JP5906264B2 - 配線基板及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は配線基板及びその製造方法に係り、さらに詳しくは、半導体チップが実装される半導体パッケージに適用できる配線基板及びその製造方法に関する。
従来、半導体チップを実装するための半導体パッケージとして適用される配線基板がある。そのような配線基板は、基板の上にビルドアップ工法によって配線層を積層することに基づいて製造される。
特許文献1には、表面の誘電体層の開口部内にパッドを有する配線基板において、パッドの裏面側にパッド本体の外縁から内層方向に開口部の壁に沿って形成される壁面導体部を設けることにより、パッドと誘電体層との界面を起点に発生するクラックを防止することが記載されている。
特許文献2には、支持基板の上に電極及びそれに接続される配線部を積層して形成した後に、支持基板を除去することにより配線基板を得ることが記載されている。
特開2005−244108号公報 特開2007−13092号公報
後述する関連技術で説明するように、半導体チップが実装された配線基板の接続パッド(銅パッド)がはんだバンプを介して実装基板に実装されて電子部品モジュールが構成される。そのような電子部品モジュールでは、特に配線基板がコアレスタイプの場合、信頼性試験として落下試験を行うと、接続パッド周りから内層側にクラックが発生しやすく、使用時に十分な信頼性が得られない問題がある。
本発明は以上の課題を鑑みて創作されたものであり、接続パッド周りから内層側にクラックが発生することを防止できる配線基板及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は配線基板に係り、絶縁層と配線層とが積層されて形成された配線基板であって、絶縁層と、前記絶縁層に設けられた配線層と、前記絶縁層に設けられたビア導体を介して前記配線層に接続されると共に、前記絶縁層の外面側に側面の全体が埋め込まれた接続パッドであって、前記接続パッドの接続面が前記絶縁層の外面と同一位置、又は前記絶縁層の外面から内層側に沈み込む位置に配置された前記接続パッドとを有し、前記接続パッドは、外層側に配置されて銅から形成された第1金属層と、前記第1金属層の内層側の面に配置されて、ニッケル、パラジウム、クロム、鉄、モリブデン、及びマンガンのいずれかより形成された中間金属層と、前記中間金属層の内層側の面に配置されて銅から形成された第2金属層とを含み、前記配線基板の表面となる前記絶縁層の外面に、前記接続パッドの前記第1金属層側の面が露出しており、前記接続パッドの側面と前記第2金属層側の面が、前記配線基板の表面となる前記絶縁層に被覆されて、前記接続パッドは一層からなる前記絶縁層の中に埋め込まれており、かつ、前記第2金属層に前記ビア導体が接続されており、前記第1金属層及び第2金属層の周縁部は、前記中間金属層の外周部より外側に突き出る突出部となっており、かつ、前記中間金属層の硬度は、前記第1金属層及び第2金属層の硬度より高いことを特徴とする。
本発明では、半導体チップが実装された配線基板の接続パッドをはんだバンプなどによって実装基板に接続する場合に、接続パッドの外層側の第1金属層(例えば銅層)にクラックが発生するとしても、硬度が高い中間金属層(例えばニッケル層)でクラックの進行を止めることができる。従って、配線基板を実装する際の電気接続の信頼性を向上させることができる。
本発明の好適な態様では、接続パッドの中間金属層の周縁部は、第1金属層及び第2金属層の外周部より外側に突き出る突出部となっている。あるいは、第1金属層及び第2金属層の周縁部が、中間金属層の外周部より外側に突き出る突出部となっていてもよい。
このようにして、接続パッドの側面に段差(凹凸)を設けることにより、接続パッドと絶縁層との界面から発生するクラックが内層側に進行することを防止することができる。
特に、硬度の高い中間金属層の周縁部を突出部とすることにより、接続パッドの側面で発生するクラックの内層側への進行をより確実に止めることができる。
コアレス配線基板に本発明の接続パッドの構造を適用することが好ましい。コアレス配線基板は、支持基板の上に接続パッドを含むビルドアップ配線が形成された後に、支持基板が除去されて製造される。従って、接続パッドは絶縁層に埋め込まれた状態で形成されるため、接続パッド周りから内層側にクラックが発生しやすい。
以上説明したように、本発明の配線基板では、接続パッド周りから内層側にクラックが進行することを防止できる。
図1は関連技術の配線基板を示す断面図である。 図2(a)及び(b)は本発明の第1実施形態の配線基板を示す断面図である。 図3は本発明の第1実施形態の第1変形例の配線基板を示す断面図である。 図4は本発明の第1実施形態の第2変形例の配線基板を示す断面図である。 図5(a)〜(e)は本発明の第1実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その1)である。 図6(a)〜(d)は本発明の第1実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その2)である。 図7(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その3)である。 図8(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その4)である。 図9(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図である。 図10(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の配線基板の第3の製造方法を示す断面図である。 図11(a)及び(b)は本発明の第2実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図である。 図12は本発明の第2実施形態の第1変形例の配線基板を示す断面図である。 図13は本発明の第2実施形態の第2変形例の配線基板を示す断面図である。 図14(a)〜(d)は本発明の第2実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図(その1)である。 図15(a)〜(c)は本発明の第2実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図(その2)である。 図16(a)〜(d)は本発明の第3実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その1)である。 図17(a)〜(c)は本発明の第3実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図(その2)である。 図18は本発明の第3実施形態の配線基板を示す断面図である。 図19は本発明の第3実施形態の第1変形例の配線基板を示す断面図である。 図20は本発明の第3実施形態の第2変形例の配線基板を示す断面図である。 図21(a)〜(d)は本発明の第3実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図(その1)である。 図22(a)〜(c)は本発明の第3実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図(その2)である。 図23(a)及び(b)は本発明の第3実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図(その3)である。
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照して説明する。
(関連技術)
本発明の実施形態を説明する前に本発明に関連する関連技術の問題点について説明する。図1は関連技術の配線基板を示す断面図である。
図1に示すように、関連技術の配線基板100では、絶縁層200の外面側に接続パッドCが埋設されて形成されている。接続パッドCは銅層の外層側にニッケル/金層などのコンタクト層が形成されて構成される。
接続パッドCの内層側の絶縁層200には接続パッドCに接続されるビア導体300が設けられている。ビア導体300の内層側には絶縁層200に埋設された配線層400が形成されている。このようにして、接続パッドCはビア導体300を介して配線層400に接続されている。
また、接続パッドCには外側に突出するはんだバンプ500が設けられる。
配線基板100はコア基板をもたないコアレス配線基板であり、絶縁層200が基板として機能する。コアレス配線基板は支持基板の上に接続パッドを含むビルドアップ配線を形成した後に、支持基板を除去することに基づいて製造される。このため、配線基板100の接続パッドCは絶縁層200に埋め込まれた状態で形成される。
そのような配線基板100では、接続パッドCと反対側のチップ用接続パッド(不図示)に半導体チップが実装され、接続パッドCに接続されたはんだバンプ500が実装基板(マザーボード)(不図示)の接続電極に接続されて実装される。このようにして、半導体チップが実装された配線基板100が実装基板に実装されることにより電子部品モジュールが構成される。
そのような電子部品モジュールでは、信頼性試験として落下試験(ドロップテスト)が行われる。つまり、電子部品モジュールを所定回数で落下させ、配線基板100と実装基板とのはんだバンプ500を介した電気接続などに異常がないか加速劣化試験が行われる。
主要部が銅層から形成される接続パッドCを備えたコアレスタイプの配線基板100では、接続パッドC周りから内層側にクラックが発生しやすい問題がある。
つまり、図1に示すように、接続パッドCと絶縁層200との界面から内層側の絶縁層200にクラックが発生することがある。あるいは、接続パッドC自体にクラックが発生し、内層側のビア導体300やその周りにクラックが進行することがある。
これは、配線基板100のはんだバンプ500を実装基板にリフローはんだ付けする際などの加熱処理での熱応力の発生が影響しており、接続パッドC周りに応力集中が起こり内層側に向けてクラックが発生しやすいからである。
配線基板100の接続パッド周りから内層側にクラックが進行すると、電子部品モジュールの製造歩留りや信頼性の低下の要因になるため、クラックの発生を防止できる新規な構造の配線基板が望まれる。
(第1の実施の形態)
図2〜図4は本発明の第1実施形態の配線基板を示す断面図、図5〜図10は同じく配線基板の製造方法を示す断面図である。
図2(a)に示すように、第1実施形態の配線基板1では、絶縁層30の内層側に配線層40が埋め込まれて形成されている。配線層40の外層側の絶縁層30にはビアホールVHが設けられており、ビアホールVHには配線層40に接続されるビア導体VCが充填されている。
また、ビア導体VCの外層側の絶縁層30に接続パッドCが埋め込まれており、接続パッドCはビア導体VCに接続されている。このようにして、接続パッドCはビア導体VCを介して配線層40に接続されている。
接続パッドCはその接続面Cxを除く主要部が絶縁層30の外面30x側に埋め込まれており、接続面Cxが絶縁層30から露出している。そして、接続パッドCはその接続面Cxが絶縁層30の外面30xから深さdで内層側に沈み込んだ状態で絶縁層30に埋設されている。
つまり、絶縁層30の外面30x側に深さdの凹部30aが設けられており、その凹部30aの底面側の絶縁層30に接続パッドCが埋め込まれて、接続パッドCの接続面Cxが凹部30aの底面に配置されている。
なお、「外層側」とは、配線基板1内の外側方向(図2(a)では下側)を示し、「内層側」とは、配線基板1内の内側方向(図2(a)では上側)を示す。
特に図示されていないが、配線層40は内層側(接続パッドCと反対側)に任意の積層数で積層されている。
後述する第2実施形態のように、絶縁層30に凹部30aを設けずに、接続パッドCの接続面Cxと絶縁層30の外面30xとが同一の高さ位置に配置されて同一面を構成するようにしてもよい。あるいは、後述する第3実施形態のように、接続パッドCが絶縁層30の外面30xから外側に突き出るバンプ電極として形成されてもよい。
つまり、接続パッドCの少なくとも一部が絶縁層30の外面30x側に埋め込まれて、接続パッドCが外部接続電極として機能すればよい。
次に、接続パッドCの構造について説明する。接続パッドCは、外層側の第1金属層20とその内層側の面(図2(a)では上面)に配置された中間金属層22と、中間金属層22の内層側の面(図2(a)では上面)に配置された第2金属層24と、第1金属層20の外層側の面(図2(a)では下面)に配置された表面処理層16とにより構成される。
表面処理層16としては、コンタクト層を形成してもよいし、酸化防止剤を形成してもよい。コンタクト層を形成する場合は、ニッケル層/金層(外面側が金層)、ニッケル層/パラジウム層/金層(外面側が金層)、パラジウム層/金層(外側が金層)、金層、又は錫(Sn)層などから形成される。
また、酸化防止剤を形成する場合は、イミダゾール化合物からなるOSP(Organic Solder Passivation)が使用される。酸化防止剤(OSP)は、接続パッドCの接続面Cx(銅)の酸化を防止し、接続パッドCにはんだバンプなどを加熱処理して搭載する際に消失する。なお、表面処理層16を省略した形態としてもよい。
このように、接続パッドCは中間金属層22が第1金属層20及び第2金属層24で挟まれた構造を含む。
さらに、中間金属層22は第1金属層20及び第2金属層24の面積(径)より大きく設定されてそれらから外側にはみ出して配置されており、中間金属層22の外周部の位置が第1金属層20及び第2金属層24の外周部の位置より外側に配置されている。これにより、中間金属層22の周縁部が第1金属層20及び第2金属層24の外周部から外側に突き出る突出部Pとなっている。このようにして、配線基板1の接続パッドCでは、中間金属層22が突出部Pを備えることでその側面に段差(凹凸)が設けられている。
接続パッドCは円状や四角状などからなり、中間金属層22の突出部Pはその外周に沿って設けられている。接続パッドCは島状に配置されていてもよく、配線層に繋がってその一端に配置されていてもよい。接続パッドCが島状に配置される場合は、中間金属層22の突出部Pはリング状に繋がって配置される。
また、中間金属層22の硬度は、第1、第2金属層20,24の硬度より高く設定されている。以下に示す硬度はモース硬度である。
好適な例としては、中間金属層22はニッケル(Ni)(硬度:4.0)から形成され、第1金属層20及び第2金属層24は銅(Cu)(硬度:3.0)から形成される。第1金属層20及び第2金属層24として、銅の他に、アルミニウム(Al)や金(Au)(共に硬度:2.50)などの金属配線材料を使用してもよい。
中間金属層22は第1、第2金属層20,24より硬度が高い金属であればよく、ニッケルの他に、パラジウム(Pd)(硬度:4.75)、クロム(Cr)(硬度:8.50)、鉄(Fe)(硬度:4.00、)モリブデン(Mo)(硬度:5.50)、マンガン(Mn)(硬度:6.00)、コバルト(Co)(硬度:5.00)、チタン(Ti)(硬度:6.00)などを使用することができる。
なお、図2(a)では、側面が段差形状の4層構造の接続パッドCを例示するが、積層数は任意に設定することができる。その場合、図2(a)の接続パッドCの上に中間金属層22とそれより面積が小さい第2金属層24とが交互に積層される。
図2(b)には図2(a)の配線基板1の接続パッドCにはんだバンプ46が搭載された様子が示されている。そして、関連技術で説明したように、接続パッドCと反対側のチップ用接続パッド(不図示)に半導体チップ(不図示)がフリップチップ接続された後に、配線基板1がはんだバンプ46を介して実装基板(マザーボード)の接続電極に実装されて、電子部品モジュール(不図示)が構成される。
関連技術で説明したように、そのような電子部品モジュールでは、信頼性試験として落下試験(ドロップテスト)が行われる。本実施形態の配線基板1では、接続パッドCの中間金属層22は、第1金属層20及び第2金属層24より硬度が高く設定されて、かつ第1金属層20及び第2金属層24の外周部から外側(横方向)に突き出る突出部Pを備えている。
これにより、図2(b)に示すように、落下試験を行う際に、接続パッドCの第1金属層20(銅)にクラックが発生するとしても、硬度が高い中間金属層22でクラックの内層側への進行を止めることができる。
また、接続パッドCの第1金属層20と絶縁層30との界面から内層側にクラックが発生するとしても、硬度の高い中間金属層22の突出部Pでクラックの内層側への進行を止めることができる。中間金属層22は硬度が高いのでそれ自身にクラックが生じにくいためである。
このように、本実施形態の配線基板1では、接続パッドC周りから内層側にクラックが進行することが防止されるので、電子部品モジュールの製造歩留りを向上させることができると共に、電子部品モジュールが組み込まれた電子機器(携帯電話など)を使用する際に高い信頼性が得られる。
前述した関連技術と同様に、第1実施形態では、コア基板をもたないコアレスタイプの配線基板1を例示しており、絶縁層30が基板として機能する。後述する製造方法で説明するように、配線基板1は支持基板の上に接続パッドを含むビルドアップ配線を形成した後に、支持基板を除去することに基づいて製造される。このため、配線基板1の接続パッドCは絶縁層30に埋め込まれた状態で形成される。
特にコアレスタイプの配線基板1では、接続パッドC周りからクラックが発生しやすい傾向があるため、コアレスタイプの配線基板に本実施形態の接続パッドCの構造を適用することが好ましい。必要に応じて、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁基板(コア基板)をもつリジットタイプの配線基板の接続パッドに適用することも可能である。
なお、本実施形態の配線基板1の接続パッドCの構造は、実装基板に接続される接続パッドばかりではなく、半導体チップが接続される反対側のチップ用接続パッドに適用してもよい。
図3には第1実施形態の第1変形例の配線基板1aが示されている。
図3に示すように、第1実施形態の第1変形例の配線基板1aでは、図2(a)の配線基板1の接続パッドCとは逆に、接続パッドCの中間金属層22は第1金属層20及び第2金属層24より小さい面積(径)でそれらの中央部に配置されており、第1金属層20及び第2金属層24の外周部の位置が中間金属層22の外周部の位置より外側に配置されている。
これにより、第1金属層20及び第2金属層24の各周縁部が中間金属層22の外周部から外側(横方向)に突き出る突出部Pとなっている。このようにして、第1変形例の配線基板1aの接続パッドCでは、第1、第2金属層20,24が突出部Pを備えることでその側面に段差(凹凸)が設けられている。
さらに、図2(a)の配線基板1と同様に、接続パッドCの中間金属層22(ニッケルなど)の硬度は第1金属層20及び第2金属層24(銅など)の硬度より高く設定されている。図3において、その他の要素は図2(a)と同一であるのでその説明を省略する。
第1変形例の配線基板1aの接続パッドCは、硬度の高い中間金属層22を内部に備えるので、接続パッドCの第1金属層20にクラックが発生するとしても、中間金属層22でクラックの進行を止めることができる。
また、第1変形例の配線基板1aでは、硬度が低い方の第1、第2金属層20,24が突出部Pを備えている。このため、接続パッドCと絶縁層30との界面から発生するクラックの進行防止効果は図2(a)の配線基板1より弱いが、接続パッドCの側面に段差を設けているため、クラックが内層側に進行しにくい構造とすることができる。
第1変形例の配線基板1aの接続パッドCにおいても、積層数は任意に設定することができる。その場合、図3の接続パッドCの上に、中間金属層22とそれより面積が大きい第2金属層24とが相互に積層される。
図4には第1実施形態の第2変形例の配線基板1bが示されている。図4に示すように、第2変形例の配線基板1bの接続パッドCでは、中間金属層22と第1金属層20及び第2金属層24とは同一面積(径)で配置されてその側面がストレート形状となっており、側面に段差は設けられていない。
第2変形例の配線基板1bの接続パッドCにおいても、積層数は任意に設定することができる。その場合、図4の接続パッドCの上に、中間金属層22とそれと同一面積の第2金属層24とが交互に積層される。
第2変形例の配線基板1bは、同様に、接続パッドCの第1金属層20にクラックが発生する際に、硬度の高い中間金属層22によってクラックが内層側に進行することを防止することができる。
第2変形例の配線基板1bでは、接続パッドCの側面がストレート形状であるため、接続パッドCと絶縁層30との界面から発生するクラックの進行を防止する効果は少ない。
しかしながら、第2変形例の配線基板1bでは、接続パッドCの側面を段差形状に加工する必要がないので、製造プロセスが簡易になり、低コストで製造することができる。
配線基板の構造や実装方法によってクラックの発生しやすい箇所は異なるので、クラックの発生しやすい箇所及び製造コストを鑑みて、接続パッドCの側面の形状を選択すればよい。
次に、第1実施形態の配線基板の製造方法について説明する。
(第1実施形態の配線基板の第1の製造方法)
第1実施形態の配線基板の第1の製造方法では、図5(a)に示すように、まず、支持基板として銅板10を用意する。支持基板として銅板10を例示するが、電解めっきのめっき給電経路として機能し、かつウェットエッチングなどで容易に除去できる部材であればよく、各種の金属板や金属箔などの導電材料を使用できる。以下の他の実施形態においても同様である。
次いで、図5(b)に示すように、接続パッドが配置される部分に開口部12aが設けられたレジスト12を銅板10の上に形成する。フォトリソグラフィによってレジスト12に対して露光・現像を行うことにより開口部12aが形成される。レジスト12は、ドライフィルムレジストを貼付してもよいし、あるいは、液状レジストを塗布してもよい。
続いて、図5(c)に示すように、銅板10をめっき給電経路に利用する電解めっきにより、レジスト12の開口部12aの底部にポケットめっき層14を形成する。ポケットめっき層14としては、厚みが5〜15μmの銅層が使用される。ポケットめっき層14は、前述した図2(a)の配線基板1で説明したように、接続パッドCを絶縁層30の外面30xから深さdで内層側に沈み込ませるために形成される。
次いで、図5(d)に示すように、同様な電解めっきにより、レジスト12の開口部12a内のポケットめっき層14の上に表面処理層16(コンタクト層)を形成する。表面処理層16の好適な例としては、下から順に、金(Au)層(厚み:0.005〜0.5μm)/ニッケル(Ni)層(厚み:0.005〜10μm)が形成される。なお、金層とニッケル層との間にパラジウム(Pd)層(厚み:0.005〜0.5μm)をさらに形成して表面処理層16としてもよい。
さらに、図5(e)に示すように、同様な電解めっきにより、レジスト12の開口部12a内の表面処理層16の上に、厚みが0.5〜15μmの第1銅層20(第1金属層)を形成する。
次いで、図6(a)に示すように、同様な電解めっきにより、レジスト12の開口部12a内の第1銅層20の上に、厚みが5〜15μmのニッケル層22(中間金属層)を形成する。
続いて、図6(b)に示すように、同様な電解めっきにより、レジスト12の開口部12a内のニッケル層22の上に、厚みが5〜15μmの第2銅層24(第2金属層)を形成する。
その後に、図6(c)に示すように、レジスト12を除去する。これにより、銅板10の上に、下から順に、ポケットめっき層14、表面処理層16、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)及び第2銅層24(第2金属層)から構成される金属積層部5が得られる。後述するように、本実施形態では、金属積層部5のうち、表面処理層16、第1銅層20、ニッケル層22及び第2銅層24によって接続パッドが構成される。
次いで、図6(d)に示すように、図6(c)の構造体の第1銅層20及び第2銅層24を酢酸系の処理液で1〜2μmエッチングすることにより、それらの表面を粗化面A(部分拡大図)にする。
さらに、金属積層部5を硫酸過水液(硫酸と過酸化水素水の混合液(H2SO4/H22))で処理することにより、第1銅層20及び第2銅層24をニッケル層22に対して選択的に厚みの途中までウェットエッチングする。
ニッケル層22は硫酸過水液でのエッチンレートが低いため、ニッケル層22の上下の第1、第2銅層20,24の周縁側が内側にサイドエッチンングされて後退し、ニッケル層22の周縁部が第1、第2銅層20,24の外周部から外側に突き出る突出部Pとなる。
第1、第2銅層20,24のサイドエッチング量、すなわちニッケル層22の突出部Pの突出長さは2〜15μmに設定される。
このとき、ポケットめっき層14(銅)も同時に内側にエッチングされる。また、表面処理層16(金層/ニッケル層)は硫酸過水液でのエッチンレートが低いため、表面処理層16も第1、第2銅層20,24及びポケットめっき層14から外側に突出した状態となる。
なお、図2(a)の配線基板1において、第1金属層20、中間金属層22及び第2金属層20として他の金属の組み合わせを使用する場合は、選択的にウェットエッチングできる金属の組み合わせが採用される。
次いで、図7(a)に示すように、エポキシ樹脂などの樹脂シートを銅板10及び金属積層部5の上に熱圧着して第1絶縁層30を形成する。これにより、金属積層部5は第1絶縁層30に埋設される。あるいは、樹脂シートの代わりに液状樹脂を塗布した後に、加熱処理を行って硬化させることにより、第1絶縁層30を形成してもよい。
金属積層部5の第1、第2銅層20,24はその表面が粗化面A(図6(d))となっているので、第1絶縁層30はアンカー効果によって金属積層部5に密着よく形成される。
さらに、図7(b)に示すように、レーザなどで第1絶縁層30を加工することにより、金属積層部5に到達する第1ビアホールVH1を形成する。
次いで、図7(c)に示すように、第1ビアホールVH1に充填された第1ビア導体VC1を介して金属積層部5(第2銅層24)に接続される第1配線層40を第1絶縁層30の上に形成する。第1配線層40は例えばセミアディティブ法により形成される。詳しく説明すると、まず、第1絶縁層30上及び第1ビアホールVH1内に無電解めっきにより銅などからなるシード層(不図示)を形成する。
さらに、第1配線層40が配置される部分に開口部が設けられためっきレジスト(不図示)をシード層の上に形成する。続いて、シード層をめっき給電経路に利用する電解めっきにより、第1ビアホールVH1内からめっきレジストの開口部に銅などからなる金属めっき層を形成する。さらに、めっきレジストを除去した後に、金属めっき層をマスクにしてシード層をエッチングすることにより第1配線層40が得られる。
次いで、図8(a)に示すように、さらに同様な工程を繰り返すことにより、第1配線層40上に第2ビアホールVH2を備えた第2絶縁層32を形成した後に、第2ビアホールVH2に充填された第2ビア導体VC2を介して第1配線層40に接続される第2配線層42を第2絶縁層32の上に形成する。
同じく図8(a)に示すように、さらに同様な工程を繰り返すことにより、第2配線層42上に第3ビアホールVH3を備えた第3絶縁層34を形成した後に、第3ビアホールVH3に充填された第3ビア導体VC3を介して第2配線層42に接続される第3配線層44を第3絶縁層34の上に形成する。
その後に、図8(b)に示すように、第3配線層44の接続部(チップ用接続パッド)上に開口部36aが設けられたソルダレジスト36を第3絶縁層34の上に形成する。
これにより、銅板10の上に、接続パッドを得るための金属積層部5を含む4層のビルドアップ配線が形成される。
次いで、図8(c)に示すように、銅板10を硫酸過水液又はアルカリエッチング液などでウェットエッチングして除去し、連続して、金属積層部5の最下のポケットめっき層14(銅層)をウェットエッチングして除去する。
これにより、第1絶縁層30の下面と、金属積層部5の表面処理層16(最下が金層)が露出する。ポケットめっき層14(銅層)は表面処理層16の金層に対して選択的にエッチングできるため、表面処理層16を腐食させることなく露出させることができる。
このようにして、銅板10と金属積層部5の最下のポケットめっき層14が連続してエッチングされて除去される。これにより、第1絶縁層30の外面30x側に深さdの凹部30aが形成される。
そして、第1絶縁層30の凹部30aの底面側に、下から順に、表面処理層16、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)及び第2銅層24(第2金属層)から構成される接続パッドCが埋め込まれて配置される。
以上のようにして、接続パッドCの接続面Cxは、ポケットめっき層14の厚み分(深さd)だけ第1絶縁層30の外面30xから内層側に沈み込んで配置される。
以上により、図8(c)に示すように、前述した図2(a)の配線基板1と実質的に同一の配線基板が製造される。
なお、図8(c)では、薄膜の表面処理層16の周縁部が第1、第2銅層20,24(第1、第2金属層)から外側に突出しているが、図6(d)の工程で表面処理層16を選択的にウェットエッチングすることにより、表面処理層16の外周部が第1、第2銅層20,24(第1、第2金属層)と同一位置に配置されるようにしてもよい。
また、第1の製造方法では、ポケットめっき層14を銅層から形成するので、第1絶縁層30の凹部30aの側面が第1、第2銅層20,24と同一位置に配置される。
前述した図3の第1変形例の配線基板1aを製造する場合は、前述した図6(d)の工程において、第1、第2銅層20,24をエッチングする代わりに、ニッケル層22を第1、第2銅層20,24に対して選択的にウェットエッチングすることにより、第1銅層20及び第2銅層24の周縁部を突出部Pにすればよい。ニッケル層22のエッチャントとしては、硝酸過水液(硝酸と過酸化水素水の混合液(HNO3/H22))が使用される。
また、前述した図4の第2変形例の配線基板1bを製造する場合は、前述した図6(d)の工程において、金属積層部5のサイドエッチングの工程を省略して、側面がストレート形状の金属積層部5から接続パッドCを形成すればよい。
(第1実施形態の配線基板の第2の製造方法)
図9は第1実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図である。
第1実施形態の配線基板の第2の製造方法が第1の製造方法と異なる点は、ポケットめっき層14としてニッケル層を用いることである。
すなわち、前述した図5(c)のポケットめっき層14を形成する工程において、銅層の代わりにニッケル層を形成する。そして、図5(d)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより図9(a)の構造体が得られる。
第2の製造方法では、ポケットめっき層14がニッケル層から形成されるので、第1、第2銅層20,24をサイドエッチングする際に、ポケットめっき層14は接続パッドを構成するためのニッケル層22と同一位置に配置される。
さらに、図9(b)に示すように、銅板10を硫酸過水液でウェットエッチングして除去する。このとき、銅板10はポケットめっき層14(ニッケル層)に対して選択的にエッチングされてポケットめっき層14(ニッケル層)が残される。
その後に、ポケットめっき層14(ニッケル層)を硝酸過水液で表面処理層16(最下が金層)に対して選択的にウェットエッチングして除去する。これにより、接続パッドCの最下の表面処理層16が腐食することなく露出する。
以上により、図9(c)に示すように、前述した図2(a)の配線基板1と実質的に同一の配線基板が製造される。
第2の製造方法では、ポケットめっき層14をニッケル層から形成するので、第1絶縁層30の凹部30aの側面はニッケル層22(中間金属層)と外周部と同一位置に配置される。
(第1実施形態の配線基板の第3の製造方法)
図10は第1実施形態の配線基板の第3の製造方法を示す断面図である。
図10(a)に示すように、第1実施形態の配線基板の第3の製造方法が第2の製造方法と異なる点は、前述した第2の製造方法の図9(a)において表面処理層16を省略することにある。
すなわち、前述した第1実施形態の図5(c)のポケットめっき層14を形成する工程で銅層の代わりにニッケル層を形成し、図5(d)の工程で表面処理層16を省略する。そして、第1実施形態の図5(e)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより図10(a)の構造体が得られる。
さらに、図10(b)に示すように、銅板10を硫酸過水液又はアルカリエッチング液などでポケットめっき層14(ニッケル層)に対して選択的にウェットエッチングして除去した後に、ポケットめっき層14(ニッケル層)を接続パッドCの第1銅層20に対して選択的にウェットエッチングして除去する。これにより、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)を腐食させることなく露出させることができる。
図10(b)のように、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)が露出した状態で配線基板として使用してもよい。
あるいは、図10(c)に示すように、接続パッドCの第1銅層20の露出面に表面処理層16を形成してもよい。前述したように、表面処理層16として無電解めっきなどによりニッケル層/金層(外面側が金層)、ニッケル層/パラジウム層/金層(外面側が金層)、パラジウム層/金層(外側が金層)、金層、又は錫(Sn)層などのコンタクト層が形成される。
又は、表面処理層16として、酸化防止剤(OSP)を形成してもよい。
図10(b)及び(c)においてその他の要素は図2(a)と同一であるのでその説明を省略する。
(第2の実施の形態)
第2実施形態の配線基板の特徴は、第1実施形態の図2(a)の配線基板1において、接続パッドCの接続面Cxが絶縁層30の外面30xと同一面を構成するように同一の高さに配置されることにある。
第2実施形態では、第1実施形態と同一要素及び同一工程についてはその詳しい説明を省略する。
(第2実施形態の配線基板の第1の製造方法)
図11は本発明の第2実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図である。
第2実施形態の配線基板の第1の製造方法では、前述した第1実施形態の図5(c)においてポケットめっき層14を省略する。そして、図5(d)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより、図11(a)の構造体が得られる。これにより、図11(a)に示すように、銅板10上において、接続パッドCの表面処理層16の外面と第1絶縁層30の外面とが同一面を構成するように同一の高さ位置に配置される。
次いで、図11(b)に示すように、銅板10を接続パッドCの表面処理層16(最下が金層)に対して選択的にウェットエッチングして除去する。これにより、接続パッドCの表面処理層16を腐食させることなく露出させることができる。
そして、接続パッドCの接続面Cxが第1絶縁層30の外面30xとが同一面を構成するように同一の高さに配置される。
以上により、第2実施形態の配線基板2が得られる。第2実施形態の配線基板2は第1実施形態の配線基板1(図2(a))と同様な効果を奏する。
図12には第2実施形態の第1変形例の配線基板2aが示されている。図12に示すように、図11(b)の配線基板2において、第1実施形態の第1変形例の配線基板1aと同様に、第1、第2銅層20,24(第1、第2金属層)の周縁部がニッケル層22(中間金属層)の外周部より外側に突き出る突出部Pとしてもよい。この場合は、第1、第2銅層20,24をサイドエッチングする代わりに、ニッケル層22をサイドエッチングすればよい。
図13には第2実施形態の第2変形例の配線基板2bが示されている。図13に示すように、図11(b)の配線基板2において、第1実施形態の第2変形例の配線基板1bと同様に、接続パッドCの側面をストレート形状としてもよい。この場合は、第1、第2銅層20,24又はニッケル層22をサイドエッチングする工程を省略すればよい。
(第2実施形態の配線基板の第2の製造方法)
図14〜図15は第2実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図である。第2実施形態の配線基板の第2の製造方法の特徴は、銅板10を除去する際のエッチングストップ層として銅板10上の全体にわたってニッケル層を形成し、かつポケットめっき層14及び表面処理層16を省略することにある。
第2実施形態の配線基板の第2の製造方法では、図14(a)に示すように、銅板10上の全体にわたって厚みが0.5〜5μmのエッチングストップ用ニッケル層11を電解めっきなどにより形成する。次いで、図14(b)に示すように、接続パッドが配置される部分に開口部12aが設けられたレジスト12をエッチングストップ用ニッケル層11の上に形成する。
次いで、図14(c)に示すように、レジスト12の開口部12a内のエッチングストップ用ニッケル層11の上に、第1実施形態で形成したポケットめっき層14及び表面処理層16を省略し、電解めっきによって第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)及び第2銅層24(第2金属層)を順に形成して金属積層部5を得る。第2の製造方法では、金属積層部5がそのまま接続パッドとなる。
続いて、図14(d)に示すように、第1実施形態と同様に、レジスト12を除去し、第1、第2銅層20,24の表面を粗化する。さらに、第1銅層20及び第2銅層24を硫酸過水液でニッケル層22及びエッチングストップ用ニッケル層11に対して選択的にウェットエッチングすることにより、ニッケル層22の周縁部を突出部Pとする。
次いで、図14(d)の構造体に対して、第1実施形態の図7(a)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより、図15(a)の構造体が得られる。
さらに、図15(b)に示すように、銅板10を硫酸過水液又はアルカリエッチング液などでエッチングストップ用ニッケル層11に対して選択的にエッチングして除去した後に、露出したエッチングストップ用ニッケル層11を硝酸過水液で接続パッドCの第1銅層20に対して選択的にエッチングして除去する。
これにより、金属積層部5から接続パッドCが得られ、接続パッドCの第1銅層20の下面が露出する。そして、接続パッドCの接続面Cxと第1絶縁層30の外面30xとが同一面を構成するように同一の高さ位置に配置される。
このように、表面処理層16(金層/ニッケル層など)の代わりに、銅板10の上にエッチングストップ用ニッケル層11を形成することにより、接続パッドCの第1銅層20を腐食させることなく露出させることができる。
図15(b)のように、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)が露出した状態で配線基板として使用してもよい。
あるいは、図15(c)に示すように、第1実施形態の図10(c)と同様に、接続パッドCの第1銅層20の露出面に無電解めっきなどでコンタクト層(ニッケル層/金層、ニッケル層/パラジウム層/金層、パラジウム層/金層、金層、又は錫層など)を形成して表面処理層16としてもよい。あるいは、酸化防止剤(OSP)を形成して表面処理層16としてもよい。
図15(b)及び(c)においてその他の要素は、第1実施形態の図2(a)と同一であるのでその説明を省略する。
(第3の実施の形態)
第3実施形態の配線基板の特徴は、第1実施形態の図2(a)の配線基板1において、接続パッドCが絶縁層30の外面30xから外側に突出するバンプ電極として形成されることにある。
第3実施形態では、第1実施形態と同一要素及び同一工程についてはその詳しい説明を省略する。
(第3実施形態の配線基板の第1の製造方法)
図16〜図17は本発明の第3実施形態の配線基板の第1の製造方法を示す断面図である。
第3実施形態の配線基板の第1の製造方法では、図16(a)に示すように、接続パッドが配置される部分に開口部12aが設けられたレジスト12を銅板10の上に形成する。
次いで、図16(b)に示すように、レジスト12の開口部12aを通して、銅板10を厚み方向にエッチングすることにより凹部10aを形成する。銅板10の凹部10aは接続パッドをバンプ電極として突出させるために設けられ、その深さは5〜50μmに設定される。銅板10の凹部10aは下方に曲面状に突出して形成される。
続いて、図16(c)に示すように、レジスト12の開口部12a内の銅板10の凹部10aに電解めっきにより表面処理層16を形成する。表面処理層16は、第1実施形態と同様に、下から順に、金層/ニッケル層、金層/パラジウム層/ニッケル層、又は錫層などから形成される。
さらに、図16(d)に示すように、レジスト12の開口部12aの表面処理層16の上に、電解めっきにより、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)、第2銅層24(第2金属層)を順に形成する。
これにより、レジスト12の開口部12a内の銅板10の凹部10a上に、表面処理層16、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)、及び第2銅層24(第2金属層)から構成される金属積層部5が形成される。第1の製造方法では、金属積層部5がそのまま接続パッドとして使用される。
次いで、図17(a)に示すように、図16(d)の構造体からレジスト12を除去することにより金属積層部5を露出させる。
さらに、図17(b)に示すように、第1実施形態と同様に、第1、第2銅層20,24の表面を粗化した後に、第1銅層20及び第2銅層24を硫酸過水液でニッケル層22に対して選択的にウェットエッチングする。これにより、ニッケル層22の周縁部を第1、第2銅層20,24の外周部から外側に突き出る突出部Pとする。
次いで、図17(b)の構造体に対して、第1実施形態の図7(a)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより、図17(c)の構造体が得られる。
次いで、図17(c)の構造体から銅板10を硫酸過水液で金属積層部5の表面処理層16(最下が金層)に対して選択的にエッチングして除去する。これにより、図18に示すように、金属積層部5が接続パッドCとなり、接続パッドCの最下の表面処理層16が露出する。以上により、第3実施形態の配線基板3が得られる。
第3実施形態の配線基板3は、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)が第1絶縁層30の外面30xから外側に突き出るバンプ電極として形成され、第1銅層20(第1金属層)の外面側に表面処理層16が形成されている。接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)は下方に曲面状に突出して形成される。
第3実施形態の配線基板3は、第1実施形態の配線基板1(図2(a)と同様な効果を奏する。なお、前述した図17(b)の工程で表面処理層16をサイドエッチングすることにより、表面処理層16の外周部が第1、第2銅層20,24と同一位置に配置されるようにしてもよい。
図19には、第3実施形態の第1変形例の配線基板3aが示されている。図19に示すように、第1実施形態の第1変形例の配線基板1aと同様に、図18の配線基板3において、第1銅層20及び第2銅層24の周縁部をニッケル層22の外周部から外側に突き出る突出部Pとしてもよい。
図19の第1変形例の配線基板3aを製造する場合は、前述した図17(b)の工程において、第1、第2銅層20,24をサイドエッチングする代わりに、ニッケル層22をサイドエッチングすることにより、第1、第2銅層20,24の周縁部を突出部Pにすればよい。
図20には、第3実施形態の第2変形例の配線基板3bが示されている。図20に示すように、第1実施形態の第2変形例の配線基板1bと同様に、図18の配線基板3において、接続パッドCの第1、第2銅層20,24とニッケル層22とが同一面積で形成されて、接続パッドCの側面がストレート形状となっていてもよい。
図20の第2変形例の配線基板3bを製造する場合は、前述した図17(b)において、第1、第2銅層20,24又はニッケル層22のサイドエッチング工程を省略すればよい。
(第3実施形態の配線基板の第2の製造方法)
図21〜図23は本発明の第3実施形態の配線基板の第2の製造方法を示す断面図である。第3実施形態の配線基板の第2の製造方法の特徴は、前述した第3実施形態の配線基板の第1の製造方法において、レジスト12の開口部12a内の銅板10の凹部10aに表面処理層16の代わりにエッチングストップ用ニッケル層を形成することにある。
図21(a)及び(b)に示すように、前述した第3実施形態の配線基板の第1の製造方法と同様に、銅板10の上に開口部12aが設けられたレジスト12を形成した後に、レジスト12の開口部12a内の銅板10に凹部10aを形成する。
次いで、図21(c)に示すように、電解めっきによって銅板10の凹部10aの内面に、表面処理層16の代わりにエッチングストップ用ニッケル層13を形成する。さらに、図21(d)に示すように、レジスト12の開口部12aのエッチングストップ用ニッケル層13の上に、電解めっきにより、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)、第2銅層24(第2金属層)を順に形成する。
これにより、レジスト12の開口部12a内の銅板10の凹部10aにエッチングストップ用ニッケル層13、第1銅層20(第1金属層)、ニッケル層22(中間金属層)、及び第2銅層24(第2金属層)から構成される金属積層部5が形成される。第2の製造方法では、金属積層部層5のうち、第1銅層20、ニッケル層22及び第2銅層24が接続パッドを構成する。
次いで、図22(a)に示すように、レジスト12を除去し、第1、第2銅層20,24の表面を粗化する。さらに、第1、第2銅層20,24を硫酸過水液でニッケル層22に対して選択的にウェットエッチングすることにより、ニッケル層22の周縁部を第1、第2銅層20,24の外周部から外側に突き出る突出部Pとする。さらに、図22(a)の構造体に対して、第1実施形態の図7(a)〜図8(b)と同一工程を遂行することにより、図22(b)の構造体が得られる。
続いて、図22(c)に示すように、銅板10を硫酸過水液でエッチングストップ用ニッケル層13に対して選択的にエッチングして除去する。
さらに、図23(a)に示すように、エッチングストップ用ニッケル層13を硝酸過水液で第1銅層20に対して選択的にエッチングして除去する。これにより、接続パッドCが得られ、その第1銅層20の下面が露出する。
このように、表面処理層16(Ni層/金層など)の代わりにエッチングストップ用ニッケル層13を形成することにより、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)を腐食させることなく露出させることができる。
このようにして、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)が第1絶縁層30の外面30xから外側に突出するバンプ電極として形成される。
図23(a)のように、接続パッドCの第1銅層20(第1金属層)が露出した状態で、第3実施形態の配線基板3として使用してもよい。
あるいは、図23(b)の配線基板3のように、第1実施形態の図10(c)と同様に、接続パッドCの第1銅層20の露出面に無電解めっきなどでコンタクト層(ニッケル層/金層、ニッケル層/パラジウム層/金層、パラジウム層/金層、金層、又は錫層など)を形成して表面処理層16としてもよい。又は、酸化防止剤(OSP)を形成して表面処理層16としてもよい。
図23(b)及び(c)においてその他の要素は図2(a)と同一であるのでその説明を省略する。
1,1a,1b,2,2a,2b,3,3a,3b…配線基板、5…金属積層部、10…銅板(支持基板)、10a,30a…凹部、11,13…エッチングストップ用ニッケル層、12…レジスト、12a,36a…開口部、14…ポケットめっき層、16…表面処理層、20…第1銅層(第1金属層)、22…ニッケル層(中間金属層)、24…第2銅層(第2金属層)、30…絶縁層(第1絶縁層)、30x…外面、32…第2絶縁層、34…第3絶縁層、36…ソルダレジスト、40…配線層(第1配線層)、42…第2配線層、44…第3配線層、46…はんだバンプ、A…粗化面、C…接続パッド、Cx…接続面、P…突出部、VH,VH1,VH2,VH3…ビアホール、VC,VC1,VC2,VC3…ビア導体。

Claims (6)

  1. 絶縁層と配線層とが積層されて形成された配線基板であって、
    絶縁層と、
    前記絶縁層に設けられた配線層と、
    前記絶縁層に設けられたビア導体を介して前記配線層に接続されると共に、前記絶縁層の外面側に側面の全体が埋め込まれた接続パッドであって、前記接続パッドの接続面が前記絶縁層の外面と同一位置、又は前記絶縁層の外面から内層側に沈み込む位置に配置された前記接続パッドとを有し、
    前記接続パッドは、外層側に配置されて銅から形成された第1金属層と、前記第1金属層の内層側の面に配置されて、ニッケル、パラジウム、クロム、鉄、モリブデン、及びマンガンのいずれかより形成された中間金属層と、前記中間金属層の内層側の面に配置されて銅から形成された第2金属層とを含み、
    前記配線基板の表面となる前記絶縁層の外面に、前記接続パッドの前記第1金属層側の面が露出しており、
    前記接続パッドの側面と前記第2金属層側の面が、前記配線基板の表面となる前記絶縁層に被覆されて、前記接続パッドは一層からなる前記絶縁層の中に埋め込まれており、かつ、前記第2金属層に前記ビア導体が接続されており、
    前記第1金属層及び第2金属層の周縁部は、前記中間金属層の外周部より外側に突き出る突出部となっており、かつ、
    前記中間金属層の硬度は、前記第1金属層及び第2金属層の硬度より高いことを特徴とする配線基板。
  2. 前記接続パッドは前記第1金属層の外層側の面に形成された表面処理層を含み、
    前記表面処理層は、外側から順に金層/ニッケル層、外側から順に金層/パラジウム層/ニッケル層、外側から順に金層/パラジウム層、金層、錫層、及び酸化防止剤のいずれかであることを特徴とする請求項に記載の配線基板。
  3. 前記配線基板はコア基板をもたないコアレス配線基板であり、前記絶縁層が基板として機能することを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基板。
  4. 支持基板の上に、開口部が設けられたレジストを形成する工程と、
    電解めっきにより、前記レジストの開口部に、下から順に、第1金属層、中間金属層及び第2金属層を含む金属積層部を形成する工程であって、前記中間金属層の硬度が前記第1金属層及び第2金属層の硬度より高く設定される工程と、
    前記レジストを除去する工程と、
    前記中間金属層を前記第1金属層及び第2金属層に対して選択的にウェットエッチングすることにより、前記第1金属層及び第2金属層の周縁部を前記中間金属層の外周部から外側に突き出る突出部とする工程と、
    前記金属積層部を埋め込む一層からなる絶縁層を前記支持基板の上に形成する工程と、
    前記絶縁層に設けられたビア導体を介して前記第2金属層に接続される配線層を前記絶縁層の上に形成する工程と、
    前記支持基板を除去することにより、前記第1金属層、前記中間金属層及び前記第2金属層を含む接続パッドを得る工程とを有し、
    前記第1金属層及び第2金属層は銅から形成され、前記中間金属層はニッケル、パラジウム、クロム、鉄、モリブデン、及びマンガンのいずれかより形成されることを特徴とする配線基板の製造方法。
  5. 前記金属積層部を形成する工程において、
    前記第1金属層を形成する前に、前記レジストの開口部にめっき層を形成し、
    前記支持基板を除去する工程は、前記支持基板を除去した後に、前記めっき層を除去することを含み、
    前記接続パッドを得る工程において、前記接続パッドは前記絶縁層の外面から内層側に沈み込んで形成されることを特徴とする請求項に記載の配線基板の製造方法。
  6. 前記開口部が設けられたレジストを形成する工程の後に、
    前記レジストの開口部内の前記支持基板に凹部を形成する工程をさらに有し、
    前記金属積層部を形成する工程において、
    前記第1金属層は前記凹部を埋め込んで形成され、
    前記接続パッドを得る工程において、前記接続パッドの第1金属層は前記絶縁層から外側に突出して形成されることを特徴とする請求項に記載の配線基板の製造方法。
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