JP5911054B2 - 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents
遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5911054B2 JP5911054B2 JP2012004066A JP2012004066A JP5911054B2 JP 5911054 B2 JP5911054 B2 JP 5911054B2 JP 2012004066 A JP2012004066 A JP 2012004066A JP 2012004066 A JP2012004066 A JP 2012004066A JP 5911054 B2 JP5911054 B2 JP 5911054B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- opening
- closing member
- closing
- support member
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
特許文献1、2のいずれの構成も、遊技盤の盤面の前方において、盤面に沿って変位する開閉部材が設けられている。例えば特許文献1の構成では、可動板12が盤面に沿って揺動することで、入賞口4を開放状態と非開放状態とに変化させている。また、特許文献2の構成では、弁部材10が上下動することで入賞穴7を開放状態と非開放状態とに変化させている。
遊技機の遊技盤に直接又は他部材を介して間接的に固定され、前記遊技盤の盤面と直交する前後方向において少なくとも前記遊技盤の前方側に、前記遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を下方側に進入させつつ取り込む誘導口が形成されてなる筐体と、
前記前後方向に沿ってスライドするように前記筐体に直接又は他部材を介して間接的に支持され、少なくとも自身の一部を前記遊技盤の盤面の前方側に配置して前記誘導口を閉鎖する閉鎖位置と、その閉鎖位置のときよりも後方側に退避して前記誘導口を開放する開放位置との間でスライド動作するように配置された開閉部材と、
駆動力を生じさせる駆動源と、
前記駆動源の駆動力を受けて所定のスライド方向にスライド動作するスライド部材と、を備え、
前記筐体には、前記遊技盤の盤面に沿って配置されると共に前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに当該開閉部材の下流側に隣接して配置される下流側誘導樋が形成され、
前記下流側誘導樋の上流側の端部が前記誘導口の一部として構成されており、
前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに、前記開閉部材の上面部及び前記下流側誘導樋の上面部によって前記開閉部材を上流側とし前記下流側誘導樋を下流側とするように外部流路が構成され、
前記スライド部材及び前記開閉部材のいずれか一方の部材には、前記スライド部材のスライド方向に対して傾斜した方向に沿った誘導溝が形成され、他方の部材又は他方の部材と連動する部材には、前記誘導溝内に挿入される挿入部が形成されており、
前記駆動源の駆動力を受けて前記スライド部材が前記所定のスライド方向にスライド動作したときに、前記挿入部が前記誘導溝内を相対的に移動するように案内され、その案内時における前記誘導溝の溝壁に対する前記挿入部の押圧作用に応じて、前記開閉部材が前後方向にスライド動作することを特徴とする。
少なくとも前記盤面の前方側において前記誘導口を閉鎖可能な閉鎖部を備え、前記閉鎖部によって前記誘導口を閉鎖状態とする閉鎖位置と、前記誘導口を前記閉鎖状態よりも前記遊技球が進入しやすい開放状態とする開放位置とで変位する構成をなし、前記開放位置にある前記閉鎖部が、前記閉鎖位置から前記筐体内の前記誘導路側に入り込むように前記盤面に沿って下方側に沈下した位置となるように構成される開閉部材と、
前記開閉部材と連動可能に構成され、前記開閉部材を前記閉鎖位置で保持する保持位置と、前記保持位置から退避した退避位置とで変位する支持部材と、
前記支持部材を前記保持位置と前記退避位置とで変位させる駆動手段と、
を備え、
前記開閉部材には、前記支持部材に支持されると共に当該開閉部材が前記閉鎖位置と前記開放位置とで変位する際に所定の移動方向に変位する被作用部が形成され、
前記支持部材には、前記被作用部を支持すると共に前記被作用部の移動方向と交差する方向に変位する作用部が形成されており、
前記開閉部材が前記閉鎖位置にある状態で当該開閉部材を前記開放位置に変位させようとする外力が加わったときに前記所定の移動方向に変位しようとする前記被作用部を前記支持部材の前記作用部が支持し続けることで、前記開閉部材の変位が規制されて前記開閉部材の開放が阻止されることを特徴とする。
一方、このように開閉部材を盤面の前方側で変位させてコンパクト化を図ろうとすると、遊技球の衝突等に起因して開閉部材が開放してしまうことが懸念される。しかしながら、本発明では、開閉部材が閉鎖位置にある状態で当該開閉部材を開放位置に変位させようとする外力が加わったときに、支持部材が保持位置にて開閉部材の変位を規制することで開閉部材の開放が阻止されるため、開閉部材が閉鎖位置にあるときには開閉部材側からは開放できなくなる。特に、支持部材には、開閉部材の被作用部の移動方向と交差する方向に変位する作用部が形成され、この作用部によって被作用部を支持することで開閉部材の変位を規制しているため、開閉部材に力を加えて直接移動させようとしても、この開閉部材と移動方向が異なる支持部材を変位させることができず、支持部材は保持位置に安定的に維持されることになる。従って、閉鎖位置にある開閉部材が遊技球の衝突に起因して開いてしまうようなことが無く、不正開放操作がなされたとしても、開閉部材の変位を安定的に規制し続けることができ、不正開放をより確実に防ぐことができる。
この構成では、開閉部材の自重を利用して開放状態に変位させることができるため、開閉部材を開放させるために力を加える部品を省略又は簡素化することができる。また、支持部材を当接させることで開閉部材の変位を規制し、支持部材を退避させることで規制を解除するといった簡単な機構で開閉部材のロック及びロック解除を実現することができる。更に、駆動手段によって駆動される支持部材と開閉部材の間に中間部材を介在させていないため、駆動手段の駆動力をより直接的に開閉部材に伝達でき、開閉動作をより俊敏に行うことができる。
この構成では、駆動変位部と支持部材とを一体的に変位させており、支持部材自体の駆動構造を簡素化することができる。更に、支持部材と開閉部材との間に中間部材を介在させず、支持部材の直線的な変位を直接的に開閉部材に伝達しているため、中間部材によって力を変換することに起因するエネルギーの損失や中間部材の摺動等に起因する摩耗等が生じにくくなる。従って、寸法精度が低下しにくく、部品寿命も延ばしやすくなる。また、駆動手段の具体例として、駆動源としてのコイル部と、該コイル部に対して直線的に相対移動する駆動変位部としてのプランジャとを備えたソレノイドによって構成されていてもよい。ソレノイドの駆動力をより直接的に開閉部材に伝達できるため、開閉動作をより俊敏に行うことができる。
この構成によれば、開閉部材の閉鎖時には上流側誘導樋及び開閉部材の各上面部を外部流路として利用し、遊技領域において遊技球の誘導に役立てることができる。一方、開閉部材の開放時には外部流路を流下する遊技球を誘導口内に円滑に導くことが可能となる。
このような構成では、遊技球を流下させにくい領域(上流側誘導樋の下方領域)を利用して駆動手段を効率的に配置することができる。そして、装置全体として後方側に嵩張らなくなり、前後方向のコンパクト化を図ることができる。
この構成によれば、開閉部材の閉鎖時には開閉部材及び下流側誘導樋の各上面部を外部流路として利用し、遊技領域において遊技球の誘導に役立てることができる。一方、開閉部材の開放時には外部流路を流下する遊技球を誘導口内に円滑に導くことが可能となる。
この構成によれば、誘導口から進入した遊技球を下流側の排出部に円滑に導き、当該排出部から装置外に排出することができる。また、遊技盤の後面よりも前側の領域を利用して球検出器を配置することができるため、入賞装置としての機能を果たし得る構成を、よりコンパクトに実現でき、特に遊技盤の後方領域を有効に利用することが可能となる。
この構成によれば、遊技球を後方側且つ下方側に円滑に導きつつ当該遊技球を検出しうる構成をより小型構成で実現することができる。
この構成によれば、更に、上記テーパ部が形成されているため、開閉部材が開放位置から閉鎖位置に復帰する際に下流側誘導樋と開閉部材との間で球噛みが発生し難くなる。従って、球噛みに起因する余分な入賞を効果的に防ぐことができる。特に、一旦球噛みが発生すると、球噛みした遊技球が次球の押圧で押し出されたときに次球が球噛みしてしまうとい球噛みの連鎖が問題となるが、上記構成によればこのような球噛みの連鎖をより確実に防ぐことができる。
この構成によれば、誘導口から進入した遊技球を下流側の排出部に円滑に導き、当該排出部から装置外に排出することができる。また、開閉部材が閉鎖位置にあるときに下方突出部が誘導路の上流側を閉鎖するように構成されているため、誘導路内に流入した遊技球が上流側(特に開閉部材の回動域側)に入り込むことを防ぐことができ、誘導路内の遊技球をより円滑に下流側に導くことができる。
この構成では、駆動手段の駆動変位部及び支持部材の前後を前飾り板と台板とによってカバーすることができるため、これら部品に対して前方からも後方からもアクセスし難くなる。従って、開閉部材だけでなく駆動変位部や支持部材に対する不正操作をも効果的に防止することができ、不正防止効果をより一層高めることができる。
この構成によれば、ガイド部によって支持部材を円滑且つ安定的に変位させることができる。特に支持部材は保持位置のときに上下方向に確実に位置決めされた状態で上面側の開閉部材を支持することができるため、閉鎖位置にある開閉部材がより安定的に保持されることとなる。
この構成では、開閉部材を開放位置に移動させる際に、作用部の退避に起因する力(自重による下降力等)だけでなく、延出部による押圧で生じる回転力をも付加することができ、開閉部材をより迅速かつ確実に回転させて即座に開放位置に移動させることができる。
この構成によれば、遊技盤後方側のコンパクト化を図りつつ、不正開放をより確実に防止し得る構成を、支持部材を回動可能に保持するという簡易な構成を用いて実現できる。
この構成では、駆動手段の非駆動時には付勢手段の付勢によって支持部材の作用部をストッパーに押し付けて保持することができるため、支持部材の作用部を、揺動軸線の真上の位置又はその近傍、より好ましくは真上の位置に対して回動軸とは反対側の位置に確実且つ安定的に位置保持することができ、ひいては、開閉部材が沈下しないように確実に支持して閉鎖位置に安定的に保つことができる。
この構成によれば、保持壁によって駆動源を安定的に位置決めし保持することができる。また、保持壁に形成されたリブを使用して開閉部材の回動範囲を規制することができ、開閉部材を適切な回動範囲内で変位させ得る構成をよりコンパクトに実現できる。
このようにすることで、例えば開閉部材を回動限界位置まで人為的に持ち上げ操作等することによって、駆動手段を駆動させずとも誘導路内に遊技球を導入することが可能となり、遊技球の通過状態の検査(例えば検出センサの動作検査等)などを容易に行うことができるようになる。
このようにすることで、例えば開閉部材を回動限界位置まで人為的に持ち上げ操作等することによって、駆動手段を駆動させずとも誘導路内に遊技球を導入することが可能となり、遊技球の通過状態の検査(例えば検出センサの動作検査等)などを容易に行うことができるようになる。特にこの構成では、開閉部材を回動限界位置まで回動させただけでは、遊技球を入賞させることができないため、不正防止効果を十分に有する。一方、閉鎖部が撓み変形可能であるので、遊技球を開口から押し込む形で導入させることが可能となり、遊技球の通過状態の検査を容易に行うことができる。
この構成では、例えば検査工程などにおいて駆動手段を駆動させずに誘導路内に遊技球を導入する場合に、導入された遊技球が開閉部材の下側に入り込んで支持部材や駆動手段の動作を阻害するといったことが生じ難く、球噛み等が発生しにくいため、導入された遊技球をスムーズに流下させることができる。
以下、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10及びそれを備えた遊技機1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10を備えた遊技機1を例示する正面図であり、まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。
図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されるものであり、木板(ベニヤ板)、アクリル板等によって構成される遊技盤2の盤面(遊技盤2の前面)2aに沿って遊技球Bの発射を誘導するガイドレール5が設けられ、このガイドレール5等によって区画された形態で遊技領域が形成されている。また、遊技盤2の中央付近には、各種表示を行い得る液晶表示部3が配置され、この液晶表示部3の下方には、始動誘導口7が配置されている。そして、液晶表示部3の下方側において、始動誘導口の横方向に、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10が配置されている。なお、遊技機1には、遊技盤2の前方において当該遊技盤2の盤面2aとほぼ平行に透明板(ガラス板等)が配置され、ガイドレール5等によって区画された遊技領域内において透明板と遊技盤2との間を遊技球が流下するように構成されている。
次に、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10について説明する。
図1に示すように、遊技機用可変入賞装置10(以下、入賞装置10ともいう)は、遊技盤2に固定されて用いられるものであり、その一部が遊技盤2の前方側から視認可能となるように露出した状態で配置されている。この入賞装置10は、図1、図4に示すように盤面2aの前方側に配される誘導口20を備えており、この誘導口20が開放したときに、盤面2aに沿って流下する遊技球を内部に誘導することができる。なお、図1等に示す代表例では、誘導口20が大入賞口として機能するアタッカーとしての例を示すが、遊技球が入賞し得る構成であれば様々な入賞装置に適用できることは勿論である。
図2(A)は、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置の正面図であり、図2(B)その背面図である。図3(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置の右側面図であり、図3(B)は、その左側面図である。図4(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置の平面図であり、図4(B)は、その底面図である。図5(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置において前飾り板の後面付近で切断した構成を概略的に示す斜視図であり、図5(B)は、図2の遊技機用可変入賞装置を斜め後方から見た斜視図である。図6は、図2の遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た分解斜視図である。図7は、図2の遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た分解斜視図である。
筐体80は、支持部材30、開閉部材21、ソレノイド40、ガイド部材70、球検出部62等を収容すると共に入賞装置10の外殻をなすものであり、例えば樹脂材料などによって箱状に構成されている。この筐体80は、図5〜図7に示すように、前方側に配される前飾り部材84と、後方側に配される台板部材82と、球検出部62を保持して台板部材82に取り付けられる保持部材64とによって構成されており、これらが、ねじ等の締結部材86(図6、図7等)によって一体的に組み付けられている。
開閉部材21は、図6、図7等に示すように長手状且つ略板状に構成されており、図4(A)、図5(A)に示すように、上述の誘導口20を閉塞し得るように筐体80に保持されている。この開閉部材21は、図8(A)(B)、及び図9(A)(B)に示すように、盤面2a(図3、図4等)の前方側において、誘導口20を閉鎖状態とする閉鎖位置(図8(A)、図9(A))と、誘導口20を閉鎖状態よりも遊技球Bが進入しやすい開放状態とする開放位置(図8(B)図9(B))とで変位するようになっている。
ソレノイド40は、「駆動手段」の一例に相当するものであり、「駆動源」として構成されるコイル部41と、「駆動変位部」として構成されるプランジャ42とを備えている。そして、図8、図9、図11(B)のように、開閉部材21の下方側で且つ上流側誘導樋52の下方に配置され、さらに遊技盤2の後面よりも前側の領域に配置されている。そして、コイル部41によってプランジャ42(駆動変位部)を駆動することにより、後述する支持部材30を保持位置と退避位置とで変位させるように機能している。
支持部材30は、図6、図7のような形態をなしており、開閉部材21と連動可能に構成され、開閉部材21を閉鎖位置で保持する保持位置と、保持位置から退避した退避位置とで変位するように機能している。この支持部材30は、上面部が開閉部材21を支持する平坦な支持部31として構成されており、この支持部31の下方には、プランジャ42の先端部と嵌合する嵌合部32が形成されている。図8、図9のように嵌合部32がプランジャ42の先端部と嵌合することでプランジャ42と支持部材30とが一体的に移動するようになっている。プランジャ42は、コイル部41の駆動及び駆動解除に伴って直線的に往復動するようになっており、支持部材30は、プランジャ42の変位に応じ、図8(A)、図9(A)に示す保持位置と、図8(B)図9(B)に示す退避位置とで直線的に往復動するようになっている。
第1実施形態に係る入賞装置10では、開閉部材21が盤面2aの前方側で変位するように構成されているため、開閉部材21を駆動させるための機構や駆動手段をそれほど遊技機奥側(遊技盤2後方側)に配置する必要が無く、入賞装置全体として前後方向のコンパクト化を図りやすくなる。
一方、このように開閉部材21を盤面2aの前方側で変位させてコンパクト化を図ろうとすると、遊技球の衝突等に起因して開閉部材21が開放してしまうことが懸念される。しかしながら、本実施形態では、開閉部材21が閉鎖位置にある状態で当該開閉部材21を開放位置に変位させようとする外力が加わったときに、支持部材30が保持位置にて開閉部材21の変位を規制することで開閉部材21の開放が阻止されるため、開閉部材21が閉鎖位置にあるときには開閉部材21側からは開放できなくなる。特に、支持部材30には、開閉部材21の被作用部21aの移動方向と交差する方向に変位する支持部31(作用部)が形成され、この支持部31によって被作用部21aを支持することで開閉部材21の変位を規制しているため、開閉部材21に力を加えて直接移動させようとしても、この開閉部材21と移動方向が異なる支持部材30を変位させることができず、支持部材30は保持位置に安定的に維持されることになる。従って、閉鎖位置にある開閉部材21が遊技球の衝突に起因して開いてしまうようなことが無く、不正開放操作がなされたとしても、開閉部材21の変位を安定的に規制し続けることができ、不正開放をより確実に防ぐことができる。
この構成では、開閉部材21の自重を利用して開放状態に変位させることができるため、開閉部材21を開放させるために力を加える部品を省略又は簡素化することができる。また、支持部材30を当接させることで開閉部材21の変位を規制し、支持部材30を退避させることで規制を解除するといった簡単な機構で開閉部材21のロック及びロック解除を実現することができる。更に、駆動手段によって駆動される支持部材30と開閉部材21の間に中間部材を介在させていないため、駆動手段の駆動力をより直接的に開閉部材に伝達でき、開閉動作をより俊敏に行うことができる。
この構成によれば、ガイド部70aによって支持部材30を円滑且つ安定的に変位させることができる。特に支持部材30は保持位置のときに上下方向に確実に位置決めされた状態で上面側の開閉部材21を支持することができるため、閉鎖位置にある開閉部材21がより安定的に保持されることとなる。
この構成では、プランジャ42と支持部材30とを一体的且つ直線的に変位させており、支持部材30自体の駆動構造を簡素化することができる。更に、支持部材30と開閉部材21との間に中間部材を介在させず、支持部材30の直線的な変位を直接的に開閉部材21に伝達しているため、中間部材によって力を変換することに起因するエネルギーの損失や中間部材の摺動等に起因する摩耗等が生じにくくなる。従って、寸法精度が低下しにくく、部品寿命も延ばしやすくなる。また、ソレノイドの駆動力をより直接的に開閉部材に伝達できるため、開閉動作をより俊敏に行うことができる。
この構成によれば、開閉部材21の閉鎖時には上流側誘導樋52及び開閉部材21の各上面部を外部流路として利用し、遊技領域において遊技球の誘導に役立てることができる。一方、開閉部材21の開放時には外部流路を流下する遊技球を誘導口20内に円滑に導くことが可能となる。
このような構成では、遊技球を流下させにくい領域(上流側誘導樋52の下方領域)を利用して駆動手段を効率的に配置することができる。そして、装置全体として後方側に嵩張らなくなり、前後方向のコンパクト化を図ることができる。
この構成によれば、開閉部材21の閉鎖時には開閉部材21及び下流側誘導樋51の各上面部を外部流路として利用し、遊技領域において遊技球の誘導に役立てることができる。一方、開閉部材21の開放時には外部流路を流下する遊技球を誘導口20内に円滑に導くことが可能となる。
この構成によれば、誘導口20から進入した遊技球を下流側の排出部60aに円滑に導き、当該排出部60aから装置外に排出することができる。また、遊技盤2の後面よりも前側の領域を利用して球検出器を配置することができるため、入賞装置としての機能を果たし得る構成を、よりコンパクトに実現でき、特に遊技盤2の後方領域を有効に利用することが可能となる。
この構成によれば、遊技球を後方側且つ下方側に円滑に導きつつ当該遊技球を検出しうる構成をより小型構成で実現することができる。
この構成によれば、誘導口20から進入した遊技球を下流側の排出部60aに円滑に導き、当該排出部60aから装置外に排出することができる。また、開閉部材21が閉鎖位置にあるときに下方突出部21cが誘導路60の上流側を閉鎖するように構成されているため、誘導路60内に流入した遊技球が上流側(特に開閉部材21の回動域側)に入り込むことを防ぐことができ、誘導路60内の遊技球をより円滑に下流側に導くことができる。
この構成では、駆動手段の駆動変位部及び支持部材30の前後を前飾り板84aと台板82aとによってカバーすることができるため、これら部品に対して前方からも後方からもアクセスし難くなる。従って、開閉部材21だけでなく駆動変位部や支持部材30に対する不正操作をも効果的に防止することができ、不正防止効果をより一層高めることができる。
この構成によれば、保持壁81によって駆動源を安定的に位置決めし保持することができる。また、保持壁81に形成されたリブ81aを使用して開閉部材21の回動範囲を規制することができ、開閉部材21を適切な回動範囲内で変位させ得る構成をよりコンパクトに実現できる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図12(A)は、第2実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの状態について前飾り板の後面付近で切断した切断面を概略的に示す断面図であり、図12(B)は、その正面図である。また、図13(A)は、第2実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が開放位置にあるときの状態について前飾り板の後面付近で切断した切断面を概略的に示す断面図であり、図13(B)は、その正面図である。
第2実施形態に係る入賞装置200の構成によれば、開閉部材21が開放状態となっていることを遊技者が容易に確認することができる。特に、上記入賞装置200は、正面視したときに誘導口20が前飾り板84aの後方側に隠れる構成であり、誘導口20を直接的に視認し難いため、誘導口20が開放状態であるか否かを貫通孔84cによって確認できるようにすると非常に有益であり、演出性も高くなる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
図14(A)は、第3実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの状態について前飾り板の後面付近で切断した切断面を概略的に示す断面図であり、図14(B)は、その一部を拡大して示す拡大図である。図15(A)は、第3実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が開放位置にあるときの状態について前飾り板の後面付近で切断した切断面を概略的に示す断面図であり、図15(B)は、その一部を拡大して示す拡大図である。
第3実施形態に係る入賞装置300によれば、開閉部材21の閉鎖時には開閉部材21及び下流側誘導樋51の各上面部を外部流路として利用し、遊技領域において遊技球Bの誘導に役立てることができる。一方、開閉部材21の開放時には外部流路を流下する遊技球Bを誘導口20内に円滑に導くことが可能となる。更に、上記テーパ部23a,23bが形成されているため、開閉部材21が開放位置から閉鎖位置に復帰する際に下流側誘導樋51と開閉部材21との間で球噛みが発生し難くなる。仮にテーパ部23a,23bの付近で遊技球が若干の挟み込まれたとしても、図15(B)の矢印のようにテーパ部23a,23bの傾斜によって遊技球が下流側に導かれ易いため、球噛みが迅速に解消され易くなる。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
図16(A)は、第4実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの開閉部材、支持部材、及びソレノイドの構成を概略的に示す斜視図であり、
図16(B)は、開閉部材が開放位置にあるときのこれらの状態を概略的に示す斜視図である。図17(A)は、第4実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの開閉部材、支持部材、及びソレノイドの構成を概略的に示す平面図であり、図17(B)は、開閉部材が開放位置にあるときのこれらの状態を概略的に示す平面図である。図18(A)は、第4実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの開閉部材、支持部材、及びソレノイドの構成を概略的に示す正面図であり、図18(B)は、開閉部材が開放位置にあるときのこれらの状態を概略的に示す正面図である。
第4実施形態に係る入賞装置400の構成によれば、ソレノイド40を前後方向に配置することができ、プランジャ42も前後に進退させることができるため、左右方向のコンパクト化を図りやすくなる。また、ソレノイド40の部分だけが後方側に突出し、その他の部分については他の実施形態と同様に遊技盤2の後面よりも前方側に配置することができるため、この点で、前後方向のコンパクト化を図ることもできる。また、プランジャ42と支持部材430との間に、支持部材430を可動させる作用部材432(梃子)を介在させているため、この作用部材432(梃子)の形状、構成を調整することで、ソレノイド40の位置決めを柔軟に行いやすくなる。
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
図19(A)は、第5実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの開閉部材、支持部材、及びソレノイドの構成を概略的に示す斜視図であり、
図19(B)は、開閉部材が開放位置にあるときのこれらの状態を概略的に示す斜視図である。図20(A)は、第5実施形態に係る遊技機用可変入賞装置に関し、開閉部材が閉鎖位置にあるときの開閉部材、支持部材、及びソレノイドの構成を概略的に示す正面図であり、図20(B)は、開閉部材が開放位置にあるときのこれらの状態を概略的に示す正面図である。
第5実施形態の入賞装置500によれば、開閉部材21を開放位置に移動させる際に、支持部31(作用部)の退避に起因する力(自重による下降力等)だけでなく、延出部72による押圧で生じる回転力をも付加することができ、開閉部材21をより迅速かつ確実に回転させて即座に開放位置に移動させることができる。また、仮に、埃などの異物が入り込んで、開閉部材21の動きが鈍くなった場合にも、延出部72が開閉部材21を蹴りあげるので、問題なく、開閉部材21を開放させることができる。
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
本実施形態の入賞装置600は、第1実施形態と同様の遊技機における遊技盤の盤面に取り付けられるものである。なお、入賞装置600以外の遊技機の構成は、第1実施形態と同様であるため、適宜図1等を参照することとする。
開閉部材621は、図23等に示すように長手状且つ略板状に構成されており、上述の誘導口620(図21)を閉塞し得るように筐体680に保持されている。この開閉部材621は、遊技盤2(図1)の盤面(前面)の前方側において、誘導口620を閉鎖状態とする閉鎖位置(図24、図25)と、誘導口620を閉鎖状態よりも遊技球Bが進入しやすい開放状態とする開放位置(図26)とで変位するようになっている。
支持部材630は、図23、図25のような構成をなしており、開閉部材621と連動可能に構成され、開閉部材621を閉鎖位置で保持する保持位置(保持回動位置:特に図25(B)参照)と、保持位置から退避した退避位置(退避回動位置:特に図26(B)参照)とで変位するように機能している。この支持部材630は、開閉部材621の下方において開閉部材621の回動軸G1と略平行に位置する前後方向の揺動軸線G2周りで揺動し得るように保持部材683と台板部材682とによって揺動可能に保持されており、且つ一端側(先端部631側)が揺動軸線G2の上方側に延びた構成で配されている。そして、揺動軸線G2の上方側に延出して配される先端部631が「作用部」として構成されると共に当該支持部材630の揺動軸線G1周りの揺動に応じて被作用部621aの移動方向と交差する方向に変位するように構成されている。
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
本実施形態の入賞装置700は、第1実施形態と同様の遊技機における遊技盤の盤面に取り付けられるものである。なお、入賞装置700以外の遊技機の構成は、第1実施形態と同様であるため、適宜図1等を参照することとする。
開閉部材721は、図28、図29等に示すように、長手状且つ略板状に構成されており、上述の誘導口720(図27等)を閉塞し得るように筐体780に保持されている。この開閉部材721は、遊技盤2(図1)の盤面(前面)の前方側において、誘導口720を閉鎖状態とする閉鎖位置(図30)と、誘導口720を閉鎖状態よりも遊技球が進入しやすい開放状態とする開放位置(図31(A))とで変位するようになっている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
2…遊技盤
2a…盤面
10,200,300,400,500,600,700…遊技機用可変入賞装置
20,620,720…誘導口
21,621,721…開閉部材
21a,621a,721a…被作用部
21b,621b,721b…閉鎖部
21c,621c…下方突出部
23a,23b…テーパ部
30,430,630…支持部材
31,431…支持部(作用部)
40…ソレノイド(駆動手段)
41…コイル部(駆動手段)
42…プランジャ(駆動手段)
43…ばね部材(付勢手段)
50…誘導樋
51…下流側誘導樋
51b…下面部
52…上流側誘導樋
60…誘導路
60a…排出部
62…球検出部
62a…遊技球通過孔
62b…上面部
62c…下面部
70…ガイド部材
70a…ガイド部
72…延出部
80,680,780…筐体
81…保持壁
81a…リブ
82,682,782…台板部材
82a,682a,782a…台板
84,684,784…前飾り部材
84a,684a,784a…前飾り板
621e…ストッパー
631…先端部(作用部)
B…遊技球
G1…回動軸
G2…揺動軸線
Claims (19)
- 遊技機の遊技盤に直接又は他部材を介して間接的に固定され、前記遊技盤の盤面と直交する前後方向において少なくとも前記遊技盤の前方側に、前記遊技盤の盤面に沿って流下する遊技球を下方側に進入させつつ取り込む誘導口と、前記誘導口の下方に続く誘導路とが形成されてなる筐体と、
少なくとも前記盤面の前方側において前記誘導口を閉鎖可能な閉鎖部を備え、前記閉鎖部によって前記誘導口を閉鎖状態とする閉鎖位置と、前記誘導口を前記閉鎖状態よりも前記遊技球が進入しやすい開放状態とする開放位置とで変位する構成をなし、前記開放位置にある前記閉鎖部が、前記閉鎖位置から前記筐体内の前記誘導路側に入り込むように前記盤面に沿って下方側に沈下した位置となるように構成される開閉部材と、
前記開閉部材と連動可能に構成され、前記開閉部材を前記閉鎖位置で保持する保持位置と、前記保持位置から退避した退避位置とで変位する支持部材と、
前記支持部材を前記保持位置と前記退避位置とで変位させる駆動手段と、
を備え、
前記筐体には、前記遊技盤の盤面に沿って配置されると共に前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに当該開閉部材の下流側に隣接して配置される下流側誘導樋が形成され、
前記下流側誘導樋の上流側の端部が前記誘導口の一部として構成されており、
前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに、前記開閉部材の上面部及び前記下流側誘導樋の上面部によって前記開閉部材を上流側とし前記下流側誘導樋を下流側とするように外部流路が構成され、
前記開閉部材には、前記支持部材に支持されると共に当該開閉部材が前記閉鎖位置と前記開放位置とで変位する際に所定の移動方向に変位する被作用部が形成され、
前記支持部材には、前記被作用部を支持すると共に前記被作用部の移動方向と交差する方向に変位する作用部が形成されており、
前記開閉部材が前記閉鎖位置にある状態で当該開閉部材を前記開放位置に変位させようとする外力が加わったときに前記所定の移動方向に変位しようとする前記被作用部を前記支持部材の前記作用部が支持し続けることで、前記開閉部材の変位が規制されて前記開閉部材の開放が阻止されることを特徴とする遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなし、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成されており、
前記支持部材は、前記保持位置において前記作用部が前記被作用部と当接することにより、前記開閉部材が前記外力に応じて前記開放位置に変位することを規制することを特徴とする請求項1に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記駆動手段は、駆動源と、該駆動源に対して相対移動する駆動変位部とを備え、
前記支持部材は、前記駆動変位部と一体的に移動可能に構成され、前記駆動変位部の変位に応じて直線的に往復動するように構成されており、
前記開閉部材は、前記支持部材が前記退避位置にあるときに当該支持部材による支持が解除された状態で前記開放位置で維持され、前記支持部材が前記退避位置から前記保持位置に向けて直線的に動作したときに当該支持部材によって押圧されることにより前記閉鎖位置に変位し、且つ当該閉鎖位置で前記支持部材に支持され続けることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記筐体には、前記遊技盤の盤面に沿って配置されると共に前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに当該開閉部材の上流側に隣接して配置される上流側誘導樋が形成され、
前記上流側誘導樋の下流側の端部が前記誘導口の一部として構成されており、
前記開閉部材が前記閉鎖位置にあるときに、前記開閉部材の上面部及び前記上流側誘導樋の上面部によって前記上流側誘導樋を上流側とし前記開閉部材を下流側とするように外部流路が構成されるようになっていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記駆動手段は、少なくとも一部が前記上流側誘導樋の下方に配置され、且つ前記遊技盤の後面よりも前側の領域に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機用可変入賞装置。
- 前記筐体の内部には、前記誘導口側を上流側として当該誘導口から進入する遊技球を下流側に設けられた排出部へ誘導するように前記誘導路が形成されており、
更に、前記下方側誘導樋の下方に配置され、且つ前記遊技盤の後面よりも前側の領域に、前記誘導路を通過する遊技球を検出する球検出部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記球検出部は、当該球検出部の上面部側から下面部側に連通するように遊技球通過孔が形成され、当該遊技球通過孔を通過する遊技球を検出するように構成されており、更に、前記上面部の前端側が後端側よりも下方位置となるように傾斜した状態で前記筐体内に保持されていることを特徴とする請求項6に記載の遊技機用可変入賞装置。
- 前記開閉部材の上面部における前記下流側誘導樋寄りの端部に前記下流側誘導樋に近づくにつれて低位置となるように傾斜するテーパ部が形成される構成、及び前記下流側誘導樋の下面部における前記開閉部材寄りの端部に前記開閉部材から離れるにつれて低位置となるように傾斜するテーパ部が形成される構成、の少なくともいずれかの構成が用いられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。
- 前記筐体の内部には、前記誘導口側を上流側として当該誘導口から進入する遊技球を下流側に設けられた排出部へ誘導するように前記誘導路が形成されており、
前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなし、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成され、更に、前記閉鎖部における前記回動軸とは反対の端部側から下方に突出する下方突出部が設けられており、前記閉鎖位置にあるときに前記下方突出部が前記誘導路の上流側を閉鎖し、前記開放位置となったときに前記下方突出部が前記誘導路から退避して当該誘導路と前記誘導口とを連通させることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記筐体には、前記遊技盤の盤面に隣接して配置される台板と、前記台板の前方側において当該台板と対向して配置される前飾り板とが設けられており、
前記駆動手段は、駆動源と、該駆動源に対して相対移動する駆動変位部とを備え、少なくとも前記駆動手段の前記駆動変位部と前記支持部材とが、前記筐体内において前記前飾り板と前記台板とによって前後が閉鎖された閉鎖空間に収容されていることを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記支持部材の少なくとも下方側において当該支持部材をガイドするガイド部が設けられており、
前記支持部材は、下面側が前記ガイド部によって支持される構成をなし、且つ前記保持位置にあるときに上面側で前記開閉部材を支持するように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記支持部材は、前記開閉部材の下方において前記前後方向に沿った揺動軸線周りで揺動し得る構成をなし、前記揺動軸線の上方側に延出して配される先端部分が前記作用部として構成されると共に前記揺動軸線周りの揺動に応じて前記被作用部の移動方向と交差する方向に変位するように構成されており、
前記支持部材が前記保持位置にあるときには、前記作用部が、前記開閉部材における前記被作用部の下方において前記揺動軸線の真上の位置又はその近傍に保持されることで、前記開閉部材の沈下を規制し、
前記支持部材が前記退避位置となったときには、前記作用部が前記揺動軸線の真上の位置近傍から退避することで前記開閉部材が下方側に沈下可能となることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなし、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成されており、
前記支持部材の前記作用部を、前記回動軸から遠ざかる方向に付勢する付勢手段を備え、
前記駆動手段は、前記付勢手段による付勢に抗して前記作用部を前記回動軸側に移動可能とされ、
前記開閉部材の下面側には、前記支持部材の前記作用部が前記被作用部を超えて前記回動軸側とは反対側に移動することを規制するストッパーが形成されており、
前記支持部材が前記保持位置にあるときには、当該支持部材の前記作用部が前記付勢手段によって付勢されつつ前記ストッパーに当接することで、前記揺動軸線の真上の位置又はその近傍で保持されることで、開閉部材の沈下を規制し、
前記支持部材が前記退避位置となったときには、前記作用部が前記揺動軸線の真上の位置又はその近傍よりも前記回動軸に近づくように退避することで前記開閉部材が下方側に沈下可能となることを特徴とする請求項12に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなし、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成され、更に前記閉鎖部における前記回動軸とは反対の端部と前記回動軸との間に前記被作用部が設けられており、
前記支持部材は、
前記遊技球の流下方向を上下方向とし、当該上下方向及び前記前後方向と直交する方向を左右方向としたとき、前記左右方向において前記回動軸よりも前記被作用部側に前記作用部が設けられ、
更に、前記左右方向において前記回動軸よりも前記作用部側とは反対側に延出する構成で前記作用部と一体的に延出部が形成されており、
前記保持位置にあるときには、前記閉鎖位置にある前記開閉部材の前記被作用部を前記作用部によって支持し、
前記保持位置から前記退避位置に変位する際に、前記作用部を前記被作用部側から退避させることで前記開閉部材の支持を解除し、且つ当該開閉部材において前記回動軸を挟んで前記被作用部とは反対側に位置する部分を前記延出部によって押圧することで前記開閉部材に対し前記被作用部側を下方側に移動させる方向の回転力を加えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記筐体には、前記駆動手段を保持する保持壁が設けられ、
前記保持壁において前記駆動手段の上側に配置される壁部には、前記開閉部材側に面するリブが形成されており、
前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差する回動軸を中心として回動可能に配され、前記閉鎖位置にあるときに前記回動軸を挟んだ両側の内の前記誘導口を閉鎖する側が所定位置に配置され、前記閉鎖位置から回動して前記開放位置となったときに前記誘導口を閉鎖する側が前記所定位置よりも下方となるように構成され、前記誘導口を閉鎖する側の端部と前記回動軸との間に前記被作用部が設けられており、
前記筐体の前記リブは、前記開閉部材が前記閉鎖位置となったときに前記回動軸を挟んで前記被作用部とは反対側に位置する部分と当接することで、当該開閉部材がその当接位置を超えて回動することを規制することを特徴とする請求項1から請求項14のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなし、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成されており、
前記閉鎖位置のときに前記誘導口の他端側寄りに配置される先端部が、その閉鎖位置のときよりも上方側に移動するように回動可能とされており、
前記開閉部材の前記先端部が上方側に移動して回動限界位置まで回動したときに、遊技球が1個通過可能となる開口幅で前記誘導口が開口することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記開閉部材は、前記遊技盤の盤面と交差し前記誘導口の一端側寄りに形成された回動軸を中心として回動可能に配されると共に、前記閉鎖部が前記回動軸の径方向に延設された板状形態をなして撓み変形可能に構成され、かつ、当該閉鎖部が前記閉鎖位置のときよりも下方に回動変位して前記開放状態となるように構成されており、
前記閉鎖位置のときに前記誘導口の他端側寄りに配置される先端部が、その閉鎖位置のときよりも上方側に移動するように回動可能とされており、
前記開閉部材の前記先端部が上方側に移動して回動限界位置まで回動したとき、当該閉鎖部が撓み変形していない場合には遊技球が通過不能な開口幅で前記誘導口が開口し、
前記開閉部材が前記回動限界位置において更に前記閉鎖部が撓み変形したときには、遊技球が1個通過可能となる開口幅で前記誘導口が開口することを特徴とする請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 前記閉鎖部の下面側において前記先端部から所定距離離れた位置に、下方側に突出する突出部が形成されており、
前記突出部は、前記先端部が前記閉鎖位置のときよりも上方側に移動するように回動して遊技球が1球通過可能となる開口幅で前記誘導口が開口したときに、当該開口を介して導入される遊技球が前記誘導路を流下するように誘導する誘導壁として機能することを特徴とする請求項16又は請求項17に記載の遊技機用可変入賞装置。 - 請求項1から請求項18のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置が前記遊技盤に配置されていることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012004066A JP5911054B2 (ja) | 2011-05-10 | 2012-01-12 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011105091 | 2011-05-10 | ||
JP2011105091 | 2011-05-10 | ||
JP2012004066A JP5911054B2 (ja) | 2011-05-10 | 2012-01-12 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012250017A JP2012250017A (ja) | 2012-12-20 |
JP5911054B2 true JP5911054B2 (ja) | 2016-04-27 |
Family
ID=47523402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012004066A Expired - Fee Related JP5911054B2 (ja) | 2011-05-10 | 2012-01-12 | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5911054B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5265731B2 (ja) * | 2011-05-12 | 2013-08-14 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP6303267B2 (ja) * | 2013-02-15 | 2018-04-04 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP6611197B2 (ja) * | 2017-04-11 | 2019-11-27 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6878143B2 (ja) * | 2017-05-26 | 2021-05-26 | 株式会社三共 | 遊技機 |
JP6685611B2 (ja) * | 2018-07-12 | 2020-04-22 | 株式会社ユニバーサルエンターテインメント | 遊技機 |
JP6974850B2 (ja) * | 2018-11-30 | 2021-12-01 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
JP6981661B2 (ja) * | 2018-11-30 | 2021-12-15 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5075170B2 (ja) * | 2009-08-26 | 2012-11-14 | 株式会社藤商事 | 弾球遊技機 |
JP5649987B2 (ja) * | 2011-01-14 | 2015-01-07 | 株式会社内藤商会 | パチンコ機の入賞装置 |
-
2012
- 2012-01-12 JP JP2012004066A patent/JP5911054B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012250017A (ja) | 2012-12-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5911054B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5947100B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP6021251B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5382914B2 (ja) | 遊技機の役物装置 | |
JP6045186B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP6201696B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6122643B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP2007014591A (ja) | 遊技機の大入賞口の開閉機構 | |
JP6263994B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5557376B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを用いた遊技機 | |
JP5427097B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2005288042A (ja) | パチンコ機の入賞装置 | |
JP4240931B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5290855B2 (ja) | 遊技機用入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5737712B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP6041428B2 (ja) | 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 | |
JP5291787B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5500706B2 (ja) | 可変入賞装置及びそれを用いた遊技機 | |
JP2015104549A (ja) | 遊技機 | |
JP6528830B2 (ja) | 遊技機 | |
JP6016161B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5259846B1 (ja) | 遊技機 | |
JP4278498B2 (ja) | 弾球遊技機のヒンジ機構 | |
JP5041881B2 (ja) | 可変入賞装置及びそれを用いた遊技機 | |
JP5222993B2 (ja) | 遊技機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20141126 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20151030 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20151222 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160209 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160222 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160323 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160323 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5911054 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |