JP2008104541A - 洗濯機 - Google Patents

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Takashi Nishimura
孝 西村
Koichi Hosomi
光一 細見
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Abstract

【課題】循環経路に設けられたフィルタのメンテナンス性の良い洗濯機の提供。
【解決手段】洗濯機1のトップカバー8には注水器32が取り付けられ、注水器32には給水弁28が接続されることにより、注水器32に流入した水道水が、注水用ダクト11を介して内槽4内に供給される。外槽3の底部に接続された導入路17と、導入路17に接続された接続路20と、接続路20に連結された循環ポンプ21と、一端が循環ポンプ21に接続されるとともに、他端が注水器32に連結された循環路22により循環経路が形成され、循環経路により外槽3の底部に残留した洗濯水を内槽4内に撒布する。注水器32内には柔軟仕上剤が収容される洗濯剤ケースが着脱可能に設けられ、洗濯剤ケースには循環経路からの洗濯水が通過する注水フィルタが一体に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯槽の底部に溜まった洗濯水を汲み上げて洗濯槽内に供給する循環経路を備えた洗濯機に関する。
洗濯槽に流入した後、洗濯槽の底部に溜まった洗濯水を循環ポンプによって汲み上げて、洗濯槽に供給する循環経路を備えた洗濯機に関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。これは、循環経路により洗濯槽の底部に残留した洗濯水を、再び洗濯槽に収容された衣類の上部から撒布することにより、節水しながら衣類に対する洗浄力を向上させるものであった。
当該従来技術においては、循環経路内の糸屑等を捕集するため経路中にフィルタが備えられているが、フィルタは外箱の内方であって洗濯槽の下方に配置されており、捕集された糸屑を除去するためのメンテナンス性が考慮されたものではなかった。
これに対し、循環経路中の糸屑を捕集するためのリント捕集部材が、外箱の前面下方に脱着可能に設けられた洗濯機に関する従来技術があった(例えば、特許文献2参照)。これによれば、ユーザーが糸屑を捕集したリント捕集部材を洗濯機の前面から容易に取り外すことができ、そのメンテナンス性が向上している。
特開2006−141825号公報(第6頁、第1図) 特開2006−61432号公報(第4−5頁、第1図及び第3図)
しかしながら、上述した特許文献2に開示された従来技術においても、リント捕集部材が洗濯機の下方に設けられているため、メンテナンス時の視認性が悪く、また、その取り外しにはユーザーが腰をかがめたり、しゃがまなければならず、必ずしも作業性がよいと言えるものではなかった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、循環経路に設けられたフィルタのメンテナンス性の良い洗濯機を提供することにある。
本発明による洗濯機は、外箱に取り付けられた洗濯槽と、前記外箱の上部に固定され、水道水が導入されるとともに、導入された水道水を前記洗濯槽に供給する注水器と、循環ポンプを具備しており、該循環ポンプにより前記洗濯槽の底部に残留した洗濯水を汲み上げて前記洗濯槽内に供給する循環経路とを備え、前記循環経路の前記洗濯槽への供給側の端部を前記注水器に接続するとともに、前記注水器には注水フィルタが形成され、該注水フィルタには前記循環経路から供給される洗濯水が通過するところに特徴を有している。
循環経路から供給される洗濯水が通過する注水フィルタが注水器に形成されることにより、当該注水フィルタが洗濯機の上部に位置することになり、ユーザーからの視認性がよくなるとともに、ユーザーが直立したまま取り外しが可能となり、循環経路中のフィルタのメンテナンス性が向上する。
<実施形態1>
図1乃至図7に基づいて、本発明の実施形態1による洗濯機1について説明する。尚、図1において左方を洗濯機1の前方とする。図1に示すように、鋼板で形成された外箱2には、外槽3が図示しない吊り部材により弾性的に吊り下げられている。外槽3の内方には図示しない脱水穴を有するとともに、衣類が収容される内槽4(外槽3とともに本発明の洗濯槽に該当)が回転可能に取り付けられている。内槽4の上端部には、その回転時のバランスを維持するためのバランスリング5が形成されるとともに、内槽4の底部には撹拌体6が回転可能に設けられている。外箱2の下端が固定された下部ベース(図示せず)には、外槽3の下方に位置するように電気モータ7が固定されている。電気モータ7は内槽4および撹拌体6を駆動するため、これらとクラッチ機構(図示せず)を介して接続されている。
一方、外箱2の上端部には合成樹脂材料製のトップカバー8が取り付けられている。トップカバー8の前面部には、入力された洗濯モードに応じて洗濯機1を制御する制御装置9が取り付けられており、中央部には折畳まれることにより開放可能な外蓋10が形成されている。また、トップカバー8の後方部には、給水弁28を介して水道水が供給される注水器32が内蔵されている。注水器32は蛇腹状の注水用ダクト11を介して、外槽3の上端部に取り付けられた水槽カバー12に接続されており、導入された水道水を内槽4内に供給可能とされている。また、水槽カバー12には上方へ回動されて開かれる内蓋13が形成されている。
トップカバー8内には風呂水ポンプ14が設けられ、風呂水ポンプ14は風呂水ホース15により注水器32へと接続されている(図2示)。また、更に、トップカバー8内には、内槽4内へ乾燥空気を供給することにより衣類を乾燥させるための乾燥ユニット16が、注水器32と隣接して取り付けられている。注水器32については後に詳述する。
外槽3の底部には、外槽3に残留した洗濯水を排出する導出路17が接続されており、これには電磁弁によって形成された排出弁18を介して排水路19が連結されている。排水路19の端部は洗濯機1の外部に向けて開口しており、外槽3内の洗濯水を排出可能となっている。導出路17には接続路20を介して循環ポンプ21が接続され、循環ポンプ21からは還流路22が洗濯機1の後方部を上方へと延びている。還流路22の上端部は注水器32へと接続されており、導出路17、接続路20、循環ポンプ21および還流路22により、本発明の循環経路が形成されている。この構成において、排水弁18を閉じて導出路17と排水路19との間の連通を遮断した状態で循環ポンプ21を作動させることにより、外槽3の底部に残った洗濯水が導出路17および接続路20を介して吸引され、還流路22を通って注水器32に汲み上げられた後、注水用ダクト11を介して内槽4内に供給される。
図3に示すように、外槽3の底部と循環ポンプ21とを結ぶ接続路20には、トラップ23(本発明の異物除去手段に該当)が形成されている。トラップ23は図4に詳細に示すように、接続路20中に下方へと突出するように形成された異物溜り部24を備え、異物溜り部24は循環ポンプ21よりも下方に設けられている。また、接続路20の上方外周面から異物溜り部24に対しトラップ部材25が差し込まれ、トラップ部材25は接続路20に対して液密的に固定されている。トラップ部材25は、接続路20の外周面上に固着される止め部26と、その下方に金網あるいは合成樹脂製のメッシュにより形成された循環フィルタ27を備えている。循環フィルタ27は接続路20の連通を遮るように、異物溜り部24内に突出しているが、接続路20内の異物CI(後述する)が滞留可能な隙間を形成するために、異物溜り部24の底面との間に所定の間隔を残している。
外槽3の底部に残留した洗濯水が接続路20を介して循環ポンプ21に流入する場合、洗濯水自体は循環フィルタ27を通過可能であるが、洗濯水中に含まれている例えば硬貨等の異物CIは循環フィルタ27に衝突した後、その重量により異物溜り部24の底部に落下して捕捉される。また、洗濯水中の糸屑等も循環フィルタ27により遮られて取り除かれ、循環ポンプ21内に進入することはない。
図5および図6に示すように、注水器32は主に合成樹脂材料により形成され、側部に上述した給水弁28が取り付けられて形成されている。注水器32は互いに上下方向に重ね合わせられたロアケース33およびアッパケース34と、その上にかぶせられアッパケース34の上面を閉塞する蓋材35により形成されている。アッパケース34は略直方体形状の本体34aから給水導入部34bが突出して形成されており、その床面により内部空間がロアケース33の内部空間と分離されている。
アッパケース34の床面上には仕切りリブ34cが立設されており、これにより内部空間を洗濯空間34dと濯ぎ空間34eとに分離している(図7示)。アッパケース34の床面の洗濯空間34dおよび濯ぎ空間34eに面した部位には、それぞれ複数の洗濯注水孔34fおよび濯ぎ注水孔34gが形成されている。給水弁28はアッパケース34の給水導入部34bに取り付けられており、その上端部に水道の蛇口からのホースが装着される給水インレット29を備えている。給水弁28は一対の電磁弁30、31を有しており、第一の電磁弁30はアッパケース34の洗濯空間34dに接続され、第二の電磁弁14は濯ぎ空間34eに接続されている。一対の電磁弁30、31は通常は閉状態にあり、内蔵されたソレノイドが電源と導通することで、各々給水インレット29を洗濯空間34dあるいは濯ぎ空間34eに選択的に連通させる。
図6に示すように、注水器32の端部にはアッパケース34とロアケース33とに跨って開口したケース挿入口32aが形成されている。図7に示すように、洗濯剤(衣類の汚れを除去する洗剤のみでなく、柔軟剤等の衣類の仕上剤をも含む広い概念である)を収容し、ケース挿入口32aに抜き差し可能に取り付けられる洗濯剤ケース38は合成樹脂材料により形成されており、手前側(洗濯機の前側)に位置するフランジ39にケース部40が一体に形成されている。ケース部40は濯ぎ時に使用される洗濯剤である柔軟仕上剤が収容される仕上室41と、底面にメッシュ状の注水フィルタ43が形成された還流室42とに仕切られている。仕上室41および還流室42は周囲を壁によって囲まれるとともに、還流室42の側壁には切り欠き状の開口44が形成されている。注水フィルタ43は合成樹脂材料にて洗濯剤ケース38に一体成型にて形成してもよいし、繊維によって形成されたものが取り付けられていてもよいし、あるいは金属製の網の周縁部を還流室42にインサート成型して形成してもよい。
洗濯剤ケース38を注水器32に装着することにより、洗濯剤ケース38の仕上室41がアッパケース34の床面を介して濯ぎ空間34eの直下に配置され、アッパケース34の濯ぎ空間34e内の水が濯ぎ注水孔34gを介して仕上室41内に流入可能とされている。また、洗濯剤ケース38の還流室42は、アッパケース34の床面を介して洗濯空間34dの下に配置されるが、アッパケース34の床面に形成された洗濯注水孔34fは、装着された洗濯剤ケース38の上方に位置しないように、アッパケース34の奥部に形成されているため、洗濯注水孔34fから落下する水は洗濯剤ケース38内を通ることはない。洗濯剤ケース38の仕上室41内に進入した水は、収容されている柔軟仕上剤を溶かしながら下方へ流出可能となっている。また、洗濯剤ケース38の還流室42に進入した水は、注水フィルタ43を透過して下方へ流出可能となっている。
図5に示すように、ロアケース33はほぼ直方体形状に形成され、その側面には風呂水ポンプ14からの風呂水ホース15が装着されるホースインレット36が突出している。風呂水ポンプ14により浴槽から汲み上げられた風呂水(浴槽の残り湯)は、ホースインレット36を介してロアケース33内(洗濯剤ケース38よりも下)に導入される。その後、風呂水はロアケース33からそのまま注水用ダクト11を介して内槽4内へ供給される。
また、ロアケース33のホースインレット36が形成された側面の対向面には、循環経路を構成する還流路22の内槽4への供給側の端部が連結される還流インレット37が突出している(図6示)。導出路17、接続路20、循環ポンプ21および還流路22により形成される循環経路を介して汲み上げられた洗濯水は、還流インレット37からロアケース33内に配置された洗濯剤ケース38の開口44を介して、アッパケース34の床面よりも下に位置する還流室42内に流入する。その後、洗濯水は注水フィルタ43を通過して注水器32から落下し、注水用ダクト11を介して内槽4内に撒布される。還流路22から供給された洗濯水が注水フィルタ43を通過することにより、洗濯水に含まれていた糸屑等が取り除かれる。また、注水器32から洗濯剤ケース38を引き出して取り外し、注水フィルタ43の清掃等を行う。
次に、本実施形態による洗濯機1の作動方法について簡単に説明する。洗濯機1の水道水による洗濯モードが選択されると、その洗濯工程において、給水弁28の第一の電磁弁30を作動させて、水道水を注水器32のアッパケース34に形成された洗濯空間34dに流入させる。洗濯空間34dに流入した水道水は、洗濯注水孔34fを介してロアケース33へと落下し、ロアケース33から注水用ダクト11を介して内槽4内へと供給される。上述したように、注水器32に形成された洗濯注水孔34fは洗濯剤ケース38の上方には存在しないため、水道水は洗濯空間34dから洗濯剤ケース38を回避して内槽4へと流入する。衣類が収容された内槽4内に所定量の水道水が溜ると、電気モータ7により撹拌体6が正転と逆転とを間欠的に繰り返し衣類の洗濯を行う。この洗濯モードを実行する場合、必要に応じて循環ポンプ21を作動させて、外槽3の底部に残留した洗濯水を循環経路を介して内槽4内に撒布してもよい。
また、洗濯機1の風呂水による洗濯モードが選択されると、その洗濯工程においては、風呂水ポンプ14により浴槽から汲み上げられた風呂水が注水器32のロアケース33を通過した後、注水用ダクト11を介して内槽4内に所定量だけ溜められる。その後、上述した場合と同様に、撹拌体6が正転と逆転とを間欠的に繰り返し衣類の洗濯を行う。この場合も、必要に応じて外槽3の底部に残留した洗濯水を循環経路を介して内槽4内に散布してもよい。
上述したいずれかの洗濯工程の後、洗濯機1の濯ぎ工程が開始すると、給水弁28の第二の電磁弁31を作動させて水道水を注水器32のアッパケース34に形成された濯ぎ空間34eに流入させる。濯ぎ空間34eに流入した水道水は、濯ぎ注水孔34gを介して洗濯剤ケース38の仕上室41へと進入する。仕上室41へと進入した水道水は、仕上室41内の柔軟仕上剤を溶かしながら下方へと流出し、注水用ダクト11を介して内槽4内へと供給される。衣類が収容された内槽4内に、洗濯工程時よりも多めの所定量の水道水が溜ると、電気モータ7により撹拌体6が正転と逆転とを間欠的に繰り返し衣類の濯ぎを行う。この濯ぎ工程を実行する場合にも、必要に応じて循環ポンプ21を作動させて、外槽3の底部に残留した洗濯水を循環経路を介して内槽4内に撒布してもよい。
濯ぎ工程の後、洗濯機1の脱水工程が開始すると、クラッチ機構を切り替えて電気モータ7により内槽4および撹拌体6をともに高速回転させ、内槽4の回転による遠心力によって、衣類に含まれた水分を内槽4に形成された脱水穴から放出する。
本実施形態によれば、導出路17、接続路20、循環ポンプ21および還流路22により形成される循環経路の内槽4への供給側の端部を注水器32に接続し、循環経路から供給される洗濯水が通過する注水フィルタ43が注水器32に形成されることにより、当該注水フィルタ43が洗濯機1の上部に位置することになり、ユーザーからの視認性がよくなるとともに、ユーザーが直立したまま取り外しが可能となり、循環経路中の注水フィルタ43のメンテナンス性が向上する。また、循環経路の内槽4への供給側の端部は、外槽3および内槽4の振動が伝播しないトップカバー8に固定された注水器32に接続されているため、還流路22の循環ポンプ21側の端部と、注水器32側の端部との間に相対変位が発生せず、注水器32への接続部位に蛇腹状のダクト等を設ける必要がない。
また、外槽3の底部と循環ポンプ21との間に位置する接続路20には、循環経路中の異物を取り除く異物除去手段であるトラップ23が形成されたことにより、循環経路中の異物が循環ポンプ21に吸引される前にトラップ23により捕捉されるため、循環ポンプ21を破損させることがなく、循環経路のその他の部位を傷つけることもない。
また、外槽3の底部と循環ポンプ21との間に位置する接続路20には、循環フィルタ27が形成されたことにより、循環経路中の糸屑等が循環フィルタ27により取り除かれるため、糸屑等が循環ポンプ21内に吸引されることがなく、循環ポンプ21の耐久性を向上できる。また、糸屑等が循環経路を介して内槽4内に再度撒布されることがないため、衣類の洗濯の仕上がりを向上させることができる。
また、注水フィルタ43は、注水器32に着脱可能に取り付けられた洗濯剤ケース38に一体に設けられたことにより、注水フィルタ43を形成するために新たな構成品を設ける必要がなく、低コストの洗濯機1にすることができる。また、注水フィルタ43は注水器32に対し着脱可能となるため、そのメンテナンスの作業性を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、図8および図9に基づいて、実施形態2による注水器48について実施形態1のものとの相違点を中心に説明する。本実施形態による注水器48も主に合成樹脂材料により形成され、その側部に実施形態1のものと同じ給水弁28が取り付けられて形成されている。注水器48は互いに上下方向に重ね合わせられたロアケース(図示せず)およびアッパケース49と、その上にかぶせられアッパケース49の上面を閉塞する蓋材50により形成されている。
アッパケース49の床面上には一対の仕切りリブ49a、49bが立設されており、これにより内部空間を洗濯空間49c、濯ぎ空間49dおよび還流空間49eの3空間に分離している(図8示)。アッパケース49の床面の濯ぎ空間49dに面した部位には、複数の濯ぎ注水孔49fが形成されている。また、床面の洗濯空間49cに面した部位には、複数の洗濯注水孔49gが、上方視において洗濯空間の略中央部および奥部に分かれて形成されている。実施形態1の場合と同様に、給水弁28の第一の電磁弁30はアッパケース49の洗濯空間49cに接続され、第二の電磁弁31は濯ぎ空間49dに接続されており、それぞれが電源と導通することで、各々給水インレット29を洗濯空間49cあるいは濯ぎ空間49dに選択的に連通させる。
注水器48に抜き差し可能に取り付けられる洗濯剤ケース53は、合成樹脂材料により形成されており、手前側(洗濯機の前側)に位置するフランジ54にケース部55が一体に形成されている。ケース部55は洗剤が収容される洗剤部56と、濯ぎ時に使用される洗濯剤である柔軟仕上剤が収容される仕上室57と、底面にメッシュ状の注水フィルタ59が形成された還流室58の3室に仕切られている。図9に示すように、仕上室57および還流室58は周囲を壁によって囲まれており、一方、洗剤部56は洗剤を載せる底面のみによって形成されている。また、還流室58の側壁には、切り欠き状の開口60が形成されている。還流室58の注水フィルタ59は、合成樹脂材料にて洗濯剤ケース53に一体成型にて形成してもよいし、繊維によって形成されたものが取り付けられていてもよいし、あるいは金属製の網の周縁部を還流室58にインサート成型して形成してもよい。
洗濯剤ケース53を注水器48に装着することにより、洗濯剤ケース53の洗剤部56がアッパケース49の床面を介して洗濯空間49cの直下に配置される。これにより、アッパケース49の洗濯空間49c内の水の一部は洗濯空間49c内の中央部に配置された洗濯注水孔49gを介して、洗濯剤ケース53の洗剤部56内に流入する。また、洗濯空間49c内の奥部に配置された洗濯注水孔49gは洗濯剤ケース53の上に位置していないため、洗濯空間49c内の残りの水は、この奥部に配置された洗濯注水孔49gを介して洗濯剤ケース53を回避して下方へ流出する。
また、洗濯剤ケース53の仕上室57はアッパケース49の床面を介して濯ぎ空間49dの直下に配置され、アッパケース49の濯ぎ空間49d内の水が濯ぎ注水孔49fを介して仕上室57内に流入可能とされている。洗濯剤ケース53の洗剤部56および仕上室57に流入した水は、それぞれ洗剤あるいは柔軟仕上剤を溶かしながら注水用ダクト11を介して内槽4内へと供給される。尚、アッパケース49の底面は還流空間49e内には形成されておらず、洗濯剤ケース53が注水器48に装着された状態で、還流空間49eは洗濯剤ケース53の還流室58とともに一体の空間を形成している。
実施形態1のものと同様に、ロアケースの側面には風呂水ポンプ14からの風呂水ホース15が装着されるホースインレット51が突出している。風呂水ポンプ14により浴槽から汲み上げられた風呂水は、ホースインレット51を介してロアケース内に導入される。ロアケース内に導入された風呂水は、洗濯剤ケース53の洗剤部56に流入し、洗剤部56に置かれた洗剤を溶かしながら注水用ダクト11を介して内槽4内へ供給される。
また、ロアケースのホースインレット51が形成された側面の対向面には、循環経路を構成する還流路22の内槽4への供給側の端部が連結される還流インレット52が突出している。導出路17、接続路20、循環ポンプ21および還流路22により形成される循環経路を介して汲み上げられた洗濯水は、還流インレット52から還流空間49e内に進入し、洗濯剤ケース53の開口60から還流室58内に流入する。その後、洗濯水は注水フィルタ59を通過して注水器48から落下し、注水用ダクト11を介して内槽4内に撒布される。還流路22から供給された洗濯水が注水フィルタ59を通過することにより、洗濯水に含まれていた糸屑等が取り除かれる。また、注水器48から洗濯剤ケース53を引き出して取り外し、注水フィルタ59の清掃等を行う。
本実施形態においても、注水フィルタ59が洗濯機1の上部に位置することになり、そのメンテナンス性が向上する。また、注水フィルタ59は、注水器48に着脱可能に取り付けられた洗濯剤ケース53に一体に設けられたことにより、注水フィルタ59を形成するために新たな構成品を設ける必要がなく、低コストの洗濯機1にすることができる。また、注水フィルタ59は注水器48に対し着脱可能となるため、そのメンテナンスの作業性を向上させることができる。
<実施形態3>
次に、図10に基づいて、実施形態3について実施形態1のものとの相違点を中心に説明する。本実施形態は、注水フィルタが洗濯剤ケースとは別体に形成されたものである。本実施形態においては、トップカバー8中に内蔵された注水器(図示せず)に、柔軟仕上剤を収容した洗濯剤ケース64を設けることにより、洗濯剤ケース64はトップカバー8の内周側の側面8aに抜き差し可能となっている。
また、注水器において洗濯剤ケース64の下方にはフィルタケース65が設けられることにより、これもトップカバー8の内周側の側面8aに抜き差し可能となっている。フィルタケース65は周囲を壁体により取り囲まれるとともに、その底面にはメッシュ状の注水フィルタ66が形成されており、これは合成樹脂材料にてフィルタケース65に一体成型にて形成してもよいし、繊維によって形成されたものが取り付けられていてもよいし、あるいは金属製の網の周縁部をインサート成型して形成されてもよい。
上述した構成において、循環経路から注水器に流入した洗濯水が、注水フィルタ66を通過することにより、洗濯水に含まれていた糸屑等が取り除かれる。また、トップカバー8からフィルタケース65を引き出して取り外し、注水フィルタ66の清掃等を行う。
本実施形態においても、注水フィルタ66が洗濯機1の上部に位置することになり、そのメンテナンス性が向上する。また、注水フィルタ66はトップカバー8に対し着脱可能となるため、そのメンテナンスの作業性を向上させることができる。
<実施形態4>
次に、図11および図12に基づいて、実施形態4について説明する。本実施形態においては、実施形態1による構成に加えて、注水用ダクト11の下方に位置するように、水槽カバー12に新たなフィルタ部材72が設けられている。水槽カバー12の下面にはフィルタガイド71が固定されており、これは前方(図12において左方)に開口しており、フィルタガイド71と水槽カバー12の下面との間には、フィルタ部材72が挿入可能な空間が形成されている。水槽カバー12とフィルタガイド71との間には、フィルタ部材72が前後方向にスライド可能に保持される。尚、図11に示した水槽カバー12において、注水用ダクト11に隣接して、乾燥ユニット16からの乾燥空気を内槽4内へ供給するためのエアダクト73が形成されている。
上述した構成により、循環経路から注水器(図11、図12において図示せず)を介し注水用ダクト11に流入した洗濯水は、フィルタ部材72を通過して内槽4内に撒布される。注水器から供給された洗濯水がフィルタ部材72を通過することにより、洗濯水に含まれていた糸屑等が取り除かれる。また、水槽カバー12のヒンジ12aを中心に内蓋13を上方へ回動させ、外槽3の上面を開放した状態にすることで、フィルタ部材72は手で掴んでフィルタガイド71に対して容易に抜き差し可能となる。フィルタガイド71からフィルタ部材72を引き出して取り外し、その清掃等を行う。
本実施形態においても、フィルタ部材72が洗濯機1の上部に位置することになり、そのメンテナンス性が向上する。また、フィルタ部材72は水槽カバー12に対し着脱可能となるため、そのメンテナンスの作業性を向上させることができる。
<その他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
本発明はドラム式洗濯機にも適用可能である。
本発明は衣類の乾燥機能を有しない洗濯機にも適用可能である。
注水器は外箱に固定されていてもよい。
本発明の実施形態1による洗濯機の全体断面図 図1に示した洗濯機のトップカバーの後方部を示す平面図 図1に示した洗濯機の外槽の下方部を示した断面図 図3に示したトラップの拡大断面図 図1に示した注水器の後方斜視図 図5に示した注水器の前方斜視図 図5に示した注水器の洗濯剤ケースを取り外した状態での平面図 本発明の実施形態2による注水器の洗濯剤ケースを取り外した状態での平面図 図8に示した洗濯剤ケースの外観斜視図 本発明の実施形態3によるトップカバーおよび取り外した状態でのフィルタケースの外観斜視図 本発明の実施形態4による水槽カバーの外観斜視図 図11に示した水槽カバーの注水用ダクト上での断面図
符号の説明
図面中、1は洗濯機、2は外箱、3は外槽(洗濯槽)、4は内槽(洗濯槽)、8はトップカバー、17は導入路(循環経路)、20は接続路(循環経路)、21は循環ポンプ、22は還流路(循環経路)、23はトラップ(異物除去手段)、27は循環フィルタ、32、48は注水器、38、53は洗濯剤ケース、43、59、66は注水フィルタを示している。

Claims (4)

  1. 外箱に取り付けられた洗濯槽と、
    前記外箱の上部に固定され、水道水が導入されるとともに、導入された水道水を前記洗濯槽に供給する注水器と、
    循環ポンプを具備しており、該循環ポンプにより前記洗濯槽の底部に残留した洗濯水を汲み上げて前記洗濯槽内に供給する循環経路とを備え、
    前記循環経路の前記洗濯槽への供給側の端部を前記注水器に接続するとともに、前記注水器には注水フィルタが形成され、該注水フィルタには前記循環経路から供給される洗濯水が通過することを特徴とする洗濯機。
  2. 前記循環経路において、前記洗濯槽の底部と前記循環ポンプとの間には、前記循環経路中の異物を取り除く異物除去手段が形成されたことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記循環経路において、前記洗濯槽の底部と前記循環ポンプとの間には、循環フィルタが形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 前記注水器には洗濯剤を収容する洗濯剤ケースが着脱可能に設けられ、前記注水フィルタは前記洗濯剤ケースに設けられたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の洗濯機。
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