JP5919971B2 - 医用画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、医用画像処理装置及びプログラムに関する。
近年、高齢化に伴い、骨強度が低下する骨疾患である骨粗鬆症の患者数が増加しつつある。
骨粗鬆症の診断に用いられている方法として、骨塩定量法が知られている。骨塩定量には種々の方法が知られているが、その中でもDIP(Digital Image Processing)法は、左手とアルミスロープを同時にX線撮影することにより、左手の第二中手骨とアルミスロープのX線写真における陰影濃度を比較し、骨塩量を計測する手法である。DIP法は、計測方法が簡便であり、X線撮影ができる環境であれば比較的小規模の病院施設であっても利用することができる。
従来、DIP法による骨塩定量検査は、個々の病院で撮影された患者(被験者)のX線フィルムを臨床検査センターに搬送し、臨床検査センターの専門技師がX線フィルムに基づいて得られる画像データを用いて骨塩量を計測することが一般的であり、医師が結果を得られるまでに時間がかかっていた。そこで、X線撮影により得られる画像データを用いて、個々の病院で骨塩量を計測する医用画像形成装置が提案されている(例えば、特許文献1)。
DIP法による骨塩定量に用いる画像としては、一般的に、読影用に用いられる画像よりも全体的に暗い、シェーディング補正を行っただけの画像が用いられる(図14参照)。骨塩定量計測は、この骨塩定量に最適な画像を用いて、左手の第二中手骨の上端の最も突出している部分と下端の最も凹んでいる部分の二点(図12A参照)を指定して行われる。
特開2010−200824号公報
しかしながら、骨塩定量に最適な画像が全体的に暗いため、患者の左手の骨の形状や配置によっては、二点の指定が非常に困難な場合があり、間違った位置を指定してしまうと、間違った計測結果が得られてしまう。
特に、特許文献1に記載された医用画像形成装置のように、個々の病院で骨塩量を計測する場合には、当該計測に慣れていないと間違った計測結果を得てしまうケースが増える。
そこで、骨塩定量の計測画面において、二点の指定の行いやすいことが求められている。
本発明の課題は、表示部に表示された画像中の所定の位置の指定を容易に行うことができる医用画像処理装置及びプログラムを提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
撮像装置により被験者の左手をX線撮影して得られた画像データに基づく骨塩定量用の読影用画像を表示する表示部を備えた医用画像処理装置であって、
ユーザーによるカーソル操作に基づき前記読影用画像中の左手第二中手骨の所定の二点を指定する操作部と、
前記表示部の前記読影用画像が表示された骨塩定量用の二点指定画面で、前記表示部に前記画面が表示されてから前記画面上で前記カーソルにより前記所定の二点の位置が指定されるまでの間継続的に、前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で前記読影用画像上に重畳的に拡大表示させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像処理装置であって、
前記制御部は、
前記指定された所定の二点の位置を変更する場合、
前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で拡大表示させることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の医用画像処理装置であって、
前記左手第二中手骨の所定の二点は、左手の第二中手骨の上端の最も突出している部分と下端の最もへこんでいる部分の二点であることを特徴とする。
請求項に記載のプログラムは、
撮像装置により被験者の左手をX線撮影して得られた画像データに基づく骨塩定量用の読影用画像を表示する表示部を備えた医用画像処理装置のコンピューターに、
ユーザーによるカーソル操作に基づき前記読影用画像中の左手第二中手骨の所定の二点を指定する操作機能、
前記表示部の前記読影用画像が表示された骨塩定量用の二点指定画面で、前記表示部に前記画面が表示されてから前記画面上で前記カーソルにより前記所定の二点の位置が指定されるまでの間継続的に、前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で前記読影用画像上に重畳的に拡大表示させる制御機能、
を実現させることを特徴とする。
本発明によれば、表示部に表示された画像中の所定の位置の指定を容易に行うことができる。
本発明の実施の形態における施設内システムの全体構成を示す図である。 医用画像処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像情報テーブルのデータ格納例を示す図である。 骨塩定量DBのデータ格納例を示す図である。 骨塩定量検査におけるX線撮影の方法を説明するための図である。 医用画像処理装置の制御部により実行される診断支援処理を示すフローチャートである。 ビューアー画面の一例を示す図である。 階調変換処理のパラメーターであるG値を説明するための図である。 階調変換処理のパラメーターであるS値を説明するための図である。 図6のステップS8において実行される骨塩定量計測処理を示すフローチャートである。 骨塩定量画面の一例を示す図である。 骨塩定量画面の一例を示す図である。 L値を説明するための図である。 骨幅D、骨髄幅を説明するための図である。 骨塩定量計測後の骨塩定量画面の一例を示す図である。 骨塩定量計測結果であるグラフが表示されたビューアー画面の一例を示す図である。 図9に示す骨塩定量計測処理の変形例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。ただし、発明の範囲は、図示例に限定されない。
<実施形態1>
〔施設内システム1の構成〕
図1は、本実施の形態における施設内システム1のシステム構成を示すブロック図である。
施設内システム1は、開業医やクリニック等の比較的小規模の医療施設に適用されるシステムであり、図1に示すように、モダリティ2と、医用画像処理装置3と、受付装置4と、イメージャー5と、汎用プリンター6と、クライアントPC(Personal Computer)7と、から構成されている。施設内システム1を構成する各装置は、例えば図示しないスイッチングハブ等を介してLAN(Local Area Network)等の通信ネットワーク(以下単に「ネットワーク」という)8に接続されている。医用画像処理装置3は、医師の常駐場所である診察室に設けられたWS(ワークステーション)であることが好ましい。なお、この医用画像処理装置3として作動するWSがモダリティ2の起動や処理条件等を制御する構成としてもよい。
病院内の通信方式としては、一般的に、DICOM(Digital Image and Communications in Medicine)規格が用いられており、LAN接続された各装置間の通信では、DICOM MWM(Modality Worklist Management)やDICOM MPPS(Modality Performed Procedure Step)が用いられる。なお、本実施形態に適用可能な通信方式はこれに限定されない。
〔施設内システム1の各装置の装置構成〕
以下、施設内システム1を構成する各装置について説明する。
モダリティ2は、患者の診断対象部位を被写体として撮影を行い、撮影した画像をデジタル変換して医用画像を生成する画像生成装置である。
モダリティ2としては、例えば、CR(Computed Radiography)装置、超音波診断装置、内視鏡装置、CT(Computed Tomography)撮影装置、磁気共鳴画像撮影装置(MRI:magnetic resonance imaging)等が挙げられる。本実施の形態においては、モダリティ2をCR装置として説明するが、その他のモダリティを備える構成としてもよい。
本実施の形態において、モダリティ2は、X線撮影装置、CRカセッテ、読取装置により構成されるCR装置である。モダリティ2は、X線撮影装置とCRカセッテの間に被写体を配置してX線撮影を行い、CRカセッテに記録された放射線画像を読取装置で読み取ってデジタル画像データを取得する。
ここで、CRカセッテは、例えば放射線エネルギーを蓄積する輝尽性蛍光体シートを備える放射線画像変換プレートを内蔵しており、放射線が照射されると被写体の放射線透過率分布に従った量の放射線を輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に蓄積させ、この輝尽性蛍光体層に被写体の放射線画像を記録するものである。
読取装置は、CRカセッテ内の輝尽性蛍光体シートに励起光を照射し、これによりシートから発光される輝尽光を光電変換し、得られた画像信号をA/D変換して画像データを生成するものである。
本実施の形態において、モダリティ2は、DICOM規格に準じた形式で、UID、撮影日時、検査ID、撮影部位等の画像属性情報を各医用画像に付与する機能を備えている。UIDは、施設内システム1内の医用画像を特定するためのユニークなIDである。
また、モダリティ2は、文字入力キー、数字入力キー等を備えたキーボード等の入力部(図示せず)を備えており、撮影対象である患者を特定する患者情報を入力部より入力する。
ここで入力される患者情報は、例えば患者ID、患者氏名(漢字)、患者氏名(カナ)、患者氏名(ASCII)、性別、生年月日等である。なお、モダリティ2においてこれらすべてを入力する必要はなく、患者情報を何ら入力しないとすることもできる。モダリティ2が患者情報として患者IDのみを入力する仕様である場合には、モダリティ2の入力部は、例えばテンキー等でもよい。なお、本実施形態における被験者は、例えば、患者として、ユーザーは、医師として説明する。
上記画像属性情報及び患者情報は、モダリティ2で生成された医用画像に付帯する付帯情報となる。モダリティ2は、DICOM規格に則ったDICOMファイル形式で医用画像を生成する。DICOMファイルは、画像部とヘッダ部とから構成される。画像部には医用画像の画像データ、ヘッダ部に当該医用画像に関する付帯情報が書き込まれている。
医用画像処理装置3は、例えば診察室に設置される。医用画像処理装置3は、モダリティ2により生成された医用画像を患者情報と対応付けてデータベースに保存したり、医用画像に画像処理を施して医師による診断のために表示部に表示したりするための装置であり、一般的なPC(Personal Computer)に用いられるモニターよりも高精細のモニターを備えるものであってもよい。
また、医用画像処理装置3は、骨塩定量検査機能を備えている。骨塩定量検査は、左手及びアルミスロープが撮影された医用画像から骨塩定量を計測する検査である。
具体的には、本実施の形態においては、DIP法により骨塩定量検査を行うこととして説明する。DIP法は、図5に示すように、アルミスロープALと左手第二中手骨Bを並べて等倍でX線撮影して、得られた医用画像におけるアルミスロープALと第二中手骨Bの陰影濃度を比較解析するものである。アルミスロープALは、長手方向に1cmで1mm厚さの変わる斜度のついたアルミニウム製のスロープ部材である。撮影時には、アルミスロープALを患者左手の右隣に、手前に厚い側がくるように配置してモダリティ2によりX線撮影が行われる。
骨塩定量の計測は、DIP法により行われ、画像中のアルミスロープと左手第二中手骨Bの陰影濃度を比較し骨塩量を計測する公知の手法である。以下、図12A〜図12Bを参照してDIP法を用いた骨塩定量の計測について説明する。
まず、図12Aに示すように、指定された二点(X1、Y1)、(X2、Y2)の座標間の距離がL値(骨長)として算出される。次いで、骨塩定量最適化画像における二点間の中央部の、骨長の10パーセントの部分を縦幅、横幅を固定値とした範囲が計測領域として決定されるとともに、パターンマッチング等により画像中のアルミスロープの位置が検出される。そして、アルミスロープ像の濃度を基準にして計測領域内の骨の濃度がアルミスロープのどの厚さの部分と一致しているかに基づいて骨濃度GSが算出され、算出された骨濃度の積分値ΣGSを骨幅Dで除した値(ΣGS/D(mmAl))がDIP値(骨塩量)として算出される。更に、平均骨皮質幅MCI(MCI=(D−d)/D)が算出される。Dは骨幅、dは骨髄幅である。図12Bは、左手第二中手骨Bの中央部の断層面及び濃度プロファイルを示す図である。骨幅D、骨髄幅dは、例えば、図12Bに示すように、左手第二中手骨Bの中央部の濃度プロファイルに基づいて算出することができる。
なお、医用画像処理装置3は、後述するように、被写体となる患者の体型の個体差やモダリティ2の装置特性の変化による照射X線量の変動に拘わらず、読影に適した読影用画像を作成することができる。そのため、撮影時には特に個別に調整を行わず、固定の撮影条件で撮影を行うことができる。
医用画像処理装置3は、図2に示すように、制御部31、RAM32、記憶部33、操作部34、表示部35、通信部36、メディアドライブ37、計時部38等を備えて構成されており、各部はバス39により接続されている。
制御部31は、医用画像処理装置3の動作を統括制御するCPU(Central Processing Unit)31aと、CPU31aが読み出して実行するプログラムや固定データが記憶されたプログラムメモリー31bなどを備えている。プログラムメモリー31bは、ROMなどにより構成され、拡大表示制御プログラムb1を備えている。CPU31aは、プログラムメモリー31bに記憶されているシステムプログラムや処理プログラム等の各種プログラムを読み出してRAM32に展開する。さらに、CPU31aは、展開されたプログラムに従って後述する診断支援処理、骨塩定量計測処理をはじめとする各種処理を実行する。
拡大表示制御プログラムb1は、CPU31aに、骨塩定量画面352の二点指定欄352g上で、カーソルKを含む所定の範囲を所定の倍率で拡大表示する処理を実行させるためのプログラムである。
具体的には、CPU31aは、例えば、図11に示すように、骨塩定量の計測を行う骨塩定量画面352の左手第二中手骨の所定の二点を指定できる二点指定欄352g上で、カーソルKを含む所定の範囲(以下、範囲Qとする)を所定の倍率で拡大表示させる。ここで、範囲Qが占める面積は、適宜設定可能であって、例えば、範囲Qの縁部又は角をドラッグアンドドロップにより変更が可能であってもよい。また、範囲Qは、矩形に限定するものではなく、円形等、適宜変更可能である。また、拡大表示される倍率は、例えば、1.2倍等の固定倍率であってもよいし、拡大表示中にマウスホイールによって倍率を調節することができる等、可変であってもよく、適宜設定可能である。
RAM32は、制御部31により実行制御される各種処理において、プログラムメモリー31bから読み出された制御部31で実行可能な各種プログラム、入力若しくは出力データ及びパラメーター等を一時的に記憶するワークエリアを形成する。
また、RAM32は、受付装置4から受信した患者情報リストを記憶する。
また、RAM32は、骨塩定量の計測において算出されたL値(骨長)、DIP値、MCI、計測領域座標(左上(X3,Y3)、右下(X4,Y4))、検出されたアルミスロープの位置座標左上(左上(X5,Y5)、右下(X6,Y6))を一時的に記憶する。
記憶部33は、HDD(Hard Disk Drive)や半導体の不揮発性メモリー等により構成される。記憶部33には、医用画像を読影診断に適した画質に調整するための画像処理パラメーター(階調処理に用いる階調曲線を定義したルックアップテーブル(LUT)等)等が記憶されている。また、骨塩定量の計測で用いられる各種パラメーターの固定値(例えば、骨塩定量最適化画像の作成に用いるLUT、G値、S値等)が記憶されている。
また、記憶部33は、画像DB(Data Base)331、骨塩定量DB332を有している。
画像DB331は、医用画像や骨塩定量のグラフ画像を格納するためのデータベースである。画像DB331は、画像DB331に格納されている画像に関する各種情報を格納するための画像情報テーブル331aを有している。
画像情報テーブル331aは、図3に示すように、「UID」、「撮影日時」、「検査ID」、「撮影部位」、「患者ID」、「患者氏名」、「年齢」、「性別」、「画像保存先」等の項目を有しており、画像DB331に格納された各画像に係る検査情報、患者情報、画像保存先のパス等を記憶する。なお、画像保存先として、モダリティ2から送信された医用画像(オリジナル画像という)、オリジナル画像から作成された処理済み画像、オリジナル画像から作成されたサムネイル画像、骨塩定量検査により作成されたグラフ画像及びグラフ画像から作成されたグラフサムネイル画像、のそれぞれの画像保存先のパスを格納する。画像情報テーブル331aに格納される情報により、医用画像やグラフ画像は、患者情報や検査情報等と対応付けられ、患者情報や撮影日時等をキーとして検索可能に記憶される。
骨塩定量DB332は、骨塩定量検査の結果値や骨塩定量検査に用いたパラメーター等を格納するためのデータベースである。骨塩定量DB332は、図4に示すように、「検査ID」、「計測日時」、「患者ID」、「患者名」、「年齢」、「性別」、「結果値」、「パラメーター」等の項目を有し、骨塩定量検査毎のこれらの情報を格納する。結果値は、例えば、L値、DIP値、MCI等である。パラメーターは、例えば、検査時に指定された二点の座標((X1,Y1)、(X2,Y2))、計測対象領域の座標(左上(X3,Y3)、右下(X4,Y4))、アルミスロープの座標(左上(X5,Y5)、右下(X6,Y6))である。
操作部34は、医師によるカーソルK操作に基づき骨塩定量画面352の二点指定欄352g上に表示された画像中の左手第二中手骨Bの所定の二点を指定する。また、操作部34は、例えば、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下信号とマウスによる操作信号とを、入力信号として制御部31に出力する。
具体的には、操作部34は、医師のマウス等を用いた入力に基づき、図13に示すように、二点指定欄352gに表示された左手の第二中手骨Bの上端の最も突出している部分P1と下端の最も凹んでいる部分P2の二点をカーソルKにより指定する。
表示部35は、モダリティ2により被験者(患者)の左手をX線撮影して得られた画像データに基づく画像を表示する。例えば、表示部35は、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のモニターを備えて構成されており、制御部31から入力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
また、表示部35は、診断支援処理が開始されると、ビューアー画面351を表示し、骨塩定量計測処理が開始されると、骨塩定量画面352を表示する。骨塩定量画面352の一例を図10に示す。骨塩定量画面352には、診断対象患者の患者情報352a、撮影部位352b、計測日時352c、計測値352d、コメント欄352e、確定ボタン352f、二点指定欄352g等が表示されている。骨塩定量計測においては、左手の第二中手骨Bの上端の最も突出している部分と下端の最も凹んでいる部分の二点を指定する必要があり、この二点指定欄352gは、二点を指定するための画像を表示する。また、骨塩定量画面352には、画像中の左手第二中手骨Bの所定の二点を指定するカーソルKを表示する。具体的には、表示部35に骨塩定量画面352が表示されると同時に、図11に示すように、カーソルKを含む範囲Qが拡大表示される。例えば、骨塩定量画面352が表示されると同時にカーソルKが二点指定欄352g内に位置する場合は、カーソルKを含む範囲Qが拡大表示されるが、図10に示すように、二点指定欄352g外にカーソルKが位置する場合は、拡大表示はされない。これにより、指定箇所がわかりやすくなるため、患者の左手の骨の形状や配置により、二点の指定が困難である場合についても指定しやすくなる。また、二点指定欄352g外にカーソルKが位置する場合には、カーソルKを含む範囲Qの拡大表示がされないため、拡大表示を解除する操作を行うことなく好適に計測以外の操作を行うことができる。
通信部36は、ネットワークインターフェース等により構成され、スイッチングハブを介してネットワーク8に接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。
メディアドライブ37は、CD−R(Compact Disk Recordable)やDVD−R(Digital Versatile Disk Recordable)、MO(Magnet Optical)ディスク等の可搬型の記録メディアMに対しデータの読み出し又は書き込みを行う装置である。
受付装置4は、来院した患者の受付登録、会計計算、保険点数計算等を行うためのコンピューター装置であり、CPU、ROM、RAM等により構成される記憶部、キーボードやマウス等により構成される入力部、CRTやLCD等により構成される表示部、ネットワーク8に接続された各装置との通信を制御する通信部(いずれも図示せず)等を備えて構成されている。受付装置4は、入力部より受付入力画面の表示が指示されると、CPUと記憶部に記憶されたプログラムとの協働によるソフトウエア処理により、表示部に図示しない受付入力画面を表示する。この受付入力画面を介して入力部により受付情報(受付番号+患者氏名等)が入力されると、受付された患者の患者情報リストを作成(更新)して記憶部に記憶し、通信部により適宜、医用画像処理装置3に対して送信する。
イメージャー5は、医用画像処理装置3から送信された医用画像に基づいて、透過型記録媒体(フィルム)にレーザ露光することによって潜像を記録し、熱現象処理により潜像を可視化する光熱銀塩方式のプリンターである。
汎用プリンター6は、インクジェット方式或いはレーザ方式で反射型記録媒体(紙媒体、シール等)に画像を記録するプリンターである。
クライアントPC7は、例えば、医用画像処理装置3から送信された医用画像やグラフ画像を表示するコンピューター装置である。
〔骨塩定量検査の流れ〕
次に、施設内システム1を設置した医療施設における骨塩定量検査の流れ(1)〜(5)について説明する。
(1)まず、受付において、患者の受付が行われる。受付された患者の患者情報は受付装置4により入力され、この患者情報を含む患者情報リストが医用画像処理装置3に送信される。医用画像処理装置3においては、受付装置4から送信された患者情報リストがRAM32に記憶される。
(2)次いで、診察室において、診察や必要な検査の決定が行われる。診察は、問診や、患者の過去のカルテ、画像やレポートの閲覧等により行われる。
(3)骨塩定量検査が必要であると決定された場合、撮影室において、モダリティ2により患者の左手のX線撮影が行われる。
(4)左手のX線撮影後、撮影により得られた医用画像は、医用画像処理装置3において取り込まれ、骨塩定量の計測が行われ、結果値やグラフ等の計測結果(検査結果)が出力される。
(5)計測結果に基づいて診断や治療が行われる。
〔医用画像処理装置3の動作〕
次に、医用画像処理装置3の動作について説明する。
図6に、医用画像処理装置3の制御部31により実行される診断支援処理のフローチャートを示す。診断支援処理は、制御部31内のCPU31aとプログラムメモリー31bに記憶されているプログラムとの協働により実行される。
まず、表示部35に診断対象の患者についてのビューアー画面351が表示される(ステップS1)。ビューアー画面351は、医用画像をモダリティ2から取り込んで読影用に表示するための画面であるが、このビューアー画面351から骨塩量計測の実行を指示したり計測結果を表示したりすることができる。ビューアー画面351は、操作部34の所定の操作により表示部35に表示された患者リスト画面(受付装置4から送信された患者情報リストが表示された画面)から操作部34により診断対象の患者の患者情報を選択することにより表示される。
図7に、ビューアー画面351の一例を示す。図7に示すように、ビューアー画面351には、画像を表示するための画像表示欄351a、画像取込ボタン351b、計測ボタン351c、各種ツールボタン351d、印刷ボタン351e、患者表示欄351f、サムネイル表示欄351g、表示画像選択欄351h等が設けられている。
画像表示欄351aは、モダリティ2から取り込んだ医用画像や、検査結果のグラフ画像、同一患者の過去画像等を表示するための欄である。なお、図7においては画像表示欄351aに画像が表示された例を示しているが、ステップS1ではまだ画像は表示されていない(図7の読影用画像は、ステップS4において表示される)。
画像取込ボタン351bは、モダリティ2から送信される医用画像を現在診断対象となっている患者(患者表示欄351fに表示されている患者)の画像として取り込むことを指示するためのボタンである。画像取込ボタン351bが押下された場合、次に画像取込ボタン351bが押下されて取り込みの解除が指示されるか又はビューアー画面351が閉じられるか他の画面に遷移するまでの間にモダリティ2から受信された医用画像は、現在診断対象となっている患者の画像として取り込まれる。
計測ボタン351cは、計測メニューの表示を指示するためのボタンである。計測メニューには、骨塩定量計測が含まれる。
各種ツールボタン351dは、例えば、表示された医用画像に濃度コントラスト調整処理、画質調整処理等の画像処理を施すためのボタンである。ツールボタン351dの所望の項目のボタンが押下されると、項目に応じた入力欄、ボタン、ツールバー等が表示される。操作部34により、表示された入力欄への入力や、ボタンやツールバー等の操作が行われると、表示された画像に対して操作に応じた処理が行われる。例えば、医師が、濃度コントラストボタンを押下すると、濃度調整のスライドバー、コントラスト調整のスライドバー等が表示され、操作部34によりスライドバーを操作すると、CPU31aは、操作に応じた濃度やコントラストに画像表示欄351aに表示された画像を調整する。
印刷ボタン351eは、選択した画像を汎用プリンター6から印刷することを指示するためのボタンである。
患者表示欄351fは、現在診断対象として選択されている患者の患者情報を表示するための欄である。サムネイル表示欄351gは、画像表示欄351aに表示する医用画像を選択するために、同一患者の医用画像(過去に撮影された画像を含む)のサムネイル画像を表示するための欄である。
表示画像選択欄351hは、サムネイル表示欄351gに表示する画像の分類(CR、骨塩定量(グラフ))を選択するための欄である。
操作部34により画像取込ボタン351bが押下され、モダリティ2において撮影が行われると、撮影により得られた医用画像が取り込まれる(ステップS2)。
ステップS2においては、通信部36によりモダリティ2からの医用画像が受信されると、受信された医用画像が患者リスト画面において選択された患者の患者情報と対応付けられ、オリジナル画像として画像DB331に保存される。画像情報テーブル331aには、受信した画像のヘッダ部に書き込まれているUID、撮影日時、検査部位、オリジナル画像の保存先パス等が書き込まれる。また、オリジナル画像からサムネイル画像が作成され、画像DB331に保存されるとともに、サムネイル表示欄351gに表示される。また、作成されたサムネイル画像の保存先パスが画像情報テーブル331aに書き込まれる。
次いで、CPU31aは、読影用画像作成処理を実行し、オリジナル画像から読影用画像の作成を行う(ステップS3)。
ここで、モダリティ2では、毎回の撮影時には特に個別に調整を行わず、固定の撮影条件で撮影を行っている。そのため、オリジナル画像は、患者の体型(骨塩定量検査の場合は手の厚み)やモダリティ2の装置特性の変化等による照射X線量の変動によって画像にバラツキがある。しかし、読影する画像にバラツキがあると、安定した読影診断ができない。そこで、医用画像処理装置3においては、読影に適した画像を安定して出力するために、オリジナル画像に画像処理を施して、読影用として予め定められた基準を満たした読影用画像が作成される。画像処理の内容としては、例えば、階調変換処理、周波数強調処理、ダイナミックレンジ圧縮処理等が挙げられる。作成された読影用画像は、画像DB331に保存されるとともに、その保存先パスが画像情報テーブル331aに書き込まれる。
以下、読影用画像作成処理の内容について説明する。
〈照射野認識処理〉
階調変換処理、周波数強調処理等の前提として、まず入力されたオリジナル画像において照射野認識処理が実行される。照射野とは被写体を介してX線が到達した領域をいい、照射野認識処理ではこの照射野領域と照射野外領域(照射野を除く他の領域)との判別が行われる。これは、偏った信号値(画素のデジタル濃度信号値)の照射野外領域も含めて階調変換処理等を行うと適切な処理がなされないためである。
照射野認識の手法は何れのものを採用してもよい。例えば特開平5−7579号公報に開示のように、オリジナル画像を複数の小領域に分割し、この分割領域毎に分散値を求め、求めた分散値に基づいて照射野領域を判別することとしてもよい。通常、照射野外領域では略一様の到達X線量となるため、その小領域の分散値は小さくなる。一方、照射野領域のエッジを含む小領域では到達X線量が大きい部分(照射野外領域)と被写体によって到達X線量がいくらか低減された部分(照射野領域)とが混在することから、分散値は大きくなる。よって、分散値が一定値以上大きい小領域にエッジが含まれるとしてこのような小領域に囲まれる領域を照射野領域と判別する。
〈関心領域の設定と基準信号値の設定〉
照射野領域が判別されると、この照射野領域から関心領域(以下、ROI:Region Of Interestという)が設定される。このとき、ROIの設定とともに、基準信号値の設定が行われる。
ROIは、例えば、オリジナル画像の水平方向及び垂直方向を順次走査してそれぞれの方向における信号値のプロファイルを作成し、信号値のプロファイルに基づいて特定することができる。また、パターンマッチングによりROIを特定してもよく、その手法は何れを適用してもよい。
そして、特定されたROI領域の信号値のヒストグラムを作成し、このヒストグラムにおいて最大値側、最小値側から頻度が所定の割合のところの信号値をそれぞれ最大基準値H、最小基準値Lとして決定する。この最大基準値H、最小基準値Lは、オリジナル画像の信号値範囲を読影用画像における信号値範囲(最大値SH、最小値SL)に変換する際の基準値として用いられるものである。
〈階調変換処理〉
以上のようにして前処理が終了すると、階調変換処理が行われる。
階調変換処理は、オリジナル画像の濃度、コントラストを調整するための処理である。医師がX線画像の読影により人体構造の疾病の有無を診断する場合、X線画像上における構造物の濃度やコントラスト(階調性)に基づき、疾病の有無が判断される。よって、読影に適した濃度、コントラストに調整することにより、医師の疾病の検出作業を支援することができる。
階調変換処理は、(1)正規化処理、(2)基本LUT(ルックアップテーブル)を用いての変換処理の2段階で行い、最終的に読影用画像として予め定められた信号値範囲、階調特性となるように階調変換を行うものである。
従来、撮影にはスクリーン/フィルム方式が採用されていた背景から、スクリーン/フィルム方式で培われた階調特性(コントラスト)を目標として入力信号(読取信号)の変換処理が行われている。スクリーン/フィルム方式で得られる階調特性は、S字状の曲線となる。階調変換処理では、この階調特性を示すLUTを部位毎に基本LUTとして準備しておき、正規化処理によりオリジナル画像について個々の信号調整を行った後、この基本LUTを用いて信号値の変換を行う。
図8A、図8Bに、モダリティ2により検出されるX線量とそのX線量に応じて最終的に出力される読影用画像の信号値との関係を示す。
図8A、図8Bの座標系において、第4象限は、モダリティ2の輝尽性蛍光体プレートへの到達X線量と、オリジナル画像の信号値との関係(モダリティ2の読取特性)を示している。また、第3象限は、オリジナル画像の信号値と、正規化処理が施された後の正規化信号値の関係(正規化特性)を示している。第2象限は、正規化信号値と、基本LUTにより変換された読影用画像の信号値(デジタル濃度信号値)との関係(階調変換特性)を示している。なお、ここでは読影用画像の信号値を0〜4095の12ビット分解能としている。
第3象限において、正規化特性を示す直線はその傾きを変化させることにより画像の信号値の範囲(SH−SL間の大きさ)を調整することができるとともに画像全体のコントラストを変化させることができる。この傾きをG値とする。また、正規化特性を示す直線の切片を変化させることにより、画像の信号値の範囲全体の高低(SH−SLの移動)を調整し、これにより画像全体の濃度を変化させることができる。この切片をS値とする。
例えば、図8Aに示すように、標準的な体型の患者Paと、体厚の厚い患者Pbとを撮影した場合、患者Pbでは到達X線量の幅が広くなり、結果的に患者Paに比べて濃度分布の広い画像となる。患者Pbの画像を患者Paと同等の濃度及びコントラストの画像としたい場合は、患者PaのG値より患者PbのG値が大きくなるように調整すれば(患者Paの正規化特性直線を図8AのLa、患者Pbの正規化特性直線をLbとする)、患者Paと同等の濃度範囲(SH−SLの範囲)及びコントラストの画像(正規化画像)を得ることができる。よって、患者Paと患者Pbを同じ基本LUTを用いて階調変換処理を行えば同等の画像を得ることができる。
また、例えば、図8Bに示すように、同じ体型の患者Pc、Pdを異なるX線量で撮影した場合、線量の多い患者Pdでは患者Pcに比べて全体的に高濃度の画像となり、フィルム等に出力したときに有効濃度範囲から外れるため、コントラストも低下し、読影に適さない画像となる。この患者Pdの画像を患者Pcと同等の濃度の画像としたい場合は、患者PcのS値より患者PdのS値が大きくなるように調整すれば(患者Pcの正規化特性直線を図8BのLc、患者Pbの正規化特性直線をLdとする)、患者Pcと同等の濃度範囲(SH−SLの範囲)の画像(正規化画像)を得ることができる。よって、患者Pcと患者Pdを同じ基本LUTを用いて階調変換処理をしても同等の画像を得ることができる。
すなわち、階調変換特性を示す直線の傾きG値、切片S値を階調変換パラメーターとしてこれを制御することにより、読影用画像として予め定められた基準を満たす濃度範囲及びコントラストの画像となるように調整することができる。
G値は、下記式(1)により決定される。
G=(D2−D1)/(logE2−logE1)・・・(1)
ここで、
D1=0.25+Fog、D2=2.0+Fog、Fog=0.2であり、
E1、E2はそれぞれD2、D1に対応する入射X線量である。
胸部や乳房等の人体各部位を観察対象とする場合、G値は一般に、2.5〜5.0程度のものが用いられることが多い。
また、S値は下記式(2)により求められる。
S=QR×P1/P2・・・(2)
ここで、
QRは量子化領域値であり、P1は信号値1535(QR=200、出力濃度1.2)となる到達X線量、P2は階調変換後の画像で出力濃度1.2となった画素の実際の到達X線量である。
P1の値は、撮影前の量子化領域QR値の設定で一意に決まるものである。
〈周波数強調処理〉
周波数強調処理としては、例えば特公昭62−62373号に示されるアンシャープマスク処理や、特開平9−44645号公報に示される多重解像度解析を適用することができる。周波数強調処理では、下記の式(3)で示される演算を行ってオリジナル画像に含まれるあるマスクサイズの特定の周波数成分に強調係数αを乗じて強調することにより、オリジナル画像から所望の鮮鋭度の画像を得る。
S=So+α(So−Sus)・・・(3)
なお、 S :周波数処理画像信号
So :オリジナル画像信号
Sus:非鮮鋭画像信号
α :強調係数
ここで、非鮮鋭画像信号Susは、注目画素を中心として一辺が2N+1画素(Nは正の整数)の正方形領域(マスク)を設定し、マスク内の画素値の平均値を中心画素の非鮮鋭画像信号としたものである。
周波数強調処理により、骨等の構造物のエッジが強調された画像を得ることができる。
〈ダイナミックレンジ圧縮処理〉
ダイナミックレンジ圧縮処理としては、例えば特許250950号に示される手法を適用することができる。ダイナミックレンジ圧縮処理では、下記の式(4)で示される演算を行って、ある信号値Aより低濃度領域の画像信号に補正係数βを乗じて補正を行うことにより、当該低濃度領域の濃度階調を圧縮する。
S=So+β(A−Sus)・・・(4)
ただし、β=βL(Sus≦A)
β=βH(Sus>A)
なお、 S :ダイナミックレンジ圧縮処理画像信号
So :オリジナル画像信号
Sus:非鮮鋭画像信号
β :補正係数
A :定数(閾値)
以上のように、オリジナル画像に階調変換処理、周波数強調処理、ダイナミックレンジ圧縮処理を施すことにより、読影用画像が作成される。
次いで、作成された読影用画像がビューアー画面351の画像表示欄351aに表示される(ステップS4。図7参照)。医師は、読影用画像を観察することで、撮影がうまくいったか(再撮影が必要であるか否か)を確認することができる。また、計測を必要としない検査の場合、読影用画像を読影して診断を行うことができる。その際、ツールボタン351dを操作して、所望の画質に調整することができる。また、詳細を後述するが、骨塩定量の計測においては、医師(ユーザー)が左手第二中手骨B上の二点を指定する必要がある。この二点の指定を容易にするために、予めツールボタン351dの濃度コントラストボタンや画質調整ボタンを操作して、医師が二点の指定のしやすい、エッジが強調された画像に調整しておくこともできる。
操作部34により、計測メニューボタン351cの押下及び骨塩定量計測メニューの選択以外の操作が行われると(ステップS5;No)、操作に応じた処理が実行される(ステップS6)。操作部34により終了ボタン351iが押下されると(ステップS7;Yes)、診断支援処理は終了する。
一方、操作部34により計測メニューボタン351cが押下され、骨塩定量計測メニューが選択されると(ステップS5;Yes)、骨塩定量計測処理が実行される(ステップS8)。
図9に、制御部31により実行される骨塩定量計測処理のフローチャートを示す。骨塩定量計測処理は、制御部31内のCPU31aとプログラムメモリー31bに記憶されているプログラムとの協働により実行される。
骨塩定量計測処理においては、まず、骨塩定量最適化画像作成処理が実行され、作成された読影用画像から骨塩定量最適化画像が作成され、RAM32に一時保存される(ステップS101)。
ここで、読影用画像は、読影診断には向いているが、骨塩定量の計測には不適合である。具体的に、骨塩定量の計測で要求される画像は、読影時に要求される画像とは階調、濃度、コントラストが異なる。また、骨塩定量の計測では、周波数強調処理やダイナミックレンジ圧縮処理が施されていると正しい計測結果が得られなくなる。即ち、読影用画像から骨塩定量の計測を実施してしまうと、正しい計測結果が得られなくなる。
そこで、本実施の形態においては、骨塩定量の計測が指示された際に自動的に骨塩定量最適化画像作成処理を実行して読影用画像から骨塩定量の計測に適した骨塩定量最適化画像を作成し、当該骨塩定量最適化画像を計測に用いることで、読影用画像を用いて計測することにより計測結果が誤ることを防止することができる。
また、読影用画像は予め定められた基準を満たす画像であるので、個々の画像毎にパラメーターを調整する必要はなく固定のパラメーターを用いて読影用画像から骨塩定量最適化画像を作成することができる。本実施の形態においては、例えば、階調変換曲線(LUT)をBONE−02、濃度補正値(S値)を250、コントラスト値(G値)を2.50とした固定のパラメーターで、読影用画像に階調処理を施す。また、読影用画像に周波数強調処理、ダイナミックレンジ圧縮処理が施されている場合には、周波数強調処理(ダイナミックレンジ圧縮処理)を行ったときに使用したパラメーターを用いて、周波数強調処理(ダイナミックレンジ圧縮処理)を行った変換の逆変換が行われる。なお、骨塩定量最適化画像作成処理には、ビューアー画面351において調整の行われていない読影用画像を用いることとする。
次いで、CPU31aは、表示部35に骨塩定量画面352を表示させる(ステップS102)。ステップS102においては、測定値352dとして、骨塩定量DB332に記憶されている、診断対象患者の最終の結果値(即ち、前回結果値)が読み出され、初期表示される。
また、骨塩定量画面352の二点指定欄352gに表示する画像は、読影用画像(又は、調整済みの読影用画像)を表示する。骨塩定量最適化画像は、読影用画像に比べて全体的に暗く(図14参照)、また、読影用画像に施されている周波数強調処理のような骨部分のエッジを強調する処理が施されていない。そのため、患者の左手の骨の形状や配置によっては、二点の指定が非常に困難な場合があるからである。なお、骨塩定量画面352の二点指定欄352gに表示する画像は、読影用画像又は調整済みの読影用画像が好適であるが、一例であって、骨塩定量最適化画像を用いてもよい。
ここで、表示部35に骨塩定量画面352が表示されると同時に、CPU31aは、例えば、図11に示すように、二点指定欄352gのカーソルKを含む範囲Qを拡大表示させる(ステップS103)。
続いて、カーソルKにより二点指定欄352gに表示される左手第二中手骨Bの二点が、例えば、操作部34のマウスでクリックされることにより指定され(ステップS104)、指定された二点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)がRAM32に一時的に記憶される。ステップS104にて第二中手骨Bの二点が指定されると、カーソルKを含む範囲Qの拡大表示が解除される(ステップS105)。そして、この二点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)と骨塩定量最適化画像を用いて上述したDIP法による骨塩定量の計測が行われる(ステップS106)。
骨塩定量の計測が終了すると、骨塩定量画面352に結果値が表示される(ステップS107)。図13に、骨塩定量計測後の骨塩定量画面352を示す。図13に示すように、ステップS107においては、骨塩定量画面352の測定値352dに、ステップS106における計測により得られた結果であるΣGS/D、MCIが表示される。また、二点指定欄352gに表示されている画像上に、指定された二点の座標P1、P2、測定領域R1、検出されたアルミスロープの位置R2がアノテーションで表示される。
そして、指定された二点の座標P1、P2は、カーソルKによりそのアノテーションをドラッグアンドドロップで移動させることができ、カーソルK操作に伴い、カーソルKを含む範囲Qが所定の倍率で拡大表示がされる。
具体的には、CPU31aは、アノテーションP1(P2)の位置を変更する場合に、カーソルKの操作によりアノテーションP1(P2)が移動する間(ドラッグ)、二点指定欄352gのカーソルKを含む範囲Qを拡大表示させる。そして、アノテーションP1(P2)の移動をやめる(ドロップ)と、カーソルKを含む範囲Qの拡大表示を解除させる。即ち、カーソルKのドラッグアンドドロップ操作の間、CPU31aは、カーソルKを含む範囲Qを拡大表示させる。なお、測定領域R1、検出されたアルミスロープの位置R2のアノテーションについてもカーソルKの操作により移動できる構成であってもよく、それぞれの位置を変更する場合もカーソルKを含む範囲Qを拡大表示させてもよい。また、カーソルKのドラッグアンドドロップの操作に伴い、二点指定欄352gのカーソルKを含む範囲Qを拡大表示させる構成としたが、例えば、拡大ボタンを骨塩定量画面352に備え、操作部34の押下により拡大表示を開始及び終了させる構成としてもよい。
次いで、CPU31aは、骨塩定量画面352の指定された二点の座標P1、P2の移動があったか否かを判断する(ステップS108)。ここで、移動とは、指定された二点のうち少なくとも一方がカーソルKのドラッグアンドドロップの操作により位置が変更されたことをあらわしている。
二点の座標P1、P2の移動があったと判断されると(ステップS108;Yes)、処理はステップS106に戻り、新たに指定された(移動後の)二点を用いて、再度計測が実行される。
一方、二点の座標P1、P2が移動されず(ステップS108;No)、確定ボタン352fが押下されると(ステップS109;Yes)、計測結果が確定される。確定ボタン352fが押下されないと(ステップS109;No)、ステップS108の処理に移行する。
そして、計測結果が確定されると、骨塩定量最適化画像、結果値及び計測に用いたパラメーターが骨塩定量DB332に保存され(ステップS110)、処理は図6のステップS9に移行する。
ステップS110においては、具体的には、骨塩定量DB332に新たなレコードが追加され、結果値及び計測に用いたパラメーター(算出されたL値、DIP値、MCI、二点指定座標((X1,Y1)、(X2,Y2))、測定領域座標(左上(X3,Y3)、右下(X4,Y4))、検出されたアルミスロープの位置座標左上(左上(X5,Y5)、右下(X6,Y6))が書き込まれる。また、骨塩定量最適化画像が画像DB331に保存され、画像情報テーブル331aの、当該検査のレコードの処理済み画像の保存先パスが骨塩定量最適化画像のパスに変更される。
図6のステップS9においては、計測により得られた結果値に基づいて、グラフ画像及びそのサムネイル画像が作成される(ステップS9)。
ステップS9においては、まず、例えば、横軸を日付、縦軸をΣGS/D(mmAl)としたグラフ領域が描画される。次いで、骨塩定量DB332から同一患者IDを持つ過去のレコードが検索され、検索されたレコードのΣGS/Dがグラフ領域に日付順にプロットされる。また、グラフとともに、検索されたレコードのΣGS/DとMCIの値の経時的な変化を一覧にした結果一覧表が作成される。更に、骨塩定量DB332に記憶されている結果値に基づいて、今回の結果が同年代の平均値の何パーセントか(同年代比)、若年成人平均値(YAM)の何パーセントか(YAM比)、が算出され、患者情報、今回の結果値の数値、同年代比、YAM比、グラフ、結果一覧表を含む1枚のグラフ画像が作成される。画像のファイルフォーマットは、PNG、JPEG、PDF等、何れでも良い。作成されたグラフ画像は、画像DB331に保存され、画像情報テーブル331aの、当該検査のレコードに、グラフ画像の保存先パスが格納される。また、グラフ画像のサムネイル画像が作成され、画像DB331に保存されるとともに、画像情報テーブル331aの、当該検査のレコードに、グラフサムネイル画像の保存先パスが格納される。
グラフの作成が終了すると、作成されたグラフ画像を表示したビューアー画面351が表示部35に表示される(ステップS10)。
図14に、グラフが表示されたビューアー画面351の一例を示す。画像表示欄351aには、ステップS9で作成されたグラフ画像及び計測元となった骨塩定量最適化画像が並べて表示される。
医師は、グラフ画面を確認することで、患者の骨塩量の変化を把握することができ、治療の必要性や方針をたてることができる。また、グラフと計測元の画像とを並べて表示するので、前回の結果から大きな変化があった場合、計測元の画像を観察することにより、その結果が正しいのか、撮影条件(撮影倍率、撮影角度や手の配置の仕方等)に起因するものなのかの判断が容易となる。
操作部34により印刷ボタン351cが押下されると(ステップS11)、グラフ画像のデータが通信部36により汎用プリンター6に送信され、汎用プリンター6からグラフ画像が印刷出力される(ステップS12)。
操作部34により終了ボタン351iが押下されると(ステップS13;Yes)、診断支援処理は終了する。
以上説明したように、本実施の形態における医用画像処理装置3によれば、CPU31aは、医師によるカーソルK操作に基づき画像中の左手第二中手骨Bの所定の二点を指定し、骨塩定量画面352の画像が表示された二点指定欄352g上で、カーソルKを含む範囲Qを所定の倍率で拡大表示させるので、画像中の左手第二中手骨Bの周辺にカーソルKを移動させることで、画像全体を表示しながら所定の二点の周辺のみを拡大することができる。従って、患者の左手の骨の形状や配置により、二点の指定が困難である場合についても、医師は、二点指定欄352gに表示された画像中の所定の位置の指定を容易に行うことができる。
また、CPU31aは、表示部35の骨塩定量画面352(二点指定欄352g)が表示されてから二点指定欄352g上でカーソルKにより所定の二点の位置が指定されるまでの間、カーソルKを含む範囲Qを所定の倍率で拡大表示させるので、細部が見やすく、所定の位置の指定を容易に行うことができる。また、二点が指定されるまで拡大表示が解除されることがないので、範囲Qの拡大表示がされていることにより、二点を指定する処理が継続していることを医師に認識させることができる。
また、CPU31aは、指定された所定の二点の位置を変更する場合、カーソルK操作に伴い、カーソルKを含む範囲Qを所定の倍率で拡大表示させる。従って、医師は、指定した二点の位置を微調整したい場合に、拡大表示に切り替えることなく二点の位置の微調整を好適に行うことができ、所定の位置の指定を容易に行うことができる。
<変形例1>
変形例1の施設内システム1及び医用画像処理装置3の構成は実施形態1と略同様であるため、詳細な説明は省略する。
図15に、医用画像処理装置3の制御部31により実行される診断支援処理のフローチャートを示す。実施形態1と同様のステップについては同じ符号を用いている。
上記実施形態1の骨塩定量計測処理と同様に、表示部35に骨塩定量画面352が表示されると(ステップS102)、CPU31aは、例えば、図11に示すように、骨塩定量画面352のカーソルKが表示されている部分の周囲を拡大表示させる(ステップS103)。続いて、カーソルKにより二点指定欄352gに表示される左手第二中手骨Bの二点が、例えば、操作部34のマウスでクリックされることにより指定され(ステップS104)、指定された二点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)がRAM32に一時的に記憶される。そして、この二点の座標(X1,Y1)、(X2,Y2)と骨塩定量最適化画像を用いて上述したDIP法による骨塩定量の計測が行われる(ステップS106)。
骨塩定量の計測が終了すると、骨塩定量画面352に結果値が表示される(ステップS107)。図13に、骨塩定量計測後の骨塩定量画面352を示す。図13に示すように、ステップS107においては、骨塩定量画面352の測定値352dに、ステップS106における計測により得られた結果であるΣGS/D、MCIが表示される。また、二点指定欄352gに表示されている画像上に、指定された二点の座標P1、P2、測定領域R1、検出されたアルミスロープの位置R2がアノテーションで表示される。
そして、P1、P2は、カーソルKによりそのアノテーションをドラッグアンドドロップで移動させることができ、骨塩定量画面352の二点の座標P1、P2の移動があったか否かが判断される(ステップS108)。
二点の座標P1、P2の移動があったと判断されると(ステップS108;Yes)、処理はステップS106に戻り、新たに指定された(移動後の)二点を用いて、再度計測が実行される。
一方、二点の座標P1、P2が移動されず(ステップS108;No)、確定ボタン352fが押下されると(ステップS109;Yes)、計測結果が確定される。即ち、制御部31は、確定ボタン352fが押下されることにより、指定された所定の二点の位置を確定する。
計測結果が確定されると、CPU31aは、骨塩定量画面352の二点指定欄352g上のカーソルKを含む範囲Qの拡大表示を解除する(ステップS205)。
そして、骨塩定量最適化画像、結果値及び計測に用いたパラメーターが骨塩定量DB332に保存され(ステップS110)、処理は図6のステップS9に移行する。
以上説明したように、変形例1における医用画像処理装置3によれば、CPU31aは、表示部35の骨塩定量画面352(二点指定欄352g)が表示されてから指定された所定の二点の位置が操作部34の入力により確定されるまでの間、カーソルKを含む範囲Qを所定の倍率で拡大表示させる。従って、医師は、操作部34により二点を一度指定した後であっても、確定ボタン352fを押下するまでは二点指定欄352g上の二点の位置を移動させることなく、カーソルKを含む範囲Qを拡大表示で見ることができるので、指定した二点と周辺を比較することができ、所定の位置の指定を容易に行うことができる。
なお、上述した本実施の形態における記述は、本発明に係る好適な施設内システムの一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態においては、骨塩定量の計測結果を表示部35に表示出力するとともに、必要に応じて汎用プリンター6から出力することとして説明したが、メディアドライブ37により記録メディアMに出力したり、通信部36を介してネットワーク8に接続されたクライアントPC7等に送信したりすることとしてもよい。
また、拡大表示を解除するタイミングは、上記実施形態1及び変形例1の場合に加えて、医師(ユーザー)により適宜解除可能な設定を備えていてもよい。また、実施形態1において、拡大表示は、骨塩定量画面352が表示されてから第二中手骨Bの所定の二点を指定するまでまたは指定された二点を移動させる間のどちらか一方のみで行われる構成であってもよい。
また、例えば、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体としてハードディスクや半導体の不揮発性メモリー等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD-ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、医用画像処理装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 施設内システム
2 モダリティ
3 医用画像処理装置
4 受付装置
5 イメージャー
6 汎用プリンター
7 クライアントPC
8 ネットワーク
31 制御部
b1 拡大表示制御プログラム
32 RAM
33 記憶部
331 画像DB
331a 画像情報テーブル
332 骨塩定量DB
34 操作部
35 表示部
351 ビューアー画面
352 骨塩定量画面
352g 二点指定欄
36 通信部
37 メディアドライブ
38 計時部
39 バス
B 第二中手骨
K カーソル
Q 範囲(所定の範囲)

Claims (4)

  1. 撮像装置により被験者の左手をX線撮影して得られた画像データに基づく骨塩定量用の読影用画像を表示する表示部を備えた医用画像処理装置であって、
    ユーザーによるカーソル操作に基づき前記読影用画像中の左手第二中手骨の所定の二点を指定する操作部と、
    前記表示部の前記読影用画像が表示された骨塩定量用の二点指定画面で、前記表示部に前記画面が表示されてから前記画面上で前記カーソルにより前記所定の二点の位置が指定されるまでの間継続的に、前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で前記読影用画像上に重畳的に拡大表示させる制御部と、
    を備えることを特徴とする医用画像処理装置。
  2. 前記制御部は、
    前記指定された所定の二点の位置を変更する場合、
    前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で拡大表示させることを特徴とする請求項1に記載の医用画像処理装置。
  3. 前記左手第二中手骨の所定の二点は、左手の第二中手骨の上端の最も突出している部分と下端の最もへこんでいる部分の二点であることを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像処理装置。
  4. 撮像装置により被験者の左手をX線撮影して得られた画像データに基づく骨塩定量用の読影用画像を表示する表示部を備えた医用画像処理装置のコンピューターに、
    ユーザーによるカーソル操作に基づき前記読影用画像中の左手第二中手骨の所定の二点を指定する操作機能、
    前記表示部の前記読影用画像が表示された骨塩定量用の二点指定画面で、前記表示部に前記画面が表示されてから前記画面上で前記カーソルにより前記所定の二点の位置が指定されるまでの間継続的に、前記カーソルと重なる部分を含む前記読影用画像のカーソルの周囲の範囲を所定の倍率で前記読影用画像上に重畳的に拡大表示させる制御機能、
    を実現させるためのプログラム。
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