JP7329732B2 - 補助剤ユニットおよび洗濯機 - Google Patents

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Description

本開示は、補助剤ユニットおよび洗濯機に関する。
特許文献1は、銀イオンを練り込んだ小片状の銀クリスタル材を封入した収納袋を備えた洗濯機を開示する。
特許文献1における洗濯機は、水溶性の銀クリスタル材を封入し、洗濯機の給水経路に取り付けられた収納袋を備え、収納袋は、網目状に形成されており水を通過させる。
特開2010-119633号公報
本開示は、洗濯物に安定して補助作用を付与できる補助剤ユニットおよび洗濯機を提供する。
本開示における補助剤ユニットは、水溶性の補助剤を封入し、洗濯機に取り付け可能に構成された補助剤ユニットであって、前記補助剤ユニットは、前記補助剤ユニットの上面に設けられ、前記補助剤ユニット内に水を導入する第1開口部と、前記補助剤ユニット内の水を排水する第2開口部と、を含み、前記第1開口部および/または前記第2開口部には、網目形状に形成された網目構造部が設けられ、前記補助剤ユニットの底面は、傾斜して形成され、前記第2開口部は、前記底面の傾斜において下部となる位置に設けられている
本開示における補助剤ユニットおよび洗濯機は、洗濯物に安定して補助作用を付与できる。
実施の形態1における洗濯機の縦断面図 同洗濯機の上部枠体周囲の分解斜視図 同洗濯機の洗剤ケース周囲の縦断面図 (a)同洗濯機の注水装置蓋の上面図、(b)同洗濯機の注水構造部の上面図、(c)同洗濯機の洗剤ケースの上面図 同洗濯機の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す横断面図 (a)同洗濯機の銀クリスタルユニットを外した状態の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す外観斜視図、(b)同洗濯機の銀クリスタルユニットを装着した状態の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す外観斜視図 (a)同洗濯機の収納ケースの収納ケース蓋を閉めた状態の外観斜視図、(b)同洗濯機の収納ケースの収納ケース蓋を開いた状態の外観斜視図 (a)同洗濯機の収納ケースの上面図、(b)同洗濯機の収納ケースのA-A断面図、(c)同洗濯機の収納ケースのB-B断面図 (a)同洗濯機の銀クリスタルユニットの上面図、(b)同洗濯機の銀クリスタルユニットの下面図(c)同洗濯機の銀クリスタルユニットのC-C断面図 同洗濯機の洗剤ケース周囲の縦断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図 同洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図 (a)同洗濯機の銀クリスタルユニットの銀クリスタルが充填状態である場合を示す図9(a)におけるD-D断面図、(b)同洗濯機の銀クリスタルユニット銀クリスタルが残り少量である場合を示す図9(a)におけるD-D断面図 実施の形態2における洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図 同洗濯機の収納ケースの断面図 実施の形態3における洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図1~図12を用いて、実施の形態1を説明する。
(洗濯機の構成)
図1は、実施の形態1における洗濯機の縦断面図である。
図1に示すように、洗濯機本体1の内部には、洗濯時に水をためるための水槽4が設けられており、水槽4の内部には、衣類を収容する洗濯兼脱水槽3が回転可能に設けられている。洗濯兼脱水槽3の下部には、洗濯時およびすすぎ時に衣類の攪拌を行うパルセータ5が設けられている。パルセータ5が、洗濯兼脱水槽3の軸中心に回転、反回転に回転することにより、洗濯兼脱水槽3の内部の衣類が攪拌される。
上部枠体2は、洗濯機本体1の上部に配設されている。上部枠体2の後方上部には、操作表示部31が設けられており、操作表示部31の下方には制御装置7が設けられている。上部枠体2の後方内部には、外部の水道蛇口(図示せず)と給水ホース(図示せず)により連結された給水弁80が複数設けられている。給水弁80は、内部に設けられた水路を開閉可能に構成されており、それぞれの給水弁80は、電磁力により独立に開閉駆動される。
上部枠体2の略中央部には、洗濯兼脱水槽3と外部とを連通するための衣類投入口2aが形成されている。衣類投入口2aの上部は、蓋体6により開閉自在に覆われている。使用者は、蓋体6を開いた状態で、衣類投入口2aを通じて、洗濯兼脱水槽3の内部に洗濯物を出し入れできる。
(注水装置、洗剤ケース)
図2は、実施の形態1における洗濯機の上部枠体周囲の分解斜視図である。
図2に示すように、上部枠体2の後方上部には、洗剤ケース収容部12が形成されており、洗剤ケース収容部12は、洗剤ケース9を着脱自在に収容する。洗剤ケース9の上方
には、前述の給水弁80を介して水道水を導入し、洗剤ケース9に注水する注水装置11が設けられている。注水装置11から洗剤ケース9に投入された水は、洗剤ケース9の内部を通って洗剤ケース収容部12に排出され、水槽4内へ投入される。
洗剤ケース9は、上方に開口する略箱状に形成されている。洗剤ケース9の手前側には、使用者が把持可能に構成された把持部9dが設けられている。把持部9dは、洗剤ケース9が洗剤ケース収容部12に収容された状態で、上部枠体2に形成された衣類投入口2aと面一となるように形成されている。
洗剤ケース9の内部は、粉洗剤が投入される粉洗剤投入部9aと、液体洗剤が投入される液体洗剤投入部9bと、柔軟剤が投入される柔軟剤投入部9cと、が形成されている。柔軟剤投入部9cの後方には、銀クリスタルユニット15が着脱自在に取り付けられる銀クリスタルユニット収容部16が形成されている。銀クリスタルユニット15および銀クリスタルユニット収容部16については、後述する。
図3は、実施の形態1における洗濯機の洗剤ケース周囲の縦断面図、図4(a)は、同洗濯機の注水装置蓋の上面図、図4(b)は、同洗濯機の注水構造部の上面図、図4(c)は、同洗濯機の洗剤ケースの上面図である。
図3、図4(a)および図4(b)に示すように、注水装置11は、上面である注水装置蓋11aと、下面である注水構造部11bと、により構成されている。注水装置蓋11aには、給水弁80から水を導入する給水口として、第1の給水弁81と接続される粉洗剤用投入部用の給水口8a、液体洗剤投入部用の給水口8bおよび第2の給水弁82と接続される柔軟剤投入部用の給水口8cが設けられている。それぞれの給水口から導入された水は、注水構造部11bへと流下する。
注水構造部11bは、略箱状に形成されており、粉洗剤投入部9a、液体洗剤投入部9b、または柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16と対応するように、内部が小部屋に区切られている。なお、柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16に対応する小部屋は、共通の小部屋となっている。また、各小部屋には、下方と連通して水を洗剤ケース9に落下させるノズルが複数形成されている。各小部屋には、粉洗剤投入部9a、液体洗剤投入部9b、柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16に対応して、粉洗剤用ノズル13a、液体洗剤用ノズル13b、柔軟剤用ノズル14および銀クリスタル用ノズル10がそれぞれ設けられている。これにより、注水構造部11bは、粉洗剤投入部9a、液体洗剤投入部9b、または柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16に、独立に給水することができる。
図3および図4(b)に示すように、給水弁80の内部、および、各小部屋は、幅が広い水路として形成されている。一方、洗剤用ノズル13、柔軟剤用ノズル14、銀クリスタル用ノズル10は、径の小さな孔として形成されている。これにより、各ノズルを通過する際にベンチュリ効果により流速が増すため、洗剤ケース9に落下する水の勢いを強めることができる。
また、銀クリスタル用ノズル10は、径が大きい第1のノズル10aと、径が小さい第2のノズル10bと、により構成されている。第1のノズル10aと、第2のノズル10bは、それぞれ略直線上に配置されている。
図4(c)に示すように、粉洗剤投入部9aの略中央には、下方に向かって開口する粉洗剤用排出口30aが設けられており、溶解された粉洗剤を含む洗剤水を下方に吐出する。
液体洗剤投入部9bおよび柔軟剤投入部9cには、サイフォン構造30bが設けられている。サイフォン構造30bは、内部に溜まった液体が所定の液位に達すると、サイフォン現象にて液体を吸い上げて下方に吐出する。即ち、ノズルから所定量の水が給水されると、水に溶解された液体洗剤または柔軟剤は、サイフォン構造30bにより下方に運搬され、洗剤ケース収容部12に吐出される。
銀クリスタルユニット収容部16の内底部には、銀クリスタルユニット収容部排出口30cが形成されており、銀クリスタルユニット15から排出された水を下方に吐出する。
(銀クリスタルユニット収容部)
図5は、実施の形態1における洗濯機の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す横断面図、図6(a)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットを外した状態の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す外観斜視図、図6(b)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットを装着した状態の銀クリスタルユニット収容部の周囲を示す外観斜視図である。
図5、図6(a)および図6(b)に示すように、銀クリスタルユニット収容部16は、略箱状に形成されており、銀クリスタルユニット15を着脱可能に構成されている。
銀クリスタルユニット収容部16の内周壁には、傾斜リブ16cが上下に伸びて形成されている。傾斜リブ16cは、下方になるに従って突出して形成されており、銀クリスタルユニット15が下方に挿入される際に銀クリスタルユニット15を滑らかに案内する。傾斜リブ16cの上下方向の端面は、銀クリスタルユニット15が銀クリスタルユニット収容部16に完全に挿入された状態において、銀クリスタルユニット15と当接する。これにより、銀クリスタルユニット15は、銀クリスタルユニット収容部16に保持された状態となり、洗剤ケース9が逆さにされた場合でも落下しない。
また、銀クリスタルユニット15には、後述するヒンジ部22が設けられており、銀クリスタルユニット収容部16には、銀クリスタルユニット収容部側ツメ16bが設けられている。ヒンジ部22は、ヒンジ構造として働くだけでなく、銀クリスタルユニット収容部側ツメ16bと係合可能に構成されている。使用者が、銀クリスタルユニット15を銀クリスタルユニット収容部16に挿入すると、ヒンジ部22が銀クリスタルユニット収容部側ツメ16bと係合する。これにより、銀クリスタルユニット15は、銀クリスタルユニット収容部16に装着された状態となる。
なお、傾斜リブ16cによる銀クリスタルユニット15の保持と、ヒンジ部22による銀クリスタルユニット15の装着は、どちらか一方を備えてもよいし、両方備えてもよい。
また、銀クリスタルユニット15は、一側面にネジボス部23(後述)が突出しており、全体形状が点対称とならないように構成されている。また、銀クリスタルユニット収容部16は、ネジボス部23と対向する位置に切り欠き16aが形成されており、ネジボス部23と干渉しないように構成されている。ネジボス部23が切り欠き16aに挿入されることにより、銀クリスタルユニット15は、銀クリスタルユニット収容部16に対して正位置(後述)となるよう位置決めされる。そのため、使用者が銀クリスタルユニット15を装着する際に、誤った向きで取り付けることを抑制できる。なお、銀クリスタルユニット15に設けられる位置決め用の構造は、ネジボス部23でなくてもよい。
(銀クリスタルユニット)
図7(a)は、実施の形態1における洗濯機の収納ケースの収納ケース蓋を閉めた状態
の外観斜視図、図7(b)は、同洗濯機の収納ケースの収納ケース蓋を開いた状態の外観斜視図である。
銀クリスタルユニット15は、主に、銀クリスタル29(後述)と、銀クリスタル29を収容する収納ケース18と、収納ケース蓋19と、で構成されている。
銀クリスタル29は、水溶性の三酸化二硼素(B2O3)に抗菌作用を有する銀成分を練り込んだ材料により構成されており、粒状の多数の小片に形成されている。銀クリスタル29は、粒状に構成されたことにより、表面積が大きく水に溶解しやすくなっている。銀クリスタル29は、水に浸漬されることで溶出され、抗菌性の銀イオンを水中に放出する。このように、銀クリスタル29は、銀イオン水を生成して洗濯物に抗菌作用を付与する補助剤として働く。
収納ケース18は、上方が開口する略箱状に形成されており、収納ケース蓋19により上方を覆われている。収納ケース蓋19は、屈曲可能に構成されたヒンジ部22により収納ケース18と接続されている。
収納ケース蓋19には、外側面に嵌合ツメ凸部25が設けられている。一方、収納ケース18の開口付近の内側面には、嵌合ツメ凸部25と対向する位置に嵌合ツメ凹部26が設けられている。これらの構成により、収納ケース蓋19を閉めた状態で、収納ケース蓋19は、収納ケース18に仮固定される。
収納ケース蓋19は、側方に突出して配置され、下方に延伸するネジボス部23が形成されている。ネジボス部23およびネジ座部24は、ヒンジ部22の対向側に配置されている。ネジボス部23には、下方からネジ止めするためにネジ穴23aが形成されている。収納ケース蓋19は、収納ケース18に仮固定された状態で、ネジ24aによりネジ座部24とネジボス部23においてネジ止めされている。
このように、収納ケース蓋19が閉じた状態では、嵌合ツメ同士が係合して仮固定されるため、ネジ24aをネジボス部23のネジ穴23aに対してネジ止め作業する際に、収納ケース蓋19が自然に開くことを抑制できる。そのため、収納ケース18に銀クリスタル29を封入する際の作業性がよい。
図8(a)は、実施の形態1における洗濯機の収納ケースの上面図、図8(b)は、同洗濯機の収納ケースのA-A断面図、図8(c)は、同洗濯機の収納ケースのB-B断面図、図9(a)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットの上面図、図9(b)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットの下面図、図9(c)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットのC-C断面図である。
収納ケース蓋19には、銀クリスタルユニット15の内部に水を導入する第1開口部20が設けられており、収納ケース18の底面である収納ケース底面28には、水を排出する第2開口部21が設けられている。これにより、銀クリスタルユニット15は、導入された水が銀クリスタル29に浸漬することにより生成された銀イオン水を、第2開口部21から下方に吐出する。
第2開口部21は、第1開口部20の鉛直下方とならないように配置されており、第1開口部20よりも開口面積が大きくなるように構成されている。第1開口部20は、収納ケース蓋19において略中央よりも端側に配置されており、一部分が第2開口部21と重なる。
また、収納ケース18の収納ケース底面28は、下方に傾斜して形成されている。これにより、内部の銀クリスタル29は、自重により下方に移動し、傾斜の下部に溜まりやすくなっている。
第1開口部20および第2開口部21は、開口部分が通水部材27で覆われるように、通水部材27とインサート成形により一体成型されている。通水部材27は、収納ケース18とは異なる素材で構成されており、目が約100メッシュ程度となるように網目状に形成されている。これにより、通水部材27は、水を通過させるとともに、一定以上の大きさの銀クリスタル29を通過させない。また、銀クリスタル29は、水に溶解するに従って徐々に小さくなり、通水部材27の目を通るサイズまで溶解した銀クリスタル29の粒は、使用者に視認されない。
以上のように構成された洗濯機および銀イオン溶出装置について、以下その動作、作用を説明する。
(洗濯運転)
使用者は、蓋体6を開いて洗濯兼脱水槽3に衣類を投入し、操作表示部31を操作して運転内容を設定し、制御装置7に洗濯運転を開始させる。使用者は、衣類の量に応じた量の粉洗剤または液体洗剤を洗剤ケース9に投入する。
洗い行程が開始すると、制御装置7は、第1の給水弁81およびを開放して粉洗剤用投入部用の給水口8aおよび液体洗剤投入部用の給水口8bを介して注水装置11に水を導入し、注水装置11は、洗剤用ノズル13の粉洗剤用ノズル13aおよび液体洗剤用ノズル13bを介して、粉洗剤投入部9aおよび液体洗剤投入部9bに注水する。洗剤ケース9内の洗剤は、水に溶解されて洗剤ケース収容部12へ排出され、水と共に水槽4および洗濯兼脱水槽3に投入される。制御装置7は、所定の量の水が給水されると第1の給水弁81およびを閉じ、洗濯兼脱水槽3内に収容された衣類をパルセータ5により攪拌させて洗い攪拌を行う。洗い行程が完了すると、すすぎ行程が開始する。
すすぎ行程が開始すると、最初のすすぎ動作が開始する。なお、最初のすすぎ動作は、複数回行ってもよい。最初のすすぎ動作では、第1の給水弁81およびを開放して空の粉洗剤投入部9aおよび液体洗剤投入部9bに注水し、柔軟剤および銀イオンを含まない水を水槽4および洗濯兼脱水槽3に供給する。続いて、パルセータ5による衣類の攪拌が開始し、衣類に付着した洗剤の成分を洗い流す。
制御装置7は、注水装置11に柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16に給水させるため、第2の給水弁82を開放して柔軟剤用ノズル14および銀クリスタル用ノズル10に水を供給する。柔軟剤用ノズル14から下方に放出された水は、柔軟剤投入部9cに投入された柔軟剤を溶解し、サイフォン構造30bにより運搬されて洗剤ケース収容部12に排出される。銀クリスタル用ノズル10から下方に放出された水は、後述するように銀クリスタルユニット15を通って銀イオン水となり、洗剤ケース収容部12に排出される。洗剤ケース収容部12に排出された柔軟剤および銀イオンを含む水は、水槽4および洗濯兼脱水槽3に投入される。続いて、パルセータ5による衣類の攪拌が開始し、衣類に柔軟剤および銀イオンを付着させる。最終のすすぎ動作が終了すると共にすすぎ行程が完了する。
銀イオンは、陽イオンであるので、マイナスに分極する分子構造を含む一般的な衣類に対して付着しやすいという性質がある。しかしながら、陰イオン界面活性剤を含む洗剤と同時に投入した場合には、銀イオンと陰イオン界面活性剤との間に相互作用が働くため、衣類に付着する銀イオンの量が減少する。
一方、本実施の形態のように、陽イオン界面活性剤を含む柔軟剤と同時に投入した場合には、相乗効果が働き、衣類に強固に付着させることができる。従って、注水装置11に柔軟剤投入部9cおよび銀クリスタルユニット収容部16に給水させることにより、銀イオンによる抗菌作用を効率よく得ることができる。
(銀クリスタルユニット周囲の動作)
図10は、実施の形態1における洗濯機の洗剤ケース周囲の縦断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図、図11は、同洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図である。
第2の給水弁82が開放されると、注水装置11の内部に水が導入される。注水装置11に導入された水は、銀クリスタル用ノズル10である第1のノズル10aおよび第2のノズル10bから下方に放出され、通水部材27を通って銀クリスタルユニット15に供給される。
図11に示すように、銀クリスタル用ノズル10は、径の小さな孔として形成されている。一般的に、孔から放出された水は、孔から離れるに従って水流の幅が徐々に広がっていく。
銀クリスタルユニット15は、通水部材27と銀クリスタル用ノズル10との距離が近接(約5mm)するように構成されている。これにより、銀クリスタル用ノズル10から放出された水は、水流の幅が広がるよりも早く通水部材27に到達する。幅の狭い水流は、通水部材27に衝突して周囲に飛散することなく、通水部材27の細かい目を通過して銀クリスタルユニット15内へ効率よく供給されることができる。
図10に示すように、径が大きい第1のノズル10aおよび径が小さい第2のノズル10bから注水された水は、収納ケース18内の銀クリスタル29と衝突して乱流となり、銀クリスタル29を満遍なく濡らして銀イオン水となる。このように、注水の度に、銀クリスタル29全体が均一に水に晒されるため、毎回の洗濯運転において銀イオン水の濃度を一定に保つことができる。
図11に示すように、銀クリスタル29は、水流により収納ケース18の内部で動かされる。これにより、銀クリスタル29は、水と満遍なく接触するとともに、他の銀クリスタル29の粒または収納ケース18の内壁と擦れ合って、速やかに水に溶解する。このように、銀クリスタル29間で間隙を有するように、粒状の銀クリスタル29を収納ケース18に充填することで、銀クリスタル29を水に満遍なく浸漬させる。
更に、第1開口部20から銀クリスタルユニット15内に導入された水は、直線的に下降するのではなく、収納ケース18の内部を迂回して流下して第2開口部21へ到達する。このように、第1開口部20の鉛直下方とならないように第2開口部21を配置したことにより、収納ケース18の縦寸法よりも長い距離にわたって銀クリスタル29と水を接触させることができる。これにより、水を銀クリスタル29全体に満遍なく接触させることができるので、洗濯運転の度に、安定して高濃度の銀イオン水を生成できる。
図11に示すように、銀クリスタルユニット15内で生成された銀イオン水は、第2開口部21から排出される。本実施の形態では、第2開口部21を第1開口部20より大きく設けることにより、給水量が排水量を上回ることを抑制し、銀クリスタルユニット15の上部から水が溢れることを抑制している。
(銀クリスタルの減少、銀クリスタルユニットの交換)
図12(a)は、実施の形態1における洗濯機の銀クリスタルユニットの銀クリスタルが充填状態である場合を示す図9(a)におけるD-D断面図、図12(b)は、同洗濯機の銀クリスタルユニットの銀クリスタルが残り少量である場合を示す図9(a)におけるD-D断面図である。
銀クリスタル29は水溶性であるため、洗濯運転を実行する度に徐々に減少する。図12(a)および図12(b)に示すように、収納ケース18の収納ケース底面28が傾斜しているので、残り少量となった銀クリスタル29は傾斜の下部に溜まりやすくなっている。また、図10に示すように、収納ケース18の収納ケース底面28は、放水量の多い第1のノズル10aが配置されている向きに下方傾斜しているため、残り少量の銀クリスタル29を効率よく水に溶解させることができる。
銀イオンの溶出が進むに従って、銀クリスタル29の量は徐々に減少していき、銀クリスタル29の量が一定以下まで減少すると洗濯衣類に対する抗菌効果も低下する。従って、使用者は、適切なタイミングで銀クリスタルユニット15を新しい物に交換することで、洗濯機の抗菌性能を保つことができる。
銀クリスタル29の減少量は、洗濯運転の実行回数と相関があるので、銀クリスタルユニット15の交換推奨洗濯回数は、実験的に求められる。本実施の形態における洗濯機は、制御装置7が洗濯運転の実行回数を測定し、実行回数が交換推奨洗濯回数に到達すると操作表示部31のLED(図示せず)を点滅させる。これにより、使用者は、銀クリスタルユニット15の内部を目視せずに銀クリスタル29の残量を確認できるため、銀クリスタルユニット15の内部を視認可能に構成した窓を設けずに済む。
また、操作表示部31において、銀クリスタルユニット15の残り使用可能回数を報知してもよい。これにより、使用者は、銀クリスタルユニット15の交換時期を早めに把握できるので、交換用の銀クリスタルユニット15を前以て準備することができる。
(作用等)
以上のように、本実施の形態における銀クリスタルユニット15は、水溶性の銀クリスタル29を封入し、洗濯機に取り付け可能に構成され、銀クリスタルユニット15内に水を導入する第1開口部20と、銀クリスタルユニット15内の水を排水する第2開口部21と、を含み、第1開口部20および/または第2開口部21には、網目形状に形成された通水部材27が設けられている。
これにより、銀クリスタルユニット15を通水可能とするとともに、粒径の小さな銀クリスタル29であっても第2開口部21から漏洩することを抑制できる。
そのため、水に溶解しやすい小粒の銀クリスタル29を採用できるため、毎度の洗濯運転において一定濃度の銀イオン水を安定して生成できる。
本実施の形態のように、第2開口部21は、第1開口部20と対向しないように設けられていてもよい。
これにより、これにより、第1開口部20から導入された水は、直線的に銀クリスタルユニット15内を通過するのではなく、長い距離を通って第2開口部から排出され、銀クリスタル29全体に満遍なく水を浸透させることができる。
そのため、毎度の洗濯運転において銀イオン濃度をほぼ一定に保つことができるので、
安定して抗菌作用を得ることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタルユニット15が洗濯機に取り付けられる向きにおいて、第1開口部20は、銀クリスタルユニット15の上面に設けられ、第2開口部21は銀クリスタルユニット15の下面に設けられ、第2開口部21は、第1開口部20を下方に投影した位置と部分的に重なるように配置されていてもよい。
これにより、銀クリスタルユニット15の上面および下面の面積が狭い場合でも、第1開口部20から導入された水に長い距離を通らせて第2開口部から排出させることができる。
そのため、銀クリスタルユニット15の上面および下面の面積を狭くしても高い抗菌作用が得られるため、銀クリスタルユニット15を小型化できる。
本実施の形態のように、第2開口部21の面積は、第1開口部20の面積より大きくしてもよい。
これにより、導入可能な水量よりも排出可能な水量を大きく設定できる。
そのため、第1開口部20から導入された水を第2開口部21から確実に排水できる。
本実施の形態のように、銀クリスタルユニット15は、収納ケース18と、収納ケース18内に封入された銀クリスタル29と、を備え、通水部材27は、収納ケース18と別部品により構成されていてもよい。
これにより、通水部材27に目の細かい部材を採用できるため、銀クリスタル29の粒度を小さくすることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタルユニット15の収納ケース底面28は、第2開口部21が設けられるとともに傾斜して形成され、第2開口部21は、収納ケース底面28の傾斜において下部となる位置に設けられていてもよい。
これにより、銀クリスタル29が消耗して少量になった場合でも、収納ケース底面28の傾斜および補助剤の自重により、傾斜の下部に銀クリスタル29が溜まる。
本実施の形態のように、洗濯機は、銀クリスタルユニット15と、銀クリスタルユニット15を脱着可能に収容する銀クリスタルユニット収容部16が設けられた洗剤ケース9と、上方から銀クリスタルユニット15に給水する注水装置11と、を備えていてもよい。
これにより、銀イオンを含む水を、水槽4および洗濯兼脱水槽3に投入し、衣類に銀イオンを付着させることができる。
そのため、抗菌作用を効率よく得ることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタル29を封入した銀クリスタルユニット15と、銀クリスタルユニット15を脱着可能に収容する銀クリスタルユニット収容部16が設けられた洗剤ケース9と、洗剤ケース9に給水する注水装置11と、を備え、注水装置11は、第2の給水弁82より給水された水が流れる水路と、水路の水を銀クリスタルユニット15に注水する銀クリスタル用ノズル10と、を含み、銀クリスタル用ノズル10に設け
られた開口は、水路の幅よりも細くなるように形成されていてもよい。
これにより、第2の給水弁82から給水された水を銀クリスタル用ノズル10の穴を通して水圧を上げることができ、銀クリスタルユニット15に流入する給水速度を上げることができる。
そのため、銀クリスタル29を効率よく溶解させて銀イオン濃度を上昇させることができるので、少量の銀クリスタル29でも高い抗菌作用を得られる。
本実施の形態のように、銀クリスタル29は、粒状に形成されていてもよい。
これにより、銀クリスタル29の粒同士が摺動することにより、銀クリスタル29が水に溶出する速度を上昇させることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタル用ノズル10は、複数設けられていてもよい。
本実施の形態のように、銀クリスタル用ノズル10は、第1のノズル10aと、第1のノズル10aよりも直径が小さい第2のノズル10bと、を含んでもよい。
これにより、二つの水流の流速および流量に差が生じるため、効率よく乱流を発生させることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタル29を封入した銀クリスタルユニット15と、銀クリスタルユニット15を脱着可能に収容する銀クリスタルユニット収容部16が設けられた洗剤ケース9と、洗剤ケース9に給水する注水装置11と、を備え、注水装置11は、銀クリスタルユニット15に注水する銀クリスタル用ノズル10と、を含み、銀クリスタルユニット15の上面には、網目形状に形成された通水部材27が設けられており、銀クリスタルユニット15は、銀クリスタル用ノズル10と通水部材27とが近接するように、銀クリスタルユニット収容部16に収容されていてもよい。
これにより、銀クリスタル用ノズル10から放出された水が、通水部材27と衝突して飛散することを抑制できる。
本実施の形態のように、洗剤ケース9には、洗剤および柔軟剤が投入される粉洗剤投入部9a、液体洗剤投入部9b、および、柔軟剤投入部9cがそれぞれ形成されており、
注水装置11は、銀クリスタルユニット15および柔軟剤投入部9cに給水するための水が通る水路を含み、前記水路には、銀クリスタル用ノズル10と、柔軟剤投入部9cに注水する柔軟剤用ノズル14と、が設けられており、水路は、銀クリスタル用ノズル10および柔軟剤用ノズル14により、注水装置11の下方と連通していてもよい。
これにより、陽イオン成分を含む柔軟剤と、陽イオンを溶出する銀クリスタル29と、に同時に給水し、水槽4および洗濯兼脱水槽3の内部に収容された洗濯物に投入できる。
そのため、陽イオン同士を投入したことによる相乗効果が働き、柔軟剤の成分および銀イオンを衣類に強固に付着させることができる。
本実施の形態のように、銀クリスタルユニット収容部16は、柔軟剤投入部9cより後方に配置されてもよい。
これにより、交換時期以外触れる必要のない銀クリスタルユニット15を後方に設ける
ことで、柔軟剤を投入する際に銀クリスタルユニット15が邪魔にならない。
本実施の形態のように、操作表示部31は、洗濯運転を実施した回数に基づき、銀クリスタルユニット15の交換を促してもよい。
これにより、使用者に、交換時期を報知することができる。また、交換により、補助剤から溶出される陽イオンの量を適切に保ち、安定した抗菌性能を実現できる。
本実施の形態のように、操作表示部31は、洗濯運転を実施した回数に基づき、銀クリスタルユニット15の残り使用可能回数を報知してもよい。
これにより、使用者に、交換時期を報知することができる。また、交換により、補助剤から溶出される陽イオンの量を適切に保ち、安定した抗菌性能を実現できる。
(実施の形態2)
以下、図13~図14を用いて、実施の形態2を説明する。
実施の形態2にかかる洗濯機は、少なくとも、銀クリスタルユニット15ではなく第2銀クリスタルユニット215を用いている点で、実施の形態1にかかる洗濯機と異なる。
(銀クリスタルユニット)
図13は、実施の形態2における洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図である。
第2収納ケース218は、上方が覆われた略箱状に形成されており、第2銀クリスタルユニット収容部216内に着脱可能に取り付けられている。第2銀クリスタルユニット収容部216には、第2収納ケース218の側方において水路216aが形成されている。水路216aは、銀クリスタル用ノズル10の下方となるように配置されており、第2銀クリスタルユニット215に側方から水を供給する。
第2収納ケース218の側面下部には、水路216aから水を導入する第3開口部220と、第3開口部220と対向する位置に配置され、第2銀クリスタルユニット215から水を排出する第4開口部221と、が形成されている。第3開口部220および第4開口部221は、それぞれ複数の孔として形成されている。第2銀クリスタルユニット収容部216には、第4開口部221の近傍に第2排出口230が設けられており、洗剤ケース収容部12に水を排出する。
このように、本実施の形態における第2銀クリスタルユニット215は、水が導入された際、第2収納ケース218内部下方に収納された銀クリスタル29が浸水するように構成されている。水に晒された下方の銀クリスタル29は、洗濯運転の度に徐々に溶解して排出され、上方の銀クリスタル29は、自重により徐々に下降する。これにより、洗濯運転の回数を重ねるに従って、溶解していない銀クリスタル29が上方から補給され、一定の銀イオン濃度の銀イオン水を生成することができる。そのため、銀クリスタル29の残量に関わらず、一定の銀イオン濃度で銀イオン水を生成できる。
図14は、実施の形態2における洗濯機の収納ケースの断面図である。
図14に示すように、第3開口部220および第4開口部221は、第2収納ケース218の底面から所定寸法A高くなるように、第2収納ケース218の側面に設けられてもよい。これにより、毎度の洗濯運転において、第2収納ケース218内の第4開口部22
1よりも低い位置に銀イオン水が残留する。残留した銀イオン水は徐々に周囲の銀クリスタル29を溶解させるので、次回の洗濯運転では濃度の高い銀イオン水が利用できる。
(作用等)
以上のように、本実施の形態における洗濯機は、第2銀クリスタルユニット215の側面下部に、水を内部に導入する第3開口部220と、水を排出する第4開口部221と、が設けられている。
これにより、第2銀クリスタルユニット215に導入される水は、第2収納ケース218の内部下方にある銀クリスタル29を浸し、第4開口部221から排出される。銀クリスタル29が溶解されて減少するに従って上方の銀クリスタル29が降下する。
そのため、第2銀クリスタルユニット215に収容された銀クリスタル29は下方から順に溶解されるため、常に一定の銀イオン濃度の銀イオン水を生成することができる。
また、本実施の形態のように、第3開口部220および第4開口部221は、第2銀クリスタルユニット215の底面から所定高さAより高い位置となるように配置されてもよい。
これにより、毎度の洗濯運転において、第2収納ケース218内の第4開口部221よりも低い位置に銀イオン水が残留する。残留した銀イオン水は徐々に周囲の銀クリスタル29を溶解させるので、次回の洗濯運転では濃度の高い銀イオン水が利用できる。
(実施の形態3)
以下、図15を用いて、実施の形態3を説明する。
実施の形態3にかかる洗濯機は、少なくとも、銀クリスタルユニット15ではなく第3銀クリスタルユニット315を用いている点で、実施の形態1にかかる洗濯機と異なる。
(銀クリスタルユニット)
図15は、実施の形態3における洗濯機の洗剤ケース周囲の横断面における銀クリスタルユニットに流れ込む水の流れを示す模式図である。
第3収納ケース318の側面下部には、水を導入する第5開口部320と、水を排出する第6開口部321と対向する位置に配置され、第3銀クリスタルユニット315から水を排出する第6開口部321と、が形成されている。
リブ318aは、第3収納ケース318の内部を区切るように複数設けられており、第3収納ケース318の対向する内側面から交互に延伸するように形成されている。これにより、第5開口部320から導入された水は、リブ318aにより区切られた水路内を通過して水路内の銀クリスタル29を浸水させ、第6開口部321から排出される。
(作用等)
本実施の形態における洗濯機は、第3収納ケース318の内部に、第3収納ケース318の内部を区切るようにリブ318aが設けられている。
これにより、第5開口部320から導入された水は、リブ318aにより区切られた水路内を通過して水路内の銀クリスタル29を浸水させ、第6開口部321から排出される。
そのため、第3収納ケース318の内部下方にある銀クリスタル29を満遍なく濡らすことができるので、銀クリスタル29の残量に関わらず一定の銀イオン濃度で銀イオン水を生成できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1~3を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されない。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1~3では、洗濯機の一例として縦型洗濯機を説明した。洗濯機は、布を水洗できるものであればよい。したがって、洗濯機は、縦型洗濯機に限定されず、ドラム式洗濯機や二槽式洗濯機であってもよい。
実施の形態1~3では、補助剤の一例として、洗濯物に抗菌効果を付与する銀クリスタルを説明した。補助剤は、水溶性であって、洗濯物に補助的な効果を付与するものであればよいので銀クリスタルに限定されない。補助剤は、抗菌、消臭、または芳香等の効果を付与するものや、洗剤または柔軟剤の効果を向上させるものであってもよい。
本開示は、抗菌部材ユニットを備えた洗濯機に適用可能である。具体的には、縦型洗濯機、ドラム式洗濯機、二槽式洗濯機などに、本開示は適用可能である。
1 洗濯機本体
2 上部枠体
2a 衣類投入口
3 洗濯兼脱水槽
4 水槽
5 パルセータ
6 蓋体
7 制御装置
8a 粉洗剤用投入部用の給水口
8b 液体洗剤投入部用の給水口
8c 柔軟剤投入部用の給水口
9 洗剤ケース
9a 粉洗剤投入部
9b 液体洗剤投入部
9c 柔軟剤投入部
10 銀クリスタル用ノズル(ノズル)
10a 第1のノズル(ノズル)
10b 第2のノズル(ノズル)
11 注水装置(給水部)
11a 注水装置蓋(給水部)
11b 注水構造部(給水部)
12 洗剤ケース収容部
13 洗剤用ノズル
13a 粉洗剤用ノズル
13b 液体洗剤用ノズル
14 柔軟剤用ノズル
15 銀クリスタルユニット(補助剤ユニット)
16 銀クリスタルユニット収容部(補助剤ユニット収容部)
16a 切り欠き
16b 銀クリスタルユニット収容部側ツメ
16c 傾斜リブ
18 収納ケース
19 収納ケース蓋
20 第1開口部
21 第2開口部
22 ヒンジ部
23 ネジボス部
23a ネジ穴
24 ネジ座部
24a ネジ
25 嵌合ツメ凸部
26 嵌合ツメ凹部
27 通水部材(網目構造部)
28 収納ケース底面(底面)
29 銀クリスタル(補助剤)
30a 粉洗剤用排出口
30b サイフォン構造
30c 銀クリスタルユニット収容部排出口
31 操作表示部
80 給水弁
81 第1の給水弁
82 第2の給水弁
215 第2銀クリスタルユニット(補助剤ユニット)
216 第2銀クリスタルユニット収容部(補助剤ユニット収容部)
216a 水路
218 第2収納ケース
220 第3開口部
221 第4開口部
230 第2排出口
315 第3銀クリスタルユニット(補助剤ユニット)
318 第3収納ケース
318a リブ
320 第5開口部
321 第6開口部

Claims (9)

  1. 水溶性の補助剤を封入し、洗濯機に取り付け可能に構成された補助剤ユニットであって、前記補助剤ユニットは、
    前記補助剤ユニットの上面に設けられ、前記補助剤ユニット内に水を導入する第1開口部と、
    前記補助剤ユニットの下面に設けられ、前記補助剤ユニット内の水を排水する第2開口部と、を含み、
    前記第1開口部および/または前記第2開口部には、網目形状に形成された網目構造部が設けられ
    前記補助剤ユニットの底面は、傾斜して形成され、
    前記第2開口部は、前記底面の傾斜において下部となる位置に設けられている、
    補助剤ユニット。
  2. 前記第2開口部は、前記第1開口部と対向しないように設けられている、
    請求項1に記載の補助剤ユニット。
  3. 前記補助剤ユニットが洗濯機に取り付けられる向きにおいて
    記第2開口部は、前記第1開口部を下方に投影した位置と部分的に重なるように配置されている、請求項1または2に記載の補助剤ユニット。
  4. 前記第2開口部の面積は、前記第1開口部の面積より大きい、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の補助剤ユニット。
  5. 前記補助剤ユニットは、
    収納ケースと、前記収納ケース内に封入された補助剤と、を備え、
    前記網目構造部は、前記収納ケースと別部品により構成されている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の補助剤ユニット。
  6. 前記補助剤ユニットの側面下部には、水を内部に導入する第3開口部と、水を排出する第4開口部と、が設けられている、
    請求項1に記載の補助剤ユニット。
  7. 前記第3開口部および前記第4開口部は、前記補助剤ユニットの底面から所定高さより高い位置となるように配置されている、
    請求項に記載の補助剤ユニット。
  8. 前記補助剤ユニットは、
    収納ケースと、前記収納ケース内に封入された補助剤と、を備え、
    前記収納ケースの内部には、前記収納ケースの内部を区切るようにリブが設けられている、
    請求項またはに記載の補助剤ユニット。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載の補助剤ユニットを備えた洗濯機。
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