JP5924105B2 - ライブラリ装置 - Google Patents

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Description

本出願は、障害を自動的に復旧させることが可能なライブラリ装置に関する。
従来、大容量外部記憶装置として、数百巻の磁気テープまたは光ディスク等を記録媒体とし、ロッカと呼ばれる筐体内に保管し、自動で記録データの書き込み/読み込みを行うライブラリ装置が知られている。ライブラリ装置には、記録媒体への書き込みや記録媒体からの読み出しを行う記録再生装置と、記録媒体の投入/排出を行う投入排出装置と、記録媒体を格納する格納棚と、記録媒体の搬送装置がロッカ内に設けられている。記録再生装置はドライブと呼ばれ、投入排出装置はCASと呼ばれ、格納棚はスロットと呼ばれ、媒体搬送装置はロボットと呼ばれる。ロボットは記録媒体をスロットからドライブ、またはCASへ搬送する。
本出願のライブラリ装置は、連動する2本のベルトでロボットを動作させる装置が対象である。このようなライブラリ装置では、ロボットのベース部品のような昇降台を上下方向に移動させる際に、昇降台の両端を歯付ベルトであるタイミングベルト等の駆動力伝達部品と接続し、両端に同時に力を加えることで昇降台の水平を保つことが一般的に行われている。このとき、2本のタイミングベルトは同時に動作させる必要が有るため、2つの駆動プーリーはシャフトなどで連結されている。
一方、タイミングベルトを用いた駆動機構では、経年変化でベルトのテンションが低下した場合や、輸送などで強い衝撃が加わった場合に、ベルトが瞬間的にプーリーから浮いてベルトの山が駆動プーリーの山を飛び越える山飛び現象が発生する場合があった。2つの駆動プーリーを回転軸(シャフト)で連結させた駆動機構において、片側のベルトだけで山飛び現象が発生すると、ベース部品との結合部の高さに差異(ベルトの位相ずれ)が生じ、ベース部品が傾いてロボットの動作に異常(エラー)を発生させる場合があった。
ベルトの位相ずれを復旧させる時は、ライブラリ装置の動作を停止させた上で保守員を介入させていた。保守員は、一旦ベルトのテンションを下げてベルトと駆動プーリーとの噛み合わせの力を弱めた後にずれた山を元に戻し、再度テンションを上げてベルトを張り直して位相を合わせていた。
一方、特許文献1には、用紙を水平トレイに積載して昇降させることが可能な大容量積載装置において、水平トレイを昇降させるタイミングベルトとこれを駆動するプーリーとの歯飛びを検出してこれを修正し、水平トレイの傾きを防止する手段が開示されている。歯飛びは山飛びと同じ意味である。水平トレイを昇降させる4本のタイミングベルトは、2本ずつがプーリー間に掛け渡されたプーリー駆動ベルトによって駆動されており、水平トレイが傾くとプーリー駆動ベルトのテンションが下げられてプーリー駆動ベルトとプーリーに歯飛びを発生させている。即ち、歯飛びが発生したプーリーとは異なるもう片方のプーリーに歯飛びを発生させることで、水平トレイを水平な状態へと回復させ、その後にプーリー駆動ベルトのテンションを上げて歯飛びが起きないようにしている。
特開2011−42463号公報
ところが、重要なデータを保管するライブラリ装置においては、ベルトの位相ずれの復旧のために保守員を介入させて長時間に渡ってライブラリ装置を停止することは好ましいことではなく、障害復旧までの時間を短縮させる自動復旧させる手段が必要とされる。また、特許文献1に開示の技術では、連動する2本のタイミングベルトの駆動プーリー間に掛け渡されたプーリー駆動ベルトのテンション調整で歯飛びを解消しており、プーリー駆動ベルトのないライブラリ装置には適用できない。
1つの側面では、本出願は、連動する2本のタイミングベルトでベース部品を昇降し、ベース部品上に搭載されたロボットを動作させるライブラリ装置において、タイミングベルトの位相ずれ障害を自動的に復旧可能なライブラリ装置を提供することを目的とする。
1つの態様によれば、本出願は、筐体内に、複数の記録媒体を収納可能な収納棚と、記録媒体の記録/再生装置と、記録媒体をハンド機構により把持して収納棚と記録/再生装置との間を搬送するロボットとを備えるライブラリ装置であって、ハンド機構を搭載する昇降台と、駆動プーリーと従動プーリー間に掛け渡され、昇降台をライブラリ装置内の上下方向に昇降させる一対の歯付ベルトと、昇降台の両側の端部と一対の歯付ベルトをそれぞれ結合する一対のベルト結合部と、一対のベルト結合部のうち、少なくとも一方と歯付ベルトとの結合を解除する結合解除機構とを備えていることを特徴とするライブラリ装置である。
(a)はライブラリ装置の内部構成を示す斜視図、(b)は(a)に示したライブラリ装置から手前側のスロットを除去してロボットとその昇降機構を示す斜視図、(c)は(b)に示したロボットが記録媒体をドライブに搬送した状態を示す斜視図である。 (a)は図1(b)に示したロボットの昇降機構の詳細を示す部分図、(b)は(a)に示したロボットのベース板とこれを昇降させるタイミングベルトとの結合部を拡大して示す部分拡大斜視図である。 (a)はプーリーに対してタイミングベルトが山飛びを起こして位相がずれた状態を示す説明図、(b)はタイミングベルトの位相ずれを確認する際の視点を示す説明図、(c)はタイミングベルトが位相ずれを起こしていない時の(b)の視点から見た部分図、(d)はタイミングベルトが位相ずれを起こした時の(b)の視点から見た部分図である。 (a)は第1の実施例の可動側ベルト結合部の結合解除機構の構成を装置正面側から見た部分斜視図、(b)は(a)に示した可動側ベルト結合部の結合解除機構を装置背面側から見た部分斜視図。 (a)は図4(b)に示した可動側ベルト結合部がベルトと連結している状態をベルトを除いて示す部分拡大斜視図、(b)は(a)に示した可動側ベルト結合部がベルトとの結合を解除している状態をベルトを除いて示す部分拡大斜視図である。 (a)は図5(a)に示した可動側ベルト結合部がベルトと結合している状態を示す部分拡大側面図、(b)は図5(b)に示した可動側ベルト結合部がベルトとの結合を解除した状態を示す部分拡大側面図、(c)は(b)に示した状態からベースが自然落下した状態を示す部分拡大側面図である。 ライブラリ装置にエラーが発生した時の制御装置の復旧処理の一実施例の手順を示すフローチャートである。 図7に示した手順における位相ずれ復旧処理の一実施例の詳細な手順を示すフローチャートである。 (a)から(e)は、タイミングベルトが位相ずれを起こしてベースが傾いた場合に、可動側ベルト結合部が固定側ベルト結合部より低い位置にある時の復旧動作を示す動作説明図、(f)から(j)は、タイミングベルトが位相ずれを起こしてベースが傾いた場合に、可動側ベルト結合部が固定側ベルト結合部より高い位置にある時の復旧動作を示す動作説明図である。 第2の実施例の可動側ベルト結合部の結合解除機構の構成を装置正面側から見た部分斜視図である。 (a)は第3の実施例の可動側ベルト結合部の結合解除機構の構成を、装置正面側から見た分解斜視図、(b)は(a)に示したソレノイド部を組み付けた状態の斜視図である。 第4の実施例の可動側ベルト結合部の結合解除機構の構成を、装置正面側から見た斜視図である。 (a)は第4の実施例の可動側ベルト結合部の結合解除機構の構成を、装置正面側から見た斜視図、(b)は(a)に示した可動側ベルト結合部の結合解除機構の分解斜視図、(c)は(a)に示した可動側ベルト結合部の結合解除機構のベルト連結動作を示す側面図、(d)は(c)のD部の拡大図、(e)はである。(c)に示した可動側ベルト結合部の結合解除機構のベルトとの結合解除動作を示す側面図、図13(f)は図13(e)のF部の拡大図である。
以下、添付図面を用いて本出願の実施の形態を、具体的な実施例に基づいて詳細に説明する。
図1(a)は、本出願を適用するライブラリ装置1の一実施例の構成を示す斜視図である。ライブラリ装置1の筐体であるロッカ10の内部には、複数の記録媒体を収納するスロット2、記録媒体に対して記録/再生を行うドライブ3及び記録媒体をスロット2とドライブ3の間で搬送するロボット4がある。また、図示しない制御装置がロッカ10内に設置されている。ドライブ3の上にスロット2が設けられることもある。
図1(b)は図1(a)に示したライブラリ装置1から手前側(装置正面から見て右側)のスロット2を除去してロボット4とその昇降機構7を示す斜視図である。また、図1(c)は図1(b)に示したロボット4が記録媒体をドライブ3に搬送した状態を示す斜視図である。記録媒体としてはカートリッジテープ、例えばLTO(Linear Tape Open)カートリッジテープが使用される。LTOカートリッジテープは、筺体内部に磁気テープが巻き付けられたリールハブを収納し、磁気テープの先端に設けられたリーダピンが取り付けられており、リーダピンでテープを引き出して使用するものである。LTOカートリッジテープは公知であるのでこれ以上の説明は省略する。
ロボット4は、ベース部品5、ベース部品5の上を矢印Dで示す方向(装置の奥行方向)に移動できるハンド機構6及びベース部品5をガイド支柱9に沿って矢印H方向(高さ方向)昇降できる昇降機構7を備えている。昇降機構7は、駆動プーリー11と従動プーリー12の間に掛け渡された歯付ベルトであるタイミングベルト14によって、ベース部品5を昇降させる。また、ハンド機構6は矢印Rで示す方向に回転できるようになっており、左右に設けられたスロット2のどちらからでもカートリッジテープを取り出してドライブ3に搬送することができる。即ち、ロボット4は2軸の直線動作および1軸の回転動作により、スロット2とドライブ3の間及び図示しないCAS間でのカートリッジテープの搬送を行うことが出来る。更に、ライブラリ装置1のスロット2の下端部には第1と第2のフラグF1、F2が設けられている。第1と第2のフラグF1、F2はハンド機構6に搭載されたカメラ(図示省略)によって読み取られ、ベース部品5の水平度の調整や、ハンド機構6の基準位置を補正するのに使用される。
図2(a)は、図1(b)に示したロボット4の昇降機構7の詳細を示す部分図であり、図2(b)は図1(a)に示したロボット4のベース部品5とこれを昇降させるタイミングベルト14とのベルト結合部15を拡大して示す部分拡大斜視図である。駆動プーリー11にはその外周面に歯Tが設けられている。従動プーリー12の構造は駆動プーリ−11と同様であるので図示を省略する、そして、タイミングベルト14の内側の面に設けられた歯tが、駆動プーリー11と従動プーリー12の歯Tに噛み合っている。
昇降機構7はベース部品5の両側に設けられており、2つの駆動プーリー11は回転軸17で接続されている。駆動プーリー11の回転軸17は、モーター13との間に掛け渡された駆動ベルト16によって回転する。図2(b)にはガイド支柱9の図示は省略してある。ガイド支柱9はベース部品5の両端部に設けられたガイド孔19に挿通される。そして、これまでの昇降機構7では、タイミングベルト14とベース部品5とはベルト結合部15で結合されていた。
図3(a)の左側の図に、タイミングベルト14とベース部品5のベルト結合部15との結合部の詳細を示す。ベルト結合部15にはベース部品5に一体的に設けられた固定部15Bと、固定部15Bにねじ等で取り付けられる係合片15Aとがある。係合片15Aが固定部15Bに固着されると、タイミングベルト14とベース部品5とがベルト結合部15で結合され、タイミングベルト14が駆動プーリー11によって上下方向に移動すると、ベース部品5が上下方向に移動する。ところが、このような昇降機構7では、何らかの原因で駆動プーリー11が回転せず、タイミングベルト14だけが移動すると、山飛びが起こり、図3(a)の右側に示す状態になることがある。この山飛びにより、ベルト結合部15の位置が高さhだけずれる。この山飛びはタイミングベルト14の位相ずれと呼ばれる。
昇降機構7を図3(b)に示す視点から見た時に、図3(a)の左側の図に示すように、タイミングベルト14の位相ずれが生じていない時は、図3(c)に示すようにタイミングベルト14に対してベース部品5が水平である。一方、昇降機構7を図3(b)に示す視点から見た時に、図3(a)の右側の図に示すように、タイミングベルト14の位相ずれが生じている場合は、図3(d)に示すようにタイミングベルト14に対してベース部品5が傾く。本出願のライブラリ装置では、このようなタイミングベルト14の位相ずれに起因するベース部品5の傾きを水平に復旧させることができる。
図4(a)、(b)は、ライブラリ装置における本出願の第1の実施例のベルト結合部15の構造を示すものであり、図4(a)はライブラリ装置の正面側から見た部分斜視図であり、図4(b)はライブラリ装置の背面側から見た部分斜視図である。第1の実施例では、タイミングベルト14とベース部品5とを結合するベルト結合部15の内の一方に結合解除機構20を設けている。ここでは結合解除機構20を備えたベルト結合部15を可動側ベルト結合部15Mと称し、結合解除機構20を備えないベルト結合部15を固定側ベルト結合部15Fと称する。結合解除機構20については図5(a)、(b)を用いて説明する。
図5(a)は、図4(b)に示した可動側ベルト結合部15Mがタイミングベルトと連結している状態を、タイミングベルトを除いて示す部分拡大斜視図である。また、図5(b)は図5(a)に示した可動側ベルト結合部15Mがタイミングベルトとの結合を解除している状態を、タイミングベルトを除いて示す部分拡大斜視図である。
図5(a)に示すように、ベース部品5の可動側ベルト結合部15Mの近傍にはプランジャ22を備えたソレノイド21が設けられている。ソレノイド21は、非通電時はプランジャ22をソレノイド21から突出させ、通電されるとプランジャ22をソレノイド21内に引き込むようになっている。プランジャ22の直下にはベース部品5に取り付けられた第1のブラケットB1があり、ブラケットB1間に回転軸A1が回動自在に保持されている。回転軸A1には第1のレバーL1と第2のレバーL2の基部が固定されている。第1のレバーL1の先端部はプランジャ22の先端部に回転可能に接続されている。
一方、可動側ベルト結合部15Mは、ガイド支柱9を挿通するガイド孔19が設けられたガイドブロック8の一端に設けられている。第1の実施例では、可動側ベルト結合部15Mに隣接する部分のガイドブロック8に第2のブラケットB2が設けられている。第2のブラケットB2間には回転軸A2が回転自在に保持されており、回転軸A2のソレノイド21側の端部には第3のレバーL3が設けられており、反対側の端部には第4のレバーL4が設けられている。そして、前述の第2のレバーL2の先端部と第3のレバーL3の先端部とは、中間リンクLMによって接続されている。また、第4のレバーL4の先端部は、可動側ベルト結合部15の係合片15Aの背面に設けられた第3のブラケットB3に回転可能に結合されている。
更に、第2のブラケットB2に保持された回転軸A2の第3のレバーL3の基部には第3のレバーL3を矢印P1方向に付勢するスプリング23が設けられている。第3のレバーL3が矢印P1方向に付勢されると、第2の回転軸A2は矢印P2方向に回転するように第3のレバーL3から回転力を受ける。第2の回転軸A2が矢印P2方向に回転するような付勢力を受けると、第4のレバーL4によって第3のブラケットB3が矢印P3方向に付勢力を受ける。この矢印P3方向の付勢力により、図6(a)に示すように、タイミングベルト14が可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aと固定部15Bの間に挟まれて強固に固定される。
一方、可動側ベルト結合部15Mからタイミングベルト14を切り離す場合は、図5(b)に示すように、ソレノイド21に通電が行われる。通電によりソレノイド21がプランジャ22を矢印Q1方向に吸引する。プランジャ22が矢印Q1方向に移動すると、第1のレバーL1を介して第1の回転軸A1が矢印Q2方向に回転する。そして、第1の回転軸A1が矢印Q2方向に回転すると、第2のレバーL2が矢印Q3方向に回転し、中間リンクLMを介して第3のレバーL3がスプリング23の付勢力に抗して矢印Q4方向に回転する。更に、第3のレバーL3が矢印Q4方向に回転することにより、第2の回転軸A2が矢印Q5方向に回転し、第4のレバーL4を矢印Q6の方向に回転させる。
第4のレバーL4が矢印Q6の方向に回転すると、第4のレバ−L4の先端部に係合する第3のブラケットB3が矢印Q7の方向に移動する。この結果、図6(b)の左側の図に示すように、第3のブラケットB3が取り付けられた可動側ベルト結合部15の係合片15Aも矢印Q7方向に移動し、係合片15Aとタイミングベルト14の結合が解除される。例えば、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも高い位置にあった場合は、図6(b)の右側の図に示すように、可動側ベルト結合部15Mが矢印Q8で示すように自然落下する。但し、ベース部品に位相ずれが発生する場合、可動側ベルト結合部が常に固定側ベルト結合部よりも高い位置にあるとは限らないので、ベース部品の傾きの方向に応じた可動側ベルト結合部の解除/結合制御が必要である。
図7は、ライブラリ装置にベース部品の傾きエラーを含むエラーが発生した時に、制御装置が行う復旧処理の一実施例の手順を示すフローチャートである。また、図8は図7に示した手順において、位相ずれ復旧処理の一実施例の詳細な手順を示すフローチャートである。ここでは、ライブラリ装置にエラーが発生した時の制御装置の復旧処理を、図9(a)〜(j)に示すベース部品5の傾き修正過程と共に説明する。
ライブラリ装置にエラーが発生する場合は、LTOカートリッジテープがスロット又はドライブに挿入できない場合が多い。そこで、ライブラリ装置にエラーが発生した場合はまず、ステップ701でLTOカートリッジテープをスロット又はドライブに挿入し直すリトライを実行する。ステップ702ではリトライが成功したか否かを判定し、リトライが成功した場合(YES)はステップ711に進み、ライブラリ装置の運用を再開してこのルーチンを終了する。一方、ステップ702でリトライが成功していない(NO)と判定した場合はステップ703に進み、リトライ回数が規定回数内か否かを判定する。リトライ回数が規定回数内の場合(YES)はステップ701からステップ703の手順を繰り返す。また、ステップ703でリトライ回数が規定回数を越えたと判断した場合(NO)はステップ704に進む。
ライブラリ装置におけるエラーは、ハンド機構を搭載するベース部品の傾きによるカートリッジテープの挿入不良が多い。そこで、ステップ704ではベース部品の傾き測定を実行し、測定値をベース部品に傾きが無い場合の値と比較する。ベース部品が傾いているかどうかの判定は、公知の技術である位置補正フラグをロボットが読み取ることによって判別することができる。即ち、過去に測定した補正フラグの値と最新の測定値とを比較することによって傾きが発生したか否かを判別できるので、これ以上の説明を省略する。なお、補正フラグは図1(b)に示した第1のフラグF1と第2のフラグF2がこれに対応する。
続くステップ705では、ステップ704における測定により、ベース部品に傾きがあるか否かを判定する。ベース部品に傾きがある場合は、前述のように、タイミングベルトと駆動プーリーとの山飛び(位相ずれ)が原因であるので、ステップ705には「位相ずれ発生か?」と記載してある。ステップ705において位相ずれが発生していないと判定した場合(NO)はステップ712に進む。ライブラリ装置におけるエラーがベース部品の傾きによるエラーでない場合は重大なエラーであることが多い。そこで、ステップ712ではエラーを管理会社等に報告し、保守員による復旧を要請してこのルーチンを終了する。この場合はライブラリ装置の運用が一時停止される。
一方、ステップ705の判定において、位相ずれが発生している場合(YES)はステップ706に進み、ベース部品の位相ずれの復旧処理を実行する。図8はステップ706のベース部品の位相ずれの復旧処理の手順の一実施例を詳細に示すものである。ここで、図8及び図9(a)〜(j)を用いてベース部品の位相ずれの復旧処理を説明する。図9(a)〜(e)は、タイミングベルト14が位相ずれを起こしてベース部品5が傾き、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fより低い位置にある時の復旧動作を示す動作説明図である。また、図9(f)〜(j)は、タイミングベルト14が位相ずれを起こしてベース部品5が傾き、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fより高い位置にある時の復旧動作を示す動作説明図である。
説明を分かり易くするために、図9(a)〜(e)において、可動側ベルト結合部15Mが通電されておらず、タイミングベルト14にベース部品5が結合している時の可動側ベルト結合部15Mの状態に「○」を付して示す。逆に、可動側ベルト結合部15Mが通電されており、タイミングベルト14にベース部品5が結合していない時の可動側ベルト結合部15Mの状態に「×」を付して示す。
ステップ801ではロボットのベース部品の傾きで、可動側ベルト結合部と固定側ベルト結合部のどちらが上側にあるかを読み取る。図9(a)は固定側ベルト結合部15Fが可動側ベルト結合部15Mよりも上側にある状態を示しており、図9(f)は可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも上側にある状態を示している。図9(a)〜(j)においては、タイミングベルト14を駆動する駆動プーリー11はライブラリ装置の底面Yよりも上に位置しているものとする。
ステップ802では、ロボットのベース部品の左右端の一方が、ライブラリ装置の底面に着くまで駆動プーリーを回転させてベース部品を下降させる。駆動プーリーの動作停止は、例えば、モーターに備えられたエンコーダパルスを監視することによって行うことができる。図9(b)に示すように、固定側ベルト結合部15Fが可動側ベルト結合部15Mよりも上側にある場合は、可動側ベルト結合部15Mが設けられている側のベース部品5の端部がライブラリ装置の底面Yに先に着く。逆に、図9(g)に示すように、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも上側にある場合は、固定側ベルト結合部15Fが設けられている側のベース部品5の端部がライブラリ装置の底面Yに先に着く。
ステップ802でベース部品の左右端の一方がライブラリ装置の底面に着き、駆動プーリーの回転が停止すると、ステップ803では可動側ベルト結合部15Mに通電して、可動側ベルト結合部15Mとタイミングベルト14とを切り離す制御が実行される。図9(c)と図9(h)がこの時の状態を示しており、可動側ベルト結合部15Mの状態が、結合を示す「○」から結合解除を示す「×」に変わっている。
続くステップ804では、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも上側にあるか否かを判定する。そして、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも下側にある場合(NO)はステップ805に進み、可動側ベルト結合部15Mが固定側ベルト結合部15Fよりも上側にある場合(YES)はステップ806に進む。
ステップ805では、図9(d)に示すように、ベース部品5の固定側ベルト結合部15Fがライブラリ装置の底面Yに着くまで、駆動プーリー11を回転させてベース部品5を下降させる。駆動プーリー11の回転により、ベース部品5の両側にあるタイミングベルト14がベース部品5を下降させる方向に移動するが、可動側ベルト結合部15Mではベース部品5とタイミングベルト14の結合が解除されているので、タイミングベルト14だけが移動する。この結果、固定側ベルト結合部15Fが設けられた側のベース部品5の端部もライブラリ装置の底面Yに着く。
一方、ステップ806では、ベース部品5と可動側ベルト結合部15Mの結合が解除されることにより、ベース部品5が自重で自然落下するので、ベース部品5を自然落下させて、可動側ベルト結合部15Mの位置がライブラリ装置の底面Yまで下がるのを待つ。ベース部品5が自然落下すると、図9(i)に示す状態となる。
ステップ805又はステップ806の処理が終了するとステップ807に進み、可動側ベルト結合部15Mへの通電を遮断して、可動側ベルト結合部15Mとタイミングベルト14とを結合させる。図9(e)と図9(j)がこの時の状態を示しており、可動側ベルト結合部15Mの状態が、非結合を示す「×」から結合を示す「○」に変わっている。以上のような制御により、ステップ704の処理が終了するので、以後は図7に戻って説明する。
ステップ707では、ステップ704と同様に、ベース部品の傾き測定を実行し、測定値をベース部品に傾きが無い場合の値と比較する。続くステップ708では、ステップ707における測定により、ベース部品の傾きが修正できたか否かを判定する。ベース部品の傾きが修正できた場合(YES)はステップ711に戻り、ライブラリ装置の運用を再開してこのルーチンを終了する。一方、ベース部品の傾きが修正できていない場合(NO)はステップ709に進み、ステップ706の復旧処理の回数が所定回数内か否かを判定する。
ステップ709におけるステップ706の復旧処理の回数が所定回数内の場合(YES)はステップ704に戻り、ステップ704〜ステップ709の処理が繰り返される。一方、ステップ709におけるステップ706の復旧処理の回数が所定回数を超えた場合(NO)はステップ710に進む。ステップ710に進む場合は、ライブラリ装置におけるエラーがベース部品の傾きによるエラーであったが、これが復旧できない場合であり、重大なエラーが発生している可能性がある。そこで、ステップ710ではエラーを管理会社等に報告し、保守員による復旧を要請してこのルーチンを終了する。この場合はライブラリ装置の運用が一時停止される。
以上のように、ライブラリ装置にエラーが発生しても、エラー原因が駆動プーリー11に対するタイミングベルト14の山飛びによる位相ずれであった場合には、第1の実施例の可動側ベルト結合部15Mの構造によりこれを自動的に復旧させることが可能である。また、第1の実施例の機構では、可動側ベルト結合部における切り離し/再結合の際に山飛びが発生することは無いので、タイミングベルトにダメージを与えることは無い。可動側ベルト結合部15Mの構造としては、第1の実施例に記載の形態以外にも以下のような実施例に示す形態が可能である。
図10は第2の実施例の可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構30の構成を装置正面側から見た部分斜視図である。第2の実施例においては、第1の実施例と同じ構成部材には同じ符号を付して説明する。第2の実施例の結合解除機構30は、ガイド支柱を挿通するガイド孔19が設けられたガイドブロック8の一端だけに設けられている。第2の実施例では、可動側ベルト結合部15Mに隣接する部分のガイドブロック8にブラケット31を介してモーター32が設けられている。可動側ベルト結合部15Mの係合片15AにブラケットB3が設けられ、このブラケットB3にレバーL4が設けられている点は第1の実施例と同じである。
そして、第2の実施例ではレバーL4がモーター32の回転軸33に直接に接続されている。従って、モーター32に通電して右回転させれば、レバーL4が回転して可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aが固定部15Bから離れることになる。なお、モーター32への通電を遮断した時には可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aが固定部15Bに押し付けられるように、レバーL4には係合片15Aを固定部15B側に付勢するスプリング(図示省略)が設けられているものとする。
図11(a)は第3の実施例の可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構40の構成を、装置正面側から見た分解斜視図であり、図11(b)は図11(a)に示したソレノイド42を組み付けた状態を示す斜視図である。第3の実施例においては、第1の実施例と同じ構成部材には同じ符号を付して説明する。第3の実施例の結合解除機構40は、ガイド支柱を挿通するガイド孔19が設けられたガイドブロック8の一端だけに設けられている。第3の実施例では、可動側ベルト結合部15Mの係合片15AにブラケットB3が設けられ、このブラケットB3にレバーL4が設けられ、レバーL4の基部に設けられた回転軸A2がブラケットB2に回転自在に保持されている点は第1の実施例と同じである。また、レバーL4の基部には、レバーL4の先端部を係合片15A側に押し付けるスプリング45が設けられている。
第3の実施例の結合解除機構40では、プランジャ43を出没させるソレノイド42がブラケット41によって、ガイドブロック8又はベース部品5に取り付けられるようになっている。ブラケット41をガイドブロック8に取り付ける場合は、タイミングベルトを挿通するための孔をブラケット41に設けておけば良い。そして、プランジャ43の先端部がブラケットB3の上に設けられた連結板44に連結されるようになっている。第3の実施例では、ソレノイド42に通電してプランジャ43をソレノイド42の内部に没入させれば、可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aが固定部15Bから離れることになる。なお、ソレノイド42への通電を遮断した時には、スプリング45の付勢力により可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aが固定部15Bに押し付けられるので、可動側ベルト結合部15Mとタイミングベルトとが結合する。
図12は第4の実施例の可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構の構成を、装置正面側から見た斜視図である。第4の実施例では、ベース部品5の両側に可動側ベルト結合部15Mが設けられており、第1の実施例で説明した結合解除機構20が、結合解除機構20A,20Bとしてそれぞれの可動側ベルト結合部15Mに取り付けられている。結合解除機構20の構成については既に説明したので説明を省略する。第4の実施例では、2つあるタイミングベルトのどちら側でもタイミングベルトの位相ずれを復旧させることができる。
図13(a)は第5の実施例の可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構50の構成を、装置正面側から見た斜視図であり、図13(b)は図13(a)に示した可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構50の分解斜視図、図13(c)は図13(a)に示した可動側ベルト結合部の結合解除機構50のベルト結合動作を示す側面図、図13(d)は図13(c)のD部の拡大図、図13(e)は図13(c)に示した可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構50のベルトとの結合解除動作を示す側面図、図13(f)は図13(e)のF部の拡大図である。
第5の実施例の可動側ベルト結合部15Mの結合解除機構50の構成は、可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aの構成が第3の実施例と異なり、その他の部分の構成は第3の実施例の構成と同じである。よって、第5の実施例においては、第3の実施例と同じ構成部材には同じ符号を付して説明する。第3の実施例では、可動側ベルト結合部15Mの係合片15Aを、ソレノイド42とプランジャ43の動作により、固定部15Bに対して押し付けたり離間させたりする構造であった。
一方、第5の実施例では、係合片15Aに代えて係合フレーム51を設けている。係合フレーム51は、第3の実施例と同様に構成されたレバーL4により固定部15Bに対して付勢されている。係合フレーム51の中にはタイミングベルト14の歯tに噛み合う山部52があり、山部52と山部52の間の谷部は孔53となっている。一方、ソレノイド42から出没するプランジャ43の先端部には、谷部の孔53から出没する櫛歯部材54が取り付けられている。櫛歯部材54には山部55があり、ソレノイド42が通電されない状態では、櫛歯部材54の山部55は孔53の底部に位置している。
第5の実施例の結合解除機構50では、ソレノイド42を非通電状態にしてプランジャ43をソレノイド42の内部に没入させれば、係合フレーム51の中にある山部52がタイミングベルト14の歯tに噛み合い、ベース部品5とタイミングベルト14とが結合する。一方、ソレノイド42に通電するとプランジャ43がソレノイド42から突出し、プランジャ43の先端部にある櫛歯部材54の山部55が孔53から突出し、図13(f)に示すように、山部55の先端部が係合フレーム51内の山部52の先端部と同じ位置になる。そして、櫛歯部材54の山部55の先端部と係合フレーム51内の山部52の先端部の間の隙間は狭いので、タイミングベルト14の歯の山部は入り込めない。
この結果、可動側ベルト結合部15Mの固定部15Bと係合フレーム51の間に挟まれたタイミングベルト14は、固定部15Bと係合フレーム51にスプリング45の付勢力だけで挟まれている状態となる。従って、駆動プーリーによってタイミングベルト14が駆動されると、タイミングベルト14は固定部15Bと係合フレーム51の間を通過することができる。
このように、本出願では、ベース部品とタイミングベルトの結合部を可動式にし、駆動プーリーとタイミングベルト間に山飛びが発生しても、タイミングベルトにダメージを与えることなくタイミングベルトの位相ずれを自動的に回避することができる。即ち、本出願では、2箇所あるベース部品とタイミングベルトの結合部のうち、少なくとも一方を可動式にし、結合部の切り離し/再結合を可能にして、タイミングベルトの位相ずれを自動的に回避している。なお、位相ずれ復旧動作は、ライブラリ装置の電源投入直後に毎回行うようにすれば、輸送の衝撃により発生する位相ずれを装置が運用に入る事前に修復することが可能であり、信頼性の高いライブラリ装置を提供することが出来る。
以上、本出願を特にその好ましい実施の形態を参照して詳細に説明した。本出願の容易な理解のために、本出願の具体的な形態を以下に付記する。
(付記1) 筐体内に、複数の記録媒体を収納可能な収納棚と、前記記録媒体の記録/再生装置と、前記記録媒体をハンド機構により把持して前記収納棚と前記記録/再生装置との間を搬送するロボットとを備えるライブラリ装置であって、
前記ハンド機構を搭載する昇降台と、
駆動プーリーと従動プーリー間に掛け渡され、前記昇降台を前記ライブラリ装置内の上下方向に昇降させる一対の歯付ベルトと、
前記昇降台の両側の端部と前記一対の歯付ベルトをそれぞれ結合する一対のベルト結合部と、
前記一対のベルト結合部のうち、少なくとも一方と前記歯付ベルトとの結合を解除する結合解除機構と、を備えていることを特徴とするライブラリ装置。
(付記2) 前記ベルト結合部は、前記昇降台に一体的に形成された固定部と、前記結合解除機構によって前記固定部に対して移動する係合片とを備えることを特徴とする付記1に記載のライブラリ装置。
(付記3) 前記係合片に前記歯付ベルトの歯に対応する歯が設けられていることを特徴とする付記2に記載のライブラリ装置。
(付記4) 前記結合解除機構が、
前記係合片の歯が設けられた面の反対側の面に設けられて第1の回転軸を回転自在に保持するブラケットと、
前記第1の回転軸の前記ブラケットから突出する部分に先端部が結合された第1のレバーと、
前記第1のレバーの基部に設けられた第2の回転軸を回転させる回転機構とを備えることを特徴とする付記3に記載のライブラリ装置。
(付記5) 前記第1のレバーには、前記第1の回転軸を前記係合片側に付勢する弾性部材が取り付けられていることを特徴とする付記4に記載のライブラリ装置。
(付記6) 前記回転機構が、前記第2の回転軸を回転軸とする電動モーターであることを特徴とする付記5に記載のライブラリ装置。
(付記7) 前記回転機構が、通電された時にプランジャを没入させるソレノイドと、前記プランジャと前記第2の回転軸とを連結するリンク機構であり、前記リンク機構は通電時に前記プランジャの動作で、前記第2の回転軸を前記弾性部材の付勢力に抗して回転させることを特徴とする付記5に記載のライブラリ装置。
(付記8) 前記結合解除機構が、
前記係合片の歯が設けられた面の反対側の面に設けられて第1の回転軸を回転自在に保持する第1のブラケットと、
前記第1の回転軸の前記ブラケットから突出する部分に先端部が結合された第1のレバーと、
前記第1のレバーの基部に設けられた第2の回転軸を保持する第2のブラケットと、
前記長尺部材に取付部材を介して取り付けられ、通電時に前記係合片の前記第1のブラケットが設けられた側の面を前記固定部側から引き離すように動作する往復動機構とを備えることを特徴とする付記3に記載のライブラリ装置。
(付記9) 前記第1のレバーには、前記第1の回転軸を前記係合片側に付勢する弾性部材が取り付けられていることを特徴とする付記8に記載のライブラリ装置。
(付記10) 前記結合解除機構が、
前記係合片の歯が設けられた面の反対側の面に設けられて第1の回転軸を回転自在に保持する第1のブラケットと、
前記第1の回転軸の前記ブラケットから突出する部分に先端部が結合された第1のレバーと、
前記第1のレバーの基部に設けられた第2の回転軸を保持する第2のブラケットと、
前記第1のレバーに取り付けられ、前記第1の回転軸を前記係合片側に付勢する弾性部材と、
前記長尺部材に取付部材を介して取り付けられ、通電時に作動棒を前記係合片方向に押し出す往復動機構と、
前記係合片に設けられた歯の谷部に設けられた孔に対応する突起を先端部に備え、基部が前記作動棒に取り付けられ、通電時の前記作動棒の動作によって前記先端部が前記係合片に設けられた歯の山部の位置まで移動する櫛歯状部材と、を備えることを特徴とする付記3に記載のライブラリ装置。
(付記11) 前記結合解除機構が、前記ベルト結合部の一方に設けられていることを特徴とする付記1から10の何れかに記載のライブラリ装置。
(付記12) 前記結合解除機構が、前記ベルト結合部の両方に設けられていることを特徴とする付記1から10の何れかに記載のライブラリ装置。
1 ライブラリ装置
5 ベース部品
8 ガイドブロック
11 駆動プーリー
14 タイミングベルト
15 ベルト結合部
15A 係合片
15F 固定側ベルト結合部
15M 可動側ベルト結合部
20,30,40,50 結合解除機構

Claims (2)

  1. 筐体内に、複数の記録媒体を収納可能な収納棚と、前記記録媒体の記録/再生装置と、前記記録媒体をハンド機構により把持して前記収納棚と前記記録/再生装置との間を搬送するロボットとを備えるライブラリ装置であって、
    前記ハンド機構を搭載する昇降台と、
    同軸の駆動プーリーと、従動プーリー間に掛け渡されて連動し、前記昇降台を前記ライブラリ装置内の上下方向に昇降させる一対の歯付ベルトと、
    前記昇降台の両側の端部と前記一対の歯付ベルトをそれぞれ結合する一対のベルト結合部と、
    前記昇降台の水平方向に対する傾きを検出する傾き検出部と、
    前記一対のベルト結合部のうち、少なくとも一方と前記歯付ベルトとの結合を解除することができる結合解除機構とを備え、
    前記結合解除機構は、
    前記傾き検出部が前記昇降台の傾きを検出した時に、前記昇降台の低い方の端部が前記ライブラリ装置の底面に着くまで、前記駆動プーリーを動作させる第1の駆動部と、
    前記昇降台の低い方の端部が前記ライブラリ装置の底面に着いた状態で、前記ベルト結合部の前記歯付ベルトとの結合を解除させる第2の駆動部と、
    前記ベルト結合部の前記歯付ベルトとの結合が解除された状態で、前記傾き検出部が前記昇降台の傾きを依然として検出する場合には、前記傾き検出部が前記昇降台の傾きを検出しなくなるまで、前記駆動プーリーを前記昇降台が下降する方向に動作させる第3の駆動部と、
    前記傾き検出部が前記昇降台の傾きを検出しなくなった状態で、前記ベルト結合部の前記歯付ベルトとの結合を復活させる第4の駆動部と、を備えていることを特徴とするライブラリ装置。
  2. 筐体内に、複数の記録媒体を収納可能な収納棚と、前記記録媒体の記録/再生装置と、前記記録媒体をハンド機構により把持して前記収納棚と前記記録/再生装置との間を搬送するロボットとを備えるライブラリ装置であって、
    前記ハンド機構を搭載する昇降台と、
    駆動プーリーと従動プーリー間に掛け渡され、前記昇降台を前記ライブラリ装置内の上下方向に昇降させる一対の歯付ベルトと、
    前記昇降台の両側の端部と前記一対の歯付ベルトをそれぞれ結合する一対のベルト結合部と、
    前記一対のベルト結合部のうち、少なくとも一方と前記歯付ベルトとの結合を解除する結合解除機構とを備え、
    前記ベルト結合部は、前記昇降台に一体的に形成された固定部と、前記結合解除機構によって前記固定部に対して移動する係合片とを備え、
    前記結合解除機構が、
    前記係合片の歯が設けられた面の反対側の面に設けられて第1の回転軸を回転自在に保持するブラケットと、
    前記第1の回転軸の前記ブラケットから突出する部分に先端部が結合された第1のレバーと、
    前記第1のレバーの基部に設けられた第2の回転軸を回転させる回転機構とを備え、
    前記第1のレバーには、前記第1の回転軸を前記係合片側に付勢する弾性部材が取り付けられており、
    前記回転機構が、通電された時にプランジャを没入させるソレノイドと、前記プランジャと前記第2の回転軸とを連結するリンク機構であり、前記リンク機構は通電時に前記プランジャの動作で、前記第2の回転軸を前記弾性部材の付勢力に抗して回転させることを特徴とするライブラリ装置。
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