JP5906764B2 - ギヤ装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1に記載のギヤ装置は、同心状に形成された二列のギヤ歯を有する二つのフェースギヤと、噛合状態で両者の内側ギヤ歯列間に配置された遊星歯車と、同じく噛合状態で両者の外側ギヤ歯列間に噛合されたピニオンギヤとを備えている。そして、両者の外側ギヤ歯列に異なる歯数を設定することにより、その歯数差に基づく両フェースギヤの回転差を利用して高い変速比を実現することが可能となっている。
請求項3に記載の発明は、前記入力ギヤは、螺子状の捩れを有したヘリカルギヤであること、を要旨とする。
上記構成によれば、フェースギヤの回転軸方向の寸法を短縮して、更なる小型化及び扁平化を図ることができる。そして、その凹部によって上記請求項5のガイド部を構成することにより、簡素な構成にて、フェースギヤの回転を円滑化することができる。
請求項7に記載の発明は、入力軸に設けられた入力ギヤと、前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、前記リングギヤにおける前記フェースギヤと反対側の軸方向端部には、ギヤ歯のない無歯部が形成されるとともに、前記軸受部は、前記無歯部に形成されたギヤ装置であること、を要旨とする。
請求項8に記載の発明は、入力軸に設けられた入力ギヤと、前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部に遊嵌して、前記フェースギヤの相対回転を許容しつつ、前記リングギヤを前記フェースギヤと同軸位置に案内するガイド部が形成されたギヤ装置であること、を要旨とする。
請求項9に記載の発明は、入力軸に設けられた入力ギヤと、前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部が配置される凹部が形成されたギヤ装置であること、を要旨とする。
図1に示すように、ギヤ装置1は、入力軸2に設けられた入力ギヤ3と、この入力ギヤ3に噛合されたフェースギヤ4とを備えている。本実施形態の入力軸2は、モータ5に駆動されることにより回転する。また、フェースギヤ4は、その回転軸が入力軸2に対して食い違いの位置関係となるように配置されている。そして、入力ギヤ3は、フェースギヤ4よりも小径のピニオンギヤとして構成されている。
(1)ギヤ装置1は、入力軸2に設けられた入力ギヤ3と、入力ギヤ3に噛合されるフェースギヤ4と、その入力要素となるサンギヤ11がフェースギヤ4に対して一体に設けられた遊星歯車機構15とを備える。また、遊星歯車機構15の固定要素となるリングギヤ12は、フェースギヤ4の歯部6側において当該歯部6の径方向内側に配置される。そして、リングギヤ12には、入力軸2の先端2aを支承する軸受部31が形成される。
・上記実施形態では、入力ギヤ3には、螺子状の捩れをもって形成された二条のギヤ歯3aを有する小歯数ヘリカルギヤが採用されることとした。しかし、これに限らず、その歯数は、三条以上であってもよい。そして、可能であれば、一条であってもよい。
しかし、これに限らず、その開口端12bに環状突部26が形成されない構成に適用してもよい。また、リングギヤ12の軸方向端部に遊嵌して、フェースギヤ4の相対回転を許容しつつ、リングギヤ12をフェースギヤ4と同軸位置に案内可能な構成であれば、ガイド部30の形状は、必ずしも溝状でなくともよい。
(イ)前記リングギヤにおける前記フェースギヤと反対側の軸方向端部には、底部が形成されること、を特徴とするギヤ装置。即ち、底部を設けることにより、その設置が容易になる。また、底部が補強材となることでリングギヤの剛性が高くなる。その結果、その作動音を低減することができる。更に、リングギヤの外周面に開口する穴を底部に穿設することにより、簡素な構成にて、外形(外径)の拡大を招くことなく、リングギヤに軸受部を形成することができる。また、底部に挿通孔を形成し当該挿通孔にプラネタリキャリヤの回転軸を挿通することにより、簡素な構成にて、回転自在にプラネタリキャリヤを支承することができる。そして、この回転軸の先端に出力部を形成することができる。その結果、より一層の小型化を図ることができる。
Claims (9)
- 入力軸に設けられた入力ギヤと、
前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、
前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、
前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側、且つ前記入力軸の軸線上に配置され、
前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成されたギヤ装置。 - 請求項1に記載のギヤ装置において、
前記遊星歯車機構は、前記フェースギヤと一体に設けられて前記入力要素を構成するサンギヤと、該サンギヤ及び前記リングギヤに噛合されるプラネタリギヤと、該プラネタリギヤを自転自在且つ公転自在に支承することにより出力要素を構成するプラネタリキャリヤと、を備えてなること、を特徴とするギヤ装置。 - 請求項2に記載のギヤ装置において、
前記入力ギヤは、螺子状の捩れを有したヘリカルギヤであること、
を特徴とするギヤ装置。 - 請求項1〜請求項3の何れか一項に記載のギヤ装置において、
前記リングギヤにおける前記フェースギヤと反対側の軸方向端部には、ギヤ歯のない無歯部が形成されるとともに、前記軸受部は、前記無歯部に形成されること、
を特徴とするギヤ装置。 - 請求項1〜請求項4の何れか一項に記載のギヤ装置において、
前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部に遊嵌して、前記フェースギヤの相対回転を許容しつつ、前記リングギヤを前記フェースギヤと同軸位置に案内するガイド部が形成されること、を特徴とするギヤ装置。 - 請求項1〜請求項5の何れか一項に記載のギヤ装置において、
前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部が配置される凹部が形成されること、を特徴とするギヤ装置。 - 入力軸に設けられた入力ギヤと、
前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、
前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、
前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、
前記リングギヤにおける前記フェースギヤと反対側の軸方向端部には、ギヤ歯のない無歯部が形成されるとともに、前記軸受部は、前記無歯部に形成されたギヤ装置。 - 入力軸に設けられた入力ギヤと、
前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、
前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、
前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、
前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部に遊嵌して、前記フェースギヤの相対回転を許容しつつ、前記リングギヤを前記フェースギヤと同軸位置に案内するガイド部が形成されたギヤ装置。 - 入力軸に設けられた入力ギヤと、
前記入力ギヤに噛合されるフェースギヤと、
前記フェースギヤに対して一体に設けられた入力要素を有する遊星歯車機構とを備え、
前記遊星歯車機構は、固定要素となるリングギヤを有するとともに、前記リングギヤは、前記フェースギヤの歯部側において該歯部の径方向内側に配置され、且つ前記リングギヤには、前記入力軸の先端を支承する軸受部が形成され、
前記フェースギヤの円盤部には、前記リングギヤの軸方向端部が配置される凹部が形成されたギヤ装置。
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