JP6883541B2 - 歯付ベルト伝動装置 - Google Patents

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本発明は、ベルト歯とベルト歯底部とが交互に形成された歯付ベルトと、歯付ベルトと噛合するようにプーリ歯とプーリ歯底部とが交互に形成された歯付プーリとを備えた歯付ベルト伝動装置に関する。
歯付ベルト伝動装置は、昇降搬送装置として一般産業や農業の分野で広く使用されており、風力発電機におけるブレードの角度調整装置として使用される場合もある。歯付ベルト伝動装置が様々な環境で使用される状況において、歯付ベルト伝動装置の歯付ベルトには、耐摩耗性の向上が求められている。例えば特許文献1、2には、歯付ベルトの耐摩耗性を向上させる技術が示されている。
特開2012−215248号公報 特開平7−158700号公報
しかしながら、特許文献1、2のように歯付ベルトの材料構成を工夫するだけでは、耐摩耗性の向上に限界がある。
特に風力発電機で使用される場合は、風の影響により歯付ベルトと歯付プーリとが互いに噛合した状態で小刻みに揺れる現象が生じる。この場合、歯付ベルトのベルト歯底部がプーリ歯との摩擦により摩耗し、歯付ベルトの強度の低下、ひいては歯付ベルトの破断に至り得る。
本発明の目的は、歯付ベルトのベルト歯底部の摩耗を抑制できる歯付ベルト伝動装置を提供することである。
本発明によると、ベルト歯とベルト歯底部とが交互に形成された歯付ベルトと、前記歯付ベルトと噛合するようにプーリ歯とプーリ歯底部とが交互に形成された歯付プーリとを備え、前記ベルト歯の先端は前記プーリ歯底部と接触し、前記プーリ歯の先端は前記ベルト歯底部と接触せず、前記プーリ歯の先端と前記ベルト歯底部との間に間隙が設けられている、歯付ベルト伝動装置が提供される。
本発明によれば、ベルト歯の先端がプーリ歯底部と接触することで動力の伝達が実現されると共に、プーリ歯の先端がベルト歯底部と接触せずこれらの間に間隙が設けられたことで、上記のような小刻みな揺れが生じても、ベルト歯底部がプーリ歯との摩擦により摩耗せず、ベルト歯底部の摩耗を抑制できる。
前記間隙は、前記ベルト歯の高さの5〜11%であってよい。間隙がベルト歯の高さの5%未満であると、ベルト歯底部の摩耗を抑制しきれないという問題が生じ得る。間隙がベルト歯の高さの11%を超えると、ベルト歯底部の摩耗を抑制できるものの、ベルト歯の耐久性に支障を来すという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、これらの問題を抑制できる。
前記ベルト歯の高さ方向における前記ベルト歯の中央位置において、前記ベルト歯と前記プーリ歯との間に、前記中央位置における前記ベルト歯の幅の2.5〜3.5%のバックラッシュが設けられてよい。当該構成によれば、ベルト歯とプーリ歯との干渉を防止して、ベルト歯の摩耗を抑制しつつ、ベルト歯とプーリ歯との位置決め精度を確保することができる。
前記ベルト歯のピッチが14mm以上であってよく、前記ベルト歯の高さが5mm以上であってよい。当該構成によれば、歯付ベルトの耐荷重を増大させることができる。
前記歯付ベルトは、前記ベルト歯の高さ方向に前記ベルト歯と対向する背面部と、前記背面部に埋設された複数の心線とを有してよく、前記複数の心線のそれぞれは、スチールコード、または、アラミド繊維およびカーボン繊維の少なくともいずれかを撚り合せたコードからなってよい。
また、前記複数の心線のそれぞれは、スチールコードからなってよく、強力が7〜8kNであってよく、直径が2.3〜2.6mmであってよい。当該構成によれば、低伸度かつ高強力という特長を有するスチールコードを心線として用いることで、歯付ベルトのベルト幅1mmあたりのベルト強力を向上させることができる。
前記複数の心線のピッチが3.0〜3.7mmであってよく、前記複数の心線同士の間隔が0.4〜1.4mmであってよい。当該構成によれば、心線のピッチ及び心線同士の間隔の好適な組み合わせにより、歯付ベルトのベルト幅1mmあたりのベルト強力をより確実に向上させることができる。
前記背面部と前記ベルト歯とが、熱可塑性エラストマーによって一体成形されており、該熱可塑性エラストマーは、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、及び、塩化ビニル系熱可塑性エラストマーからなる群より選択される少なくとも1種であってよい。
前記背面部と前記ベルト歯とが、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーでかつ硬度38〜53°の熱可塑性エラストマーによって、一体成形されてよい。当該構成によれば、力学特性や耐久性に優れた歯付ベルトが得られる。また、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーは、伝動ベルトや搬送ベルトに汎用に使用されているため、歯付ベルトの製造が容易である。また、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを構成するポリウレタンの種類としては、ポリエーテル型ポリウレタン、ポリエステル型ポリウレタン、又は、ポリカーボネート型ポリウレタンであってよい。
前記歯付ベルトのベルト幅1mmあたりのベルト強力が1.85kN以上であってよい。当該構成によれば、歯付ベルトの耐荷重を増大させることができる。
前記ベルト歯の表面及び前記ベルト歯底部の表面には、補強布が配置されていてもよい。当該構成によれば、ベルト歯の摩耗を抑制することができる。
本発明によれば、ベルト歯の先端がプーリ歯底部と接触することで動力の伝達が実現されると共に、プーリ歯の先端がベルト歯底部と接触せずこれらの間に間隙が設けられたことで、上記のような小刻みな揺れが生じても、ベルト歯底部がプーリ歯との摩擦により摩耗せず、ベルト歯底部の摩耗を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る歯付ベルト伝動装置の一部(補強布あり)を示す、ベルト長手方向に沿った(図2の矢印方向Iから見た)側面図である。 本発明の一実施形態に係る歯付ベルト伝動装置に含まれる歯付ベルトを示す、ベルト幅方向に沿った(図1のII−II線に沿った)断面図である。 本発明の一実施形態に係る歯付ベルト伝動装置に含まれる歯付ベルトの製造方法を説明するための概略図である。 走行試験で用いた走行試験機を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る歯付ベルト伝動装置の一部(補強布なし)を示す、ベルト長手方向に沿った側面図である。
本発明の一実施形態に係る歯付ベルト伝動装置1は、図1に示すように、歯付ベルト10と、歯付プーリ50とを含む。
歯付ベルト10は、図1及び図2に示すように、複数の心線11と、複数の心線11を埋設した背面部12と、複数のベルト歯13と、複数のベルト歯底部14と、歯付ベルト10の内周面(複数のベルト歯13の表面及び複数のベルト歯底部14の表面)に設けられた補強布15とを有する、ベルト本体10aを備えている。
本実施形態において、各心線11は、スチールコード(スチール繊維を撚り合せたコード)からなる。複数の心線11は、ベルト長手方向にそれぞれ延在し、ベルト幅方向に配列されている。なお、図1では、心線11のベルト厚み方向の中心位置をピッチラインPLとして記載している。このピッチラインPLとは、歯付ベルト10が歯付プーリ50の外周に沿って曲げられてもベルト長手方向に伸縮せずに同じ長さを保つ、歯付ベルト10のベルト長手方向の基準線である。
複数のベルト歯13は、ベルト厚み方向(ベルト歯13の高さ方向)に背面部12と対向し、ベルト長手方向に互いに離隔して配置されている。本実施形態において、背面部12と複数のベルト歯13とは、熱可塑性エラストマーで一体成形されている。背面部12及び複数のベルト歯13を構成する熱可塑性エラストマーは、本実施形態では、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーであり、硬度が38〜53°(JIS K6253:2012に準拠,D型硬度計で測定)である。ポリウレタン系熱可塑性エラストマーを構成するポリウレタンの種類としては、ポリエーテル型ポリウレタン、ポリエステル型ポリウレタン、又は、ポリカーボネート型ポリウレタンである。
補強布15は、経糸と緯糸を一定の規則によって縦横に交錯させて織られた織布で構成される。織布の織り方は、綾織り、朱子織等のいずれでもよい。経糸および緯糸の形態は、フィラメント(長繊維)を引き揃えたり、撚り合せたマルチフィラメント糸、1本の長繊維であるモノフィラメント糸、短繊維を撚り合せたスパン糸(紡績糸)のいずれであってもよい。経糸または緯糸がマルチフィラメント糸またはスパン糸の場合、複数種類の繊維を用いた混撚糸または混紡糸であってもよい。補強布15を構成する繊維の材質としては、ナイロン、アラミド、ポリエステル、ポリベンゾオキサゾール、綿、フッ素等の何れかまたはこれらの組み合わせを採用できる。なお、補強布15は、歯付ベルト10の外周面にも設けてもよいし、歯付ベルト10の外周面だけに設けてもよい。また、歯付ベルト10の内周面及び外周面に補強布15を設けない構成にしてもよい。
ベルト歯13とベルト歯底部14とは、ベルト長手方向に交互に形成されている。ベルト歯底部14は、ベルト長手方向に隣接する2つのベルト歯13の間に形成された凹部の底部である。本実施形態において、ベルト歯底部14は補強布15を含む背面部12で構成されている。
本実施形態において、歯付ベルト10は、以下の要件を満足している。
・ベルト幅W=20〜200mm
・ベルト全厚H=9〜15mm
・背面部12の厚みと補強布15の厚みの合計値H12=4mm以上
・各ベルト歯13(補強布15の厚み含む)の高さH13=5〜12mm
・ベルト歯13のピッチP13(ピッチラインPL上の距離)=14〜25mm
・各心線11の直径D=2.3〜2.6mm
・各心線11の強力=7〜8kN
・心線11のピッチP11=3.0〜3.7mm
・心線11同士の間隔d=0.4〜1.4mm(間隔dの合計値がベルト幅Wの13〜36%)
・ベルト幅1mmあたりのベルト強力=1.85kN以上、2.60kN以下である。
歯付プーリ50は、図1に示すように、歯付ベルト10と噛合し、複数のプーリ歯53と、複数のプーリ歯底部54とを有する。
プーリ歯53とプーリ歯底部54とは、ベルト長手方向に交互に形成されている。プーリ歯底部54は、ベルト長手方向に隣接する2つのプーリ歯53の間に形成された凹部の底部である。
ベルト長手方向に隣接する2つのプーリ歯53の間に形成された凹部に、ベルト歯13が配置されている。ベルト長手方向に隣接する2つのベルト歯13の間に形成された凹部に、プーリ歯53が配置されている。
ここで、ベルト歯13の先端はプーリ歯底部54と接触しているが、プーリ歯53の先端はベルト歯底部14と接触せず、プーリ歯53の先端とベルト歯底部14との間に間隙Sが設けられている。本実施形態において、間隙Sは、ベルト歯13の高さH13の5〜11%である。
さらに、本実施形態において、ベルト厚み方向(ベルト歯の高さ方向)におけるベルト歯13の中央位置Oにおいて、ベルト歯13とプーリ歯53との間に、バックラッシュ(機械に用いられる送りねじ、歯車等の互いに嵌り合って運動する機械要素において、運動方向に意図して設けられた隙間)Bが設けられている。バックラッシュBは、中央位置Oにおけるベルト歯13の幅W13の2.5〜3.5%である。本実施形態では、1つのベルト歯13とこれに対してベルト長手方向の一方側に隣接する1つのプーリ歯53との間、及び、当該1つのベルト歯13とこれに対してベルト長手方向の他方側に隣接する1つのプーリ歯53との間、のそれぞれにバックラッシュBが設けられている。
歯付ベルト伝動装置1は、歯付ベルト10にかかる張力が常に0.35kN/mm以上であり、最大時には0.80〜0.95kN/mmの張力がかかる使用環境で用いることができ、例えば、風力発電機におけるブレードの角度調整装置、昇降搬送装置等として使用可能である。
次いで、歯付ベルト10の製造方法の一例について説明する。
歯付ベルト10は、例えば図3に示すような製造装置60により製造される。製造装置60は、成形ドラム61と、成形ドラム61の上下に近接して配置されたプーリ62,63と、成形ドラム61と水平方向に対向して配置されたプーリ64と、プーリ62〜64に巻回された無端状の金属バンドである押圧バンド65と、熱可塑性エラストマーを押し出す押出ヘッド66と、心線供給装置(図示略)と、補強布供給装置(図示略)とを有する。
成形ドラム61の外周面には、ベルト歯13を形成するための溝が、周方向に所定の間隔で形成されている。プーリ64は、成形ドラム61に対して水平方向に移動可能であり、押圧バンド65に所定の張力を付与する。押圧バンド65は、成形ドラム61の外周面に半周程度巻き付くように配置されており、プーリ64からの張力の付与によって成形ドラム61の外周面に押圧されている。
補強布供給装置(図示略)は、補強布15を、成形ドラム61の外周面に供給する。心線供給装置(図示略)は、成形ドラム61の軸方向に並ぶ複数の心線11を、成形ドラム61の外周面に供給される補強布15の外周面側に供給する。押出ヘッド66は、加熱により溶融した状態の熱可塑性エラストマーを、成形ドラム61の外周面に供給された、補強布15及び心線11の外周面側に供給する。
成形ドラム61の外周面に供給された溶融状態の熱可塑性エラストマー、複数の心線11、及び、補強布15は、成形ドラム61の回転に伴い、成形ドラム61と押圧バンド65との間に巻き込まれる。このとき、押圧バンド65の押圧力によって、熱可塑性エラストマーが成形ドラム61の外周面に形成された溝内に充填され、当該溝内にベルト歯13が形成される。またこのとき、供給された補強布15は、成形ドラム61の外周面に形成された溝内に充填されて、ベルト歯13となる熱可塑性エラストマーの表面に沿って配置される。また、成形ドラム61の外周面に配置された補強布15と押圧バンド65との間に、複数の心線11を埋設した背面部12が形成される。そして、押圧バンド65の押圧力によって熱可塑性エラストマーを成形ドラム61の外周面に強く押し付けつつ、熱可塑性エラストマーを冷却して固化させる。押圧バンド65が成形ドラム61から離れた部分で、ベルト本体10aが連続して取り出される。
以上に述べたように、本実施形態によれば、図1に示すように、ベルト歯13の先端がプーリ歯底部54と接触することで動力の伝達が実現されると共に、プーリ歯53の先端がベルト歯底部14と接触せずこれらの間に間隙Sが設けられたことで、上記のような小刻みな揺れが生じても、ベルト歯底部14がプーリ歯53との摩擦により摩耗せず、ベルト歯底部14の摩耗を抑制できる。
本実施形態において、間隙Sは、ベルト歯13の高さH13の5〜11%である。間隙Sがベルト歯13の高さH13の5%未満であると、ベルト歯底部14の摩耗を抑制しきれないという問題が生じ得る。間隙Sがベルト歯13の高さH13の11%を超えると、ベルト歯底部14の摩耗を抑制できるものの、ベルト歯13の耐久性に支障を来すという問題が生じ得る。これに対し、上記構成によれば、これらの問題を抑制できる。
本実施形態において、ベルト厚み方向におけるベルト歯13の中央位置Oにおいて、ベルト歯13とプーリ歯53との間に、中央位置Oにおけるベルト歯13の幅W13の2.5〜3.5%のバックラッシュBが設けられている。当該構成によれば、ベルト歯13とプーリ歯53との干渉を防止して、ベルト歯13の摩耗を抑制しつつ、ベルト歯13とプーリ歯53との位置決め精度を確保することができる。
本実施形態において、ベルト歯13のピッチP13が14mm以上であり、ベルト歯13の高さH13が5mm以上である。当該構成によれば、歯付ベルト10の耐荷重を増大させることができる。
本実施形態において、歯付ベルト10の各心線11は、スチールコードからなり、強力が7〜8kNであり、直径Dが2.3〜2.6mmである。当該構成によれば、低伸度かつ高強力という特長を有するスチールコードを心線11として用いることで、歯付ベルト10のベルト幅1mmあたりのベルト強力を向上させることができる。
本実施形態において、心線11のピッチP11が3.0〜3.7mmであり、心線11同士の間隔dが0.4〜1.4mmである。当該構成によれば、心線11のピッチP11及び心線11同士の間隔dの好適な組み合わせにより、歯付ベルト10のベルト幅1mmあたりのベルト強力をより確実に向上させることができる。
本実施形態において、背面部12とベルト歯13とが、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーでかつ硬度38〜53°の熱可塑性エラストマーによって、一体成形されている。当該構成によれば、力学特性や耐久性に優れた歯付ベルト10が得られる。また、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーは、伝動ベルトや搬送ベルトに汎用に使用されているため、歯付ベルト10の製造が容易である。
本実施形態において、歯付ベルト10のベルト幅1mmあたりのベルト強力が1.85kN以上である。当該構成によれば、歯付ベルト10の耐荷重を増大させることができる。
本実施形態において、ベルト歯13の表面及びベルト歯底部14の表面には、補強布15が配置されている。当該構成によれば、ベルト歯13の摩耗を抑制することができる。
なお、上記実施形態では、歯付ベルト10の内周面(複数のベルト歯13の表面及び複数のベルト歯底部14の表面)に補強布15を設けた歯付ベルト10について説明したが、本発明では、歯付ベルト10の内周面に補強布15を設けない構成でもよいことから、補強布15を備えない歯付ベルト110について、図5に示す。
歯付ベルト110は、複数の心線11と、複数の心線11を埋設した背面部12と、複数のベルト歯13と、複数のベルト歯底部14とを有する、ベルト本体10aを備えている。なお、歯付ベルト110は、補強布15を備えていない以外は、図1に記載した歯付ベルト10と同様であることから、図5に記載した歯付ベルト110の構成の符号は図1に記載した歯付ベルト10の構成の符号と共通にしており、説明を省略する。ただし、歯付ベルト110は、「背面部12の厚みがH12=4mm以上」になるなど、上記歯付ベルト10の実施形態で説明した内容から、補強布15の構成を省いた要件を満たす必要がある。
本願発明者は、上述の製造方法で、ポリウレタン系又はポリエステル系の熱可塑性エラストマーを用いて、実施例1〜22及び比較例1〜2に係る歯付ベルトを製造し、これら歯付ベルトについて走行試験及び引張試験を行った。実施例1〜22及び比較例1〜2に係る各歯付ベルトの構成及び試験結果を、下記表1〜表7に示す。
ここで、表1では、プーリ歯の先端とベルト歯底部との間の間隙Sの値(距離)を変量した場合を比較するために、実施例1〜6および比較例1の歯付ベルトの構成を記載している。また、表2では、ベルト歯13とプーリ歯53との間のバックラッシュBの値(距離)を変量した場合を比較するために、実施例3、7〜11の歯付ベルトの構成を記載している。また、表3では、歯付ベルトの歯のスケール(歯ピッチP13、歯高さH13)を変量した場合を比較するために、実施例3、12〜13の歯付ベルトの構成を記載している。また、表4では、ポリウレタン系(ポリエステル型)熱可塑性エラストマーによって一体成形された背面部及びベルト歯の硬度を変量した場合を比較するために、実施例3、14〜16の歯付ベルトの構成を記載している。また、表5では、心線のピッチP11を変量した場合を比較するために、実施例3、17〜18の歯付ベルトの構成を記載している。また、表6では、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーによって背面部及びベルト歯を一体成形した歯付ベルト(実施例3)、および、ポリエステル系熱可塑性エラストマーによって背面部及びベルト歯を一体成形した歯付ベルト(実施例19)の構成を記載している。また、表7では、歯付ベルトの内周面(ベルト歯の表面及びベルト歯底部の表面)に補強布を設けた場合と補強布を設けない場合を比較するために、実施例1、3、6、比較例1及び実施例20〜22、比較例2の歯付ベルトの構成を記載している。
Figure 0006883541
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Figure 0006883541
走行試験では、実施例1〜22及び比較例1〜2に係る各歯付ベルトから、幅20mm・長さ3000mmの試験片10xを採取し、図4に示すように、試験片10xの両端に錘71(1250N)及び錘72(7000N)をそれぞれ吊り下げて、昇降試験機70の駆動プーリ73、従動プーリ74(各プーリ73,74の歯数=44)及び平プーリ75(直径=160mm)に巻回した。そして、移動距離1000mm、120万サイクル(図4に矢印で示す方向の1往復で1サイクル)で繰り返し走行を行い、走行試験後のベルト歯及びベルト歯底部の状態を評価した(表1〜表7の「ベルト歯の状態」「ベルト歯底部の状態」の項目参照)。表1〜表7の「ベルト歯の状態」および「ベルト歯底部の状態」の評価において、「◎」は、摩耗がないこと、「○」は、実用的な耐久寿命に問題のない程度の摩耗が生じたこと、「×」は、実用不可能な程度に顕著に摩耗が生じたことを意味する。
引張試験では、実施例1〜22及び比較例1〜2に係る各歯付ベルトから、幅20mm・長さ500mmの試験片を採取し、各試験片について、アムスラー引張試験機を用いて引張試験(引張速度50mm/min)を行い、破断するまでのベルト強力を測定した。測定は、上述の走行試験の前後に実施した(表1〜表7の「ベルト強力」の「走行前」及び「走行後)」の項目参照)。
上記走行試験および引張試験の結果から、実施例1〜22及び比較例1〜2に係る各歯付ベルトに対して、以下の表8に示した基準によりA〜Cのランク付けをして、表1〜表7の「判定」の項目に記載した。
Figure 0006883541
プーリ歯の先端とベルト歯底部との間に間隙Sがある実施例1〜6のうち、実施例2〜5ではすべてAランクであった。間隙Sが最も小さい実施例1は、ベルト歯底部に若干の摩耗が生じ、Bランクであった。また、間隙Sを大きく設けるほど、プーリ歯と噛み合う際にベルト歯底部がプーリ歯と接触しないために、ベルト歯が歯付ベルトに掛かる応力を集中して受ける(ベルト歯底部がプーリ歯に接している場合はベルト歯とベルト歯底部に応力が分散する)。そのため、間隙Sが最も大きい実施例6は、ベルト歯に応力が集中しやすく、プーリ歯との接触によりベルト歯の摩耗が生じやすく、Bランクであった。
比較例1は、プーリ歯の先端とベルト歯底部との間に間隙Sがない場合であるため、ベルト歯底部の摩耗が激しく、Cランクであった。
実施例7〜11は、バックラッシュBを変量した以外は、実施例3と同じ構成の大型(ベルト歯のピッチP13が14mmであり、ベルト歯のピッチP13が比較的大きく、ベルト歯のピッチP13に伴うベルト歯のスケール(ベルト歯のベルト長手方向の長さ、及び、ベルト歯の高さH13)が大型))で高強力の歯付ベルトである。実施例9、10は実施例3と同等にAランクであったが、バックラッシュ量が小さい実施例7、8は、プーリ歯とベルト歯の干渉によりベルト歯に摩耗が生じBランクであった。また、バックラッシュ量が大きい実施例11は、ベルト歯の変形に伴い、プーリ歯とベルト歯との干渉によりベルト歯に摩耗が生じ、Bランクであった。
実施例12、13は、実施例3と同じ構成の大型の高強力の歯付ベルトで、歯のスケール(ベルト歯のベルト長手方向の長さ、及び、ベルト歯の高さH13)をより大型にした歯付ベルトであるが、実施例3と同等にAランクであった。
実施例14〜16は、歯付ベルトを構成する材料(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)の硬度を変更した以外は、実施例3と同じ構成の大型(ベルト歯のピッチP13が14mm)で高強力の歯付ベルトである。硬度が小さい歯付ベルトではベルト歯の変形によってベルト歯の摩耗が進行しやすいため、実施例14(硬度:30°)ではBランクであった。
実施例17、18は、心線ピッチP11を変量(拡大)して歯付ベルトに埋設される心線の本数を減らしたこと以外は実施例3と同じ構成の大型(ベルト歯のピッチP13が14mm)で高強力の歯付ベルトである。心線の本数が減ったことにより、実施例3よりもベルト強力が低下しているが、走行後も1.85kN/mm以上のベルト強力を維持しており、ベルト歯やベルト歯底部の摩耗も無く、Bランクであった。
実施例19は、歯付ベルトを構成する材料(熱可塑性エラストマー)の種類を変更した以外は、実施例3と同じ構成の大型(ベルト歯のピッチP13が14mm)で高強力の歯付ベルトである。構成する材料をポリエステル系熱可塑性エラストマーにした実施例19の歯付ベルトは、実施例3(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)と同等にAランクであった。
比較例2は、間隙Sがなくベルト歯底部が補強布で覆われていない歯付ベルトである。比較例2の歯付ベルトは、ベルト歯底部の摩耗が最も激しく、Cランクであった。また、間隙Sがないが、ベルト歯底部が補強布で覆われている比較例1の歯付ベルトでも、ベルト歯底部の摩耗は抑制できずCランクであった。従って、実施例1〜22のようにベルト歯底部に間隙Sを設けることが、ベルト歯底部の摩耗防止、更には、歯付ベルトの耐久性の向上に効果的であることがわかった。
実施例20、21、22は、実施例1、3、6に対して、歯付ベルトの内周面(ベルト歯の表面とベルト歯底部の表面)に補強布を設けなかった歯付ベルトである。走行試験におけるベルト歯やベルト歯底部の摩耗の状態には、大きな差がないことがわかった。ベルト歯底部の摩耗については、補強布の有無の影響は殆どなく、ベルト歯の摩耗については補強布がある方が抑制された(但し、本試験の判定では同程度のランクであった)。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
・本発明に係る歯付ベルト伝動装置は、風力発電機におけるブレードの角度調整装置、昇降搬送装置等として使用されることに限定されず、任意の装置として使用可能である。
・歯付ベルトは、オープンエンド、エンドレスのいずれであってもよい。
・歯付ベルトの背面部及び複数のベルト歯を構成する熱可塑性エラストマーは、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーに限定されず、例えば、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、塩化ビニル系熱可塑性エラストマー等であってもよく、またこれらの2種以上を組み合わせたものであってもよい。また、熱可塑性エラストマーの硬度は、38〜53°に限定されず、これらの範囲外にあってもよい。
・歯付ベルトの心線は、スチールコードからなることに限定されず、例えば、アラミド繊維およびカーボン繊維の少なくともいずれかを撚り合せたコードからなってもよい。
1 歯付ベルト伝動装置
10 歯付ベルト
10a ベルト本体
11 心線
12 背面部
13 ベルト歯
14 ベルト歯底部
15 補強布
50 歯付プーリ
53 プーリ歯
54 プーリ歯底部
d 心線同士の間隔
D 各心線の直径
H13 ベルト歯の高さ
P13 ベルト歯のピッチ
P11 心線のピッチ
W13 ベルト歯の幅
S 間隙
B バックラッシュ
O 中央位置

Claims (9)

  1. ベルト歯とベルト歯底部とが交互に形成された歯付ベルトと、
    前記歯付ベルトと噛合するようにプーリ歯とプーリ歯底部とが交互に形成された歯付プーリとを備え、
    前記ベルト歯の先端は前記プーリ歯底部と接触し、
    前記プーリ歯の先端は前記ベルト歯底部と接触せず、前記プーリ歯の先端と前記ベルト歯底部との間に間隙が設けられており、
    前記ベルト歯のピッチは、14〜25mmであり、
    前記ベルト歯の高さは、5〜12mmであり、
    前記間隙は、前記ベルト歯の高さの5〜11%である、歯付ベルト伝動装置。
  2. 前記ベルト歯の高さ方向における前記ベルト歯の中央位置において、前記ベルト歯と前記プーリ歯との間に、前記中央位置における前記ベルト歯の幅の2.5〜3.5%のバックラッシュが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の歯付ベルト伝動装置。
  3. 前記歯付ベルトは、前記ベルト歯の高さ方向に前記ベルト歯と対向する背面部と、前記背面部に埋設された複数の心線とを有し、
    前記複数の心線のそれぞれは、スチールコード、または、アラミド繊維およびカーボン繊維の少なくともいずれかを撚り合せたコードからなる、請求項1又は2に記載の歯付ベルト伝動装置。
  4. 前記複数の心線のそれぞれは、
    スチールコードからなり、
    強力が7〜8kNであり、
    直径が2.3〜2.6mmであることを特徴とする請求項3に記載の歯付ベルト伝動装置。
  5. 前記複数の心線のピッチが3.0〜3.7mmであり、
    前記複数の心線同士の間隔が0.4〜1.4mmであることを特徴とする請求項4に記載の歯付ベルト伝動装置。
  6. 前記背面部と前記ベルト歯とが、熱可塑性エラストマーによって一体成形されており、該熱可塑性エラストマーが、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性エラストマー、ポリスチレン系熱可塑性エラストマー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、および塩化ビニル系熱可塑性エラストマーからなる群から選ばれる少なくとも一種を含む、請求項3〜5のいずれか1項に記載の歯付ベルト伝動装置。
  7. 前記背面部と前記ベルト歯とが、ポリウレタン系熱可塑性エラストマーでかつ硬度38〜53°の熱可塑性エラストマーによって、一体成形されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載の歯付ベルト伝動装置。
  8. 前記歯付ベルトのベルト幅1mmあたりのベルト強力が1.85kN以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の歯付ベルト伝動装置。
  9. 前記ベルト歯の表面及び前記ベルト歯底部の表面には、補強布が配置されていることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の歯付ベルト伝動装置。
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