JP5920243B2 - 制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数のマイコンと書換装置を備える制御システムに関するものである。
従来、例えば特許文献1に示されるように、第一及び第二のマイクロコンピュータを備える電子制御装置が提案されている。各マイクロコンピュータは、データ書換可能な不揮発性メモリと、通信ラインに接続された通信回路と、を内蔵している。各マイクロコンピュータは、通信回路を介して自身宛の書込対象のデータを受信すると、書込対象のデータを不揮発性メモリに書き込み、不揮発性メモリが記憶するデータを更新する。
特開2006−268107号公報
上記したように、従来、複数のマイクロコンピュータそれぞれに内蔵された不揮発性メモリのデータを書き換える電子制御装置が記載されている。このような電子制御装置では、複数のマイクロコンピュータの不揮発性メモリ内の一つに対してデータの書き換え処理が行われた後、残りの不揮発性メモリに対して、データの書き換え処理が順次行われる。したがって、電子制御装置が2つのマイクロコンピュータを有する場合、一方のマイクロコンピュータの不揮発性メモリの書き換えが終了した時点で、他方のマイクロコンピュータの不揮発性メモリの書き換えは全く行われていないことになる。この時点で、通信障害などが起きて、2つのマイクロコンピュータが落ちると、他方のマイクロコンピュータで書き換えが全く行われないままになる。しかしながら、この状態で電子制御装置が再起動されると、一方のマイクロコンピュータは、書き換えられたデータに基づいて立ち上がり、他方のマイクロコンピュータは、書き換えられていないデータに基づいて立ち上がることとなる。この結果、各マイクロコンピュータは、適した信号を送受信しなくなり、各マイクロコンピュータ(マイコン)にて誤動作が生じる可能性がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、マイコンにて誤動作が生じることが抑制された制御システムを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、データとしてアプリケーションソフト及びリプログラミングソフトが記憶されたメモリ(12,22)と、アプリケーションソフト若しくはリプログラミングソフトに基づいて動作するCPU(11,21)と、を有する複数のマイコン(10,20)、及び、複数のマイコンそれぞれのメモリに記憶されたデータを書き換えるためのコマンドをマイコンに送信する書換装置(40)を備える制御システムであって、書換装置は、コマンドとして、アプリケーションソフトに基づいて動作するアプリモードから、リプログラミングソフトに基づいて動作するリプログモードへの移行をCPUに指示する移行コマンドと、メモリのデータの書き換え処理をCPUに指示する書換コマンドと、を有し、書換装置は、移行コマンドを送信した後、複数のマイコンそれぞれに応じた書換コマンドを順次送信することで、複数のマイコンそれぞれのメモリに記憶されたデータを順次一つずつ書き換えることをCPUに指示し、複数のマイコンそれぞれのCPUは、自身がアプリモードの場合、複数のマイコン間の通信が正常か否かを判定し、通信が正常だと判定した場合、アプリモードを維持し、通信が正常ではないと判定した場合、書換装置から移行コマンドが第1所定時間以内に入力されたか否かを判定し、移行コマンドが第1所定時間以内に入力された場合、リプログモードに移行することを特徴とする。
このように本発明によれば、複数のマイコン(10,20)それぞれのCPU(11,21)は、アプリモードの場合、複数のマイコン(10,20)間の通信が正常ではないと判定した場合、書換装置(40)から移行コマンドが第1所定時間以内に入力されたか否かを判定する。そして、複数のマイコン(10,20)それぞれのCPU(11,21)は、移行コマンドが第1所定時間以内に入力された場合、リプログモードに移行する。これによれば、通信障害などによって、複数のマイコンの内の一部が、書き換えられたアプリケーションソフトに基づいて立ち上がり、残りのマイコンが、書き換えられていないアプリケーションソフトに基づいて立ち上がったとしても、各マイコン(10,20)のCPU(11,21)が、強制的にリプログモードに移行される。そのため、各マイコン(10,20)のメモリ(12,22)に記憶されたアプリケーションソフトが不一致となった結果、各マイコン(10,20)間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。この結果、各マイコン(10,20)にて誤動作が生じることが抑制される。
複数のマイコンそれぞれのCPUが、アプリモードであるのか、それとも、リプログモードであるのかを判定する判定部(30)を有し、判定部は、複数のマイコンのCPUの全てがアプリモードであると判定した場合、複数のマイコンのCPUの全てに、アプリモードに移行する指示を含む第1制御信号を出力し、複数のマイコンのCPUの少なくとも1つがリプログモードであると判定した場合、複数のマイコンのCPUの全てに、リプログモードに移行する指示を含む第2制御信号を出力する構成が好適である。
これによれば、通信障害などによって、リプログラミングが未終了のマイコンがあったとしても、各マイコン(10,20)のCPU(11,21)が、強制的にリプログモードに移行される。そのため、各マイコン(10,20)のモードが不一致となった結果、各マイコン(10,20)間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。これにより、各マイコン(10,20)にて誤動作が生じることが抑制される。
第1実施形態に係る制御システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す制御システムの信号を説明するための概念図である。 図1に示すCPUの処理を説明するためのフローチャートである。 書換装置の処理を説明するためのフローチャートである。 書換装置の処理を説明するためのフローチャートである。 画面の概略構成を示す正面図である。 画面の概略構成を示す正面図である。 第2実施形態における制御システムの信号を説明するための概念図である。 第2実施形態における第2CPUの処理を説明するためのフローチャートである。 制御システムの変形例を示すブロック図である。 図10に示す制御システムの信号を説明するための概念図である。 図10に示すマイコンの処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図7に基づいて、本実施形態に係る制御システムを説明する。なお、図2は、CPU11,21それぞれが、アプリモードで起動した場合を示しており、図3のステップS40〜ステップS80に対応している。
図1に示すように、制御システム100は、第1マイコン10と、第2マイコン20と、書換装置40と、を有する。本実施形態に係る制御システム100は、判定部30を有し、マイコン10,20それぞれと判定部30とが電気的に接続され、マイコン10,20それぞれと書換装置40とが電気的に接続されている。
図2に示すように、マイコン10,20それぞれは、後述するモード信号を判定部30に出力し、判定部30は、入力されるモード信号に応じた制御信号をマイコン10,20に出力する。これにより、マイコン10,20それぞれの駆動モードが制御される。書換装置40は、ユーザーからの書換指示の入力に応じて、マイコン10,20それぞれが有するデータを書き換えるためのコマンド(命令文)をマイコン10,20それぞれに出力する。これにより、マイコン10,20それぞれは、入力されるコマンドにしたがって、自身が有するデータの書き換え処理を行う。マイコン10,20それぞれは、書き換え処理の際、コマンドに含まれる指示に対する応答信号を書換装置40に返信するが、図2では、その応答信号の代表として、後述する照合完了信号のみを示している。
マイコン10,20それぞれは、外部から入力される信号によって起動が制御される。具体的に言えば、マイコン10,20それぞれは、外部から入力されるリセット信号の入力が解除されると、起動される。リセット信号が解除されるタイミングは、マイコン10,20それぞれで同時となっており、マイコン10,20それぞれは、同時に起動される。
図1に示すように、第1マイコン10は、第1CPU11と、第1メモリ12と、を有し、第2マイコン20は、第2CPU21と、第2メモリ22と、を有する。メモリ12,22それぞれには、データとして、アプリケーションソフト(以下、アプリと示す)及びリプログラミングソフト(以下、リプログと示す)が記憶されており、CPU11,21それぞれは、アプリ若しくはリプログに基づいて動作する。
CPU11,21それぞれは、アプリに基づいて動作するアプリモードの場合、通常処理を行い、リプログに基づいて動作するリプログモードの場合、書換装置40から入力されるコマンドに基づいて、メモリ12,22に記憶されたデータを書き換える書き換え処理を行う。CPU11,21それぞれは、アプリモードで終了した場合、アプリモードで起動し、リプログモードで終了した場合、リプログモードで起動する。通常、CPU11,21それぞれは、アプリモードで終了する。CPU11,21それぞれが、リプログモードで終了するのは、通信障害などによって、リプログラミングが途中で終了した場合(未終了の場合)である。
CPU11,21それぞれは、アプリモードの場合、自身がアプリモードである旨を含む第1モード信号を判定部30に出力し、リプログモードの場合、自身がリプログモードである旨を含む第2モード信号を判定部30に出力する。CPU11,21それぞれは、判定部30から、後述する第1制御信号が入力されると、アプリモードに強制的に移行され、後述する第2制御信号が入力されると、リプログモードに強制的に移行される。また、CPU11,21それぞれは、書換装置40から、後述する移行コマンドが入力されると、リプログモードに強制的に移行される。本実施形態に係る第1モード信号は、電圧レベルの低いLo信号であり、第2モード信号は、Lo信号よりも電圧レベルの高いHi信号である。
メモリ12,22それぞれには、上記したアプリとリプログの他に、照合キーが記憶されている。第1メモリ12に記憶された照合キーと第2メモリ22に記憶された照合キーとは、互いに異なっている。CPU11,21それぞれは、後述する、メモリ12,22に記憶された照合キーのいずれか一方と等しい照合キーを含む照合コマンドが入力されると、入力された照合キーとメモリ12,22に記憶された照合キーとを照合する。そして、CPU11,21それぞれは、照合コマンドに含まれる照合キーとメモリ12,22に記憶された照合キーとが合致したと判定した場合、書換装置40へ照合完了信号を送信する。その後、CPU11,21それぞれに、後述する消去コマンド、書込コマンド、及び、チェックコマンドが書換装置40から送信される。CPU11,21それぞれは、これらのコマンドに基づいて書き換え処理を行うが、その処理については後述する。
判定部30は、CPU11,21それぞれが、アプリモードであるのか、それとも、リプログモードであるのかを判定するものである。判定部30は、CPU11,21それぞれがアプリモードであると判定した場合、CPU11,21それぞれに、アプリモードに移行する指示を含む第1制御信号を出力し、CPU11,21の少なくとも1つがリプログモードであると判定した場合、CPU11,21それぞれに、リプログモードに移行する指示を含む第2制御信号を出力する。上記したように、CPU11,21それぞれは、各モードに対応したモード信号を判定部30に出力する。判定部30は、CPU11,21それぞれから第1モード信号が入力された場合、CPU11,21それぞれに、第1制御信号を出力する。こうすることで、CPU11,21それぞれを、アプリモードにする。これとは異なり、判定部30は、CPU11,21の少なくとも1つから第2モード信号が入力された場合、CPU11,21それぞれに、第2制御信号を出力する。こうすることで、判定部30は、CPU11,21それぞれを、リプログモードにする。本実施形態に係る判定部30は、ORを含み、第1制御信号はLo信号、第2制御信号はHi信号である。
書換装置40は、メモリ12,22それぞれに記憶されたデータ(アプリ)を書き換えるためのコマンドをCPU11,21それぞれに送信するものである。書換装置40は、コマンドとして、移行コマンドと、書換コマンドと、を有する。移行コマンドは、アプリモードからリプログモードへの移行をCPU11,21に指示するコマンドであり、書換コマンドは、メモリ12,22のデータの書き換え処理をCPU11,21に指示するコマンドである。書換装置40は、移行コマンドをCPU11,21それぞれに送信した後、マイコン10,20それぞれに応じた書換コマンドを順次送信する。こうすることで、メモリ12,22それぞれに記憶されたデータを順次一つずつ書き換えることをCPU11,21に指示する。
書換装置40は、書換コマンドとして、照合コマンドと、消去コマンドと、書込コマンドと、チェックコマンドと、を有する。CPU11,21それぞれは、書換コマンドが入力されると、書き換え処理として、照合処理と、消去処理と、書込処理と、チェック処理と、を行う。
照合コマンドは、メモリ12,22の内の一つに記憶された照合キーを含み、この照合キーと自身が有する照合キーとが合致した場合、書換装置40への照合完了信号の返信をCPU11,21に指示するコマンドである。したがって、CPU11,21それぞれは、照合コマンドが入力されると、照合コマンドに含まれる照合キーと、メモリ12,22に記憶された照合キーとを照合し、両者が合致したと判定した場合、書換装置40へ照合完了信号を返信する照合処理を行う。
消去コマンドは、メモリ12,22に記憶されたデータにおける消去対象のデータの消去をCPU11,21に指示するコマンドである。したがって、CPU11,21それぞれは、消去コマンドが入力されると、メモリ12,22に記憶されたデータを消去する消去処理を行う。
書込コマンドは、メモリ12,22へ、書換装置40から送信された新たなデータの書き込みをCPU11,21に指示するコマンドである。したがって、CPU11,21それぞれは、書込コマンドが入力されると、メモリ12,22へデータを書き込む書込処理を行う。
チェックコマンドは、メモリ12,22に書き込んだデータと書換装置40から送信されたデータとを照合して、書き換えが成功したか否かのチェックをCPU11,21に指示するコマンドである。したがって、CPU11,21それぞれは、チェックコマンドが入力されると、書き換えが成功したか否かのチェックするチェック処理を行う。
本実施形態に係る書換装置40は、先ず、第2マイコン20に応じた書換コマンドとして、第2メモリ22に記憶された照合キーを含む書換コマンドを送信する。その後、書換装置40は、第1マイコン10に応じた書換コマンドとして、第1メモリ12に記憶された照合キーを含む書換コマンドを送信する。こうすることで、書換装置40は、メモリ12,22に記憶されたデータを、CPU11,21に順次一つずつ書き換えさせる。
書換装置40は、図6及び図7に示すように、画面41を有する。画面41は、タッチパネルになっており、書き換え処理の判定と、どのマイコン10,20の書き換え処理を行うかを選択する選択スイッチと、書き換え開始を指示する開始スイッチと、を表示する。書換装置40は、図6及び図7に示すように、マイコン10,20の書き換え処理が異常であるのか、それとも、正常に終了したのかを画面41に表示する。
書換装置40は、マイコン10,20の書き換え処理の終了状態に応じて、いずれのマイコン10,20の書き換え処理を再度行うかを設定するためのパラメータを有している。このパラメータは、ユーザーによって設定可能となっている。
次に、本実施形態に係るCPU11,21の起動動作を図3に基づいて説明する。CPU11,21それぞれは、リセット信号の入力が解除されて起動すると、先ず、メモリ12,22の書き込み処理が正常に終了しているか否かを判定する。CPU11,21それぞれは、メモリ12,22の書き込み処理が正常に終了していないと判定した場合、ステップS20に移行し、メモリ12,22の書き込み処理が正常に終了していると判定した場合、ステップS40に移行する。以上が、ステップS10である。
ステップS20に移行すると、CPU11,21それぞれは、リプログモードに移行する。以上が、ステップS20である。
ステップS20後、CPU11,21それぞれは、第2モード信号を判定部30に出力して、書き換え処理を行う。以上が、ステップS30である。
これとは異なり、ステップS40に移行すると、CPU11,21それぞれは、アプリモードに移行する。以上が、ステップS40である。
ステップS40後、CPU11,21それぞれは、第1モード信号を判定部30に出力する。以上が、ステップS50である。
ステップS50後、CPU11,21それぞれは、マイコン10,20間の通信が正常か否かを判定する。CPU11,21それぞれは、マイコン10,20間の通信が正常だと判定した場合、アプリモードを維持して、通常処理を行う。これとは異なり、CPU11,21それぞれは、マイコン10,20間の通信が正常ではないと判定した場合、ステップS70に移行する。以上が、ステップS60である。
ところで、マイコン10,20間の通信が正常ではない場合とは、2つの場合が考えられる。1つは、マイコン10,20間の通信系統に異常がある場合で、これは、リセット処理を行うことで解消される。もう一つは、通信障害などによって、マイコン10,20の一方が、書き換えられたアプリに基づいてアプリモードになり、マイコン10,20の他方が、書き換えられていないアプリに基づいてアプリモードになった結果、マイコン10,20間で適した信号を受信しなかった場合である。これは、全てのマイコン10,20のアプリを同一のアプリ(相互関係が成立したアプリ)に書き換えることで解消される。以下、CPU11,21の起動動作の説明を再開する。
ステップS70に移行すると、CPU11,21それぞれは、判定部30から第2制御信号が入力されているか否かを判定する。CPU11,21それぞれは、第2制御信号が入力されていると判定した場合、ステップS20に移行して、リプログモードに移行する。そして、上記したステップS30を経て、書き換え処理を行う。これとは異なり、CPU11,21それぞれは、第2制御信号が入力されていないと判定した場合、ステップS80に移行する。なお、CPU11,21それぞれが、第2制御信号が入力されていないと判定したということは、判定部30から第1制御信号が入力されている、ということであり、CPU11,21それぞれがアプリモードであることを示している。
ステップS80に移行すると、CPU11,21それぞれは、移行コマンドが第1所定時間以内に書換装置40から入力されたか否かを判定する。CPU11,21それぞれは、第1所定時間以内に移行コマンドが入力されたと判断した場合、ステップS20に移行して、リプログモードに移行する。そして、上記したステップS30を経て、書き換え処理を行う。これにより、全てのマイコン10,20のアプリが同一のアプリ(相互関係が成立したアプリ)に書き換えられる。これとは異なり、CPU11,21それぞれは、第1所定時間以内に移行コマンドが入力されなかったと判断した場合、CPU11,21の通信系統に異常が生じていると判断して、リセット処理(相手マイコンへのリセット発行)を行う。これにより、CPU11,21の通信系統の異常が解消される。
次に、本実施形態に係る書換装置40の動作を図4及び図5に基づいて説明する。書換装置40は、先ず、書換指示が、ユーザーから入力されたか否かを判定する。ユーザーから書換指示が入力されていないと判定した場合、現在の状態を維持し、ユーザーから書換指示が入力されている判定した場合、ステップS220に移行する。以上が、ステップS210である。ユーザーは、書換装置40が有する画面41に表示されるスイッチを適宜タッチすることで、書換指示を書換装置40に入力する。書換対象は、全てのマイコン10,20の場合もあれば、マイコン10,20のいずれか一方の場合もある。
ステップS220に移行すると、書換装置40は、移行コマンドをマイコン10,20それぞれに出力する。以上が、ステップS220である。
ステップS220後、書換装置40は、ユーザーの書換対象が、全てのマイコン10,20なのか、それとも、マイコン10,20のどちらか一方なのかを判定する。書換装置40は、書換対象が全てのマイコン10,20であると判定した場合、ステップS240に移行し、書換対象が第1マイコン10のみであると判定した場合、ステップS280に移行する。以上が、ステップS230である。
ステップS240に移行すると、書換装置40は、第2メモリ22に記憶された照合キーの含まれた照合コマンドを第2マイコン20に送信して、ステップS250に移行する。第2マイコン20は、照合コマンドに含まれる照合キーと第2メモリ22に記憶された照合キーとを照合し、両者が合致したと判定すると、書換装置40へ照合完了信号を返信する。
ステップS250において、書換装置40は、照合コマンドを送信してから、照合完了信号を第2所定時間以内に受信したか否かを判定する。書換装置40は、照合完了信号を第2所定時間以内に受信しなかったと判定した場合、第2マイコン20の書き換え処理(照合処理)は異常であると判定して、ステップS260に移行する。これとは異なり、書換装置40は、照合完了信号を第2所定時間以内に受信したと判定した場合、第2マイコン20の照合処理は正常に終了したと判定し、ステップS270に移行する。
ステップS260に移行すると、書換装置40は、第2マイコン20の書き換えは異常である旨を、画面41に表示する。そして、ステップS210に移行して、ユーザーの指示を待つ。
ステップS270に移行すると、書換装置40は、第2マイコン20に適した、消去コマンドと、書込コマンドと、チェックコマンドとを順次第2マイコン20に出力する。これにより、第2メモリ22のデータを書き換える。
ステップS270後、ステップS280に移行すると、書換装置40は、第1メモリ12に記憶された照合キーの含まれた照合コマンドを第1マイコン10に送信して、ステップS290に移行する。第1マイコン10は、照合コマンドに含まれる照合キーと第1メモリ12に記憶された照合キーとを照合し、両者が合致したと判定すると、書換装置40へ照合完了信号を返信する。
ステップS290において、書換装置40は、照合コマンドを送信してから、照合完了信号を第2所定時間以内に受信したか否かを判定する。書換装置40は、照合完了信号を第2所定時間以内に受信しなかったと判定した場合、第1マイコン10の書き換え処理(照合処理)は異常であると判定して、ステップS300に移行する。これとは異なり、書換装置40は、照合完了信号を第2所定時間以内に受信したと判定した場合、第1マイコン10の書き換え処理は正常に終了したと判定し、ステップS310に移行する。
ステップS300に移行すると、書換装置40は、第1マイコン10の書き換えは異常である旨を、画面41に表示する。そして、ステップS210に移行して、ユーザーの指示を待つ。
ステップS310に移行すると、書換装置40は、第1マイコン10に適した、消去コマンドと、書込コマンドと、チェックコマンドとを順次第1マイコン10に出力する。これにより、第1メモリ12のデータを書き換える。
ステップS310後、ステップS320に移行すると、書換装置40は、全てのマイコン10,20の書き換えが終了したか否かをチェックする。全てのマイコン10,20の書き換えが終了していないと判定した場合、書換装置40は、マイコン10,20の書き換えは異常である旨を、画面41に表示する。そして、ステップS210に移行して、ユーザーの指示を待つ。これとは異なり、マイコン10,20の書き換えが正常に終了したと判定した場合、書換装置40は、ステップS330に移行する。
ステップS330に移行すると、マイコン10,20の書き換えは正常に終了した旨を、画面41に表示する。そして、書き換えるためのコマンドのマイコン10,20への送信を終了する。
次に、本実施形態に係る制御システム100の作用効果を説明する。上記したように、CPU11,21それぞれは、アプリモードにおいて、マイコン10,20間の通信が正常ではないと判定した場合、書換装置40から移行コマンドが第1所定時間以内に入力されたか否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、移行コマンドが第1所定時間以内に入力された場合、リプログモードに移行する。これによれば、通信障害などによって、第2マイコン20が、書き換えられたアプリに基づいて立ち上がり、第1マイコン10が、書き換えられていないアプリに基づいて立ち上がったとしても、各マイコン10,20のCPU11,21が、強制的にリプログモードに移行される。そのため、各マイコン10,20のメモリ12,22に記憶されたアプリが不一致となった結果、各マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。この結果、各マイコン10,20にて誤動作が生じることが抑制される。
また、本実施形態に係る制御システム100によれば、通信障害などのため、第1マイコン10にて書き換え処理が正常に終了したが、第2マイコン20にて書き換えが未終了(書き換えが途中までした実施できていない状態)となった場合、各マイコン10,20それぞれの起動時に、第1マイコン10から第1モード信号が出力され、第2マイコン20から第2モード信号が出力される。この結果、判定部30から第2制御信号がCPU11,21に入力され、CPU11,21は、リプログモードに移行する。これとは逆に、第1マイコン10にて書き換え処理が未終了だが、第2マイコン20にて書き換えが正常に終了した場合、各マイコン10,20それぞれの起動時に、第1マイコン10から第2モード信号が出力され、第2マイコン20から第1モード信号が出力される。この結果、判定部30から第2制御信号がCPU11,21に入力され、CPU11,21は、リプログモードに移行する。
これによれば、第1マイコン10と第2マイコン20それぞれが、通信障害のために、異なるモードで起動したとしても、同一のモードに移行される。そのため、マイコン10,20それぞれのモードが不一致となった結果、マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。このため、マイコン10,20それぞれにて誤動作が生じることが抑制される。
なお、マイコン10,20それぞれにて書き換え処理が正常に終了した場合、マイコン10,20それぞれの起動時に、マイコン10,20それぞれから第1モード信号が出力される。そのため、判定部30から第1制御信号がCPU11,21に入力され、CPU11,21それぞれは、アプリモードに移行する。これとは異なり、マイコン10,20それぞれにて書き換え処理が未終了の場合、マイコン10,20それぞれの起動時に、マイコン10,20それぞれから第2モード信号が出力される。そのため、判定部30から第2制御信号がCPU11,21に入力され、CPU11,21それぞれは、リプログモードに移行する。
以上、示したように、第1マイコン10と第2マイコン20それぞれが、いかなるモードで起動したとしても、同一のモードに移行される。そのため、マイコン10,20それぞれのモードが不一致となった結果、マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。このため、マイコン10,20それぞれにて誤動作が生じることが抑制される。
上記したように、判定部30により、第1マイコン10と第2マイコン20それぞれが、いかなるモードで起動したとしても、同一のモードに移行される。しかしながら、通信障害などによって、第2マイコン20が、書き換えられたアプリに基づいて立ち上がり、第1マイコン10が、書き換えられていないアプリに基づいて立ち上がった結果、同一のモードであるにも関わらず、マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなる虞がある。
また、制御システム100では、CPU11,21それぞれは、アプリモードにおいて、マイコン10,20間の通信が正常ではないと判定した場合、書換装置40から移行コマンドが第1所定時間以内に入力されたか否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、移行コマンドが第1所定時間以内に入力された場合、リプログモードに移行する。これによれば、通信障害などによって、第2マイコン20が、書き換えられたアプリに基づいて立ち上がり、第1マイコン10が、書き換えられていないアプリに基づいて立ち上がったとしても、各マイコン10,20のCPU11,21が、強制的にリプログモードに移行される。そのため、各マイコン10,20のメモリ12,22に記憶されたアプリが不一致となった結果、各マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。この結果、各マイコン10,20にて誤動作が生じることが抑制される。
CPU11,21それぞれは、ステップS70にて、判定部30から第2制御信号が入力されているか否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、第2制御信号が入力されていると判定した場合、ステップS20に移行して、リプログモードに移行する。また、CPU11,21それぞれは、第2制御信号が入力されていないと判定した場合、ステップS80に移行して、移行コマンドが第1所定時間以内に書換装置40から入力されたか否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、第1所定時間以内に移行コマンドが入力されたと判断した場合、ステップS20に移行して、リプログモードに移行する。
通信障害などによって、リプログラミングが未終了のマイコンが生じる方が、リプログラミングが全く行われないマイコンが生じるよりも、起こり易い。換言すれば、書き換えられたアプリに基づいて第2CPU21が起動し、アプリが書き換え途中であるために、リプログに基づいて第1CPU11が起動する方が、書き換えられたアプリに基づいて第2CPU21が起動し、全く書き換えられてないアプリに基づいて第1CPU11が起動するよりも、起こり易い。したがって、上記のように、先ず、ステップS70にて、リプログラミングが未終了のマイコンが生じた場合に、強制的にリプログモードに移行させ、その後、リプログラミングが全く行われないマイコンが生じた場合に、ステップS80にて、強制的にリプログモードに移行させる。
CPU11,21それぞれは、ステップS60において、マイコン10,20間の通信が正常か否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、マイコン10,20間の通信が正常ではないと判定した場合、ステップS70に移行する。その後、CPU11,21それぞれは、ステップS80において、移行コマンドが第1所定時間以内に書換装置40から入力されたか否かを判定する。そして、CPU11,21それぞれは、第1所定時間以内に移行コマンドが入力されなかったと判断した場合、リセット処理(相手マイコンへのリセット発行)を行う。
マイコン10,20間の通信が正常ではなく、第1所定時間以内に移行コマンドが入力されない、ということは、マイコン10,20の通信系統に異常があるということである。したがって、上記したリセット処理により、CPU11,21の通信系統の異常が解消される。
書換装置40は、画面41を有する。画面41には、マイコン10,20の書き換え処理が異常であるのか、それとも、正常に終了したのかが表示される。これにより、書き換え処理が正常に終了したか否かがユーザーに認識される。
画面41は、タッチパネルになっており、画面41には、書き換え処理の判定とともに、どのマイコン10,20の書き換え処理を行うかを選択する選択スイッチと、書き換え開始を指示する開始スイッチと、が表示される。これにより、ユーザーによって、書き換え処理の対象とするマイコンを選択することができる。そのため、全てのマイコンを書き換え処理の対象とする構成と比べて、書き換え処理の時間が短くなる。
書換装置40は、マイコン10,20の書き換え処理の終了状態に応じて、いずれのマイコン10,20の書き換え処理を再度行うかを設定するためのパラメータを有している。このパラメータは、ユーザーによって設定可能となっている。これにより、ユーザーの嗜好に応じて、マイコンの書き換え処理の対象がオートで選択され、書き換え処理がオートで行われる。例えば、第2マイコン20の書き換え処理が正常に終了し、第1マイコン10の書き換え処理が異常となった場合、第1マイコン10のみを再度書き換え処理するように、パラメータを設定することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図8及び図9に基づいて説明する。第2実施形態に係る制御システム100は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明を省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態で示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与している。
第1実施形態では、書換装置40は、CPU11,21それぞれに、移行コマンドを出力する例を示した。これに対して、本実施形態では、書換装置40は、図8に示すように、第1CPU11のみに、移行コマンドを出力する点を特徴とする。この場合、移行コマンドの入力のためにリプログモードに移行された第1CPU11から出力された第2モード信号が、判定部30に入力される。この結果、判定部30から出力された第2制御信号が、第2CPU21に入力される。これにより、第2CPU21がリプログモードに移行する。これによれば、書換装置40が、CPU11,21それぞれに、CPU11,21それぞれに適した移行コマンドを出力する構成とは異なり、移行コマンドの数が低減される。この結果、書換装置40の設計が簡素化され、書換装置40の品質をチェックする時間が短くなる。
なお、この場合、第2CPU21は、図9に示すように、ステップS70において、第3所定時間以内に第2制御信号が入力されるか否かを判定する。第3所定時間以内に第2制御信号が入力された場合、第2CPU21は、リプログモードに移行する。第3所定時間以内に第2制御信号が入力されなかった場合、第2CPU21は、リセット処理を行う。
本実施形態では、書換装置40が、第1CPU11のみに移行コマンドを出力する例を示した。しかしながら、書換装置40が、第2CPU21のみに移行コマンドを出力する構成を採用することもできる。この場合、第1CPU11が、図9に示す処理を行う。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
各実施形態では、制御システム100が判定部30を有する例を示した。しかしながら、図10〜図12に示すように、制御システム100は、判定部30を有していなくともよい。この場合においても、通信障害などによって、第2マイコン20が、書き換えられたアプリに基づいて立ち上がり、第1マイコン10が、書き換えられていないアプリに基づいて立ち上がったとしても、各マイコン10,20のCPU11,21が、書換装置40から出力された移行コマンドによって、強制的にリプログモードに移行される。そのため、各マイコン10,20のメモリ12,22に記憶されたアプリが不一致となった結果、各マイコン10,20間で適した信号を送受信しなくなることが抑制される。この結果、各マイコン10,20にて誤動作が生じることが抑制される。なお、この変形例の場合、CPU11,21それぞれは、起動処理において、判定部30と関わりのある処理を行わなくなる。具体的に言えば、図12に示すように、ステップS30,S50,S70を行わなくなる。
各実施形態では、第2マイコン20の書き換え処理をした後、第1マイコン10の書き換え処理を行う例を示した。しかしながら、これとは逆に、第1マイコン10の書き換え処理をした後、第2マイコン20の書き換え処理を行ってもよい。
各実施形態では、制御システム100が2つのマイコン10,20を有する例を示した。しかしながら、マイコンの数としては複数であればよく、制御システム100が3つ以上のマイコンを有する構成を採用することもできる。
各実施形態では、第1モード信号がLo信号であり、第2モード信号がHi信号である例を示した。しかしながら、第1モード信号がHi信号であり、第2モード信号がLo信号であってもよい。
各実施形態では、第1制御信号がLo信号であり、第2制御信号がHi信号である例を示した。しかしながら、第1制御信号がHi信号であり、第2制御信号がLo信号であってもよい。
各実施形態では、判定部30がORを含む例を示した。しかしながら、図示しないが、判定部30がNOR、NAND、若しくは、ANDを含む構成を採用することもできる。なお、判定部30がNORを含む場合、第1モード信号がLo信号、第2モード信号がHi信号となり、第1制御信号がHi信号、第2制御信号がLo信号となる。判定部30がNANDを含む場合、第1モード信号がHi信号、第2モード信号がLo信号となり、第1制御信号がLo信号、第2制御信号がHi信号となる。そして、判定部30がANDを含む場合、第1モード信号がHi信号、第2モード信号がLo信号となり、第1制御信号がHi信号、第2制御信号がLo信号となる。
10・・・第1マイコン
11・・・第1CPU
12・・・第1メモリ
20・・・第2マイコン
21・・・第2CPU
22・・・第2メモリ
40・・・書換装置
100・・・制御システム

Claims (12)

  1. データとしてアプリケーションソフト及びリプログラミングソフトが記憶されたメモリ(12,22)と、前記アプリケーションソフト若しくは前記リプログラミングソフトに基づいて動作するCPU(11,21)と、を有する複数のマイコン(10,20)、及び、複数の前記マイコンそれぞれのメモリに記憶された前記データを書き換えるためのコマンドを前記マイコンに送信する書換装置(40)を備える制御システムであって、
    前記書換装置は、前記コマンドとして、
    前記アプリケーションソフトに基づいて動作するアプリモードから、前記リプログラミングソフトに基づいて動作するリプログモードへの移行を前記CPUに指示する移行コマンドと、
    前記メモリのデータの書き換え処理を前記CPUに指示する書換コマンドと、を有し、
    前記書換装置は、前記移行コマンドを送信した後、複数の前記マイコンそれぞれに応じた前記書換コマンドを順次送信することで、複数の前記マイコンそれぞれのメモリに記憶された前記データを順次一つずつ書き換えることを前記CPUに指示し、
    複数の前記マイコンそれぞれのCPUは、
    自身が前記アプリモードの場合、複数の前記マイコン間の通信が正常か否かを判定し、
    通信が正常だと判定した場合、前記アプリモードを維持し、
    通信が正常ではないと判定した場合、前記書換装置から前記移行コマンドが第1所定時間以内に入力されたか否かを判定し、
    前記移行コマンドが前記第1所定時間以内に入力された場合、前記リプログモードに移行することを特徴とする制御システム。
  2. 複数の前記マイコンそれぞれのCPUが、前記アプリモードであるのか、それとも、前記リプログモードであるのかを判定する判定部(30)を有し、
    前記判定部は、
    複数の前記マイコンのCPUの全てが前記アプリモードであると判定した場合、複数の前記マイコンのCPUの全てに、前記アプリモードに移行する指示を含む第1制御信号を出力し、
    複数の前記マイコンのCPUの少なくとも1つが前記リプログモードであると判定した場合、複数の前記マイコンのCPUの全てに、前記リプログモードに移行する指示を含む第2制御信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の制御システム。
  3. 複数の前記マイコンそれぞれのCPUは、前記アプリモードの場合、複数の前記マイコン間の通信が正常か否かを判定する前に、自身が前記アプリモードである旨を含む第1モード信号を前記判定部に出力し、前記リプログモードの場合、前記書き換え処理を行う前に、自身が前記リプログモードである旨を含む第2モード信号を前記判定部に出力し、
    前記判定部は、複数の前記マイコンのCPUの全てから前記第1モード信号が入力された場合、複数の前記マイコンのCPUの全てに、前記第1制御信号を出力し、複数の前記マイコンのCPUの少なくとも1つから前記第2モード信号が入力された場合、複数の前記マイコンのCPUの全てに、前記第2制御信号を出力することを特徴とする請求項2に記載の制御システム。
  4. 前記制御システムに備えられた複数のマイコンのCPUをリプログモードへ移行させるに際して、
    前記書換装置は、複数の前記マイコンの内の1つに前記移行コマンドを出力し
    前記移行コマンドが入力されたマイコンは、前記リプログモードに移行し、かつ、前記第2モード信号を前記判定部に入力し、
    前記移行コマンドが入力されないマイコンは、前記判定部から前記第2制御信号が自身に入力されることで、前記リプログモードに移行することを特徴とする請求項3に記載の制御システム。
  5. 複数の前記マイコンそれぞれのCPUは、
    通信が正常ではないと判定した場合、前記書換装置から、前記移行コマンドが前記第1所定時間以内に入力されたか否かを判定する前に、前記判定部から、前記第2制御信号が入力されたか否かを判定し、
    前記第2制御信号が入力されたと判定した場合、前記リプログモードに移行し、
    前記第2制御信号が入力されなかったと判定した場合、前記書換装置から、前記移行コマンドが前記第1所定時間以内に入力されたか否かを判定することを特徴とする請求項2〜4いずれか1項に記載の制御システム。
  6. 複数の前記マイコンそれぞれのCPUは、前記移行コマンドが前記第1所定時間以内に入力されなかった場合、自身と電気的に接続された前記CPUにリセット信号の送信指示を含む指示信号を出力することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の制御システム。
  7. 複数の前記マイコンそれぞれは、互いに異なる照合キーを有しており、
    前記書換装置は、前記書換コマンドとして、
    複数の前記マイコンの内の一つが有する前記照合キーを含む照合コマンドであって、当該照合コマンドに含まれる前記照合キーと、当該照合コマンドにより指示された前記CPUを包含する前記マイコンが有する前記照合キーとが合致した場合、前記CPUに、前記書換装置への照合完了信号の返信を行わせるための照合コマンドと、
    前記メモリに記憶されたデータの消去を前記CPUに指示する消去コマンドと、
    前記メモリへの新たなデータの書き込みを前記CPUに指示する書込コマンドと、を有し、
    前記書換装置は、複数の前記マイコンそれぞれに応じた前記書換コマンドとして、複数の前記マイコンそれぞれが有する前記照合キーを含む前記照合コマンドを含む前記書換コマンドを順次送信することで、複数の前記マイコンそれぞれのメモリに記憶された前記データを順次一つずつ書き換えることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の制御システム。
  8. 前記書換装置は、
    前記照合コマンドを送信してから、前記照合完了信号を第2所定時間以内に受信したか否かを判定し、
    前記照合完了信号を前記第2所定時間以内に受信したと判定した場合、前記照合完了信号を送信したマイコンの照合処理は正常に終了したと判定し、
    前記照合完了信号を前記第2所定時間以内に受信しなかったと判定した場合、前記照合コマンドを送信した先のマイコンの書き換え処理は異常であると判定することを特徴とする請求項7に記載の制御システム。
  9. 前記書換装置は、前記書き換え処理の判定を表示する画面(41)を有し、
    前記書換装置は、マイコンの書き換え処理は正常に終了したと判定した場合、その旨を前記画面に表示することを特徴とする請求項8に記載の制御システム。
  10. 前記書換装置は、マイコンの書き換え処理は異常であると判定した場合、その旨を前記画面に表示することを特徴とする請求項9に記載の制御システム。
  11. 前記画面は、タッチパネルになっており、
    前記画面には、複数の前記マイコンの内、いずれのマイコンの書き換え処理を行うかを選択する選択スイッチが表示されることを特徴とする請求項10に記載の制御システム。
  12. 前記書換装置は、複数の前記マイコンの書き換え処理の終了状態に応じて、いずれのマイコンの書き換え処理を再度行うかを設定するためのパラメータを有し、該パラメータは、ユーザーによって設定可能となっていることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の制御システム。
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