JP5912602B2 - 物品搬送装置 - Google Patents

物品搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5912602B2
JP5912602B2 JP2012021470A JP2012021470A JP5912602B2 JP 5912602 B2 JP5912602 B2 JP 5912602B2 JP 2012021470 A JP2012021470 A JP 2012021470A JP 2012021470 A JP2012021470 A JP 2012021470A JP 5912602 B2 JP5912602 B2 JP 5912602B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
traveling
article
cart
loading platform
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012021470A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013159435A (ja
Inventor
佳一 山下
佳一 山下
健士 渡邊
健士 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
Priority to JP2012021470A priority Critical patent/JP5912602B2/ja
Publication of JP2013159435A publication Critical patent/JP2013159435A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5912602B2 publication Critical patent/JP5912602B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Description

本発明は、搬送経路に沿って配設された走行レールと、搬送物支持部材を吊り下げた状態で前記走行レールを走行可能な走行台車を有するとともに該走行台車を前記走行レールで走行させる走行駆動手段を有する台車ユニットと、を備え、物品を前記搬送物支持部材に積載して前記搬送経路に沿って搬送する物品搬送装置に関する。
従来、吊下げ搬送装置(物品搬送装置)において、天井等に架設したレールに沿って走行する走行台車(台車ユニット)に、荷台をモータにより昇降しうるように吊支し、この荷台(搬送物支持部材)に被搬送物(物品)を載置して搬送するようにしており、所定位置で荷台をモータにより昇降させて被搬送物の積み込みまたは荷降ろしをしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−159478号公報
しかしながら、特許文献1に記載の吊下げ搬送装置(物品搬送装置)にあっては、荷台(搬送物支持部材)を昇降させるモータが走行台車(台車ユニット)に搭載されており、走行台車の重量が嵩んで、走行のための消費電力が増加してしまうばかりか、各走行台車にモータを搭載させることで、製造コストが嵩んでしまうという問題がある。また、被搬送物の積み込みまたは荷降ろしをするたびに吊下げ搬送装置の荷台の昇降を行う必要があり、被搬送物の搬送にかかる時間には、レールに沿って走行台車が移動する時間のみならず、積み込みまたは荷降ろしの作業時間に含まれる荷台の昇降にかかる時間も加わるため、搬送効率が悪いという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、台車ユニットを軽量化することができ、かつ低コストで製造することができる物品搬送装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の物品搬送装置は、
搬送経路に沿って天井近傍に配設された走行レールと、搬送物支持部材を吊り下げた状態で前記走行レールを走行可能な走行台車を有するとともに該走行台車を前記走行レールで走行させる走行駆動手段を有する台車ユニットと、を備え、物品を前記搬送物支持部材に積載して前記搬送経路に沿って搬送する物品搬送装置において、
前記搬送経路の一部には、前記搬送物支持部材に積載される物品を、該搬送物支持部材に対して着脱するために移載する移載手段が配置され、
前記移載手段は、前記物品を載置する荷台と、該荷台を吊り下げた状態で昇降させる昇降駆動手段と、を有し、
前記昇降駆動手段は、前記走行レールを天井に支持する懸架部材から該走行レールの両側方に延びるブラケットに設けられた駆動ローラと、前記駆動ローラの駆動により前記荷台を昇降させるワイヤと、を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、移載手段を用いて搬送物支持部材に積載される物品の積み込みまたは荷降ろしを行うことができ、この移載手段を台車ユニットと別体として設置することで、台車ユニットには、走行駆動手段を搭載するだけで済むようになり、台車ユニットを軽量化することができ、消費電力を低減させられるばかりか、台車ユニットが軽量になることで、走行レールや走行台車が消耗し難くなり、かつ台車ユニットの部品点数を低減させて低コストで製造することができる。また、例えば、台車ユニットが物品の積み込みまたは荷降ろし場所に到着する前に、予め移載手段を用いて物品を台車ユニットに積み込み易い位置に移動させたり、移載手段による荷降ろしの準備をしておいたりすることができ、積み込みまたは荷降ろしの作業時間を短縮することができる。
本発明の物品搬送装置は、
前記走行台車の走行及び前記荷台の昇降により前記台車ユニットと前記移載手段との間で前記物品を移載する移載作業を行うように、前記走行駆動手段及び前記昇降駆動手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴としている。
この特徴によれば、台車ユニットと移載手段との間の物品の積み込みまたは荷降ろし作業を、制御手段による走行台車の走行及び荷台の昇降という簡素な制御で行うことができ、物品の積み込みまたは荷降ろしの移載作業の効率を向上させることができる。
本発明の物品搬送装置は、
前記制御手段は、前記台車ユニットが前記移載手段に対応する位置に移動する前に、予め前記荷台を上昇させて、該荷台を前記台車ユニットに対応する位置で待機させる制御を行うことを特徴としている。
この特徴によれば、台車ユニットが物品の積み込みまたは荷降ろし場所に到着する前に、予め移載手段の荷台を上昇させ、物品を台車ユニットに積み込みまたは荷降ろしし易い位置に、荷台を待機させておくことができ、積み込みまたは荷降ろしの作業時間を短縮することができる。
本発明の物品搬送装置は、
前記駆動ローラの長手が前記走行レールの配設方向に沿って延びるとともに、該駆動ローラの両端部に巻き付けられたワイヤに、前記荷台が吊り下げられた状態で昇降されることを特徴としている。
この特徴によれば、駆動ローラの長手が走行レールの配設方向に沿って延びることで、走行レールの配置や走行台車の走行経路の妨げとならずに、物品を吊り下げた状態で荷台を昇降できる昇降駆動手段の配置とすることができ、かつ駆動ローラの両端部に巻き付けられたワイヤにより荷台を昇降させることで、搬送物支持部材の周囲の空間を利用したコンパクトな移載手段を構成することができる。また、昇降駆動手段の構成を簡素化して軽量で低コストな移載手段とできる。
実施例における物品搬送装置の全体像を示す平面図である。 台車ユニットを示す側面図である。 台車ユニットを示す背面図である。 台車ユニットを示す斜視図である。 物品搬送装置の構成を示す概念図である。
本発明に係る物品搬送装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る物品搬送装置につき、図1から図5を参照して説明する。以下、図2及び図5の紙面左側を物品搬送装置の正面側(前方側)として説明する。図1の符号1は、例えば、自動車等を製造する工場内で、自動車の部品が収納された本発明における物品としてのコンテナ2(図2参照)を搬送するための本発明の適用された物品搬送装置である。
図1及び図2に示すように、物品搬送装置1においては、搬送経路に沿って配置された2本の走行レール3と、走行レール3を平面視で反時計回りに走行可能な複数の台車ユニット4と、から主に構成されている。尚、本実施例では、7台の台車ユニット4が設けられている。走行レール3は工場内の天井近傍の所定の高さ位置に掛け渡されている。また、台車ユニット4は、自動車の部品が収納されているコンテナ2を搬送経路に沿って搬送するようになっている。
2本の走行レール3は、その上面が水平面として形成された、アルミやスチール等の金属材によって形成されており、工場内の搬送経路に沿って工場内の天井から懸架部材18により吊り下げされた状態で設けられている。尚、懸架部材18は、下方が開放された略U字形状をなすフレーム状をなす部材であり、天井に固定された棒部材19により吊り下げ支持されている。また、走行レール3は、複数の直線路と曲線路とが組み合わされて無端状に形成されており、外周の搬送経路を形成する走行レール3である本線レール3dから分岐及び合流する走行レール3e,3f,3gが設けられている。
ここで、図1における紙面上側において本線レール3dから内側に分岐する走行レール3を分岐レール3eとし、紙面中央において本線レール3dから内側に分岐する走行レール3を分岐レール3fとし、紙面下側において本線レール3dから内側に分岐する走行レール3を分岐レール3gとする。
分岐レール3eには、台車ユニット4にコンテナ2を積み込むための積込ステーションC1が設けられ、分岐レール3gには、台車ユニット4からコンテナ2を降ろすための荷降ろしステーションC2が設けられ、分岐レール3fには、台車ユニット4を待機させる待機ステーションC3が設けられている。
また、これらステーションC1〜C3以外に本線レール3dから分岐レール3e,3f,3gに分岐する箇所には分岐ステーションC4が設けられ、分岐レール3e,3f,3gから本線レール3dに合流する箇所には、合流ステーションC5が設けられている。各ステーションC1〜C5は、いずれも同様の構成からなり台車ユニット4に設けられた走行用バッテリ5への充電を行うための充電ステーションCとなっている。また、本実施例の走行用バッテリ5は、電力を静電エネルギーとして蓄えるキャパシタ装置により構成されている。
尚、物品搬送装置1には、台車ユニット4や充電ステーションCを統括管理する主制御装置20(制御手段)が設けられている(図5参照)。この主制御装置20は、走行レール3以外の床面等の地上部に設けられている。この主制御装置20が台車ユニット4や充電ステーションCと情報通信を行い、充電ステーションCにおける後述する充電装置6や固定昇降ユニット36等の制御を行うようになっている。
図2に示すように、台車ユニット4には、走行レール3を走行する前後2台の走行台車8,9と、前側の走行台車8の前方を走行する先行台車10と、後側の走行台車9の後方を走行する後続台車11と、が設けられている。
尚、先行台車10と前側の走行台車8とが連結杆材13によって連結され、後側の走行台車9と後続台車11とが連結杆材14によって連結されている。これらの台車8,9,10,11は、直列に配置されて走行レール3の上面を走行するようになっている。また、前後の走行台車8,9にそれぞれ取り付けられた吊下棒15によって、走行ユニット31が吊り下げられている。
そして、図3に示すように、台車ユニット4には、コンテナ2を吊り下げた状態で保持するキャリア12(搬送物支持部材)が設けられている。このキャリア12は、下方が開放された略U字形状をなす前後2つのフレーム部材16を有しているとともに、このフレーム部材16の下端には、コンテナ2の底面四隅を載置するための載置板25が取り付けられている。また、載置板25同士は、所定の離間幅を有しており、特に、前後の離間幅は、後述する固定昇降ユニット36の荷台37が通過可能な幅寸法を有している。
図5に示すように、前側の走行台車8は、台車ユニット4を走行させるための走行モータ17(走行駆動手段)を有しており、この走行モータ17が駆動されることにより台車ユニット4が走行レール3を走行するようになっている。また、走行ユニット31内には、前側の走行台車8の走行モータ17を駆動させるための走行用バッテリ5と、走行モータ17の回転速度の制御やブレーキ制御を行う台車用制御装置29(制御手段)と、が設けられている。台車用制御装置29は、前述した走行台車8の走行モータ17に接続されて、この走行モータ17のシーケンス制御を行う制御回路としてのPLC(Programmable Logic Controller)を有している。
尚、走行モータ17及び台車用制御装置29は、走行用バッテリ5から電力の供給を受けており、走行レール3における所定箇所(搬送経路の一部)に設けられた複数の充電ステーションCにおいて走行用バッテリ5に充電が行われるようになっている(図1参照)。また、積込ステーションC1及び荷降ろしステーションC2では、台車ユニット4の走行を停止させ、かつ後述する固定昇降ユニット36によりコンテナ2を用いて作業員がコンテナ2の移載作業を行うようになっている。
また、図5に示すように、先行台車10には、前方にある他の台車ユニット4の存在を光学的に検出する前方検出センサ48が設けられている。また、台車ユニット4の後続台車11の後端には、前方検出センサ48から照射される光を反射する反射板35が取り付けられている。この前方検出センサ48は、発光素子(図示略)と受光素子(図示略)が設けられた反射型光電センサとなっており、発光素子から前方に照射される光(赤外線等)が前方の物体(被検出体)に反射されて受光素子が受光することで前方の物体を検出できるようになっている。
このように台車ユニット4は、前方検出センサ48によって前方にある他の台車ユニット4の存在を検出することができ、この検出に基づいて台車用制御装置29が速度制御等を行うようになっている。
また、台車ユニット4の後続台車11の後端には、板状をなすドグ44が突出されており、先行台車10の先端には、他の台車ユニット4のドグ44’を検出する停止検出センサ51が設けられている。この停止検出センサ51は、内蔵されているマグネットが磁力により鉄材等の磁性材料で形成されたドグ44の近接及び接触を検出するマグネットスイッチとなっている。
この停止検出センサ51に他の台車ユニット4のドグ44’が近接されると、台車用制御装置29が台車ユニット4の走行を停止させる制御を行うようになっている。尚、この停止検出センサ51は、他の台車ユニット4のドグ44’のみならず、台車ユニット4を停止させるために、充電ステーションC等に設けられるストッパー装置(図示略)が有するドグ(図示略)も検出するようになっている。
尚、ストッパー装置(図示略)には、台車ユニット4の後続台車11の後端に設けられた反射板35と同様の反射板(図示略)が設けられている。そして、台車ユニット4は、前方検出センサ48によって前方にあるストッパー装置(図示略)の存在を検出することができ、この検出に基づいて台車用制御装置29が速度制御等を行うようになっている。
また、図1及び図5に示すように、各充電ステーションC1〜C5は、台車ユニット4の走行用バッテリ5を充電するための充電装置6が設置されている。そして、充電装置6は充電プラグ52(給電部)を有している。この充電装置6は、電力網により工場に供給される商用電源(AC100V)の電力をパワーサプライ(図示略)を介して直流電流に変換して台車ユニット4に供給し、走行用バッテリ5に対する充電作業が行われる。
更に、充電プラグ52が接続される接続器24(被給電部)が、台車ユニット4の後側の走行台車9に設けられている。各充電ステーションC1〜C5において、停止(若しくは減速)した台車ユニット4の接続器24に充電装置6の充電プラグ52が接続(接触)されて走行用バッテリ5に電力を供給するようになっている。
また、図1及び図5に示すように、積込ステーションC1及び荷降ろしステーションC2には、台車ユニット4のキャリア12と地上部との間でコンテナ2の移載を行うための固定昇降ユニット36(移載手段)が設置されている。
図2から図4に示すように、この固定昇降ユニット36は、走行レール3を懸架する懸架部材18の間に固定的に設置されて、走行台車8,9等が通過することができる略トンネル状をなすトンネル躯体38を有している。尚、懸架部材18は、走行レール3を支持しているとともに、固定昇降ユニット36も支持している。
また、トンネル躯体38の前後側には、左右側方に延設されるブラケット39が設けられており、この前後のブラケット39の間には、駆動ローラ40(昇降駆動手段)が架け渡されている。この駆動ローラ40は、走行レール3の左右に配設された左右一対をなし、各駆動ローラ40の長手が走行レール3の配設方向に沿って延びている。そして、駆動ローラ40は、その内部に自身を回転させるためのモータ(図示略)が設けられており、このモータが主制御装置20により制御されて、駆動ローラ40が正方向または逆方向に回転可能になっている。
更に、各駆動ローラ40の各両端部には、ワイヤ41が巻き付けられるようになっており、このワイヤ41にコンテナ2を載置可能な荷台37が吊り下げられている。そして、両駆動ローラ40を回転させることで、固定昇降ユニット36は、荷台37を上昇または降下させることができる。
また、荷台37の下方位置に対応する地上部には、ローラコンベア21が設置されている。このローラコンベア21が有する複数のローラ22のうち、所定のローラ22は、駆動ローラ22となっているとともに、これらの駆動ローラ22は、主制御装置20により制御されている。そして、ローラコンベア21を用いてコンテナ2の搬送が行われるようになっている。尚、固定昇降ユニット36は、台車ユニット4とローラコンベア21との間でコンテナ2の移載を行うようになっている。
図4に示すように、固定昇降ユニット36の荷台37におけるコンテナ2を載置する載置部42は、複数の板材43が並んで側面視で櫛歯状をなすように形成されている。この板材43の上端にコンテナ2が載置されるようになっている。更に、板材43の上端の一部には、上方に突出してコンテナ2の底面を支持する支持凸部43aが形成されている。尚、荷台37の板材43の支持凸部43aの突出寸法(上下寸法)は、台車ユニット4のキャリア12の載置板25の厚み寸法(上下寸法)よりも大きく形成されている。
更に、この支持凸部43aには、コンテナ2が滑らないようにする滑り止めゴム部材(図示略)が設けられているとともに、前述の台車ユニット4のキャリア12の載置板25の上面にも、同様のゴム部材(図示略)が設けられている。
また、荷台37が降下されると、荷台37の載置部42がローラコンベア21のローラ22間に没入されるようになっている。より詳しくは、荷台37の板材43の支持凸部43aの上端がローラ22の上端よりも下方位置になると、コンテナ2がローラコンベア21上に載置されて、駆動ローラ22の駆動により搬送されるようになる。
次に、コンテナ2の台車ユニット4に対する積み込みまたは荷降ろしについて説明する。図3から図5に示すように、コンテナ2を台車ユニット4に積み込む際には、先ず固定昇降ユニット36の荷台37を降下させて、荷台37の載置部42をローラコンベア21のローラ22間に没入させる。
次に、ローラコンベア21は、駆動ローラ22によりコンテナ2を荷台37に対応する位置まで搬送する。なお、荷台37やローラコンベア21の所定箇所には、コンテナ2の位置を検出する位置検出センサ23が設けられており、主制御装置20は、この位置検出センサ23による検出情報に基づいてコンテナ2を正確に位置決めできるようになっている。
次に、固定昇降ユニット36の駆動ローラ40によりワイヤ41を巻き取って荷台37を上昇させる。そして、ローラコンベア21上のコンテナ2が荷台37の載置部42に載置されて上昇され、コンテナ2が所定位置まで上昇された状態で一旦駆動ローラ40を停止し、この荷台37が上昇された状態で待機されるように主制御装置20により制御される(図3参照)。
次に、台車ユニット4が走行されて固定昇降ユニット36に対応する位置まで移動される。尚、固定昇降ユニット36の荷台37の板材43に支持凸部43aが形成されていることで、コンテナ2の底面の左右位置には、板材43との間に所定の間隙が形成される。この間隙に、台車ユニット4のキャリア12の載置板25が挿入されつつ、キャリア12全体がコンテナ2を覆うように台車ユニット4が進行される。
そして、台車ユニット4のキャリア12の四隅の載置板25のそれぞれに、コンテナ2の底面の角部が配置されたことを、キャリア12に設けられた載置検出センサ26により検出できるようになっている。台車用制御装置29は、この載置検出センサ26による検出情報に基づいて台車ユニット4を正確に位置決めできるようになっている。
更に、台車ユニット4のキャリア12の四隅の載置板25に、コンテナ2の底面の角部が配置された状態で、固定昇降ユニット36の荷台37を降下させると、コンテナ2は、キャリア12の載置板25に載置される。そして、台車ユニット4を走行させてコンテナ2を所定箇所まで搬送できるようになっている。
また、コンテナ2を台車ユニット4から荷降ろしする際には、先ず主制御装置20は、台車ユニット4が固定昇降ユニット36に対応する位置まで移動する前に、予め固定昇降ユニット36の駆動ローラ40によりワイヤ41を巻き取って荷台37を上昇させ、荷台37を台車ユニット4に対応する高さ位置近傍で待機させる制御を行う(図3参照)。そして、コンテナ2を搬送する台車ユニット4が走行されて固定昇降ユニット36に対応する位置まで移動された後に、荷台37を若干上昇させることで、キャリア12内のコンテナ2が荷台37の載置部42に載置される。
更に、このコンテナ2を載置した状態で、さらに固定昇降ユニット36の荷台37を若干上昇させ、板材43とコンテナ2の底面との間に所定の間隙を形成した状態で上昇を停止すると、この間隙から台車ユニット4のキャリア12の載置板25が抜け出る状態になる。この状態で台車ユニット4を走行させると、コンテナ2が固定昇降ユニット36の荷台37に残された状態のまま台車ユニット4が走り去るようになる。
その後、固定昇降ユニット36の荷台37を降下させると、荷台37の載置部42がローラコンベア21のローラ22間に没入されるようになり、コンテナ2は、ローラコンベア21上に載置される。そして、ローラコンベア21は、駆動ローラ22によりコンテナ2を所定箇所まで搬送できるようになる。
以上、本実施例における物品搬送装置1では、固定昇降ユニット36(移載手段)を用いてキャリア12に積載されるコンテナ2の積み込みまたは荷降ろしを行うことができ、この固定昇降ユニット36を台車ユニット4と別体として設置することで、台車ユニット4には、走行モータ17(走行駆動手段)を搭載するだけで済むようになり、台車ユニット4を軽量化することができ、消費電力を低減させられるばかりか、台車ユニット4が軽量になることで、走行レール3や走行台車8,9が消耗し難くなり、かつ台車ユニット4の部品点数を低減させて低コストで製造することができる。
また、固定昇降ユニット36は、コンテナ2を載置する荷台37と、荷台37を吊り下げた状態で昇降させる駆動ローラ40(昇降駆動手段)と、を有することで、キャリア12に吊り下げられたコンテナ2を駆動ローラ40により昇降させて、キャリア12と同様の吊り下げた状態でコンテナ2を荷台37に載置して積み込みまたは荷降ろしを行うことができ、固定昇降ユニット36の構成を簡素化して製造コストを低減することができる。さらに、台車ユニット4に影響を与えることなく、駆動ローラ40の出力を向上させることも可能になり、この駆動ローラ40の出力を向上させることで、荷台37の昇降速度が向上され、コンテナ2の積み込みまたは荷降ろしの作業効率を向上させることができる。
また、走行台車8,9の走行及び荷台37の昇降により台車ユニット4と固定昇降ユニット36との間でコンテナ2を移載する移載作業を行うように、走行モータ17及び駆動ローラ40を制御する台車用制御装置29(制御手段)及び主制御装置20(制御手段)をさらに備えることで、台車ユニット4と固定昇降ユニット36との間のコンテナ2の積み込みまたは荷降ろし作業を、主制御装置20による走行台車8,9の走行及び荷台37の昇降という簡素な制御で行うことができ、コンテナ2の積み込みまたは荷降ろしの移載作業の効率を向上させることができる。
また、主制御装置20(制御手段)は、台車ユニット4が固定昇降ユニット36に対応する位置に移動する前に、予め荷台37を上昇させて、荷台37を台車ユニット4に対応する位置で待機させる制御を行うことで、台車ユニット4がコンテナ2の積み込みまたは荷降ろし場所に到着する前に、予め固定昇降ユニット36の荷台37を上昇させ、コンテナ2を台車ユニット4に積み込みまたは荷降ろしし易い位置に、荷台37を待機させておくことができ、積み込みまたは荷降ろしの作業時間を短縮することができる。
また、駆動ローラ40は、走行レール3の近傍に配設されており、駆動ローラ40の長手が走行レール3の配設方向に沿って延びることで、走行レール3の配置や走行台車8,9の走行経路の妨げとならずに、コンテナ2を吊り下げた状態で荷台37を昇降できる駆動ローラ40の配置とすることができ、かつ駆動ローラ40の両端部に巻き付けられたワイヤ41に、荷台37が吊り下げられた状態で昇降されることで、キャリア12の周囲の空間を利用したコンパクトな固定昇降ユニット36を構成することができる。また、駆動ローラ40の構成を簡素化して軽量で低コストな固定昇降ユニット36とできる。
また、固定昇降ユニット36は、走行レール3を懸架する懸架部材18により支持されることで、走行レール3を懸架する懸架部材18を固定昇降ユニット36の支持に兼用することができ、固定昇降ユニット36を設置するための部材が地上部の作業空間と干渉せずに済むようになり、この地上部の作業空間を有効に利用することができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、トンネル躯体38に左右側方に延設されるブラケット39が設けられ、この前後のブラケット39の間に駆動ローラ40(昇降駆動手段)が架け渡されて、走行レール3の左右に配設された左右一対をなす駆動ローラ40により、左右に配置されたワイヤ41が巻き取られる構成となっているが、トンネル躯体38の上方位置に1本の駆動ローラ40を配置して、この1本の駆動ローラ40により左右に配置された全てのワイヤ41を巻き取るようにして、荷台37の昇降動作を行えるようにしてもよい。
1 物品搬送装置
2 コンテナ(物品)
3 走行レール
4 台車ユニット
8,9 走行台車
12 キャリア(搬送物支持部材)
17 走行モータ(走行駆動手段)
18 懸架部材
20 主制御装置(制御手段)
29 台車用制御装置(制御手段)
31 走行ユニット
36 固定昇降ユニット(移載手段)
37 荷台
40 駆動ローラ(昇降駆動手段)
41 ワイヤ

Claims (4)

  1. 搬送経路に沿って天井近傍に配設された走行レールと、搬送物支持部材を吊り下げた状態で前記走行レールを走行可能な走行台車を有するとともに該走行台車を前記走行レールで走行させる走行駆動手段を有する台車ユニットと、を備え、物品を前記搬送物支持部材に積載して前記搬送経路に沿って搬送する物品搬送装置において、
    前記搬送経路の一部には、前記搬送物支持部材に積載される物品を、該搬送物支持部材に対して着脱するために移載する移載手段が配置され、
    前記移載手段は、前記物品を載置する荷台と、該荷台を吊り下げた状態で昇降させる昇降駆動手段と、を有し、
    前記昇降駆動手段は、前記走行レールを天井に支持する懸架部材から該走行レールの両側方に延びるブラケットに設けられた駆動ローラと、前記駆動ローラの駆動により前記荷台を昇降させるワイヤと、を備えることを特徴とする物品搬送装置。
  2. 前記走行台車の走行及び前記荷台の昇降により前記台車ユニットと前記移載手段との間で前記物品を移載する移載作業を行うように、前記走行駆動手段及び前記昇降駆動手段を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の物品搬送装置。
  3. 前記制御手段は、前記台車ユニットが前記移載手段に対応する位置に移動する前に、予め前記荷台を上昇させて、該荷台を前記台車ユニットに対応する位置で待機させる制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の物品搬送装置。
  4. 前記駆動ローラの長手が前記走行レールの配設方向に沿って延びるとともに、該駆動ローラの両端部に巻き付けられたワイヤに、前記荷台が吊り下げられた状態で昇降されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の物品搬送装置。
JP2012021470A 2012-02-03 2012-02-03 物品搬送装置 Active JP5912602B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021470A JP5912602B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 物品搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012021470A JP5912602B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 物品搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013159435A JP2013159435A (ja) 2013-08-19
JP5912602B2 true JP5912602B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=49172013

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012021470A Active JP5912602B2 (ja) 2012-02-03 2012-02-03 物品搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5912602B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61229666A (ja) * 1985-04-05 1986-10-13 株式会社椿本チエイン 搬送装置
JPH0739864Y2 (ja) * 1988-09-03 1995-09-13 村田機械株式会社 物品搬送装置
JPH02138012A (ja) * 1988-11-16 1990-05-28 Daifuku Co Ltd 被搬送物移載システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013159435A (ja) 2013-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101638838B1 (ko) 반송 시스템 및 반송 방법
JP4666213B2 (ja) 物品収納設備
TWI546238B (zh) 物品搬運設備
KR101533366B1 (ko) 반송 시스템 및 반송 방법
KR101940435B1 (ko) 캐리어 이동 적재 촉진 장치
TWI495578B (zh) Item handling device
KR20120134034A (ko) 물품 반송 설비
JP5830282B2 (ja) 物品搬送装置
JP2008214072A (ja) 物品処理設備
JP5698497B2 (ja) 物品搬送装置
JP6298314B2 (ja) 搬送台車
JP2011109859A (ja) 物品搬送装置
JP5729415B2 (ja) 搬送システム及び搬送方法
JP2012101869A (ja) 物品搬送装置
JP5912602B2 (ja) 物品搬送装置
JP5391036B2 (ja) 物品搬送装置
JP5941647B2 (ja) 物品搬送装置
JP5775286B2 (ja) 物品搬送装置
JP4666224B2 (ja) 物品搬送設備
JP5883604B2 (ja) 物品搬送装置
CN218560126U (zh) 一种纺织品卷材用载货车
JP6197753B2 (ja) 物品搬送設備
JP2006213442A (ja) 物品搬送設備
JP5894425B2 (ja) 物品搬送装置
JP5700107B2 (ja) キャリア搬送システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150109

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20150515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151019

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5912602

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250