JP5908235B2 - 洗濯機及び洗濯水槽への銀イオン水供給方法 - Google Patents

洗濯機及び洗濯水槽への銀イオン水供給方法 Download PDF

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Description

本発明は、衣類等の洗濯機能を有する洗濯機に関し、特に、すすぎの終わった衣類等の洗濯物に抗菌効果を与えるための銀イオン溶出機能を備えた洗濯機及び洗濯水槽への銀イオン水供給方法に関する。
従来、洗濯機において、衣類を洗浄するために複数回の洗浄工程を有し、洗浄水に銀イオンを添加する銀イオン添加ユニットを設け、複数回の洗浄工程の最終すすぎ工程で、洗浄水として銀イオンが供給される洗濯機がある(特許文献1参照)。
特開2001−276484号公報
この特許文献1のものは、最終すすぎ工程で銀イオンが供給されることにより、衣類の抗菌効果を発揮できる点では好ましいが、上水道から洗濯容器へ供給される給水路中に、電極式の銀イオン水生成装置が配置され、この給水路を流れる水道水の水量に応じて、制御ユニットによりコントロールされた所定電圧、電流の電解電力が印加されるようになっており、最終すすぎ工程で銀イオンを供給するための複雑且つコストアップの技術となる点で問題である。
本発明は、このような複雑且つコストアップとなる電気的制御方式ではなく、洗濯機の使用者が選択設定した条件で洗濯工程(洗い及びすすぎ)が実行される状態において、この選択条件での最終すすぎ工程のために洗濯水槽へ供給されるすすぎ水に、銀イオンが自動的に供給される技術を提供するものである。
この場合、すすぎ工程が複数回行なわれる場合、各すすぎ工程におけるすすぎ水が常に銀イオン部材を通過する構成では、最終すすぎ工程におけるすすぎ水中の銀イオン濃度が低くなり、洗濯済みの衣類等の抗菌効果が不十分である。このため本発明は、銀イオン部材から銀イオンが溶出した銀イオン水を予め貯蔵する銀イオン水貯蔵部を設け、1回または複数回行なわれるすすぎ工程のうちの最終すすぎ工程において、予め貯蔵している銀イオン水貯蔵部の銀イオン水を最終すすぎ水に混入する構成とし、銀イオンを含むすすぎ水にて最終すすぎを実行することにより、洗濯済みの衣類等の抗菌効果が十分発揮できる技術を提供するものである。
その一つの具体的技術としては、洗濯水槽へ供給されるすすぎ水に柔軟剤を加入させる水の供給ルートを形成するように構成し、洗濯機の使用者が選択設定した条件で洗濯工程(洗い及びすすぎ)が実行される場合、最終すすぎ工程におけるすすぎ水が柔軟剤を収容した柔軟剤容器を通過するように柔軟剤供給水路構成とされている洗濯機において、銀イオンが溶出した銀イオン水を貯蔵する銀イオン水貯蔵部を設けておき、洗濯槽へ供給される最終すすぎ水がこの柔軟剤供給水路を流れるとき、銀イオン水貯蔵部を通過することにより、溶出した銀イオン水を含むすすぎ水によって最終すすぎ工程が実行される構成の洗濯機を提供するものである。
更に具体的技術としては、洗濯水槽へ供給されるすすぎ水に柔軟剤を加入させる水の供給ルートを形成するように構成し、洗濯機の使用者が選択設定した条件で洗濯工程(洗い及びすすぎ)が実行される場合、最終すすぎ工程におけるすすぎ水が柔軟剤を収容した柔軟剤容器を通過するように柔軟剤供給水路構成とされている洗濯機において、銀イオンが溶出した銀イオン水を生成する銀イオン部材を貯蔵する銀イオン水貯蔵部を設けておき、この銀イオン水貯蔵部は、洗濯水槽へ供給される最終すすぎ水が通過すると共に、この最終すすぎ水の一部が貯留されて銀イオン部材が浸漬された状態とする構成とする。
これによって、洗濯水槽への最終すすぎ水の供給が終了した状態で、銀イオン水貯蔵部に溜まった最終すすぎ水に銀イオン部材が浸漬された状態となるため、前回のすすぎ工程が終わった状態で、銀イオン水貯蔵部では溜まった最終すすぎ水に銀イオン部材から銀イオンが溶出して、所定の高濃度の銀イオン水が生成される。このため、次回に行なわれる洗濯工程における最終すすぎ工程で、この所定の高濃度の銀イオン水が洗濯物に付着して、洗濯物の抗菌効果を十分発揮できる洗濯機を提供するものである。
最近、すすぎ効果のアップにより節水効果が向上する洗剤が開発され、すすぎが1回で済むようなものがある。このため、洗剤の種類によって、すすぎを1回とするか、すすぎを2回以上とするかを洗濯機の使用者が任意に設定する任意設定コースを操作する場合と、洗い及びすすぎ回数を自動設定された自動洗濯コースを選択操作する場合がある。このいずれにおいても、本発明では、洗濯工程(洗い及びすすぎ)が実行される場合、すすぎが1回しか行なわれない場合は、この1回のすすぎが最終すすぎ工程であり、すすぎが2回以上行なわれる場合は、最後に行なわれるすすぎが最終すすぎ工程である。この場合、この最終すすぎ工程において洗濯水槽へ供給されるすすぎ水に、銀イオン水貯蔵部の銀イオン水を最終すすぎ水に混入させるものであり、柔軟剤を加入させる柔軟剤供給水路構成の場合は、柔軟剤供給水路を流れる最終すすぎ水が銀イオン水貯蔵部を通過することにより、最終すすぎ水に銀イオンが自動的に供給されるようにするものである。
本発明に係る洗濯機は、衣類等の洗濯機能を有する洗濯機であって、乾燥機能付き洗濯機を含み、洗濯工程(洗い及びすすぎ)が実行される洗濯機であれば、いずれの機能、形態を持つ洗濯機であっても差し支えない。
本発明の洗濯機は、洗濯水槽内に注水して洗い工程の後、すすぎ工程が1回のみまたは複数回実行され、前記1回のみのすすぎ工程の場合はそれが最終すすぎ工程であり、前記複数回のすすぎ工程の場合は最後に行なわれるすすぎ工程が最終すすぎ工程であり、前記最終すすぎ工程における最終すすぎ水が柔軟剤を収容した柔軟剤収容部を通過して前記洗濯水槽へ供給されるように構成される洗濯機において、
水に浸漬された状態で銀イオンが溶出する銀イオン溶出小片部材を収容する銀イオン水貯蔵部を設け、
前記銀イオン水貯蔵部と前記柔軟剤収容部は、前記最終すすぎ水が前記銀イオン水貯蔵部を通って前記柔軟剤収容部へ流れる関係に隣接配置され、
前記銀イオン水貯蔵部と前記柔軟剤収容部との間には、前記銀イオン溶出小片部材が浸漬する所定水位の前記最終すすぎ水を貯留する高さを有し、且つ前記所定水位を超える前記最終すすぎ水がオーバーフローして前記柔軟剤収容部へ向けて流出し、次回の最終すすぎ工程まで前記銀イオン溶出小片部材の前記浸漬状態を維持するオーバーフロー壁を備え、
前記次回の最終すすぎ工程にて供給される最終すすぎ水と共に、前記銀イオン水貯蔵部の銀イオン水が前記柔軟剤収容部を通って前記洗濯水槽へ供給される
ことを特徴とする。
更に、本発明の洗濯機は、前記洗濯機は、洗剤容器を引き出し自在に備えた注水口ユニットを有し、
前記洗剤容器は、前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び洗剤収容部が略同一平面状に上面開口の小室として窪み形成され、
前記注水口ユニットは、前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び前記洗剤収容部の上面開口を覆う水分配部材を有し、
前記水分配部材は、上水道水を前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び前記洗剤収容部へ分配する通水路を有し
前記注水口ユニットには、前記通水路へ上水道水を選択供給する給水バルブユニットが接続された
ことを特徴とする。
本発明では、銀イオン水貯蔵部と柔軟剤収容部は、最終すすぎ水が銀イオン水貯蔵部を通って柔軟剤収容部へ流れる関係に隣接配置され、銀イオン水貯蔵部と柔軟剤収容部との間には、銀イオン水貯蔵部の水位が所定水位を超える最終すすぎ水がオーバーフローして柔軟剤収容部へ向けて流出するオーバーフロー壁を備え、最終すすぎ工程のために洗濯水槽へ供給されるすすぎ水が、銀イオン水貯蔵部へ供給され、所定水位を超える分が柔軟剤収容部へ向けて流出し、洗濯水槽へ流入する。
それによって、オーバーフロー壁によって銀イオン溶出小片部材が浸漬する所定水位が保たれ、最終すすぎ工程で供給されるすすぎ水の一部が貯留される。それゆえ、前回の洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)における最終すすぎ水の一部が銀イオン水貯蔵部に供給され、それによって銀イオン水貯蔵部に銀イオン水が生成される。このため、銀イオン水貯蔵部では、次に行なわれる洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)までの長い時間に亘って、銀イオン部材から銀イオンが溶出される時間を取ることができ、銀イオン水の銀イオン濃度を高い状態に維持できるものとなる。それゆえ、この高い銀イオン濃度の銀イオンが洗濯済み衣類等の洗濯物へ付着することとなり、洗濯物の抗菌効果が高く雑菌の繁殖を抑制する効果が高くなり、洗濯物に嫌な臭いがつくことを効果的に抑制できるものとなる。
また、銀イオン水貯蔵部と柔軟剤収容部の隣接配置構成によって、銀イオン水貯蔵部に貯留された銀イオン水は、次回の最終すすぎ工程におけるすすぎ水の流入により生じる水位上昇にて、すすぎ水と共にオーバーフローにて洗濯水槽へ供給されるため、電磁弁などによる制御が不要となり、銀イオン水貯蔵部の構成も簡単で且つ銀イオン水の供給構造も簡単なものとなり、柔軟剤収容部の上流側に銀イオン水貯蔵部を隣接配置する簡単構成によって濃度の高い銀イオン水の生成が達成できるものとなる。
本発明は更に、洗剤容器を引き出し自在に備えた注水口ユニットを有し、洗剤容器は、柔軟剤収容部、銀イオン水貯蔵部、及び洗剤収容部が略同一平面状に上面開口の小室として窪み形成され、注水口ユニットは、柔軟剤収容部、銀イオン水貯蔵部、及び洗剤収容部の上面開口を覆う水分配部材を有し、注水口ユニットには、通水路へ上水道水を選択供給する給水バルブユニットが接続され、水分配部材は、給水バルブユニットから供給される上水道水を柔軟剤収容部、銀イオン水貯蔵部、及び洗剤収容部へ分配する通水路を有するものである。
このため、上記効果を発揮するための簡単構成によって、濃度の高い銀イオン水の生成が達成できるものとなる。
本発明に係る洗濯機の要部縦断側面図である。 本発明に係る洗濯機の水路及び風路を中心とする構成を図解的に示す図である。 本発明に係る洗濯機の注水口ユニットと洗剤容器との関係を示す分解斜視図である。 本発明に係る洗濯機の注水口ユニットに洗剤容器が組み合わさった状態の要部縦断側面図である。 本発明に係る洗濯機の洗剤容器の平面図である。 本発明に係る洗濯機の風呂水ポンプへの呼び水導入部の断面及び部分斜視図である。 本発明に係る洗濯機の洗剤容器を引き出した状態の正面斜視図である。
本発明は、洗濯水槽内に注水して洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)が実行される洗濯機において、水中に銀イオン部材が浸漬されることにより銀イオン水を生成する銀イオン水貯蔵部を設け、前記洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)で行なわれる最終すすぎ工程の時前まで前記銀イオン水貯蔵部に銀イオン水が貯蔵された状態が維持され、前記洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)で行なわれる最終すすぎ工程において、最終すすぎ水と共に前記銀イオン水貯蔵部に貯蔵された銀イオン水が前記洗濯水槽へ供給されるものである。そのための方式の一つとして、最終すすぎ工程のために洗濯水槽へ供給されるすすぎ水の供給通路中に前記銀イオン水貯蔵部が配置され、前記銀イオン水貯蔵部には前記最終すすぎ工程で供給されるすすぎ水の一部が貯留され、前記銀イオン水貯蔵部に貯留された銀イオン水が、次に行なわれる最終すすぎ工程にて供給されるすすぎ水と共に前記洗濯水槽へ供給される構成である。
以下、本発明に係る前記総称の洗濯機のうち、衣類乾燥機能付き洗濯機1(以下、洗濯乾燥機1という)に基づき、オゾン発生器を備えた本発明の実施例を説明する。
先ず、洗濯乾燥機1の洗濯機能及び乾燥機能について説明する。
図1において、洗濯乾燥機1は、筐体2内に斜めに配置された洗濯水槽3を備え、洗濯水槽3には、洗濯時に水を溜めるための外槽4と、外槽4内に回転自在に収容されたドラム5とが含まれている。ドラム5は、その周側面の全体に亘って外槽4に溜めた水が流通する多数の通水孔5Aが穿設されており、外槽4の後方に備えられたダイレクトドライブモータ6(以下、DDモータ6という)によって回転軸7を中心に回転される。回転軸7は、前方に向かって斜め上方へ延びており、いわゆる斜めドラム構造をしている。ドラム5の前面側の出入口8及び外槽4の前面側の出入口9は、筐体2に取り付けられた円形のドア10によって開閉される。ドア10は、ドラム5の内部を透視できるように、ドラム5の出入口8対応面が透明である。ドア10が開けられ、出入口8、9を通ってドラム5内への衣類(洗濯物)の出し入れがされる。洗濯水槽3はコイルばね及びダンパーを含むサスペンション(図示せず)によって複数個所で筐体2に吊り下げ支持されている。
筐体2の正面上部(ドア10の上方)には、操作・表示部13が配置されている。操作・表示部13には、複数の操作キー(図示せず)及び表示器(図示せず)が配列されており、操作キー(図示せず)を操作することで、筐体2内に配置した制御部12(制御手段)の動作に基づき洗濯乾燥機1の運転が制御され、表示器(図示せず)には洗濯乾燥機1の運転状況が表示される。この操作キー(図示せず)によって、自動洗濯コースかお好み洗濯コースの選択、お好み洗濯コースの場合の洗い、すすぎ、脱水、及び乾燥の選択、風呂水汲み上げコースの選択、エアウォッシュの選択、電源ON/OFF、スタート等の操作を行なえるものである。
図2に示すように、上水道水管から洗濯乾燥機1へ水を供給する水管を手動にて開閉する水栓16が設けられる。筐体2内には、操作・表示部13の後方領域から外れて、洗濯水槽3の左右の一方側の上部には、開いた水栓16を通して入った水を洗濯乾燥機1の水路へ供給するのを制御するための給水バルブユニット17と、洗剤容器29を備えた注水口ユニット18と、オゾン(浄化用空気)を発生するオゾン発生装置19(以下、オゾン発生器19という)が設けられている。洗剤容器29は、操作・表示部13の右側または左側となる側方位置にて注水口ユニット18内へ収容されており、筐体2の前面側に位置する蓋11によって、筐体2の前面側(図1の左方向)へ引き出し可能なる収容状態である。これによって、洗剤容器29への洗剤や柔軟剤の収容は、洗剤容器29を筐体2の前面側へ引き出して行なわれる。
筐体2内には、後述する乾燥工程において回転駆動される送風機能のブロア21(浄化用空気消滅手段および送風手段を含む)、及びブロア21により洗濯水槽3内へ循環される空気を加熱する(換言すれば洗濯水槽3内の空気を加熱する)ためのヒータ90(加熱手段)、及びヒータ90で加熱された高温多湿空気中の湿気を除去する除湿機能を有する乾燥風路20を備えた空気循環路41が配置されている。空気循環路41は、循環される空気中に含まれるリント等の異物を捕獲するためのリントフィルタ54を備え、リントフィルタ54は清掃のために取り外し可能である。ヒータ90は、例えば半導体ヒータを用いることができる。なお、リントフィルタ54、ヒータ90及びブロア21は、一つの筐体に収容して一体化したユニット構成とすることができる。
風呂水を使用しない洗濯工程では、制御部12により給水バルブユニット17が制御されて、水栓16から供給される水道水が洗濯水槽3内に溜められる。その際、水が注水口ユニット18内の洗剤容器29(図2参照)を通過して洗濯水槽3に至るようにすれば、洗剤の解けた水を洗濯水槽3に溜めることができる。洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)では、DDモータ6によりドラム5が回転される。また、循環ポンプ25の運転によって、洗濯水槽3内の水が排水口42から出て水通路43及び排水バルブ44を通り、更に水通路45からフィルタユニット15を経由して水通路55を通って汲み出され、循環ポンプ25から水通路57を通って洗濯水槽3内へ戻るように循環水路MLが形成され、洗濯水槽3から汲み出された水は、この循環水路MLにて循環される。水通路57の途中にはベンチュリー管58が介在されていて、ベンチュリー管58(気液混合器またはエゼクタともいう)において、水通路57を流れる水にオゾン発生器19で発生するオゾンが混入されるように、ベンチュリー管58の空気流入口60は、エアーチューブ61を介してオゾン発生器19へ接続されている。空気流入口60の上流側には逆流防止弁62が設けられ、水通路57を流れる水がオゾン発生器19へ逆流しないように構成している。
このように水にオゾンが混入されると、オゾンの強力な酸化、殺菌作用により水が浄化される。即ち洗濯水槽3内の水は、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)において循環水路MLにて循環され、その循環水中にオゾンが混入されることによって浄化されつつ、洗濯に利用される。
制御部12(制御手段)は、洗濯乾燥機1の制御中枢であり、マイクロコンピュータで構成されていて、例えば、筐体2の内部正面下方に配置されている。また制御部12には、タイマ(運転時間設定手段)が内蔵されている。制御部12には、DDモータ6、操作・表示部13、給水バルブユニット17、オゾン発生器19、ブロア21、後述の第1排水バルブ44、水位センサ47、後述の第2排水バルブ48、ヒータ90、及び洗濯水槽3内の空気の温度を検出する温度センサ等が電気的に接続されている。
操作・表示部13(図1参照)において、ユーザが、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)や、乾燥工程や、エアウォッシュ運転等を実行させるための操作キー(図示せず)を操作すると、その操作(運転開始信号)に基づいて、制御部12は、制御部12に接続されている各電気部品の作動または駆動を制御して、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)や、乾燥工程や、エアウォッシュ運転を実行する。この際、前記タイマが、時間設定したり、経過時間を測定したりする。
次に、図2を参照して、洗濯乾燥機1の水路及び風路を中心とする全体構成について、より詳細に説明をする。
先ず、図2に基づき、洗濯乾燥機1の水路及び風路の構成について説明する。図2は、洗濯乾燥機1の水路及び風路を中心とする構成を図解的に示す図である。水栓16は給水バルブ17の流入口に接続されている。給水バルブユニット17には、第1出口28、第2出口31、第3出口32A、及び第4出口39Aの4つの出口には、それぞれ開閉する第1給水弁28V、第2給水弁31V、第3給水弁32AV、及び第4給水弁39AVを備え、いずれの出口から水を出すかを切り替える給水弁機構を構成している。給水バルブユニット17の第1出口28及び第2出口31は注水口ユニット18に接続されている。第1排水バルブ44が閉じており、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29へと流れ、洗剤容器29内に区画された洗剤収容部を経由して給水路30から洗濯水槽3へと流入するようにされている。この場合、後述のように、第1出口28から洗剤容器29へ流れる水の一部が分岐して、呼び水通路33を通って風呂水ポンプ34へ呼び水が供給される。また、第2出口31に対応する給水弁31Vの開成にて注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29内に区画された柔軟剤収容部を通って給水路30から洗濯水槽3へと流れ込むようにされている。
また、第3出口32Aに対応する給水弁32AVの開成にて水栓16から供給される水は、給水路32を通って洗濯水槽3の前面に備えられたドア10(図1参照)の上部からシャワー状にドア10の内面を伝って洗濯水槽3内へ流れ込み、ドア10の内面を洗うように構成されている。また、第4出口39Aに対応する給水弁39AVの開成にて水栓16から供給される除湿用水は、給水路39を通って乾燥風路20内に供給され、乾燥風路20を上昇する高温多湿空気を冷却し且つ除湿する作用をする。
第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれ、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて、注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29へと流れると共に呼び水通路33から呼び水が供給され、風呂水ポンプ34が駆動されると、この呼び水を吸引すると共に浴槽35の残り湯が風呂水ホース36を介して汲み上げられ、水路37から注水口ユニット18へ流入し、洗剤容器29の洗剤収容部を通り、給水路30から洗濯水槽3へと供給される。なお、水路37から直接、給水路30を経て洗濯水槽3へと流入する構成とすることもできる。給水路30には、逆流防止弁69が設けられている。
本発明は、水中に銀イオン部材100が浸漬されることにより銀イオン水を生成する銀イオン水貯蔵部105を設け、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)のうちの最終すすぎ工程の開始前まで、銀イオン水貯蔵部105に銀イオン水が貯蔵された状態が維持され、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)で行なわれる最終すすぎ工程において、最終すすぎ水と共に銀イオン水貯蔵部105に貯蔵された銀イオン水が洗濯水槽3へ供給され、洗濯の終わった洗濯物への銀イオン付着効果が良好な技術を提供するものである。
このために、銀イオン部材100の収容構成が簡単であり、且つ最終すすぎ水と共に銀イオン水を洗濯水槽3へ供給する構造が簡単な洗剤容器29の実施形態を以下に記載する。その一つとして、この最終すすぎ水と共に銀イオン水貯蔵部105の銀イオン水が洗濯水槽3へ供給されるように、注水口ユニット18内の洗剤容器29の一部分に銀イオン水貯蔵部105を形成した点に一つの特徴である。注水口ユニット18内の洗剤容器29の一部分に銀イオン水貯蔵部105を形成した形態は図3乃至図6に示されている。
図3乃至図6において、洗剤容器29は、粉末洗剤を収容するための粉末洗剤収容部106と、液体洗剤を収容するための液体洗剤収容部107と、柔軟剤を収容するための柔軟剤収容部108と、銀イオン部材100を収容するための銀イオン水貯蔵部105が、それぞれ略同一平面上に開口する小室として窪み形成された合成樹脂製である。
洗剤容器29は、筐体2に固定された注水口ユニット18に対して、前後に引き出し・収容自在なるように、筐体2または注水口ユニット18に形成した左右レール部(図示せず)に支持されている。洗剤容器29は、前面に筐体2の前面側に位置する蓋11を備えており、この把手兼用の蓋11を持って筐体2の前面側(図1の左方向)へ引き出し及び収容の操作が可能である。洗剤容器29の引き出しによって、粉末洗剤収容部106への粉末洗剤の補給、液体洗剤収容部107への液体洗剤の補給、及び柔軟剤収容部108への柔軟剤の補給を行なうことができる。
注水口ユニット18は、洗剤容器29を通過した水を受ける水受け部材18Aと、給水バルブユニット17から供給される上水道水を洗剤容器29の所要部へ分配するように水受け部材18Aの上に組み合わせ結合された水分配部材18Bにて構成されている。水分配部材18Bは、洗剤容器29の粉末洗剤収容部106、液体洗剤収容部107、柔軟剤収容部108、銀イオン水貯蔵部105の上面開口を覆う平面積を有した平板状の下部材18B2と、下部材18B2の上に水通路間隔を存して組み合わされた上部材18B1の結合で構成されている。洗剤容器29が注水口ユニット18へ収容された状態で、粉末洗剤収容部106、液体洗剤収容部107、柔軟剤収容部108、及び銀イオン水貯蔵部105の各上面開口が下部材18B2によって覆われる状態となり、洗剤容器29への塵埃の進入が防止される状態となる。
注水口ユニット18は、給水バルブユニット17と結合されており、給水弁28Vに対応する第1出口28、及び給水弁31Vに対応する第2出口31は、これらにそれぞれ対応するように、注水口ユニット18の水分配部材18Bの後壁に貫通形成された注水口18P、18Qに結合されている。また、注水口18Pに隣接して水分配部材18Bの後壁には、風呂水ポンプ34の吐出水が流れる水路37が結合される風呂水注水口18Rが貫通形成されている。給水バルブユニット17の上面側には、水栓16から給水バルブユニット17へ供給される水通路16Aが形成されている。
水分配部材18B内には、粉末洗剤収容部106、液体洗剤収容部107、柔軟剤収容部108、及び銀イオン水貯蔵部105へ給水するための通水路が形成されている。この通水路が形成のために、注水口18Pに連通した第1プール110と、注水口18Qに連通した第2プール111と、風呂水注水口18Rに連通した第3プール112が、水分配部材18Bの下部材18B2に下方へ窪み形成されている。
そして、水分配部材18Bの下部材18B2には、粉末洗剤収容部106の上面開口に対応する位置に貫通形成した多数の注水孔113へ第1プール110から水を供給するための第1通水路114と、液体洗剤収容部107の上面開口に対応する位置に貫通形成した注水孔115へ第1プール110から水の一部が供給されるように、第1通水路114の終端部に連通した第2通水路116を形成している。また、粉末洗剤収容部106の上面開口に対応する位置に貫通形成した複数の注水孔117へ第3プール112から風呂水を供給するための第3通水路118と、液体洗剤収容部107の上面開口に対応する位置に貫通形成した注水孔119へ第3プール112からの風呂水の一部が供給されるように、第3通水路118の終端部に連通した第4通水路120を形成している。
更に、水分配部材18Bの下部材18B2には、最終すすぎ水を柔軟剤収容部108及び銀イオン水貯蔵部105へ給水するために、銀イオン水貯蔵部105の上面開口に対応する位置に貫通形成した多数の注水孔121へ第2プール111から水を供給するための第5通水路122が形成されている。第1プール110、第2プール111、及び第3プール112は連通しないように区画壁にて仕切られている。また、上記のように第1通水路114と第2通水路116は連通し、第3通水路118と第4通水路120は連通しているが、第1通水路114と第2通水路116の一連の通水路と、第3通水路118と第4通水路120の一連の通水路は、連通しないように区画壁123A、123Bにて仕切られている。また、これら一連の通水路と第5通水路122も連通しないように区画壁124にて仕切られている。このような各区画壁による通水路間の分離は、水分配部材18Bのうちの下部材18B2の上面側に上部材18B1が組み合わされた状態で、これら各区画壁の上端が上部材18B1の下面に密着することにより確保されるため、隣接する一方の通水路を流れる水が他方の通水路へ流れ込むことが防止される。
銀イオン部材100は、銀イオン溶出小片部材101が不織布等で構成された通水性袋102に多数収容された構成である。銀イオン溶出小片部材101は、銀イオンを溶出し得る溶解性ガラス部材に銀を練り込んだ銀イオンビーズ等の固形状の形態をなす。銀イオン溶出小片部材101が水に浸漬された状態において、徐々に銀イオンが溶出し、その銀イオンが通水性袋102を通過して銀イオン水貯蔵部105に銀イオン水が生成されるものである。
液体洗剤収容部107には、サイフォン部125を備えている。サイフォン部125は、上端開口125Cの内側筒125Aと、内側筒125Aを上方から覆い被せた上底外側筒125Bの組み合わせで構成され、液体洗剤収容部107へ供給された水は、上底外側筒125Bの下端入り口125Dから内側筒125Aと上底外側筒125Bとの間の通路に侵入し、液体洗剤収容部107の水位が上昇して、内側筒125Aの上端開口125Cを超えることによって、サイフォン作用によって液体洗剤収容部107内の水が連続して内側筒125A内を通って、液体洗剤収容部107及び柔軟剤収容部108の下側に形成した排水路126へ流出し、液体洗剤収容部107内の水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出した水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。何らかの要因にて液体洗剤収容部107の水位が上昇し過ぎた場合は、その余分の水はオーバーフロー壁107Aを越えて排水路126へ流出する。
また、柔軟剤収容部108にも、サイフォン部128を備えている。サイフォン部128は、上端開口128Cの内側筒128Aと、内側筒128Aを上方から覆い被せた上底外側筒128Bの組み合わせで構成され、柔軟剤収容部108へ供給された水は、上底外側筒128Bの下端入り口128Dから内側筒128Aと上底外側筒128Bとの間の通路に侵入し、柔軟剤収容部108の水位が上昇して、内側筒128Aの上端開口128Cを超えることによって、サイフォン作用によって柔軟剤収容部108内の水が連続して内側筒128A内を通って排水路126へ流出し、柔軟剤収容部108内の水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出した水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。何らかの要因にて柔軟剤収容部108の水位が上昇し過ぎた場合は、その余分の水はオーバーフロー壁108Aを越えて排水路126へ流出する。
銀イオン水貯蔵部105は、柔軟剤収容部108に隣接配置されており、銀イオン水貯蔵部105の水位が所定レベルを超えたとき、銀イオン水貯蔵部105の銀イオン水がオーバーフロー壁130を乗り越えて柔軟剤収容部108へ流出するように、銀イオン水貯蔵部105はオーバーフロー壁130を備えている。後述のように、銀イオン水貯蔵部105には最終すすぎ水が供給され、オーバーフロー壁130によって制限された水位の水が銀イオン水貯蔵部105に貯留され、この水位において銀イオン部材100が水中に浸漬された状態が保たれる。これによって、銀イオン溶出小片部材101中の銀イオンが徐々に溶出し、その銀イオンが通水性袋102を通過して銀イオン水貯蔵部105に銀イオン水が生成されることとなる。
上記の構成において、洗剤容器29には、柔軟剤収容部108へ柔軟剤が補給され、銀イオン水貯蔵部105に銀イオン部材100が収容されており、銀イオン水貯蔵部105にはオーバーフロー壁130によって制限された水位の水が貯留されている。そして、粉末洗剤を使用する場合は粉末洗剤収容部106へ粉末洗剤が補給されるが、液体洗剤を使用する場合は液体洗剤収容部107へ液体洗剤が補給されている。この場合、銀イオン水貯蔵部105に貯留されている水は、洗濯乾燥機1が何回か運転された場合には、後述のように前回の最終すすぎ水によって貯留されるが、洗濯乾燥機1を設置した当初では銀イオン水貯蔵部105は空であるため、オーバーフロー壁130のレベルまで予め任意に水を補給しておくこととなる。このような洗剤容器29が注水口ユニット18の所定位置へ収容されている状態において、洗濯工程(洗い工程及び/またはすすぎ工程)について説明する。
この洗濯工程(洗い工程及び/またはすすぎ工程)は、操作・表示部13の操作によって、洗い工程の後、脱水工程を経て、すすぎ工程を2回行う設定とした場合について説明する。先ず、風呂水を使用しないモード(水道水給水モード)では、洗い工程において、上記のように、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29の第1プール110へ流入し、第1通水路114を通って注水孔113から粉末洗剤収容部106へ流入する。粉末洗剤収容部106へ粉末洗剤が補給されている場合は、その中の粉末洗剤を溶かしつつ粉末洗剤収容部106の後端開口106Aから粉末洗剤水が流下し、第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
また、第1通水路114を流れる水は、第1通水路114の終端部に連通した第2通水路116を通って、注水孔115から液体洗剤収容部107へ流入する。液体洗剤収容部107へ液体洗剤が補給されている場合は、その中の液体洗剤を溶かしつつ液体洗剤収容部107の水位が上昇し、その水位が内側筒125Aの上端開口125Cを超えることによって、サイフォン作用によって液体洗剤収容部107内の液体洗剤水が連続して内側筒125A内を通って、下側に形成した排水路126へ流出し、液体洗剤収容部107内の水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出した液体洗剤水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
このようにして粉末洗剤水または液体洗剤水が洗濯水槽3へ供給されつつ、継続した給水によって、洗濯水槽3内(外槽4内への給水によってドラム5内へも)に洗い用水が溜められる。洗濯水槽3内の水位は、水路43から分岐し上方へ延びたエアーホース46内の圧力変化に基づき、水位センサ47により検知される。水位センサ47の検知により、洗濯水槽3(外槽4)内に所定水位の水が溜められた状態で、制御部12により、給水弁28Vが閉じて給水を停止する。この給水停止にて、第1プール110の水は第1プール110の底部の排水孔110Aから排水路127へ流出する。そして、第1排水バルブ44が開き、第2排水バルブ48が閉じられた状態で、循環ポンプ25が駆動されることにより、洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水通路43→第1排水バルブ44→水通路45→フィルタユニット15の流入口151→ケース150→流出口152→水通路55→循環ポンプ25→水通路57(Uターン部57U及びベンチュリー管58を含む)→洗濯水槽3へと循環され、DDモータ6によりドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類の所定の洗い工程が実行される。
フィルタユニット15は、ケース150を有しており、ケース150内に異物を捕獲するためのフィルタ本体83が備えられている。ケース150には、流入口151と排水口152が形成されており、排水口152には第2排水バルブ48の流入口が接続されており、第2排水バルブ48の流出口は第1排水路49を介して第2排水路を形成する外部排水ホース50と接続されている。これによって、第2排水バルブ48の出口から下流側の排水路が、排水路24を構成する。排水路24の終端部には排水トラップ部51が形成され、下水の臭いが逆流しない構成である。
フィルタユニット15の流出口152には水通路55の一端が接続され、水通路55の他端は循環ポンプ25の吸い込み口に接続されている。循環ポンプ25の吐出口にはベンチュリー管58を介して水通路57の一端が接続されるが、循環ポンプ25とベンチュリー管58の間の水通路57の部分には、洗濯水槽3内に溜められる水の通常の水位よりも高い位置まで上方へ延びたUターン部57Uを形成しており、これによって循環ポンプ25の停止時における洗濯水槽3内(外槽4内)の水が逆流しない構成である。
所定の洗い工程が終了したとき、制御部12により排水と脱水工程が実行される。排水は、第1排水バルブ44及び第2排水バルブ48が開かれた状態で、洗濯水槽3の水が排水され、その排水の後、ドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類等の脱水工程が行なわれる。
所定の脱水工程が終了したとき、制御部12により1回目のすすぎ工程が実行される。このすすぎ工程では、上記のように、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29の第1プール110へ流入し、第1通水路114を通って注水孔113から粉末洗剤収容部106へ流入する。しかし、先の洗い工程によって粉末洗剤収容部106の粉末洗剤は溶けて洗濯水槽3へ供給されて存在しないため、粉末洗剤収容部106へ流入したすすぎ用水は、粉末洗剤収容部106の後端開口106Aから流下し、第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
また、第1通水路114を流れる水は、第1通水路114の終端部に連通した第2通水路116を通って、注水孔115から液体洗剤収容部107へ流入するが、先の洗い工程によって液体洗剤収容部107の液体洗剤は溶けて洗濯水槽3へ供給されて存在しないため、液体洗剤収容部107の水位が上昇し、その水位が内側筒125Aの上端開口125Cを超えることによって、上記同様のサイフォン作用によって、液体洗剤収容部107内のすすぎ水は連続して内側筒125A内を通って下側に形成した排水路126へ流出し、液体洗剤収容部107内の水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出したすすぎ用水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
このようにして継続してすすぎ用水が洗濯水槽3へ供給されることによって、洗濯水槽3内(外槽4内への給水によってドラム5内へも)に所定水位のすすぎ用水が溜められる。洗濯水槽3内の水位は、水路43から分岐し上方へ延びたエアーホース46内の圧力変化に基づき、水位センサ47により検知される。水位センサ47の検知により、洗濯水槽3(外槽4)内に所定水位の水が溜められた状態で、制御部12により、第1出口28に対応する第1給水弁28Vが閉じて給水を停止する。この給水停止にて、第1プール110の水は第1プール110の底部の排水孔110Aから排水路127へ流出する。そして、第1排水バルブ44が開き、第2排水バルブ48が閉じられた状態で、循環ポンプ25が駆動されることにより、洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水通路43→第1排水バルブ44→水通路45→フィルタユニット15の流入口151→ケース150→流出口152→水通路55→循環ポンプ25→水通路57(Uターン部57U及びベンチュリー管58を含む)→洗濯水槽3へと循環され、DDモータ6によりドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類の1回目の所定のすすぎ工程が実行される。
1回目の所定のすすぎ工程が終了したとき、制御部12により排水と脱水工程が実行される。排水は、第1排水バルブ44及び第2排水バルブ48が開かれた状態で、洗濯水槽3の水が排水され、その排水の後、ドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類等の脱水工程が行なわれる。
所定の脱水工程が終了したとき、制御部12により2回目の所定のすすぎ工程が実行される。この設定では、2回目のすすぎ工程は最終すすぎ工程である。この最終すすぎ工程では、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第2出口31に対応する第2給水弁31Vの開成にて注水口ユニット18へ供給されるすすぎ水は、洗剤容器29の第2プール111へ流入し、第5通水路122を通って注水孔121から銀イオン水貯蔵部105へ流入する。これによって銀イオン水貯蔵部105の水位が上昇して、オーバーフロー壁130を乗り越えて(オーバーフローして)柔軟剤収容部108へ流出する。このオーバーフローによって銀イオン水貯蔵部105に貯留されていた銀イオン水が供給されるすすぎ水と共にオーバーフロー壁130を乗り越えて柔軟剤収容部108へ流出する。このため、柔軟剤収容部108へ流入するすすぎ水は銀イオン水を含む抗菌水である。
これに伴って柔軟剤収容部108の水位が上昇し、その水位が内側筒128Aの上端開口128Cを超えることによって、サイフォン作用によって柔軟剤収容部108内の銀イオンを含むすすぎ水が連続して内側筒128A内を通って、下側に形成した排水路126へ流出し、柔軟剤収容部108内の銀イオンを含むすすぎ水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出した銀イオンを含むすすぎ水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
このようにして継続して最終すすぎ用水が洗濯水槽3へ供給されることによって、洗濯水槽3内(外槽4内への給水によってドラム5内へも)に所定水位の最終すすぎ用水が溜められ、水位センサ47の検知により、洗濯水槽3(外槽4)内に所定水位の水が溜められた状態で、制御部12により、給水弁31Vが閉じて給水を停止する。この給水停止にて、第2プール111の水は第2プール110の底部の排水孔111Aから排水路127へ流出する。そして、第1排水バルブ44が開き、第2排水バルブ48が閉じられた状態で、循環ポンプ25が駆動されることにより、洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水通路43→第1排水バルブ44→水通路45→フィルタユニット15の流入口151→ケース150→流出口152→水通路55→循環ポンプ25→水通路57(Uターン部57U及びベンチュリー管58を含む)→洗濯水槽3へと循環され、DDモータ6によりドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類の所定の最終すすぎ工程が実行される。
このように、注水孔121から銀イオン水貯蔵部105へ流入する最終すすぎ水は、銀イオン水貯蔵部105に貯留されていた銀イオン水と共に、オーバーフロー壁130を乗り越えて(オーバーフローして)柔軟剤収容部108へ流出するが、銀イオン水貯蔵部105には、オーバーフロー壁130を乗り越えない水、即ちオーバーフロー壁130によって制限された所定水位の水が、依然として、銀イオン水貯蔵部105に貯留され、この水に銀イオン部材100が浸漬され、次回の最終すすぎで消費される銀イオン水が生成される状態となる。
最終すすぎ工程が終了したとき、制御部12により排水と脱水工程が実行される。排水は、第1排水バルブ44及び第2排水バルブ48が開かれた状態で、洗濯水槽3の水が排水され、その排水の後、ドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類等の脱水工程が行なわれる。
このようにして、最終すすぎ工程が終了したとき、洗濯水槽3内の衣類等の洗濯物には、濃度の高い銀イオンが付着した状態であるため、好ましい抗菌効果が得られる状態となる。
このようにして、所定の洗い工程の後、脱水工程を経て、すすぎ工程が2回行われたこととなる。2回目のすすぎ工程、即ち最終すすぎ工程の終了の後、乾燥工程が設定されておれば、ドラム5内で後述のような衣類の乾燥工程が開始される。
上記実施例では、洗い工程の後、脱水工程を経て、2回のすすぎ工程の設定であり、2回目のすすぎ工程が最終すすぎ工程となっているが、洗剤の種類に応じて、すすぎ工程を1回のみに設定するように操作する場合と、複数回実行される設定の場合がある。1回のみのすすぎ工程の場合はそれが最終すすぎ工程であり、複数回のすすぎ工程の場合は、最後に行なわれるすすぎ工程が最終すすぎ工程である。
このため、上記のように、銀イオン水貯蔵部105には、最終すすぎ工程で供給される最終すすぎ水が供給され、銀イオン水貯蔵部105に収容した銀イオン部材100が、その供給されたすすぎ水に浸漬される状態を維持し、次回の最終すすぎ水と共に洗濯水槽3内へ銀イオン水が供給され、この次回の最終すすぎ水によって、銀イオン水貯蔵部105に収容した銀イオン部材100が浸漬される状態を維持する点に特徴がある。銀イオン水貯蔵部105において、供給された最終すすぎ水に銀イオン部材100が浸漬される状態の維持時間が長い程、銀イオン濃度が高い銀イオン水となる。例えば、銀イオン水貯蔵部105内の水に銀イオン部材100が浸漬される時間が、4〜5時間以上あれば、最終すすぎが終わった洗濯物の抗菌効果が得られる状態となる。このため、前日に最終すすぎ工程がなされた後、翌日に洗濯する場合は、銀イオン水貯蔵部105内の水に銀イオン部材100が浸漬される時間が十分長いため、最終すすぎが終わった洗濯物の抗菌効果が得られる状態となる。
上記の洗濯工程(洗い工程及び/またはすすぎ工程)において、ベンチュリー管58には空気流入口60が備えられていて、空気流入口60にはエアーチューブ61を介してオゾン発生器19が接続されている。ベンチュリー管58を循環ポンプ25からの水が流れるときに、操作・表示部13の操作によってオゾン発生器19が作動するように設定した除菌モードにおいて、オゾン発生器19で生成されるオゾンを含む空気(浄化用空気)は、エアーチューブ61を介して空気流入口60からベンチュリー管58内へ流入される。流入原理は、ベンチュリー管58内を流れる水により生じる圧力差(負圧)によって、エアーチューブ61を介してオゾンを含む空気(浄化用空気)が吸引され、循環水路を循環する水にオゾンが混入される。循環される水にオゾンが混入されると、オゾンの強い酸化力および殺菌力によって循環水が浄化され、浄化された水を用いて洗濯水槽3内での洗い工程及び/またはすすぎ工程を行うことができる。
また、洗い工程及び/またはすすぎ工程において風呂水を使用する風呂水洗濯モード(風呂水汲み上げモード)が選択された場合について説明する。風呂水ポンプ34は自吸式ポンプであり、自吸式ポンプは風呂水吸入のためには運転初期に呼び水が必要である。その呼び水は、呼び水通路33から供給される。
風呂水洗濯モードにおいて、洗い工程では、上記のように、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて注水口ユニット18へ供給される水は、洗剤容器29の第1プール110へ流入し、第1通水路114を通って注水孔113から粉末洗剤収容部106へ流入する。第1通水路114の途中には分岐部131が形成されており、注水孔113へ向けて第1通水路114を流れる水の一部が呼び水通路33へ分流する構成である。分岐部131は、第1通水路114を流れる水の一部が堰き止められて呼び水通路33へ分流するように、水分配材18Bの上部材18B1から第1通水路114の上下厚さの途中まで延出する堰131Aが成形されている。
風呂水洗濯モードにおける洗い工程では、制御部12の動作により、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、第1出口28に対応する給水弁28Vが所定時間開く。この所定時間は、第1通水路114を流れる水の一部が分岐部131にて呼び水通路33へ分流し、風呂水ポンプ34が運転して呼び水が吸引され、風呂水ポンプ34によって浴槽35の残り湯が風呂水ホース36を介して汲み上げられる動作が開始されるために必要な時間であり、数秒から十数秒である。この所定時間経過後、給水弁28Vが閉じる。
風呂水ポンプ34の運転によって、浴槽35の残り湯が風呂水ホース36を介して汲み上げられることにより、注水口ユニット18の水分配部材18Bの後壁に貫通形成された風呂水注水口18Rに結合されたパイプによって形成された水路37から第3プール112へ供給される。第3プール112へ供給された風呂水は、第3通水路118を通って注水孔117から粉末洗剤収容部106へ流入する。粉末洗剤収容部106へ粉末洗剤が補給されている場合は、その中の粉末洗剤を溶かしつつ粉末洗剤収容部106の後端開口106Aから粉末洗剤水が流下し、第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
また、第3通水路118を流れる水は、第3通水路118の終端部に連通した第4通水路120を通って、注水孔119から液体洗剤収容部107へ流入する。液体洗剤収容部107へ液体洗剤が補給されている場合は、その中の液体洗剤を溶かしつつ液体洗剤収容部107の水位が上昇し、その水位が内側筒125Aの上端開口125Cを超えることによって、サイフォン作用によって液体洗剤収容部107内の液体洗剤水が連続して内側筒125A内を通って、下側に形成した排水路126へ流出し、液体洗剤収容部107内の水の略全量が排水路126へ流出する。排水路126へ流出した液体洗剤水は、その下方に形成した第2排水路127から給水路30を通り、洗濯水槽3へと供給される。
このようにして粉末洗剤水または液体洗剤水が洗濯水槽3へ供給されつつ、継続した給水によって、洗濯水槽3内(外槽4内への給水によってドラム5内へも)に洗い用水が溜められる。洗濯水槽3内の水位は、水路43から分岐し上方へ延びたエアーホース46内の圧力変化に基づき、水位センサ47により検知される。水位センサ47の検知により、洗濯水槽3(外槽4)内に所定水位の水が溜められた状態で、制御部12により、給水弁28Vが閉じて給水を停止する。そして、第1排水バルブ44が開き、第2排水バルブ48が閉じられた状態で、循環ポンプ25が駆動されることにより、洗濯水槽3内に溜められた水は、排水口42→水通路43→第1排水バルブ44→水通路45→フィルタユニット15の流入口151→ケース150→流出口152→水通路55→循環ポンプ25→水通路57(Uターン部57U及びベンチュリー管58を含む)→洗濯水槽3へと循環され、DDモータ6によりドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類の所定の洗い工程が実行される。
所定の洗い工程が終了したとき、制御部12により排水と脱水工程が実行される。排水は、第1排水バルブ44及び第2排水バルブ48が開かれた状態で、洗濯水槽3の水が排水され、その排水の後、ドラム5の回転を伴って洗濯水槽3内で衣類等の脱水工程が行なわれる。
所定の脱水工程が終了したとき、上記同様に制御部12により、第1排水バルブ44が閉じている状態において、水栓16が開かれた状態で、給水バルブユニット17の第1出口28に対応する給水弁28Vの開成にて注水口ユニット18へすすぎ用水が供給され、そのすすぎ用水が粉末洗剤収容部106及び液体洗剤収容部107を通過して洗濯水槽3へ供給され、所定水位まで注水される。これによって制御部12により1回目のすすぎ工程が実行され、1回目のすすぎ工程が終了したことにより、上記同様に、2回目のすすぎ工程が開始する。この2回目のすすぎ工程が上記のように最終すすぎ工程である場合、上記同様に、最終すすぎ水が銀イオン水貯蔵部105に供給されつつ、オーバーフロー壁130を乗り越えて(オーバーフローして)柔軟剤収容部108へ流出し、上記同様のサイフォン作用によって、洗濯水槽3内へ銀イオン水を含む最終すすぎ水が洗濯水槽3へ供給される。そして、最終すすぎ水の供給が終わった段階で、銀イオン水貯蔵部105に収容した銀イオン部材100が、その供給されたすすぎ水に浸漬される状態を維持し、次回の最終すすぎ水と共に洗濯水槽3内へ銀イオン水が供給される状態を待つ。
本発明は、水中に銀イオン部材100が浸漬されることにより銀イオン水を生成する銀イオン水貯蔵部105を設け、洗濯工程(洗い工程及びすすぎ工程)のうちの最終すすぎ工程の開始前まで、銀イオン水貯蔵部105に銀イオン水が貯蔵された状態を維持し、最終すすぎ工程において、最終すすぎ水と共に銀イオン水貯蔵部105に貯蔵された銀イオン水が洗濯水槽3へ供給されるものである。また、銀イオン水貯蔵部105への水の供給は、最終すすぎ水が供給されることにより、最終すすぎ水と共に銀イオン水貯蔵部105に貯蔵された銀イオン水を洗濯水槽3へ供給すると共に、最終すすぎ工程が終了した段階で、銀イオン部材100が浸漬される状態を維持して、次回の最終すすぎ工程に備えるものである。
このような機能を果たす構成であれば他の構成でも差し支えないため、上記の構成に替わる一つの構成として、最終すすぎ水が銀イオン水貯蔵部105へ流入し所定量が溜まる状態で流出制御を行うように、流入側電磁弁と流出側電磁弁を設ける構成でもよい。このため、最終すすぎ水が第5通水路122を通って注水孔121から柔軟剤収容部108へ流入する一方、第5通水路122の最終すすぎ水の一部が分流し、その分流が流入側電磁弁(図示せず)を介して銀イオン水貯蔵部105へ流入し、銀イオン水貯蔵部105の銀イオン水が流出側電磁弁(図示せず)を介して銀イオン水貯蔵部105から第2排水路127へ流下し、第2排水路127から給水路30を通り洗濯水槽3へと供給されるように、前記流入側電磁弁(図示せず)と流出側電磁弁(図示せず)の開閉制御を制御部12によって行うように構成することもできる。
乾燥工程では、ブロア21の運転によって、洗濯水槽3の空気が吸い出される。即ち、ブロア21の運転によって、ドラム5内の空気は通水孔5Aから流出して外槽4の後面下方から空気通路38を通って洗濯水槽3の空気が吸い出され、この空気は乾燥風路20の下部へ流入し乾燥風路20内を上昇して乾燥風路20の上部から空気通路67Aへ流出し、リントフィルタ54を通過する。リントフィルタ54ではリント等の異物が捕獲された後、異物が除去された空気は空気通路67Bからブロア21へ吸い込まれる。ブロア21へ吸い込まれた空気は、ヒータ90で加熱されて熱風となり、この加熱空気は空気通路68を通って洗濯水槽3の外槽4の上部から洗濯水槽3内へ流入し、通水孔5Aからドラム5内へ流入してドラム5内の衣類等を乾燥させる。この乾燥作用を経てドラム5内の空気は通水孔5Aから流出し、外槽4の後面下方から空気通路38を通って、再び乾燥風路20の下部へ流入し乾燥風路20内を上昇して、上記同様の空気循環を行なう。
洗濯水槽3内で乾燥作用を経て乾燥風路20の下部へ流入する空気は高温多湿空気であるため、この除湿を行なうことにより、洗濯水槽3内での乾燥作用を促進させることができる。このため、乾燥風路20内を下部から上部へ向けて高温多湿空気が通過する際に、この高温多湿空気が除湿用水と熱交換することによって除湿される構成としている。このため、給水バルブユニット17の第4出口39Aに対応する給水弁39AVの開成にて、水栓16を通して上水道水が除湿用水として給水路39を通って乾燥風路20の上部から供給され、この除湿用水は、乾燥風路20を上昇する高温多湿空気を冷却し且つ除湿する作用をする。乾燥風路20内で除湿されて乾燥した空気は、リントフィルタ54を通過した後、ブロア21へ流入し、ヒータ90で加熱されて乾燥した熱風となり、この加熱空気は空気通路68を通って洗濯水槽3の外槽4の上部から洗濯水槽3内へ流入し、洗濯水槽3内の衣類等の乾燥に寄与して、上記同様の空気循環をする。またこの除湿用水は、乾燥風路20の内部に設けた泡検知電極40の洗浄並びに乾燥風路20の内壁に付着しようとする異物を洗い流す作用をする。そして乾燥風路20内を下方へ流れ落ちた水は、乾燥風路20の下部から空気通路38を通って洗濯水槽3の外槽4内の下部へ流入し、そこから排水口42、水通路43、第1排水バルブ44、水通路45、フィルタユニット15、排水口152、第2排水バルブ48、第1排水路49、及び外部排水ホース50を通って下水路へ排水される。
ブロア21には、エアーチューブ71を介してオゾン発生器19が接続されている。このため、乾燥工程において、操作・表示部13によってオゾン発生器19が作動される除菌モードが設定されている場合には、オゾン発生器19が作動し、オゾン発生器19が発生するオゾンを含む浄化用空気はエアーチューブ71を介してブロア21へ吸い込まれ、洗濯水槽3へ循環される空気にオゾンを含む空気を混入することができる。
本発明に係る洗濯機は、上記実施例に示した構成に限定されず、上面開口の回転ドラムを備えた縦型洗濯機においても、上記同様の作用をすることができるため、本発明は、種々の形態の洗濯機に適用できるものであり、本発明の技術範囲において種々の形態を包含するものである。
1 洗濯乾燥機
3 洗濯水槽
4 外槽
5 ドラム
6 ダイレクトドライブモータ(DDモータ)
11 蓋
15 フィルタユニット
17 給水バルブユニット
18 注水口ユニット
18A 水受け部材
18B 水分配部材
19 オゾン発生器
20 乾燥風路
21 ブロア
24 排水路
25 循環ポンプ
28V 第1給水弁
29 洗剤容器
30 給水路
31V 第2給水弁
32 給水路
32AV 第3給水弁32AV
33 呼び水通路
34 風呂水ポンプ(風呂水吸入用自吸式ポンプ)
38 給水路
39 給水路
39AV 第4給水弁
42 排水口
44 第1排水バルブ
48 第2排水バルブ
57 水通路
58 ベンチュリー管
90 ヒータ
100 銀イオン部材
105 銀イオン水貯蔵部
106 粉末洗剤収容部
107 液体洗剤収容部
108 柔軟剤収容部
113 注水孔
115 注水孔
119 注水孔
121 注水孔
125 サイフォン部
128 サイフォン部
130 オーバーフロー壁
131 分岐部
ML 循環水路

Claims (2)

  1. 洗濯水槽内に注水して洗い工程の後、すすぎ工程が1回のみまたは複数回実行され、前記1回のみのすすぎ工程の場合はそれが最終すすぎ工程であり、前記複数回のすすぎ工程の場合は最後に行なわれるすすぎ工程が最終すすぎ工程であり、前記最終すすぎ工程における最終すすぎ水が柔軟剤を収容した柔軟剤収容部を通過して前記洗濯水槽へ供給されるように構成される洗濯機において、
    水に浸漬された状態で銀イオンが溶出する銀イオン溶出小片部材を収容する銀イオン水貯蔵部を設け、
    前記銀イオン水貯蔵部と前記柔軟剤収容部は、前記最終すすぎ水が前記銀イオン水貯蔵部を通って前記柔軟剤収容部へ流れる関係に隣接配置され、
    前記銀イオン水貯蔵部と前記柔軟剤収容部との間には、前記銀イオン溶出小片部材が浸漬する所定水位の前記最終すすぎ水を貯留する高さを有し、且つ前記所定水位を超える前記最終すすぎ水がオーバーフローして前記柔軟剤収容部へ向けて流出し、次回の最終すすぎ工程まで前記銀イオン溶出小片部材の前記浸漬状態を維持するオーバーフロー壁を備え、
    前記次回の最終すすぎ工程にて供給される最終すすぎ水と共に、前記銀イオン水貯蔵部の銀イオン水が前記柔軟剤収容部を通って前記洗濯水槽へ供給される
    ことを特徴とする洗濯機。
  2. 前記洗濯機は、洗剤容器を引き出し自在に備えた注水口ユニットを有し、
    前記洗剤容器は、前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び洗剤収容部が略同一平面状に上面開口の小室として窪み形成され、
    前記注水口ユニットは、前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び前記洗剤収容部の上面開口を覆う水分配部材を有し、
    前記水分配部材は、上水道水を前記柔軟剤収容部、前記銀イオン水貯蔵部、及び前記洗剤収容部へ分配する通水路を有し
    前記注水口ユニットには、前記通水路へ上水道水を選択供給する給水バルブユニットが接続された
    ことを特徴とする請求項1に記載の洗濯機。
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