JP5922052B2 - カーテンエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッション部を備えたカーテンエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグがほぼ標準装備されている。エアバッグは、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、ガス圧で膨張展開して乗員を受け止めて保護する。エアバッグには、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、前後方向からの衝突から運転者を守るために、ステアリングの中央にはフロントエアバッグが設けられている。また、側面衝突やそれに続いて起こるロールオーバ(横転)から乗員を守るために、壁部の天井付近にはサイドウィンドウに沿って膨張展開するカーテンエアバッグが設けられている。
カーテンエアバッグの壁部への取付けには、カーテンエアバッグの上縁に帯状のタブを設け、このタブと金属製のブラケットとを組み合わせて行う構造が従来から利用されている。例えば特許文献1に記載のカーテンエアバッグでは、タブと同様に、上部に取付片部と呼ばれている帯状の部位が設けられていて、この取付片部をブラケットの孔に通してブラケットを壁部にボルト締結することで車両に取り付けている。
特開2005−104234号公報
上記のタブとブラケットとを使用してカーテンエアバッグを壁部へ取り付ける場合、一般的には、ブラケットの孔にタブを通し、そのタブを下方へ折ってカーテンエアバッグに縫付けるなどして、タブによってカーテンエアバッグをブラケットに吊り下げるような構成で取り付けることが多い。このような構成は、簡潔ではあるものの、タブにカーテンエアバッグの荷重などがかかり、ブラケットの下縁との擦れによってタブが損傷するおそれがあった。
本発明は、このような課題に鑑み、簡潔な構成で、ブラケットに対するタブの耐久性を向上させたカーテンエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置の代表的な構成は、車室側壁の上部に車両前後方向へ沿って複数取り付けられ、車両前後方向に長径を有する挿通孔をそれぞれ備えたブラケットと、車室側壁に沿って膨張展開可能なクッション部と、帯状であって複数のブラケットの挿通孔それぞれに通されてブラケットにクッション部を吊り下げる複数のタブと、を備え、タブは、挿通孔上において幅方向両側の側縁がそれぞれ挿通孔の下縁側へ折り返された折返し部を有することを特徴とする。
上記構成では、タブのうち、ブラケットの下縁に接するために荷重がかかりやすい部位には、折返し部を設けている。この折返し部によってタブは厚みが増すため、クッション部から荷重がかかってブラケット部の挿通孔の下縁との間の擦れが大きくなっても、損傷を防ぐことが可能である。
上記の折返し部は、タブの幅方向内側に頂点を有する三角形状の領域を折り返して設けられるとよい。このような簡潔な構成の折返し部によっても、タブの耐久性を向上させることができる。
上記課題を解決するために、本発明にかかるカーテンエアバッグ装置の他の代表的な構成は、車室側壁の上部に車両前後方向へ沿って複数取り付けられ、車両前後方向に長径を有する挿通孔をそれぞれ備えたブラケットと、車室側壁に沿って膨張展開可能なクッション部と、帯状であって複数のブラケットの挿通孔それぞれに通されてブラケットにクッション部を吊り下げる複数のタブと、を備え、タブは、挿通孔付近において幅方向両側の側縁から幅方向内側へ向かって切り込まれた横スリットと、幅方向両側の側縁のうち横スリットによって折り返し可能となってそれぞれ挿通孔の下縁側へ折り返された折返し部と、
を有することを特徴とする。
上記構成においても、タブには折返し部を設け、この折返し部でブラケットの挿通孔の下縁に接している。したがってタブは、クッション部から荷重がかかって挿通孔の下縁との間の擦れが大きくなっても、損傷を防止できる。
上記の横スリットは、タブの1つの側縁につき、少なくとも2つ設けられ、折返し部は、2つの横スリットに区画されて折り返し可能となってもよい。このように、2つの横スリットを設けることで、折返し部が簡単に形成できるようになる。
上記のタブは、折返し部の折り目となる箇所に折り目の所定範囲にわたって切り込まれた縦スリットを有してもよい。この縦スリットを設けることによっても、折返し部が簡単に形成できるようになる。
上記2つの横スリットは、タブの側縁から幅方向内側へ向かって、互いの間隔が次第に広がるよう設けられてもよい。また、2つの横スリットは、タブの側縁から幅方向内側へ向かって、互いの間隔が次第に狭まるよう設けられてもよい。これら、先端に向かって拡がる折返し部や、根元側の広い折返し部によると、タブに対してブラケットが少々移動しても、折返し部はその範囲が広いために挿通孔上から外れることがなく、好適である。
上記のタブは、その幅が挿通孔の長径よりも広く、タブの幅方向両側の側縁からそれぞれ幅方向内側へ向かって設けられる対向する横スリットは、少なくとも挿通孔の長径よりも広く離間して設けられ、折返し部は、タブの側縁の全体ごと折り返して設けられてもよい。
上記のタブはその幅が挿通孔の長径よりも広いため、挿通孔に通す際に側縁を折り曲げて挿入することになる。その際、上記構成では、タブの両縁を挿通孔に通せる程にまで折り曲げると、この折り曲げられた範囲には横スリットの全域も含まれることになる。すなわち、タブを挿通孔に通す際に折り曲げることで、折返し部の折り返しも共に行うことができる。そして、折り曲げたタブを挿通孔に通すことで、折返し部も挿通孔の下縁上に設置することができるため、上記構成であれば折返し部の形成や挿通孔の下縁上への設置等の一連の作業が簡単に行える。
上記のタブは、折返し部を保持する縫製ラインを有してもよい。このように、折返し部の形成を縫製ラインで保持することで、ブラケットの挿通孔への挿入時等における作業性が向上する。
本発明によれば、簡潔な構成で、ブラケットに対するタブの耐久性を向上させることが可能なカーテンエアバッグ装置を提供することが可能となる。
本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置を例示した図である。 図1(b)のクッション部の非膨張時における展開状態を例示した図である。 図2のブラケット付近の拡大図である。 図3(b)のタブをブラケットの挿通孔に通す過程を例示した図である。 図4(b)の折返し部の変形例である。 図4のタブの第1変形例を例示した図である。 図4のタブの第2変形例を例示した図である。 図4のタブの第3変形例を例示した図である。 図4のタブの第4変形例を例示した図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施形態にかかるカーテンエアバッグ装置を例示した図である。図1(a)は車両室内を車幅方向の車内側から見た図であって、カーテンエアバッグ装置(以下、「エアバッグ100」と記載する。)のクッション部102の収納形態を例示している。また、図1(b)は、図1(a)のクッション部102の展開時を例示している。
図1(a)に例示するクッション部102は、緊急時に膨張展開して乗員を保護する部位である。このクッション部102は、巻回されて車両前後に長尺なロール状の収納形態となって、車両室内の側壁の上部(ルーフサイドレール104)に取り付けられ、設置される。通常、ルーフサイドレール104はその上をルーフトリム(図示省略)が覆うため、収納されたクッション部102は車両室内からは視認不能である。
エアバッグ100はガス発生装置であるインフレータ106を備えている。クッション部102は、インフレータ106から供給されるガスの圧力により膨張して乗員を拘束する。本実施形態で採用しているインフレータ106は、シリンダ型(筒型)のものである。現在普及しているインフレータには、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、さらにはガス発生剤と圧縮ガスとを両方備えたタイプのものなどがある。インフレータ106としては、いずれのタイプも利用可能である。
図1(a)の状態において、車両108に側面衝突時やロールオーバ(横転)等が発生すると、まず車両108に備えられたセンサ(図示省略)が衝撃を感知し、これに起因してインフレータ106へ信号が発信される。この信号を受けることでインフレータ106は作動し、ガスをクッション部102へ供給する。クッション部102は、インフレータ106からのガスを受給すると、図1(b)に例示するように、車室の側壁(図1(a)のサイドウィンドウ110等)に沿うように下方へ向かって膨張展開し、乗員の保護を行う。
図2は、図1(b)のクッション部102の非膨張時における展開状態を例示した図である。本実施形態では、クッション部102は表面を構成する2枚の基布を重ねて縫製したり接着したりすることで形成されている。また他の例として、クッション部はOPW(One-Piece Woven)を用いての紡織によっても形成可能である。これらの手法によって、クッション部102は袋状に形成される。
インフレータ106(図1(b)参照)が作動すると、ガスは、まずクッション部102の上部のダクト部112へと流れる。ダクト部112は、車両前後方向に延びていて、ガスをクッション部102内の車両前後方向の各膨張領域へ効率よく分配する働きをする。
クッション部102の膨張領域は、乗員が接触し得る位置などを考慮して、複数の小部屋(チャンバ)に区画されている。例えば、車両前側には、前部座席114(図1(b)参照)の乗員を受け止めることを目的としてチャンバ116およびチャンバ118が設けられている。また、車両後側には、後部座席120の乗員を受け止めることを目的としてチャンバ122が設けられている。
クッション部102の前端には、帯形状のストラップ124が設けられている。ストラップ124は、クッション部102とフロントピラー126(図1(b)等参照)とをつなぐ部材であって、クッション部102の膨張展開時の揺動を抑えて展開挙動を安定させ、加えてクッション部102に車両前後方向への張力を与える働きを有している。
クッション部102の上縁128に沿っては、車両108(図1(b)等参照)への取付部位として、帯状のタブ130および金属製のブラケット132が複数設けられている。以下、図3を参照して、このタブ130およびブラケット132を中心とした構成について説明する。
図3は、図2のブラケット132付近の拡大図である。図3(a)に例示するブラケット132は、ボルト等でルーフサイドレール104(図1(b)等参照)に固定される部位であって、クッション部102のタブ130に通されている。タブ130は、ブラケット132の挿通孔134に通したうえで、クッション部102の上部に縫製ラインL1等で接合される。車両取付後のクッション部102は、図1(a)のように、タブ130によってブラケット132に吊り下げた状態となる。
図3(b)は、図3(b)の分解図である。ブラケット132は、板状の金属に曲げ加工等を施すことで形成されている。ブラケット132にはボルト孔136が設けられていて、このボルト孔136にボルト(図示省略)を通してルーフサイドレール104(図1(a)参照)に締結される。ボルト孔136の両脇側の端には、ルーフサイドレール104側(図中奥側)に向かってL字に延びたフック部138a、138bがそれぞれ設けられている。フック部138a、138bは、ブラケット132をルーフサイドレール104に位置決めするための部位であり、ルーフサイドレール104に設けられた所定の孔に差し込まれる。
ブラケット132の下部には、前述の挿通孔134が設けられている。挿通孔134は、車両前後方向に長径R1(図3(a)参照)を有する横長の形状をしていて、タブ130が通される。なお、本実施形態における挿通孔134は細長い楕円に近い形状であるが、挿通孔134の形状はこれに限定されない。例えば、タブ130から荷重が加えられた際の応力集中を避けるよう、長手方向の両端を上方へ湾曲させた形状なども採用可能である。
タブ130は、クッション部102と同様の素材で構成されていて、ブラケット132の挿通孔134に通された後、その長手方向の両端を纏めて、図3(a)のようにクッション部102の上部に縫い付けられる。タブ130は、その幅が挿通孔134よりも広く、挿通孔134に通す際には所定の領域が幅方向に折り曲げられる。
図4は、図3(b)のタブ130をブラケット132の挿通孔134に通す過程を例示した図である。本実施形態では、タブ130を挿通孔134に通す際に、タブ130の耐久性が向上するよう、工夫を施している。
図4(a)に例示するように、タブ130は、布材をタブ130の幅方向に巻き重ねることで、ある程度の厚みを持たせて帯状に形成されている。このタブ130には、図4(b)に例示するように、折返し部140a、140bを設ける。折返し部140a、140bは、タブ130の幅方向の両側の側縁142a、142bをブラケット132の挿通孔134の下縁144側(図4(c)参照)に折り返すことで設けられていて、本実施形態では図4(a)に例示するタブ130の幅方向内側に頂点P1、P2を有する三角形状の領域E1、E2を折り返すことでそれぞれ設けられる。このようにして折返し部140a、140bを形成したタブ130は、図4(c)に例示するように、その折返し部140a、140bを挿通孔134の下縁144に重ねるようにして、挿通孔134に通す。
このようにして、本実施形態では図4(d)のように、タブ130のうち、ブラケット132の挿通孔134の下縁144に接するために荷重がかかりやすい部位は、折返し部E1、E2が設けられて厚みが増している。これによってタブ130は、クッション部102から荷重がかかって挿通孔134の下縁144との間で大きく擦れても、損傷することを防止できる。
なお、図5は図4(b)の折返し部140a、140bの変形例であるが、図5に例示するように、タブ130には、折返し部140a、140bを保持する縫製ラインL2を設けてもよい。この縫製ラインL2で折返し部140a、140bの形成を保持することで、タブ130は挿通孔134へ通しやすくなり、作業性が向上する。
(タブの第1変形例)
図6は、図4のタブの第1変形例を例示した図である。図6に例示するタブ200は、折返し部202a、202bの構成において、図4のタブ130と異なっている。なお、以降に説明する各変形例において、既に説明した構成要素と同一のものに対しては、同一の符号を付することによってその説明を省略する。
図6(a)に例示するように、本例では、タブ200は、布材をタブ200の長手方向に巻き重ねることで帯状に形成されている。タブ200には、幅方向両側の側縁204a、204bにそれぞれ2つずつ、計4つの横スリット206a〜206dが設けられている。これら横スリット206a〜206dは、タブ200のうち挿通孔134(図6(c)参照)付近において、幅方向両側の側縁204a、204bから幅方向内側へ向かって切り込みを入れることで形成されている。
図6(b)に例示するように、折返し部202a、202bは、それぞれ2つの横スリットに区画されたことで、四角形状に折り返すことが可能になっている。また、このときの折り返しがよりスムーズに行えるよう、図6(a)に例示するように、折返し部202a、202bの折り目となる箇所には、その所定範囲にわたって切り込みをいれて縦スリット208a、208bを設けている。この縦スリット208a、208bを設けることによって、折返し部202a、202bは簡単に形成できるようになっている。
そして、図6(c)に例示するように、折返し部202a、202bもまた挿通孔134の下縁144側に折り返されていて、この下縁144に重ねられる。このようにして、本例においても図6(d)のように、タブ200のうち荷重がかかりやすい部位に折返し部202a、202bが設けられ、タブ200は挿通孔134の下縁144との間の擦れが大きくなっても損傷を防ぐことが可能になっている。
(タブの第2変形例)
図7は、図4のタブ130の第2変形例を例示した図である。図7に例示するタブ300もまた、折返し部302a、302bの構成において、図4のタブ130と異なっている。
図7(a)に例示するように、タブ300にも両側の側縁304a、304bにそれぞれ2つずつ、計4つの横スリット306a〜306dが設けられている。これら横スリット306a〜306dは、例えば片側の側縁304aにおける横スリット306a、306bのように、側縁304aから幅方向内側へ向かって互いの間隔が次第に広がるよう設けられている。そのため、折返し部302a、302bは、図7(b)に例示するように、根元側が広い台形形状に形成される。そして、図7(c)のように折返し部302a、302b上にブラケット132が位置するようタブ300を挿通孔134(図7(d)参照)に通し、これによって図7(d)に例示するように挿通孔134の下縁144に折返し部302a、302bが重ねられる。
このように本例では、例えば図7(c)に例示するように、折返し部302a、302bは台形形状であってその根元側の範囲が広くなっている。したがって、タブ300に対してブラケット132が少々移動しても、折返し部302a、302bはその範囲が広いために挿通孔134上から外れることがなく、好適である。
(タブの第3変形例)
図8は、図4のタブ130の第3変形例を例示した図である。図8(a)に例示するように、タブ400の横スリット406a〜406dもまた、例えば片側の側縁404aにおける横スリット406a、406bのように、側縁404aから幅方向内側へ向かって互いの間隔が次第に狭まるよう設けられている。そのため、折返し部402a、402bは、図8(b)に例示するように、先端側が広い台形形状に形成される。そして、図8(c)のように折返し部402a、402b上にブラケット132が位置するようタブ400を挿通孔134(図8(d)参照)に通し、図8(d)のように挿通孔134の下縁144に折返し部402a、402bが重ねられる。
本例では、例えば図8(c)に例示するように、折返し部402a、402bは台形形状であってその先端側の範囲が広くなっている。したがって、図7(c)のタブ300と同様に、図8(c)のタブ400に対してブラケット132が少々移動しても、折返し部402a、402bはその範囲が広いために挿通孔134上から外れることがない。
(タブの変形例4)
図9は、図4のタブ130の第4変形例を例示した図である。図9(a)に例示するように、タブ500の両側の側縁504a、504bから内側へ向かって設けられた横スリット506a〜506dは、例えば横スリット506a、506cのように対向するもの同士が、互いの間の領域W1が挿通孔134の長径R1よりも広くなるよう離間して設けられている。このとき、タブ500はその幅自体が挿通孔134の長径R1よりも広いため、図9(b)に例示するように、タブ500を挿通孔134に通す際は側縁504a、504bの全域にわたって折り曲げて挿入することになる。
本例では、タブ500が挿通孔134に通せる程にまで側縁504a、504bを折り曲げると、この折り曲げられた範囲には横スリット506a〜506dの全域も含まれることになる。この構成であると、タブ500を挿通孔134に通す際に折り曲げることで、折返し部502a、502dも同時に形成することができる。そしてこの折り曲げたタブ500を挿通孔134に通すことで、図9(c)に例示するように折返し部502a、502bを挿通孔134の下縁144上に位置させる。これによって図9(d)に例示するように、挿通孔134の下縁144に折返し部502a、502bが重ねられる。このように、本例であれば、折返し部502a、502bの形成や下縁144上への設置等の一連の作業が簡単にできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
また、上記実施形態においては本発明にかかるエアバッグ100を自動車に適用した場合を想定して説明したが、自動車以外にも航空機や船舶などに適用することも可能であり、同様の作用効果を得ることができる。
本発明は、車両の側面衝突時やロールオーバ(横転)時に、乗員保護を目的として車両室内の側面部に沿うように膨張展開するクッション部を備えたカーテンエアバッグ装置に利用することができる。
100 …エアバッグ、102 …クッション部、104 …ルーフサイドレール、106 …インフレータ、108 …車両、110 …サイドウィンドウ、112 …ダクト部、114 …前部座席、116、118 …前部座席付近のチャンバ、120 …後部座席、122 …後部座席付近のチャンバ、124 …ストラップ、126 …フロントピラー、128 …クッション部の上縁、130 …タブ、132 …ブラケット、134 …挿通孔、136 …ボルト孔、138a、138b …フック部、140a、140b …折返し部、142a、142b …タブの側縁、144 …挿通孔の下縁、R1 …挿通孔の長径、L1 …タブを接合する縫製ライン、P1、P2 …三角形状の領域の頂点、E1、E2 …三角形状の領域、L2 …折返し部を保持する縫製ライン、200 …第1変形例のタブ、202a、202b …折返し部、204a、204b …タブの側縁、206a、206b、206c、206d …横スリット、208a、208b …縦スリット、300 …第2変形例のタブ、302a、302b …折返し部、304a、304b …タブの側縁、306a、306b、306c、306d …横スリット、400 …第3変形例のタブ、402a、402b …折返し部、404a、404b …側縁、406a、406b、406c、406d …横スリット、500 …第4変形例のタブ、502a、502b …折返し部、504a、504b …タブの側縁、506a、506b、506c、506d …横スリット、W1 …対向する横スリット同士の間の領域

Claims (6)

  1. 車室側壁の上部に車両前後方向へ沿って複数取り付けられ、車両前後方向に長径を有する挿通孔をそれぞれ備えたブラケットと、
    前記車室側壁に沿って膨張展開可能なクッション部と、
    帯状であって前記複数のブラケットの挿通孔それぞれに通されて該ブラケットに前記クッション部を吊り下げる複数のタブと、
    を備え、
    前記タブは、
    幅方向両側の側縁から幅方向内側へ向かって1つの側縁につき少なくとも2つ切り込まれた横スリットと、
    前記幅方向両側の側縁のうち前記2つの横スリットに区画されて折り返し可能となってそれぞれ該挿通孔の下縁側へ折り返された折返し部と、
    を有することを特徴とするカーテンエアバッグ装置。
  2. 前記タブは、前記折返し部の折り目となる箇所に該折り目の所定範囲にわたって切り込まれた縦スリットを有することを特徴とする請求項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  3. 前記2つの横スリットは、前記タブの側縁から幅方向内側へ向かって、互いの間隔が次第に広がるよう設けられることを特徴とする請求項またはに記載のカーテンエアバッグ装置。
  4. 前記2つの横スリットは、前記タブの側縁から幅方向内側へ向かって、互いの間隔が次第に狭まるよう設けられることを特徴とする請求項またはに記載のカーテンエアバッグ装置。
  5. 前記タブは、その幅が前記挿通孔の長径よりも広く、
    前記タブの幅方向両側の側縁からそれぞれ幅方向内側へ向かって設けられる対向する横スリットは、少なくとも前記挿通孔の長径よりも広く離間して設けられ、
    前記折返し部は、前記タブの側縁の全体ごと折り返して設けられることを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
  6. 前記タブは、前記折返し部を保持する縫製ラインを有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載のカーテンエアバッグ装置。
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