JP5737712B2 - 遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機用可変入賞装置及びそれを備えた遊技機に関するものである。
近年の遊技機では、遊技者の興趣を高めることを目的として、遊技領域内の中央部付近に配置される液晶表示装置や役物(いわゆるセンター役物)が大型化する傾向にあり、入賞装置等の他の部品は、機能を充実させつつ、よりコンパクトに構成することが求められている。特に、近年では、遊技領域内だけでなく奥行き方向のコンパクト化も重要となっている。
このような課題に関する技術としては、例えば、特許文献1のようなものが提供されている。例えば、特許文献1では、駆動部を遊技機の盤面の手前側に配置した構成が開示されている。また、特許文献2及び特許文献3では、駆動部が遊技盤の厚さ内に配置された構成が開示されている。これらの構成によれば、駆動部を少なくとも遊技盤の後面よりも前側に配置することができるため、奥行き方向に嵩張らない構成となり、遊技盤の後方側において部品同士が干渉せずに済む。
特許第4062553号公報 特許第3243496号公報 特開平11−76527号公報
しかしながら、特許文献1の構成のように、遊技盤の盤面の前方側に駆動部全体を配置すると盤面前方側が大型化し、配置の制約が大きい遊技領域においてスペースを割かざるを得ない。特に特許文献1のようにソレノイドを縦置きにすると遊技領域内において上下方向の嵩張りが大きくなってしまう。また、上記特許文献2及び3の構成は、駆動部が遊技機の盤面の厚さ内に配置されているため、奥行き方向のコンパクト化を図ることができるが、装置構成が複雑化するという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、遊技盤の盤面と直交する方向(前後方向)の部品サイズを小さくすることができ、特に駆動源及び伝達部材を効率的に配置して装置全体の小型化を実現可能な遊技機用可変入賞装置及び遊技機を提供することを目的とする。
本発明は、遊技機の遊技盤に固定され、前記遊技盤に沿って流下する遊技球を受け入れる入賞口を備えた遊技機用可変入賞装置であって、
前記遊技盤の盤面側に固定される台板を備えた筐体と、
前記遊技盤の盤面と直交する方向を前後方向としたときに前記台板の前面側において前記盤面と交差する回動軸線を中心として回動可能に支持され、前記入賞口における遊技球の受け入れ状態を所定の抑制状態とする抑制位置と、前記抑制状態のときよりも遊技球が進入し易い状態とする開放位置とで変位可能な回動片と、
前記筐体と一体的に又は別体として設けられ、前記入賞口で受け入れた遊技球を後方に誘導する誘導路と、
通電可能に構成されたコイル部と、このコイル部の通電状態に応じて前記コイル部内に引き込まれた没入位置とこの没入位置のときよりも前記コイル部から突出する突出位置との間で直線的に移動するプランジャとを備え、且つ前記誘導路の下方側に配置されたソレノイドと、
前記回動片と接触可能に構成された作用部を備えると共に、前記台板の後方側において前記プランジャの動作に応じて変位するように配され、前記プランジャが前記突出位置にあるときに前記回動片を前記抑制位置に変位させ、前記プランジャが前記没入位置にあるときに前記回動片を前記開放位置に変位させる伝達部材と、を備え
前記ソレノイドは、前記プランジャが軸状に構成されると共に当該プランジャの軸方向が前記前後方向に沿うように配置され、
前記プランジャは、前記没入位置よりも前記突出位置のほうが後方位置となるように前記軸方向に進退する構成をなし、
前記伝達部材は、前記プランジャ又は当該プランジャと一体的に変位する部材の当接を受けて回動するように構成されていることを特徴とする。
本発明の遊技機は、
上記遊技機用可変入賞装置が遊技盤に固定されていることを特徴とする。
本発明の遊技機用可変入賞装置及び遊技機では、筐体と一体的に又は別体として誘導路が設けられており、この誘導路の下方側に、プランジャとコイル部を備えたソレノイドが配置されている。そして、このように配置されるソレノイドの駆動力が伝達部材によって回動片に伝達され、回動片が駆動されるようになっている。
この構成によれば、後方側に延びる誘導路の下方側の領域を利用してソレノイドを効率良く配置することができ、装置全体の小型化を図りやすくなる。特にソレノイドと誘導路を前後に重ねずに済むため、遊技盤の奥行き方向のコンパクト化を図る上で有利となる。また、ソレノイドが、誘導路の上ではなく誘導路の下に配置されているため、遊技球をより上方側の浅い位置で受けて円滑に後方側に導くことができる。これにより、進入した遊技球をより早期に検出することが可能となり、レスポンスの向上を図ることができる。また、遊技機内において遊技球を検出するための部品をそれほど下方側に嵩張らせる必要が無く、上下方向のコンパクト化も図りやすくなる。
また、本発明において、ソレノイドは、プランジャが軸状に構成されると共に当該プランジャの軸方向が前後方向に沿うように配置されている。そして、プランジャは、没入位置よりも突出位置のほうが後方位置となるように軸方向に進退する構成である。更に、伝達部材は、プランジャ又は当該プランジャと一体的に変位する部材の当接を受けて回動するように構成されている。
この構成によれば、プランジャの軸方向及び移動方向を誘導路の延出方向と対応させることができるため、誘導路の下方側においてより効率的にソレノイドを配置することができ、特に左右方向の嵩張りを抑え易くなる。更に、プランジャと別動作する中間部材(リンク等)を介さずにプランジャの動作を直接的に伝達部材に伝達することができるため、開閉動作をより俊敏に行うことができる。また、可動するプランジャや連結部が誘導路に対して、下側に隠れるように配置されるので、可動が遊技球に影響を与えることがない。
また、本発明において、2つの回動片が、誘導路の両側方に一対設けられていてもよい。そして、伝達部材において、それら一対の回動片の各々に対応するように誘導路の両側方にそれぞれ配置される一対の作用片と、この一対の作用片を連結する連結部とが設けられ、一対の作用片と連結部とが一体的に変位するように構成されていてもよい。更に、連結部は、誘導路の下方側でプランジャの駆動動作を受けるように配され、この連結部の変位に応じて一対の作用片が動作するように構成されていてもよい。
この構成では、一対の作用片を連結部で連結することにより一体的に構成することができ、部品点数を効果的に削減できる。特に、一対の作用片を誘導路の両側方に配置しているため、2つの回動片を同時に変位させ得る構成を、よりコンパクトに(特に上下方向の嵩張りを抑えてコンパクトに)実現することができる。また、一対の作用片を連結する連結部を、プランジャからの作用を受ける被作用部として機能させることができるため、一対の作用片をプランジャと連動させ得る構成を効率的に設けることができる。
また、本発明において、伝達部材は、所定の回動軸を中心として回動し得るように保持されていてもよい。そして、伝達部材の回動軸は、誘導路の底部よりも上方において上下方向及び前後方向と直交する左右方向と略平行となるように位置していてもよい。
この構成では、端部側(回動片側)が上下動可能な伝達部材を誘導路と共に効率的に配置することができる。特に、回動軸とソレノイドの間に誘導路の底部が配置される格好となるため、上下方向の嵩張りを抑えて伝達部材の端部側(回動片側)の可動域を確保し易くなる。
また、本発明において、ソレノイドは、その一部が台板の前面よりも前方側において回動片の下方に配置されていてもよい。
この構成によれば、誘導路の下側部分だけでなく、一対の回動片の下側部分をも有効に利用してソレノイドを配置することができるため、ソレノイドを遊技盤の厚みから後方側にはみ出ないように効率的に収めることが可能となり、遊技盤の奥行き方向のコンパクト化を図ることができる。また、ソレノイドを一対の回動片の下側領域と誘導路の下側領域とに跨らせる形で配置しているため、遊技領域内にソレノイドの配置スペースをそれほど大きく割く必要もない。
また、本発明において、伝達部材は、所定の第1回動軸を中心として回動し得るように構成されると共に、第1回動軸の位置が前後方向に変化可能となるように筐体に直接又は他部材を介して間接的に保持されていてもよい。また、伝達部材の上方において伝達部材の第1回動軸と略平行の第2回動軸を中心として、伝達部材と当接することで当該伝達部材が回動片を開放位置に向けて変位させる所定方向に回動することを規制するロック位置と、伝達部材が所定方向に回動することを許容する解除位置との間で回動可能に構成されたロック部材が設けられていてもよい。
この場合、プランジャが突出位置から没入位置に変位する際に、当該プランジャと連動して第1回動軸が前方側に移動するように伝達部材が前方側に変位することにより当該伝達部材の押圧を受けてロック部材が解除位置に切り替わり、且つ当該伝達部材が、前方側に変位した第1回動軸を中心として所定方向に回動することで回動片が開放位置に変化するように構成されることが望ましい。
更に、プランジャが突出位置にあり且つ回動片が抑制位置にある状態で回動片を開放位置に変化させようとする外力が加えられた場合に、当該回動片と連動する伝達部材の回動がロック部材によって阻止されることにより、回動片が抑制位置に変化することが規制される構成であることが望ましい。
この構成では、入賞抑制時(プランジャが突出位置にあり且つ回動片が抑制位置にある時)に、回動片に対して何らかの外力が加えられ、不正に開放操作されようとした場合に、ロック部材が作用して伝達部材の回動を規制するため、このようなときには回動片が開放位置に変化しなくなる。従って、回動片を不正に開放位置に変化させようとする不正開放行為を効果的に防ぐことができる。一方、正規の開放動作の際には、プランジャを動作させることで回動軸(第1回動軸)が前方側に移動するように伝達部材を前方側に変位させ、この変位時の押圧によってロック部材を解除位置に切り替えることができるため、回動片を確実に開放することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置を用いた遊技機を例示する正面図である。 図2(A)は、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た斜視図であり、図2(B)は、その遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た斜視図である。 図3は、図2の遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た分解斜視図である。 図4は、図2の遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た分解斜視図である。 図5(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置の正面図であり、図5(B)は、その背面図である。 図6(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置の平面図であり、図6(B)は、その底面図である。 図7(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置の左側面図であり、図7(B)は、その右側面図である。 図8(A)は、回動片が開放位置にあるときの図2の遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た状態を示す斜視図であり、図8(B)は、その遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た状態を示す斜視図である。 図9(A)は、図2の遊技機用可変入賞装置について、回動片が開放位置にあるときの状態を示す正面図であり、図9(B)は、その平面図である。 図10(A)は、図5(A)のA−A断面を概略的に示す断面図であり、図10(B)は、回動片が開放位置になったときのそのA−A断面を概略的に示す断面図である。 図11(A)は、図5(A)のB−B断面を概略的に示す断面図であり、図11(B)は、回動片が開放位置になったときのそのB−B断面を概略的に示す断面図である。 図12(A)は、図5(A)のC−C断面を概略的に示す断面図であり、図12(B)は、回動片が開放位置になったときのそのC−C断面を概略的に示す断面図である。 図13(A)は、回動片が抑制位置にあるときの図2の遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た状態を示す一部破断斜視図であり、図13(B)は、回動片が開放位置にあるときの状態を示す一部破断斜視図である。 図14(A)は、回動片が抑制位置にあるときの図2の遊技機用可変入賞装置を図13(A)とは異なる角度から見た状態を示す一部破断斜視図であり、図14(B)は、図14(A)から回動片が開放位置に変化した状態を示す一部破断斜視図である。 図15(A)は、図14(A)の構成を側方から見た状態を示す一部破断図であり、図15(B)は、図14(B)の構成を側方から見た一部破断図である。 図16は、ソレノイド、伝達部材、回動片、及びロック部材の連係動作を側方から見た状態を示す説明図であり、図16(A)は、ソレノイドの非駆動時に回動片に対して不正開放動作がなされたときの様子を示す図であり、図16(B)は、ソレノイドの非駆動時における駆動する直前の様子を示す図であり、図16(C)は、ロック部材の変位直後の様子を示す図であり、図16(D)は、伝達部材の変位後の様子を示す図である。 図17は、ソレノイド、伝達部材、回動片、及びロック部材の連係動作を斜め後方側から見た状態を示す説明図であり、図17(A)は、ソレノイドの非駆動時に回動片に対して不正開放動作がなされたときの様子を示す図であり、図17(B)は、ソレノイドの非駆動時における駆動する直前の様子を示す図であり、図17(C)は、ロック部材の変位直後の様子を示す図であり、図17(D)は、伝達部材の変位後の様子を示す図である。 図18(A)は、第2実施形態に係る遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た斜視図であり、図18(B)は、その遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た斜視図である。 図19は、図18の遊技機用可変入賞装置を斜め前方側から見た分解斜視図である。 図20は、図18の遊技機用可変入賞装置を斜め後方側から見た分解斜視図である。 図21(A)は、図18の遊技機用可変入賞装置に関し、回動片が抑制状態のときの側面図であり、図21(B)は、回動片が開放状態のときの側面図である。 図22(A)は、図18の遊技機用可変入賞装置に関し、回動片が開放状態のときの正面図であり、図22(B)は、その背面図である。 図23(A)は、図18の遊技機用可変入賞装置について、回動片が抑制位置にあるときの状態を後側ベース部材を省略して示す背面図であり、図23(B)は、その斜視図である。 図24(A)は、図18の遊技機用可変入賞装置について、回動片が抑制位置にあるときの状態を後側ベース部材及びソレノイドを省略して示す背面図であり、図24(B)は、その一部を拡大して示す拡大図である。 図25(A)は、図18の遊技機用可変入賞装置について、回動片が抑制位置にあるときの状態を後側ベース部材及びソレノイドを省略して示す背面図であり、回動片が開放位置にあるときの状態を後側ベース部材及びソレノイドを省略して示す背面図である。 図26(A)は、回動片が抑制位置にあるときの図21(A)におけるJ−J位置での切断面を示す概略断面図であり、図26(B)はそのときのK−K位置での切断面を示す概略断面図である。 図27(A)は、回動片が開放位置にあるときの図21(A)におけるJ−J位置での切断面を示す概略断面図であり、図27(B)はそのときのK−K位置での切断面を示す概略断面図である。 図28(A)は、回動片が抑制位置にあるときの図22(A)におけるL−L位置での切断面を示す概略断面図であり、図28(B)は、回動片が開放位置にあるときの図22(A)におけるL−L位置での切断面を示す概略断面図である。 図29(A)は、回動片が抑制位置にあるときの図22(A)におけるM−M位置での切断面を示す概略断面図であり、図29(B)は、回動片が開放位置にあるときの図22(A)におけるM−M位置での切断面を示す概略断面図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10及びそれを備えた遊技機1を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図1は、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10を備えた遊技機1を例示する正面図であり、まず、図1を参照して遊技機1の構成を概説する。
(遊技機の構成)
図1に示す遊技機1は、いわゆるパチンコ機として構成されるものであり、木板(ベニヤ板)、アクリル板等によって構成される遊技盤2の盤面(遊技盤2の前面)2aに沿って遊技球の発射を誘導するガイドレール5が設けられ、このガイドレール5等によって区画された形態で遊技領域が形成されている。また、遊技盤2の中央付近には、各種表示を行い得る液晶表示部3が配置され、この液晶表示部3の下方には、本発明に係る遊技機用可変入賞装置10が配置されている。なお、遊技機1には、遊技盤2の前方において当該遊技盤2の盤面2aとほぼ平行に透明板(ガラス板等)が配置され、ガイドレール5等によって区画された遊技領域内において透明板と遊技盤2との間を遊技球が流下するように構成されている。
(遊技機用可変入賞装置の構成)
次に、第1実施形態に係る遊技機用可変入賞装置10について説明する。
図1に示すように、遊技機用可変入賞装置10(以下、入賞装置10ともいう)は、遊技盤2に固定されて用いられるものであり、その一部が遊技盤2の前方側から視認可能となるように露出した状態で配置されている。この入賞装置10は、遊技盤2に沿って流下する遊技球を受け入れる入賞口20を備えており、入賞口20から進入する遊技球を内部に取り込んで後方側に流下させるように機能している。
本明細書において、「前後方向」とは、当該遊技機用可変入賞装置10が取り付けられる遊技盤2の盤面2aと直交する方向を意味し、遊技者側を前方側、遊技機奥側を後方側とする。なお、本実施形態では、回動片21,22の回動軸線A1,A2(図6(A)等)と平行な方向が「前後方向」と一致している。
また、「上下方向」とは、遊技領域を遊技球が流下する方向(鉛直方向)を意味し、鉛直上方側を上方、鉛直下方側を下方とする。また、「左右方向」とは、上記「前後方向」及び「上下方向」と直交する方向を意味する。本実施形態では、一対の回動片21,22の並び方向(対向方向)が「左右方向」と一致しており、その並び方向及び回動軸線A1、A2の方向と直交する方向が「上下方向」と一致している。
次に、入賞装置10を構成する各部品について詳述する。
図2〜図4等に示す入賞装置10は、いわゆる電動チューリップとして構成されており、主として、筐体80、回動片21,22、伝達部材30、ソレノイド50、ロック部材120,基板130などを備えている。
筐体80は、図7、図10等に示すように遊技盤2に固定されるものであり、図2〜図4に示すように、入賞装置20の外殻をなしている。この筐体80は、前側ベース部材81と、遊技盤固定部材82と、後側ベース部材83とによって構成されており、遊技盤2に固定される遊技盤固定部材82に対して前側から前側ベース部材81が組み付けられ、遊技盤固定部材82の後側に後側ベース部材83が組み付けられるようになっている。なお、図6、図7では、遊技盤2の配置を二点鎖線にて概念的に示しており、遊技盤の盤面については符号2aで示し、後面については符号2bで示している。
図3、図4に示すように、前側ベース部材81は、遊技盤2の盤面2aと略平行に配置される前板81aと、回動片21,22の下方に配置される底部81bと、誘導路92の一部をなす前側誘導路92aとを有している。そして、底部81bから上方に前板81aが立ち上がる形態をなしており、この前板81aから後方側に延びる形態で前方側誘導路92aが形成されている。
この前側ベース部材81は、前板81aと、前方側誘導路92aと、一対の回動片21,22とによって遊技球を受ける箱状の受け部を構成しており、後述する回動片21,22の間に進入した遊技球を前方側誘導路92aで受け、この遊技球を、遊技盤固定部材82の台板90に形成された開口90aを介して前方側誘導路92aの後方に配置される後方側誘導路92b(後述)に誘導し得る構成をなしている。また、図4に示すように、前側ベース部材81には、一対の穴部82a,82bが形成されており、この穴部82a,82bによって軸部材25a,25bの前端側を保持するようになっている(図12も参照)。
遊技盤固定部材82は、遊技盤2の盤面2aに沿って配置される台板90を備えている。この台板90には、前方側に突出する閉塞部97と、台板90を厚さ方向に貫通する開口90aと、開口90aの左右に対をなして形成された穴部91a,91bとが形成されている。穴部91a,91bはそれぞれが前側ベース部材81の穴部82a,82bの後方に位置しており、それぞれ軸部材25a,25bの後端側を保持するようになっている(図12も参照)。これにより、前板81aから後方側に延びる形態で軸部材25a,25bがそれぞれ前後方向に配され、これら軸部材25a,25bを後述する一対の回動片21,22にそれぞれ挿通することで、一対の回動片21,22が筐体80に回動可能に保持される。
また、図4のように、遊技盤固定部材82には、環状の周壁部94が形成されている。この周壁部94は、台板90から後方側に突出すると共に誘導路92の上下左右を囲むように配置されるようになっており、後方側が開口する箱状形態をなしている。
遊技盤固定部材82に取り付けられる後側ベース部材83は、遊技盤固定部材82に形成された環状の周壁部94の後方側に形成された開口を閉塞するように配置される。この後側ベース部材83は、板状の後壁部101と、この後壁部101の前面側から前方に突出する後方側誘導路92bとを備えている。図10、図13に示すように、後方側誘導路92bは、後壁部101に形成された孔部101a付近から前方側に延びており、上述した前方側誘導路92aの後方に続くように位置している。このように前方側誘導路92a、後方側誘導路92bが前後方向に配されることで、前方側から後方側に遊技球を誘導する誘導路92が構成され、入賞口20から進入した遊技球を後壁部101に形成された孔部101aを排出口として送り出すように機能している。
次に、回動片21,22について説明する。
回動片21,22は、図5、図6のように台板90の前方側に配置されており、図6(A)等に示すように、遊技盤2の盤面2aと直交する回動軸線A1,A2を中心として回動するように筐体80に直接支持されている(図6(A)、図9(B)等参照)。そして、入賞口20における遊技球の受け入れ状態を所定の抑制状態(相対的に遊技球が進入し難い状態)とする抑制位置(図2、図5、図6等)と、この抑制状態のときよりも遊技球が進入し易い状態とする開放位置(図8、図9等)とに切り替わるようになっている。
図3、図4に示すように、一対の回動片21,22は、それぞれが長手状の回動片本体21c,22cを備えており、それら回動片本体21c,22cの長手方向一方寄りの位置に、前後方向に延びる孔部21a,22aがそれぞれ形成されている。各回動片21,22は、各孔部21a,22aに上述の軸部材25a,25bをそれぞれ挿入させた状態で、筐体80に回動可能に支持され、前板81aと台板90との間において両回動片21,22が互いに距離をあけて保持されている。なお、図3、図4等では、回動片21,22を保持する軸として、前側ベース部材81とは別体に形成された軸部材25a,25bを例示したが、回動片21,22を回動可能に保持しうる構成であればよく、例えば前側ベース部材81と一体的に軸部材が形成されていてもよい。
上記構成により、各回動片21,22は、図6(A)、図9(B)のような前後方向の軸線(回動軸線A1,A2)を中心として回動し得るようになっている。また、図3、図4のように、これら一対の回動片21,22には、各回動片本体21c,22cから後方に突出する軸部21b,22bがそれぞれ形成されている(図17も参照)。軸部21bは、長手状の回動片本体21cにおいて、回動軸線A1に対し他端側(先端とは反対側)に設けられ、同様に、軸部22bも、長手状の回動片本体22cにおいて、回動軸線A2に対し他端側(先端とは反対側)に設けられている。各回動片21,22は、これら軸部21b,22bが後述する伝達部材30の延出部31,32によって操作されることにより、それぞれ回動軸線A1,A2を中心として回動動作するようになっている。なお、延出部31,32は、「作用片」の一例に相当する。
回動片21は、軸部21bが回動軸線A1よりも左右方向内側(回動片22側)において回動片本体21cから後方に突出しており、図17(B)のように延出部31の先端側に形成された先端側凹部31bが軸部21bを下方位置に押し下げたとき、回動片本体21cの先端部を内側(回動片22側)に移動させた位置(第1回動位置)に位置決めされる(図5(A)、図6(A)参照)。また、図17(D)のように、延出部31の先端側凹部31bが軸部21bを上方位置に押し上げたとき、回動片本体21cの先端部を外側(回動片22とは反対側)に移動させた位置(第2回動位置)に位置決めされる(図9参照)。また、他方の回動片22も同様であり、軸部22bが回動軸線A2よりも内側(回動片21側)において回動片本体22cから後方に突出しており、図17(B)のように、延出部32の先端側に形成された先端側凹部32bが軸部22bを下方位置に押し下げたときに、回動片本体22cの先端部を内側(回動片21側)に移動させた位置(第1回動位置)に位置決めされる(図5(A)、図6(A)参照)。また、図17(D)のように、先端側凹部32bが軸部22bを上方位置に押し上げたときには、回動片本体22cの先端部を外側に(回動片21とは反対側)に移動させた位置(第2回動位置)に位置決めされる(図9参照)。このようにして、図2、図5等に示す抑制位置と、図8、図9等に示す開放位置とに変化する。
次に、ソレノイド50について説明する。
図3、図4に示すように、ソレノイド50は、通電可能なコイルを備えたコイル部52と、プランジャ56と、ばね部材59とを備えている。このソレノイド50では、図10に示すように、コイル部52の内部に一部が挿入される構成(具体的にはコイル部52内のコイルに形成された前後方向の孔内に一部が挿入される構成)で、金属材料などからなる軸状のプランジャ56が配置されており、コイル部52の励磁状態に応じてプランジャ56が駆動されるようになっている。
このソレノイド50は、図10、図13、図17に示すように、その一部が遊技盤2の盤面2a(台板90)よりも前方側において一対の回動片21,22の下方に位置しており、誘導路92の下方において台板90の前後に跨るように配置されている。具体的には、一対の回動片21,22の下方にコイル部52が配置されており、このコイル部52から後方側に向けてプランジャ56が突出するようになっている。コイル部52及びプランジャ56のいずれも盤面2aの前後に跨って配置されている。
コイル部52は、内蔵されたコイルの通電、非通電が切り替えられることにより、励磁状態と非励磁状態とに切り替わるようになっており、コイル部52が非励磁状態のときには、図10(A)のように、ばね部材59によってプランジャ56の先端部がコイル部52から離間するように付勢され、このとき、プランジャ56は図10(A)に示す所定の突出位置に維持される。この突出位置では、プランジャ56がより後方に突出することになる。
一方、コイル部52が励磁状態のときには、図10(B)のように、プランジャ56がコイル部52内に引き込まれ、上記突出位置のときよりも後方への突出量が小さくなる状態(没入位置)で維持される。このように、プランジャ56は、このコイル部52の通電状態に応じてコイル部52内に引き込まれた没入位置(図10(B))とこの没入位置のときよりもコイル部52から突出する突出位置(図10(A))との間で前後に直線的に移動するようになっている。
ソレノイド50は、軸状に構成されたプランジャ56の軸方向が遊技盤2の盤面2aと交差する方向(具体的には直交する方向:前後方向)となるように配置されている。このプランジャ56は、コイル部52の通電、非通電に応じて前後方向に往復動するようになっており、没入位置よりも突出位置のほうが後方位置となるように自身の軸方向に進退するようになっている。
次に、伝達部材30について説明する。
伝達部材30は、回動片21,22と接触可能に構成された一対の延出部31,32(延出部31,32は「作用部」の一例に相当)を備えると共に、台板90の後方側においてプランジャ56の動作に応じて変位するように配され、プランジャ56が突出位置にあるときに回動片21,22を抑制位置に変位させ、プランジャ56が没入位置にあるときに回動片21,22を開放位置に変位させるように機能している。
延出部31,32は、それぞれが揺動部材として構成されており、回動片21,22の後方に配置され、ほぼ全体が筐体80の内部に収容された構成をなし、この筐体80に揺動可能に保持されている。延出部31,32は、左右方向において少なくとも遊技球の直径以上の距離をあけて配置され、いずれも前後方向を長手方向とする構成で長手状に延びている。また、各延出部31,32の後端部付近を互いに連結する形態で、係合部33(係合部33は「連結部」の一例に相当)が配置されており、この係合部33の連結により、延出部31,32及び係合部33が一体的な揺動ユニットとして構成されている。なお、延出部31,32と係合部33とは、例えば一体に成形され(例えば樹脂成形等により一体成形され)、その一体成形された全体が伝達部材30として機能している。
また、伝達部材30には、所定の中心軸(回動軸G1)に沿って突出する一対の突起部36a,36bが形成されており、これら一対の突起部36a,36bが、筐体80の両側部(具体的には、後側第1ベース部材83の両側壁)に形成された軸受部93a,93b(図4、図7等)に回動可能に支持されている。そして、伝達部材30全体が所定の中心軸(回動軸G1)を中心として回動(揺動)し得るようになっている。 なお、伝達部材30の回動軸G1は「第1回動軸」の一例に相当する。
このように伝達部材30が形成されることで、各延出部31,32が回動軸G1を中心として一体的に揺動することとなる。各延出部31,32の先端部に形成された先端側凹部31b,32b(接触部)がそれぞれ回動軸G1を中心として変位し、各先端側凹部31b,32bがそれぞれ、図16(A)、図17(A)に示す下方位置と、図16(D)、図17(D)に示す上方位置とで上下動するようになっている。各先端側凹部31b,32bはそれぞれ、各回動片21,22と接触可能に構成されると共に、それぞれが、各軸部21b,22bを上下に挟みこんでおり、各先端側凹部31b,32bの上下動と連動して各軸部21b,22bが上下動するようになっている。
このように構成される伝達部材30は、上述のソレノイド50の駆動力がプランジャ56によって伝達されて揺動動作するようになっており、各先端側凹部31b,32bが図17(B)に示す下方位置となる揺動位置(第1揺動位置)において、各回動片21,22を第1回動位置に定め、各先端側凹部31b,32bが図17(D)に示す下方位置となる揺動位置(第2揺動位置)において、各回動片21,22を第2回動位置に定めるように機能している。なお、後述するが、伝達部材30は、一対の突起部36a,36b(回動軸G1)が前後方向に変位可能に筐体80に固定(軸支)されている。
また、図13及び図15のように、伝達部材30の回動軸G1は、誘導路92の底部よりも上方において遊技盤2の盤面2aと略平行となるように(より詳しくは、左右方向に沿うように)位置している。更に、一対の延出部31,32は、一対の回動片21,22の各々に対応するように誘導路92の両側方にそれぞれ配置されており、誘導路92の後方に配置される係合部33によって連結される形態で、これら一対の延出部31,32及び係合部33が一体的に変位するようになっている。係合部33は、誘導路92の下方側でプランジャ56の駆動動作を受けるように配され、プランジャ56が前後動することに応じて係合部33が前後に移動し、この係合部33の変位に応じて一対の延出部31,32が動作するように構成されている。
次に、ロック部材について説明する。
ロック部材120は、伝達部材30の上方側において遊技盤2の盤面2aと略平行であって且つ回動軸G1(第1回動軸)とも略平行となる回動軸G2を中心として所定のロック位置と解除位置との間で回動可能に構成されるものであり、図16(A)、図17(A)に示すロック位置のときには伝達部材30と当接することで当該伝達部材30が所定方向に回動することを規制し、図16(C)、図17(C)に示す解除位置のときには、伝達部材30が所定方向に回動することを許容するロック部材120が設けられている。なお、ロック部材120の回動軸G2は、「第2回動軸」の一例に相当する。
このロック部材120は、図3、図4に示すように、揺動軸部120cと、一対の揺動片120a,120bを備えている。揺動軸部120cは、左右方向(横方向)に配置されており、この揺動軸部120cの軸方向とほぼ直交する方向に一対の揺動片120a,120bが突出している。一対の揺動片120a,120bは互いにほぼ平行に配置されており、揺動軸部120cの回動に応じて同じ向きに回動するようになっている。
また、ロック部材120には、揺動軸部120cの両端部に一対の突起部121a,121bが形成されており、これら一対の突起部121a,121bが、筐体80の両側部(具体的には、後側第1ベース部材83の両側壁)に形成された軸受部95a,95b(図4、図7等)に回動可能に支持されている。そして、ロック部材120全体が所定の中心軸(回動軸G2)を中心として回動(揺動)し得るようになっている。
次に、ソレノイド、作動部材、回動片の連係動作、及びロック機構について説明する。
まず、図10(A)、図13(A)、図14(A)、図15(A)、図16(B)、図17(B)のようにソレノイド50のプランジャ56が突出位置にあるときには、伝達部材30が所定の第1位置に維持されるようになっている。この場合、図16(B)、図17(B)のように、伝達部材30は各先端側凹部31b,32bが下方位置となる状態で保持される。この状態では、各先端側凹部31b,32bが回動片21,22の突起21b,22bを押し下げるため、回動片21,22は抑制位置で保持される。このとき、両回動片本体21c,22cの先端部が近接して入賞口20が狭い状態となり、入賞口20は、相対的に遊技球が進入しにくくなる。
そして、このように伝達部材30が保持位置に維持され且つ回動片21,22が抑制位置にあるときに、ロック部材120の各揺動片120a,120bは、自重によって先端側が下方となるように位置し、各作用部31,32に当接する。このとき、各揺動片120a,120bが各作用部31,32に当接する位置が回動軸G2のほぼ直下の位置となる。
このような状態(図16(B)、図17(B)のようにプランジャ56が突出位置にあり且つ回動片21,22が抑制位置にある状態)で回動片21,22を開放位置に変化させようとする外力が加えられた場合、回動片21,22が回動しようとする際に、図16(A)の矢印F1のように軸部21b,22bが上方に移動しようとし、同時に、各先端側凹部31b,32bが上方側に移動しようとすることになる。しかしながら、各揺動片120a,120bが各作用部31,32に当接する位置が回動軸G2のほぼ直下の位置であるため、各先端側凹部31b,32bが上方側に移動しようとしても各揺動片120a,120bに押され続け、伝達部材30は回動できなくなる。このように、伝達部材30の回動がロック部材120によって阻止されることにより、回動片21,22が抑制位置に変化することが規制される(図17(A)も参照)。
一方、図16(B)の状態から、図16(C)、図16(D)のように変化し、ソレノイド50のプランジャ56がコイル部52内に引き込まれた没入位置になるときには、伝達部材30が前方側に変位しつつ所定方向に回動することで回動片21,22が開放位置に変化するようになっている。
まず、図16(B)、図17(B)のように、突出位置から没入位置に変位しようとするプランジャ56と連動して伝達部材30が前方側に若干変位する(図16(B)の矢印F2参照)。本実施形態では、上述の軸受部93a,93bが前後方向に若干長くなる長孔とされており、突出位置から没入位置に変位しようとするプランジャ56と連動して揺動軸部120cが若干前方に移動し、回動軸G2の位置も若干前方に移動する。
このような伝達部材30の移動に応じて、図16(C)、図17(C)のように、各作用部31,32の上面部に形成された凹部35a,35b(図3、図4も参照)が各揺動片120a,120bの先端部を前方側に押し出し、各揺動片120a,120bの先端部を前方側且つ上方側に跳ね上げるように作用する。これにより、ロック部材120が解除位置(各揺動片120a,120bの先端部が回動軸G2の前側に移動するような回動位置)に切り替わる。
このような伝達部材30の動作後には、図16(D)、図17(D)のようにプランジャ56が没入位置に完全に移動することになり、プランジャ56の移動と共に係合部33も前方に移動する。そして、係合部33の前方側への移動に応じて各延出部31,32の各先端側凹部31b,32bが上昇し、これら各先端側凹部31b,32bが回動片21,22の突起21b,22bを押し上げ、回動片21,22は開放位置で保持される。このとき、両回動片本体21c,22cの先端部が離間することで、入賞口20は遊技球が相対的に進入しやすい状態(開放状態)となる(図8、図9等も参照)。
(第1実施形態の主な効果)
本実施形態の入賞装置10では、筐体80と一体的に誘導路92が設けられており、この誘導路92の下方側に、プランジャ56とコイル部52を備えたソレノイド50が配置されている。そして、このように配置されるソレノイド50の駆動力が伝達部材30によって回動片21,22に伝達され、回動片21,22が駆動されるようになっている。
この構成によれば、後方側に延びる誘導路92の下方側の領域を利用してソレノイド50を効率良く配置することができ、装置全体の小型化を図りやすくなる。特にソレノイド50と誘導路92を前後に重ねずに済むため、遊技盤2の奥行き方向のコンパクト化を図る上で有利となる。また、ソレノイド50が、誘導路92の上ではなく誘導路92の下に配置されているため、遊技球をより上方側の浅い位置で受けて円滑に後方側に導くことができる。これにより、進入した遊技球をより早期に検出することが可能となり、レスポンスの向上を図ることができる。また、遊技機内において遊技球を検出するための部品をそれほど下方側に嵩張らせる必要が無く、上下方向のコンパクト化も図りやすくなる。
また、本実施形態では、2つの回動片21,22が、誘導路92の両側方に一対設けられている。そして、伝達部材30において、それら一対の回動片21,22の各々に対応するように誘導路92の両側方にそれぞれ配置される一対の延出部31,32(作用片)と、この一対の延出部31,32を連結する係合部33(連結部)とが設けられ、一対の延出部31,32と係合部33とが一体的に変位するように構成されている。更に、係合部33は、誘導路92の下方側でプランジャ56の駆動動作を受けるように配され、この係合部33の変位に応じて一対の延出部31,32が動作するように構成されている。
この構成では、一対の延出部31,32を係合部33で連結することにより一体的に構成することができ、部品点数を効果的に削減できる。特に、一対の延出部31,32を誘導路92の両側方に配置しているため、2つの回動片21,22を同時に変位させ得る構成を、よりコンパクトに(特に上下方向の嵩張りを抑えてコンパクトに)実現することができる。また、一対の延出部31,32を連結する係合部33を、プランジャ56からの採用を受ける被作用部として機能させることができるため、一対の延出部31,32をプランジャ56と連動させ得る構成を効率的に設けることができる。
また、本実施形態において、伝達部材30は、所定の回動軸G1(第1回動軸)を中心として回動し得るように保持されている。そして、伝達部材30の回動軸G1は、誘導路92の底部よりも上方において上下方向及び前後方向と直交する左右方向と略平行となるように位置している。
この構成では、端部側(回動片側)が上下動可能な伝達部材30を誘導路92と共に効率的に配置することができる。特に、回動軸G1とソレノイド50の間に誘導路92の底部が配置される格好となるため、上下方向の嵩張りを抑えて伝達部材30の端部側(回動片21,22側)の可動域を確保し易くなる。
また、本実施形態において、ソレノイド50は、プランジャ56が軸状に構成されると共に当該プランジャ56の軸方向が前後方向に沿うように配置されている。そして、プランジャ56は、没入位置よりも突出位置のほうが後方位置となるように軸方向に進退する構成となっている。更に、伝達部材30は、プランジャ56の当接を受けて回動するように構成されている。
この構成によれば、プランジャ56の軸方向及び移動方向を誘導路92の延出方向と対応させることができるため、誘導路92の下方側においてより効率的にソレノイド50を配置することができ、特に左右方向の嵩張りを抑え易くなる。更に、プランジャ56と別動作する中間部材(リンク等)を介さずにプランジャ56の動作を直接的に伝達部材30に伝達することができるため、開閉動作をより俊敏に行うことができる。また、可動するプランジャ56や係合部33が誘導路92に対して、下側に隠れるように配置されるので、可動が遊技球に影響を与えることがない。
また、本実施形態において、ソレノイド50は、その一部が台板90の前面よりも前方側において回動片21,22の下方に配置されている。
この構成によれば、誘導路92の下側部分だけでなく、一対の回動片の下側部分をも有効に利用してソレノイド50を配置することができるため、ソレノイド50を遊技盤2の厚みから後方側にはみ出ないように効率的に収めることが可能となり、遊技盤2の奥行き方向のコンパクト化を図ることができる。また、ソレノイド50を一対の回動片21,22の下側部分のみに配置するのではなく、誘導路92の下側部分に跨らせる形で配置しているため、遊技領域内にソレノイド50の配置スペースをそれほど大きく割く必要もない。
また、本実施形態において、伝達部材30は、所定の回動軸G1(第1回動軸)を中心として回動し得るように構成されると共に、この回動軸G1(第1回動軸)の位置が前後方向に変化可能となるように筐体80に直接保持されている。また、伝達部材30の上方において伝達部材30の回動軸G1(第1回動軸)と略平行の回動軸G2(第2回動軸)を中心として、伝達部材30と当接することで当該伝達部材30が回動片21,22を開放位置に向けて変位させる所定方向に回動することを規制するロック位置と、伝達部材30が所定方向に回動することを許容する解除位置との間で回動可能に構成されたロック部材120が設けられている。
更に、プランジャ56が突出位置から没入位置に変位する際に、当該プランジャ56と連動して回動軸G1(第1回動軸)が前方側に移動するように伝達部材30が前方側に変位することにより当該伝達部材30の押圧を受けてロック部材120が解除位置に切り替わり、且つ当該伝達部材30が、前方側に変位した回動軸G1(第1回動軸)を中心として所定方向に回動することで回動片21,22が開放位置に変化するように構成されている。
更に、プランジャ56が突出位置にあり且つ回動片21,22が抑制位置にある状態で回動片21,22を開放位置に変化させようとする外力が加えられた場合に、当該回動片21,22と連動する伝達部材30の回動がロック部材120によって阻止されることにより、回動片21,22が抑制位置に変化することが規制されるようになっている。
この構成では、入賞抑制時(プランジャ56が突出位置にあり且つ回動片21,22が抑制位置にある時)に、回動片21,22に対して何らかの外力が加えられ、不正に開放操作されようとした場合に、ロック部材120が作用して伝達部材30の回動を規制するため、このようなときには回動片21,22が開放位置に変化しなくなる。従って、回動片21,22を不正に開放位置に変化させようとする不正開放行為を効果的に防ぐことができる。一方、正規の開放動作の際には、プランジャ56を動作させることで回動軸G1(第1回動軸)が前方側に移動するように伝達部材30を前方側に変位させ、この変位時の押圧によってロック部材120を解除位置に切り替えることができるため、回動片21,22を確実に開放することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態では、遊技機用可変入賞装置以外の構成は第1実施形態と同様であり、第1実施形態と同様の構成については第1実施形態と同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
本実施形態の遊技機用可変入賞装置210も、遊技機1の遊技盤2に固定され、遊技盤2に沿って流下する遊技球を受け入れる入賞口220を備えている。この入賞装置210も、いわゆる電動チューリップとして構成されており、図18〜図20のように、主として、筐体280、回動片221,222、伝達部材230、作動部材240、ソレノイド250を備えている。
図18〜図22に示すように、本実施形態の入賞装置210でも、外郭をなす筐体280が設けられており、この筐体280も、前側ベース部材281、遊技盤固定部材282、後側ベース部材283を備えており、遊技盤固定部材282に設けられた板状の台板290が遊技盤2の盤面2aに沿うように固定されるようになっている。また、遊技盤固定部材282には、台板に直接又は他部材を介して連結される形態で誘導路292が設けられており、入賞口220で受け入れた遊技球を後方に誘導するように機能している。
また、この入賞装置210でも、第1実施形態と同様の一対の回動片221,222が設けられており、筐体280の台板290の前面側において、盤面2aと交差する回動軸線を中心として回動可能となるように支持されている。そして、これら回動片221,222は、入賞口220における遊技球の受け入れ状態を所定の抑制状態とする抑制位置(図18、図21(A))と、抑制状態のときよりも遊技球が進入し易い状態とする開放位置(図21(B)、図22(A))とで変位可能となっている。
ソレノイド250は、「駆動源」の一例に相当するものであり、誘導路292の下方側に設けられている。このソレノイド250は、盤面2aと平行な方向であって且つ上下方向(第1方向)と直交する横方向(第2方向)に沿って往復動するプランジャ256(駆動部)と、通電可能に構成されたコイル部252と、ばね部材259とを備えている。このソレノイド250の動作は、第1実施形態で用いられるソレノイド50と同様であり、このコイル部252の通電状態に応じて、プランジャ256を、コイル部252内に引き込まれた没入位置と、この没入位置のときよりもコイル部252から突出する突出位置との間で直線的に移動させるように機能している。また、ソレノイド250は、プランジャ256(駆動部)が軸状に構成され且つ当該プランジャ256の軸方向が遊技盤2の盤面2aに沿った方向と略平行であって且つ横方向となるように配置されている。
作動部材240は、ソレノイド250のプランジャ256(駆動部)と別体として設けられると共にプランジャ256(駆動部)と共に横方向(第2方向)に沿って往復動し、且つ伝達部材230を連動させるように作用するものである。
伝達部材230は、遊技盤2の盤面2aと平行な所定の第1方向(上下方向)に沿って往復動するように筐体280内で保持されており、本実施形態でも、伝達部材230及び作動部材240が、台板290とソレノイド250との間で動作するように配置されている。この伝達部材230は、回動片221,222と接触可能に構成された作用部(延出部231,232の先端側凹部231b、232b)を備えると共に、台板290の後方側において作動部材240を介してプランジャ256の動作に応じて変位するように配されている。そして、プランジャ256が突出位置にあるときに回動片221,222を抑制位置に変位させ、プランジャ256が没入位置にあるときに回動片221,222を開放位置に変位させるように機能している。
また、本実施形態においても、作動部材240に溝部243a,243bが形成されており、伝達部材230には、溝部243a,243bに嵌り込む凸部233a,233bが形成されており、図25(A)、図26(B)の状態から図25(B)、図27(B)の状態に変化するように作動部材230が横方向(第2方向)に移動することに応じて、凸部233a,233bが溝部243a,243b内で相対移動するように案内され、この相対移動に応じて伝達部材230が上下方向(第1方向)に移動するようになっている。
また、各溝部243a,243bにはそれぞれ、所定方向のロック溝244a,244bと、これらロック溝244a,244bと傾斜する方向の作用溝245a,245bとが形成されており、図24、図25(A)、図26(B)のように、プランジャ256が突出位置に保持されることで作動部材240が保持位置に維持され、回動片221、222が抑制位置にあるときには、凸部233a,233bがロック溝244a,244bに嵌合するようになっている。このとき、図23、図24、図25(A)、図26(A)、図28(A)、図29(A)のように、作動部材230は下降位置で維持される。
また、ロック溝244a,244bは左右方向(第2方向、即ち横方向)に沿って延びており、ロック溝244a,244bの上面は、左右方向(第2方向、即ち横方向)に対して傾斜している。また、作用溝245a,245bは、左右方向(第2方向)に対して傾斜した方向に沿って延びており、ロック溝244a,244bの上面の傾斜の向きが、作用溝245a,245bの傾斜の向きとは逆向きとされている。そして、図24、図25(A)、図26(B)のように、凸部233a,233bがロック溝244a,244b内に嵌り込んだ状態で回動片221,222を開放位置に変位させようとする外力が加えられた場合、回動片221,222と連動する伝達部材230の移動動作に応じて凸部233a,233bがロック溝244a,244bの上面と当接することで、回動片221,222の回動が阻止されるようになっている。特に、ロック溝244a,244bの上面は、作用溝245a,245b側が低くそれとは反対側が高くなるように傾斜しているため、回動片221,222に強い力が加えられたとしても凸部233a,233bが作用溝245a,245b側に相対移動し難くなる。具体的には、凸部233a,233bは作用溝245a,245b側とは反対側に相対移動するように動作し、ロック溝244a,244b内の作用溝245a,245bとは反対側の端部に当接することになる。従って、凸部233a,233bの相対移動と共に伝達部材230の移動が確実に規制され、回動片221,222の回動が確実に阻止されることになる。
また、ソレノイド250の通電に応じてプランジャ256が没入位置に変化し、作動部材230が第2方向に移動する際には、凸部233a,233bが作用溝245a,245b内で相対移動することに応じて伝達部材230が上下方向(第1方向)に移動するようになっている(図25(B)、図27(A)、図28(B)、図29(B)参照)。
また、第2実施形態の構成でも、伝達部材230には、作動部材240と係合して当該作動部材240の作用を受ける係合部233と、係合部233から第1方向に沿って延出する延出部231,232とが形成されており、筐体内には、延出部231,232の左右両側に配置されると共に当該延出部231,232の第1方向の移動をガイドするガイド部(誘導路292の側壁292a,292b、及び各延出部231,232を挟んで側壁292a,292bとは反対側に配された壁部)が設けられている。
延出部231,232は、一対の作用片に相当しており、一対の回動片221,222の各々に対応するように誘導路292の両側方にそれぞれ配置されている。また、係合部233は、連結部の一例に相当しており、これら延出部231,232(一対の作用片)を連結すると共に、誘導路29の下方側でプランジャ256の駆動動作を受けるように配され、この係合部233(連結部)の変位に応じて延出部231,232(一対の作用片)が動作するようになっている。
また、延出部231,232は、係合部233から第1方向に沿って延びる基端部231a,232aと、基端部231a,232bよりも先端側に配置され且つ後方側に凹となる先端側凹部231b,232bとを備え、先端側凹部231b,232bが回動片221,222に作用する構成をなしている。更に、延出部231,232は、前方側が筐体280の台板290の後面側によってガイドされるようになっている。また、基端部231a,232bの後方側が作動部材240の前面側によってガイドされるようになっており、更に、図27、図28に示すように、先端側凹部231b,232bの後方側に配置されると共に当該先端側凹部231b,232bの後方側への移動を規制する後方ガイド部295が設けられている。
(第2実施形態の主な効果)
第1実施形態と同様に、第2実施形態の入賞装置210でも、筐体280と一体的に誘導路292が設けられており、この誘導路292の下方側に、プランジャ256とコイル部252を備えたソレノイド250が配置されている。そして、このように配置されるソレノイド250の駆動力が伝達部材230によって回動片221,222に伝達され、回動片221,222が駆動されるようになっている。
この構成によれば、後方側に延びる誘導路292の下方側の領域を利用してソレノイド250を効率良く配置することができ、装置全体の小型化を図りやすくなる。特にソレノイド250と誘導路292を前後に重ねずに済むため、遊技盤2の奥行き方向のコンパクト化を図る上で有利となる。また、ソレノイド250が、誘導路292の上ではなく誘導路292の下に配置されているため、遊技球をより上方側の浅い位置で受けて円滑に後方側に導くことができる。これにより、進入した遊技球をより早期に検出することが可能となり、レスポンスの向上を図ることができる。また、遊技機内において遊技球を検出するための部品をそれほど下方側に嵩張らせる必要が無く、上下方向のコンパクト化も図りやすくなる。
1…遊技機
2…遊技盤
2a…盤面
10,210…遊技機用可変入賞装置
20,220…入賞口
21,22,221,222…回動片
30,230…伝達部材
31,32,231,232…延出部(作用片)
33,233…係合部(連結部)
50,250…ソレノイド
52,252…コイル部
56,256…プランジャ
80,280…筐体
90,290…台板
92,292…誘導路
120…ロック部材
A1,A2…回動軸線
G1…伝達部材の回動軸(第1回動軸)
G2…ロック部材の回動軸(第2回動軸)

Claims (6)

  1. 遊技機の遊技盤に固定され、前記遊技盤に沿って流下する遊技球を受け入れる入賞口を備えた遊技機用可変入賞装置であって、
    前記遊技盤の盤面側に固定される台板を備えた筐体と、
    前記遊技盤の盤面と直交する方向を前後方向としたときに前記台板の前面側において前記盤面と交差する回動軸線を中心として回動可能に支持され、前記入賞口における遊技球の受け入れ状態を所定の抑制状態とする抑制位置と、前記抑制状態のときよりも遊技球が進入し易い状態とする開放位置とで変位可能な回動片と、
    前記筐体と一体的に又は別体として設けられ、前記入賞口で受け入れた遊技球を後方に誘導する誘導路と、
    通電可能に構成されたコイル部と、このコイル部の通電状態に応じて前記コイル部内に引き込まれた没入位置とこの没入位置のときよりも前記コイル部から突出する突出位置との間で直線的に移動するプランジャとを備え、且つ前記誘導路の下方側に配置されたソレノイドと、
    前記回動片と接触可能に構成された作用部を備えると共に、前記台板の後方側において前記プランジャの動作に応じて変位するように配され、前記プランジャが前記突出位置にあるときに前記回動片を前記抑制位置に変位させ、前記プランジャが前記没入位置にあるときに前記回動片を前記開放位置に変位させる伝達部材と、を備え
    前記ソレノイドは、前記プランジャが軸状に構成されると共に当該プランジャの軸方向が前記前後方向に沿うように配置され、
    前記プランジャは、前記没入位置よりも前記突出位置のほうが後方位置となるように前記軸方向に進退する構成をなし、
    前記伝達部材は、前記プランジャ又は当該プランジャと一体的に変位する部材の当接を受けて回動するように構成されていることを特徴とする遊技機用可変入賞装置。
  2. 2つの前記回動片が、前記誘導路の両側方に一対設けられており、
    前記伝達部材は、それら一対の回動片の各々に対応するように前記誘導路の両側方にそれぞれ配置される一対の作用片と、この一対の作用片を連結する連結部とを備え、前記一対の作用片と前記連結部とを一体的に変位するように構成しており、
    前記連結部は、前記誘導路の下方側で前記プランジャの駆動動作を受けるように配され、この連結部の変位に応じて前記一対の作用片が動作するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機用可変入賞装置。
  3. 前記伝達部材は、所定の回動軸を中心として回動し得るように保持されており、
    前記伝達部材の前記回動軸は、前記誘導路の底部よりも上方において上下方向及び前後方向と直交する左右方向と略平行となるように位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機用可変入賞装置。
  4. 前記ソレノイドは、その一部が前記台板の前面よりも前方側において前記回動片の下方に配置されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。
  5. 前記伝達部材は、所定の第1回動軸を中心として回動し得るように構成されると共に、前記第1回動軸の位置が前後方向に変化可能となるように前記筐体に直接又は他部材を介して間接的に保持され、
    更に、前記伝達部材の上方において前記伝達部材の第1回動軸と略平行の第2回動軸を中心として、前記伝達部材と当接することで当該伝達部材が前記回動片を開放位置に向けて変位させる所定方向に回動することを規制するロック位置と、前記伝達部材が前記所定方向に回動することを許容する解除位置との間で回動可能に構成されたロック部材が設けられており、
    前記プランジャが前記突出位置から前記没入位置に変位する際には、当該プランジャと連動して前記第1回動軸が前方側に移動するように前記伝達部材が前方側に変位することにより当該伝達部材の押圧を受けて前記ロック部材が前記解除位置に切り替わり、且つ当該伝達部材が、前方側に変位した前記第1回動軸を中心として前記所定方向に回動することで前記回動片が前記開放位置に変化するようになっており、
    前記プランジャが前記突出位置にあり且つ前記回動片が前記抑制位置にある状態で前記回動片を前記開放位置に変化させようとする外力が加えられた場合には、当該回動片と連動する前記伝達部材の回動が前記ロック部材によって阻止されることにより、前記回動片が前記抑制位置に変化することが規制されることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の遊技機用可変入賞装置を備えたことを特徴とする遊技機。
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