JP5918113B2 - X線異物検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検査物を透過したX線をセンサで検出することにより異物の検出を行なうX線異物検出装置に係り、特に被検査物を水等に浸した状態で検査することにより誤検出の可能性を低減させたX線異物検出装置の改良に関するものである。
下記特許文献1には、ゆで卵製造・加工ラインに適したX線異物検出装置の発明が開示されている。このX線異物検出装置によれば、コンベア搬入部20aの3度の傾斜と、逆傾斜されている供給ホッパー8の構造の連絡により、被検査物であるゆで卵5は、ホッパー8の供給口12より2個づつ自然落下し配給される。そして、載置板6に載置されたゆで卵5は、コンベア搬入部20aの凹部14に保持され、コンベア搬入部20aの駆動により供給口12の真下から移動し、次のゆで卵5が供給口12より落下するようになっている。即ち、ゆで卵5は、コンベア搬入部20aの3度の傾斜と逆傾斜されている供給ホッパー8の連絡構造、および載置板6の凹部14と凸部15の繰り返し構造により一定の時間的間隔を経てX線異物検出装置内へと移送されるようなっている。
特開2004−125673号公報
前記特許文献1に開示されたX線異物検出装置の発明によれば、ゆで卵製造・加工ラインにおいて、コンベア搬入部20aの載置板6に設けられた3度の傾斜による各凹部14に各々2個ずつのゆで卵5を保持し、X線異物検出装置に供給することができるものであった。
しかし本発明者等は、ゆで卵を前記特許文献1に開示された発明よりも一層安定した状態で且つ1個ずつ確実に保持しながらX線異物検出装置に供給するための機構について鋭意研究しており、その結果、本発明者等が現在バケット方式と称しているゆで卵の搬送方式を発明するに至った。
このバケット方式とは、所定幅の平板材に、ゆで卵を保持するための略半球形状乃至半卵形状の凹部を規則的な配置パターンで形成した保持用トレー(これをバケットとも称する)を用いるものである。この保持用トレーの各凹部にゆで卵を収納し、保持用トレーを水平状態に保持しながらX線発生装置の下方に設定した検査位置を所定の速度で通過させ、ゆで卵のX線検査を行なう。ゆで卵は保持用トレーの各凹部に1個ずつ安定して保持されており、位置と姿勢が安定するため、検査精度の向上が期待できる。
しかしながら、本発明者等は、さらなる研究・開発の結果、本発明者等の発案になる上記バケット方式のゆで卵搬送機構、又はこれを利用したX線異物検出装置には、次のような課題があることを見出すに至った。すなわち、ゆで卵の製造・加工ラインでは、卵の殻を水中で剥いた後で保持用トレー(バケット)の各凹部にゆで卵を収納するため、凹部に収納されたゆで卵の一部分に少量の水が付着していたり、ゆで卵が保持されている凹部の壁面の外側(下方に突出している凹部の壁面の下面)の一部分に水が付着したりすることがあった。この場合、保持用トレーに付着した水は、検査時にX線を吸収するために検査画像に映り込む場合があり、その場合にはゆで卵の表面に付着している可能性のある殻(異物)との区別がつきにくかった。また凹部にゆで卵が入っていない場合であっても、凹部内や反対側に水が付着していれば、やはり画像に映り込んでしまうこともあり、いずれも検査精度の低下につながるという問題があった。
本発明は、以上の種々の課題に鑑みてなされたものであり、製造・加工ラインで水を使用するような被検査物の検査に使用され、簡単な構成でありながら、誤検出が少なくかつ清掃性乃至メンテナンス性にも優れたX線異物検出装置を提供することを目的としている。
請求項1に記載されたX線異物検出装置1は
X線源3から照射されて被検査物4,17を透過したX線をX線検出器8で検出することにより被検査物4,17の検査を行なうX線異物検出装置1,30において、
X線の透過率が空気よりも低い液体Wを液面Lが存在する状態に保持するとともに、前記液体Wに被検査物4,17の少なくとも一部を浸した状態で被検査物に前記X線源3と前記X線検出器8の間の検査位置を通過させるとともに、個々の被検査物と前記液体とをともに保持する上面が開放された複数の凹部6が形成された搬送部材5と、前記検査位置の上流側で前記液体を前記搬送部材5に供給する液体供給部14と、前記液体供給部14により前記搬送部材5に供給された前記液体を前記検査位置の下流側で排水する排水案内部15とを具備することを特徴としている。
請求項に記載されたX線異物検出方法は、
被検査物4,17にX線を照射して被検査物4,17を透過したX線を検出することにより被検査物4,17の検査を行なうX線異物検出方法において、
X線の透過率が空気よりも低い液体Wを供給し、前記液体の液面Lが存在する状態に保持するとともに、前記液体Wに被検査物4,17の少なくとも一部を浸した状態で被検査物4,17にX線を照射した後、該液体を排水することを特徴としている。
請求項1に記載されたX線異物検出装置によれば、次のような作用効果が得られる。
X線異物検出装置の搬送部材では、X線の透過率が空気よりも低い液体に被検査物の少なくとも一部が浸った状態になっている。このような状態の被検査物及び液体がX線源とX線検出器の間を移動することにより、被検査物の検査が行なわれる。
このような液体がなければ、被検査物の厚さや内部構造が変化する部分では、X線検出器によって取得されるX線画像にはX線の透過量が比較的急峻な変化を示すエッジ状の部分が表れ、このエッジ状の部分が異物を示しているとの誤判定を招きやすい。しかしながら、この発明では被検査物の少なくとも一部が液面の下方にあり、液体に浸っている範囲ではX線の透過量が全体的に減少し、その変化も比較的緩慢になるため、このような誤判定の恐れは少なくなる。
また、被検査物が前記液体に浸っていない場合に、X線の透過量が比較的急峻な変化を示す部分又はその近傍に異物がある場合には、異物の影響でX線の透過量の急峻な変化が緩和されてなだらかになるため、X線の透過量の変化に基づいて異物を発見することが困難になる場合がある。しかしながら、この発明では、少なくとも液体に浸っている部分については、被検査物のみを透過するX線の透過量が比較的緩慢な変化を示すので、このような被検査物に異物が存在していれば、その異物の部分では被検査物と異物の両方を透過したX線の透過量が比較的急峻な変化を示し、異物の存在が強調されるため、X線の透過量の変化に基づいて異物を発見することが容易となる。
なお、前記液体がなければ、被検査物同士が重なった部分ではX線の透過量が大きく減少して異物と誤判定する可能性も生じるが、本発明によれば、X線の透過量が液体によって全体的に減少するため、被検査物が互いに重なった部分と、それ以外の部分とにおけるX線の透過量の差が小さくなる。このため、このように被検査物同士が重なった場合においても異物の誤判定の可能性が減少する。
このように、本発明によれば、異物検出の誤判定が生じにくく、また異物の見逃しも起こりにくいという効果が得られる。
また、搬送部材の上面は開放されているので、搬送部材の内部、液体及び被検査物には常にアクセス可能となっており、清掃性及びメンテナンス性に優れている。
請求項2に記載されたX線異物検出装置によれば、被検査物は、搬送部材の凹部に1個ずつ確実に保持されるので、被検査物同士が重なることがないため、被検査物同士の重なりによる誤判定の可能性が始めから少ないという効果がある。
請求項3に記載されたX線異物検出装置によれば、搬送経路部材の入口と出口の間に高低差を付けるだけの簡単な構成で、被検査物と液体を搬送経路部材に沿って流しながら検査する構成を得ることができ、能率が高い高精度の検査が行なえるという効果がある。
請求項4に記載されたX線異物検出方法によれば、次のような作用効果が得られる。
この方法によれば、X線の透過率が空気よりも低い液体の液面の下方に被検査物の少なくとも一部が浸った状態になっている。このような状態の被検査物及び液体にX線を照射して被検査物の検査が行なわれる。
このような液体がなければ、被検査物の厚さや内部構造が変化する部分では、センサによって取得されるX線画像にはX線の透過量が比較的急峻な変化を示すエッジ状の部分が表れ、このエッジ状の部分が異物を示しているとの誤判定を招きやすい。しかしながら、この発明では被検査物の少なくとも一部が液面の下方に浸っており、液体が存在している範囲ではX線の透過量が全体的に減少し、X線の透過量の変化は比較的緩慢になるため、このような誤判定の恐れは少なくなる。
また、被検査物が前記液体に浸っていない場合に、X線の透過量が比較的急峻な変化を示す部分又はその近傍に異物がある場合には、異物の影響でX線の透過量の急峻な変化が緩和されてなだらかになるため、X線の透過量の変化に基づいて異物を発見することが困難になる場合がある。しかしながら、この発明では、少なくとも液体に浸っている部分については、被検査物のみを透過するX線の透過量が比較的緩慢な変化を示すので、このような被検査物に異物が存在すれば、その異物の部分では被検査物と異物の両方を透過したX線の透過量が比較的急峻な変化を示し、異物の存在が強調されるため、X線の透過量の変化に基づいて異物を発見することが容易となる。
なお、前記液体がなければ、被検査物同士が重なった部分ではX線の透過量が大きく減少して異物と誤判定する可能性も生じるが、本発明によれば、X線の透過量が液体によって全体的に減少するため、被検査物が互いに重なった部分と、それ以外の部分とにおけるX線の透過量の差が小さくなる。このため、このように被検査物同士が重なった場合においても異物の誤判定の可能性が減少する。
このように、本発明によれば、異物検出の誤判定が生じにくく、また異物の見逃しも起こりにくいという効果が得られる。
本発明の第1実施形態であるX線異物検出装置の全体構成図である。 図1のA−A切断線における断面図の一部である。 第1実施形態において、異物が付着していないゆで卵を収納したバケット部材の断面と、そのX線透過量の距離に対する変化を表したグラフを示す図であって、バケットの凹部に水がある場合とない場合とを比較して示した図である。 第1実施形態において、異物が付着しているゆで卵を収納したバケット部材の断面と、そのX線透過量の距離に対する変化を表したグラフを示す図であって、バケットの凹部に水がある場合とない場合とを比較して示した図である。 ゆで卵を収納した第1実施形態の第1変形例におけるバケット部材の断面図である。 第1実施形態の第2変形例におけるウインナーのX線透過映像を示す図である。 図6の映像中に表示した鎖線におけるX線透過量の距離に対する変化を表したグラフを示す図である。 本発明の第2実施形態であるX線異物検出装置の全体構成図である。 図8のB−B切断線における断面図である。
本発明の第1実施形態のX線異物検出装置1を図1〜図7を参照して説明する。
まず、このX線異物検出装置1の構成を図1及び図2を参照して説明する。このX線異物検出装置1は、ゆで卵の製造工程の中途に設置され、被検査物としてのゆで卵に殻等の異物が付着等していないかX線で検査して合否の判定を行なう装置である。
図1に示すように、このX線異物検出装置1は、装置の基体としてX線を遮蔽する筐体2を備えている。筐体2の内部の中央上方には、図中破線でX線の照射領域Sを示すように、照射方向を下方に向けて検査手段としてのX線源3が配置されている。筺体2内において、このX線源3の下方には、被検査物であるゆで卵4が収納される搬送部材としてのバケット部材5と、このバケット部材5を循環して搬送するための搬送手段が設けられている。
図1及び図2に示すように、バケット部材5は、屈曲可能な帯状体の両端を接続して構成した無端のループ状部材であり、そのループ状とされた帯状体には、その外面側が凹状となるような凹部6が多数形成されている。これら凹部6は、図1に示すように、バケット部材5の長手方向については適宜間隔で全周にわたって形成されており、また図2に示すように、バケット部材5の幅方向については適宜間隔で複数箇所(本実施形態では4か所)に形成されている。また、本実施形態におけるバケット部材5の凹部6の大きさは、概ね1個のゆで卵4が入った状態で内面との間に若干の隙間が生じるとともに、ゆで卵4の上三分の一程度がバケット部材5の表面よりも上方に突出する程度とされている。
なお、図1及び図2に示すように、前述したX線源3から放射されるX線は略鉛直面内において三角形状を呈する照射領域Sを有しており、その照射領域Sの最底部においては、バケット部材5の幅方向に間隔を置いて収納された4個のゆで卵4がカバーされるようになっていることは言うまでもない。
また、後に詳述するように、バケット部材5は循環して駆動されることにより凹部6に収納した被検査物を搬送する部材であることから、バケット部材5の材質乃至構造は、方向転換する位置では抵抗なく変形可能であるが、水平に搬送される位置乃至範囲では適度な耐力をもって被検査物等の重量を支え、安定して移動可能であるようなものであることが好ましい。例えば適度な厚さを有する弾性材料としてのゴム、又はある程度の可撓性と形状復元性を備えた樹脂等の材料からなる帯状部材に凹部6を加工したものであってもよいし、凹部6が加工された複数の帯状短板をヒンジで屈曲可能に連結してループ状とした構造であってもよい。
図1に示すように、前述したループ状のバケット部材5は、搬送手段7の外周面に巻装されている。搬送手段7は、図示しない駆動機構によってバケット部材5を循環して移動させることができ、少なくともX線源3の下方の検査位置を含む搬送方向の前後の所定区間においては、バケット部材5を水平な状態で安定して搬送することができる。この搬送手段7の具体的な駆動機構としては、例えば、少なくとも一対のローラ及び一対のローラの一方を駆動する駆動源等から構成され、前述したようなループ状のバケット部材5を循環して駆動できるベルトコンベアタイプのものが採用可能であるが、バケット部材5の具体的構成に対応して他の駆動機構も採用可能であり、ベルトコンベアのみに限定するものではない。
図1に示すように、ループ状のバケット部材5の内側の空間、又はループ状のバケット部材5が巻装された搬送手段7の内側の空間内であって、X線源3の直下の検査位置に対応する位置には、検査手段としてのX線検出器8が配置されている。X線源3から下方の検査位置にX線を照射している状況下で、凹部6にゆで卵4を収納したバケット部材5を搬送手段7が循環して搬送すれば、凹部6のゆで卵4が検査領域Sを通過する際にX線がゆで卵4等を透過し、このX線がX線検出器8に検出されてゆで卵4の透過画像が取得され、装置の制御部はこの透過画像からゆで卵4の異物の有無の判定を行なうことができる。
しかしながら、このX線異物検出装置1はゆで卵4のみをバケット部材5の凹部6に入れてX線による検査を行なうものではなく、バケット部材5の凹部6にはゆで卵4と共にX線の透過率が空気よりも低い液体を入れて検査を行なう。これは、詳細は後述するが、ゆで卵4と共に液体が存在する場合には、X線の透過量が全体的に減少するため、この部分ではX線の透過量の変化が比較的緩慢になり、異物について誤判定する可能性が減少するからである。ゆで卵4が検査対象である本実施形態では、殻を剥いた直後のゆで卵4を検査に供し、剥いた殻のかけらが剥き身のゆで卵4の表面等に残っていないかを調べることが検査の目的の一つである。そして殻と白身のX線透過率は有意の差をもって異なっているため、前記液体としては、卵の白身とX線の透過率が近い液体を利用することが好ましく、具体的にはどこでも容易に低コストで入手できる水を使用するのが好都合である。また水を用いることによって検査精度を向上させる点においても十分に高い効果が得られる。
図1に示すように、バケット部材5は、搬送方向に関する上流側の端部である受領端部9でゆで卵4を受け取り、下流側の端部である排出端部10で検査済みのゆで卵4を排出するようになっている。そして、これら2つの端部のうち、上流側の受領端部9に近接して、ゆで卵4を搬送部に供給するための供給部11が設けられている。本実施形態の供給部11はベルトコンベアである。供給部11は、ゆで卵4の搬送方向について、上流側から下流側に向けて高くなっていく傾斜姿勢で設置されている。また供給部11は、筐体2の一側面に設けられた図示しないX線遮蔽構造の通過孔を挿通しており、筐体2内では供給部11の下流側端部がバケット部材5の受領端部9の近傍上方に位置している。この供給部11の搬送面には、図示しない保持構造乃至滑り止め等が設けられており、ゆで卵4を落下させることなく所定間隔で搬送面に保持しつつ、傾斜した供給部11の相対的な高所である下流側端部まで持ち上げて搬送することができる。
図1には示さないが、傾斜した供給部11の相対的な低所である入口側の上流側端部は、図示しないゆで卵4の剥き装置に対峙し又は同装置に連続して配置されている。この剥き装置は、水タンク中に投入されたゆで卵4の殻を水中で機械的手段によって剥いて除去し、剥き身のゆで卵4だけを水中から取り出し、順次供給部11の搬送面に投入する機能を備えている。
図1に示すように、筐体2内において、供給部11の下流側端部と、バケット部材5の受領端部9との間には、下方に傾斜した案内経路12が設置されている。案内経路12は筒状の部材であり、その上方の入口と、下方の出口には、それぞれ押圧により開放され、自重により閉止する扉13が設けられており、その中途には外部から内部に水Wを導入するための水供給管14が接続されている。従って、供給部11によって送られてきたゆで卵4は、上側の扉13を押して案内経路12内に入り、下方に転げ落ちながら、途中で水供給管14から供給される水Wとともにさらに落下し、下側の扉13を押して案内経路13から出て、バケット部材5の上に水Wとともに凹部6の中にそれぞれ1個ずつ収納される。
図2に示すように、バケット部材5の凹部6にゆで卵4が収納された際、斜線で示したように水Wも凹部6に入っているが、その量はゆで卵4の表面の一部に水Wが付着している程度ではなく、凹部6内の水Wは液面としての水面Lが存在する程度に溜まっており、ゆで卵4は少なくとも一部、この実施形態では半分以上が水Wに浸った状態となっている。
図1に示すように、筐体2内において、バケット部材5の排出端部10の隣部には、排水案内部15と、選別部16が設置されている。排水案内部15は、接近してくるバケット部材5が反転した際に各凹部6からこぼれる水Wを受け、所定位置に排水するための部材である。また、選別部16は、X線を用いた本装置の検査で不良(NG)と判定された被検査物を受け入れ、不良品の選別方向(図1では下方の「NG」)に排出するための装置である。なお、詳細は図示しないが、本装置の検査で良と判定された被検査物は、良品の選別方向(図1では右方の「PASS」)に搬出されて次工程に送られる。
次に、このX線異物検出装置1の作用を図1乃至図4を参照して説明する。
図1において、循環して駆動されるバケット部材5の受領端部9には、案内経路12からゆで卵4と水Wが次々と落下供給されてくる。そして、バケット部材5の各凹部6にはそれぞれ1個ずつのゆで卵4と所定量の水Wが収納される。ここで、図2に示すように、バケット部材5の各凹部6内では、ゆで卵4の少なくとも一部が水Wに浸って水面Lの下に存在している状態にある。そして、X線源3が下方の検査位置にX線を照射している状況下で、ゆで卵4及び水Wを保持しているバケット部材5が、X線源3とX線検出器8の間の照射領域Sを移動、通過していく。X線源3からのX線はゆで卵4等を透過してX線検出器8に検出され、これによってゆで卵4の透過画像が取得される。装置の制御部は、この透過画像からゆで卵4における異物の有無について判定を行なう。水W及び検査済みのゆで卵4はバケット部材5の凹部6に収納されたまま下流に搬送される。検査結果に基づき、排出端部10において、良品のゆで卵4は次工程に搬出され、不良品のゆで卵4は選別部16によって工程から排除される。水Wは、ゆで卵4に付着している分以外は大部分が排水案内部15によって工程から排除される。
図3は、本実施形態において、異物が付着していないゆで卵4を収納したバケット部材5の断面(上図)と、そのX線透過量の距離に対する変化を表したグラフ(下図)を示す図である。このうち、上下両図の左半分がバケット部材5の凹部6に水Wがない場合であり、右半分がバケット部材5の凹部6に水Wがある場合である。
図3の左半分の図のように、凹部6内に水Wがない場合には、ゆで卵4の厚みの変化と内容物の変化(白身と黄身)により、X線検出器8が検出するX線の透過量が比較的急峻な変化を示すエッジ部分Eが表れ、画像処理を施して異物を検出しようとすると、このエッジ部分Eと異物との区別がつきにくくなり、異物を誤検出してしまう場合があった。
しかしながら、図3の右半分の図のように、バケットの凹部6とゆで卵4の隙間に水Wが入り込むとX線の透過量の急峻な変化を和らげることができる。実施形態ではゆで卵4の少なくとも略半分が水面Lの下方に浸っており、この部分ではX線の透過量が全体的に減少しており、X線の透過量の変化は比較的緩慢になっている。すなわち、X線の透過量に生じる前述したエッジ部分Eのような急峻な変化は、右側のグラフのように緩和され、誤判定の恐れは少なくなる。
図4は、本実施形態において、異物20が付着しているゆで卵4を収納したバケット部材5の断面(上図)と、そのX線透過量の距離に対する変化を表したグラフ(下図)を示す図である。このうち、上下両図の左半分がバケット部材5の凹部6に水Wがない場合であり、右半分がバケット部材5の凹部6に水Wがある場合である。
図4の左半分の図のように、凹部6内に水Wがない場合には、異物20がゆで卵4に付着している場合には、その部分におけるX線の透過量の急峻な変化が緩和されてX線の透過量の変化がなだらかになるため(図中、P1部)、X線の透過量の変化に基づいて異物20を発見することが困難になる場合がある。
しかしながら、前述したように、先述した図3の右半分の実施形態のようにゆで卵4が水面Lに浸っていると、ゆで卵4を透過してくるX線の透過量は全体的に減少して変化が比較的緩慢になるため、図4の右半分に示すようにゆで卵4に異物20が付着していると、その部分では異物20の強調が可能になる。すなわち、ゆで卵4と異物20の両方を透過したX線の透過量が図のグラフに示すように比較的急峻な変化を示すため(図中、P2部)、X線の透過量の変化に基づいて異物20を発見することが容易となる。
このように、本実施形態によれば、異物検出の誤判定が生じにくく、また異物20の見逃しも起こりにくいという効果が得られる。
また、バケット部材5の上面は開放されているので、バケット部材5の凹部6と、水W及びゆで卵4に対して作業員はいつでもアクセス可能であり、清掃性及びメンテナンス性に優れている。従って、このX線異物検出装置1は、特に衛生管理が重要である食品の製造ラインの検査工程に適している。
次に、このX線異物検出装置1の第1の変形例を図5を参照して説明する。
この変形例では、バケット部材の凹部の形状、寸法が第1実施形態と異なっている。このバスケット部材5aは、ゆで卵4の形状、寸法に比し、凹部6aの長さと深さが、第1実施形態の凹部6よりも大きくなっている。従って、凹部6a内に収納される水Wの量をより多く設定してゆで卵4をより深く水面Lの下に浸らせることができ、水WによるX線の透過量をゆで卵4の全体にわたって減少させ、ゆで卵4を透過してくるX線の透過量の変化をより緩慢にすることができ、透過量の急変による異物20の誤認や、異物20の見逃しをより確実に防止することができる。また、より大きなサイズのゆで卵4にも対応できる。また、ゆで卵4のサイズが第1実施形態の程度で比較的乃至相対的に小さければ、落下供給されるゆで卵4が凹部6に確実に納まり、誤って外に落ちてしまうといった不都合が起きにくい。
次に、このX線異物検出装置1の第2の変形例を図6及び図7を参照して説明する。
この変形例は被検査物の形状、寸法が第1実施形態と異なる。図6のX線透過画像に示すように、本変形例では、やや湾曲した略長円筒形状であり、両端が略半球形状とされた外径を呈する食品、例えばウインナー17等を被検査物としている。
図示はしないが、X線異物検出装置1としての主要な構成は第1実施形態と同様である。但し、搬送部材の凹部の形状が第1実施形態の凹部6とは異なる。第1実施形態では、1個のゆで卵4に対応するサイズの略卵型の凹部6であったが、この変形例では、複数本のウインナー17と水Wが収納される任意形状(例えば所定の深さを有する正方形等)の凹部となっている。この変形例では、搬送部材には係る凹部が適宜間隔で形成されており、第1実施形態と同様に搬送部材は循環して駆動され、その上流においてウインナー17と水Wが凹部に自動的に供給され、検査位置に運ばれて検査に供される。この場合、凹部内には所定の本数のウインナー17が収納され、さらに凹部内には水面Lができる程度の量の水Wが収納され、各ウインナー17の少なくとも各一部分が水面Lの下に存在するような状態となっており、この状態でX線による検査が行なわれる。
図7は、図6の映像中に表示したC−C線上の各位置におけるX線透過量を表したグラフである。なお、図6において矢印Rは搬送部材によるウインナー17の移動方向を示している。
図7のグラフの上側の実線は凹部内に水Wがない場合を示しており、C−C線で見た場合、ウインナー17の境界線に相当する部分では、X線検出器8が検出するX線の透過量は比較的急峻な変化を示しており、さらにウインナー17同士が重なっている部分(グラフ中央)では透過量は激減している。
これに対し、このグラフの下側の破線は凹部6内に水Wがある場合を示しており、ウインナー17は相当部分が水面Lの下方に浸っているため、X線の透過量が全体的に減少している。従って、ウインナー17同士が重なっている部分のX線の透過量と、重なっていない部分のX線の透過量の差が小さくなり、異物20を誤判定させる影響が小さく抑えられている。
次に、本発明の第2実施形態のX線異物検出装置30を図8及び図9を参照して説明する。
このX線異物検出装置30は、第1実施形態と同様の目的で使用されるゆで卵4の検査装置である。図8に示すように、このX線異物検出装置30は、装置の基体としてX線を遮蔽する筐体2を備えている。この筐体2には、後述するゆで卵4を搬送する搬送部材としての搬送経路部材31が左右両側面を貫通して設けられている。さらに筐体2内には、搬送経路部材31を上下から挟むように検査手段としてのX線源3とX線検出器8が配置されている。
図8及び図9に示すように、搬送経路部材31は、ゆで卵4が供給される上流側の受領端部9から、検査済みのゆで卵4が次工程等に搬出される下流側の排出端部10にかけて、高さが低くなるように傾斜して配置された樋状の部材である。図9に示すように、搬送経路部材31の上面は開放されており、製品の取り出し、清掃等の用途に応じて内部に自由にアクセスすることができるようになっている。また搬送経路部材31の横断面は概ねゆで卵41個分の面積よりもやや広い程度であり、2個以上のゆで卵4が重なって流れることがないようになっている。
搬送経路部材31の上流側である図8に示す受領端部9には、第1実施形態と同様に図示しない剥き装置が配置されており、ゆで卵4の殻を剥いて除去し、剥き身となったゆで卵4を搬送経路部材31に供給できるようになっている。また、受領端部9と筐体2の間の搬送経路部材31には、歯車状の回転部材を備えた投入部32が設けられている。投入部32は、回転部材を所定の回転数及び方向で回動させることにより、上流から連続して供給されるゆで卵4を所定の間隔をおいて下流の検査部に供給することができる。搬送経路部材31は、この投入部32が設けられている部分の上流と下流との間に段差が設けられており、投入部32の下流である下段の搬送経路部材31の最上流部分の底面には給水口33が接続されて搬送経路部材31の内部に水Wを供給できるようになっている。給水口33からの給水量及び搬送経路部材31の傾斜等を調整することにより、ゆで卵4の搬送時には、投入部32の下流の搬送経路部材31の内部にのみ水Wが所定深さを保ちながら流れるようになっている。また筐体2の内部には、X線源3とX線検出器8の間の検査位置を挟む上流と下流の2箇所に、搬送経路部材31を両側面から挟むようにそれぞれ一対の検知センサ35が設けられている。これらの検知センサ35によれば、検査位置に入ってくる未検査のゆで卵4と、検査位置から出て行く検査済みのゆで卵4を検知することができ、これらの検知信号を、検査結果に基づくゆで卵4の分別や、検査されたゆで卵4の数量管理等に利用することができる。そして、筐体2よりも下流にある搬送経路部材31の排出端部10には、良品と不良品を選別して異なる経路にそれぞれ分別して排出する排出部36が設けられている。
次に、このX線異物検出装置30の作用を説明する。
搬送経路部材31の受領端部9には、上流の剥き装置から殻を剥かれたゆで卵4が互いに接近した状態で次々と供給されてくる。搬送経路部材31に入ったこれらのゆで卵4は、下流に向けて回転する投入部32の回転部材により、互いの間隔が一定となるように整理され、下流側の一段低い搬送経路部材31の内部に投入される。そして、これらゆで卵4は、所定深さの水Wに浸された状態で所定間隔を保持したまま水Wと共にX線の照射領域Sに向けて流れていく。
そして、ゆで卵4は、照射領域Sを次々に通過していく。ここで、搬送経路部材31内では、ゆで卵4は少なくとも一部が水Wに浸って水面Lの下に存在している状態にある。X線はゆで卵4等を透過してX線検出器8に検出され、これによってゆで卵4の透過画像が取得される。制御部は、この透過画像からゆで卵4に異物20が有るか否かの判定を行なう。水W及び検査済みのゆで卵4は下流に流れていき、検査結果に基づき、排出部36において良品のゆで卵4は一部の水Wと共に次工程に搬出され、不良品のゆで卵4は選別部16によって一部の水Wと共に工程から排除される。
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、搬送部材によって被検査物の少なくとも一部分を水面L下に沈めて水Wに浸した状態でX線検査位置を通過させることができる。このため、被検査物におけるX線の透過量の変化は比較的緩慢になり、異物20について誤判定する恐れは少なくなる。また、異物20の部分では被検査物と異物20の両方を透過したX線の透過量が比較的急峻な変化を示し、異物20の存在が強調されるため、X線の透過量の変化に基づいて異物20を発見することが容易となる。さらにまた、搬送部材の上側を開放して内部が見えるようにしてあるため、被検査物、水W、そしてこれらを保持する搬送部材の内部はいずれも視認可能であり、容易にアクセスすることもできるため、清掃性及びメンテナンス性に優れているという効果もある。
なお、被検査物としては、ゆで卵4とウインナー17を示し、X線の透過率が空気よりも低い液体としては水Wを示したが、もちろんこれらは単なる例示にすぎないことは言うまでもない。
1,30…X線異物検出装置
3…検査手段としてのX線源
4…被検査物としてのゆで卵
5…搬送部材としてのバケット部材
6…凹部
7…搬送手段
8…検査手段としてのX線検出器
14…水供給管
17…被検査物としてのウインナー
20…異物
31…搬送部材としての搬送経路部材
33…給水口
S…照射領域
W…液体としての水
L…液面としての水面

Claims (2)

  1. X線源(3)から照射されて被検査物(4、17)を透過したX線をX線検出器(8)で検出することにより被検査物の検査を行なうX線異物検出装置(1)において、
    X線の透過率が空気よりも低い液体(W)を液面(L)が存在する状態に保持するとともに、前記液体に被検査物の少なくとも一部を浸した状態で被検査物に前記X線源と前記X線検出器の間の検査位置を通過させるとともに、個々の被検査物と前記液体とをともに保持する上面が開放された複数の凹部(6)が形成された搬送部材(5)と、前記検査位置の上流側で前記液体を前記搬送部材に供給する液体供給部(14)と、前記液体供給部により前記搬送部材に供給された前記液体を前記検査位置の下流側で排水する排水案内部(15)とを具備することを特徴とするX線異物検出装置(1)
  2. 被検査物(4、17)にX線を照射して被検査物を透過したX線を検出することにより被検査物の検査を行なうX線異物検出方法において、
    X線の透過率が空気よりも低い液体(W)を供給し、液面(L)が存在する状態に保持するとともに、前記液体に被検査物の少なくとも一部を浸した状態で被検査物にX線を照射した後、該液体を排水することを特徴とするX線異物検出方法。
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