JP5921855B2 - 偏光性積層フィルムおよび偏光板の製造方法 - Google Patents
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Description
厚さが50μm以下のポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂フィルムを基材フィルムの一方の面に貼合して積層フィルムを得る樹脂フィルム貼合工程と、
上記積層フィルムを一軸延伸する延伸工程と、
一軸延伸されたフィルムの前記樹脂フィルムを二色性色素で染色して偏光子層を形成する染色工程と、をこの順で含む、偏光性積層フィルムの製造方法である。
ポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂層を支持体上に形成する樹脂層形成工程と、
支持体上に形成された樹脂層を乾燥する第1乾燥工程と、
乾燥された樹脂層を該支持体から剥離して該樹脂層を取得する樹脂層分離工程と、
剥離された樹脂層を第1の乾燥工程における温度より高い乾燥温度で乾燥する第2乾燥工程と、をこの順で含む製造方法により製造された樹脂フィルムである。
上記本発明の製造方法により偏光性積層フィルムを製造した後、
当該偏光性積層フィルムにおける上記偏光子層の上記基材フィルム側の面とは反対側の面に保護フィルムを貼合する保護フィルム貼合工程と、
当該偏光性積層フィルムから上記基材フィルムを剥離する基材フィルム剥離工程と、をこの順で含む。
図1は、本発明に係る偏光性積層フィルムの製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。本実施形態で製造する偏光性積層フィルムは、基材フィルムと、基材フィルムの一方の面に形成された偏光子層とを備える。本実施形態の偏光性積層フィルムの製造方法では、ポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂フィルムを基材フィルムの一方の面に貼合して積層フィルムを得る樹脂フィルム貼合工程(S10)と、当該積層フィルムを一軸延伸する延伸工程(S20)と、当該積層フィルムの樹脂フィルムを二色性色素で染色して偏光子層を形成する染色工程(S30)を順に実施する。
図2は、本発明に係る偏光板の製造方法の一実施形態を示すフローチャートである。本実施形態で製造する偏光板は、偏光子層と、偏光子層の一方の面に形成された保護フィルムとを備える。本実施形態の偏光板の製造方法は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを基材フィルムの一方の面に貼合して積層フィルムを得る樹脂フィルム貼合工程(S10)と、当該積層フィルムを一軸延伸する延伸工程(S20)と、当該積層フィルムのポリビニルアルコール系樹脂フィルムを二色性色素で染色して偏光子層を形成する染色工程(S30)とを順に実施して偏光性積層フィルムを得た後、偏光性積層フィルムにおける偏光子層の基材フィルム側の面とは反対側の面に保護フィルムを貼合する保護フィルム貼合工程(S40)と、偏光性積層フィルムから基材フィルムを剥離する基材フィルム剥離工程(S50)と、をこの順で有する。
基材フィルムの一方の面にポリビニルアルコール系樹脂フィルムを貼合する。基材フィルムとポリビニルアルコール系樹脂フィルムの貼合方法は、後の延伸工程(S20)、染色工程(S30)を経ても剥がれない方法であれば特に限定されない。たとえば、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムおよび/または基材フィルムの貼合面に粘着剤層または接着剤層を形成し、粘着剤層または接着剤層を介して両者を貼合する。
樹脂フィルム貼合工程において用いるポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚さは50μm以下とする。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムは、後の延伸工程および染色工程を経て偏光子層を形成することになるが、樹脂フィルム貼合工程(S10)におけるポリビニルアルコール系樹脂フィルム、すなわち延伸前のポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚さが50μmを超える場合、本発明のように基材フィルムと貼合しなくても延伸工程・染色工程のハンドリングができるため、本発明によるメリットが小さい。また、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚さが50μmを超える場合、偏光子層の厚さを25μm以下の薄膜に形成するのが難しい場合がある。さらに、ポリビニルアルコール系樹脂フィルム(延伸前)の厚さは、好ましくは10μm以上、より好ましくは15μm以上とする。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚さが10μm未満の場合は、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムを単独で得ることが難しい。ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚さは、15〜45μmであることがより好ましい。
ケン化度が高いほど、水酸基の割合が高いことを示しており、すなわち結晶化を阻害する酢酸基の割合が低いことを示している。
・剥離後のPVAフィルムを常温下(およそ25℃、55%RH)に30分以上放置した後、フィルム重量を測定する。
・その後、105℃で60分間乾燥処理をしてから取りだした後、フィルム温度が常温に戻るまで数分間放置する。
・数分間放置後、フィルムの重量を再測定する。
・得られた値を下記の式に代入して算出する。
支持体上に形成された樹脂層を支持体から剥離できる程度に乾燥させる具体的なやり方として、例えば実際の製造においては、この剥離可能な状態に達する乾燥条件を、あらかじめ予備実験で見極めておき、その条件にて行なうことが好ましい。例えば40〜60℃の温度範囲で1〜30分間乾燥させるのが好ましく、50℃で3〜20分程度の乾燥がより好ましい。第1乾燥工程(S120)においては、低温で乾燥させることにより、また樹脂層を完全に乾燥させるのではなく支持体から剥離できる程度に乾燥させることにより、樹脂層における乾燥収縮が生じにくく、支持体における端部のカールの発生も防ぐことができる。
基材フィルムに用いる樹脂としては、例えば、透明性、機械的強度、熱安定性、延伸性などに優れる熱可塑性樹脂が用いられ、それらのガラス転移温度Tgまたは融点Tmに応じて適切な樹脂を選択できる。基材フィルムは、その上に積層するポリビニルアルコール系樹脂フィルムの延伸に適した温度範囲で延伸できるようなものを用いることが好ましい。
基材フィルムのポリビニルアルコール系樹脂フィルムが貼合される側の表面にプライマー層が形成されていてもよい。プライマー層としては、基材フィルムとポリビニルアルコール系樹脂フィルムとの両方にある程度強い密着力を発揮する材料であれば特に限定されない。たとえば、透明性、熱安定性、延伸性などに優れる熱可塑性樹脂が用いられる。具体的には、アクリル系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂が挙げられるが、これらに限定されるものではない。中でも、密着性がよいポリビニルアルコール系樹脂は好ましく用いられる。
粘着剤層を構成する粘着剤は、通常、アクリル系樹脂、スチレン系樹脂、シリコーン系樹脂などをベースポリマーとし、そこに、イソシアネート化合物、エポキシ化合物、アジリジン化合物などの架橋剤を加えた組成物からなる。さらに、粘着剤中に微粒子を配合して、光散乱性を示す粘着剤層を形成することもできる。
接着剤層を構成する接着剤としては、たとえば、ポリビニルアルコール系樹脂水溶液、水系二液型ウレタン系エマルジョン接着剤などを用いた水系接着剤が挙げられる。中でもポリビニルアルコール系樹脂水溶液が好適に用いられる。接着剤として用いるポリビニルアルコール系樹脂には、酢酸ビニルの単独重合体であるポリ酢酸ビニルをケン化処理して得られるビニルアルコールホモポリマーのほか、酢酸ビニルとこれに共重合可能な他の単量体との共重合体をケン化処理して得られるビニルアルコール系共重合体、さらにはそれらの水酸基を部分的に変性した変性ポリビニルアルコール系重合体などがある。水系接着剤には、多価アルデヒド、水溶性エポキシ化合物、メラミン系化合物、ジルコニア化合物、亜鉛化合物などが添加剤として添加されてもよい。このような水系の接着剤を用いた場合、それから得られる接着剤層は、通常1μmよりもはるかに薄く、通常の光学顕微鏡で断面を観察しても、その接着剤層は事実上観察されない。
ここでは、基材フィルムおよびポリビニルアルコール系樹脂フィルムからなる積層フィルムを一軸延伸する。好ましくは、5倍超かつ17倍以下の延伸倍率となるように一軸延伸する。さらに好ましくは5倍超かつ8倍以下の延伸倍率となるように一軸延伸する。延伸倍率が5倍以下だと、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムが十分に配向しないため、結果として、偏光子層の偏光度が十分に高くならない不具合を生じることがある。一方、延伸倍率が17倍を超える場合、延伸時の積層フィルムの破断が生じ易くなるため、後工程での加工性・ハンドリング性が低下するおそれがある。延伸工程(S20)における延伸処理は、一段での延伸に限定されることはなく多段で行うこともできる。多段で行う場合は、延伸処理の全段を合わせて5倍超の延伸倍率となるように延伸処理を行うことが好ましい。
ここでは、積層フィルムの樹脂層を、二色性色素で染色する。二色性色素としては、たとえば、ヨウ素や有機染料が挙げられる。有機染料としては、たとえば、レッドBR、レッドLR、レッドR、ピンクLB、ルビンBL、ボルドーGS、スカイブルーLG、レモンイエロー、ブルーBR、ブルー2R、ネイビーRY、グリーンLG、バイオレットLB、バイオレットB、ブラックH、ブラックB、ブラックGSP、イエロー3G、イエローR、オレンジLR、オレンジ3R、スカーレットGL、スカーレットKGL、コンゴーレッド、ブリリアントバイオレットBK、スプラブルーG、スプラブルーGL、スプラオレンジGL、ダイレクトスカイブルー、ダイレクトファーストオレンジS、ファーストブラックなどが使用できる。これらの二色性物質は、一種類でも良いし、二種類以上を併用して用いても良い。
染色工程に次いで架橋処理を行うことができる。架橋処理は、たとえば、架橋剤を含む溶液(架橋溶液)中に延伸フィルムを浸漬することにより行われる。架橋剤としては、従来公知の物質を使用することができる。たとえば、ホウ酸、ホウ砂等のホウ素化合物や、グリオキザール、グルタルアルデヒドなどが挙げられる。これらは一種類でも良いし、二種類以上を併用しても良い。
架橋工程の後には、洗浄工程を行なうことが好ましい。洗浄工程としては、水洗浄処理を施すことができる。水洗浄処理は、通常、イオン交換水、蒸留水などの純水に積層フィルムを浸漬することにより行なうことができる。水洗浄温度は、通常3〜50℃、好ましくは4℃〜20℃の範囲である。浸漬時間は通常2〜300秒間、好ましくは3秒〜240秒間である。
洗浄工程の後には、乾燥工程を施してもよい。乾燥工程としては、任意の適切な方法(たとえば、自然乾燥、送風乾燥、加熱乾燥)を採用しうる。たとえば、加熱乾燥の場合の乾燥温度は、通常、20〜95℃であり、乾燥時間は、通常、1〜15分間程度である。以上の工程を経て、ポリビニルアルコール系樹脂フィルムが偏光子層としての機能を有することになり、基材フィルムの一方の面に偏光子層を備えた偏光性積層フィルムが製造される。
偏光子層は、具体的には、一軸延伸されたポリビニルアルコール系樹脂フィルムに二色性色素を吸着配向させたものである。延伸倍率は、好ましくは5倍超、さらに好ましくは5倍超でかつ17倍以下である。
偏光性積層フィルムにおける偏光子層の基材フィルム側の面とは反対側の面に保護フィルムを貼合する。偏光子層と保護フィルムの貼合方法は、特に限定されない。たとえば、偏光子層および/または保護フィルムの貼合面に粘着剤層または接着剤層を形成し、粘着剤層または接着剤層を介して両者を貼合する。粘着剤層や接着剤層として適した材料は、上述の樹脂フィルム貼合工程(S10)の欄で述べた粘着剤層や接着剤層と同様である。
保護フィルムは、光学機能を有さない単なる保護フィルムであってもよく、位相差フィルムや輝度向上フィルムといった光学機能を併せ持つ保護フィルムであってもよい。
本実施形態の偏光板の製造方法では、図2に示すように、保護フィルムを偏光子層に貼合する保護フィルム貼合工程(S40)の後、基材フィルム剥離工程(S50)を行なう。基材フィルム剥離工程(S50)では、基材フィルムを偏光性積層フィルムから剥離する。基材フィルムの剥離方法は特に限定されるものでなく、通常の粘着剤付偏光板で行われる剥離フィルムの剥離工程と同様の方法を採用できる。保護フィルム貼合工程(S40)の後、そのまますぐに剥離してもよいし、一度ロール状に巻き取った後、別に剥離工程を設けて剥離してもよい。以上の工程を経て、偏光子層の一方の面に保護フィルムを備えた偏光板が製造される。
上記偏光板は、実用に際して他の光学層を積層した偏光板として用いることができる。また、上記保護フィルムがこれらの光学層の機能を有していてもよい。
<ポリビニルアルコール系樹脂フィルムの作製>
クラレ(株)より販売されている完全けん化ポリビニルアルコール樹脂(商品名:PVA124)の粉末を90℃の温水に溶解させて、固形分濃度10wt%のポリビニルアルコール樹脂水溶液を作製した。得られたポリビニルアルコール樹脂水溶液を離型処理が施されたPET基材上にリップコート法によって、およそ400μm厚で塗布した。50℃で10分乾燥した後、PET基材からポリビニルアルコール系樹脂フィルムを剥がし取り、さらに80℃で5分乾燥させてカールの無いポリビニルアルコール系樹脂フィルムを得た。乾燥後の厚みは41μmであった。
熱水にポリビニルアルコール粉末と架橋剤を溶解させて以下の組成の接着剤水溶液を準備した。そして、ポリプロピレン樹脂(商品名:FLX80E4、住友化学(株)製)からなる110μm厚の基材フィルム上にコロナ放電処理を施し、上述の接着剤水溶液をグラビアコーターを用いて乾燥後の厚みが0.2μm程度になるように塗布した。その後、上述のポリビニルアルコール系樹脂フィルムを貼り合わせた後、50℃で3分乾燥させて、積層フィルムを得た。得られた積層フィルムはフラットであり、ハンドリングが容易であった。
水:100重量部、ポリビニルアルコール樹脂粉末((株)クラレ製、平均重合度18000、商品名:KL−318):3重量部、ポリアミドエポキシ樹脂(架橋剤、住化ケムテックス(株)製、商品名:SR650(30)):1.5重量部。
上記積層フィルムをテンター装置を用いて160℃で5.8倍の自由端一軸延伸を実施した。延伸後のポリビニルアルコール系樹脂フィルムの厚みは18μmであった。
その後、積層フィルムをヨウ素とヨウ化カリウムの混合水溶液である30℃の染色溶液に180秒ほど浸漬してポリビニルアルコール系樹脂フィルムを染色した後、10℃の純水で余分なヨウ素液を洗い流した。次いで76℃のホウ酸とヨウ化カリウムの混合水溶液である架橋溶液に300秒浸漬させた。その後10℃の純水で4秒間洗浄し、最後にニップロールで表面の余分な水分を除去した。各層の薬液の配合比率は以下の通りである。染色後の積層フィルムを80℃で5分乾燥させて偏光性積層フィルムを得た。
水:100重量部、ヨウ素:0.6重量部、ヨウ化カリウム:10重量部。
水:100重量部、ホウ酸:9.5重量部、ヨウ化カリウム:5重量部。
樹脂フィルム貼合工程と同様の接着剤水溶液を調製した。上記偏光性積層フィルムの偏光子層の基材フィルム側の面とは反対側の面に上述の接着剤水溶液を塗布した後に保護フィルム(コニカミノルタオプト(株)製のTAC:KC4UY)を貼合し、基材フィルム、接着剤層、偏光子層、接着剤層、保護フィルムの5層からなる偏光板を得た。
上術の偏光板を80℃で5分乾燥させ、偏光板を得た。得られた偏光板から基材フィルムを剥離した。基材フィルムは容易に剥離され、接着剤層、偏光子層、接着剤層、保護フィルムの4層からなる偏光板を得た。偏光子層の厚みは18μmであった。得られた偏光板の偏光性能を日本分光(株)製の分光光度計(V7100)で測定した。光の入射方向は偏光子層側からとした。視感度補正単体透過率は41.8%、視感度補正偏光度は99.997%と非常に偏光性能に優れるものであり、偏光板として十分使用できる性能であった。
実施例1と同じ基材フィルム上にコロナ放電処理を施した後、実施例1でポリビニルアルコール系樹脂フィルムの作製に用いたポリビニルアルコール樹脂水溶液を、ギャップコート法によって直接塗布した。その後、50℃で10分、80℃で5分の乾燥を連続して実施したが、ポリビニルアルコール樹脂層の乾燥収縮によって著しいカールが発生し、乾燥炉の出口での端部の折れ込みが発生した。得られたポリビニルアルコール樹脂層の乾燥後の厚みは約39μmであった。
Claims (4)
- 基材フィルムと、前記基材フィルムの一方の面に形成された偏光子層とを備える偏光性積層フィルムの製造方法であって、
厚さが50μm以下のポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂フィルムを基材フィルムの一方の面に貼合して積層フィルムを得る樹脂フィルム貼合工程と、
前記積層フィルムを一軸延伸する延伸工程と、
一軸延伸された積層フィルムの前記樹脂フィルムを二色性色素で染色して偏光子層を形成する染色工程と、をこの順で含み、
前記樹脂フィルム貼合工程で用いられる前記樹脂フィルムは、
ポリビニルアルコール系樹脂からなる樹脂層を支持体上に形成する樹脂層形成工程と、
支持体上に形成された樹脂層を乾燥する第1乾燥工程と、
乾燥された樹脂層を前記支持体から剥離して前記樹脂層を取得する樹脂層分離工程と、
剥離された樹脂層を前記第1乾燥工程における温度より高い乾燥温度で乾燥する第2乾燥工程と、をこの順で含む製造方法により製造された樹脂フィルムである、偏光性積層フィルムの製造方法。 - 前記樹脂フィルム貼合工程において、粘着剤層または接着剤層を介して前記樹脂フィルムを前記基材フィルムの一方の面に貼合する、請求項1に記載の偏光性積層フィルムの製造方法。
- 前記樹脂フィルム貼合工程において、前記樹脂フィルムの厚さが15μm以上である、請求項1または2に記載の偏光性積層フィルムの製造方法。
- 偏光子層と、前記偏光子層の一方の面に形成された保護フィルムとを備える偏光板の製造方法であって、
請求項1に記載の製造方法により偏光性積層フィルムを製造した後、
前記偏光性積層フィルムにおける前記偏光子層の前記基材フィルム側の面とは反対側の面に保護フィルムを貼合する保護フィルム貼合工程と、
前記偏光性積層フィルムから前記基材フィルムを剥離する基材フィルム剥離工程と、をこの順で含む、偏光板の製造方法。
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