JP5908382B2 - マスターバッチ及び発泡成形体 - Google Patents
マスターバッチ及び発泡成形体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5908382B2 JP5908382B2 JP2012218723A JP2012218723A JP5908382B2 JP 5908382 B2 JP5908382 B2 JP 5908382B2 JP 2012218723 A JP2012218723 A JP 2012218723A JP 2012218723 A JP2012218723 A JP 2012218723A JP 5908382 B2 JP5908382 B2 JP 5908382B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- thermally expandable
- foaming
- masterbatch
- monomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
しかしながら、熱膨張性マイクロカプセルは粉末状であることから、飛散しやすく、樹脂ペレットと直接混合しても、各種成形機に供給する間に、樹脂ペレットと発泡剤粉末とが分離しやすいため、混合物中における発泡剤の分散性が悪く、発泡成形体においては、発泡ムラなどを引き起こしやすい傾向があった。
また、特許文献2には、熱膨張性マイクロカプセル及び粘度平均分子量3000以下のポリエチレンワックスを加えることで、融点が100℃以上のポリエチレン樹脂を用いたポリエチレン樹脂組成物が記載されている。
更に、特許文献3には、熱膨張性マイクロカプセル及び膨張開始温度以下の樹脂成分に、造粒物を形成しやすくするために、ワックスを添加する方法が記載されている。
以下に本発明を詳述する。
上記滑剤は、マトリックス樹脂中における熱膨張性マイクロカプセルの分散を向上させ、均一な発泡成形体とする、表面性及び分散性向上剤としての役割を有する。
上記エステル系ワックスとしては、モンタンワックス、カルナバワックス、はぜ蝋、蜜蝋、鯨蝋、シェラックワックス等が挙げられる。
上記ステアリン酸系ワックスとしては、ステアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイド等の脂肪酸アマイド系、メチレンビスステアリン酸アマイド、エチレンビスステアリン酸アマイド等のアルキレン脂肪酸アマイド系、ステアリン酸鉛・ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム・ステアリン酸マグネシウム等の金属石鹸系等が挙げられる。
なお、上記酸価は、JIS K 5902に準拠した方法で測定することができる。
なお、上記重量平均分子量は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)により求めることができる。
上記融点の好ましい下限は80℃、好ましい上限は150℃である。
なお、上記融点は、JIS K 2220に準拠した方法で測定することができる。
上記キャリア樹脂としては、低密度ポリエチレン、オレフィン共重合体が好ましい。
上記オレフィン共重合体は、熱膨張性マイクロカプセルの発泡開始温度に合わせて、その共重合組成を変えることで、発泡開始温度よりも低い温度でマスターバッチ化が可能という利点がある。
さらには、上記オレフィン共重合体は、発泡成形体のマトリックス樹脂のSP値に合わせて、その共重合組成を変えることで、分散性を向上させることができる利点がある。
これにより、発泡成形を行う際に、マスターバッチの分散性が向上し、発泡成形体の表面に色むらが発生することを防止することができる。
上記オレフィン共重合体におけるオレフィン成分の含有量が1重量%未満であると、マトリックス樹脂中での分散性が悪くなり、55重量%を超えると、発泡成形を行う際に発泡成形体の表面に色むらが発生することがある。
好ましい下限は10重量%、好ましい上限は50重量%である。
なお、上記オレフィン成分の含有量はATR法(減衰全反射法)用いた赤外スペクトルのピーク強度によって測定することができる。
なお、上記メルトフローレートは、JIS K 7210(1999)「190℃、2.16kg荷重」に準じた方法で測定することができる。
また、上記オレフィン共重合体は、オレフィン成分を有するものであればよく、ブロック共重合体であってもよく、ランダム共重合体であってもよく、グラフト共重合体であってもよい。
上記熱膨張性マイクロカプセルは、重合体からなるシェルに、コア剤として揮発性膨張剤が内包されている構造である。上記重合体は、重合性モノマーを重合させることで得られる。
上記重合性モノマーが上記ニトリル系モノマーを含有することで、上記熱膨張性マイクロカプセルの耐熱性及びガスバリア性が向上し、得られる発泡性熱可塑性樹脂マスターバッチは、高い成形温度でも高発泡倍率で発泡成形を行うことができる。
このようなモノマーは、コロイダルシリカとシェルを構成する他のモノマーとの連結コモノマーとしての役割を果たす。例えば、アミド基は水素結合によりコロイダルシリカとの吸着性が高く、その結果、コロイダルシリカが強固にシェルに吸着する。また、アミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基も同様の役割を果たす。
また、上記カルボキシル基を含有するモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、クロトン酸、ケイ皮酸等の不飽和モノカルボン酸、マレイン酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸等の不飽和ジカルボン酸等が挙げられる。これらのなかでは、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸が好ましく、得られる熱膨張性マイクロカプセルの耐熱性がより向上することから、メタクリル酸が特に好ましい。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記他のモノマーは特に限定されず、目的とする熱膨張性マイクロカプセルに必要とされる特性に応じて適宜選択することができる。上記他のモノマーとして、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ジシクロペンテニルアクリレート等のアクリル酸エステル類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、イソボルニルメタクリレート等のメタクリル酸エステル類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、スチレン等のビニルモノマー等も挙げられる。これらは単独で用いられてもよく、2種以上が併用されてもよい。
上記重合性モノマーに上記金属カチオン塩を添加することで、上記カルボキシル基含有モノマーのカルボキシル基と、上記金属カチオン塩を形成する金属カチオンとがイオン架橋を形成することができ、上記熱膨張性マイクロカプセルのシェルの架橋効率が上がって耐熱性が向上し、得られる発泡性熱可塑性樹脂マスターバッチは、高い成形温度でも高発泡倍率で発泡成形を行うことができる。また、上記イオン架橋の形成により、上記熱膨張性マイクロカプセルは高温でもシェルの弾性率が低下しにくいことから、得られる発泡性熱可塑性樹脂マスターバッチは、強い剪断力が加えられる混練成形、カレンダー成形、押出成形、射出成形等の成形方法を用いた発泡成形においても上記熱膨張性マイクロカプセルの破裂又は収縮が生じにくく、高発泡倍率で発泡成形を行うことができる。
上記アルカリ金属又はアルカリ土類金属は特に限定されず、例えば、Na、K、Li、Ca、Ba、Sr等が挙げられる。これらのなかでは、塩基性の強いNa、K等が好ましい。
上記重合開始剤としては、例えば、過酸化ジアルキル、過酸化ジアシル、パーオキシエステル、パーオキシジカーボネート、アゾ化合物等が好適に用いられる。
具体例には、例えば、メチルエチルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイド等の過酸化ジアルキル、イソブチルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイド等の過酸化ジアシル、t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、1−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオキシネオデカノエート、(α、α−ビス−ネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼン等のパーオキシエステル、ジ−2−ブチルパーオキシジカーボネート、ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピル−オキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルエチルパーオキシ)ジカーボネート、ジメトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)ジカーボネート等のパーオキシジカーボネート、2、2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル、2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)等のアゾ化合物等が挙げられる。
本発明では、特に高温時の「へたり」を抑制する目的で、ジ−2−ブチルパーオキシジカーボネート等のパーオキシジカーボネートを比較的高濃度で使用することが好ましい。
上記架橋剤としては特に限定はされず、一般的にはラジカル重合性二重結合を2以上有するモノマーが好適に用いられる。具体例には例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、分子量が200〜600のポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、トリアリルホルマールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、ジメチロール−トリシクロデカンジ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらのなかでは、200℃を超える高温領域でも熱膨張したマイクロカプセルが収縮しにくく、膨張した状態を維持しやすいので、ポリエチレングリコールのジ(メタ)アクリレート等の2官能性架橋剤が好しく、トリメチロールプロパンのトリ(メタ)アクリレート等の3官能性架橋剤がより好ましい。
上記架橋度は、架橋剤による共有結合性架橋と、上記共重合体の有する遊離カルボキシル基と上記金属カチオンとによってイオン架橋された架橋の双方を含む。
なお、上記熱膨張性マイクロカプセルでは、上記共重合体の有する遊離カルボキシル基の一部又は全部がイオン化して、カルボキシルアニオンとなり、上記金属カチオンをカウンターカチオンとしてイオン結合を形成することから、上記金属カチオンの含有量によって架橋度を容易に調節することができる。
また、上記イオン架橋は、例えば、赤外吸収スペクトル測定を行った場合に、1500〜1600cm−1付近にCOO−の非対称伸縮運動による吸収が存在することにより確認することができる。
なお、上記中和度は、上記共重合体の有する遊離カルボキシル基のうち、上記金属カチオンが結合したカルボキシル基の割合を表す。
上記揮発性膨張剤は、シェルを構成するポリマーの軟化点以下の温度でガス状になる物質であることが好ましい。
また、上記揮発性膨張剤として、加熱により熱分解してガス状になる熱分解型化合物を添加してもよい。
上記シェルの厚みはコア剤の含有量によって変化するが、コア剤の含有量を減らして、シェルが厚くなり過ぎると発泡性能が低下し、コア剤の含有量を多くすると、シェルの強度が低下する。上記コア剤の含有量を10〜25重量%とした場合、熱膨張性マイクロカプセルのへたり防止と発泡性能向上とを両立させることが可能となる。
なお、上記最大変位量は、所定量の熱膨張性マイクロカプセルを常温から加熱しながらその径を測定したときに、所定量全体の熱膨張性マイクロカプセルの径が最大となるときの値をいう。
更に、上記縮合生成物としては、ジエタノールアミンと脂肪族ジカルボン酸との縮合生成物が好ましく、特にジエタノールアミンとアジピン酸との縮合物やジエタノールアミンとイタコン酸との縮合生成物が好ましい。
なお、上記モノマーを重合するために、重合開始剤が使用されるが、上記重合開始剤は、予め上記油性混合液に添加してもよく、水性分散媒体と油性混合液とを重合反応容器内で攪拌混合した後に添加してもよい。
なお、上記静止型分散装置には水系分散媒体と重合性混合物を別々に供給してもよいし、予め混合、攪拌した分散液を供給してもよい。
上記混練機としては、熱膨張性マイクロカプセルを破壊することなく混練できるものであれば特に限定されず、例えば、加圧ニーダー、バンバリーミキサー等が挙げられる。
具体的には、本発明のマスターバッチと、マトリックス樹脂とを混練し、成形することで発泡成形体が得られる。
重合反応容器に、イオン交換水5000重量部、NaCl1685重量部、分散安定剤としてシリカ有効成分20重量%であるコロイダルシリカ(旭電化社製)650重量部及びポリビニルピロリドン(BASF社製)15重量部を投入し、塩酸でpHを4に調整して水性分散媒体を調製した。
次いで、表1に示した配合量のモノマー、架橋剤、揮発性膨張剤及び重合開始剤からなる油性混合液を水溶性分散媒体に添加することにより、分散液を調製した。得られた分散液をホモジナイザーで攪拌混合し、窒素置換した加圧重合器に投入後、加圧(0.2MPa)し、表1記載の温度と時間で反応させた。得られた反応生成物をろ過と水洗を繰り返した後、乾燥して熱膨張性マイクロカプセルAを得た。
(マスターバッチの作製)
低密度ポリエチレン(商品名「ペトロセン202」、東ソー社製、メルトフローレート24g/10min)、酸価16KOHmg/gの酸化ポリエチレンワックス(商品名「ハネウェルAC316A」、ハネウェル社製、融点140℃、SP値8.1、重量平均分子量5000)を添加し、バンバリーミキサーで混練し、約120℃になったところで、得られた熱膨張性マイクロカプセルAを添加した。組成比は、低密度ポリエチレン50重量%、酸化ポリエチレンワックス10重量%、熱膨張性マイクロカプセル40重量%であった。その後、さらに30秒間混練して押し出すと同時にペレット化し、マスターバッチを得た。
得られたマスターバッチ5重量部と、オレフィン系エラストマー(商品名「ミラストマー7030B」、三井化学社製)100重量部とを混合し、得られた混合ペレットを30mm単軸押出機にて、幅30mm、厚さ2mmの平板の金型を通して押出成形した。シリンダー温度は、180〜200℃、スクリュー回転数50rpmであった。
実施例1の(マスターバッチの作製)において、酸化ポリエチレンワックスの添加量をマスターバッチの組成比で2重量%となるように添加し、キャリア樹脂の組成比を変更したこと以外は、実施例1と同様にして発泡成形体を得た。
実施例1の(成形体の作製)において、得られたマスターバッチを20重量部添加したこと以外は、実施例1と同様にして発泡成形体を得た。
実施例1の(マスターバッチペレットの作製)において、キャリア樹脂を低密度ポリエチレンに代えて、エチレン・酢酸ビニル共重合体(商品名「エバフレックスEV45LX」、三井・デュポン・ポリケミカル社製、メルトフローレート100g/10min、酢酸ビニル含有量46%)としたこと以外は、実施例1と同様にして発泡成形体を得た。
実施例1の(マスターバッチペレットの作製)において、酸化ポリエチレンワックスに代えて、ポリエチレンワックス(商品名「ハイワックス220P」、三井化学社製、融点110℃、SP値8.0、重量平均分子量2000)をマスターバッチの組成比が10重量%となるように添加したこと以外は、実施例1と同様にして発泡成形体を得た。
実施例1の(マスターバッチペレットの作製)において、酸化ポリエチレンワックスの添加量をマスターバッチの組成比で0.3重量%となるように添加し、キャリア樹脂の組成比を変更したこと以外は、実施例1と同様にして発泡成形体を得た。
比較例1の(マスターバッチペレットの作製)において、キャリア樹脂を低密度ポリエチレンに代えて、エチレン・酢酸ビニル共重合体(商品名「エバフレックスEV45LX」、三井・デュポン・ポリケミカル社製、メルトフローレート100g/10min、酢酸ビニル含有量46%)としたこと以外は、比較例1と同様にして発泡成形体を得た。
得られた熱膨張性マイクロカプセル、及び、実施例、比較例で得られた成形体について、下記性能を評価した。結果を表1、2に示した。
(1−1)体積平均粒子径
粒度分布径測定器(LA−910、HORIBA社製)を用い、体積平均粒子径を測定した。
熱機械分析装置(TMA)(TMA2940、TA instruments社製)を用い、発泡開始温度(Ts)、最大変位量(Dmax)及び最大発泡温度(Tmax)を測定した。具体的には、試料25μgを直径7mm、深さ1mmのアルミ製容器に入れ、上から0.1Nの力を加えた状態で、5℃/minの昇温速度で80℃から220℃まで加熱し、測定端子の垂直方向における変位を測定し、変位が上がり始める温度を発泡開始温度、その変位の最大値を最大変位量とし、最大変位量における温度を最大発泡温度とした。
(2−1)密度測定
JIS K 7112 A法(水中置換法)に準拠した方法で密度の測定を行った。
得られた成形体の表面状態について、最大山高さを表面粗さ形状測定機(商品名「サーフコム130A/480A」、東京精密社製)を用いて、JIS B 0601に準拠した方法で測定した。
得られた成形体の表面状態(白点の有無)は、FE−SEM(商品名「S4200」、日立製作所社製)を用いて観察し、成形体表面に粒子直径の50%以上が突出していないこと。かつ目視で白点を確認できなければ、白点無しと判断した。
FE−SEM(商品名「S4200」、日立製作所社製)を用いて、発泡成形体断面の気泡状態(均一性)を観察した。
気泡同士がつながった連続気泡が見当たらず、成形体1mm×1mm内の気泡数が、隣接する同面積の気泡数の差と10%以内であれば均一独立とした。
Claims (3)
- 熱膨張性マイクロカプセル、キャリア樹脂及び滑剤を含有するマスターバッチであって、
前記キャリア樹脂は、オレフィン共重合体を含有し、
前記滑剤は、酸価が5KOHmg/g以上、融点が70℃以上であり、前記滑剤の配合量が1〜20重量%である
ことを特徴とするマスターバッチ。 - 滑剤は、SP値が8.1以上であることを特徴とするマスターバッチ。
- 請求項1又は2記載のマスターバッチとマトリックス樹脂とを用いてなることを特徴とする発泡成形体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012218723A JP5908382B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | マスターバッチ及び発泡成形体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012218723A JP5908382B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | マスターバッチ及び発泡成形体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014070198A JP2014070198A (ja) | 2014-04-21 |
JP5908382B2 true JP5908382B2 (ja) | 2016-04-26 |
Family
ID=50745704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012218723A Active JP5908382B2 (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | マスターバッチ及び発泡成形体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5908382B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20170009039A1 (en) * | 2014-02-04 | 2017-01-12 | Matsumoto Yushi-Seiyaku Co., Ltd. | Masterbatch and applications thereof |
CN112055725B (zh) | 2018-04-27 | 2022-12-27 | 株式会社钟化 | 母料、聚碳酸酯系树脂组合物、注塑发泡成形体及其制造方法 |
JP7431541B2 (ja) * | 2018-09-18 | 2024-02-15 | 積水化学工業株式会社 | 発泡成形用マスターバッチ及び発泡成形体 |
EP3730553B1 (en) * | 2019-04-26 | 2023-02-22 | Thai Polyethylene Co., Ltd. | Composition comprising an oxidized polyethylene wax, a color masterbatch comprising the same,a product comprising the color masterbatch and the use of the color masterbatch |
MX2022000070A (es) * | 2019-07-01 | 2022-02-25 | Dow Global Technologies Llc | Composicion aislante de polietileno expandido de baja densidad. |
JP7448960B2 (ja) * | 2021-03-31 | 2024-03-13 | 北川工業株式会社 | エラストマー発泡体 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3023000B2 (ja) * | 1991-02-15 | 2000-03-21 | 株式会社アイジー技術研究所 | 目地材 |
FR2765231B1 (fr) * | 1997-06-26 | 2001-06-08 | Atochem Elf Sa | Formulations pour l'obtention directe de feuilles expansees, calandrees ou laminees, procede de fabrication de ces feuilles a l'aide de ces formulations et les feuilles correspondantes obtenues |
JP2001055461A (ja) * | 1999-08-17 | 2001-02-27 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 発泡成形用塩化ビニル系樹脂組成物 |
JP5485611B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2014-05-07 | 積水化学工業株式会社 | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 |
JP5485697B2 (ja) * | 2008-09-30 | 2014-05-07 | 積水化学工業株式会社 | 発泡成形用マスターバッチ及び発泡成形体 |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012218723A patent/JP5908382B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014070198A (ja) | 2014-04-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5898954B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル、熱膨張性マイクロカプセルの製造方法、発泡性マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP5485611B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP4846068B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル | |
JP5908382B2 (ja) | マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP5543686B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP5255200B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP2009221429A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP5497978B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP2022082637A (ja) | 発泡成形用マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP2013213077A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル、マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JPWO2011122227A1 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び熱膨張性マイクロカプセルの製造方法 | |
JP2009203451A (ja) | 発泡成形用マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP5227479B2 (ja) | 発泡成形用樹脂組成物 | |
JP2009161698A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP6370219B2 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP6091828B2 (ja) | マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP6356843B2 (ja) | マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP2013234255A (ja) | 被覆熱膨張性マイクロカプセル | |
JP2014237840A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP5596877B1 (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル及び発泡成形体 | |
JP2019173018A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセル、成形用樹脂組成物及び発泡成形体 | |
JP2018145441A (ja) | マスターバッチ及び発泡成形体 | |
JP2011168749A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセルの製造方法 | |
JP6526861B1 (ja) | 成形用樹脂組成物及び発泡成形体 | |
JP2013075278A (ja) | 熱膨張性マイクロカプセルの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150601 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160129 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160301 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160323 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5908382 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
R157 | Certificate of patent or utility model (correction) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157 |