JP2016073296A - 特許を受けた後、販売するに当たり、抗菌、抗ガン、又は抗ウイルス効果のある薬効成分を含み薬効を表示したハスカップ等の食品 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】抗菌、抗ガン、又は抗ウイルス効果のある、抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び抗バンコマイシン耐性陽球菌(VRE)である薬効成分を含み、薬効を表示した、食品配合物、食品添加物、又は動物飼料及びこれらの組成物として応用できる、調理物や料理物、加工品からなるハスカップ等の食品。
【選択図】なし
Description
また、シアニジン−3−グルコシド、シアニジン−3,5−ジグルコシド、シアニジン−3−ルチノシド、シアニジン−3−ゲンチオビオシドなどのアントシアニン色素が含まれ、そのうち、シアニジン−3−グルコシドが全アントシアニンの約80%を占めると推測されている(寺原ら;ハスカップLonicera caeruleaL.の実のアントシアニン、日本家政学会誌、44、p197(1993))。
さらに、ビタミンEの含量が、可食部100g当たり1.1mgと比較的多いことや、ビタミンCの含量が、可食部100g当たり44mg、その他、カルシウム、鉄、食物繊維も含まれていることが知られている(「五訂日本食品成分表−新規食品編−」;科学技術庁資源調査会編)。
一方、確認されているハスカップの生理作用は、抗酸化力がある(荒川義人;ハスカップの成分と機能、ギョウジャニンニクと北の健康野草(西村弘行編著)、p114、北海道新聞社(1996))。その他、果樹酒およびその製造方法(特許出願平4−355233)皮膚外用材(特許出願2000−199251)、食品組成物(特許出願2001−200651)、老化防止剤又は細胞賦活剤及びこれを含有する皮膚外用剤(特許出願2002−195463)シワ及び/又はたるみ改善用キット(特許出願2002−270732)その他、本出願人のバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)や耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)等に対する抑制成分をもちナトリウムイオンを含むハスカップ産物(特許出願2005−161969)等がある。
(スイカズラ科クロミノウグイスカズラLonicera caerulea L.varemphyllocalyx Nakai、ケヨノミLonicera caeruleaL.var.edulis)は、寒冷地に生育する植物の一つである。この果実は赤い色素が豊富で強い酸味がある。(正しくは紫色素を少し含有する独特な赤であるが、本文では便宜的に主体的な色調を取り上げ、特段の表現以外は赤色と記述する)ハスカップにはクエン酸、リンゴ酸、酒石酸を主成分とする有機酸を豊富に含んでいるため、独特の強烈な酸味を有する(田中常雄・田中彰;ハスカップの品種・系統別化学成分含量と特性値、日本食品工業学会誌、45、p129(1988))。
我が国においては高齢者の層が増加し厚くなり益々薬効的予防食品が必要になってきた。例えばクスリと間違えて飲んでも副作用のない抗菌食品や抗ウイルス食品である。又、世界的にみるとバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)やMRSAすなわち耐性黄色ブドウ球菌やエイズウイルスなどが年齢問わず増加している。薬剤耐性は薬の連続使用が原因とも言われている。又、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)においては人間や動物の腸内に存在する常在菌の一種で通常の健康体ではこの腸球菌が感染症を引き起こす原因になることはないが、なんらかの病気にかかり免疫力が低下した状態においては、心内膜炎や敗血症、尿路感染症等を引き起こす可能性がある。腸球菌はもともと多くの抗生剤に耐性があり、その上、免疫力の弱った患者にしか発症しないことから、VREでない腸球菌であっても敗血症などを発生した死亡率は17から51パ‐セントに上ると言われている。VREにかかるとその酷さが想像される。VREが出現した背景には、家畜飼料への抗生物質の大量投与が大きく係るとされている。例えば、バンコマイシンに似た性質を持つボパレシン(A voparcin)という抗生物質が、飼料の品質維持や家畜の成長促進目的で世界的に長年において家畜飼料に添加された。このため家畜には大量の抗生物質を取ることになり抵抗力を持つようになったと考えられている。耐性菌は飼料業者を介して経口感染し、その感染者が治療の為に病院でバンコマイシンを投与されるにいたって耐性菌が登場したとされ、日本ではその背景から家畜飼料に抗生物質ボパレシン(A voparcin)を添加することが禁止されている。厚生労働省は食肉のVRE汚染実態調査を実施している。日本で認可されている治療薬はオキサゾリジノン系抗生物質であるリネゾリド(ザイボックス▲R▼、ファイザー社製造)と、ストレプトグラミン系のキヌプリスチン・ダルホプリスチン(シナシッド▲R▼)である。通常の腸球菌(特にフェカリス)には効果のあるアンピシリンやバンコマイシン、ニューキノロン、カルバペネムなどの薬剤には抵抗性を示すとされているからVREにきくという本願の発明はVREばかりでなくそれらの薬剤抵抗腸球菌にも効くといえる。
(昭和46年6月1日薬発第476号)
(各都道府県知事あて厚生省薬務局長通知)
(別紙) 医薬品の範囲に関する基準・・・ただし次の物は判定方法による判定によることなく、当然に、医薬品に該当しない。
1 野菜、果物、菓子、調理品等その外観、形状等から明らかに食品と認識される物
2 健康増進法(平成14年法律第103号)第26条の規定に基づき許可を受けた表示内容を表示する特別用途食品 以下はH27年追加項目
3 食品表示法(平成25年法律第70号)第4条第1項の規定に基づき制定された食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)第2条第1項第10号の規定に基づき届け出た表示内容を表示する機能性表示食品
日本においての販売の実体は、特許を取得しても表記出来ないから(特保とるにも多額なお金がかかるから)薬効を特許で確定しても商品化した商品のラベルには薬効記載は薬事法の制限で認められていない。だから事実上は、薬効ある特許は封印された状態になっている。また、特許の出願である薬効を新聞などで知った同業他者は薬効を表記しなければ特許違反にならないとして、成分や組成物を食品に潜ませ出願人が開示した特許取得の薬効をひそやかに示しながら健康食品として販売している。もちろん、全てではない。
農林水産省においては、植物防疫法で定めていた輸入禁止だったキノコであるカバノアナタケを立法手続きなく輸入を認めることにした。理由は特許などで優秀と認められたからという。それまでの輸入規制を特許等をみて180度転換したのである。カバノアナタケの製造方法や関連した特許を持つ現役特許権者に何の相談もなく(政治圧で)輸入の解禁をはかって出願人に損害を与えている。(植物防疫認可の農水省の担当者に乾燥したカバノアナタケのキノコにも全てでないが菌糸は生きているとして輸入許可に特許所有者として抗議をしたが驚きの応答であったが、その後、なしのつぶてである。)国内販売においては、政治や行政にもこの様な事実上の特許破りが起きているのである。このような事では特許立法の精神である産業の大発展はありえないと嘆く所であり改善が要求されている。今後、TPPなどや更なる貿易の自由化が進むと我が国においても食品であっても薬効がある場合は、パンフレットやパッケ−ジに明示され記載される条件緩和が予想されるし、そうしなければならない必然性がある。これらの事から封印がとける何かの変化が起きつつあると予測するところである。現況の日本でも薬効を含むサプリメント等の食品の開発に製薬会社までが尽力し、強い販売力、宣伝力でそのマ−ケットは広がりを見せている。つまり、消費者は副作用の強い歴史を築いた薬品よりも副作用の履歴の少ない薬効ある食品に期待を寄せている。もちろん,新薬にも期待されるところであるが薬剤のもつ先の副作用の歴史から断ち切れていないから、例えば体力や胃や腎臓の弱い人などの層は医薬品よりは薬効ある食品や料理を求める事は、理にそった選択でもあり、社会を構成する消費者層の流れの拡大ともなっている。薬効と食品の区分けは特許庁においては審査基準にはないと言うが、やはり、どちらに属するかで特許審査上において、明瞭な区分を判断に設けているようである。
おにぎり、笹団子、ベコ餅、餅、ぼた餅、餅、ジャガイモ大福、大福、最中、ポテトチップ、揚げ菓子、餡菓子(餡の中に本ハスカップの発明品が全体に配合、又は、菓子のある部分に投入されている構造の菓子および小豆餡、手亡餡、エンドウ餡、青大豆餡トラ豆餡など(材質や形状がいかようであろうとも餡そのものも含める)、パイご飯(ごはんをそのまま又は、バターや油などでいためたり、コショウの味付けなどして包んだご飯をパイ生地に包んで揚げた物など)野菜サラダ、ポテトサラダ、ライスペーパ巻きのサラダ(ライスペーパで葉菜、スッテック状に切断された人参、きうり、大根等が入ることよりなり、ライスペーパで巻いたもの)、米のコロッケ、カレーライス等のようなサラダ系、及び、米飯系加工品、
味付けジンギスカン、スライス豚肉、鹿、猪、鳥、イノブタ等の獣肉、鶏肉、河豚料理、塩辛、タコの子の塩辛、刺身、イカの沖漬け、イカのすり身や魚すり身ハンバ−グ等の魚肉加工食品、
チヤンチヤン焼き料理(魚と野菜などを鉄般鍋で焼いてソースをかけて食べる料理、燻製魚や肉やソ−セ−ジや卵の料理、燻製大根の漬物、燻製チ−ズ等の魚肉卵燻製加工品と燻製料理。
酢ダコ、食酢、飯寿司、ナマス、モズク、銀なん草(海藻)漬物(酢漬けでない物も含まれる)マリネ、明太子、ピクルス等を含み使用した漬物、中華料理、エビチリ料理物、あんかけ料理物、ニンニク加用の料理物、三杯酢、酢漬け等の加工食品。
アルコ−ル飲料、乳酸飲料、ハ−ブ飲料、トーフ、豆乳、納豆、味噌等を使用した大豆加工食品。
澱粉のカタクリネリ料理、カマボコ(カニ入り、ホタテ入り、アスパラ入り、シヤケ入り、ホッキ入り等があるが、材質形状にとらわれず本願の範疇とする)ドン菓子、センベイ等のデンプン加工食品があげられる。
マヨネーズ、メレンゲ、生卵、加熱卵、玉子焼き、厚焼き玉子、金糸卵、茶碗蒸し等の卵加工食品、製造工程物を、そのまま人を含む動物が食する様にした、又は、動物飼料に添加した、又は、それらの製造工程物を料理や炊飯時に添加して食する様にしたハスカップ食品。
容器付きも含めて、ハスカップソ―ス、濃縮めんつゆ、そばつゆ、即席インスタントスープ、南瓜ス−プ、南瓜種ス−プ等のつゆ及びス−プ系食品。
個々の病院はVREの感染症・定着を検索、防止、制御するための包括的な、施設にあった、戦略的計画をたてねばならないとされている。特に、何でもすぐにバンコマイシンを投与するのではなく、注意深いバンコマイシンの使用が必要であるとされる。
VCMの使用はVRE感染(感染症と定着)の危険因子として報告されてきており、またバンコマイシン耐性黄色ブドー球菌や白色ブドー球菌の出現の可能性を増すことにもなるかもしれない。それゆえ、全ての病院及びその他の介護サービスを行うところでは、たとえVREが一度も検出されていなくても、
a)医療スタッフ(各病棟をトレーニングのためローテートしてくる医学生も)にたいする教育を行うための包括的な抗生剤使用計画を作成し、
b)外科的予防投与を監督し、
c)施設にあったバンコマイシンの適正使用についてのガイドラインを作成する必要がある。
ガイドラインの作成にあたり、病院の質的向上計画の一部であること、病院薬剤部や治療委員会、病院疫学者、感染制御医、感染症専門医、外科医等をスタッフとして参加させるようにすることなどに注意する。#バンコマイシンの使用が適切または許容される場合は以下の内容を基準とする。
1)βラクタム抗生剤に耐性のグラム陽性菌による重症感染症の治療に対する使用、但し、VCMはβラクタム感受性ブドウ球菌にたいしてβラクタム抗生剤ほど即効的に殺菌しない。
2)βラクタム抗生剤に重篤なアレルギーを有する患者のグラム陽性菌感染症の治療における使用
3)抗生剤による腸炎で、メトロニダゾールによる治療に反応しないか、または重篤で生命に危険のあるような場合の使用
4)心内膜炎の危険性の高い患者に行われる手術などの術後の心内膜炎の予防的投与(アメリカ心臓病学会のすすめる予防的投与)
5)MRSA、MRSEによる感染症の頻発施設で人工材料や器具を植え込むような大きな外科的手技を行う際の予防的投与。この場合、手術時間が6時間以上かからないなら手術直前にVCMを一回だけ投与するだけでよい。越えるようならもう一度繰り返す、但し、多くても2回のみで予防的投与は中止する。
1)生命に危険を及ぼすようなβ−ラクタム抗生剤にアレルギ―を持つ患者以外の一般的な外科手術の予防的投与
2)病院でのグラム陽性菌感染やMRSA感染症の流行が明らかでない好中球減少のある発熱患者への経験的抗生剤投与としてのバンコマイシン投与
3)一度きりの血液培養でCNS″(コアグラーゼ陰性ブドウ球菌)が検出され、これに対してのバンコマイシン投与(同時期に行われた別の血液培養#で陰性ならば、採取時の血液培養容器への菌の混入が考えられる)。これは皮膚の常在菌(白色ブドウ球菌)が培養検体内に混入したためであり、これは不適切なバンコマイシンの投与の原因となるため、検体への雑菌混入を最小限にするよう血液培養を実施する採血者や担当職員を教育しなければならない。
4)各種培養でβラクタム抗生剤耐性のグラム陽性菌が検出されていない患者で感染症があると推定して、長期間経験的投与をする
5)中心または末梢静脈へのカテーテル挿入時の感染予防(感染症・定着)のための全身的または局所的投与
6)消化管の選択的殺菌
7)MRSA定着を除菌するため
8)抗生剤性腸炎の初期治療に
9)低出生体重児(1500g以下)の日常的予防投与
10)持続腹膜透析や血液透析患者の日常的予防投与
11)腎不全患者でのβ−ラクタム剤感受性のグラム陽性菌による感染症の治療に使用
12)バンコマイシン溶解液による局所への使用や洗浄
1)いくつかの方策が有用であるが、医師の薬剤処方に影響するような最良の方法を決定するための研究が今後さらに必要である
2)病院の質的保証や改善の過程を通して、または薬剤治療委員会と医療スタッフの薬剤使用調査の一部としてバンコマイシンの使用に関する重要なパラメーターを監視することVREの検出と封じ込めのためには病院職員への強力なアプローチと高い実施基準が必要であり、特別な認知と教育活動が必要である。
感受性の確認を行っている間に、適切な予防的処置が素早く開始されるよう患者の介護者、患者を介護している職員、感染対策職員にとりあえず『VREの検出されたことについて即座に通知しなさい。』とされていて緊迫した細菌感染との戦いが読み取れるし、世界の現実であり、日本の現実でもある。(開示されている文より主要部分を転載)このようなとき、本願で開示した成分やハスカップの加工産物は、日常に使用することが出来る物であるから、副作用に問題なく、新時代の抗菌対策に強い意義を持つものである。
必須工程である二次処理工程後のハスカップの木部である茎や根、又は、葉から、ハスカップリグニンを下記のように抽出した。ハスカップ木材のチップを120℃、2〜5時間、1.2気圧にて、重亜硫酸カルシウム塩(又はマグネシウム塩)溶液中で煮沸した。この亜硫酸パルプ溶出液をpH8〜10に調整し、120℃、2〜5時間、1.2気圧で反応させた。沈殿物を回収そのままで使用しても良いし、減圧下で乾燥させて請求項1及び2の工程物の工程に入れることができる。リグニンスルホン酸塩を得る。この沈殿物や減圧乾燥の粉末は、フーリエ変換赤外分光法による測定の結果から、リグニンの構造を有していることが確認された。この物質に本願の酸を加え、本願の工程(アセテート等を加えること)で(適宜の加熱、加圧をする)ハスカップリグニンスルホン酸ナトリウム塩アセテ−トの生成が期待でき、更なる強い、抗菌や抗ウイルス活性が出来る。
抽出物の初発濃度は、300μl/ml(1g/10cc)で、これを2ウエル目から順次2倍段階希釈する。各ウエルには、カバノアナタケ電気分解水溶液とエイズウィルスと健全細胞を含有し、培養3日目と6日目に各ウエルを観察してエイズの感染を100%阻止しているウエルを特定した。表7に見られる通り、6日培養では、活性が1ウエル上がっている。電気分解により、水は酸性側とアルカリ性側に分かれるが、それだけでなく、水自身に電気的微弱エネルギーが付与されていることが活性増進の一因であるとみられる。微弱エネルギーについての一連の論文は重複もあるが本明細書の最後に付け加える。
実施した試験は、エイズウィルス増殖の100%阻止活性、インフルエンザウィルス増殖の100%阻止活性、並びに後記する抗菌活性であるが、まず、エイズウィルスの100%増殖阻止活性について次に説明する。
マイクロプレートの各ウエルには、上記各濃度の検体水溶液100μgずつとエイズウイルス浮遊液100μlずつを注入する。このように検体と共存させたエイズウィルスを各ウエル内で培養し、培養3日目と6日目に全部のウエルを観察して、エイズウィスルの増殖を100%阻止しているウエルを決定する。100%増殖阻止とは、ウエル内に共存しているMT−4細胞がエイズウィスルにより破壊されたり変形したりしていないで、健全である場合をいう。培養3日目はウィルス濃度が10TCDで低いが、6日目まで培養するとコントロールのウィルス濃度が上がって100TCDとなる。この上昇する濃度でウィルス増殖を100%抑制している「6日目活性」は、従って、その検体の有効・無効を評価する重要な基準である。この評価試験から注目すべき結果を挙げたものを選び出し、そのうち検体1から7(前記
ルまでがエイズ増殖を100%阻止したことを示し(カッコ内の数字はその時の検体濃度μg/ml)、それより右の(番号の多い)ウエルではウィルス増殖を100%は阻止していない。また、*印をつけたウエルでは、ウィルスによるのではなく検体化合物そのものによる細胞障害が現われたことを示す。検体はリグニンや分解物等に関係するのでリグニン物質とする。
こうしてグアヤコール(検体1)はエイズウィルスの増殖を、3日培養で6ウエル(31.3μg/ml)まで、6日培養(6日目活性)で4ウエル(125μg/ml)まで100%阻止していることが示された。細胞障害は、それぞれ3ウエル(250μg/ml)まで認められた。この結果を表2の右側にあるように、6T3(3日目活性)、4T3(6日目活性)と略記する(TはToxicityの略)。本発明は、グアヤコール(検体1)のほか、グアヤコールを含んでいるグアヤック脂(天然グアヤック樹からの抽出物)についても、抗エイズ効果の試験をした。結果は、3日目活性3.9μl/ml(細胞障害7.8μl/ml)(略記法で9T8)、6日目活性3.9μl/ml(細胞障害7.8μl/ml)(9T8)という好成績を得た。従って、本発明において、グアヤック脂は少なくとも抗ウィルス性、特に抗エイズウィルス性に関しては、グアヤコールと同等物ということができる。
なお、間接的だがキノコ由来のリグニン画分について参考的に言及すると、カバノアナタケキノコやカバノアナタケ培養物などに存在したリグニン画分にも優れた抗エイズ活性をはじめとし各種抗菌活性のあることが前記同様の試験手続によって確認されていて、その際生じる細胞障害を低減させるためにアルブミンを1:1の割合で混用することによってT3をT1に低減する効果が見出されている(これらリグニン画分の本体は現在本発明者において同定中である)。本発明のリグニンなどの成分をもつ素材を小さく裁断後耐熱袋に入れ殺菌しその後培養すると、キノコに食わせて培養するといわゆる、キノコという微生物による加工して産物を作り薬効食品を作ることもできる。その流れをカバノアナタケで概略示すとハスカップなどの素材の細断、例えばこれに限定しないが0、5〜10ミリ細断,細粉し同量の樺木オガクズと混合、更に重量で約10パ−セント以内でフスマ、米ぬかと混合する、更に適量の石灰を混入し穴あきの専用耐熱袋に袋づめ後、加熱殺菌し、その後、冷却、無菌室でカバノアナタケの菌糸を植えつけ準無菌室の棚で数年から20年において約25度以下の培養をする。夏場は高温でもあるからカビが多いから、20度以下が望ましい。時々袋の上から水道水を散布する。床にも撒くことで清浄さと湿度を保つ。湿度約70〜90パ−セントが望ましい。やがて、年数が経つと菌相が1晩で変化し固化し独特の黄褐色のとんがりコブが発現し菌核を形成する。この時期以降、目的に応じて培地ごと抽出する。このキノコの菌核の成功は誰でも不可能と言われたのを成功した世界最初であると思われる。この培養物の抽出は以下のとおりである。
有効成分の抽出・培養菌糸または培地と共に採取した菌糸又は菌核は、これに約8倍から12倍の水(重量)を加えて1時間80〜100℃で熱水抽出を行なう。抽出液を濾過し、濾液をフリ−ズドライなどで乾燥して有効成分を取り出し、好適には粉末化する。粉末とした有効成分は茶色を呈し、舐めるとやゝ苦い味がし、独特のキノコくさい臭いがする。この粉末をそのまゝ服用することもできるし、また他の成分、例えばデキストリン、味覚剤等を整えたり,.添着剤など必要なものを加えて、食用または飲用、薬用、及び園芸や農業用素材、クリ−ム等の日常品に供することもできる。この抽出物も成分が複合されているがリグニンが含まれるのでリグニン物質に入れる。これらはカバノアナタケキノコと同様に抗ピロリ菌、抗インフルエンザウイルス、抗エイズウイルス、抗ガン作用及び1PS細胞のがん化阻止活性があることも判明した。このリグニン物質を更に水+エタノールにより抽出し濾過し癌化したIPS細胞に添加する事でガンを阻止した。ここではこのリグニン物質がガンの阻止活性に働き掛けるメカニズムをこれらに含まれるトリテルペン成分から検証した例を掲げる。また、発毛育毛作用等が確認されている。育毛育毛作用についてはトリテルペンの実験の後から述べる。尚、このトリテルペン論文は特許出願用の論文調にしているのでご容赦いただき、長くなるので重複をさけるためこの論文の【】は写真を除きつけないでナンバ−を本願明細書のナンバ−とは別途つけて論を進めることを容赦いただきたい。又、図面や表は論文内に収めている。以下に述べる。
式(I)で示されるトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩。
請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を担子菌キノコから抽出する工程を有することを特徴とするトリテルペン化合物の製造方法。
請求項3
担子菌キノコがカバノアナタケである請求項1および2記載のトリテルペン化合物の製造方法
請求項4
哺乳動物(人も含む)にたいして、請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩あるいはそのプロドラッグの有効成分量を投与することを特徴とする癌抑制剤。
請求項5
前記トリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分として1以上含有することからなる請求項4記載の癌抑制剤。
請求項6
前記トリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を他の抗がん剤と併用することからなる請求項4記載の癌抑制剤
請求項7
前記請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分とし、他の食品や医薬に含有することからなる発癌プロモーション抑制組成物
請求項8
出発材料として(1)カバノキ類の立ち木に天然に生育したカバノアナタケ菌糸、または菌核(2)カバノキ類の立ち木に人口的に植菌し生育させたカバノアナタケ菌核または菌糸、(3)これらカバノアナタケ菌核または菌糸が、繁殖した立ち木の樹皮及び木質部の組織と共に採取したカバノアナタケ菌核または菌糸、(4)固形培地で人工培養したカバノアナタケ菌糸、または菌核(5)固形培地で人口培養した後、培地と共に採取したカバノアナタケ菌糸、または菌核、(6)液体培養した後、培養液と共に採取した菌糸を選び、いずれか選ばれた出発材料からトリテルペン化合物を抽出することからなる請求項3に記載の癌抑制剤。
請求項9
担子菌キノコの抽出の工程で少なくとも第一段階でクロロホルムを使用することからなる請求項1記載の製造方法
請求項10
前記担子菌キノコは請求項8にあるカバノアナタケである請求項9記載の製造方法
発明の詳細な説明
技術分野
トリテルペン化合物、その製造方法及びそれを有効成分として含有する癌抑制剤に関する発明。
背景技術
0001
高齢化社会に入りますます健康を渇望する人が増加している。ウイルスの変種も最新の課題として取りざたされている。その中に癌は重い課題として人類を迎え撃っている。診療及び治療法の開発等により、癌は昨今と比べるとずっと「治る病気」となりつつあるが、高齢化社会の進行とともに羅患者と死亡者は依然として増加している。日本癌学会の発表によると現在、死亡統計上3人に1人は癌によって死亡していると報告されている。癌の抑制については、羅患後の医療だけではなく、癌が発生する前にその発生を抑えようとする考え方、即ち癌予防に対する関心も近年高まりつつある。
癌の抑制のうち羅患後の治療において、悪性腫瘍、即ち癌に対する治療法は早期発見・外科的手術とともに化学療法が併用されているが、臨床的に実用又は試用されている多くの抗癌剤は、例えば、固形癌に対して必ずしも充分に満足できる効果を有するものではないと言わざるを得ない場合が存在している。
一方、癌の抑制のうち癌予防において、化学物質による癌発症(化学発癌)の機構に関しては、近年、発癌イニシエーション及び発癌プロモーションと呼ばれる二つの過程を経由すると考える発癌二段階説が広く認められている。
0002
イニシエーションとは、発癌イニシエーターと総称される物質が、正常細胞のDNAに不可逆的に損傷を与えて潜在性細胞(initiated cell)に変化させる過程であり、発癌プロモーションとは、発癌プロモーターと総称される物質が、発癌イニシエーターで生じた発癌潜在性細胞に働きかけ、それを癌細胞に導く過程である。発癌イニシエーション及び発癌プロモーションの両方の過程を抑えることができれば、癌の発生を抑制することが可能となる。とりわけ、発癌プロモーションの抑制は、正常細胞に復帰することのできない潜在性細胞を既に保有する固体に対しても有効な発癌抑制手段となる。
発明の技術分野
0003
木材腐朽菌キノコの新規トリテルペン、具体的にはカバノアナタケ[学名Inonotusobliquus]に含有されるトリテルペンの製造方法とその発癌プロモーション抑制活性を持つ組成物及び抗癌剤に関する。
発明が解決しようとする課題
0004
上記前者の治療の観点からは、腫瘍の縮小・撲滅及び成長の抑制に有効な医薬となり得るよう殺癌細胞活性化合物の開発が切望されており、一方、上記後者発癌の予防の観点からは、発癌プロモーションを抑制する活性を有する成分を含有し発癌の抑制に有効な医薬品、食品等の発癌プロモーション抑制化合物の開発が切望されていてカバノアナタケの化合物からそうした作用をもつ抗癌剤を提供する。
課題を解決するための手段
0005
本発明者らは、担子菌キノコ類、中でもカバノアナタケ菌核ならびにその混合培地などから分離精製されたトリテルペン化合物類が、発癌のプロモーションを抑制する活性(以下、発癌プロモーション抑制活性と記すこともある。)を有することを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、
1.式(I)で示されるトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩。
2.前項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を担子菌キノコ類、中でもカバノアナタケ菌核から抽出する工程を有することを特徴とするトリテルペン化合物の製造方法。
0006
本発明化合物には不斉炭素が存在するが、発癌プロモーション抑制活性を有する限り可能な立体配置の化合物が全て含まれる。
カバノアナタケにおけるトリテルペン成分に関しては申らの抽出方法[文献:申有英 他、Eurasian J.For.Res.1:43−50(2000);日本木材学会北海道支部講演集 第30号 平成10年11月p75−77;Yusoo Shin et.al.,International Journal of Medicinal Mushrooms Vol.2,pp.201−207(2000)]で示されているが、それはエタノール抽出方法を用いるためカバノアナタケに含有されるトリテルペン成分の全体を抽出することは、他の成分が混在しているため不適であった。また、トリテルペン成分が抽出されてもごく一部分であった。種々検討した結果、クロロホルムによる抽出方法を表1に示すごとく確立するに至った。これはエタノール抽出方法の約1000倍の抽出効率があった。クロロホルムの後、メタノールで抽出を行った。メタノールエキスにはトリテルペン画分は溶出されない。
0007
また、本成分のトリテルペンにおけるin vitro EBV−EA誘導化抑制活性およびin vivo発癌プロモーション抑制活性、すなわち生体(マウス)を実験系に取り入れ証明したものは今迄になかった。
0008
本発明化合物のプロモーション抑制活性を測定する方法としては、例えば、EBV−EA誘導試験法[文献:Konishi,T.et al.,Biol.Pharm.Bull.,21,993(1998)]が挙げられる。この試験法は、12−O−テトラデカノイルホルボール−13−アセテート(以下TPAと記す。)、テレオシジン等の発癌プロモーターが、バーキットリンパ腫由来エプスタイン・バー・ウイルス潜在感染ヒトリンパ芽球様細胞株(Raji細胞、ATCCから入手可能)中に潜在するエプスタイン・バー・ウイルス(以下、EBVと記す。)を活性化する現象に基づいた方法であり、当該測定の工程としては、まず前記のような発癌プロモーターと被検物質とをRaji細胞に接触させ、発癌プロモーターによるEBV活性化を被検物質が抑制する効力を測定する。当該方法で測定されたEBV活性化抑制活性とin vivo発癌プロモーション抑制活性との高い相関性が、多くの化合物で示されている。
0009
さらにまた、プロモーション抑制活性は、げっ歯類を用いたin vivo二段階発癌実験によって調べることもできる。例えば、マウスの背中の毛を手術用バリカン等で刈り落とし、背中の皮膚に、アセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解した7,12−ジメチルベンズアントラセン(以下、DMBAと記す。)を適量、例えば、約1μg〜1000μg程度塗布する。DMBA塗布より一定期間(例えば、1週間)経過した後から、被検物質とを一定頻度(例えば、週2回程度)で皮膚に塗布する。具体的に例えば、前記のようにDMBAを塗布した皮膚に、まずアセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解した被検物質を塗布し、約1時間後に、アセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解したTPAを適量(例えば、約0.1μg〜10μg程度)塗布する。このような処理を行いながら、一定期間(例えば、約10〜50週間程度)に渡って経時的に観察を行い、処理を行った背中の皮膚に腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数を測定する。被検物質とTPAを塗布した群における腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数を、被検物質の代わりに溶媒を塗布した群における腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数と比較することにより、被検物質の発癌プロモーション抑制活性を調べることができる。
0010
本発明の発癌プロモーション抑制組成物は、例えば、本発明化合物を含む天然由来の抽出物若しくはその加工品、本発明化合物自体、或いは、本発明化合物と、医薬担体若しくは賦形剤、食品成分又は化粧品成分等とが混合されてなる組成物等を含み、腫瘍や癌の発生を抑制し、かつ、発生した腫瘍や癌を治療する医薬品、食品又は化粧品等として利用され得る。用いられる医薬担体若しくは賦形剤、食品成分又は化粧品成分等は、当該癌抑制剤の具体的用途に応じて適宜選択することができる。また、抑制剤の形態も、具体的用途に応じて、例えば、種々の固体や液体の形態とすることができる。
0011
例えば、本発明化合物を医薬品として用いる場合には、その投与形態を必要に応じて適宜選択することができる。具体的な形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、経皮吸収剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤等の非経口剤等をあげることができる。これら製剤は常法に準じて製造すればよい。
実施例
0012
以下、実施例により本研究を更に詳細に説明するが、本研究はこれらによって限定されるものではない。
参考1(本化合物の調製)
北海道名寄市(株)サラダメロン構内において採取されたカバノアナタケの菌核10kgを細かく刻み、20Lのクロロホルム、60℃にて2週間浸漬し、濾過後、濾液を減圧下、溶媒を留去して、クロロホルムエキス200gを得た。表1に示すように当該エキス全量をクロロホルムに溶かし、クロロホルムで調製したシリカゲル(シリカゲル60,メルク社製)3.5kgを用いたカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホルム及び酢酸エチルの混合溶媒(クロロホルム:酢酸エチル=10:1)を流して1Lずつ分画を行い、フラクション40−46を集めた画分A(18.0g,7x1L)及びフラクション47−52を集めた画分B(49.0g,6x1L)を得た。次にクロロホルム:酢酸エチル=5:1を流して1Lずつ分画を行い、フラクション62−70を集めた画分C(3.0g,9x1L)及びフラクション71−79を集めた画分D(6.0g,9x1L)を得た。さらにクロロホルム:酢酸エチル=2:1を流して1Lずつ分画を行い、フラクション80−105を集めた画分E(12.5g,26x1L)を得た。以上得られた各画分をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー及びODSとメタノール系による高速液体クロマトグラフィーにより分離精製し、化合物の単離を行った。画分Aをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホルムで溶出するフラクションより化合物3、クロロホルム:酢酸エチル=5:1で溶出するフラクションより化合物6及び7、さらにクロロホルム:酢酸エチル=2:1で溶出するフラクションより化合物8及び9をそれぞれ得た。画分Bからはクロロホルムで溶出するフラクションより化合物1、4、5および11を得た。画分Dからはクロロホルムで溶出するフラクションより化合物10を、画分Eからはクロロホルム:酢酸エチル=5:1で溶出するフラクションより化合物2を得た。
0013〜0017
試験例2(マウス皮膚2段階発癌実験におけるプロモーション抑制活性の測定)
参考1で得られた化合物1について、マウスを用いた2段階発癌実験法により、プロモーション抑制活性の測定を行った。6週齢のICR雌マウスの背部の毛を剃り、0.1mlに溶解した化合物1を前記のDMBA塗布部位に塗布し、溶媒処置群には、化合物1に替えてアセトン(0.1ml)を塗布した。次いで1時間後に、被験化合物処置群および溶媒処置群のいずれにも、前記の塗布部位に、0.1mlのアセトンに溶解したTPA(1mg,1.7nmol)を塗布し、以後週2回の頻度で、20週に亘ってTPAを同様に塗布した。マウスは1群当たり3匹を使用した。プロモーション抑制活性は、パピローマが発生したマウスの数と、マウス1匹当たりのパピローマ発生数の平均値とを被験化合物処置群と溶媒処置群とで比較することにより判定した。その結果、図2および3に示すように、化合物1はTPAによる発癌プロモーションに対し抑制活性を示した。
[図2]
(図3)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群における個体あたりのパピローマの発生数を個数にて示す。
0019
P388マウスリンパ性白血病細胞に対する増殖阻害活性試験を代表としてトリテルペン4種でおこなった。(被検物1,2,5,7は化合物1,2,5,7と同じ表現である。)以下の方法で行い結果をえた。
P388マウスリンパ性白血病細胞に対する増殖阻害活性試験
[方法]
10%牛胎児血清含有イーグルMinimum Essential Mediumを用いて,P388マウスリンパ性白血病細胞を37℃で培養し、約7×105cell/mlになったところで培養液を900rpm、5分間、遠心分離した。上澄液を捨て、残った細胞に一定量の培地を加え1×105cell/ml(初濃度)の細胞浮遊液を調節した。一方、検体をDMSOで溶解(10mg/ml)し,培地で200,20,2μg/mlになるように希釈した。またコントロールの溶液はDMSOの濃度が2,0.2,0.02%になるように希釈した。96穴マイクロプレートの各穴に検体又はコントロールの溶液と細胞の浮遊溶液を各々100μl入れ、CO2インキュベーター内で37℃、13日間培養した後、MTT(6mg/ml,リン酸緩衝液)25μlを加え、細胞を染色する。4時間後さらにドデシル硫酸ナトリウム(20%,0.02N HCl)50μlを加えホルマゾンを溶解し,一夜放置後マイクロプレートリーダー(BIO RAD model450)で吸光度を測定した.次式よりgrowth(G)%を計算し,片対数グラフを用いて細胞の増殖を50%抑制する濃
度ED50(μg/ml)を求めた。
0020
試験結果を以下の表3に示した。4個の被検化合物(トリテルペン化合物)(1),(2),(5)及び(7)のうち、(2)を除くすべての化合物に縁やかな細胞増殖阻害活性が認められた。((2)は結晶の凝結がつよい。)
(図2)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群におけるパピローマの発生頻度を百分率にて示す。
(図2)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群におけるパピローマの発生頻度を百分率にて示す。
以上のようにカバノアナタケ由来のトリテルペン化合物に抗癌活性があきらかとなったから癌抑制や生理活性著大なものがある。又、ハスカップ等入り培地は本願ハスカップ等の素材を有効活用となるし更なるこれらの薬効成分を生みだす。
0021
「マウス白血病P388」の試験:
マウス白血病P388は、増殖力が強く非常に早く増殖する腫瘍原であって、ガンとしてはきわめて厄介な存在である。これまで、この腫瘍の増殖を有効に抑制できる生物界由来の有効物質はほとんどない(数万種の中から1つ出るか出ないか)といわれてきたものである。しかしながら、幸いなことに本発明は数多くの候補物質の中から選びだした30数種類にのぼる試験物質のうち、少なくとも16種類がマウス白血病P388に対し有効な制がん作用があることを確認することができた。制がん効果確認試験に使用したマウスは「CDF1マウス」で、6匹/グループずつを使用した。対象腫瘍は「マウス白血病P388」で、この病原を感染させた細胞をマウス1匹あたり106個、マウスのip(腹腔)に移植する。同時に、各種試験物質を、それぞれのグループごとに次のように投与し、試験を開始する。すなわち、試験物質のうち純度の高い合成物質は400mg/マウス体重kg/日の量を最高として試験期間の1日目と5日目の計2回、腫瘍細胞移植部位に投与した。精製が必ずしも十分でない生物界起源の物質は、試験期間の1日目から9日目にわたり毎日1回、計9回を同部位に投与した。後者の場合の投与量は、1/2LD50又は200mg/kg/日を最高とし(実験No.1)、その2/1(実験No.2)、1/4(実験No.3)、場合によりさらに1/8(実験No.4)として投与した。対照群は、無処置群として、試験物質を投与しない。
0022
試験結果は、無処置群の生存日数(C)に対する試験物質投与群の生存日数(T)の比、すなわちT/C%の値により判定される。通例、CDF1マウスの無処置群の生存日数(C)は平均10日である。従って、投与群のマウスがこれを越えて生存すれば、その試験物質は延命効果があると判定される。すなわちT/C%の値が100を有意義に越えたら、その試験物質は制がんに有効であるということができる。特に、T/Cが120%を越えるものはきわめて高い有効性のある制がん性物質であると見られる。
その中ではカバノアナタケ培養物129%、ノカルデア(微生物)の培養物120%、けい皮抽出物114%、ニンジン葉末抽出物112%、グリシン106%、リノレン酸104%等であった。アミノ酸ではD−αアラニンがリノレン酸と同じ104%あった。なかなか100を超える物は少ないと言うことであるからハスカップ関係の成分は抗がん効果があると言えるのである。
0023
CDF1マウスマウスは生物界起源の制がん性物質、特に強力なガンとして知られる腫瘍に対し有効な制がん作用を有するか否かを測定できる有用なマウスである。
対象腫瘍は「マウス白血病P388」で、この病原を感染させた細胞をマウス1匹あたり106個、マウスのip(腹腔)に移植する。同時に、後出に示した各種試験物質を、それぞれのグループごとに次のように投与し、試験を開始する。すなわち、試験物質のうち純度の高い合成物質は400mg/マウス体重kg/日の量を最高として試験期間の1日目と5日目の計2回、腫瘍細胞移植部位に投与する。精製が必ずしも十分でない生物界起源の物質は、試験期間の1日目から9日目にわたり毎日1回、計9回を同部位に投与した。後者の場合の投与量は、1/2LD50又は200mg/kg/日を最高とし(実験No.1)、その1/2(実験No.2)、1/4(実験No.3)、場合によりさらに1/8(実験No.4)として投与した。対照群は、無処置群として、試験物質を投与しない。
0024
リノレン酸においてはマウス白血病P388腫瘍原をCDF1マウスにおいて試験したところ腹腔内注射における寿命測定においては指数100が正常の生存寿命であるがリノレン酸投与において試験物質の濃度0.05ml/マウスで指数104を記録したから生体のガン抑止作用があることが確認された。同様に本願のニンジンの葉末の30%エタノ−ル抽出物及び同抽出物50%+ニンニク珪藻土濾過抽出物50%において指数112を確認した。また、ニンニクを混入投与した方がニンジン葉末抽出エキスが薄くなるがニンジン葉エキスの投与割合が同じになった時112%の延命率を示しエタノ−ルが抽出検体に含有している為による副作用死を停止させた。ニンジン葉末エキスの含有量に依存し延命率の指112%を示し抗がん効果がある事を下表に示した。ニンジン葉末エキスにはリノレン酸の他にパルミチン酸もあるから、以下の試験区のパルミチン酸化合物も103%の効果があったから、ニンジン葉エキスにはパルミチル酸の含有で相乗効果を上げたと考えられる。ベタインは100%、塩酸ベタインやLアラニンは97%β−アラニン98%などで効果がなかった。
繰り返すがP388に対応するなかなか有用物質はないものである。その中において本願のカバノアナタケの培養にハスカップ等の素材を上手に使う事の有効な食薬つくりの重い意味の理解度やニンジン葉エキスやリノレン酸の抗がん効果も明らかになった。また、食品においてはベタインを取る事の重要性が浮かび上がるのである。それはタコやイカ,貝のいわゆる青い血をもつ生物の食品化の有用性を認める物である。血液の色は血液中に含まれる酸素結合蛋白質の種類と関係しているとされる。脊椎動物は鉄分を含む「ヘモグロビン」を持つ、その鉄分が血中で酸化されて赤く見える。軟体動物(タコやイカ)や節足動物(甲殻類)などは、銅を多く含む「ヘモシアニン」という色素を持っており、その銅の成分が酸化されるので青く見える。透明で良く見えないこともある。海の中に住む環形動物などは、緑色の血液を持つという。アサリ、カタツムリ、ロブスタ−、エンペラースコーピオン(サソリ).なかでもカブトガニ、イカは有名である。アサリ、カタツムリ,イカ、タコが食用にお勧めしたいし粉末にして前出の食品と混ぜると有用である。
前出の理由ばかりでなく酸化酸敗の進行を止める為にも赤い血のもつ哺乳動物は青い血を食べる必要がある。そこからガン対策技術も生みだされると思われる。
表4に制がん効果確認試験を示す
表4の液体培養カバノアナタケについて詳しく説明する。使用した液体培地は基本的に水とリン酸緩衝液からなる溶液にペプトン、酵母エキスと、炭素源として麦芽及び(又は)グルコースを混合して調製した。その他の炭素源としては、サッカロース、可溶性デンプンを用いることができる。水は、基本的には地下水、又は水道水を用いるが、場合により本発明者が別に開発している”雪の水”(新鮮な雪を溶かした水)を用いることもできる。水に代えて、又は加えて、シラカバ樹液を用いることもできる。また液体培地にフミン酸を添加するとカバノアナタケ抽出物の活性度を高めることができることも見出されている。
0027
上記のような培地を多数のフラスコ(好適に5リットル三角フラスコ)にそれぞれ入れ、各フラスコにカバノアナタケの種菌を植菌し、大別20℃中心、25℃中心、30℃中心のグループとし、各グループ一定温度として培養した。培養中、すべてのフラスコに適度な振動を与えつづける。それぞれのグループから、培養15日目、33日目に試験物質候補を採取する。25℃中心のグループが他のグループより良好な生育状況にあると認められた。15日目の菌糸は、黒色発現していない(表1の試験番号2)。33日目に採取したものの1つは、すでに25日目に黒色発現していたが、その後8日してから採取したもの(試験番号1)で、もう1つは33日目に黒色発現し、その日に収穫したもの(試験番号3)である。それぞれの菌糸体は、培養液とともに熱水抽出し、ロ過し、ロ液を真空凍結乾燥して、制がん効果確認試験に供した。25℃、15日培養の抽出物は、100mg/kgの投与量で129という非常に高い延命率を達成した。これより多い又は少ない投与量では効果が低かった。33日培養、同日黒色発現の試料は50mg/kgの投与量でT/C%109であったが、それ以外での効果は低かった。黒色発現25日目、収穫33日目の試料は、投与量を変えても効果は低かった。
0028
15日培養の群と、33日培養の群との延命率(生存日数の比)の平均値を図1のグラフに示す。33日培養(33日目に黒色)の平均値はグラフに示すように94.8であるが、25日に黒色になっていた群の平均値はそれより低く、89.33であった。グラフの右側には、その他の植物系の試験物質の延命率平均値を併せて示してある。これらとの比較からも、15日培養カバノアナタケの効果の高いことが認められる。図4において、細い線は、培地を乾燥したもの(栄養源の固形分)の重量であるが、15日の段階では、1.9gあったものが、33日目には1.766gに減っている。25日目に黒色発現していた群は、さらに低く、1.566gしか残っていない。これらの数値によっても裏付けられるが、そもそも、液体培養においては菌糸に対し適正量の培養液の中のグルコースが大体15日を経過するとほとんどゼロになる。主要な栄養源をほとんど食べきった状態にある(いわば満腹状態の)カバノアナタケ菌糸が最も勢いがあり、生理活性も強い。これを過ぎると、カバノアナタケ菌糸は次第に飢餓状態になり、ポリフェノールオキシダーゼ(リグニン分解酵素)を分泌し、培養液中の他の栄養源となるべきものを求めるようになる。こうして、15日培養のカバノアナタケ抽出物がP388に対し最も高い効果を示したことがうなづけるが、もう1つのメドは培養液中の栄養源、特にグルコースの残量がゼロに近づいた時点で試料を得るようにすることである。グルコース残量は測定器材を使って検知することができる。他方、培養期間を長くする目的で培養液中の栄養を過剰に与えると、滲透圧やその他の関係で菌糸の生育は却って不良になるので、注意すべきである。適当な培養期間は、10〜35日、好適には12〜25日、最も好適には15日前後(要するにグルコース残量ゼロになる直前)であると認められた。
0029
黒色発現と関連して、本発明の試験においては、予期に反して天然カバノアナタケ(黒色部分)がP388に対しては効力が低かった(試験番号5)。同様にして、固形培養(オガクズを培地の基本構成分とした)も、高い延命率を達成しなかった。P388に対しては、若い勢いのあるカバノアナタケ菌糸体が最も効力をもつものと理解される。
0030
表4のその他の植物系制がん性物質には、ケイヒ(ケイヒ酸がとれる)、桃の実、紫根がある。それぞれに、有効適量があり、ケイヒでは100mg/kgで延命率115%,50mg/kgで112%と有効であり、桃の実は200mg/kgで111%の延命率、紫根は50mg/kgで103%の延命率である。
0031
もう1つの植物系制がん性物質は、ニンジン葉の乾燥粉末エキスである(試験番号9)。試験に用いた試料は、ニンジン葉を緑色を失わないように乾燥(凍結乾燥が好適)し粉末としたものをエタノール抽出して有効成分を取出したもので(熱水抽出でも本質的には同じ)、アルコールは含まれている。0.2ml及び0.1ml/マウスの投与量では毒性が強く、マウスが死んだが、0.05ml/kgとしたものは112%の延命率を上げた。試験番号10に示すように、ニンニクエキスと混用(1:1)した試料では、0.1ml/kgで同じ延命率112%を上げている。この試料の中にニンジン葉成分は0.05mg/kg含まれているのだから、試験番号9の実験No.3と変わらないことになるが、前述もしたように、ニンニクエキスがあるから、ニンジン葉エキス抽出時使用のエタノール含有による強い毒性が緩和されていることが、試験番号10の実験No.1(0.2ml投与)からうかがえる。すなわちこの実験で、ニンジン葉成分は0.1ml含まれていて、これはニンジン単独では延命率0であったのに、ニンニクと併用することでT/C%は93であった。ここに、エタノール含有のニンジン葉エキスとニンニクを併用すると好ましい効果があるといえる根拠がある。ニンニクならばどのような物でも良いと言う訳ではない。珪藻土濾過とか、加熱工程が入るなどの透明度が高い磨かれたニンニクエキスが使用されている。
0032
表4の試験番号12〜17に示すパルミチン酸、リノレン酸は、生物界に広く普通にみられる脂肪酸であり、本来は生体内にあって生理機能を果たしている物質である。パルミチン酸イソプロピル、パルミチン酸メチル、パルミチン酸エチル、パルミチン酸ピニルなどのパルミチン酸系化合物及び植物由来の脂肪酸であるリノレン酸が、それほど顕著ではないが、それなりの延命効果を果たすものと考えられるので、その他の有効成分、例えばカバノアナタケ抽出物や、後述のアラニン、グリシンなどとの併用が可能である。
0033
表4の試験番号18,19の土壌細菌は、ふつうノカルディアといわれている細菌〔学名 Rhodococcus erythropolis(Nocardia calcarea)〕であるが、この7日培養の熱水抽出物がP388マウスに対して50mg/kgの投与量でT/C%120を達成しているのは、予想外の成果である。この細菌の培養は、基本的にカバノアナタケの液体培地と同じ培養液と培養条件を使用して行なったもので、短期培養が高い効力を示したのは、カバノアナタケの場合と同様な理由によるものと考えられる。
以下の図4には、土壌細菌ノカルディアの一定培養期間中の生存日数比平均値と、培養液中の固形分の重量変化とのグラフを示してある。このグラフから認められるように、培養7日目に7.45gあった培養液の乾燥重量が、33日目には4.5と半分近く減っている。必要な栄養分が尽きる直前の菌体が強い生命力と制がん効力をもつことがこのグラフから読みとれる。
図4
アデノシンは核酸を構成する有用な生体内物質であり、プロリンはアミノ酸の構成に役立つ有用生体内物質であって、共にP388に対する制がん効果では見るべきものがなかった。しかし、前記パルミチン酸などと同様に、アノミ酸系の物質は他の成分、特に後述するように多糖体又は糖タンパク質系の物質との混用により相乗的な生体への好結果が期待される。
に多く含まれている成分で、そのためタコは最もガンにかかりにくい動物とさえいわれているものである。これらのうち、D−αアラニンとグリシン(別名アミノ酢酸)が、それぞれ104%と106%の生存日数比を出している。これらも単独で摂取するほか、他の有効成分と共用すれば、さらに制がん効果に寄与し得るものと期待される。なお、ドコサヘキサエン酸は、ツナ、ニシン、イワシなどに含まれている油分であり、温和な成分であるため試験では2000mg/kgと多量にマウス腹部に注射投与したが、期待した制がん効果は見られなかった。
ところで、ガン(エイズでも)が進行して体重が減少していく患者には、どんな良薬を与えても、もはや効き目がないとされている。このような患者には、アミノ酸(特にα−アミノ酸)やグルタミン酸を併用投与すると、少なくとも体重減少に歯止めをかけ、場合により自力治癒力を回復することができると考えられる。また、これらアノミ酸やグルタミン酸は、特に糖タンパク複合体と組合せ投与すると一層効果をあげることが考えられる。この点に関連し、本発明で用いたカバノアナタケの抽出物中には、糖タンパク質や多糖類が多く含まれていることが本発明者の研究によってすでに明らかになっている。そして、上記確認試験で用いたグリシンやアラニン(特にD−αアラニンなど)はいずれも生命現象に必要なα−アミノ酸であるから、これらアミノ酸系物質と糖タンパク質又は多糖体を多く含むカバノアナタケ抽出成分との併用は、明らかに制がん作用に有用であるといえる。
以下に各種トリテルペン化合物におけるNMRスペクトルを示した。この化合物NMRスペクトルの後から本願発明における明細書の文脈に再入する事になる。
化合物1
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.73(3H,s),0.81(3H,s),0.88(3H,s),0.94(3H,d,J=6.5Hz),0.84(3H,s),1.00(3H,s),1.65(3H,s),1.75(3H,s),3.24(1H,dd,J=11.8,4.5Hz),3.67(1H,ddd,J=9.0,5.2,4、4Hz),5.18(1H,m).マススペクトルm/z:442(29)[M]+,427(34),411(44),409(16),372(28),357(59),339(16),299(18),187(23),69(100).
化合物2
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.75(3H,s),0.81(3H,s),0.89(3H,s),0.97(3H,s),1.00(3H,s),1.59(3H,s),1.62(3H,s),3.22(1H,dd,J=11.8,4.8Hz).マススペクトルm/z:456(60)[M]+,441(66),423(100),395(11),301(10),281(17),187(19).
化合物3
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.69(3H,s),0.81(3H,s),0.88(3H,s),0.91(3H,d,J=6.5Hz),0.98(3H,s),1.00(3H,s),3.22(1H,dd,J=11.8,4.8Hz),5.10(1H,m).マススペクトルm/z:442(77)[M]+,427(62),409(100),391(26),357(15),327(10),299(10),273(11),259(11),255(10).
化合物4
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.69(3H,s),0.81(3H,s),0.87(3H,s),0.91(3H,d,J=6.5Hz),0.98(3H,s),1.00(3H,s),3.22(1H,dd,J=11.8,4.8Hz),4.01(1H,m),4.82(1H,s),4.93(1H,s),マススペクトルm/z:442(77)[M]+,427(62),409(100),391(26),357(15),327(10),299(10),273(11),259(11),255(10).
化合物5
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.69(3H,s),0.81(3H,s),0.90(3H,s),0.96(3H,s),1.00(3H,s),1.57(3H,s),1.68(3H,s),3.24(1H,dd,J=11.5,4.4Hz),5.04(1H,m),9.46(1H,d,J=5.5Hz).マススペクトルm/z:440(54)[M]+,425(100),407(97),389(16),358(68),299(59),288(51),281(59),273(30),247(24).
化合物6
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.73(3H,s),0.80(3H,s),0.90(3H,s),0.97(3H,s),0.99(3H,s),1.20(3H,s),1.22(3H,s),3.23(1H,dd,J=11.5,4.4Hz),3.72(1H,m).マススペクトルm/z:458(45)[M]+,443(32),425(100),407(90),389(13),299(45),281(28),
化合物7
NMRスペクトル1H−NMR(CDCl3):δ0.71(3H,s,H−18),0.81(3H,s,H−29),0.86(3H,s,H−30),0.88(3H,d,J=6.5Hz,H−21),0.98(3H,s,H−19),1.00(3H,s,H−28),1.05(1H,dd,J=12.8,3.0Hz,H−5),1.19(1H,m,H−15α),1.22(3H,s,H−27),1.23(3H,s,H−26),1.23(1H,td,J=13.5,4.2Hz,H−1α),1.40(1H,ddd,J=12.0,10.8,7.2Hz,H−17),1.48(1H,m,H−16β),1.50(1H,m,H−6β),1.58(1H,tdd,J=13.5,11.7,4.2Hz,H−2β),1.62(1H,m,H−15β),1.65(1H,m,H−23β),1.66(1H,m,H−2α),1.67(1H,m,H−6α),1.70(1H,m,H−12),1.73(1H,td,J=13.5,4.2Hz,H−1β),1.83(1H,m,H−16α),1.83(1H,d quint.,J=12.0,6.7Hz,H−20),2.01(1H,m,H−11),2.01(1H,m,H−23α),2.04(1H,m,H−7),3.23(1H,dd,J=11.7,4.6Hz,H−3),3.92(1H,dd,J=6.4,4.1Hz,H−24),4.26(1H ddd,J=10.3,6.6,3.7Hz,H−22).13C−NMR(CDCl3):δ12.3(C−21),15.4(C−29),15.7(C−18),18.2(C−6),19.1(C−19),21.0(C−11),21.2(C−26),24.3(C−30),26.5(C−7),27.3(C−16),27.5(C−27),27.8(C−2),28.0(C−28),30.9(C−12),31.0(C−15),33.3(C−23),35.6(C−1),37.0(C−10),38.5(C−20),38.9(C−4),45.0(C−13),47.8(C−17),49.3(C−14),50.4(C−5),78.1(C−22),78.5(C−24),79.0(C−3),81.7(C−25),134.2(C−8),134.5(C−9).マススペクトルm/z:458(52)[M]+,443(75),425(66),407(11),339(17),314(10),311(10),301(11),283(12),115(100),71(68).
化合物8
NMRスペクトル1H−NMR(CDCl3):δ0.72(3H,s,H−18),0.81(3H,s,H−29),0.87(3H,s,H−30),0.93(3H,d,J=6.7Hz,H−21),0.98(3H,s,H−19),1.00(3H,s,H−28),1.05(1H,dd,J=12.5,2.5Hz,H−5),1.18(1H,m,H−15α),1.23(1H,td,J=12.6,3.8Hz,H−1α),1.41(1H,m,H−16β),1.44(1H,ddd,J=12.7,9.6,7.3Hz,H−17),1.50(1H,m,H−6β),1.58(1H,m,H−2β),1.58(1H,m,H−23β),1.63(1H,m,H−15β),1.67(1H,dqd,J=12.7,9.6,3.2Hz,H−20),1.67(1H,m,H−23α),1.68(1H,m,H−2α),1.68(1H,m,H−6α),1.68(1H,m,H−12β),1.73(1H,m,H−12α),1.73(3H,s,H−27),1.74(1H,dt,J=12.6,3.8Hz,H−1β),1.78(1H,m,H−16α),2.01(1H,m,H−11),2.04(1H,m,H−7),3.23(1H,dd,J=11.8,4.5Hz,H−3),3.98(1H ddd,J=10.2,3.2,2.8Hz,H−22),4.36(1H,t,J=4.8Hz,H−24),4.94(1H,q,J=1.8Hz,H−26A),5.11(1H,q,J=1.2Hz,H−26B).13C−NMR(CDCl3):δ12.6(C−21),15.4(C−29),15.7(C−18),18.2(C−6),19.1(C−19),19.3(C−27),21.0(C−11),24.3(C−30),26.5(C−7),27.2(C−16),27.8(C−2),28.0(C−28),31.0(C−12),31.0(C−15),33.1(C−23),35.6(C−1),37.0(C−10),38.9(C−4),42.8(C−20),44.8(C−13),47.2(C−17),49.4(C−14),50.4(C−5),70.3(C−22),73.5(C−24),79.0(C−3),110.2(C−26),134.1(C−8),134.6(C−9),147.3(C−25).マススペクトルm/z:458(9)[M]+,357(75),339(18),311(13),159(10).
化合物9
NMRスペクトル1H−NMR(CDCl3):δ0.72(3H,s,H−18),0.81(3H,s,H−29),0.87(3H,s,H−30),0.94(3H,d,J=6.7Hz,H−21),0.98(3H,s,H−19),1.00(3H,s,H−28),1.05(1H,dd,J=13.0,2.3Hz,H−5),1.21(1H,ddd,J=14.2,9.3,2.5Hz,H−15α),1.23(1H,td,J=12.6,3.8Hz,H−1α),1.45(1H,m,H−16β),1.46(1H,ddd,J=12.7,9.6,7.3Hz,H−17),1.51(1H,m,H−6β),1.52(1H,m,H−23β),1.54(1H,m,H−23α),1.58(1H,qd,J=13.5,3.2Hz,H−2β),1.63(1H,m,H−15β),1.67(1H,m,H−2α),1.68(1H,m,H−6α),1.70(1H,dqd,J=12.7,6.7,3.0Hz,H−20),1.69(1H,m,H−12β),1.71(1H,m,H−12α),1.74(1H,dt,J=12.6,3.8Hz,H−1β),1.76(3H,s,H−27),1.78(1H,m,H−16α),2.02(1H,m,H−11),2.04(1H,m,H−7),3.24(1H,dd,J=11.7,4.5Hz,H−3),3.96(1H dt,J=9.2,3.0Hz,H−22),4.26(1H,dd,J=9.2,3.5Hz,H−24),4.84(1H,dq,J=3.8,1.8Hz,H−26A),5.01(1H,quint.,J=1.2Hz,H−26B).13C−NMR(CDCl3):δ12.7(C−21),15.4(C−29),15.8(C−18),17.9(C−27),18.2(C−6),19.1(C−19),21.0(C−11),24,4(C−30),26.5(C−7),27.2(C−16),27.8(C−2),28.0(C−28),30.9(C−12),30.9(C−15),34.6(C−23),35.6(C−1),37.0(C−10),38.9(C−4),42.5(C−20),44.8(C−13),47.3(C−17),49.4(C−14),50.4(C−5),74.6(C−22),76.5(C−24),79.0(C−3),110.8(C−26),134.1(C−8),134.6(C−9),147.6(C−25).マススペクトルm/z:458(9)[M]+,357(75),339(18),311(13),159(10).
化合物10
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.70(3H,s),0.81(3H,s),0.88(3H,s),0.92(3H,d,J=6.5Hz),0.98(3H,s),1.00(3H,s),3.24(1H,dd,J=11.2,4.6Hz),3.62(2H,m).マススペクトルm/z:402(37)[M]+,387(100),369(90),273(16),187(27).
化合物11
NMRスペクトル1H NMR(CDCl3):δ0.72(3H,s),0.81(3H,s),0.90(3H,s),0.99(3H,s),1.00(3H,s),1.61(3H,s),1.69(3H,s),3.24(1H,dd,J=11.7,4.3Hz),3.68(1H,dd,J=11.2,4.6Hz),3.73(1H,dd,J=11.2,3.0Hz),5.12(1H,m).マススペクトルm/z:442(57)[M]+,427(49),409(28),189(12),187(11),109(100).
以上のようにカバノアナタケ由来のトリテルペン化合物、本願の抽出物――リグニン物質に含まれる――に抗癌活性があきらかとなったから癌抑制や生理活性著大なものがある。癌化されたIPS細胞のガンも出願人のリグニン物質やカバノアナタケ菌核で阻止したから、これらのイニシエーションをストップしたと推論される、また、ウイルス感染も抑止できると認められる。本願におけるカバノアナタケを活用する加工方法からできたリグニン物質は有用な物質を作り出すものである。
また、このリグニン物質に発毛育毛作用等が確認されている。以下の比較テストをした代表例を提示する。両男性、多忙の中、育毛の約30%が禿げになっていた。66歳男性は韓国の育毛発毛剤をつける。一方、65歳男性は前出のリグニン物質を朝晩10〜20CCをつける。2年後、66歳の韓国の育毛剤のつけた方は頭頂部の数十本の毛は太くなったが現状を保守しているに過ぎなくI部は有効であるがほぼ効き目はなかった。
65歳男性は先に示したキノコ培養物抽出物(培地にハスカップ等の木片混合物で培養されてもの)であるリグニン物質(培養12年もの)を朝晩10〜20CCを頭毛に付けると発毛育毛し、2年後には66歳男性とは異なり誰が見ても禿げからとは思えない発毛育毛して立派な頭髪となった。色も黒くなった部分がある。
使用方法:頭部を湯タオルなどでふかし頭皮をマッサ−ジすることが必要である。経過は赤茶系の頭皮の色がやがて白系か青白系に変化すると発毛の準備が整ったことが目視できる。1日に数回頭皮や頭毛に振りかけ頭皮ごと軽くマッサ−ジする。出来るだけ入浴時にやると良い。寒いところでは頭髪や頭皮にかける分を予め温めてから、もみこむと良い。また、パソコンや頭上の悪い電磁波が直撃しないように減少させる事も血流良くすることから必要である。位相差顕微鏡で血液中の赤血球を見ると正常な赤血球は美しい円盤状の赤血球が浮かんでいるがパソコン等から出る悪い電磁波にあたると団子のように絡まり乱れまくるから、毛細血管の血流が抑制される。特に人では細い血管に支配される目はダメ−ジを受け眼痛が起きる。その他では、肩、腕、首や腰痛が発生するのである。全身の血流促進、特に首のコリは酷いのであれば物理的にも除去することが発毛の環境を整備する事につながる。悪い電磁波などに干渉する改良健康パソコンで使用すると30分後には血液が正常になる実験結果がある。この改良健康パソコンはその他の実験結果では豚の脳血栓症で死にそうなミニブタのポットベリ−種(体重60kg、10歳)を治療する事が出来たのである。この豚は7歳が平均寿命であるから、10−7年の晩年のこの3年は例えば、ニンジン葉粉末や先程のリグニン物質投与の治療で口から泡吹き寝込む状態から回復し生き返り,更にその後の加齢時においては増健ライト(微弱エネルギ−照射するもの)も豚の治療で使用し、生後10年以降の3年間(危篤状態が3回)は有効であったが4年目は豚の年齢の老化もあり増健ライト照射では効果が出ない、そこで増健ライト+改良健康パソコンを使用した所、速やかに回復し立体し餌を食べたのである。改良健康パソコンは微弱エネルギ−を放出したり悪いエネルギ−を患部から取ることもできる、新たな治療法の誕生であった。
発毛育毛におけるこの時のハスカップ等の含む培地を使用して培養されたカバノアナタケキノコ由来のリグニン物質は水溶性であり、その溶液を髪に付けた場合のエネルギ−の増加をMS機械で調べてみた。リグニン物質0.1gを水2gに溶かし頭髪を30秒浸け軽く乾燥し、手に握りMS機械の試験に供した。以下の結果が確認された。
この上の実験が示す様に平均発現面積の指数が無処理100の所、指数124.09となったのである。24パ−セントの増加である。こうした力のある(微弱エネルギ−のある)リグニン物質は頭皮や毛根、頭毛などに良い影響を与える。無処理であっても 平均発現面積が大きい事がよいのである、及び、この様に微弱エネルギ−の確認されたリグニン物質の作用は食品や薬品、化粧品、園芸、農業資材などにも及ぶ物である。園芸や農業資材において、葉面散布においては抗うイルス効果は元より植物の免疫を高め、病気を抑え、成長促進がみられ草たけ長及び水稲では有効茎数を伸ばし増収する効果がある。水稲、なす、燕麦、盆栽花などで認められた。これらの現象は本発明の重要な位置を示している事につながる。良い微弱ネルギ−の含有することとの関係で微弱エネルギ−が何かの手法で高めると活性化が起きる事と同性質のものであると理解される。もちろん、例えば、大河にも枝川があるように枝川に含む成分が異なるなどの味覚の違いもあるがその大河という基礎に立った所は同じ原理が作用し、その上で良い物質の選択が目的物である対象、ここでは育毛や発毛であるが起きるのだという理解が成り立つのである。ここでの大河はビジャクエネルギ−を指すと言う事でたとえ話である。微弱エネルギ−の生育期における処理では水稲においては130〜160%の増収となるのである。万物を正常にするには基礎となる微弱エネルギ−を高める事は不可欠あり物質+微弱エネルギ−の作用を用いることが必要だと言うことである。物質に良い微弱エネルギ−が多く含んでいれば素晴らしい物質であると言うことである。それを道具で更に高める事が出来れば物質Aが物質A‘に変化した事を意味するのであり好ましい状態になったと考える事が出来るのである。ひとつ注意したい事は味覚に影響する事が多いので、ある段階をつかみ自分の好みにおいてはこの程度が良いとなるのである。微弱エネルギ−は正の方向に働くがその着点は目的物における調和が着地点となる。着地点の要因は味であったり処理時間効率であったりする場合が考えられる。
以下、本願の明細書の抗エイズ試験の説明に戻る。
検体5すなわちリグノスルホン酸ナトリウム塩、及び検体6すなわちリグノスルホン酸ナトリウム塩アセテートの100%阻止効果は驚異的である。10T0とは、10ウエル(1.95μg/ml)という低濃度でウィルスの増殖を100%阻止し、しかも細胞障害を生じていないということである。9T0にしても3.91μg/mlの低濃度での100%阻止であり、障害はゼロである。このことは、これら両物質がきわめて優れた抗エイズ剤であること、また食品や飲料に混合することにより毒性がない抗エイズ食品・飲料たりうることを示唆するものであり、高度な有用性が期待されるところである。これら両物質は、後記する抗インフルエンザウィルス性においてもきわめて高い効力を示し、また抗菌性も相当程度に期待されるところから、1剤(1物質)で抗ウィルス性(エイズとインフルエンザ)と抗菌性という少なくとも3面の効用を発揮する、多面的な抗微生物剤効果のある食品や飲料として、日常的にも多用される高い多面的有用性をもって迎えられることが強く期待される。
その結果、水道水は3.31Units/mlに対して雪の水は2.25倍の活性が認められ7.48Units/mlとなった。雪の水に微弱エネルギーを与えた場合は(うちわ形になっており、50回容器上部よりあおぐ)、雪の水無処理よりSOD活性は25%アップして9.35Units/mlとなった。この微弱エネルギー付与は他の水道水に対しても無処理の水道水よりも12%のSOD活性の増加が認められた。雪水のクラスターの大きさについてO−17NMR測定機で計測した結果、雪水の半値幅は一次水二次水共に、64.5Hzから93.3Hz位の幅で小さい水であった。河川の水は河川の質にもよるが120から140Hz位で分子の疑集度が大きいと認められた。64.5Hzである雪水(一次水)に遠赤外線処理をすると64.3Hzとクラスターが小さくなる事が確認された。処理前よりは処理後の雪の水の味覚は雪独特の鉱物的香味を減少させ、飲みやすい味覚となる事が認められた。又、処理に伴い行うろ過工程は、雪の水の本来の性状である有機物を含まない純水性に加えて、濾過と合わさり保存性をより向上させる事が認められた。サラダ油に増健ライトで30分間照射させると油の2重結合を1.5パーセント切断することが認められた。油がさらっとした味覚に変貌し、又、甘みを低減する働きが認められる。この差は口に含む味覚感度と屈折糖度計(アタゴ)をもちいて、ある甘味覚がどの辺まで低下したかを見比べ、その差を例えばグラニュ−ム糖を溶かして味わい、何グラム分減じたかを見ることが出来る。酸自体においても酸味もまろやかに変化させることも出来る。微弱エネルギ−はこうした味覚や物質そのものもAからA‘に変化させたのである。(これらに関しては明細書最後の方で後述する)
酸液含有ハスカップ産物であるハスカップの木部や根から、リグニンを下記のように抽出した。ハスカップ木材のチップを120℃、2〜5時間、1.2気圧にて、重亜硫酸カルシウム塩(又はマグネシウム塩)溶液中で煮沸した。この亜硫酸パルプ溶出液をpH8〜10に調整し、120℃、2〜5時間、1.2気圧で反応させた。沈殿物を回収そのままで使用しても良いし、減圧下で乾燥させて請求項1及び2の工程物の工程に入れることができる。リグニンスルホン酸塩を得る。この沈殿物や減圧乾燥の粉末は、フーリエ変換赤外分光法による測定の結果から、リグニンの構造を有していることが確認された。この物質に本願の酢酸イオンを含む塩を加え、本願の工程(酸づけやアセテートを加えること)で(適宜の加熱、加圧をすることもできる)リグニンスルホン酸ナトリウム塩アセテートの生成を図ると、更なる強い、抗菌(虫歯菌も含む)や抗ウイルス活性が出来うる。この場合の雰囲気は、加温状態が望ましいがこれに制限されない。望む物質が作られれば良い。強い抗菌とは例えば、抗ヘリコバクターであったり、虫歯菌や歯周病であったり、口腔疾患である。強い抗ウイルスとは、エイズウイルスやそれに伴う口腔に発生する抗水虫や抗インフルエンザウイルスなどが、少量の本発明の物質で効く(又は、抑制する)とういことである。
(この式において、R1は主としてHか又は他のリグニン単位、R2は主としてOCH3、R3は主として他のリグニン単位である。)
(この式において、R1は主としてHか又は他の単位であり、R2は主としてOCH3、R3は主として他の単位である。)
リグノスルホン酸ナトリウム塩の誘導体重合物である。無水酢酸を試薬として、均質相溶液から調製される。脂肪族及び芳香族アセトキシ基を含有する。フェニルプロパン繰り返し単位ごとに0.46のスルホネート基を有する。近接のフェニルプロパン繰り返し単位にはC=C及びC−O−C結合を介して結合する。元素分析では炭素47.16%、水素4.72%、窒素3.77%で、ICPアッセイでS5.4%、Na3.1%である。脂肪族系OHがフェノール系OHより優勢である。上記同様測定した分子量は分子量18,000と認められる。性状は、サラサラした非毒性の黄褐色粉末で、やや弱いアセテート(酢酸塩)の臭いがする。水にはどのようなpHでも可溶である上記(5)リグノスルホン酸ナトリウム塩と同じく、きわめてすぐれた抗エイズウィルス性、抗インフルエンザウィルス性と、或る程度の抗菌性という、多面的な効力を有する。
グワヤコ−ル(検体1)リグニンスルホン酸(検体2)2,6−ジメトキシフェノール(検体3)、及び3,5−ジメトキシフェノール(検体4)はすべての試験菌株に対し発育抑制効果を有することが認められ良好な細菌発育阻止効果を示した。グワヤック脂もグワヤヨ−ルと同等な発育阻止効果をしめしたから本発明のリグニン物質として組み入れる。
(a)ハスカップの実、又は、植物体を収穫した後、生の状態で、薄い酸液(PH4.5前後)ですぐ漬け込み、虫や細菌を除去(一次処理工程という)する。(b)その後酢酸イオンを含む酸で加酸をし、一定時間の酸液浸漬処理の工程(二次処理工程という、本願では必須工程である)を経ることで、処理工程が進む(酸液浸漬中に、味付けとして各種調味料やだしを入れてもよい)。保存性と味覚(と薬効)をかね、必要に応じて(c)凍結処理(三次処理工程という)する手段を加える。これで長期保存性が付与され、果肉の破裂を防止し、使用上のべたつきをなくし、作業性を向上させ、幅広い食味適応や生理活性を同時に寄与する工程が生まれる。(d)さらにハスカップ産物の重量を軽くし、又は、形状を長期に渡り常温で保管することや粉末化などの目的を達成するために乾燥処理工程(四次処理工程という)を行える。乾燥処理は代表的なものとして、過熱乾燥と真空凍結乾燥があげられる。これに限定しない。
・カロリー40cal・鉄分0.8mg
・蛋白0.9kcal・ビタミンA30mg
・脂肪2.5g・ビタミンB10.06mg
・炭水化物9.5g・ビタミンB20.07mg
・カルシウム30g・ビタミンC50mg
(S)−(−)−L−リンゴ酸 本願ではリンゴ酸に限定するものではない。
動脈硬化予防やコレステロール値をさげる。歯周病に有効で、つけて歯茎をマッサージすることで、抗菌作用が働き、歯茎が硬くなる。水虫の治療に良い。骨を丈夫にし、骨粗鬆を予防する。酢に多く含まれる酢酸の作用によって筋肉中の乳酸の分解が促進され、凝りをほぐす作用が期待できる。
以下に主な品目をピップアップして述べる。
59歳女性、背中がかゆく、病院にいっても治らない、本品を食べ、クリームを塗ると治癒した。
60歳女性、腕などが痒い、本産物の衣類である下着をつけると痒みが減少した。又、本発明のハスカップを継続的に食べることにより高かった高血圧が正常値になった。また、ミニ豚(ポットベリ−種)、生後14年、尾の付け根がかゆい。皮膚病である。本発明品で出来た食品を食べさせ、本品のクリームを塗ると10日で痒みがなくなった。同様にした市販の薬用クリ−ムや塩蔵処理工程のハスカップ産物使用のクリ−ムでは痒みが抑えれなかったのである。
このほか痒みではないが、本品発明飼料を餌として(食材と混入した)食べさすと、ネコ、ブタやイヌも元気に経過した。ニワトリはとさかの色もよい。本発明品は、皮膚のかゆみ止めとする場合は、内からはハスカップ産物を食べることと外用することも併用する治療方針を立てることも必要である。
ピンクのハスカップソース
配合例1
本願の各処理工程(一次処理工程、二時処理工程、三次処理工程)を通過したハスカップの実250g又はハスカップの実の二次処理工程で自然発生したエキス250gリンゴ酢1000ml氷砂糖1Kgをガラス等の容器にいれる。室温で数日おくと氷砂糖が溶けたとき出来上がる。これをソースとして使用する。色が変わらない程度のハスカップ産物を併用し配合しても良い。このときのハスカップの実は捨てず、適時料理の付け合せにする。
酢はこれに限定されない玄米酢でもかまわない、砂糖はこれに限定されない、オリゴ糖でもトレハロース等でもよい。
本発明のハスカップソースの変わった料理の応用では、スクランブルエックにかけるとピンクで油味や卵くささが取れて美しくおいしい。又、魚卵と細切こんにゃくの炒め物の料理に本ソースをかけるとピンクで味が引き締まる。
皮むきリンゴにかけると味が違和感なく引き締まりぼけたリンゴにも酸付与のインパクトあるリンゴに変身させる。
又、別な手法だがハスカップを砂糖漬にして発酵させる事により酵素を生かした飲料やソースとなる。甘ければ希釈して用いる。
配合例2
本願の各処理工程(一次処理工程、二時処理工程、三次処理工程)を通過したハスカップの実250g又はハスカップの実の二次処理工程で自然発生したエキス250gリンゴ酢1000ml水3000mlこのソースは水を入れずに氷砂糖が溶解するまで待つ。保存にもなる。その後3〜4倍程度の塩素の含まない地下水、ろ過水等で割り容器に詰め滅菌するとよい。ハスカップのおいしいピンクの飲料になる。飲料は原則的に水溶性を求めるため、配合はハスカップ植物体からの処理工程で出てきたエキスや抽出物となるが料理などにはハスカップ類の植物体からの例えば、微粉砕固形分を適宜入れるとよい。カレーやてんぷら、味噌、カップヌードルにもなじみ不足しがちな繊維食品ともなり、合わせて、機能性を堪能できる。以下、各種ジュースからなるハスカップ飲料について述べる。
配合例3濃厚オレンジジュース(60°Brix)飲料オレンジジュースベース*2000mlハスカップ抽出物40g砂糖1221g水6096mlでき上り濃厚ジュース(60°Brix)16.65リットル*オレンジジュースベースは下記の配合である。濃縮果汁(65°Brix、クエン酸重量%)1000ml 50%クエン酸液245ml乳化香料50mlオレンジエッセンス150ml水538ml計2000mlこのオレンジジュースベースを後記の製造法に従い、配合例1の他の成分と配合することにより、果汁40%(容量)濃厚ジュース16.65リットルができた。でき上り濃厚ジュースは、オレンジ風味のする本発明の植物体の飲料であって、本発明の植物体の抽出エキスの含有によっても、何ら違和感のない、甘みと濃厚な深みがでる美味な味感のジュースであった。好みによって本発明の抽出物の量を2分の1にしてもよい。この例では本発明のハスカップ植物体の抽出エキスを用いたが、本発明のハスカップの実(一次処理工程品、二次処理工程品、三次処理工程品)、のエキスを用いてもよい。目的により増減することができる。
15%オレンジジュースタイプのハスカップ飲料
配合例2 オレンジジュースタイプ飲料飲料ベース* 1000リットル本発明の植物体抽出エキス72Kg砂糖3273Kg水26050リットルでき上りオレンジジュース30000リットル*飲料ベースの配合割合濃縮温州ミカン果汁(65°Brix、クエン酸5.9%、原果汁は12°Brix)1000ml 50%クエン酸溶液(比重1.246、15℃)156ml 10%オレンジ乳化香料146ml水204ml1500mlこの配合割合で飲料ベースを1000リットル作り、配合例2のように配合すると普通の15%(容量)オレンジジュース風味のハスカップ飲料が約30000リットルできた。好みにより本発明のハスカップエキスは2分の1でもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
コーヒー牛乳タイプのハスカップ飲料
配合例3 コーヒー牛乳タイプ飲料 本発明の植物体の抽出エキス0.2Kg牛乳40Kg脱脂乳20Kg(液)
砂糖7Kgコーヒー抽出液30Kg(粉末抽出物のとき10〜15Kg)カラメル0.3Kgコーヒー香料0.1Kg水2.0Kg(コーヒーが粉末のとき20〜15Kg)でき上り100Kgこれはコーヒー牛乳の中に重量で0.2%の本発明の植物体の抽出エキスを含有する健康飲料で、ハスカップの含有によっても、コーヒー牛乳本来の風味を何ら損なわない。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
飲料タイプのハスカップ飲料
配合例4 炭酸飲料タイプ本発明の植物体の抽出エキス0.3kgオレンジ果汁2Kg砂糖11Kg(好みによりクエン酸を適量加える)水86.5Kg炭酸ガス適量出来上がり100Kg本発明のハスカップの実のエキスを併用すると色取りが美しい。
ヨーグルトタイプのハスカップ飲料
配合例5 ヨーグルトタイプ発酵脱脂乳40Kg(発酵生牛乳でもよい)蔗糖14Kg安定剤*0.35Kg(*モノグリセライドが好適)香料0.05Kg水45.1Kg本発明の植物体の抽出エキス0.3Kg出来上がり100Kg
本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
ラクトレートタイプのハスカップ飲料
配合例6 ラクトレートタイプラクトレート10Kg本発明の植物体の抽出エキス0.3Kg砂糖0.5〜3Kg安定剤*0.08Kg(*モノグリセライドが好適)水適量仕上り 15Kg従って水の量により甘さが多少異なるが、本発明のハスカップエキスは約1.6%強、含有されている。これによっても本来の味感は損なわれない。好みによりハスカップ植物体の抽出エキスを2分の1にしてもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
乳酸菌飲料タイプのハスカップ飲料
配合例7 乳酸菌飲料タイプ ミカン6倍濃縮果汁1.5リットルクエン酸650gオレンジ香料150ml 本発明の植物体抽出エキス0.3kg色素10g安定剤*200g(*モノグリセライドが好適)砂糖24Kg水60Kg出来上がり100Kg本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
牛乳・果汁飲料タイプのハスカップ飲料
配合例8 牛乳・果汁飲料タイプ(各成分はすべてKg)ハスカップの本発明の植物体の抽出エキス0.3牛乳20脱脂乳40砂糖11りんご果汁20クエン酸0.2CMC(安定剤)0.3色素0.001水8.51 出来上がり100本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
ハスカップ入りジュースタイプ乳酸飲料
配合例12
ジュースタイプ乳酸飲料(各成分はすべてKg)本発明の植物体抽出エキス0.3発酵脱脂乳5砂糖14りんご果汁10安定剤0.20クエン酸0.25アスコルビン酸0.05香料0.10水70.5出来上がり100
本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
コーラタイプのハスカップ飲料
原液配合例 本発明の植物体抽出エキス4gグラニュウ糖200gコーラベース6gクエン酸1g水144ml360ml...この原液と1440mlの炭酸水とを配合して1800mlのコーラ飲料ができた。Brix11°、酸度0.08%、ガス容量3.5であった。このコーラ飲料を容器に充填した後、約60℃で30分滅菌する。本発明のハスカップ植物体の抽出エキスは重量で約0.2〜0.25%含有されている。本発明の植物体の抽出エキスの量は好みにより半減してもよいし、本発明のハスカップの実のエキスを併用しても良い。
(イ)前述配合例1又は2に示したオレンジジュースベースを作るには、原料を撹拌器つき調合タンクに投入し、よく混合する。この調合タンクは、密閉式とし真空状態で撹拌混合を行う。開放式だと空気が混入してジュースの風味を損なうおそれがある。もし、開放式のタンクを使うなら,撹拌後に真空処理をする。調製が終わったジュースベースは容器につけて0℃〜−4℃に冷蔵して数日間熟成させるとよい。このときに、後述する微弱エネルギー(例えば、遠赤外線又はマイナスイオンの照射)を加えてもよい。貯蔵中は細菌類の抑制に留意する。必要に応じて抗菌天然物や防腐剤も考慮し、使用する。
(ロ)びん詰めオレンジジュースの処理シロップを調製するため、タンクに水を入れ、処方に従って砂糖を投入し、撹拌溶解する。必要ならば、圧搾機又は石綿濾過器で濾過した後、飲料ベースを加えて、撹拌してもよい。
(ハ)加熱殺菌処理瞬間殺菌機を使用して93〜96℃に加熱し、5〜10秒間保持したものをそのまま又は77〜82℃に急冷して充填機に送り、洗浄・加熱したビンに充填し、キャップをし、シールを貼り、製品とする。
ハスカップ飲料についての一般的留意事項
:a.乳製品などタンパクが多量に含有していなければ、最終pHは4.3以下に抑えるのが枯草菌類(例えば、バチルスズブチルス)等の雑菌の繁殖を抑制するので、好ましい。好適に、75℃、20分で低温殺菌するとよい。逆に、タンパクが入っている場合はpH5.7以上でないと、凝固する。
b.ハスカップ植物体エキスはpH3.0以下になると沈殿する性質があるから、pHは3.0以上に保つのが望ましい。
c.糖質は、マルトース、グルコース、オリゴ糖、蜂蜜、トレファロース、氷砂糖などを目的に応じて使うことができるが、色合いからは氷砂糖がよく、腸内細菌類の増殖のためには、オリゴ糖が好ましい。また、特殊なシュガーレスタイプ(低カロリーで甘い)としてアスパルペーム、ステピア等も使用できるが、味覚的にはグルコース等と混入して用いるとよい場合が多い。
d.ハスカップの炭酸飲料にするには、できるだけH2Oを多く、果汁等は少なくして4℃以下の冷却原液中に炭酸ガスを注入する。高温度及び水以外の物質が多いほど、炭酸ガスは一般的には泡になって、外気に出てしまい、目的を達成しない。そこで、オレンジ果汁を3%以下程度とし、ハスカップエキスを0.3%入れてpH及び糖分を調節し、ハスカップ炭酸飲料とするのがよい。加熱は120℃以下に抑えることが好ましい。
e.以上に例示したドリンク剤の他、飲料ベースとして、雪の水(後述)、ミネラル水、又は、海の深層の水を用い、これにハスカップの実やハスカップ植物体エキス、及び必要により甘味料、香味料などその他の添加物を加えて、ドリンク剤とすることができる。また、緑茶、紅茶、麦茶、ウーロン茶、サフラン茶、ハーブ茶、ジャスミン茶、薬草茶、その他の茶をベースとして、これにハスカップの実やハスカップ植物体抽出エキス、及び必要に応じ上記同様のその他の添加物、を加えて茶飲料とすることができる。
本発明の酸液含有ハスカップ産物を使用した布地、下着、ハンカチ、モップ、布巾、雑巾などを作る基本的方法を説明する。これは草木染を用いた手法でこれにとらわれない。ミョウバンを使わない方法もある。用途やこのみで用いることである。掃除に使うモップは本処理をした布地を裁断してモップにするのであるから染色の基本ベースは変わらないのである。以下に述べる。収穫したハスカップの実を(葉や茎を軽く洗い刻み)、洗濯ネットなどのネットの中に入れて大体30リットル位のお湯で、沸騰しないよう気を付けながら収穫したハスカップの実を軽く洗い(ハスカップ類の葉や茎根は刻み)洗濯ネットなどのネットの中に入れて、大体30ワットル位のお湯で、沸騰しないよう気を付けながら煮る。煮ながら時々、かきまぜる。ハスカップの匂いが立ち込め、お湯がお茶のようになる”。鍋の底”が確認しずらくなる位の濃さになれば、ネットを取り出す。取り出したネットはバケツに入れて置くと良い。こうしてハスカップの染液ができる。ハスカップの染液にTシャツや布地を入れ、約一時間位加熱し冷めるようそのまま放置する。(約一晩)その後、色の薄くなった染液とTシャツをバケツに移す。これで、ハスカップ染めができたが、そのままだと洗濯時に落ちてしまうので媒染”作業をする。空いた鍋にお湯を再び沸かし、大さじ四杯程のみょうばんを溶かす。溶けきったら少し放置しハスカップで染めたTシャツ、布地等を中に入れ、一時間程煮る。これで、媒染作業ができた。その後、もう一つのバケツに媒染液とTシャツや布地を移す。冷めてきたらTシャツや布地を取り出し、流水で良く洗う。再度、もう一回染める。一回煮出した、ネットを取っておいた染液の中に入れ、再度煮出す。
(1.〜23)本発明の加工産物(本発明のハスカップ植物体の抽出エキス)
1.濃縮めんつゆ:醤油、砂糖、水あめ、化学調味料、鯖節等々で総量10リットルの濃縮めんつゆに35gの本発明の植物体の抽出エキス(好みによっては、17g)を混入した。水割りすると、酸味と赤色で美しく、希釈時の水ぽさが強く感じなく旨みを増大する。
2.めんつゆ(つけ汁):醤油、砂糖、合成調味料、水等からなる約29Kgのめんつゆに100gの本発明の植物体の抽出エキス(好みにより50gでもよい)を入れた。
3.そばつゆ:醤油、砂糖、その他種々添加成分で総量1.0リットルに仕上げたそばつゆに1.8gの本発明の植物体の抽出物を入れた。(好みにより1.0gでもよい)ほど良い甘みがでるがかつおぶしがやや多いほどよい。
4.即席うどんスープ:食塩、ビーフだし汁、かつお風味、粉末砂糖、醤油等々で10.6gにした即席うどんスープに0.075gの本発明の植物体の抽出物を混入してハスカップ入りスープとした。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよい。
5.ラーメンスープ:エビオスミースト、ポークパウダー等をベースにするラーメンスープ、又は醤油その他の添加成分からなる生中華スープなどはその1リットル当り3.5g(又は好みにより1.7g)の本発明の植物体の抽出エキスを入れて作った。
7.やきそばソース:食塩、砂糖、粉末醤油、ブドウ糖、ビーフ粉末調味料、トマトパウダー、オニオンパウダー、ペパー等で100gになる焼きそばソースに本発明の植物体の抽出エキス0.5g(好みにより半減可)を混入した。程よい酸味と本品飲食後の後口がべとつかずさらりとして良い。
8.ジンギスカンのたれ:醤油、玉ねぎ、淡口味液、しょうが、リンゴ、砂糖等々の成分からなる1リットルの‘たれ’に3.5gの本発明の植物体の抽出エキスを入れて、ジンギスカンのたれを作った。タレが、重量ベースの時は約2000gに対し7g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れればよい。後口さっぱり感のあるジンギスカンになった。
9.焼き肉のたれ:醤油、淡口味液、食塩、ソルビットK、MSG、トマトピューレ、玉ねぎ等々からなる10リットルのタレに35g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れて焼き肉のタレとした。対比効果で砂糖をいつもより減じても甘く美味しい。
10.ウスターソース:トマトエキス、ニンジンエキス、砂糖、液糖、食塩、醸造酢等々からなる1000リットルのソースに本発明の植物体の抽出エキス10リットルを入れて、ウスターソースとした。トンカツソースの場合は1リットルに対し3.5g(好みにより半減可)の本発明の植物体の抽出エキスを入れる。
12.トマトケチャップ:トマトピューレ、丁字、肉桂、メース、とうがらし、砂糖等々からなる約108Kgのケチャップに本発明の植物体の抽出エキス0.35Kg(好みにより半減可)を入れてトマトケチャップとした。
13.マヨネーズ:サラダ油、食酢、卵黄、食塩、香料、MSGアミフレックスA−1、などからなる100Kgに本発明の植物体の抽出エキス0.35Kgを加えてマヨネーズを作った。
14.フレンチドレッシング:サラダ油、洋酢、食塩、玉ねぎ汁、レモン汁などからなるドレッシングに0.35%(重量)の本発明の植物体の抽出エキスを加えて、フレンチドレッシングを作った。サラダ油、卵黄、食酢、コーンスターチ、食塩、水などからなるサラダドレッシングには0.18%を加えてサラダドレッシングを作った。本発明の植物体の抽出エキスは好みにより半減してもよい。
15.各種醤油:低塩増酸型大根漬液(淡口醤油、淡口アミノ酸、食塩、MSG、コハク酸、クエン酸、リンゴ酸、50%乳酸、氷酢酸、ソルビット等々からなる)といわれる醤油ベースの液100リットルに対して0.35リットル、本発明の植物体の抽出エキス(好みにより半減可)を加えた。その他、野菜醤油漬、山吹漬などに使用される醤油ベースの液の場合、液重10Kgに対し約35g、本発明の植物体の抽出エキスを入れることができる。
17.餃子:キャベツ、豚挽肉、青ネギ、大豆蛋白肉、濃口しょう油、ゴマ油、ニンニクしょうが汁などからなる餃子原料に約0.5%(重量)の本発明の植物体の抽出エキスを入れた。(好みにより0.25%の本発明の植物体抽出エキスでもよい。)深い味わいになる。
18.コンビーフ:蒸煮牛肉、マトン、玉ねぎ粉末、にんにくなどに香辛料を加えたコンビーフ素材約9.7Kgに本発明の植物体の抽出エキス18gを入れて、コンビーフを作った。コンビーフハッシュの場合も素材重量の約0.35%の本発明の植物体の抽出エキスを入れる。(好みにより本発明の植物体の抽出エキスは半減してもよい。)深い味覚になる。
19.ハンバーグ:合挽肉(馬肉、牛肉など)、調味料(食塩、醤油など)、パン粉、玉ねぎ、香辛料などからなる素材約100Kgに対し0.1%〜3.5%、本発明の植物体の抽出エキスを入れてハンバーグを作った。肉汁の甘みが浮かび後口が比較的さっぱりする。
21.粉末スープ:粉末豆(或いはトマト)、綿実硬化油、食塩、MSG、薫製肉香料などからなる豆スープ素材に重量の約3.5%の本発明の植物体の抽出エキスを入れて粉末スープを調製した。粉末コンソメスープの場合も0.1%〜3.5%の重量比で本発明の植物体の抽出エキスを入れることができる。やや濃厚さがでる。
22.缶詰濃縮野菜スープ:ニンジン(細かく切った)、玉ねぎ(輪切り)、乾燥エンドウ豆、小麦粉、じゃがいも、ヌードル、塩・砂糖その他、調味料からなる素材に重量で0.1%〜3.5%の本発明の植物体の抽出エキスを入れて、缶詰濃縮野菜スープとすることができた。濃縮トマトクリームスープ、牛肉入りスープ、洋茸クリームスープ、セロリークリームスープ、玉ねぎスープ、カボチヤス−プ、スイトコ−ンス‐プ、缶詰の場合も同様である。
23.その他、パン、クッキー、ビスケット、カンパン等々、その他うどんやそば等デンプン性食品、タンパク性食品にも1〜35%、又は場合により1〜2.1%の本発明のハスカップ類植物体抽出エキスを入れて、健康食品とすることができる。ビタミンE等油性食品についても同様である。また、それらに併用して香辛料や薬草類を混合添加することもできる。当然ながら、ハスカップやエゴマ、ニンジン葉エキス、ブラックカ‐ラント、大麻、ひまわり、カボチヤ(種)ペポカボチヤの種、紅花、亜麻、紫蘇、スイトコ−ンなどを含む抽出物を料理や加工品に使用することができる。本発明の成分であるリノ−ル酸、レノレン酸を含むニンジンの葉エキスの抽出物(アルコ−ル+水に浸漬後抽出物を得る、その後アルコ‐ルを飛ばして濃縮して蒸留水で溶かし無菌を確認したもの)における現場からの報告がある。
複数の耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)で困っている患者に医師の手で腕の点滴導入口付近の感染がとまらないMRSA患部に振りかけた所、MRSAに効果がでて治療でき難題が解決したのであった、また、床ずれによる背中にある損傷にまとわりつくMRSAにかけた所治癒した。注射したわけではないが注射器は吸い上げ吐き出しが無菌状態で出来るから採用されている。複数例は数カ月の間に認識が出てこれは将来、クスリにしたいものだと喜びを共有したのである。
エキス中のエタノールはロータリーエバポレータで回収して除去する。ハスカップの植物体の材料1Kgから生で約210g(の割合で)とれる(F)。乾燥すると約42gである。これらの全てを、例えば、産物へ投入した場合は、発明品1Kgの重量を使用したとして便宜的に算出することもできる。植物体の裁断状況や材質により抽出物の量は変化するから、確認して各産物への配合を決定する。(F)をそのまま、又は、必要に応じて濾過し、必要であれば適宜の付着剤や他剤を入れて、(例えば1000から2000倍にうすめて)植物や土壌に散布することで、ミネラル分の補給し、病虫害を防止し、トマトなど果釆等を美味しくする、酢酸イオンを含む土壌、葉面散布剤となる。トマト、スイカ、メロン等の糖度を高める効果が認められた。酵素との併用、米ぬかの土壌冠水との併用も効果を高めた。
ボリジ(Borago officinalis,English name:Borage)は、ヨーロッパ、北アフリカに自生している大きな1年草で、茎には毛が密生していて、青い星形をした花を付ける。この植物は、ヨーロッパでは、古くからアルコールエキスを薬として又、食べ物に香りを付けるために利用されてきた。1600年頃のヨーロッパでは、ボリジの葉と花をワインに入れて気分を爽快にする目的で飲まれ、この種子を圧搾して得られるオイルに多量のγリノレン酸が含まれ、又、植物体にも含有されている。ブラックカ−ラント油について説明する。
ブラックカラント(Ribes Nigrum)は、落葉性の灌木でユーラシア大陸に広く分布している。つぼみや葉に強い芳香を持っているのですぐに見つけることが出来きる。その葉は煎じて利尿剤として飲まれてきた。この種子からとれるオイルにγリノレン酸が多く含まれ、又、植物体にも含有されている。ブラックカ−ラント油について説明する。
ブラックカ‐ラント油はブラックカ‐ラントを低温圧搾して取り出したオイルである。その特徴は、ポリジ油に次いでγリノレン酸を多く含んでいることと、ポリジ油に含まれていないαリノレン酸を含んでいる。γリノレン酸とαリノレン酸をなるべく多く取りたいときに適したオイルである。
月見草(Oenothera biennis)の原産地は、北アメリカであるが、アメリカから輸出される綿花の袋などに付着してヨーロッパに運ばれ、イギリスで自然に開花した。イギリス人が、そのオイルをとるため、栽培されるようになり、この植物が、ヨーロッパに紹介されたのは1614年で、それから各国で栽培されるようになったといわれる。小さい黄色いきれいな花を付け、この花がプライムローズの花と似ていて、そして夜に咲くので英語名イブニングプライムローズ(Evening primrose)と名付けられた。この植物は、2年草で2年目に花を咲かせる。そして、その花から種を取ることが出来る。月見草油について説明すると、月見草油は、月見草の種子を低温圧搾して取り出したオイルで、その特徴はγリノレン酸を含んでいるところだが含量は他のオイルに比べて多くない。αリノレン酸は全く含まれていない。皮膚に必要なリノ‐ル酸とγリノレン酸は含のでいるいるので、化粧品原料にも向いている。又このオイルは、月経前症候群と呼ばれる月経前になると起こる腹部の膨れ、胸の不快感、いらいら、憂鬱などの症状に効果があるとされている。このオイル服用量は、通常1日1000mg、多くても3000mgまで、植物体にも成分を含むと認められる。特殊な用途(抗菌等)には増加することが出来る。
大麻(cannabis sativa L.)は、食用植物として、又その繊維を利用する為文明の発生と共に栽培されてきた。その栽培は、人類の移動と共に世界中に広がった。食用なるのは、種子の胚乳部分で、大麻種子は、小麦とよく似ている。しかし、栄養価値は、小麦より優れている。大麻は、クワ科の1年草で、15週間ほどで4mの高さまで成長する。その長く延びた茎の繊維を利用して、布、袋、ロープ、紙などが作られていた。
大麻種子から低温で圧搾して取られた油が、大麻油である。大麻油は、約10%の飽和脂肪酸と約90%の不飽和脂肪酸からなっている。植物油の中で最も不飽和脂肪酸を含んでいる油といわれる。大麻油には、オメガ6油とオメガ3油が3:1の割合で含まれている。WHOは、オメガ6油とオメガ3油を4:1の間の割合で摂取するのが健康に良いと勧めている。通常リノール酸は、過剰気味に摂取しているので、大麻油を取ることでWHOの勧める摂取割合に近づけることが可能になる。健康な細胞を維持するために、1日当たりオメガ6油を7−11g、オメガ3油を2−3.5g取るのが良いと言われる。これを大麻油から取るとすると、1日にスプーン1−2杯(大さじ)大麻油を取ればよいことになる。しかし、日頃から動物性脂肪をとりすぎている人は、これより多めにとるとよい。大麻は日本では、栽培が麻薬とるという観点から限定されているが、麻薬的な成分は品種の改良により含有されない物が昔及している。実の油や植物体には本願の成分(γリノレン酸やリノ−ル酸)を含む。
ボリジ油、ブラックカラント油、月見草油、大麻油は、多価不飽和脂肪酸とその植物体には、γリノレン酸やリノ−ル酸を豊富に含んでいる。γリノレン酸を化粧品に配合されると乾燥した皮膚やダメージを受けた皮膚をなめらかな皮膚に変え、肌の水分保持量を高めみずみずしい皮膚を作る働きを持つ。ヘアーケアー商品に配合すると、染毛剤やパーマ、ドライヤー、日光で傷んだ髪に潤いを与え、艶のある髪に変え、髪を整えやすい。
使0152】
老化や糖尿病による細胞の代謝力の低下も、バリアーが弱体化するもう一つの要因である。老化や糖尿病によるバリアーの低下は、表皮細胞の脂肪酸組成の変化により起こる。脂肪酸組成の変化により皮膚は薄くなり、皮膚からの水分損失を加速する。その結果、乾燥してざらざらした傷つきやすい皮膚になる。脂肪酸組成の変化は、主にγリノレン酸の不足により引き起こされる。
エアーグリーン社(大阪市)のγ−リノレン酸含有植物の規格
包装単位は、1リッタ−入れと10リッタ−単位である。
天ぷら油等に付いては下記の成分が明らかにされている。
上から紅花油までの油はガンマ−リノレン酸やアルファリノレン酸はないといっても良いほどである事が分かる。
ついでにのべると、WHO(世界保健機構)によるとオメガ6油とオメガ3油を4:1の割合で取るのが良いと報告している。最悪でも10:1以下の割合になってはいけないと報告している。しかし、通常食用油として使われるのは。大豆油、トウモロコシ油、紅花油などで、リノール酸が多く含まれている。水素添加でリノール酸をオレイン酸に変化させてはいるが、それでも市販の食用油を使う限りに本の日常生活では、リノール酸を十分以上に取っていることになる。αリノレン酸を含んでいる植物油は、多い物からいうと、亜麻仁油、大麻油、ブラックカラント油となる。大量にαリノレン酸を補給する場合には、亜麻仁油が適している。オメガ3油とオメガ6油を理想的に取りたい場合は、大麻油が適しているこれらを調理に使うことで理想的な摂取割合に近づけることが出来る。
必須脂肪酸の不足は、細胞壁の脂肪酸組成が変化して、細胞膜の透過性が低下し、細胞内への物質の出入りが出来なくなり、細胞の機能が低下を引き起こす。細胞機能の低下により、病気が発生するのであるから、すべての病気に関係していると言える。特に関係があるのは、悪玉プロスタグランジンが、関係している高コレステロール血症、高血圧を含む冠状動脈疾患、乾鮮、湿疹を含むアレルギー皮膚炎と炎症、老化から起こるガン、糖尿病などの自己免疫疾患などである。必須脂肪酸不足が開係している病気を列記したら次のようになる。しかし、これらの病気の人すべてが、必須脂肪酸の不足ではない。ニキビ、エイズ、アレルギー、アルツハイマー、扁桃腺炎、関節炎、動脈硬化症、自己免疫疾患、運動障害、狭心症、ガン、痴呆症、アトピー性皮膚炎、糖尿病、感染症、湿疹、心臓病、高血圧、魚鱗症、免疫力低下、乳児の栄養障害、炎症、胃腸障害、腎臓障害、ハンセン病、白血病、エリテマトーデス、更年期障害、歯肉炎、硬化症、心臓病、筋肉障害、神経障害、肥満、妊娠中毒、乾癬、ライ症候群、リウマチ、脳卒中、視力障害、ここにあげた病気は、必須脂肪酸の服用で改善したと報告のあった病気で、これ以外の多くの病気が含まれるのかもしれない、しかし、これらの病気がすべて必須脂肪酸を取ることで治るのではない。又、十分な量のγリノレン酸が体内にあると考えるのが普通であるが、大きな問題がある。それは、デルタ6デサツラ−ゼという酵素が正常に働かないとγリノレン酸が出来ない。γリノレン酸とリノ‐ル酸を必要としているのは、皮膚細胞だけだと見られている。皮膚細胞でγリノレン酸が不足すると起きる現象は、皮膚からの水分損失量の増加であり、その結果、水分含有量が減少し、乾燥した皮膚になる。アトピ−皮膚炎は、γリノレン酸の不足により発生すると考えられている。γリノレン酸が不足すると当然、プロスタジンE1の産生量が低下し、アレルギー症状を悪化させ、同時に乾燥肌の皮膚になり、皮膚の炎症を増大させる。これがアトピー性皮膚炎と呼ばれている症状である。
それは、ボリジ油、ブラックカラント油、月見草油、大麻油(多い順)である。高齢者にブラックカラント油を服用させたらプロスタグランジンE1の量が増加して免疫力が向上したという研究がある、これは老化によりγリノレン酸が不足するという証拠である。前述の本願は多面的な機能から老化改善をはかれる。
これ以降は微弱エネルギ−を深く掘り下げた論旨になる。それは新文明の扉を開いていることを確認させる物である。微弱エネルギ−とは何かに対する基礎概念は数や素数とは何か、数学界のリ−マン予想、それからここ10年前後の数学界と物理学界の素数の出現の距離と数とウランの燃焼式の一致など驚愕な世界の学会の模様などNHKテレビも放映していたがそれらを巻き込み語るに足る論文例えば素数の散布図から微弱エネルギ−から見たら何を読み取れるのかなども用意しているがここでは微弱エネルギ−とは何かの非公開論文第二部の実験比較を述べてみたい。基礎論から入いらないと多少の段差を感じるかもしれないが特許の実務的な流れに近いところを述べ微弱エネルギ−を追加説明する事としたのである。また、これらのエネルギ−を確認する機械としてMS機械について書かれてある。MS機械は人の松果体(脳)と連動する機械である。長年の夢であったが実用化が出来た物である。
表 +
1 +0
2 −10万
3 +10万
4−10万
5 +100万
6 −10万
7 +10万
8 −10万
9 +10万
0 −0
『水ならその水が普通保持している状態に何かの技術を用いた時、微弱エネルギ−が増加又は目的によっては減少させる方法により、保持するエネルギ−を変化させた対象』と定義する物である。
例えば純水ではエネルギ−は普通の微弱エネルギ−含有が低い水とさほど変わらないがそれに紫外線殺菌すると微弱エネルギ−が高まる。MS機械によるとエネルギ−発現面積値の指数では純水平均値が指数118.5に対して紫外線処理の平均値は138.2であり20(指数1)も多いのであり、言い方を変えると純水区100に対して紫外線処理区は116.6(指数2)となるからこの増加16.6分の微弱エネルギ−増加が紫外線処理により加算した微弱エネルギ−と考えられる。
以下に示す。(成分の成績証明書はあるが、電気伝導は1.1の水であるから少し多いがここでは純水と表記した)
この様な操作からも、この様に微弱エネルギ−は増加する値がある、これらも含め微弱エネルギ−(処理)という。また、この値に他の微弱エネルギ−誘導道具である増健ライトなどの道具により微弱エネルギ−を増加させることもできる。微弱エネルギ−は一つではなく様々な性格を持たせることが出来るものである。話変わり、
魔法のうちわの測定では微弱エネルギ−処理区(紅の夢ライトの照射または音声による転写する)ではどうであったか?
魔法のうちわは電気石末が豆うちわにはさまれ両面シ−ルで封印されている。微弱エネルギ−処理をすると下記のようになり驚く結果が出ている。指数100に対して指数240から200.5と予想を飛び越えているのである。微弱エネルギ−が魔法のうちわやその内臓物の電気石末に与える影響は大きいのである。
実際にT弁理士の母親90歳はボケに使って良くなったのであった。何かに脅えて自宅の二階に塩を撒くなどの行為がなくなり新聞や廊下での歩く運動を自覚的に始めたのである。扇ぐと電磁波障害がとれ目がパッチリし黒目が美しく輝くのである。
従って微弱エネルギ−処理により魔法のうちわAが新たに能力を引き出したBになるのである。今まで水溶液のSOD様活性をあげる時50回扇ぐと良かったのが25回で良いと言う事である。そうするとき無処理の水溶液よりも30%ほどSOD様の活性化が起こる。フリ−ラジカルの動きを止めるのである。車で言う場合は加速度が2倍になったり、トルクが2倍の車が出来た事を意味し、その場合は車メ−カは新型とするから実際、魔法のうちわの新たな新型2世が誕生した別人格となった訳である。
以下にデ−タを示す。MS機械については明細書の最終項目で述べている。機械的に言うとコントロ−ルの発現面積の平均値が指数100となり微弱エネルギ−が増加した時は指数が100以上になるとみる。これは松果体のいわば心地よさが反映した結果、脳神経伝達されフイ−ドバックされ筋肉伝達されグラフにそのデ−タが印字され面積からその5回の平均値を指数にして効果的変化を読み取るという測定機である。反対はグラフの発現面積が小さくなりし数値が下がると読み取る。放射能など負が極端に高い物については測定者の保持する肉体エネルギ−も算出してマイナスとして値を出すことがあるが普段はその様な事はない。
MS機械の値を示す
リノ−ル酸はガラス容器に入れてありそのまま使用した
弱エネルギ―である紅の夢ライトを使用し音声指示を3回した。その後、MS機械にかけて測定した。
リノ−ル酸成分にもエネルギ−が入りコントロ−ルに対して指数109となり9パ‐セントの増加が測定された。油の成分にも確実に微弱エネルギ−は浸入するということである。
このことから成分Aが成分A‘に変化した事を意味する。
MS機械の値を示す
リノレン酸成分においても微弱エネルギ−は確実に浸入していて指数上昇は10.3パ‐セントにのぼる。
このことから成分Bが成分B‘に変化した事を意味する。
考察
発現面積を見てほしい。平均発現面積が1800を超える物はそうない。それを9〜10.3パ−セントを上回る。
このように凄い発現面積値はザラにはない。発現面積値は機械の調整で多少は変わる事があるがそれにしても両物質はMS機械による平均発現面積値が大きく生体にとって受け入れ易く大切なものと言う事を示している。
微弱エネルギ−処理人参葉末をMS機械で測定する
※微弱エネルギ−処理したニンジン葉末は粉末の測定では効果が確認できなかったがお茶状にして測定すると明らかな違い,2倍以上の指数215となり微弱エネルギ−処理効果が高い事が判明した。
考察
このように体系づけて考えると均等物としての一連の存在が浮上する。また、リグニン成分においてではどうか
※微弱エネルギ−処理したリグニン物質(リグニンスルホン酸ナトリウムアセテ−ト)成分は指数123.4となり約23%の増加となった。成分が力をもったのである)革新的な素晴らしい出来ごと事の証明である
み−ちゃん猫♀にリグニン物質成分(リグニンスルホン酸ナトリユ−ムアセテ−ト)服用後、MS機械測定
この猫は健康な猫である。それでも本物質は指数234.5を示しすこぶる良い食品とみなされる。投与6時間後における指数174.3も1日後の指数225もすこぶる立派である。ここでは物質の効果は出ているが微弱エネルギ−の効果は確認されない。
※トラメロン猫は感染症である。その為、毎食時にリグニン物質を与えていたのでコントロ−ル値は健康猫718の発現面積に対して1291であるため直前投与の効果はあまりみられなかった。しかし、1日間隔を置き同じ猫に微弱エネルギ−処理リグニン物質の投与をした。著しい効果ではないが一定の効果をあげた。投与直後で指数104.84だったのがエネルギ‐処理後では109.2となった。差し引きの指数の約4.4パ−セント増加は微弱エネルギ−付与のお陰であると認められる。成分にあたる微弱エネルギ−の効果がより一層出たのであると考えられる。無処理物質のリグニンスルホン酸ナトリユ−ムアセテ−トを投与した時より有用な効果を出したと認められる。
トラメロンは毎食この成分を溶解して与えていてもこの結果が生みだされた。つまり、感染症などの不調な動物に、より有用な使い方が出来ると言うことである。有用な物質はもとより微弱エネルギ−の有効なフイル−ドが示されている。
それではどれぐらいの深さまで微弱ネルギ−は浸入するのか、紅の夢ライトにおけるハムで実験した結果を以下に示す。
微弱ネルギ‐によるハムブロックに対する浸透試験
ハムブロックは15cmの食パン状であり微弱エネルギ―である紅の夢ライトを使用し音声指示を3回しエネルギ−を誘導した。その直後、ハムの中心部だけを切り取りMS機械にかけて測定した
中心部まで浸入する、その値は5.4パ−セント微弱ネルギ−が高まった事を示した。
野生ネズミの水没実験
無処理と光ライト処理の鼠の水没後の死にいたるまでの時間に変化があるかを実験した。以下個体調査の結果を示すがデ−タはこの中から体重を合わせて求めることにした。
無処理の鼠の水没死・・45秒・・・これは他より2日位ながく檻に入れていた。無餌である。他も無餌であるが誘導餌が多いのでそれを食べている。そして体重測定していないが平均より小型である。
無処理の鼠の水没死・・1分5秒 鼠96g
無処理の鼠の水没死・・1分54秒 鼠風体共480g 鼠99g風体381gである。
無処理の鼠の水没死・・1分37秒19 鼠70g (11.23日の分なので計算にいれていない。)
無処理は長生きの2点の平均は1分30秒位で水没後死ぬ。
光処理の鼠の死・・2分49秒 (鼠体重 測定していない)
光処理の鼠の死・・・1分45秒 鼠95g
光処理の鼠の死・・・2分10、07秒 鼠95g風体+ねずみで476g捕獲檻の風体は381g
ひかり処理とはゲージで捉えた時から時どき数回《4から7回》照射している。合体ライト6から8か、合体5世ライトの使用である。水没時は仙人ライト1を水面から照射して水没させた区である。
無処理の鼠の水没死・・1分54秒 鼠風体共480g 鼠99g風体381gである。
水没時間の結果では以下に示す
平均無処理区のネズミの水没死・
平均 1分29.5秒 指数100
微弱エネルギ−処理区
光処理の鼠の死・・・1分45秒 鼠95g
光処理の鼠の死・・・2分10、07秒 鼠95g
平均微弱エネルギ−処理区のネズミの水没死 平均1分58秒 指数122.0
野生ネズミを捕まえるのに苦労したが更に標準的な条件で無処理区と微弱エネルギ‐処理区を設けて水没後の生存時間を調査した結果、指数122が得られた。22パ‐セントが水没時に微弱エネルギ‐の投与を受けていると水没時の生存時間が長い事が判明した。
野生でないネズミの放射能の実験記録の報告を受けた事があるが穏やかな生体の推移であることから過酷なテストでないと真実に近づかないからわからない。まして人工増殖ネズミでは実態の人環境とも違うと言う事で本条件を選らび体重を合わせた
このようなことから微弱エネルギ−のもつ意義は大きい
微弱エネルギ−は人社会には多様なエネルギ−グッツを誕生させ、直接間接問わず地球のエネルギ−次元を引き上げる役割をになう存在になるのである
炊飯時に電気炊飯器の蓋を閉めた状態、10m離れから微弱エネルギ−を音声で3回おくり炊飯後MS機械で測定して見た。(紅の夢ライトの微弱エネルギ−を使用)
※音声誘導可能な微弱エネルギ−は原則として物質浸透性があり、ここでは炊飯器にお米を入れて蓋を閉じその5m離れた所から音声指示を3回繰り返した。後の炊飯後の炊きあがった御飯には約30%の微弱エネルギ−の増加がみられた。
無処理 とり胸肉焼き後 相性10万
微弱エネルギ− 1000
食感むらがありやや硬めな感じ 硬度点数6
微弱エネルギ−処理 (UNBライト )
相性10兆
焼き後微弱エネルギ−処理 10万
UNBと大差ないが肉がややぼそぼそな食感 硬度点数4
微弱エネルギ−処理 (お守りライト )
相性10億
焼き後も微弱エネルギ− 10万
食感緻密な食感 硬度点数3
考察・・鶏肉は安くて庶民に人気があるが胸肉はその素材の性質状ボサボサ感がするので微弱エネルギ‐の食感を調査した
官能検査であるが無処理は鶏肉の硬度点数が6であるのに対して微弱エネルギ‐処理のUNBライト区は硬度点数4とやや軟らかくなり、お守りライト区が一番よくて硬度点数3となった。鶏肉であるもも肉には油やガス温度の調節とともにお守りライト処理が良いと認められた。
湯122ccにグラニュ−糖24.8gを入れる。この時のBRXは20.6でありこれをコントロ−ルとした。
処理区は木製のアイスクリ‐のこべらに微弱エネルギ−(四月腰痛ライト)をシ‐ルに照射した径1cmのシールを表裏各1枚添付してコントロ−ルと同じ配合の溶液に侵入させる。かきまぜる。
コントロ‐ル区はMS機械測定の平均発現面積は1053.8でありこれを指数100とするとエネルギ‐処理区は指数125と25パ‐セント高い微弱エネルギ−が含有した事が記碌された。甘味度も低い。
アタゴ社製の屈折計使用した。
ブリックス値が同じでも味覚の官能値が低い(b)ことから味覚と同じぐらい希釈する(a)と先の溶液70.3gに1.3gの湯を加えたときだと思われた。
その時BRXは19.2である。希釈には名寄の地下水を使用した。
従ってアタゴ社の屈折計において微弱エネルギ−処理は20.6−19.2=1.4となりBRXで1.4の味覚の変化があると確認されたのである。同時に微弱エネルギ‐処理はエレガントな美味しい風味を与えた。
ス−パ‐よりひき割りコ−ヒ−を購入してコーヒ−落とし機で抽出された溶液を作り無処理区と微弱エネルギ‐処理区の比較をした
MS機械の発現面積値は3図平均だが無処理505.3処理区は1071.5となり指数212となった。処理区は倍のエネルギ‐加入したことになる。
味覚は雑味がとれてさわやかなコ−ヒの味わいになった。同様にラーメンどんぶりの油のこってり感6.0をとりさり2.0に落とす微弱エネルギ‐も存在している。味わいを楽しめるばかりでなくて同時に同じものをつくり片方を処理すればメニュ−は2種類になるからとても楽に客の注文をさばくことも子供の家庭での要求も健康的にこなす事が出来るのである。
測定可動部・スイッチ入れ切り足元ペタル・デ−タ記録部・電磁波及び筋力回復部電圧表示部からなっている。
松果体方法を記録しに出力する世界初の機器、これで松果体の感覚が図形でみる事が出来る。リングに親指と人差し指をいれていてい筋力にして力を安定化する。親指と薬指のつめが離れる時、下方のペタルを離す操作をする。図形の縦横などを計測し面積をだす。
リングに親指と人指し指をいれて筋力にして力を安定化する。親指と薬指のつめが離れる時、下方のペタルを踏む操作が必要、図形空間を計測し面積値をだす。それが微弱エネルギ−の発現面積値に相似する。測定者の筋力により本体ダイアルで2つの輪の離れ力を調整できる。
色のついた人形は電磁波などからの筋肉の弱体化を防止するためのもの。
1:測定場所は静かで空間エネルギ‐が電磁波などで汚線が少なく、直線頭上には蛍光管の点灯などがある所では行わない。LED照明は望ましい。
2:車の運転直後などや通勤電車から降りた直後、夜間勤務の後などは測定を避ける
3:準備は金属製品や携帯などを外す
4:特に口や指はセンサ−の感受性が強いので口や手を所定の清浄な水で洗う、
5:1ク−ルは原則7回やり、測定開始した最初の2回の図は導入調整用であるからデ−タから外し残りの5点の平均値を用いる。
6:自己の測定値は必ずコントロ−ルとしてとる。午前は1回以上及び午後も1回以上は測定し数値を掴み微弱エネルギ−測定に臨む。測定の間は例えば15秒間は指や手のひらの休息に使用する。特にある資料の開始2回分は前資料測定の情報のリセットと握力の調整に使用する。
7:測定中は口に物をいれない。手で薬品などを触らない。口にものを入れたり、薬剤等に触れた場合は所定の水で上記4のとおり行う。
8:出来るだけ電話や来客のこない集中して行える場所で測定する。仲間と話しながらやる様なことはしない。
9:指や手のひらが痛くならない様にある程度の強化メニュ−実施と健康に心がけ、酒や暴飲暴食、夜更かしし睡眠不足状態や重労働的な例えば剣道は避ける。同時に煙草は避ける。
10:腰痛状態や首の脱臼の様な時は、測定は避ける。つまり、正常な状態でおこなうこと。
地球上で炭素の循環過程で最も重要な物質は樹木細胞壁中のリグニンであると予測されている。樹木には針葉樹と広葉樹に大別されている。これらのリグニン構造には違いがあり、前者のリグニンは、芳香核にメトキシル基が一つ置換したグアイアシル構造だけから構成され後者のそれには、グアイアシル構造に加えて、メトシキル基が二つ置換したシリンギル構造も含まれている。両者のリグニンはこの相違に起因して性質が異なる。広葉樹リグニンの方が早く進むいくつかの化学変化が言われている。キノコ類もこちらの方を好み、栽培木や粉砕したオガクズを用いて培地に活用されている。針葉樹に生えるキノコは少ない。炭素循環過程で重要となる酸素酸化に関しても広葉樹リグニンの方が早く進行するいくつかの反応が示されている。従い、広葉樹リグニンの方が炭素循環過程を経て二酸化炭素として大気中に放出するまでの時間が針葉樹リグニンより短いと予想される。地球的には広葉樹が針葉樹に遅れて地上に出現しているため、広葉樹は進化の過程で比較的酸化され易いリグニンを持つにいたったと推論されている論がある。平たく言えば針葉樹より広葉樹は腐れ易いということであり、その時、吸いこんで蓄えられていた炭素が放出されると言うことである。土にかえり早く山を育成しているということであり、本願のハスカップもブラックカ−ラントも広葉樹である。
キク科一年草のヒマワリの種子から摂れるヒマワリ油である。植物体にはリグニンも含まれる茎の中心はスポンジ状。
リノ−ル酸が約27パ−セント、オレイン酸約70パ−セントあり品種改良でオレイン酸をさらに高く含む品種では80パ−セントも開発されているが世界的にみるとあまり偏りすぎると栄養的に良くない場合があるからそのバランスを考え品種を選定し栽培されている。
以下の公開されている表ではその他成分に酸化されにくいオレイン酸が含有している。
また、ひまわりを農家の土壌で栽培するとひまわりの根に共生するVA菌が土中の鉄、アルミと結合した不溶性リン酸を可溶性リン酸に変えるからリン酸肥料などの肥効を生むので作物の輪作体系に取り入れると良い効果がある。北海道名寄市のバ−ジンひまわり油(北の輝き)においては選定した品種の特性から、オレイン酸82.6g(100g当たり)と高く、リノ−ル酸6.7gさらにビタミンE60.3mg(100g当たり)含まれる。 (品種不明F1)
一般的な食用油の抽出法は▲1▼圧搾▲2▼ヘキサンによる油分抽出と脱溶剤、▲3▼水による脱ガムとりん酸によるガム調整、▲4▼水酸化ナトリウムによる脱塩、▲5▼活性白土による脱色、▲6▼濾過除剤による脱ロウ(サラダ油の場合)、▲7▼加熱蒸気による脱臭等により製造される。しかし種々の助剤や加熱などにより化学変化し健康に影響する物質が発生することが懸念されている。
西ドイツで発がん性が指摘されたグリシドール脂肪酸エステルが花王エコナの脱臭の加熱時に発生していることが判明し209年9月に特定保健食品を辞退し販売を停止したことは記憶に新しいところである。
虚血性心疾患や認知症の原因ともいわれているトランス型脂肪酸が植物性脂肪酸に水素を添加するときに発生していることが明らかになりアメリカでは表示が義務づけられている、加えて、日本では2010年3月、消費者庁が日本の食品全メーカにたいして自主的に表示するガイドラインを夏までに発表するとコメントを出すまでになった経過がある。油は目的により使い分けられるが、前述の様な中でより良い油を選定する方法は本願発明の微弱エネルギーの含有面積値、すなわち先に掲げたリノレン酸で示したようにMS機械活用のグラフ値などから読み取ることもできるのである。出願人の予想では健康に良い食用油は少なく、食用油の再点検が必要であると考えられる。又、食品全般においても同様であり金星のつけれる食品はごく一部に存在するだけであり高齢者社会の医療費負担が益々懸念され社会背景にあり憂うところである。
最後に以下に油の特性や構造は生活に重要のものであるが難解なので整理する面からネットなどから公開されているポイントを参考のために記載した。名の分らない方もいるが掲載者には謝意を表する。またこれらの情報にも本願発明に関する薬理は開示されてない。
カルボキシル基は酸性の原子団で、次のように電離する。
カルボン酸は形状により鎖式カルボン酸、
芳香族カルボン酸などに分類されるが、
特に鎖式でカルボキシル基が1つのものを脂肪酸という。
乾性油を構成する脂肪酸は、主に5種類。
どの脂肪酸が、どのくらいの割合で含まれているかによって
乾性油の性質が決まる
・上記の脂肪酸の名称は、IUPAC規則で認められている慣用名(trivial name)。
・上図のように構造は鎖状になっているが、二重結合がある場合は幾何異性体が存在する。
・二重結合の部分はシス型のため、折れ曲がった構造となる。これにより分子間の距離が広がって引力は弱まり、脂肪酸の融点が低下する。
炭素数16の飽和脂肪酸。特に木ロウ、パーム核油中に多く含まれる。
炭素数18の飽和脂肪酸。
炭素数18、二重結合数1の一価不飽和脂肪酸。Z配置をもち、エライジン酸の幾何異性体。食用油では紅花油、ヒマワリ油、オリーブ油や菜種油などに多く含まれる。リノール酸などに比べはるかに酸化されにくい。
炭素数18、二重結合数2の多価不飽和脂肪酸でn‐6系の脂肪酸。4種の幾何異性体があるが、天然品は主にシス,シス体。食用油では大豆油、コーン油、ごま油などの半乾性油に多く含まれる。体内では作れない必須脂肪酸であり、血液中のコレステロールを下げるのが特長。
リノレン酸にはα‐リノレン酸とY‐リノレン酸があり、乾性油に含まれているのはα‐リノレン酸。炭素数18、二重結合数3の多価不飽和脂肪酸でn‐3系の脂肪酸。天然品は主に全シス体。食用油にも含まれ、体内でエネルギーになりやすく、必要に応じて体内で同じn‐3系の多価不飽和脂肪酸のEPA、DHAに作り変えられる。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
コバルト触媒による固化進行の化学反応の概略。最初に二重結合が酸素により酸化されハイドロパーオキシドを形成する。次に、ハイドロパーオキシドが他の分子の不飽和結合に結合して炭素ラジカル形成し更なる重合が進む。
乾性油(かんせいゆ、drying oil)は、空気中で徐々に酸化して固まる油のこと。油絵具やワニスに利用される。
成分中の不飽和脂肪酸の量を示す指標であるヨウ素価によって分類され、ヨウ素価が130以上の油を乾性油、100から130のものを半乾性油(semidrying oil)、100以下のものを不乾性油(nondrying oil)という。
乾性油が固まるのは空気中の酸素との化学反応によるものであり、「乾」とはいうものの、デンプン糊などのように溶媒が蒸発して固まるわけではない。
乾性油の主成分である不飽和脂肪酸は分子中にいくつかの二重結合を持つ。二重結合は化学的に反応しやすいため、空気中の酸素と徐々に結びついて酸化され、過酸化物やラジカルが生じる。これらが開始剤となって二重結合間の重合反応が進行すると、油の分子同士が互いに結合して分子量の大きな網目状の高分子となり、最終的には流動性を失って固まる。光や熱によって反応は促進され固化が早まる。不飽和脂肪酸の量が多いもの、すなわちヨウ素価の高い油ほど固まるのが早く、反対にヨウ素価が低いものはあまり重合しないため固まらない。
固化した乾性油は元の不飽和脂肪酸とは構造の異なる高分子になっており、蝋とは異なり溶媒や加熱によって再び溶かすことは通常できない。
不飽和脂肪酸の酸化反応や重合反応は発熱反応であるため、進行とともに熱が生じる。ヨウ素価の高い油を布などに含ませて放置すると、空気にふれる面積が大きくなるために急速に反応が進み、温度が上昇して自然発火するおそれがある。
植物から得られる油のヨウ素価は様々であり、目的に応じて固化の速度や程度のあった油を用いる必要がある。画材としてはこれらを適当な比率で混合したり、加熱等の処理を加えたものも販売されている。
乾性油
空気中で完全に固まる油であり、ヨウ素価は130以上。亜麻仁油・桐油・芥子油・紫蘇油・胡桃油・荏油・紅花油・向日葵油など。
半乾性油
空気中で反応して流動性は低下するが、完全には固まらない。ヨウ素価は130から100程度。コーン油・綿実油・胡麻油・大豆油など。
不乾性油
空気中で固まらない。ヨウ素価は100以下。オリーブ油・扁桃油・落花生油・椰子油・椿油・菜種油など。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エライジン化[1](英:Elaidinisation)とは、二重結合の方向がシス型からトランス型に変化する化学反応のことを言う。エライジン化は、脂肪と油脂で不飽和度を減少させることなく融点と保存期間の両方を高めるためにしばしば用いられている。エライジン化で生成される典型的な生成物はトランス型不飽和脂肪酸である。
この語源は、オレイン酸のトランス異性体であるエライジン酸から来ている。
反応
植物性脂肪の一般的な成分であるオレイン酸のエライジン化は、オレイン酸のトランス異性体であるエライジン酸を生成する。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』油とはどのようなものであるか基本や構造を認識するための参考にするため掲載したがネット等の掲載者各位に謝意を表します。
なお、間接的だがキノコ由来のリグニン画分について参考的に言及すると、カバノアナタケキノコやカバノアナタケ培養物などに存在したリグニン画分にも優れた抗エイズ活性を始めとし各種抗菌活性のあることが前記同様の試験手続によって確認されていて、その際生じる細胞障害を低減させるためにアルブミンを1:1の割合で混用することによってT3をT1に低減する効果が見出されている(これらリグニン画分の本体は現在本発明者において同定中である)。本発明のリグニンなどの成分をもつ広葉樹などの素材(本願ではハスカップやブラックカ−ラントなどの材)をいわゆるオガクズ状に小さく裁断粉砕後、樺の木のオガクズ4から7と本願素材6から3の割合(重量比)で混入し加水混入(水分約60パセント、混合物の粒子の粗さにもよるが握ると水分が指間からにじみ出る程度、ベタベタではいけない)とし耐熱袋に入れ殺菌しその後、カバノアナタケキノコ菌糸を入れ、空気が流通し雑菌が浸入しない流通口を持たせた袋にいれて、封印して培養する。キノコに食わせて培養すると、いわゆる、キノコという微生物により加工して産物をつくる事となり薬効食品及び薬剤を作ることが出来る。その流れをカバノアナタケ菌糸を使った活用方法を概略示すとハスカップ等の培地になる素材の細断粉砕、これに限定しないが例えば素材を約0.9〜3ミリにし、同重量の樺木のオガクズや裁断物と混合、更に全体の重量で約10パ−セント以内で米ぬかやフスマを混合する。更に、適量の石灰を混入し空気が流通するフイルタ−穴付きの専用耐熱袋に前述の配合された培地材料を詰め形を整えた後、袋の培地の中心に鉄棒の様なもので径約2cm、長さ10cmの縦穴を3か所、等間隔で開けてから、その穴が崩れないように静かに木枠の木箱に培地素材が充てんされた袋を並べ殺菌釜に入 れ加熱殺菌し、無菌室で一晩冷却後、カバノアナタケ菌糸を植えつけ袋を閉じる。その後、準無菌室の状態の培養部屋に移動し棚に袋を並べ、数年から20年において約25℃以下で培養する。この時の培地の形は立方形の形である。縦13×幅12×奥行き18cmの立方体となる。縦穴は奥行き18cmに等間隔で中心線にあけると良い。袋の大きさはこれ以上でも良い。長い培養期間例えば8年以上を前提するにはこれ以上が望ましいがある意味、カビとの競争でもあるので前述の大きさを基準として出来るだけ早く培地をカバノアナタケ菌糸で占有させる事が不可欠である。ただし、同様な菌糸であっても見かけだけ繁殖しても有効成分が分泌しないのも出る可能性もあるので選抜種菌は注意し大切に保管する。夏場は培養室は高温になり易いからカビが発生する環境になるから培養温度は20℃以下が望ましい。管理はキノコ小バエの発生に注意して早めに取り除く事が肝要である。電気殺虫機や手どりの昆虫取りの網も有用である。時々袋の上から乾燥防止のために水道水を散布する。床に水道水を撒く事で清浄さと冷気と温度を保つ。室内は適宜空氣の入れ替えをする。培養室の湿度は約70〜90パ−セントが望ましい。やがて、培養年数が経つと菌相が変化し固化し菌相の色も変わり黄褐色の菌相から尖がりをもつコブが培地袋内に1晩で発現し菌核を形成しあるものは袋を破る。あるものは遅れて出る。この時期前後、目的に応じて培地ごと抽出する。食用キノコの様に生育期に開封するという作業は必要ない。このキノコの菌核の成功は誰でも不可能と言われたものを成功した世界最初であると思われる。この培養物の抽出は以下のとおりである。ただし、これに限定されない。
有効成分の抽出・培養菌糸または培地と共に採取した菌糸又は菌核は、これに約8倍から12倍の水(重量)を加えて1時間80〜100℃で熱水抽出を行なう。抽出液を濾過し、濾液をフリ−ズドライなどで乾燥して有効成分を取り出し、好適には粉末化する。粉末とした有効成分は茶色を呈し、舐めるとやゝ苦い味がし、独特のキノコくさい臭いがする。この粉末をそのまゝ服用することもできるし、また他の成分、例えばデキストリン、味覚剤等を整えたり,添着剤など必要なものを加えて、食用または飲用、薬用、及び園芸や農業用素材、クリ−ム等の日常品に供することもできる。この抽出物も成分が複合されているがリグニンが含まれるので本願ではリグニン物質に入れる。これらはカバノアナタケキノコと同様に抗ピロリ菌、抗インフルエンザウイルス、抗エイズウイルス、抗ガン作用及び1PS細胞のがん化阻止活性があることも判明した。ウイルスにおける防御のリグニンにおけるメカニズムは細胞に蓋をすることと浸入したウイルスの逆転写酵素阻害作用と想定される。そのほか、ノカルデナ菌すなわち、土壌細菌 Rhodococcus erythropolis(Nocardia calcarea)もカバノアナタケ Fuscoporia obliqua(Fr.)Aoshima 菌糸用の培地(白樺材+ハスカップ材等の混用)でも培養でき産物を作れる。特に抗ガン物質やフミン質を産出する。農業資材においては土壌改良材においてフミンは地力の元となる物質であるから有用であるしカバノアナタケ菌糸活用の液体培養時においてはフミンを少量投入することにより、ある場面におけるカバノアナタケの抗ウイルス効果を安定させ効果を高める物質となる。
カバノアナタケ用の培地由来から熱水抽出しフリ−ズドライされた後の乾燥粉末、このリグニン物質を更に水+エタノールにより抽出し濾過し癌化したIPS細胞に添加する事でガンを阻止した。ここではこのリグニン物質がIPS細胞に発生したガン細胞をもちいて効果が確認されたので、阻止活性に働き掛けるメカニズムをこれらに含まれるトリテルペン成分を単離し検証した。その例を以下に掲げる。また、発毛育毛作用等が確認されている。抗がんから見たこの試験は本明細書に詳細を書かれているがパピロ−マにおける薬効、すなわち、ガン抑制試験であるがこれは同時に細胞において不可逆的な細胞の損傷はガンばかりでなく毛生えの分野、すなわち、発毛育毛における肯定と非肯定のスコアとして見る事が出来る。パピロ−マが増加すると発毛育毛に非有効で、パピロ−マウイルスによる感染細胞症状が少ないと有効であると見なすことが出来る。発毛育毛の使用薬剤候補の選別選定の決着が早いので有用であると想定された。
コントロ−ルと比べるこのパピロ−マによる細胞回復数値は育毛発毛と同一関係にあると言える、例えば表2において陽性細胞の発現率、被験物質濃度(TPAニタイスルモル比)において、1000の時、被験物質、例えば化合物5には陽性細胞の発現率0という最良な状態が示されたからそこの濃度1000を基準として次に良い物をみる、ここの化合物においては10種類であるからその陽性発現の合計数値は67.6であり平均値は6.76である。そこで6.76以上の悪い数値の化合物質は薬剤候補から落とすと言うスコア基準が得られる。すると化合物5,1,3,4,7が薬剤有力候補と浮上するのである。これは育毛発毛剤に関してではあるが他の抗ウイルス剤選定にも同様に使える選択方法の一つとなる。又、単体ではそう見れるが複数で効果がある場合がある。物質には相性の良い物と悪いものがあるので前述の方法と共に複数を組み合わせてMS機械にかけて微弱エネルギ−が高まる物を選択する、同様にして、髪に塗布したもので微弱エネルギ‐が高まるものを選択するという選択技術も薬剤選択などに使用できる一方法である。薬効にはそれに適合する物質と微弱エネルギ‐が合わさる事でより良い効果を具現化出来る原理があるからである。ここで述べた成分は特許的には全て出願されるが実際例としてスコアから見た判断方法を開示したまでである。また、育毛発毛作用実験についてはトリテルペンの発がんにおける実験の後から述べる。尚、このトリテルペン論文は特許出願用の論文調にしているのでご容赦いただき、長くなるので重複をさけるためこの論文の【】は写真を除きつけないでナンバ−を本願明細書のナンバ−とは別途つけて論を進めることを容赦いただきたい。又、図面や表は論文内に収めている。以下に述べる。
式(I)で示されるトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩。
請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を担子菌キノコから抽出する工程を有することを特徴とするトリテルペン化合物の製造方法。
請求項3
担子菌キノコがカバノアナタケである請求項1および2記載のトリテルペン化合物の製造方法
請求項4
哺乳動物(人も含む)にたいして、請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩あるいはそのプロドラッグの有効成分量を投与することを特徴とする癌抑制剤。
請求項5
前記トリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分として1以上含有することからなる請求項4記載の癌抑制剤。
請求項6
前記トリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を他の抗がん剤と併用することからなる請求項4記載の癌抑制剤
請求項7
前記請求項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を有効成分とし、他の食品や医薬に含有することからなる発癌プロモーション抑制組成物
請求項8
出発材料として(1)カバノキ類の立ち木に天然に生育したカバノアナタケ菌糸、または菌核(2)カバノキ類の立ち木に人口的に植菌し生育させたカバノアナタケ菌核または菌糸、(3)これらカバノアナタケ菌核または菌糸が、繁殖した立ち木の樹皮及び木質部の組織と共に採取したカバノアナタケ菌核または菌糸、(4)固形培地で人工培養したカバノアナタケ菌糸、または菌核(5)固形培地で人口培養した後、培地と共に採取したカバノアナタケ菌糸、または菌核、(6)液体培養した後、培養液と共に採取した菌糸を選び、いずれか選ばれた出発材料からトリテルペン化合物を抽出することからなる請求項3に記載の育毛発毛剤。
請求項9
担子菌キノコの抽出の工程で少なくとも第一段階でクロロホルムを使用することからなる請求項1記載の製造方法
請求項10
前記担子菌キノコは請求項8にあるカバノアナタケである請求項9記載の製造方法
請求項11
前記トリテルペン化合物又は薬学的に許容される塩を有効成分として1以上に含有することからなる発毛育毛剤
請求項12
出発材料として(1)樺の木類の立ち木に天然に生育したカバノアナタケ菌糸、または菌核(2)カバノキ類の立ち木に人口的に植菌し生育させたカバノアナタケ菌核または菌糸、(3)これらカバノアナタケ菌核または菌糸が、繁殖した立ち木の樹皮及び木質部の組織と共に採取したカバノアナタケ菌核または菌糸、(4)固形培地で人工培養したカバノアナタケ菌糸、または菌核(5)固形培地で人口培養した後、培地と共に採取したカバノアナタケ菌糸、または菌核、(6)液体培養した後、培養液と共に採取した菌糸を選び、いずれか選ばれた出発材料からトリテルペン化合物を抽出することからなる請求項3に記載の発毛育毛剤。
請求項13
前記請求項1記載のトリテルペン化合物又は薬学的に許容される塩を有効成分とし他の食品や薬剤に含有することからなる抗ウイルス組成物。
請求項14
前記抗ウイルス剤は出発材料として(1)樺の木類の立ち木に天然に生育したカバノアナタケ菌糸、または菌核(2)カバノキ類の立ち木に人口的に植菌し生育させたカバノアナタケ菌核または菌糸、(3)これらカバノアナタケ菌核または菌糸が、繁殖した立ち木の樹皮及び木質部の組織と共に採取したカバノアナタケ菌核または菌糸、(4)固形培地で人工培養したカバノアナタケ菌糸、または菌核(5)固形培地で人口培養した後、培地と共に採取したカバノアナタケ菌糸、または菌核、(6)液体培養した後、培養液と共に採取した菌糸を選び、いずれか選ばれた出発材料からトリテルペン化合物を抽出することからなる請求項3に記載の抗ウイルス剤。
発明の詳細な説明
技術分野
トリテルペン化合物、その製造方法及びそれを有効成分として含有する癌抑制剤および育毛発毛剤、抗ウイルス剤に関する発明。
背景技術
0001
高齢化社会に入りますます健康を渇望する人が増加している。ウイルスの変種も最新の課題として取りざたされている。その中に癌は重い課題として人類を迎え撃っている。診療及び治療法の開発等により、癌は昨今と比べるとずっと「治る病気」となりつつあるが、高齢化社会の進行とともに羅患者と死亡者は依然として増加している。日本癌学会の発表によると現在、死亡統計上3人に1人は癌によって死亡していると報告されている。癌の抑制については、羅患後の医療だけではなく、癌が発生する前にその発生を抑えようとする考え方、即ち癌予防に対する関心も近年高まりつつある。
癌の抑制のうち羅患後の治療において、悪性腫瘍、即ち癌に対する治療法は早期発見・外科的手術とともに化学療法が併用されているが、臨床的に実用又は試用されている多くの抗癌剤は、例えば、固形癌に対して必ずしも充分に満足できる効果を有するものではないと言わざるを得ない場合が存在している。
一方、癌の抑制のうち癌予防において、化学物質による癌発症(化学発癌)の機構に関しては、近年、発癌イニシエーション及び発癌プロモーションと呼ばれる二つの過程を経由すると考える発癌二段階説が広く認められている。
0002
イニシエーションとは、発癌イニシエーターと総称される物質が、正常細胞のDNAに不可逆的に損傷を与えて潜在性細胞(initiated cell)に変化させる過程であり、発癌プロモーションとは、発癌プロモーターと総称される物質が、発癌イニシエーターで生じた発癌潜在性細胞に働きかけ、それを癌細胞に導く過程である。発癌イニシエーション及び発癌プロモーションの両方の過程を抑えることができれば、癌の発生を抑制することが可能となる。とりわけ、発癌プロモーションの抑制は、正常細胞に復帰することのできない潜在性細胞を既に保有する固体に対しても有効な発癌抑制手段となる。又、育毛発毛剤は精神的に美容の面から人類を奮い立たせるものでありここにおけるガン抑制するか否かの手法は育毛発毛における薬剤選別にもなる。発癌イニシエーション及び発癌プロモーションの両方の過程を抑えることができれば、発毛の発生を促進することが可能となる。とりわけ、発癌プロモーションの抑制は、正常細胞に復帰することのできない潜在性細胞を既に保有する固体に対しても有効な発毛育毛手段となると見なすことが出来る。又、抗ウイルス剤とみなすこともできる。
発明の技術分野
0003
木材腐朽菌キノコの新規トリテルペン、具体的にはカバノアナタケ[学名Inonotusobliquus]に含有されるトリテルペンの製造方法とその発癌プロモーション抑制活性を持つ組成物及び抗癌剤及び発毛育毛剤、抗ウイルス剤に関する。
発明が解決しようとする課題
0004
上記前者の治療の観点からは、腫瘍の縮小・撲滅及び成長の抑制に有効な医薬となり得るよう殺癌細胞活性化合物の開発が切望されており、一方、上記後者発癌の予防の観点からは、発癌プロモーションを抑制する活性を有する成分を含有し発癌の抑制に有効な医薬品、食品等の発癌プロモーション抑制化合物の開発が切望されていてカバノアナタケの化合物からそうした作用をもつ抗癌剤および育毛発毛剤、抗ウイルス剤、特に抗パピローマウイルス剤などを提供する。
課題を解決するための手段
0005
本発明者らは、担子菌キノコ類、中でもカバノアナタケ菌核ならびにその混合培地などから分離精製されたトリテルペン化合物類が、発癌のプロモーションを抑制する活性(以下、発癌プロモーション抑制活性と記すこともある。)を有することを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、
1.式(I)で示されるトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩。
2.前項1記載のトリテルペン化合物又はその薬学的に許容される塩を担子菌キノコ類、中でもカバノアナタケ菌核から抽出する工程を有することを特徴とするトリテルペン化合物の製造方法。
0006
本発明化合物には不斉炭素が存在するが、発癌プロモーション抑制活性を有する限り可能な立体配置の化合物が全て含まれる。
カバノアナタケにおけるトリテルペン成分に関しては申らの抽出方法[文献:申有英 他,Eurasian J.For.Res.1:43−50(2000);日本木材学会北海道支部講演集 第30号 平成10年11月p75−77;Yusoo shin et.al.,International Journal of Medicinal Mushrooms Vol.2,pp.201−207(2000)]で示されているが、それはエタノール抽出方法を用いるためカバノアナタケに含有されるトリテルペン成分の全体を抽出することは、他の成分が混在しているため不適であった。また、トリテルペン成分が抽出されてもごく一部分であった。種々検討した結果、クロロホルムによる抽出方法を表1に示すごとく確立するに至った。これはエタノール抽出方法の約1000倍の抽出効率があった。クロロホルムの後、メタノールで抽出を行った。メタノールエキスにはトリテルペン画分は溶出されない。
0007
また、本成分のトリテルペンにおけるin vitro EBV−EA誘導化抑制活性およびin vivo発癌プロモーション抑制活性、すなわち生体(マウス)を実験系に取り入れ証明したものは今迄になかった。
0008
本発明化合物のプロモーション抑制活性を測定する方法としては、例えば、EBV−EA誘導試験法[文献:Konishi,T.et al.,Biol.Pharm.Bull.,21,993(1998)]が挙げられる。この試験法は、12−O−テトラデカノイルホルボール−13−アセテート(以下TPAと記す。)、テレオシジン等の発癌プロモーターが、バーキットリンパ腫由来エプスタイン・バー・ウイルス潜在感染ヒトリンパ芽球様細胞株(Raji細胞、ATCCから入手可能)中に潜在するエプスタイン・バー・ウイルス(以下、EBVと記す。)を活性化する現象に基づいた方法であり、当該測定の工程としては、まず前記のような発癌プロモーターと被検物質とをRaji細胞に接触させ、発癌プロモーターによるEBV活性化を被検物質が抑制する効力を測定する。当該方法で測定されたEBV活性化抑制活性とin vivo発癌プロモーション抑制活性との高い相関性が、多くの化合物で示されている。
0009
さらにまた、プロモーション抑制活性は、げっ歯類を用いたin vivo二段階発癌実験によって調べることもできる。例えば、マウスの背中の毛を手術用バリカン等で刈り落とし、背中の皮膚に、アセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解した7,12−ジメチルベンズアントラセン(以下、DMBAと記す。)を適量、例えば、約1μg〜1000μg程度塗布する。DMBA塗布より一定期間(例えば、1週間)経過した後から、被検物質とを一定頻度(例えば、週2回程度)で皮膚に塗布する。具体的に例えば、前記のようにDMBAを塗布した皮膚に、まずアセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解した被検物質を塗布し、約1時間後に、アセトン又はメタノール等の有機溶媒に溶解したTPAを適量(例えば、約0.1μg〜10μg程度)塗布する。このような処理を行いながら、一定期間(例えば、約10〜50週間程度)に渡って経時的に観察を行い、処理を行った背中の皮膚に腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数を測定する。被検物質とTPAを塗布した群における腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数を、被検物質の代わりに溶媒を塗布した群における腫瘍の発生したマウスの数及び発生した腫瘍の数と比較することにより、被検物質の発癌プロモーション抑制活性を調べることができる。
0010
本発明の発癌プロモーション抑制組成物は、例えば、本発明化合物を含む天然由来の抽出物若しくはその加工品、本発明化合物自体、或いは、本発明化合物と、医薬担体若しくは賦形剤、食品成分又は化粧品成分等とが混合されてなる組成物等を含み、腫瘍や癌の発生を抑制し、かつ、発生した腫瘍や癌を治療する医薬品、食品又は化粧品、育毛発毛剤、抗ウイルス剤、特にヒトパピローマウイルス(HPV)由来の抗ウイルス剤や抗子宮頚がん剤等として利用され得る。用いられる医薬担体若しくは賦形剤、食品成分又は化粧品成分等は、当該癌抑制剤の具体的用途に応じて適宜選択することができる。また、抑制剤の形態も、具体的用途に応じて、例えば、種々の固体や液体の形態とすることができる。
0011
例えば、本発明化合物を医薬品として用いる場合には、その投与形態を必要に応じて適宜選択することができる。具体的な形態としては、例えば、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、経皮吸収剤、ローション剤、クリーム剤、軟膏剤、坐剤、液剤、スプレー剤等の非経口剤等をあげることができる。これら製剤は常法に準じて製造すればよい。
実施例
0012
以下、実施例により本研究を更に詳細に説明するが、本研究はこれらによって限定されるものではない。
参考1(本化合物の調製)
北海道名寄市(株)サラダメロン構内において採取されたカバノアナタケの菌核10kgを細かく刻み、20Lのクロロホルム、60℃にて2週間浸漬し、濾過後、濾液を減圧下、溶媒を留去して、クロロホルムエキス200gを得た。表1に示すように当該エキス全量をクロロホルムに溶かし、クロロホルムで調製したシリカゲル(シリカゲル60,メルク社製)3.5kgを用いたカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホルム及び酢酸エチルの混合溶媒(クロロホルム:酢酸エチル=10:1)を流して1Lずつ分画を行い、フラクション40−46を集めた画分A(18.0g,7x1L)及びフラクション47−52を集めた画分B(49.0g,6x1L)を得た。次にクロロホルム酢酸エチル=5:1を流して1Lずつ分画を行い、フラクション62−70を集めた画分C(3.0g,9x1L)及びフラクション71−79を集めた画分p(6.0g,9x1L)を得た。さらにクロロホルム:酢酸エチル=2:1を流して1Lずつ分画を行い、フラクション80−105を集めた画分E(12.5g,26x1L)を得た。以上得られた各画分をさらにシリカゲルカラムクロマトグラフィー及びODSとメタノール系による高速液体クロマトグラフィーにより分離精製し、化合物の単離を行った。画分Aをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに供し、クロロホルムで溶出するフラクションより化合物3、クロロホルム:酢酸エチル=5:1で溶出するフラクションより化合物6及び7、さらにクロロホルム:酢酸エチル=2:1で溶出するフラクションより化合物8及び9をそれぞれ得た。画分Bからはクロロホルムで溶出するフラクションより化合物1、4、5および11を得た。画分Dからはクロロホルムで溶出するフラクションより化合物10を、画分Eからはクロロホルム:酢酸エチル=5:1で溶出するフラクションより化合物2を得た。
0013
試験例1(プロモーション抑制活性の測定)
参考1で得られた化合物1、2、2−アセテート、3、4、5、6、7、7アセテート及び11について、EBV活性化抑制試験法(Konishi,T.et.al.,Biol.Pharm.Bull.,21,993(1998))により、プロモーション抑制活性の測定を行った。パーキットリンパ腫由来EBV潜在感染ヒトリンパ芽球細胞株(Raji細胞)の培養には、PPMI 1640培地(日水製薬)に10v/v%となるように牛胎仔血清(GIBCO−BRL)を加えた培地を使用した。この培地で培養した場合のEBVの活性化率(Raji細胞の自然誘発率)は、0.1%以下であった.前記培地で培養したRaji細胞の培養液を1x106細胞/mlとなるように調製し、DMSOに溶解した酪酸(終濃度4mM)とTPA(終濃度20ng/ml)とを加えて、CO2インキュベーター中で 37℃にて48時間培養した後、得られた培養液の塗沫標本を作製した。上咽頭がん患者血清を用いた間接蛍光抗体法によりEBV初期抗原(EBV−EA)を染色し、陽性細胞(該初期抗原の発現した細胞)の発現率を測定してこれを陽性コントロール(100)とした。一方、前記と同様に調製したRaji細胞の培養液に、DMSOにを染色し、陽性細胞(該初期抗原の発現した細胞)の発現率を測定してこれを陽性コントロール(100)とした。一方、前記と同様に調製したRaji細胞の培養液に、DMSQに溶解した酪酸(終濃度4mM)とTPA(終濃度20ng/ml)
および被験化合物を加えて同様に培養した後、陽性細胞の発現率を測定し陽性コントロール(100)に対する割合(%)を求めた。各試験において、少なくとも500細胞を測定し、また3回の繰り返し実験を行った。なお毎回、TPAおよび被験化合物は添加せず酪酸だけを添加した系(陰性コントロール)と上記陽性コントロールについての試験を併行して行った。
0017
測定結果を表2に示した。いずれの化合物についても、用量相関的にEBV−EAの活性化の抑制が認められた。なお,化合物1、2、2−アセテート、3、4、5、6、7、7アセテート及び11はいずれの試験においても、細胞に対する強い毒性は認められなかった。マウス及び豚では0.1g(体重1k当り)経口投与でも毒性はでない。
試験例2(マウス皮膚2段階発癌実験におけるプロモーション抑制活性の測定)
参考1で得られた化合物1について、マウスを用いた2段階発癌実験法により、プロモーション抑制活性の測定を行った。6週齢のICR雌マウスの背部の毛を剃り、0.1mlに溶解した化合物1を前記のDMBA塗布部位に塗布し、溶媒処置群には、化合物1に替えてアセトン(0.1ml)を塗布した。次いで1時間後に、被験化合物処置群および溶媒処置群のいずれにも、前記の塗布部位に、0.1mlのアセトンに溶解したTPA(1mg,1.7nmol)を塗布し、以後週2回の頻度で、20週に亘ってTPAを同様に塗布した。マウスは1群当たり3匹を使用した。プロモーション抑制活性は、パピローマが発生したマウスの数と、マウス1匹当たりのパピローマ発生数の平均値とを被験化合物処置群と溶媒処置群とで比較することにより判定した。その結果、図2および3に示すように、化合物1はTPAによる発癌プロモーションに対し抑制活性を示した。
(図2)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群におけるパピローマの発生頻度を百分率にて示す。
(図2)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群におけるパピローマの発生頻度を百分率にて示す。
(図3)マウス皮膚二段階発癌実験法により、化合物1のプロモーション抑制活性を測定した結果を示す図である。横軸は、TPA及び被検化合物を皮膚に塗布したプロモーションの期間(週)を示す。縦軸は、各処理群における個体あたりのパピローマの発生数を個数にて示す。
0019
P388マウスリンパ性白血病細胞に対する増殖阻害活性試験を代表としてトリテルペン4種でおこなった。(被検物1,2,5,7は化合物1,2,5,7と同じ表現である。)以下の方法で行い結果をえた。
P388マウスリンパ性白血病細胞に対する増殖阻害活性試験
[方法]
10%牛胎児血清含有イーグルMinimum Essential Mediumを用いて,P388マウスリンパ性白血病細胞を37℃で培養し、約7×105cell/mlになったところで培養液を900rpm、5分間、遠心分離した。上澄液を捨て、残った細胞に一定量の培地を加え1×105cell/ml(初濃度)の細胞浮遊液を調節した。一方、検体をDMSOで溶解(10mg/ml)し,培地で200,20,2μg/mlになるように希釈した。またコントロールの溶液はDMSOの濃度が2,0.2,0.02%になるように希釈した。96穴マイクロプレートの各穴に検体又はコントロールの溶液と細胞の浮遊溶液を各々100μl入れ、CO2インキュベーター内で37℃、13日間培養した後、MTT(6mg/ml,リン酸緩衝液)25μlを加え、細胞を染色する。4時間後さらにドデシル硫酸ナトリウム(20%,0.02N HCl)50μlを加えホルマゾンを溶解し,一夜放置後マイクロプレートリーダー(BIO RAD model450)で吸光度を測定した.次式よりgrowth(G)%を計算し,片対数グラフを用いて細胞の増殖を50%抑制する濃
度ED50(μg/ml)を求めた。
0020
試験結果を以下の表3に示した。4個の被検化合物(トリテルペン化合物)(1),(2),(5)及び(7)のうち、(2)を除くすべての化合物に縁やかな細胞増殖阻害活性が認められた。((2)は結晶の凝結がつよい。)
接触感染で皮膚や微小な傷から浸入し上皮基底部の細胞に感染する。感染HPVは血液に浸入しないのでウイルス血症をおこさないし、感染した細胞を破壊せずウイルス粒子を大量に放出させる事もないと言われている。このことは抗原提示細胞の活性化や抗原認識の過程が回避され免疫が誘導されにくい。HPV感染の70%が1年以内に消失し、90%が2年以内に消失する。しかし、前述の理由から一生有効な免疫記憶が改正されない為、自然感染後の抗体産生が十分でなく、同じHPV型の感染が何度も起きると考えられていて血液感染するかどうかは2014年7月現在では明らかになっていないとされるものである。せんけいコンジロームはヒト乳頭腫ウイルス(HPV)の感染により発症。性行為感染症である。又同様のHPV由来の子宮頚癌は主にHPV6,18型が原因。また、イボは皮膚にできる出来物であるがHPV関与では魚の目、老人性角化腫、伝染性軟属腫(水イボ)水痘などがある。ワクチンである商品名ガーダシルやサーバリックスが開発され予防効果が示唆されているが日本においては2013年4月よりHPVワクチンは定期接種となったがワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が見られたとして、定期接種の中止はおこなわないものの積極的には接種勧奨を差し控えるように2013年6月14日、自治体向けに勧告した事件があり安全な新規の薬剤が求められているのである。
0021
「マウス白血病P388」の試験:
マウス白血病P388は、増殖力が強く非常に早く増殖する腫瘍原であって、ガンとしてはきわめて厄介な存在である。これまで、この腫瘍の増殖を有効に抑制できる生物界由来の有効物質はほとんどない(数万種の中から1つ出るか出ないか)といわれてきたものである。しかしながら、幸いなことに本発明は数多くの候補物質の中から選びだした30数種類にのぼる試験物質のうち、少なくとも16種類がマウス白血病P388に対し有効な制がん作用があることを確認することができた。制がん効果確認試験に使用したマウスは「CDF1マウス」で、6匹/グループずつを使用した。対象腫瘍は「マウス白血病P388」で、この病原を感染させた細胞をマウス1匹あたり106個、マウスのip(腹腔)に移植する。同時に、各種試験物質を、それぞれのグループごとに次のように投与し、試験を開始する。すなわち、試験物質のうち純度の高い合成物質は400mg/マウス体重kg/日の量を最高として試験期間の1日目と5日目の計2回、腫瘍細胞移植部位に投与した。精製が必ずしも十分でない生物界起源の物質は、試験期間の1日目から9日目にわたり毎日1回、計9回を同部位に投与した。後者の場合の投与量は、1/2LD50又は200mg/kg/日を最高とし(実験No.1)、その2/1(実験No.2)、1/4(実験No.3)、場合によりさらに1/8(実験No.4)として投与した。対照群は、無処置群として、試験物質を投与しない。
0022
試験結果は、無処置群の生存日数(C)に対する試験物質投与群の生存日数(T)の比、すなわちT/C%の値により判定される。通例、CDF1マウスの無処置群の生存日数(C)は平均10日である。従って、投与群のマウスがこれを越えて生存すれば、その試験物質は延命効果があると判定される。すなわちT/C%の値が100を有意義に越えたら、その試験物質は制がんに有効であるということができる。特に、T/Cが120%を越えるものはきわめて高い有効性のある制がん性物質であると見られる。
その中ではカバノアナタケ培養物129%、ノカルデア(微生物)の培養物120%、けい皮抽出物114%、ニンジン葉末抽出物112%、グリシン106%、リノレン酸104%等であった。アミノ酸ではD−αアラニンがリノレン酸と同じ104%あった。なかなか100を超える物は少ないと言うことであるからハスカップ関係の成分は抗がん効果があると言えるのである。
0023
CDF1マウスマウスは生物界起源の制がん性物質、特に強力なガンとして知られる腫瘍に対し有効な制がん作用を有するか否かを測定できる有用なマウスである。
対象腫瘍は「マウス白血病P388」で、この病原を感染させた細胞をマウス1匹あたり106個、マウスのip(腹腔)に移植する。同時に、後出に示した各種試験物質を、それぞれのグループごとに次のように投与し、試験を開始する。すなわち、試験物質のうち純度の高い合成物質は400mg/マウス体重kg/日の量を最高として試験期間の1日目と5日目の計2回、腫瘍細胞移植部位に投与する。精製が必ずしも十分でない生物界起源の物質は、試験期間の1日目から9日目にわたり毎日1回、計9回を同部位に投与した。後者の場合の投与量は、1/2LD50又は200mg/kg/日を最高とし(実験No.1)、その1/2(実験No.2)、1/4(実験No.3)、場合によりさらに1/8(実験No.4)として投与した。対照群は、無処置群として、試験物質を投与しない。
0024
リノレン酸においてはマウス白血病P388腫瘍原をCDF1マウスにおいて試験したところ腹腔内注射における寿命測定においては指数100が正常の生存寿命であるがリノレン酸投与において試験物質の濃度0.05ml/マウスで指数104を記録したから生体のガン抑止作用があることが確認された。同様に本願のニンジンの葉末の30%エタノ−ル抽出物及び同抽出物50%+ニンニク珪藻土濾過抽出物50%において指数112を確認した。また、ニンニクを混入投与した方がニンジン葉末抽出エキスが薄くなるがニンジン葉エキスの投与割合である含有量が同じになった時112%の延命率を示しエタノ−ルが抽出検体に含有している為に見られる副作用死を停止させた。 ニンジン葉末エキスの含有量に依存し延命率の指数は112%を示し抗がん効果がある事が判明し下表に示した。抗がん効果に おいてはニンジン葉末エキス及びリノレン酸の他にパルミチン酸もある。以下の試験区のパルミチン酸化合物(イソプロピル104%など)も104〜103%の抗がん効果があったから、ニンジン葉エキスにはパルミチル酸も含有する。それらにより相乗効果を上げたと考えられる。ベタインは100%、塩酸ベタインやLアラニンは97%、β−アラニン98%などで効果がなかった。
繰り返すがマウス白血病P388腫瘍原に対応する有用物質はなかなかないものである。その中において本願のカバノアナタケの培養にハスカップ等の素材を上手に配合し使う事から有効な食薬づくりにおける培養方法や収穫採取時期に重要な意味があることを感じ取ると共に、ここでは液体培養における著しい有効指数129及び指数109は真相理解度を深めた。別な特定培地で培養した本発明に係るカバノアナタケ抽出液の抗腫瘍効果を担癌マウス1区7匹において経口自由摂取させることにより評価した結果、本発明の特定培養カバノアナタケ抽出液はMethA(メチルコラントレン誘発腺維肉腫)に対して明らかに有効であった。治療群の腫瘍容積は、腫瘍移植後15日目より統計的有意差(P<0.05)をもって抑制した。
注:抽出液のかわりに水道水を自由摂取させた群の腫瘍容積推移は、本実験の対照群と同様であった。
話を前出のP388について戻す。
また、
ニンジン葉エキス及びリノレン酸による抗がん効果も明らかとなった。また、グリシン(指数106)を取る事の重要性が浮かび上がるのである。それはタコやイカ、貝のいわゆる青い血をもつ生物に含有するものであり食品化の有用性を認める物である。血液の色は血液中に含まれる酸素結合蛋白質の種類と関係しているとされる。脊椎動物は鉄分を含む「ヘモグロビン」を持つ、その鉄分が血中で酸化されて赤く見える。軟体動物(タコやイカ)や節足動物(甲殻類)などは、銅を多く含む「ヘモシアニン」という色素を持っており、その銅の成分が酸化されるので青く見える。透明で良く見えないこともある。海の中に住む環形動物などは、緑色の血液を持つ事が知られている。イカなどは釣り上げて直ぐは元気の良い状態では酸素結合が強いので青く見えるが時間たった物はみえない。すぐに急速冷凍かけたものは時間たっても血液は青く見える。
前述のイカをはじめ、アサリ、カタツムリ、ロブスター、エンペラースコーピオン(サソリ).なかでもカブトガニ、イカは有名である。アサリ、カタツムリ,イカ、タコが食用にお勧めしたいし粉末にして前出の食品と混ぜると有用である。
前出の理由と合わさるが生体は良好な酸素結合により生命活動が維持される。だが酸素結合がその生物体利用サイクルの中で活用消化され離れることが必要である。逆説に聞こえるが、不健全な酸化や酸敗の進行を止める力が薬効食品にあることが全身状態を維持し、抗がん効果を高める重要なポイントでもある。また、特赦な焼き方をした海の塩なども1週間に数回、少量を料理に使うと、いわゆる血液の錆を取ると認められるものもある。薬 剤でガンだけを叩いてもその副作用で命を落としては意味がないのである。その意味も含めて赤い血のもつ哺乳動物は青い血およびその生物体を食べる必要がある。未来はそこからガン対策理論や健康技術も生みだされる。また、指数106と比較的高い抗がん指数のグリシンはアミノ酸であり糖新生があるとされている。糖新生(とうしんせいgluconeogenesis)とは、飢餓状態に陥った動物が、グルカゴンの分泌をシグナルとして、ピルビン酸、乳酸、糖原性アミノ酸、プロピオン酸、グリセロールなどの糖質以外の物質から、グルコースを生産する手段・経路であるとされているから絶命直前のP388マウスにも作用していることが考えられる。糖新生する物は以下のように分類され知られているから抗がん療法にはこれらも含めて考えると良いと思われる。ガン患者の悪液質という全身症状に対して、また、体力保持にも良いと思われるグルタミン酸もここに含まれているのである。
分類
糖原性アミノ酸を以下に示す
ピルビン酸からオキサロ酢酸になり糖新生に入るもの
○ アラニン
○ グリシン
○ セリン
○ トレオニン
○ システイン
○ トリプトファン
● プロピオン酸等からスクシニルCoA(コハク酸の誘導体)になりクエン酸回路のオキサロ酢酸から糖新生に入るもの
○ イソロイシン
○ メチオニン
○ バリン
● オキサロ酢酸になり糖新生に入るもの
○ アスパラギン酸
● α‐ケトグルタル酸になりクエン酸回路のオキサロ酢酸から糖新生に入るもの
○ アルギニン
○ グルタミン酸
○ ヒスチジン
○ プロリン
● フマル酸になりクエン酸回路のオキサロ酢酸から糖新生に入るもの
○ チロシン
○ フェニルアラニン
表4に制がん効果確認試験を示す
表4制がん効果確認試験
表4の2にMothA(固形癌腫)に対する治療実験を示す。
表4の2 治療実験
ついでにのべると、WHO(世界保健機構)によるとオメガ6油とオメガ3油を4:1の割合で取るのが良いと報告している。最悪でも10:1以下の割合になってはいけないと報告している。しかし、通常食用油として使われるのは、大豆油、トウモロコシ油、紅花油などで、リノール酸が多く含まれている。水素添加でリノール酸をオレイン酸に変化させてはいるが、それでも市販の食用油を使う限り日本の日常生活では、リノール酸を十分以上に取っていることになる。αリノレン酸を含んでいる植物油は、多い物からいうと、亜麻仁油、大麻油、ブラックカラント油となる。大量にαリノレン酸を補給する場合には、亜麻仁油が適している。オメガ3油とオメガ6油を理想的に取りたい場合は、大麻油が適しているこれらを調理に使うことで理想的な摂取割合に近づけることが出来る。
一般的な食用油の抽出法は▲1▼圧搾▲2▼ヘキサンによる油分抽出と脱溶剤、▲3▼水による脱ガムとりん酸によるガム調整、▲4▼水酸化ナトリウムによる脱塩、▲5▼活性白土による脱色、▲6▼濾過除剤による脱ロウ(サラダ油の場合)、▲7▼加熱蒸気による脱臭等により製造される。しかし種々の助剤や加熱などにより化学変化し健康に影響する物質が発生することが懸念されている。
西ドイツで発がん性が指摘されたグリシドール脂肪酸エステルが花王エコナの脱臭の加熱時に発生していることが判明し2009年9月に特定保健食品を辞退し販売を停止したことは記憶に新しいところである。
虚血性心疾患や認知症の原因ともいわれているトランス型脂肪酸が植物性脂肪酸に水素を添加するときに発生していることが明らかになりアメリカでは表示が義務づけられている、加えて、日本では2010年3月、消費者庁が日本の食品全メーカにたいして自主的に表示するガイドラインを夏までに発表するとコメントを出すまでになった経過がある。油は目的により使い分けられるが、前述の様な中でより良い油を選定する方法は本願発明の微弱エネルギーの含有面積値、すなわち先に掲げたリノレン酸などで示したようにMS機械活用のグラフ値などから読み取ることもできるのである。出願人の予想では健康に良い食用油は少なく、食用油の再点検が必要であると考えられる。又、食品全般においても同様であり金星のつけれる食品はごく一部に存在するだけであり高齢者社会の医療費負担が益々懸念され社会背景にあり憂うところである。
最後に以下に油の特性や構造は生活に重要のものであるが難解なので整理する面からネットなどから公開されているポイントを参考のために記載した。名の分らない方もいるが掲載者には謝意を表する。またこれらの情報にも本願発明に関する薬理は開示されていない。
Claims (16)
- 特許を受けた後、販売するに当たり、抗菌、抗ガン、又は抗ウイルス効果のある薬効成分を含み薬効を表示したハスカップ等の食品。
- 調理物や料理物、加工品からなるハスカップを含む請求項I記載の食品。
- 薬効が抗メチシリン耐性黄色ブドウ球菌及び抗バンコマイシン耐性陽球菌(VRE)である請求項I及び2記載の食品。
- 薬効成分が不飽和脂肪酸である請求項1記載の食品。
- 薬効成分がリノ−ル酸及びリノレン酸を含むことからなる請求項1、2、3及び4記載の食品。
- 薬効成分がリグニンまたはその化合物及びリグニン物質である請求項1及び2記載の食品。
- ハスカップ、ニンジン(葉)、エゴマ、ポリジ、ブラックカ−ラント、月見草、大麻、紫蘇、菜種、大豆、トウモロコシ、紅花、ひまわりなどの植物からなる請求項1、4、5及び6記載の成分産生物を活用した食品。
- 食品配合物、食品添加物、又は動物飼料及びこれらの組成物として応用できる請求項1、2、3、4、6、7記載の食品。
- 園芸、農業資材および医療面において、土壌、葉面散布剤、抗菌、抗ガン、抗ウイルス予防及び治療などの組成物として応用できる請求項1、3、4、5、6、7及び8記載の食品。
- 衣料物で下着(病院の寝巻もふくむ)、衣類、布地、くつした、マフラー、ハンカチ、ティシヤツ、モップ、布巾、雑巾、シ−ツなどの維製製品に抗菌、抗ガン、抗ウイルス組成物として、応用したことからなる請求項1,4,5,6,及び7記載の食品。
- ションプー、リンス、ヘアートニック、ヘアークリーム、ヘヤースプレーなどの毛髪発毛化粧料組成物やクリ−ム、化粧水等の組成物に応用し、抗菌、抗ガン、抗ウイルス性を付与する請求項1、3、4、5、6、7、記載の食品。
- 洗剤、セツケン、食品用スプレ‐組成物に応用し抗菌、抗ガン、抗ウイルス性を付与した請求項1、3、4、5、6、7、記載の食品。
- ハスカップ等の食品や成分を応用したものとして、小麦等加工食品としては容器入れのインスタント食品も含めて、菓子、ガム、食パン、カンパン、ビスケット、冷やしラーメン、ラーメン、ソバ、冷麦、ドーナツ、ポッキ−菓子、ロール菓子、カステラ、ケーキ、コロッケ、あげいも、アメ、天ぷら、ウドン等からなる菓子及び小麦加工食品があげられる。
糯米、うるち米含むオニギリやカレ−ライス、弁当、レトルトパックご飯、(オニギリやレトルトパックご飯にハスカップ配合の味噌が載って入るのも含む)ぼた餅、餅、大福(餡の中に本発明のハスカップ加工品が餡に対して全体配合、又は、部分に投入されている菓子餡も含める)、カレーライス、チャ−ハンの料理物等を含む米飯系加工食品。
巻き寿司、もち米でできた飯寿司、イカ飯、寿司ご飯、いなり寿司、湯葉寿司、ハスカップ寿司等を含む酢飯加工食品。
酒、どぶろく(糯米、うるち米、玄米、白米、きび、いなきび、デンプン、乳、ハト麦等が単体又は混合できるがこれ以外のカボチヤ、ニンジンなども場合により入り材料は問わない)焼酎、ビール(ノンアルコ−ルも含む)、発泡酒、ウイスキー、ジャンパン、ワイン、マッコリ‐等を使用した酒加工食品。
アイスクリーム(カボチヤ入れ、小豆入れ、ホ−レン草入れ、イカ墨入れ、ジャガイモ入れ、イチゴ入れなど素材を問わなく広く含有する。)アイスキャンデー(アイスクリ−ムと内容の種類は準じる)、乳酸菌飲料、牛乳配合果汁飲料、チョコレート、パイ菓子、牛乳ト−フ、チ−ズ等の乳加工食品(乳が含有しないシヤ−ベットやラクトアイスも含ませる)。
味付けジンギスカン、スライス豚肉、鹿、猪、鳥、イノブタ等の獣肉、鶏肉、河豚料理、塩辛、タコの子の塩辛、刺身、イカの沖漬け、イカのすり身や魚すり身ハンバ−グ等の魚肉加工食品、
チヤンチヤン焼き料理(魚と野菜などを鉄般鍋で焼いてソースをかけて食べる料理、燻製魚や肉やソ−セ−ジや卵の料理、燻製大根の漬物、燻製チ−ズ等の魚肉卵燻製加工品と燻製料理。
リノ−ル酸やレノレン酸を含む植物及びラデノクロ−バ等を豚や家畜、魚の餌に混入して食べさせたことからなる高いリノ−ル酸やリノレン酸含有の肉、乳、卵およびこれらの内臓からなる魚、肉、卵、およびその加工食品に応用される事があげられる。
酢ダコ、食酢、飯寿司、ナマス、モズク、銀なん草(海藻)漬物(酢漬けでない物も含まれる)マリネ、明太子、ピクルス等を含み使用した漬物、中華料理、エビチリ料理物、あんかけ料理物、ニンニク加用の料理物、三杯酢、酢漬け等の加工食品。
アルコ−ル飲料、乳酸飲料、ハ−ブ飲料、トーフ、豆乳、納豆、味噌等を使用した大豆加工食品。
ドレッシング、ケチャップ、ハスカップケチャップ、マヨネ−ズ(ツナマヨネ−ズを配合される素材質にとらわれない全てのマヨネ−ズのこと)ソース類に使用した調味料加工食品。
澱粉のカタクリネリ料理、カマボコ(カニ入り、ホタテ入り、アスパラ入り、シヤケ入り、ホッキ入り等があるが、材質形状にとらわれず本願の範疇とする)ドン菓子、センベイ等のデンプン加工食品があげられる。
缶づめ加工食品としては、みつ豆フルーツ缶、豆缶、フルーツ缶(パイン、ミカン、杏、スモモ、桃、びわ、ブドー、サランボ、梨、西瓜、リンゴ、ベリー類)等の缶詰、おかゆ缶、サンマの蒲焼缶、シャケ缶、ホッキ缶、大和煮缶、ツナ缶、鹿肉缶、馬肉缶、ポテトサラダ缶、アスパラガス缶、オデン缶、鶏肉(串も含む)牛肉缶、カレー缶、ご飯缶(白米、赤飯)、水羊羹缶、沢庵缶、パン缶(パンが入っている)、ジュース缶、お茶缶、ミネラルウオータ缶、ポテト缶、ウインナー缶(素材は選ばない)肉じゃが缶、ユリ根缶等の缶づめ加工食品があげられる、
ハスカップソ−ス、ハスカップ酵素等、デンプンウドン、あんかけ料理、葛湯等を使用したグミ、ゼリー菓子、羊羹等に使用した寒天加工食品、
マヨネーズ、メレンゲ、生卵、加熱卵、玉子焼き、厚焼き玉子、金糸卵、茶碗蒸し等の卵加工食品、製造工程物を、そのまま人を含む動物が食する様にした、又は、動物飼料に添加した、又は、それらの製造工程物を料理や炊飯時に添加して食する様にしたハスカップ食品。
各品容器付きも含めて、ラーメンスープ、ペースト状ラーメンスープ、やきそばソース、ジンギスカンのたれ、焼肉のたれ、ウースターソース、スパゲテイ用ソース、フレンチドレッシング、醤油、朝鮮漬液、餃子、トーフ料理 ねぎ付き料理および加工食品、コンビーフ、ハンバーグ、福神漬け、粉末スープ味噌、缶詰、濃縮野菜スープ、焼きそば、たこ焼き、ジャム、サラダ、結び昆布、海ほうずき、ラード、バター、ハム、ソーセージ料理、すっぽん料理、ねぎ、行者ニンニク、ゆば寿司、寿司、チーズを含み使用した料理物及び加工食品。
製造工程物を人や動物が食するようにした、又は動物飼料に添加した、又は、それらの工程物を料理や炊飯時に添加するようにして食するようにしたハスカップ食品。
容器付きも含めて、ハスカップソ―ス、濃縮めんつゆ、そばつゆ、即席インスタントス−プ、南瓜ス−プ、南瓜種ス−プ等のつゆ及びス−プ系食品。
ハスカップジュ−ス、オレンジジュ−ス、グレ−プフル−ツジュ−ス、コ−ヒ牛乳、ヨーグルトタイプ、コ−ヒ、紅茶、ココア、ラクトレ−ス飲料、乳酸菌飲料、コーラタイプ飲料、トマトジュ−ス、リンゴジュ−ス、タンポポ、黒豆ジュ−ス、豆乳、スイトコ‐ン飲料、青汁、トマトの葉青汁又は抽出エキス、レモンジュース、白樺エキス入れ飲料、ヤーコン茶、麦茶、日本茶、番茶、煎茶、ウーロン茶、紅茶、羅漢果茶、薬草茶、薬草などや薬理成分入れドリンク、ハスカップ等の酵素、バナナ、チエリ−、オーランドタンジェロ(ミネオラ)、アボカド、キユウイ、コクワ、ブルベリ−、カシス、木イチゴ、甜菜、(甜菜糖も含む)スイカ、桃、すもも、リンゴ、ゆず、梨、メロン、ニンジン、ニンジン葉又は抽出エキス、ねぎ、行者ニンニク、ニンニク、バナナ、パインナップル、フェイジョア、アスパラガス、キヤベツ、セロリ−、トマト(茎葉も含む)ライチ、マルメロ、カバノアナタケ、クコ、ウコギ、レイシなどの野菜や果実や植物を単体又は1以上でミックスされ使用した飲料などからなる請求項1、2、3、4、6、7、記載の食品。 - 抗菌、抗ガン、抗ウイルスの予防、治療などの組成物として応用できる1,3,4,5,6,及び7記載の食品。
- ガン化又はウイルス等にかかったIPS細胞の治療及び予防などの組成物として応用できる1、3、4、5、6、及び7記載の食品。
- 微弱エネルギ−を与えたことからなる請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14及び15記載の食品。
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