JP2011115264A - 医用情報表示装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】情報不足による誤診を防ぎつつ、読影効率を向上させる。
【解決手段】医用画像上に当該医用画像に関する関連情報D3a〜D3iを付加して表示部に表示させる際に、注目領域51内は、その部分の医用画像を表示させるとともに、医用画像上に関連情報D3e,D3fを表示させる。一方、注目領域以外の領域52については、注目領域51の輝度より低い予め定められた輝度でマスクして表示させるとともに、注目領域以外の領域52上に付加される関連情報D3a,D3b,D3c,D3d,D3g,D3h,D3iを、注目領域51の輝度より低く且つ注目領域以外の領域52をマスクした輝度より高い予め定められた輝度で表示させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、医用情報表示装置及びプログラムに関する。
近年、女性の乳癌の罹患率が上昇傾向にある。乳癌は、早期に発見されれば治癒率が高い病気であり、定期的に検診を行うことが推奨されている。乳癌の発見率を向上させるためには、乳房をX線撮影した画像に対して二重読影を行うことが有効であると言われている。二重読影とは、患者を撮影した医用画像を第1の医師が読影した後、第2の医師が読影することである。しかし、現在、乳癌検診において、乳房画像の読影医の数は絶対的に不足しており、十分な検診を行うことができないのが実情であった。
そのような状況の中、コンピュータ技術の発展により、コンピュータによる診断支援機能(CAD:Computer-Aided Diagnosis)が登場した。この機能は、デジタル撮影された医用画像の解析を行い、病変と思われる領域に対して注釈を付加してディスプレイ上で表示を行い、医師の読影を助ける機能である。乳房画像に対しては、腫瘤や微小石灰化等の病変の可能性がある異常陰影候補領域が検出される。
医師が医用画像を読影する際には、図9に示すように、医用画像60上に患者情報、検査情報、異常陰影候補の検出結果を示すCAD結果情報等の医用画像60に関する関連情報が付加されて表示される。CAD結果情報には、医用画像上の異常陰影候補に対応する点や領域を示す位置情報や、異常陰影候補の説明を表す文字情報等が含まれる。図9は、医用画像60として、乳房をX線撮影した乳房画像を用いた場合の例である。医師は、医用画像60上に付加された関連情報を参考にしながら、読影を行う。
ところで、医師が医用画像のある領域について集中して読影を行いたい場合に、医用画像のうち、その領域以外の領域をマスクする医療用画像処理装置が提案されている(特許文献1参照)。これにより、医師は、マスクされていない部分の画像に集中することができ、診断能力が向上する。
図10に、図9に示す医用画像60について、注目領域61のみ画像を表示させ、注目領域以外の領域62をマスクした表示例を示す。注目領域61については、領域内の画像上にCAD結果情報(異常陰影候補の輪郭、及び、異常陰影候補の位置を示す三角マーク)が付加された状態で表示されているが、注目領域以外の領域62は、黒色で一様にマスクされている。
特開2001−076074号公報
しかしながら、図10に示す例では、注目領域以外の領域62に付加されていた患者情報、検査情報、CAD結果情報等の関連情報についてもマスクされてしまうので、医師が診断に必要な情報を得ることができず、誤診につながるおそれがあった。
そこで、図11に示すように、注目領域以外の領域62については、医用画像をマスクした状態でさらに関連情報を付加して表示させることが考えられる。しかし、高輝度で関連情報を表示させると、注目領域以外の領域62であるにもかかわらず、関連情報の存在が目立ってしまい、読影の妨げとなるおそれがあった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、情報不足による誤診を防ぎつつ、読影効率を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、医用画像上に当該医用画像に関する関連情報を付加して表示手段に表示する医用情報表示装置であって、前記医用画像における注目領域を指定するための操作手段と、前記医用画像の前記注目領域以外の領域を前記注目領域の輝度より低い予め定められた輝度でマスクして前記表示手段に表示させ、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記注目領域の輝度より低く且つ前記注目領域以外の領域をマスクした輝度より高い予め定められた輝度で前記表示手段に表示させる制御手段と、を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の医用情報表示装置において、前記操作手段は、さらに、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報の輝度を変更可能に構成され、前記制御手段は、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記操作手段により変更された輝度で前記表示手段に表示させる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の医用情報表示装置において、前記関連情報は、前記医用画像の患者情報、検査情報、シリーズ情報又は画像識別情報を含む。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の医用情報表示装置において、前記関連情報は、前記医用画像から検出された異常陰影候補の検出結果を示す情報を含む。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の医用情報表示装置において、前記医用画像は、乳房をX線撮影した乳房画像である。
請求項6に記載の発明は、医用画像上に当該医用画像に関する関連情報を付加して表示手段に表示するコンピュータを、前記医用画像における注目領域を指定するための操作手段、前記医用画像の前記注目領域以外の領域を前記注目領域の輝度より低い予め定められた輝度でマスクして前記表示手段に表示させ、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記注目領域の輝度より低く且つ前記注目領域以外の領域をマスクした輝度より高い予め定められた輝度で前記表示手段に表示させる制御手段、として機能させるためのプログラムである。
本発明によれば、情報不足による誤診を防ぎつつ、読影効率を向上させることができる。
医用画像システムのシステム構成図である。 CAD装置の機能的構成を示すブロック図である。 画像サーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 クライアントビューア端末の機能的構成を示すブロック図である。 クライアントビューア端末において実行される医用画像表示処理を示すフローチャートである。 関連情報が付加された医用画像の表示例である。 マスク適用処理を示すフローチャートである。 マスクが適用された医用画像の表示例である。 従来の医用画像の表示例である。 注目領域以外の領域をマスクした従来の表示例である。 注目領域以外の領域をマスクして関連情報を付加した従来の表示例である。
以下、図面を参照して、本発明に係る医用情報表示装置の一実施形態について説明する。
図1に、医用情報表示装置としてのクライアントビューア端末40を含む医用画像システム100のシステム構成を示す。図1に示すように、医用画像システム100は、モダリティ10、CAD装置20、画像サーバ装置30及びクライアントビューア端末40が、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介してデータ通信可能に接続されて構成されている。ネットワークNは、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)規格が適用されている。
モダリティ10は、患者を撮影して医用画像の画像データのファイル(以下、画像ファイルという。)D1(図2参照)を生成し、この画像ファイルD1をCAD装置20及び画像サーバ装置30へそれぞれ送信する。モダリティ10としては、CR(Computed Radiography)装置、CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置等が用いられる。例えば、モダリティ10は、患者の乳房をX線撮影した乳房画像の画像ファイルD1を生成する。
CAD装置20は、モダリティ10から医用画像の画像ファイルD1を受信し、医用画像の画像解析を行い、異常陰影候補の検出を行う。そして、CAD装置20は、検出された異常陰影候補の検出結果を示すCAD結果情報D2(図2参照)を生成する。
図2に、CAD装置20の機能的構成を示す。図2に示すように、CAD装置20は、制御部21、操作部22、表示部23、通信部24、ROM(Read Only Memory)25、記憶部26を備えて構成され、各部はバス27により接続されている。
制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等から構成され、CAD装置20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部22から入力される操作信号又は通信部24により受信される指示信号に応じて、ROM25又は記憶部26に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部22は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)により構成され、制御部21から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部24は、モダリティ10、画像サーバ装置30等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM25は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部26は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部26には、異常陰影の種類に応じた検出アルゴリズムに従って異常陰影候補の検出を行う検出プログラムが記憶されている。また、記憶部26には、画像ファイルD1、CAD結果情報D2が記憶される。
制御部21は、記憶部26に記憶されている検出プログラムとの協働により、医用画像から異常陰影候補を検出し、CAD結果情報D2を生成する。CAD結果情報D2には、異常陰影候補の位置を示す位置情報や、異常陰影候補の説明を表す文字情報等が含まれる。各異常陰影候補の位置は、医用画像内において各異常陰影候補の領域(輪郭)を示すものであってもよいし、各異常陰影候補の代表点(例えば重心等)を示すものであってもよい。例えば、CAD装置20は、乳房画像から腫瘤、微小石灰化等の異常陰影候補を検出する。
異常陰影候補の検出アルゴリズムとしては、公知のものを適用可能である。乳房画像における腫瘤の検出アルゴリズムとしては、例えば、アイリスフィルタ、ラプラシアンフィルタ等を用いた方法が適用可能である。また、微小石灰化の検出アルゴリズムとしては、例えば、モルフォロジーフィルタ、ラプラシアンフィルタ、3重リングフィルタ等を用いた方法が適用可能である。
制御部21は、生成したCAD結果情報D2を、通信部24を介して画像サーバ装置30に送信する。
画像サーバ装置30は、PACS(Picture Archiving and Communication System)により構成され、モダリティ10から受信した画像ファイルD1等を保存し、クライアントビューア端末40等の外部機器からの要求に応じて画像ファイルD1等を提供する。
図3に、画像サーバ装置30の機能的構成を示す。図3に示すように、画像サーバ装置30は、制御部31、操作部32、表示部33、通信部34、ROM35、記憶部36を備えて構成され、各部はバス37により接続されている。
制御部31は、CPU、RAM等から構成され、画像サーバ装置30の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部32から入力される操作信号又は通信部34により受信される指示信号に応じて、ROM35又は記憶部36に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部32は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部31に出力する。
表示部33は、LCDにより構成され、制御部31から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部34は、モダリティ10、CAD装置20、クライアントビューア端末40等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM35は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部36は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。具体的には、記憶部36には、モダリティ10から受信した画像ファイルD1と、CAD装置20から受信したCAD結果情報D2と、が対応付けられて記憶される。また、記憶部36には、DB(DataBase)361が記憶されている。
DB361は、患者情報テーブル362、検査情報テーブル363、シリーズ情報テーブル364、画像識別情報テーブル365から構成される。
患者情報テーブル362には、患者ID毎に、患者名、生年月日、性別等の患者に関する各種情報が格納されている。患者IDは、各患者に対応付けられている識別情報である。
検査情報テーブル363には、検査ID毎に、患者ID、受付番号、検査日、検査時刻、読影医、承認日等の検査に関する各種情報が格納されている。検査IDは、各検査に対応付けられている識別情報である。
シリーズ情報テーブル364には、シリーズ番号毎に、検査ID、モダリティ、検査部位、撮影条件等のシリーズに関する各種情報が格納されている。シリーズ番号は、各シリーズに対応付けられている識別情報である。
画像識別情報テーブル365には、画像番号毎に、シリーズ番号、画像サイズ、画像ファイルD1の格納場所を示すファイルパス名等の画像に関する各種情報が格納されている。画像番号は、画像ファイルD1のそれぞれに対応付けられている識別情報である。
制御部31は、通信部34を介してモダリティ10から画像ファイルD1を取得する。また、制御部31は、画像ファイルD1を解析して得られたCAD結果情報D2を、通信部34を介してCAD装置20から取得する。そして、制御部31は、取得した画像ファイルD1とCAD結果情報D2とを対応付けて記憶部36に記憶させる。
制御部31は、クライアントビューア端末40から画像ファイルD1の取得要求があった場合に、当該画像ファイルD1に対応付けられているCAD結果情報D2と、DB361に格納されている情報のうち当該画像ファイルD1に対応する情報とに基づいて、当該画像ファイルD1に関する関連情報D3を生成する。関連情報D3には、患者情報(患者ID、患者名、生年月日、性別等)、検査情報(検査ID、受付番号、検査日、検査時刻、読影医、承認日等)、シリーズ情報(シリーズ番号、モダリティ、検査部位、撮影条件等)、画像識別情報(画像番号、画像サイズ等)、CAD結果情報D2等が含まれる。そして、制御部31は、取得要求があった画像ファイルD1と関連情報D3とをクライアントビューア端末40に送信する。
DB361から画像ファイルD1に対応する情報を取得する際、まず、制御部31は、画像識別情報テーブル365を参照して、処理対象の画像ファイルD1の画像番号に対応するシリーズ番号等の情報を取得する。次に、制御部31は、シリーズ情報テーブル364を参照して、取得したシリーズ番号に対応する検査ID等の情報を取得する。次に、制御部31は、検査情報テーブル363を参照して、取得した検査IDに対応する患者ID等の情報を取得する。次に、制御部31は、患者情報テーブル362を参照して、取得した患者IDに対応する情報を取得する。
クライアントビューア端末40は、画像サーバ装置30から取得した画像ファイルD1及び関連情報D3に基づいて、医用画像上に当該医用画像に関する関連情報D3を付加して表示する医用情報表示装置であって、当該医用画像の読影を行うための装置である。クライアントビューア端末40は、一般的なPC(Personal Computer)により構成される。
図4に、クライアントビューア端末40の機能的構成を示す。図4に示すように、クライアントビューア端末40は、制御部41、操作部42、表示部43、通信部44、ROM45、記憶部46、メモリ47を備え、各部はバス48により接続されている。
制御部41は、CPU、RAM等から構成され、クライアントビューア端末40の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPUは、操作部42から入力される操作信号又は通信部44により受信される指示信号に応じて、ROM45又は記憶部46に記憶されている各種処理プログラムを読み出し、RAM内に形成されたワークエリアに展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
操作部42は、ユーザによる操作指示を受け付ける機能部である。操作部42は、カーソルキー、数字入力キー、及び各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスを備えて構成され、キーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号を制御部41に出力する。例えば、操作部42は、医用画像における注目領域を指定する際や、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3の輝度を変更する際に用いられる。注目領域とは、医用画像中で医師が特に注目したい領域として指定する領域をいう。
表示部43は、LCDにより構成され、制御部41から入力される表示データに基づいて各種画面を表示する。
通信部44は、画像サーバ装置30等の外部機器との間でデータの送受信を行うインターフェースである。
ROM45は、不揮発性の半導体メモリ等により構成され、制御プログラム、当該プログラムの実行に必要なパラメータやファイル等を記憶している。
記憶部46は、ハードディスク等により構成され、各種データを記憶する。例えば、記憶部46には、読影を行う際に医用画像を表示部43に表示させるための画像ビューアプログラム461と、輝度設定情報462と、が記憶されている。
輝度設定情報462には、医用画像の注目領域以外の領域をマスクする際の第1の輝度と、注目領域上に関連情報D3を表示させる際の第2の輝度と、注目領域以外の領域上に関連情報D3を表示させる際の第3の輝度と、が含まれる。第1の輝度は、医用画像における注目領域の輝度より低い値に予め定められている。注目領域の輝度としては、例えば、注目領域内の画素の輝度の平均値や中央値を用いることができる。本実施の形態では、第1の輝度として表示部43における最低輝度を用いる。すなわち、マスクされた領域は黒色で表示される。第3の輝度は、医用画像における注目領域の輝度より低く、且つ、第1の輝度より高い値に予め定められている。輝度設定情報462に含まれる各輝度は、ユーザの操作部42からの操作に応じて、予め定められた値から任意の値に変更可能となっている。
メモリ47は、半導体メモリ等により構成され、処理中のデータを記憶する。具体的には、メモリ47には、画像サーバ装置30から取得した画像ファイルD1及び関連情報D3等が記憶される。
制御部41は、通信部44を介して、画像サーバ装置30に対して、記憶部36に記憶されている医用画像の画像ファイルD1の取得要求を送信し、画像サーバ装置30から医用画像の画像ファイルD1及び当該画像ファイルD1に対応する関連情報D3を取得する。
制御部41は、医用画像の注目領域以外の領域を注目領域の輝度より低い予め定められた輝度(第1の輝度)でマスクして表示部43に表示させ、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3を注目領域の輝度より低く且つ注目領域以外の領域をマスクした輝度(第1の輝度)より高い予め定められた輝度(第3の輝度)で表示部43に表示させる。
制御部41は、操作部42から注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3の輝度を変更する旨の操作指示があった場合に、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3を操作部42からの操作により変更された輝度で表示部43に表示させる。
次に、動作について説明する。
図5は、クライアントビューア端末40において実行される医用画像表示処理を示すフローチャートである。この処理は、制御部41のCPUと、記憶部46に記憶されている画像ビューアプログラム461との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、ユーザの操作部42からの操作により、読影対象となる医用画像の画像ファイルD1が選択され、制御部41の制御に従って、通信部44により、画像サーバ装置30に対して、選択された医用画像の画像ファイルD1の取得要求が送信される。そして、制御部41により、通信部44を介して、画像サーバ装置30から医用画像の画像ファイルD1及び当該画像ファイルD1に対応する関連情報D3が取得される(ステップS1)。取得された画像ファイルD1及び関連情報D3は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、制御部41により、画像ファイルD1及び関連情報D3に基づいて、医用画像上に関連情報D3が付加された状態で表示部43に表示される(ステップS2)。そして、読影医により読影が開始される。
図6に、関連情報D3(関連情報D3a〜D3i)が付加された医用画像50の表示例を示す。図6は、医用画像50として、乳房画像を用いた場合の例である。関連情報D3aは、患者名及び検査日を示す情報である。関連情報D3bは、モダリティ、シリーズ番号、画像番号を示す情報である。関連情報D3cは、読影医、承認日を示す情報である。関連情報D3dは、管電圧、曝射量、乳房厚、圧迫圧等の撮影条件を示す情報である。関連情報D3eは、異常陰影候補のうち悪性腫瘤候補の領域を示す情報である。関連情報D3fは、悪性腫瘤候補を指し示す三角マークである。関連情報D3gは、異常陰影候補の説明を表す文字情報であり、関連情報D3eが示す異常陰影候補に「悪性腫瘤の疑い」がある旨を表している。関連情報D3h,D3iは、異常陰影候補の領域を示す情報である。
次に、制御部41により、操作部42からの操作により、マスクの適用要求があったか否かが判断される(ステップS3)。例えば、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作により、表示部43の画面上に表示されたマスク適用ボタンが押下されたか否かが判断される。マスクの適用要求があった場合には(ステップS3;YES)、制御部41により、操作部42からの操作により、医用画像における注目領域が指定される(ステップS4)。例えば、表示部43に表示されている医用画像上でマウスにより2点が指定され、この2点を結ぶ直線を対角線とする矩形領域が注目領域として指定される。
次に、制御部41により、記憶部46から輝度設定情報462が取得される(ステップS5)。取得された輝度設定情報462は、制御部41により、メモリ47に格納される。
次に、制御部41により、マスク適用処理が行われる(ステップS6)。
ここで、図7を参照して、マスク適用処理について説明する。
図7に示すように、制御部41により、輝度設定情報462に含まれる第1の輝度に基づいて、医用画像の注目領域以外の領域が第1の輝度でマスクして表示部43に表示される(ステップS21)。具体的には、制御部41により、医用画像の注目領域以外の領域が表示部43における最低輝度で表示される。
次に、制御部41により、輝度設定情報462に含まれる第2の輝度に基づいて、注目領域上に付加される関連情報D3が第2の輝度で表示部43に表示される(ステップS22)。第2の輝度は、注目領域上で関連情報D3を視認しやすい輝度であればよい。
次に、制御部41により、輝度設定情報462に含まれる第3の輝度に基づいて、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3が第3の輝度で表示部43に表示され(ステップS23)、マスク適用処理が終了する。具体的には、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3は、注目領域の輝度より低く、且つ、注目領域以外の領域をマスクした輝度(第1の輝度)より高い輝度で表示部43に表示される。
なお、マスク適用処理について、ステップS21〜ステップS23の順序で記載したが、処理の順序は問わない。また、ステップS21〜ステップS23の処理を同時に行うこととしてもよい。
図8に、マスクが適用された医用画像の表示例を示す。図8に示すように、注目領域51内は、その部分の医用画像が表示され、医用画像上に関連情報D3e,D3fが第2の輝度で表示されている。なお、関連情報D3e,D3fを表示する際の第2の輝度は、各関連情報D3e,D3fに応じてそれぞれ異なっていてもよい。一方、注目領域以外の領域52は、第1の輝度でマスクされ、マスクされた状態で関連情報D3a,D3b,D3c,D3d,D3g,D3h,D3iが第3の輝度で表示されている。
ステップS3においてマスクの適用要求がない場合(ステップS3;NO)、又は、ステップS6の後、制御部41により、ユーザによる操作部42からの操作により、輝度の調整要求があったか否かが判断される(ステップS7)。例えば、制御部41により、表示部43の画面上に輝度調整バーが表示され、操作部42からの操作により、輝度調整バーが移動され、その移動に応じて連続的に輝度が変更されることとしてもよい。また、操作部42からの操作により、表示部43の画面上に表示されたボタン又は所定のキーが押下される毎に、予め定められた複数の輝度値を周期的に切り替えることとしてもよい。
輝度の調整は、医用画像、関連情報D3のそれぞれを対象として行うことができるものとする。また、ステップS3においてマスクの適用要求があった場合には(ステップS3;YES)、注目領域、注目領域以外の領域のそれぞれについて別々に関連情報D3の輝度(第2の輝度、第3の輝度)の調整を行うことができる。
輝度の調整要求があった場合には(ステップS7;YES)、制御部41により、調整要求に従って、表示部43に表示されている画面上の輝度が調整される(ステップS8)。具体的には、制御部41により、輝度の調整対象となった注目領域内の医用画像の輝度、注目領域以外の領域をマスクする際の輝度(第1の輝度)、注目領域上に付加される関連情報D3の輝度(第2の輝度)、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3の輝度(第3の輝度)が、操作部42からの操作に応じて変更される。
ステップS7において、輝度の調整要求がない場合(ステップS7;NO)、又は、ステップS8の後、制御部41により、ユーザによる操作部42からの操作により、マスクの解除要求があったか否かが判断される(ステップS9)。例えば、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作により、表示部43の画面上に表示されたマスク解除ボタンが押下されたか否かが判断される。マスクの解除要求があった場合には(ステップS9;YES)、制御部41により、医用画像上に施されたマスクが解除され(ステップS10)、図6に示した表示状態に戻る。
ステップS9において、マスクの解除要求がない場合(ステップS9;NO)、又は、ステップS10の後、制御部41により、読影を終了するか否かが判断される(ステップS11)。例えば、制御部41により、ユーザの操作部42からの操作により、表示部43の画面上に表示された読影終了ボタンが押下されたか否かが判断される。読影を終了しない場合には(ステップS11;NO)、ステップS3に戻り、ステップS3〜ステップS11の処理が繰り返される。
ステップS11において、読影を終了する場合には(ステップS11;YES)、医用画像表示処理が終了する。
以上説明したように、クライアントビューア端末40によれば、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3を注目領域の輝度より低く且つ注目領域以外の領域をマスクした輝度(第1の輝度)より高い輝度(第3の輝度)で表示部43に表示させるので、ユーザは、注目領域に集中しつつ、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3を利用することができる。また、注目領域以外の領域に付加される関連情報D3が目立ちすぎないので、注目領域以外の領域における関連情報D3の表示が、読影を妨げることもない。したがって、情報不足による誤診を防ぎつつ、読影効率を向上させることができる。
また、医用画像の注目領域以外の領域をマスクする際の輝度(第1の輝度)、注目領域上に付加される関連情報D3の輝度(第2の輝度)、注目領域以外の領域上に付加される関連情報D3の輝度(第3の輝度)を別々に変更することができるので、ユーザが読影しやすい輝度に調整することができ、読影効率を向上させることができる。
特に、乳房画像は全体的に暗い画像が多いため、注目領域以外の領域をマスクした部分に付加される関連情報D3の輝度が高すぎると、読影者が眩しく感じるとともに、注目領域に集中することが困難となるが、予め読影しやすい輝度に設定しておいたり、読影しながら輝度を調整したりすることによって、読影効率を向上させることができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る医用情報表示装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMやハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
10 モダリティ
20 CAD装置
21 制御部
22 操作部
23 表示部
24 通信部
25 ROM
26 記憶部
27 バス
30 画像サーバ装置
31 制御部
32 操作部
33 表示部
34 通信部
35 ROM
36 記憶部
37 バス
40 クライアントビューア端末
41 制御部
42 操作部
43 表示部
44 通信部
45 ROM
46 記憶部
47 メモリ
48 バス
100 医用画像システム
361 DB
362 患者情報テーブル
363 検査情報テーブル
364 シリーズ情報テーブル
365 画像識別情報テーブル
461 画像ビューアプログラム
462 輝度設定情報
D1 画像ファイル
D2 CAD結果情報
D3 関連情報
D3a,D3b,D3c,D3d,D3e,D3f,D3g,D3h,D3i 関連情報
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 医用画像上に当該医用画像に関する関連情報を付加して表示手段に表示する医用情報表示装置であって、
    前記医用画像における注目領域を指定するための操作手段と、
    前記医用画像の前記注目領域以外の領域を前記注目領域の輝度より低い予め定められた輝度でマスクして前記表示手段に表示させ、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記注目領域の輝度より低く且つ前記注目領域以外の領域をマスクした輝度より高い予め定められた輝度で前記表示手段に表示させる制御手段と、
    を備える医用情報表示装置。
  2. 前記操作手段は、さらに、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報の輝度を変更可能に構成され、
    前記制御手段は、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記操作手段により変更された輝度で前記表示手段に表示させる、
    請求項1に記載の医用情報表示装置。
  3. 前記関連情報は、前記医用画像の患者情報、検査情報、シリーズ情報又は画像識別情報を含む、
    請求項1又は2に記載の医用情報表示装置。
  4. 前記関連情報は、前記医用画像から検出された異常陰影候補の検出結果を示す情報を含む、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の医用情報表示装置。
  5. 前記医用画像は、乳房をX線撮影した乳房画像である、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の医用情報表示装置。
  6. 医用画像上に当該医用画像に関する関連情報を付加して表示手段に表示するコンピュータを、
    前記医用画像における注目領域を指定するための操作手段、
    前記医用画像の前記注目領域以外の領域を前記注目領域の輝度より低い予め定められた輝度でマスクして前記表示手段に表示させ、前記注目領域以外の領域上に付加される関連情報を前記注目領域の輝度より低く且つ前記注目領域以外の領域をマスクした輝度より高い予め定められた輝度で前記表示手段に表示させる制御手段、
    として機能させるためのプログラム。
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