JP5234335B2 - 広角防振ズームレンズ - Google Patents

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JP5234335B2 JP2008147128A JP2008147128A JP5234335B2 JP 5234335 B2 JP5234335 B2 JP 5234335B2 JP 2008147128 A JP2008147128 A JP 2008147128A JP 2008147128 A JP2008147128 A JP 2008147128A JP 5234335 B2 JP5234335 B2 JP 5234335B2
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本発明は、ビデオカメラやデジタルスチルカメラ等において、複数の撮像素子を用いる方式のカメラに好適な20倍程度の高倍率であって、さらに手振れ、振動等によって生じる像の振れを光学的に補正するズームレンズに関する。
複数の撮像素子を用いたカメラにおいては、バックフォーカスすなわちレンズの最後面から結像位置までの距離が長いことが要求される。被写体像を光電変換素子に光電変換するビデオカメラやデジタルスチルカメラに好適に使用できる広角ズームレンズとしては、正・負・正・正の屈折力配置を有する4群ズームレンズが知られている。
一方、ズーム比の大きなレンズ光学系においては、望遠端付近において画角が小さく像の拡大率が大きくなり、微小な手振れによっても大きな像振れが発生することになる。この像振れを補正する構成の一つは光学式手振れ補正機構であって、レンズ系の一部を光軸と直交する方向にシフトさせることによって、結像を像面内で光軸と直交する面内で移動させて手振れ補正を行う。
例えば、複数枚のレンズによって構成された第3レンズ群の一部の3枚レンズを光軸に対して垂直に移動させることにより、手振れによる像の移動を補正している(例えば、特許文献参照1)。
また、防振群が小型化を実現した例としては、複数枚のレンズによって構成された第3レンズ群の一部の2枚レンズを光軸に対して垂直に移動させるものが提案されている。
特開2007−3776号公報 特開2007−127694号公報 特開2007−212847号公報
引用文献1のズームレンズにおいては、広角端から望遠端までレンズ位置が変化する際に、第2レンズ群が像側へ移動するとともに、第4群が像面位置の変動を補正するように移動し、第1群と第3群が光軸方向に固定され、正・負・正・正4成分のレンズで構成されており、第3レンズ群は負部分群と、負部分群の像側に配置された正部分群とにより構成され、正部分群を光軸に垂直な方向にシフトさせることで像を光軸に垂直な方向にシフトさせることが可能であり、以下の数値規定を特徴としている。
即ち、次の条件式
1)1.4<|f3n|/f3<3
2)-0.3<(Rn+Rp)/(Rn−Rp)<0.3
3)0<(Rp1+Rp2)/(Rp1−Rp2)<2
4)0.42<|f2|/(fw・ft)1/2<0.5
5) 0.8<Dt/Z2<1.2
但し
f3n :第3レンズ群中に配置される負部分群の焦点距離
f2 :第2レンズ群の焦点距離
f3 :第3レンズ群の焦点距離
fw :広角端状態におけるレンズ
Rp1 :第3レンズ群中に正部分群の最も像側に配置される正レンズの物体側レンズ面の
曲率半径
Rp2 :第3レンズ群中に正部分群の最も像側に配置される正レンズの像側レンズ面の
曲率半径
Dt :望遠端状態において開口絞りから第4レンズ群の最も像面側のレンズ面までの
光軸に沿った距離
Z2 :広角端状態から望遠端状態までレンズ位置状態が変化する際の第2レンズ群の
移動量
である。
引用文献1のズームレンズにおいては、第3レンズ群中の負部分群と正部分群で構成し、その正部分群を3枚のレンズで構成しているため、負部分群より有効径の大きいレンズ3枚の重量が重たいため、手振れ補正の機構が大型化し、消費電力が大きくなるという問題があった。
引用文献2のズームレンズにおいては、広角端から望遠端までレンズ位置が変化する際に、第2レンズ群が像側へ移動するとともに、第4群が像面位置の変動を補正するように移動し、第1群と第3群が光軸方向に固定され、正・負・正・正4成分のレンズで構成されており、第3レンズ群は負部分群と、負部分群の像側に配置された正部分群とにより構成され、正部分群を光軸に垂直な方向にシフトさせることで像を光軸に垂直な方向にシフトさせることが可能であり、以下の数値規定を特徴としている。
即ち、次の条件式
を満足することを特徴する4群ズームレンズ。
1)1.2<|f3n|/f4
2)0.9<f3p/f4
3)0.2<|1/Ra+1/Rb|・fw<0.4
但し
f3n :第3レンズ群中に配置される負部分群の焦点距離
f3p :第3レンズ群中に配置される正部分群の焦点距離
f4 :第4レンズ群の焦点距離
fw :広角端状態におけるレンズ全系での焦点距離
Ra :第3レンズ群中に配置される負部分群中の負レンズの物体側レンズ面の曲率半径
Rb :第3レンズ群中に配置される負部分群中の正レンズの物体側レンズ面の曲率半径
引用文献2のズームレンズにおいては、第3レンズ群中の負部分群と正部分群で構成し、その正部分群を2枚接合レンズで構成しているが、負部分群より有効径の大きいレンズ2枚の重量が重たいため、手振れ補正の機構が大型化し、消費電力が大きくなるという問題があった。
引用文献3のズームレンズにおいては、物体側より正、負、正、正の4群構成のズームレンズで、第3レンズ群は、固定の負レンズ群と光軸に垂直な方向に移動可能で光軸のブレによる像の移動を補正できる正部分群とからなる、以下の数値規定を特徴としている。
すなわち、次の条件式を満足することを特徴する4群ズームレンズ。
1)-2<SAB・FN2・fw/f32<-0.1
2)-0.9<SAA/SAB<-0.003
3)|S2/f31| ≦ 0.15
4)S2/f32 ≦ 0.2
但し
fw :レンズ全系の広角端での焦点距離
FN :レンズ全系の広角端での開放Fナンバー
SAA :第3レンズ群中に配置される負部分群の非球面をその近軸球面に置き換えたとき
の広角端で開放Fナンバーにおけるレンズ系の球面収差量の値
SAB :第3レンズ群中に配置される正部分群の非球面をその近軸球面に置き換えたとき
の広角端で開放Fナンバーにおけるレンズ系の球面収差量の値
f31 :第3レンズ群中に配置される負部分群の焦点距離
f32 :第3レンズ群中に配置される正部分群の焦点距離
S2 :望遠端における第2レンズ群と第3レンズ群との間の空気間隔
引用文献3のズームレンズにおいては、第3レンズ群中の絞りの物体側の負部分群と絞りの像側の正部分群で構成し、その正部分群を2枚のレンズで構成しているが、負部分群より有効径の大きいレンズ2枚の重量が重たいため、手振れ補正の機構が大型化し、消費電力が大きくなるという問題があった。
(発明の目的)
本発明は、従来の複数の撮像素子を用いる方式のカメラの高倍率で、さらに手振れ、振動等によって生じる像の振れを光学的に補正するズームレンズに関する上述した問題点に鑑みなされたものであって、諸収差が良好補正されたズーム倍率20倍程度のズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はまた、防振群を小型化し小さい駆動エネルギーで作動し、かつ全ズーム域で諸収差をバランスよく補正されたズームレンズを提供することを目的とする。
本発明は、物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力の第1レンズ群G1、負の屈折力の第2レンズ群G2、正の屈折力の第3レンズ群G3、正の屈折力の第4レンズ群G4の少なくとも4つのレンズ群より成り、広角端から望遠端までレンズ位置が変化する際に、上記の第2レンズ群G2が像側へ移動すると共に、上記の第4レンズ群G4が像面位置の変動を補償するように移動し、上記の第1レンズ群G1と第3レンズ群G3が光軸方向に固定され、
上記第3レンズ群は凸凹接合レンズの固定群L31と凹凸接合レンズ群L32とにより構成され、L32を光軸に垂直な方向にシフトすることにより、像をシフトさせ、また、前記固定群L31は、最も物体側に強い凸面を向け、最も像面側に強い凹面を向けて構成され、
条件式(1) H31>H32
H31:広角端で3群の固定群の最も物体側レンズ面の軸上の上光線の入射光線高さ
H32:広角端で3群の防振群の最も物体側レンズ面の軸上の上光線の入射光線高さ
条件式(2) −0.12<(R31−R32)/(R31+R32)<0.12
R31:第3レンズ群の固定群の最も物体側の凸面の曲率半径
R32:第3レンズ群の固定群の最も像面側の凹面の曲率半径
を満たす広角防振ズームレンズである。
本発明の実施形態は、以下のとおりである。
コマ収差と球面収差を補正するため、第3レンズ群の固定群L31の少なくとも1面が非球面である。
(条件式の説明)
条件式(1)は、防振群レンズの有効径を小さくするためのものである。条件式(1)を満たさない場合、防振群レンズを大きな直径としなければならず、広角防振ズームレンズの大型化重量化に加えて、防振駆動系の駆動力を大きくしなければならない問題が発生する。
条件式(2)は、防振群の有効径を小さく抑えつつ、コマ収差と球面収差を良好に補正するためのものである。条件式(2)の下限を超えると、防振群のパワーが弱くなって、シフト量が大きくなり、続く後群の肥大化を招き、小型化に不利となる。条件式(2)の上限を超えると、防振群のパワーが強くなって、コマ収差と球面収差の補正が困難となる。
本発明の広角防振ズームレンズによれば、撮像素子を用いる方式のカメラの高倍率で、さらに手振れ、振動等によって生じる像の振れを光学的に補正し、諸収差が全ズーム域でバランスよく良好に補正され、防振群を小型化し小さい駆動エネルギーで駆動できる広角防振ズームレンズを構成することができる。
(第1実施形態)
第1実施形態の広角防振ズームレンズの数値データは、表1に、最短焦点距離を1mmに正規化して示される。表1において、Sは面番号、ASPHは非球面、Rは曲率半径(mm)、Dは厚さまたは間隔(mm)、Ndはd線(λ=587.6nm)の屈折率、ABνはd線に対するアッベ数である。
非球面は、
Figure 0005234335

z:非球面深さ
y:高さ
R:近軸曲率半径
K、A、B、C、D:非球面係数
で表され、表1に示される非球面係数を有する。
(表1)
S R D Nd ABV
1 185.6556 0.4028 1.90366 31.31
2 13.4778 2.8310 1.49700 81.61
3 -45.0882 0.0355
4 14.5207 1.5745 1.72916 54.67
5 73.3948 0.0355
6 16.5815 1.0146 1.83481 42.72
7 41.1397 (D7)
8 ASPH 13.3663 0.0474 1.53610 41.20
9 10.7661 0.1896 1.88300 40.80
10 2.2512 1.7006
11 -3.6114 0.1422 1.62004 36.30
12 5.0993 0.7808 1.94595 17.98
13 -21.4719 (D13)
絞り 0.0000 1.1848
15 ASPH 4.4935 0.8294 1.68893 31.16
16 -29.5955 0.4739 1.83400 37.34
17 4.7393 0.3324
18 5.8020 0.1185 1.80610 33.27
19 3.6662 0.7453 1.48749 70.44
20 -28.9053 (D20)
21 ASPH 3.3229 1.4828 1.69350 53.34
22 ASPH -6.7610 0.0355
23 -13.9305 0.1185 1.83400 37.34
24 2.4849 1.3766 1.49700 81.61
25 -7.4707 (D25)
26 0.0000 0.1019 1.51680 64.20
27 0.0000 0.4645 1.61800 63.39
28 0.0000 0.2915
29 0.0000 0.4028 1.51680 64.20
30 0.0000 3.6730 1.51680 64.20
31 0.0000
非球面係数
NO 8
K :0.000000
A :0.289736E-02 B :-.207478E-03 C :0.990963E-05 D :-.781114E-06
NO 15
K :0.000000
A :-.963562E-04 B :-.376299E-05 C :-.886104E-05 D :0.116385E-05
NO 21
K :0.000000
A :-.777717E-03 B :-.305060E-03 C :0.758612E-04 D :0.405168E-05
NO 22
K :0.000000
A :0.543664E-02 B :-.931646E-03 C :0.340591E-03 D :-.317582E-04
焦点距離 1.000 4.343 19.082
Fナンバー 1.6500 2.600 3.600
2ω 76.512 19.236 4.476
D7 0.1659 8.0156 12.0596
D13 12.3677 4.5178 0.4739
D20 3.3875 2.1578 2.1485
D25 0.4229 1.6528 1.6620
第1実施形態の広角防振ズームレンズは、図1に示すように、ズーム作動によって第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4が移動する。表1のD7,D13,D20,D25は、ズーム作動における各焦点距離における間隔を示す。図1(a)は焦点距離1(mm)の状態を示し、図1(b)は焦点距離4.343(mm)の状態を示し、図1(c)は焦点距離19.0828(mm)の状態を示す。
第1実施形態の広角防振ズームレンズの収差を、図2ないし図6に示す。図2ないし図6において、CはC線(656.28nm)を示し、dはd線(587.56nm)を示し、eはe線(546.07nm)を示し、FはF線(486.13nm)を示し、gはg線(435.84nm)を示す。
図2は、広角端(焦点距離1mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図3は、望遠端(焦点距離19.082mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図4は、広角端(焦点距離1mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)38.25°、(b)は入射角度(半画角)28.58°、(c)は入射角度(半画角)20.93°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
図5は、望遠端(焦点距離19.082mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)2.238°、(b)は入射角度(半画角)1.566°、(c)は入射角度(半画角)1.119°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
第1実施形態の広角防振ズームレンズの条件式の値は、次のとおりである。
条件式(1) H31>H32
条件式(2) (R31−R32)/(R31+R32)=−0.0266
(第2実施形態)
第2実施形態の広角防振ズームレンズの数値データは、表1に準じた表2に、最短焦点距離を1mmに正規化して示される。
(表2)
S R D Nd ABV
1 187.9572 0.3910 1.90366 31.31
2 14.5051 2.5979 1.49700 81.61
3 -43.7127 0.0355
4 14.6879 1.5034 1.72916 54.67
5 84.1369 0.0355
6 16.2351 0.8569 1.83481 42.72
7 32.0543 (D7)
8 ASPH 13.9932 0.0474 1.53610 41.20
9 10.1102 0.1896 1.88300 40.80
10 2.1564 1.5658
11 -3.2917 0.1422 1.88300 40.80
12 -14.2180 0.0355
13 25.7072 0.1422 1.90366 31.31
14 9.7156 0.6672 1.94595 17.98
15 -9.7156 (D15)
絞り 0.0000 1.1848
17 3.9627 0.7054 1.66680 33.05
18 72.3795 0.2133 1.81474 37.03
19 ASPH 4.3789 0.4823
20 8.9702 0.1422 1.80610 33.27
21 5.3991 0.7017 1.48749 70.44
22 -14.5476 (D22)
23 ASPH 3.4274 1.5403 1.69350 53.34
24 ASPH -8.8883 0.0355
25 -19.9651 0.1422 1.83400 37.34
26 2.4171 1.1256 1.49700 81.61
27 -7.6964 (D27)
28 0.0000 0.1019 1.51680 64.20
29 0.0000 0.4645 1.61800 63.39
30 0.0000 0.2915
31 0.0000 0.4028 1.51680 64.20
32 0.0000 3.6730 1.51680 64.20
33 0.0000
非球面係数
NO 8
K :0.000000
A :0.441430E-02 B :-.302347E-03 C :0.942323E-05 D :-.779714E-06
NO 19
K :0.000000
A :0.619937E-03 B :0.238222E-04 C :0.207710E-05 D :0.520394E-06
NO 23
K :0.000000 KC : 100
A :-.472346E-03 B :-.153297E-03 C :0.316449E-04 D :0.293466E-05
NO 24
K :0.000000 KC : 100
A :0.389191E-02 B :-.346053E-03 C :0.935950E-04 D :-.330355E-05
焦点距離 1.0000 4.5023 19.1001
Fナンバー 1.6500 2.5600 3.5000
2ω 76.702 18.512 4.477
D7 0.21327 8.50533 12.52530
D15 12.78615 4.49412 0.47393
D22 3.69930 2.34682 2.09961
D27 0.61417 1.96649 2.21405
第2実施形態の広角防振ズームレンズは、図6に示すように、ズーム作動によって第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4が移動する。表2のD7,D15,D22,D27は、ズーム作動における各焦点距離における間隔を示す。図6(a)は焦点距離1(mm)の状態を示し、図6(b)は焦点距離4.5023(mm)の状態を示し、図6(c)は焦点距離19.1001(mm)の状態を示す。
第2実施形態の広角防振ズームレンズの収差を、図2ないし図5に準じた図7ないし図10に示す。
図7は、広角端(焦点距離1mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図8は、望遠端(焦点距離19.1001mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図9は、広角端(焦点距離1mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)38.35°、(b)は入射角度(半画角)28.55°、(c)は入射角度(半画角)20.92°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
図10は、望遠端(焦点距離19.1001mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)2.238°、(b)は入射角度(半画角)1.565°、(c)は入射角度(半画角)1.119°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
第2実施形態の広角防振ズームレンズの条件式の値は、次のとおりである。
条件式(1) H31>H32
条件式(2) (R31−R32)/(R31+R32)=−0.0499
(第3実施形態)
第3実施形態の広角防振ズームレンズの数値データは、表1に準じた表3に、最短焦点距離を1mmに正規化して示される。
(表3)
S R D Nd ABV
1 187.2038 0.4028 1.90366 31.31
2 14.5735 2.5960 1.49700 81.61
3 -44.7867 0.0355
4 14.7986 1.5404 1.72916 54.67
5 95.9716 0.0355
6 16.3270 0.8559 1.83481 42.72
7 31.2796 (D7)
8 ASPH 17.6748 0.0474 1.53610 41.20
9 11.7523 0.1896 1.88300 40.80
10 2.1934 1.5313
11 -3.3743 0.1422 1.88300 40.80
12 -14.2180 0.0355
13 26.5108 0.1422 1.90366 31.31
14 9.6641 0.6703 1.94595 17.98
15 -9.6641 (D15)
絞り 0.0000 1.1848
17 ASPH 3.4609 0.7833 1.68893 31.16
18 44.0876 0.1422 1.80610 33.27
19 3.6180 0.5368
20 8.0360 0.1422 1.80610 33.27
21 4.9364 0.7131 1.48749 70.44
22 -15.9885 3.6402
23 ASPH 3.3850 1.5006 1.69350 53.34
24 ASPH -8.8783 0.0355
25 -20.0260 0.1422 1.83400 37.34
26 2.4171 1.1653 1.49700 81.61
27 -7.7420 (D27)
28 0.0000 0.1019 1.51680 64.20
29 0.0000 0.4645 1.61800 63.39
30 0.0000 0.2915
31 0.0000 0.4028 1.51680 64.20
32 0.0000 3.6730 1.51680 64.20
33 0.0000 0.00
非球面係数
NO 8
K :0.000000
A :0.455156E-02 B :-.351639E-03 C :0.207200E-04 D :-.141884E-05
NO 17
K :0.000000
A :-.599626E-03 B :-.315997E-04 C :-.512130E-05 D :-.300620E-06
NO 23
K :0.000000
A :-.467940E-03 B :-.302658E-03 C :0.654116E-04 D :-.204795E-05
NO 24
K :0.000000
A :0.411688E-02 B :-.619840E-03 C :0.162231E-03 D :-.120261E-04
焦点距離 1.000 4.500 19.042
Fナンバー 1.65 2.60 3.60
2ω 76.76 18.52 4.487
D7 0.2133 8.5862 12.6312
D15 12.8918 4.5189 0.4739
D22 3.6402 2.2958 2.0626
D27 0.4803 1.8247 2.0578
第3実施形態の広角防振ズームレンズは、図11に示すように、ズーム作動によって第2レンズ群G2ないし第4レンズ群G4が移動する。表2のD7,D15,D22,D27は、ズーム作動における各焦点距離における間隔を示す。図11(a)は焦点距離1(mm)の状態を示し、図11(b)は焦点距離4.5000(mm)の状態を示し、図11(c)は焦点距離19.042(mm)の状態を示す。
第3実施形態の広角防振ズームレンズの収差を、図2ないし図5に準じた図12ないし図15に示す。
図12は、広角端(焦点距離1mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図13は、望遠端(焦点距離19.042mm)における収差を示し、(a)は球面収差、(b)は非点収差、(c)は歪曲収差を示す。
図14は、広角端(焦点距離1mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)38.38°、(b)は入射角度(半画角)28.61°、(c)は入射角度(半画角)20.94°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
図15は、望遠端(焦点距離19.042mm)におけるコマ収差を示し、(a)は入射角度(半画角)2.243°、(b)は入射角度(半画角)1.570°、(c)は入射角度(半画角)1.121°、(d)は入射角度(半画角)0°である。
第3実施形態の条件式(1)はH31>H32、条件式(2)は(R31−R32)/(R31+R32)=−0.0222である。
引用文献1の実施形態1の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.636である。
引用文献1の実施形態2の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.405である。
引用文献1の実施形態3の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.533である。
引用文献1の実施形態4の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.481である。
引用文献2の実施形態1の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.142である。
引用文献2の実施形態2の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.222である。
引用文献2の実施形態3の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.245である。
引用文献3の実施形態1の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.144である。
引用文献3の実施形態2の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.231である。
引用文献3の実施形態3の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.160である。
引用文献3の実施形態4の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.165である。
引用文献3の実施形態5の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.161である。
引用文献3の実施形態6の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.089である。
引用文献3の実施形態7の条件式(1)はH31<H32、条件式(2)の値は−0.300である。
本発明の第1実施形態の広角防振ズームレンズの光学断面図である。 本発明の第1実施形態の広角防振ズームレンズの広角端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第1実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第1実施形態の広角防振ズームレンズの広角端のコマ収差の収差図である。 本発明の第1実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端のコマ収差の収差図である。 本発明の第2実施形態の広角防振ズームレンズの光学断面図である。 本発明の第2実施形態の広角防振ズームレンズの広角端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第2実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第2実施形態の広角防振ズームレンズの広角端のコマ収差の収差図である。 本発明の第2実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端のコマ収差の収差図である。 本発明の第3実施形態の広角防振ズームレンズの光学断面図である。 本発明の第3実施形態の広角防振ズームレンズの広角端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第3実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端の球面収差、非点収差、歪曲収差の収差図である。 本発明の第3実施形態の広角防振ズームレンズの広角端のコマ収差の収差図である。 本発明の第3実施形態の広角防振ズームレンズの望遠端のコマ収差の収差図である。
符号の説明
L レンズ
G レンズ群
S 絞り
F フィルタ
P プリズム

Claims (2)

  1. 物体側から像面側に向けて順に、正の屈折力の第1レンズ群G1、負の屈折力の第2レンズ群G2、正の屈折力の第3レンズ群G3、正の屈折力の第4レンズ群G4の少なくとも4つのレンズ群より成り、広角端から望遠端までレンズ位置が変化する際に、上記の第2レンズ群G2が像側へ移動すると共に、上記の第4レンズ群G4が像面位置の変動を補償するように移動し、上記の第1レンズ群G1と第3レンズ群G3が光軸方向に固定され、
    上記第3レンズ群は凸凹接合レンズの固定群L31と凹凸接合レンズ群L32とにより構成され、L32を光軸に垂直な方向にシフトすることにより、像をシフトさせ、また、前記固定群L31は、最も物体側に強い凸面を向け、最も像面側に強い凹面を向けて構成され、
    条件式(1) H31>H32
    H31:広角端で3群の固定群の最も物体側レンズ面の軸上の上光線の入射光線高さ
    H32:広角端で3群の防振群の最も物体側レンズ面の軸上の上光線の入射光線高さ
    条件式(2) −0.12<(R31−R32)/(R31+R32)<0.12
    R31:第3レンズ群の固定群の最も物体側の凸面の曲率半径
    R32:第3レンズ群の固定群の最も像面側の凹面の曲率半径
    を満たす広角防振ズームレンズ。
  2. 前記第3レンズ群の固定群L31の少なくとも1面が、非球面であることを特徴とする請求項1に記載の広角防振ズームレンズ。
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