JPH0558470A - 用紙ホツパのテーブル昇降装置 - Google Patents
用紙ホツパのテーブル昇降装置Info
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- JPH0558470A JPH0558470A JP3218499A JP21849991A JPH0558470A JP H0558470 A JPH0558470 A JP H0558470A JP 3218499 A JP3218499 A JP 3218499A JP 21849991 A JP21849991 A JP 21849991A JP H0558470 A JPH0558470 A JP H0558470A
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- pulley
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ワイヤロープの巻き取りおよび繰
り出しにより用紙テーブルを昇降させる用紙ホッパのテ
ーブル昇降装置に関し、ワイヤロープの耐久性を高める
ことを目的とする。 【構成】 用紙テーブル１の左右両側面側の両端部にそ
れぞれ動滑車２が対称配設され、用紙テーブル１の前記
両側面側と直交する一方の側面の両端部上方に一対の定
滑車３が配設される。１本のワイヤロープ４が動滑車２
および定滑車３に巻き掛けられ、このワイヤロープ４の
両端部が用紙テーブル１の定滑車３配設側と対向する側
面側の両端部上方に固定されて、用紙テーブル１がワイ
ヤロープ４により懸吊される。このワイヤロープ４の中
央部には、一側面側に回転軸線と直交する溝５Ａが設け
られる巻取りプーリ５が配設される。この巻取りプーリ
５の周面にワイヤロープ４はその中央部から両端側に向
かって同じ長さで巻き取られ、用紙テーブル１は水平状
態を保ちつつ上昇される。
り出しにより用紙テーブルを昇降させる用紙ホッパのテ
ーブル昇降装置に関し、ワイヤロープの耐久性を高める
ことを目的とする。 【構成】 用紙テーブル１の左右両側面側の両端部にそ
れぞれ動滑車２が対称配設され、用紙テーブル１の前記
両側面側と直交する一方の側面の両端部上方に一対の定
滑車３が配設される。１本のワイヤロープ４が動滑車２
および定滑車３に巻き掛けられ、このワイヤロープ４の
両端部が用紙テーブル１の定滑車３配設側と対向する側
面側の両端部上方に固定されて、用紙テーブル１がワイ
ヤロープ４により懸吊される。このワイヤロープ４の中
央部には、一側面側に回転軸線と直交する溝５Ａが設け
られる巻取りプーリ５が配設される。この巻取りプーリ
５の周面にワイヤロープ４はその中央部から両端側に向
かって同じ長さで巻き取られ、用紙テーブル１は水平状
態を保ちつつ上昇される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙テーブルを懸吊す
るワイヤロープの耐久性を高める用紙ホッパのテーブル
昇降装置に関するものである。
るワイヤロープの耐久性を高める用紙ホッパのテーブル
昇降装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の電子写真プリンタ装置等において
は、図６に示されるように、用紙ホッパ６１の用紙テー
ブル６２上に用紙６３が積載され、この用紙６３がその
最上部の用紙から順次一枚ずつピックローラ６４の駆動
によりリバースローラ６５等を具える用紙搬送路に繰り
出されて印刷部へ搬送される。この際、用紙テーブル６
２は用紙６３の繰り出しに同期して図示されないテーブ
ル昇降装置によりガイド板６６，６６に案内されつつ押
し上げられ、この用紙テーブル６２に積載された最上部
の用紙が常にピックローラ６４に接触するようになって
いる。
は、図６に示されるように、用紙ホッパ６１の用紙テー
ブル６２上に用紙６３が積載され、この用紙６３がその
最上部の用紙から順次一枚ずつピックローラ６４の駆動
によりリバースローラ６５等を具える用紙搬送路に繰り
出されて印刷部へ搬送される。この際、用紙テーブル６
２は用紙６３の繰り出しに同期して図示されないテーブ
ル昇降装置によりガイド板６６，６６に案内されつつ押
し上げられ、この用紙テーブル６２に積載された最上部
の用紙が常にピックローラ６４に接触するようになって
いる。
【０００３】次に、用紙ホッパ６１のテーブル昇降装置
の一例を図７（ａ）に基づいて説明する。このテーブル
昇降装置７１は、用紙テーブル６２の左右両側面側の両
端部には図示のようにそれぞれ動滑車７２，７３，７
４，７５が配設され、動滑車７３，７５の上方にて定滑
車７６，７７が図示されない軸により支持されている。
これら一方の動滑車７２，７３および定滑車７６にはワ
イヤロープ７８が巻き掛けられ、これら他方の動滑車７
４，７５および定滑車７７にはワイヤロープ７９が巻き
掛けられている。これらワイヤロープ７８，７９それぞ
れの一端は用紙テーブル６２上方に配設された図示され
ないフレームの所定位置に固定され、他端は用紙テーブ
ル６２近傍に配設されたワイヤロープ巻取りプーリ８
０，８１に巻き取られるようにされている。これらワイ
ヤロープ巻取りプーリ８０，８１は軸８２上に固設さ
れ、この軸８２の一端はモータ８３に連結されている。
なお、ワイヤロープ７８とワイヤロープ７９とは同じ長
さとされている。
の一例を図７（ａ）に基づいて説明する。このテーブル
昇降装置７１は、用紙テーブル６２の左右両側面側の両
端部には図示のようにそれぞれ動滑車７２，７３，７
４，７５が配設され、動滑車７３，７５の上方にて定滑
車７６，７７が図示されない軸により支持されている。
これら一方の動滑車７２，７３および定滑車７６にはワ
イヤロープ７８が巻き掛けられ、これら他方の動滑車７
４，７５および定滑車７７にはワイヤロープ７９が巻き
掛けられている。これらワイヤロープ７８，７９それぞ
れの一端は用紙テーブル６２上方に配設された図示され
ないフレームの所定位置に固定され、他端は用紙テーブ
ル６２近傍に配設されたワイヤロープ巻取りプーリ８
０，８１に巻き取られるようにされている。これらワイ
ヤロープ巻取りプーリ８０，８１は軸８２上に固設さ
れ、この軸８２の一端はモータ８３に連結されている。
なお、ワイヤロープ７８とワイヤロープ７９とは同じ長
さとされている。
【０００４】このテーブル昇降装置７１によれば、用紙
テーブル６２は、モータ８３の駆動によってワイヤロー
プ巻取りプーリ８０，８１が回転されてワイヤロープ７
８，７９が巻き取られることにより上昇され、モータ８
３が逆駆動されワイヤロープ７８，７９が繰り出される
ことにより下降される。
テーブル６２は、モータ８３の駆動によってワイヤロー
プ巻取りプーリ８０，８１が回転されてワイヤロープ７
８，７９が巻き取られることにより上昇され、モータ８
３が逆駆動されワイヤロープ７８，７９が繰り出される
ことにより下降される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述さ
れたようなテーブル昇降装置７１においては、用紙テー
ブル６２の昇降の繰り返しにより、ワイヤロープ７８お
よび／またはワイヤロープ７９に伸びが発生する。通
常、これらワイヤロープ７８，７９が同時に、かつ、同
寸法伸びることはあり得ず、図６（ｂ）に示されるよう
に、例えばワイヤロープ７８がワイヤロープ７９よりも
伸びて緩んだ状態となる。この状態で用紙テーブル６２
を昇降させると、用紙テーブル６２が水平状態を維持し
難くなり、昇降時にガイド板６６との抵抗が大きくな
る。このため、用紙テーブル６２の自重とその用紙テー
ブル６２上に積載された用紙６３との荷重がワイヤロー
プ７９に作用するため、このワイヤロープ７９が前記荷
重に耐えきれず切断されるという問題点がある。
れたようなテーブル昇降装置７１においては、用紙テー
ブル６２の昇降の繰り返しにより、ワイヤロープ７８お
よび／またはワイヤロープ７９に伸びが発生する。通
常、これらワイヤロープ７８，７９が同時に、かつ、同
寸法伸びることはあり得ず、図６（ｂ）に示されるよう
に、例えばワイヤロープ７８がワイヤロープ７９よりも
伸びて緩んだ状態となる。この状態で用紙テーブル６２
を昇降させると、用紙テーブル６２が水平状態を維持し
難くなり、昇降時にガイド板６６との抵抗が大きくな
る。このため、用紙テーブル６２の自重とその用紙テー
ブル６２上に積載された用紙６３との荷重がワイヤロー
プ７９に作用するため、このワイヤロープ７９が前記荷
重に耐えきれず切断されるという問題点がある。
【０００６】本発明は、このような問題点を解決するこ
とを目的として、ワイヤロープに偏荷重が作用しないよ
うにして、このワイヤロープの耐久性を高める用紙ホッ
パのテーブル昇降装置を提供しようとするものである。
とを目的として、ワイヤロープに偏荷重が作用しないよ
うにして、このワイヤロープの耐久性を高める用紙ホッ
パのテーブル昇降装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による用紙ホッパ
のテーブル昇降装置は、前述されたような目的を達成す
るために、図１の発明原理図に示されているように、
（ａ）用紙テーブル１の左右両側面側それぞれに少なく
とも１個が対称配設される動滑車２、（ｂ）前記用紙テ
ーブル１の前記両側面側と直交する一方の側面側の両端
部上方に配設される一対の定滑車３、（ｃ）これら一対
の定滑車３の配設側と対向する側面側の左端部上方に一
端側が固着され、前記用紙テーブル１の左側面側におけ
る前記動滑車２および定滑車３、次にその用紙テーブル
１の右側面側における前記定滑車３および動滑車２に順
次巻き掛けられて前記定滑車３の配設側と対向する側面
側の右端部上方に他端側が固着されるとともに、前記用
紙テーブル１を懸吊する１本のワイヤロープ４および
（ｄ）このワイヤロープ４の中央部が位置する前記一対
の定滑車３間に配設されるとともに、回転軸線と直交す
る溝５Ａまたは貫通孔が設けられ、この溝５Ａまたは貫
通孔にワイヤロープ４の中央部が嵌通または挿通され
て、このワイヤロープ４をその中央部から両端側に向か
って同じ長さで巻き取り繰り出す巻取りプーリ５を具え
ることを特徴とする。
のテーブル昇降装置は、前述されたような目的を達成す
るために、図１の発明原理図に示されているように、
（ａ）用紙テーブル１の左右両側面側それぞれに少なく
とも１個が対称配設される動滑車２、（ｂ）前記用紙テ
ーブル１の前記両側面側と直交する一方の側面側の両端
部上方に配設される一対の定滑車３、（ｃ）これら一対
の定滑車３の配設側と対向する側面側の左端部上方に一
端側が固着され、前記用紙テーブル１の左側面側におけ
る前記動滑車２および定滑車３、次にその用紙テーブル
１の右側面側における前記定滑車３および動滑車２に順
次巻き掛けられて前記定滑車３の配設側と対向する側面
側の右端部上方に他端側が固着されるとともに、前記用
紙テーブル１を懸吊する１本のワイヤロープ４および
（ｄ）このワイヤロープ４の中央部が位置する前記一対
の定滑車３間に配設されるとともに、回転軸線と直交す
る溝５Ａまたは貫通孔が設けられ、この溝５Ａまたは貫
通孔にワイヤロープ４の中央部が嵌通または挿通され
て、このワイヤロープ４をその中央部から両端側に向か
って同じ長さで巻き取り繰り出す巻取りプーリ５を具え
ることを特徴とする。
【０００８】また、前記溝５Ａ内に巻取りプーリ５の回
転軸線と平行する軸上に設けられる２個の柱状体を溝方
向に順次に有し、これら両柱状体に前記ワイヤロープ４
の中央部がＳまたはＺ字状に巻き掛けられるようにする
ことができる。
転軸線と平行する軸上に設けられる２個の柱状体を溝方
向に順次に有し、これら両柱状体に前記ワイヤロープ４
の中央部がＳまたはＺ字状に巻き掛けられるようにする
ことができる。
【０００９】また、前記柱状体がその軸線を中心として
回転自在とされるローラにすることができる。
回転自在とされるローラにすることができる。
【００１０】
【作用】ワイヤロープ４の中央部が位置する一対の定滑
車３間に巻取りプーリ５が配設される。この巻取りプー
リ５は、一側面側にその回転軸線と直交する溝５Ａが設
けられ、この溝５Ａにワイヤロープ４の中央部が嵌通さ
れる。この巻取りプーリ５に嵌通されたワイヤロープ４
はその両端部を固定されて左右等長位置で巻取りプーリ
５によって同時に等量ずつ巻き取られるようにされてい
るため、用紙テーブル１およびその用紙テーブル１上に
積載される用紙の荷重が均等に作用する。したがって、
動滑車２および定滑車３を介してワイヤロープ４に懸吊
された用紙テーブル１は水平状態を保ちつつ上昇され
る。
車３間に巻取りプーリ５が配設される。この巻取りプー
リ５は、一側面側にその回転軸線と直交する溝５Ａが設
けられ、この溝５Ａにワイヤロープ４の中央部が嵌通さ
れる。この巻取りプーリ５に嵌通されたワイヤロープ４
はその両端部を固定されて左右等長位置で巻取りプーリ
５によって同時に等量ずつ巻き取られるようにされてい
るため、用紙テーブル１およびその用紙テーブル１上に
積載される用紙の荷重が均等に作用する。したがって、
動滑車２および定滑車３を介してワイヤロープ４に懸吊
された用紙テーブル１は水平状態を保ちつつ上昇され
る。
【００１１】巻取りプーリ５が逆回転されることによ
り、ワイヤロープ４は巻取りプーリ５から等しく繰り出
され、用紙テーブル１は水平状態を保ちつつ下降され
る。この用紙テーブル１が所定位置まで下降されると、
ワイヤロープ４は、巻取りプーリ５の周面等から摺動抵
抗を与えられない状態となる。したがって、用紙テーブ
ル１の昇降中にワイヤロープ４に伸びが生じ、この伸び
分だけ用紙テーブル１が最下位に達した際に、巻取りプ
ーリ５に設けられた溝５Ａ内で用紙テーブル１による負
荷で自動的にずれが修正され、用紙テーブル１が水平状
態を保たれる。
り、ワイヤロープ４は巻取りプーリ５から等しく繰り出
され、用紙テーブル１は水平状態を保ちつつ下降され
る。この用紙テーブル１が所定位置まで下降されると、
ワイヤロープ４は、巻取りプーリ５の周面等から摺動抵
抗を与えられない状態となる。したがって、用紙テーブ
ル１の昇降中にワイヤロープ４に伸びが生じ、この伸び
分だけ用紙テーブル１が最下位に達した際に、巻取りプ
ーリ５に設けられた溝５Ａ内で用紙テーブル１による負
荷で自動的にずれが修正され、用紙テーブル１が水平状
態を保たれる。
【００１２】したがって、用紙テーブル１の上昇前には
常にワイヤロープ４の中央部が巻取りプーリ５によって
修正されることになり、次に用紙テーブル１を上昇させ
る際に、ワイヤロープ４に作用する荷重が偏ることはな
い。この結果、用紙テーブル１の上昇時には、このワイ
ヤロープ４は常にその中央部から両端側に向かって同じ
長さで巻取りプーリ５の周面に巻き取られ、用紙テーブ
ル１は水平状態を保ちつつ上昇される。当然、ワイヤロ
ープ４の耐久性も高められる。
常にワイヤロープ４の中央部が巻取りプーリ５によって
修正されることになり、次に用紙テーブル１を上昇させ
る際に、ワイヤロープ４に作用する荷重が偏ることはな
い。この結果、用紙テーブル１の上昇時には、このワイ
ヤロープ４は常にその中央部から両端側に向かって同じ
長さで巻取りプーリ５の周面に巻き取られ、用紙テーブ
ル１は水平状態を保ちつつ上昇される。当然、ワイヤロ
ープ４の耐久性も高められる。
【００１３】また、巻取りプーリ５にその回転軸線と直
交する貫通孔を設け、この貫通孔にワイヤロープ４の中
央部を挿通させるようにしても同様な作用を奏する。
交する貫通孔を設け、この貫通孔にワイヤロープ４の中
央部を挿通させるようにしても同様な作用を奏する。
【００１４】前記溝５Ａ内に巻取りプーリ５の回転軸線
と平行する軸上に２個の柱状体が溝方向に順次配設さ
れ、これら両柱状体にワイヤロープ４の中央部がＳまた
はＺ字状に巻き掛けられるようにすると、巻取りプーリ
５によるワイヤロープ４の巻き取り時に前記柱状体の周
面に摺動抵抗が生じるため、ワイヤロープ４の中央部が
巻取りプーリ５内にて固定されやすくなる。
と平行する軸上に２個の柱状体が溝方向に順次配設さ
れ、これら両柱状体にワイヤロープ４の中央部がＳまた
はＺ字状に巻き掛けられるようにすると、巻取りプーリ
５によるワイヤロープ４の巻き取り時に前記柱状体の周
面に摺動抵抗が生じるため、ワイヤロープ４の中央部が
巻取りプーリ５内にて固定されやすくなる。
【００１５】
【実施例】次に、本発明による用紙ホッパのテーブル昇
降装置の具体的な一実施例について図面を参照しつつ説
明する。図２に示されているのは、本発明の用紙ホッパ
のテーブル昇降装置２１の要部斜視図である。なお、従
来の用紙ホッパ６１のテーブル昇降装置７１と同一箇所
については同一符号を付してある。
降装置の具体的な一実施例について図面を参照しつつ説
明する。図２に示されているのは、本発明の用紙ホッパ
のテーブル昇降装置２１の要部斜視図である。なお、従
来の用紙ホッパ６１のテーブル昇降装置７１と同一箇所
については同一符号を付してある。
【００１６】用紙テーブル６２の左右両側面側の両端部
には図示のようにそれぞれ動滑車７２，７３，７４，７
５が配設され、前記両側面側と直交する一方の側面の両
端部上方には定滑車２２，２３が図示されない軸により
支持されている。これら動滑車７２，７３、定滑車２
２，２３および動滑車７５，７４には、図２に示される
ように、順次、１本のワイヤロープ２４が巻き掛けら
れ、このワイヤロープ２４の両端部は、用紙テーブル６
２の定滑車２２，２３の配設側と対向する側面側の両端
部上方にて図示されないフレームの所定位置に固定され
ている。これら定滑車２２，２３間に位置するワイヤロ
ープ２４の中央部には、巻取りプーリ２５が配設され、
この巻取りプーリ２５にワイヤロープ２４の中央部が巻
き掛けられ（詳細は後述する。）、かつ、この巻取りプ
ーリ２５は図示されない軸を介してモータ２６に連結さ
れている。
には図示のようにそれぞれ動滑車７２，７３，７４，７
５が配設され、前記両側面側と直交する一方の側面の両
端部上方には定滑車２２，２３が図示されない軸により
支持されている。これら動滑車７２，７３、定滑車２
２，２３および動滑車７５，７４には、図２に示される
ように、順次、１本のワイヤロープ２４が巻き掛けら
れ、このワイヤロープ２４の両端部は、用紙テーブル６
２の定滑車２２，２３の配設側と対向する側面側の両端
部上方にて図示されないフレームの所定位置に固定され
ている。これら定滑車２２，２３間に位置するワイヤロ
ープ２４の中央部には、巻取りプーリ２５が配設され、
この巻取りプーリ２５にワイヤロープ２４の中央部が巻
き掛けられ（詳細は後述する。）、かつ、この巻取りプ
ーリ２５は図示されない軸を介してモータ２６に連結さ
れている。
【００１７】なお、モータ２６は図示されない支持部材
により所定位置に支持されるとともに、図示されないコ
ントローラによりその回転駆動が制御される。このモー
タ２６としてはＤＣモータ，ステップモータ等が用いら
れる。
により所定位置に支持されるとともに、図示されないコ
ントローラによりその回転駆動が制御される。このモー
タ２６としてはＤＣモータ，ステップモータ等が用いら
れる。
【００１８】図３に示されているのは、巻取りプーリ２
５の斜視図である。この巻取りプーリ２５は、モータ２
６に連結される面と反対側の面に回転軸線と直交する溝
２７が設けられている。
５の斜視図である。この巻取りプーリ２５は、モータ２
６に連結される面と反対側の面に回転軸線と直交する溝
２７が設けられている。
【００１９】次に、この巻取りプーリ２５の作用につい
て図４を参照しつつ説明する。まず、図４（ａ）に示さ
れるように、ワイヤロープ２４の中央部が、巻取りプー
リ２５の溝２７に嵌通される。次に、モータ２６が駆動
されることにより巻取りプーリ２５が、図４（ａ）にお
いて矢印で示されるように左回りに回転されると、図４
（ｂ）に示されるように、ワイヤロープ２４が溝２７に
てＳ字状（Ｚ字状）に掛け止められる。これにより、ワ
イヤロープ２４の中央部が、巻取りプーリ２５に仮固定
されて以後の巻取りプーリ２５の回転によってその巻取
りプーリ２５の周面に巻き取られる。
て図４を参照しつつ説明する。まず、図４（ａ）に示さ
れるように、ワイヤロープ２４の中央部が、巻取りプー
リ２５の溝２７に嵌通される。次に、モータ２６が駆動
されることにより巻取りプーリ２５が、図４（ａ）にお
いて矢印で示されるように左回りに回転されると、図４
（ｂ）に示されるように、ワイヤロープ２４が溝２７に
てＳ字状（Ｚ字状）に掛け止められる。これにより、ワ
イヤロープ２４の中央部が、巻取りプーリ２５に仮固定
されて以後の巻取りプーリ２５の回転によってその巻取
りプーリ２５の周面に巻き取られる。
【００２０】このようにして、用紙テーブル６２および
その用紙テーブル６２に積載された用紙６３の荷重は、
巻取りプーリ２５の溝２７内に位置するワイヤロープ２
４を中心としてワイヤロープ２４の両端側に向かって均
等に作用される。また、定滑車２２，２３は、巻取りプ
ーリ２５の巻取り周面に対して巻取り所要角度傾けられ
て配設されていることにより、ワイヤロープ２４は、既
に巻取りプーリ２５の周面に巻き取られているワイヤロ
ープ２４に重なることなく順次並列に巻き取られる。こ
のため、巻取りプーリ２５の周面にはワイヤロープ２４
がその中央部から両端側に向かって同じ長さで巻き取ら
れる。したがって、用紙テーブル６２は水平状態を保ち
つつ上昇される。
その用紙テーブル６２に積載された用紙６３の荷重は、
巻取りプーリ２５の溝２７内に位置するワイヤロープ２
４を中心としてワイヤロープ２４の両端側に向かって均
等に作用される。また、定滑車２２，２３は、巻取りプ
ーリ２５の巻取り周面に対して巻取り所要角度傾けられ
て配設されていることにより、ワイヤロープ２４は、既
に巻取りプーリ２５の周面に巻き取られているワイヤロ
ープ２４に重なることなく順次並列に巻き取られる。こ
のため、巻取りプーリ２５の周面にはワイヤロープ２４
がその中央部から両端側に向かって同じ長さで巻き取ら
れる。したがって、用紙テーブル６２は水平状態を保ち
つつ上昇される。
【００２１】用紙テーブル６２が所定の高さまで上昇さ
れ、用紙６３の印刷部への搬送が完了されると、モータ
２６を逆駆動させて巻取りプーリ２５を逆回転、すなわ
ち図４（ｂ）において矢印で示されるように右回りに回
転させる。こうして、ワイヤロープ２４は巻取りプーリ
２５から繰り出されて、図４（ａ）に示されるように、
巻取りプーリ２５の周面等から摺動抵抗を与えられない
状態となる。したがって、用紙テーブル６２の昇降中に
ワイヤロープ２４に伸びが生じ、この伸び分だけ用紙テ
ーブル６２が最下位に達した際に、巻取りプーリ２５に
設けられた溝２７内で用紙テーブル６２による負荷で自
動的にずれが修正され、用紙テーブル６２が水平状態を
保たれる。
れ、用紙６３の印刷部への搬送が完了されると、モータ
２６を逆駆動させて巻取りプーリ２５を逆回転、すなわ
ち図４（ｂ）において矢印で示されるように右回りに回
転させる。こうして、ワイヤロープ２４は巻取りプーリ
２５から繰り出されて、図４（ａ）に示されるように、
巻取りプーリ２５の周面等から摺動抵抗を与えられない
状態となる。したがって、用紙テーブル６２の昇降中に
ワイヤロープ２４に伸びが生じ、この伸び分だけ用紙テ
ーブル６２が最下位に達した際に、巻取りプーリ２５に
設けられた溝２７内で用紙テーブル６２による負荷で自
動的にずれが修正され、用紙テーブル６２が水平状態を
保たれる。
【００２２】したがって、用紙テーブル６２の上昇前に
は常にワイヤロープ２４の中央部が巻取りプーリ２５に
よって修正されることになり、次に用紙テーブル６２を
上昇させる際に、ワイヤロープ２４にかけられる荷重が
偏ることはない。この結果、用紙テーブル６２の上昇時
には、このワイヤロープ２４は常にその中央部から両端
側に向かって同じ長さで巻取りプーリ２５の周面に巻き
取られ、用紙テーブル６２は水平状態を保ちつつ上昇さ
れる。当然、ワイヤロープ２４の耐久性も高められる。
は常にワイヤロープ２４の中央部が巻取りプーリ２５に
よって修正されることになり、次に用紙テーブル６２を
上昇させる際に、ワイヤロープ２４にかけられる荷重が
偏ることはない。この結果、用紙テーブル６２の上昇時
には、このワイヤロープ２４は常にその中央部から両端
側に向かって同じ長さで巻取りプーリ２５の周面に巻き
取られ、用紙テーブル６２は水平状態を保ちつつ上昇さ
れる。当然、ワイヤロープ２４の耐久性も高められる。
【００２３】巻取りプーリの別の実施例を図５に示す。
巻取りプーリ５１は、図５（ａ）に示されるように、貫
通孔５２が回転軸線と直交するように設けられ、この貫
通孔５２にワイヤロープの中央部が挿通される。この巻
取りプーリ５１を用いることによっても、前述された巻
取りプーリ２５と同様な効果を得ることができる。な
お、この巻取りプーリ５１を用いる際には、ワイヤロー
プを予めその巻取りプーリ５１の貫通孔５２に挿通して
おく必要がある。
巻取りプーリ５１は、図５（ａ）に示されるように、貫
通孔５２が回転軸線と直交するように設けられ、この貫
通孔５２にワイヤロープの中央部が挿通される。この巻
取りプーリ５１を用いることによっても、前述された巻
取りプーリ２５と同様な効果を得ることができる。な
お、この巻取りプーリ５１を用いる際には、ワイヤロー
プを予めその巻取りプーリ５１の貫通孔５２に挿通して
おく必要がある。
【００２４】また、巻取りプーリ５３は、図５（ｂ）に
示されるように、一側面側に回転軸線と直交する溝５４
が設けられ、この溝５４内の両端部に柱状体５５，５５
がその巻取りプーリ５３の回転軸線と平行する軸上に配
設され、この溝５４の側壁面と柱状体５５，５５の周面
との間に形成された間隙のうち対向する間隙にワイヤロ
ープの中央部がＳまたはＺ字状に巻き掛けられる。
示されるように、一側面側に回転軸線と直交する溝５４
が設けられ、この溝５４内の両端部に柱状体５５，５５
がその巻取りプーリ５３の回転軸線と平行する軸上に配
設され、この溝５４の側壁面と柱状体５５，５５の周面
との間に形成された間隙のうち対向する間隙にワイヤロ
ープの中央部がＳまたはＺ字状に巻き掛けられる。
【００２５】この巻取りプーリ５３を用いると、その巻
取りプーリ５３によるワイヤロープの巻き取り時に柱状
体５５，５５の周面に摺動抵抗が生じるため、ワイヤロ
ープの中央部が巻取りプーリ５３内にて固定されやすく
なる。すなわち、ワイヤロープは巻取りプーリ５３内の
溝５４内で両柱状体５５，５５によって係止される。な
お、これら柱状体５５，５５をその軸線を中心として回
転自在とされるローラにしてもよい。
取りプーリ５３によるワイヤロープの巻き取り時に柱状
体５５，５５の周面に摺動抵抗が生じるため、ワイヤロ
ープの中央部が巻取りプーリ５３内にて固定されやすく
なる。すなわち、ワイヤロープは巻取りプーリ５３内の
溝５４内で両柱状体５５，５５によって係止される。な
お、これら柱状体５５，５５をその軸線を中心として回
転自在とされるローラにしてもよい。
【００２６】前述された実施例においては、ワイヤロー
プ２４が巻取りプーリ２５の周面に重ならずに巻き取ら
れるようにするため、定滑車２２，２３を巻取りプーリ
２５の巻取り周面に対して巻取り所要角度傾けて配設し
た構成について説明したが、このような作用を得る手段
としては本実施例のものに限定されるものではなく、例
えば、巻取りプーリ２５の周面にワイヤロープ２４を案
内する溝を設けるとともに、巻取り補正手段を併設する
ことによっても実現することができる。
プ２４が巻取りプーリ２５の周面に重ならずに巻き取ら
れるようにするため、定滑車２２，２３を巻取りプーリ
２５の巻取り周面に対して巻取り所要角度傾けて配設し
た構成について説明したが、このような作用を得る手段
としては本実施例のものに限定されるものではなく、例
えば、巻取りプーリ２５の周面にワイヤロープ２４を案
内する溝を設けるとともに、巻取り補正手段を併設する
ことによっても実現することができる。
【００２７】なお、本発明における用紙テーブル６２は
用紙テーブル１に、動滑車７２，７３，７４，７５は動
滑車２に、定滑車２２，２３は定滑車３に、ワイヤロー
プ２４はワイヤロープ４に、巻取りプーリ２５は巻取り
プーリ５に、溝２７は溝５Ａにそれぞれ対応する。
用紙テーブル１に、動滑車７２，７３，７４，７５は動
滑車２に、定滑車２２，２３は定滑車３に、ワイヤロー
プ２４はワイヤロープ４に、巻取りプーリ２５は巻取り
プーリ５に、溝２７は溝５Ａにそれぞれ対応する。
【００２８】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ワイヤロープに荷重が偏ることなく昇降操作できる
ので、用紙テーブルを常時水平に保って昇降でき、ワイ
ヤロープの耐久性を高めることができる。
ば、ワイヤロープに荷重が偏ることなく昇降操作できる
ので、用紙テーブルを常時水平に保って昇降でき、ワイ
ヤロープの耐久性を高めることができる。
【図１】本発明の用紙ホッパのテーブル昇降装置の原理
構成を示す発明原理図である。
構成を示す発明原理図である。
【図２】本発明の用紙ホッパのテーブル昇降装置の要部
斜視図である。
斜視図である。
【図３】巻取りプーリの斜視図である。
【図４】巻取りプーリの作用を示す側面図である。
【図５】別の実施例の巻取りプーリの斜視図である。
【図６】従来の用紙ホッパの要部側面図である。
【図７】従来の用紙ホッパのテーブル昇降装置の要部斜
視図である。
視図である。
１ 用紙テーブル ２ 動滑車 ３ 定滑車 ４ ワイヤロープ ５ 巻取りプーリ ５Ａ 溝 ２１ 用紙ホッパのテーブル昇降装置 ２２，２３ 定滑車 ２４ ワイヤロープ ２５，５１，５３ 巻取りプーリ ２６ モータ ２７，５４ 溝 ５２ 貫通孔 ５５ 柱状体 ６２ 用紙テーブル ７２，７３，７４，７５ 動滑車
Claims (3)
- 【請求項１】 （ａ）用紙テーブル１の左右両側面側そ
れぞれに少なくとも１個が対称配設される動滑車２、 （ｂ）前記用紙テーブル１の前記両側面側と直交する一
方の側面側の両端部上方に配設される一対の定滑車３、 （ｃ）これら一対の定滑車３の配設側と対向する側面側
の左端部上方に一端側が固着され、前記用紙テーブル１
の左側面側における前記動滑車２および定滑車３、次に
その用紙テーブル１の右側面側における前記定滑車３お
よび動滑車２に順次巻き掛けられて前記定滑車３の配設
側と対向する側面側の右端部上方に他端側が固着される
とともに、前記用紙テーブル１を懸吊する１本のワイヤ
ロープ４および （ｄ）このワイヤロープ４の中央部が位置する前記一対
の定滑車３間に配設されるとともに、回転軸線と直交す
る溝５Ａまたは貫通孔が設けられ、この溝５Ａまたは貫
通孔にワイヤロープ４の中央部が嵌通または挿通され
て、このワイヤロープ４をその中央部から両端側に向か
って同じ長さで巻き取り繰り出す巻取りプーリ５を具え
ることを特徴とする用紙ホッパのテーブル昇降装置。 - 【請求項２】 前記溝５Ａ内に巻取りプーリ５の回転軸
線と平行する軸上に設けられる２個の柱状体を溝方向に
順次に有し、これら両柱状体に前記ワイヤロープ４の中
央部がＳまたはＺ字状に巻き掛けられることを特徴とす
る請求項１に記載の用紙ホッパのテーブル昇降装置。 - 【請求項３】 前記柱状体がその軸線を中心として回転
自在とされるローラであることを特徴とする請求項２に
記載の用紙ホッパのテーブル昇降装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3218499A JPH0558470A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 用紙ホツパのテーブル昇降装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3218499A JPH0558470A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 用紙ホツパのテーブル昇降装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558470A true JPH0558470A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16720892
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3218499A Withdrawn JPH0558470A (ja) | 1991-08-29 | 1991-08-29 | 用紙ホツパのテーブル昇降装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558470A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013235629A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Fujitsu Ltd | ライブラリ装置 |
| JP2016131804A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | 株式会社エヌケーパーツ工業 | 浴槽用巻上げ装置 |
| CN108706531A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-10-26 | 株洲瑞泰装备技术有限公司 | 一种自行走升降式工作平台 |
| CN110606407A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-12-24 | 杭州友邦演艺设备有限公司 | 一种舞台钢丝引导装置 |
| CN113323346A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-08-31 | 中铁建工集团有限公司 | 一种装修外立面的操作平台 |
-
1991
- 1991-08-29 JP JP3218499A patent/JPH0558470A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013235629A (ja) * | 2012-05-07 | 2013-11-21 | Fujitsu Ltd | ライブラリ装置 |
| JP2016131804A (ja) * | 2015-01-21 | 2016-07-25 | 株式会社エヌケーパーツ工業 | 浴槽用巻上げ装置 |
| CN108706531A (zh) * | 2018-08-06 | 2018-10-26 | 株洲瑞泰装备技术有限公司 | 一种自行走升降式工作平台 |
| CN110606407A (zh) * | 2019-09-03 | 2019-12-24 | 杭州友邦演艺设备有限公司 | 一种舞台钢丝引导装置 |
| CN113323346A (zh) * | 2021-06-04 | 2021-08-31 | 中铁建工集团有限公司 | 一种装修外立面的操作平台 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981112 |