JP5901727B2 - トラフおよびトラフの連結構造 - Google Patents
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(1) 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、前記トラフ本体が相互に連結され、前記雌部の前記底板の上側に形成された前記凹部に、複数の突起が設けられ、前記雄部の前記底板の下側に形成された前記凸部は前記突起に当接可能であることを特徴とするトラフ。
(2) 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、前記トラフ本体が相互に連結され、前記雌部の底板と前記凹部に、複数の突起が設けられ、前記雌部の底板に設けられた突起に、前記雄部の底板が当接可能であり、前記凹部に設けられた突起に、前記凸部が当接可能であることを特徴とするトラフ。
(3) 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、前記トラフ本体が相互に連結され、前記雌部の底板と前記凹部に、複数の突起が設けられ、前記雌部の底板に設けられた突起に、前記雄部の底板が当接可能であり、前記凹部に設けられた突起に、前記凸部が当接可能であることを特徴とするトラフ。
(4) 前記雄部の前記凸部と前記雌部の前記凹部との少なくとも一部が離間しており、前記凸部が、前記凹部の内部において、前記トラフの長手方向に移動可能であることを特徴とする(1)〜(3)に記載のトラフ。
(5) 前記凹部と前記凸部とが略相似形に形成され、前記凹部と前記凸部とがともに略直方体状、楕円形、または長円形に形成されていることを特徴とする(1)(6) 前記凸部が断面ジグザグ状に形成されることを特徴とする(3)記載のトラフ。
(7) 環境温度変化によるトラフの熱膨張あるいは熱収縮によるトラフに働く応力を、前記突起あるいは前記凸部の変形のいずれかにより吸収することで、トラフ本体の連結部分の変形を防止することを特徴とする(1)または(2)に記載のトラフ。
(8) 前記突起の長さを環境温度変化によるトラフ本体の熱膨張収縮量より大きく設定することで、熱膨張収縮による変形を受けた時に、前記凸部が前記凹部の内壁に接触しないことを特徴とする(1)または(2)に記載のトラフ。
(9) 前記蓋の上面に、前記トラフ本体と前記蓋とを固定するための金属バンドを取り付けるための取り付け溝を有することを特徴とする(1)から(8)のいずれかに記載のトラフ。
(10) (1)〜(9)のいずれかに記載の複数のトラフを相互に連結したことを特徴とするトラフの連結構造。
以下図面に基づいて、第1の実施形態に係るトラフについて説明する。第1の実施形態に係るトラフは、トラフ本体1と、後述する蓋41とを有する。図1はトラフ本体1の斜視図であり、図2はトラフ本体1の平面図であり、図3はトラフ本体1の側面図であり、図4はトラフ本体1の底面図であり、図5はトラフ本体1の図2でのB−B断面図である。
また、折り曲げ部15と溝部23とが十分に深い場合には、折り曲げ部15と溝部23は深く嵌合し、雄部11の底板に形成される凸部17と、雌部13の底板に形成される凹部25の嵌合だけではなく、折り曲げ部と溝部23の嵌合によっても連結箇所からのトラフ本体1の抜けを防止することができる。
一方で、側板5a、5bの薄板化を図り、側板に形成される折り曲げ部15と溝部23とが浅く相互に嵌合しない場合には、トラフ本体1同士の連結は、後述の通り雄部11の底板の凸部17と、雌部13の底板の凹部25が嵌合することで達成され、折り曲げ部15と溝部23は、位置合わせを容易にする効果と側板の断面を構造的に強化する効果がある。
また、側板5a、5bの雄部11や雌部13に折り曲げ部15や溝部23が形成されていない場合には、同様に、トラフ本体1同士の連結は、後述の通り雄部11の凸部17と、雌部13の凹部25が嵌合することのみで達成されることになる。以上のように、側板5a、5bに形成される折り曲げ部15と溝部23とが浅く相互に嵌合しない場合、あるいは、側板5a、5bの雄部11や雌部13に折り曲げ部15や溝部23が形成されていない場合であっても、トラフ本体1同士の連結は、雄部11の凸部17と、雌部13の凹部25が嵌合することで達成することができる。
図6はトラフ本体1の雌部13の拡大斜視図である。図7は、雌部13の底板3の拡大斜視図である。図7において側板5a、5bの図示を省略している。図8は、雄部11の拡大斜視図である。図8は、トラフ本体1を図1のA方向から視た図である。図9は、雌部13と雄部11の拡大平面図である。
次に、第1のトラフ本体1を第2のトラフ本体1に連結することについて説明する。図10は凸部17の凹部25への係合を説明する説明図である。図11(a)、(b)は、雄部11と雌部13の連結を説明する図である。図12は、連結後の雌部13と雄部11の斜視図である。図13(a)、(b)は突起27a、27bの変形を説明する図である。
なお、図11(b)では、水平方向へ角度をつけて敷設する場合を図示したが、このように水平方向への角度をつけて溝部23のトラフ長手方向の最も奥に斜めに配置する場合でも、溝部23の幅は折り曲げ部15の幅よりも広く、ゆるく嵌合するようになっている。さらに、本来は、トラフ本体1同士の連結部での底板3に段差が生じないように、連結部でも底板3の上面を平らにすることが望ましいが、敷設現場の状況に応じて垂直方向へも多少の角度をつけて敷設することもできる。
なお、図11(b)のように、水平方向へ角度をつけて敷設する場合でも、溝部23の幅は折り曲げ部15の幅よりも広くゆるく嵌合するようになっていることから、トラフの嵌合部が環境温度変化により、トラフが相互に遠ざかる方向に移動するとしても、トラフ本体1の雌部の側面の折り曲げ部15を広げたり、引っ張って変形したりしないことが十分に可能なように設計されている。
雌部13の凹部25と突起については、種々の変形が可能である。図14は、雌部13の他の例の拡大斜視図である。図15は、雌部13の他の例と雄部11の連結を説明する断面図であり、図14のG−G断面に相当する。図16は、雌部13の他の例の拡大平面図である。
次に、第2の実施形態について説明する。
図17は、第2の実施形態に係る雄部11aを示す拡大斜視図である。図18(a)〜(c)は、第2の実施形態に係る雌部13aと雄部11aの連結を説明する平面図である。図19(a)、(b)は、凸部17aの変形を説明する図である。
図20(a)、(b)は蓋41の平面図、側面図である。蓋41は、両端に取り付け溝43を有する。また、トラフ同士を連結した際に、トラフ本体1の雄部11に対応する蓋41の雄部対応部分44は、雌部13に対応する蓋41の雌部対応部分45で覆われるように、本体部9に比べて薄くなっている。この蓋41が図1に示すトラフ本体1に載せられる。
る。なお、取り付け溝43がない場合は、厚さJと長さKが略同じとなり、トラフ本体1や蓋41の成形精度が悪いと、金属バンド51を取り付けできないことがあるだけでなく、金属バンド51がトラフ長手方向にずれることがあった。
3………底板
5a、5b………側板
6………開口部
9………本体部
10………受け部
11、11a………雄部
13、13a………雌部
15………折り曲げ部
17、17a………凸部
19………段部
21………雌部折り曲げ部
23………溝部
24………コの字型部
25………凹部
27a、27b………突起
29a、29b………突起
30………端部
33a、33b………突起
35a、35b………突起
37a、37b………突起
41………蓋
43………取り付け溝
51………金属バンド
53………孔
55………取着部
57………中央部分
61………トラフ
Claims (10)
- 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、
前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、
前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、
前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、
前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、
前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、
前記トラフ本体が相互に連結され、
前記雌部の前記底板の上側に形成された前記凹部に、複数の突起が設けられ、前記雄部の前記底板の下側に形成された前記凸部は前記突起に当接可能であることを特徴とするトラフ。 - 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、
前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、
前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、
前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、
前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、
前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、
前記トラフ本体が相互に連結され、
前記雌部の底板と前記凹部に、複数の突起が設けられ、
前記雌部の底板に設けられた突起に、前記雄部の底板が当接可能であり、
前記凹部に設けられた突起に、前記凸部が当接可能である
ことを特徴とするトラフ。 - 底板と1対の側板からなり、上部に開口部を有するトラフ本体と、
前記トラフ本体の開口部を覆う蓋と、を有し、互いに連結可能なトラフであって、
前記トラフ本体の端部で、前記底板の下側に形成された凸部とを有する雄部と、
前記トラフ本体の他端部で、前記底板の上側に形成された凹部とを有する雌部とを有し、
前記凸部を前記凹部に対し嵌合させて前後左右に動かすことが可能なように、前記凹部の寸法が幅方向、長手方向ともに、前記凸部よりも大きく形成されていて、
前記雄部の前記凸部が、前記雌部の前記凹部に嵌合して、
前記トラフ本体が相互に連結され、
前記雄部の前記底板の下側に形成された前記凸部が、押圧により変形可能であることを特徴とするトラフ。 - 前記雄部の前記凸部と前記雌部の前記凹部との少なくとも一部が離間しており、前記凸部が、前記凹部の内部において、前記トラフの長手方向に移動可能であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のトラフ。
- 前記凹部と前記凸部とが略相似形に形成され、
前記凹部と前記凸部とがともに略直方体状、楕円形、または長円形に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のトラフ。 - 前記凸部が断面ジグザグ状に形成されることを特徴とする請求項3に記載のトラフ。
- 環境温度変化によるトラフの熱膨張あるいは熱収縮によるトラフに働く応力を、前記突起あるいは前記凸部の変形のいずれかにより吸収することで、トラフ本体の連結部分の変形を防止することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラフ。
- 前記突起の長さを環境温度変化によるトラフ本体の熱膨張収縮量より大きく設定することで、熱膨張収縮による変形を受けた時に、前記凸部が前記凹部の内壁に接触しないことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトラフ。
- 前記蓋の上面に、前記トラフ本体と前記蓋とを固定するための金属バンドを取り付けるための取り付け溝を有することを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のトラフ。
- 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の複数のトラフを相互に連結したことを特徴とするトラフの連結構造。
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