JP5903790B2 - ゴルフボール用材料 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールのカバー材料として好適に用いられ、特に、コアと該コアを被覆する2層以上のカバーとからなるマルチピースソリッドゴルフボールにおける上記内側カバーの材料として用いられるゴルフボール用材料に関する。
ゴルフボールには従来からイオン性樹脂、即ちアイオノマーが使用されている。特にボールに高反発化や低スピン化を与えるためには、イオン性樹脂の酸含量が高いほど効果が得られ易い。また、イオン性樹脂を高中和化させることにより、ボールに高反発化や低スピン化を与える技術も提案されている。具体的には、アイオノマー同士をブレンドする方法、アイオノマーに他の熱可塑性樹脂や添加剤のブレンドする方法、あるいは、アイオノマーそのものを高中和化させる方法などが行われている。
アイオノマー同士をブレンドする手法では、重量平均分子量の異なる2種類のアイオノマーを組み合わせて使用した技術がいくつか提案されている。例えば、米国特許第7462113号明細書には、重量平均分子量80,000〜500,000の3元アイオノマーと重量平均分子量2,000〜30,000の3元アイオノマーとを併用してカバー材に使用することが記載されている。また、米国特許第7273903号明細書には、カバー材として、重量平均分子量80,000〜500,000の3元アイオノマー、重量平均分子量2,000〜30,000の2元アイオノマー、及び必要により熱可塑性エラストマーを配合することが記載されている。
また、不飽和カルボン酸の含量(以下、「酸含量」と省略することもある。)を特定範囲にあるアイオノマー及びブレンド物を使用したゴルフボール用材料が提案されている。例えば、米国特許第6267693号明細書には、酸含量が18.5〜21.5%のアイオノマーブレンド物が記載されており、米国特許第5873796号明細書には、酸含量19%のアイオノマーと酸含量15%のアイオノマーとのブレンド物が記載されている。更には、米国特許第5222733号明細書には、酸含量20〜30%のアイオノマーを配合中に少なくとも30%含むゴルフボール用組成物が記載されている。
しかしながら、酸含量の高いイオン性樹脂を高中和化させると、耐久性が劣るという欠点があったため、ゴルフボールに積極的には使用されていないのが実情であった。また、酸含量の高いイオン性樹脂は、メルトフローインデックス(MI)が低すぎるものが多く、射出成形が困難となり、ゴルフボールを製造するうえで作業性が悪くなる場合があった。
さらに、無機フィラー等を用いて耐久性向上を試みる技術が提案されているが、無機フィラーの形状と成形方法との組み合わせによっては、無機フィラー起因の配向性が生じてしまい、所望の効果を得ることはできなかった。
米国特許第7462113号明細書 米国特許第7273903号明細書 米国特許第6267693号明細書 米国特許第5873796号明細書 米国特許第5222733号明細書
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、射出成形に必要な流動性を維持しながら、反発弾性及び耐久性に優れるゴルフボール用材料を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討を行った結果、高酸含量の非イオン性ポリマーと低・中酸含量の非イオン性ポリマーとをブレンドし、酸含量を特定範囲に中和させることにより、成形性を良好に維持しながら、より一層の高反発性・低スピン性能を有し、さらに耐久性に優れたゴルフボール用材料を得ることを知見した。更には、上記ゴルフボール用材料に、特定の真球状無機充填材を配合することにより、より耐久性に優れたゴルフボール用材料を得ることを知見し、本発明をなすに至ったものである
従って、本発明は、下記のゴルフボール用材料を提供する。
[1](a)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が2.5〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が16質量%以上である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体と、
(b)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が4.0〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が15質量%以下である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体と、
(c)有機酸又はその金属塩と、
(d)上記(a)〜(c)成分中の酸基のうち70モル%以上を中和するための塩基性無機金属化合物と
を含有し、その樹脂混合物のショアD硬度が40〜60であることを特徴とするゴルフボール用材料。
[2]上記の(a)成分と(b)成分との混合割合が質量比で(a):(b)=20:80〜80:20であり、(c)成分の配合量が(a)及び(b)の合計100質量部に対して30〜80質量部である[1]記載のゴルフボール用材料。
[3]上記(c)成分の有機酸が、ステアリン酸またはその金属塩である[1]又は[2]記載のゴルフボール用材料。
[4]上記(a)及び(b)成分に含まれる不飽和カルボン酸が、アクリル酸またはメタクリル酸である[1]、[2]又は[3]記載のゴルフボール用材料。
真球状無機充填材を(e)成分として配合し、その(e)成分の配合量が(a)及び(b)の合計100質量部に対して0.01〜20質量部である[1]〜[4]のいずれか1項記載のゴルフボール用材料。
]上記(e)成分に二酸化ケイ素が含まれる[5]記載のゴルフボール用材料。
]上記(e)真球状無機充填材の球形度(最長径/最短径の比)が1.00〜2.00である[5]記載のゴルフボール用材料。
]上記(e)真球状無機充填材がガラス材料からなる[5]記載のゴルフボール用材料。
[9]上記のガラス材料が、NaO−CaO−SiO2系ガラス、Al23−B23−SiO2系ガラス及びCaO−Al23−SiO2系ガラスの群から選ばれる[8]記載のゴルフボール用材料。
[10]上記のガラス材料の酸化物換算による配合比率が下記の通りである[8]記載のゴルフボール用材料。
(i)NaO−CaO−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でNaO:0.5〜45質量%、CaO:0.5〜45質量%、SiO2:40〜90質量%である。
(ii)Al23−B23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でAl23:0.5〜40質量%、B23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
(iii)CaO−Al23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でCaO:0.5〜45質量%、Al23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
11]上記(e)真球状無機充填材の平均粒径が0.1〜1000μmである[5]記載のゴルフボール用材料。
本発明のゴルフボール用材料は、重量平均分子量、及び分子量分布の広さ(重量平均分子量/数平均分子量)の特定範囲が異なる2種の非イオン性樹脂をベース樹脂とし、これに有機酸またはその金属塩及び中和可能な塩基性無機金属化合物を添加した高中和樹脂混合物であり、この射出成形物をカバー材等に使用したゴルフボールは、反発性及び耐久性に優れ、成形性にも優れるものである。更には、上記高中和樹脂混合物に所定量の真球状無機充填材を添加することにより、耐久性をより一層高めることができる。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明のゴルフボール用材料は、(a)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が2.5〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が16質量%以上である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体と、(b)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が4.0〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が15質量%以下である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体とをベース樹脂とするものである。
上記(a)成分の重量平均分子量(Mw)は、40,000〜200,000であり、好ましくは、40,000〜150,000である。また、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の値は、2.5〜10.0であり、好ましくは、2.7〜6.5である。
一方、(b)成分の重量平均分子量(Mw)は、40,000〜200,000であり、好ましくは、50,000〜190,000である。また、重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の値は、4.0〜10.0であり、好ましくは、4.0〜9.5である。
この場合、重量平均分子量(Mw)及び数平均分子量(Mn)は、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)におけるポリスチレン換算にて算出されるものである。GPC分子量測定に関して述べると、2元共重合体及び3元共重合体は、分子中の不飽和カルボン酸基により、その分子がGPCのカラムに吸着されるため、そのままではGPC測定ができない。通常、不飽和カルボン酸基をエステル化後にGPC測定を行い、ポリスチレン換算した平均分子量Mw及びMnを算出する。
(a)または(b)成分に使用されるオレフィン成分としては、炭素数2〜6が好ましく、特に、エチレンが好ましい。また、(a)または(b)成分に使用される不飽和カルボン酸としては、アクリル酸(AA)、メタクリル酸(MAA)等が使用されるが、特に、メタクリル酸(MAA)とすることが好適である。また、(a)または(b)成分に使用される不飽和カルボン酸エステルについては、適切な反発性及び硬度を得る点から、アルキルエステルを用いることが好ましく、特に炭素数1〜8の低級アルキルエステルを用いることが好ましい。最も好ましいのは、アクリル酸ブチル(n−アクリル酸ブチル、i−アクリル酸ブチル)を採用することである。
(a)成分中の不飽和カルボン酸の含有量(酸含量)については、16質量%以上であり、好ましくは16〜25質量%、より好ましくは16〜23質量%、特に好ましくは16〜20質量%である。この酸含量が低いと、ゴルフボール用材料の成形物の反発性が得られなくなるおそれがある。
一方、(b)成分中の不飽和カルボン酸の含有量(酸含量)については、15質量%以下であり、好ましくは2〜15質量%、より好ましくは5〜15質量%、特に好ましくは7〜15質量%である。この酸含量が高くなると、耐久性が悪くなるおそれがある。
本発明では、(a)成分と(b)成分とを併用することが必要である。(a)成分と(b)成分との混合割合は、質量比で(a):(b)=20:80〜80:20とすることが好ましく、より好ましくは、30:70〜70:30である。(a)成分の割合が上記範囲よりも小さくなると、ボールの反発性が十分に得られなくなるおそれがある。また、(a)成分の割合が上記範囲よりも大きくなると、ボールの耐久性が悪くなるおそれがある。
(a)及び(b)成分は、上述したように、重量平均分子量(Mw)及び分子量分布の広さ(U=Mw/Mn)を特定範囲に設定した非イオン性の高酸含有ポリマーを使用するものであり、具体的には、上記のMw及びMw/Mnの特定範囲を満たす「ニュクレル」シリーズ(三井・デュポンポリケミカル社製)又は「エスコール」シリーズ(ExxonMobil Chemical社製)などの市販品を使用することができる。
次に、(c)有機酸又はその金属塩としては、特に限定されないが、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、マレイン酸、またはこれらの金属塩の群から選ばれる1種又は2種以上を使用することが好適である。特に、ステアリン酸、オレイン酸及びこれらの混合物の群から選ばれることが好ましい。また、(c)成分の有機酸金属塩は金属石鹸であり、その金属塩としては、1〜3価の金属イオンが用いられるものであり、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウム、カリウム、カルシウム及び亜鉛の群から好適に選ばれ、特に、ステアリン酸金属塩を使用することが好ましい。具体的には、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸ナトリウムを使用するが好ましく、この中では特にステアリン酸マグネシウムを使用することが好適である。
上記(c)成分の配合量は、上記(a)及び(b)成分のベース樹脂100質量部に対して、好ましくは30〜80質量部、より好ましくは40〜80質量部である。上記(c)成分の配合量が少ないと、樹脂組成物の流動性を十分に確保することが困難になり、逆に、配合量が多いと、ゴルフボールの耐久性が悪くなるおそれがある。
上記(d)成分の塩基性無機金属化合物の金属イオンとしては、例えば、Na+、K+、Li+、Zn2+、Ca2+、Mg2+、Cu2+、Co2+等を挙げることができ、好ましくは、Na+、Zn2+、Ca2+、Mg2+であり、より好ましくはMg2+である。これら金属塩は、ギ酸塩、酢酸塩、硝酸塩、炭酸塩、炭酸水素塩、酸化物及び水酸化物などを使用して、樹脂中へ導入することができる。
上記(d)塩基性無機金属化合物は、上記(a)〜(c)成分中の酸基を中和するための成分であり、その配合量を上記(a)〜(c)成分中の酸基に対して70モル%以上に相当する量とする。この場合、(d)成分である塩基性無機金属化合物については、所望の中和度を得るためにその配合量を適宜選定することができる。その配合量は、用いられる(a)及び(b)成分の中和度にも依るが、大凡、(a)及び(b)成分の合計量100質量部に対して、好ましくは0.5〜10質量部、より好ましくは1〜5質量部である。
上記(a)〜(c)成分中の酸基の中和度は70モル%以上である必要があり、好ましくは75モル%以上、より好ましくは80モル%以上であり、上限として、好ましくは120モル%以下、より好ましくは110モル%以下、さらに好ましくは100モル%以下である。上記の数値範囲を満たさないと、ボールの耐久性が劣ったり、高い反発性が得られなくなるおそれがある。また、中和度が高すぎると、適度な柔軟な材料硬度が得られ難くなり、射出成形時の成形性が悪くなるおそれがある。
また、本発明では、特に制限はないが、耐久性をより一層向上させる等の観点から、(e)成分として真球状無機充填材を配合することができる。(e)成分である真球状無機充填材としては、特に制限はないが、例えば、コア層をシェル層で被覆したコアシェル構造を有する真球状微粒子を挙げることができる。この場合、シェル層としては、金属、ガラス等の材質を挙げることができ、特にガラスを使用することが好適である。また、コア層としては、金属、ガラス、ゴム、樹脂、ゲル、液体等が挙げられる。上記の構造を採用することにより、真球状無機充填材は、凝集を防止し、且つベースとなる樹脂材料への相溶性を向上させることができる。さらに、上記の微粒子には表面処理等が施されていることが好適である。
上記の表面処理の一例としては、シランカップリング剤による表面改質が挙げられ、特に、メルカプト基,アミノ基及びエポキシ基の群から選ばれる少なくとも1種の官能基を有するものである。また、従来から使用されているシランカップリング剤の1種以上あるいはその混合物を採用することができる。
上記の(e)真球状無機充填材としてガラス材料を採用した場合、NaO−CaO−SiO2系ガラス、Al23−B23−SiO2系ガラス及びCaO−Al23−SiO2系ガラスの群から選ばれることが好適である。更に、上記ガラス材料としては、配合比率が下記の(i)〜(iii)を使用することが望ましい。
(i)NaO−CaO−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でNaO:0.5〜45質量%、CaO:0.5〜45質量%、SiO2:40〜90質量%である。
(ii)Al23−B23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でAl23:0.5〜40質量%、B23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
(iii)CaO−Al23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でCaO:0.5〜45質量%、Al23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
上記のガラス材料を採用しない場合には、ベース樹脂への相溶性が悪くなることがあり、十分な耐久性を確保できない場合がある。なお、上記ガラス材料には、各種の着色材及びその他の添加剤等を配合することができる。また、融点を下げる観点からソーダ物を利用して配合することが可能である。
上記の真球状無機充填材の形状は真球状である。一般的な無機充填材の形状としては、不規則形状,鱗片状,針状等の様々の形状があるが、これらの形状では射出成形等によりゴルフボールを成形する際、配向が生じるため、ボール性能の不安定、特に耐久性の低下につながるおそれがある。
上記の(e)真球状無機充填材の球形度(最長径/最短径の比)については、1.00〜2.00、好ましくは1.00〜1.50、より好ましくは1.00〜1.30の範囲である。上記の球形度の数値は、SEM(倍率10000、n=100)により測定される数値を意味する。上記の球形度(最長径/最短径の比)の範囲を超えると、アモルファス(不定形)の領域になり、従来と同様、ボールの飛び性能が改善されなくなるおそれがある。
また、本発明に使用される(e)真球状無機充填材の熱膨張率は、100℃、5時間の条件で、2.0%以下、好ましくは1.5%以下、より好ましくは1.0%以下である。真球状無機充填材配合のポリマー材料を成形する際、熱膨張率が上記範囲よりも大きい無機充填材を使用すると、ポリマー材料と真球状無機充填材との間に間隙が生じるため、ボールを打撃した際のボール内部のエネルギー伝達がうまく行かず、そのエネルギーがその界面間隙における剥離や亀裂を起こさせるエネルギーとして消費される結果、飛び性能が改善されないおそれがある。なお、この場合の熱膨張率とは、真球状無機充填材の材質の熱膨張率に相当するものであり、JIS−R1618に準拠した測定値を意味する。
更に、上記(e)真球状無機充填材の平均粒径については、特に制限はないが、好ましくは0.1〜1000μm、より好ましくは1〜750μm、さらに好ましくは25〜500μmである。更には、ある程度の粒子径分布を有することが好適であり、具体的には、平均粒子径に対して±90%の範囲、より好ましくは平均粒子径に対して±70%の範囲、さらに好ましくは平均粒子径に対して±50%の範囲である。平均粒子径が上記範囲よりも小さい場合、補強効果を発現させるためには上記(e)成分の添加量をより増大させなければならず、その結果、樹脂比重が大きくなってしまい、ボール設計の自由度を阻害してしまう可能性がある。逆に、平均粒径が上記範囲よりも大きい場合、耐久性が低下する場合がある。
上記(e)真球状無機充填材は、上記(a)及び(b)成分のベース樹脂100質量部に対して、0.01〜20質量部であり、好ましくは0.1〜18質量部である。上記(e)の配合量が0.01質量部未満であると、補強効果を十分に得ることができない。また、上記(e)の配合量が20質量部を超えると、耐久性の低下につながるおそれがある。
上記(a)〜(d)及び必要に応じて添加される(e)成分の全成分の樹脂組成物の割合は、ゴルフボール用材料の全量に対して、50質量%以上であり、好ましくは60質量%以上、より好ましくは70質量%以上、最も好ましくは90質量%以上である。
本発明のゴルフボール用材料には、本発明の効果を損なわない範囲で、下記の熱可塑性樹脂を配合することができる。具体的に熱可塑性樹脂としては、特に下記に限定されるものではないが、例えば、アイオノマー樹脂、ポリオレフィン系エラストマー(ポリオレフィン、メタロセンポリオレフィン含む)、ポリスチレン系エラストマー、ジエン系ポリマー、ポリアクリレート系ポリマー、ポリアミド系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアセタールなどを任意に配合することができる。
更に、本発明のゴルフボール用材料には、任意の添加剤を用途に応じて適宜配合することができる。例えば、本発明のゴルフボール用材料をカバー材として用いる場合、上記(a)〜(d)及び必要に応じて添加される(e)成分に、顔料,分散剤,老化防止剤,紫外線吸収剤,光安定剤などの各種添加剤を加えることができる。これら添加剤を配合する場合、その配合量としては、上記(a)〜(d)及び必要に応じて添加される(e)成分の総和100質量部に対して、好ましくは0.1質量部以上、より好ましくは0.5質量部以上、上限として、好ましくは10質量部以下、より好ましくは4質量部以下である。
本発明のゴルフボール用材料のメルトインデックス(MI)について、JIS−K7210に準拠し、試験温度190℃、試験荷重21.18N(2.16kgf)条件下での測定値としては、特に制限はないが、射出成形時の流動性、成形加工性を良好なものにするために、好ましくは1.0g/10min以上、より好ましくは2.0g/10min以上、更に好ましくは3.0g/10min以上にすることができ、上限としては、好ましくは20.0g/10min以下、より好ましくは15.0g/10min以下、さらに好ましくは10.0g/10min以下であることが推奨される。
本発明のゴルフボール用材料を用いた成形物の硬度としては、適度の柔軟な硬度を得るために、ショアD硬度で40以上であり、好ましくは45以上、より好ましくは50以上、上限として、70以下である。
本発明のゴルフボール用材料の製造方法としては、特に制限はないが、(a)及び(b)成分である高酸ポリマーと(c)成分と(d)成分と、必要に応じて(e)成分とを一緒にホッパーに投入し、所望の条件で押出す方法を採用することができる。また、(c)成分及び/又は(e)成分については、別のフィーダーから投入しても良い。この場合、上記の(d)成分である金属カチオン源による(a)(b)及び(c)成分中のカルボン酸への中和反応を各種の押出機によって行うことができる。その押出機としては、単軸押出機、2軸押出機のどちらでも良く、2軸押出機がより好ましい。また、これら押出機の連結型でも良く、例えば、単軸押出機−2軸押出機、2軸押出機−2軸押出機等の連結タイプが挙げられる。これらの装置の構成は特別なものではなく、既存の押出機で十分である。
本発明のゴルフボール用材料は、ワンピースゴルフボールそれ自体の材料として使用されるほか、コアと該コアを被覆するカバーとからなるツーピースソリッドゴルフボール、又は、1層以上のコアと該コアを被覆する内層及び外層を含む2層以上のカバーとからなるマルチピースソリッドゴルフボールにおけるカバー材として用いることができる。特に、1層以上のコアと2層以上のカバーとからなる多層ゴルフボールとする場合、内層カバーとしては、本発明のゴルフボール用材料が用いられると共に、外層カバーとしては、非イオン性樹脂,イオン性樹脂及び熱可塑性ポリウレタンの群から選択される1種または2種以上のブレンド物が採用されることが好適である。
また、本発明ゴルフボール用材料を使用したゴルフボールの硬度、即ち、初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)を負荷したときまでのボール変形量(mm)は、特に制限はないが、好ましくは3.0mm以上、より好ましくは3.1mm以上であり、上限として、好ましくは4.0mm以下、より好ましくは3.5mm以下である。
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。
〔実施例1,2、比較例1〜3〕
下記のコア配合によるシス−1,4−ポリブタジエンを主成分とするコア材料を用いて、直径37.50mm、重さ32.80gのソリッドコアを得た。
コア配合
シス−1,4−ポリブタジエン 100 質量部
酸化亜鉛 5.0質量部
硫酸バリウム 26.0質量部
老化防止剤 0.1質量部
アクリル酸亜鉛 23.0質量部
架橋剤(有機過酸化物) 1.2質量部
次に、表1に示す組成の内層カバー材料を200℃で混練型二軸押出機にてミキシングし、ペレット状の内層カバー材料を得た後、上記ソリッドコアを配備した金型内に射出し、厚さ1.5mmの内層カバーを有する球体を製造した。
次に、外層カバーの材料として、下記の「イオン性樹脂ブレンド材料」を用い、射出成形し、表1の直径及び重さを有するスリーピースソリッドゴルフボールを作成した。
イオン性樹脂ブレンド材料
商品名「ハイミラン1605」と「ハイミラン1706」とを質量比50:50でブレンドしたカバー組成物。
得られた実施例及び比較例の各ゴルフボールについて、諸特性を下記の通り評価した。結果を表1に併記する。
Figure 0005903790
*上記の配合量の数字は質量部で表される。
上記表中の各材料の詳細は下記の通りである。
MAA系 非イオン性樹脂(1)
エチレン−メタクリル酸−イソブチレンアクリレート三元共重合体、商品名「ニュクレルN035C」三井・デュポンポリケミカル社製、酸含量10wt%、Mw「155,000」、Mw/Mn「5.76」
MAA系 非イオン性樹脂(2)
エチレン−メタクリル酸二元共重合体、商品名「ニュクレルN2060」三井・デュポンポリケミカル社製、酸含量20wt%、Mw「73,400」、Mw/Mn「3.12」
MAA系 イオン性樹脂(3)
エチレン−メタクリル酸−イソブチレンアクリレート三元共重合体、Mg系アイオノマー、商品名「サーリン6320」米国デュポン社製、酸含量9.6wt%、Mw「181,000」、Mw/Mn「4.98」
MAA系 イオン性樹脂(4)
エチレン−メタクリル酸二元共重合体、Na系アイオノマー、商品名「ハイミランAM7318」三井・デュポンポリケミカル社製、酸含量18wt%、Mw「104,000」、Mw/Mn「4.65」
なお、上記の各ポリマーの分子量及び分子量分布の測定・算出方法については、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)における測定で、ポリスチレン換算にて算出したものである。
ステアリン酸マグネシウム
商品名「マグネシウムステアレートG」(日油(株)製)
ゴルフボール用材料及びゴルフボールの諸物性の測定方法は下記の通りである。
MI(g/10min)
JIS−K7210に準拠し、試験温度190℃、試験荷重21.18N(2.16kgf)条件下での測定値。
材料ショアD硬度
組成物を厚さ2mmのシート状に成形し、それを3枚重ね合わせてショアD硬度計にて測定した。
たわみ変形量(mm)
23±1℃の温度で、ゴルフボールを鋼板の上に置き、初期荷重98N(10kgf)から終荷重1,275N(130kgf)に負荷したときのゴルフボールのたわみ量(mm)。
初速度(m/s)
初速はR&Aの承認する装置であるUSGAのドラム回転式の初速計と同方式の初速測定器を用いて測定した。ボールは23±1℃の温度で3時間以上温調し、同温度で測定した。250ポンド(113.4kg)のヘッド(ストライキングマスク)を使って打撃速度143.8ft/s(43.83m/s)にてボールを打撃した。10個のボールを各々2回打撃して6.28ft(1.91m)の間を通過する時間を計測し、初速を計算した。15分間でこのサイクルを行った。
連続打撃時の耐久性
米国Automated Design Corporation製のADC Ball COR Durability Testerにより、ボールの耐久性(Durability)を評価した。ボールを空気圧で発射させた後、平行に設置した2枚の金属板に連続的に衝突させ、ボールが割れるまでに要した発射回数の平均値を用い、下記の基準に従って耐久性を評価した。(この場合、平均値とは、同種のボールを4個用意し、それぞれのボールを発射させて4個のボールがそれぞれ割れるまでに要した発射回数を平均化した値である。試験機のタイプは、縦型CORであり、金属板への入射速度を43m/sとした。)
○:150回以上
△:100〜150回
×:100回以下
上記表1の結果から分かるように、比較例1〜3のゴルフボールは、下記の欠点を有する。
比較例1は、ベース樹脂として、酸含量15質量%以下の非イオン性樹脂を単独で用いたところ、ボール硬度は軟化し耐久性は良いが、実施例に比べて反発性が低下した。
比較例2は、ベース樹脂として、酸含量16質量%以上の非イオン性樹脂を単独で用いたところ、ボール反発性は向上したが、硬度は硬いままであり、耐久性が低下した。
比較例3は、ベース樹脂として、酸含量16質量%以上のイオン性樹脂と酸含量15質量%以下のイオン性樹脂を用いたところ、実施例に比べてボール硬度を軟化することができたが、反発性が低下し、耐久性も若干低下した。
〔実施例3〜5〕
内層カバー材料に、特定の真球状無機充填材をゴム組成物に配合する以外は上記実施例と同等の条件によりスリーピースソリッドゴルフボールを作成した。
得られた実施例3〜5の各ゴルフボールの諸特性については、上記実施例と同様の評価を行った。但し、本実施例3〜5の割れ耐久性の評価については、上述した実施例における割れ耐久性の評価試験と同等の試験ではあるが、ボールが割れるまでに要した発射回数の平均値を直接記載したものである。その結果を表2に併記する。
Figure 0005903790
*上記の配合量の数字は質量部で表される。
なお、上記表中の真球状無機充填材については下記表の通りである。
Figure 0005903790
* アルミノホウ珪酸:Al23−B23−SiO2系ガラス
* ソーダライム:NaO−CaO−SiO2系ガラス
なお、「ソーダライム」とは、ケイ砂(SiO2)、炭酸ナトリウム(Na2CO3)、炭酸カルシウム(CaCO3)を混合し融解することにより得られるソーダ石灰ガラスである。

Claims (11)

  1. (a)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が2.5〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が16質量%以上である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体と、
    (b)重量平均分子量(Mw)が40,000〜200,000であり、かつ重量平均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)が4.0〜10.0であり、且つ、不飽和カルボン酸の含量が15質量%以下である非イオン性のオレフィン−不飽和カルボン酸共重合体及び/又はオレフィン−不飽和カルボン酸−不飽和カルボン酸エステル共重合体と、
    (c)有機酸又はその金属塩と、
    (d)上記(a)〜(c)成分中の酸基のうち70モル%以上を中和するための塩基性無機金属化合物と
    を含有し、その樹脂混合物のショアD硬度が40〜60であることを特徴とするゴルフボール用材料。
  2. 上記の(a)成分と(b)成分との混合割合が質量比で(a):(b)=20:80〜80:20であり、(c)成分の配合量が(a)及び(b)の合計100質量部に対して30〜80質量部である請求項1記載のゴルフボール用材料。
  3. 上記(c)成分の有機酸が、ステアリン酸またはその金属塩である請求項1又は2記載のゴルフボール用材料。
  4. 上記(a)及び(b)成分に含まれる不飽和カルボン酸が、アクリル酸またはメタクリル酸である請求項1、2又は3記載のゴルフボール用材料。
  5. 真球状無機充填材を(e)成分として配合し、その(e)成分の配合量が(a)及び(b)の合計100質量部に対して0.01〜20質量部である請求項1〜4のいずれか1項記載のゴルフボール用材料。
  6. 上記(e)成分に二酸化ケイ素が含まれる請求項5記載のゴルフボール用材料。
  7. 上記(e)真球状無機充填材の球形度(最長径/最短径の比)が1.00〜2.00である請求項5記載のゴルフボール用材料。
  8. 上記(e)真球状無機充填材がガラス材料からなる請求項5記載のゴルフボール用材料。
  9. 上記のガラス材料が、NaO−CaO−SiO2系ガラス、Al23−B23−SiO2系ガラス及びCaO−Al23−SiO2系ガラスの群から選ばれる請求項8記載のゴルフボール用材料。
  10. 上記のガラス材料の酸化物換算による配合比率が下記のとおりである請求項8記載のゴルフボール用材料。
    (i)NaO−CaO−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でNaO:0.5〜45質量%、CaO:0.5〜45質量%、SiO2:40〜90質量%である。
    (ii)Al23−B23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でAl23:0.5〜40質量%、B23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
    (iii)CaO−Al23−SiO2系ガラスを用いる場合、酸化物換算でCaO:0.5〜45質量%、Al23:0.5〜40質量%、SiO2:40〜90質量%である。
  11. 上記(e)真球状無機充填材の平均粒径が0.1〜1000μmである請求項5記載のゴルフボール用材料。
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