JP6001962B2 - インバータ装置 - Google Patents

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本発明の実施形態は、インバータ装置に関する。
外部通信ネットワークと接続される通信モジュールを通じて外部機器と通信可能なインバータ装置では、通信モジュールの不揮発性メモリにネットワーク接続用のパラメータ情報を記憶し、通信モジュールが不揮発性メモリより読出したパラメータ情報に基づき外部通信ネットワークに接続された外部機器とインバータ装置との通信を制御するようになっている。パラメータ情報は工場出荷時には初期値として標準出荷設定値が記憶されていることから、パラメータ情報はユーザのネットワークフィールドに適していない。従って、ユーザは、インバータ装置が設置されるネットワークフィールドに適するようにパラメータ情報を適宜変更する必要があり、通信モジュールは、変更されたパラメータ情報に基づいて通信を制御する。
特開2008−109789号公報
ところで、通信モジュールに記憶されているパラメータ情報をインバータ装置に自動バックアップすることで、通信モジュールを交換した場合にインバータ装置に記憶されているパラメータ情報を通信モジュールに転送することによりパラメータ情報の設定を簡単化することが提案されている。
しかしながら、通信モジュールに記憶されているパラメータ情報を変更した場合は、パラメータ情報がインバータ装置に自動バックアップされないことから、その状態で通信モジュールを交換した場合には、通信モジュールにインバータ装置に記憶されているバージョンアップ前のパラメータ情報が復帰されることになり、通信モジュールが正常に動作しなくなってしまう。
そこで、通信モジュールに記憶されているパラメータ情報をインバータ装置本体に自動バックアップする場合に、両者のパラメータ情報を確実に同期させることができるインバータ装置を提供する。
実施形態のインバータ装置は、外部通信ネットワークと接続される通信モジュールと、この通信モジュールを通じて外部機器と通信するインバータ装置本体とを備えたインバータ装置において、前記通信モジュールは、通信機能用パラメータを記憶する第1記憶手段を備え、前記インバータ装置本体は、インバータ機能用パラメータを記憶する第2記憶手段と、前記通信機能用パラメータを記憶する第3記憶手段とを備え、前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段は、前記通信機能用パラメータの設定が完了か否かを示す通信機能用パラメータ設定完了データを記憶し、前記通信モジュールは、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータが変更された場合は、前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データ及び前記通信機能用パラメータを前記第3記憶手段に記憶すると共に、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定未完了で且つ前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定完了の場合は、前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データ及び前記通信機能用パラメータを前記第1記憶手段に記憶することを特徴とする。
第1実施形態のインバータ装置の電気的構成を概略的に示す図 インバータ装置本体の不揮発性メモリのパラメータ情報を示す図 通信モジュールの不揮発性メモリのパラメータ情報を示す図 対応する従来例を示す図2相当図 対応する従来例を示す図3相当図 通信モジュールパラメータ変更時の自動バックアップのフローチャート 第2実施形態を示す図2相当図 図3相当図 通信モジュールのバージョンアップ時の動作を示すフローチャート 第3実施形態を示す図2相当図 図3相当図
(第1実施形態)
第1実施形態について図1ないし図6を参照して説明する。
図1は、インバータ装置の電気的構成を概略的に示している。インバータ装置100は、インバータ装置本体110と通信モジュール120とから構成されている。インバータ装置本体110は、CPU(マイクロコンピュータ)111を主体として、通信用IC112、不揮発性メモリ113(第2記憶手段、第3記憶手段に相当)などを備えて構成されている。
通信用IC112は、図示しないコネクタ及び通信用ケーブルを介して通信モジュール120と接続され、例えばRS−232C/485やUSB(Universal Serial Bus)等のシリアル通信を行うICである。不揮発性メモリ113は、例えばEEPROMやフラッシュメモリなどの書換え可能なメモリである。CPU111は、外部より通信用IC112を介して送信されたデータを不揮発性メモリ113やCPU内蔵の揮発性メモリ111aに書込んで記憶させ、不揮発性メモリ113やCPU内蔵の揮発性メモリ111aより読出したデータを、通信用IC112を介して外部に送信可能となっている。不揮発性メモリ113には、インバータ主回路を介してモータ(何れも図示せず)を駆動制御するためのパラメータ情報の初期値(標準出荷設定値)も記憶されており、ユーザは、インバータ装置本体110に設けられている図示しない操作キーを用いて設定入力することで、パラメータ情報を初期値より適宜変更して使用する。そして、CPU111は、不揮発性メモリ113よりパラメータ情報を読出し、変更されたパラメータ情報に基づきインバータ主回路を介してモータ(何れも図示せず)の駆動制御を行う。
一方、通信モジュール120はCPU121を主体として、通信用IC122,123、不揮発性メモリ124(第1記憶手段に相当)などを備えて構成されている。ユーザは、通信モジュール120を外部通信ネットワークに接続した場合は、外部通信ネットワークフィールドに適合するように、インバータ装置本体110に設けられている図示しない操作キーを用いて設定入力することで、通信モジュールパラメータを初期値より適宜変更して使用する。そして、CPU121は、不揮発性メモリ124よりパラメータ情報を読出し、変更されたパラメータ情報に基づいて外部通信ネットワークに接続された外部機器とインバータ装置との間の通信を制御する。
図2はインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報を示している。図2に示すパラメータ情報には、図4に示す従来のパラメータ情報である複数のインバータ装置パラメータ(インバータ機能用パラメータに相当)に加えて、インバータ装置パラメータ設定完了データ(インバータ機能用パラメータ設定完了データに相当)、通信モジュールパラメータ(通信機能用パラメータに相当)及び通信モジュールパラメータ設定完了データ(通信機能用パラメータ設定完了データに相当)が追加されている。インバータ装置パラメータ設定完了データはインバータ装置パラメータの設定が完了したか否かを示し、通信モジュールパラメータ設定完了データは通信モジュールパラメータの設定が完了したか否かを示すものである。
図3は通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているパラメータ情報を示している。図3に示すパラメータ情報には、図5に示す従来のパラメータ情報である通信モジュールパラメータに加えて、通信モジュールパラメータ設定完了データが追加されている。
尚、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータと通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータとは、工場出荷時には同一となるように設定されている。また、インバータ装置パラメータ設定完了データ及び通信モジュールパラメータ設定完了データは、工場出荷時には設定未完了が設定されている。
インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113及び通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶される通信モジュールパラメータとしては、通信断線時のインバータ装置の動作選択、プロトコル選択、通信速度設定、IPアドレス設定モード、IPアドレス、サブネットマスク、タイムアウト検出時間等が設定されている。
次に上記構成の作用について説明する。
ユーザは、インバータ装置本体110を設置した場合は、実施するアプリケーションに適合するように、例えばインバータ装置本体110に設けられている図示しない操作キーを用いて設定入力することで、不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータを初期値より適宜変更する。同様に、通信モジュール120を外部通信ネットワークに接続した場合は、通信モジュール120に接続する外部通信ネットワークフィールドに適合するように、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータを初期値より適宜変更する。すると、通信モジュール120は、変更された通信モジュールパラメータをインバータ装置本体110に次のようにして自動バックアップする。
図6は通信モジュールパラメータ変更時の通信モジュール120による自動バックアップのフローチャートである。尚、図6中のステップ内に記載されている(手動)とはユーザが実行する動作のことで、それ以外のステップは通信モジュール120のCPU121が実行する動作である。
ユーザがインバータ装置本体110及び通信モジュール120の電源をONして起動すると(S601)、通信モジュール120のCPU121は、不揮発性メモリ124より通信モジュールパラメータ設定完了データを読出し(S602)、設定完了かを判定する(S603)。インバータ装置本体110設置後の最初の電源ONの場合には通信モジュールパラメータ設定完了データは設定未完了に設定されているから(S603:NO)、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113より、通信モジュールパラメータ設定完了データを読出し(S604)、設定完了かを判定する(S605)。通信モジュールパラメータ設定完了データも設定未完了に設定されているから(S605:NO)、通信モジュールパラメータの設定へ移行する(S608)。
ユーザが通信モジュール120の通信モジュールパラメータを適宜変更すると(S609)、通信モジュール120のCPU121は、通信モジュールパラメータ設定完了データをクリア(設定未完了)し、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に書込んでから(S610)、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113にも書込む(S611)。尚、インバータ装置本体110設置後の最初の電源ONでは、通信モジュール120の不揮発性メモリ124及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データは設定未完了であることから、通信モジュールパラメータ設定完了データの設定未完了が継続することになる。
ユーザは、以上のようにして通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータの変更を終了したときは、通信モジュールパラメータ設定完了データを設定完了に設定する(S612)。
通信モジュール120のCPU121は、通信モジュールパラメータ設定完了データ(設定完了)を通信モジュール120の不揮発性メモリ124に書込むと共に、通信モジュールパラメータ設定完了データ及び通信モジュールパラメータをインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に書込んでから(S613)、通常動作を実行する(S614)。
以上のようにして、ユーザにより通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているパラメータが変更された場合は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データ(設定完了)及び通信モジュールパラメータはインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に自動バックアップされるので、不揮発性メモリ113,124に記憶されているパラメータ情報を確実に同期させることができる。
そして、通信モジュール120のCPU121は、変更された通信モジュールパラメータに基づいて外部通信ネットワークに接続された外部機器とインバータ装置本体110との間の通信を制御する。
以上のような動作により、通信モジュール120とインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113,124に記憶されている通信モジュールパラメータが同期されると共に通信モジュールパラメータ設定完了データが設定完了に設定される。このような同期状態で電源が次にONして起動した場合は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データは設定完了に設定されていることから(S603:YES)、通信モジュールパラメータに基づいて通常動作を実行する(S607)。
さて、通信モジュール120をバージョンアップするために旧通信モジュール120から新通信モジュール120に交換することがある。このように通信モジュール120を交換した場合、新通信モジュール120の不揮発性メモリ124に旧通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータを記憶する必要があることから、通信モジュール120をバージョンアップする場合における通信モジュールパラメータの自動復帰について説明する。
ユーザがインバータ装置本体110及び新通信モジュール120の電源をONして起動すると(S601)、新通信モジュール120のCPU121は、新通信モジュール120の不揮発性メモリ124より読出した通信モジュールパラメータ設定完了データが設定完了かを判定する(S603)。新通信モジュール120は工場出荷状態であり、通信モジュールパラメータ設定完了データは設定未完了であることから(S603:NO)、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113から通信モジュールパラメータ設定完了データを読出す(S604)。この場合、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データは設定完了であることから(S605:YES)、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113より、通信モジュールパラメータを読出し、通信モジュール設定完了データと共に通信モジュール120の不揮発性メモリ124に書込む(S606)。
以上のような動作により、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータを通信モジュール120の不揮発性メモリ124に転送することで、通信モジュールパラメータを通信モジュール120の不揮発性メモリ124に自動復帰することができ、再設定を簡単化することができる。
本実施形態によれば、次のような効果を奏する。
通信モジュール120に記憶されている通信モジュールパラメータが変更された場合は、通信モジュール120及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データを設定未完了とし、ユーザによる通信モジュールパラメータの変更が完了された場合は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データを設定完了に設定すると共に当該不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データ及び通信モジュールパラメータをインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶するようにしたので、通信モジュールパラメータの変更時に両者の通信モジュールパラメータを確実に同期させることができる。
また、ユーザが通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶された通信モジュールパラメータを変更してから設定完了と設定するまで、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶された通信モジュールパラメータ設定完了データを設定未完了に設定するようにしたので、通信モジュール120の通信モジュールパラメータが変更されてから設定完了していない状態で通信モジュール120が変更されてしまった場合であっても、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報が通信モジュール120の不揮発性メモリ124に転送されてしまうことによる不具合を確実に防止することができる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図7ないし図9を参照して説明する。この第2実施形態は、バージョンアップにより通信モジュールパラメータが変更された場合にインバータ装置本体110に自動バックアップすることにより両者の通信モジュールパラメータを同期させることを特徴とする。
図7はインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報を示し、図8は通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているパラメータ情報を示しており、第1実施形態のパラメータ情報に対して通信モジュールパラメータバージョン(以下、通信バージョン。通信機能用バージョンに相当)がそれぞれ追加されている。この通信バージョンとは、バージョンアップにより通信モジュールパラメータに対して設定値が変更されたことによる通信モジュールパラメータ全体のバージョンを示すものである。つまり、通信バージョンに基づいて不揮発性メモリ124に対して変更された通信モジュールパラメータを判断することができる。尚、変更とは、通信モジュールパラメータが変更されただけでなく、通信モジュールパラメータの追加、削除を含む概念である。
さて、各種通信の規格は改訂されて新しくなっていくので、新しい通信規格に対応した通信モジュール120を開発した場合、通信モジュール120に新しい規格に対応した通信モジュールパラメータを変更する場合がある。このように改定された規格に合わせて通信モジュールパラメータを変更した場合は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信バージョンを変更することになる。このため、通信モジュール120の通信バージョンを変更した場合には、通信モジュール120及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113にそれぞれ記憶されているパラメータ情報が異なってしまうことになることから、通信モジュール120をバージョンアップする場合におけるパラメータ情報の自動バックアップについて説明する。
図9は通信モジュール120のバージョンアップで、バージョンアップ時の自動バックアップ動作のフローチャートである。尚、このフローチャートにおいて、ステップS901〜S906、S914の動作は第1実施形態と同一であるから、その説明を省略する。
通信モジュール120のCPU121は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113より通信バージョンを読出し(S907)、通信バージョンは同じかを判断する(S908)。この場合、通信モジュール120の通信モジュールパラメータがバージョンアップされることに伴って通信バージョンが変更されたことにより両者の通信バージョンは異なることから(S908:NO)、インバータ装置本体110内及び通信モジュール120内の設定完了データをクリア(未完了)にしてそれぞれの不揮発性メモリ113及び不揮発性メモリ124に書込む(S909)。
ユーザは、通信モジュール120に変更された通信モジュールパラメータの設定を適宜変更してから(S910)、通信モジュールパラメータ設定完了データを設定完了とする(S911)。
通信モジュール120のCPU121は、通信モジュールパラメータ設定完了データ(設定完了)を通信モジュール120の不揮発性メモリ124に書込み、通信モジュールパラメータ設定完了データ及び通信モジュールパラメータをインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に書込んでから(S912)、通信モジュールパラメータに基づいて通常動作を実行する(S913)。
以上のような動作により、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているパラメータ情報をインバータ装置本体110に自動バックアップすることができる。
尚、バージョンアップ時にインバータ装置本体110のメイン基板も同時に交換したような場合は、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データは設定未完了に設定されているから(S905:NO)、通信モジュール120のパラメータの設定に移行することになる(S914)。
このような実施形態によれば、次のような効果を奏する。
通信モジュール120及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113,124に記憶されている通信バージョンが異なる場合は、それらの不揮発性メモリ113,124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データを設定未完了とし、ユーザにより通信モジュールパラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データを設定完了とすると共に当該不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュールパラメータ設定完了データ及び通信モジュールパラメータをインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶するようにしたので、通信モジュールパラメータのバージョンアップ時に通信モジュール120とインバータ装置本体110の両者のパラメータ情報を確実に同期させることができる。
また、ユーザが通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶された通信バージョンを変更してから設定完了と設定するまで、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶された通信モジュールパラメータ設定完了データを設定未完了に設定するようにしたので、通信モジュール120に追加された通信モジュールパラメータの変更が終了していない状態で通信モジュール120が変更されてしまった場合であっても、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報が通信モジュール120の不揮発性メモリ124に転送されてしまうことによる不具合を確実に防止することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図10及び図11を参照して説明する。この第3実施形態は、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置本体110に関するパラメータ情報と通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているインバータ装置本体110に関するパラメータ情報とを同期させることを特徴とする。
図10はインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報を示しており、第2実施形態のパラメータ情報に対してインバータ装置パラメータバージョンが追加されている。図11は通信モジュール120の不揮発性メモリ124(第1記憶手段、第4記憶手段に相当)に記憶されているパラメータ情報を示しており、第2実施形態のパラメータ情報に対してインバータ装置本体110のパラメータ情報が追加されている。
本実施形態では、フローチャートとしては示していないが、インバータ装置本体110のメイン基板を交換した場合は、第1実施形態と同様に、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータ設定完了データは設定未完了であるのに対して、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているインバータ装置パラメータ設定完了データは設定完了であることから、インバータ装置本体110のCPU111は、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されたパラメータ情報を読出し、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶することにより復帰するため、インバータ装置パラメータの再設定が不要となる。
さて、第1実施形態では、通信モジュールパラメータの変更時に通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されている通信モジュール120に関するパラメータ情報をインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に自動バックアップするようにしたが、本実施形態では、さらにインバータ装置本体110のソフトとしてインバータ装置本体110に記憶されている当該インバータ装置本体110に関するパラメータ情報の自動バックアップ機能を搭載した。この自動バックアップ機能は、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータの変更操作が行われた場合は、第1実施形態と同様に、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、ユーザによりインバータ装置パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報を通信モジュール120の不揮発性メモリ124に自動バックアップする。
一方、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113にバージョンアップにより追加されたインバータ装置パラメータに対して変更操作が行われた場合は、第2実施形態と同様に、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータ設定完了データ及び通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているインバータ装置パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、ユーザによりインバータ装置パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているパラメータ情報を通信モジュール120の不揮発性メモリ124に自動バックアップする。
このような動作により、インバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータの変更時、或いはインバータ装置パラメータのバージョンアップ時に通信モジュール120及びインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているそれぞれのパラメータ情報を確実に同期させることできる。
また、ユーザがインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に記憶されているインバータ装置パラメータバージョンを変更してから設定完了と設定するまで、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されたインバータ装置パラメータ設定完了データを設定未完了に設定するようにしたので、インバータ装置本体110のインバータ装置パラメータが変更されてから設定完了していない状態でインバータ装置本体110が変更されてしまった場合、或いはインバータ装置本体110に追加されたインバータ装置パラメータの変更が終了していない状態でインバータ装置本体110が変更されてしまった場合であっても、通信モジュール120の不揮発性メモリ124に記憶されているパラメータ情報がインバータ装置本体110の不揮発性メモリ113に転送されてしまうことによる不具合を確実に防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、次のように変形または拡張できる。
上記各実施形態では、一の不揮発性メモリにインバータ装置本体110に関するパラメータ情報と通信モジュール120に関するパラメータ情報とをそれぞれ記憶するようにしたが、異なる不揮発性メモリに記憶するようにしてもよい。
上記実施形態では、パラメータ情報の変更時、或いはパラメータ情報のバージョンアップ時にパラメータ情報を自動バックアップするようにしたが、それ以外の条件の成立時にパラメータ情報を自動バックアップするようにしてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
図面中、100はインバータ装置、110はインバータ装置本体、113は不揮発性メモリ(第2記憶手段、第3記憶手段)、120は通信モジュール、124は不揮発性メモリ(第1記憶手段、第4記憶手段)である。

Claims (4)

  1. 外部通信ネットワークと接続される通信モジュールと、この通信モジュールを通じて外部機器と通信するインバータ装置本体とを備えたインバータ装置において、
    前記通信モジュールは、通信機能用パラメータを記憶する第1記憶手段を備え、
    前記インバータ装置本体は、インバータ機能用パラメータを記憶する第2記憶手段と、前記通信機能用パラメータを記憶する第3記憶手段とを備え、
    前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段は、前記通信機能用パラメータの設定が完了か否かを示す通信機能用パラメータ設定完了データを記憶し、
    前記通信モジュールは、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータが変更された場合は、前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データ及び前記通信機能用パラメータを前記第3記憶手段に記憶すると共に、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定未完了で且つ前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定完了の場合は、前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データ及び前記通信機能用パラメータを前記第1記憶手段に記憶することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記通信モジュールは、インバータ機能用パラメータを記憶する第4記憶手段を備え、
    前記第2記憶手段及び前記第4記憶手段は、前記インバータ機能用パラメータの設定が完了か否かを示すインバータ機能用パラメータ設定完了データを記憶し、
    前記インバータ装置本体は、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータが変更された場合は、前記第2記憶手段及び前記第4記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データ及び前記インバータ機能用パラメータを前記第4記憶手段に記憶すると共に、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データが設定未完了で且つ前記第4記憶手段に記憶されているインバータ機能用パラメータ設定完了データが設定完了の場合は、前記第4記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データ及び前記インバータ機能用パラメータを前記第2記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段には通信機能用パラメータの変更に対応した通信機能用バージョンが記憶され、
    前記通信モジュールは、前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用バージョンが異なる場合は、前記第1記憶手段及び前記第3記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、前記第1記憶手段に記憶されている前記通信機能用パラメータ設定完了データ及び前記通信機能用パラメータを前記第3記憶手段に記憶することを特徴とする請求項1または2記載のインバータ装置。
  4. 前記第2記憶手段及び前記第4記憶手段にはインバータ機能用パラメータの変更に対応したインバータ機能用バージョンが記憶され、
    前記インバータ装置本体は、前記第2記憶手段及び前記第4記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用バージョンが異なる場合は、前記第2記憶手段及び前記第4記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データを設定未完了に設定し、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データが設定完了に設定された場合は、前記第2記憶手段に記憶されている前記インバータ機能用パラメータ設定完了データ及び前記インバータ機能用パラメータを前記第4記憶手段に記憶することを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。
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