JP5921220B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、例えばビデオカメラ、電子スチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のように固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真用のカメラ等に好適なものである。
近年、固体撮像素子を用いたビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、監視カメラ、そして銀塩フィルムを用いたカメラ等の撮像装置は高機能化され、又装置全体が小型化されている。そしてそれに用いる撮影光学系としてレンズ全長が短く、コンパクトで高ズーム比であること、しかも高解像力のズームレンズであること等が要求されている。これらの要求に応えるズームレンズとして、物体側に正の屈折力のレンズ群を配置したポジティブリード型のズームレンズが知られている。
ポジティブリード型のズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなる4群ズームレンズが知られている。
一般にズームレンズにおいて全系の小型化を図りつつ、高解像力化を図るには軸上色収差と倍率色収差等の色収差を良好に補正すること、即ち色消しを良好に行うことが必要となる。ズームレンズにおいて軸上色収差と倍率色収差のズーミングに際しての変動を抑えるためには、各レンズ群単独で色消しを行うことが必要となる。そのため、多くのズームレンズではレンズ群を異なる材料よりなる正レンズと負レンズの以上のレンズで構成している。
前述した4群ズームレンズにおいて、第1、第2、第3レンズ群を1つの正レンズと1つの負レンズの色消しに必要な最小の2つのレンズで構成し、変倍分担が少ない第4レンズ群を1つの正レンズで構成したズームレンズが知られている(特許文献1乃至3)。特許文献1および3ではズーミングに際し全レンズ群を移動させている。特許文献1ではズーム比2、特許文献3ではズーム比5程度のズームレンズを開示している。特許文献2ではズーミングに際し第1レンズ群を固定とし、第2、第3、第4レンズ群を移動させたズーム比3程度のズームレンズを開示している。
特開平9−184982号公報 特開平11−119100号公報 特開2007−240747号公報
前述した屈折力配置のレンズ群よりなる4群ズームレンズにおいては、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が広角端で最大となり望遠端で最小となるようにレンズ群を移動して効率的に変倍を行っている。また、各レンズ群を2つ以下のレンズより構成してレンズ全長(全系)の小型化を図っている。このズームタイプの4群ズームレンズにおいて、ズーム比5以上の高ズーム比化を図ろうとすると、軸上色収差と倍率色収差等の色収差のズーミングに際しての変動が大きくなってくる。
前述した4群ズームレンズにおいて、高ズーム比を図りつつ、ズーミングに際しての色収差の変動を軽減し、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を得るには、各レンズ群のレンズ構成を適切に設定することが重要になってくる。例えば各レンズ群のレンズ枚数、屈折力、ズーミングに際してのレンズ群の移動量等を適切に設定することが重要になってくる。特に第1、第2、第3レンズ群のレンズ構成を適切に設定しないとズーミングに際して色収差の変動が増大し、高い光学性能を得るのが難しくなってくる。
本発明は、全系が小型で高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズ及びそれを有する撮像装置の提供を目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成され、
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きくなり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さくなるように各レンズ群が移動するズームレンズであって、
前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群は、それぞれ1枚の正レンズと1枚の負レンズより構成され、前記第4レンズ群は1枚の正レンズより構成され、広角端と望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw、ft、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の焦点距離をそれぞれf1、f2とするとき、
6.0<f1/fw<20.0
0.05<|f2|/ft<0.40
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、全系が小型で高ズーム比で全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズが得られる。
本発明の数値実施例1の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例1の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明の数値実施例2の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例2の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明の数値実施例3の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例3の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明の数値実施例4の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例4の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明の数値実施例5の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例5の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明の数値実施例6の広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C)、(D) 本発明の数値実施例6の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図 本発明のズームレンズをデジタルカメラに適用したときの要部概略図
以下、図面を用いて本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施形態について説明する。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成されている。広角端から望遠端へのズーミングに際して、第1レンズ群と第2レンズ群の間隔が拡大し、第2レンズ群と第3レンズ群の間隔が縮小し、第3レンズ群と第4レンズ群の間隔が増大するように各レンズ群が移動する。第1レンズ群と第2レンズ群と第3レンズ群は、それぞれ1の正レンズと1の負レンズより構成され、第4レンズ群は1の正レンズより構成されている。
図1は実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例1の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。ここで中間ズーム位置1は焦点距離が広角端の約1.5倍となるズーム位置であり、中間ズーム位置2は焦点距離が望遠端の約半分となるズーム位置である。
図3は実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例2の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図である。図5は実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例3の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図である。
図7は実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例4の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図である。図9は実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例5の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図である。
図11は実施例6のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図12(A)、(B)、(C)、(D)はそれぞれ実施例6の広角端、中間ズーム位置1、中間ズーム位置2、望遠端における収差図である。図13は本発明のズームレンズを備えるカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(前方)で、右方が像側(後方)である。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
各実施例のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4から構成している。SPは開口絞りである。Gは光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、CCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面や銀塩フィルム等の感光面が配置されている。
収差図において、d、gは各々d線及びg線、ΔMはメリディオナル像面、ΔSはサジタル像面である。倍率色収差はg線によって表している。ωは半画角、FnoはFナンバーである。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群が機構上光軸上を移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
各実施例では、各レンズ群をレンズ断面図に示した矢印のように、移動させて広角端から望遠端へのズーミングを行っている。このとき広角端に比べ望遠端において第1レンズ群L1と第2レンズ群L2との間隔が拡大し、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔が縮小し、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間隔が増大するようにしている。
具体的には、広角端から望遠端へのズーミングに際して第1レンズ群L1を像面側へ移動させた後、物体側へ移動させている。すなわち第1レンズ群L1は、像面側へ凸状の軌跡で(像面側へ凸の曲線に沿って)移動している。また第2レンズ群L2を像面側へ移動させた後に物体側へ移動させている。すなわち第2レンズ群L2は、像面側へ凸状の軌跡で(像面側に凸の曲線に沿って)移動している。
広角端から望遠端へのズーミングに際して、第3レンズ群L3を物体側へ移動させている。第4レンズ群L4は、変倍に伴う像面位置の変動を補正するように物体側に凸状の軌跡で(物体側に凸の曲線に沿って)移動している。
各実施例では第4レンズ群L4で変倍に伴う像面変動の補正と、光軸上を(光軸の方向に)移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス方式を採用している。レンズ断面図の第4レンズ群L4に関する実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端へのズーミングに伴う像面変動を補正するための移動軌跡を示している。
第4レンズ群がズーミングに際して物体側へ凸状の軌跡で移動することで、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間の空間の有効利用を図り、レンズ全長の短縮化を効果的に達成している。
各実施例において、例えば望遠端において無限遠物体から近距離物体へフォーカスを行う場合には、レンズ断面図の矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。開口絞りSPは第3レンズ群L3の像面側または第3レンズ群L3内に配置し、ズーミングの際には第3レンズ群L3と一体で移動している。各実施例において、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2と第3レンズ群L3は、それぞれ1つの正レンズと1つの負レンズで構成され、第4レンズ群L4は1つのレンズで構成されている。
広角端と望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw、ftとする。第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の焦点距離をそれぞれf1、f2とする。このとき、
6.0<f1/fw<20.0 ・・・(1)
0.05<|f2|/ft<0.40 ・・・(2)
なる条件を満足している。
次に前述した各条件式の技術的意味について説明する。条件式(1)は、第1レンズ群L1の屈折力を規定する。条件式(1)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が小さくなる、すなわち屈折力が強くなりすぎると、第1レンズ群L1で発生する諸収差、とりわけ広角端において像面湾曲と非点収差および望遠端において球面収差と軸上色収差が多く発生してくる。そのため高ズーム比化を達成することが困難となる。
また上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が大きくなる、すなわち屈折力が弱くなりすぎると、第2レンズ群L2に必要な変倍比を与えるために、第1レンズ群L1のズーミングに際しての移動量を大きくする必要がある。この結果、レンズ全長が増大してくる。
条件式(2)は、第2レンズ群の屈折力を規定する。条件式(2)の下限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が小さくなる、すなわち屈折力が強くなりすぎると、第2レンズ群L2で発生するコマ収差、像面湾曲が大きくなりすぎ、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難となる。また上限を超えて第2レンズ群L2の焦点距離が大きくなる、すなわち屈折力が弱くなりすぎると、所望のズーム比を得るために第2レンズ群L2のズーミングに際しての移動量を大きくする必要があり、レンズ全長が増大してくる。
各実施例では以上のように構成することにより、高ズーム比を有し、ズーム全域にわたり諸収差が良好に補正されたレンズ全長がコンパクトなズームレンズを得ている。なお、更に好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を次のごとく設定するのが良い。
7.0<f1/fw<17.0 ・・・(1a)
0.09<|f2|/ft<0.35 ・・・(2a)
これによれば、より高ズーム比化を図るのが容易となり、さらにズーム全域にわたり諸収差の補正が容易となる。また、さらに好ましくは各条件式(1a)、(2a)の数値範囲を次のごとく設定すると、先に述べた条件式が意味する効果を最大限に得られる。
7.2<f1/fw<14.0 ・・・(1b)
0.12<|f2|/ft<0.30 ・・・(2b)
以上のように各実施例によれば、全系が小型で高ズーム比で、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有したズームレンズが得られる。
各実施例において、さらに好ましくは次の諸条件のうちの1以上を満足するのが良い。第3レンズ群L3に含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd3p、第3レンズ群L3に含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd3nとする。第3レンズ群L3に含まれる正レンズの焦点距離をf3p、第3レンズ群L3に含まれる負レンズの焦点距離をf3nとする。第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。第4レンズ群L4の焦点距離をf4とする。広角端と望遠端における第2レンズ群L2の横倍率を各々β2wβ2tとする。広角端と望遠端における第3レンズ群L3の横倍率を各々β3wβ3tとする。
広角端から望遠端へのズーミングにおける第1レンズ群L1と第2レンズ群L2と第3レンズ群の移動量を各々m1、m2、m3とする。第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の光軸上の厚みを各々D2、D3とする。第1レンズ群L1に含まれる負レンズの材料の屈折率をN1nとする。望遠端におけるレンズ全長をLtとする。望遠端における第4レンズ群L4の横倍率をβ4tとする。なお移動量の符号は物体側から像面側への移動を正、像面側から物体側への移動を負と定義する。
レンズ全長は、最も物体側のレンズ面(第1レンズ面)から最終レンズ面までの距離にレンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算した値(バックフォーカス)を加えた値と定義する。このとき、以下の条件式のうち1以上を満足するのが良い。
20<νd3p−νd3n<70 ・・・(3)
0.3<f3p/f3n<0.9 ・・・(4)
0.2<f4/ft<0.7 ・・・(5)
0.1<(β3t/β3w)/(β2t/β2w)<2.5 ・・・(6)
0.05<(m1×m2)/(f1×f2)<0.60 ・・・(7)
1.6<f3/fw<4.0 ・・・(8)
0.1<D2/|m2|<3.0 ・・・(9)
0.05<(D2+D3)/(|m2|+|m3|)<0.90・・・(10)
1.8<β2t/β2w<7.0 ・・・(11)
0.35<f3/f4<0.80 ・・・(12)
1.7<N1n<2.6 ・・・(13)
0.005<D3/Lt<0.090 ・・・(14)
1.0<(1−β3t)×β4t<2.5 ・・・(15)
次に前述した条件式の技術的意味について説明する。
条件式(3)は、第3レンズ群L3を構成する正レンズと負レンズの材料のアッベ数すなわち分散を規定する。第3レンズ群L3は1つの正レンズと1つの負レンズの色消しに必要な最低のレンズ枚数の構成で、レンズ群内での色消しを行っている。第3レンズ群L3は第2レンズ群L2と共に主たる変倍を担うレンズ群であり、軸上色収差および倍率色収差のズーム変動を抑制するためには、レンズ群内での色消しを行う必要がある。
条件式(3)の下限を超えて第3レンズ群L3を構成する正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が小さくなりすぎると、第3レンズ群L3内で十分な色消しを行うためには正レンズと負レンズの各々の屈折力を強くしなければならない。そうすると、ズーム全域にわたり球面収差やコマ収差が多く発生し、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難となる。また上限を超えて第3レンズ群L3を構成する正レンズと負レンズの材料のアッベ数の差が大きくなりすぎると、1次の色消しは容易となるが、2次スペクトルが大きく発生し、特に軸上色収差の補正が困難になる。
条件式(4)は、第3レンズ群L3を構成する正レンズと負レンズの屈折力の比を規定する。条件式(4)の下限を超えて負レンズに対して正レンズの焦点距離が小さくなりすぎる、すなわち屈折力が大きくなりすぎると、第3レンズ群L3内で十分な色消しを行うことが困難となる。加えて第3レンズ群L3の正の屈折力が大きくなりすぎ、第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差が大きく発生してくる。また上限を超えて負レンズに対して正レンズの焦点距離が大きくなりすぎる、すなわち屈折力が小さくなりすぎると、第3レンズ群L3内での色消しが過剰となってくる。
また第3レンズ群L3の正の屈折力が小さくなりすぎて、第3レンズ群L3のズームストロークが大きくなり、レンズが大型化してくる。
条件式(5)は第4レンズ群L4の屈折力を規定する。条件式(5)の下限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離が小さくなりすぎる、すなわち屈折力が大きくなりすぎると、フォーカシングに伴う像面湾曲、非点収差、倍率色収差の変動が大きくなってくる。また上限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離が大きくなりすぎる、すなわち屈折力が小さくなりすぎると、変倍に伴う像面位置の変動を補正するためのズーミングに際しての移動量が大きくなりすぎ、レンズ全長が長大化してくる。
条件式(6)は、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3の変倍分担を規定する。条件式(6)の下限を超えて第3レンズ群L3の変倍比が小さくなりすぎると、第2レンズ群L2で負担すべき変倍比が大きくなりすぎ、第2レンズ群L2より像面湾曲、非点収差、コマ収差等が大きく発生し、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難になる。また上限を超えて第2レンズ群L2の変倍比が小さくなりすぎると、第3レンズ群L3で負担すべき変倍比が大きくなりすぎ、第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差が大きく発生してくる。
条件式(7)は第1レンズ群L1と第2レンズ群L2のズームストロークと屈折力とを規定する。条件式(7)の下限を超えて第1レンズ群L1および第2レンズ群L2のズームストロークが小さく、かつ屈折力が大きくなりすぎると、第2レンズ群L2の変倍比が小さくなる。このため、相対的に第3レンズ群L3の変倍比を大きくしなければならない。
その結果、第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差が大きく発生してきて、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難になる。
条件式(8)は、第3レンズ群L3の屈折力を規定する。条件式(8)の下限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が小さくなる、すなわち屈折力が強くなりすぎると、第3レンズ群L3より球面収差、軸上色収差、コマ収差が大きく発生し、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難になる。また上限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が大きくなる、すなわち屈折力が弱くなりすぎると、所望のズーム比を得るために第3レンズ群L3のズームストロークを大きくする必要がある。そうすると、レンズ全長が増大するので良くない。
条件式(9)は、第2レンズ群L2のズームストロークに対する光軸上の厚みを規定する。条件式(9)の下限を超えて第2レンズ群L2の光軸上の厚みが小さくなりすぎると、第2レンズ群L2の負レンズと正レンズとの空気間隔を十分に取ることが難しくなるため、負レンズの像側のレンズ面に十分な曲率を与えることが困難になる。この結果、第2レンズ群L2の負レンズの像側のレンズ面と正レンズの物体側のレンズ面とで構成される空気レンズに十分な負の屈折力を与えることが難しくなり、広角端において像面湾曲、非点収差の補正が困難となる。
また上限を超えて第2レンズ群L2の光軸上の厚みが大きくなりすぎると、第2レンズ群L2が長大化すると共に開口絞りSPと前玉レンズ群との距離が長くなりすぎて、前玉有効径が大型化してしまう。また沈胴構成の鏡筒では、沈胴時の鏡筒全長が増大してくるので良くない。
条件式(10)は、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3のズームストロークに対する光軸上の厚みを規定する。条件式(10)の下限を超えて第2レンズ群L2および第3レンズ群L3のズームストロークが長くなりすぎると共に第2レンズ群L2と第3レンズ群L3のレンズ群の厚みが小さくなりすぎると、レンズ全長が長大化してくる。また沈胴構成の鏡筒では、沈胴時のレンズ全長の短縮化には有利となるが、レンズ全長が長大となるため、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3のズームストロークを折り畳むために鏡筒段数が増加し、鏡筒径が増大してくるので良くない。
また上限を超えて第2レンズ群L2および第3レンズ群L3のズームストロークが短くなりすぎると、必要なズーム比を確保するために第2レンズ群L2および第3レンズ群L3の屈折力を大きくしなければならなくなる。この結果ズーミングに伴う収差変動が増大してくる。特に第2レンズ群L2より像面湾曲、非点収差、コマ収差、そして第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差等が大きく発生してくるので良くない。
条件式(11)は、第2レンズ群L2の変倍分担を規定する。第2レンズ群L2の分担する変倍比は、条件式(11)で定義される。条件式(11)の下限を超えて第2レンズ群L2の変倍比が小さくなりすぎると、相対的に第3レンズ群L3の変倍比を大きくせざるを得ず、第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差が大きく発生し、これらの収差を他のレンズ群で補正するのが困難になる。逆に上限を超えて第2レンズ群L2の変倍比が大きくなりすぎると、第2レンズ群L2の屈折力を強める必要があり、そうすると第2レンズ群L2より像面湾曲、非点収差、コマ収差等が大きく発生してくるので良くない。
条件式(12)は第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の屈折力を規定する。条件式(12)の下限を超えて第3レンズ群L3の焦点距離が小さくなる、すなわち屈折力が大きくなりすぎると、第3レンズ群L3より球面収差、コマ収差等が大きく発生してくる。また上限を超えて1つの正レンズで構成される第4レンズ群L4の焦点距離が小さくなる、すなわち屈折力が大きくなりすぎると、フォーカシングに伴う像面湾曲、非点収差、倍率色収差の変動が大きくなってくる。
条件式(13)は第1レンズ群L1の負レンズの材料の屈折率を規定する。条件式(13)の下限を超えて屈折率が小さくなりすぎると、第1レンズ群L1内で色消しを行うために必要な第1レンズ群L1の負レンズのレンズ面の曲率が強くなりすぎる。そのため特に望遠端近傍において第1レンズ群L1の負レンズより球面収差が大きく発生し、これを第1レンズ群L1の正レンズおよび他のレンズ群で補正するのが困難となる。一方、上限を超えて屈折率が大きくなりすぎると収差補正は有利となる。
しかしながら一般的なガラスやセラミックス等の透明材料では屈折率が大きくなると分散が大きくなるため望遠端において2次スペクトルが大きくなり、この補正が困難となる。
条件式(14)は、レンズ全系の望遠端におけるレンズ全長に対する第3レンズ群L3のレンズ厚みを規定する。条件式(14)の下限を超えて望遠端のレンズ全長が大きくなると、レンズ系全体が大型化してくる。また下限を超えて第3レンズ群L3の厚みが小さくなりすぎると、第3レンズ群L3の正レンズのレンズ面に十分な曲率を与えることが難しくなり、第3レンズ群L3の屈折力が小さくなりすぎる。そのため必要なズーム比を得るために第3レンズ群L3のズームストロークが大きくなりすぎ、レンズ全長が増大してくる。
また上限を超えて第3レンズ群L3の光軸上の厚みが大きくなりすぎると、レンズ全長が大型化し、特に沈胴構成の鏡筒では、沈胴時の鏡筒全長が増大してくるので良くない。
条件式(15)は、望遠端における第3レンズ群L3と第4レンズ群L4の横倍率を規定する。第4レンズ群L4の横倍率の符号は正であるが、下限を超えて望遠端において第4レンズ群L4の横倍率が大きくなりすぎると、第4レンズ群L4と結像位置との距離すなわちバックフォーカスが短くなりすぎる。その結果レンズ系全体の製造誤差や組立誤差によるフォーカス位置の変動をフォーカスレンズである第4レンズ群L4で補正するのが困難になる。
逆に上限を超えて望遠端において第4レンズ群L4の横倍率が小さくなりすぎると、望遠端でのバックフォーカスが長くなりすぎ、レンズ全長が大型化してくる。また条件式(15)は、望遠端において第3レンズ群L3の光軸と垂直方向への成分の移動量とこれに伴い発生する結像面上での像点の移動量の比を表す防振の際の偏心敏感度を定義する式に相当している。条件式(15)の値が大きな値ほど少ない移動量で像点移動が容易となる。
各実施例においては、第3レンズ群L3を防振用の補正レンズとして光軸と垂直方向の成分を持つ方向に移動させて、手ぶれによる像ぶれを補正するために使用するのが良い。このとき、条件式(15)の下限を超えて偏心敏感度が小さくなりすぎると、像振れ補正のための移動量が大きくなりすぎて第3レンズ群L3が大型化してくる。また上限を超えて偏心敏感度が大きくなりすぎると、像ぶれ補正のための移動量が小さくなりすぎ、像ぶれ補正量を十分な精度で制御することが困難となる。なお、好ましくは前述した各条件式の数値範囲を次のごとく設定するのが良い。
25<νd3p−νd3n<60 ・・・(3a)
0.4<f3p/f3n<0.8 ・・・(4a)
0.25<f4/ft<0.60 ・・・(5a)
0.2<(β3t/β3w)/(β2t/β2w)<2.0 ・・・(6a)
0.1<(m1×m2)/(f1×f2)<0.5 ・・・(7a)
1.8<f3/fw<3.5 ・・・(8a)
0.2<D2/|m2|<2.0 ・・・(9a)
0.1<(D2+D3)/(|m2|+|m3|)<0.7 ・・・(10a)
2.1<β2t/β2w<6.0 ・・・(11a)
0.4<f3/f4<0.7 ・・・(12a)
1.75<N1n<2.40 ・・・(13a)
0.010<D3/Lt<0.075 ・・・(14a)
1.3<(1−β3t)×β4t<2.2 ・・・(15a)
また、さらに好ましくは各条件式の数値範囲を次のごとく設定すると、先に述べた各条件式が意味する効果を最大限に得られる。
30<νd3p−νd3n<55 ・・・(3b)
0.5<f3p/f3n<0.7 ・・・(4b)
0.30<f4/ft<0.55 ・・・(5b)
0.3<(β3t/β3w)/(β2t/β2w)<1.7 ・・・(6b)
0.15<(m1×m2)/(f1×f2)<0.40 ・・・(7b)
2.0<f3/fw<3.0 ・・・(8b)
0.25<D2/|m2|<1.30 ・・・(9b)
0.15<(D2+D3)/(|m2|+|m3|)<0.50・・・(10b)
2.3<β2t/β2w<5.0 ・・・(11b)
0.45<f3/f4<0.60 ・・・(12b)
1.8<N1n<2.3 ・・・(13b)
0.02<D3/Lt<0.06 ・・・(14b)
1.5<(1−β3t)×β4t<2.0 ・・・(15b)
各実施例によれば以上のように各構成要件を設定することにより、高ズーム比でズーム範囲全体にわたり諸収差が良好に補正され、レンズ全長がコンパクトなズームレンズが得られる。
次に各実施例のレンズ構成の特長について説明する。第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3は、それぞれ1つの正レンズと1つの負レンズとで構成し、レンズ群内で色消しを行って軸上色収差および倍率色収差のズーミングに伴う変動を抑制している。また第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第3レンズ群L3を構成するレンズ枚数は色消しに必要な最小の2枚にすることで、レンズ群の厚みを薄型化してレンズ全長を効果的に短縮している。
第1レンズ群L1は、正レンズと負レンズとを接合した1つの接合レンズか、または空気間隔を隔てた2つ独立したレンズで構成しても良い。接合レンズで構成した場合、正レンズと負レンズとの偏心による光学性能の低下を小さく抑えられ、第1レンズ群L1のレンズ厚みの薄型化に有利となる。
一方、2つの独立したレンズで構成するとレンズ面の曲率の自由度が増えるため、より高度な収差補正が容易になる。また第1レンズ群L1を構成するレンズの1以上の面を非球面形状で構成しても良い。これによれば、像面湾曲や非点収差のズーミングによる変動をより高度に補正することが容易となる。第2レンズ群L2は物体側より像側へ順に、物体側に比べ像側に強い屈折力の凹面を向けた負レンズ、物体側に凸面を向けた正レンズの2枚のレンズで構成している。
いずれのレンズも広角端において光軸から高い位置を通過する軸外光束の入射角と射出角を小さくして像面湾曲や歪曲を容易に補正している。また第2レンズ群L2の負レンズの少なくとも1つの面を非球面形状とすることで、像面湾曲や非点収差のズーミングに伴う変動を効果的に抑制している。なお第2レンズ群L2の正レンズに非球面を用いても良い。
第3レンズ群L3は物体側より像側へ順に、像側に比べ物体側に強い屈折力の凸面を向けた正レンズと、物体側に凸面を向けたメニスカス形状の負レンズとの2枚のレンズより構成している。正レンズのレンズ面を非球面形状とすることで、ズーム全域にわたり球面収差とコマ収差を良好に補正している。また負レンズに非球面を用いても良い。これによれば上記の収差をより高度に補正することが容易となる。
実施例1乃至5では、開口絞りSPは第3レンズ群L3の像面側に配置し、ズーミングの際には第3レンズ群L3と一体で移動している。開口絞りSPの配置構成は、第3レンズ群L3の物体側に配置する構成に比べ第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との空間を有効利用でき、レンズ全長の短縮化に有利となる。さらに第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間に開口絞りSPに必要なスペースが不要となるため、望遠端において、これらの2つの変倍レンズ群をより接近させることが容易となり、高ズーム比化の達成が容易となる。
一般に開口絞りSPを第3レンズ群L3の像面側に配置すると、物体側に配置する構成に比べ第3レンズ群L3の厚みだけ開口絞りSPが前玉から遠ざかり、前玉有効径の小型化には不利となる。しかし一方で、第2レンズ群L2と第3レンズ群L3との間隔を短縮できることによる前玉有効径を小型化できる効果もある。
各実施例のズームレンズでは、開口絞りSPの配置構成と2つのレンズで構成して薄型化した第3レンズ群L3とを組み合わせることで、前者のデメリットを後者のメリットが上回るようにして結果として前玉有効径の小型化を実現している。シャッター機構が必要な場合は、シャッター開閉時の画面の光量ムラを抑えるため、第3レンズ群L3の像側に配置された開口絞りSPのすぐ近傍に配置し、ズーミングの際に第3レンズ群L3と一体で移動させることが望ましい。
この場合もシャッター機構に必要なスペースとして第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との空間を活用できる。このため、開口絞りSPとシャッター機構を第3レンズ群L3の物体側に配置する構成に比べ、レンズ全長の短縮化と前玉有効径の小型化にはさらに有利となる。
実施例6では、開口絞りSPは第3レンズ群L3の正レンズと負レンズの間に配置し、ズーミングの際には第3レンズ群L3と一体で移動している。第3レンズ群L3を構成する2つのレンズの間に生じるスペースを有効に活用し、望遠端において第2レンズ群L2と第3レンズ群L3とをより接近させて、高ズーム比化を容易にしている。シャッター機構が必要な場合は、第3レンズ群L3内の開口絞りSPの近傍に配置しても良いし、第3レンズ群L3の像面側に配置しても良い。
第4レンズ群L4は変倍への寄与が小さいため1つの正レンズで構成し、レンズ全長を短縮すると共に、レンズ重量を軽量化することでフォーカス速度の高速化を容易にしている。正レンズに非球面を用いることで、像面湾曲とフォーカシングに伴う収差変動を効果的に抑制している。なお、第3レンズ群L3の全部または一部を光軸と直行方向の成分を持つ方向に移動させて、撮影画像のブレを補正するようにしても良い。
以上のように各実施例では各レンズ群の構成レンズ枚数を2枚以下で構成しながらズーム比7倍以上の高ズーム比でレンズ全長がコンパクトなズームレンズを得ている。
以下に本発明の各実施例に対応する数値実施例を示す。
各数値実施例において面番号は物体側からの光学面の順序を示し、rは光学面の曲率半径、dは面間隔、ndとνdはそれぞれd線に対する光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。最終の2つのレンズ面はガラスブロックである。
バックフォーカス(BF)は、レンズ最終面から近軸像面までの距離を空気換算した値、レンズ全長は、レンズ最前面からレンズ最終面までの距離にバックフォーカス(BF)を加えた値と定義する。長さの単位は、mmである。またKを離心率、A3、A4、A5、A6、A7、A8、A10、A12を非球面係数、光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてxとするとき、非球面形状は、
で表示される。
但しRは曲率半径である。また例えば「e−Z」の表示は「10−Z」を意味する。また、各数値実施例における上述した条件式との対応を表1に示す。半画角は光線トレースにより求めた値である。

[数値実施例1]
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1 26.848 0.70 2.00069 25.5
2 16.823 3.04 1.80400 46.6
3 169.010 (可変)
4* -45.145 0.70 1.86400 40.6
5* 5.600 1.52
6 8.492 1.60 1.95906 17.5
7 15.319 (可変)
8* 4.758 1.28 1.58313 59.4
9* -34.905 0.40
10 5.297 0.68 1.94595 18.0
11 3.479 0.70
12(絞り) ∞ (可変)
13* 16.046 1.26 1.69350 53.2
14* 393.282 (可変)
15 ∞ 0.80 1.51633 64.1
16 ∞ 0.50
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 6= 1.06383e-006 A 8=-1.45930e-008 A10= 7.14729e-011
第5面
K =-4.95506e-001 A 4= 1.72153e-004 A 6= 1.19940e-005 A 8= 7.82138e-008
A10=-1.05403e-008 A12= 1.66656e-010
A 3=-1.76485e-004 A 5=-7.91343e-005
第8面
K =-9.80727e-001 A 4= 1.86868e-006 A 6=-1.03744e-005 A 8=-4.85111e-007
A10=-1.92301e-006
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.94322e-004 A 6= 4.63543e-005 A 8=-2.12448e-005
第13面
K =-2.81797e+000 A 4=-9.02156e-005 A 6= 2.46070e-008 A 8=-2.68077e-008
A 3=-2.20563e-004
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.27433e-004

各種データ
ズーム比 9.63

焦点距離 5.13 8.56 21.78 49.41
Fナンバー 3.56 4.05 4.96 5.77
半画角 33.01 24.35 10.09 4.48
像高 3.33 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 45.37 41.67 50.05 61.16
BF 5.31 7.59 11.40 7.81

d 3 1.33 4.29 15.78 25.75
d 7 20.52 11.42 3.63 0.40
d12 6.32 6.50 7.37 15.33
d14 4.29 6.56 10.38 6.78

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 47.07
2 4 -8.92
3 8 11.62
4 13 24.09
[数値実施例2]
面データ
面番号 r d nd νd
1 30.563 3.31 1.77250 49.6
2 -46.732 0.70 2.00069 25.5
3 -693.658 (可変)
4* -47.006 1.20 1.85135 40.1
5* 5.122 1.70
6 8.701 1.87 2.14352 17.8
7 14.029 (可変)
8* 5.530 1.89 1.58313 59.4
9* -16.775 0.85
10 6.260 0.85 2.10205 16.8
11 3.998 0.60
12(絞り) ∞ (可変)
13* 14.900 1.40 1.69350 53.2
14* -451.928 (可変)
15 ∞ 0.80 1.51633 64.1
16 ∞ 0.51
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 6= 6.26238e-008 A 8=-1.22122e-008 A10= 1.79060e-010
第5面
K =-5.01501e-001 A 4= 1.35924e-004 A 6= 1.49130e-005 A 8= 1.00441e-007
A10=-2.64612e-008 A12= 4.87087e-010
A 3=-2.42927e-004 A 5=-1.15312e-004
第8面
K =-8.14626e-001 A 4=-3.88658e-004 A 6=-2.01115e-005 A 8= 2.06505e-006
A10=-1.22850e-006
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-7.58286e-005 A 6= 1.56860e-005 A 8=-1.20840e-005
第13面
K =-5.86588e+000 A 4=-2.92829e-005 A 6= 5.70356e-007 A 8=-5.02333e-008
A 3=-2.02877e-004
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-3.17846e-004

各種データ
ズーム比 9.96

焦点距離 4.87 7.34 22.20 48.50
Fナンバー 3.55 3.87 5.02 5.79
半画角 34.39 27.83 9.90 4.57
像高 3.33 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 46.13 41.44 51.99 62.46
BF 4.26 6.68 10.75 6.81

d 3 1.33 3.01 16.23 25.34
d 7 20.02 11.90 3.32 0.95
d12 6.14 5.47 7.32 14.98
d14 3.22 5.64 9.71 5.78

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 45.48
2 4 -8.28
3 8 11.07
4 13 20.82
[数値実施例3]
面データ
面番号 r d nd νd
1 25.101 0.30 2.04632 24.6
2 17.257 0.08
3 17.677 1.85 1.82103 51.1
4 218.206 (可変)
5* -45.880 0.25 2.04923 39.2
6* 5.373 0.58
7 7.324 1.29 2.18622 20.7
8 17.667 (可変)
9* 3.616 0.87 1.74782 62.9
10* 22.735 0.15
11 4.382 0.35 2.00069 25.5
12 2.762 0.80
13(絞り) ∞ (可変)
14* 22.197 0.75 1.75501 51.2
15* -78.832 (可変)
16 ∞ 0.80 1.51633 64.1
17 ∞ 0.51
像面 ∞

非球面データ
第5面
K = 0.00000e+000 A 6= 3.43665e-007 A 8=-6.54976e-008 A10= 1.23544e-009
第6面
K =-6.59011e-001 A 4= 3.54302e-004 A 6= 4.63082e-005 A 8= 4.99993e-007
A10=-2.85268e-008 A12= 6.48616e-010
A 3=-1.96290e-004 A 5=-1.40048e-004 A 7=-6.26649e-006
第9面
K =-4.69289e-001 A 4= 4.80005e-004 A 6= 2.84921e-005 A 8= 4.53903e-006
A10= 3.26745e-006
第10面
K = 0.00000e+000 A 4= 6.42311e-004 A 6=-4.24644e-005 A 8= 2.98591e-005
第14面
K = 1.14452e+001 A 4=-1.55084e-005 A 6= 8.79116e-006 A 8=-6.71301e-007
A10= 1.50625e-008
A 3=-2.36926e-004
第15面
K = 0.00000e+000 A 4= 8.64915e-005 A 6= 1.85921e-006

各種データ
ズーム比 10.10

焦点距離 5.50 8.30 25.74 55.50
Fナンバー 3.55 4.00 5.01 5.77
半画角 31.23 25.03 8.56 3.99
像高 3.33 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 37.77 35.59 46.55 54.76
BF 7.95 9.64 12.69 6.34

d 4 0.86 3.03 16.83 24.72
d 8 17.55 11.23 3.20 0.20
d13 4.14 4.41 6.56 16.23
d15 6.91 8.61 11.65 5.30

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 41.64
2 5 -8.85
3 9 11.84
4 14 23.01
[数値実施例4]
面データ
面番号 r d nd νd
1 30.468 0.40 2.04821 21.4
2 19.463 2.96 1.88300 40.8
3 124.274 (可変)
4* -40.878 0.30 1.72903 54.0
5* 5.355 1.88
6 7.935 1.52 2.00178 19.3
7* 10.870 (可変)
8* 4.846 1.26 1.55332 71.7
9* -41.513 0.73
10 5.228 0.50 1.92286 20.9
11 3.593 0.60
12(絞り) ∞ (可変)
13* 11.302 1.33 1.55332 71.7
14* 224.664 (可変)
15 ∞ 0.50 1.51633 64.1
16 ∞ 0.52
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 6= 1.93402e-006 A 8=-2.15151e-008 A10= 7.90288e-011
第5面
K =-6.12339e-001 A 4= 5.54156e-004 A 6= 5.81813e-006 A 8= 1.42003e-007
A10=-2.59431e-009 A12= 9.25837e-011
A 3=-2.05229e-004 A 5=-1.17294e-004
第7面
K = 5.09956e-001 A 4=-1.43755e-004 A 6= 8.99152e-006 A 8=-1.48617e-007
第8面
K =-9.46213e-001 A 4=-7.91132e-005 A 6=-2.68622e-005 A 8=-3.83810e-006
A10=-2.25872e-006
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.11085e-004 A 6= 2.69388e-005 A 8=-2.71779e-005
第13面
K =-3.56709e+000 A 4= 2.25243e-004 A 6=-2.32025e-006 A 8= 3.13733e-008
A 3=-1.30860e-004
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-9.47252e-005

各種データ
ズーム比 14.49

焦点距離 4.52 7.64 32.11 65.50
Fナンバー 3.18 3.70 5.09 6.17
半画角 35.75 26.90 6.88 3.39
像高 3.25 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 46.85 44.48 60.02 71.36
BF 6.62 7.86 13.37 6.47

d 3 1.21 5.01 23.37 31.51
d 7 22.93 13.82 1.81 0.45
d12 4.62 6.32 9.99 21.46
d14 5.76 7.00 12.52 5.61

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 52.07
2 4 -9.12
3 8 12.68
4 13 21.46
[数値実施例5]
面データ
面番号 r d nd νd
1 23.389 0.70 2.16434 24.1
2 16.101 3.26 1.80400 46.6
3 124.243 (可変)
4* -50.894 0.70 1.86400 40.6
5* 4.542 1.76
6 8.348 1.51 1.95906 17.5
7 16.651 (可変)
8* 4.707 1.59 1.62263 58.2
9* -12.958 0.60
10 5.434 0.75 1.94595 18.0
11* 3.135 0.70
12(絞り) ∞ (可変)
13* 9.686 1.97 1.49710 81.6
14* -45.782 (可変)
15 ∞ 0.80 1.51633 64.1
16 ∞ 0.50
像面 ∞

非球面データ
第4面
K = 0.00000e+000 A 6= 2.57466e-007 A 8=-1.68159e-008 A10= 2.84318e-010
第5面
K =-5.81193e-001 A 4= 1.90222e-005 A 6= 2.26531e-005 A 8=-4.57466e-007
A10=-2.81239e-008 A12= 8.37155e-010
A 3=-2.37232e-004 A 5=-9.25797e-005
第8面
K =-1.44022e+000 A 4=-2.99313e-004 A 6=-1.75512e-004 A 8= 7.18376e-007
A10=-4.35454e-006
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-4.77281e-004 A 6=-1.85557e-004 A 8=-1.97197e-005
第11面
K = 1.20325e-002 A 4=-1.50930e-004 A 6= 4.17933e-005
第13面
K =-2.66156e-001 A 4= 5.49882e-004 A 6=-1.15577e-005 A 8= 2.64659e-007
A 3=-1.52365e-003
第14面
K = 0.00000e+000 A 4= 5.79508e-005

各種データ
ズーム比 7.58

焦点距離 4.16 6.69 16.19 31.55
Fナンバー 3.26 3.72 4.81 5.77
半画角 38.69 30.06 13.46 7.00
像高 3.33 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 37.33 33.25 43.30 53.92
BF 2.83 4.56 6.56 4.73

d 3 1.33 2.60 12.74 21.54
d 7 15.16 7.73 2.22 0.70
d12 4.47 4.83 8.25 13.42
d14 1.80 3.53 5.53 3.70

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 46.04
2 4 -7.57
3 8 8.92
4 13 16.27
[数値実施例6]
面データ
面番号 r d nd νd
1 28.262 0.70 1.84666 23.9
2 16.844 3.06 1.80400 46.6
3* 150.087 (可変)
4* -40.484 0.70 1.86400 40.6
5* 5.803 1.83
6 9.178 1.31 2.10205 16.8
7* 14.454 (可変)
8* 5.513 1.16 1.67790 54.9
9* -46.360 0.60
10(絞り) ∞ 0.60
11 5.534 0.50 2.10205 16.8
12 3.764 (可変)
13* 15.809 1.35 1.69350 53.2
14* -422.956 (可変)
15 ∞ 0.80 1.51633 64.1
16 ∞ 0.51
像面 ∞

非球面データ
第3面
K = 5.45871e+000 A 4= 6.38273e-007 A 6= 1.74801e-009
第4面
K = 0.00000e+000 A 6= 1.35140e-006 A 8= 8.36127e-010 A10=-2.32185e-010
第5面
K =-5.05470e-001 A 4=-7.27741e-005 A 6= 3.73182e-006 A 8=-2.45799e-007
A10= 1.76529e-008 A12=-3.51746e-010
A 3=-3.87527e-005 A 5=-2.11132e-007
第7面
K =-4.69102e-002 A 4= 1.74746e-005 A 6=-5.42923e-009 A 8=-1.60151e-008
第8面
K =-1.18954e+000 A 4=-7.91658e-006 A 6= 6.32232e-006 A 8= 8.48089e-009
A10=-1.47795e-006
第9面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.93614e-004 A 6= 5.36578e-005 A 8=-1.59915e-005
第13面
K = 7.18687e-001 A 4=-2.42564e-004 A 6= 1.56748e-005 A 8=-1.10692e-006
A10= 6.15634e-008 A12=-1.35784e-009
A 3=-8.55082e-005
第14面
K = 0.00000e+000 A 4=-2.29158e-004 A 6= 5.37351e-006

各種データ
ズーム比 9.64

焦点距離 5.13 8.90 26.79 49.41
Fナンバー 3.50 4.01 5.09 5.70
半画角 37.76 24.58 8.25 4.46
像高 3.33 3.88 3.88 3.88
レンズ全長 44.47 40.59 50.85 59.58
BF 5.52 8.11 12.08 7.09

d 3 1.34 4.48 17.49 24.62
d 7 19.84 10.32 2.03 0.40
d12 5.96 5.86 7.44 15.66
d14 4.48 7.07 11.04 6.05

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 44.63
2 4 -8.77
3 8 11.64
4 13 22.00
次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたデジタルスチルカメラの実施例を図13を用いて説明する。
図13において、20はカメラ本体、21は実施例1乃至6で説明したいずれかのズームレンズによって構成された撮影光学系である。22はカメラ本体に内蔵され、撮影光学系21によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。23は固体撮像素子22によって光電変換された被写体像に対応する情報を記録するメモリである。24は液晶ディスプレイパネル等によって構成され、固体撮像素子22上に形成された被写体像を観察するためのファインダである。
このように本発明のズームレンズをデジタルスチルカメラ等の撮像装置に適用することにより、高変倍比を有し小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。
本発明のズームレンズはクイックリターンミラーのないミラーレスの一眼レフカメラにも適用することができる。
L1 第1レンズ群 L2 第2レンズ群 L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群

Claims (16)

  1. 物体側より像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から構成され、
    広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の間隔が大きくなり、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間隔が小さくなるように各レンズ群が移動するズームレンズであって、
    前記第1レンズ群と前記第2レンズ群と前記第3レンズ群は、それぞれ1枚の正レンズと1枚の負レンズより構成され、前記第4レンズ群は1枚の正レンズより構成され、広角端と望遠端における全系の焦点距離をそれぞれfw、ft、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の焦点距離をそれぞれf1、f2とするとき、
    6.0<f1/fw<20.0
    0.05<|f2|/ft<0.40
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第3レンズ群に含まれる正レンズの材料のアッベ数をνd3p、前記第3レンズ群に含まれる負レンズの材料のアッベ数をνd3nとするとき、
    20<νd3p−νd3n<70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第3レンズ群に含まれる正レンズの焦点距離をf3p、前記第3レンズ群に含まれる負レンズの焦点距離をf3nとするとき、
    0.3<f3p/f3n<0.9
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    0.2<f4/ft<0.7
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 広角端と望遠端における前記第2レンズ群の横倍率を各々β2w、β2t、広角端と望遠端における前記第3レンズ群の横倍率を各々β3w、β3tとするとき、
    0.1<(β3t/β3w)/(β2t/β2w)<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第1レンズ群と前記第2レンズ群の移動量を各々m1、m2とするとき、
    0.05<(m1×m2)/(f1×f2)<0.60
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    1.6<f3/fw<4.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第2レンズ群の移動量をm2、前記第2レンズ群の光軸上の厚みをD2とするとき、
    0.1<D2/|m2|<3.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  9. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の光軸上の厚みを各々D2、D3、広角端から望遠端へのズーミングにおける前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の移動量を各々m2、m3とするとき、
    0.05<(D2+D3)/(|m2|+|m3|)<0.90
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  10. 広角端と望遠端における前記第2レンズ群の横倍率を各々β2w、β2tとするとき、
    1.8<β2t/β2w<7.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の焦点距離を各々f3、f4とするとき、
    0.35<f3/f4<0.80
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  12. 前記第1レンズ群に含まれる負レンズの材料の屈折率をN1nとするとき、
    1.7<N1n<2.6
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  13. 前記第3レンズ群の光軸上の厚さをD3、望遠端におけるレンズ全長をLtとするとき、
    0.005<D3/Lt<0.090
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  14. 望遠端における前記第3レンズ群と前記第4レンズ群の横倍率を各々β3t、β4tとするとき、
    1.0<(1−β3t)×β4t<2.5
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  15. 固体撮像素子に像を形成することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成される像を受光する固体撮像素子とを有することを特徴とする撮像装置。
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