JP5905694B2 - 広いカバー範囲及び低線量での心ct撮像のための動的コリメータを備えた計算機式断層写真法スキャナ - Google Patents

広いカバー範囲及び低線量での心ct撮像のための動的コリメータを備えた計算機式断層写真法スキャナ Download PDF

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Description

本発明の各実施形態は一般的には、診断撮像に関し、さらに具体的には、高時間分解能、欠落データ及び長手方向打ち切り(truncation)による画像アーティファクトの低減、並びに放射線量の低減を有することが可能な計算機式断層写真法(CT)撮像の方法及び装置に関する。
典型的には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムでは、X線源が患者又は手荷物のような被検体又は物体へ向けてファン(扇形)形状のビームを放出する。以下では、「被検体」及び「対象」「物体」等の用語は、撮像されることが可能な任意の物体を含むものとする。ビームは被検体によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイにおいて受光される減弱後のビーム放射線の強度は典型的には、被検体によるX線ビームの減弱量に依存する。検出器アレイの各々の検出器素子が、各々の検出器素子によって受光される減弱後のビームを示す別個の電気信号を発生する。電気信号はデータ処理システムへ伝送されて解析され、ここから最終的に画像を形成する。
一般的には、X線源及び検出器アレイは、撮像平面内で被検体を中心としてガントリの周りを回転する。X線源は典型的には、焦点においてX線ビームを放出するX線管を含んでいる。X線検出器は典型的には、検出器において受光されるX線ビームをコリメートするコリメータと、コリメータに隣接して設けられてX線を光エネルギへ変換するシンチレータと、隣接するシンチレータから光エネルギを受け取ってここから電気信号を発生するフォトダイオードとを含んでいる。
典型的には、シンチレータ・アレイの各々のシンチレータがX線を光エネルギに変換する。各々のシンチレータは、隣接するフォトダイオードに光エネルギを放出する。各々のフォトダイオードが光エネルギを検出して対応する電気信号を発生する。次いで、フォトダイオードの出力はデータ処理システムへ伝送されて画像再構成を施される。
CT撮像の重要な最新の応用の一つは、心撮像での利用である。しかしながら、冠動脈CTアンジオグラフィ法のような心撮像の手法は特有の技術的問題を提起しており、これらの問題の一つが、画像のモーション・アーティファクトを回避するための高時間分解能の必要性である。かかる高時間分解能を達成する一つの方法は、1回のガントリ回転の範囲内で心領域全体を走査する広いカバー範囲(coverage)の多列検出器CT(MDCT)システムを用いることである。本書では、広いカバー範囲とは、1回の軸回転の範囲内で人間の心臓の大半をカバー(網羅)し得る長手方向でのX線ビームの照射範囲を指す。典型的には、時間分解能を保つために、走査の約2分の1からのデータのみが画像再構成に利用される。しかしながら、残念なことに、かかる心ハーフ・スキャン撮像方法は、大きいX線コーン・ビーム角が大きいときには著しい欠落データ及び長手方向打ち切りの問題に直面する。この心ハーフ・スキャン方法に起因するコーン・ビーム・アーティファクトは、再構成された画像において容易に観察され、画質を大幅に劣化させる。
上述の心ハーフ・スキャン手法に関連する欠落データ及び長手方向打ち切りの問題を軽減するためには、広いカバー範囲のフル・スキャン心撮像の利用が一つの解決法となる(但しハーフ・スキャン再構成方法を用いる)。この広いカバー範囲のフル・スキャン心撮像は、ハーフ・スキャン撮像に関連する欠落データ及び長手方向打ち切りの問題を軽減しつつ時間分解能を保つ方法を提供する。しかしながら、フル・スキャン心撮像は、ハーフ・スキャン心撮像と比較して大きい放射線量を被検体に投与する。実際に、フル・スキャン心撮像での放射線量は、ハーフ・スキャン心撮像に対して放射線量の50%(又はさらに大きい)の増加に相当する。患者が照射される放射線量及び走査時間を最小にするためのあらゆる努力を払っても、従来のフル・スキャン心撮像は理想的とは言えない。
従って、高時間分解能、欠落データ及び長手方向打ち切りによる画像アーティファクトの低減、並びに放射線量の低減を有することが可能なCT撮像の装置及び方法を設計することが望ましい。
本発明の一実施形態は、走査される被検体を収容する開口を有するガントリと、ガントリの内部に配設されて、CTデータ取得時にX線のコーン・ビームを被検体に投射するように構成されているX線源と、被検体を透過するX線を検出するように構成されている検出器アレイとを含む計算機式断層写真法(CT)スキャナに関するものである。このCTスキャナはさらに、X線源の近傍に配設されている動的コリメータと、制御器とを含んでおり、制御器は、X線源を被検体の周りに回転させ、X線源の単一の回転が第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割され、第一のハーフ・スキャン時に第一の撮像データ集合を取得し、第二のハーフ・スキャン時に第二の撮像データ集合を取得するように構成されている。制御器はさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの画像データを取得した後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの画像データの取得の開始と同時に、動的コリメータを配置し、動的コリメータは、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方にわたりX線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するように構成されており、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するように構成されている。
本発明のもう一つの実施形態は、心CT撮像の方法に関するものであり、この方法は、円環状の回転経路に沿って走査被検体の周りで一連の投影角を通してX線源を回転させるステップであって、X線源の単一の回転が第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割される、回転させるステップと、第一のハーフ・スキャンから第一の撮像データ集合を取得するステップと、第二のハーフ・スキャンから第二の撮像データ集合を取得するステップとを含んでいる。この方法はさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方にわたりX線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するように、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの画像データ取得の完了の後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの画像データの取得の開始と同時に、コリメータを配置するステップと、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するステップとを含んでいる。
本発明のもう一つの実施形態は、走査される被検体を収容する開口を有する回転式ガントリと、回転式ガントリの内部に配設されて、CTデータ取得時にX線のビームを被検体に投射するように構成されているX線源と、X線源の近傍に配設されて、X線の投射ビームの経路に移動自在に配置されるように構成されているコリメータとを含むCTイメージング・システムに関するものである。このCTイメージング・システムはさらに、コンピュータを含んでおり、コンピュータは、X線源を被検体の周りに全回転させ、X線源の回転は第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割され、第一のハーフ・スキャンから第一の撮像データ集合を取得し、第二のハーフ・スキャンから第二の撮像データ集合を取得するようにプログラムされている。コンピュータはさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの撮像データの取得の後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの撮像データの取得の開始と同時に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの撮像データの取得の全体にわたり、X線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するようにコリメータを移動自在に配置して、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するようにプログラムされている。
他の様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面は、本発明を実施するために現状で思量される好ましい一実施形態を示す。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック概略図である。 CTシステム検出器アレイの一実施形態の遠近図である。 検出器の一実施形態の遠近図である。 本発明の一実施形態による心CT撮像に対する長手方向に広い検出器によるアプローチの第一のハーフ・スキャンの概略図である。 本発明の一実施形態による心CT撮像に対する長手方向に広い検出器によるアプローチの第二のハーフ・スキャンの概略図である。 本発明の一実施形態によるCT撮像の方法を示す流れ図である。 非侵襲型小包検査システムと共に用いられるCTシステムの見取り図である。
本発明の動作環境を広いカバー範囲の多列検出器計算機式断層写真法(CT)システムに関連して説明する。但し、当業者には、本発明が他のマルチ・スライス型構成での利用にも同等に適用可能であることが認められよう。また、本発明をX線の検出及び変換に関連して説明する。但し、当業者は、本発明が他の高周波電磁エネルギの検出及び変換についても同等に適用可能であることをさらに認められよう。本発明を「第三世代」CTスキャナに関して説明するが、本発明は他のCTシステムについても同等に適用可能である。
図1には、計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTスキャナに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線源14を有しており、X線源14は、X線ビームをガントリ12の反対側に設けられている検出器アセンブリ又はポスト・ペイシェント・コリメーション18に向かって投射する。図2を参照すると、検出器アセンブリ18は、複数の検出器20及びデータ取得システム(DAS)32によって形成されている。複数の検出器20は、患者22を透過する投射X線16を感知し、DAS32は後続の処理のためにデータをディジタル信号に変換する。各々の検出器20が、入射X線ビームの強度を表わし従って患者22を透過した減弱後のビームを表わすアナログ電気信号を発生する。X線投影データを取得するための1回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。
ガントリ12の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、X線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12の回転速度及び位置を制御する。画像再構成器34が、標本化されてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って高速再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。
コンピュータ36はまた、キーボード、マウス、音声作動式コントローラ、又は他の任意の適当な入力装置のような何らかの形態の操作者インタフェイスを有するコンソール40を介して、操作者から命令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている表示器42によって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からの他のデータを観察することができる。操作者が供給した命令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32、X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36は、電動テーブル46を制御するテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22及びガントリ12を配置する。具体的には、テーブル46は患者22を図1のガントリ開口48を通して全体として又は部分的に移動させる。
図3に示すように、検出器アセンブリ18は、コリメート用ブレード又はプレート19を間に配置したレール17を含んでいる。プレート19は、X線ビームが例えば検出器アセンブリ18に配置された図4の検出器20に入射する前にX線16をコリメートするように配置される。一実施形態では、検出器アセンブリ18は57個の検出器20を含んでおり、各々の検出器20が64×16のアレイ寸法のピクセル素子50を有している。結果として、検出器アセンブリ18は64列の横列及び912列の縦列(16x57個の検出器)を有し、これによりガントリ12の各回の回転によって64枚の同時スライスのデータを収集することを可能にしている。1回転で人間の心臓全体をカバーするように長手方向に広いカバー範囲を達成するためには、典型的には64列よりも多い横列を成す検出器が必要とされる。所要の検出器横列の数は、所要のカバー範囲と検出器横列の幅との関数である。
図4を参照すると、検出器20はDAS32を含んでおり、各々の検出器20が、パック51として構成されている多数の検出器素子50を含んでいる。検出器20は、検出器素子50に対してパック51の内部に配置されたピン52を含んでいる。パック51は、複数のダイオード59を有する背面照射型ダイオード・アレイ53の上に配置されている。次に、背面照射型ダイオード・アレイ53は多層基材54の上に配置されている。スペーサ55が多層基材54の上に配置されている。検出器素子50は背面照射型ダイオード・アレイ53に光学的に結合され、次に背面照射型ダイオード・アレイ53は多層基材54に電気的に結合されている。軟質(フレックス)回路56が、多層基材54の面57及びDAS32に取り付けられている。検出器20は、ピン52の利用によって検出器アセンブリ18の内部に配置される。
一実施形態の動作時には、検出器素子50の内部に入射するX線がフォトンを発生し、フォトンがパック51を横断することによりアナログ信号を発生して、この信号が背面照射型ダイオード・アレイ53の内部のダイオードにおいて検出される。発生されるアナログ信号は、多層基材54を通り、フレックス回路56を通ってDAS32まで運ばれて、ここでアナログ信号がディジタル信号へ変換される。
前述のように、計算機式断層写真法の重要な最新の応用の一つは、心撮像での利用である。心臓の運動は高速で略定常的であるので、心CT撮像では高速の時間的な取得速度を用いて再構成画像のモーション・アーティファクトを回避している。かかる高時間分解能を達成するために、高速のガントリ回転速度、広い長手方向検出器カバー範囲、及び多数のX線源等を含めて、様々な先進的取得手法が心撮像のために開発されている。特に長手方向に広い検出器によるアプローチについて述べると、X線源の被検体の周りでの1回の単一の軸回転によって、患者集団の大半について心臓全体の撮像を可能にすると期待されている。
従来、心撮像は、画像を再構成するのに必要な撮像データを完全ガントリ回転の本質的に2分の1から取得することを可能にするハーフ・スキャン取得モードを用いて行なわれている。しかしながら、長手方向に広い検出器によるアプローチに存在する大きいコーン・ビーム角のため、ハーフ・スキャン取得モードを用いて形成される画像に著しいコーン・ビーム・アーティファクトが存在する場合がある。フル・スキャン取得モードの利用によって、画像に存在するコーン・ビーム・アーティファクトを軽減し得るが、このことは被検体に対する放射線量の追加を代償とする。
図5には、上述の心CT撮像に対する長手方向に広い検出器によるアプローチの概略図を示す。図5は、以下に説明するように本発明の一実施形態による第一のハーフ・スキャン取得を表わす。
X線源200がコーン形状のX線ビーム201をボウタイ・フィルタ202を通して放出し、ボウタイ・フィルタ202はX線源200によって放出される低エネルギ・フォトンが走査対象に到達する前にこれらのフォトンを吸収する。X線源200及びボウタイ・フィルタ202の両方が、撮像容積204のZ軸の周りに軸方向に回転する。図5は、Z軸の周りに180°のみ回転されるX線源200及びボウタイ・フィルタ202を示しているが、この図示は単に走査を通じたコーン形状のビーム201のカバー範囲を示すためのものであり、X線源200及びボウタイ・フィルタ202は撮像容積204の周りでの360°の回転が可能であることを理解されたい。
心CT撮像では、撮像容積204は心領域全体に相当し、X線源200及びボウタイ・フィルタ202のZ軸の周りでの単一の回転の後に再構成されることを意図した領域である。図5に示す例では、撮像容積204は、長手方向に160mm(w=160mm)及び全径250mm(d=250mm)の寸法を有しているが、撮像容積204はかかる寸法に限定されないことを理解されたい。さらに、図5でのX線源200からZ軸までの距離は610mmであるが、この距離も同様にかかる寸法に限定されないことを理解されたい。
撮像容積204のフル・スキャン取得では、X線源200を撮像容積204の周りに完全軸回転(すなわち360°)で回転させることができ、このフル・スキャンからの撮像データを利用して撮像容積204を表わす画像を再構成する。撮像データが第一のハーフ・スキャン(すなわち完全軸回転の最初の180°+ファン角度)において取得された後に、第一のハーフ・スキャンの投影角に対する相補分の投影角を有する撮像データが第二のハーフ・スキャン(すなわち完全軸回転の第二の180°区画)において取得される。このようにして、フル・スキャン取得は画像再構成に用いられるデータの最大範囲を与え、このことは減少したアーティファクトを有する画像を再構成するのに有用である。例えば、図5を参照して述べると、フル・スキャン取得は、撮像容積204の領域206では全360°の走査カバー範囲、領域208では180°よりも大きい走査カバー範囲、領域210では180°よりも小さい走査カバー範囲を見込んでいる。再構成画像がコーン・ビーム・アーティファクトを殆ど乃至全く有しないようにするためには、少なくとも180°の走査カバー範囲が望ましく、かかる走査カバー範囲はフル・スキャン取得を用いて実質的に得られる。実際に、図5に示す例を用いて、カバー範囲の98%を上回るデータがフル・スキャン取得を介して与えられ、最小の領域210のみが、これらの条件下で180°未満の走査カバー範囲を提供する。
フル・スキャン取得は、最小のコーン・ビーム・アーティファクトを有する画像を成功裡に取得し得るが、かかるフル・スキャン取得はまた、走査される対象に望ましくない追加の放射線量を投与する。代替的には、ハーフ・スキャン取得アプローチを利用して放射線量を減少させることができるが、かかるアプローチ自体は、画像再構成のためにフル・スキャン取得と比較して実質的に少ないカバー範囲のデータしか利用可能にしない。上述のように、画像再構成には少なくとも180°の走査カバー範囲が望ましい。ハーフ・スキャン取得のみを用いると、可能なデータ範囲は遥かに小さくなり、従って、撮像容積204のかなりの部分が画像再構成には不十分なデータを含むことになる。例えば、図5を再び参照して述べると、撮像容積204の領域206はハーフ・スキャン取得アプローチを用いると180°よりも大きい走査カバー範囲を有するが、領域208は180°よりも小さい走査カバー範囲を有し、領域210は180°よりも遥かに小さい走査カバー範囲を有するので、結果として全カバー範囲データの約86%を得る(フル・スキャン取得を用いた98%を上回るカバー範囲のデータに比較して)。従来のハーフ・スキャン取得のみでの走査カバー範囲の不足は、望ましくないコーン・ビーム・アーティファクトを招き、従ってコーン・ビーム・アーティファクトが主な関心事であるときにハーフ・スキャン取得アプローチは広いカバー範囲の心撮像での利用にとって興味深いものではない。
従って、図5は本発明の一実施形態による第一のハーフ・スキャン取得を示しているが、低アーティファクトの画像再構成に十分なデータの取得を可能にし、しかも走査対象が投与される追加の放射線量を最小にするためには、第二のハーフ・スキャン取得が望まれる。本発明の各実施形態は、図6に関連して以下にさらに説明するように、それぞれの第一及び第二のハーフ・スキャン取得を用いてかかる画像データ取得方法を達成する。
図6には、本発明の各実施形態による第二のハーフ・スキャン取得の概略図を示す。一貫性及び分かり易さのために図5と図6との間で共通の要素は共通の参照番号を共有し、各々の共通の要素の目的又は意味はここでは繰り返さない。
前述のように、図5に関して、第一のハーフ・スキャンからの画像データが、撮像容積204のZ軸の周りにX線源200及びボウタイ・フィルタ202を軸回転させることにより取得され、撮像データはこの第一のハーフ・スキャン時に連続的に取得される。第一のハーフ・スキャンは、X線ビームのファン角度と共にZ軸の周りでの180°の回転を構成している。領域206では180°よりも大きい走査カバー範囲が得られるので、この第一のハーフ・スキャン時に領域206について十分な画像データが取得される。しかしながら、領域208及び領域210では第一のハーフ・スキャン単独からでは不十分なデータが取得され、従って、撮像容積204の全体の実効的な画像再構成のためにはフル・スキャン取得の方が興味深い。
従って、第一のハーフ・スキャン時の画像データ取得の後に、X線源200は、第二のハーフ・スキャンと呼ばれる撮像容積204の周りでの第二の180°の軸回転に入る。しかしながら、第二のハーフ・スキャンでの画像データ取得の開始と同時に、動的コリメータ212が、X線源200から放出されるX線ビームの中央部分を実効的に遮断するように、X線源200とボウタイ・フィルタ202との間に移動自在に配置される。このように、第二のハーフ・スキャン時には動的コリメータ212はX線源200から放出されるX線ビームの多くを遮断するが、X線ビームの外側部分(すなわちX線ビームの線214から外側の部分)は走査対象に入射するに任せる。第一のハーフ・スキャン時に既に取得された領域206からの冗長な不要画像データは第二のハーフ・スキャン時には取得されず、標本化が不十分な領域208及び領域210からの画像データは第二のハーフ・スキャン時に依然取得され、これにより撮像容積204の殆どについて少なくとも180°のデータ範囲が取得されることを可能にする。第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの両方からの画像データの取得の後に、CT画像が再構成される。
図5及び図6に関連して上に記載したCT撮像手法は、十分なデータ範囲が取得されることを可能にするばかりでなく、走査対象が投与される可能性のある放射線量を実質的に減少させる。さらに、この手法が何らかのガントリ回転速度での心CT撮像について具現化されると完全なフル・スキャン取得が単一の心拍の範囲内で完了され得るため、これによりモーション・アーティファクトを回避するのに必要な高時間分解能を達成する。
動的コリメータ212は好ましくは、高減弱性材料(例えばタングステン)で形成され、X線源200によって放出されるX線ビームの実質的な部分を実効的に遮断することを可能にする。「コリメータ」との用語が用いられているが、動的コリメータ212はX線ビームを従来の意味で成形するのではなく、代わりにX線ビームの外側部分を走査対象に入射させつつX線ビームの実質的な中央部分(すなわち80%)を遮断する。CT撮像に用いられる従来のコリメータとは異なり、動的コリメータ212はまた、単一ユニットとして形成される。さらに、動的コリメータ212は、第一のハーフ・スキャンの後に、第二のハーフ・スキャンの開始と同時に、任意の適当な作動手段を用いてX線源200とボウタイ202との間に移動自在に配置され得る。但し、上述の例では動的コリメータ212が第二のハーフ・スキャン時に配置されると規定しているが、本発明はこのように限定されない。すなわち、動的コリメータ212が、第一のハーフ・スキャン時のX線ビームの一部を遮断するように配置され、第二のハーフ・スキャン時にはX線の一部を遮断するように配置されなくてもよい。さらに、動的コリメータ212が、フル・スキャンの任意の期間にX線ビームの一部を遮断するように配置されてもよい。
第二のハーフ・スキャン時に動的コリメータ212を用いない場合には、放射線量は、フル・スキャン取得時に、同じカバー範囲について単にハーフ・スキャン取得を行なうよりも例えば50%を上回って多くなり得る。しかしながら、第二のハーフ・スキャン時にX線ビームの例えば80%の部分を遮断するために動的コリメータ212を用いれば、撮像されている対象が少なくとも180°の標本化によって一様にカバーされることが確実になる。このアプローチは、従来のフル・スキャン取得に対して約30%の放射線量低減に等しい。放射線量のかかる実質的な低減は、高時間分解能及びコーン・ビーム・アーティファクトの低減と相俟って、本発明に関して記載される広いカバー範囲のフル・スキャン取得の手法を心CT撮像の興味深い選択肢とする。
図7には、本発明の一実施形態によるCT撮像の方法300を示す。方法300は、ブロック302において円環状経路に沿って走査被検体(例えば患者)の周りにX線源を回転させることにより開始する。ブロック304では、第一の撮像データ集合がX線源からの第一のハーフ・スキャンから取得される。次に、ブロック306では、第一のハーフ・スキャン時の撮像データの取得の完了の後に、第二のハーフ・スキャンからの撮像データ取得の開始と同時に、動的コリメータが配置される。上述のように、動的コリメータは、第二のハーフ・スキャン時にX線源によって放出されるX線ビームの実質的な部分を遮断するように構成されている。ブロック308では、第二の撮像データ集合が第二のハーフ・スキャンから取得され、これにより撮像データのフル・スキャン取得を完了する。最後に、ブロック310では、取得された第一及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像が再構成される。
以上の例は心CT撮像に特に関連しているが、本発明はこのように限定されない。本発明は他の形態のCT撮像、特に神経学的研究及び小児科の走査を含めて、低減された又は限定された放射線量が望まれるCT撮像に適用され得る。
図8を参照すると、小包/手荷物検査システム100が、小包又は手荷物を通過させ得る開口104を有する回転式ガントリ102を含んでいる。回転式ガントリ102は、高周波電磁エネルギ源106と、図6又は図7に示すものと同様のシンチレータ・セルで構成されたシンチレータ・アレイを有する検出器アセンブリ108とを収容している。また、コンベヤ・システム110が設けられており、コンベヤ・システム110は、構造114によって支持されており走査のために小包又は手荷物116を自動的に連続的に開口104に通すコンベヤ・ベルト112を含んでいる。物体116をコンベヤ・ベルト112によって開口104に送り込み、次いで撮像データを取得し、コンベヤ・ベルト112によって開口104から小包116を除去することを、制御された連続的な態様で行なう。結果として、郵便物検査官、手荷物積み降ろし員及び他の警備人員が、爆発物、刃物、銃及び密輸品等について小包116の内容を非侵襲的に検査することができる。
開示された方法及び装置の技術的な寄与は、高時間分解能、欠落データ及び長手方向打ち切りによる画像アーティファクトの低減、並びに放射線量の低減を有することが可能な計算機式断層写真法(CT)撮像の方法を実行するように実装されたコンピュータを提供することである。
当業者は、本発明の各実施形態が、コンピュータ・プログラムを記憶したコンピュータ可読の記憶媒体に結び付けられて制御され得ることを認められよう。コンピュータ可読の記憶媒体は、電子的構成要素、ハードウェア構成要素、及び/又はコンピュータ・ソフトウェア構成要素の1又は複数のような複数の構成要素を含んでいる。これらの構成要素は、連鎖を成す1若しくは複数の具現化形態又は実施形態の1若しくは複数の部分を実行するソフトウェア、ファームウェア、及び/又はアセンブリ言語のような命令を一般に記憶する1又は複数のコンピュータ可読の記憶媒体を含み得る。これらのコンピュータ可読の記憶媒体は一般的には、非一時的であり且つ/又は有形である。かかるコンピュータ可読の記憶媒体の例としては、コンピュータの記録可能なデータ記憶媒体及び/又は記憶装置等がある。コンピュータ可読の記憶媒体は例えば、磁気式、電気式、光学式、生物式、及び/又は原子式のデータ記憶媒体の1又は複数を用いていてよい。さらに、かかる媒体は、例えばフロッピィ・ディスク(「フロッピィ」は商標)、磁気テープ、CD−ROM、DVD−ROM、ハード・ディスク・ドライブ、及び/又は電子メモリの形態を取り得る。列挙されていない他の形態の非一時的であり且つ/又は有形であるコンピュータ可読の記憶媒体を本発明の各実施形態と共に用いてもよい。
多数のかかる構成要素がシステムの具現化形態において結合され又は分割され得る。さらに、かかる構成要素は、当業者には認められるように多数のプログラミング言語の任意のもので書かれ又は具現化された一組及び/又は一連のコンピュータ命令を含み得る。加えて、搬送波のような他の形態のコンピュータ可読の媒体を用いて、1又は複数のコンピュータによって実行されると、連鎖を成す1若しくは複数の具現化形態又は実施形態の1若しくは複数の部分を実行することを当該1又は複数のコンピュータに行なわせる命令の系列を表わすコンピュータ・データ信号を具現化することができる。
従って、本発明の一実施形態は、走査される被検体を収容する開口を有するガントリと、ガントリの内部に配設されて、CTデータ取得時にX線のコーン・ビームを被検体に投射するように構成されているX線源と、被検体を透過するX線を検出するように構成されている検出器アレイとを含む計算機式断層写真法(CT)スキャナに関するものである。このCTスキャナはさらに、X線源の近傍に配設されている動的コリメータと、制御器とを含んでおり、制御器は、X線源を被検体の周りに回転させ、X線源の単一の回転が第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割され、第一のハーフ・スキャン時に第一の撮像データ集合を取得し、第二のハーフ・スキャン時に第二の撮像データ集合を取得するように構成されている。制御器はさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの画像データを取得した後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの画像データの取得の開始と同時に、動的コリメータを配置し、動的コリメータは、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方にわたりX線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するように構成されており、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するように構成されている。
本発明のもう一つの実施形態は、心CT撮像の方法に関するものであり、この方法は、円環状の回転経路に沿って走査被検体の周りで一連の投影角を通してX線源を回転させるステップであって、X線源の単一の回転が第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割される、回転させるステップと、第一のハーフ・スキャンから第一の撮像データ集合を取得するステップと、第二のハーフ・スキャンから第二の撮像データ集合を取得するステップとを含んでいる。この方法はさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方にわたりX線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するように、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの画像データ取得の完了の後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの画像データの取得の開始と同時に、コリメータを配置するステップと、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するステップとを含んでいる。
本発明のさらにもう一つの実施形態は、走査される被検体を収容する開口を有する回転式ガントリと、回転式ガントリの内部に配設されて、CTデータ取得時にX線のビームを被検体に投射するように構成されているX線源と、X線源の近傍に配設されて、X線の投射ビームの経路に移動自在に配置されるように構成されているコリメータとを含むCTイメージング・システムに関するものである。このCTイメージング・システムはさらに、コンピュータを含んでおり、コンピュータは、X線源を被検体の周りに全回転させ、X線源の回転は第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割され、第一のハーフ・スキャンから第一の撮像データ集合を取得し、第二のハーフ・スキャンから第二の撮像データ集合を取得するようにプログラムされている。コンピュータはさらに、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの一方からの撮像データの取得の後に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの撮像データの取得の開始時に、第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンの他方からの撮像データの取得の全体にわたり、X線源によって放出されるX線ビームの中央部分を遮断するようにコリメータを移動自在に配置して、第一の撮像データ集合及び第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成するようにプログラムされている。
この書面の記載は、最適な態様を含めて発明を開示し、また任意の装置又はシステムを製造して利用すること及び任意の組み込まれた方法を実行することを含めてあらゆる当業者が本発明を実施することを可能にするように実例を用いている。本発明の特許付与可能な範囲は特許請求の範囲によって画定され、当業者に想到される他の実例を含み得る。かかる他の実例は、特許請求の範囲の書字言語に相違しない構造的要素を有する場合、又は特許請求の範囲の書字言語と非実質的な相違を有する等価な構造的要素を含む場合には、特許請求の範囲内にあるものとする。
10 計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム
12 ガントリ
14 X線源
16 投射X線
17 レール
18 検出器アセンブリ
19 コリメート用ブレード又はプレート
20 検出器
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
28 X線制御器
30 ガントリ・モータ制御器
32 データ取得システム(DAS)
34 画像再構成器
36 コンピュータ
38 大容量記憶装置
40 コンソール
42 表示器
44 テーブル・モータ制御器
46 電動テーブル
48 ガントリ開口
50 検出器素子
51 パック
52 ピン
53 背面照射型ダイオード・アレイ
54 多層基材
55 スペーサ
56 軟質回路
57 面
59 複数のダイオード
100 小包/手荷物検査システム
102 回転式ガントリ
104 開口
106 高周波電磁エネルギ源
108 検出器アセンブリ
110 コンベヤ・システム
112 コンベヤ・ベルト
114 構造
116 小包又は手荷物
200 X線源
201 コーン形状のX線ビーム
202 ボウタイ・フィルタ
204 撮像容積
206、208、210 領域
212 動的コリメータ
214 線
300 CT撮像の方法

Claims (10)

  1. 走査される被検体(22)を収容する開口(48)を有するガントリ(12)と、
    該ガントリ(12)の内部に配設されて、計算機式断層写真法(CT)データ取得時にX線のコーン・ビーム(201)を前記被検体(22)に投射するように構成されているX線源(14、200)と、
    前記被検体(22)を透過するX線を検出するように構成されている検出器アレイ(18)と、
    前記X線源(14、200)の近傍に配設されている動的コリメータ(212)と、
    制御器(26)と
    を備えた計算機式断層写真法(CT)スキャナ(10)であって、前記制御器(26)は、
    前記X線源(14、200)を前記被検体(22)の周りに回転させ、前記X線源(14、200)の単一の回転が第一のハーフ・スキャン及び第二のハーフ・スキャンに分割され、
    前記第一のハーフ・スキャン時に第一の撮像データ集合を取得し、
    前記第二のハーフ・スキャン時に第二の撮像データ集合を取得し、
    前記第一のハーフ・スキャン及び前記第二のハーフ・スキャンの一方からの画像データを取得した後に、前記第一のハーフ・スキャン及び前記第二のハーフ・スキャンの他方からの画像データの取得の開始と同時に、前記動的コリメータ(212)を配置し、該動的コリメータ(212)は、前記第一のハーフ・スキャン及び前記第二のハーフ・スキャンの一方にわたり前記X線源(14、200)により放出されるX線ビーム(201)のz軸に沿って定められる中央部分を遮断するように構成されており、
    前記第一の撮像データ集合及び前記第二の撮像データ集合を用いてCT画像を再構成する
    ように構成されている、計算機式断層写真法(CT)スキャナ(10)。
  2. 前記X線源(14、200)の近傍に配設されて、低エネルギ・フォトンを前記被検体(22)に到達する前に吸収するボウタイ・フィルタ(202)をさらに含んでおり、前記制御器(26)は、前記動的コリメータ(212)を前記X線源(14、200)と前記ボウタイ・フィルタ(202)との間に配置するように構成されている、請求項1に記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  3. 前記動的コリメータ(212)は、高X線減弱特性を有する材料で形成されている、請求項1または2に記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  4. 前記動的コリメータ(212)はタングステンで形成されている、請求項3に記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  5. 前記動的コリメータ(212)は、前記X線ビーム(201)の一部を遮断するように構成されている単一の要素を含んでいる、請求項1乃至4のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  6. 前記動的コリメータ(212)は、前記X線源(14、200)により放出される前記X線ビーム(201)の前記中央部分のみを遮断し、前記X線ビーム(201)の外側部分は前記被検体に到達するままに任せるように、前記X線源(14、200)から離隔して配置される、請求項1乃至5のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  7. 前記動的コリメータ(212)は、前記第二のハーフ・スキャン時に前記X線源(14、200)により放出される前記X線ビーム(201)の80%を遮断するように構成されている、請求項1乃至6のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  8. 前記制御器(26)は、前記被検体(22)の単一の心拍の範囲内で前記被検体(22)の周りに完全に前記X線源(14、200)を回転させるように構成されている、請求項1乃至7のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  9. 前記制御器(26)は、前記被検体(22)の周りでの前記X線源(14、200)の全回転から取得される前記第一の撮像データ集合及び前記第二の撮像データ集合から前記CT画像を再構成するように構成されている、請求項1乃至8のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
  10. 前記検出器アレイ(18)は多列検出器アレイである、請求項1乃至9のいずれかに記載の計算機式断層写真法(CT)スキャナ。
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