JP5916672B2 - サーマルヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、サーマルヘッドに関する。
従来、サーマルヘッドを用いたサーマルプリンタが知られている。例えば特許文献1には、交互に対向してかみ合うように形成された共通電極と個別電極との上層に帯状の発熱体を設け、個別電極への通電を制御することにより印字を行うサーマルヘッドが記載されている。
特許第3661848号公報
特許文献1に記載のサーマルヘッドには、部分的に印字が薄くなってしまうという問題があった。
請求項1に記載のサーマルヘッドは、絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在する第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体とを備え、前記複数の第1延在部のうちの一対の第1延在部の間には、前記複数の第2延在部のうちの1つの第2延在部が設けられ、前記複数の第2延在部のうち、前記1つの第2延在部を含む一対の第2延在部の間には、前記一対の第1延在部を構成する2つの第1延在部のうちの一方が設けられ、前記一対の第1延在部を構成する一方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量は他方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量より少なく且つ前記一方の第1延在部は前記他方の第1延在部よりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記一対の第2延在部を構成する一方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量は他方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量より少なく且つ前記一方の第2延在部は前記他方の第2延在部よりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とする。
請求項7に記載のサーマルヘッドは、絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在し前記複数の第1延在部と交互に対向してかみ合う様に形成された第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体とを備え、前記複数の第1延在部は、前記副走査方向に直交する主走査方向に一列に並べて配列され、前記複数の第2延在部は、前記主走査方向に一列に並べて配列され、前記複数の第1延在部のうち一列の中央に配置された前記第1延在部は、他の前記第1延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記複数の第2延在部のうち一列の中央に配置された前記第2延在部は、他の前記第2延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とする。
請求項8に記載のサーマルヘッドは、絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在し前記複数の第1延在部と交互に対向してかみ合う様に形成された第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体と、前記複数の個別電極に電流を流す少なくとも2つのドライバICとを備え、前記複数の個別電極は、前記副走査方向に直交する主走査方向に一列に並べて配列され、前記2つのドライバICは、前記主走査方向に一列に並べて配列され、前記2つのドライバICの一方に接続された前記複数の個別電極のうち、前記2つのドライバICの他方に隣接する側の前記個別電極が有する前記第2延在部は、前記2つのドライバICの一方に接続された他の前記個別電極が有する前記第2延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記2つのドライバICの一方に接続された前記複数の個別電極のうち、前記2つのドライバICの他方に隣接する側の前記個別電極に対応する前記1延在部は、前記2つのドライバICの一方に接続された他の前記個別電極に対応する前記第1延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とする。
本発明によれば、均一な印字濃度を有するサーマルヘッドを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。 第1延在部20および第2延在部30の形状を示す平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。 第4エリア44における第1延在部20および第2延在部30の形状を示す平面図である。 3つのドライバIC6を有するサーマルヘッドの平面図である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す断面図である。サーマルヘッド100は、支持板5上に固定された絶縁基板4およびプリント配線板9を備える。絶縁基板4は、セラミックなどの絶縁体によって形成される。絶縁基板4上には、例えば金などの導体をフォトリソグラフ法を用いて、不要な部分をエッチングにより除去することで、共通電極2と複数の個別電極3とが形成される。共通電極2および複数の個別電極3の上層には、例えば厚膜印刷により、帯状の発熱体1が形成される。プリント配線板9上には、2つのドライバIC6と、印字制御等を行う外部機器にサーマルヘッド100を接続するためのコネクタ10が設けられている。各々の個別電極3の一端は、いずれかのドライバIC6に金線7で接続される。金線7およびドライバIC6は、封止樹脂8によりモールドされている。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。共通電極2は、副走査方向(図2の紙面上下方向)に沿って延在する複数の第1延在部20を有する。複数の個別電極3はそれぞれ、副走査方向に沿って延在する第2延在部30を有する。これら複数の第1延在部20と複数の第2延在部30は、交互に対向してかみ合うように形成される。発熱体1は、複数の第1延在部20と複数の第2延在部30に跨がって形成され、第1延在部20と第2延在部30の配列方向である主走査方向に延出されている。
2つのドライバIC6は、共通電極2から発熱体1を介して各々の個別電極3に電流を流す。これにより、第1延在部20と第2延在部30とが交互に対向してかみ合う様に形成された部分の間にある発熱体1部分に電流が流れ、その部分が発熱する。この熱を感熱紙などの印字媒体に与えることで印字が行われる。
共通電極2の第1延在部20の寸法を同一に揃え、個別電極3の第2延在部30の寸法を同一に揃えると、印字されるドットの濃さにムラが生じる。このムラの原因は、各ドットに対応する配線の配線長が不均一であり、従って導体抵抗が不均一であることに起因する。以下、この点について詳述する。
サーマルヘッド100の製造時に、製造者はいわゆるパルストリミングを実施する。パルストリミングは、各個別電極3について、プリント配線板9からドライバIC6までの間の抵抗値を略均一に揃える処理である。
パルストリミングの手順は以下の通りである。まず、処理対象の個別電極3について、共通電極2の端(プリント配線板9と接続されている部分)と当該個別電極3の端(ドライバIC6と接続されている部分)との間に所定の電圧を印加する。そして、その際にそこに流れる電流量を測定する。測定された電流量に応じて、当該個別電極3に対応する発熱体1部分の抵抗値を調節する。これを全ての個別電極3について繰り返す。
ところで、図2から明らかな通り、1つのドライバIC6に対応する各個別電極3の配線長は、均一ではない。例えば、ドライバIC6の中央部に対応する個別電極31は、ドライバIC6側から紙面上方向に真っ直ぐに伸びている。一方で、ドライバIC6の端部に対応する個別電極32は、ドライバIC6側から紙面右上方向に伸びているため、その配線長は個別電極31に比べて長くなっている。この配線長の長短により、個別電極3の導体抵抗は均一ではなくなっている。
また、サーマルヘッド100の左側からサーマルヘッド100の中央部に位置する第1延在部22に流れ込む電流は、コモンパターン11を長さL1だけ通るのに対し、サーマルヘッド100の左側からサーマルヘッド100の端部に位置する第1延在部23に流れ込む電流は、コモンパターン11をL1より短い長さL2だけ通る。つまり、各第1延在部20の相対的な位置関係によっても、配線長の長短が異なる。この配線長の長短により、プリント配線板9から第1延在部20までの導体抵抗も均一ではない。
パルストリミングにより、プリント配線板9からドライバIC6までの導体抵抗はある均一な値Raに整えられる。この値Raは、プリント配線板9から第1延在部20までの抵抗値Rcomと、発熱体1部分の抵抗値Rと、個別電極3の抵抗値Rleadとの総和である。ところが、個別電極3の抵抗値Rleadは均一でなく、プリント配線板9から第1延在部20までの抵抗値Rcomも均一でない。従って、発熱体1部分の抵抗値Rは、サーマルヘッド100における相対的な位置関係に応じて不均一になる。つまり、同一の電圧を印加し、同一の電流を流しても、発熱体1部分で消費される電力量は均一にはならず、発熱量にムラが生じ、よって印字結果には濃淡ムラが発生する。
本実施形態では、このような導体抵抗の高低による濃淡ムラを防ぐため、発熱体1を端部から中央に向かって順に第1エリア41、第2エリア42、および第3エリア43の3つのエリアに区切り、エリア毎に第1延在部20および第2延在部30の形状を変化させている。以下、第1延在部20および第2延在部30の形状について説明する。
図3(a)は、第1エリア41における第1延在部20および第2延在部30の形状を示す平面図である。第1延在部20と第2延在部30がかみ合う部分の幅W2は、発熱体1の幅W1よりも広く設定されている。従って、第1延在部20および第2延在部30は、それぞれ発熱体1の発熱に寄与する部分51と、発熱体1の発熱に寄与しない部分52とを有することになる。
発熱体1の幅W1は、個別電極3のピッチPに近似した寸法に設定される。このようにするのは、印字されるドットの縦と横の寸法を同一にするためである。なお、共通電極2の第1延在部20のピッチは、個別電極3のピッチPと同一である。
図3(b)は、第3エリア43における第1延在部20および第2延在部30の形状を示す平面図である。第3エリア43における第1延在部20および個別電極3のピッチPは、第1エリア41と同一である。一方、第3エリア43では、第1延在部20の幅X3および第2延在部30の幅X2が、第1エリア41の場合に比べて狭く設定されている。従って、発熱体1の有効印字領域53(第1延在部20と第2延在部30により区切られた領域)の面積は、第1エリア41の場合に比べて大きくなる。また、発熱体1の発熱に寄与しない部分52の面積は、第1エリア41の場合に比べて小さくなる。本実施形態では更に、第1延在部20と第2延在部30とがかみ合う部分の幅W2も、第1エリア41の場合に比べて狭く設定している。そのため、発熱体1の発熱に寄与しない部分52の面積は、第1エリア41の場合に比べてより一層小さくなる。
なお、図示は省略するが、第2エリア42では、第1延在部20の幅X3および第2延在部30の幅X2を、第1エリア41の場合と第3エリア43の場合との中央値に設定している。第1延在部20と第2延在部30とがかみ合う部分の幅W2についても同様である。つまり本実施形態では、第1延在部20の幅X3、第2延在部30の幅X2、および第1延在部20と第2延在部30とがかみ合う部分の幅W2を、第1エリア41、第2エリア42、第3エリア43の順に、段階的に狭くしている。
ここで、第3エリア43と第2エリア42との境界部に位置する一対の第1延在部20に注目する。この一対の第1延在部20を構成する2つの第1延在部20は、一方が第3エリア43に位置し、他方が第2エリア42に位置する。前者(第3エリア43に位置する第1延在部20)と後者(第2エリア42に位置する第1延在部20)とを比較すると、前者を介して発熱体1で消費される電力量は、後者を介して発熱体1で消費される電力量よりも少なくなっている。これは、前述した通り、共通電極2に対する相対位置の違い(すなわち、コモンパターン11における導体抵抗の違い)に起因するものである。従って、前者の発熱体1における発熱量は、後者の発熱体1における発熱量よりも少なくなる。ところが、本実施形態では、前者は後者よりも発熱体1の発熱に寄与しない部分52の面積が小さくなっている。そのため、前者は後者よりも有効印字領域53の面積が大きく、且つ、前者は後者よりも発熱体1の発熱に寄与しない部分52から逃げる熱量が少なくなっている。結果として、前者と後者とで印字濃度の差が生じないようになっている。第3エリア43と第2エリア42との境界部に位置する一対の第2延在部30についても同様である。また、第2エリア42と第1エリア41との境界部についても同様である。
上述した第1の実施の形態によるサーマルヘッドによれば、次の作用効果が得られる。
(1)第3エリア43と第2エリア42との境界に位置する一対の第1延在部20において、第3エリア43に属する第1延在部20を介して発熱体1で消費される電力量は、第2エリア42に属する第1延在部20を介して発熱体1で消費される電力量より少なく、且つ、第3エリア43に属する第1延在部20は第2エリア42に属する第1延在部20よりも発熱体1の発熱に寄与しない部分52の面積が小さい。第2延在部30についても同様にした。このようにしたので、均一な印字濃度を有するサーマルヘッドを提供することができる。第2エリア42と第1エリア41との境界についても同様である。
(2)第3エリア43と第2エリア42との境界に位置する一対の第1延在部20において、第3エリア43に属する第1延在部20を、第2エリア42に属する第1延在部20よりも副走査方向の長さが短くなるよう形成した。第2延在部30についても同様にした。このようにしたので、導体抵抗が大きいことに起因する印字濃度の薄さが、発熱体1の発熱に寄与しない部分52からの放熱量の低減により軽減され、第3エリア43と第2エリア42との印字濃度の差が小さくなる。第2エリア42と第1エリア41についても同様である。
(3)第3エリア43と第2エリア42との境界に位置する一対の第1延在部20において、第3エリア43に属する第1延在部20を、第2エリア42に属する第1延在部20よりも主走査方向の長さが短くなるよう形成した。第2延在部30についても同様にした。このようにしたので、導体抵抗が大きいことに起因する印字濃度の薄さが、発熱体1の有効印字領域53の面積が大きくなることにより軽減され、第3エリア43と第2エリア42との印字濃度の差が小さくなる。第2エリア42と第1エリア41についても同様である。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るサーマルヘッドの構成を示す平面図である。以下、本実施形態のサーマルヘッド110の、第1の実施の形態に係るサーマルヘッド100との相違点を中心に説明する。
第2の実施の形態に係るサーマルヘッド110では、発熱体1を端部から中央部に向かって、順に第1エリア41、第2エリア42、第3エリア43、および第4エリア44の4つエリアに区切り、エリア毎に第1延在部20および第2延在部30の形状を変えている。第1エリア41〜第3エリア43については、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
図5は、第4エリア44における第1延在部20および第2延在部30の形状を示す平面図である。第4エリア44において、第1延在部20の幅X3、第2延在部30の幅X2、および第1延在部20と第2延在部30とがかみ合う部分の幅W2は、第3エリア43よりも更に狭く設定されている。これに加えて、第4エリア44では、第1延在部20および第2延在部30の、発熱体1の発熱に寄与する部分51の中央部を、他の部分よりも幅広に形成している。以下の説明では、この幅広に形成された部分を、拡大部54と称する。
副走査方向における拡大部54の幅W3は、発熱体1の幅W1よりも短く設定される。また、主走査方向における拡大部54の幅X15は、第1延在部20や第2延在部30の拡大部54以外の領域の幅X12よりも長く設定される。このように形成された第1延在部20と第2延在部30の、拡大部54同士の間隔X14は、拡大部54以外の場所における間隔X11よりも当然に短くなる。そのため、共通電極2から発熱体1を介して個別電極3に流れる電流は、拡大部54同士の間により集中して流れる。その結果、第4エリア44における発色効率は、他のエリアよりも更に改善され、印字濃度の低下をより確実にカバーすることが可能となる。
上述した第2の実施の形態によるサーマルヘッドによれば、次の作用効果が得られる。
(1)第4エリア44と第3エリア43との境界に位置する一対の第1延在部20において、第4エリア44に属する第1延在部20の、上層に発熱体1が存在する部分51には、主走査方向に幅広な拡大部54が含まれる。このようにしたので、発色効率を更に高めることが可能になる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した各実施の形態では、2つのドライバIC6を設けたサーマルヘッドについて説明した。本発明はこのような実施の形態に限定されない。すなわち、ドライバIC6の数は1つでも3つ以上でもよい。
また、上述した各実施の形態では、各延在部について見た導体抵抗は、発熱体1の中央部が最も大きく、発熱体1の端部に向かって低下していた。このような発熱体1全体における延在部の位置と導体抵抗の大きさとの関係は一例である。実際には、発熱体1全体における延在部の位置と導体抵抗の大きさとは、ドライバIC6の数など、回路レイアウトにより変化する。
図6に、3つのドライバIC6を有するサーマルヘッドの平面図を示す。図6に示すサーマルヘッド120の場合、導体抵抗が最も大きい、すなわち印字濃度が最も薄い位置は、各ドライバIC6の間に位置する延在部の位置である。このような場合には、導体抵抗の大きさ(印字濃度の薄さ)に応じて、エリア毎に延在部の形状を変化させてやればよい。例えば図6では、最も導体抵抗が大きくなるドライバIC6間に、発熱体1の発熱に寄与しない部分52が最も小さく設定された第3エリア43を設定し、そこから最も導体抵抗が大きくなる発熱体1の両端に向かって、発熱体1の発熱に寄与しない部分52が大きい第2エリア42、第1エリア41を順に設定している。この例のように、どの位置の延在部の形状をどのように変化させるかは、導体抵抗の大きさに応じて適宜定めればよい。
(変形例2)
上述した各実施形態では、発熱体1全体をいくつかのエリアに分け、エリア毎に第1延在部20および第2延在部30の形状を変化させていた。換言すれば、第1延在部20および第2延在部30の形状を段階的に変化させていた。これを、徐々に変化させるようにしてもよい。
(変形例3)
上述した各実施形態では、第1延在部20および第2延在部30を、発熱体1の幅を超えて延在させていたが、本発明はこのような実施形態に限定されない。例えば、第1延在部20や第2延在部30の一端が発熱体1の内部に留まり、発熱体1から突出しないようにした場合であっても、本発明を適用することが可能である。
(変形例4)
上述した各実施形態では、第1延在部20と第2延在部30の両方の形状を変化させていた。これを、一方だけ変化させるようにしても、上述した各実施形態と同様の作用効果を得ることが可能である。例えば、第1延在部20の形状は発熱体1全体に渡って同一とし、第2延在部30の形状のみを、導体抵抗に応じて変化させることができる。
本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
1…発熱体、2…共通電極、3…個別電極、4…絶縁基板、5…支持板、6…ドライバIC、7…金線、8…封止樹脂、9…プリント配線板、10…コネクタ、11…コモンパターン、20…第1延在部、30…第2延在部、100,110,120…サーマルヘッド

Claims (8)

  1. 絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、
    前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在する第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、
    前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体とを備え、
    前記複数の第1延在部のうちの一対の第1延在部の間には、前記複数の第2延在部のうちの1つの第2延在部が設けられ、
    前記複数の第2延在部のうち、前記1つの第2延在部を含む一対の第2延在部の間には、前記一対の第1延在部を構成する2つの第1延在部のうちの一方が設けられ、
    前記一対の第1延在部を構成する一方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量は他方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量より少なく且つ前記一方の第1延在部は前記他方の第1延在部よりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記一対の第2延在部を構成する一方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量は他方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量より少なく且つ前記一方の第2延在部は前記他方の第2延在部よりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 請求項1に記載のサーマルヘッドにおいて、
    前記複数の第1延在部は一列に並べて配置され、
    前記一方の第1延在部が前記他方の第1延在部よりも前記一列の中央に近いことに起因して、前記一方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量が前記他方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量よりも少ないか、または前記一方の第2延在部が前記他方の第2延在部よりも前記一列の中央に近いことに起因して、前記一方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量が前記他方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量よりも少ないことを特徴とするサーマルヘッド。
  3. 請求項1に記載のサーマルヘッドにおいて、
    前記一方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量が、前記個別電極の配線長に起因して、前記他方の第1延在部を介して前記発熱体で消費される電力量よりも少ないか、または前記一方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量が、前記個別電極の配線長に起因して、前記他方の第2延在部を介して前記発熱体で消費される電力量よりも少ないことを特徴とするサーマルヘッド。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のサーマルヘッドにおいて、
    前記一方の第1延在部が、前記他方の第1延在部よりも副走査方向の長さが短いか、または前記一方の第2延在部が、前記他方の第2延在部よりも副走査方向の長さが短いことを特徴とするサーマルヘッド。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のサーマルヘッドにおいて、
    前記一方の第1延在部が、前記他方の第1延在部よりも主走査方向の長さが短いか、または前記一方の第2延在部が、前記他方の第2延在部よりも主走査方向の長さが短いことを特徴とするサーマルヘッド。
  6. 請求項5に記載のサーマルヘッドにおいて、
    前記一方の第1延在部の、上層に前記発熱体が存在する部分には、前記主走査方向に幅広な拡大部が含まれることを特徴とするサーマルヘッド。
  7. 絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、
    前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在し前記複数の第1延在部と交互に対向してかみ合う様に形成された第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、
    前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体とを備え、
    前記複数の第1延在部は、前記副走査方向に直交する主走査方向に一列に並べて配列され、
    前記複数の第2延在部は、前記主走査方向に一列に並べて配列され、
    前記複数の第1延在部のうち一列の中央に配置された前記第1延在部は、他の前記第1延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記複数の第2延在部のうち一列の中央に配置された前記第2延在部は、他の前記第2延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とするサーマルヘッド。
  8. 絶縁基板上に形成され、副走査方向に延在する複数の第1延在部を有する共通電極と、
    前記絶縁基板上に形成され、前記副走査方向に延在し前記複数の第1延在部と交互に対向してかみ合う様に形成された第2延在部をそれぞれが有する複数の個別電極と、
    前記複数の第1延在部および前記複数の第2延在部の上層に帯状に形成された発熱体と、
    前記複数の個別電極に電流を流す少なくとも2つのドライバICとを備え、
    前記複数の個別電極は、前記副走査方向に直交する主走査方向に一列に並べて配列され、
    前記2つのドライバICは、前記主走査方向に一列に並べて配列され、
    前記2つのドライバICの一方に接続された前記複数の個別電極のうち、前記2つのドライバICの他方に隣接する側の前記個別電極が有する前記第2延在部は、前記2つのドライバICの一方に接続された他の前記個別電極が有する前記第2延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいか、または、前記2つのドライバICの一方に接続された前記複数の個別電極のうち、前記2つのドライバICの他方に隣接する側の前記個別電極に対応する前記1延在部は、前記2つのドライバICの一方に接続された他の前記個別電極に対応する前記第1延在部の少なくとも1つよりも前記発熱体の発熱に寄与しない部分の面積が小さいことを特徴とするサーマルヘッド。
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