JP2009180897A - ズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、広画角で高い変倍比が得られるズームレンズを提供する。
【解決手段】この発明のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、および正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配置されて構成される。第1レンズ群GR1は、前記物体側から順に、負レンズL1(凹レンズ)、正レンズL2(凸レンズ)、および正レンズL3が(凸レンズ)が配置されて構成されている。また、第3レンズ群GR3は、前記物体側から順に、正レンズL7、正レンズL8、および負レンズL9が配置されて構成されている。そして、所定の条件を満足することにより、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、高い変倍比が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】この発明のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、および正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配置されて構成される。第1レンズ群GR1は、前記物体側から順に、負レンズL1(凹レンズ)、正レンズL2(凸レンズ)、および正レンズL3が(凸レンズ)が配置されて構成されている。また、第3レンズ群GR3は、前記物体側から順に、正レンズL7、正レンズL8、および負レンズL9が配置されて構成されている。そして、所定の条件を満足することにより、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、高い変倍比が得られる。
【選択図】図1
Description
この発明は、ビデオカメラなどの小型撮像装置に搭載するのに最適な、広画角で、小型の高変倍率ズームレンズに関する。
ビデオカメラなどの小型撮像装置は家庭用としても広く普及してきている。小型撮像装置に対しては、携帯性を重視した小型化や高画質化が常に求められている。そこで、近年では、そのような要求を満たすべく、多種、多様の高変倍率ズームレンズが提案されている(たとえば、下記特許文献1,2を参照。)。
たとえば、特許文献1に記載のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、および正の屈折力を有する第4レンズ群が配置されている。前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定されており、前記第2レンズ群を移動させて変倍し、前記第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行う。特に、前記第3レンズ群は、最も物体側の面が凸である正レンズと、少なくとも1枚の負レンズを含む4枚以下のレンズで構成されている。前記第4レンズ群は、正レンズ2枚以内で構成され、少なくともその1面に光軸から離れるに従って屈折力が弱くなる非球面が形成されている。
一方、特許文献2に記載のズームレンズは、物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、および正の屈折力を有する第4レンズ群が配置されている。前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定されており、前記第2レンズ群を移動させて変倍し、前記第4レンズ群を移動させてフォーカシングを行う。特に、前記第3レンズ群は、最も物体側の面が凸面になっている正レンズ2枚と、1枚の負レンズで構成されている。前記第3レンズの最も像側に配置された負レンズにより、色収差を補正する。また、前記第3レンズ群に含まれている少なくとも1つのレンズ面に光軸から離れるに従って正の屈折力が弱くなる非球面を形成することで、光学系の小型化と球面収差の補正を図っている。また、前記第4レンズ群を1枚のレンズで構成し、少なくとも当該レンズの1面に光軸から離れるに従って屈折力が弱くなる非球面を形成することで、コマ収差・非点収差の補正を図っている。
上記各特許文献1,2に記載された従来のズームレンズは、良好な光学性能を維持したまま、光学系の小型化を損なうことなく、7.5倍程度の変倍比を確保することができる。
近年では、ビデオカメラなどの高変倍化の要求が強くなるのに伴い、これを可能とするズームレンズのさらなる高変倍化が期待されている。
しかしながら、上記特許文献に記載のズームレンズの構成では、8倍以上の変倍比を得ようとすると、高画素撮像素子に対応できるように、広角端〜望遠端に至るまでに発生する諸収差を良好に補正することが困難になる。特に、望遠端における諸収差の劣化が著しく、中でも色収差が大きくなるという問題が発生する。どうしても色収差を補正しようとすると、上記特許文献に示されているズームレンズの構成よりも光学系の全長を長くしなくては対応できず、今度は光学系の小型化が損なわれるという問題が発生する。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、簡易な構成で、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、広画角で高い変倍比が得られるズームレンズを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、次の条件式を満足することを特徴とする。
(1) f1/f2<−5
(1) f1/f2<−5
この請求項1に記載の発明によれば、広角端における画角を大きく(半画角が30度以上)確保することができるようになる。
また、請求項2の発明にかかるズームレンズは、請求項1に記載の発明において、d線屈折率をndとするとき、前記第1レンズ群は、少なくとも、nd>1.85を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.65を満足する凸レンズ1枚を備えていることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、前記第1レンズ群のd線屈折率を強化して、ズームレンズの全長を短くすることが可能になる。
また、請求項3の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、前記第3レンズ群を複数のレンズで構成し、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最大のd線アッベ数をνdmax、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最小のd線アッベ数をνdminとするとき、次の条件式を満足することを特徴とする。
(2) νdmax−νdmin>40
(2) νdmax−νdmin>40
この請求項3に記載の発明によれば、前記第2レンズ群で発生した色収差を良好に補正することができる。特に、前記第2レンズ群のd線屈折率が強化され、発生する色収差が顕著な場合に特に有効である。
また、請求項4の発明にかかるズームレンズは、請求項3に記載の発明において、d線屈折率をndとするとき、前記第2レンズ群は、少なくとも、nd>1.8を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.75を満足する凹レンズ1枚を備えていることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、前記第2レンズ群のd線屈折率を強化して、ズームレンズの全長を短くすることが可能になる。
また、請求項5の発明にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、d線屈折率をndとするとき、前記第1レンズ群は、少なくとも、nd>1.85を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.65を満足する凸レンズ1枚を備え、前記第2レンズ群は、少なくとも、nd>1.8を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.75を満足する凹レンズ1枚を備えており、また、前記第3レンズ群を複数のレンズで構成し、さらに、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最大のd線アッベ数をνdmax、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最小のd線アッベ数をνdminとするとき、次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
(1) f1/f2<−5
(2) νdmax−νdmin>40
(1) f1/f2<−5
(2) νdmax−νdmin>40
この請求項5に記載の発明によれば、前記第1レンズ群および前記第2レンズ群のd線屈折率を強化して、ズームレンズの全長を短くすることが可能になる。また、広角端における画角を大きく(半画角が30度以上)確保することができるようになる。さらに、前記第2レンズ群で発生する色収差を良好に補正することができるようになる。したがって、光学系の小型化を維持したまま、8倍以上の変倍比と広角端における30度以上の半画角の確保を実現し、良好な色収差補正が可能なズームレンズが提供できる。
また、請求項6の発明にかかるズームレンズは、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明において、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定されており、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍し、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させてフォーカシングを行うことを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、変倍およびフォーカシングを行う際に、光学系全長が長くなることを防止し、ズームレンズの小型化を維持することができる。
この発明によれば、簡易な構成で、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、広画角で高い変倍比が得られるズームレンズを提供することができるという効果を奏する。具体的には、光学系の小型化を維持したまま、8倍以上の変倍比と広角端における30度以上の半画角の確保を実現し、良好な色収差補正が可能なズームレンズが提供できる。
以下、添付図面を参照して、この発明にかかるズームレンズの好適な実施の形態を詳細に説明する。
この実施の形態にかかるズームレンズは、物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備えて構成される。
この実施の形態にかかるズームレンズでは、前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定されており、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍し、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させてフォーカシングを行う。このようにすることで、光学系の全長を短く維持することができる。
この発明は、簡易な構成で、優れた光学性能の維持と光学系の小型化とを両立させながら、広画角で高い変倍比が得られるズームレンズを提供することを目的としている。そこで、かかる目的を達成するため、前述の構成に加えて、以下に示す条件を設定している。
まず、この実施の形態のズームレンズでは、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(1) f1/f2<−5
(1) f1/f2<−5
条件式(1)は、この実施の形態のズームレンズにおける第1レンズ群の焦点距離と第2レンズ群の焦点距離との比率を規定し、広角端における画角を大きく確保するための条件を示す式である。条件式(1)を満足することにより、広角端において30度以上の半画角を確保することができるようになる。この条件式(1)においてその上限を超えると、ズームレンズの広角端における画角を十分確保することができず、好ましくない。
さらに、d線屈折率をndとするとき、前記第1レンズ群は、少なくとも、nd>1.85を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.65を満足する凸レンズ1枚を備えていることが好ましい。このようにすることで前記第1レンズ群のd線屈折率を強化して、この実施の形態にかかるズームレンズの全長を短くすることが可能になる。
また、この実施の形態のズームレンズにおいて、前記第3レンズ群を複数のレンズで構成し、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最大のd線アッベ数をνdmax、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最小のd線アッベ数をνdminとするとき、次の条件式を満足することが好ましい。
(2) νdmax−νdmin>40
(2) νdmax−νdmin>40
条件式(2)は、この実施の形態にかかるズームレンズの第3レンズ群を構成するレンズの最大のd線アッベ数と最小のd線アッベ数との差を規定する式である。この条件式(2)を満足することにより、前記第2レンズ群で発生した色収差を良好に補正することができる。特に、前記第2レンズ群のd線屈折率を強化したことにより、発生する色収差が顕著な場合に有効である。この条件式(2)においてその下限を下回ると、前記第2レンズ群で発生する色収差を補正しきれなくなるおそれがある。
さらに、d線屈折率をndとするとき、前記第2レンズ群は、少なくとも、nd>1.8を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.75を満足する凹レンズ1枚を備えていることが好ましい。このようにすることで前記第2レンズ群のd線屈折率を強化して、この実施の形態にかかるズームレンズの全長を短くすることが可能になる。なお、この条件を満足することで、前記第2レンズ群で発生する色収差が大きくなるおそれがある。しかし、前記第3レンズ群が条件式(2)を満足しさえすれば、前記第2レンズ群で発生する色収差を良好に補正することができるので、支障はない。
以上説明した各条件を満足することにより、この実施の形態のズームレンズは、光学系の小型化を維持したまま、8倍以上の変倍比と広角端における30度以上の半画角の確保を実現し、しかも色収差を良好に補正できるようになる。
以下、この発明にかかるズームレンズの実施例を示す。
図1は、この発明の実施例にかかるズームレンズの構成を示す光軸に沿う断面図である。このズームレンズは、図示しない物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群GR1、負の屈折力を有する第2レンズ群GR2、正の屈折力を有する第3レンズ群GR3、および正の屈折力を有する第4レンズ群GR4が配置されて構成される。第2レンズ群GR2と第3レンズ群GR3との間には、絞りIRが配置されている。また、第4レンズ群GR4と像面IMGとの間には、赤外線カットフィルタやローパスフィルタなどからなるフィルタFTが配置されている。このフィルタFTは必要に応じて配置されるものであり、不要な場合は省略可能である。また、像面IMGには、CCDやCMOSなどの撮像素子の受光面が配置される。
第1レンズ群GR1は、前記物体側から順に、負レンズL1(凹レンズ)、正レンズL2(凸レンズ)、および正レンズL3(凸レンズ)が配置されて構成されている。負レンズL1と正レンズL2とは接合されている。
第2レンズ群GR2は、前記物体側から順に、負レンズL4(凹レンズ)、負レンズL5(凹レンズ)、および正レンズL6が配置されて構成されている。負レンズL4は複合レンズになっており、像面IMG側に非球面が形成されている。また、負レンズL5と正レンズL6とは接合されている。
第3レンズ群GR3は、前記物体側から順に、正レンズL7、正レンズL8、および負レンズL9が配置されて構成されている。正レンズL8と負レンズL9とは接合されている。また、正レンズL7の両面には非球面が形成されている。
第4レンズ群GR4は、正レンズL10で構成されている。正レンズL10の両面には非球面が形成されている。
このズームレンズは、第1レンズ群GR1および第3レンズ群GR3が固定されており、第2レンズ群GR2を光軸に沿って移動させることで変倍を行い、第4レンズ群GR4を光軸に沿って移動させることによってフォーカシングを行う。
以下、この実施例にかかるズームレンズに関する各種数値データを示す。
広角端における焦点距離=3.3684mm
中間端における焦点距離=10.2329mm
望遠端における焦点距離=31.0927mm
画角(2ω)=62.096°(広角端)〜21.236°(中間端)〜6.76°(望遠端)
中間端における焦点距離=10.2329mm
望遠端における焦点距離=31.0927mm
画角(2ω)=62.096°(広角端)〜21.236°(中間端)〜6.76°(望遠端)
(条件式(1)に関する数値)
f1=18.112
f2=-3.575
f1/f2=-5.067(<-5)
f1=18.112
f2=-3.575
f1/f2=-5.067(<-5)
(条件式(2)に関する数値)
νdmax=64.2
νdmin=20.9
νdmax−νdmin=43.3(>40)
νdmax=64.2
νdmin=20.9
νdmax−νdmin=43.3(>40)
r1=21.24
d1=0.4 nd1=1.92286 νd1=20.9
r2=13
d2=2.76 nd2=1.713 νd2=53.9
r3=108.3
d3=0.2
r4=14.27
d4=1.84 nd3=1.713 νd3=53.9
r5=47.7
d5=0.6582(広角端)〜6.4746(中間端)〜10.1766(望遠端)
r6=72.7779
d6=0.4 nd4=1.883 νd4=40.8
r7=5.8067
d7=0.2 nd5=1.5361 νd5=41.2
r8=5.3021(非球面)
d8=1.4154
r9=-5.82
d9=0.42 nd6=1.883 νd6=40.8
r10=5.5
d10=1.5 nd7=1.92286 νd7=20.9
r11=-32.28
d11=10.1076(広角端)〜4.2912(中間端)〜0.5892(望遠端)
r12=∞(絞り)
d12=2.559
r13=7.9064(非球面)
d13=1.5 nd8=1.806105 νd8=40.743
r14=-50.7074(非球面)
d14=1.059
r15=8.6244
d15=1.6 nd9=1.5168 νd9=64.2
r16=-14.1377
d16=0.4 nd10=1.92286 νd10=20.9
r17=9.93336
d17=3.8092(広角端)〜0.9164(中間端)〜3.1146(望遠端)
r18=7.72481(非球面)
d18=1.6 nd11=1.58313 νd11=59.46
r19=-19.1905(非球面)
d19=3.24(広角端)〜5.1327(中間端)〜2.9346(望遠端)
r20=∞
d20=1.73 nd12=1.5168 νd12=64.2
r21=∞
d21=1.58
r22=∞(像面)
d1=0.4 nd1=1.92286 νd1=20.9
r2=13
d2=2.76 nd2=1.713 νd2=53.9
r3=108.3
d3=0.2
r4=14.27
d4=1.84 nd3=1.713 νd3=53.9
r5=47.7
d5=0.6582(広角端)〜6.4746(中間端)〜10.1766(望遠端)
r6=72.7779
d6=0.4 nd4=1.883 νd4=40.8
r7=5.8067
d7=0.2 nd5=1.5361 νd5=41.2
r8=5.3021(非球面)
d8=1.4154
r9=-5.82
d9=0.42 nd6=1.883 νd6=40.8
r10=5.5
d10=1.5 nd7=1.92286 νd7=20.9
r11=-32.28
d11=10.1076(広角端)〜4.2912(中間端)〜0.5892(望遠端)
r12=∞(絞り)
d12=2.559
r13=7.9064(非球面)
d13=1.5 nd8=1.806105 νd8=40.743
r14=-50.7074(非球面)
d14=1.059
r15=8.6244
d15=1.6 nd9=1.5168 νd9=64.2
r16=-14.1377
d16=0.4 nd10=1.92286 νd10=20.9
r17=9.93336
d17=3.8092(広角端)〜0.9164(中間端)〜3.1146(望遠端)
r18=7.72481(非球面)
d18=1.6 nd11=1.58313 νd11=59.46
r19=-19.1905(非球面)
d19=3.24(広角端)〜5.1327(中間端)〜2.9346(望遠端)
r20=∞
d20=1.73 nd12=1.5168 νd12=64.2
r21=∞
d21=1.58
r22=∞(像面)
円錐係数(K)および非球面係数(A,B,C,D)
(第8面)
K=0.9726,
A=3.1253×10-4,B=-2.7422×10-4,
C=6.9775×10-5,D=-6.0616×10-6
(第13面)
K=0.9317,
A=-1.0436×10-4,B=0,
C=0,D=0
(第14面)
K=-49.2625,
A=1.4076×10-4,B=-7.1798×10-6,
C=3.4691×10-7,D=0
(第18面)
K=0.6114,
A=3.6040×10-4,B=0,
C=0,D=0
(第19面)
K=-66.9149,
A=3.1686×10-4,B=9.2886×10-5,
C=-4.2847×10-6,D=0
(第8面)
K=0.9726,
A=3.1253×10-4,B=-2.7422×10-4,
C=6.9775×10-5,D=-6.0616×10-6
(第13面)
K=0.9317,
A=-1.0436×10-4,B=0,
C=0,D=0
(第14面)
K=-49.2625,
A=1.4076×10-4,B=-7.1798×10-6,
C=3.4691×10-7,D=0
(第18面)
K=0.6114,
A=3.6040×10-4,B=0,
C=0,D=0
(第19面)
K=-66.9149,
A=3.1686×10-4,B=9.2886×10-5,
C=-4.2847×10-6,D=0
なお、上記数値データにおいて、r1,r2,・・・・は各レンズ、絞り面などの曲率半径、d1,d2,・・・・は各レンズ、絞り、光学フィルタなどの肉厚またはそれらの面間隔、nd1,nd2,・・・・は各レンズ、光学フィルタなどのd線屈折率、νd1,νd2,・・・・は各レンズ、光学フィルタなどのd線アッベ数を示している。
また、上記各非球面形状は、非球面の深さをZ、光軸と垂直な高さをYとし、光の進行方向を正とするとき、以下に示す式により表される。
ただし、Rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A,B,C,Dはそれぞれ4次,6次,8次,10次の非球面係数である。
また、図2は、この発明の実施例にかかるズームレンズの球面収差図である。図3は、この発明の実施例にかかるズームレンズの非点収差図および歪曲収差図である。図4は、この発明の実施例にかかるズームレンズの倍率の色収差図である。
以上説明したように、この発明によれば、簡易な構成で、光学系の小型化を維持したまま、8倍以上の変倍比と広角端における30度以上の半画角の確保を実現し、良好な色収差補正が可能なズームレンズが提供できる。
また、この発明にかかるズームレンズは、非球面が形成されたレンズを含んで構成されているため、少ないレンズ枚数で、諸収差を良好に補正することができる。
以上のように、この発明にかかるズームレンズは、ビデオカメラなどの小型化が要求される撮像装置に有用であり、特に、高変倍化が要求されるビデオカメラなどに好適である。
GR1 第1レンズ群
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
L1,L4,L5,L9 負レンズ
L2,L3,L6,L7,L8,L10 正レンズ
IMG 像面
IR 絞り
FT フィルタ
S 球欠的像面
T 子午的像面
GR2 第2レンズ群
GR3 第3レンズ群
GR4 第4レンズ群
L1,L4,L5,L9 負レンズ
L2,L3,L6,L7,L8,L10 正レンズ
IMG 像面
IR 絞り
FT フィルタ
S 球欠的像面
T 子午的像面
Claims (6)
- 物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
(1) f1/f2<−5 - d線屈折率をndとするとき、前記第1レンズ群は、少なくとも、nd>1.85を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.65を満足する凸レンズ1枚を備えていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
- 物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、
前記第3レンズ群を複数のレンズで構成し、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最大のd線アッベ数をνdmax、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最小のd線アッベ数をνdminとするとき、次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
(2) νdmax−νdmin>40 - d線屈折率をndとするとき、前記第2レンズ群は、少なくとも、nd>1.8を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.75を満足する凹レンズ1枚を備えていることを特徴とする請求項3に記載のズームレンズ。
- 物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を備え、
d線屈折率をndとするとき、
前記第1レンズ群は、少なくとも、nd>1.85を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.65を満足する凸レンズ1枚を備え、
前記第2レンズ群は、少なくとも、nd>1.8を満足する凹レンズ1枚と、nd>1.75を満足する凹レンズ1枚を備えており、
また、前記第3レンズ群を複数のレンズで構成し、
さらに、前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最大のd線アッベ数をνdmax、前記第3レンズ群に含まれるレンズの最小のd線アッベ数をνdminとするとき、次の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
(1) f1/f2<−5
(2) νdmax−νdmin>40 - 前記第1レンズ群および前記第3レンズ群は固定されており、前記第2レンズ群を光軸に沿って移動させて変倍し、前記第4レンズ群を光軸に沿って移動させてフォーカシングを行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のズームレンズ。
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