JP5922321B2 - 塩分忌避者にも使用できる保存性が高い酸液含有ハスカップの製造方法 - Google Patents

塩分忌避者にも使用できる保存性が高い酸液含有ハスカップの製造方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
ハスカップの実を、加酸した溶液で洗浄し、ついで必須工程として、本格的な酸液における浸漬処理工程を経た、ハスカップ果粒やエキス、又は破砕物を活用した酸液含有ハスカップ製品に関する。又、本工程は除菌効果とともに、味覚を極力変化させることなく、塩分忌避者にも提供できる保存性を高めたハスカップ製品に開する。
発明の背景
ハスカップは多年生の植物である。寒冷地の小果物として栽培されている。ハスカップ(スイカズラ科クロミノウグイスカズラLonicera caerulea L.var.emphyllocalyx Nakai、ケヨノミLonicera caerulea L.var.edulis)は、寒冷地に生育する植物であり、この果実は強い酸味があり、赤い色素が豊富である。(正しくは紫色素を少し含有する独特な赤であるが、本文では便宜的に主体的な色調を取り上げ、特段の表現以外は赤色と記述する)ハスカップには、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸を主成分とする有機酸を豊富に含んでいるため、独特の強烈な酸味を有する(田中常雄・田中彰;ハスカップの品種・系統別化学成分含量と特性値、日本食品工業学会誌、45、p129(1988))。
また、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3,5−ジグルコシド、シアニジン−3−ルチノシド、シアニジン−3−ゲンチオビオシドなどのアントシアニン色素が含まれ、そのうち、シアニジン−3−グルコシドが全アントシアニンの約80%を占めると推測されている(寺原ら;ハスカップLonicera caeruleaL.の実のアントシアニン、日本家政学会誌、44、p197(1993))。
さらに、ビタミンEの含量が、可食部100g当たり1.1mgと比較的多いことや、ビタミンCの含量が、可食部100g当たり44mg、その他、カルシウム、鉄、食物繊維も含まれていることが知られている(「五訂日本食品成分表−新規食品編−」;科学技術庁資源調査会編)。
一方、確認されているハスカップの生理作用は、抗酸化力がある(荒川義人;ハスカップの成分と機能、ギョウジャニンニクと北の健康野草(西村弘行編著)、p114、北海道新聞社(1996))。その他、果樹酒およびその製造方法(特許出願平4−355233)皮膚外用材(特許出願2000−199251)、食品組成物(特許出願2001−200651)、老化防止剤又は細胞賦活剤及びこれを含有する皮膚外用剤(特許出願2002−195463)シワ及び/又はたるみ改善用キット(特許出願2002−270732)その他、本出願人のバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等に対する抑制成分をもちナトリウムイオンを含むハスカップ産物(特許出願2005−161969)等がある。
(スイカズラ科クロミノウグイスカズラLonicera caerulea L.varemphyllocalyx Nakai、ケヨノミLonicera caeruleaL.var.edulis)は、寒冷地に生育する植物の一つである。この果実は赤い色素が豊富で強い酸味がある。(正しくは紫色素を少し含有する独特な赤であるが、本文では便宜的に主体的な色調を取り上げ、特段の表現以外は赤色と記述する)ハスカップにはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸を主成分とする有機酸を豊富に含んでいるため、独特の強烈な酸味を有する(田中常雄・田中彰;ハスカップの品種・系統別化学成分含量と特性値、日本食品工業学会誌、45、p129(1988))。
こうしたハスカップ産物は、ハスカップの実を解凍して、利用する時、果汁や果肉が飛び出し、指にまとわりつき、量も確定できず、使用するのに不便をきたすものしか出来なかった。又、この工程の冷凍品からでは、本願の(後述する)酸を付加する酸液処理した工程に載せても、凍結保存後の解凍物は果実の形状や素早い量の測定動作を重視する場面に於ける料理適正を欠き、失敗に終わった。例えば、ハスカップの実は果皮が敗れて崩れてしまう、又、ハスカップの葉、茎、根の部分も本願の生菌抑制を意図するハスカップ植物体の酸液保存は未開発であった。加えて、出願人が先に出願した(特許出願2005−161969)塩蔵処理工程のハスカップの実(果実)は保存性と凍結耐性があるため使いがってが、ジャム保存の従来の方法よりはるかに良いが、しかし、欠点があった。塩分処理工程で塩分があるため、実ばかりでなく、それを処理したエキスも活用したいが、塩分がじゃまして、他の加工品や料理物に使えない場合があった。例えば、ハスカップジュ−スとか、リンゴにかける酸味の利いたソ−ス、ゼリ−等は予め塩分が入らない方がくどくなく、スッキリとした味が出来ることが多い。また、塩分忌避者や、腎臓障害のある者においては、使用が制限されるという短所があったのである。ここにおいて、別な解決策を探る必要にせまられた出願者は鋭意の研究により、ハスカップの実の皮に酸を付加すると貯蔵性が高まることをつきとめた。そこから酸液処理工程を見出したのである。従って、既存文献をみても分を控えたい人、腎臓疾患等を患う人に提供できる保存性を高めた酸液含有ハスカップ製品』を示す記述はない。又、料理に適用しうるハスカップの実を破裂しない(減少する)酸液処理工程と凍結処理技術による記載や、本願の酸液処理工程を経た酸液含有ハスカップの植物体(葉、茎、根)における活用もおこなわれていない。酸液処理工程を経た本発明者が独自に見出した、著しい痒み、水虫抑制効果(本発明の作用)も存在しないし、酸液処理工程を経た各種菌(ウイルス)抑制、酸液処理工程を経て保存されたハスカップ製品からのリノール酸、及び、リノレン酸にMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)やVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)を見出している。同時にそれらの機能(注射薬もふくむ)が、多面的に発現しうる本願に開示した酸液含有ハスカップ製品の記述はない。
以下、本文では、ハスカップの実(果実)とは別に、ハスカップの葉、茎、根を総じてハスカップの植物体といい、ハスカップの実とハスカップの植物体を合わせてハスカップと区別する。表現基準の原則にする。ハスカップのほかリノレン酸やリノール酸を含有する面で共通しているニンジン(葉)やエゴマ、ポリジ、ブラックカーリント、月見草、大麻などを含めるときはハスカップ類、又はハスカップ類植物体、あるいは本発明の植物体と表現し、ハスカップの実や種子、花を含めた表現とすることとして以下説明するがこれは原則であるから、詳細までの表現がいかない場合は流れでその付近の素材も含めている。(詳しくは後述する)。
又、本願の酸液でハスカップを漬け洗い、菌や虫等を追い出す工程を一次処理工程とし、酸液で酸づけ工程を経た物を本願では二次処理工程、それに凍結処理を施した物を、本願では三次処理工程といい、それに乾燥処理工程を加えたものを4次処理工程という。もちろん、請求項で書かれているように必須工程の二次処理工程以外は必要において行ない得るとしている。従って、各処理工程のすべてが連続処理ではない場合、例えば四次処理工程と記載しても一次処理工程を飛ばして二次処理工程にいき三次処理工程を経て四次処理工程にいく場合もあるし、一次、及び三次処理工程を飛ばして2次処理工程から四次処理工程に動くことも含まれるという意味をもつ。また、ハスカップの実も同様での表現と意味合いを持つ、本願の酸液でハスカップ類の実を漬け洗い、菌や虫等を追い出す工程を一次処理工程、酸液で酸づけ工程を経たハスカップの実や種子を本願では二次処理工程、それに凍結処理を施した物を、本願では三次処理工程といい、それに乾燥処理工程を加えたものを四次処理工程と表現する。一次、二次、三次、及び、四次処理工程を含んだ工程物の場合は、特定せず、本発明の処理工程、本発明のハスカップとか、本発明のハスカップという表現基準を原則にするものの、それ以外は文章の成り行きから文字どおりの意味を持たせ、文の成り行きで適宜表現する。『本発明の加工産物』とは、特別に特定しない場合、前述した本発明の一次、二次、三次及び四次処理全体を指した経過産物の表現であるが、処理工程は必ずしも連続的に処理工程を施したものではない場合も含まれる。処理工程のいずれか(二次処理工程は必須工程だから必ず行われる)に該当しているとした意味を持つことを含めて表現基準を原則にするとしたい。しかし、文章中に成り行きで文字どおりの意味をもたせ、適宜の表現をする場合もある。いずれにおいても本発明のハスカップは、所定の酸液処理工程を通過させた物であると規定して、以下に説明する。
高齢者が急増する社会において、高血圧や腎臓疾患をもつ人口が急増している。そうした状况下で塩分忌避者に適合する、ハスカップの実やハスカップ植物体(葉、茎、根)における良質な保存法が今までなかった。こうした背景と共に、前述したように、ハスカップの実や植物体の保存方法と合わせ、その保存方法を活用し、且つ、味覚が良く、美しい赤系色彩を活用したもの(実)又は植物体の活用も含めて、食品や化粧品など各種の要望に適用させうるハスカップ植物体やハスカップの実の活用技術の開発と、先の課題を具現化するハスカップ活用産物の出現が求められていた。また、人や動物、家畜などの免疫機能低下にともないウイルスや細菌等の疾病の増大での健康産物の待望がある。又、現状においては、糖尿患者やその予備軍、肥満児、痩身美容、アレルギ−性皮膚病、心臓疾患、腎臓障害、高血圧等の治癒を求める人などが多く、特に糖や塩分の接取が制限されているため、絶対量の削減をしなければならない状況下にある。そこで、美味しくして、糖の絶対量が僅かでも、減少させる方法の開発が望まれていた。先に言及した健康物とともに、食品界で渇望されている、糖を減少させる糖のかわりになる、ある味覚が要望されていた。ある味覚とは鋭意研究した結果、穏やかな味の良い酸味であり、保存性と共に、そのまま食卓にだされても嗜好力を保持し、又は、増進できる力や形態(実)を保持し得るのが本発明のハスカップだったのである。そこから本発明の酸液含有ハスカップ製品や加工品ができ、健康に配慮した処理工程と、そこからできる安全なハスカップ製品や加工品を開示するにいたったのである
ハスカップの味覚は酸味である。『酢の効果』について説明すると、最新の臨床試験では、1日大さじ1杯の酢をとり続けることで血圧が下がる効果があることも判明している。150mmHG台の高血圧が6週後には143mmHGとなり、8週後には141mmHGとなる。そのほか、骨粗しょう症の予防、コレステロールを下げる、糖尿病の予防、疲労回復が挙げられている。又、酸により調理品がおいしく考えられる理由としては、以下のようなことが想定されている。料理の中に酸味の刺激が加わることによって、脳が料理の味を判断する際に、酸味だけでなく塩味やうまみも増強される。酢が加わることで、脂っこい料理がさっぱりと感じられるようになる。これについては、水と油が混在している状況に酢を加えると、化学変化が起こり、油が小さくなる。油の粒が小さくなると舌の上でのべとつき感がなくなり、油ものがさっぱりとおいしく感じられるようになるのである。本発明の処理工程又は、工程処理加工品に対して、微弱エネルギーの付与は油の2重結合を1.5パー変化させることもできるようになったのである。更に肉や魚、野菜の中に含まれるタンパク質を酢によって、酸性状態にするとタンパク質の中で眠っていた酸性プロテアーゼという酵素が活性化し、タンパク質をうまみ成分であるアミノ酸にかえる。従って、肉や魚のうまみを増したり、やわらかくなったりする。この理由からハンバーグの中に本発明のハスカップの実やハスカップの植物体や産物を挟め、ある時間おくとやわらかくおいしくなるのである。本発明はハスカップの実を酸液処理することにより、凍結耐性(皮が破れないようにする)を持たすことも重要なポイントである。本発明の処理工程の考案で、本発明のハスカップにおいて食品としての使用幅を拡大すること、ハスカップを活用した化粧や布地においては、抗菌や痒み抑制効果(ハスカップや酸液由来)を持たせ得るハスカップ加工品等を提供し同時に、且つ、多面的に実現することを意図した各種産物を得る発明なのである。本発明者は、新規の分野を探り、各種研究した結果、産地の利便性や社会に普及するものとして、ハスカップの実やハスカップの植物体を利用する方法を見出し、それを使用した酸液含有の各種ハスカップ産物およびハスカップ加工品を発明した。本発明品を例示すると、前記の方法から生まれたハスカップの実の加酸物(加酸液洗い後、酢漬けした加工品)やそれらを、その後の凍結工程処理を経たものも含め本発明の処理工程物から出来た発明品を配合し活用できる加工品としては、次の通りである。以下に、詳しくのべるのが代表例である。しかし、これに限定されるものではない。これらの具体的な配合例や更なるハスカップの機能性などについては後述する。
おにぎり、笹団子、ベコ餅、餅、ぼた餅、餅、ジャガイモ大福、大福、最中、ポテトチップ、揚げ菓子、餡菓子(餡の中に本ハスカップの発明品が全体に配合、又は、菓子のある部分に投入されている構造の菓子および小豆餡、手亡餡、エンドウ餡、青大豆餡トラ豆餡など(材質や形状がいかようであろうとも餡そのものも含める)、パイご飯(ごはんをそのまま又は、バターや油などでいためたり、コショウの味付けなどして包んだご飯をパイ生地に包んで揚げた物など)野菜サラダ、ポテトサラダ、ライスペーパ巻きのサラダ(ライスペーパで葉菜、スッテック状に切断された人参、きうり、大根等が入ることよりなり、ライスペーパで巻いたもの)、米のコロッケ、カレーライス等のようなサラダ系、及び、米飯系加工品、
巻き寿司、もち米でできた巻き寿司、飯寿司、イカ飯、寿司ご飯、いなり寿司等の酢飯加工食品、
酒加工食品としては、酒、どぶろく(糯米、粳米、玄米、白米、きび、いなきび、デンプン、ハトムギ等が単体又は混合できるが、材料は問わない)焼酎、ビール(ノンアルコールビールも含む)、発泡酒、ウイスキー、シャンパン、ワイン等の酒加工食品があげられる。
乳加工食品としては、アイスクリーム(カボチャ入れ、小豆入れ、ホーレンソウ入れ、イカ墨入れ、ジャガイモ入、イチゴ入れなど幅広く含有する)アイスキャンデー(カボチャ入れ、小豆入れ、ホーレンソウ入れ、イカ墨入れ、ジャガイモ入、イチゴ入れなど幅広く含有する)、乳酸飲料、牛乳配合果汁飲料、チョコレート、パイ菓子、牛乳トーフ、チーズ等の乳加工食品(乳が含有しないシャーベットやラクトアイスも含ませる)があげられる。
魚肉加工食品としては、味付けジンギスカン、スライス豚肉、鹿、猪、イノブタなどの獣肉、鳥、鶏肉、河豚料理塩辛、刺身、イカの沖漬けの食品、チャンチャン焼き料理(魚と野菜などを鉄板なべで焼いてソースをかけて食べる料理)、等を含める魚肉加工食品があげられる。
中華料理の加工食品としては、酢ダコ、食酢、飯寿司、ナマス、もずく、銀なん草、漬物(酢付けでない漬物)マリネ、明太子、揚げたご飯、中華料理加工食品があげられる。
飲料や大豆加工品としては、アルコール飲料、乳酸飲料、炭酸飲料、ハーブ飲料、薔薇飲料等の飲料食品、トーフ、豆乳、納豆、味噌等の大豆加工食品があげられる。
調味料加工食品としては、ドレッシング、ケチャップ、ハスカップケチャップ、ハスカップドレシング、マヨネーズ(ツナマヨネーズなど配合される素材質にとらわれない全てのマヨネーズのこと)ソース類等の調味料加工食品があげられる。
小麦加工食品としては、菓子、ガム、食パン、カンパン、ポッキー菓子、ビスケット、カステラ、冷しラーメンラーメン、ソバ、冷麦、コロッケ、あげイモ、テンプラ、ウドン等の菓子、小麦加工食品があげられる。
デンプン加工食品としては、でんぷんのかたくりねり料理物、カマボコ(カニ入り、ホタテ入り、アスパラ入り、シヤケ入り、ホッキ入り等があるが、材質形状にとらわれず本願の範疇とする)ドン菓子、センベイ等のデンプン加工食品があげられる。
缶づめ加工食品としては、みつ豆フルーツ缶、フルーツ缶(パイン、ミカン、杏、スモモ、桃、びわ、ブドー、サランボ、梨、西瓜、リンゴ、ベリー類)等の缶詰、おかゆ缶、サンマの蒲焼缶、シャケ缶、ホッキ缶、大和煮缶、ツナ缶、鹿肉缶、馬肉缶、ポテトサラダ缶、アスパラガス缶、オデン缶、鶏肉(串も含む)牛肉缶、カレー缶、ご飯缶(白米、赤飯)、水羊羹缶、沢庵缶、パン缶(パンが入っている)、ジュース缶、お茶缶、ミネラルウオータ缶、ウインナー缶等(素材は選ばない)の缶づめ加工食品があげられる、
チーズ料理を含む加工食品及び料理物としては、グミ、ゼリー、ゼリー菓子、羊羹等の寒天加工食品、即席ウドンスープ、ラーメンスープ、ペースト状ラーメンスープ、やきそばソース、ジンギスカンのたれ、焼肉のたれ、ウースターソース、スパゲテイ用ソース、フレンチドレッシング、醤油、朝鮮漬液、マヨネーズ、餃子、コンビーフ、ハンバーグ、福神漬け、粉末スープ、味噌、缶詰濃縮野菜スープ、焼きそば、たこ焼き、ジャム、サラダ、結び昆布、ラード、バター、ハム及びソーセージ、おでん、チーズなどを含む加工食品及び料理物などがあげられる。
特に、加酸物の本発明の植物体や、その後の凍結処理を経た物で、抽出エキスや微細にした粉砕物(ペースト)など、ハスカップの実やそのエキスを併用したものでは、化粧品(シャンプー、リンス、化粧水、ローション、クリーム、ボデイローション)、洗剤(食器洗い洗剤、野菜果物洗い済)、衣類(下着、くつした、マフラー、ハンカチ、テイシヤツ)等に使用できる。こうした、本発明品の活用について以下に述べる物である。
これらの中の食品群は、適当な本発明処理工程物の量を用いれば、例えばハスカップの実であれば、美しい赤色の、又は、あわいピンクの食品や化粧品も具現化できるし、大福は大福の、例えば、白餡のなかに本発明品の実やそのエキスが入ると美しく、味覚を引き締め飽きのこない大福を具現する。又、ハスカップの実は処理工程に酸液の酸を含有させることで(酸液で洗いのち、本格的な酸液処理工程を経ることで)味覚上、ハスカップの味覚などの方法より、はるかに良く発色し、出来る限り低下させないハスカップ産物を完成させたのである。
『液酸浸漬効果』は、本願では前述したように随所に出てくる。例えば、本発明の構成物関係にも現れている。じつは、ハスカップの酸味だけではハスカップの果皮表面まで届かないため、保存性が悪く、実そのままの冷蔵では味覚の低下をもたらせる。加酸する処理工程は本発明ハスカップの味覚向上に、たくみに利用したものなのである。説明すると、ハスカップの酸味は、別途に加酸の一次処理の後、二次処理工程の酸づけ工程を経ることで、酢の強烈な酸味が酸の種類にもよるが減少したような、まろやかにすることができる。又、一工夫として、酢酸は(本工程で使用する場合もある)は、口に含むと、味が強烈に酢ぱいが、焼きリンゴを酸液に入れると、強列な酢ぱさがなくなり、まろやかになり、酸分が減少した味覚を感じる。リンゴ酸、玄米酢などの醸造酢が望ましい。ついでにハスカップの実から発酵させ醸造酢を作ることも味覚を濃厚にして最高である。ハスカップの植物体とこれらの酢の混合物も処理工程の産物としてできるから風味豊かな料理配合物ともなり抗菌性が付与された産物ともなる(後述する)。また、畑に栽培する肥料に加えて、無肥料でも、米ぬかを施用すると味の良いまろやかな酸味を保持したハスカップの実が収穫されることを発見した。米ぬかは10アール当り100kgから500Kgを春に栽培育成畑に土壌に混和する。又は、その内から追肥(例えば40パーセント)にして、ハスカップ育成地に入れる。すると、甘味や酸味のまろやかさの増大、ハスカップの実等の増大が起こり、ハスカップの植物も同様に品質も良いことが判明した。微弱エネルギーとして、増健ライト(北海道名寄市日進105の(株)サラダメロン製)で酸に照射し足り、産物に照射しても穏やかな酸味になる。結果として、おいしくなる。実際の現場の工場では、本発明の加工品が、よりよく完成する様に、味覚がよくて、保存性向上の初期目的を達成するように、適切に使い込んでいく必要がある。
本発明品(加酸処理、又は、その後凍結処理)の活用した衣類などや化粧水など、肌に触れる物にも、飲食物と同様に、SOD様効果とともに、二次処理工程の酢漬けする過程で、産物に供給される、酢分やハスカップリグニンやポリフェノール、ビタミンCなどによる相乗効果で、抗菌活性、皮膚の痒み改善、美肌効果がでるものである。特にアセテートがハスカップのポリフェノールやハスカップリグニンに結合すると抗菌性や抗ウイルス作用を高めると認められるし、ハスカップ植物体に、含まれるリノール酸やリノレン酸がバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)抑止作用をもつ。(標準寒天平板培養法による)次の方法で抗菌性を評価する試験を行った。試験方法:感受性ディスク用培地に各検体を適量添加して、寒天平板を作成する。この平板の上に菌株の試験菌液(10個/mlに調製)を25mlずつ接種し、37℃で48時間培養した後、各細菌の発育の有無を確認する。
本発明者らのこれらの実験では、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の最小発育阻止濃度(MIC)は、0.0145〜0.114パーセント、及び0.0067〜0.0145パーセントである(黄色ブドウ菌は0.0075パーセントである。)。リノレン酸ではバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対する最小発育阻止濃度(MIC)は、0.0313〜0.0525パーセント、及び、耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、0.0067〜0.0212パーセントである。耐性をもつ各病院で採取した菌株や保存株を数十種の結果である。特にバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)は、この耐性菌にかかると打つ手が無いと言われるから、重要な発見である。これを含むものを飲用したり、布地にしみ込ますと、その効果がみとめられるから、不必要な物質、例えば、灰分を除去する、又は減少すると注射薬も可能である。又、下着や、シーツ、靴下(水虫にもよい)などに糊や浸漬等の方法で含ますと良いのである。先の機能に加えて、SOD様活性の高い機能保持植物(ハスカップ、及び人参の葉等)に、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、花粉症などの治療効果が体験され認められるから、例えば本発明工程に、ニンジンの葉やエキスを加えてミックスし、アセテートを含む工程物を作り、産物作りに役立てることもできる。ニンジンの葉には、ハスカップと同じように、リノール酸やリノレン酸が含有している。そこで、本願材質以外でも、リノール酸やリノレン酸が含む物質を持ったものを本願やその工程に入れるとき均等物と認定する(詳しくは後述する)。SOD様活性は有る方が良いがバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)やメチシリン耐性黄色ブドウ状球菌(MRSA)抑制には必ずしも必要条件ではない。
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対する医療界の動きがある。米国の取り組みを代表して記載すると現場の恐ろしさが背筋に伝わる。これらの報告文からも抽出し記載する。緊張する世界の現状の詳細を、ページを取って掲載し、本発明の重要性を述べるものである。
1989年以降バンコマイシン耐性腸球菌による感染(感染症・定着)が米国の病院で急増していることが報告されている。この増加はいくつかの重要な問題を提起している。なかでも(1)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の多くはアミノグリコシド系、ペニシリン系といった従来より、本菌による感染症に使用されていた薬剤に耐性であるためバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染に対する有効な抗生剤療法がない。(2)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)のもつバンコマイシン耐性遺伝子が他のグラム陽性菌に伝達されうる可能性があることである。過去のVCMの投与歴、多剤の抗生剤投与歴、重篤な基礎疾患や免疫抑制状態、腹部の外科手術後に関連して、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染(感染症・定着)の危険性は増加してゆく。腸球菌は正常人の消化管や女性陰部に認められる菌であり、ほとんどの腸球菌感染症は個々の患者のもつ菌による内因性感染症とされていた。しかしながら、近年の報告によるとバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)を含めた腸球菌感染症の流行は、職員の手や汚染された医療器具または環境の表面を介した直接的または間接的接触より、微生物の伝播が患者から入院患者へ起こることが示されている。この報告ではバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)に対策を絞り、バンコマイシン耐性拡大を制御・防止するためにHICPACの推奨する方法について記述する。
バンコマイシン耐性拡大を制御・防止するためには、全ての関連する病院内の部門の調整と協調への努力が必要であり、以下に示す各要因が処理された場合のみ、この目的は達成されるとしている。1)臨床家の注意深いバンコマイシン使用、2)バンコマイシン耐性についての病院スタッフの教育、3)病院細菌検査室の腸球菌及び他のグラム陽性菌のバンコマイシン耐性の迅速同定、迅速報告、4)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の人から人への交叉感染を防止する感染防御対策を即座に実行することが述べられている。
又、1989年から1993年までの間にバンコマイシン耐性腸球菌による院内感染症の発生率は0.3%から7.9%へと急増していることがCDCのNational Nosocomial Infections Surveillance(NNIS)systemにより報告されている。この増加はICU以外の入院患者でのバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染症発生率の増加傾向によるが、それにも増してICU入院患者のVRE感染症発生率が34倍に増加していることを強く危機的に反映している。NNIS登録病院でのバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の発生率は病院の大きさ(200床以上の病院)と大学関連病院とに関連していた。他の病院でもVRE感染(感染症・定着)の流行例や散発例が報告されている。多くの検査室で使用されている自動化された方法ではVCM耐性、特に中等度耐性(VanB!の表現形で示される)を日常的に同定することはできないので、米国の病院におけるVREの発生率は実際にはもっと多いと思われる。腸球菌におけるバンコマイシン耐性はペニシリンやアミノグリコシド剤にたいする高度耐性の頻度の増加と一致しており、まさにこれらの菌種によって引き起こされた感染症を持つ患者を治療する医師への挑戦であるとされる。治療選択は限られており、確固たる効果の証明されていない抗菌剤や実験的な薬剤を組み合わせている。
バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)の疫学については明確にされていないが、ある種の患者集団においてバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)感染(感染症・定着)の起こる危険性が高い。極めて重症な状態の患者、重篤な基礎疾患または免疫抑制状態の患者(ICU、腫瘍科、臓器移植科の病棟に入院している患者)である。また腹部や心臓胸部の手術を受けた患者、尿道または中心静脈カテーテル挿入患者、長期入院患者または多数の抗生剤やバンコマイシンの投与を受けた患者などもその中にはいる。腸球菌は消化管や女性陰部の常在菌の一部であり、これらの菌による感染症は患者本人の持つ常在菌に起因する。しかし、近年の研究によればVREや他の腸球菌は患者間の交叉感染により直接的に、または職員の手指や汚染した環境表面や医療器具等一過性に保持された後間接的に伝播することが示されている。
黄色ブドウ球菌や白色ブドウ球菌の臨床分離株でのバンコマイシン耐性の出現の可能性も公衆衛生上重要である。多くはプラスミド由来で、バンコマイシン高度耐性を付与するvanA遺伝子は、腸球菌から黄色ブドウ球菌を含む種々のグラム陽性菌に伝達される。黄色ブドウ球菌や白色ブドウ球菌の臨床分離株でのバンコマイシン耐性は未だ報告されていないが、S.haemolyticusでのバンコマイシン耐性菌はすでに分離されている。バンコマイシン耐性腸球菌の増加に呼応して、1993年11月と1994年2月にCDCの「HICPACの抗生剤耐性菌の予防と制御」に関する小委員会が開かれ、代表たちが集まった。また、多くの米国の病院は他の抗生剤耐性菌(MRSA、βラクタム・アミノグリコシド剤耐性グラム陰性桿菌)についての問題も同時に抱えており、これらについては違った疫学的な側面をもっていたり、違った感染制御をする必要があるかもしれないことも同時に認めている。
Recommendations(推奨される方策)について
個々の病院はVREの感染症・定着を検索、防止、制御するための包括的な、施設にあった、戦略的計画をたてねばならないとされている。特に、何でもすぐにバンコマイシンを投与するのではなく、注意深いバンコマイシンの使用が必要であるとされる。
VCMの使用はVRE感染(感染症と定着)の危険因子として報告されてきており、またバンコマイシン耐性黄色ブドー球菌や白色ブドー球菌の出現の可能性を増すことにもなるかもしれない。それゆえ、全ての病院及びその他の介護サービスを行うところでは、たとえVREが一度も検出されていなくても、
a)医療スタッフ(各病棟をトレーニングのためローテートしてくる医学生も)にたいする教育を行うための包括的な抗生剤使用計画を作成し、
b)外科的予防投与を監督し、
c)施設にあったバンコマイシンの適正使用についてのガイドラインを作成する必要がある。
ガイドラインの作成にあたり、病院の質的向上計画の一部であること、病院薬剤部や治療委員会、病院疫学者、感染制御医、感染症専門医、外科医等をスタッフとして参加させるようにすることなどに注意する。#バンコマイシンの使用が適切または許容される場合は以下の内容を基準とする。
1)βラクタム抗生剤に耐性のグラム陽性菌による重症感染症の治療に対する使用、但し、VCMはβラクタム感受性ブドウ球菌にたいしてβラクタム抗生剤ほど即効的に殺菌しない。
2)βラクタム抗生剤に重篤なアレルギーを有する患者のグラム陽性菌感染症の治療における使用
3)抗生剤による腸炎で、メトロニダゾールによる治療に反応しないか、または重篤で生命に危険のあるような場合の使用
4)心内膜炎の危険性の高い患者に行われる手術などの術後の心内膜炎の予防的投与(アメリカ心臓病学会のすすめる予防的投与)
5)MRSA、MRSEによる感染症の頻発施設で人工材料や器具を植え込むような大きな外科的手技を行う際の予防的投与。この場合、手術時間が6時間以上かからないなら手術直前にVCMを一回だけ投与するだけでよい。越えるようならもう一度繰り返す、但し、多くても2回のみで予防的投与は中止する。
バンコマイシンを使用すべきでない場合については以下の基準を掲げている。
1)生命に危険を及ぼすようなβ−ラクタム抗生剤にアレルギーを持つ患者以外の一般的な外科手術の予防的投与
2)病院でのグラム陽性菌感染やMRSA感染症の流行が明らかでない好中球減少のある発熱患者への経験的抗生剤投与としてのバンコマイシン投与
3)一度きりの血液培養でCNS″(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出され、これに対してのバンコマイシン投与(同時期に行われた別の血液培養#で陰性ならば、採取時の血液培養容器への菌の混入が考えられる)。これは皮膚の常在菌(白色ブドウ球菌)が培養検体内に混入したためであり、これは不適切なバンコマイシンの投与の原因となるため、検体への雑菌混入を最小限にするよう血液培養を実施する採血者や担当職員を教育しなければならない。
4)各種培養でβラクタム抗生剤耐性のグラム陽性菌が検出されていない患者で感染症があると推定して、長期間経験的投与をする
5)中心または末梢静脈へのカテーテル挿入時の感染予防(感染症・定着)のための全身的または局所的投与
6)消化管の選択的殺菌
7)MRSA定着を除菌するため
8)抗生剤性腸炎の初期治療に
9)低出生体重児(1500g以下)の日常的予防投与
10)持続腹膜透析や血液透析患者の日常的予防投与
11)腎不全患者でのβ−ラクタム剤感受性のグラム陽性菌による感染症の治療に使用
12)バンコマイシン溶解液による局所への使用や洗浄
Recommendationの実施効果を挙げるためには次のように書かれている。
1)いくつかの方策が有用であるが、医師の薬剤処方に影響するような最良の方法を決定するための研究が今後さらに必要である
2)病院の質的保証や改善の過程を通して、または薬剤治療委員会と医療スタッフの薬剤使用調査の一部としてバンコマイシンの使用に関する重要なパラメーターを監視することVREの検出と封じ込めのためには病院職員への強力なアプローチと高い実施基準が必要であり、特別な認知と教育活動が必要である。
VREの検出・報告・制御における細菌検査室の役割については以下のような提言でシビアである。細菌検査室は病院におけるVREの伝播防止のための第一線に位置する。VRE感染(感染症・定着)を発見し、問題発見が遅れた場合に必要となる複雑で、費用のかかる封じ込めのための努力を避けるために、腸球菌を迅速・正確に同定し、バンコマイシン耐性を検出しうる能力が検査室に要求される。腸球菌の同定では、最初の分離培地上のコロニーの形態、グラム染色、PYR(pyrrolido arylamidase)テスとから腸球菌であることを推定する。種レベルまでの腸球菌の同定は感受性の耐性パターン(例:E.faeciumはE.faecalisよりペニシリン耐性が強い)を予測する上で役に立つし、腸球菌分離株の疫学的関連性を決定する上でも役立つが、薬剤感受性が行われていればそのよう同定までの操作は通常必要ではない。しかし、特別な事情、または検査室の予算が許されるならば、生化学的性状検査は腸球菌を鑑別するのに使用可能である。最も手に入りやすい同定キットではE.faecalisと他の腸球菌との鑑別はうまくできるが、E.faeciumをE.gallinarumやE.casseliflavusと区別するためには追加試験が必要である。すなわちE.galinarum(運動性+、色素−)、E.casseliflavus(運動性+、色素+)、E.faecium(運動性−、色素−)。
抗生剤感受性テストについて述べられている。血液、無菌の体内の部分(尿は除く)またはそれ以外の部位で臨床的に必要なら、分離された腸球菌にたいするペニシリン(またはアンピシリン)やアミノグリコシドへの高度耐性とバンコマイシンの耐性は決定すること。検査室では創部夜尿からの分離菌についても予算が許すなら同様の耐性検査をルーチンでする方がよい。#ディスク法を使用している検査室は必ず24時間培養の後透過光を使って阻止円の直径を読むこと#MICは寒天希釈法、寒天濃度希釈法、液体希釈法、用手法による微量液体希釈法により決定される。これらの検査システムにおいても24時間培養を行うこと。#全自動機器による腸球菌のバンコマイシン耐性は現時点では信頼できない。
臨床検体からVREが検出されたときについては、推奨された方法(感受性試験の項参照)により繰り返し感受性テストを行い、(特に分離されたVREがその病院では希な場合)バンコマイシン耐性を確認しなさい。または分離された腸球菌のコロニーからMacFarland0.5にした菌液の1μlをVCM6μg/ml含有のBHI培地上に塗布後、35℃で24時間培養し、バンコマイシン耐性により菌の生育があるかを判定する。
感受性の確認を行っている間に、適切な予防的処置が素早く開始されるよう患者の介護者、患者を介護している職員、感染対策職員にとりあえず『VREの検出されたことについて即座に通知しなさい。』とされていて緊迫した細菌感染との戦いが読み取れるし、世界の現実であり、日本の現実でもある。(開示されている文より主要部分を転載)このようなとき、本願で開示した成分やハスカップの加工産物は、日常に使用することが出来る物であるから、副作用に問題なく、新時代の抗菌対策に強い意義を持つものである。
(ハスカップリグニンの抽出とハスカップリグニンスルホン酸の作製)
必須工程である二次処理工程後のハスカップの木部である茎や根、又は、葉から、ハスカップリグニンを下記のように抽出した。ハスカップ木材のチップを120℃、2〜5時間、1.2気圧にて、重亜硫酸カルシウム塩(又はマグネシウム塩)溶液中で煮沸した。この亜硫酸パルプ溶出液をpH8〜10に調整し、120℃、2〜5時間、1.2気圧で反応させた。沈殿物を回収そのままで使用しても良いし、減圧下で乾燥させて請求項1及び2の工程物の工程に入れることができる。リグニンスルホン酸塩を得る。この沈殿物や減圧乾燥の粉末は、フーリエ変換赤外分光法による測定の結果から、リグニンの構造を有していることが確認された。この物質に本願の酸を加え、本願の工程(アセテート等を加えること)で(適宜の加熱、加圧をする)ハスカップリグニンスルホン酸ナトリウム塩アセテ−トの生成が期待でき、更なる強い、抗菌や抗ウイルス活性が出来る。
一方、免疫のバランスが崩れて起きる、リユーマチなどの自己免疫疾患やアトピー性皮膚炎、花粉症などのアレルギー疾患の最新の知見が発表された。述べると、人の免疫反応には2種類の免疫細胞に制御され、バランスを取っている。一方の免疫細胞の表面に大量に現れるタンパク質が発見された。このタンパク質を作らないようにしたマウスは、この免疫細胞ができず、アトピー性皮膚炎が発症したことが米科学誌に発表されている。このタンパクの状況を観察すれば、患者の免疫の状態がわかるという。
アレルギー問題は人類の課題であるが、今だ、諸説多く不思議な問題を含んでいる。例えば、ストマー患者には、食品アレルギーが見かけなく、又、アレルギー患者には、ガンが見られない傾向がある。発明者が人参の葉の消臭臨床実験で、国立病院ストマー研究会の一員として、全国的な排便臭の服用実験に携わった時の体験から、患者や担当の先生方(医師)へ質問して、発見したことである。なぞがおおい。発明者は、これらの知見から推論するには、アレルギー問題は、体内臓器のなにかの疾患というより、個々の免疫細胞の故障ということに行き着いたといえる。この個々の故障を癒し直すことが、最重要課題と推論することから、微弱エネルギーの本願の酸液工程に入れることも可としたのである。
それについては、出願人の微弱エネルギーを加えてみた実験がある。10TCDのエイズウイルス(HIV−1)を使用して、最小阻止活性を測定すると、微弱エネルギーを与えた区は、最小発育阻止物(リグニン様物質)を、2倍希釈系列の試験系において実験すると、例えば、微弱エネルギー照射区は、あるウエルにおける投入物質の量が約半分でも100パーセント抑止効果を示したウエルがでたのである。これは、微弱エネルギーで、細胞が活性化し、外的からの変化に対応する能力が発揮したり、又、投入された物質の細粒化が促進された為と推論される。又、同様に、本願の第一次処理工程や第二次処理工程でも使用可能としている電気分解水の超酸性水も無処理の水よりエイズウイルス抑制効果を高め、あるウエルにおける投入物質の量が約半分でも100パーセント抑止効果を示したのである。すなわち抗エイズウイルスの作用は、微弱エネルギー投与により、物質量が少なくても効果をあげることが出来るのである。
又、SOD様の研究を深める為、各種の水で調査すると、蒸留水よりはミネラルのある水は、標的の活性酸素を狙うSOD様の効果を高め、更に、それに、微弱エネルギーを与えた区は、SOD様活性効果を最高値は、約30パーセント高めた基礎実験がある。微弱エネルギー付加の細胞や水は、細胞を活性化し、又は薬効を高める効果が期待できのである。微弱エネルギー付与とは、市販の『風のドクター』や『魔法のうちわ』『増健ライト』で簡便に実施できる。これらは、発売は(株)サラダメロン、北海道名寄市日進105番地である。
又、天然性の抗菌、抗ウイルス剤及び防腐剤として、薬効や生理活性をさらに求めるには、本発明のハスカップ植物体を各種溶媒で抽出して、リグニンスルホン酸化して、Naや酢酸と遭遇結合させれば良い。抗ウイルス効果が高まると期待される。簡便なやり方は下記の方法である。(これに限定されない)
(ハスカップからのリグニンの抽出)
酸液含有ハスカップ産物であるハスカップの木部や根から、リグニンを下記のように抽出した。ハスカップ木材のチップを120℃、2〜5時間、1.2気圧にて、重亜硫酸カルシウム塩(又はマグネシウム塩)溶液中で煮沸した。この亜硫酸パルプ溶出液をpH8〜10に調整し、120℃、2〜5時間、1.2気圧で反応させた。沈殿物を回収そのままで使用しても良いし、減圧下で乾燥させて請求項1及び2の工程物の工程に入れることができる。リグニンスルホン酸塩を得る。この沈殿物や減圧乾燥の粉末は、フーリエ変換赤外分光法による測定の結果から、リグニンの構造を有していることが確認された。この物質に本願の酢酸イオンを含む塩を加え、本願の工程(酸づけやアセテートを加えること)で(適宜の加熱、加圧をすることもできる)リグニンスルホン酸ナトリウム塩アセテートの生成を図ると、更なる強い、抗菌(虫歯菌も含む)や抗ウイルス活性が出来うる。この場合の雰囲気は、加温状態が望ましいがこれに制限されない。望む物質が作られれば良い。強い抗菌とは例えば、抗ヘリコバクターであったり、虫歯菌や歯周病であったり、口腔疾患である。強い抗ウイルスとは、エイズウイルスやそれに伴う口腔に発生する抗水虫や抗インフルエンザウイルスなどが、少量の本発明の物質で効く(又は、抑制する)とういことである。
これらの理由から(酸の持つ細菌に対する細胞膜への浸透性も含めて)天然性の抗菌、抗ウイルス剤及び防腐剤の少なくても三面の顔を持つ機能材となる。リグニンスルホン酸ナトリウム塩アセテートは、酢酸のにおいがする。人の細胞毒性試験では毒性が見られず、鶏の投与実験(餌に混入して、2.8年間)では、リグニンスルホン酸と共に、安全性が高いことを確認しているから、服用や食品、注射薬にいれて機能性の働きのする安全な材である。同様にして、後述するがリノール酸、及びリノレン酸は、安全な抗菌組成物、防腐剤組成物となるのである
こうした酸、すなわち、酢酸イオンの効果も保持し、ハスカップの成分とあわせた有用性の高い産物づくりを目指すものである。又、MRSAやVRE成分含有の産物として、本発明工程に載せて、保存性を持たせて製品を作り、使用することが出来るリノール酸、及びリノレン酸含有の製品に関するものである。
発明が解決しようとする課題
本発明はハスカップ類において、腎臓や高血圧で塩分を避ける塩分忌避者に対して使用できるようにすること、又、ハスカップの実、又は、ハスカップ類植物体の、保存方法と使い易さを開発することにある。同時にそれが、味覚や健康の向上に寄与し、『保存性と極力味覚を減少させない』機能を有し、作業性をよくするための技術も開発することにある。更には、この工程からできた発明品を使用してできた産物一般(以下に述べる)としては、ハスカップ類のもつ機能性としての抗酸化作用や、ハスカップポリフェノールも取り込み、健康的で、味覚も美味しく、見た目も美しい(ハスカップの持つ色素を活用して)視力保持や向上、又は、肌にも優しい、商品を作ることを課題とするものである。
発明を解決するための手段
先に述べたように、ハスカップの実は収穫後、そのままでは、すぐ発酵がはじまるし、そのまま凍結すると前述したように、果肉の水分の膨張で果肉が破裂して、果皮が破けてしまうのであるから、使い勝手が悪いのである。ジャム状では違和感がある為、味覚上の改良と保存性を同時に達成する課題があった。そこで、本発明者らは、長期に渡る種々の研究の結果、以下にのべる(a)(b)及び(c)からなる技術工程物(後に、工程物を活用することで各種の産物を産む)を開発した。
(a)ハスカップの実、又は、ハスカップ類の植物体を収穫した後、生の状態で、薄い酸液(PH4.5前後)ですぐ漬け込み、虫や細菌を除去(一次処理工程という)する。(b)その後酢酸イオンを含む酸で加酸をし、一定時間の酸液浸漬処理の工程(二次処理工程という、本願では必須工程である)を経ることで、処理工程が進む(酸液浸漬中に、味付けとして各種調味料やだしを入れてもよい)。保存性と味覚(と薬効)をかね、必要に応じて(c)凍結処理(三次処理工程という)する手段を加える。これで長期保存性が付与され、果肉の破裂を防止し、使用上のべたつきをなくし、作業性を向上させ、幅広い食味適応や生理活性を同時に寄与する工程が生まれる。(d)さらにハスカップ産物の重量を軽くし、又は、形状を長期に渡り常温で保管することや粉末化などの目的を達成するために乾燥処理工程(四次処理工程という)を行える。乾燥処理は代表的なものとして、過熱乾燥と真空凍結乾燥があげられる。これに限定しない。このような工程を通すことで原材料の良質な保存が容易に、おこなわれたのである。後記する様々なハスカップ加工製品を実現させる基礎となったのである。合わせて、保存性を高める温度帯についてのべる。温度帯の特殊な事例として、0℃から−2℃までも保存温度帯とすると、凍結せずに保存が高まり良好であるが(保存性はあるが凍結より保存性は短い)、凍結されない温度帯であるから、ここでは、(b)の均等物として発明に組み入れる。
詳細な説明
公的機関ではハスカップの実100g中の成分を下記の内容で示している。
・カロリー40cal・鉄分0.8mg
・蛋白0.9kcal・ビタミンA30mg
・脂肪2.5g・ビタミンB10.06mg
・炭水化物9.5g・ビタミンB20.07mg
・カルシウム30g・ビタミンC50mg
また、ハスカップには、ビタミンCより強い抗酸化能も判明している。その主体成分はシアニジンという成分で、ハスカップのアントシアニンはほとんどがこの成分である。アントシアニンは、光の刺激を脳に伝える働きをするロドプシンという色素体を活性酸素から守り、再合成を助ける働きがある。同量のシアニジンを摂取しようとすると、ブルーベリーよりも3.3倍もつよいのである。又、ハスカップの中性脂質の主要な成分はトリグリセリドで、遊離ステロール、遊離脂肪酸である。トリグリセリドの構成脂肪酸はリノール酸とオレイン酸を含む。こうしたハスカップの実やその植物体の活用を中心に、一般の食卓にのせることを目指し、発明者たちは鋭意、研究開発した。その結果、ハスカツプの実や植物体に、酢酸イオンを、含ませるため、菌処理する為、加酸し、いわゆる漬物(酸蔵)とする製造工程を開発した。以下の通りである。
取立てのハスカップの実(又は、ハスカップの植物体は微粉末、又は、抽出エキスを作る。)は、ごみを取り、軽く酸液で洗浄し、更によく溶解した酸液につける。酸は、好ましくは、りんご酢を用いる。天然性の酸が望ましいが、化学酸使用の場合では、市販のリンゴ液を適量くわえるか焼きリンゴで一定期間酸液につけておくと風味がよくなる。酸液に風味や味づけとして、化学調味料や昆布、かつお、削りかつ、各種うまみ成分、キムチ、唐辛子、甘味料などを適宜いれることも妨げない。甘味は氷砂糖が望ましく次いでトレハロースがよい。
ここでは基本形として、酸を加えることが必須であり、酸濃度がたいせつである。酢ぱい味覚が強過ぎてもいけない。ハスカップの生の実や植物体1Kgに対して、pH7.0以上では早く腐敗しやすい。PH3.0からPH4.4では酸味強いが、大根おろしやとろろなどと混ぜる時によい。一般的には酸分が強いと感じる濃度であるため、例えば、関東以南はやや酸味が強くても良いが北のほうではすっぱいと感じる。特に、酸性側の2.8pH以下では食品には酸分が強くてむかない。従って、一般的には、酸分をあまり強くせずに、ハスカップの生の実や植物体1Kgに対して、pH4.5の酸液1Kgを用いることを基準にすると良いと認められる。もちろん目安であるからこれに限定されない、つまり、二次処理工程に用いる酸液はpH6.9からpH3.0がよく、望ましくは.pH4.0からpH4.5であることが良いと認められたのである。飲料を造るときは、乳製品などタンパクが多量に含有していなければ、最終pHは4.3以下に抑えるのが枯草菌類(例えば、バチルスズブチルス)等の雑菌の繁殖を抑制するので、好ましい。瓶詰め後の殺菌は、好適には、75℃、20分で低温殺菌するとよい。逆に、タンパクが多量に入っている場合はpH5.7でないと、凝固する。又、カバノアナタケ抽出物はpH3.0以下になると沈殿する性質があるから、pHは3.0以上に保つのが望ましい。糖質は、氷砂糖、マルトース、グルコース、オリゴ糖、蜂蜜、トレファロースなどを目的に応じて使うことができるが、腸内細菌類の増殖のためには、オリゴ糖が好ましい。また、特殊なシュガーレスタイプ(低カロリーで甘い)としてアスパルペーム、ステピア等も使用できるが、味覚的にはグルコース等と併用して用いるとよい場合が多い。ハスカップを炭酸飲料にするには、できるだけ水を多く、果汁等は少なくして、4℃以下の冷却原液中に炭酸ガスを注入する。高温度、及び、水以外の物質が多いほど、炭酸ガスは一般的には泡になって、外気に出てしまい、目的を達成しない。そこで、ハスカップ果汁を3%以下程度とし、pH及び糖分を調節し、炭酸飲料とするのがよい。加熱は120℃以下に抑えることが好ましい。種々研究した結果、製造の簡便な方法としては、ハスカップの実や植物体の適宜の材形に(根は切断して)、適量の酸を混入して、冷蔵庫か冷涼な場所で30日くらい漬け込むと、ハスカップの実や植物体に酸がなじむ。この日数はこれにとらわれないで、適時加減することを妨げない。この加工物は、酸蔵された味覚をもつ。例えば、本発明の酸蔵処理やその後の凍結工程を経たハスカップの実では、実の表皮を保ち、あたかも梅干の味覚のような状態になり、風味がでる。かむと美しいアントシアニン系の色が出るから食欲や購買欲をそそられる。
このハスカップの実のいわゆる酢酸イオンを含む漬物化した加工品を、おにぎりの中心にはさみ込むと、白米のご飯と程よい酸味が調和した甘みがかもし出された、おにぎりとなる。1日ぐらい経つほど、おにぎりの中心内容物の周辺に赤色に滲ますから美しい。人を感激させる。おにぎりの表面にはゆかり(赤しその粉末プラス塩)も適量付着させると良い。一層の味覚を引き出す効果がある。従来の、海苔を本発明産物のおにぎりの表面に巻くことも除外しない。本発明のハスカップの実(本願の工程を経た物)は、1粒0.3g前後である(以下本文では、1粒は0.3gとする)。30人の食べ比べにて、食味試験すると、全員が、おにぎり1個(115g)あたり、本発明の工程物であるハスカップの実を4粒入れたおにぎりが、他の1粒や2粒、4粒、5粒、6粒7粒8粒9粒10粒区のおにぎりより圧倒的に好評であった。5粒以上から10粒などは酸味がやや強く、米飯の量との兼ね合いから美味しくなかった。3粒以下だと米飯全体にたいして、ハスカップの個性(味覚)が埋没してしまい、味覚にインパクトがかけるし、米全体量にたいして、アントニアン色素が少なすぎると美しさが減少するから、美しさがあり、味もよいところで配合を決めると良いことが認められた。又、酢酸イオン(りんご酢)は、食品に於ける、『味らい』に、働きかけ、も健康的においしく食べるおにぎりを発明した。、減塩を求めたり、塩を禁止されている人に有用である。
本発明のハスカップの実を適量入れることで、ここに抗酸化力のある視力保持や補強を期待できる、更に小果樹栽培からなるから、環境にやさしいハスカップおにぎりが誕生したのである。出願人の塩け工程をいれた先の特願の発明品より、30パーセント多くおにぎりに入れることが出来るから効果的といえる。このように進化した本発明品は、最終産物がどのような分野になろうとも、食品では、一定の機能的改善が期待できるし、食品外でも抗菌など機能改善効果がある。これは、本発明のハスカップの実を、おにぎりの中心にはさめると、なにもはさめないおにぎりに比べて2日から3日ほどながもちするなど抗菌力もあり、紅色の色素がご飯をそめるから美しい。一次処理二次処理を経たハスカップの実は先の塩漬け工程より1日から2日保存性が高まった。また同様に、巻き寿司の中央やあげ寿司の中に適量入れたところ、1口大の巻き寿司(寿司飯あたり約36g)あたりでは、2〜3粒、いなり寿司(寿司飯あたり(30g)では2〜3粒でおいしく、見た目も鮮やかな紅色がでて美しく、全発明より増量できたのである。もちろん、先の1粒含む時でもおいしいから味覚の幅を広げたといえる。先ほどの食味試験でも30人中25人までが美味しく良い味と判断した。新食感のハスカップの味を極力減少させない酸味中心の美しくおいしい、ハスカップ寿司ができたのである。使う時は本発明のハスカップの実の二次品を、あるいは、三次処理工程物を熱いおにぎりに冷凍物のまま挟み込んでもよいし、常温において、自然解凍してから使用しても良いのである。(巻き寿司の米を糯米にしても粘り風味がでて美味しい。そして、ハスカップの実と相まって美味しい。)ここに、幅広い使い方ができたのである。本発明工程を通過したハスカップの実は、凍結しても破裂が少ないうえ、凍結したエキスを再利用する上でも例えば飲料に転用するときにも使い勝手が良く、塩分を控える血圧が高い人のつまみにもなったから、圧倒的に従来の方法では不可能であったことが実現する運びとなったのである。
本発明のハスカップの実の使用量では、前述の食品に対して、多くても少なくても程よい味覚にはならなかった。寿司飯300gあたり1粒ではすくなく、20粒以上では味覚の調和にかけた。2から26粒(0.6〜7.8g)がよく10から15粒(3.0〜4.5g)が、適量とみとめられた。そして、ここでも、先ほどの抗酸化力が発揮される特徴ある寿司とみとめられる。加酸の本発明のハスカップ加工品はその性格上、冷蔵で保存し早めに食べることが必要であるが、塩分の控えたい人のつまみやおやつとして食べることが出来、食味試験した結果は充分に従来発明品(塩蔵処理)より好評ゾーンが広がる。ベストは、20人の評価をもとにすると取り立てのハスカップの実1Kgに対して、加酸液でPH4.5のものを1Kgいれたものの二次処理工程からできたハスカップの酸蔵の実が、30人全員が一番味覚からもよいとする結果がでた。保存も酸蔵後の本発明品(三次品)は冷凍にたえるのである。本発明のハスカップの実を、おにぎりやお寿司に入れても、よいのである。例えばハスカップの入れたおにぎり等を冷凍した場合、そのまま冷凍庫から取り出し、レンジで加熱しても、食味が失われないで、食べれることが、種々の研究の結果から判明した。叉、米飯加工品に入れるには、本発明品のハスカップの実を加工してから、そのまま使用すると、使い勝手が良いことが判明した。こうして、食品として実用に耐え更には塩蔵品の工程をくぐる従来の発明物より数段まさることが、実験の結果確認されたのである。
叉、食べる時の美しさは従来品よりも美しく、塩蔵処理工程の場合よりも美しさは勝るのである。それはハスカップの実の酸液含有によるため発色するからである。したがって本発明のハスカップ入りおにぎりは、おにぎりの中心に、ハスカップの本発明品が適量入っているから、他の食品、例えば、しやけ入りおにぎり、こんぶ入りおにぎり、辛子明太子いりおにぎり、ツナマヨネーズ入りおにぎり、梅干おにぎり等と比べると、ハスカップの色素が溶けると周辺の米飯に滲み出すから、前開示の塩漬け工程では果皮などにやや黒味おびることが発生することがあるが本願の酸液含有ハスカップ産物のハスカップの実は、より圧倒して美しく、叉、抗酸化能値もよいとみとめられる。(植物体併用使用も同様である)また、巻き寿司も従来の沢庵入りまき寿司、焼き卵いりまき寿司、紅しょうがいり巻き寿司等にも比べて、ハスカップの実が溶けると色素が溶け出し、米飯物が朱色に染まるからこれも塩漬け工程の前発明物より圧倒して美しく、その上、体に良い抗酸化力が保持されているのである。寿司ごはんでも同様である。つまり、必要時に加塩したり、加塩なしとしたりできるようになったから、著しく商品性を高める発明となったのである。
試みに、ハスカップの実をそのまま加工せずに生で使用すると、味が米飯加工品になじまないことと、ハスカップの水分が多く、米飯に過度のハスカップ水分などがにじみ出るため、味覚や商品化の為の作業性が悪くなることが認められた。まき寿司などに使用すると著しく米飯の形状構造が崩れ、また、美味しくない。また、ハスカップの実の保存作業にしても、従来は、収穫後にすぐ冷凍することがやられていたが、そうした方法では、ハスカップの実を解凍してから、酸ずけ加工しようとしてもハスカップの実の皮が破裂し、ハスカップの有効成分を含む果肉やジュースが流亡してしまう。その結果、おにぎりなどは、優れた味覚がえられないし、その後における作業性の悪化や商品の品質の劣化がおきたのである。このような理由から、既存に考えられている冷凍物からの実の漬物化は失敗したのであった。
前述の理由で、ハスカップの生の実を米飯に挟めることは、おにぎりなどの米飯加工食品には、作業性や味覚上から悪く、生のハスカップの実を、酸を加えて、酸づけして(漬物化して)から後に、冷凍にすると、皮も破損少なく、ハスカップのジュースも流出せず保存され、冷凍の実のまま米飯加工品等に投入できるから、作業性からも味覚上からも成功したのである。もちろん保存には冷凍が絶対条件ではない。0〜−2℃付近の貯蔵温度帯も効果的に貯蔵で使用できるから、この方法も本発明では、二次処理の工程であるとはばを持たせる。しかしながら、冷凍処理は、保存性が(保存期間が)格段に高まり、味覚も本発明工程では、天然に限りなく近い味覚であるため、食品に幅広く活用できる。また、酸や加える機能成分やハスカップにある、機能成分とあいまって、肌に触れるため、衣類や化粧品、洗剤にも有用性が高まり独特な産物となるのである。
本発明工程に使用する酸はリンゴ酸が望ましい。リンゴ酸について説明すると、リンゴ酸(リンゴさん、malic acid)はヒドロキシ酸に分類される有機化合物の一種である。この和名はリンゴから見つかったことに由来する。示性式はHOOC−CH(OH)−CH−COOH、分子量は134.09。IUPAC置換命各法では2−ヒドロキシブタン二酸(2−hydroxybutanedioic acid)と表される。2位に光学中心を持ち、リンゴに多く含まれる異性体は(S)−(−)−L体である。0.1%水溶液のpHは2.82である。爽快感のある酸味を持つため、飲料や食品の酸味料として用いられ、また、pH調整剤、乳化剤など、食品工業においてさまざまな用途に利用されている。キレート性を持つ酸であることから、金属表面の洗浄などにも用いられる。食品、工業に使われるリンゴ酸は、多くの場合ラセミ体が用いられる。中間体としてクエン酸回路の一部を構成しており、リンゴ酸デヒドロゲナーゼによって酸化され、オキサロ酢酸となる。
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(S)−(−)−L−リンゴ酸
本願ではリンゴ酸に限定するものではない。
酢は、食品に酸味を付与または増強し、味を調え、清涼感を増すために用いられる液体調味料のひとつ。1979年6月8日に「食酢の日本農林規格法」が公示・施行され、JASでの呼称は食酢(しょくす)となった。酢酸を3−5%程度含み、その他に乳酸コハク酸リンゴ酸などの有機酸類やアミノ酸エステル類、アルコール類などを含む。製造法により、醸造酢(じょうぞうす)、合成酢(ごうせいす)に分類される。酢の効能を掲げると酢は苦汁と同様に豆腐の凝固に使う事で食生活上の長い歴史がある。血管の収縮性を高め、血圧を下げる作用があるので、高血圧の予防に良い。
動脈硬化予防やコレステロール値をさげる。歯周病に有効で、つけて歯茎をマッサージすることで、抗菌作用が働き、歯茎が硬くなる。水虫の治療に良い。骨を丈夫にし、骨粗鬆を予防する。酢に多く含まれる酢酸の作用によって筋肉中の乳酸の分解が促進され、凝りをほぐす作用が期待できる。
美容効果では疲労回復して、皮膚の細胞を活性化する。目のしぶしぶを防止し、瞳の機能を強くするから目元の美容(目尻にしわがよるのを防止)によい。髪にスプレーすると、アルカリ中和のリンス効果も期待できる。
又、殺菌作用が働き、口内炎、水虫の治療ができる。酸の角が取れて、ピリピリする酸の鋭さもpHの適正化とリンゴ酢使用や増健ライト等における微弱エネルギ−を、本発明の処理工程や産物の照射で酸の角の取れた味覚に出来るし、栽培上の工夫で味覚をまろやかにおいしくすることも出来る。それらも活用し、本発明の処理工程に用いることでりっぱな『酸液含有ハスカップ産物』及び、それらを使用した加工品ができたのである。
本発明品ハスカップの使用した代表例として、ハスカップを中心に代表例としてあげる。ハスカップは、おにぎりや寿司にも混入することができる。冷菓にも使用できる。例えば冷菓の代表として掲げる物では、ラクトアイスクリームやアイスクリーム、アイスキャンデー等がある。ラクトアイスクリームは無脂固形分8.0パーセント卵黄脂肪分0.5パーセントであり、これに限らないが、主に、糖類(砂糖、水あめ、ブドウ糟、果糖、液糖)植物性脂肪(パーム油、ヤシ油)、乳製品、卵黄、食塩、香料、安定剤(セルロース)アナトー色素、が配合される場合が多い。それらの液を定法通り充填機で、空気を巻き込み冷却凍結さながら、アイスクリーム用の容器に充填されるのである。この液200mlあたりの中に本発明のハスカップの実9から25粒(2.7〜7.5g)の混入(又は同量の酸蔵実のエキスでもよい)が好ましい。しかし量はこれにとらわれない。叉、本発明の植物体から抽出したエキスでも良い。この場合は必ずしもハスカップの実は酸蔵が望ましいが、酸蔵はしない実も他の調味液との味覚の調和から使用してよい。本発明のハスカップの実の量は、9から25粒(2.7〜7.5g)が望ましいが、配合調味液や地域の酸味の強さの嗜好具合から考える必要がある。
暖地は酸味が強くてもよく、好まれ、寒地は酸味の強さは好まれない傾向にある。又、抱餡機を利用してアイスクリーム類の固形物に本発明品の実を入れることもあり、その場合は、アイスクリームの中心に機械的に本発明品の実を包み込めることが出来る。又、本発明の植物体から抽出したエキス等を併用することが出来る。
イチゴ大福がある。これは、ラクトアイスに分類される。イチゴ果汁・果肉15パーセント、無脂固形分70パーセント乳脂肪分2.0パーセント、植物性脂肪分4.0パーセントであり、以下に限定されないが、主に、餅菓子(卵も含む)イチゴジャム、乳製品、砂糖、植物性脂肪、水あめ、異性化液糖、乳化剤、安定剤(増粘多糖類)香料、酸味料、乳酸カルシュウム、着色(野菜色素、紅麹)50ml×2個の場合は、これに対しては、本発明のハスカップの実やそのエキスを使用すると、赤い着色料は必要なく、ハスカップの実の本発明品をこの配合液50mlに対して、冷凍固化する予定の中心部に2から5粒(0.6〜1.5g)をいれると美しく味も良い。この場合は本発明品をジャム化しても、本発明の実や植物体のエキス等を適量配合し注入してもよい。塩蔵処理のハスカップの実を用いた場合より朱色が強く発色するから本発明のハスカップの実を少なくすることができる。
アイスクリームについて述べる。これは、無脂固形分8.0パーセント乳脂肪分8.0パーセントのイチゴ果汁でのべる。原材料名、乳製品、準チョコレート、いちご果汁、水あめ、砂糖、乳化剤、安定剤(増粘多糖体)香料、酸味料、野菜色素(原材料の一部に大豆を含む)10ml×6粒のアイスクリームでは、このアイスクリーム溶液10mlあたりにイチゴ果汁を削除して、又は、削除しなくてもよいが、本発明のハスカップの実を、0.5粒から1粒(0.15〜0.3g)を入れると良い事が認められる。叉、本発明の色素が入るので併用するか、野菜色素を除去することもできる。製造ラインによっては、機械化によって必ずしも本発明のハスカップの実の原型をとどめなくても、内容物が製造食品に保持されていれば良いことも考えられる。その場合は本発明のハスカップの実をミキサーなどで砕き(溶解又は凍結状態で)使用しても良く、又、本発明のハスカップ植物体と併用してもよい。本発明加工品を配合することで、『発色効果』でアイスクリームミックスの色素の割合を減じることが出来る。
こうした、本発明のハスカップの実の応用(食品化)は、こうした調味液ばかりの味を追及するばかりでなく、地域性も考慮して、酸味の好む土地柄にも応じて、バランスの取れた関係から決定することでよいのである。
本発明のハスカップの実を使用するお菓子についてのべる。ゼリーについて述べると、例えば、一般に桃ゼリーでは、糖類(砂糖・異性化液糟・水飴、ブドウ糖)桃果汁、デキストリン、ゲル化剤(増粘多糖類)酸味料、セルロース、香料、乳化剤が使用されているが、これに本発明のハスカップの実を4から9粒(1.2〜2.7g)いれたら色合いと風味がでて、おいしくなったし、色合いもよくなった。ゼリーは、以上のような例でも開示したように、一般的な定法にのっとりゼリー化するとき、出来上がり製品130gにたして本発明のハスカップの実を4粒から9粒(1.2〜2.7g)が適量であり、美しい赤い色素が塩蔵処理のハスカップの実より発現した。味覚もよい。この場合は、必ずしも本発明品のハスカップの果粒だけでなく、本発明のハスカップの実のエキスや破砕粒も入れることができるし、本発明のハスカップの植物体の適宜のエキスを微細にしたペーストなどの材形で、あわせて使用することも良いことが認められる。塩分がはいらないハスカップの実は味付けが柔軟にできるから特にゼリーや飲料には使い易く良く進化した発明である。以下に主な品目をピップアップして述べる。
ヨーグルトについてのべる。ヨーグルトにたいして200gあたり本発明のハスカップの実を、25粒(7.5g)程度を入れると美しいピンク色にヨーグルトが染まり味覚も酸味が利きおいしい。上等である。この場合は、必ずしも本発明の果粒だけでなく、本発明のハスカップの実やそのエキスや破砕粒も入れることができるし、本発明の植物体を適宜の形態(抽出エキス、微細にしたペースト等)で混ぜ合わすことができる。
ケーキについてのべる。直径20Cm程度のデコレーションケーキでは表面に本発明のハスカップの実を30粒(9g)程度載せると美しいし、酸味が心地よく後口に調和する。表面のクリームに本発明のハスカップの実やそのエキスを混ぜると美しく、身体に良いケーキが出来上がる。好みにより本発明品の使用量は適宜加減すると良い。ショートケーキは本発明のハスカップの実を、6粒(1.8g)ぐらいを飾りとかねて使用し、必要に応じて本発明の植物体のエキスを適宜の形態(抽出エキス、ペースト)で、スポンジ(菓子)などに混入すると美しく、酸味の上品な健康的なハスカップケーキができる。
本申請文(明細書)の全ての使用量は原則であり、例示に限定されない。又、例えば小麦加工品として例示した種類も、その範疇ばかりでなく、小麦を使用した加工品に及ぶと広く解釈するから、うどん、冷麦、スパゲテイ、麩にも請求権が適用されるという範疇に属させる。又、これから述べる酢漬けイカについては、イカの上部に載せると書いていても、イカの腹の中に他材と配合することも、いわゆる均等物の観点とみなし、本願請求内に入ると解釈する。本発明品のハスカップの実は従来発明の塩蔵処理工程品よりも赤く鮮やかであり、塩を使用する場合に適宜追加できるから製品や料理を作る際便利である。
酢漬けのイカについてのべる。パック詰めの酢漬けのイカ100gに本発明品の実を5粒(1.5g)ぐらい上部から目える様に載せるときれいであり、見た目もうつくしいし、製造工程の調味液に本発明のハスカップの実を入れ、実からかもしだされる赤色をイカにしみこませて、色彩効果で商品価値を高める効果がある。ピクルスや漬物、薄切り大根にハスカップの実を数粒のせ巻き浅漬けにしても本発明のハスカップの実や本発明の植物体エキス等を応用できる。本発明の実は、例えば(これにとらわれないが)ピクルス製品にはピクルス200g(溶液+固形物)あたり、本発明のハスカップの実では、7から15粒(2.1〜4.5g)程度、浅漬けにはその漬ける材料+漬け込み補助材料の重量あたり、2から7パーセント入れるとよい。沢庵には、適宜干して、又は、そのまま(これに限定されない)大根重と同じ本発明のハスッカップの実(又はエキス)を入れ、漬け込むと美しい赤紫系の色合いを持つ沢庵漬けか出来る。浅漬けも沢庵付けにも併用して本発明の植物体を加えることも出来る。加酸工程を経た本発明のハスカップ粒は、酢酸イオンを含む酸との活用で、ともすると油ぽい肉などの食事が多い日常において、酒のつまみにすると、さわやか感と風味をかもし出した。又、油の多い、スパゲテイ料理や中華料理の食後の口直しにも適しているから、各種の油分の多い中華料理などの付けあわせや配合にも良いことが認められた。(これに限定されない)尚、本発明の植物体も機能性健康エキスとしても抽出し、単独で、又は、他の物質と配合して、あるいは実とあわせて使用できる。又、そのエキスをカレー料理、シャーベット、化粧水等に本発明のハスカップの実と併用して、他の薬用成分と併用して、又は、単独でも使うことも出来る。
ハスカップ入り食酢、又は、ハスカップ醸造酢についてのべる。ハスカップ入り食酢には本発明のハスカップの実を例えばリンゴ酢にいれると、美しい朱色の酢ができる。酢の重量に対して、1から15パーセントがよいが、適量は求める酢の濃縮倍率でも変わるが、色彩と味覚を大切にする程度でよい。好ましくは、酢の重量に対して1から7パーセントが適量と認められるが、これに限定するものではない。活用の一番は寿司やナマスに応用できる。又、ハスカップ入れのホワイトアスパラやキユウリなどのピクルスに活用できる。ハスカップ醸造酢は本発明のハスカップの実のジュースに酵母を加えて発酵させ、さらに酢酸菌を加えて発酵させたものである。場合によりアルコールも使用し出来上がる。又、ハスカップの実のエキスを利用し、その果粒は飾りにもなるのである。薔薇の酢にも本発明の工程から出た実や本発明の植物体の抽出エキスを加えると好ましい味覚になり、色彩効果やポリフエノール効果が補強される。
納豆についてのべる。通常の納豆20gに対して、本発明の実を6粒(1.8g)いれて添付のかつおだしなどの混入用たれと混ぜてたべると、酸味がほのかに隠し味にならい美味しいし、健康によいハスカップ入れの納豆ができる。納豆の製造過程で納豆ができて、パックに入れたとき、(納豆の熟成前頃に)納豆の表面に本発明のハスカップの実を載せ商品化すると、ハスカップがお客に視認されるし、味つきだから、添付の納豆用のスープと混合して食するとおいしく、酒のつまみとしても納豆が使われるマーケットを新たに築くものと認められる。ハスカップ納豆である。商品価値が上がる。同じく大豆から出来る豆乳に入れると、トーフが色彩色豊かな健康的なピンクのハスカップトーフが生まれる。トロロに対する活用も同じく美しくなる。
ハスカップ混入味噌についてのべる。一般的な甘味噌は、(これにとらわれないが、)大豆、米、食塩、酵母エキス、酒類、が配合される。熟成し充填するときに、本発明品を味噌重量に対して、1〜3.5パーセント程度混入するとよい。この時の味噌の塩分濃度とあわせた本発明のハスカップ実や植物体エキス、又は、微粉末やペーストを混入することができる。味噌に対する配合量は好みや使用目的により加減するとよい。本発明の植物体やハスカップ入りのケチャップも出来る。
ハスカップ下着についてのべる。近年、アトピーなどや老人性皮膚病などで痒みが多発している。皮膚の弱化がみられる。健康下着類が渇望される理由である。これらは、SOD様成分が不足した時やにがり成分やある程度の塩分で抗菌作用などの働きから改善することができる。本発明のハスカップの実や本発明の植物体のエキスで、染色すると、本発明のハスカップのポリフエノールやリノール酸やリノレン酸などが働き、これらに痒み止め効果や殺菌効果がある。健康的な衣類ができるのである。必要に応じて、草木染の手法を取り入れると良いものができるが洗う時には手洗いでなるべく、発明品の成分が流亡しないように注意することが肝要である。
化粧品のいわゆるミルクローションについてのべる。化粧品には、化粧水、ローション、クリーム、ボデイローション等が代表される。化粧水は薄いピンクであるとうれしい。クリームもそうである。本発明のハスカップのエキスを製品重量に対し1.5〜3.5パーセント混入して乳化させると良い。含有量はこれにとらわれない。ナトリウムイオンとともにハスカップポリフエノールなどやリノール酸やリノレン酸等の緒成分とあいまつて働くから、抗にきび、抗ウイルス、抗MRSA、抗VACなどの効果が認められる。
ローションで代表して1例をあげると、いわゆるミルクローションには、水、エタノール、グリセリン、メトキシケイヒ酸オクチル、BG,DPG,コハク酸ジオクチル、ジメチコン、シクロメチコン、PEG−450、t−ブチルメトキシジベンゾイルメタン、海塩、ラベンダー油、ヒアルロン酸ナトリウム、カルボマーAMP,(アクリル酸・アクリル酸アルキル)コポリマーAMP、ベヘニルアルコール、エデト酸塩、ジブチルヒドロキシトルエン、オレンジ油、フエノオキシエタノール等がはいっている。
これに本発明品のハスカップの実のエキスや本発明の植物体のエキスをいれる。これに限定しないが全体重量の1〜24パ−セントがよい。うすいピンク系の色調が出るところを配合のめどとすることも出来る。本発明工程のなかで加える事が出来る地球太古の水(巨大エネルキ−岩石層から採取した水(逆浸透幕を通して容器づめにされる。北海道名寄市日進105番地、(株)サラダメロン発売)や本発明の植物体のSOD様作用、ポリフエノールやリノール酸やリノレン酸などの抗菌性や、同時に出現する活性酸素除去効果を高めた化粧品となる。化粧品とするには、粧原基のPHや全体水分をコントロールするため、乳化と調和させ、保存性に気をつけて製造することで、ハスカップ入りの肌の健康を目指した化粧品が完成する。本発明品の化粧品に対する配合割合を高めると、化粧品特有に使用されている防腐剤を減少することができる。
洗剤についてのべる。食器洗いや果物洗いの洗剤が多いこのごろである。天然物性のものが消費者から好感を呼んでいる。本発明のハスカップを既存で売られている果物や野菜洗剤(粉末、液体)に混入することで、抗菌効果、弱酸性にすることにより手あれを防ぎ、且つ、色調の美しい天然性の洗剤ができる。色は、洗うと残存しないし、又、この色素は、本発明のハスカップの実や本発明のハスカップ植物体由来なので安全である。例えば300メッシュ以下に細粒化した植物体やエキスも利用できる。又、本発明のハスカップの工程物のエキスだけで、適宜に水や湯で希釈して、食器洗いに使用してもよい。ハスカップ洗剤が新たに出たということで、二酸化炭素吸収効果もあり、イメージ一新する効果がある。
本発明品の痒み止め効果をのべる。水虫もちの男性58歳男性である。足の指間に水虫菌が感染して、皮膚が痒い、かくと皮膚が剥げ落ちる。本品発明工程産物(湯で100倍希釈、)と、本発明の産物であるクリームを塗布すると20日間で収まった。痒みが取れ、水虫菌抑制も、双方とも効果がある。
59歳女性、背中がかゆく、病院にいっても治らない、本品を食べ、クリームを塗ると治癒した。
60歳女性、腕などが痒い、本産物の衣類である下着をつけると痒みが減少した。又、本発明のハスカップを継続的に食べることにより高かった高血圧が正常値になった。また、ミニ豚(ポットベリ−種)、生後14年、尾の付け根がかゆい。皮膚病である。本発明品で出来た食品を食べさせ、本品のクリームを塗ると10日で痒みがなくなった。同様にした市販の薬用クリ−ムや塩蔵処理工程のハスカップ産物使用のクリ−ムでは痒みが抑えれなかったのである。
このほか痒みではないが、本品発明飼料を餌として(食材と混入した)食べさすと、ネコ、ブタやイヌも元気に経過した。ニワトリはとさかの色もよい。本発明品は、皮膚のかゆみ止めとする場合は、内からはハスカップ産物を食べることと外用することも併用する治療方針を立てることも必要である。
以上述べたように、本発明の基本形は、種々の研究の結果、ハスカップの実、又は、ハスカップ類の植物体を収穫後、衛生的にごみを取り除くなど処置して、直ちに酸液で洗浄して(一次処理工程)その後、酸液処理工程(二次処理工程、必須工程)に載せ保存、又は、この後、一定時間の酸液処理後凍結(三次処理工程)して凍結状態で保存し、その後、使用できるとする発明である。場合によりこの後二次処理工程又は、三次処理工程後に乾燥工程(四次処理工程)にはいることもあり、これで本発明処理工程の全貌である。三次処理工程後の乾燥は引き続き凍結後のことであるから凍結真空乾燥か望ましい(限定はしない)。一次処理工程や二次処理工程後であるならば加熱乾燥も視野に入れたい。しかし、本発明のハスカップの実は凍結真空乾燥が品質が保持されるから取り入れたい。このように、加工方法の今まで考え付かなかったハスカップの酸液処理をしてから凍結処理をするという、この逆転の発想が、本製造方法と前述した応用製品の実現化に道を開いたのである。本技術の開発により、秘境といわれる寒冷地帯に植生し、薬理活性もある天与の産物のハスカップ類の加工保存方法と幅広い食品化の道が実現したのである。捨てられていた植物体も活用される道を開いたのである。ハスカップ食品ばかりでなくその植物体の活用もふくめて、健康志向のこれからの時代を見つめたとき、本発明のハスカップ産物は健康生活の渇望と共に、二酸化炭素の削減につながり、独特の風合いと環境にやさしい産物として有用であり、本願の処理工程は減菌と同時に保存効果を持たせなによりも塩分忌避者や抗生物剤などの耐性菌対策の関係者に福音をもたらせた発明である。
本発明の役割は、ハスカップの実の皮を良好に保持することで、輸送体制(輸送中に実が崩れない、腐敗しない)や使用時の分割、材料への混入が、ハスカップの良好な特徴を落とすことなく、高品質で行われるところにもあるが、必要時は、破砕したり、本発明のハスカップの実のエキスを実由来のアントシアニン色調をみて、配合したりして使用することも出来る。このように、発明工程から生み出された材料の材形をも柔軟に使用しえることで、本願の課題であった料理適正をもち、使用範囲が広くなった。生理効果も、痒み抑制効果や弱酸性に調整することによる殺菌によるニキビ改善効果も付与される。こうして、使い勝手が良い発明となった。ハスカップの実(果実)ばかりでなく、本願のハスカップは全体をこよなく生かし、多種多様な産物を生み出したし、特に傾斜地の荒れた農地に小果樹農業を作り、有用な産業を樹立する発明であると言える。
前文でも実施方法を開示したが、以下補充すると酢酸イオンを含む塩を加酸した、いわゆる酸液で漬物化(二次処理工程)後のハスカップの工程処理物(実又は、種子も含む植物体)は、短期に使い切る時は、そのまま冷蔵庫で保管し、長期の保管を目指した場合は凍結処理工程の方が良いから、その後、凍結工程(三次処理)にはいる。原則的な手順を示すと、先に示した一次処理工程の加酸液で洗浄したあと、本格的な酸液でハスカップを浸漬処理工程の(本発明では二次処理という)経過物(ハスカップの実又は、ハスカップの植物体)を容器(平皿)に載せて凍結温度に遭遇させる。(本発明では三次処理という)容器は、深さ3Cm程度のステンの容器よい。冷凍処理庫に棚があり、それに酸液処理後のハスカップの実を容器に詰めて棚にのせると、冷気が庫内を均一にまわる。容器には熱伝導の良いステンが適しているがこれにとらわれない。冷凍温度は−25℃から−70℃がよく、望ましくは40℃以上の凍結がよい。通常、1晩で凍結は完了している。瞬間凍結機を使用しても良い。その後、ハスカップの実の三次品である凍結果粒や植物体の凍結素材は、適宜、毎日の作業に使用するぐらいの大きさや量に分けてポリ袋などに小分けし収納しておくと便利である。こうすると必要な時、冷凍庫より必要最少量を取り出すことができる。前記のおにぎりやお寿司はこの加工された冷凍ハスカップを(場合により室温でもどし、)使用するのである。前述した本発明の三次処理工程のハスカップの実は、夏の冷やしラーメンには、そのまま凍結した状態で冷しラーメンにのせてもよい。ハンバーガやそのパンに冷凍のまま挟み込み、肉やひき肉、魚やスライストマトなどと一緒に焼き上げることも出来る。同様に食パンの中に冷凍、解凍物問わず挟みこみ、または練りこみ焼き上げることも出来る。お菓子の小麦由来の生地に包まれる白餡のなかにいれると、味にメリハリをつけるから、風味をひきしめる。又、彩を白餡の中に出すから商品価値が向上する。同様にもち生地や大福もちの餡の中に入れると風味を引き締め良好にする。ジャガイモコロッケの中や中心に入れても美しい赤でそまり、油濃さが味覚上とれよい。本発明品の実、又は、植物体を併用することで、白餡中に入れると、色彩効果がでて美しくなるし、ハスカップの植物体の抽出物の配合は、健康機能効果を付与する産物となる。以上のような、通常の大きさの大福などの餡に入れるには、二次品、三次品ともハスカップの実は1〜2粒(0.3〜0.6g)でよいと認められる。又、その量のエキスでも使用できる。好みによりハスカップの実は加減できる。同様に本発明の一次処理工程物は生であるから冷蔵庫で保管し早めに使い切ると良い。目安として数日から10日以内である。二次処理工程物は酸液で本格的に浸漬している(酸液の浸漬は7日から10日を最短時間とし適時増加しても良い、酸液浸漬保存ともなる)から、酸液中で1年程度でも大丈夫である。pHが弱酸性であれば6カ月保存を目安にする。途中から酸液や調味材料も追加又は、必要に応じて交換することもできるから、その時の浸漬エキスも活用できるし、酸液の追加により保存月日を延長することも出来るから至便であった。酸液に浸漬したハスカップは生より凍結しにくい性質が出る。例えば温度はマイナス1度c又は2度cである。この温度帯で本発明のハスカップを保存することができる。乾燥工程処理を除き、酸液保存でない場合は、いずれの場合も保存中に乾燥させないように袋、容器などに入れ注意する。高度な保存を考えるときは本発明の工程経過物に水又は、薄い酸液等をかけて氷の皮膜を故意につけるとよい。この辺の時所位のテクニックは本発明の各々の処理工程として含まれる。乾燥処理工程について述べる。
原則的な手順を示すと、先に示した一次処理工程の加酸液で洗浄したあと、本格的な酸液でハスカップを浸漬処理工程の(本発明では二次処理という)経過物(ハスカップの実又は、ハスカップの植物体)を容器(平皿)に載せて凍結温度に遭遇させる。(本発明では三次処理という)容器は、深さ3Cm程度のステンの容器よい。冷凍処理庫に棚があり、それに酸液処理後のハスカップの実を容器に詰めて棚にのせると、冷気が庫内を均一にまわる。容器には熱伝導の良いステンが適しているがこれにとらわれない。FD処理についてのべる。手動式としては例えば、共和真空RLE09TFOがあり、105cm×60cm深さ5cmの素材を入れるバットが17段×4列入る。これは自動式でないので人間がついていて温度管理は原則24時間中、目を光らせ適宜行わなければならない。FD処理量の比較的量が少ない時用いると良く、コストがかからない。自動式では例えば、サンペックFDF1000Kを用いる。105cm×60cm深さ5cmのバットが16段×10列入る。真空度は良く量産に向いている。双方とも機械任せにしてはいけないことはもちろんのこと、本発明達成のために従来の技術に重ねて、特に改良した点を次に示す。一次処理工程で処理された素材は酸液工程で酸液で処理されているが、素材を薄く広げ、急速凍結され無ければならない。窒素ガスをトンネル内で吹きかける方法もあるが、労力をいとわなければ−30℃から−40℃の冷凍庫でバットに平均に薄く並べ、急速凍結する。凍結後これらをポリエチレン製の袋に入れ、ダンボールなど容器にいれ−30℃の冷凍室で保管して、FD処理工場へと運ばれる。輸送された前記素材は−32℃で、24時間FD工場で急速凍結にかける。緩みかけている凍結を確実な物にするためである。次にFD処理に移行する。FD処理(真空凍結乾燥)はハスカップの収穫物糖度や処理工程の液の含有物にもよるが26時間かけるとよい。糖分が少ないと2時間ぐらいFD処理時間が短くなる。乾燥した風味豊かなハスカップの実ができあがる。ハスカップの植物体もおなじである。FD処理は、双方とも使い方は定法にしたがつて使用するが、研究した結果、品質を高める必須操作として、前記行為に重ねて、FD処理室のからびき(素材を入れない)を1時間する。この時チヤンバー内のトラップは、−30℃に維持する。素材の品温を45から50℃に、棚温は75℃に、設定し稼動させる。棚温は75℃以下では本願と関係ないが例えばバナナなど素材の中芯付近がべたつきうまくいかない。この時チャンバー内のトラツプは−20℃以下とする。この乾燥工程中は、素材に水分が付着すると素材が縮小する現象が現れるので、細心の注意をする事で、従来のFD技術の不安定さを取り除き本願目的を達成する上で重要不可欠な技術である。冷凍温度は−25℃から−70℃がよく、望ましくは40℃以上の凍結がよい。通常、1晩で凍結は完了している。瞬間凍結機を使用しても良い。本法に限定されないがこうして四次処理工程の乾燥を遂行するのである。
本発明のハスカップの実の三次品(冷凍物使用で)で、便利な例としては、小麦粉などの練りこみの時、ハスカップの実が固化しているから、均一な分散をはかれる。果粒を食パンにむらなく散らばすのに便利である。例えば、練り上がる小麦粉に対して、その重量にたいして1.5パーセントでよい。また、酒のつまみにもなる。つまみとして宴会料理として出す時はハスカップの実の三次処理工程品(冷凍粒)を出すことが出来る。タバコ飲みの口の味覚を浄化する働きもある。また、アイスクリームは、練りこむ時に、アイスクリームミックス溶液が半凍結した頃を見計らって、本発明のハスカップの実の三次品を投入できる。アイスクリームミックス溶液の重量に対して、添加量は1.5パーセントでよいと認められるが、好みで加減したり、半発明の植物体エキスなどの発明品を併用させてもよい。総量て2.5パーセント程度でよいと認められるがこれにとらわれない。本発明のハスカップの実の三次品をいれると、ピンクの濃い色合いと酸味の利いた健康的な引き締まった味覚のアイスクリームに仕上がる。
前述の酒のつまみにも関係するが、夏の暑いときに居酒屋で冷焼酎に1粒(0.3g)の本発明のハスカップの実を入れると美しく疲れの緩和されるから、話題になる使用の仕方である。又、どぶろく作りや酒づくりの発酵の後期に、とぶろく重量に対して、本発明品の二次、三次品のいづれかのハスカップ実、又は、ハスカップ類の葉や植物体の粉砕(ペースト)を、どぶろくや酒の重量の0.1から7パーセントの範囲でいれるとよい。二次品は、工場のある現場主では凍結状態で輸送し、仕込む時は、溶かして用いると良い。本発明工程から出たハスカップの実のエキスでも良い。規定の分量と合致させる。紅色彩を持ったきれいなハスカップどぶろくができ、味に濃厚さがでて身体により良い酒や、どぶろくとなって酒の愛飲家を駆り立てる。味覚上で、酸味を抑制したい時は、本発明品であるハスカップの実、又は本発明の植物体のエキスで調整する。
タレつきジンギスカンにも本品を適量いれてから、タレごと凍結すると良い。タレ付ジンギスカンは、内容を示すと、一般的には、羊肉、醤油、焼酎、リンゴペースト、糖類(砂糖、ザラメ)、玉ねぎ、大根、果汁(オレンジ、ぶどう、レモン)、みりん、人参、生姜、ニンニク、植物油、調味料(アミノ酸等)などで構成されているが、本発明のハスカップの実や本発明の植物体の抽出エキスやそのペーストを、総重量あたり0.5〜1.0パーセントのハスカップを肉とタレを袋詰めにするときに混入させる。投入の時期はこれに限定されない。
本発明の植物体の抽出エキスやペースト及び本発明のハスカップの実を、家畜の餌にあたえて、良質な肉や卵として君臨させてもよい。その場合は、毎日の餌の重量あたり0.5〜3.5パーセント程度が良いとみとめられる。これに限定されないし、飲用水に混ぜて飲用させることもできる。乳牛にあたえて乳質を高めることもできる。
本発明のハスカップの実を袋入りスライス豚肉にふりかけて、その後、豚肉とともに凍結し商品化をしても良い。肉に本発明のハスカップの実が付着しているから、本発明商品の買い手は、肉を焼く時にどんな味わいかの話題をそそる。肉を焼いたときに、本発明のハスカップの実からの液汁が対比効果で、ブタの脂っこさを口中から取り去るすっきり効果がある。豚肉に限らず、鹿肉などや脂身がつよい魚介類料理にも適用される。においも減じる効果がある。本発明品は酸味であるから、天然の味覚に近く違和感がなくおいしく、SOD様活性を保持しながら、また、本発明の植物体のエキス(エキスには当然、本発明の植物体由来の油も含む)や、微粉末にした、ペーストの適量併用でも良く、繊維も食べるハスカッツプ食品となる。微粉末つくりには三次処理工程後四次処理工程として凍結真空乾燥にかけ粉砕するか、二次処理後加熱乾燥機にかけて乾燥し、粉砕する工程がはいる。粉砕はこのほか四次処理工程の凍結の状態で行う方法でもよい。
ハスカップ自体に毒性がなく、本発明のハスカップの各工程物をネズミや体重60Kgのポットベリー種(ミニブタ)に餌にまぜて食べさせたところ、体重の減少は見られず、体重kgあたり2000mg以上でも異常は認めないので、人体に安全といえる。
リノール酸やリノレン酸はもともと必須脂肪酸であり安全は確かめられている。
一般にパン生地や前記食品や一般食品の全般に対して、重量比で、食品全体重量の0.1から4パーセント内で入れることが出来ると認められる。パンのなだらかな味わいに、本発明品のインパクトのある味がでて、あきが来ない、風味が有る食パンになる。特に、本発明の添加された産物(三次品)は、口中の油をきり、濃厚なあぶらみからくる飽きのきずらい、パンやドーナツとなる。ラーメンや麺も小麦粉と水のかくはん時に本発明品を投入するとよい。本発明の植物体の抽出エキスの活用時は、本発明のハスカップの実のエキスを加えることも、適宜行うことが出来る。これらのエキス加用の場合は、加える水の量が規定より増加してはいけないので、決められた総量水の一部として算入させる。本発明のハスカップの実、又は、ハスカップ植物体はそのまま、または微粉末、又は、エキス(圧搾法や蒸留法も含む)、又は、食用可能な溶媒であるアルコールなどで抽出したエキスで使用することが出来るし、本発明の処理工程に更なる風味、更なる一般生菌の抑制率を向上させたい場合はアルコールを全体(酸液+ハスカップ)重量2.7Kg中成分で5.4gすなわち市販のウイスキー(アルコール43%)を126g併用すると良い。味覚をみて、これ以上入れてもかまわないしこれ以下でもかまわない。限定はしない。又、リンゴ酸が望ましいが場合によりクエン酸を酸液+ハスカップの重量2.7Kg当たり7〜5gに置き換えてもよい。好みであるが、全体溶液をpH3.7程度を目安とできるし、リンゴ酸等と併用もできるし、それらに前述のアルコールを加えることで各処理工程に使用する酸液の中身を広げることもできる。本発明の処理工程や調味液含有により異なるが、例えば三次処理工程物では一般性菌数は常法の検査では280/g以下までに低下させることができる。先に出願人の出したハスカップの塩蔵処理工程では300/gまでに低下させることができ、本発明工程をくぐらない場合は原料の栽培地の環境や水洗いの処理水などにもよるが10×10の4乗/g内外はあるから著しい菌抑制効果が実現したのである。すなわちそれは悲願であった保存期間の延長と品質の劣化防止が開発されたことになる。
例1ピンクのハスカップソース
配合例1
本願の各処理工程(一次処理工程、二時処理工程、三次処理工程)を通過したハスカップの実250g又はハスカップの実の二次処理工程で自然発生したエキス250gリンゴ酢1000ml氷砂糖1Kgをガラス等の容器にいれる。室温で数日おくと氷砂糖が溶けたとき出来上がる。これをソースとして使用する。色が変わらない程度のハスカップ産物を併用し配合しても良い。このときのハスカップの実は捨てず、適時料理の付け合せにする。酢はこれに限定されない玄米酢でもかまわない、砂糖はこれに限定されない、オリゴ糖でもトレハロース等でもよい。本発明のハスカップソースの変わった料理の応用では、スクランブルエックにかけるとピンクで油味や卵くささが取れて美しくおいしい。又、魚卵と細切こんにゃくの炒め物の料理に本ソースをかけるとピンクで味が引き締まる。皮むきリンゴにかけると味が違和感なく引き締まりぼけたリンゴにも酸付与のインパクトあるリンゴに変身させる。牛乳トーフの使用、牛乳トーフを造り、適宜の形で薄く切り、本発明のソースに1時間ほどつけるとピンクの牛乳トーフができて果実の風味豊かな牛乳トーフができる。カッテージチーズも同様にするとおいしい、乳の凝固するときに本品を使用するとハスカップの実の色彩が作用してピンクの牛乳トーフやチーズが製造される。牛乳トーフについて説明すると、一度沸騰させたなべに入れた牛乳中のタンパクを固めるために酸、又は苦汁を適量入れるとしばらくすると(a)タンパクが固まる、(b)それ以外の乳水分の構成物(ホエー)に分離される。(a)を、ざるにあげて固形分を取り出し、型枠にいれると牛乳トーフといわれる固形物食品やカッテージチーズというチーズの基礎チースが出来あがり、これから各種チーズ用の菌を植え付け独特の風味をつけたのがチーズである。
配合例2
本願の各処理工程(一次処理工程、二時処理工程、三次処理工程)を通過したハスカップの実250g又はハスカップの実の二次処理工程で自然発生したエキス250gリンゴ酢1000ml水3000mにのソースは水を入れずに氷砂糖が溶解するまで待つ。保存にもなる。その後3〜4倍程度の塩素の含まない地下水、ろ過水等で割り容器に詰め滅菌するとよい。ハスカップのおいしいピンクの飲料になる。飲料は原則的に水溶性を求めるため、配合はハスカップ植物体からの処理工程で出てきたエキスや抽出物となるが料理などにはハスカップの植物体からの例えば、微粉砕固形分を適宜入れるとよい。カレーやてんぷら、味噌、カップヌードルにもなじみ不足しがちな繊維食品ともなり、合わせて、機能性を堪能できる。以下、各種ジュースからなるハスカップ飲料について述べる。
果汁分40%濃厚オレンジジュース味のハスカップ飲料
配合例3 濃厚オレンジジュース(60°Brix)飲料オレンジジュースベース*2000mlハスカップ抽出物40g砂糖1221g水6096mlでき上り濃厚ジュース(60°Brix)16.65リットル*オレンジジュースベースは下記の配合である。
濃縮果汁(65°Brix、クエン酸重量%)1000ml 50%クエン酸液245ml乳化香料50mlオレンジエッセンス150ml 水538ml計2000mlにのオレンジジュースベースを後記の製造法に従い、配合例1の他の成分と配合することにより、果汁40%(容量)濃厚ジュース16.65リットルができた。でき上り濃厚ジュースは、オレンジ風味のする本発明の植物体の飲料であって、本発明の植物体の抽出エキスの含有によっても、何ら違和感のない、甘みと濃厚な深みがでる美味な味感のジュースであった。好みによって本発明の抽出物の量を2分の1にしてもよい。この例では本発明のハスカップ植物体の抽出エキスを用いたが、本発明のハスカップの実(一次処理工程品、二次処理工程品、三次処理工程品)、のエキスを用いてもよい。目的により増減することができる。
配合例4
15%オレンジジュースタイプのハスカップ飲料
配合例2 オレンジジュースタイプ飲料飲料ベース* 1000リットル本発明の植物体抽出エキス72Kg砂糖3273Kg水26050リットルでき上りオレンジジュース30000リットル*飲料ベースの配合割合濃縮温州ミカン果汁
(65°Brix、クエン酸5.9%、原果汁は12°Brix)1000ml 50%クエン酸溶液(比重1.246、15℃)156ml 10%オレンジ乳化香料146ml水204ml1500mlこの配合割合で飲料ベースを1000リットル作り、配合例2のように配合すると普通の15%(容量)オレンジジュース風味のハスカップ飲料が約30000リットルできた。好みにより本発明のハスカップエキスは2分の1でもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例5
コーヒー牛乳タイプのハスカップ飲料
配合例3 コーヒー牛乳タイプ飲料 本発明の植物体の抽出エキス0.2Kg牛乳40Kg脱脂乳20Kg(液)
砂糖7Kgコーヒー抽出液30Kg(粉末抽出物のとき10〜15Kg)カラメル0.3Kgコーヒー香料0.1Kg水2.0Kg(コーヒーが粉末のとき20〜15Kg)でき上り100Kgこれはコーヒー牛乳の中に重量で0.2%の本発明の植物体の抽出エキスを含有する健康飲料で、ハスカップの含有によっても、コーヒー牛乳本来の風味を何ら損なわない。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
炭酸配合例6
飲料タイプのハスカップ飲料
配合例4 炭酸飲料タイプ本発明の植物体の抽出エキス0.3kgオレンジ果汁2Kg砂糖11Kg(好みによりクエン酸を適量加える)水86.5Kg炭酸ガス適量出来上がり100Kg本発明のハスカップの実のエキスを併用すると色取りが美しい。
配合例7
ヨーグルトタイプのハスカップ飲料
配合例5 ヨーグルトタイプ発酵脱脂乳40Kg(発酵生牛乳でもよい)蔗糖14Kg安定剤*0.35Kg(モノグリセライドが好適)香料0.05Kg水45.1Kg本発明の植物体の抽出エキス0.3Kg出来上がり100Kg
本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例8
ラクトレートタイプのハスカップ飲料
配合例6 ラクトレートタイプラクトレート10Kg本発明の植物体の抽出エキス0.3Kg砂糖0.5〜3Kg安定剤*0.08Kg(モノグリセライドが好適)水適量仕上り 15Kg従って水の量により甘さが多少異なるが、本発明のハスカップエキスは約1.6%強、含有されている。これによっても本来の味感は損なわれない。好みによりハスカップ植物体の抽出エキスを2分の1にしてもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例9
乳酸菌飲料タイプのハスカップ飲料
配合例7 乳酸菌飲料タイプ ミカン6倍濃縮果汁1.5リットルクエン酸650gオレンジ香料150ml 本発明の植物体抽出エキス0.3kg色素10g安定剤*200g(モノグリセライドが好適)砂糖24Kg水60Kg出来上がり100Kg本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例10
牛乳・果汁飲料タイプのハスカップ飲料
配合例8 牛乳・果汁飲料タイプ(各成分はすべてKg)ハスカップの本発明の植物体の抽出エキス0.3牛乳20脱脂乳40砂糖11りんご果汁20クエン酸0.2CMC(安定剤)0.3色素0.001水8.51 出来上がり100本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例11
ハスカップ入りジュースタイプ乳酸飲料
配合例12
ジュースタイプ乳酸飲料(各成分はすべてKg)本発明の植物体抽出エキス0.3発酵脱脂乳5砂糖14りんご果汁10安定剤0.20クエン酸0.25アスコルビン酸0.05香料0.10水70.5出来上がり100
本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
配合例13
コーラタイプのハスカップ飲料
原液配合例 本発明の植物体抽出エキス4gグラニュウ糖200gコーラベース6gクエン酸1g水144ml360ml...この原液と1440mlの炭酸水とを配合して1800mlのコーラ飲料ができた。Brix11°、酸度0.08%、ガス容量3.5であった。このコーラ飲料を容器に充填した後、約60℃で30分滅菌する。本発明のハスカップ植物体の抽出エキスは重量で約0.2〜0.25%含有されている。本発明の植物体の抽出エキスの量は好みにより半減してもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
ハスカップ飲料の製造について(一般的説明)
(イ)前述配合例1又は2に示したオレンジジュースベースを作るには、原料を撹拌器つき調合タンクに投入し、よく混合する。この調合タンクは、密閉式とし真空状態で撹拌混合を行う。開放式だと空気が混入してジュースの風味を損なうおそれがある。もし、開放式のタンクを使うなら、撹拌後に真空処理をする。調製が終わったジュースベースは容器につけて0℃〜−4℃に冷蔵して数日間熟成させるとよい。このときに、後述する微弱エネルギー(例えば、遠赤外線又はマイナスイオンの照射)を加えてもよい。貯蔵中は細菌類の抑制に留意する。必要に応じて抗菌天然物や防腐剤も考慮し、使用する。
(ロ)びん詰めオレンジジュースの処理シロップを調製するため、タンクに水を入れ、処方に従って砂糖を投入し、撹拌溶解する。必要ならば、圧搾機又は石綿濾過器で濾過した後、飲料ベースを加えて、撹拌してもよい。
(ハ)加熱殺菌処理瞬間殺菌機を使用して93〜96℃に加熱し、5〜10秒間保持したものをそのまま又は77〜82℃に急冷して充填機に送り、洗浄・加熱したビンに充填し、キャップをし、シールを貼り、製品とする。
ハスカップ飲料についての一般的留意事項
:a.乳製品などタンパクが多量に含有していなければ、最終pHは4.3以下に抑えるのが枯草菌類(例えば、バチルスズブチルス)等の雑菌の繁殖を抑制するので、好ましい。好適に、75℃、20分で低温殺菌するとよい。逆に、タンパクが入っている場合はpH5.7以上でないと、凝固する。
b.ハスカップ植物体エキスはpH3.0以下になると沈殿する性質があるから、pHは3.0以上に保つのが望ましい。
c.糖質は、マルトース、グルコース、オリゴ糖、蜂蜜、トレファロース、氷砂糖などを目的に応じて使うことができるが、色合いからは氷砂糖がよく、腸内細菌類の増殖のためには、オリゴ糖が好ましい。また、特殊なシュガーレスタイプ(低カロリーで甘い)としてアスパルペーム、ステピア等も使用できるが、味覚的にはグルコース等と混入して用いるとよい場合が多い。
d.ハスカップの炭酸飲料にするには、できるだけHOを多く、果汁等は少なくして4℃以下の冷却原液中に炭酸ガスを注入する。高温度及び水以外の物質が多いほど、炭酸ガスは一般的には泡になって、外気に出てしまい、目的を達成しない。そこで、オレンジ果汁を3%以下程度とし、ハスカップエキスを0.3%入れてpH及び糖分を調節し、ハスカップ炭酸飲料とするのがよい。加熱は120℃以下に抑えることが好ましい。
e.以上に例示したドリンク剤の他、飲料ベースとして、雪の水(後述)、ミネラル水、又は、海の深層の水を用い、これにハスカップの実やハスカップ植物体エキス、及び必要により甘味料、香味料などその他の添加物を加えて、ドリンク剤とすることができる。また、緑茶、紅茶、麦茶、ウーロン茶、サフラン茶、ハーブ茶、ジャスミン茶、薬草茶、その他の茶をベースとして、これにハスカップの実やハスカップ植物体抽出エキス、及び必要に応じ上記同様のその他の添加物、を加えて茶飲料とすることができる。
ハスカップの下着や布地等の作り方(草木染の方法)
本発明の酸液含有ハスカップ産物を使用した布地、下着、ハンカチ、モップ、布巾、雑巾などを作る基本的方法を説明する。これは草木染を用いた手法でこれにとらわれない。ミョウバンを使わない方法もある。用途やこのみで用いることである。掃除に使うモップは本処理をした布地を裁断してモップにするのであるから染色の基本ベースは変わらないのである。以下に述べる。収穫したハスカップの実を(葉や茎を軽く洗い刻み)、洗濯ネットなどのネットの中に入れて大体30リットル位のお湯で、沸騰しないよう気を付けながら収穫したハスカップの実を軽く洗い(ハスカップ類の葉や茎根は刻み)洗濯ネットなどのネットの中に入れて、大体30ワットル位のお湯で、沸騰しないよう気を付けながら煮る。煮ながら時々、かきまぜる。ハスカップの匂いが立ち込め、お湯がお茶のようになる”。鍋の底”が確認しずらくなる位の濃さになれば、ネットを取り出す。取り出したネットはバケツに入れて置くと良い。こうしてハスカップの染液ができる。ハスカップの染液にTシャツや布地を入れ、約一時間位加熱し冷めるようそのまま放置する。(約一晩)その後、色の薄くなった染液とTシャツをバケツに移す。これで、ハスカップ染めができたが、そのままだと洗濯時に落ちてしまうので媒染”作業をする。空いた鍋にお湯を再び沸かし、大さじ四杯程のみょうばんを溶かす。溶けきったら少し放置しハスカップで染めたTシャツ、布地等を中に入れ、一時間程煮る。これで、媒染作業ができた。その後、もう一つのバケツに媒染液とTシャツや布地を移す。冷めてきたらTシャツや布地を取り出し、流水で良く洗う。再度、もう一回染める。一回煮出した、ネットを取っておいた染液の中に入れ、再度煮出す。今度は少し薄めの色しか出てきませんが、”もう十分”と判断した処でネットを取り出し、Tシャツや布地を入れさらに一時間程煮る。あまりしつこく煮出すと、かえって染液が薄くなることがある。それは、染の成分が植物に戻ってしまうからと考えられる。キチンとした手順でやれば、最低9工程かかる。つまり、1→洗→2下染→3洗→4染→5洗→6媒染→7洗→8染め→9洗で、丁度9回になる。作業自体はどんな時でも、媒染で終了せず”染め”で終了しその後、洗うようにすると良い。媒染剤が繊維に残ると繊維の傷みの原因になる。作業時間は合計二日程かけた説明になっていますが急ぐ人や、とても濃い染液がとれた場合は、”4”の一晩放置を短縮しても問題はない。ただし堅牢度が少し落ちるが濃いので問題はないと認められる。こうして病人用寝巻きや下着、衣類や布地、シーツに本発明加工品が使用して抗菌活性が期待される有用な産物となるのである。
本発明に係るハスカップ植物体抽出エキス、及び、ハスカップの実(一次品、二次品、三次品)は、上記した工程物を、凍結乾燥(四次処理工程)として、フリーズドライ、加熱乾燥物などを施し、適宜な形に(例えば微粉末化)して、前記本文で述べたように各種産物に使用できる。(この方法も、本発明の四次処理工程を経過した物であるから本発明の均等物とみなす。本文の後文に、便宜上、Aと表記説明するが、明細書の本文や請求項では、請求項1の産物とする。)この乾燥後、粘性を持つ場合や湿気からの防御として、適宜の添加物(例えば、サイクロデキストリン、トレハーロースなど)を加入することが出来る。この場合、飲料に使用する場合は、水溶性であることが望ましいがハスカップの実の形状を大切にした飲料や産物で葉、形状を残すようにする。ハンバーグ、ソーセージ、天ぷらなどに入れる場合は、例えば、ハスカップの植物体やハスカップからなる繊維でもよい。又、その他の産物において、アメなど、菓子類に混入した食品、清涼飲料水・コーヒー・ココア・酒・焼酎、ビール、ワイン、発泡酒類に混入した飲料産物、調味料(液体・固体)に混入した食材、氷菓(アイスクリーム・シャーベット)やハンバーグ食材、コンニャク(食物繊維)・デンプン・タンパク含有食材に使用すると良い。変わったところでは、農業、園芸用葉面散布剤に、本発明のハスカップエキス(実、植物体)や今のべた均等物である乾燥物(フリーズドライ、加熱乾燥物等)を混入し、酢酸を含むハスカップ産物の形にすることができる。更に、本発明品を出来上がりに対して重量で1〜15パーセント配合することで、ココアバターなどの油脂に混入して形状づけして、チョコレート産物にしたり、調味液、調味粉末、口紅、入浴剤(より身体があたたまる)、ペットフード、動物の餌、哺乳動物のかゆみ止めスプレーや痒みを減少する効果を高めた、酢酸イオンを含むハスカップの産物(乳液や軟膏やワセリンやクリーム、毛髪料)とすることができる。
製造の一例を述べると、ココアバターを使用し、これに本発明のハスカップ抽出物(エキスでない微粉末状のもの)を一定割合(例えば重量で30:1)で混入する。まずココアバターを湯せんにより40℃以下で溶かし、これにハスカップ抽出物を混入撹拌し、23℃に下げてココアバターを結晶化させる。その後、32℃で結晶を溶かし、型(例えばハートの形の製品とするための型)に流し込み、冷却して固形化させる。固形化した製品は、熱で融けて崩れることがないように、断熱性素材製の包装材で包んで保存する。固形化したハート状製品1個は約2〜6gの範囲の大きさとするが、実際上好適には約3gとし、ハスカップ抽出物0.1gを含有させる。ココアバターであるから、口にいれることもでき、体内に挿入することも出来る。これによりSOD様作用や各種薬効を取り入れるのに役立つ。なお、本発明は、体温で融ける低温溶解素材で作ったカプセルに本発明のハスカップを油、ゼリーなどで併用混合し、注入した形で実施することもできる。
以上、具体的な配合を示した飲料のほか、種々のつゆ・スープ類や食品などに本発明の工程物を混入することができる。実際例をいくつかを例示する。
(1.〜23)本発明の加工産物(本発明のハスカップ植物体の抽出エキス)
1.濃縮めんつゆ:醤油、砂糖、水あめ、化学調味料、鯖節等々で総量10リットルの濃縮めんつゆに35gの本発明の植物体の抽出エキス(好みによっては、17g)を混入した。水割りすると、酸味と赤色で美しく、希釈時の水ぽさが強く感じなく旨みを増大する。
2.めんつゆ(つけ汁):醤油、砂糖、合成調味料、水等からなる約29Kgのめんつゆに100gの本発明の植物体の抽出エキス(好みにより50gでもよい)を入れた。
3.そばつゆ:醤油、砂糖、その他種々添加成分で総量1.0リットルに仕上げたそばつゆに1.8gの本発明の植物体の抽出物を入れた。(好みにより1.0gでもよい)ほど良い甘みがでるがかつおぶしがやや多いほどよい。
4.即席うどんスープ:食塩、ビーフだし汁、かつお風味、粉末砂糖、醤油等々で10.6gにした即席うどんスープに0.075gの本発明の植物体の抽出物を混入してハスカップ入りスープとした。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよい。
5.ラーメンスープ:エビオスミースト、ポークパウダー等をベースにするラーメンスープ、又は醤油その他の添加成分からなる生中華スープなどはその1リットル当り3.5g(又は好みにより1.7g)の本発明の植物体の抽出エキスを入れて作った。
6.ペースト状ラーメンスープ:粉末醤油、食塩、砂糖、その他の成分などで350gになるペーストに本発明の植物体の抽出エキス1.2g(好みにより半減可)を混合した。7.やきそばソース:食塩、砂糖、粉末醤油、ブドウ糖、ビーフ粉末調味料、トマトパウダー、オニオンパウダー、ペパー等で100gになる焼きそばソースに本発明の植物体の抽出エキス0.5g(好みにより半減可)を混入した。程よい酸味と本品飲食後の後口がべとつかずさらりとして良い。
8.ジンギスカンのたれ:醤油、玉ねぎ、淡口味液、しょうが、リンゴ、砂糖等々の成分からなる1リットルの‘たれ’に3.5gの本発明の植物体の抽出エキスを入れて、ジンギスカンのたれを作った。タレが、重量ベースの時は約2000gに対し7g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れればよい。後口さっぱり感のあるジンギスカンになった。
9.焼き肉のたれ:醤油、淡口味液、食塩、ソルビットK、MSG、トマトピューレ、玉ねぎ等々からなる10リットルのタレに35g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れて焼き肉のタレとした。対比効果で砂糖をいつもより減じても甘く美味しい。
10.ウスターソース:トマトエキス、ニンジンエキス、砂糖、液糖、食塩、醸造酢等々からなる1000リットルのソースに本発明の植物体の抽出エキス10リットルを入れて、ウスターソースとした。トンカツソースの場合は1リットルに対し3.5g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れる。
11.スパゲティー用ソース:ニンジン、ミンチ肉、ケチャップ、トマトピューレ、リンゴボイル等々からなる120gのレトルトパック用ソースに本発明の植物体の抽出エキス0.35g(好みにより半減可)を入れた。
12.トマトケチャップ:トマトピューレ、丁字、肉桂、メース、とうがらし、砂糖等々からなる約108Kgのケチャップに本発明の植物体の抽出エキス0.35Kg(好みにより半減可)を入れてトマトケチャップとした。
13.マヨネーズ:サラダ油、食酢、卵黄、食塩、香料、MSGアミフレックスA−1、などからなる100Kgに本発明の植物体の抽出エキス0.35Kgを加えてマヨネーズを作った。
14.フレンチドレッシング:サラダ油、洋酢、食塩、玉ねぎ汁、レモン汁などからなるドレッシングに0.35%(重量)の本発明の植物体の抽出エキスを加えて、フレンチドレッシングを作った。サラダ油、卵黄、食酢、コーンスターチ、食塩、水などからなるサラダドレッシングには0.18%を加えてサラダドレッシングを作った。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよい。
15.各種醤油:低塩増酸型大根漬液(淡口醤油、淡口アミノ酸、食塩、MSG、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、50%乳酸、氷酢酸、ソルビット等々からなる)といわれる醤油ベースの液100リットルに対して0.35リットル、本発明の植物体の抽出エキス(好みにより半減可)を加えた。その他、野菜醤油漬、山吹漬などに使用される醤油ベースの液の場合、液重10Kgに対し約35g、本発明の植物体の抽出エキスを入れることができる。
16.朝鮮漬液:新淡口味液、MSG、ソルビット、乾燥ニンニク、50%乳酸、とうがらし、おろししょうが、食塩などからなる朝鮮漬液約960gに5g、本発明の植物体の抽出エキス(好みにより半減可)を入れた。
17.餃子:キャベツ、豚挽肉、青ネギ、大豆蛋白肉、濃口しょう油、ゴマ油、ニンニク、しょうが汁などからなる餃子原料に約0.5%(重量)の本発明の植物体の抽出エキスを入れた。(好みにより0.25%の本発明の植物体抽出エキスでもよい。)深い味わいになる。
18.コンビーフ:蒸煮牛肉、マトン、玉ねぎ粉末、にんにくなどに香辛料を加えたコンビーフ素材約9.7Kgに本発明の植物体の抽出エキス18gを入れて、コンビーフを作った。コンビーフハッシュの場合も素材重量の約0.35%の本発明の植物体の抽出エキスを入れる。(好みにより本発明の植物体の抽出エキスは半減してもよい。)深い味覚になる。
19.ハンバーグ:合挽肉(馬肉、牛肉など)、調味料(食塩、醤油など)、パン粉、玉ねぎ、香辛料などからなる素材約100Kgに対し0.1%〜3.5%、本発明の植物体の抽出エキスを入れてハンバーグを作った。
肉汁の甘みが浮かび後口が比較的さっぱりする。
20.福神漬:福神漬の液(醤油、淡口味液、ソルビット、砂糖、50%乳酸、色素などからなる)約1リットルに25gの本発明の植物体の抽出エキスハスを入れて、福神漬を作った。漬液の重量の0.1%〜2.1%の本発明の植物体の抽出エキスが適量と認められる。
21.粉末スープ:粉末豆(或いはトマト)、綿実硬化油、食塩、MSG、薫製肉香料などからなる豆スープ素材に重量の約3.5%の本発明の植物体の抽出エキスを入れて粉末スープを調製した。粉末コンソメスープの場合も0.1%〜3.5%の重量比で本発明の植物体の抽出エキスを入れることができる。やや濃厚さがでる。
22.缶詰濃縮野菜スープ:ニンジン(細かく切った)、玉ねぎ(輪切り)、乾燥エンドウ豆、小麦粉、じゃがいも、ヌードル、塩・砂糖その他、調味料からなる素材に重量で0.1%〜3.5%の本発明の植物体の抽出エキスを入れて、缶詰濃縮野菜スープとすることができた。濃縮トマトクリームスープ、牛肉入りスープ、洋茸クリームスープ、セロリークリームスープ、玉ねぎ、スープなど缶詰スープの場合も同様である。
23.その他、パン、クッキー、ビスケット、カンパン等々、その他うどんやそば等デンプン性食品、タンパク性食品にも1〜35%、又は場合により1〜2.1%の本発明のハスカップ類植物体抽出エキスを入れて、健康食品とすることができる。ビタミンE等油性食品についても同様である。また、それらに併用して香辛料や薬草類を混合添加することもできる。
こうして本発明者らは、酢酸イオンを持つ塩をハスカップに加酸し、酸蔵する製造工程やその後の凍結処理からできたハスカップ一次処理工程品、二次処理工程品、三次処理工程品を利用し、ハスカップという木の果実やハスカップの植物体を、調理や人体に有益な美しさと、美味しさを兼ね備え、新たな味覚や、各種機能を保持した、有用な産物を発明したのである。
植物体からの抽出方法についてのべる。これに限定されないが、植物体からの抽出方法は、水70パーセントにエタノール30パーセントを加える。(人体に安全に処理できる範囲で各種溶媒を使用できる。)それに本願の発明である植物体である葉や根を切断、若しくは粉砕して、この溶液を減圧機で抽出する。
エキス中のエタノールはロータリーエバポレータで回収して除去する。ハスカップの植物体の材料1Kgから生で約210g(の割合で)とれる(F)。乾燥すると約42gである。これらの全てを、例えば、産物へ投入した場合は、発明品1Kgの重量を使用したとして便宜的に算出することもできる。植物体の裁断状況や材質により抽出物の量は変化するから、確認して各産物への配合を決定する。(F)をそのまま、又は、必要に応じて濾過し、必要であれば適宜の付着剤や他剤を入れて、(例えば1000から2000倍にうすめて)植物や土壌に散布することで、ミネラル分の補給し、病虫害を防止し、トマトなど果釆等を美味しくする、酢酸イオンを含む土壌、葉面散布剤となる。トマト、スイカ、メロン等の糖度を高める効果が認められた。
工程物についてのべる。本願の請求項1、2、3及び4記載の工程物を、そのまま食べることができる。酒のつまみになるし、梅干のような感覚のおかずになる。また、そのエキスは、料理や炊飯時に適量入れると健康的によい美味しい、ふくよかなご飯や料理になる。又、請求項25について補足すると、リノレン酸、リノール酸が抗MRSAや抗EVAがあることを踏まえ、各産物に配合されるという物ある。ここでは、有効成分のリノレ
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追加として、リノレン酸、リノール酸も補足できる。又、月見草オイルやブラックカ−ラントの実から絞った物でも良い。ポリジという植物からしぼった油もよい(詳しくは後述する)。請求項1及び2の本願工程におけるハスカップの均等物には、これらの油やその植物体も含む。
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ほとんど含まれていない(後述する)。又、含まれていても安定な油にするために水素添加して、オレイン酸などに変えられている場合が多い。その為、日常生活では、必須脂肪酸
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重要な役割は、細胞膜の構成成分である。細胞膜とは、細胞を維持するために必要な物質を取り込み不必要な物質を排泄する働きをしている。又、分泌細胞などは、ホルモンや消化酵素などを分泌して体の機能を維持している。必須脂肪酸が不足すると各細胞が必要としている脂肪酸を取り込むことが出来なくなり、細胞壁の脂肪酸組成が変化する。その結果、細胞壁が正常に機能しなくなり、細胞の機能が低下する。個々の細胞の機能が低下することは、体全体の機能が低下することにつながる。膵臓の細胞の機能が低下すると糖尿病になるし、心臓の機能が低下すると心臓病になる。慢性病と呼ばれている病気の多くは、必須脂肪酸の摂取不足による細胞機能の低下が原因になって発病している可能性があるといわれる。須脂肪酸の不足により病気になっていたとする。当然病院(日本)に行ったときに必須脂肪酸が不足していないかを調べるはずだが、病院では、必須脂肪酸の検査や、必須脂肪酸が入った薬はないので、病院で必須脂肪酸の不足は治すことが出来ない構造になっている。必須脂肪酸の不足を解消するには、意識して必須脂肪酸を取る以外に方法は
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ほとんどない現状である。ここにも本願の各種産物に含有させる意義が認められる。
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とαリノレン酸等につき、その代謝メカニズムも判りやすく、先に記し、又、取り上げ、本願物の不飽和脂肪酸の(リノレン酸、リノール酸等の体内における吸収性等についての見識を補強するものである。又、体内に対する本願の抗菌活性の動きも、常識的に判断出
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とあるがこれらはつまるところ、人体から見ると、MRSAやVREに対する抵抗性が弱
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リノレン酸とは、オメガ6油で、体内でリノール酸から生合成されるもので善玉プロスタグランジンであるE1の基になる物質である。プロスタンジンは、体内でリノール酸とリノレン酸から複数の水素原子を取り除き、炭素の2重結合を増やすことで作られる。善玉プロスタグランジンは、炎症、痛み、腫れの調整、血圧、心機能、胃腸機能と消化酵素の分泌調整、腎機能と流動調節、血液凝固と血小板凝集、アレルギー反応、神経伝達、各種ホルモンの産生に関係している。皮膚を例に取って見ると、表皮細胞に特に必要な不飽和
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このことは、アトピー性皮膚炎の患者にも言える。γリノレン酸は、通常は、リノール酸からデルタ−6−デサツラーゼと言う酵素により作られる。しかし、高齢者や飽和脂肪酸(動物食)を多く取っているとこの酵素の活性が阻害されγリノレン酸の量が不足する様になる。その結果、表皮の細胞壁の組成が変化し、水分の調節異常が起こり、乾燥肌やしわの多い肌になってくる。逆にγリノレン酸を補給してやると細胞組成が正常化すると共にプロスタグランジンE1が多くなり、潤いのある皮膚になったりする。アレルギー症状の悪化は、黄色ブドー球菌やMRSA,VREの感染をよび、それらが悪化すると、治療にたいする悪循環が来るものである。ハスカップより端を発した本発明は本願に開示した工程物と共に、必須脂肪酸に内在する機能と合わせて、意図して殺菌効果や細菌感染の予防に役立てることが出来る。この脂肪酸にかぎってみると脂肪酸の成分では一般には3000mg(1日60Kg体重あたり)の接種が望ましいとされる。目的に応じて治療上必要であれば増減してもかまわない。朝昼晩と3回にわけて服用することである。(目安は血中の含有でみるとよい。)又、クリームなどの皮膚ぬりや本成分や本成分を含む発明の工程を経た工程物の内服、および注射などが抗VRE体内含有を高めるうえで良いと認められる。
αリノレン酸は、皮膚以外の細胞の細胞壁を構成する重要な脂肪酸である。この脂肪酸が不足すると、発生するほとんどの病気と関係するといわれる。αリノレン酸からエイコサペンタエン酸を経て善玉プロスタグランジンE3が作られる。αリノレン酸は、現在の食生活では慢性的な不足状態にある。発表されている食用油の表(表二)を参考に記すと以下の内
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る。
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ボリジ(ボラージ)について(日本名は、ルリジサと言う)
ボリジ(Borago officinalis,English name:Borage)は、ヨーロッパ、北アフリカに自生している大きな1年草で、茎には毛が密生していて、青い星形をした花を付ける。この植物は、ヨーロッパでは、古くからアルコールエキスを薬として又、食べ物に香りを付けるために利用されてきた。1600年頃のヨーロッパでは、ボリジの葉と花をワインに入れて気分を爽快にする目的で飲まれ、この種子を圧
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ブラックカラントについて
ブラックカラント(Ribes Nigrum)は、落葉性の灌木でユーラシア大陸に広く分布している。つぼみや葉に強い芳香を持っているのですぐに見つけることが出来きる。
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多く含まれ又、植物体にも含有されている。ブラックカラント油について説明する。ブラックカラント油は、ブラックカラントの種子を低温圧搾して取り出したオイルである。そ
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きに適したオイルと言える。
月見草について
月見草(Oenothera biennis)の原産地は、北アメリカであるが、アメリカから輸出される綿花の袋などに付着してヨーロッパに運ばれ、イギリスで自然に開花した。イギリス人が、そのオイルをとるため、栽培されるようになり、この植物が、ヨーロッパに紹介されたのは1614年で、それから各国で栽培されるようになったといわれる。小さい黄色いきれいな花を付け、この花がプライムローズの花と似ていて、そして夜に咲くので英語名イブニングプライムローズ(Evening primrose)と名付けられた。この植物は、2年草で2年目に花を咲かせる。そして、その花から種を取ることが出来る。月見草油について説明すると、月見草油は、月見草の種子を低温圧搾して取り出
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を含んでいるので、化粧品原料にも向いている。又このオイルは、月経前症候群と呼ばれる月経前になると起こる腹部の膨れ、胸の不快感、いらいら、憂鬱などの症状に効果があるとされている。このオイル服用量は、通常1日1000mg、多くても3000mgまで、植物体にも成分を含むと認められる。特殊な用途(抗菌等)には増加することが出来る。
大麻(ヘンプ:Hemp)について
大麻(cannabis sativa L.)は、食用植物として、又その繊維を利用する為文明の発生と共に栽培されてきた。その栽培は、人類の移動と共に世界中に広がった。食用なるのは、種子の胚乳部分で、大麻種子は、小麦とよく似ている。しかし、栄養価値は、小麦より優れている。大麻は、クワ科の1年草で、15週間ほどで4mの高さまで成長する。その長く延びた茎の繊維を利用して、布、袋、ロープ、紙などが作られていた。
大麻油(ヘンプオイル)について
大麻種子から低温で圧搾して取られた油が、大麻油である。大麻油は、約10%の飽和脂肪酸と約90%の不飽和脂肪酸からなっている。植物油の中で最も不飽和脂肪酸を含んでいる油といわれる。大麻油には、オメガ6油とオメガ3油が3:1の割合で含まれている。WHOは、オメガ6油とオメガ3油を4:1の間の割合で摂取するのが健康に良いと勧めている。通常リノール酸は、過剰気味に摂取しているので、大麻油を取ることでWHOの勧める摂取割合に近づけることが可能になる。健康な細胞を維持するために、1日当たりオメガ6油を7−11g、オメガ3油を2−3.5g取るのが良いと言われる。これを大麻油から取るとすると、1日にスプーン1−2杯(大さじ)大麻油を取ればよいことになる。しかし、日頃から動物性脂肪をとりすぎている人は、これより多めにとるとよい。大麻は日本では、栽培が麻薬とるという観点から限定されているが、麻薬的な成分は品種の
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酸リノール酸)を含む。
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ボリジ油、ブラックカラント油、月見草油、大麻油は、多価不飽和脂肪酸とその植物体に
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乾燥した皮膚やダメージを受けた皮膚をなめらかな皮膚に変え、肌の水分保持量を高めみずみずしい皮膚を作る働きを持つ。ヘアーケアー商品に配合すると、染毛剤やパーマ、ドライヤー、日光で傷んだ髪に潤いを与え、艶のある髪に変え、髪を整えやすい。
皮膚は、感覚器官や体温の維持としての役割だけでなく、過度な水分の損失を防ぎ細菌やウイルスの病原体や異物の侵入を防ぐバリアーとしての重要な機能を持っている。ホディーケアー化粧品の最も重要な機能は、皮膚のバリヤー機能を回復させ、それを保持し、更に増強することである。
健康な皮膚であるかどうかは、皮膚組織にある水分量により判断出来る。健康な皮膚は、水分量が多く、弾力があるが、弱った皮膚や老化した皮膚は、水分量が少なく、かさかさしていて皺が多くなる。水分の保持は、皮膚表面の薄い層である表皮によって行なわれる。水分の発散を防いでいるのは、表皮の外側にある角質層である。表皮では、基底細胞で細胞増殖が行われ、新しく生まれた細胞は、古い細胞を押し上げる。押し上げられた細胞は、最後に皮膚表面の角質層から垢として剥離していく。角質層を含め表皮の細胞は、常に再生されていく。表皮細胞は、ステロール、脂肪酸そしてセラミドなどの脂質により接着していて、異物の出入りを防ぐバリヤーの役目をしている。このバリヤーの機能が低下すると、水分も保持できなくなり、皮膚が乾燥するようになる。このバリアーの弱体化は、太陽の紫外線による皮膚刺激、乾燥した空気による脱水、石鹸などの洗剤の過度な使用や有機溶剤の使用による脂質の減少などで引き起こされる。本発明のハスカップの化粧品等はこれらを保護する。
老化や糖尿病による細胞の代謝力の低下も、バリアーが弱体化するもう一つの要因である。老化や糖尿病によるバリアーの低下は、表皮細胞の脂肪酸組成の変化により起こる。脂肪酸組成の変化により皮膚は薄くなり、皮膚からの水分損失を加速する。その結果、乾燥し
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により引き起こされる。
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細胞を固めているセラミド(表三)は、バリアーを維持するために非常に重要な物質である。オメガ6油であるリノール酸から作られる。細胞膜の脂肪酸組成の変化により表皮に基底細胞での代謝や細胞増殖の低下は、セラミド含量の減少を引き起す。乾燥肌を治し、
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リノール酸は、通常の食事から十分に摂取しているので、特に補給を気にする必要はない
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が良いことは言うまでもない。
γ−リノレン酸を補給する方法は、γ−リノレン酸を含むポリジ油、ブラックカラント油、月見草油、そして大麻油を直接摂取するか、これらの油が配合された化粧品を毎日使用することでも補給される。γ−リノレン酸等の含有油の市販物やその代表的な植物について以下に述べる。紫蘇もαリノレン酸やリノール酸を含みSOD活性があると認められるから、これらも含めて、本願の工程に入れる均等物である。当然、本願の工程と産物には、必要において、乳化する為のショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビトール、ポリグリセリン脂肪酸エステル等を適宜に配合する。濃度が濃い場合や水との配合をする飲料も濃度が濃いときには適宜使うと良いと認める。(乳化は絶対必要な物ではない)ケーキ用気泡性乳化剤として販売されている。乳化剤は下記のような性状に代表され適宜使用できる。
(a)ショ糖脂肪酸エステル(以下SEという)は8個の水酸基を有するショ糖と脂肪酸のエステルである。溶媒の水に対して強い親和性を持っている。(b)ポリグリセリン脂肪酸エステルは親水基に多くの水酸基を有し、親水基部分に分子量分布を有する。ポリオキシエチレン系乳化剤ともSEとも異なり耐酸性、耐熱性に優れ、広範な食品、化粧品への応用がされる。(d)油脂の相互作用がある。ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸がほぼ等量比であるココアバターの場合、同様の脂肪酸組成をもった親油性のSEがもっともよくチョコレート表面の油脂の粗大結晶で白化するブルーム現象を押さえ込むことも判明している。参考までに掲げこれにとらわれないものである。
又、リノレン酸(γ、α)、リノール酸、SOD様活性などを含む植物があり、その油成分が市販されている。適宜、本願工程や発明に使用できる。以下、表四から表八にかけて、代表事例として掲げる。(これに限定されない)
エアーグリーン社(大阪市)のγ−リノレン酸含有植物の規格
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天ぷら油等に付いては下記の成分が明らかにされている。
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上から紅花油までの油はガンマ−リノレン酸やアルファリノレン酸はないといっても良いほどである事が分かる。
必須脂肪酸の摂取割合について
ついでにのべると、WHO(世界保健機構)によるとオメガ6油とオメガ3油を4:1の割合で取るのが良いと報告している。最悪でも10:1以下の割合になってはいけないと報告している。しかし、通常食用油として使われるのは。大豆油、トウモロコシ油、紅花油などで、リノール酸が多く含まれている。水素添加でリノール酸をオレイン酸に変化させてはいるが、それでも市販の食用油を使う限りに本の日常生活では、リノール酸を十分以上に取っていることになる。αリノレン酸を含んでいる植物油は、多い物からいうと、亜麻仁油、大麻油、ブラックカラント油となる。大量にαリノレン酸を補給する場合には、亜麻仁油が適している。オメガ3油とオメガ6油を理想的に取りたい場合は、大麻油が適しているこれらを調理に使うことで理想的な摂取割合に近づけることが出来る。
必須脂肪酸不足で起こる病気はどのようなものがあるか?
必須脂肪酸の不足は、細胞壁の脂肪酸組成が変化して、細胞膜の透過性が低下し、細胞内への物質の出入りが出来なくなり、細胞の機能が低下を引き起こす。細胞機能の低下により、病気が発生するのであるから、すべての病気に関係していると言える。特に関係があるのは、悪玉プロスタグランジンが、関係している高コレステロール血症、高血圧を含む冠状動脈疾患、乾鮮、湿疹を含むアレルギー皮膚炎と炎症、老化から起こるガン、糖尿病などの自己免疫疾患などである。必須脂肪酸不足が関係している病気を列記したら次のようになる。しかし、これらの病気の人すべてが、必須脂肪酸の不足ではない。ニキビ、エイズ、アレルギー、アルツハイマー、扁桃腺炎、関節炎、動脈硬化症、自己免疫疾患、運動障害、狭心症、ガン、痴呆症、アトピー性皮膚炎、糖尿病、感染症、湿疹、心臓病、高血圧、魚鱗症、免疫力低下、乳児の栄養障害、炎症、胃腸障害、腎臓障害、ハンセン病、白血病、エリテマトーデス、更年期障害、歯肉炎、硬化症、心臓病、筋肉障害、神経障害、肥満、妊娠中毒、乾癬、ライ症候群、リウマチ、脳卒中、視力障害、ここにあげた病気は、必須脂肪酸の服用で改善したと報告のあった病気で、これ以外の多くの病気が含まれるのかもしれない、しかし、これらの病気がすべて必須脂肪酸を取ることで治るのではない。
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生量が低下し、アレルギー症状を悪化させ、同時に乾燥肌の皮膚になり、皮膚の炎症を増大させる。これがアトピー性皮膚炎と呼ばれている症状である。
Figure 0005922321
サツラーゼの活性が低下していると考えられる。デルタ6デサツラーゼが正常に働くためには、ビタミンB6とマグネシウム、亜鉛が必要になこ
れらが不足しているために活性が低下しているなら、これらをサプリメントなどで補えば症状は改善する。しかし、主原因は、この酵素の活性を阻害する因子が、トランス型の不飽和脂肪酸、飽和脂肪酸、アルコールそして老化である。アトピー性皮膚炎の子供には、偏食が多いと言われるが、例えば、ポテトチップの様なスナック菓子を多く食べると当然トランス型の不飽和脂肪酸を多く取ることになる。それは、ポテトチップの変質を防ぐために水素添加して加工された食用油で揚げられているためトランス型の不飽和脂肪酸が多く含まれている。又、ハンバーガーの様な肉食を好む場合は、当然飽和脂肪酸が体内で多くなる。飲酒もこの酵素の働きを阻害する原因である。又、老化である。これは、だれも
Figure 0005922321
る。それは、ボリジ油、ブラックカラント油、月見草油、大麻油(多い順)である。高齢者にブラックカラント油を服用させたらプロスタグランジンE1の量が増加して免疫力が
Figure 0005922321
う証拠である。前述の本願は多面的な機能から老化改善をはかれる。
Figure 0005922321
であると言う考え方もある。特にアトピー性皮膚炎の人や皮膚の老化が気になる人、そして糖尿病の人たちである。糖尿病の人は、デルタ6デサツラーゼの働きが悪くプロスタグ
Figure 0005922321
改善が見られる。以上のような見解がある。今まで野生とか一部栽培がわずかに試みられているぐらいだが、本発明は最大の弱点である保存を明快に解決したのである。今まで名の知られてい無い小樹木のハスカップが大活躍できる場面が出来たのである。傾斜地農業のまずさからの脱却を願い、腎臓や高血圧などの塩分の取れない患者さんに本発処理工程の産物が役立つたのである。付け加えると電気分解水の働きも病害防止に役立つし、葉や果体に着く虫や産物の処理工程にも使用できる。こうして、一次産業を中心とした土地の有効利用できるようになる。ハスカップは強靭な根から、傾斜地においては土砂の大量流亡を軽減し、CO2を吸収する。はだかな畑に水を貯める森を作ることを意味する。社会全体に対しても多大な貢献をする有用な発明であると認められる。

Claims (2)

  1. ハスカップの実を収穫後、ハスカップの異物の洗浄や除菌等のため酸液処理工程を行い、ついでハスカップの実を酸液に漬け込む工程を行い、ついで凍結処理を行うことによる、塩分忌避者に使用できる保存性が高い酸液含有ハスカップの製造方法。
  2. 前記凍結処理工程ののち、真空凍結乾燥又は加熱乾燥する工程を行う請求項1に記載のハスカップの製造方法。
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