移動指示を第1の操作方法で行えば、所定の停止位置にオブジェクトが自動停止し、第2の操作方法で行えば自動停止しない。移動指示以外の別途の操作を行うことなく、自動停止する/しないを切り替えることができる。
また、停止位置に表示した停止位置識別情報やオブジェクトの表示態様は、第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させる表示態様にされる。使用者に使い方を直感的に認識させることができる。たとえば、オブジェクトが球体の場合に所定の停止位置に窪みを表示すれば、オブジェクトをゆっくり移動させれば窪みに嵌って自動停止し、素早く移動させれば窪みを通過できることがユーザに直感的に理解される、また、所定の停止位置に障害物とこれを迂回する迂回路を表示すれば、迂回路を通ればオブジェクトが自動停止せず、障害物の方を通れば自動停止することが直感的に理解される。
表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動方向は予め定められており、
前記移動方向と異なる方向に前記オブジェクトを移動させる操作を受けると、該操作を受けた場所において、前記停止位置の追加または削除を行う
ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[13]に記載の発明では、通常の移動方向と異なる方向にオブジェクトを移動させる操作を行うことで、その場所に停止位置を追加したり、既存の停止位置を削除したりすることができる。
]前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
ことを特徴とする[2]に記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[4][14][15]に記載の発明では、一旦、スキップ状態に移行させれば、解除条件が成立するまではスキップ状態が維持される。これにより、スキップ状態にすれば、複数の停止位置を容易に通過させることができる。
[4]表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
[5]前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
ことを特徴とする[2]乃至[4]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
[6]前記停止位置識別情報、もしくは前記停止位置識別情報及び前記オブジェクトを、前記第1の操作方法及び前記第2の操作方法のいずれかをユーザが選択可能に表示する
ことを特徴とする[1]または[5]に記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
[7]前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、所定の物理的な作用で前記停止位置識別情報の表示箇所に前記オブジェクトが停止することを表わす
ことを特徴とする[1]、[5]、[6]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[18]に記載の発明では、物理的な作用で自動停止することが表現される。たとえば、物理的な作用には、重力、弾性力、磁力などがある。
[8]前記第2の操作方法で移動指示を受けた場合は、前記自動停止しない状態であることを表示する
ことを特徴とする[1]乃至[7]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[19]に記載の発明では、第2の操作方法でオブジェクトが移動された場合には、自動停止しないことがユーザに分かるような表示が行われる。
]前記オブジェクトは、スライドバーのつまみ、または、スクロールされるリストである
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
10]前記停止位置を設定変更し得る
ことを特徴とする[1]乃至[]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
上記発明および下記[21]に記載の発明では、オブジェクトが自動停止する停止位置を設定変更することができる。停止位置の設定変更には、装置が自動的に設定する、ユーザに任意に設定する、といった態様がある。
[11]前記表示部は、表示面にタッチパネルを備え、
前記タッチパネルに対する指などの接触体によるタッチ操作によって前記移動指示を受け付ける
ことを特徴とする[1]乃至[10]のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
[12]表示部と、
前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
を有し
前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
ことを特徴とする操作表示装置。
[13] 表示部と、
前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
を有し
前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動方向は予め定められており、
前記制御部は、前記移動方向と異なる方向に前記オブジェクトを移動させる操作を受けると、該操作を受けた場所において、前記停止位置の追加または削除を行う
ことを特徴とする操作表示装置。
14]前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記制御部は、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
ことを特徴とする[13]に記載の操作表示装置。
[15]表示部と、
前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
を有し
前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記制御部は、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
ことを特徴とする操作表示装置。
[16]前記制御部は、前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
ことを特徴とする[13]乃至[15]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
[17]前記制御部は、前記停止位置識別情報、もしくは前記停止位置識別情報及び前記オブジェクトを、前記第1の操作方法及び前記第2の操作方法のいずれかをユーザが選択可能に表示する
ことを特徴とする[12]または[16]に記載の操作表示装置。
[18]前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、所定の物理的な作用で前記停止位置識別情報の表示箇所に前記オブジェクトが停止することを表わす
ことを特徴とする[12]、[16]、[17]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
[19]前記制御部は、前記第2の操作方法で移動指示を受けた場合は、前記自動停止しない状態であることを前記表示部に表示する
ことを特徴とする[12]乃至[18]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
20]前記オブジェクトは、スライドバーのつまみ、または、スクロールされるリストである
ことを特徴とする[12]乃至[19]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
21]前記停止位置を設定変更し得る
ことを特徴とする[12]乃至[20]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
22]前記操作部は、前記表示部の表示面に設けられたタッチパネルを含み、前記タッチパネルに対する指などの接触体によるタッチ操作によって前記移動指示を受け付ける
ことを特徴とする[12]乃至[21]のいずれか1つに記載の操作表示装置。
23]情報処理装置を、
12]乃至[22]のいずれか1つに記載の操作表示装置として機能させる
ことを特徴とするプログラム。
本発明に係るオブジェクトの停止位置制御方法、操作表示装置およびプログラムによれば、移動対象のオブジェクトを所定の停止位置に自動停止させるか否かを手間なく容易に切り替えることができる。
本発明の実施の形態に係る操作表示装置の概略の構成を示すブロック図である。 ユーザがつまみを第1の操作方法(閾値未満の移動速度)で移動させる様子を示す図である。 ユーザがつまみを第2の操作方法(閾値以上の移動速度)で移動させる様子を示す図である。 操作表示装置が行う処理の流れを示す流れ図である。 つまみが球体であって特定停止位置に窪みが表示されたスライドバーの一例とその動きを説明する図である。 球体(つまみ)が窪みに嵌って自動停止することを回避する操作の一例を示す図である。 球体(つまみ)が窪みに嵌って自動停止することを回避する操作の他の例を示す図である。 慣性で移動する球体(つまみ)が窪みに嵌って自動停止する操作、および自動停止を回避する操作の一例を示す図である。 バネの作用でつまみを窪みへ付勢する縦型スライドバーの一例を示す図である。 オブジェクトを2次元に移動させることが可能な場合の例を示す図である。 特定停止位置を追加する操作を示す図である。 特定停止位置を削除する操作を示す図である。 処理対象のファイルを選択するファイル選択画面の一例を示す図である。 上下2段に併設されたスケール部を有するスライドバーを備えたファイル選択画面の一例を示す図である。 磁気の作用によってつまみが特定停止位置に自動停止するスライドバーの一例を示す図である。 窪みに球体が嵌って自動停止する機能のオンオフを球体のサイズを大小に変化させて切り替えるようにしたスライドバーの一例を示す図である。 縦にすると窪みに嵌る長方形のつまみの向きを縦横に変えることで自動停止機能のオンオフを切り替えるようにしたスライドバーの一例を示す図である。 自動停止するか否かを言語的に、あるいは社会通念上の図柄で表したスライドバーの例を示す図である。 複合機のコピー倍率を設定するためのスライドバーの一例を示す図である。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る操作表示装置10の概略の構成を示すブロック図である。操作表示装置10は、当該操作表示装置10の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)11を有している。CPU11にはバスを通じてROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、不揮発メモリ14と、操作部15と、表示部16と、ネットワーク通信部17と、が接続されている。
CPU11は、OS(Operating System)プログラムをベースとし、その上で、ミドルウェアやアプリケーションプログラムなどを実行する。
ROM12には、各種のプログラムが格納されており、これらのプログラムに従ってCPU11が各種処理を実行することで操作表示装置10の機能が実現される。
RAM13は、CPU11がプログラムに基づいて処理を実行する際に各種のデータを一時的に格納したり、表示データを格納したりするためのワークメモリとして使用される。
不揮発メモリ14は、電源をオフにしても記憶内容が破壊されないメモリ(フラッシュメモリ)であり、各種設定情報の保存などに使用される。
表示部16は、液晶ディスプレイ(LCD…Liquid Crystal Display)などで構成され、任意の表示内容を表示する機能を果たす。操作部15は、ハードキーと、表示部16の表示面上に設けられたスクリーン状のタッチパネル15aを備えている。タッチパネル15aは、タッチペンや指などの接触体で押下された座標位置や、フリック操作やドラッグ操作などを検出する。タッチパネル15aの検知方式は、静電容量、アナログ/デジタル抵抗膜、赤外線、超音波、電磁誘導等、任意でよい。以後、接触体を指として説明する。
ネットワーク通信部17は、LAN(Local Area Network)などのネットワークを通じて複合機や他の外部装置との間でデータを通信する機能を果たす。
操作表示装置10は、たとえば、タブレット端末や複合機のリモート操作パネルあるいは複合機などの装置本体が備える操作パネルなどである。複合機は、原稿を光学的に読み取ってその複製画像を記録紙に印刷するコピー機能、読み取った原稿の画像データをファイルにして保存したり外部端末へネットワークを通じて送信したりするスキャン機能、外部のPC(Personal Computer)などからネットワークを通じて受信した印刷データに係る画像を記録紙上に形成して印刷出力するプリンタ機能、ファクシミリ手順に従って画像データを送受信するファクシミリ機能などを備えた装置である。
図2は、操作表示装置10の表示部16に表示されるスライドバー30とその動きを説明する図である。スライドバー30は、所定の長さの直線状の溝を模擬的に示すスケール部31と、スケール部31の中を移動するつまみ32で構成される。つまみ32は、移動指示に基づく移動対象のオブジェクトである。
スライドバー30は、任意の制御パラメータ(たとえば、コピーの濃度)を調整するためのユーザI/Fである。制御パラメータの値は、たとえば、スケール部31の左端が最小値で、右側ほど大きくなり、右端が最大値になっている。スケール部31内の現在のつまみ32の位置に対応した値が制御パラメータの現在の設定値になる。
この例では、スケール部31の長さ方向の中央に予め特定停止位置33が設定してある。特定停止位置33につまみ32が位置したとき、制御パラメータの値がスライドバー30で調整し得る範囲の中央値になるようになっている。
操作表示装置10は、表示部16に表示しているスライドバー30のつまみ32に対する移動指示をユーザから受けると、該移動指示に従ってつまみ32を移動させる。
ここでは、移動指示は、指をつまみ32の表示箇所でタッチパネル15aにタッチさせた後、指をタッチパネル15aにタッチさせたままそのタッチ位置を移動させる操作である。ユーザは、つまみ32に指でタッチした後、タッチしたままその指をスケール部31に沿って移動させることで、つまみ32をスケール部31上で移動させることができる。
操作表示装置10は、上記の移動指示において指がタッチパネル15aにタッチしている間は、そのタッチしている指に追従するようにつまみ32をスケール部31上で移動させる。そして、指がタッチパネル15aから離れたら、指が離れたときの位置につまみ32を停止させる。
ただし、移動指示に従ってつまみ32を移動させている途中で、つまみ32が(すなわち、指のタッチ位置が)予め定めた特定停止位置33を閾値未満の速度で通過するときは、ユーザからの移動指示に基づくつまみ32の移動を中止して、つまみ32を特定停止位置33に自動停止させる。移動指示に従ってつまみ32を移動させている途中で、つまみ32が特定停止位置33を閾値以上の速度で通過するときは、上記の自動停止は行わずに、ユーザからの移動指示に基づくつまみ32の移動を継続する。
すなわち、自動停止の機能は、閾値未満の速度でつまみ32を移動させるという第1の操作方法ではオンになり、閾値以上の速度でつまみ32を移動させるという第2の操作方法ではオフになる。
図2は、ユーザが指でつまみ32にタッチして該つまみ32を左から右へ第1の操作方法(閾値未満の移動速度)で移動させる様子を示している。同図(a)は、タッチして移動を開始した直後を示している。つまみ32は指に追従して移動する。同図(b)は、つまみ32が閾値未満の速度で特定停止位置33に到達して通過する状態を、同図(c)は、閾値未満の速度でタッチ位置が特定停止位置33を通過したので、つまみ32が特定停止位置33に自動停止された様子を示している。ユーザは、タッチした指の移動を継続させているのに、つまみ32だけが特定停止位置33に停止するので、つまみ32が特定停止位置33に置き去りにされた感覚を受けることになる。
図3は、ユーザが指でつまみ32にタッチして該つまみ32を左から右へ第2の操作方法(閾値以上の移動速度)で移動させる様子を示している。同図(a)は、タッチして移動を開始した直後を示している。つまみ32は指に追従して移動する。同図(b)は、つまみ32(タッチ位置)が閾値以上の速度で特定停止位置33に到達して通過する状態を、同図(c)は、閾値以上の速度でタッチ位置が特定停止位置33を通過したので、自動停止は行われず、つまみ32が、指に追従した移動を継続して、特定停止位置33を通過した様子を示している。
このように、ユーザは、つまみ32の移動速度を変えるだけで、特定停止位置33を通過する際につまみ32を特定停止位置33に自動停止させるか否かを選択することができる。これにより、自動停止機能のオンオフを別途の操作で切り替える必要がなく、高い操作性が提供される。
また、閾値未満の速度で移動させれば、つまみ32をスケール部31に沿って移動させる操作を行うだけで、つまみ32を予め設定された特定停止位置33に正確に停止させることができる。また、移動速度が閾値未満であっても、特定停止位置33を通過させないようにして、つまみ32を特定停止位置33に任意の方向から近づけて指を離せば、特定停止位置33に対して任意の方向の直ぐ近くにつまみ32を停止させることができる。
図4は、操作表示装置10が行う処理の流れを示している。この処理は、タッチパネル15aから何らかのイベントを受ける毎に実行される。たとえば、タッチパネル15aは、指のタッチ位置を所定のサンプリング周期(たとえば、50ms)で検出し、その都度イベントを発生させる。
CPU11は、タッチパネル15aからのイベントを受け取ると(ステップS101)、このイベントが示すタッチ位置(イベント発生時のタッチ位置)から指の新しいタッチ位置を計算して求める(ステップS102)。
今回受けたイベントがタッチ開始のイベント(指がタッチパネル15aに新たにタッチしたことを示すイベント)であれば(ステップS103;Yes)、オブジェクトをフォーカス状態にして(ステップS104)、処理を終了する。フォーカス状態とは、該オブジェクトをタッチしている指に追従するように移動させる状態である。フォーカス状態になると、このオブジェクトが以降のタッチイベントを受け取るようになる。
今回受けたイベントが、指がタッチパネル15aにタッチしたまま移動したことを示すイベントであれば(ステップS105;Yes)、該移動により、タッチ位置が特定停止位置を閾値未満の速度で通過したか否かを判断する(ステップS106)。なお、通過の有無は、オブジェクトの表示位置と新しいタッチ位置との間に特定停止位置があるか否かによって判断する。
特定停止位置を閾値未満の速度で通過していなければ(ステップS106;No)、すなわち、特定停止位置を通過していない、もしくは特定停止位置を閾値以上の速度で通過した場合は、オブジェクトを新しいタッチ位置に移動させて(ステップS107)、本処理を終了する。これにより、オブジェクトが指に追従して移動する。
閾値未満の速度で特定停止位置を通過した場合は(ステップS106;Yes)、オブジェクトの表示位置を今回通過した特定停止位置に移動させ(ステップS108)、該オブジェクトのフォーカス状態を解除して(ステップS109)、本処理を終了する。フォーカス状態が解除されると、このオブジェクトは以降のイベントを受け取らないようになる。これにより、オブジェクトが特定停止位置に停止して表示され、指に追従して移動しなくなる。
今回受けたイベントが、タッチ終了(指がタッチパネル15aから離れたことを示す)イベントであれば(ステップS110;Yes)、該オブジェクトのフォーカス状態を解除して(ステップS111)、本処理を終了する。これにより、指が離れる直前のタッチ位置にオブジェクトが停止する。
なお、この流れ図においてステップS106を、「第1の操作方法による移動で停止位置を通過したか」とすれば、一般化した流れ図となり、後述する各種の操作方法に対応するものとなる。
次に、自動停止が有効になる第1の操作方法と自動停止が無効になる第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させる表示形態のスライドバーについて説明する。
図5は、操作表示装置10の表示部16に表示されるスライドバー50とその動きを説明する図である。スライドバー50は、所定の長さの直線状の溝を模擬的に示すスケール部51と、スケール部51の中を移動するつまみとしての球体52で構成される。球体52は、移動指示に基づく移動対象のオブジェクトである。
スライドバー50は、任意の制御パラメータ(たとえば、コピーの濃度)を調整するためのユーザI/Fである。制御パラメータの値は、たとえば、スケール部51の左端が最小値、右側ほど大きくなり、右端が最大値になっている。スケール部51内の現在の球体52の位置に対応した値が制御パラメータの現在の設定値になる。
この例では、スケール部51の長さ方向の中央に予め特定停止位置が設定してある。特定停止位置には停止位置識別情報として球体52が嵌る窪み53が表示されている。つまみの表示形態(意匠)を球体52とし、停止位置識別情報の表示形態(意匠)を窪み53とすることで、窪み53に球体52が嵌って止まることをユーザに直感的に認識させることができる。
また、移動対象のオブジェクトを球体52とし、停止位置識別情報を窪み53とすることで、ユーザは、窪み53に嵌らないようにして球体52を通過させる操作方法を想起することができる。
たとえば、図6に示すように、ユーザは、窪み53に嵌らないように、球体52を上方向へ引っ張りながら移動させる操作方法を容易に想起することができる。そこで、操作表示装置10は、そのような操作で球体52が移動された場合は、窪み53の箇所で自動停止せずに通過するように球体52の移動を制御する。球体52を上方向へ引っ張りあげることなく移動された場合は、球体52を窪み53の箇所で自動停止させる。
また、たとえば、図7に示すように、ユーザは、窪み53に嵌らないように、球体52を通常よりも素早く移動させる操作方法を容易に想起することができる。そこで、操作表示装置10は、球体52が素早く(所定の閾値以上の速度で)移動された場合は、窪み53の箇所で自動停止せずに通過するように球体52の移動を制御する。球体52がゆっくり(所定の閾値未満の速度で)移動された場合は、球体52を窪み53の箇所で自動停止させる。
また、図8に示すように、指を球体52の表示箇所でタッチパネル15aにタッチさせた後、該球体52を弾くように指をタッチパネル15aから離すフリック操作による移動指示を受けた場合は、指が離れた後も慣性で球体52を移動させる。この際、少しずつ移動速度を低下させ、やがて停止させる。フリック操作で移動させ、窪み53に到達したときの移動速度が所定閾値以下であれば、球体52が窪み53に嵌って停止することを、ユーザは感覚的に認識することができる。
そこで、操作表示装置10は、フリック操作で球体52が移動された場合は、窪み53の箇所に到達したときの慣性による移動速度が閾値未満であれば、球体52を窪み53に停止させる。一方、窪み53の箇所に到達したときの慣性による移動速度が閾値以上であれば、窪み53を通過させて球体52の慣性による移動を継続させるように制御する。
図8(a)は、球体52に指をタッチさせて少し移動させた後、フリック操作を行った直後の状態を示している。同図(b)は、慣性で移動する球体52の速度が閾値未満であり、球体52が特定停止位置の窪み53に嵌って停止した状態を示している。同図(c)は、慣性で移動する球体52の速度が閾値以上であり、球体52が特定停止位置の窪み53を通過した状態を示している。
図5〜図8では、球体52の移動方向が水平であり、重力の作用で球体52が窪み53に嵌るような表示形態を示したが、バネの作用で移動対象のオブジェクトが特定停止位置の窪みに嵌るような表示形態としてもよい。
たとえば、図9は、バネの作用でつまみ62を窪み63のある方へ付勢するようにした縦型スライドバー60の一例を示している。図9の例では、つまみ62は、窪み63に対応した形状の突起部62aを窪み63側の側面に備えている。このような表示形態にすることで、ユーザは、移動するつまみ62が窪み63のある特定停止位置を通過する際に、つまみ62の突起部62aが窪み63に嵌って停止することを感覚的に認識することができる。
同図(a)は、つまみ62が特定停止位置以外の位置にある状態を、同図(b)は、つまみ62が特定停止位置にあって突起部62aが窪み63に嵌っている状態を示している。
操作表示装置10は、つまみ62が窪み63を閾値未満の速度で通過する場合は、突起部62aが窪み63に嵌ってつまみ62を自動停止させる。一方、つまみ62が窪み63を閾値以上の速度で通過する場合は、突起部62aが窪み63に嵌ることなく(あるいは、一旦嵌った後、直ぐに窪み63から脱して)つまみ62の移動を継続させるように制御する。
なお、特定停止位置に停止位置識別情報として突起物を表示し、この突起物と係合する窪みを移動対象のオブジェクト(つまみ側)に設けるようにしてもよい。
これまでの例は、つまみ32や球体52などのオブジェクトを1次元に移動させるものであったが、オブジェクトは2次元に移動されてもよい。
図10は、オブジェクトを2次元に移動可能な場合の例を示している。特定停止位置には停止位置識別情報として円柱73が表示される。移動対象のオブジェクト72は、通常状態では円柱73が嵌り得る形状であって進行方向に開口した窪みを有する円板形状をなしている。進行方向に開口した窪みに円柱73が嵌ることで、特定停止位置にオブジェクトが自動停止する。
ユーザは、オブジェクト72の移動に関連してオブジェクト72をピンチ操作で回転させて開口が円柱73に向かないようにして移動させる、あるいは二本の指で移動させれば窪みを閉じた状態でオブジェクト72を移動させることができる。すなわち、進行方向に窪みを向けてオブジェクト72を移動させる第1の操作方法でオブジェクト72を移動させれば、自動停止機能がオンになり、窪みが閉じた状態で移動する第2の操作方法あるいは進行方向と異なる方向に向けてオブジェクト72を移動させる第2の操作方法でオブジェクト72を移動させれば、自動停止機能がオフになる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
次に、ユーザが特定停止位置を追加/削除する操作について説明する。
ユーザからの移動指示に基づくオブジェクトの移動方向は予め定められており、この移動方向と異なる方向にオブジェクトを移動させる操作を受けると、該操作を受けた場所において特定停止位置が追加または削除される。
図11に示すスライドバー50の例では、通常の移動指示(左右に移動させる指示)では、つまみとしての球体52は、スケール部51の長手方向(図では横方向)に沿って移動する。ユーザが、球体52を通常の移動方向とは別の方向(この場合は縦方向)に移動させる操作を行うと、該操作を受けた場所に、特定停止位置の追加または削除が行われる。
ここでは、図11(b)に示すように、ユーザが、任意の位置で球体52をスケール部51から下方に外れるほど押し下げる操作を行うと、その場所に新たな特定停止位置が追加される。この例では、図11(c)に示すように、新たな窪み53aが生じる。押し下げると窪みが生成されるという動作は、自然界での窪みの生成方法に近いので、ユーザは直感的に窪みの生成方法を理解することができる。
一方、図12(b)に示すように、ユーザが、既存の窪み53aに嵌っている球体52をスケール部51から上方に外れるほど押し上げるような操作を行うと、その特定停止位置が削除される。この例では、図12(b)の操作を行うと、その場所にあった窪み53aが削除される(図12(c)参照)。追加する場合の逆の操作なので、ユーザは直感的に削除の操作方法を認識することができる。
このように、ユーザは、簡単な操作を行うだけで、任意の場所に新たな特定停止位置を追加したり、既存の特定停止位置を削除したりすることができる。
次に、第2の操作方法で移動指示を受けた場合に、自動停止しない状態であることを表示する例について説明する。
図13(a)は、ファイルに対応するアイコンの一覧(リスト)をスクロール表示させて、処理対象のファイルを選択するファイル選択画面80の一例を示している。ファイル選択画面80では、左右にスクロールするスクロール領域81に、ファイルの先頭文字によりカテゴリ分けされたファイルをそれぞれのアイコンで表示すると共に、現在のスクロール位置と連動するスライドバー83を下部に表示している。スライドバー83には、各カテゴリに対応した領域84が表示され、カテゴリ(領域84)の境界位置に、特定停止位置が窪み85として表示されている。
ユーザはこのスライドバー83のつまみ86を操作しても良いし、スクロール領域81の任意の場所において、アイコンの一覧をスクロールさせる操作を行っても良い。
同図(b)に示すように、ユーザが自動停止しないことを選択するための操作(スクロール速度を一定以上にする、右フリックを二回連続する、領域外までフリック後指を離さない、などの操作)を行った場合に、操作表示装置10は、自動停止しない状態であることをユーザに対して表示する。たとえば、アイコン、つまみ86、特定停止位置(窪み85)の表示態様によって自動停止しない状態であることを表現する。
同図(b)では、アイコンに2重の矢印87を表示する、窪み85をすべて削除する、ことで自動停止しない状態であることを表示している。同図(b)のつまみ86は、球体の部分がつまみ86の中に格納された表示態様となっており、球体が窪み85に嵌って自動停止しないことを表現している。
次に、第1の操作方法で移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態について説明する。
目的地に至る途中に複数の特定停止位置が設定されている場合、途中にある各特定停止位置をすべて第2の操作方法で移動させると操作が面倒になることがある。そこで、第1の操作方法で移動させても自動停止しないスキップ状態を設ける。スキップ状態に移行すると、その後、所定の解除条件が成立するまで、スキップ状態が維持される。すなわち、スキップ状態が解除されるまで、自動停止の機能が継続的にオフにされる。
図14は、上下2段に併設された第1スケール部91と第2スケール部92を有するスライドバー90の一例を示している。下段の第1スケール部91には、特定停止位置を示す窪み93が設けてあり、上段の第2スケール部92には特定停止位置に対応する窪みはない。ユーザはつまみ94を横に移動させるほか、横方向へ移動中あるいは横方向への移動を停止させているときに、つまみ94を第1スケール部91から第2スケール部92へ、あるいは第2スケール部92から第1スケール部91へと上下に移動させることができる。つまみ94は、次に上下移動の操作を受けるまで、あるいは画面がリセットされるまで、現在の上下位置を保持して上下には移動しないようになっている。
つまみ94が第1スケール部91を横方向に移動する状態では、特定停止位置の窪み93につまみ94の球状部が嵌って自動停止することがそれらの表示態様によって表現される。操作表示装置10は、つまみ94が第1スケール部91を横方向に移動するときは、つまみ94が特定停止位置を通過する際に、つまみ94の球状部がつまみ94に嵌った状態を表示し、つまみ94を特定停止位置に自動停止させる。
つまみ94が第2スケール部92を横方向に移動する状態では、つまみ94が自動停止しないことが表現される。操作表示装置10は、つまみ94が第2スケール部92を横方向に移動するときは、つまみ94をユーザからの移動指示に従って移動させ、特定停止位置に自動停止させる制御は行わない。
ユーザは、つまみ94を上下に移動させることで自動停止の有無を選択することができる。また、ユーザは、横方向にのみ移動させている間は、自動停止の有無の選択状態を保持したまま操作することができる。
次に、停止位置識別情報等の表示態様の他の例について説明する。
特定停止位置に表示する停止位置識別情報や移動対象のオブジェクトの表示形態は、窪みとこれに嵌る形状に限定されない。これらの表示態様は、何らかの物理的な作用で停止位置識別情報の表示箇所(特定停止位置)に移動対象のオブジェクトが停止することを表わし、かつ、この物理的な作用を回避して移動対象のオブジェクトが停止位置識別情報の表示箇所を通過する操作方法をユーザに想起させる表示形態であればよい。
図15は、物理的作用の1つである磁気の作用によって自動停止するか否かを表現したスライドバー100の一例を示している。つまみ101は釘を表しており、特定停止位置に停止位置識別情報として磁石102を表示してある。このような表示形態では、つまみ101を、ゆっくり移動させれば釘が磁石102に吸着されて自動停止し、素早く移動させれば磁石102の作用に抗して通過できる(自動停止しない)ことがユーザに直感的に理解される。
ここでは、1本の指でつまみ101を移動させる第1の操作方法では、釘が表示された状態、すなわち、自動停止機能がオンになり、2本の指でつまみ101を移動させる第2の操作方法では、釘の表示が消えて、自動停止機能がオフになる。ユーザは、1本の指でつまみ101を移動させれば自動停止機能がオンになり、2本の指でつまみ101を移動させれば自動停止機能がオフになることを、釘の有無によって直感的に認識することができる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
また、つまみ101をタップなど特定の操作をつまみ101に対して加えると、つまみ101の中の釘の図柄が消えたり、出現したりする。同図(b)に示すように、釘の図柄が消えた状態ではスキップ状態になり、自動停止機能が継続的にオフになる。
図16は、つまみとしての球体52のサイズによって、自動停止する/しないが表示態様で表現される場合の例を示している。同図(a)に示すように、球体52のサイズが小のときは、球体52が窪み53に嵌って自動停止する。一方、同図(b)に示すように、球体52のサイズが大のときは、球体52が窪み53に嵌らなくなるので、自動停止しなくなる。ユーザは球体52と窪み53とのサイズの関係から自動停止する/しないを直感的に認識することができる。
たとえば、1本の指で球体52を移動させる第1の操作方法では、球体52が小さく表示され、自動停止機能がオンになって移動する。一方、2本の指で球体52を移動させる第2の操作方法では、球体52が大きく表示され、自動停止機能がオフになって移動する。ユーザは、1本の指で球体52を移動させれば自動停止機能がオンになり、2本の指で球体52を移動させれば自動停止機能がオフになることを、球体52の大小と窪み53のサイズとの関係から直感的に認識することができる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
また、ピンチ操作などで球体52のサイズを変更できるようにすることで、スキップ状態のオンオフを切り替えることができる。すなわち、ピンチ操作などで球体52のサイズを大にすれば、スキップ状態になり、ピンチ操作で球体52を小さくする操作を受けるまでは、その状態が維持される。
図17は、長方形のつまみ111を、縦にするか横にするかによってスキップ状態のオンオフを切り替える例を示している。ユーザは長方形のつまみ111を縦にして移動させる、あるいは、つまみ111を横にして移動させることができる。同図(a)に示すように、長方形のつまみ111を縦にして移動させる第1の操作方法では、長方形のつまみ111が窪み112に嵌って自動停止する。一方、同図(b)に示すように、長方形のつまみ111を横にして移動させる第1の操作方法では、長方形のつまみ111が窪み112に嵌らなくなるので、自動停止しない状態になる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
また、別途の切り替えスイッチなどでつまみ111を縦横に変更できるようにしておき、つまみ111が横に設定されたらスキップ状態となり自動停止機能が継続的にオフになるようにする。切り替えスイッチでつまみ111を縦に戻すまではスキップ状態が維持される。ユーザは、長方形のつまみ111の向きと窪み112のサイズとの関係から自動停止するか否か、あるいはスキップ状態か否かを直感的に認識することができる。また、自動停止機能をオンオフする方法(長方形のつまみ111の縦横の向きを変える)を直感的に認識することができる。
次に、物理的作用とは別の方法でユーザに自動停止するか否かを想起させる表示態様の例を示す。
図18(a)は、言語的にユーザに自動停止するか否かを認識させる例であり、特定停止位置に停止位置識別情報として「STOP」の文字の標識を表示してある。たとえば、つまみを1本の指で触れて移動させる(第1の操作方法で移動させる)とSTOPの文字が表示され、2本の指で触れて移動させる(第2の操作方法で移動させる)とSTOPの文字が消えるようにする。ユーザは、1本の指でつまみを移動させれば自動停止機能がオンになり、2本の指でつまみを移動させれば自動停止機能がオフになることをSTOPの文字の生むによって直感的に認識することができる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
さらに、同図(b)に示すように、特定停止位置(窪み53)を迂回する迂回路を設けておけば、ユーザは、つまみを迂回路に通せば自動停止しなくなり、迂回路に通さなければ自動停止することを直感的に理解することができる。
図18(c)は、社会通念や観念によって自動停止するか否かをユーザに認識させる例を示している。この例は、停止位置識別情報として、信号機115を表示する。信号機の色が「赤」ならば、ユーザは自動停止すると認識し、「青」ならば自動停止しないと認識する。たとえば、つまみを1本の指で触れて移動させる(第1の操作方法で移動させる)と信号機が赤になり、2本の指で触れて移動させる(第2の操作方法で移動させる)と信号機が青になるようにする。ユーザは、1本の指でつまみを移動させれば自動停止機能がオンになり、2本の指でつまみを移動させれば自動停止機能がオフになることを信号機の表示形態によって直感的に認識することができる。このように、第1の操作方法で移動させれば自動停止機能がオンになり、第2の操作方法で移動させれば自動停止機能がオフになるので、移動指示以外の別途の操作を行うことなく、オブジェクトが特定停止位置に自動停止する/しないを切り替えることができる。
また、つまみをタップする毎にすべての信号機の色が赤と青に変化するようにすれば、スキップ状態のオンオフを切り替えることが表現される。また、信号機をタップする毎にその信号機だけが赤と青に変化するようにすることで、特定停止位置毎に自動停止機能のオンオフを切り替えることができる。
次に、特定停止位置の設定について説明する。
特定停止位置は、装置側で予め設定するほか、何らかの動作条件等に応じて装置が自動的に設定する、ユーザが任意の位置に設定する、などにより設定変更することができる。
図19は、複合機のコピー倍率を設定するためのスライドバー120の一例である。この例では、予め最小倍率(50%)と最大倍率(200%)と等倍(100%)の位置に特定停止位置が設定されている。それに加え、コピー原稿と出力用紙の組み合わせにより変化する推奨倍率、ユーザが登録した任意倍率、の各位置に特定停止位置が追加されている。
以上のように、本発明では、オブジェクトを移動させる際に、第1の操作方法で移動指示を行えば、自動停止機能がオンになり、予め設定した停止位置(特定停止位置)にオブジェクトを正確かつ容易に停止させることができる。一方、第2の操作方法で移動指示を行えば、自動停止機能がオフになり、特定停止位置に自働停止することなく、オブジェクトを移動させることができる。
また、停止位置識別情報やオブジェクトの表示形態を、第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方をユーザが想起できるような表示形態にしたので、ユーザは、どのような操作を行えば自動停止機能をオンオフできるかを直感的に認識することができる。これにより、操作方法をマニュアルやガイダンスで学習する必要がなくなり、利便性が向上する。特に物理的作用で自動停止するような表示形態では、自動停止する/しないを、自然界と同じ法則のもとでユーザに理解させることができる。
また、通常の移動方向と異なる方向にオブジェクトを移動させる操作を行うことで、その場所に停止位置を追加したり、既存の停止位置を削除したりすることができるので、簡単な操作で停止位置を追加・削除することができる。
また、第2の操作方法で移動しているときは、自動停止しないことがユーザに表示されるので、ユーザは、自分の行った操作が意図通りに第2の操作方法の操作となっているか否かを確認することができる。なお、第2の操作方法で移動しているときに自動停止しないことをユーザに表示する際の表示方法は、移動対象のオブジェクトや停止位置識別情報の表示態様で表示する方法に限定されず、文字等で通知するなど任意の方法でよい。
また、スキップ状態に移行させれば、該スキップ状態を解除するまで自動停止機能のオフ状態が継続するので、目的地に至る途中に複数の特定停止位置が設定されているような場合でも、円滑に目的地までオブジェクトを移動させることができる。たとえば、目的地の直前まではスキップ状態で移動させ、その後はスキップ状態を解除して第1の操作方法で移動させれば、不要な特定停止位置での自動停止を回避しつつ、目的の特定停止位置に自動停止させることができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、オブジェクトの移動指示の種類(操作方法など)は、実施の形態で例示したものに限定されない。また移動指示はタッチパネル15aで受けるものに限定されない。たとえば、キー操作やポインティングデバイスであるマウスなどで移動指示にかかわる操作をユーザから受けてもよい。たとえば、ハードキーの連打によって移動速度を指示するような操作方法でもよい。
移動対象のオブジェクトは任意でよく、図形、文字、テキストが入力される入力ボックスなどでもよい。
10…操作表示装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
14…不揮発メモリ
15…操作部
15a…タッチパネル
16…表示部
17…ネットワーク通信部
30…スライドバー
31…スケール部
32…つまみ
33…特定停止位置
50…スライドバー
51…スケール部
52…球体(つまみ)
53、53a…特定停止位置に表示される窪み
60…縦型スライドバー
62…つまみ
62a…突起部
63…特定停止位置に表示される窪み
72…移動対象のオブジェクト
73…特定停止位置に表示される円柱
80…ファイル選択画面
81…スクロール領域
83…スライドバー
84…カテゴリ別の領域
85…特定停止位置に表示される窪み
86…つまみ(移動対象のオブジェクト)
87…2重の矢印
90…スライドバー
91…第1スケール部
92…第2スケール部
93…特定停止位置に表示される窪み
94…つまみ(移動対象のオブジェクト)
100…スライドバー
101…つまみ(移動対象のオブジェクト)
102…特定停止位置に表示される磁石
111…長方形のつまみ
112…特定停止位置に表示される窪み
115…特定停止位置に表示される信号機
120…スライドバー

Claims (23)

  1. 表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
    前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ
    前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
    ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
  2. 表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
    前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
    前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動方向は予め定められており、
    前記移動方向と異なる方向に前記オブジェクトを移動させる操作を受けると、該操作を受けた場所において、前記停止位置の追加または削除を行う
    ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
  3. 前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
    ことを特徴とする請求項2に記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  4. 表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、
    前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
    前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
    ことを特徴とするオブジェクトの停止位置制御方法。
  5. 前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  6. 前記停止位置識別情報、もしくは前記停止位置識別情報及び前記オブジェクトを、前記第1の操作方法及び前記第2の操作方法のいずれかをユーザが選択可能に表示する
    ことを特徴とする請求項1または5に記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  7. 前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、所定の物理的な作用で前記停止位置識別情報の表示箇所に前記オブジェクトが停止することを表わす
    ことを特徴とする請求項1、5、6のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  8. 前記第2の操作方法で移動指示を受けた場合は、前記自動停止しない状態であることを表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  9. 前記オブジェクトは、スライドバーのつまみ、または、スクロールされるリストである
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  10. 前記停止位置を設定変更し得る
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  11. 前記表示部は、表示面にタッチパネルを備え、
    前記タッチパネルに対する指などの接触体によるタッチ操作によって前記移動指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1つに記載のオブジェクトの停止位置制御方法。
  12. 表示部と、
    前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
    前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
    を有し
    前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
    ことを特徴とする操作表示装置。
  13. 表示部と、
    前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
    前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
    を有し
    前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
    前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動方向は予め定められており、
    前記制御部は、前記移動方向と異なる方向に前記オブジェクトを移動させる操作を受けると、該操作を受けた場所において、前記停止位置の追加または削除を行う
    ことを特徴とする操作表示装置。
  14. 前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記制御部は、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
    ことを特徴とする請求項13に記載の操作表示装置。
  15. 表示部と、
    前記表示部へのオブジェクトの表示を制御する制御部と、
    前記表示部に表示されているオブジェクトの移動指示をユーザから受ける操作部と、
    を有し
    前記制御部は、前記表示部に表示中の所定のオブジェクトに対する移動指示を第1の操作方法で受けた場合は、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、該移動中に前記オブジェクトが所定の停止位置を通過する際に前記移動指示に基づく前記オブジェクトの移動を中止して前記停止位置に前記オブジェクトを自動停止させ、前記移動指示を第2の操作方法で受けた場合は、前記自動停止は行わずに、前記オブジェクトを前記移動指示に従って移動させ、
    前記第1の操作方法による移動指示を受けても自動停止しないスキップ状態に移行可能であって、前記制御部は、前記スキップ状態に移行したら所定の解除条件が成立するまで前記スキップ状態を保持する
    ことを特徴とする操作表示装置。
  16. 前記制御部は、前記停止位置に停止位置識別情報を表示すると共に、前記停止位置識別情報の表示態様もしくは前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、前記第1の操作方法と第2の操作方法の一方から他方を使用者に想起させるものである
    ことを特徴とする請求項13乃至15のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  17. 前記制御部は、前記停止位置識別情報、もしくは前記停止位置識別情報及び前記オブジェクトを、前記第1の操作方法及び前記第2の操作方法のいずれかをユーザが選択可能に表示する
    ことを特徴とする請求項12または16に記載の操作表示装置。
  18. 前記停止位置識別情報と前記オブジェクトの表示態様は、所定の物理的な作用で前記停止位置識別情報の表示箇所に前記オブジェクトが停止することを表わす
    ことを特徴とする請求項12、16、17のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  19. 前記制御部は、前記第2の操作方法で移動指示を受けた場合は、前記自動停止しない状態であることを前記表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項12乃至18のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  20. 前記オブジェクトは、スライドバーのつまみ、または、スクロールされるリストである
    ことを特徴とする請求項12乃至19のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  21. 前記停止位置を設定変更し得る
    ことを特徴とする請求項12乃至20のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  22. 前記操作部は、前記表示部の表示面に設けられたタッチパネルを含み、前記タッチパネルに対する指などの接触体によるタッチ操作によって前記移動指示を受け付ける
    ことを特徴とする請求項12乃至21のいずれか1つに記載の操作表示装置。
  23. 情報処理装置を、
    請求項12乃至22のいずれか1つに記載の操作表示装置として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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