JP5528157B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明はズームレンズに関し、ビデオカメラ、監視カメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩写真用カメラ等の撮像装置に用いる撮影レンズとして好適なものである。
固体撮像素子を用いたビデオカメラ、監視用カメラ、デジタルスチルカメラ等の撮像装置に用いる撮影光学系には、広画角・高ズーム比で高い光学性能を有した小型のズームレンズであることが要求されている。これらの要求を満足するズームレンズとして、物体側より像側へ順に、正、負、正、正の屈折力の第1〜第4レンズ群より成る4群ズームレンズが知られている。このうち、第2レンズ群を移動させて変倍を行い、第4レンズ群にて変倍に伴う像面変動を補正すると共に、フォーカシングを行う所謂リアフォーカスタイプの4群ズームレンズが知られている(特許文献1、2)。
特開平11−023965号公報 特開2008−310222号公報
近年ビデオカメラや監視用カメラ等の撮像装置に使用されるズームレンズには、全系が小型で、広画角(広角)かつ高ズーム比であり、ズーム全域において高い光学性能を有していることが要望されている。全系の小型化を図りつつ、高ズーム比を実現するためには、ズームレンズを構成する各レンズ群の屈折力を強めるのが良い。しかしながら、単に各レンズ群の屈折力を強めると、ズーミングに伴う収差変動が大きくなり、全ズーム範囲にわたり良好な光学性能を得ることが難しくなってくる。
前述したリアフォーカスタイプの4群ズームレンズにおいて全系を小型にしながら広画角及び高ズーム比を実現するためには、変倍用の負の屈折力の第2レンズ群の屈折力やレンズ構成を適切に配置することが重要になってくる。第2レンズ群を構成する各レンズのレンズ形状や配置そして屈折力等が不適切であると、広画角で高ズーム比を確保しつつ全系の小型化を図るのが困難となる。また、ズーミングに伴う諸収差の変動が増大し、高い光学性能を得ることが難しくなる。この他、所定のズーム比を確保しつつ、広画角で全系の小型化を実現するためには、各レンズ群の屈折力を適切に設定することが重要となる。
本発明は、広画角及び高ズーム比で、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するズームレンズ及びそれを有する撮像装置を提供することを目的とする。
本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折率の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成り、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群及び前記第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第21レンズ、負の屈折力の第22レンズ、負の屈折力の第23レンズ、正の屈折力の第24レンズから成り、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第21レンズの焦点距離をf21、前記第22レンズの焦点距離をf22、前記第23レンズの焦点距離をf23、最も像側のレンズ面から像面までの距離を空気換算した際の、広角端における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTL、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2とするとき、
0.01<|f2/√(fw*ft)|<0.35
0.070<D2/TL<0.105
5.0 < |f1 / f2| < 7.0
3.0 < f22 / f21 < 8.0
1.5 < f22 / f23 < 2.5
なる条件式を満足することを特徴としている。
本発明によれば、広画角及び高ズーム比で、全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するズームレンズが得られる。
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図 (A)、(B)、(C) 実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における諸収差図 本発明のズームレンズをビデオカメラに適用したときの要部概略図
以下、本発明のズームレンズ及びそれを有する撮像装置の実施例について説明する。本発明のズームレンズは、物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の第4レンズ群より成っている。ズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動であり、第2レンズ群および第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。フォーカスに際しては第4レンズ群が移動する。第1レンズ群の物体側又は第4レンズ群の像側の少なくとも一方にコンバーターレンズ等の屈折力のあるレンズ群が配置される場合もある。
図1は本発明の実施例1のズームレンズの広角端(短焦点距離端)におけるレンズ断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例1のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端(長焦点距離端)における収差図である。実施例1はズーム比19.79、広角端における撮影画角67.4度のズームレンズである。図3は本発明の実施例2のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例2のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例2はズーム比19.73、広角端における撮影画角67.4度のズームレンズである。
図5は本発明の実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例3のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例3はズーム比19.66、広角端における撮影画角67.4度のズームレンズである。図7は本発明の実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例4のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例4はズーム比19.71、広角端における撮影画角67.0度のズームレンズである。
図9は本発明の実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図である。図10(A)、(B)、(C)はそれぞれ実施例5のズームレンズの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。実施例5はズーム比19.85、広角端における撮影画角68.2度のズームレンズである。図11は本発明のズームレンズを備えるビデオカメラ(撮像装置)の要部概略図である。
各実施例のズームレンズはビデオカメラやデジタルカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系である。レンズ断面図において、左方が被写体側(物体側)(前方)で、右方が像側(後方)である。各実施例のズームレンズをプロジェクター等の投射レンズとして用いても良く、このときは、左方がスクリーン、右方が被投射画像となる。レンズ断面図において、iは物体側からのレンズ群の順番を示し、Liは第iレンズ群である。
実施例1〜5のレンズ断面図において、L1は正の屈折力(光学的パワー=焦点距離の逆数)の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は正または負の屈折力の第4レンズ群である。各レンズ群中においてGijは第iレンズ群Liの第j番目の第ijレンズである。各実施例のレンズ断面図において、SPは開口絞りであり、第3レンズ群L3の物体側に位置している。
Gは光学フィルター、フェースプレート等に相当する光学ブロックである。IPは像面であり、ビデオカメラやデジタルカメラの撮影光学系として使用する際にはCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)の撮像面が、銀塩フィルム用カメラの撮像光学系として使用する際にはフィルム面に相当する。球面収差図においてはd線及びg線について示している。非点収差図においてΔM、ΔSはメリディオナル像面、サジタル像面を表している。FnoはFナンバー、ωは半画角である。尚、以下の各実施例において広角端と望遠端は変倍用レンズ群(第2レンズ群L2)が機構上光軸上移動可能な範囲の両端に位置したときのズーム位置をいう。
実施例1〜5は物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、正の屈折力の第4レンズ群L4より構成される4群ズームレンズである。そして、広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングに際して、矢印の如く第2レンズ群L2を像側へ移動させて変倍を行っている。そして、変倍に伴う像面変動を第4レンズ群L4を物体側に凸状の軌跡の一部を有しつつ移動させて補正している。
また、第4レンズ群L4を光軸上移動させてフォーカシングを行うリアフォーカス式を採用している。第4レンズ群L4の実線の曲線4aと点線の曲線4bは各々無限遠物体と近距離物体にフォーカスしているときの広角端から望遠端のズーム位置へのズーミングの際の像面変動を補正するための移動軌跡である。
実施例1〜5においては、例えば望遠端における無限遠物体から近距離物体へのフォーカスは、矢印4cに示すように第4レンズ群L4を前方に繰り出すことで行っている。尚、実施例1〜5において第1レンズ群L1と第3レンズ群L3と開口絞りSPはズーミング及びフォーカスのためには不動(固定)である。但し収差補正上、必要に応じてこれらを移動させても良い。
各実施例において、第2レンズ群L2は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第21レンズG21、負の屈折力の第22レンズG22、負の屈折力の第23レンズG23、正の屈折力の第24レンズG24から成っている。広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、第2レンズ群の焦点距離をf2とする。最も像側のレンズ面から像面までの距離を空気換算した際の、広角端における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTL、第2レンズ群L2の最も物体側のレンズ面から該第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2とする。このとき、
0.01<|f2/√(fw*ft)|<0.35 −(1)
0.070<D2/TL<0.105 −(2)
なる条件式を満足している。
広画角化、高ズーム比(高倍率化)を図ると、ズーミングにおける変倍用のレンズ群の移動量と前玉有効径が増大してくる。前玉有効径の小型化を図るには、絞り位置を前玉側に近づける事が重要になってくる。そのため、各実施例のズームレンズは物体側より像側へ順に、正、負、絞り、正、正の屈折力のレンズ群より成る4群構成としている。そして第2レンズ群L2の全長(物体側のレンズ面から像側のレンズ面までの長さ)を抑えることにより、第1レンズ群L1と絞りSPとの間隔を狭めている。
また、第2レンズ群L2のレンズ構成を物体側から像側へ順に負、負、負、正レンズとすることで、第2レンズ群L2の前側主点位置を物体側に近づけている。そして第1レンズ群L1と第2レンズ群L2の主点間隔を実空間に対して短くしている。これにより、更に第1レンズ群L1と絞りSPとの間隔を短くし、前玉有効径を小型化している。また、第2レンズ群L2を構成する各レンズを独立したレンズとして構成しても良い。これによれば、各レンズ間にできる空気レンズを収差補正に利用することができて、ズーミングの際の収差変動を良好に補正することが容易になる。特に、第23レンズG23と第24レンズG24との間の空気間隔を利用することで広角側において非点収差の増大を抑えることが容易になる。
ズーミングに際して、第2レンズ群L2の移動量を少なくしつつ、高ズーム比化を図るためには、変倍作用を持つ第2レンズ群L2のパワー(屈折力)を強くすることが有効である。しかしながら、あまりパワーが強くなりすぎるとズーミングにおける像面湾曲の変動を抑えることが困難となる。
条件式(1)は、第2レンズ群L2のパワーを規定する条件式である。条件式(1)の下限値を下回ると第2レンズ群L2のパワーが過剰に強くなり、ズーミングにおける像面湾曲の変化を抑えることが困難となる。一方、条件式の上限値を上回ると、第2レンズ群L2のパワーが弱くなってしまい、所定のズーム比を得るために必要な移動量が大きくなってしまい、前玉有効径が大型化し、またレンズ全長(第1レンズ面から像面までの長さ)が長大化して、全系の小型化が困難になる。
条件式(2)は、第2レンズ群L2の全長を規定する条件式である。条件式(2)の上限値を上回ると、ズーミングの際に必要な第2レンズ群L2の移動量を確保しようとすると、全長が長大化してくる。また第1レンズ群L1と絞りSPとの間隔が広がってしまうことで前玉有効径が大型化し、全系の小型化が困難になる。条件式(2)の下限値を下回ると、各レンズの中心肉厚が過剰に薄くなり、安定してレンズを製造するのが難しくなる。
各実施例において更に好ましくは条件式(1)、(2)の数値範囲を次の如く設定するの
が良い。
0.100<|f2/√(fw*ft)|<0.345 −(1a)
条件式(1a)により、更に像面湾曲の変化を軽減するのが容易になる。
0.075<D2/TL<0.102 −(2a)
条件式(2a)により、更に全系の小型化が容易になる。更に好ましくは条件式(1a)、(2a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
0.15<|f2/√(fw*ft)|<0.34 −(1b)
条件式(1b)により、更に像面湾曲の変化を軽減するのが容易になる。
0.080<D2/TL<0.100 −(2b)
条件式(2b)により、更に全系の小型化が容易になる。
本発明のズームレンズは、以上の構成を満足することにより実現されるが、更に高ズーム比を維持しつつ光学性能を良好に維持するためには、以下の条件のうち少なくとも1つを満足することが望ましい。第1、第3、第4レンズ群L1、L3、L4の焦点距離を各々f1、f3、f4とする。第21レンズG21の焦点距離をf21、第22レンズG22の焦点距離をf22、第23レンズG23の焦点距離をf23とする。第21レンズG21と第22レンズG22の空気間隔をD21、第22レンズG22と第23レンズG23の空気間隔をD22とする。第21レンズ、第22レンズ、第23レンズG21、G22、G23の材料の平均屈折率をNn2、第24レンズG24の材料の屈折率をNp24とする。
このとき、
5.0 < |f1 / f2| < 7.0 −(3)
3.0 < f22 / f21 < 8.0 −(4)
1.5 < f22 / f23 < 2.5 −(5)
0.7 < D21 / D22 < 1.4 −(6)
0.12 < Np24 − Nn2 < 0.16 −(7)
Np24 > 1.9 −(8)
3.8 < f3 / fw < 5.2 −(9)
2.0 < |f4 / f2| < 4.0 −(10)
なる条件式のうち1以上を満足するのが良い。
条件式(3)は、第1レンズ群L1と第2レンズ群L2のパワー配分に関する条件式である。条件式(3)の上限値を上回ると、第2レンズ群L2のパワーが強まり、ズーミングの際の移動量が短くなり小型化に対して有利となるがズーミングの際の像面湾曲の変動を抑えるのが困難となる。一方、下限値を下回ると、第1レンズ群L1のパワーが強まりすぎて望遠端において球面収差及び軸上色収差を軽減するのが困難となる。
条件式(4)は、第2レンズ群L1の、負の屈折力の第21レンズG21と負の第22レンズG22のパワー配分に関する条件式であり、ズーミングの際の球面収差とコマ収差の変動をバランスよく補正するためのものである。条件式(4)の上限値を上回ると、広角側において非点収差の補正が困難となる。一方、条件式(4)の下限値を下回ると、前玉有効径が大きくなってしまい全系の小型化に不利となる。
条件式(5)は、第2レンズ群L2の、負の屈折力の第22レンズG22と負の屈折力の第23レンズG23のパワー配分に関する条件式である。条件式(5)は第22レンズとG22第23レンズG23との間にできる空気レンズを収差補正に利用することで、ズーミングの際の収差変動を良好に補正している。条件式(5)の上限値を上回ると、過剰に空気レンズの厚みが厚くなってしまい、第2レンズ群L2の全長を短くするのが困難になる。一方、条件式(5)の下限値を下回ると、望遠側において球面収差が補正不足となり球面収差の補正が困難となる。
条件式(6)は、第2レンズ群L2の、第21レンズG21と第22レンズG22の空気間隔と、第22レンズG22と第23レンズG23の空気間隔の配分に関する条件式である。第22レンズG22と第23レンズG23との間に出来る空気レンズを収差補正に積極的に利用しつつ、光学系全体を小型化するためには、第2レンズ群L2の全長を短くする必要がある。条件式(6)の上限値を上回ると、ズーミングの際の球面収差の変動が補正不足傾向となってしまう。一方、下限値を下回ると、広角側において非点収差の補正が困難となる。
条件式(7)は、第2レンズ群L2を構成する正の屈折力のレンズの材料の屈折率と、第2レンズ群L2を構成する負の屈折力のレンズの材料の屈折率の平均値との差を規定したものである。条件式(7)の上限値を上回ると、第2レンズ群L2全体の屈折力が低下し、ズーミングの際の移動量が大きくなってしまい、小型化が困難になる。一方、条件式(7)の下限値を下回ると、第2レンズ群L2全体の屈折力が過剰に大きくなり、ズーミングの際の像面湾曲の変動を軽減するのが困難となる。
条件式(8)は、第2レンズ群L2を構成する正の屈折力の第24レンズG24の材料の屈折率を規定したものである。条件式(8)の下限値を下回ると、第24レンズG24の光学面の曲率を強くする必要があり、第24レンズG24が両凸形状での肉厚の厚いレンズとなってしまい、第2レンズ群L2の全長を短くするのが困難となる。
条件式(9)は、第3レンズ群L3の焦点距離と広角端における全系の焦点距離との比を規定したものである。条件式(9)の上限値を上回ると、第1レンズ群L1及び第2レンズ群L2の屈折力を強くしなければならない。この結果、広角端において諸収差、特に倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(10)は、ズーミングに際して移動する、第2レンズ群L2と第4レンズ群L4のパワーの比率を規定したものである。条件式(10)の上限値を上回ると、バックフォーカスが長くなりすぎて、レンズ全長を短くするのが困難となる。条件式(10)の下限値を下回ると、第2レンズ群L2の移動量が大きくなりすぎて、前玉有効径の小型化とレンズ全長を短くするのが困難になる。
各実施例において更に好ましくは条件式(3)〜条件式(10)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
5.3 < |f1 / f2| < 6.5 −(3a)
条件式(3a)により、更にズーミングの際の像面湾曲の変動と望遠端において球面収差及び軸上色収差の補正が容易になる。
3.3 < f22 / f21 < 7.0 −(4a)
条件式(4a)により、更にズーミングの際の球面収差とコマ収差の変動を軽減するのが容易になる。
1.55 < f22 / f23 < 2.4 −(5a)
条件式(5a)により、更に望遠側において球面収差の補正が容易になる。
0.8 < D21 / D22 < 1.3 −(6a)
条件式(6a)により、更にズーミングの際の球面収差の変動の軽減と広角端において非点収差の補正が容易になる。
0.122 < Np24 − Nn2 < 0.155 −(7a)
条件式(7a)により、更に全系の小型化が容易になる。
Np24 > 1.92 −(8a)
条件式(8a)により、更に全系の小型化が容易になる。
4.0 < f3 / fw < 5.1 −(9a)
条件式(9a)により、更に広角端において倍率色収差の補正が容易になる。
2.5 < |f4 / f2| < 3.8 −(10a)
条件式(10a)により、更にバックフォーカスの短縮と前玉有効径の小型化が容易になる。
更に好ましくは条件式(3a)〜条件式(10a)の数値範囲を次の如く設定するのが良い。
5.5 < |f1 / f2| < 6.0 −(3b)
条件式(3b)により、更にズーミングの際の像面湾曲の変動と望遠端において球面収差及び軸上色収差の補正が容易になる。
3.6 < f22 / f21 < 6.0 −(4b)
条件式(4b)により、更にズーミングの際の球面収差とコマ収差の変動を軽減するのが容易になる。
1.6 < f22 / f23 < 2.3 −(5b)
条件式(5b)により、更に望遠側において球面収差の補正が容易になる。
0.9 < D21 / D22 < 1.2 −(6b)
条件式(6b)により、更にズーミングの際の球面収差の変動の軽減と広角端において非点収差の補正が容易になる。
0.125 < Np24 − Nn2 < 0.150 −(7b)
条件式(7b)により、更に全系の小型化が容易になる。
Np24 > 1.94 −(8b)
条件式(8b)により、更に全系の小型化が容易になる。
4.2 < f3 / fw < 5.0 −(9b)
条件式(9b)により、更に広角端において倍率色収差の補正が容易になる。
2.7 < |f4 / f2| < 3.6 −(10b)
条件式(10b)により、更にバックフォーカスの短縮と前玉有効径の小型化が容易になる。
各実施例において第2レンズ群L2を構成する第21レンズG21は像側が凹でメニスカス形状であり、第22レンズG22は像側が凹形状であり、第23レンズG23は両凹形状であり、第24レンズG24は物体側が凸形状である。これによって第2レンズ群L2の負の屈折力を強めたときのズーミングの際の収差変動を軽減しつつ、高ズーム比化を容易にしている。
以上のように各実施例によれば、撮影画角が65度程度、ズーム比が20倍程度の広画角で高ズーム、そして全系がコンパクトで全ズーム範囲にわたり、又全物体距離にわたり高い光学性能を有したズームレンズが得られる。
次に各実施例のレンズ構成について説明する。以下、レンズ構成は特に断りがない限り、物体側から像側へ順に配置されている順に説明する。
[実施例1(図1)]
第1レンズ群L1は、物体側の面が凸でメニスカス形状の負の屈折力の第11レンズG11、物体側の面が凸形状の正の屈折力の第12レンズG12、物体側の面が凸でメニスカス形状の正の屈折力の第13レンズG13より成っている。第11レンズG11と第12レンズG12は接合されている。これにより、第11レンズG11で発生する諸収差を第12レンズG12、および第13レンズG13で補正している。
第2レンズ群L2は、2つの物体側の面が凸でメニスカス形状の負の屈折力の第21レンズG21、第22レンズG22、両凹形状の負の屈折力の第23レンズG23、物体側の面が凸形状の正の屈折力の第24レンズG24により成っている。各レンズは独立したレンズより成っている。
第3レンズ群L3は両凸形状の正の屈折力の第31レンズG31、物体側の面が凸でメニスカス形状の第32レンズG32より成っている。第4レンズ群L4は、両凸形状の正の屈折力の第41レンズG41と像面側の面が凸でメニスカス形状の負の屈折力の第42レンズG42を接合した接合レンズにより成っている。また、第4レンズ群L4に接合レンズを設けることによりズーム全域において軸上および倍率色収差を良好に補正している。
[実施例2(図3)]
各レンズ群のレンズ構成は実施例1と同じである。
[実施例3(図5)]
各レンズ群のレンズ構成は実施例1と同じである。
[実施例4(図7)]
第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、第4レンズ群L4のレンズ構成は、実施例1と同じである。第3レンズ群L3は物体側の面が凸でメニスカス形状の正の屈折力の第31レンズG31、両凹形状の負の屈折力の第32レンズG32、両凸形状の正の屈折力の第33レンズG33より成っている。
[実施例5(図9)]
第1レンズ群L1、第4レンズ群L4のレンズ構成は実施例1と同じである。第2レンズ群L2は、2つの物体側の面が凸でメニスカス形状の負の屈折力の第21レンズG21、第22レンズG22、両凹形状の負の屈折力の第23レンズG23、両凸形状の正の屈折力の第24レンズG24により成っている。第23レンズG23と第24レンズG24は接合されている。第3レンズ群L3は物体側の面が凸でメニスカス形状の正の屈折力の第31レンズG31、両凹形状の負の屈折力の第32レンズG32、両凸形状の正の屈折力の第33レンズG33より成っている。
各実施例では以上のように各レンズ群を構成することによって、レンズ系全体を小型化し、簡易なレンズ構成にもかかわらず、全ズーム範囲、又、物体距離全般にわたり高い光学性能を得ている。尚、各実施例のズームレンズは、諸収差のうち歪曲収差の補正を電気的な画像処理によって補正しても良い。
各実施例では、以上のように構成することで、広角端での画角2ωを65度程度と広画角にしつつ、ズーム比20程度と高ズーム比でありながら高性能なズームレンズを実現している。尚、各実施例において、第1レンズ群L1の物体側や第4レンズ群L4の像側に屈折力の小さなレンズ群を付加しても良い。又、テレコンバーターレンズやワイドコンバーターレンズ等を物体側や像側に配置しても良い。
以下に、実施例1〜5に各々対応する数値実施例1〜5を示す。各数値実施例において、iは物体側からの面の順番を示し、riは第i番目(第i面)の曲率半径、diは第i+1面との間の間隔、ndi、νdiはそれぞれd線を基準とした第i番目の光学部材の材料の屈折率、アッベ数を示す。また、数値実施例1〜5では最も像側の2つの面は光学ブロックに相当する平面である。非球面形状は光軸からの高さHの位置での光軸方向の変位を面頂点を基準にしてXとする。光の進行方向を正としRを近軸曲率半径、kを円錐定数、A3〜A12を各々非球面係数とする。このとき
Figure 0005528157

なる式で表している。なお、各実施例においてA3〜A12のうち記載が無い項は0であることを示す。*は非球面形状を有する面を意味している。「e−x」は10−xを意味している。BFはバックフォーカスである。又、前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。

数値実施例1

面データ
面番号 r d nd νd
1 65.534 1.60 1.84666 23.9
2 27.639 6.70 1.69680 55.5
3 ∞ 0.17
4 26.864 3.40 1.80400 46.6
5 66.684 (可変)
6 77.463 0.70 1.88300 40.8
7 6.760 1.95
8 20.424 0.60 1.77250 49.6
9 12.026 1.84
10 -22.172 0.60 1.77250 49.6
11 40.052 0.30
12 16.128 1.70 1.94595 18.0
13 217.453 (可変)
14(絞り) ∞ 1.20
15* 10.543 4.50 1.58313 59.4
16* -22.615 0.50
17 26.128 0.80 1.80518 25.4
18 10.802 (可変)
19 18.581 3.50 1.51823 58.9
20 -8.372 0.60 1.80518 25.4
21 -14.422 (可変)
22 ∞ 2.25 1.51633 64.1
23 ∞ 3.38
像面 ∞

非球面データ
第15面
K =-9.71802e-001
A 3=-1.41237e-005 A 5= 1.68899e-006 A 7= 1.13104e-008 A 9=-3.93385e-010

第16面
K =-1.13015e+001
A 3=-1.30222e-006 A 5= 4.58682e-006 A 7=-4.97281e-008

各種データ
ズーム比 19.79
広角 中間 望遠
焦点距離 4.80 28.91 95.00
Fナンバー 1.65 3.06 3.50

画角(度) 33.7 5.9 1.8
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 79.88 79.88 79.88
BF 11.36 17.01 6.96

d 5 0.80 20.27 26.42
d13 27.17 7.70 1.55
d18 9.89 4.24 14.30
d21 6.50 12.15 2.09


ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.22
2 6 -6.82
3 14 22.10
4 19 20.77

数値実施例2

面データ
面番号 r d nd νd
1 65.056 1.60 1.84666 23.9
2 27.426 6.97 1.69680 55.5
3 14215.813 0.17
4 26.685 3.36 1.80400 46.6
5 65.550 (可変)
6 67.371 0.60 1.88300 40.8
7 6.752 1.89
8 17.676 0.50 1.77250 49.6
9 10.227 1.99
10 -23.921 0.50 1.80400 46.6
11 47.138 0.31
12 15.385 1.74 1.94595 18.0
13 155.525 (可変)
14(絞り) ∞ 1.30
15* 10.789 4.29 1.58313 59.4
16* -30.027 0.50
17 16.148 0.80 1.84666 23.9
18 9.383 (可変)
19 18.143 3.31 1.51633 64.1
20 -8.905 0.60 1.84666 23.9
21 -14.452 (可変)
22 ∞ 2.25 1.51633 64.1
23 ∞ 3.38
像面 ∞

非球面データ
第15面
K =-9.06891e-001
A 3=-1.03530e-005 A 5= 3.25109e-006 A 7=-2.60610e-008 A 9=-9.36882e-010

第16面
K =-1.93183e+001
A 3=-7.69346e-006 A 5= 6.25992e-006 A 7=-1.26916e-007

各種データ
ズーム比 19.73
広角 中間 望遠
焦点距離 4.79 28.80 94.51
Fナンバー 1.65 3.06 3.50

画角(度) 33.7 6.0 1.8
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 79.84 79.84 79.84
BF 11.71 17.06 7.00

d 5 0.75 20.29 26.46
d13 27.16 7.62 1.45
d18 9.79 4.44 14.50
d21 6.84 12.20 2.13

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.25
2 6 -6.93
3 14 22.66
4 19 20.52

数値実施例3
面データ
面番号 r d nd νd
1 63.263 1.60 1.84666 23.9
2 27.111 6.29 1.69680 55.5
3 1525.195 0.17
4 26.708 3.23 1.80400 46.6
5 64.501 (可変)
6 56.421 0.20 1.88300 40.8
7 6.623 1.93
8 17.756 0.20 1.77250 49.6
9 10.773 1.91
10 -24.802 0.20 1.80400 46.6
11 51.245 0.49
12 15.233 1.73 1.94595 18.0
13 107.928 (可変)
14(絞り) ∞ 1.30
15* 11.183 4.20 1.58313 59.4
16* -32.677 0.50
17 16.253 0.80 1.84666 23.9
18 9.646 (可変)
19 19.178 3.25 1.51633 64.1
20 -9.105 0.60 1.84666 23.9
21 -14.556 (可変)
22 ∞ 2.25 1.51633 64.1
23 ∞ 3.79
像面 ∞

非球面データ
第15面
K =-8.60027e-001
A 3= 2.12921e-006 A 5= 2.72892e-006 A 7= 4.57890e-009 A 9=-5.94387e-010

第16面
K =-2.15573e+001
A 3= 1.46828e-005 A 5= 6.62351e-006 A 7=-8.38539e-008

各種データ
ズーム比 19.66
広角 中間 望遠
焦点距離 4.80 28.88 94.39
Fナンバー 1.65 3.06 3.50

画角(度) 33.7 5.9 1.8
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 79.63 79.63 79.63
BF 12.37 17.53 7.27

d 5 0.72 20.81 27.15
d13 28.36 8.27 1.92
d18 9.60 4.43 14.69
d21 7.10 12.26 2.00

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 39.71
2 6 -7.20
3 14 23.70
4 19 20.97

数値実施例4
面データ
面番号 r d nd νd
1 56.792 1.60 1.84666 23.9
2 25.828 7.13 1.60311 60.6
3 -899.450 0.20
4 25.404 3.62 1.80400 46.6
5 75.745 (可変)
6 64.274 0.70 1.88300 40.8
7 6.355 1.87
8 17.714 0.60 1.77250 49.6
9 11.146 1.70
10 -25.447 0.60 1.77250 49.6
11 30.421 0.30
12 13.847 1.66 1.94595 18.0
13 78.491 (可変)
14(絞り) ∞ 1.30
15* 10.133 3.36 1.58313 59.4
16 86.836 2.44
17 -74.636 0.65 1.84666 23.9
18 36.631 0.58
19* 57.105 1.56 1.58313 59.4
20 -42.525 (可変)
21 17.183 3.58 1.51633 64.1
22 -9.574 0.60 1.84666 23.9
23 -15.670 (可変)
24 ∞ 2.25 1.51633 64.1
25 ∞ 4.02
像面 ∞

非球面データ
第15面
K =-9.50879e-001 A 4= 1.22186e-004 A 6= 1.18292e-006 A 8=-1.85370e-009 A10=
3.29077e-010

第19面
K = 3.62611e+001 A 4=-3.00814e-004 A 6=-1.55891e-006 A 8=-6.72189e-008

各種データ
ズーム比 19.71
広角 中間 望遠
焦点距離 4.79 35.47 94.49
Fナンバー 1.65 3.17 3.50

画角(度) 33.5 4.8 1.8
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 79.81 79.81 79.81
BF 12.34 17.19 6.91

d 5 0.67 20.22 24.51
d13 25.24 5.70 1.40
d20 7.51 2.66 12.94
d23 6.84 11.69 1.41

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 36.71
2 6 -6.58
3 14 23.31
4 21 20.74

数値実施例5

面データ
面番号 r d nd νd
1 52.945 1.60 1.84666 23.9
2 26.184 6.74 1.69680 55.5
3 301.666 0.17
4 29.474 3.24 1.80400 46.6
5 79.520 (可変)
6 93.731 0.60 2.00069 25.5
7 7.457 1.86
8 24.500 0.80 1.91082 35.3
9 13.000 2.05
10 -27.000 0.50 1.48749 70.2
11 9.922 2.25 1.94595 18.0
12 61.575 (可変)
13(絞り) ∞ 1.30
14* 11.189 3.23 1.58313 59.4
15 46.818 3.79
16 -29.890 0.65 1.84666 23.9
17 132.096 0.20
18 37.682 1.73 1.58313 59.4
19* -24.558 (可変)
20 16.048 4.84 1.48749 70.2
21 -9.798 0.60 1.76182 26.5
22 -18.668 (可変)
23 ∞ 2.25 1.51633 64.1
24 ∞ 3.64
像面 ∞

非球面データ
第14面
K =-5.80665e-001 A 4= 2.34574e-005 A 6= 2.03502e-006 A 8=-7.19435e-008 A10=
1.49915e-009 A12=-9.47487e-012

第19面
K =-8.80881e-001 A 4= 1.43040e-004 A 6= 6.06800e-007 A 8= 5.63717e-008 A10=
-2.96243e-009 A12= 4.88851e-011

各種データ
ズーム比 19.85
広角 中間 望遠
焦点距離 4.76 27.77 94.40
Fナンバー 1.65 3.06 3.50

画角(度) 34.1 6.2 1.8
像高 3.00 3.00 3.00
レンズ全長 83.88 83.88 83.88
BF 11.28 16.91 7.13

d 5 0.77 20.61 26.87
d12 27.56 7.72 1.46
d19 8.12 2.49 12.27
d22 6.15 11.79 2.01

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 40.03
2 6 -6.88
3 13 23.12
4 20 23.90
Figure 0005528157

次に本発明のズームレンズを撮影光学系として用いたビデオカメラの実施例を図11を用いて説明する。図11において、10はビデオカメラ本体、11は本発明のズームレンズによって構成された撮影光学系である。12は撮影光学系11によって形成された被写体像を受光するCCDセンサやCMOSセンサ等の固体撮像素子(光電変換素子)である。13は撮像素子12によって光電変換された被写体像に対応する情報を記憶するメモリ、14は不図示の表示素子によって表示された被写体像を観察するためのファインダーである。このように本発明のズームレンズをビデオカメラ等の撮像装置に適用することにより、小型で高い光学性能を有する撮像装置が実現できる。尚、本発明のズームレンズはデジタルスチルカメラにも同様に適用することができる。
L1…第1レンズ群、 L2…第2レンズ群、 L3…第3レンズ群、 L4…第4レンズ群、 SP…絞り、 IP…結像面、 G…CCDのフォースプレートやローパスフィルター等のガラスブロック、 球面収差…実線:d線、2点鎖線:g線、 非点収差…実線:d線サジタル像面、点線:d線メリディオナル像面、 歪曲…d線、 倍率色収差…2点鎖線:g線

Claims (8)

  1. 物体側より像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折率の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群から成り、ズーミングに際して、前記第1レンズ群は不動であり、前記第2レンズ群及び前記第4レンズ群が移動し、隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第2レンズ群は、物体側より像側へ順に、負の屈折力の第21レンズ、負の屈折力の第22レンズ、負の屈折力の第23レンズ、正の屈折力の第24レンズから成り、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をft、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第21レンズの焦点距離をf21、前記第22レンズの焦点距離をf22、前記第23レンズの焦点距離をf23、最も像側のレンズ面から像面までの距離を空気換算した際の、広角端における最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をTL、前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD2とするとき、
    0.01<|f2/√(fw*ft)|<0.35
    0.070<D2/TL<0.105
    5.0 < |f1 / f2| < 7.0
    3.0 < f22 / f21 < 8.0
    1.5 < f22 / f23 < 2.5
    なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第21レンズと前記第22レンズの空気間隔をD21、該第22レンズと前記第23レンズとの空気間隔をD22とするとき、
    0.7 < D21 / D22 < 1.4
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第21レンズ、第22レンズ、第23レンズの材料の平均屈折率をNn2、前記第24レンズの材料の屈折率をNp24とするとき、
    0.12 < Np24 − Nn2 < 0.16
    Np24 > 1.9
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    3.8 < f3 / fw < 5.2
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    2.0 < |f4 / f2| < 4.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第21レンズは像側が凹でメニスカス形状であり、前記第22レンズは像側が凹形状であり、前記第23レンズは両凹形状であり、前記第24レンズは物体側が凸形状であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  7. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の間に、ズーミングに際して固定の開口絞りを有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載のズームレンズ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載のズームレンズと、該ズームレンズによって形成された像を受光する固体撮像素子を有していることを特徴とする撮像装置。
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