JP5916014B2 - 除湿システム - Google Patents

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Description

本発明は、回転式ロータを備えた除湿システムに関する。
半導体や、リチウムイオン電池の一部の製造プロセスは、水分の影響を受けやすいため、低湿度環境内で行われる。例えば、リチウムイオン電池のほとんどの製造プロセスでは、露点温度−30℃以下の雰囲気とすることが要求される。特に、電解液を電池パッケージ内に注入するプロセスでは、電解液が水分と反応しやすいことから、その反応を十分に抑制する必要があり、露点温度−60℃程度の製造環境が求められる。このような製造環境を低露点に維持するために除湿システムが導入されている。
従来から一般に用いられている冷却除湿方法では、冷却装置部分の霜付き(凍結)があるため、露点温度が0℃程度以下には対応できない。
そこで、上記低湿度環境で要求される低露点な環境に保つための除湿システムには、図5に示すような回転式のロータを用いた除湿装置30が使用されている。この除湿装置30は、軸方向に気体が流れるように構成された円筒状のロータ31を有している。ロータ31の内部はハニカム状になっており、塩化リチウムや塩化カルシウムなどの吸収液を含侵させた不織布や、シリカゲル、ゼオライトなどの吸着剤が坦持されている。ロータ31の端面は、セパレータ35により除湿ゾーン32、再生ゾーン33、パージゾーン34に仕切られている。
このような除湿装置30を用いて露点温度−60℃程度の供給空気を得るための除湿システムの構成例を図6に示す。なお、図6では、説明のためロータ31を模式的に表現している。具体的には、図のロータ31は、ある瞬間に内部を流れる気体の状態によって、除湿対象の空気が流れる部分を除湿ゾーン32、再生空気が流れる部分を再生ゾーン33、パージ空気が流れる部分をパージゾーン34としている。
ファンによってシステム内に取り込まれた外気は、プレクーラ36で所定の温度まで冷却除湿された後、室内からの戻り空気と混合され除湿ゾーン32を通過することでロータ31の吸着剤により水分が吸着され、例えば露点温度−60℃の空気となる。その後、熱交換機37によって所定の温度に調整されて低湿度室へと供給される。
一方、プレクーラ36を出た空気と戻り空気の混合空気の一部(パージ空気)は、再生ゾーンで加熱されたロータ31を冷却するためにパージゾーン34へと導入される。パージゾーン34を出た空気(再生空気)は、再生ヒータ38で所定の温度まで加熱された後、再生空気ファンによって再生ゾーン33へと導入される。再生空気は、再生ゾーン33を通過する際に吸着剤に吸着された水分を脱離させてロータ31の吸着剤の吸着力を回復する。再生ゾーン33を出た水分を含んだ空気(再生排気)は、システム外へと排気される。このように、乾式除湿装置30は、ロータ31が回転しながら水分の吸着と脱離を連続的に行うことで、高い除湿性能を発揮することができる。なお、供給空気の露点温度が−50℃程度よりも高い場合は、再生空気に外気あるいは再生排気の一部を混合する場合もある。
しかし、このような回転式ロータを使用した除湿システムは、電気や高圧蒸気といったエクセルギーの高いエネルギーを必要とする。また再生空気全量を室内からの戻り空気も混合したパージエアを用いて再生空気温度も140℃以上といった高温となっており、流量も多く、通常24時間連続運転であることもあり、エネルギー消費量が非常に多いことから、消費エネルギーの低減が求められていた。また、特許文献1では、再生排気の再循環利用や特許文献2ではパージエアの閉サイクル利用などの提案がされているが、これらのシステムでは露点湿度−60℃の達成は難しかった。また、特許文献3,4では、除湿回転ロータを直列に配置して、低湿度室に供給する空気を1系統として、要求される最も低い露点湿度に合わせてシステムを構成していた。
特開2011−27283号公報 特開2012−24665号公報 特開2000−300935号公報 特開昭61−71821号公報
前記のような消費エネルギーの低減あるいは、露点温度−60℃といった極低露点空気を得るための工夫はしているものの、いずれの従来技術も、低湿度室全体に1系統すなわち同一の露点温度で供給していることから、要求される低露点温度の空気を得るためには、消費エネルギーの低減が難しかった。
通常、低湿度室には、作業員などの水分負荷があるため、室内の露点温度は、−30℃〜−40℃程度以下に設定される。一方、製造プロセスの重要な空間では露点温度−60℃程度が求められている。
この点を改良するために、露点温度を−60℃とする必要があるリチウムイオン電池の電解液を扱うプロセスについては、低湿度室内にチャンバ状の作業空間を設けるなどして、作業員などの人体負荷が作業空間に入り込まないような提案も行っている。
しかし、たとえ作業空間と作業員などの水分負荷が存在する空間とを区分したとしても、特許文献1〜4の発明は、低湿度室全体に露点温度が同一の1系統(特許文献3,4では−60℃未満)の空気を供給していることから、供給空気の露点温度は必要とされる最低露点温度に合わせる必要があり、エネルギーの低減は難しかった。通常、供給空気量を同じとすると、露点温度−50℃と露点温度−60℃の供給では、ロータ及びその周辺で使用される冷却加熱装置、具体的にはプレクーラや再生ヒータ、アフターヒータのエネルギー消費が1.5〜2倍となるという課題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、低湿度室内に要求露点温度α以下で、水分負荷のある第1の対象空間と、要求露点温度が前記αより低いβ以下で、水分負荷が第1の対象空間よりも小さい、あるいは水分負荷のない第2の対象空間とがある場合において、各対象空間の雰囲気を要求露点温度以下に維持しつつ、従来よりもエネルギー消費を削減し、システム全体のランニングコストを低減することができる除湿システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明の除湿システムは、以下の構成を有することを特徴とする。
(1)要求露点温度の異なる2つの対象空間のそれぞれに、露点温度の異なる空気を供給する。
(2)水分吸着剤を含浸あるいは担持したロータを回転させながら除湿ゾーンに空気を通過させることによって空気を除湿すると共に、再生ゾーンに加熱空気を通過させることによってロータを再生する第1の除湿装置と第2の除湿装置と、を備える。
(3)2つの対象空間は、要求露点温度α以下で、水分負荷のある第1の対象空間と、要求露点温度が前記αより低いβ以下で水分負荷が第1の対象空間よりも小さいあるいは水分負荷のない第2の対象空間とからなる。
(4)第1の除湿装置は、自装置の除湿ゾーンを通過させて、前記第1の対象空間の要求露点温度αよりも低露点な露点温度γの第1の除湿装置による処理空気を生成し、この第1の除湿装置による処理空気を第1の対象空間に対して供給する。
(5)第2の除湿装置は、第1の除湿装置による処理空気の一部を自装置の除湿ゾーンに通過させて、第2の対象空間の要求露点温度β以下の露点温度δの第2の除湿装置による処理空気を生成し、この第2の処理空気を前記第2の対象空間に対して供給する。
また、次のような構成も本発明の一態様である。
(6)第1の除湿装置と第2の除湿装置が、要求露点温度α以下の第1の対象空間への処理空気と、要求露点温度β以下の第2の対象空間への処理空気を除湿する場合に、第1の除湿装置と第2の除湿装置の除湿運転に必要な冷却及び加熱の合計エネルギーと、第1の除湿装置と第2の除湿装置が、各対象空間に第1の除湿装置による処理空気と第2の処理装置による処理空気を供給するために必要な送風機の運転に必要な合計エネルギーとの総和が最小になるように、第1の処理装置による処理空気の露点温度γと第2の処理装置による処理空気の露点温度δを決定してもよい。
(7)第1の処理装置による処理空気の露点温度γが、第1の対象空間の要求露点温度αと第2の処理空間の要求露点温度βとの平均値以下、前記β以上となるようにしてもよい。
(8)第1の処理装置による処理空気の一部が第2の除湿装置の再生ゾーンを通過するように構成し、第2の除湿装置の再生ゾーンを通過した空気が、第1の除湿装置の再生ゾーンを通過するように構成してもよい。
本発明によれば、要求露点温度α以下で、水分負荷のある第1の対象空間と、要求露点温度が前記αより低いβ以下で水分負荷が第1の対象空間よりも小さいあるいは水分負荷のない第2の対象空間とについて、各対象空間の雰囲気を効率良く要求露点温度以下に維持することにより、エネルギー消費を削減し、システム全体のランニングコストを低減することができる。
第1の実施形態に係る除湿システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る乾式除湿装置の作用を説明する空気線図である。 第2の実施形態に係る除湿システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る除湿システムの構成を示すブロック図である。 回転式のロータを使用した乾式除湿装置の構成を示す図である。 乾式除湿装置を使用した従来の除湿システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の各実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.構成)
(1−1.全体構成)
図1は、本実施形態に係る除湿システム1、および除湿システム1が除湿空気を供給する対象空間A、Bを示す図である。除湿システム1は、直列に接続された第1の除湿装置10と第2の除湿装置20を有する。第1の除湿装置10は、除湿システム1内に取り込まれた外気と対象空間Aからの戻り空気の混合空気を除湿し、除湿後の低露点空気を対象空間Aに供給するものである。第2の除湿装置20は、第1の除湿装置10で除湿された空気の一部を取り込んで更に除湿し、より低露点な空気を対象空間Bに供給するものである。
対象空間Aと対象空間Bは、それぞれで要求される露点温度が異なる別々の空間である。本実施形態では、対象空間Aの要求露点温度αは−32℃以下、対象空間Bの要求露点温度βは−60℃以下である。これらの要求露点温度は、各対象空間の雰囲気について最低限維持しなければならない露点温度である。
対象空間Aは、例えば、作業員が存在する室内空間であり、人体やその他による水分負荷があり、この対象空間A内の空気を要求露点温度α(−32℃)以下に維持するためには、水分負荷を考慮して、要求される露点温度αよりも低露点温度の空気を供給しなければならない空間である。一方、対象空間Bは、湿度負荷が入り込まないように供給空気により陽圧が維持されるように仕切られている。対象空間Bは、湿度負荷が存在しない空間であって、例えば低湿度室の一部に区画形成された装置用のブースである。湿度負荷がないため、この対象空間Bに対しては、要求露点温度β(−60℃)の空気を供給すればよい。
(1−2.第1の除湿装置)
図1に示すように、第1の除湿装置10は、内部にシリカゲルなどの吸着剤を坦持したロータ11を備えている。ロータ11の端面は、図示しないセパレータにより除湿ゾーン12、再生ゾーン13、パージゾーン14に仕切られている。この第1の除湿装置10の構成は、従来の除湿装置30と同じであるため、詳細な説明は省略する。
この第1の除湿装置10は、次のようにして対象空間Aに低露点空気を供給する。すなわち、ファン7aによって、外気ダクト2からシステム内に取り込まれた外気は、プレクーラ4aで所定の温度まで冷却された後、対象空間Aから環気ダクト2cを通って戻る空気と混合される。混合された空気は、ファン7aの下流で分岐されて、第1の除湿装置10の除湿ゾーン12とパージゾーン14へと導入される。
除湿ゾーン12へ導入された空気は、除湿ゾーン12を通過することで吸着剤により水分が吸着されて低露点空気(以下、第1の処理空気という)となる。この第1の処理空気は、熱交換器5aによって対象空間A内が所定温度で一定となるように温度調整(加熱及び冷却)された後、給気ダクト3を通って対象空間Aに供給される。対象空間Aから戻る空気は、環気ダクト2cを通って外気系統と混合される。
一方、ファン7aの下流で分岐されて、第1の除湿装置10のパージゾーン14へと導入される空気は、パージファン7bによってパージダクト2aへ取り込まれ、再生ゾーン13で加熱されたロータ11を冷却するためにパージゾーン14を通過する。パージゾーン14を出た空気は、合流ダクト2bを通って再生空気ダクト7へ導入されて再生空気の一部として利用される。再生空気は、再生ヒータ6aで所定の温度まで加熱された後、再生ゾーン13を通過することでロータ11の吸着剤から水分を脱離させてその吸湿力を回復する。再生ゾーン13を出た水分を含んだ再生排気は、排気ダクト4を通って、システム外へと排気される。
第1の処理空気、すなわち除湿ゾーン12から吹出す空気の露点温度γは、対象空間A、Bの要求露点温度であるα、βによって決まる後述する設定範囲で設定される。本実施形態では、第1の処理空気の露点温度γは、−50℃に設定されている。また、第1の処理空気の流量は、対象空間Aの容積や要求露点温度αと第1の処理空気の露点温度γとの差、対象空間A内の水分負荷及び対象空間Bの要求露点温度と流量等に応じて調整される。
(1−3.第2の除湿装置)
図1に示すように、第2の除湿装置20は、水分吸着剤を含浸あるいは担持したロータ21を備えている。ロータ21の端面は、図示しないセパレータにより除湿ゾーン22、再生ゾーン23、パージゾーン24に仕切られている。この第2の除湿装置20の構成は、上述の除湿装置10と同じであるため、詳細な説明は省略する。
この第2の除湿装置20は、次のようにして対象空間Bに露点温度βの空気を供給する。すなわち、給気ダクト3を流れる第1の処理空気の一部は、分岐ファン7dによって、分岐ダクト3aに取り込まれる。分岐された第1の処理空気は、プレクーラ4bで所定の温度まで冷却された後、分岐ファン7dの下流で分岐されて、第2の除湿装置20の除湿ゾーン22とパージゾーン24とに導入される。
除湿ゾーン22に導入された空気は、除湿ゾーン22を通過することで、吸着剤により水分が吸着されて、第1の処理空気より低露点な露点温度βの空気(以下、第2の処理空気)となる。この第2の処理空気は、熱交換器5bによって対象空間B内が所定温度で一定となるように温度調整された後、供給ダクト5を通って対象空間Bに供給される。
一方、プレクーラ4bを出た空気の一部は、再生ゾーン23で加熱されたロータ21を冷却するため、パージダクト3bを通ってパージゾーン24へと導入される。パージゾーン24を出たパージ後の空気は、再生ヒータ6bで所定の温度まで加熱された後、再生ゾーン23を通過することで、ロータ21の吸着剤から水分を脱離させて吸着剤の吸湿力を回復する。再生ゾーン23を出た空気は、合流ダクト6を通って再生空気ダクト7に導入され、再生外気及び第1の除湿装置のパージ空気と合流することにより、再利用が図られる。
第2の処理空気、すなわち除湿ゾーン22から吹出す空気の露点温度βは、水分負荷のない対象空間Bの要求露点温度βと同等に設定される。従って、本実施形態では、第2の処理空気の露点温度βは−60℃に設定されている。また、この第2の処理空気の流量は、対象空間Bの排気や陽圧のための必要量に応じて調整される。
(2.作用)
以上のような構成を有する本実施形態の作用を説明する。まず、第1の除湿装置10で生成する除湿空気、すなわち第1の処理空気の露点温度γの設定方法について説明した上で、除湿システム1の除湿および再生動作について説明する。
(2−1.第1の処理空気の露点温度γの設定)
上述したように、対象空間Aは、水分負荷が存在し要求露点温度αが−32℃の空間である。従って、第1の除湿装置10は、露点温度が−32℃よりも低い空気を生成して、対象空間Aに供給する必要がある。
通常、冷房や暖房の顕熱負荷を処理する場合、冷却(加熱)空気の供給量は、要求乾球温度と供給乾球温度との差に一次的に反比例な関係となる。例えば、室内を20℃に冷却する場合に、5℃差の15℃で供給する空気量に比べ、10℃差の10℃で供給する空気量は半分となり、供給風量は半分となる。一方、図2の露点温度と絶対湿度の関係を示す空気線図からわかるように、露点温度と絶対湿度はリニアな関係にはない。絶対湿度は、露点温度が低くなるほど露点温度差に対する変化量が小さくなる。従って、水分負荷を処理する場合では、供給空気の露点温度差を2倍としたからといって必要風量が半分となるものではない。
例えば、露点温度が−40℃、−50℃、−60℃の空気を用いて、水分負荷Z(g/h)の対象空間A内の空気を要求露点温度αの−32℃以下とする場合を考える。図2のΔX1、ΔX2、ΔX3は、それぞれ、露点温度が−40℃、−50℃、−60℃の空気と露点温度−32℃の空気との絶対湿度差を示しており、ΔX1=0.1102(g/kg’)、ΔX2=0.1648(g/kg’)、ΔX3=0.1823(g/kg’)である。
露点温度が−40℃、−50℃、−60℃の空気に対応した供給空気風量をそれぞれQ−40、Q−50、Q−60とすると、湿度負荷Z(g/h)を除去して露点温度−32℃の空気に維持するために必要な風量の比は、Q−60を100とすると以下の(式1)のようになる。
−40:Q−50:Q−60=(Z/0.1102):(Z/0.1648):(Z/0.1823)=165:111:100・・・(式1)
(式1)より、対象空間A内を露点温度−32℃で維持するために必要な風量は、供給する空気の露点温度を−60℃から−50℃に変化させると11%(100→111)増加する。一方、供給する空気の露点温度を−60℃から−40℃に変化させると、必要な風量は65%(100→165)増加しする。すなわち、露点温度差を28℃差から18℃差、8℃差と変えたときに必要な供給風量は、露点温度−60℃の28℃差を基準として11%増、65%増と変化する。なお、供給空気の露点温度を−50℃から−80℃程度の範囲で増やしていくときに、吸着剤の性能やロータの回転数、大きさで、製造コストが急激に上昇し、また消費エネルギーも同様に急激に増加する。そこで、本実施形態では、第1の除湿装置10で生成する除湿空気の露点温度が−50℃よりも低いγの設定は、その供給風量の削減効率を考慮して以下のように設定する。
本実施形態では、対象空間Aの室内で要求される露点温度α、対象空間Bの室内で要求される露点温度をβ、そしてα>βの関係が成立する場合において、第1の処理空気の露点温度γを以下の(式2)ように設定することで除湿システム1のエネルギー消費効率を高めている。
15<α−γ≦20・・・・・・(式2)
また、従来から2台の除湿装置を直列に接続し、極低露点温度の空気を1つの系統で対象空間に供給する提案がなされているが(特許文献3,4)、この場合、前述したように、除湿装置が大型化し、エネルギー消費量が増大し、対象空間の要求(水分負荷の処理あるいは供給空気の水分量)に適した除湿装置(システム)及びエネルギー消費量となっていない。また、本実施形態では第2の処理空気の流量を第1の処理空気の流量の40%以下とすることが望ましい。
このように設定することは、第1の除湿装置10と第2の除湿装置20が、対象空間Bに対して供給する第2の処理空気を二段階に除湿する場合に、第1の除湿装置10と第2の除湿装置20それぞれの除湿運転に必要な合計エネルギーと、第1の除湿装置10と第2の除湿装置20が、対象空間A、Bに第1の処理空気と第2の処理空気を供給するために必要な送風機の運転に必要な合計エネルギーとの総和が最小になるように、第1の処理空気の露点温度γと第2の処理空気の露点温度δを決定することに他ならない。第2の処理空気と第1の処理空気の量が近づくと、除湿装置の製造コストやエネルギー消費量の面で優位性がなくなるためである。
(2−2.対象空間の除湿動作)
外気ダクト2から導入された外気は、プレクーラ4aによって所定の温度に冷却あるいは冷却除湿された後、さらに対象空間Aから環気ダクト2cを通って除湿システム1内に循環される空気と混合される。この外気と循環空気との混合空気は、第1の除湿装置10の除湿ゾーン12に導入される。除湿ゾーン12に導入された空気は、除湿ゾーン12を通過することでロータ11の吸着剤によって水分が吸着され、露点温度が−50℃の除湿空気となる。除湿ゾーン12を出た空気は、熱交換器5aによって例えば23℃とされた後に、給気ダクト3を通って対象空間Aに供給される。対象空間Aに対して供給される除湿空気の流量は、ファン7aおよびパージファン7bによって調節された、対象空間Aを要求露点温度−32℃以下に維持する為に必要な流量である。この露点温度−50℃の除湿空気によって水分負荷が処理されることにより、対象空間A内の雰囲気は要求露点温度の−32℃以下に維持される。
第1の除湿装置10の除湿ゾーン12を出た露点温度が−50℃の除湿空気の一部は、分岐ファン7dによって、分岐ダクト3aに取り込まれてプレクーラ4bで所定の温度に冷却された後、第2の除湿装置20の除湿ゾーン22へ導入される。除湿ゾーン22に導入された空気は、除湿ゾーン22を通過することでロータ21の吸着剤によって水分が吸着され、露点温度が−60℃の空気となる。除湿ゾーン22に導入される空気は、第1の除湿装置10によって露点温度−50℃とされた低露点空気であるため、除湿ゾーン22を通過する際に吸着剤により吸着される水分量は、第1の除湿装置10の除湿ゾーン12を通過する際に吸着される水分量と比較すると微量である。
除湿ゾーン22を出た露点温度−60℃の除湿空気は、熱交換器5bによって例えば23℃とされた後、給気ダクト5を通って対象空間Bへ供給される。対象空間Bへ供給される空気の量は、対象空間Bの排気や陽圧のための必要流量である。この露点温度−60℃の除湿空気が供給されることにより、対象空間B内の雰囲気は要求露点温度の−60℃に維持される。
(2−3.除湿装置の再生動作)
外気ダクト2から導入されプレクーラ4aを経た外気と、対象空間Aから環気ダクト2cを通って除湿システム1内に循環される空気との混合空気の一部は、パージファン7bによってパージダクト2aに取り込まれる。この空気は、パージゾーン14を通過して、再生ゾーン13で加熱されたロータ11を冷却する。パージゾーン14を出た空気は、合流ダクト2bを通って再生空気ダクト7へ流入する。
一方、分岐ファン7dによって分岐ダクト3aに導入され、プレクーラ4bを出た露点温度−50℃の除湿空気の一部は、合流ファン7eによってパージダクト3bに取り込まれて、第2の除湿装置20のパージゾーン24を通過する。これにより、再生ゾーン23で加熱されたロータ21は冷却され、ロータ21が高温のまま除湿ゾーンに入ることが防止される。パージゾーン24を出た空気は、再生ヒータ6bによって例えば150℃程度に加熱されて、再生ゾーン23を通過する。これにより、ロータ21の吸着剤から水分を脱離させて吸着剤の吸湿力を回復する。しかし、第2の除湿装置20の除湿ゾーン22を通過する空気は、露点温度−50℃の低露点な除湿空気であるため、ロータ21に吸着されている水分量は僅かである。従って、再生ゾーン23を出た空気に含まれる水分量は、外気のそれと比べると極めて少なく、この水分量が少なく相対湿度が低い空気は、合流ファン7eによって合流ダクト6を通って再生空気ダクト7へ合流する。
第1の除湿装置10のパージゾーン14を出た空気と、第2の除湿装置20の再生ゾーン23を出た空気及び再生外気が混合された再生空気は、再生ヒータ6aで例えば150℃程度まで加熱された後、第1の除湿装置10の再生ゾーン13を通過することにより、ロータ11の吸着剤に吸着された水分を脱離する。これにより、ロータ11の吸着剤の吸湿力は回復される。再生ゾーン13を出た水分を含んだ空気は、再生排気として排気ダクト4を流れて、除湿システム1の外部へと排気される。
(3.効果)
(1)本実施形態では、要求露点温度α(−32℃)で水分負荷の存在する対象空間Aと、要求露点温度β(−60℃)で水分負荷のない対象空間Bに対して、第1の除湿装置10が外気等を低露点温度の第1の処理空気(露点温度−50℃)として対象空間Aに供給し、第2の除湿装置20が、第1の処理空気の一部を更に除湿することで第2の処理空気(露点温度−60℃)を生成して対象空間Bへ供給する。これにより、各対象空間の要求露点温度を維持しつつ、それぞれの対象空間への空気の供給量を最適化できる。
すなわち、要求露点温度や水分負荷の条件が異なる対象空間に低い方の露点温度に合わせて供給空気の全量を同一系統で供給することによって生じていた無駄なエネルギーを抑制することができることから、システム内の冷却加熱装置の消費エネルギーを抑えて、除湿システム全体のランニングコストの低減が実現される。
(2)本実施形態では、第1の除湿装置10で生成される第1の処理空気の露点温度γを、上記(式2)の範囲、すなわち第1の処理空気の露点温度γを−50℃、第2の処理空気の露点温度βを−60℃に設定したことにより、第1の処理空気の露点温度γを上記(式2)の範囲外で設定した場合と比較して対象空間Aの湿度負荷を効率的に処理することができる。これにより、第1の除湿装置10およびその周辺で使用される冷却加熱装置の消費エネルギーが抑えることができる。
(3)第1の除湿装置10の再生ゾーン13を再生するための再生空気に、第2の除湿装置20の再生ゾーン23を出た絶対湿度の低い空気を混合することにより、再生空気の相対湿度が下がる。このため、再生ヒータ6aが再生外気の相対湿度を所定値まで下げるために必要となる加熱エネルギーが低減され、再生ヒータ6aを低容量化することができる。
[第2の実施形態]
本発明の第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、第1の実施形態から再生排気を循環利用可能なように変更したものである。図3は、第2の実施形態に係る除湿システムの構成を示すブロック図である。
(1.構成)
図3に示すように、第2の実施形態では、第1の除湿装置10の再生排気と再生外気との間に熱交換器8が設けられている。再生外気の熱交換器8への導入前段にはプレクーラ4cが設けられている。また、再生排気を再生空気として環流できるように、排気ダクト4と再生空気ダクト7との間にダンパ9aを備えたバイパスダクト4aが設けられるとともに、再生空気ダクト7のバイパスダクト4aとの合流箇所よりも上流側にダンパ9bが設けられている。
(2.作用効果)
再生空気ダクト7からシステム内に導入される再生外気は、プレクーラ4cによって所定の温度まで冷却され、熱交換器8へ導入される。一方、熱交換器8には第1の除湿装置10の再生ゾーン13を出た再生排気も導入される。熱交換器8内で、プレクーラ4cによって冷却された再生外気は、再生排気と顕熱交換することにより乾球温度が高くなる。これにより、再生ヒータ6aが再生空気の乾球温度を所定値まで上げるため(相対湿度を所定値まで下げるため)に必要となる加熱エネルギーが低減され、再生ヒータ6aを低容量化することができる。
バイパスダクト4aを設けたことにより、再生排気の一部を再生外気として利用できる。これにより、再生ヒータ6aが再生空気を所定温度とするための加熱エネルギーを低減できる。また、バイパスダクト4aのダンパ9aと、再生空気ダクト7のダンパ9bの開度を調整することにより、再生排気を循環させる量を調整することができるため、再生ヒータ6aの加熱エネルギーを低減することができる。
[第3の実施形態]
本発明の第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、第2の実施形態から第2の除湿装置10のロータ11の構成を変更したものである。図4は、第3の実施形態に係る除湿システムの構成を示すブロック図である。
(1.構成)
図4に示すように、第3の実施形態では、第2の除湿装置10のロータ11の端面は、図示しないセパレータにより除湿ゾーン12、再生ゾーン13、予冷パージゾーン14a、予熱パージゾーン14bに仕切られている。予冷パージゾーン14aと予熱パージゾーン14bは、閉鎖系の循環ダクト9で接続されている。循環ダクト9には、循環ダクト9内の空気を循環させる環流ファン7fが設けられている。
(2.作用効果)
予冷パージゾーン14aは、ロータ11が再生ゾーン13から除湿ゾーン12へ入る前に通過するゾーンである。予冷パージゾーン14aを通過する空気は、再生ゾーン13で加熱されたロータ11を冷却する。これにより、ロータ11が高温のまま除湿ゾーン12に入ることが防止される。予冷パージゾーン14aを出た空気は、ロータ11の熱を吸収しているため加熱されている。この加熱された空気は、循環ダクト9を通って予熱パージゾーン14bへと導入される。
この予熱パージゾーン14bは、ロータ11が除湿ゾーン12から再生ゾーン13へ入る前に通過するゾーンである。予熱パージゾーン14bを通過する空気は、再生ゾーン13に入る前のロータ11を加熱する。これにより、ロータ11が再生ゾーン13に入る前に予熱されるため、再生ヒータ6aの加熱エネルギーが低減され、再生ヒータ6aを低容量化することができる。予熱パージゾーン14bを出た空気は、ロータ11への熱放出により冷却されている。この冷却された空気は、循環ダクト9を通って再び予冷パージゾーン14aへと導入される。このように、循環ダクト9内の空気は、予冷パージゾーン14aと予熱パージゾーン14bを循環するため、第1の除湿装置10においてパージ用に外気を取り込む必要がない。従って、ファン7aによって取り込む外気の量を抑えることができプレクーラ4aの冷却エネルギーを低減することができる。
[他の実施形態]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記の様な他の実施形態も包含する。
(1)第1の除湿装置において、外気のプレクールと室内からの戻り空気とを混合したあと、さらに冷却をして除湿能力を上げることもある。また、第1の実施形態のファン7bを設けなくても良い。
(2)第1の除湿装置10のロータ11および第2の除湿装置20のロータ12が坦持する吸着剤をゼオライトとし、再生ヒータ6aおよび再生ヒータ6bによって加熱生成される再生空気の温度をそれぞれ155℃以上としてもよい。再生ヒータ熱源を電気ヒータとし、吸着剤をゼオライトとする場合には、容易に高温まで加熱することが可能で、吸着剤の耐熱性にも問題がないため、吸着剤がゼオライトの場合、再生空気の温度が155℃以上であっても良い。
(3)対象空間A内の空気、若しくは対象空間Bの空気、またはこれら両方の空気を除湿システム内に還流させて、再利用してもよい。このとき、どの空気をどの場所に還流させて使用するかは自由に設計することができる。これにより、低露点な空気が再利用できるため、システム全体の消費エネルギーを低減することができる。
(4)上記実施形態では、第2の除湿装置20が生成する第2の処理空気の露点温度δは、対象空間Bの要求露点温度βと同じ露点温度としたが、第2の除湿空気の露点温度δは、要求露点温度βよりも低露点温度にしてもよい。これにより、対象空間Bに水分負荷が存在する場合であっても、対象空間Bを要求露点温度βに維持することができる。
(5)以上のように、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、各実施の形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 除湿システム
2 外気ダクト
2b、6 合流ダクト
2c 環気ダクト
3、5 供給ダクト
3a 分岐ダクト
2a、3b パージダクト
3c 再生空気ダクト
4 排気ダクト
7 再生空気ダクト
8 熱交換器
9 循環ダクト
4a、4b、4c プレクーラ
5a、5b 熱交換器(加熱及び冷却)
6a、6b 再生ヒータ
7a ファン
7b パージファン
7c 再生ファン
7d 分岐ファン
7e 合流ファン
7f 環流ファン
10 第1の除湿装置
11、21 ロータ
12、22 除湿ゾーン
13、23 再生ゾーン
14、24 パージゾーン
14a 予冷パージゾーン
14b 予熱パージゾーン
20 第2の除湿装置
30 除湿装置
31 ロータ
32 除湿ゾーン
33 再生ゾーン
34 パージゾーン
35 セパレータ
36 プレクーラ
37 熱交換器(加熱及び冷却)
38 再生ヒータ
A、B 対象空間

Claims (7)

  1. 水分吸着剤を含浸あるいは担持したロータを回転させながら除湿ゾーンに空気を通過させることによって当該空気を除湿すると共に、再生ゾーンに加熱空気を通過させることによって前記ロータを再生する第1の除湿装置と第2の除湿装置と、を備え、要求露点温度の異なる2つの対象空間のそれぞれに、露点温度の異なる空気を供給する除湿システムであって、
    前記2つの対象空間は、要求露点温度α以下で、水分負荷のある第1の対象空間と、要求露点温度が前記αより低いβ以下で水分負荷が第1の対象空間よりも小さいあるいは水分負荷のない第2の対象空間とからなり、
    前記第1の除湿装置は、当該第1の除湿装置の除湿ゾーンを通過させて、前記第1の対象空間の要求露点温度αよりも低露点な露点温度γの第1の処理空気を生成し、この第1の処理空気を前記第1の対象空間に対して供給し、
    前記第2の除湿装置は、前記第1の除湿装置による処理空気の一部を当該第2の除湿装置の除湿ゾーンに通過させて、前記第2の対象空間の要求露点温度β以下の露点温度δの第2の除湿装置による処理空気を生成し、この第2の除湿装置による処理空気を前記第2の対象空間に対して供給すること、を特徴とする除湿システム。
  2. 前記第1の除湿装置と前記第2の除湿装置が、要求露点温度α以下の前記第1の対象空間への処理空気と、要求露点温度β以下の第2の対象空間への処理空気を除湿する場合に、前記第1の除湿装置と前記第2の除湿装置の除湿運転に必要な冷却及び加熱の合計エネルギーと、
    前記第1の除湿装置と前記第2の除湿装置が、前記各対象空間に前記第1の除湿装置による処理空気と前記第2の処理装置による処理空気を供給するために必要な送風機の運転に必要な合計エネルギーとの総和が最小になるように、
    前記第1の処理装置による処理空気の露点温度γと第2の処理装置による処理空気の露点温度δを決定すること、を特徴とする請求項1に記載の除湿システム。
  3. 前記第1の除湿装置による処理空気の露点温度γが、前記αと前記βとの平均値以下、前記β以上であること、を特徴とする請求項1または2に記載の除湿システム。
  4. 前記第1の除湿装置による処理空気の一部が前記第2の除湿装置の再生ゾーンを通過し、当該第2の除湿装置の再生ゾーンを通過した空気が、前記第1の除湿装置の再生ゾーンを通過するように構成されていること、を特徴とする請求項1乃至3に記載の除湿システム。
  5. 前記ロータは、円筒状の部材でその内部にシリカゲルを坦持するものであり、
    前記第1の除湿装置および第2の除湿装置それぞれの前記再生ゾーンを通過する前記加熱空気の温度が、155℃未満で加熱源が蒸気であること、を特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の除湿システム。
  6. 前記第1の除湿装置の再生ゾーンに再生外気を給気する外気給気ダクトと、
    当該再生ゾーンから排出された再生排気を排気する排気ダクトを備え、
    前記排気ダクトと前記外気給気ダクトには、前記再生排気と前記再生外気との熱交換をする熱交換器を設けたこと、を特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の除湿システム。
  7. 前記第1の除湿装置および前記第2の除湿装置の少なくとも一方の前記ロータは、
    自装置のロータが除湿ゾーンに入る前に予冷する予冷パージゾーンと、自装置のロータが再生ゾーンに入る前に予熱する予熱パージゾーンとを備え、
    前記予冷パージゾーンと予熱パージゾーンとの間には閉鎖系の循環経路を設けたこと、
    を特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の除湿システム。
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