JP5903625B2 - はんだ材料 - Google Patents

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本発明は、主として電子回路基板のはんだ付けに用いるソルダーペースト等におけるはんだ材料関する。
電子回路基板のはんだ付けには、四種類の元素からなるSn−Ag−Bi−Inの組成を持ったはんだ材料などが利用されている(たとえば、特許文献1参照)。
このようなはんだ材料では、温度変化にともなう熱応力に起因して発生する疲労破壊に関する熱疲労特性が、固溶強化メカニズムと呼ばれる技術によって高められている。
ここに、固溶強化メカニズムとは、格子状に並んでいる金属原子の一部を異種の金属原子に置き替えてそのような格子を歪ませることによりはんだ材料を劣化しにくくする技術である。
前述されたSn−Ag−Bi−Inの組成を持ったはんだ材料では、InがSnの格子に固溶させられており、熱疲労特性が高められている。
In含有率の違いに応じて、Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6mass%In、Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−8mass%InおよびSn−2.5mass%Ag−2.5mass%Bi−3mass%Inなどの組成が、利用されている。
ここに、AgおよびBiが添加されているが、Agは析出強化による合金強度の向上および低融点化のために添加されており、Biは低融点化のために添加されている。
特許第3040929号公報
しかしながら、Auフラッシュめっきが短時間で薄いめっきを施すためのフラッシュ処理によって施されたAu電極に対するはんだ付けの場合においては、前述された従来のはんだ材料は必ずしも十分に高い熱疲労特性を有しないことが、判明した。
本発明者は、その理由をつぎのように分析している。
すなわち、前述されたSn−Ag−Bi−Inの組成を持ったはんだ材料では、熱疲労特性がIn含有率によって変化する。
熱疲労特性に関連する合金強度は、In含有率が増大すると増大していくが、In含有率がおよそ6mass%であるときに最大となり、In含有率がこれを超えると減少していく。
つまり、In含有率がおよそ6mass%であるときに、熱疲労特性が最も高い。
よって、Inによる固溶強化メカニズムを有効に活用するためには、In含有率をより正確にコントロールすることが望ましい。
ところで、一般的に、電子回路基板においては、電極材質がCuであるCu電極が利用される場合が多い。
Cu電極とSn−Ag−Bi−Inの組成を持ったはんだ材料との組み合わせでは、CuとInとは反応性が高くないので、熱疲労特性の向上に寄与するSnの格子に固溶させられているInについてのIn含有率ははんだ付けの際に変化せず、熱疲労特性が高い状態が保たれる。
しかしながら、携帯電話およびスマートフォンなどの民生商品、ならびにヘッドランプおよびECU(Electronic Control Unit)などの車載商品においては、高い接合信頼性が必要とされるので、前述されたAu電極が利用される場合がある。
Au電極とSn−Ag−Bi−Inの組成を持ったはんだ材料との組み合わせでは、以下でより具体的に説明されるように、In含有率がはんだ付けの際に変化し、熱疲労特性が低下することがある。
すなわち、Au電極は、膜厚1〜5μmを持ったNiめっきがCu電極の上に施され、更に、膜厚0.03〜0.07μmを持ったAuフラッシュめっきがNiめっきの上に施された構造を有している。
このため、Auが加熱をともなうはんだ付けの際にSn−Ag−Bi−Inの中に溶け込み、Niめっきが露出する。
そして、Niめっきは90mass%Niおよび10mass%Pの組成を持っており、InとPとは反応性が高いので、InはPと反応してIn−Pの組成を持った化合物InPを生成する。
すると、熱疲労特性の向上に寄与する、Snの格子に固溶させられているInが減少し、実質的なIn含有率はCu電極の場合と比較してより大きく減少するので、熱疲労特性が低下してしまう。
たとえば、Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6mass%Inの組成がSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−5.5mass%Inの組成に変化すると、温度サイクル試験が−40℃/150℃の試験条件で実施された後に電気的導通を確保することができるサイクル数は3360サイクルから3040サイクルに減少する。
本発明は、前述された従来の課題を考慮し、Au電極に対するはんだ付けにおいても、より高い熱疲労特性を維持することが可能な、はんだ材料提供することを目的とする。
第1の本発明は、〜8mass%のInと、
0.3〜4.0mass%のAgと、
0.2〜1.0mass%のBiと、
0.1〜0.6mass%のCrと、
0.4〜1.9mass%の、を含み、
残部は、nで構成されることを特徴とする、はんだ材料である。
第2の本発明は、6mass%の前記Inと、
3.5mass%の前記Agと、
0.5mass%の前記Biと、
0.3mass%の前記Crと、
0.5mass%の前記Geと、を含み、
前記残部は、89.2mass%の前記Snで構成され、
Pを含むNiめっきを有するAu電極のはんだ付けに利用されることを特徴とする、第1の本発明のはんだ材料である。
本発明により、Au電極に対するはんだ付けにおいても、より高い熱疲労特性を維持することが可能な、はんだ材料提供することができる。
本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Inが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Biの組成を持った合金の信頼性試験結果を示すグラフ図 本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Cu電極およびAu電極に対するはんだ付けが行われた後の、それぞれのはんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図 本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Crが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Au電極に対するはんだ付けが行われた後の、はんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図 本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Crが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金の固相線および液相線を示すグラフ図 本発明における実施の形態2のはんだ材料を説明するための、Znが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Au電極に対するはんだ付けが行われた後の、はんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図 本発明における実施の形態2のはんだ材料を説明するための、Znが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金の固相線および液相線を示すグラフ図 本発明における実施の形態の実装体の模式的な断面図
以下、図面を参照しながら、本発明における実施の形態について詳細に説明する。
(実施の形態1)
はじめに、図1および2を主として参照しながら、本実施の形態1の原理について説明する。
なお、図1は、本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Inが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Biの組成を持った合金の信頼性試験結果を示すグラフ図である。
また、図2は、本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Cu電極およびAu電極に対するはんだ付けが行われた後の、それぞれのはんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図である。
まず、図1を主として参照しながら、In含有率の重要性について説明する。
横軸のIn含有率は、はんだに固溶している、より具体的には、Snの格子に固溶させられているInについての実質的なIn含有率である。
縦軸の試験サイクル数は、1608サイズ(1.6mm×0.8mm)のチップコンデンサが実装された、FRグレード(Flame Retardant Grade)がFR−5グレードであるFR5基板において、温度サイクル試験が−40℃/150℃の試験条件で実施された後に電気的導通を確保することができるサイクル数である。
車載条件の信頼性試験においては、3000サイクル以上のサイクル数が要求仕様において求められる。
同サイクル数は、In含有率が5.5mass%、6.0mass%および6.5mass%である場合は3000サイクル以上であるが、In含有率が5.0mass%以下または7.0mass%以上である場合は3000サイクル未満である。
近似曲線が、上記の数値データを用いることによって得られる二次関数
(数1)
(試験サイクル数)
=−570.7×(In含有率)+6964×(In含有率)−17926
のグラフとして図示されている。
したがって、車載基準である3000サイクル以上のサイクル数を確保することができるIn含有率の範囲はおよそ5.4〜6.8mass%であり、管理幅はおよそ±0.7mass%である。
そして、大量生産におけるはんだ合金のIn含有率の変動幅はおよそ±0.5mass%であるので、In含有率の中央値は5.9(=5.4+0.5)mass%以上6.3(=6.8−0.5)mass%以下であることが望ましい。
なお、民生基準である1000サイクル以上のサイクル数を確保することができるIn含有率の範囲は、およそ3〜8mass%である。
つぎに、図2を主として参照しながら、Niめっきに含まれるPの影響について説明する。
Au電極は、Cu電極が膜厚35μmを持ったCu箔であり、膜厚1〜5μmを持ったNiめっきが電気めっきのように通電を要しない無電解めっきとしてCu電極の上に施され、膜厚0.03〜0.07μmを持ったAuフラッシュめっきがNiめっきの上に施された構造を有している。
たとえば、Niめっきの膜厚は3μmであり、Auフラッシュめっきの膜厚は0.05μmである。
Sn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持ったはんだ材料は、直径5mmおよび厚さ0.15mmの形状でこれらCu電極およびAu電極の上にそれぞれ供給され、240℃のホットプレートの上で30秒間加熱され、室温で徐冷される。
このようにして作成された試料は縦断面が出現するように研磨された断面の中央部が、EDX(Energy Dispersive X−ray spectroscopy)を利用する方法で分析され、In含有率が測定される。
ここに、中央部とは、はんだの厚さの1/2の位置であって、はんだのぬれ広がり幅の1/2の位置に対応する部分である。
測定された、熱疲労特性の向上に寄与するSnの格子に固溶させられているInについての実質的なIn含有率は、当初のIn含有率である6.0mass%から減少しており、Cu電極については5.9mass%であり、Au電極についてはより小さい5.1mass%である。
Au電極については、Auが加熱の際にはんだ内部へ拡散し、Auフラッシュめっきの下に形成されている90mass%Niおよび10mass%Pの組成を持ったNiめっきが露出する。
そして、InはPと反応して化合物InPを生成するので、Snの格子に固溶させられているInが減少し、Au電極の場合の実質的なIn含有率はCu電極の場合と比較してより大きく減少してしまう。
このため、車載基準に対応したIn含有率の範囲は前述されたようにおよそ5.4〜6.8mass%であるので、上記のAu電極は車載基準を満足しない。
なお、Niめっきの比重は7.9g/cmであるので、Niめっきに含まれるPの重量は、Niめっきの膜厚TおよびNiめっきの面積Sを利用して、7.9×T×S×0.1により算出することができ、Niめっきに含まれるPの重量はNiめっきの膜厚Tに比例して変動する。
このような現象を踏まえて、本発明者は、Inと比較してPとより容易に反応して化合物を形成する元素の添加がIn含有率の減少を抑制するために有効であることを見出した。
数多くの元素の中からそのような元素として見出された元素の一つが、以下で説明される、Inと反応してCrP、CrP、Cr12、CrPおよびCrPなどのさまざまな化合物を生成する、Crである。
ここで、図3および4を主として参照しながら、本実施の形態のはんだ材料について具体的に説明する。
なお、図3は、本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Crが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Au電極に対するはんだ付けが行われた後の、はんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図である。
また、図4は、本発明における実施の形態1のはんだ材料を説明するための、Crが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金の固相線401および液相線402を示すグラフ図である。
まず、図3を主として参照しながら、Cr含有率の下限について説明する。
ここでは、Niめっきの膜厚が上限に接近してPの含有量は最大であり、熱疲労特性はこの観点からは良好でないと想定されており、Niめっきの膜厚が5μmであるように作成された試料について、分析が前述された方法と同様な方法で行われ、はんだ付けが行われた後のIn含有率の測定が行われる。
同試料は、つぎのようにして作成される。
89.5gのSnが、セラミック製のるつぼ内に投入され、温度が500℃に調整されている電気式ジャケットヒータの中に静置される。
6.0gのInはSnが溶融したことが確認された後に投入され、3分間の撹拌が行われる。
0.5gのBiが投入され、3分間の撹拌がさらに行われる。
3.5gのAgが投入され、3分間の撹拌がさらに行われる。
0.5gのCrが投入され、3分間の撹拌がさらに行われる。
その後、るつぼは電気式ジャケットヒータから取り出されて25℃の水が満たされた容器に浸漬され、冷却が行われる。
In含有率は、(1)Cr含有率がゼロである場合は5.1mass%であるが、(2)Cr含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Cr含有率が0.2mass%である場合は5.5mass%となり、そして(4)Cr含有率が0.4mass%になるとほぼ6mass%になる。
Cr含有率が0mass%から0.4mass%であるときの数値を用いて近似直線を描くと、一次関数
(数2)
(In含有率)
=2.11×(Cr含有率)+5.126
のグラフが得られる。
したがって、車載基準をAu電極との組み合わせにおいても満足するために必要な5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、Cr含有率が0.1mass%以上であることが望ましい。Cr含有率が0.1mass%以上であれば、Au電極との組み合わせにおいても、はんだ付け後のIn含有率が5.4mass%以上となり、車載基準の信頼性を満たすことができる。
ただし、大量生産におけるはんだ合金のIn含有率の変動幅はおよそ±0.5mass%であるので、In含有率がそのために少し減少する場合がある。
このような場合においては、近似直線は、(数2)のグラフが大量生産における変動幅の下限である−0.5mass%に相当する下方移動を受けた一次関数
(数3)
(In含有率)
=2.11×(Cr含有率)+4.626
のグラフとなり、In含有率はCr含有率が0.1mass%である場合は4.9(=5.4−0.5)mass%である。
したがって、大量生産における変動幅の下限が考慮されると、5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、Cr含有率が少し余裕をもって0.4mass%以上であることがより望ましい。
以上においてはSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金が利用される場合について説明したが、InとCrとは一定の比率で反応するので、In含有率が異なる場合も同様に取り扱うことができる。
たとえば、In含有率が1mass%だけ少ないSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−5.0mass%Inの組成を持った合金が利用される場合においては、近似直線は(数2)のグラフがIn含有率の減少値である−1mass%に相当する下方移動を受けた
(In含有率)
=2.11×(Cr含有率)+4.126
のグラフ(一点鎖線で図示されている)である。
つぎに、図4を主として参照しながら、Cr含有率の上限について説明する。
すなわち、Cr含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇するので、溶融性が低下してぬれ広がり性が悪くなりやすい。
より具体的に説明すると、固相線401によって表される固相線温度は210〜220℃の範囲にあって安定しているが、液相線402によって表される液相線温度は、Cr含有率が増大すると上昇し、Cr含有率が0.1mass%である場合は320℃であり、Cr含有率が0.4mass%である場合は540℃である。
ここに、固相線温度は固体の状態から加熱された合金が溶け始める温度であり、液相線温度は固体の状態から加熱された合金がすべて溶け終わる温度である。
表1はCr含有率とぬれ広がりとの関係をCr含有率が0.1mass%、0.2mass%、・・・、1.0mass%である場合について説明しており、ぬれ広がりについての評価が行われている(その他の表についても同様であるが、数値データに付随する単位はmass%である)。
ここでは、Niめっきの膜厚が下限に接近してPの含有量は最小であり、ぬれ広がり性はこの観点からは良好でないと想定されており、Niめっきの膜厚が1μmであるように作成された試料について、ぬれ広がり率の測定がJIS Z 3197「はんだ付け用フラックス試験方法」において規定されている広がり試験方法で行われる。
Figure 0005903625
ぬれ広がりの評価に関しては、○はぬれ広がり率が90%以上であることを示しており、△はぬれ広がり率が85%以上で90%未満であることを示しており、×はぬれ広がり率が85%未満であることを示している。
したがって、良好なはんだ付けにとって重要な90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、Cr含有率が0.6mass%以下であることが望ましい。
表2は、各種組成とIn含有率変化との関係を実施例1a〜6aおよび比較例について説明しており、信頼性が判定されている。
Figure 0005903625
In含有率変化についての残量は、Au電極に対するはんだ付けが行われた後の、はんだ内部におけるIn含有率の分析を、EDXを利用して行うことにより測定される。
In含有率変化についての判定に関しては、○はIn含有率変化が大量生産におけるIn含有率の変動幅である±0.5mass%以内であることを示しており、×はIn含有率変化が±0.5mass%以内ではないことを示している。
信頼性判定に関しては、○は該基準が満足されることを示しており、×は該基準が満足されないことを示している。
比較例においては、In含有率の減少を抑制するために有効な元素の添加が行われていないので、In含有率変化は−0.9mass%であってそれについての判定は×である。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持するためには、Cr含有率が0.1mass%以上0.6mass%以下であることが望ましく、大量生産における変動幅の下限が考慮されると、Cr含有率が少し余裕をもって0.4mass%以上0.6mass%以下であることがより望ましい。
なお、実施例1aにおいては、0.1mass%のCrが添加されており、In含有率変化は−0.4mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.6mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例6aにおいては、0.3mass%のCrが添加されており、In含有率変化は−0.3mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.7mass%であるので、車載基準は満足されない。
つぎに、Cr以外の元素の具体例である同様な性質を有するNi、Fe、Co、Si、GeおよびAlが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金が利用される場合について具体的に説明する。
なお、これらの場合においても、試料は前述されたCrの場合と同様に作成され、測定および評価なども同様に行われる。
(Niが添加される場合)
In含有率は、(1)Ni含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Ni含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Ni含有率がおよそ0.03mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Ni含有率が0.12mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.04mass%以上のNi含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Ni含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、0.8mass%以下のNi含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Ni含有率が0.04mass%以上0.8mass%以下であることが望ましく、Ni含有率が少し余裕をもって0.12mass%以上0.8mass%以下であることがより望ましい。
(Feが添加される場合)
In含有率は、(1)Fe含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Fe含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Fe含有率がおよそ0.02mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Fe含有率が0.08mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.04mass%以上のFe含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Fe含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、0.6mass%以下のFe含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Fe含有率が0.04mass%以上0.6mass%以下であることが望ましく、Fe含有率が少し余裕をもって0.08mass%以上0.6mass%以下であることがより望ましい。
(Coが添加される場合)
In含有率は、(1)Co含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Co含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Co含有率がおよそ0.03mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Co含有率が0.18mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.05mass%以上のCo含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Co含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、1.1mass%以下のCo含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Co含有率が0.05mass%以上1.1mass%以下であることが望ましく、Co含有率が少し余裕をもって0.18mass%以上1.1mass%以下であることがより望ましい。
(Siが添加される場合)
In含有率は、(1)Si含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Si含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Si含有率がおよそ0.3mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Si含有率が0.8mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.2mass%以上のSi含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Si含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、1.0mass%以下のSi含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Si含有率が0.2mass%以上1.0mass%以下であることが望ましく、Si含有率が少し余裕をもって0.8mass%以上1.0mass%以下であることがより望ましい。
(Geが添加される場合)
In含有率は、(1)Ge含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Ge含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Ge含有率がおよそ0.4mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Ge含有率が1.1mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.4mass%以上のGe含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Ge含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、1.9mass%以下のGe含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Ge含有率が0.4mass%以上1.9mass%以下であることが望ましく、Ge含有率が少し余裕をもって1.1mass%以上1.9mass%以下であることがより望ましい。
(Alが添加される場合)
In含有率は、(1)Al含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Al含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Al含有率がおよそ0.3mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Al含有率が0.7mass%になるとほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.3mass%以上のAl含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Crの場合と同様に、Al含有率が大きすぎると、液相線温度が上昇して溶融性が低下してしまい、ぬれ広がり性が悪くなりやすいので、90%以上のぬれ広がり率を保証するためには、1.7mass%以下のAl含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Al含有率が0.3mass%以上1.7mass%以下であることが望ましく、Al含有率が少し余裕をもって0.7mass%以上1.7mass%以下であることがより望ましい。
もちろん、Cr、Ni、Fe、Co、Si、GeおよびAlは単独に添加されてもよいが、これらの内のいくつかが組み合わされて添加されてもよい。
表3は、複数種類の元素が添加された各種組成とIn含有率変化との関係を実施例1b〜10bおよび比較例について説明しており、信頼性が判定されている。
Figure 0005903625
In含有率変化についての残量および判定、ならびに信頼性判定は、前述された場合(表2参照)のそれらと同様である。
なお、実施例1bにおいては、0.2mass%のCrおよび0.3mass%のSiが添加されており、In含有率変化は−0.1mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.9mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例2bにおいては、0.7mass%のSiおよび0.3mass%のAlが添加されており、In含有率変化は−0.1mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は6.9mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例6bにおいては、0.6mass%のSiおよび0.7mass%のGeが添加されており、In含有率変化は−0.1mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.9mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例8bにおいては、0.8mass%のCoおよび0.8mass%のGeが添加されており、In含有率変化は−0.2mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.8mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例10bにおいては、0.2mass%のNiおよび0.4mass%のSiが添加されており、In含有率変化は−0.1mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は4.9mass%であるので、車載基準は満足されない。
(実施の形態2)
つぎに、図5および6を主として参照しながら、本実施の形態のはんだ材料について具体的に説明する。
なお、図5は、本発明における実施の形態2のはんだ材料を説明するための、Znが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金を利用して、Au電極に対するはんだ付けが行われた後の、はんだ内部におけるIn含有率の分析結果を示すグラフ図である。
また、図6は、本発明における実施の形態2のはんだ材料を説明するための、Znが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金の固相線601および液相線602を示すグラフ図である。
本実施の形態のはんだ材料は前述された実施の形態1のはんだ材料と類似しているが、本実施の形態においては上記のCr、Ni、Fe、Co、Si、GeおよびAl以外の少し異なる性質を有する元素が添加される。
まず、図5を主として参照しながら、Zn含有率の下限について説明する。
試料の作成および分析などが前述された実施の形態1における方法と同様な方法で行われ、はんだ付けが行われた後のIn含有率の測定が行われる。
In含有率は、(1)Zn含有率がゼロである場合は5.1mass%であるが、(2)Zn含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Zn含有率が0.2mass%である場合は5.4mass%となり、そして(4)Zn含有率が0.5mass%になるとほぼ6mass%になる。
Zn含有率が0mass%から0.5mass%であるときの数値を用いて近似直線を描くと、一次関数
(数4)
(In含有率)
=1.91×(Zn含有率)+5.079
のグラフが得られる。
したがって、車載基準をAu電極との組み合わせにおいても満足するために必要な5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、Zn含有率が0.2mass%以上であることが望ましい。
つぎに、図6を主として参照しながら、Zn含有率の上限について説明する。
すなわち、Zn含有率が大きすぎると、液相線温度が下降するので、両面実装における一次面が二次面のリフロー工程で再溶融して接合不良が発生しやすい。
より具体的に説明すると、固相線601によって表される固相線温度は190〜200℃の範囲にあって安定しているが、液相線602によって表される液相線温度は、Zn含有率が増大すると下降し、Zn含有率が4mass%である場合は222℃であり、Zn含有率が8mass%である場合は200℃である。
表4はZn含有率と再溶融との関係をZn含有率が3.0mass%、3.5mass%、…、5.5mass%である場合について説明しており、再溶融についての評価が行われている。
ここでは、基板厚0.8mmを持ったFR5基板が利用されており、1.0mmピッチのBGA(Ball Grid Array)がピーク温度250℃でのはんだ付けによって形成されるように作成された試料について、ピーク温度250℃での再加熱の前後におけるボイド形状の測定がX線観察による方法で行われる。
Figure 0005903625
再溶融の評価に関しては、○はボイド形状が再加熱の前後において変化していることを示しており、×はボイド形状が変化していないことを示している。
もちろん、このようなボイド形状の変化は再溶融によって発生する、と理解される。
したがって、良好なはんだ付けにとって重要な再溶融の抑制を保証するためには、Zn含有率が4.0mass%以下であることが望ましい。
表5は各種組成とIn含有率変化との関係を実施例1c〜6cおよび比較例について説明しており、信頼性が判定されている。
Figure 0005903625
In含有率変化についての残量および判定、ならびに信頼性判定は、前述された場合(表2参照)のそれらと同様である。
なお、実施例1cにおいては、0.2mass%のZnが添加されており、In含有率変化は−0.5mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.5mass%であるので、車載基準は満足されない。
また、実施例6cにおいては、3.5mass%のZnが添加されており、In含有率変化は−0.2mass%であってそれについての判定は○であるが、In含有率変化についての残量は3.8mass%であるので、車載基準は満足されない。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持するためには、Zn含有率が0.2mass%以上4.0mass%以下であることが望ましく、Zn含有率が少し余裕をもって0.5mass%以上4.0mass%以下であることがより望ましい。
つぎに、Zn以外の元素の具体例である同様な性質を有するGaが添加されたSn−3.5mass%Ag−0.5mass%Bi−6.0mass%Inの組成を持った合金が利用される場合について具体的に説明する。
なお、この場合においても、試料は前述されたZnの場合と同様に作成され、測定および評価なども同様に行われる。
(Gaが添加される場合)
In含有率は、(1)Ga含有率がゼロである場合は5.4mass%以下であるが、(2)Ga含有率が増大すると、Inの減少が抑制されるので、増大していき、(3)Ga含有率がおよそ0.05mass%を越えた場合は5.4mass%以上となり、そして(4)Ga含有率が0.5mass%になるとIn含有率はほぼ6mass%になる。
近似直線を、上記の数値データを用いることによって得られる一次関数のグラフとして描くと、車載基準の信頼性を満たす5.4mass%以上のIn含有率を確保するためには、0.05mass%以上のGa含有率が望ましいことがわかる。
ただし、Znの場合と同様に、Ga含有率が大きすぎると、液相線温度が下降して両面実装における一次面が二次面のリフロー工程で再溶融してしまい、接合不良が発生しやすいので、再溶融の抑制を保証するためには、4mass%以下のGa含有率が望ましいことがわかる。
要するに、Au電極に対するはんだ付けにおいてもより高い熱疲労特性を維持し、車載基準の信頼性を満たすためには、Ga含有率が0.05mass%以上4.0mass%以下であることが望ましく、Ga含有率が少し余裕をもって0.5mass%以上4.0mass%以下であることがより望ましい。
以上の説明から明らかであるように、本発明に関連する発明のはんだ材料は、Pを含むNiめっきを有するAu電極のはんだ付けに利用されるはんだ材料であって、3〜8mass%のInと、0.3〜4.0mass%のAgと、0.4〜0.6mass%のCr、Ni、Fe、Co、Zn、Si、Ge、GaおよびAlの内の一種類のみの成分と、を含み、残部は、87.4mass%以上のSnである、はんだ材料である。
なお、このようなはんだ材料は、0.2〜1.0mass%のBiを含むことが望ましい。
また、含まれているCr、Ni、Fe、Co、Zn、Si、Ge、GaおよびAlの内の一種類のみの成分の量は、Niめっきが含むPの量に応じた量であることが望ましい。
また、Cr、Ni、Fe、Co、Zn、Si、Ge、GaおよびAlの内の二種類以上の成分が含まれている場合には、総合的なこれら二種類以上の成分の量がPの量に応じた量であることが望ましい。
また、本発明における実施の形態の実装体の模式的な断面図である図7に示されているような、Au電極721および722を有する電子部品720と、基板電極731および732を有する電子回路基板730と、が、上記のはんだ材料によって接合されている、実装体は、本発明に関連する発明である。なお、電子部品720と、電子回路基板730と、は、上記のはんだ材料を利用して形成されたはんだ部711および712によって接合されている。
また、はんだ材料のGe含有率が0.4mass%以上1.9mass%以下であることにより、Au電極に対するはんだ付けにおいても、より高い熱疲労特性を維持することが可能であり、車載基準の信頼性を満たすことができる。
本発明におけるはんだ材料、Au電極に対するはんだ付けにおいても、より高い熱疲労特性を維持することが可能であり、たとえば、電子回路基板のはんだ付けに用いるソルダーペースト等に利用するために有用である。
401 固相線
402 液相線
601 固相線
602 液相線
711、712 はんだ部
720 電子部品
721、722 Au電極
730 電子回路基板
731、732 基板電極

Claims (2)

  1. 〜8mass%のInと、
    0.3〜4.0mass%のAgと、
    0.2〜1.0mass%のBiと、
    0.1〜0.6mass%のCrと、
    0.4〜1.9mass%の、を含み、
    残部は、nで構成されることを特徴とする、はんだ材料。
  2. 6mass%の前記Inと、
    3.5mass%の前記Agと、
    0.5mass%の前記Biと、
    0.3mass%の前記Crと、
    0.5mass%の前記Geと、を含み、
    前記残部は、89.2mass%の前記Snで構成され、
    Pを含むNiめっきを有するAu電極のはんだ付けに利用されることを特徴とする、請求項1記載のはんだ材料。
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