JP5914395B2 - 積層フィルムおよび表示装置 - Google Patents
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Description
[1] 支持体と、支持体の一方の面(A面)側に設けられ、かつ、入射光を集光または拡散させる光機能層と、支持体の光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層に設けられ、かつ、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分またはUV硬化樹脂が主成分であるハードコート層とを有し、ハードコート層の厚みが150nm以下であることを特徴とする積層フィルム。
[2] [1]の積層フィルムは、ハードコート層が支持体と隣接して積層されたことが好ましい。
[3] [1]または[2]に記載の積層フィルムは、ハードコート層の厚みが50〜150nmであることが好ましい。
[4] [1]〜[3]のいずれかに記載の積層フィルムは、アルコキシシランとして、ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランを含むことが好ましい。
[5] [1]〜[4]のいずれかに記載の積層フィルムは、ハードコート層に含まれる全アルコキシシランのうち、ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランが30質量%以上であることが好ましい。
[6] [1]〜[5]のいずれかに記載の積層フィルムは、ハードコート層が、アルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子を含まないことが好ましい。
[7] [1]〜[3]のいずれかに記載の積層フィルムは、UV硬化樹脂が、モノマーおよびオリゴマーのうち少なくとも一方と、光重合開始剤とを含む組成物にUV照射されて硬化されてなることが好ましい。
[8] モノマーまたはオリゴマーが、分子中に重合性の二重結合を複数個有するモノマーまたはオリゴマーであることを特徴とする[7]に記載の積層フィルム。
[9] [1]〜[8]のいずれかに記載の積層フィルムは、光機能層の主成分が20MPa未満の弾性率の樹脂であることが好ましい。
[10] [1]〜[8]のいずれかに記載の積層フィルムは、光機能層の主成分が20MPa以上の弾性率の樹脂であることが好ましい。
[11] [1]〜[10]のいずれか一項に記載の積層フィルムを有することを特徴とする表示装置。
本発明の積層フィルムは、支持体と、前記支持体の一方の面(A面)側に設けられ、かつ、入射光を集光または拡散させる光機能層と、前記支持体の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層に設けられ、かつ、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分またはUV硬化樹脂が主成分であるハードコート層とを有し、前記ハードコート層の厚みが150nm以下であることを特徴とする。
このような構成により、本発明の積層フィルムは、輝度に優れ、ハードコート層の硬度が高く、ハードコート層と支持体の間の密着性が良好である。
以下、本発明の積層フィルムの好ましい態様について、説明する。
図1では、積層フィルム10には、支持体11の一方の面(A面)に光機能層22が設けられている。前記支持体の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層には、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分またはUV硬化樹脂が主成分であり、厚みが150nm以下であるハードコート層12が設けられている。
支持体11は、高分子化合物を溶融製膜方法や溶液製膜方法によりフィルム形状にしたものであることが好ましい。支持体11に用いる高分子化合物は、透明なものであることが好ましい。
本発明の積層フィルムは、前記支持体の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層に設けられ、かつ、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分またはUV硬化樹脂が主成分であるハードコート層を有し、前記ハードコート層の厚みが150nm以下である。
本発明の積層フィルムでは、前記ハードコート層は、前記支持体の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層に設けられる。このような構成とすることでハードコート層12は、前述の通り支持体11の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面を保護し、積層フィルムとしての硬度を高めることができ、好ましくは耐傷性とを補完することができる。
前記ハードコート層が前記支持体と隣接して積層されたことが、易接着層を用いずにハードコート層のみで反射防止機能を奏するようにして輝度を改善する観点から、好ましい。なお、易接着層を用いずにハードコート層のみで反射防止機能を奏することが、コストの観点から求められている。
前記ハードコート層が前記支持体と易接着層を介して積層される場合は、該易接着層として、前記支持体と前記光機能層の間に好ましく用いられる後述の易接着層を用いることができる。
本発明の積層フィルムは、前記ハードコート層12の厚みT12は、良好な透明性と硬度を得る観点から、150nm以下の範囲である。いかなる理論に拘泥するものではないが、このような範囲の膜厚とすることで、ハードコート層のみで反射防止機能を奏することができ、ハードコート層の光反射率を抑制して光透過性を高めて、積層フィルム全体としての輝度を高めることができる。反射防止機能の説明やメカニズムなどについては、特開2011−123270号公報や特開2009−199001号公報に記載がある。
本発明の積層フィルムは、良好な透明性を維持しながら前記ハードコート層の硬度をより高める観点から50〜150nmの範囲であることが好ましく、50〜120nmの範囲にあることがより好ましい。前記ハードコート層の膜厚は上記範囲を満たし、かつ、(550/(4n))±40nmの範囲内が好ましく、より好ましくは(550/(4n))±30nmの範囲内である。前記ハードコート層の膜厚を前記範囲内にすることで、着色を生じさせることなく、十分な低反射性能を得ることができる。例えば、40〜130nmの範囲、55〜100nmの範囲、などがある。
さらに、ハードコート層の厚みを上記範囲とすることで、詳細なメカニズムは不明であるが、支持体とハードコート層の間の密着性も改良することができる。
ハードコート層12の屈折率nを制御する方法としては、ハードコート層に用いる主成分の種類や組み合わせ、添加剤の種類や量などを変更することを挙げることができる。
本発明の積層フィルムは、前記ハードコート層の主成分が、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分またはUV硬化樹脂である。本明細書中、層の主成分とは、その層の50質量%以上を占める成分のことを言う。
ハードコート層として、以下のアルコキシシランの加水分解物からなる無機成分を主成分とする第1ハードコート層と、UV硬化樹脂を主成分とする第2ハードコート層との2つのタイプのものを本発明では適用することができる。これらのハードコート層を用いることにより、特開2009−199001号公報の実施例で使用されている熱硬化性樹脂を主成分とするハードコート層よりもより硬度を高めることができ、好ましくは優れた耐傷性を有するハードコート層12を形成することができる。
以下、第1のハードコート層を形成するための材料の好ましい態様について説明する。
第1のハードコート層を形成するための材料として用いられるアルコキシシランとしては、テトラアルコキシシランや、ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランなどを挙げることができる。
前記アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分を調製するために、アルコキシシランを加水分解する方法としては特に制限はないが、第1のハードコート層を形成するための前記アルコキシシランを含む第1のハードコート層用塗布液を、溶媒中で加水分解させる方法を挙げることができる。
アルコキシシランを加水分解する方法における溶媒としては、特に制限はないが、水であることが環境の観点から好ましく、後述の酸性水(酸性水溶液)であることがより好ましい。
前記ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランとしては特に制限はないが、下記一般式(1)で表されるアルコキシシランであることが好ましい。
(R1)n+1Si(OR2)3-n ・・・一般式(1)
(ここで、R1はヒドロキシル基を含まない有機基を表し、R2はそれぞれ独立にメチルまたはエチル基を表し、nは0〜2の整数を表す。)
市販品としては、例えばKBE−403(信越化学工業(株)製)等がある。
前記一般式(1)中、R1は、分子鎖長や炭素数に制限はないが、炭素数が1以上15以下の範囲であるような分子鎖長をもつ有機基であることが好ましい。ただし、脆性がより改善されたハードコート層12を得るため、及び、ハードコート層12と支持体11との密着性をより向上させるためには、前記一般式(1)中、R1の炭素数の範囲は3以上15以下がより好ましく、5以上13以下がさらに好ましい。なお、前記一般式(1)中、R1の炭素数が15以下とすることにより16以上である場合に比べて、ハードコート層12の柔軟性が過度に大きくならず、十分な硬度となる。
テトラアルコキシシランを第1のハードコート層を形成するための原料の成分として用いることにより、テトラアルコキシシランと前記ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランとの加水分解で生じるシラノールの脱水縮合による架橋密度を高くすることができる。これにより、従来よりも硬いハードコート層12を形成することができる。
市販品としては、例えばKBE−04(信越化学工業(株)製)等がある。
前記第1のハードコート層を形成するための材料として、酸性水を用いることが好ましい。前記酸性水は、水素イオン指数(pH)が2以上6以下の範囲のものが好ましく、2.5以上5.5以下の範囲が特に好ましい。pHが2未満または6より大きいと、テトラアルコキシシランとヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランとをこの酸性水に混合して水溶液としたときに、この水溶液、すなわちアルコキシシラン水溶液で、アルコキシシランが加水分解されてシラノールが生成した後、シラノールの縮合が進み、この水溶液の粘度の上昇が起こりやすくなる傾向があるからである。なお、上記のpHの値は、いわゆる「室温」とされる25℃での値である。
前記第1のハードコート層を形成するための材料として硬化剤を用いることが好ましい。第1のハードコート層を第1のハードコート層用塗布液から形成するときの成分としての硬化剤は水溶性であることが好ましい。硬化剤は、シラノールの脱水縮合を促してシロキサン結合の形成を促進させるものである。水溶性の硬化剤としては、水溶性の無機酸、有機酸、有機酸塩、無機酸塩、金属アルコキシド、金属錯体を用いることができる。
市販品としては、例えばアルミキレートA(W)(川研ファインケミカル(株)製)等が挙げられる。
前記第1のハードコート層を形成するための材料として、界面活性剤を用いることが好ましい。界面活性剤を用いることにより、ハードコート層用塗布液の表面張力を下げて、支持体11に対するハードコート層用塗布液の塗布ムラを抑制し、均一な厚みのハードコート層12を形成することができる。
前記界面活性剤としては、公知のアニオン性、ノニオン性、カチオン性、フッ素系、シリコーン系の界面活性剤が挙げられる。界面活性剤については、例えば、「界面活性剤便覧」(西一郎、今井怡知一郎、笠井正蔵編、産業図書(株)、1960年発行)に記載されている。このうち、アニオン性界面活性剤および/またはノニオン性界面活性剤が好ましく用いられる。
市販のアニオン性界面活性剤としては、例えば、ラピゾールA−90、ラピゾールA−80、ラピゾールBW−30、ラピゾールB−90、ラピゾールC−70(商品名:日本油脂(株)製)、NIKKOL OTP−100(商品名:日光ケミカル(株)製)、コハクールON、コラクールL−40、フォスファノール702(東邦化学(株)製)、ビューライトA−5000、ビューライトSSS、サンデッドBL(三洋化成工業(株)製)等を挙げることができる。
他にも市販のカチオン性界面活性剤として、例えばフタロシアニン誘導体(商品名:EFKA−745、森下産業(株)製)、オルガノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)製)、(メタ)アクリル酸系(共)重合体ポリフローNo.75、No.90、No.95(共栄社化学(株)製)、W001(裕商(株)製)等が挙げられる。
市販のノニオン性界面活性剤としては、例えば、ナロアクティーCL−95、HN−100(商品名:三洋化成工業(株)製)、リソレックスBW400(高級アルコール工業)、EMALEX ET−2020(日本エマルジョン株式会社)、ユニルーブ50MB−26、ノニオンIS−4(日油株式会社)等を挙げることができる。
本発明の積層フィルムは、前記ハードコート層が、アルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子を含んでも、含まなくてもよい。前記アルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子としては、コロイダルシリカなどを挙げることができ、コロイダルシリカとしては特開2011−123270号公報に記載のものを用いることができ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。例えば、コロイダルシリカとしてはスノーテックスXL(日産化学工業(株)製)、シリカ微粒子分散液としてはアエロジルOX−50の水分散物(日本アエロジル(株)製)などの市販品も用いることができる。
本発明の積層フィルムは、前記ハードコート層中におけるアルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子の含有量は前記ハードコート層の質量に対して0〜200質量%であることが好ましく、0〜150質量%であることがより好ましく、前記ハードコート層がアルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子を含まないことが、透明性の観点から特に好ましい。
以下、第2のハードコート層を形成するための材料の好ましい態様について説明する。
第2のハードコート層を形成するための材料として用いられるUV硬化樹脂の材料としては、モノマーとオリゴマーなどを挙げることができる。
UV硬化樹脂を主成分とする第2のハードコート層は、第2のハードコート層用塗布液を用いて形成することが好ましく、第2のハードコート層用塗布液の溶媒としては、特に制限はなく公知の有機溶媒や水を用いることができ、MEKなどのケトン系溶媒であることが溶解性と環境の観点から好ましい。
このような第2のハードコート層用塗布液の成分としては、UVにより硬化するモノマーやオリゴマーであれば、特に制限はない。
第2のハードコート層用塗布液は、モノマーとオリゴマーとの少なくともいずれか一方を水中に含む塗布液である。本発明の積層フィルムは、前記モノマー及びオリゴマーは、分子中に重合性の二重結合を複数個有するモノマーまたはオリゴマーであることが好ましい。
なお、必要に応じて、重合開始剤、硬化剤、添加剤などを加えて、第2のハードコート層用塗布液を構成しても良い。
前記光重合開始剤としては、例えば、ラジカル重合可能な二重結合を有するモノマー、オリゴマーの重合に通常使用される光重合開始剤を使用することができる。
イルガキュア184(BASF社製)等の市販の重合開始剤を添加してもよい。
界面活性剤を用いることにより、ハードコート層用塗布液の表面張力を下げて、支持体11に対するハードコート層用塗布液の塗布ムラを抑制し、均一な厚みのハードコート層12を形成することができる。
市販のフッ素系界面活性剤としては、例えば、メガファックF171、同F172、同F173、同F176、同F177、同F141、同F142、同F143、同F144、同R30、同F437、同F475、同F479、同F482、同F554、同F780、同F781(以上、DIC(株)製)、フロラードFC430、同FC431、同FC171(以上、住友スリーエム(株)製)、サーフロンS−382、同SC−101、同SC−103、同SC−104、同SC−105、同SC1068、同SC−381、同SC−383、同S393、同KH−40(以上、旭硝子(株)製)、PF636、PF656、PF6320、PF6520、PF7002(OMNOVA社製)等が挙げられる。
積層フィルムの表面特性、特に摩擦係数を制御するために、前記第2のハードコート層には、マット剤やワックスを含ませてもよい。
本発明の積層フィルムは、前記支持体の一方の面(A面)側に設けられ、かつ、入射光を集光または拡散させる光機能層を有する。
図1に示す光機能層22は、入射光を屈折させて集光または拡散する。このような光機能層22としては、レンズ層やプリズム層、拡散層がある。図1では、光機能層22をプリズム層とした場合を図示してある。
プリズム層である光機能層22は、断面三角形の複数のプリズムを、一定のピッチで形成したものである。このような光機能層22をもつ積層フィルム10は、光をハードコート層12側から入射されると、入射した光線をプリズムによって、所定の方向に向けて屈折する。これにより、所定方向に大きなピークをもつような光分布で光が射出されることになる。例えば、入射した光線を法線方向に向けて屈折すると、法線方向に大きなピークをもつような光分布となる。これにより、積層フィルム10を液晶ディスプレイのバックライトユニットに用いると、液晶ディスプレイの正面輝度が向上する。
光機能層22は、一般にラジカル重合性の二重結合を有するモノマー、オリゴマー、ポリマーを主成分とするものを素材として用い、さらに、重合開始剤を含有させることが好ましい。
ラジカル重合性の二重結合を有するモノマー、オリゴマーとしては、例えば、アクリルモノマー、アクリルオリゴマーがある。
光機能層の主成分として用いることができる樹脂は、UV硬化性の化合物(モノマー、オリゴマー)を硬化してなる樹脂であることが好ましい。
前記光機能層の主成分として用いることができる樹脂の材料としては、例えば、従来公知の光学シート形成用の(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単官能若しくは多官能のモノマー、オリゴマー又はプレポリマー等を用いることができる。
単官能のモノマーとしては、例えば、特開2009−37204号公報に記載のビニルモノマー、(メタ)アクリル酸エステルモノマー及び(メタ)アクリルアミド誘導体が挙げられ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
多官能のモノマーとしては、例えば、特開2009−37204号公報に記載のエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAポリエトキシジオールジ(メタ)アクリレート及びペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
反応性プレポリマーとしては、例えば、特開2009−37204号公報に記載のエポキシ(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート及びポリエステル(メタ)アクリレート等が挙げられ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
光機能層の主成分として用いることができる樹脂は、弾性測定で測定される弾性率を20MPa未満とすることができる。光機能層の主成分として用いる樹脂の弾性率は、より好ましくは、5〜19MPa、さらに好ましくは8〜19MPaであり、例えば18MPa等を含む。これにより、プリズムの復元性の向上が図れたり、耐傷性に対しても有利になったりする。さらに低弾性率の樹脂は高屈折率であり、より高輝度の積層フィルムを製造することができ、好ましい。
弾性率が20MPa未満である低弾性樹脂に併用することができるその他のバインダーや添加剤の具体的な説明については特開2012−208376号公報の[0027]〜[0060]の内容を本発明に適用することができ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。その中でも、下記(i−1−A)活性エネルギー線硬化性基として(メタ)アクリロイル基を1個有する(メタ)アクリル樹脂および(i−1−B)活性エネルギー線硬化性基として(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリル樹脂を用いることが好ましい。
(i−1−A)成分は、活性エネルギー線硬化性基として(メタ)アクリロイル基を1個有する(メタ)アクリル樹脂であり、ハロゲン原子、硫黄原子、酸素原子若しくは窒素原子等のヘテロ原子を含む鎖状の脂肪族又は環状の脂環式若しくは芳香族の(メタ)アクリル樹脂であっても良く、例えば、特開2009−37204号公報に記載の単官能の(メタ)アクリル樹脂を用いることができ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
上記一般式(A)において、Xは、水素原子、炭素数1〜10の鎖状の脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素もしくは芳香族炭化水素であることが好ましく、水素原子であることが好ましい。
上記一般式(A)において、kは2〜6の正の整数であり、光機能層の柔軟性を高める観点から、好ましくは2、3又は4であり、さらに好ましくは2又は3である。
(i−1−A)成分は前記光機能層を形成するための組成物の全固形分質量に対して、20〜50質量%が好ましい。
そして、前記光機能層を形成するための組成物の全固形分質量に対してフェノキシエチル(メタ)アクリレートが、15〜30質量%であることが好ましく、22〜27質量%であることがより好ましい。
また、前記光機能層を形成するための組成物の全固形分質量に対して上記一般式(1)で表わされる化合物が、5〜20質量%であることが好ましく、5〜15質量%であることがより好ましい。
(i−1−B)成分は、活性エネルギー線硬化性基として(メタ)アクリロイル基を2個有する(メタ)アクリル樹脂であり、ハロゲン原子、硫黄原子、酸素原子若しくは窒素原子等のヘテロ原子を含む鎖状の脂肪族又は環状の脂環式若しくは芳香族の(メタ)アクリル樹脂であっても良く、例えば、上述した特開2009−37204号公報に記載の2官能の(メタ)アクリル樹脂を用いることができる。
(i−1−B)成分として好ましくは、下記一般式(B)で表わされる化合物が挙げられる。
低い弾性率のUV硬化性の化合物のその他の例としては、エトキシ化o−フェニルフェノールアクリレート、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート、ε−カプロラクトン変性トリス(2−アクリロキシエチル)イソシアヌルレート、2,4−ジブロモフェニル(メタ)アクリレート、2,3,5−トリブロモフェニル(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)プロパン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルフォン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)スルフィド、ビス(メタクロイルチオフェニル)スルフォイド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシペンタエトキシフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルフィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)フォスフェート等の単官能または多官能(メタ)アクリル化合物等が挙げられる。これらは、単独または2種以上を混合して使用することもできる。
特に、これらの低弾性樹脂は、エトキシ化に関するエチレンオキシド鎖を長く(エチレンオキシド繰り返し単位数5〜20程度に)制御することにより、弾性率を20MPa未満に制御しやすくすることができる。
市販の弾性率が20MPa未満である低弾性樹脂としては、新中村化学製NKエステルA−LEN−10、A−BPE−10、A9300−1CLなどを挙げることができる。
光機能層の主成分として用いることができる樹脂の弾性測定で測定される弾性率を20MPa以上とすることができる。このような高い弾性率の樹脂は低屈折率であるが、光機能層の上層に傷が付きにくい傾向があり、好ましい。光機能層の主成分として用いることができる樹脂の弾性率を高くするときは、弾性率を20〜2000MPaとすることが好ましく、100〜1200MPaとすることがより好ましい。
高い弾性率の樹脂を形成できるモノマー、オリゴマーとしては特開2008−94987号公報に記載のアクリレート類などを挙げることができ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
これらの中でも、フェノキシエチルアクリレート、EO(エチレンオキシド)変性TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)、BrBPA(テトラブロモビスフェノールA骨格含有のエポキシアクリレート)、エチレンオキシド付加ビスフェノールAメタクリル酸エステル、トリブロモフェノキシエチルアクリレートが好ましい。
また、前記一般式(B)で表わされる化合物を用いてもよいが、その場合は前記一般式(B)におけるnおよびmをそれぞれ独立に1〜4とすることが好ましく、1または2とすることがより好ましく、また、n+mの値を2〜4とすることが好ましい。
特に、これらの高弾性樹脂は、エチレンオキシド鎖を短く(エチレンオキシド繰り返し単位数1〜4程度に)制御することにより、弾性率を20MPa以上に制御しやすくすることができる。
市販の高い弾性率のUV硬化性の化合物としては、例えば、大阪有機化学製ビスコート#192や、サートマー製SR349、新中村化学製NKエステルBPE−200、A−BPEF、第一工業製薬(株)製ニューフロンティアBR−31などを挙げることができる。
光機能層22に用いられる光重合開始剤の例および好ましい範囲としては、前記UV硬化樹脂を主成分とする第2のハードコート層に用いられる光重合開始剤の例および好ましい範囲と同様である。
弾性率が20MPa未満である低弾性樹脂に併用することができるその他のバインダーや添加剤の具体的な説明については特開2012−208376号公報の[0027]〜[0060]の内容を本発明に適用することができ、これらの内容についても、本願明細書に組み込まれる。
易接着層21は、支持体11の光機能層22に対する接着性を向上させ、光機能層22との密着力を高めるために支持体11の一方の面(A面)側に適宜設けられる。
易接着層21は、通常、バインダーと硬化剤と界面活性剤とからなる塗布液を、支持体11の一方の面(A面)に塗布して形成される。また、硬化剤を使用せず、バインダー自体が自己架橋性をもつようにしてもよく、自己架橋用の触媒(例えばエラストロン用触媒、エラストロンcat21)などをさらに添加してもよい。また、易接着層21には、必要に応じて滑り剤、消泡剤、抑泡剤、染料、蛍光増白剤、防腐剤、耐水化剤、有機または無機の微粒子、蒸留水等を適宜含有させてもよい。
またポリエステルとしては、例えば、ポリヒドロキシブチレート(PHB)系、ポリカプロラクトン(PCL)系、ポリカプロラクトンブチレンサクシネート系、ポリブチレンサクシネート(PBS)系、ポリブチレンサクシネートアジペート(PBSA)系、ポリブチレンサクシネートカーボネート系、ポリエチレンテレフタレートサクシネート系、ポリブチレンアジペートテレフタレート系、ポリテトラメチレンアジペートテレフタレート系、ポリブチレンアジペートテレフタレート系、ポリエチレンサクシネート(PES)系、ポリグリコール酸(PGA)系、ポリ乳酸(PLA)系、脂肪族ポリエステルのカーボネート共重合体、脂肪族ポリエステルとポリアミドとの共重合体などが挙げられる。ポリエステルは、ファインテックスES650、ES2200(DIC(株)製)、バイロナールMD1245、MD1400、MD1480(東洋紡(株)製)、ペスレジンA−110、A−124GP、A−520、A−640(高松油脂(株)製)、プラスコートZ561、Z730、Z687、Z592(互応化学(株)製)の市販品としても入手可能である。
市販のオキサゾリン系樹脂としては、水溶性タイプでは、エポクロスWS−500、WS−700、エマルションタイプでは、エポクロスK−2010、K−2020、K−2030、K−2010E、K−2020E、K−2030E(日本触媒社製)が挙げられる。
(1)尿素、メラミン、ベンゾグアナミンなどとホルムアルデヒドとの付加物
(2)これらの付加物と炭素原子数が1〜6のアルコールからなるアルキルエーテル化合物などのアミノ樹脂
(3)多官能性イソシアネート化合物
(4)ブロックイソシアネート化合物
(5)多官能性アジリジン化合物
(6)オキサゾリン化合物(上述のオキサゾリン系樹脂と好ましい範囲は同じ)
(7)多官能エポキシ化合物
(8)カルボジイミド
これらの架橋剤の中でも特にブロックされたイソシアネートが好ましい。ブロックされたイソシアネートの反応を進ませるため触媒を加えることも出来る触媒としては有機錫、有機チタン、有機ジルコニウム等の有機金属化合物の他にアミン等を用いることも出来る。
脂肪族ワックスの具体例としては、カルナバワックス、キャンデリラワックス、ライスワックス、木ロウ、ホホバ油、パームワックス、ロジン変性ワックス、オウリキュリーワックス、サトウキビワックス、エスパルトワックス、バークワックス等の植物系ワックス、ミツロウ、ラノリン、鯨ロウ、イボタロウ、セラックワックス等の動物系ワックス、モンタンワックス、オゾケライト、セレシンワックス等の鉱物系ワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ペトロラクタム等の石油系ワックス、フィッシャートロプッシュワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリプロピレンワックス等の合成炭化水素系ワックスを挙げることができる。この中でも、カルナバワックス、パラフィンワックス、ポリエチレンワックスが特に好ましい。これらは環境負荷の低減が可能であることおよび取扱のし易さから水分散体として用いることも好ましい。市販品としては例えばセロゾール524(中京油脂(株)製)などが挙げられる。
滑り剤は、1種のみを用いてもよいし、2種類以上を組み合わせてもよい。
粒子は、1種のみを用いてもよいし、2種類以上を組み合わせてもよい。
易接着層の厚みは、易接着層21を形成する各接着用溶液の塗布量を調整することにより制御することができる。透明度が高く、優れた密着力を発現するためには、厚みT21は、0.01μm以上5μm以下の範囲で一定であることがより好ましい。厚みT21を0.01μm以上とすることにより、0.01μm未満である場合に比べて密着力をより確実に向上させることができる。厚みT21を5μm以下とすることにより、5μmよりも大きくする場合に比べて、より均一な厚みで易接着層21を形成することができ、さらには、接着用溶液の使用量の増加を抑えて乾燥時間が長時間化を防止し、コストの増加を抑止することができる。より好ましい厚みT21の範囲は、0.02μm以上3μm以下である。
なお、易接着層21は、1層のみでもよいし、複数層の態様であってもよい。易接着層21を複数層の場合には、易接着層21の厚みの合計をそれぞれ厚みT21とみなす。
本発明の積層フィルムの製造方法としては特に制限は無く、特開2011−123270号公報の0116〜0148に記載の方法および同公報の図7および図8に記載の装置を適宜本発明にあわせて変更して用い、本発明の積層フィルムを製造することができる。
支持体の製造方法としては特に制限は無く、特開2011−123270号公報に記載の方法を用いることができる。
支持体上に、易接着層を形成する方法としては、易接着層用溶液を支持体上に塗布する方法が好ましい。また、易接着層用溶液の塗布は、支持体製造装置の中で実施してもよい。例えば、延伸機に入る前のベース素材に対して易接着層用溶液を塗布してもよいし、第1延伸工程の後に第2延伸工程を実施する場合には、第1延伸工程と第2延伸工程との間で塗布してもよい。
ハードコート層12は、液体の塗布組成物から形成することが、前記ハードコート層と前記支持体とを隣接して積層した場合のハードコート層と支持体の間の密着性を改善する観点から好ましい。
前記光機能層の形成方法としては、公知の方法を使用することができる。
プリズム層ないしレンズ層である光機能層22は、型押し法で形成する場合と注型重合法で形成する場合とがあるが、通常は、型押し方よりも生産性がより高い注型重合法が用いられる。
一般に、UV硬化に使用されるメタルハライドランプの主な発光波長は340nm以上400nm以下の範囲にあり、高圧水銀灯の主発光波長は365nmである。
本発明の表示装置は、本発明の積層フィルムを有することを特徴とする。
本発明の表示装置は、本発明の積層フィルムを少なくとも1枚有することが好ましく、2枚有することが好ましい。
本発明の表示装置としては特に制限は無く、本発明の積層フィルムを有する以外は公知の構成の表示装置を挙げることができる。
本発明の表示装置は、さらに、反射シート、光源(例えばLED光源)、導光板または拡散フィルムなどを含むエッジライトユニットを有することが好ましく、前記拡散フィルムの上に本発明の積層フィルムの光機能層のプリズム頂辺が直行するように2枚積層されることがより好ましい。
本発明の表示装置は、特に制限は無く多用な表示装置として用いることができるが、液晶表示装置であることが好ましい。
その他、本発明の表示装置の好ましい態様としては、特開2013−047794号公報に記載の態様を挙げることができ、この公報の内容についても、本願明細書に組み込まれる。
実施例5、6、11、および12は参考例である。
<支持体の作製>
Ti化合物を触媒として重縮合した固有粘度0.66のポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という)樹脂を含水率50ppm以下に乾燥させ、ヒーター温度が280〜300℃設定温度の押し出し機内で溶解させた。溶解させたPET樹脂をダイ部より静電印加されたチルロール上に吐出させ、非結晶ベースを得た。得られた非結晶ベースをベース走行方向に3.1倍に延伸後、下記の易接着層用塗布液Aを乾燥、延伸後の厚みが80nmになるように塗布(インラインコート)した後、幅方向に3.8倍延伸し、厚さ250μmのインラインコートを施したPET支持体を得た。
自己架橋性ウレタン エラストロンH3(第一工業製薬(株)製) 91質量部
エラストロン用触媒 エラストロンcat21(第一工業製薬(株)製)
1.1質量部
ポリエステル樹脂 ES2200(DIC(株)製) 55質量部
アニオン界面活性剤 (日本油脂(株)製 ラピゾールB−90) 0.2質量部
pHを6.9に調整
蒸留水 α質量部
(α;易接着層用塗布液Aの全体が1000質量部になるように量を調節した)
上記インラインコートを施したPET支持体の易接着層用塗布液Aの塗布層側に対し、730J/m2の条件でコロナ放電処理を行った後、下記の易接着層用塗布液Bをバーコート法によりコロナ処理面側に塗布した。そして、これを145℃で1分乾燥して、PET支持体の片面に易接着層を設けた。
ポリエステル樹脂バインダー
(互応化学社製プラスコートZ592) 12.0質量部
ポリエーテル・ポリエステル系ウレタン樹脂 水分散体
(第一工業製薬社製スーパーフレックス150HS) 51.0質量部
オキサゾリン系樹脂 水系エマルション
(日本触媒社製エポクロスK−2020E) 7.7質量部
アクリル樹脂
(ダイセル化学工業 EM48D) 69.3質量部
ノニオン界面活性剤 29.7質量部
(三洋化成工業(株)製 ナロアクティーCL−95の1%水溶液:ノニオン性)
アニオン界面活性剤 12.3質量部
((日本油脂(株)製 ラピゾールB−90の1%水溶液)、アニオン性)
カルナバワックス分散物
(中京油脂(株)製セロゾール524) 0.6質量部
アクリル樹脂微粒子
(綜研化学社製、MX−80H3WT 平均粒子径0.8μm) 0.21質量部
蒸留水 α質量部
(α;易接着層用塗布液Bの全体が1000質量部になるように量を調節した)
上記易接着層を設けたPET支持体の塗布層側の反対面に対して310J/m2の条件でコロナ放電処理を行った後、下記組成からなるハードコート層用塗布液Aをバーコート法により塗布した。塗布量を乾燥時の塗布膜厚が130nmになる様に塗布し、145℃で1分乾燥した。これにより、PET支持体の易接着層が形成された面とは反対側に、ハードコート層(ゾルゲル)を形成した。
酢酸水溶液 402.0質量部
(ダイセル化学工業(株)製、工業用酢酸の1%水溶液)
3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン 110.0質量部
(信越化学工業(株)製、KBE−403)
テトラエトキシシラン 127.6質量部
(信越化学工業(株)製、KBE−04)
硬化剤(アルミニウムトリスアセチルアセトネート) 1.3質量部
(川研ファインケミカル(株)製、アルミキレートA(W))
界面活性剤 14.7質量部
(三洋化成工業(株)製、サンデッドBLの10%水溶液、アニオン性)
界面活性剤 40.9質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL−95の1%水溶液、ノニオン性)
蒸留水 α質量部
(α;ハードコート層用塗布液Aの全体が1000質量部になるように量を調節した)
25℃の恒温槽内で酢酸水溶液を激しく攪拌しながら、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランを、この酢酸水溶液中に3分間かけて滴下した。1時間攪拌したのち30℃の恒温槽にて引き続き、テトラエトキシシシランを、酢酸水溶液中に強く攪拌しながら5分かけて添加し、その後2時間攪拌を続けた。さらに1時間かけて10℃へ冷却を行った。なお、アルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子(例えばコロイダルシリカなど)は添加しなかった。このようにして得られた水溶液を水溶液Xとする。
また、硬化剤、界面活性剤CおよびB、蒸留水を添加し、5分間超音波分散を行った。このように得られた分散液を水溶液Yとする。
水溶液Xに水溶液Y、界面活性剤CおよびB、蒸留水を順次添加したのち10℃へ冷却した。
ハードコート層を形成したPET支持体の易接着層が形成された面上にプリズム層を形成した。プリズム層を形成する下記の塗布液(以下、プリズム層用塗布液Aと称する)を、プリズムパターンを形成するための金型に充填した。プリズム層形成用塗布液Aは紫外線で硬化する化合物を含む。ハードコート層を形成したPET支持体の易接着層が金型上のプリズム層形成用塗布液Aに接触するように、光学フィルムを金型にローラで押し付けた。プリズム層形成用塗布液Aと易接着層のうちの易接着層用塗布液Bを用いて形成した層との接触開始から3秒後に、ハードコート層を形成したPET支持体のハードコート層側から紫外線を1000mJ/cm2の条件で照射して硬化を行った。紫外線を照射する光源としては、ウシオ電機(株)製メタルハライドランプUVL−1500M2を用いた。金型からハードコート層を形成したPET支持体と硬化したプリズム層を引き剥がし、頂角90°、ピッチ60μm、高さが30μmのプリズム層を備えるプリズムシートを得た。
得られたプリズムシートを実施例1の積層フィルムとした。
フェノキシエチルアクリレート(大阪有機化学製、ビスコート#192)
21質量部
EO変性TMPTA(トリメチロールプロパントリアクリレート)
(サートマー製 SR349) 74質量部
光重合開始剤(BASF製 IRGACURE184) 5質量部
下塗のないPETフィルム上に樹脂を塗布し、更にPETフィルムを重ね、プリズム作成と同様の紫外線を1000mJ/cm2の条件で照射して硬化を行った。紫外線を照射する光源としては、ウシオ電機(株)製メタルハライドランプUVL−1500M2を用いた。露光後に両側のPETフィルムを剥がし厚さ10μmの樹脂フィルムを作成した。得られた樹脂フィルムを5mm×2cmに切断しテンシロン試験機10cm/分にて引っ張り試験を行い弾性率を測定した。
ハードコート層(ゾルゲル)用塗布液Aの塗布量を変更することにより下記表1に記載の塗布厚みのハードコート層を作成した以外は実施例1と同様にして、実施例2〜4、比較例1および2の積層フィルムを製造した。
ハードコート層として下記のハードコート層用塗布液Bを乾燥、硬化後膜厚が80nmになる様に塗布し、150℃で2分間乾燥した後120W/cmのエネルギーを持つ高圧水銀灯を用いて照射距離150mmにて40秒間照射し、ハードコート層用塗布液Bの塗布量を変更することにより下記表1に記載の塗布厚みのハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、実施例5、6、比較例3および4の積層フィルムを製造した。
多官能アクリルモノマー アロニックスM−405(東亞合成(株)製) 45質量部
多官能アクリルモノマー アロニックスM−350(東亞合成(株)製) 14質量部
光重合開始剤 IRGACURE184(BASF製) 1.2質量部
界面活性剤 メガファックF780F(DIC(株)製) 0.1質量部
MEK 30質量部
なお、ハードコート層用塗布液Bを製膜した薄膜の波長550nmにおける屈折率を、上記ハードコート層用塗布液Aと同様に測定したところ1.489であることがわかった。
ハードコート層用塗布液Aを用いず、ハードコート層を形成しなかった以外は実施例1と同様にして、比較例5の積層フィルムを製造した。
ハードコート層用塗布液Aの代わりに、特開2009−199001号公報の実施例1の記載の材料および製造条件にしたがって、下記組成からなる裏面層用塗布液Aをバーコート法により塗布した。塗布量を7.1cc/m2とし、175℃で1分乾燥した。熱硬化性樹脂を用いた厚み90nmのハードコート層を形成した以外は実施例1と同様にして、比較例6の積層フィルムを製造した。
(裏面層用塗布液A)
アクリル樹脂バインダー 42.6質量部
(ダイセル化学工業(株)製、EM48D、固形分 27.5%)
カルボジイミド構造を複数個有する化合物 4.8質量部
(日清紡(株)製、カルボジライトV−02−L2、固形分40%)
界面活性剤A 15.8質量部
(日本油脂(株)、ラピゾールB−90の1%水溶液、アニオン性)
界面活性剤B 15.8質量部
(三洋化成工業(株)、ナロアクティー CL−95の1%水溶液、ノニオン性)
シリカ微粒子分散液 1.9質量部
(日本アエロジル(株)製、アエロジルOX−50の水分散物、固形分10%)
コロイダルシリカ 0.8質量部
(日産化学工業(株)製、スノーテックスXL、固形分40.5%)
すべり剤 1.9質量部
(中京油脂(株)製、カルナバワックス分散物セロゾール524 固形分30%)
蒸留水 全体が1000質量部になるよう添加
プリズム層用塗布液として下記のプリズム層用塗布液Bを用いた以外は実施例1〜6および比較例1〜6とそれぞれ同様にして、実施例7〜12および比較例7〜12の積層フィルムを製造した。
エトキシ化o−フェニルフェノールアクリレート
(新中村化学製 NKエステル A−LEN−10) 20質量部
エトキシ化ビスフェノールAジアクリレート
(新中村化学製 NKエステル A−BPE−10) 72質量部
ε−カプロラクトン変性トリス(2−アクリロキシエチル)イソシアヌルレート
(新中村化学製 NKエステル A9300−1CL) 3質量部
光重合開始剤(BASF製 IRGACURE184) 5質量部
(密着性)
各実施例および比較例の積層フィルムを65℃、相対湿度95%の条件で500時間経時させた後に、ハードコート面の表面に片刃のカミソリを用いて縦、横にそれぞれ1mm毎に11本のキズを付けた上にセロハンテープ(3M社製400番24mm幅)を貼り付け、消しゴムでこすって完全に密着させた後、90度方向に2回剥離し、剥離した升目の数を数えて下記ランク付けを行なった。
A:はがれなし
B:1マス以上、5マス未満のはがれ
C:5マス以上のはがれが生じ、実用上不十分。
結果を下記表1に示した。
各実施例および比較例の積層フィルムを、25℃、相対湿度60%の条件で2時間調湿した後、JIS−S6006が規定する試験用鉛筆を用いて、JIS−K5400が規定する鉛筆硬度評価法に従い、各積層フィルムが有するハードコート層の鉛筆硬度を、評価した。具体的には、500gのおもりを用いて各硬度の鉛筆でハードコート層表面を5回繰り返し引っ掻き、傷が1本までの硬度を測定した。
鉛筆硬度はHB以上であることが実用上求められており、F以上であることが好ましく、H以上であることがより好ましく、2H以上であることが特に好ましい。
結果を下記表1に示した。
各実施例および比較例の積層フィルムを30cm×37cmに切った。1枚は37cmの辺に平行にプリズムの頂辺が平行になるように、もう1枚は30cmの辺に頂辺が平行になるようにカットし、30.5mm×37.5mmの箱に交互10枚に並べ東京から福岡までトラックにて陸送し、上下2枚を除いた8枚の裏面ハードコート層の傷の程度を確認した。
A:傷が全く見られない
B:傷が1本以上、3本未満見られる
C:傷が3本以上、7本未満見られる
D:傷が7本以上見られる
耐傷性はC以上であることが好ましく、B以上であることがより好ましい。
結果を下記表1に示した。
反射シート、LED光源、導光板及び拡散フィルムで構成される液晶テレビ用エッジライトユニットの拡散フィルムの上に、各実施例および比較例の積層フィルムをプリズムの頂辺が直行するように2枚のせ、各実施例および比較例の表示装置を作製した。
得られた各実施例および比較例の表示装置に対し、色彩輝度計(トプコンテクノハウス社製BM−7)を用いてプリズム側の正面輝度を測定した。プリズムシートを載せないで測定した場合の輝度を100%とし、載せた場合の輝度上昇を下記基準で評価した。
A:輝度上昇率が160%以上
B:輝度上昇が155%以上、160%未満
C:輝度上昇が150%未満、155%未満
D:輝度上昇が150%未満であり、実用上不十分。
結果を下記表1に示した。
一方、ハードコート層の厚みが本発明の上限値を超える比較例1〜4および7〜10は、輝度向上が不十分であり、さらにこれらの比較例中の比較例1、3、4、7、9および10よりハードコート層と支持体の間の密着性も不十分であることがわかった。ハードコート層を設けなかった比較例5および11は、輝度向上が不十分であることがわかった。ハードコート層として熱硬化樹脂を用いた比較例6および12は、ハードコート層の硬度が不十分であることがわかった。
11 支持体
12 ハードコート層
21 易接着層
22 光機能層
Claims (9)
- 支持体と、
前記支持体の一方の面(A面)側に設けられ、かつ、入射光を集光または拡散させる光機能層と、
前記支持体の前記光機能層が設けられたA面とは反対側の面(B面)側の最外層に設けられ、かつ、アルコキシシランの加水分解物からなる無機成分が主成分であるハードコート層とを有し、
前記ハードコート層の厚みが150nm以下であることを特徴とする積層フィルム。 - 前記ハードコート層が前記支持体と隣接して積層されたことを特徴とする請求項1の積層フィルム。
- 前記ハードコート層の厚みが50〜150nmであることを特徴とする請求項1または2に記載の積層フィルム。
- 前記アルコキシシランとして、ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有し、かつ、ヒドロキシル基を官能基として含まないアルコキシシランを含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の積層フィルム。
- 前記ハードコート層に含まれる全アルコキシシランのうち、前記ヒドロキシル基以外の有機官能基を1つ以上有するアルコキシシランが30質量%以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の積層フィルム。
- 前記ハードコート層が、アルコキシシランの加水分解物以外の無機粒子を含まないことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の積層フィルム。
- 前記光機能層の主成分が20MPa未満の弾性率の樹脂であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の積層フィルム。
- 前記光機能層の主成分が20MPa以上の弾性率の樹脂であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の積層フィルム。
- 請求項1〜8のいずれか一項に記載の積層フィルムを有することを特徴とする表示装置。
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