JP5917988B2 - 遊技機の筐体 - Google Patents

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Description

本発明は、パチンコ機又はスロットマシン等の遊技機の筐体であり、前方に開放され左右上下及び背面の囲まれた方形な内部空間を造形する箱形の筐体に関する。
図13は、特許文献1で開示されたパチンコ機の外枠を示す。図13において、外枠51は、前後方向に開放されかつ左右上下の囲まれた方形な内部空間52を造形する枠形になっている。外枠51は、遊技店の島設備と言われる遊技機設置構造体の上横部材と下横部材との間の空間に挿入され、外枠51の天板53と底板54とが遊技機設置構造体の上横部材と下横部材とに釘のような固定具で固定される。外枠51の底板54の前部と左側板55の下側前部と右側板56の下側前部とにわたって幕板57が固定される。外枠51の前部には図外の前枠が左側のヒンジで開閉可能に連結され、前枠には図外の遊技盤や制御装置及び前扉等の多数の部品が取り付けられる。つまり、パチンコ機は、外枠51と前枠と前扉からなる遊技機枠に遊技盤や制御装置を取り付けた構造である。しかしながら、外枠51が前後方向に開放された構造になっているので、パチンコ機が遊技機設置構造体に設置された状態において、ピアノ線のような不正操作部材が外枠51の後方から遊技盤の側に挿入されて、不正行為が行われることがある。このようなことから、パチンコ機にもスロットマシンに用いられている前方に開放され左右上下及び背面の囲まれた方形な内部空間を造形する箱形の筐体を用いることが考えられる。このような箱形の筐体の場合、前枠や前扉が閉じられて、制御装置や遊技盤に搭載された電気部品が供給された電力で作動している場合において、当該電気部品から発生された熱を筐体の内部から外部に放出するための通気孔が筐体に設けられているので、ピアノ線のような不正操作部材が筐体の外部から通気孔を経由して筐体の内部に挿入されて、不正行為が行われるという欠点がある。
特開2010‐119834号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、通気性を維持すると共に不正操作を防止できるようにすることを目的とする。
本発明は、左側板と右側板と天板と底板と背板とが互いに固定されて前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間を構成する箱形の遊技機用筐体であって、筐体には筐体の内部空間側から外部側に窪む空間側凹部と筐体の外部側から内部空間側に窪む外側凹部とを筐体の内部空間側面に平行する方向又は直交する方向に位置をずらして形成された隙間で繋いで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造の通気孔が設けられるか、又は、筐体の通気孔を形成する部材が内部空間側部材と外部側部材とからなり、内部空間側部材と外部側部材とがそれらの間に隙間を形成するように互いに離れて配置され、内部空間側部材と外部側部材とには通気孔が別々に設けられ、内部空間側部材の通気孔と外部側部材の通気孔とが互いに空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難いように内部空間側面に平行する方向に位置をずらして配置されたことを特徴とする。
本発明は、通気孔が空間側凹部と外側凹部とを背板の内部空間側面に平行する方向又は直交する方向に位置をずらして形成された隙間で繋いで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっているか、又は、筐体の通気孔を形成する部材が内部空間側部材と外部側部材とからなり、内部空間側部材と外部側部材とがそれらの間に隙間を形成するように互いに離れて配置され、内部空間側部材と外部側部材とには通気孔が別々に設けられ、内部空間側部材の通気孔と外部側部材の通気孔とが互いに空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難いように内部空間側面に平行する方向に位置をずらして配置されたので、筐体の内部に収容された電気部品からの放熱を筐体の外部に排出することができるうえ、筐体の内部に収容された電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができるという効果がある。
A図は実施の形態1に係るパチンコ機の筐体を示す斜視図、B図はA図に示すA−A線断面図。 実施の形態2に係る通気孔を示すA−A線断面図に相当する断面図。 実施の形態3に係るパチンコ機用の筐体を示す分解斜視図。 実施の形態3に係る通気孔を示すA−A線断面図に相当する断面図。 実施の形態4に係る通気孔を示すA−A線断面図に相当する断面図。 実施の形態5に係るパチンコ機用の筐体を示す分解斜視図。 実施の形態5に係る図6に示すB−B線断面図。 実施の形態6に係る通気孔を示すB−B線断面図に相当する断面図。 実施の形態7に係る通気孔を示すB−B線断面図に相当する断面図。 実施の形態8に係る通気孔を示すA−A線断面図に相当する断面図。 実施の形態9に係る通気孔を示すA−A線断面図に相当する断面図。 実施の形態10に係るスロットマシンの筐体を示す斜視図。 従来のパチンコ機用の外枠を示す斜視図。
本明細書において、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」の方向は図1のA図の状態に遊技機の筐体1を置いて矢印Sで示す前側から見た場合に特定される方向である。
図1を参照し、実施の形態1に係るパチンコ機の筐体1について説明する。図1のA図に示すように、筐体1は、天板2の左端部と左側板3の上端部とが互いに固定され、天板2の右端部と右側板4の上端部とが互いに固定され、底板5の左端部と左側板3の下端部とが互いに固定され、底板5の右端部と右側板4の下端部とが互いに固定され、背板6の周縁部が天板2の後部と左側板3の後部と右側板4の後部と底板5の後部とに固定されたことにより、前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間7を構成する。筐体1の前部には図外の前枠が左側のヒンジで開閉可能に連結され、前枠には図外の遊技盤や制御装置及び機構部品並びに前扉が取り付けられ、前枠が閉じられて筐体1の前部を塞ぐことにより上記遊技盤や制御装置及び機構部品が内部空間7に収容される。
天板2と左側板3と右側板4と底板5及び背板6の素材は木質材又は木材又は合成樹脂等が考えられるが、天板2と底板5とには木質材又は木材を選択すれば、筐体1を島設備と言われる遊技機設置構造体に釘で固定することが容易である。天板2と左側板3と右側板4と底板5及び背板6は、直角な4隅を有する方形な板状である。天板2と左側板3と右側板4と底板5は、前後方向の奥行きが同じ寸法である。又、天板2と底板5とは、左右方向の幅が同じ寸法であり、同形に構成される。左側板3と右側板4とは、上下方向の高さが同じ寸法であり、同形に構成される。背板6は、天板2と左側板3と右側板4と底板5とで囲まれた方形な内部空間7の後部を全面的に塞ぐ大きさである。よって、内部空間7の前面開口は、背板6の前面としての内部空間側面と平行な垂直面を構成する。
左側板3及び右側板4には、取っ手8;9が個別に設けられる。取っ手8は、左側板3の外部側から内部空間側に窪む凹部として形成される。取っ手9は、右側板4の外部側から内部空間側に窪む凹部として形成される。筐体1には、通気孔10が設けられる。通気孔10の個数は、単数でも複数でもよい。通気孔10は、筐体1の内部空間側から外部側に窪む空間側凹部11と筐体1の外部側から内部空間側に窪む外側凹部12とを筐体1の内部空間7の側に位置する内部空間側面に平行する方向と直交する方向とに位置をずらして形成された隙間13で繋いで筐体1の内部空間7と外部とに空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い造形になっている。
図1のA図では、通気孔10が背板6に設けられた場合を例として図示したが、通気孔10は天板2と左側板3と右側板4と底板5と背板6とのそれぞれに又は何れかに設けられてもよい。通気孔10は天板2と左側板3と右側板4と底板5と背板6とのそれぞれに又は何れかに設けられた場合には、以下の説明において、通気孔10の設けられる部材としての背板6を、天板2と左側板3と右側板4と底板5とそれぞれ読み替えることにより、適用可能になる。又、取っ手8又は取っ手9を外側凹部12となるよう利用して、空間側凹部11と外側凹部12とを隙間13で繋いでなる通気孔10を構成してもよい。空間側凹部11と外側凹部12とが背板6の内部において隙間13で繋がった構造については、図1のB図で説明する。
図1のB図では、空間側凹部11と外側凹部12とが互いに背板6の内部空間側面に平行する方向と背板6の内部空間側面に直交する方向とに交差するように位置をずらして隙間13を形成する。例えば、隙間13の内部空間側面に平行する方向の寸法L1が2mm、隙間13の部空間側面に直交する方向の寸法L2が1mmと考えられるが、上記寸法L1;L2は上記数値に限定されるものではなく空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い寸法であればよい。
このように通気孔10が空間側凹部11と外側凹部12とを隙間13で繋いで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっているので、内部空間7に収容された図外の電気部品が供給された電力で作動している場合において、当該電気部品からの放熱を筐体1の内部空間7から通気孔10を経由させて筐体1の外部に排出することができる。しかも、不正操作部材が筐体1の外部から外側凹部12を経由して隙間13に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。
又、空間側凹部11が上で外側凹部12が下になるように、又は、空間側凹部11が左で外側凹部12が右になるように、又は、空間側凹部11が右で外側凹部12が左になるように、空間側凹部11と外側凹部12とが配置されていても適用可能であるが、図1のB図に示すように、空間側凹部11が下で外側凹部12が上になるように配置されていれば、空間側凹部11が上で外側凹部12が下になる場合よりも、内部空間7に配置された図外の電気部品からの放熱が矢印Xで示すように下の空間側凹部11から上の隙間13を経由して更に外側凹部12から外部へとつまり下から上へと通気孔10を経由して外部に円滑に放出される。
図1のA図では、幕板14が左側板3の下部と右側板4の下部と底板5とにわたって固定されて内部空間7の前側下部を塞いだ造形の遊技機用筐体1を例示したが、幕板14は設けられない場合もある。尚、筐体1の前面には、パチンコ機の図外の前枠が左側に位置するヒンジを中心として開閉可能に連結される。
図2を参照し、実施の形態2に係る通気孔10について説明する。図2に示す通気孔10では、空間側凹部11の外側凹部側と外側凹部12の空間側凹部側とが筐体1の内部空間側面としての背板6の内部空間側面に平行する方向で内部空間側面に直交する方向の1つの平面内に位置すると共に内部空間側面に直交する方向で交差するように位置をずらして隙間13を形成する。換言すると、隙間13は、空間側凹部11と外側凹部12とが背板6の内部空間側面に平行する方向に位置をずらすことなく背板6の内部空間側面に直交する方向にだけ位置をずらして形成された造形である。
例えば、図1に示すL1=0、図2の寸法L2=2mmとすることが考えられるが、L2は上記数値に限定されるものではなく空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い寸法に形成されていればよい。L1=0つまり空間側凹部11と外側凹部12とが背板6の内部空間側面に平行する方向に位置をずらしていないので、図外の不正操作部材が背板6の外部から外側凹部12に挿入された場合に、不正操作部材が外側凹部12の奥の縦面に衝突して隙間13に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。
図3及び図4を参照し、実施の形態3にパチンコ機の筐体1について説明する。図3に示すように、木質材又は木材又は合成樹脂からなる筐体1の内部空間7に、金属からなる筐体21を収容する構成である。筐体1は、木質材又は木材又は合成樹脂製の天板2と木質材又は木材又は合成樹脂製の左側板3と木質材又は木材又は合成樹脂製の右側板4と木質材又は木材又は合成樹脂製の底板5と木質材又は木材又は合成樹脂製の背板6とから、前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間7を構成する。筐体21は、金属製の天板22と金属製の左側板23と金属製の右側板24と金属製の底板25と金属製の背板26とから、前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間27を構成する。
筐体21が筐体1の内部空間7に収容された場合、天板2と天板22とが互いに重なり合わされ、左側板3と左側板23とが互いに重なり合わされ、右側板4と右側板24とが互いに重なり合わされ、底板5と底板25とが互いに重なり合わされ、背板6と背板26とが互いに重なり合わされた構造になり、不正操作部材が筐体1の外部から筐体1に突き刺さられても、金属製の筐体21が不正操作部材の内部空間27への侵入を防止することができる。筐体21が内部空間7に収容された場合において、図1に示す幕板14を筐体1に取り付けてもよい。
図3に戻り、筐体21には、通気孔28が設けられる。通気孔28の個数は、筐体1に設けられた通気孔10と同数設けられる。図3では、通気孔10が筐体1の背板6に設けられた場合を例示してあるので、通気孔28が筐体21の背板26に設けられている。通気孔28は通気孔10における空間側凹部11の内部空間側開口より小さい口径であり、筐体21が筐体1の内部空間7に収容され、背板6と背板26とが互いに重なり合わされた場合に、背板26の通気孔28を取り囲む部分が空間側凹部11の内部空間側開口の一部を塞ぐようになっている。筐体21が筐体1の内部空間7に収容され、背板6と背板26とが互いに重なり合わされた場合における通気孔10と通気孔28との配置関係については、図4で説明する。
図4に示すように、筐体21が筐体1の内部空間7に収容され、背板6と背板26とが互いに重なり合わされた場合には、背板26の通気孔28を取り囲む部分が隙間13と内部空間7;27の側で対向して空間側凹部11の内部空間側開口の一部を塞ぐので、図外の不正操作部材が筐体1の外部から外側凹部12及び隙間13を経由して空間側凹部11に挿入された場合でも、不正操作部材が金属製の背板26の通気孔28を取り囲む部分に衝突して内部空間7に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。尚、通気孔10の構造を図2に示す構造としても適用可能である。
図5を参照し、実施の形態4に係る通気孔10;28について説明する。図5に示すように、筐体21が筐体1の内部空間7に収容され、背板6と背板26とが互いに重なり合わされた場合には、背板26の通気孔28を取り囲む部分が隙間13と内部空間7;27の側で対向して空間側凹部11の内部空間側開口の周囲を塞ぐようになっている。よって、図外の不正操作部材が筐体1の外部から外側凹部12及び隙間13を経由して空間側凹部11に挿入された場合でも、図4の実施の形態3よりも不正操作部材が金属製の背板26の通気孔28を取り囲む部分に衝突して内部空間7に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。尚、通気孔10の構造を図2に示す構造としても適用可能である。
図3乃至図5では、筐体21を筐体1の内部空間7に収容した構造を例として説明したが、図3に示す金属製の天板22に相当する金属板と金属製の左側板23に相当する金属板と金属製の右側板24に相当する金属板と金属製の底板25に相当する金属板と金属製の背板6に相当する金属板とを別々の部材として、筐体1の内部に付設してもよい。具体的には、天板22に相当する金属板が天板2の内部空間側に重ね合わせて固定され、左側板23に相当する金属板が左側板3の内部空間側に重ね合わせて固定され、右側板24に相当する金属板が右側板4の内部空間側に重ね合わせて固定され、底板25に相当する金属板が底板5の内部空間側に重ね合わせて固定され、背板6に相当する金属板が背板6の内部空間側に重ね合わせて固定されてもよい。
又、筐体1の内部に別々の部材として付設される、天板22に相当する金属板、左側板23に相当する金属板、右側板24に相当する金属板、底板25に相当する金属板、背板6に相当する金属板が筐体1の通気孔10の設けられた部材に対してだけ設置される構造であってもよく、その場合には、通気孔10を覆う部分的な大きさであってもよい。例えば、通気孔10が背板6に設けられた構造の場合において、背板26に相当する金属板が背板6の内部空間側を全面的に覆う大きさであってもよく、通気孔10を部分的に覆う大きさであってもよい。
図6及び図7を参照し、実施の形態5に係るパチンコ機の筐体1について説明する。図6に示すように、木質材又は木材又は合成樹脂からなる筐体1の内部空間7に、金属からなる筐体21を収容する構成であるが、図3及び図4に示す実施の形態3と相違する構造は、筐体1に設けられた通気孔15が筐体1の内部空間7と外部とに貫通する一様の貫通孔により構成され、筐体21が筐体1の内部空間7に収容された場合において背板6と背板26とが隙間29を形成するように互いに離れて配置され、筐体1の通気孔15と筐体21の通気孔28とが互いに前後方向で対向しないように筐体1の内部空間側面に平行する方向で位置をずらして形成されて空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっている。
換言すると、実施の形態5は、筐体1の通気孔を形成する部材として背板6を例とした場合であるので、筐体1の通気孔を形成する部材が外部側部材としての背板6と内部空間側部材としての背板26とからなり、背板6;26がそれの間に隙間29を形成するように互いに離れて配置され、背板6;26には通気孔15;28が筐体1の内部空間側面に平行する方向に位置をずらして形成されて空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっている。よって、図外の不正操作部材が筐体1の外部から通気孔15に挿入された場合でも、不正操作部材が金属製の背板26に衝突して通気孔28に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。
尚、通気孔15を、図1のB図又は図2に示す通気孔10と同様の構造に構成してもよい。筐体21が内部空間7に収容された場合において、図1に示す幕板14を筐体1に取り付けてもよい。又、通気孔15が下で通気孔28が上になるように、又は、通気孔15が左で通気孔28が右になるように、又は、通気孔15が右で通気孔28が左になるように、通気孔15;28が配置されてもよいが、図7に示すように、通気孔15が上で通気孔28が下になるように、通気孔15;28が配置されれば、内部空間7から外部への放熱が良好となる。
図8を参照し、実施の形態6に係るパチンコ機の筐体1について説明する。図8に示すように、筐体1の通気孔を形成する部材として背板6を例とした場合であるので、筐体1の通気孔を形成する部材が外部側部材としての背板6と内部空間側部材としての背板26に相当する単独の金属板30とからなり、背板6と金属板30とがそれらの間に隙間29を形成するように互いに離れて配置され、背板6と金属板30とには通気孔15;28が筐体1の内部空間側面に平行する方向に位置をずらして形成されて空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっている。よって、図外の不正操作部材が筐体1の外部から通気孔15に挿入された場合でも、不正操作部材が金属製の背板26に衝突して通気孔28に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。尚、金属板30は通気孔28を有すると共に通気孔15を部分的に覆う大きさであってもよい。単独の金属板30は、図3に示す筐体21を構成しない金属板である。
図9を参照し、実施の形態7に係るパチンコ機の筐体1について説明する。図9に示すように、筐体1の通気孔を形成する部材として背板6を例とした場合であるので、筐体1の通気孔を形成する部材が通気孔15の設けられた外部側部材としての背板6に相当する単独の金属板31と通気孔28の設けられた内部空間側部材としての背板26に相当する単独の金属板30とからなり、これらの金属板30:31が筐体1に固定されると共にそれの間に隙間29を形成するように互いに離れて配置され、通気孔15と通気孔28とが互いに前後方向で対向しないように筐体1の内部空間側面に平行する方向で位置をずらされで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造になっている。
よって、図外の不正操作部材が筐体1の外部から通気孔15に挿入された場合でも、不正操作部材が金属製の背板26に衝突して通気孔28に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。尚、金属板31が筐体1の後側開口を全面的に塞ぐ構造であり、金属板30が通気孔28を有すると共に通気孔15を全面的に覆いかつ金属板31を部分的に覆う大きさであってもよい。又は、金属板30が筐体1の後側開口を全面的に塞ぐ構造であり、金属板31が通気孔15を有すると共に通気孔28を全面的に覆いかつ金属板30を部分的に覆う大きさであってもよい。単独の金属板30;31は、図3に示す筐体21を構成しない金属板である。
図10を参照し、実施の形態8に係る通気孔10について説明する。図10に示すように、背板6の外側面には金属板32が設けられる。金属板32は背板6の外側面を全面的に覆う大きさであってもよく、又は、通気孔10を覆う部分的な大きさであってもよい。金属板32には、通気孔33が形成される。通気孔33は、通気孔10における外側凹部12の外部側開口より小さい口径であり、金属板32が背板6の外部側に重なり合わされて固定された場合に、金属板32の通気孔33を取り囲む部分が外側凹部12の外部側開口の一部を塞ぐようになっている。よって、図外の不正操作部材が金属板32の外部から通気孔33及び外側凹部12に挿入された場合でも、不正操作部材が外側凹部12の奥の縦面に衝突して隙間13に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。尚、通気孔10の構造を図2に示す構造としても適用可能である。図10において、図示は省略するが、金属板32の通気孔33を取り囲む部分が外側凹部12の外部側開口の周囲を塞ぐようしてもよい。
図11を参照し、実施の形態9に係る通気孔10について説明する。図11に示すように、背板6には図4に類似する通気孔28を有する背板26と図10に類似する通気孔33を有する金属板32とが設けられる。よって、図外の不正操作部材が金属板32の外部から通気孔33及び外側凹部12に挿入された場合でも、不正操作部材が外側凹部12の奥の縦面に衝突して隙間13に挿入され難くなり、外側凹部12に挿入された不正操作部材が隙間13から空間側凹部11に挿入された場合でも、不正操作部材が金属製の背板26の通気孔28を取り囲む部分に衝突して内部空間7に挿入され難くなるので、内部空間7に配置された図外の電気部品や機構部品に対する不正操作部材による不正操作を防止することができる。背板26は、図3に示す筐体21の背板26に相当する単独の金属板で構成してもよい。この単独の金属板は、筐体21を構成しない金属板である。
図12を参照し、実施の形態10に係るスロットマシンの筐体41について説明する。筐体41は、天板42の左端部と左側板43の上端部とが互いに固定され、天板42の右端部と右側板44の上端部とが互いに固定され、底板45の左端部と左側板43の下端部とが互いに固定され、底板45の右端部と右側板44の下端部とが互いに固定され、背板46の周縁部が天板42の後部と左側板43の後部と右側板44の後部と底板45の後部とに固定されたことにより、前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間47を構成する。
天板42と左側板43と右側板44と底板45及び背板46の素材は木質材又は木材又は合成樹脂等が考えられるが、天板42と底板45とには木質材又は木材を選択すれば、筐体41を島設備と言われる遊技機設置構造体に釘で固定することが容易である。天板42と左側板43と右側板44と底板45及び背板46は、直角な4隅を有する方形な板状である。左側板43及び右側板44は、左右対称形であり、下面と後面とが互いに直交し、上面と後面とが互いに直交し、前面が下方から上方に行くに従って徐々に後方に傾斜する後傾状になった形状である。天板42は、左右方向の寸法が底板45と同じであるが、底板45よりも前後方向の寸法が小さな方形である。背板46は、天板42と左側板43と右側板44と底板45とで囲まれた方形な内部空間47の後部を全面的に塞ぐ大きさである。よって、内部空間47の前面開口は、下方から上方に行くに従って徐々に後方に傾斜する後傾状になった斜面を構成する。
左側板43及び右側板44には取っ手8;9が個別に設けられ、背板46には通気孔10が設けられる。通気孔10は、空間側凹部11と外側凹部12とを隙間13(図1のB図参照)で繋いで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造である。
実施の形態1に係るパチンコ機の筐体1は内部空間7の前面開口が垂直面を構成すると共に幕板14が設けられた構造であるに対し、実施の形態8に係るスロットマシンの筐体41は内部空間47の前面開口が後傾状の斜面を構成すると共に上記幕板14が設けられていない構造であることで相違するものの、筐体41によれば、図1に示す筐体1と同じ作用効果を発揮することができる。尚、筐体41の前面には、スロットマシンの図外の前扉が左側に位置するヒンジを中心として開閉可能に連結される。
尚、図2乃至図11の筐体1を筐体41と読み替え、図2乃至図11の天板2を天板42と読み替え、図2乃至図11の左側板3を左側板43と読み替え、図2乃至図11の右側板4を右側板44と読み替え、図2乃至図11の底板5を底板45と読み替え、図2乃至図11の背板6を背板46と読み替え、図2乃至図11の内部空間7を内部空間47と読み替えることにより、図12に示すスロットマシンの筐体41に、図2乃至図11に示す種々の構造も適用可能である。
1は筐体、2は天板、3は左側板、4は右側板、5は底板、6は背板、7は内部空間、8;9は取っ手、10は通気孔、11は空間側凹部、12は外側凹部、13は隙間、14は幕板、15は通気孔、16乃至20は欠番、21は筐体、22は天板、23は左側板、24は右側板、25は底板、26は背板、27は内部空間、28は通気孔、29は隙間、30は隙間、30乃至32は金属板、33は通気孔、34乃至40は欠番、41は筐体、42は天板、43は左側板、44は右側板、45は底板、46は背板、47は内部空間、48乃至50は欠番、51は外枠、52は内部空間、53は天板、54は底板、55は左側板、56は右側板、57は幕板。

Claims (2)

  1. 左側板と右側板と天板と底板と背板とが互いに固定されて前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間を構成する箱形の遊技機用筐体であって、筐体には筐体の内部空間側から外部側に窪む空間側凹部と筐体の外部側から内部空間側に窪む外側凹部とを筐体の内部空間側面に平行する方向又は直交する方向に位置をずらして形成された隙間で繋いで空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難い構造の通気孔が設けられたことを特徴とする遊技機の筐体。
  2. 左側板と右側板と天板と底板と背板とが互いに固定されて前方に開放されかつ左右上下後の囲まれた方形な内部空間を構成する箱形の遊技機用筐体であって、筐体の通気孔を形成する部材が内部空間側部材と外部側部材とからなり、内部空間側部材と外部側部材とがそれらの間に隙間を形成するように互いに離れて配置され、内部空間側部材と外部側部材とには通気孔が別々に設けられ、内部空間側部材の通気孔と外部側部材の通気孔とが互いに空気を流通させるものの不正操作部材を通過させ難いように内部空間側面に平行する方向に位置をずらして配置されたことを特徴とする遊技機の筐体。
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