JP2023156068A - 洗濯機 - Google Patents

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洸佑 外薗
Kosuke HOKAZONO
拓海 坂本
Takumi Sakamoto
哲也 久保
Tetsuya Kubo
修司 松岡
Shuji Matsuoka
健二 伊藤
Kenji Ito
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Abstract

【課題】固形剤ケースのお手入れ性を向上させる洗濯機を提供する。【解決手段】本開示に係る洗濯機は、筐体内に回転可能に設けられた洗濯槽と、水溶性を有する固形剤を収容する固形剤収容スペースK10を有し、水に溶解された固形剤を洗濯槽に供給する固形剤ケース63と、を備え、固形剤ケース63は、筐体に取り外し可能に設けられ、固形剤ケース63が筐体に取り付けられた状態において、固形剤収容スペースK10は対向する壁面によって規定され、固形剤ケース63が筐体から取り外された状態において、壁面の対向状態は解除可能である。【選択図】図9A

Description

本開示は、洗濯機に関する。
例えば、特許文献1には、除菌剤として銀クリスタルを用いて洗濯物を処理する洗濯機が開示されている。
特許文献1に記載された洗濯機は、銀クリスタルを収容した銀クリスタルユニットと、銀クリスタルユニットに給水する注水装置とを有する。銀クリスタルユニットに給水することによって、水は銀クリスタルと接触し、銀イオン水となり、洗濯槽に投入される。銀イオン水は、洗濯物に対して除菌効果を発揮する。
特開2021-122527号公報
しかしながら、固形剤のケースのお手入れ性の観点において、未だ向上の余地がある。
したがって、本開示の目的は、上記課題を解決することにあり、固形剤ケースのお手入れ性を向上させる洗濯機を提供することにある。
本開示の一態様の洗濯機は、筐体内に回転可能に設けられた洗濯槽と、水溶性を有する固形剤を収容する固形剤収容スペースを有し、水に溶解された固形剤を洗濯槽に供給する固形剤ケースと、を備え、固形剤ケースは、筐体に取り外し可能に設けられ、固形剤ケースが筐体に取り付けられた状態において、固形剤収容スペースは対向する壁面によって規定され、固形剤ケースが筐体から取り外された状態において、壁面の対向状態は解除可能である。
本開示によれば、固形剤ケースのお手入れ性を向上させた洗濯機を提供できる。
本開示に係る実施の形態1の洗濯機の斜視図 洗濯剤供給ユニットの斜視図 洗濯剤供給ユニットの斜視図 手動投入ユニットの斜視図 手動投入ユニットの断面図 手動投入ユニットの斜視図 投入口部材の斜視図 投入口部材の斜視図 錠剤ケースの斜視図 錠剤ケースの斜視図 錠剤ケースの平面図 錠剤ケースの断面図 錠剤の斜視図 錠剤の斜視図 洗濯剤供給ユニットの上面図 洗濯剤供給ユニットの断面図 給水ノズルの拡大斜視図 給水ノズルの断面図 給水ノズルの断面図 錠剤ケースの模式断面図 洗濯剤供給ユニットの一部の断面図 除菌コースのシーケンス図 本開示に係る実施の形態2の洗濯機の斜視図 洗濯剤供給ユニットの斜視図 洗濯剤供給ユニットの斜視図 手動投入ユニットの斜視図 手動投入ユニットの斜視図 手動投入ユニットの断面図 錠剤ケースの斜視図 解放状態における錠剤ケースの斜視図 錠剤ケースの断面図 洗濯剤供給ユニットの断面図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、風呂清掃用の除菌剤の技術として、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含む水溶性の固形剤が知られていた。発明者らは、風呂清掃用の除菌剤の技術をヒントにして、一回使い切りの水溶性の固形剤を投入して洗濯物に固形剤の成分を付与する洗濯機という着想を得た。そして、発明者らは、その着想を実現するには、固形剤を収容するケースの内部に溶けきれずに残留している固形剤の破片を除いて清掃する必要があるという課題を発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
(実施の形態1)
本開示の実施の形態1に係る洗濯機1について説明する。
[全体構成]
図1は、本開示に係る実施の形態1の洗濯機1を示す斜視図である。図1に示すように、洗濯機1は、筐体2と、水槽3と、洗濯槽4と、洗濯剤供給ユニット5と、制御部Cとを備える。
<筐体>
筐体2は、洗濯機1の外観を形成する部材である。筐体2の上面には、開口20と、開口20を覆う開閉自在な扉21とが設けられている。
<水槽>
水槽3は、筐体2の内部に設けられ、洗濯水を溜めるように一端が閉じた大略円筒状の部材である。水槽3を外槽と称してもよい。
<洗濯槽>
洗濯槽4は、水槽3の内側において回転可能に設けられ、衣類等の洗濯物を収容する大略円筒状の部材である。洗濯槽4には水槽3に連通する多数の貫通孔40が形成される。貫通孔40は、水槽3と洗濯槽4との間で洗濯水及び洗濯剤の移動を可能にする。洗濯槽4は筐体2の開口20に面する位置に開口41をさらに有する。開口41を通じて洗濯物は洗濯槽4に投入される。洗濯槽4をドラムまたは内槽と称してもよい。
<洗濯剤供給ユニット>
洗濯剤供給ユニット5は、洗濯槽4に液剤、粉末洗剤、及び固形剤等の洗濯処理剤を供給するユニットである。洗濯処理剤を供給するとは、洗濯槽4に向かって下方に排出することを意味する。液剤とは、衣類等の洗濯物を洗浄するために用いられる液剤である。液剤は、洗剤、柔軟剤、中性洗剤を含んでもよい。
洗濯剤供給ユニット5は、手動投入ユニット6と自動投入ユニット7とを備える。
<制御部>
制御部Cは、洗濯機1の運転を制御する部材である。制御部Cは、例えば、プログラムを記憶したメモリ(図示せず)と、CPUなどのプロセッサに対応する処理回路(図示せず)とを備え、プロセッサがプログラムを実行することでこれらの要素として機能してもよい。
続いて、洗濯剤供給ユニット5の構成について、図2及び図3を参照しながら説明する。図2及び図3は、洗濯剤供給ユニット5の斜視図である。
図2に示すように、洗濯剤供給ユニット5は、ユニットケース50と、蓋50aと、手動投入ユニット6と、自動投入ユニット7と、給水部材10と、流路部材11(図3)とを備える。
図3に示すように、ユニットケース50は、手動投入ユニット6と、自動投入ユニット7と、流路部材11とを収容する部材である。ユニットケース50の上部は開口しており、蓋50aで覆われる。
手動投入ユニット6は、洗濯機1の運転の度に、使用者が1回分の液剤、粉末洗剤や固形剤等の洗濯剤を手動で投入するための機構である。手動投入ユニット6に投入される洗濯剤は、投入された量において洗濯槽4に流入する。
手動投入ユニット6に投入される1回分の洗濯剤は、手動投入ユニット6が形成する複数のケース60、61、62、63に収容される。実施の形態1では、それぞれのケース60、61、62、63は、1回分の洗剤、柔軟剤、粉末洗剤、水溶性の固形剤(例えば、錠剤)を収容する。
自動投入ユニット7は、液剤を貯蔵するタンクから洗濯槽4に、所定量の液剤を自動で投入する機構である。自動投入ユニット7は、例えば洗濯物の量や種類に応じて、適切な種類の液剤を適切な量において洗濯槽4に投入する。自動投入ユニット7は、幅方向K(例えば、水平方向)に並び液剤を収容する2つのタンク70、71と、液剤の吸引・吐出を行うポンプ(図示せず)とを有する。実施の形態1では、タンク70は洗剤を収容し、タンク71は柔軟剤を収容する。
給水部材10は、流路部材11を介して、洗濯剤供給ユニット5に水を供給する機構である。給水部材10は複数の給水弁10a、10b、10cからなり、給水弁10a、10b、10cの開閉によって、水の供給先を変更することができる。具体的には、給水弁10aが開放されると、水はケース60、62に供給され、給水弁10bが開放されると、水はケース61、63に供給され、給水弁10cが開放されると、水は自動投入ユニット7に供給される。給水弁10a、10b、10cは、例えば、電磁弁である。
流路部材11は、給水弁10a、10b、10cから供給される水を供給先に案内する部材である。流路部材11は、ケース60、61、62、63の上方に設けられて、給水弁10a、10b、10cに接続される。より具体的には、流路部材11は、給水弁10a、10b、10cから供給先まで連通する複数の独立した経路を形成する。
手動投入ユニット6のケース60、61、62、63に供給された水は、収容されている洗濯剤とともに洗濯槽4に流入する。
続いて、手動投入ユニット6の構成について、図3-図6を参照しながら、より詳細に説明する。図4は、手動投入ユニット6の斜視図である。図5は、手動投入ユニット6からケース63、及び投入口部材65、66を外した状態を示す断面図である。図6は、手動投入ユニット6からケース63、及び投入口部材65、66を外した状態を示す斜視図である。
図3に示すように、手動投入ユニット6は、本体部64を備える。本体部64は、ユニットケース50において、前後方向Lに引き出し可能に保持される部材である。
図4に示すように、本体部64には、投入口部材65、66と、ケース63(以降、錠剤ケース63)とが収容される。投入口部材65、66と錠剤ケース63とは、本体部64に取り外し可能に収容される。
図4及び図5に示すように、本体部64には、洗濯剤が収容されるケース60、61、62が幅方向Kに並んで設けられている。上述のように、ケース60(以降、洗剤ケース60)は洗剤を収容し、ケース61(以降、柔軟剤ケース61)は柔軟剤を収容し、ケース62(以降、粉末洗剤ケース62)は粉末洗剤を収容する。本体部64において、洗剤ケース60と粉末洗剤ケース62とは互いに隣接している。一方で、洗剤ケース60と柔軟剤ケース61との間には空間67が設けられており、空間67には錠剤ケース63が配置される。
図5に示すように、柔軟剤ケース61は、柔軟剤を収容する収容スペース78と、液剤吐出流路74とを有する。液剤吐出流路74は、吸込み口74aから上方に延びて、柔軟剤ケース61の上部で折り返して収容スペース78の底面78aに接続されたU字形状を有する。液剤吐出流路74は、柔軟剤を吸込み口74aから吸い上げ、収容スペース78の底面78aに形成された開口61aから吐出する。
洗剤ケース60は、洗剤を収容する収容スペース77と、液剤吐出流路73とを有する。液剤吐出流路73は、液剤吐出流路74と同様にU字形状を有する。
投入口部材65は収容スペース77に配置され、洗剤の投入のために設けられた投入口65aを形成する。投入口部材66は収容スペース78に配置され、柔軟剤の投入のために設けられた投入口66aを形成する。
より具体的には、投入口部材65は、洗剤ケース60の液剤吐出流路73を覆うように配置され、投入口部材66は柔軟剤ケース61の液剤吐出流路74を覆うように配置される。投入口部材65、66が液剤吐出流路73、74を覆うと、投入口部材65、66と液剤吐出流路73、74との間で流路が形成される。このような構造によって、ケース60、61内の液面が所定の高さを超えると、水及び液剤は液剤吐出流路73、74の頂点を超えることができる。すなわち、給水弁10aまたは給水弁10bを開き、ケース60またはケース61へ給水を行うことにより液面が所定の高さを超えるまでは、洗剤または柔軟剤がケース60、61から流出せず、ケース60、61内に保持することができる。また、給水弁10aまたは給水弁10bを閉じて給水停止した後も、投入口部材65、66と液剤吐出流路73、74との間の流路においてサイフォン現象により、ケース60またはケース61内の液剤および水は開口60aまたは開口61aから吐出される。よってケース60またはケース61に残水することを防止できる。
一方で、粉末洗剤ケース62には、投入口を形成する部材が配置されず、上面全体にわたって上方に開口している。
錠剤ケース63は、1回の除菌洗濯コースで使用する水溶性の固形剤を収容する部材である。固形剤に水がかかると固形剤は溶解して、固形剤の溶解物が洗濯槽4に供給される。固形剤は、中実または中空の固体である。例えば、固形剤は、圧縮されてまとまった粉末から形成される固形物である。固形剤を固形処理剤と称してもよい。実施の形態1では、固形剤の一例として錠剤Jについて説明する。
ここで、錠剤Jは、除菌性能を発揮する成分を含むものである。錠剤Jは水溶性を有する成分を含み、給水前において一定の形状を有するが、水がかかると小さい破片に分解して水に溶ける。
錠剤Jの構成材料について、錠剤Jは次亜塩素酸を発生させる成分を含んでもよい。実施の形態1では、錠剤Jは除菌成分としてジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含む。錠剤Jは水と反応して発泡する成分をさらに含んでもよい。
錠剤Jの形状について、錠剤Jは、錠剤ケース63における所定位置まで移動可能であるような形状を有してもよく、例えば、転がって移動できるような外周形状または輪郭を有する。実施の形態1では、錠剤Jは、直径D0が厚みT0より大きい円盤形状(図10A、図10B)を有する。
錠剤ケース63に投入される錠剤Jは、洗濯機1の製造者によって使用が想定される特定の錠剤Jであってもよい。例えば、錠剤Jは、指定された1つまたは複数の種類の錠剤Jであってもよい。また、例えば、錠剤Jの種類は、制御部Cに記憶されたカタログまたはリストから選択された種類であってもよい。
錠剤ケース63は、前側L1に錠剤Jを投入するための投入口63aを形成する。錠剤ケース63が本体部64に配置されると、投入口63aは、幅方向Kに並ぶ投入口65aと投入口66aとの間に配置されている。
錠剤ケース63は、空間67を画定する本体部64の壁部に引っ掛かることによって固定される。具体的には、錠剤ケース63は、錠剤ケース63の外側に向かって突出する引掛け部80aと、引掛け部81aと、把持部81bとを有し、引掛け部80aと、引掛け部81aと、把持部81bとが本体部64に引っ掛かる。
図6に示すように、本体部64の底面64aには、それぞれのケース60、61、62と空間67に対応する位置において、開口60a、61a、62a、67aが設けられている。給水部材10からそれぞれのケース60、61、62、63に水が供給されると、収容された液剤は水とともにそれぞれの開口60a、61a、62a、67aから洗濯槽4に向かって流出する。
図7及び図8は、投入口部材65の斜視図である。以下では、投入口部材65のみ図示して説明するが、投入口部材66も同様な構造を有する。投入口部材66は、投入口部材65のガイド部68と同様に、ガイド部168(図4)を有する。
図7及び図8に示すように、投入口部材65は、ガイド部68と、ガイド部69と、係合部75とを有する。ガイド部68は、投入口65aの範囲を画定する壁部であって、液剤を投入口65aの周囲から投入口65aに案内する。ガイド部69は、投入口65aから下方に延びる流路部材であって、液剤を投入口65aから投入口部材65(ケース60)の内部に案内する。係合部75は、液剤吐出流路73を覆う流路部材である。
図7に示すように、ガイド部68は、使用者が錠剤Jを誤って投入口65aへ投入した場合に、投入口65aを通過しようとする錠剤Jの進行方向(矢印A1)と交差する方向に延びる。実施の形態1では、上下方向に投入される錠剤Jに対して、ガイド部68は横方向に沿って延びる。
ガイド部68に画定される投入口65aの開口サイズは、錠剤Jの外形サイズより小さい。開口サイズは、投入口65aを横切る最大の寸法である。より具体的には、投入口65aの対角線の長さD1は、錠剤Jの直径D0より小さい。そのため、錠剤Jの姿勢によらず、錠剤Jが投入口65aを通過しにくくなる。実施の形態1では、投入口65aは略四角形または角丸四角形の形状を有する。そのため、錠剤Jが円盤であると、長さD1と直径D0との寸法差が小さい場合においても、錠剤Jが投入口65aにはまりにくくなり、錠剤Jを投入口部材65の付近から回収しやすくなる。
錠剤Jが通過しにくい投入口65aを画定するガイド部68は、規制部として機能している。本明細書において、規制部とは、錠剤Jが誤って洗濯槽4内に到達してしまうことを未然に規制する部材である。規制部は、間違ったケース(即ち錠剤ケース63以外のケース)に投入された錠剤Jが、ケースの奥、例えば収容スペース77に進もうとする際に、錠剤Jの進入を妨害する構造である。規制部は、通路の狭まり、錠剤Jが進もうとする方向と交差する方向に突出する突起、メッシュ等であってもよい。一方で、規制部は、ケースに通常投入される液剤の通過を妨げにくいように構成されている。
図8に示すように、ガイド部69は、投入口65aから投入された液剤を洗剤ケース60へと誘導する。ガイド部69の一方の側面が開口しており、投入された液剤は矢印A1に沿って誘導される。ガイド部69は、投入口65aと対向する位置に平面69aを有する。一部が溶解して小さくなって錠剤Jが投入口65aを通過した場合においても、平面69aが錠剤Jを受け止めることによって、錠剤Jが収容スペース77の底面に到達して取り出しにくくなることを抑制できる。
図9A及び図9Bは、錠剤ケース63の斜視図である。図9Cは錠剤ケース63の平面図である。図9Dは、図9CのA-A線に沿った錠剤ケース63の断面図である。図10A及び図10Bは錠剤Jの斜視図である。
実施の形態1において、錠剤ケース63は、一方の側壁80を備え、反対側の側面が開放されている片側開放構造を有する。
図9Aに示すように、側壁80の一方の面には、周壁81と、突出部87と、突出部88と、突出部83aと、突出部83bとが幅方向K(短手方向)に突出するように設けられている。周壁81は側壁80の外周部から突出し、錠剤ケース63の前面、底面及び背面を形成する。突出部87、88は、周壁81の内側に設けられている。突出部83a、83bは、側壁80の上部に設けられている。
図9Bに示すように、側壁80の他方の面には、引掛け部80aが設けられている。引掛け部80aは、周壁81と反対向き(錠剤ケース63の外側)に突出する。引掛け部80aを洗剤ケース60に引っ掛けることで、錠剤ケース63は本体部64に支持される(図5)。
図9Aに示すように、錠剤ケース63の上部及び側壁80と対向する面は開口している。実施の形態1においては、柔軟剤ケース61の外側壁89(図9D)が錠剤ケース63の他方の側壁として機能する。
側壁80は、側壁80の厚み方向(幅方向K)に貫通したメッシュ82を有する。溶けた錠剤Jは、水とともにメッシュ82から流出して洗濯槽4に供給される。
周壁81は、前後方向Lに並ぶ傾斜面84と、縦壁部85と、底壁部86とを有する。傾斜面84は、投入口63aの下方で、水平に対して後側L2に向かって下方に傾斜した壁部である。傾斜面84は、重力方向に沿って、投入口63aに投入された錠剤Jを後側L2の給水位置K1に案内する。縦壁部85は、傾斜面84の下端から下方に延びる壁部であって、傾斜面84と底壁部86との間で段差を形成する。底壁部86は、縦壁部85の下端から前後方向Lに延びる壁部である。底壁部86は、縦壁部85の下端から離れた後側L2の位置に給水位置K1を画定する。
ここで、給水位置K1とは、給水時の錠剤Jが配置される底壁部86の位置である。給水位置K1は、錠剤Jが投入された後に到達すると想定される位置である。
給水位置K1は、周壁81と突出部88と合わせて、錠剤を収容する収容空間K10を形成する。収容空間K10は、錠剤Jが錠剤ケース63に収容された状態で、錠剤Jが存在する領域である。収容空間K10は、錠剤Jの外形より大きくてもよい。言い換えれば、収容空間K10の寸法は錠剤Jを収容空間K10に内包するように規定される。実施の形態1では、収容空間K10の前後方向Lの寸法D4は、錠剤Jの直径D0(図10A、図10B)より大きい。収容空間K10は、鉛直方向から見た平面視において、前後方向Lに長い縦長形状を有する。実施の形態1において、収容空間K10の短手方向は水平(幅方向K)である。具体的には、収容空間K10の前後方向Lの寸法D4は、収容空間K10の幅方向Kの寸法D6より大きい。
収容空間K10の上部には、流路部材11の給水ノズル12、13が形成される。収容空間K10は給水ノズル12、13の真下に設けられてもよい。収容空間K10の鉛直方向の寸法D7は、収容空間K10の幅方向Kの寸法D6より大きい。実施の形態1において、収容空間K10の鉛直方向の寸法D7は収容空間K10の前後方向Lの寸法D4と等しい。鉛直方向の寸法D7は前後方向Lの寸法D4より大きくてもよい。
さらに、収容空間K10の周りの周壁81には、幅方向Kに突出して柔軟剤ケース61に当たる複数のドット状の突起92が形成されている。実施の形態1において、突起92は4つ形成されており、球面状の形状を有する。4つの突起92は、収容空間K10を囲むように配置される。
周壁81の前側L1の端部は、前面に対して折れ曲がって前側L1に向かって突出する引掛け部81aを形成する。周壁81の後側L2の端部は、背面に対して折れ曲がって後側L2に向かって突出する把持部81bを形成する。
引掛け部81a及び把持部81bは、空間67を画定する壁部に引っ掛かる(図5)。さらに、錠剤ケース63を本体部64から取り外す際には、ユーザは把持部81bを掴んで錠剤ケース63を持ち上げることができる。ユーザが、把持部81bが掴める部材であることを容易に認識できるように、把持部81bに模様が付されてもよい。実施の形態1において、把持部81bの上面には線状に延びる凸部81cが形成されている。
図9Cに示すように、突出部87は、傾斜面84の下端と給水位置K1との間に、傾斜面84の下端から前後方向Lに間隙R1をあけた位置に設けられている。突出部87は、錠剤Jを傾斜面84から給水位置K1に案内するための部材である。そのため、突出部87と傾斜面84との間隙R1の幅D5は錠剤Jの直径D0より小さい。突出部87は、後側L2に向かって下方に傾斜されてもよい。突出部87は、傾斜面84に沿って形成されてもよく、例えば、傾斜面84の延長線に沿って形成される。
突出部87は周壁81から離れている。突出部87の下方には、周壁81との間で空間R2が形成される。
突出部88は、突出部87と給水位置K1との間に、突出部87の下端から間隔をあけた位置に設けられている。突出部88は、錠剤Jを収容空間K10に保持する保持部として機能する。そのため、突出部88は、底壁部86から錠剤Jの直径D0以下の高さにおいて設けられている。突出部88は上下方向に延びてもよい。このような構造によって、突出部88が前後方向Lに延びる場合と比較して、錠剤Jを収容空間K10に安定して保持しやすくなる。
突出部88は、周壁81から離れており、底壁部86から上方に間隙R3をあけた位置に設けられている。そのため、突出部87の下方の空間R2と収容空間K10とは、突出部88の下方の間隙R3を通じて連通する。間隙R3を設けることによって、収容空間K10に供給された水が、空間R2に流入して空間R2に設けられたメッシュ82を通じて排水される。そのため、錠剤ケース63において水位の上昇を抑制できる。さらに、間隙R1を設けることによって、傾斜面84と突出部87とでいわゆる飛び石構造を形成する。仮に水位が上昇して水が突出部87に乗り上げた場合においても、水を、間隙R1を通じて空間R2に落とすことができる。そのため、水が錠剤Jの破片を傾斜面84上にまで押し上げることを抑制できる。傾斜面84と突出部87とが連続する場合と比較して、傾斜面84と突出部87との面積を小さくすることができ、傾斜面84または突出部87上に錠剤Jの破片が残留することを抑制できる。
周壁81において、傾斜面84と、縦壁部85と、底壁部86とはなだらかに接続される。縦壁部85と底壁部86との間の角部は、曲率を有する。そのため、角部に曲率が小さい場合と比較して、角部に錠剤Jの破片が詰まりにくくなり、錠剤Jの溶け残りを抑制できる。
図9Dに示すように、周壁81は、側壁80から柔軟剤ケース61の外側壁89に向かって突出する。そのため、外側壁89が錠剤ケース63の他方の側壁を形成する。側壁80と外側壁89とは互いに対向する。一方で、本体部64から錠剤ケース63を取り外すと、外側壁89は本体部64に残されるため、側壁80と外側壁89との対向状態は自動的に解除される。対向状態を解除することで、錠剤ケース63の内壁にアクセスしやすくなり、錠剤ケース63の内壁の洗浄やお手入れが容易になる。
周壁81の幅方向Kの寸法は、側壁80の前後方向Lの寸法に対して小さい。即ち、周壁81が突出する幅方向Kが錠剤ケース63における短手方向となり、側壁80と対向する側壁開口から側壁80の内壁面までの深さは浅い。このような構造によって、側壁80の内壁面によりアクセスしやすく、お手入れが容易になる。メッシュ82は、側壁開口と対向して、側壁80の内壁面に設けられている。したがって、側壁開口を通じてメッシュ82にアクセスしやすく、洗浄等のお手入れが容易になる。
突出部83a、83bは外側壁89の上部に当たる。突出部83a、83bは、本体部64を成形した際に外側壁89が外側に膨らんだでも、外側壁89を押し返す。言い換えれば、突出部83a、83bは柔軟剤ケース61の形状を矯正する機能を有する。このような構造によって、錠剤ケース63の内部の空間を確保できる。突出部83a、83bを錠剤ケース63の中央付近に形成することで、錠剤ケース63の前後方向Lの端部に設けた場合と比較して、柔軟剤ケース61のたわみをより広範囲にわたって矯正できる。また、柔軟剤ケース61は、樹脂で成形されると、前後方向Lに長いため、幅方向Kに膨らみやすくなっているが、突出部83a、83bを設けることで、樹脂で成形された部品がより好適に利用される。
突起92も、外側壁89に当たる。そのため、周壁81と柔軟剤ケース61の外側壁89との間には間隙R4が形成される。このような構造によって、周壁81と外側壁89との間から水が排水される。周壁81に間隙R4を設けることによって、メッシュ82以外の排水経路を設けて、メッシュ82が詰まった場合においても排水を行うことが可能になる。また、間隙R4を周壁81に設けることで、底壁部86に間隙を設ける場合と比較して、錠剤ケース63を容易に製造できる。間隙R4の幅方向Kの寸法D6は、メッシュ82の開口サイズより小さくてもよい。このような構造によって、水が間隙R4を通過する場合においても、メッシュ82のフィルタとしての機能が損なわれない。
突起92が球面状の形状を有するため、柔軟剤ケース61との接触面積を小さくすることができ、錠剤ケース63と柔軟剤ケース61との間の摩擦を小さくすることができる。そのため、錠剤ケース63の取り外しが容易になる。
突出部83aが外側壁89に当たることによって、図9Aに示すように、突出部83aは、錠剤ケース63の上部の開口を前側L1の投入口63aと後側L2の開口63bとに分割する。開口63bは収容空間K10の上方に位置する。投入口63aは錠剤Jを投入するための開口であり、開口63bは給水ノズル12、13から錠剤Jに水を注水するための開口である。加えて、開口63bは、錠剤Jが投入されているか否かを確認するための開口でもある。
図3に戻ると、ユニットケース50から本体部64を引き出すと、投入口63aは全面にわたって露出する。投入口63aは縦長形状を有してもよく、即ち、投入口63aの幅D2は投入口63aの前後方向Lの長さD3より小さくてもよい。一方で、ユニットケース50から本体部64を引き出すと、開口63bはその一部において露出する。ユーザは開口63bを通じて錠剤ケース63の内部を見て、錠剤Jが既に投入されているか否かを確認できる。露出した開口63bの開口サイズは、錠剤Jの外形サイズより小さくてもよい。
また、図9A及び図9Bに示すように、メッシュ82は、交差する2方向に延びるリブ82a、82bによって構成されてもよい。実施の形態1では、メッシュ82は、横方向(前後方向L)に延びる複数のリブ82a(図9A)と、縦方向に延びる複数のリブ82b(図9B)とによって構成される。
メッシュ82において、横方向に延びるリブ82aが錠剤ケース63の内壁を形成し、縦方向に延びるリブ82bが錠剤ケース63の外壁を形成する。給水された水がまず横方向に延びるリブ82aに当たるため、水は下方に流れにくくなり、より多くの水がメッシュ82を通じて錠剤ケース63の外側に排出される。そのため、錠剤ケース63内の水位を低く維持することができる。錠剤ケース63から水が溢れ、錠剤ケース63の上部の投入口63a等の開口から錠剤Jの破片を含んだ水が溢れ出ることを抑制できる。さらに、低い水位によって、錠剤Jの破片が錠剤ケース63の上部に漂着して溶けずに錠剤ケース63内に残留することを抑制できる。
図10A及び図10Bに示すように、錠剤Jは、円盤形状を有し、直径D0と、厚みT0とを有する。図10Aは、投入方向A2に対して厚み方向を直交させて、錠剤Jを縦置きした姿勢を示す。図10Bは、投入方向A2に対して厚み方向を平行にして、錠剤Jを横置きした姿勢を示す。縦置きした姿勢とは、鉛直方向の寸法が、水平断面における錠剤Jの短手方向(例えば、厚み方向)の寸法より大きい姿勢である。縦置きした錠剤Jを収容空間K10に収容するためには、収容空間K10の鉛直方向の寸法D7は、幅方向Kの寸法D6より大きく、収容空間K10の前後方向Lの寸法D4も、幅方向Kの寸法D6より大きい(図9A)。スペースを有効に活用して縦置きした錠剤Jを収容空間K10に収容するため、収容空間K10の前後方向Lの寸法D4は錠剤Jの直径D0と略同一であって、幅方向Kの寸法D6は錠剤Jの厚みT0と略同一である。さらに、縦置きした姿勢とは、移動可能な輪郭が載置面に接している姿勢である。実施の形態においては、錠剤Jは外周に沿って移動し、錠剤Jの外周が載置面に接している姿勢が縦置きした姿勢である。
実施の形態1では、投入口63aの幅D2は、錠剤Jの直径D0より小さく、かつ錠剤Jの厚みT0より大きい。投入口63aの長さD3は、錠剤Jの直径D0より大きい。そのため、錠剤Jは、縦置きの姿勢で投入口63aを通過する。言い換えれば、錠剤Jは、横置きの姿勢では、錠剤Jが投入口63aを通過しにくくなる。
幅方向Kのスペースを有効に活用しつつ、縦置きした錠剤Jを錠剤ケース63に投入して収容するためには、投入口63aの幅D2は、錠剤Jの厚みT0と略同じ大きさである。即ち、投入口63aの幅D2と収容空間K10の幅方向Kの寸法D6(図9A)とは略同一である。
図9Cに示すように、縦置きの錠剤Jが投入口63aに投入されると、錠剤Jは傾斜面84及び突出部87の上を転がり、給水位置K1に到達する。そこで、突出部88の配置によって、錠剤Jは収容空間K10に留められている。
錠剤Jが収容空間K10に配置されると、給水ノズル12、13(図12)から供給される水によって錠剤Jは溶解される。
ここで、錠剤Jへの給水について説明する。
図11は、蓋50aを取り外した状態における洗濯剤供給ユニット5の上面図である。図11に示すように、給水部材10の3つの給水弁10a、10b、10c(図3)は、それぞれ、流路部材11の経路F1、F2、F3に接続される。経路F1、F2、F3は互いから独立して形成される。給水弁10aに接続される経路F1は、洗剤ケース60と粉末洗剤ケース62とに水を供給するための流路を形成する。給水弁10bに接続される経路F2は、柔軟剤ケース61と錠剤ケース63とに水を供給するための流路を形成する。給水弁10cに接続される経路F3は、自動投入ユニット7に水を供給するための流路を形成する。1つの経路で複数のケースに給水することで、給水部材10における給水弁の数を減らして、構成を単純化することができる。
経路F2は、錠剤ケース63に面した開口14、15と、柔軟剤ケース61に面した複数の開口16とを形成する。給水弁10bが開放されて経路F2と連通すると、水は開口14、15を通じて錠剤ケース63に流入する(矢印B参照)。一方で、開口14、15を超えた水は、その後開口16を通じて柔軟剤ケース61に流入する。
図12は洗濯剤供給ユニット5の断面図である。図12に示すように、錠剤ケース63の上部には、開口14から下方に延びる給水ノズル12と、開口15から下方に延びる給水ノズル13とが設けられている。給水ノズル12、13は円筒状の部材であって、内部流路26、27を形成する。そのため、開口14、15に流入した水は、内部流路26、27を通じて錠剤ケース63の内部に吐出される。
給水ノズル12、13は、前後方向Lに並んで給水位置K1の上方に設けられている。より具体的には、給水ノズル12、13は給水位置K1と対向する位置に設けられている。
図13は給水ノズル12、13の拡大斜視図である。図14Aは給水ノズル12の断面図である。図14Bは給水ノズル13の断面図である。
図13に示すように、給水ノズル12、13は同様な形状を有し、それぞれの下端には、水を吐出するための吐出開口24、25を形成される。吐出開口24、25は鉛直方向からずれた方向に傾斜されている。言い換えれば、吐出開口24、25を通過する平面は水平に対して傾斜されている。吐出開口24は、吐出開口25に対して逆向きに傾斜されている。
図14Aに示すように、給水ノズル12の内部流路26は、ストレート流路26aと、端部流路26bとを有する。ストレート流路26aは、開口14から下方に延びる。端部流路26bは、ストレート流路26aの下端から吐出開口24まで、上下方向に対して傾斜して延びる。即ち、端部流路26bの中心軸C1は鉛直方向に対して傾斜している。
実施の形態1では、端部流路26bの断面は上流から吐出開口24に向かって狭くなり、端部流路26bの断面はテーパ状に形成される。そのため、端部流路26bを通過する水は、中心軸C1に集まるように流れて、中心軸C1に沿った方向(斜め下方)に吐出開口24から吐出されやすい。
図14Bに示すように、給水ノズル13の内部流路27は、給水ノズル12の内部流路26と同様に、ストレート流路27aと、端部流路27bとを有する。給水ノズル13の端部流路27bは、給水ノズル12の端部流路26bと逆向きに傾斜している。そのため、端部流路27bの中心軸C2は、中心軸C1と逆向きに傾斜している。このような構造によって、吐出開口25から吐出される水は、吐出開口24から吐出される水と逆側に吐出される。これによって、錠剤Jを両側からより均一に濡らすことができる。端部流路26bと端部流路27bとの傾斜角度は同じ大きさであってもよい。
図15Aは、前後方向Lから見た錠剤ケース63の模式断面図である。図15Bは、洗濯剤供給ユニット5の一部の断面図である。
図15Aに示すように、給水ノズル12、13におけるそれぞれの端部流路26b、27b(図14A、図14B)は、給水位置K1に対してずれた位置に向かって延びる。具体的には、端部流路26b、27bは、給水位置K1を囲む側壁80及び柔軟剤ケース61の外側壁89上の位置に向かって延びる。そのため、水は給水ノズル12から斜め下方に、錠剤ケース63の側壁80に向かって吐出される(矢印W1)。また、水は給水ノズル13から逆向きの斜め下方に、反対側の柔軟剤ケース61の外側壁に向かって吐出される(矢印W2)。
水は、側壁80における点P1及び柔軟剤ケース61の外側壁89における点P2に当たって、壁面に沿って下方に流れる。点P1、P2は錠剤Jの頂点の上方であって、収容空間K10の上方におけるメッシュ82上に位置する。水が点P1、P2で側壁80に衝突することで水の流速を落とすことができる。衝突後、水が壁面に沿って下方に流れると、錠剤Jの側面に当たり、錠剤Jに吸収される。水が一度側壁80に衝突してから間接的に錠剤Jの側面に当たるため、水が給水ノズル12、13から直接錠剤Jに当たる場合と比較して、錠剤Jに当たる水の勢いを小さくできる。
また、衝突後、下方に流れる水の一部はメッシュ82を通過して錠剤ケース63から流出する。そのため、錠剤Jに到達する水量を減らして、水の勢いをさらに減らすことができる。
一部の水が壁面からの跳ね返りで錠剤Jに当たってもよい。
図15Bに示すように、柔軟剤ケース61の外側壁89の高さは、側壁80の高さより低い。給水ノズル12、13の先端は、外側壁89の上部より高く、側壁80の上部より低い。
流路部材11には、錠剤ケース63の外側において、下方の引掛け部80aに向かって突出する突出部11aが設けられている。そのため、突出部11aと側壁80とによってラビリンス構造が形成されている。このような構造によって、経路F1を通じて洗剤ケース60に給水されるタイミングにおいて、洗剤ケース60から錠剤ケース63へ水が流れることを抑制される。同様に、経路F2を通じて錠剤ケース63に給水されるタイミングにおいて、錠剤ケース63から洗剤ケース60へ水が流れることを抑制される。
柔軟剤ケース61には錠剤ケース63と同じタイミングで給水されるため、外側壁89の上部によってラビリンス構造を形成しなくてもよい。
[動作]
続いて、図15Cを参照して、除菌コースを実行する際の洗濯機1の動作について説明する。図15Cは、除菌コースのシーケンス図である。
除菌コースとは、衣類やタオルに付着した菌を除去するために行われる洗濯コースを意味する。1回の除菌コースにおいて、1つの錠剤Jが使用される。除菌コースの終了後には、錠剤Jは、投入前と同じ形状において、錠剤ケース63に残っていないことが想定される。そのため、ユーザは次の除菌コースの前に新たな錠剤Jを錠剤ケース63に投入する。
図15Cに示すように、除菌コースは、洗い工程と、第1すすぎ工程と、第2すすぎ工程と、脱水工程とを含む。洗い工程では洗剤が洗濯槽4に供給され、すすぎ工程では他の液剤や錠剤等が洗濯槽4に供給される。実施の形態1において、錠剤Jは第1すすぎ工程で洗濯槽4に供給される。柔軟剤も供給する場合には、柔軟剤は第2すすぎ工程で洗濯槽4に供給される。
まず、ユーザは、手動投入ユニット6に1回の除菌コースのための洗剤及び1つの錠剤Jを投入する。ユーザは錠剤Jを投入口63aに投入する。投入口63aは手動投入ユニット6の端部近傍に位置しておらず、投入口63aは投入口65aと投入口66aとの間にある。そのため、誤って手から錠剤Jを落としたとしても、洗濯槽4内に錠剤Jを直接落下させてしまうことを抑制できる。
さら、投入口63aの左右の洗剤ケース60及び柔軟剤ケース61に規制部(ガイド部68、168)を設けることによって、誤って手から錠剤Jを投入口63aの左右に落としたとしても、左右いずれかのガイド部68、168に引っ掛かる。そのため、洗剤ケース60または柔軟剤ケース61への誤投入を防止することができ、錠剤Jをより確実に錠剤ケース63に投入することができる。錠剤Jを投入口63aに投入すると、錠剤Jは傾斜面84に沿って後側L2に転がっていき、より確実に給水位置K1(即ち収容空間K10)に配置される。
一方で、洗剤は自動投入ユニット7によって自動投入されてもよい。
<洗い工程>
洗い工程において、制御部Cは給水弁10aを開放して経路F1に給水する。水は経路F1を通じて、洗剤ケース60に流入し、洗剤ケース60に収容されている洗剤とともに洗濯槽4に供給される。制御部Cは洗濯槽4を撹拌させて洗濯物の洗いを実行する。
<第1すすぎ工程>
続いて、第1すすぎ工程において、制御部Cは、洗剤を含む洗濯槽4の水を排水して、経路F1を通じて新しい水を洗濯槽4に給水する。制御部Cは、洗濯槽4の水位が第1所定水位に到達するまで給水を行う。第1所定水位は、洗濯物が水に浸るために必要であると想定される水位である。第1所定水位は、予め取得された洗濯物の重量に応じて制御部Cによって算出されてもよい。例えば、第1所定水位は、制御部Cによって算出された洗濯物の重量に応じて、浴比が10L/kgとなる水位である。
続いて、制御部Cは、給水弁10aを閉じて、給水弁10bを開放し経路F2に少量の給水量を給水する(以降、予備給水ステップ)。水は経路F2を通じて錠剤ケース63に流入し、図15Aに示すように錠剤Jに間接的に当たる。少量の給水量とは、錠剤Jの表面を湿潤させる一方、錠剤Jを溶かして錠剤ケース63から流出させるには足りない給水量を意味する。
ここで、予備給水ステップにおける給水量は、後続の本給水ステップの給水量より少ない。予備給水ステップにおいて、給水弁10bから供給される少量の給水量は、400mL以上2500mL以下の給水であってもよく、望ましくは、400mL以上1250mL以下の給水である。給水弁10bによって供給される水の流量は5L/分以上15L/分以下であってもよい。給水弁10bから給水される水の内の約15%が錠剤ケース63に配分され、例えば、50mL以上200mL以下の水が錠剤ケース63に流入する。例えば、12L/分で、5秒間給水して、給水弁10bから1000mLの水が給水されると、140mLの水が錠剤ケース63に流入する。給水時間は10秒未満であってもよく、望ましくは、略5秒であってもよい。
続いて、制御部Cは、予備給水ステップ後において、給水弁10bを閉じて待機時間を開始する。待機時間は、給水弁10bから経路F2への給水は停止している時間である。例えば、待機時間は、20秒以上である。
待機時間を設けることで、予備給水ステップにおいて湿潤された錠剤Jが発泡する時間を確保できる。また、予備給水された水が、錠剤Jの表面からさらに内部に浸透する時間を確保できる。発泡した錠剤Jまたは水が内部に浸透した錠剤Jは、水に溶けやすくなっている。溶けやすい錠剤Jに対して本給水ステップを行うことで、いきなり本給水ステップを行う場合と比較して、錠剤Jを容易に溶かし切ることができる。
待機時間において、排水、他の経路F1、F3を用いた給水、または洗濯槽4の撹拌を行ってもよい。実施の形態1では、待機時間において、制御部Cは、経路F1を通じて洗濯槽4の水位が第2所定水位に到達するまで給水を行う。第2所定水位は、第1所定水位より高い水位であってもよい。
続いて、制御部Cは、給水弁10bを開放して経路F2に給水する(以降、本給水ステップ)。水は経路F2を通じて錠剤ケース63に流入し、図15Aに示すように錠剤Jに間接的に当たる。予備給水ステップより給水量が多いため、錠剤Jは溶解される。溶けた錠剤Jは、水とともにメッシュ82を通じて洗濯槽4に供給される。
本給水ステップにおける給水量は、30Lの給水であってもよく、120秒以上の給水であってもよく、例えば、予備給水における給水量の30倍である。
<第2すすぎ工程>
続いて、第2すすぎ工程において、制御部Cは、溶けた錠剤Jを含む洗濯槽4の水を排水して、経路F2を通じて新しい水を洗濯槽4に給水し、洗濯槽4を撹拌させる。実施の形態1において、第2すすぎ工程では柔軟剤の供給が行われる。柔軟剤の供給は、手動投入ユニット6ではなく、自動投入ユニット7によって行われる。手動投入の柔軟剤ケース61は錠剤ケース63と経路F2を共用するため、手動投入ユニット6によって柔軟剤を供給しようとすると、柔軟剤と錠剤とを分けて供給することが難しく、柔軟剤と錠剤Jとが混ざる恐れがある。柔軟剤と錠剤Jとが混ざると、錠剤が理想の効果を発揮しにくくなる。一方で、柔軟剤と錠剤Jとの出し分けができると、錠剤Jを第1すすぎ工程で洗濯槽4に供給し、柔軟剤を最終すすぎ工程(即ち、第2すすぎ工程)で洗濯槽4に供給できる。第1すすぎ工程で錠剤Jを供給した後に第2すすぎ工程で洗濯物をすすぐことができるため、洗濯物に対する錠剤Jの付着をより一層抑制できる。柔軟剤を洗濯槽4に供給した直後に脱水工程に進むことができるため、供給後にすすぎ工程を設けた場合と比較して、洗濯物に付着した成分や香りが維持される。そのため、制御部Cは、自動投入ユニット7によって柔軟剤の供給を行う。
<脱水工程>
続いて、脱水工程において、洗濯槽4の水を排水して、洗濯物の脱水を行う。
上記動作を繰り返すことによって、錠剤ケース63に錠剤Jの溶け残りが蓄積する場合がある。そのため、錠剤ケース63を洗濯機1から取り外して、錠剤ケース63のお手入れを行う必要がある。
まず、洗濯機1から洗濯剤供給ユニット5を取り外す。
把持部81bの凸部81cを目印として、把持部81bの位置を認識して、把持部81bに指をかけて錠剤ケース63を本体部64から持ち上げる。
錠剤ケース63を取り出すと、側壁80と外側壁89との対向状態が解除され、錠剤ケース63の内壁が露出し、ユーザが容易にアクセスできる。錠剤ケース63の内壁に対して、水をかけて洗浄を行う。ブラシ等の道具を用いて、内壁に付着した錠剤Jの溶け残りを擦り落としてもよい。ここで、錠剤Jの溶け残りが発生しやすい箇所は、収容空間K10周辺のメッシュ82、給水位置K1における底壁部86、及び錠剤Jが接触する傾斜面84、突出部87、突出部88である。メッシュ82上に錠剤Jの溶け残りが発生すると、メッシュ82の開口が塞がり、錠剤ケース63の排水性が低下する恐れがある。しかし、本開示では、側壁80と外側壁89との対向状態を解除して、錠剤ケース63の内壁にアクセスできるため、メッシュ82を容易に洗浄して錠剤Jを除去することができる。
[まとめ]
上記の説明をまとめて、本開示の特徴を述べる。
実施の形態1に係る洗濯機1は、除菌用錠剤Jを手動投入するための錠剤ケースと、液剤を手動投入するための洗剤ケース及び柔軟剤ケースを有する。
錠剤Jは固形処理剤であるため、液剤や粉末洗剤と比較して、水に溶け切らずケースに残留する可能性が大きい。錠剤Jがケースに残留する場合、洗濯物の除菌に使用される錠剤Jが減ってしまい、洗濯物に対する錠剤Jの除菌性能が低下してしまう。したがって、錠剤Jに適切な給水を行って溶かすことが求められている。
適切な給水を行うためには、まず錠剤Jを間違いなく錠剤ケース63に投入することが求められる。一方で、手動投入ユニット6の省スペース化によって、それぞれのケースが隣接しているため、ユーザが錠剤Jを誤って洗剤ケース60または柔軟剤ケース61に投入する恐れがある。この場合、間違ったタイミングで錠剤Jが洗濯槽4に供給され、衣類にダメージを与える可能性がある。
そこで、洗剤ケース60及び柔軟剤ケース61の投入口65a、66aが錠剤Jより小さくなっているため、ユーザが錠剤Jの投入先を誤った場合においても、錠剤Jがケースの底に到達することを抑制できる。そこで、ユーザは、錠剤Jを誤った投入先から取り出して、正しい投入口63aに再投入することが容易にできる。
錠剤Jを錠剤ケース63に投入する際に、錠剤Jは、縦置きの姿勢において投入口63aを通過できるが、横置きの姿勢においては投入口63aを通過しにくくなっている。このような構成によって、錠剤Jが錠剤ケース63内を転がって移動することができる。そのため、錠剤Jを傾斜面84及び突出部87上を転がして収容空間K10に案内しやすい。また、収容空間K10から転がって離れないように突出部88によって保持される。このような構造によって、錠剤Jは収容空間K10において適切な給水を受けることができる。
錠剤Jを収容空間K10に配置及び保持しやすくした上で、収容空間K10における錠剤Jに対して水を間接的に当てることができる。具体的には、給水ノズル12、13の端部流路26b、27bを、収容空間K10を囲む壁面に向けることで、水を錠剤Jに間接的に当てることができる。そのため、水が直接錠剤Jに当たる場合と比較して、錠剤Jから破片が飛散して錠剤ケース63の上部に付着することを抑制できる。錠剤ケース63の上部に付着した破片を洗い落とすことは困難であるため、破片が錠剤ケース63に残留する恐れがある。したがって、このような給水構造によって充分な給水を行いつつ、錠剤Jに水を間接的に当てることで、1個の錠剤Jにおいて洗濯槽4に供給される割合が増加し、除菌性能が安定する。
さらに、給水のシーケンスにおいて、予備給水ステップを行うことで、錠剤Jを溶けやすい状態にしてから本給水ステップを行う。したがって、錠剤ケース63における錠剤Jの残留をより一層抑制することができる。
錠剤ケース63内で錠剤Jの溶け残りが発生した場合においても、片側開放構造を有する錠剤ケース63のお手入れは容易であるため、溶け残り除去することができる。錠剤ケース63の一方の側壁を柔軟剤ケース61によって構成することで、錠剤ケース63を本体部64から取り外すだけで、側壁80の内壁を露出させて、そこに蓄積した錠剤Jの溶け残りを洗い落とすことができる。したがって、錠剤Jの溶け残りがメッシュ82等を塞ぎ、錠剤Jの通過を阻害することを抑制し、1個の錠剤Jにおいて洗濯槽4に供給される割合がさらに増加し、除菌性能が安定する。さらに、除菌性能を有する錠剤Jが錠剤ケース63に長期間残って錠剤ケース63に悪影響を及ぼすことも抑制できる。
片側開放構造によって、錠剤ケース63の幅方向Kの寸法を小さくすることができる。そのため、限られたスペースで錠剤ケース63を構成することができ、さらに、洗濯剤供給ユニット5の省スペース化を実現できる。
[効果1]
実施の形態1に係る洗濯機1によれば、以下の効果を奏することができる。
上述したように、本実施の形態の洗濯機1は、筐体2内に回転可能に設けられた洗濯槽4と、洗濯槽4に洗濯剤を供給する洗濯剤供給ユニット5と、を備える。洗濯剤供給ユニット5は、洗剤ケース60(第1洗濯剤ケース)と、柔軟剤ケース61(第2洗濯剤ケース)と、錠剤ケース63(固形剤ケース)と、を有する。洗剤ケース60は、洗剤(第1洗濯剤)が投入される投入口65a(第1洗濯剤投入口)が設けられ、洗剤を収容して洗濯槽4に供給する。柔軟剤ケース61は、洗剤とは異なる柔軟剤(第2洗濯剤)が投入される投入口66a(第2洗濯剤投入口)が設けられ、柔軟剤を収容して洗濯槽4に供給する。錠剤ケース63は、錠剤J(固形剤)が投入される投入口63a(固形剤投入口)が設けられ、錠剤Jを収容して洗濯槽4に供給する。投入口63aは、投入口65aと投入口66aとの間に配置される。
このような構成によって、投入口63aを投入口65aと投入口66aとの間に配置することで、投入口63aの上方で使用者がうっかり錠剤Jを落としたとしても、洗剤ケース60または柔軟剤ケース61に錠剤Jが引っ掛かる。そのため、洗濯機1の製造者が意図しないタイミングで、洗濯槽4に錠剤Jが供給されることを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機1は、洗い工程の後に、錠剤ケース63が錠剤Jを収容している状態、または柔軟剤ケース61が柔軟剤を収容している状態で、すすぎ工程が実行される洗濯機である。柔軟剤ケース61は、収容している柔軟剤をすすぎ工程において洗濯槽4に供給可能に構成される。錠剤ケース63は、柔軟剤ケース61と隣接して設けられている。
このような構成によって、手動投入ユニット6からすすぎ工程で通常供給される液剤(即ち柔軟剤)の代わりに錠剤Jが供給される仕様になっているので、柔軟剤ケース61と隣接させることで経路F2を短縮できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、少なくとも錠剤ケース63の側壁80(壁面)により規定される収容空間K10を有する。収容空間K10の幅方向K(短手方向)の寸法D6(幅)は、投入口63aの幅方向の幅D2と略同じ大きさである。
このような構成によって、錠剤ケース63の幅方向Kの省スペース化を実現することができる。したがって、経路F2を短くして効率化できる。また、収容空間K10の寸法D6と投入口63aの幅D2とが略同じ大きさであるため、錠剤Jが円盤形状を有すると、錠剤Jは縦置き姿勢で投入され、縦置き姿勢を維持して収容される。
本実施の形態の洗濯機1において、洗剤ケース60、錠剤ケース63、及び柔軟剤ケース61は、幅方向K(一方向)に隣接して配置される。錠剤ケース63は、幅方向Kが短手方向となるように設けられている。
このような構成によって、洗濯剤供給ユニット5の水平面の断面積を徒に大きくすることなく錠剤ケース63を設けることができる。
本実施の形態の洗濯機1において、投入口63aの形状は、幅方向Kと直交する方向に長い縦長形状である。
このような構成によって、錠剤Jが円盤形状を有する場合、縦置きの姿勢でスムーズに投入できる。
本実施の形態の洗濯機1において、洗濯剤供給ユニット5は、洗濯機1の本体から引き出し可能に構成される。錠剤ケース63は、錠剤を収容する収容空間K10と、錠剤ケース63の上部に設けられる開口63b(開口部)と、を有する。開口63bは、洗濯剤供給ユニット5が洗濯機1の本体から引き出された状態で、収容空間K10を露出させる。
このような構成によって、洗濯剤供給ユニット5を引き出した状態で、収容空間K10の内部の様子を開口63bから視認できる。そのため、ユーザが間違って錠剤Jを複数投入することを防止できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、投入口63aから収容空間K10に錠剤Jを案内する傾斜面84(案内部)を有する。開口63bは、収容空間K10の上方に設けられる。
このような構成によって、錠剤Jをより確実に収容空間K10に投入して、その様子を開口63bから視認できる。
本実施の形態の洗濯機1は、筐体2内に回転可能に設けられた洗濯槽4と、洗濯槽4に洗濯剤を供給する洗濯剤供給ユニット5と、を備える。洗濯剤供給ユニット5は、洗剤ケース60(第1洗濯剤ケース)と、錠剤ケース63(固形剤ケース)と、を有する。洗剤ケース60は、洗剤(第1洗濯剤)が投入される投入口65a(第1洗濯剤投入口)が設けられ、洗剤を収容して洗濯槽4に供給する。錠剤ケース63は、水溶性を有する錠剤J(固形剤)が投入される投入口63a(固形剤投入口)が設けられ、錠剤Jを収容して洗濯槽4に供給する。洗剤ケース60には、洗剤を収容する収容スペース77(洗濯剤収容スペース)と、錠剤Jの通過を規制するガイド部68(規制部)とが設けられている。
このような構成によって、投入口65a、66aへの錠剤Jの誤投入を抑制できる。また、錠剤Jを誤投入した場合においても、錠剤Jが投入口65a、66aを通過しにくくなる。そのため、誤って投入した錠剤Jが取り出しやすくなり、錠剤Jを正しい場所に再投入しやすくなる。再投入によって、錠剤Jは収容空間K10に到達し、適切なタイミングにおいて給水を受けることができる。
本実施の形態の洗濯機1において、投入口65aの開口サイズD1(最大幅の幅寸法)は、投入口63aの長手方向の寸法D3より小さい。
このような構成によって、錠剤Jが投入口65aを通過することを規制できる。
本実施の形態の洗濯機1において、投入口65aを画定するガイド部68(壁部)は、規制部として機能する。
このような構成によって、規制部を別途設けることなく、投入口65aの開口サイズD1を調整することで容易に錠剤Jが投入口65aを通過することを規制できる。
本実施の形態の洗濯機1は、柔軟剤(第2洗濯剤)が投入される投入口66a(第2洗濯剤投入口)が設けられ、柔軟剤を収容して洗濯槽4に供給する柔軟剤ケース61(第2洗濯剤ケース)をさらに有する。投入口63aは、洗剤ケース60と柔軟剤ケース61との間に配置される。
このような構成によって、洗剤ケース60と柔軟剤ケース61との間のスペースを有効活用することができる。また、投入口63aが洗剤ケース60または柔軟剤ケース61の外側に配置される場合と比較して、錠剤Jを洗濯槽4に落としにくくなる。
本実施の形態の洗濯機1において、投入口63aは、洗剤ケース60に設けられたガイド部68(壁部)と、柔軟剤ケース61に設けられたガイド部168(壁部)との間に配置される。
このような構成によって、投入口63aがガイド部68とガイド部168との間に配置されているため、投入口63aの近傍で誤って落下された錠剤Jがガイド部68、168に引っ掛かりやすくなる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、錠剤Jを保持した状態で収容する収容空間K10を有する。収容空間K10の幅方向Kの寸法D6(幅)は、投入口63aの幅方向Kの幅D2と略同じ大きさである。
このような構成によって、投入口63aの幅方向Kの幅D2を錠剤Jの厚みT0と略同じ大きさにして、錠剤Jを縦置き姿勢で投入及び収容できる。錠剤Jを決められた姿勢でしか投入できないので、注意深く錠剤Jを投入するようにユーザを誘導できる。
[効果2]
本実施の形態の洗濯機1は、水溶性を有する1回使い切りの錠剤J(固形剤)を投入可能に構成された洗濯機1であって、洗濯槽4と、錠剤ケース63(固形剤ケース)と、給水ノズル12、13(給水部)と、を備える。洗濯槽4は、筐体2内に回転可能に設けられている。錠剤ケース63は、錠剤Jを収容する収容空間K10を有する。給水ノズル12、13は、水を流出させる吐出開口24、25を有し、吐出開口24、25を介して錠剤ケース63内に水を供給する。給水ノズル12、13は、収容空間K10を規定する側壁80及び外側壁89(内壁面)に向かって水を注水する。
このような構成によって、給水ノズル12、13から吐出され、錠剤Jに直接当たる水を減らすことが出来る。そのため、錠剤Jから破片が飛び散ることを抑制し、錠剤ケース63内部のうち水が届きにくい箇所に付着することを抑制できる。したがって、給水後に錠剤Jの破片が錠剤ケース63に残留することを抑制して洗濯機1における除菌性能を向上させることができる。
本実施の形態の洗濯機1において、収容空間K10は側壁80の一部及び外側壁89の一部によって規定される。給水ノズル12、13は、収容空間K10より上方の側壁80及び外側壁89に向かって水を注水する。
このような構成によって、給水ノズル12、13から吐出された水によって、側壁80及び外側壁89に付着した錠剤Jを洗い落とすことができる。さらに、このような構成によって、給水ノズル12、13から吐出された水を、錠剤Jに給水される前に側壁80及び外側壁89に当てることで、給水ノズル12、13から吐出された水の勢いを落とすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、収容空間K10の水平断面における幅方向K(短手方向)を構成する第1辺の寸法D6(長さ)は、第1辺と鉛直方向に直交する第2辺の寸法D7(長さ)以下である。
このような構成によって、錠剤Jが収容される収容空間K10の水平方向の断面積を小さくできる。そのため、給水ノズル12、13から注水された水が側壁80及び外側壁89にあたる前に錠剤Jに直接かかりにくくできる。また、錠剤ケース63を省スペースで設けることができる。
本実施の形態の洗濯機1において、第2辺の寸法D7は、収容空間K10の水平断面における長手方向を構成する第3辺の寸法D4(長さ)以上である。給水ノズル12、13は、側壁80及び外側壁89のうち第2辺よりも上方に向かって水を注水する。
このような構成によって、錠剤Jの長手方向(即ち直径方向)にわたって水と接触させることができるため、錠剤Jを効率よく溶かすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、内壁面は、錠剤ケース63の内側面である側壁80(第1面)を含む。側壁80には、錠剤ケース63内の水を排出する通水孔を複数有するメッシュ82(排水部)が設けられる。給水ノズル12、13は、メッシュ82に向かって水を注水する。
このような構成によって、メッシュ82に付着した錠剤Jを洗い流すことができる。また、このような構成によって、給水ノズル12から給水された水の一部が、錠剤Jに当たる前にメッシュ82から排出される。
本実施の形態の洗濯機1において、内壁面は、側壁80と異なる外側壁89(第2面)を含む。給水ノズル12、13は、メッシュ82に向かって水を注水する給水ノズル12(第1給水部)と、外側壁89に向かって水を注水する給水ノズル13(第2給水部)とを含む。
このような構成によって、収容空間K10を囲む両側の側壁に付着した錠剤Jを洗い落とすことができる。また、洗濯機1が1本のみの給水ノズルを有する場合と比較して、水を錠剤Jに当てて錠剤Jを効率よく溶かすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、給水ノズル12と、給水ノズル13とは、前後方向L(収容空間K10の水平断面における長手方向)に並ぶ。
このような構成によって、水を錠剤Jに効率よく当てることができる。幅方向Kのスペースが限られている場合においても、2本の給水ノズル12、13を空間的に効率よく配置することができ、給水ノズル12、13がかさばらず、錠剤ケース63をコンパクトに形成できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63には、錠剤Jを収容空間K10に保持する突出部88(保持部)が設けられている。
このような構成によって、錠剤Jを収容空間K10に保持することができる。そのため、水が錠剤Jに適切に当たる位置に、錠剤Jを保持することができる。言い換えれば、突出部88を設けることによって、突出部88の後側L2の空間が収容空間K10として規定される。
本実施の形態の洗濯機1において、収容空間K10は、吐出開口24、25の鉛直下方に位置する。
このような構成によって、端部流路26b、27bを収容空間K10から幅方向Kに離れた位置に配置した場合と比較して、錠剤ケース63の幅方向Kの寸法を小さくすることができる。また、端部流路26b、27bを収容空間K10から前後方向Lに離れた位置に配置した場合と比較して、端部流路26b、27bと錠剤Jとの間の距離を小さくして、水が錠剤Jに到達しやすくなる。
本実施の形態の洗濯機1は、柔軟剤(第1洗濯剤)を収容する柔軟剤ケース61(第1洗濯剤ケース)および錠剤ケース63を収容する本体部64(ケース収容部)と、本体部64の上方に設けられ、本体部64内に給水する経路F2(流路)と、を備える。錠剤ケース63は、柔軟剤ケース61と隣接して設けられる。
このような構成によって、錠剤ケース63と柔軟剤ケース61とが近くに配置されるため、錠剤ケース63に水を供給する経路と、柔軟剤ケース61に水を供給する経路を共通にすることができる。そのため、洗濯剤を投入する部材を本体部64内にまとめることができるので、使用者の利便性を向上させることができる。
本実施の形態の洗濯機1は、外部から水を導入する給水弁10b(第1給水弁)を備える。給水弁10bは、錠剤ケース63および柔軟剤ケース61に給水する。
このような構成によって、錠剤ケース63と柔軟剤ケース61とで給水弁10bを共用することで、給水部材10の構造を簡単にできる。そのため、洗濯機1の製造コストを削減できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、使用者が錠剤ケース63に錠剤Jを投入するための投入口63aを有する。錠剤ケース63は、投入口63aの下方で、収容空間K10に向かって斜め下方に延びる傾斜面84を有する。
このような構成によって、錠剤Jが適切な給水を受けることができるように、錠剤Jを給水位置K1まで案内することができる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、傾斜面84の下端から下方に延びる縦壁部85(壁部)と、縦壁部85の下端から横に延びて、収容空間K10の下方に設けられた底壁部86と、を有する。
このような構成によって、傾斜面84に対して下方に段差を形成することができる。段差の形成によって、錠剤ケース63の容積を大きくできる。そのため、錠剤ケース63の水位の上昇を抑制し、傾斜面84上に錠剤Jの破片が漂着する可能性を小さくすることができる。したがって、傾斜面84に錠剤Jが残留することを防止できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、傾斜面84の下端から間隙R1(間隔)を空けた位置に、錠剤ケース63の側壁80(壁面)から突出する突出部87をさらに有する。突出部87は傾斜面84と収容空間K10との間に位置する。
このような構成によって、傾斜面84を短くしつつ、より確実に錠剤Jを収容空間K10まで案内しやすくなる。傾斜面84を短くすることによって、傾斜面84に錠剤Jが残留することを防止できる。傾斜面84と突出部87との間に間隙R1が設けられているので、間隙R1を通じて水を下に落とせるため、傾斜面84に水および錠剤Jの破片が昇っていきにくい。
本実施の形態の洗濯機1は、水溶性を有する1回使い切りの錠剤J(固形剤)を投入可能に構成される。洗濯機1は、洗濯槽4と、洗剤ケース60と、錠剤ケース63(固形剤ケース)と、給水弁10a(第1給水弁)と、給水弁10b(第2給水弁)と、制御部Cとを備える。洗濯槽4は筐体2内に回転可能に設けられている。洗剤ケース60は、洗剤を収容する。錠剤ケース63は、錠剤Jを収容する。給水弁10aは、洗剤ケース60に給水する。給水弁10bは、錠剤ケース63に給水する。制御部Cは、給水弁10a及び給水弁10bを制御し、洗濯工程(第1工程)を実行する。洗濯工程は、予備給水ステップと、待機ステップと、本給水ステップとを含む。予備給水ステップでは、錠剤Jに対して給水弁10bによって給水を行う。待機ステップでは、予備給水ステップの後、給水弁10bによる給水を停止させる。本給水ステップでは、待機ステップの後、予備給水ステップを行った錠剤Jに対して、給水弁10bによって給水を行う。予備給水ステップの給水量が本給水ステップの給水量より少ない。
このような構成によって、錠剤Jを溶かすための本給水ステップの前において、錠剤Jは予備給水ステップにおいて湿潤され、待機時間において発泡し、溶けやすくなっている。そのため、本給水ステップによって、錠剤Jを溶かし切ることが容易になる。したがって、本給水ステップ後の錠剤ケース63において、溶け切っていない錠剤Jが残留することを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機1において、洗濯工程は、洗剤を投入する洗い工程と、少なくとも2回のすすぎ工程とを有する。本給水ステップは、最終すすぎ工程の1つ以上前のすすぎ工程において実行される。
このような構成によって、錠剤Jが投入される本給水ステップの後にすすぎ工程を行うことによって、洗濯物に付着した錠剤Jをより確実に洗い落とすことができる。そのため、洗濯物の色落ちを抑制できる。また、3回以上のすすぎ工程がある場合において、洗剤が投入される工程と、錠剤Jが投入される工程との間にすすぎ工程を行うことで、洗い工程後に洗濯槽4に残っている洗剤が錠剤Jに悪影響を及ぼすことを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機1において、予備給水ステップにおける給水量は、本給水ステップにおける給水量の10分の1未満である。
このような構成によって、予備給水ステップにおいて、錠剤Jが溶解して洗濯槽4に流入することを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機1において、予備給水ステップは、洗濯槽4の水位が所定水位以上の状態で実行される。
このような構成によって、予備給水ステップにおいて、錠剤Jが溶解して洗濯槽4に流入した場合においても、錠剤Jが洗濯物に付着することを抑制できる。そのため、洗濯物の色落ちを抑制できる。
[効果3]
本実施の形態の洗濯機1は、筐体2内に回転可能に設けられた洗濯槽4と、水溶性を有する錠剤J(固形剤)を収容する収容空間K10(固形剤収容スペース)を有し、水に溶解された錠剤Jを洗濯槽4に供給する錠剤ケース63(固形剤ケース)と、を備える。錠剤ケース63は、筐体2に取り外し可能に設けられる。錠剤ケース63が筐体2に取り付けられた状態において、収容空間K10は対向する側壁80と外側壁89(壁面)とによって規定される。錠剤ケース63が筐体2から取り外された状態において、側壁80と外側壁89との対向状態は解除可能である。
このような構造によって、側壁80と外側壁89との対向状態を解除すると、側壁80の内側面にアクセスしやすくなり、錠剤Jの溶け残りの蓄積を容易に洗い落とすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、側壁80は通水可能に形成されたメッシュ82(排水部)を有する。
このような構造によって、側壁80と外側壁89との対向状態を解除することによって、側壁80に形成されたメッシュ82にアクセスしやすくなり、メッシュ82に詰まった錠剤Jを容易に洗い落とすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、側壁80と外側壁89とは、収容空間K10の幅方向K(短手方向)において互いにに対向する。
このような構造によって、対向状態を解除することで生じる開口から、側壁80の内側面までの深さが小さい。そのため、ユーザが側壁80の内側面に容易に届き、錠剤ケース63のお手入れがしやすい。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、錠剤Jが投入される投入口63aを形成する。投入口63aの幅方向Kの幅D2と、収容空間K10の幅方向Kの寸法D6(幅)とが略同じである。
このような構造によって、投入する錠剤Jのサイズが投入口63aとほぼ同じである場合には、錠剤Jの広い面が側壁80と向かい合う。側壁80においては、錠剤Jと接触し得る面積が大きく、錠剤Jの溶け残りが蓄積しやすい。この側壁80の対向状態を解除することによって、より多くの錠剤Jの溶け残りの蓄積を洗い落とすことができる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、収容空間K10の短手方向が略水平となるように配置される。
このような構造によって、対向状態を解除すると側壁80の内側面にアクセスしやすい構造を備えた上で、さらに、錠剤ケース63を水平方向に小さく構成できる。したがって、お手入れ性を担保した上で、水平方向のスペースを有効利用できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、収容空間K10から外側に突出する引掛け部80a、引掛け部81a、及び把持部81b(引掛け部)を有する。
このような構造によって、引掛け部80a、引掛け部81a、及び把持部81bを本体部64に引っ掛けることで、本体部64における錠剤ケース63の取付位置を維持することができる。また、把持部81bを引くことによって、ユーザは錠剤ケース63を洗濯機1から容易に取り外すことができる。
本実施の形態の洗濯機1は、錠剤ケース63に隣接して配置され、洗濯槽4に供給される柔軟剤(洗濯剤)を収容する柔軟剤ケース61(洗濯剤ケース)をさらに有する。側壁80は、錠剤ケース63で構成され、通水可能に形成されたメッシュ82(排水部)を有する。外側壁89は、柔軟剤ケース61で構成される。
このような構造によって、錠剤ケース63を洗濯機1から取り外すだけで側壁80と外側壁89との対向状態を解除できる。
本実施の形態の洗濯機1において、錠剤ケース63は、柔軟剤ケース61に面する周壁81を有する。周壁81は、柔軟剤ケース61に向かって突出する突起92を有する。
このような構造によって、周壁81と柔軟剤ケース61との間に間隙R4を設けて、錠剤ケース63の排水性を向上させることができる。そのため、錠剤ケース63の水位の上昇を抑えることができ、錠剤Jの破片が錠剤ケース63の上部に漂着して溶け残ることを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機1において、柔軟剤ケース61と錠剤ケース63との経路F2(給水経路)は共通である。
このような構造によって、経路F2の構造を簡単にすることができる。経路F2を有する洗濯機1において、自動投入ユニット7を備えることによって除菌コースにおいて柔軟剤を洗濯槽4に供給できる。
なお、本開示は前記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施できる。また、以下のその他種々の態様は、実施の形態2にも適用されてもよい。
なお、洗濯機1は縦型洗濯機である例について説明したが、これに限定されない。例えば、洗濯機1はドラム型洗濯機であってもよい。
なお、固形剤として錠剤Jを用いる例について説明したが、これに限定されない。
なお、錠剤Jが除菌性能を発揮する成分を含む例について説明したが、これに限定されない。例えば、錠剤Jは、芳香などの各種機能性を有する成分を含んでもよい。
なお、錠剤Jがジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを含む例について説明したが、これに限定されない。錠剤Jはジクロロイソシアヌル酸カリウム等、他のジクロロイソシアヌル酸塩を含んでもよい。また、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムと異なるジクロロイソシアヌル酸塩の錠剤を投入する場合は、錠剤を柔軟剤と同タイミングで洗濯槽4に投入してもよい。
なお、自動投入ユニット7を有する例について説明したが、これに限定されず、洗濯剤供給ユニット5は手動投入ユニット6のみを有してもよい。
なお、洗剤ケース60には洗剤が収容される例について説明したが、これに限定されない。例えば、洗剤ケース60には漂白剤が収容されてもよい。
なお、錠剤Jが円盤形状を有し、縦置きの姿勢において錠剤ケース63に投入される例について説明したが、これに限定されない。例えば、錠剤Jは他の形状を有してもよく、投入口63aは錠剤Jの形状に合わせて設計される。また、錠剤Jを横置きの姿勢において錠剤ケース63に投入できるように投入口63aの形状を変更してもよい。
なお、実施の形態では、メッシュ82が交差する2方向に延びるリブ82a、82bによって構成される例について説明したが、これに限定されない。メッシュ82は、複数の通水孔を有する排水部または通水領域を形成するものであればよい。
なお、錠剤ケース63が片側開放構造である例について説明したが、これに限定されない。例えば、錠剤ケース63は側壁80と対向する蓋を有し、蓋は錠剤ケース63に対して取り外し可能であってもよい。一方で、実施の形態1の片側開放構造によれば、錠剤ケース63をより容易に製造できる。
なお、給水ノズル12、13がストレート部を有する例について説明したが、これに限定されない。例えば、給水ノズル12、13は開口14、15から傾斜して延びてもよい。
なお、柔軟剤ケース61と錠剤ケース63との経路F2が共通である例について説明したが、これに限定されない。柔軟剤ケース61の給水経路と錠剤ケース63の給水経路とは独立で設けられてもよい。
なお、水溶性の固形剤を溶かして洗濯槽4に供給するコースの一例として、除菌コースについて説明したが、コースはこれに限定されない。コースは、除菌のためのコースに限定されず、芳香などの各種機能性を洗濯物に付与するコースであってもよい。
なお、2つのすすぎ工程を含む例について説明したが、これに限定されない。例えば、3つ以上のすすぎ工程を含んでもよい。この場合、本給水ステップは、最終すすぎ工程の直前のすすぎ工程以前のすすぎ工程において実行される。このような構成によって、最終のすすぎ工程によって、洗濯物に付着した錠剤Jの破片をより確実に洗い落とすことができる。
(実施の形態2)
本開示の実施の形態2に係る洗濯機51について説明する。なお、実施の形態2では、主に、実施の形態1と異なる点について説明し、実施の形態1と重複する説明を省略する。実施の形態2においては、実施の形態1と同一又は同等の構成については同じ符号を付して説明する。
図16は、本開示に係る実施の形態2の洗濯機51の模式図である。
実施の形態2では、洗濯剤供給ユニットの構造で実施の形態1と異なる。また、実施の形態2に係る洗濯機51は乾燥機能付きの洗濯機である。
図16に示すように、洗濯機51は、洗濯槽4に乾燥用の空気を循環させる乾燥装置58を有する。また、乾燥装置58と洗濯槽4との間で空気の循環経路を形成するために、洗濯機51は洗濯槽4及び水槽3の開口した上部を覆う蓋52を有する。蓋52は洗濯槽4及び水槽3の開口した上部を封止する。
洗濯機51は洗濯剤供給ユニット55を有する。
洗濯剤供給ユニット55は、手動投入ユニット56と自動投入ユニット7とを備える。
続いて、洗濯剤供給ユニット55の構成について、図17及び図18を参照しながら説明する。図17及び図18は、洗濯剤供給ユニット55の斜視図である。
図17に示すように、洗濯剤供給ユニット55は、ユニットケース100と、蓋100aと、手動投入ユニット56と、自動投入ユニット7と、給水部材10と、流路部材101(図18)とを備える。
図18に示すように、ユニットケース100は、手動投入ユニット56と、自動投入ユニット7と、流路部材101とを収容する部材である。ユニットケース100の上部は開口しており、蓋100aで覆われる。
以降の説明において、手動投入ユニット56について、手動投入ユニット6と重複する説明を省略し、流路部材101について、流路部材11と重複する説明を省略する。
手動投入ユニット6の構成について、図18-図21を参照しながら、より詳細に説明する。図19は、手動投入ユニット56の斜視図である。図20は、手動投入ユニット56から錠剤ケース113及び流路部材115、116を外した状態を示す斜視図である。図21は、手動投入ユニット56の斜視断面図である。
図18に示すように、手動投入ユニット56は、本体部114を備える。本体部114は、ユニットケース100において前後方向Lに引き出し可能に保持される部材である。
図19に示すように、本体部114には、流路部材115、116と、ケース113(以降、錠剤ケース113)とが収容される。流路部材115、116と錠剤ケース113とは、本体部114に取り外し可能に収容される。
図20に示すように、本体部114は、ケース110、111、112を形成し、柔軟剤ケース110は柔軟剤を収容し、洗剤ケース111は洗剤を収容し、粉末洗剤ケース112は粉末洗剤を収容する。
本体部114において、柔軟剤ケース110と洗剤ケース111とは幅方向Kに並んで設けられている。粉末洗剤ケース112は、ケース110、111の前側L1に形成される空間117と、ケース110とケース111との間に延びる流路118とを有する。流路118は、空間117と連通している。流路118は、空間117との接続位置から後側L2に向かって下方に傾斜しており、下端に洗濯槽4に連通した流出口(図示せず)を有する。ケース110、111の上部は投入口110a、111aを形成し、空間117の上部は投入口117aを形成する。ケース110、111にはそれぞれ、液剤吐出流路73、74が設けられている。
錠剤ケース113は、流路118の上部に配置され、即ち、ケース110、111との間に配置される。錠剤ケース113は、錠剤Jを収容し、前側L1に錠剤Jを投入するための投入口113aを形成する。投入口113aは、幅方向Kに並ぶケース110とケース111との間に配置される。
錠剤ケース113は、投入口113aの両側から上方に突出する把持部113bを有する。錠剤ケース113を本体部114から取り外す際、ユーザは把持部113bを掴んで錠剤ケース113を持ち上げることができる。ユーザが、把持部113bが掴める部材であることを容易に認識できるように、把持部113bに模様が付されてもよい。実施の形態2において、把持部113bの側面には線状に延びる凸部113cが形成されている。
流路部材115、116は、それぞれ、ケース110、111の液剤吐出流路73、74を覆うように配置される。
流路部材115、116はそれぞれ錠剤Jの進入を規制する規制部119、120を形成する。図21に示すように、流路部材116は、ケース111の投入口111aと内底面111bとの間において、前後方向Lに突出する規制部120を有する。規制部120は、ケース111に投入された錠剤Jがケース111の内底面111bに到達することを抑制するように、錠剤Jの落下方向と交差して延びる。規制部120は、液剤吐出流路74の入り口の上流に設けられている。流路部材115は、同様に、前後方向Lに突出する規制部119を有する。
錠剤ケース113は、空間117と流路118との接続位置において、下方に突出する規制部121を有する。規制部121は、空間117に投入された錠剤Jが流路118に進入することを抑制するように、空間117から流路118に向かう方向と交差して延びる。言い換えれば、規制部121は、流路118の入口を狭くする機能を有する。実施の形態2では、規制部121の下端から流路118の底面118bまでの距離は錠剤Jの直径D0より小さい。
錠剤ケース113は、幅方向Kに突出し、ケース110、111の側壁の上部に引掛ける引掛け部122を有する。引掛け部122には、引掛け部122に対してさらに幅方向Kに突出して、ケース110、111の投入口110a、111aに部分的に覆う規制部123を有する。規制部123は、ケース110に投入された錠剤Jが後側L2に移動することを抑制するように、前後方向Lに対向するエッジ124を形成する。
図22は、錠剤ケース113の斜視図である。図23は、解放状態における錠剤ケース113の斜視図である。図24は、前後方向Lから見た錠剤ケース113の断面図である。
図22に示すように、錠剤ケース113の上部には、投入口113aが形成されている。投入口113aは、錠剤ケース113の前面から前後方向Lに延びて形成される。投入口113aは、投入口63aと同様に、縦長形状を有してもよい。
図23に示すように、錠剤ケース113は、開閉可能な部材であり、第1側壁140と、第2側壁142と、周壁141と、狭窄部137と、保持部138とを有する。第1側壁140と、第2側壁142とは回転軸Xによって互いに接続される。錠剤ケース113の姿勢は、本体部114から取り外した状態において、第1側壁140と第2側壁142とが対向する姿勢(図22)と、第1側壁140と第2側壁142とが互いに沿っている姿勢(図23)との間で変更可能である。具体的には、第2側壁142は、周壁141に沿った回転軸Xの周りで回転可能(矢印G参照)である。第2側壁142を回転させて対向状態を解除することで、錠剤ケース113の内壁にアクセスしやすくなり、錠剤ケース113の内壁の洗浄やお手入れが容易になる。
第1側壁140と第2側壁142とは、側壁の厚み方向に貫通したメッシュ132aを形成する。溶けた錠剤Jは、水とともにメッシュ132aから流出して洗濯槽4に投入される。第1側壁140は、メッシュ132aの前側L1において、メッシュ132bをさらに形成する。メッシュ132bは、メッシュ132aの頂点より低い高さに形成される。
周壁141は、第1側壁140の外周部に接続され、前後方向Lに延びる錠剤ケース113の底壁部136を形成する。投入口113aの下方の底壁部136は、投入された錠剤Jを支持する給水位置K2を形成する。
狭窄部137は、側壁140、142の内壁から対向する側壁に向かって幅方向Kに突出する壁部である。狭窄部137は、給水位置K2が位置する第1空間R11と、後側L2の第2空間R12とを区切る機能を有する。第1空間R11は錠剤Jを収容する空間であり、実施の形態1における収容空間K10と対応する。第2空間R12は溶解した錠剤Jから発生した充分に小さい破片を通過させてメッシュ132aから排出するための空間である。狭窄部137は、錠剤J及び錠剤Jから発生した大きい破片が第1空間R11から第2空間R12に流入することを抑制する。大きい破片とは、メッシュ132aを通過できず、メッシュ132aを塞ぐような大きさを有する破片を意味する。
図24に示すように、第1側壁140に設けられた狭窄部137と、第2側壁142に設けられた狭窄部137との間の間隔R5は、底壁部136に近づく方向に向かって小さくなる。そのため、狭窄部137の構造によって、大きく重い錠剤Jの破片の通過が規制しやすくなる。
保持部138は、狭窄部137からさらに幅方向Kに突出する。保持部138は、第1側壁140に設けられた狭窄部137と、第2側壁142に設けられた狭窄部137とを接続させる。そのため、錠剤Jが細くなった場合においても、錠剤Jが第1空間R11から第2空間R12に移動することを規制できる。
図25は、洗濯剤供給ユニット55の断面図である。図25に示すように、給水ノズル12、13は給水位置K2の上方に設けられている。水は投入口113aを通じて錠剤ケース113に供給される。そのため、投入口113aは、錠剤Jの投入と給水とのために併用されている。実施の形態1と同様に、給水ノズル12、13から吐出される水は、給水位置K2の周囲の側壁140、142に当たる。
[効果]
実施の形態2に係る洗濯機51によれば、以下の効果を奏することができる。
上述したように、本実施の形態の洗濯機51は、筐体2内に回転可能に設けられた洗濯槽4と、洗濯槽4に洗濯剤を供給する洗濯剤供給ユニット55と、を備える。洗濯剤供給ユニット55は、洗剤ケース111(第1洗濯剤ケース)と、錠剤ケース113(固形剤ケース)と、を有する。洗剤ケース111は、洗剤(第1洗濯剤)が投入される投入口111a(第1洗濯剤投入口)が設けられ、洗剤を収容して洗濯槽4に供給する。錠剤ケース113は、水溶性を有する錠剤J(固形剤)が投入される投入口113a(固形剤投入口)が設けられ、錠剤Jを収容して洗濯槽4に供給する。洗剤ケース111には、洗剤を収容する収容スペース(洗濯剤収容スペース)と、錠剤Jの通過を規制する規制部120とが設けられている。
このような構成によって、投入口111aへの錠剤Jの誤投入を抑制できる。錠剤Jを誤って洗剤ケース111に投入した場合においても、錠剤Jの通過が規制されるため、錠剤Jを洗剤ケース111から取り出して、正しい場所に再投入しやすくなる。再投入によって、錠剤Jは給水位置K2に到達し、適切なタイミングにおいて給水を受けることができる。
本実施の形態の洗濯機51において、規制部120は、投入口111aとケース111の内底面111bとの間で前後方向L(横方向)に突出する。
このような構成によって、誤ってケース111に投入された錠剤Jは、規制部120に当たり、洗剤ケース111の内底面111bに到達しにくくなる。また、投入口113aは、手動投入ユニット56の端部近傍に位置しておらず、投入口111aと投入口110aとの間にある。そのため、誤って手から錠剤Jを落としたとしても、洗濯槽4内に錠剤Jを直接落下させてしまうことを抑制できる。投入口113aの左右には規制部119、120が設けられているため、誤って手から錠剤Jを投入口113aの左右に落としたとしても、左右いずれかの規制部119、120に引っ掛かる。したがって、錠剤Jの誤投入を抑制することができる。誤投入した場合においても、錠剤Jがケース110、111の底面より投入口110a、111aの近い位置で止まるため、錠剤Jは取り出しやすくなる。
本実施の形態の洗濯機51において、洗濯剤供給ユニット55は、収容スペースから洗剤および水を排出する液剤吐出流路74(排出部)を有する。規制部120は、液剤吐出流路74の入り口に設けられる。
このような構成によって、誤って錠剤Jを投入口111aに落としたとしても、錠剤Jが液剤吐出流路74に到達することを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機51において、錠剤ケース113は、第1側壁140と、第1側壁140と対向する第2側壁142と、第1側壁140と第2側壁142とを開閉可能に接続する回転軸X(接続部)と、を有する。
このような構成によって、回転軸Xの周りで錠剤ケース113を回転させることによって側壁140、142の対向状態を解除できる。そのため、錠剤ケース113の内壁にアクセスしやすくなり、錠剤ケース113の洗浄やお手入れが容易になり、内壁に付着した錠剤Jの破片を洗い落とすことができる。
本実施の形態の洗濯機51において、第1側壁140と、第2側壁142とは、通水可能に形成されたメッシュ132a(排水部)を有する。
このような構成によって、両側の側壁140、142にメッシュ132aを設けることで、錠剤ケース113の排水性をさらに向上させることができる。そのため、錠剤ケース113の容積が小さい場合においても、錠剤ケース113内の水位の上昇を抑制して、錠剤ケース113の上部に錠剤Jの破片が付着して溶け残ることを抑制できる。
本実施の形態の洗濯機51において、第1側壁140は給水位置K2(錠剤収容スペース)から外側に突出する引掛け部122(第1引掛け部)を有し、第2側壁142は給水位置K2から外側に突出する引掛け部122(第2引掛け部)を有する。
このような構成によって、両側の側壁140、142に引掛け部122を設けることで、手動投入ユニット56において、錠剤ケース113を安定的に保持することができる。
第1の態様における洗濯機は、筐体内に回転可能に設けられた洗濯槽と、水溶性を有する固形剤を収容する固形剤収容スペースを有し、水に溶解された固形剤を洗濯槽に供給する固形剤ケースと、を備え、固形剤ケースは、筐体に取り外し可能に設けられ、固形剤ケースが筐体に取り付けられた状態において、固形剤収容スペースは対向する壁面によって規定され、固形剤ケースが筐体から取り外された状態において、壁面の対向状態は解除可能である。
第2の態様における洗濯機として、第1の態様における洗濯機において、少なくとも一方の壁面は通水可能に形成された排水部を有する。
第3の態様における洗濯機として、第1または第2の態様における洗濯機において、壁面は、固形剤収容スペースの短手方向において互いに対向する。
第4の態様における洗濯機として、第1から第3の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースは、固形剤が投入される固形剤投入口を形成し、固形剤投入口の短手方向の幅と、固形剤収容スペースの短手方向の幅とが略同じである。
第5の態様における洗濯機として、第1から第4の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースは、固形剤収容スペースの短手方向が略水平となるように配置される。
第6の態様における洗濯機として、第1から第5の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースは、固形剤収容スペースから外側に突出する引掛け部を有する。
第7の態様における洗濯機として、第1から第6の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースに隣接して配置され、洗濯槽に供給される洗濯剤を収容する洗濯剤ケースをさらに有し、壁面は一対の側壁であって、側壁の一方は、固形剤ケースで構成され、通水可能に形成された排水部を有し、側壁の他方は、洗濯剤ケースで構成される。
第8の態様における洗濯機として、第1から第7の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースは、洗濯剤ケースに面する周壁を有し、周壁は、洗濯剤ケースに向かって突出する突起を有する。
第9の態様における洗濯機として、第1から第8の態様のいずれかにおける洗濯機において、洗濯剤ケースと固形剤ケースとの給水経路は共通である。
第10の態様における洗濯機として、第1から第6の態様のいずれかにおける洗濯機において、固形剤ケースは、壁面として、第1側壁と、第1側壁と対向する第2側壁と、を有し、固形剤ケースは、第1側壁と第2側壁とを開閉可能に接続する接続部をさらに有する。
第11の態様における洗濯機として、第1から第6または第10の態様のいずれかにおける洗濯機において、第1側壁と、第2側壁とは、通水可能に形成された排水部を有する。
第12の態様における洗濯機として、第1から第6または第10または第11の態様のいずれかにおける洗濯機において、第1側壁は固形剤収容スペースから外側に突出する第1引掛け部を有し、第2側壁は固形剤収容スペースから外側に突出する第2引掛け部を有する。
本開示は、添付図面を参照しながら好ましい実施の形態に関連して充分に記載されているが、この技術に熟練した人々にとっては種々の変形や修正は明白である。そのような変形や修正は、添付した請求の範囲による本発明の範囲から外れない限りにおいて、その中に含まれると理解されるべきである。
本開示の洗濯機は、固形剤の投入に関する構成の機能を向上させることができるため、家庭用の洗濯機、業務用の洗濯機、あるいは任意の種類の洗濯乾燥機(例えば家庭用のドラム式洗濯機)として有用である。
1 洗濯機
2 筐体
3 水槽
4 洗濯槽
5 洗濯剤供給ユニット
6 手動投入ユニット
7 自動投入ユニット
10 給水部材
11 流路部材
12 給水ノズル
13 給水ノズル
26 内部流路
27 内部流路
26b 端部流路
27b 端部流路
50 ユニットケース
60 洗剤ケース
61 柔軟剤ケース
62 粉末洗剤ケース
63 錠剤ケース
63a 投入口
65 投入口部材
66 投入口部材
68 ガイド部
80 側壁
81 周壁
82 メッシュ
84 傾斜面
87 突出部
88 突出部

Claims (12)

  1. 筐体内に回転可能に設けられた洗濯槽と、
    水溶性を有する固形剤を収容する固形剤収容スペースを有し、水に溶解された前記固形剤を前記洗濯槽に供給する固形剤ケースと、を備え、
    前記固形剤ケースは、前記筐体に取り外し可能に設けられ、
    前記固形剤ケースが前記筐体に取り付けられた状態において、前記固形剤収容スペースは対向する壁面によって規定され、
    前記固形剤ケースが前記筐体から取り外された状態において、前記壁面の対向状態は解除可能である、洗濯機。
  2. 少なくとも一方の前記壁面は通水可能に形成された排水部を有する、請求項1に記載の洗濯機。
  3. 前記壁面は、前記固形剤収容スペースの短手方向において互いに対向する、請求項1に記載の洗濯機。
  4. 前記固形剤ケースは、前記固形剤が投入される固形剤投入口を形成し、
    前記固形剤投入口の短手方向の幅と、前記固形剤収容スペースの短手方向の幅とが略同じである、請求項1に記載の洗濯機。
  5. 前記固形剤ケースは、前記固形剤収容スペースの短手方向が略水平となるように配置される、請求項3に記載の洗濯機。
  6. 前記固形剤ケースは、前記固形剤収容スペースから外側に突出する引掛け部を有する、請求項1に記載の洗濯機。
  7. 前記固形剤ケースに隣接して配置され、前記洗濯槽に供給される洗濯剤を収容する洗濯剤ケースをさらに有し、
    前記壁面は一対の側壁であって、
    前記側壁の一方は、前記固形剤ケースで構成され、通水可能に形成された排水部を有し、
    前記側壁の他方は、前記洗濯剤ケースで構成される、請求項1から6のいずれか一項に記載の洗濯機。
  8. 前記固形剤ケースは、前記洗濯剤ケースに面する周壁を有し、
    前記周壁は、前記洗濯剤ケースに向かって突出する突起を有する、請求項7に記載の洗濯機。
  9. 前記洗濯剤ケースと前記固形剤ケースとの給水経路は共通である、請求項7に記載の洗濯機。
  10. 前記固形剤ケースは、前記壁面として、第1側壁と、前記第1側壁と対向する第2側壁と、を有し、
    前記固形剤ケースは、前記第1側壁と前記第2側壁とを開閉可能に接続する接続部をさらに有する、請求項1に記載の洗濯機。
  11. 前記第1側壁と、前記第2側壁とは、通水可能に形成された排水部を有する、請求項10に記載の洗濯機。
  12. 前記第1側壁は前記固形剤収容スペースから外側に突出する第1引掛け部を有し、
    前記第2側壁は前記固形剤収容スペースから外側に突出する第2引掛け部を有する、請求項10に記載の洗濯機。
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