JP5902467B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
近年のスロットマシンでは、遊技者の興趣が高まるように工夫されている。たとえば、特別遊技状態の開始の契機となる図柄組合せに対応する特定の当選役に当選したことを示唆するため、スタート装置を操作しても回転リールの回転をすぐに開始させずに、一定時間遅らせてから開始させる等のいわゆる「フリーズ」を行うことがある。そして、フリーズを行う前の数ゲームにおいて、フリーズの発生や特定の当選役の当選を示唆する演出を行い、ゲームに対する期待が高まるようにしている(特許文献1参照)。また、フリーズの実行中に行う演出と特別遊技状態中に行う演出とで1つの物語となる等の関連性を持った演出として、特別遊技状態に対する興趣がさらに高まるようにしている。
たとえば、フリーズの実行中に行う演出と特別遊技状態中に行う演出とで1つの物語となる等の関連性を持った演出とすることに加え、1回目のフリーズの実行中に行う演出と2回目以降のフリーズの実行中に行う演出とが物語として継続する等の関連性を持った演出であるようにして、特別遊技状態が終了してもゲームを続けたくなるようにできる。
また、フリーズが実行されないことにより、当該フリーズの実行中に行われる予定だった演出も行われないまま特別遊技状態が開始することになる。従って、当該フリーズの実行中に行う予定だった演出と特別遊技状態中に行う演出とが関連性を持った演出であったり、当該フリーズの実行中に行う予定だった演出と次回以降のフリーズの実行中に行う演出とが関連性を持った演出であったりした場合において、前段となるべき当該フリーズの実行中に行う予定だった演出が行われないまま、後段となるべき特別遊技状態中に行う演出や次回以降のフリーズの実行中に行う演出が行われることとなり、演出全体としての辻褄が合わなくなってしまう。
フリーズの再設定時期を、特別遊技状態の開始前又は特別遊技状態の終了時とすれば、特別遊技状態におけるゲームが間延びすることなく行われるので、特別遊技状態に対する興趣が削がれることはない。
フリーズの実行を決定したゲームから所定数後のゲームにおいてにフリーズを実行するようにすると、フリーズ実行前のゲームで、フリーズの発生を示唆したり特定の当選役に当選したことを示唆したりする演出を行ってさらに興趣を高めることができる。
(スロットマシンの外観構成)
本実施形態のスロットマシンは、遊技媒体としてメダルを使用してゲームを行う。スロットマシンは、図1に示すように、筐体1及び前面扉2からなる収納箱に、リールユニット5、メダル払出装置としてのホッパー14、及びスロットマシンの動作を制御する制御装置等が収納されている。
ベットボタン9の下には、リールの回転を開始させるスタート装置としてのスタートレバー10が設けられている。スタートレバー10の右側には、ストップ装置として、左リール5Lに対応した左ストップボタン11L、中リール5Cに対応した中ストップボタン11C及び右リール5Rに対応した右ストップボタン11Rが設けられている。
本実施形態のスロットマシンの制御は、筐体1内部に収納されている制御装置100によって行われる。制御装置100は、図2に示すように、スロットマシンの基本的動作を制御する遊技制御装置200と、スロットマシンの演出的動作を制御する演出制御装置400とから構成される。遊技制御装置200及び演出制御装置400は、それぞれCPU、ROM、RAM等を搭載した制御基板及びROMに記憶されているプログラム等からなる。
スタートレバー10には、スタートレバーの操作を検知するスタートスイッチ203が設けられており、これらによってスタート装置が構成されている。各ストップボタン11L、11C、11Rには、各ストップボタンの操作を検知するストップスイッチ204が、それぞれ設けられており、これらによってストップ装置が構成されている。
メダル投入スイッチ201、ベットスイッチ202、スタートスイッチ203又はストップスイッチ204が作動すると、これらの信号が遊技制御装置200に出力される。
前記した各リール5L、5C、5Rは、それぞれステッピングモータ205に軸支されており、これによって回転駆動される。ステッピングモータ205の駆動パルスのパルス数やパルス幅などを制御することにより、各リール5L、5C、5Rの回転速度を制御したり、所望の位置でリール5L、5C、5Rの回転を停止させたりすることができる。
前記したホッパー14には、メダルが1枚だけ入ることのできる孔を複数設けた回転ディスクと、この回転ディスクを駆動させるホッパーモータ206とが設けられている。ホッパーモータ206が、回転ディスクを回転させるとメダルが払い出される構造となっている。
リール制御手段250は、リール5L、5C、5Rの回転速度を加速させ、リール5L、5C、5Rの回転が所定の速度(約80rpm)に達したら、これを維持したまま回転する定常回転を行い、ストップスイッチ204からの信号(以下「ストップ信号」という)の受け付けを許可する。これによって、ストップボタン11L、11C、11Rが有効化された状態となる。いずれかのストップボタン11L、11C、11Rの操作によりストップ信号が遊技制御装置200に受け付けられると、リール制御手段250は、ストップ信号に対応するリール5L、5C、5Rのステッピングモータ205への駆動パルスの供給を停止して、当該対応するリール5L、5C、5Rを停止させる。
このときリール制御手段250は、当選役及びストップボタン11L、11C、11Rが操作されたときのリール5L、5C、5Rの回転位置に基づいて、リール5L、5C、5Rの停止位置を決定する。本実施形態のスロットマシンは、ストップボタン11L、11C、11Rが操作された時から190ms以内に停止するように設定されている。前記したとおり、各リールの図柄数は21である。リールの定常回転の速度が約80rpmであるから、ストップボタンが操作されたときに表示されている図柄から4個先の図柄の範囲で停止する図柄が決定されることになる。
本実施形態のスロットマシンでは、当選役としてビッグボーナス(以下「BB」という)、リプレイ並びに小役としてベル、スイカ及びチェリーが用意されている。このうち、BBに対応する当選フラグは、BBに対応する図柄の組合せが表示(以下「BB表示」という)されるまで次回以降のゲームに持ち越される。一方、リプレイ及び小役に対応する当選フラグはそのゲーム終了後に消去される。
BBに対応する図柄組合せは「赤7、赤7、赤7」であり、リプレイに対応する図柄組合せは「RP、RP、RP」であり、ベルに対応する図柄組合せは「BL、BL、BL」であり、スイカに対応する図柄組合せは「WM、WM、WM」であり、チェリーに対応する図柄組合せは「ANY、チェリー、ANY」である。なお、「ANY」は全ての図柄を指す。
BB遊技状態は、小役の当選確率がほぼ1/1となっていて、通常遊技状態よりも多くのメダルを獲得できる特別遊技状態である。そして、前記当選役のうちBBが特定の当選役である。
また、遊技状態制御手段280は、BB表示がされてからベットの受け付け開始を一定時間待機させる特定表示ウェイトとしてのBB表示ウェイト、及びBB遊技状態の終了条件が成立してからベッドの受け付け開始を1秒間待機させる特別遊技状態終了ウェイトとしてのBB終了ウェイトを実行する。全リール5L、5C、5Rの回転が停止すると、又はそれに続くメダルの払い出しがある場合はメダルの払い出しが完了すると、ベットの受け付けが禁止されている状態からベッドの受け付けが可能な状態へと移行する。ベットの受け付けが可能な状態に移行することが、「ベットの受け付け開始」である。BB表示ウェイト又はBB終了ウェイトが実行されると、ベットの受け付けが禁止されている状態が継続し、BB表示ウェイト又はBB終了ウェイトが終了した後に、ベットの受け付けが開始、すなわちベットの受け付けが可能な状態に移行する。この1秒の計時には、前記した特定表示ウェイト及び特別遊技状態終了ウェイト用の第2タイマを使用する。
また、後述するフリーズ実行決定手段310によってメイン記憶手段340に一時記憶された待機1〜3フラグ及びフリーズ命令フラグの書き換え処理を行う。待機3フラグが一時記憶されているゲームが終了すると、フリーズ実行まであと2ゲームとなることから待機3フラグを待機2フラグに書き換え、待機2フラグが一時記憶されているゲームが終了すると、フリーズ実行まであと1ゲームとなることから待機2フラグを待機1フラグに書き換え、待機1フラグが一時記憶されているゲームが終了すると、次回のゲームにおいてフリーズが実行されることになるから待機1フラグをフリーズ命令フラグに書き換える。
ここで、フリーズ命令フラグとは、フリーズの実行を指示する旨のフラグである。待機1〜3フラグとは、フリーズの実行が決定されているが当該ゲームおいてはフリーズを実行しないことを示すとともに、フリーズ実行までのゲーム数を示すフラグである。
本実施形態では、スタートレバー10が操作された場合に、メイン記憶手段340の所定領域にフリーズ命令フラグが一時記憶されていると、リール制御手段250にリールの回転を開始させず、前記したフリーズ実行用の第3タイマを20秒にセットしてカウントダウンしていく。第3タイマが0になると、リール制御手段25にリールの回転を開始させる。これにより、スタートレバー10を操作してから20秒間ゲームの進行が停止され、その後リールの回転が開始してゲームが再開される。
メイン記憶手段340には、図3に示すフリーズ抽選テーブルが格納されている。前記した条件が成立すると、換言すれば、スタートレバー10の操作によるスタート信号の入力に基づきBBが当選すると、フリーズ実行決定手段310は、0〜65535の範囲で発生するフリーズ抽選用の乱数値の中から1つの乱数値を取得し、この乱数値がフリーズ抽選テーブルのどの領域に属するか判定し、それに基づいて当該ゲームからフリーズを実行するまでのゲーム数を決定する。そして、その決定に対応するフラグをメイン記憶手段340の所定領域に一時記憶する。たとえば、取得した乱数値が領域1に属する場合は、当該ゲームから0ゲーム、すなわち当該ゲームにおいてフリーズを実行することを決定してフリーズ命令フラグを一時記憶する。取得した乱数値が領域2に属する場合は、当該ゲームから1ゲーム目、すなわち次回のゲームにおいてフリーズを実行することを決定して待機1フラグを一時記憶する。同様に、取得した乱数値が領域3に属する場合は、当該ゲームから2ゲーム目のゲームにおいてフリーズを実行すること決定して待機2フラグを一時記憶し、取得した乱数値が領域4に属する場合は当該ゲームから3ゲーム目のゲームにおいてフリーズを実行すること決定して待機3フラグを一時記憶する。
また、本実施形態では、BBに当選し所定数後のゲームにおいてフリーズを実行することが決定されると、BBに当選したゲームからフリーズ実行前のゲームまで待機1〜3フラグが一時記憶されるが、この待機1〜3フラグが一時記憶されているゲームにおいては、BBの当選を示唆する演出を行うように決定してもよい。
本実施形態のスロットマシンの制御方法を、図4〜図10に示すフローチャートを参照しながら説明する。
次に、投入受付手段220が、後述する投入受付処理を行う(ステップ102)。投入受付処理が完了した後に、スタートスイッチ203から信号が入力されると、スタートレバー10が操作されたと判断する(ステップ103でY)。
リール5L、5C、5Rの停止位置は、ストップボタン11L、11C、11Rの操作検出位置から停止可能となる図柄のうち、メイン記憶手段340に一時記憶されている当選フラグに対応する図柄を有効ラインL1〜L5上に停止させるように決定する一方で、当選フラグに対応しない図柄の組合せが有効ラインL1〜L5上に表示されないように決定される。
なお、リプレイに対応する図柄組合せが表示された旨を示す表示フラグは次ゲームのリプレイ処理(ステップ101)で、BB表示された旨を示す表示フラグは次ゲームの投入受付処理(ステップ102及びステップ204)で、それぞれ参照される。
次に、リール制御手段250が、リール回転開始ウェイト用の第1タイマを4.1秒にセットして計時を開始し(ステップ312)、図4のメインフローチャートに戻ってリール5L、5C、5Rの回転を開始する(ステップ106)。
第2タイマを1秒にセットしてから0になるまでの間、BB表示ウェイトが行われベットの受け付け開始が待機させられる。図8のフリーズ再設定処理でフリーズが実行されると、引き続いて図9の遊技状態移行処理でBB表示ウェイトが行われることになる。
ステップ707では、メイン記憶手段340のRAMの所定領域をクリアする。たとえば、ベル、スイカ、チェリー及びリプレイの当選フラグ並びに表示済のBB当選フラグを消去したり、ベル、スイカ及びチェリーに対応する図柄組合せが表示された旨を示す表示フラグを消去したりする。そして、図4のメインフローチャートに戻る。
このため、決定されたフリーズが実行されないことによるゲーム時間の短縮はなく、従ってフリーズが実行されるされないに基づく不公平感はなくなるので、これによる不満は発生し得ない。また、フリーズとBB表示ウェイトとを別の時期に行うのに比べて、遊技者が遊技の進行を待たされるタイミングが1回で済むという利点があり、BB遊技状態では、ゲームの進行が停止することなく大量のメダルが獲得できるので、BBに対する興趣が損なわれる心配もない。
フリーズを数ゲーム後に実行しようとすると、そのぶん遊技者がフリーズの実行前にBBを表示させてしまう可能性が高くなる。このため、従来はそのような仕様を採用することが容易ではなかった。しかし、本実施形態によれば、フリーズ実行前にBB表示がなされても、フリーズ再設定手段320によってフリーズの実行時期が再設定されるので、そのような仕様を採用することに障害はない。
第2の実施形態のスロットマシンは、フリーズ演出とBB演出とが関連性を待った演出となっている。フリーズ演出が物語の前段部分となっており、BB演出が物語の後段部分にあたる継続演出となっている。第1の実施形態のスロットマシンとの相違点を中心に第2の実施形態のスロットマシンを説明する。
第2の実施形態のスロットマシンは、遊技機の外観構成及び遊技制御装置200によって行われる制御において、第1の実施形態のスロットマシンと変わるところはないが、フリーズ演出とBB演出とが一対一で対応する組合せ演出となっている点で相違する。
演出決定手段410は、フリーズ演出の実行前に、F1、F2及びF3の中から1のフリーズ演出を抽選により決定する。フリーズ演出が決定されると、それに対応するBB演出も自動的に決定されることになる。
このため、前段の演出であるフリーズ演出が実行されないまま、それに継続するBB演出が開始されることはなく、遊技者がBB演出のみを見て、辻褄が合わないと感じることはない。また、フリーズ演出とBB演出とがBB表示演出を挟んで連続的に行われるので、フリーズ演出とBB演出との一体性が損なわれることはない。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、種々の形態に変更して実施することが可能である。上述した実施形態と以下に説明する他の実施形態とは、適宜組み合わせて採用することができる。
操作を受け付けない方法には、各種スイッチから信号を出力させない、遊技制御装置が各種スイッチからの信号入力を禁止する、又は各種スイッチから信号が入力しても遊技制御装置がこれらの信号入力に基づく動作を行わないもしくは動作の開始を遅延させるといった方法があり、いずれの方法を選択してもよい。
また、フリーズを実行するゲームを一度決定したら、特定の当選役に対応する図柄組合せが表示された場合にフリーズの実行時期を再設定する場合を除いて変更しないとしてもよいし、フリーズの実行前にフリーズの実行を決定する条件が再び成立したら改めてフリーズを実行するゲーム決定しなおしてもよい。
たとえば、1回目のBB当選に基づくフリーズ演出では物語の導入部となる演出を、2回目のBB当選に基づくフリーズ演出では物語が発展していく演出を、3回目のBB当選に基づくフリーズ演出では物語の結末となる演出を行うようにしておくと、遊技者は1回目から3回目までのフリーズ演出を見るまでゲームを継続したくなる。演出の構成は、物語の導入、展開、結末という構成でなくてもよく、第1話、第2話、第3話というように1話ずつストーリが展開していく構成であってもよい。
上記のように複数のフリーズ演出が関連する物語となるような演出を行うには、演出制御装置にフリーズ演出カウンタを設け、そのカウンタの値を参照してフリーズ演出を行えばよい。フリーズ演出カウンタは、フリーズ演出を行うごとに更新し、上限値に達したら初期値に戻るようにしておく。3回の演出で1つの物語を構成するのであれば、初期値を1、上限値を3とし、1、2、3、1、というように更新していく。そして、図12に示した演出処理において、ステップ801の「フリーズ開始信号受信」の判断でYの場合に、フリーズ演出カウンタを参照してステップ805に進み、カウンタ値に基づいたフリーズ演出の実行を指示し(ステップ805)、フリーズ演出カウンタを更新するようにすればよい。フリーズ演出カウンタの値が1であれば、物語の導入部又は第1話となるフリーズ演出の実行を指示してカウンタを2に更新し、フリーズ演出カウンタの値が2であれば、物語が発展していく又は第2話となるフリーズ演出の実行を指示してカウンタを3に更新し、フリーズ演出カウンタの値が3であれば、物語の結末又は第3話となるフリーズ演出の実行を指示してカウンタを1に戻す。
特別遊技状態におけるゲームが間延びすると特別遊技状態の対する興趣が低下してしまうような場合は、上述した実施形態のように、特定表示ウェイトと連続するようにフリーズを実行したり、特別遊技状態終了ウェイトと連続するようにフリーズを実行したりするのが好ましい。
フリーズ演出と次回のフリーズ演出とが関連性のある演出であれば、特定の当選役に対応する図柄組合せが表示された後から特別遊技状態が終了するまでの間に、フリーズの実行時期が再設定されていれば、フリーズ演出と次回のフリーズ演出とが予定した順番通りに行われるようになる。
フリーズ演出と特別ゲーム演出とが関連性を持った演出である場合は、特定表示ウェイト後にフリーズを実行したり、フリーズ後の特定表示ウェイトを省略したりすると、フリーズ演出と特別ゲーム演出とが連続して行われることになり、両者が一体となった演出が行える。
5 リールユニット、5L 左リール、5C 中リール、5R 右リール、
6 報知ランプ、7 スピーカ、8 メダル投入口、9 ベットボタン、
10 スタートレバー、11 ストップボタン、
11L 左ストップボタン、11C 中ストップボタン、11R 右ストップボタン
12 メダル払出口、13 メダル受皿、14 ホッパー、
200 遊技制御装置、240 役抽選手段、280 遊技状態制御手段、
300 フリーズ実行手段、310 フリーズ実行決定手段、
320 フリーズ再設定手段、330 フリーズ実現手段、
400 演出制御装置、410 演出決定手段、420 演出実行手段
Claims (4)
- 外周面に複数種類の図柄を配列した複数のリールと、各リールの回転を開始させるためのスタート装置と、対応するリールの回転を停止させるための複数のストップ装置と、遊技媒体のベットを受け付けて次ゲームの実行を可能にするためのベット装置と、ハズレ又は当選役の抽選を行う役抽選手段と、前記当選役のうち特定の当選役に当選し、遊技者による前記ストップ装置の操作により前記リールが停止して前記特定の当選役に対応する図柄組合せが表示されると、通常の遊技状態よりも多くの遊技媒体を獲得可能な特別遊技状態を開始させる遊技状態制御手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
ゲームの進行を一時的に停止させるフリーズを実行するフリーズ実行手段と、
前記特定の当選役の当選に基づいて前記フリーズを実行するか否かを決定するフリーズ実行決定手段と、
前記フリーズの実行を決定したときから前記フリーズ実行手段による前記フリーズを実行する前に、前記特定の当選役に対応する図柄組合せが表示された場合には、前記図柄組合せが表示されたときから前記図柄組合せが表示されたことにより開始する前記特別遊技状態が終了するまでの間に、前記フリーズの実行時期を再設定するフリーズ再設定手段と、
前記フリーズの実行時期が再設定された場合に、再設定された時期に前記フリーズを実行するフリーズ実現手段と
を設けたことを特徴とするスロットマシン。 - 外周面に複数種類の図柄を配列した複数のリールと、各リールの回転を開始させるためのスタート装置と、対応するリールの回転を停止させるための複数のストップ装置と、遊技媒体のベットを受け付けて次ゲームの実行を可能にするためベット装置と、ハズレ又は当選役の抽選を行う役抽選手段と、前記当選役のうち特定の当選役に当選し、遊技者による前記ストップ装置の操作により前記リールが停止して前記特定の当選役に対応する図柄組合せが表示されると、通常の遊技状態よりも多くの遊技媒体を獲得可能な特別遊技状態を開始させる遊技状態制御手段と、を備えたスロットマシンにおいて、
ゲームの進行を一時的に停止させるフリーズを実行するフリーズ実行手段と、
前記特定の当選役の当選に基づいて前記フリーズを実行するか否かを決定するフリーズ実行決定手段と、
前記フリーズの実行中に、フリーズ演出を行い、前記特別遊技状態中に又は前記特別遊技状態の終了後に実行が決定される「次回のフリーズ」の実行中に、前記フリーズ演出と関連性を持った継続演出を行う演出実行手段と、
前記フリーズの実行が決定された場合に、前記フリーズ演出及び前記継続演出を決定する演出決定手段と、
前記フリーズの実行を決定したときから前記フリーズを実行する前に、前記特定の当選役に対応する図柄組合せが表示された場合には、前記図柄組合せが表示されたときから前記図柄組合せが表示されたことにより開始する前記特別遊技状態が終了するまでの間であって前記継続演出が行われる前に、前記フリーズの実行時期を再設定するフリーズ再設定手段と、
前記フリーズの実行時期が再設定された場合に、再設定された時期に前記フリーズを実行するフリーズ実現手段とを設け、
前記演出実行手段は、前記フリーズ実現手段によって前記フリーズを実行する場合に、前記フリーズ実行手段によって前記フリーズを実行するときに行う予定だった前記フリーズ演出を、前記フリーズ実現手段による前記フリーズの実行中に行うことを特徴とするスロットマシン。 - 前記図柄組合せが表示されてからベットの受け付け開始を一定時間待機させる特定表示ウェイト、及び特別遊技状態の終了条件が成立してからベットの受け付け開始を一定時間待機させる特別遊技状態終了ウェイトを実行可能であり、
前記フリーズ再設定手段は、前記フリーズと、前記特定表示ウェイト又は前記特別遊技状態終了ウェイトとが、連続して実行されるように、前記フリーズの実行時期を再設定することを特徴とする請求項1又は2に記載のスロットマシン。 - 前記フリーズ実行決定手段は、前記フリーズの実行を決定するとともに、前記フリーズを所定数後のゲームにおいて実行することもあわせて決定し、
前記フリーズ実行手段は、決定された前記所定数後のゲームにおいて前記フリーズを実行することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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