JP6644050B2 - コーナー用ケーブルトラフ - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道線路の近傍等に敷設されるケーブルトラフであって、曲がった経路に敷設するのに適したコーナー用ケーブルトラフに関する。
従来、一端部に雄型連結部を有し、他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフを用いて、隣のトラフの雌型連結部へ雄型連結部を落し込む要領で複数のケーブルトラフを長さ方向に連結していき、所望する範囲に敷設する施工が行われている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、狭隘な鉄道用地内でケーブルトラフの敷設を行う場合、他の設備を避けるために曲がった経路にケーブルトラフを設置しなければならないことがある。
既製品で曲がった形体のケーブルトラフもあるが、敷設経路によってはその曲率と合わないために使い難いことがある。その場合、長尺なケーブルトラフを短く切断した複数のトラフ片を曲がった経路に沿わして並べ、各トラフ片の間をモルタルなどで間詰めする施工を行うことがある。
特開2009−81995号公報
しかしながら、上記従来技術のように、施工現場にてケーブルトラフを切断したり、複数のトラフ片をモルタルで繋いだりする作業は効率が悪く、仕上がりにもばらつきが生じやすいという問題があった。
本発明の目的は、曲がった経路に容易に敷設することができるコーナー用ケーブルトラフを提供することである。
上記目的を達成するため、この発明は、
第1底板と一対の第1側板を備え、前記第1側板の外面の両側に外方に突出した横凸部が形成されてなる雄型連結部を有する雄型トラフ本体と、
第2底板と一対の第2側板を備え、前記第2側板の内面の両側に前記横凸部が嵌入する横溝部が形成されてなる雌型連結部を有する雌型トラフ本体とが、前記雄型連結部と前記雌型連結部を繋いで交互に連結されているコーナー用ケーブルトラフであって、
一方の第1側板が前記第2側板に対し斜め向きで前記雌型トラフ本体の内側に移動した際、相対的に移動する他方の第1側板の前記横凸部は、嵌入している前記横溝部に移動を規制され、
他方の第1側板が前記第2側板に対し斜め向きで前記雌型トラフ本体の内側に移動した際、相対的に移動する一方の第1側板の前記横凸部は、嵌入している前記横溝部に移動を規制されるようになっており、
前記雄型トラフ本体と前記雌型トラフ本体の互いの向きが切り替え可能に連結されているとともに、
前記一対の第1側板に跨るように前記雄型トラフ本体に被せられる第1蓋体と、前記一対の第2側板に跨るように前記雌型トラフ本体に被せられる第2蓋体と、を備え、
前記第1底板の下面の両側には下方に突出した底凸部が形成され、前記第2底板の上面には前記底凸部が嵌入する底溝部が形成されており、
前記第1蓋体の上面の両側には上方に突出した蓋凸部が形成され、前記第2蓋体の下面には前記蓋凸部が嵌入する蓋溝部が形成されており、
前記底凸部は前記底溝部内で移動できる状態に嵌入しており、前記蓋凸部は前記蓋溝部内で移動できる状態に嵌入しているようにした。
かかる構成のコーナー用ケーブルトラフにおいて、雄型トラフ本体と雌型トラフ本体は連結された状態を維持しつつ互いの向きを切り替えることができるので、雄型トラフ本体と雌型トラフ本体とが相互に連結されているコーナー用ケーブルトラフであれば、雄型トラフ本体と雌型トラフ本体のそれぞれの連結箇所で互いの向きを切り替えてコーナー用ケーブルトラフを曲がった形体に変形するようにして、コーナー用ケーブルトラフを曲げることができる。
このように、両側に雄型連結部を有する雄型トラフ本体と、両側に雌型連結部を有する雌型トラフ本体が、その雄型連結部と雌型連結部を繋いで交互に連結されているコーナー用ケーブルトラフは、雄型トラフ本体と雌型トラフ本体の連結箇所で互いの向きを切り替えて、コーナー用ケーブルトラフを曲げることができる。
このようなコーナー用ケーブルトラフであれば、敷設する経路に曲がっている箇所があっても、そのカーブの曲がり具合に応じてコーナー用ケーブルトラフを曲げて容易に敷設することができる。
また、雄型トラフ本体に第1蓋体を被せた構成の雄型トラフと、雌型トラフ本体に第2蓋体を被せた構成の雌型トラフとの連結体において、底凸部は底溝部内で移動できる状態に嵌入しており、蓋凸部は蓋溝部内で移動できる状態に嵌入しているので、雄型トラフ本体と雌型トラフ本体が互いの向きを切り替えることを妨げないようになっている。
このように、雄型トラフ本体に被せる第1蓋体と、雌型トラフ本体に被せる第2蓋体を備えた構成のコーナー用ケーブルトラフも曲げることができる。
また、望ましくは、
前記第2蓋体を、前記雌型トラフ本体に固定する蓋固定部材を備えるようにした。
雄型トラフ本体に被せられている第1蓋体は、雌型トラフ本体に被せられている第2蓋体によって押さえられた状態になっているので、蓋固定部材を用いて第2蓋体を雌型トラフ本体に固定することによって、第1蓋体が雄型トラフ本体から外れないように固定することができる。
つまり、第2蓋体を雌型トラフ本体に固定するための蓋固定部材によって、第2蓋体と第1蓋体がそれぞれ雌型トラフ本体と雄型トラフ本体から外れないように固定することができる。
本発明によれば、曲がった経路に容易に敷設することができるコーナー用ケーブルトラフが得られる。
本実施形態のコーナー用ケーブルトラフを示す斜視図である。 雄型トラフを示す分解斜視図である。 雌型トラフを示す分解斜視図である。 第2蓋体の下面側を示す斜視図である。 雌型トラフと雄型トラフの連結構造に関する説明図であり、雌型トラフ本体と雄型トラフ本体をそれぞれ上面視して示す説明図である。 雌型トラフと雄型トラフの連結構造に関する説明図であり、雌型トラフ本体と雄型トラフ本体を連結した状態を示す説明図である。 雌型トラフと雄型トラフの連結構造に関する説明図であり、連結している雌型トラフ本体と雄型トラフ本体の向きを切り替えた状態を示す説明図である。 雌型トラフと雄型トラフの連結構造に関する説明図であり、コーナー用ケーブルトラフを曲げた状態を示す説明図である。 コーナー用ケーブルトラフを敷設した一例を示す説明図である。 一端部に雄型連結部を有し他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフの一例を示す上面図である。 一端部に雄型連結部を有し他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフの連結体を示す説明図である。 一端部に雄型連結部を有し他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフの一例を示す上面図である。 一端部に雄型連結部を有し他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフの連結体を示す説明図である。 本実施形態のコーナー用ケーブルトラフと、図7Bに示したケーブルトラフの連結体とを比較して示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係るコーナー用ケーブルトラフの実施形態について詳細に説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
図1は、コーナー用ケーブルトラフ100を示す斜視図である。図2は雄型トラフ10の分解斜視図、図3Aと図3Bは雌型トラフ20の分解斜視図である。
本実施形態のコーナー用ケーブルトラフ100は、図1に示すように、雄型トラフ10と雌型トラフ20が交互に連結されて、それぞれ複数(図1ではそれぞれ3つ)の雄型トラフ10と雌型トラフ20とが相互に連結されているケーブルトラフである。
雄型トラフ10は、図1、図2に示すように、第1底板11と一対の第1側板12を備えている断面略U形の雄型トラフ本体13と、一対の第1側板12に跨るように雄型トラフ本体13に被せられる略板状の第1蓋体15とを備えて構成されている。
雄型トラフ本体13と第1蓋体15は、樹脂材料からなる部材であり、例えば再生プラスチックが含まれている樹脂材料が使用されている。
雄型トラフ本体13における第1底板11の下面の両側には下方に突出した底凸部11aが形成されている。
雄型トラフ本体13における第1側板12の外面の両側には外方に突出した横凸部12aが形成されている。
この雄型トラフ本体13において、底凸部11aと横凸部12aが形成されている部分を含む略U形の両側の縁の近傍がそれぞれ雄型連結部13a,13aとして機能する。
また、第1側板12の上面には、第1蓋体15を位置合わせするための突起部12bが形成されている。
第1蓋体15の上面の両側には上方に突出した蓋凸部15aが形成されている。
また、第1蓋体15の長手方向の両端の中央側には、雄型トラフ本体13(第1側板12)の突起部12bが係合する係合溝15bが形成されている。
この第1蓋体15と雄型トラフ本体13を一体にするように、第1蓋体15を雄型トラフ本体13に被せて雄型トラフ10が組み立てられる。
なお、雄型トラフ本体13の第1底板11の底凸部11aと、第1蓋体15の蓋凸部15aは、ほぼ同じ形状を有しており、雄型トラフ10が組み立てられた状態で、底凸部11aと蓋凸部15aは上下方向に揃う配置となるように設計されている。
雌型トラフ20は、図1、図3A、図3Bに示すように、第2底板21と一対の第2側板22を備えている断面略U形の雌型トラフ本体23と、一対の第2側板22に跨るように雌型トラフ本体23に被せられる略板状の第2蓋体25と、雌型トラフ本体23に第2蓋体25を固定するための蓋固定部材26とを備えて構成されている。
雌型トラフ本体23と第2蓋体25は、樹脂材料からなる部材であり、例えば再生プラスチックが含まれている樹脂材料が使用されている。
蓋固定部材26は、ステンレスなどの金属板を折曲加工してなる部材である。
雌型トラフ本体23における第2底板21の上面には雄型トラフ本体13の底凸部11aが嵌入する底溝部21aが形成されている。
雌型トラフ本体23における第2側板22の内面の両側には雄型トラフ本体13の横凸部12aが嵌入する横溝部22aが形成されている。
この雌型トラフ本体23において、底溝部21aの端部と横溝部22aが形成されている部分を含む略U形の両側の縁の近傍がそれぞれ雌型連結部23a,23aとして機能する。
また、第2側板22の上面には、第2蓋体25を位置合わせするための係合溝22bが形成されている。
また、第2側板22の外面上部には、蓋固定部材26の係合端部26aの取り付け位置となる被係合部22cが形成されている。
第2蓋体25の下面には第1蓋体15の蓋凸部15aが嵌入する蓋溝部25aが形成されている(図3B参照)。
また、第2蓋体15の長手方向の両端の下面には、雌型トラフ本体23(第2側板22)の係合溝22bに係合する突起部25bが形成されている。
また、第2蓋体25の上面には蓋固定部材26の取り付け箇所となる長溝25cが形成されている。
この第2蓋体25と雌型トラフ本体23を一体にするように、第2蓋体25を雌型トラフ本体23に被せて雌型トラフ20が組み立てられる。
なお、雌型トラフ本体23の第2底板21の底溝部21aと、第2蓋体25の蓋溝部25aは、ほぼ同じ形状を有しており、雌型トラフ20が組み立てられた状態で、底溝部21aと蓋溝部25aは上下方向に対向して揃う配置となるように設計されている。
次に、雄型トラフ10と雌型トラフ20を連結する手順について説明する。
まず、雌型トラフ本体23の横溝部22aの上端から雄型トラフ本体13の横凸部12aを横溝部22aに沿って下へスライドさせるようにして、雌型トラフ本体23の横溝部22aに雄型トラフ本体13の横凸部12aを嵌入する。
そして、雌型トラフ本体23の第2底板21に雄型トラフ本体13の第1底板11が達すると、雌型トラフ本体23の底溝部21aに雄型トラフ本体13の底凸部11aが嵌入する。
こうして、雌型連結部23aと雄型連結部13aを重ね合わせるように繋いで、雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13が連結する。
このような雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13の組み付けを繰り返し、所望する数の雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13を交互に連結する。
次いで、雄型トラフ本体13に第1蓋体15を被せて雄型トラフ10を組み立てる。
そして、全ての雄型トラフ本体13に第1蓋体15を被せた後、雌型トラフ本体23に第2蓋体25を被せて雌型トラフ20を組み立てる。この第2蓋体25を雌型トラフ本体23に被せた際に、第2蓋体25の蓋溝部25aに第1蓋体15の蓋凸部15aが嵌入する。
次いで、第2蓋体25の長溝25cに蓋固定部材26を位置合わせするように取り付け、蓋固定部材26の係合端部26aを雌型トラフ本体23の被係合部22cに係合させて、第2蓋体25を雌型トラフ本体23に固定する。
なお、雄型トラフ10の雄型連結部13a(底凸部11a、横凸部12a)は、雌型トラフ20の雌型連結部23a(底溝部21a、横溝部22a)に嵌入し、雄型トラフ10の第1蓋体15の蓋凸部15aは、雌型トラフ20の第2蓋体25の蓋溝部25aに嵌入している状態であり、雄型トラフ本体13に被せられている第1蓋体15は、雌型トラフ本体23に被せられている第2蓋体25によって押さえられた状態になっている。
ここで蓋固定部材26を用いて第2蓋体25を雌型トラフ本体23に固定したことによって、第1蓋体15が雄型トラフ本体13から外れないように固定された状態になっている。つまり、蓋固定部材26によって、第2蓋体25と第1蓋体15をそれぞれ雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13に固定することができるようになっている。
このような手順で雄型トラフ10と雌型トラフ20を組み立てるようにして、雄型トラフ10と雌型トラフ20を交互に連結してなるコーナー用ケーブルトラフ100を組み立てることができる。
なお、雄型トラフ10と雌型トラフ20とが連結された状態で、雄型トラフ本体13の横凸部12aは雌型トラフ本体23の横溝部22a内で移動できる状態に嵌入するように設計されている。
同様に、雄型トラフ本体13の底凸部11aは雌型トラフ本体23の底溝部21a内で移動できる状態に嵌入するように設計されており、第1蓋体15の蓋凸部15aは第2蓋体25の蓋溝部25a内で移動できる状態に嵌入するように設計されている。
このように、横凸部12aと横溝部22a、底凸部11aと底溝部21a、蓋凸部15aと蓋溝部25aが、それぞれ互いに移動できる状態で嵌入していることによって、雄型トラフ10と雌型トラフ20は連結された状態を維持しつつ、互いの向きを切り替えることが可能になり、コーナー用ケーブルトラフ100が曲がった形体に変形することが可能になっている。
次に、コーナー用ケーブルトラフ100の曲がる仕組みについて、図4A、図4B、図4C、図4Dに基づいて説明する。
図4A、図4B、図4C、図4Dでは、雌型トラフ20と雄型トラフ10の連結構造の説明を簡略化するため、雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13の上面図を用いている。
なお、第1蓋体15の蓋凸部15aは、雄型トラフ本体13の底凸部11aと挙動が一致し、第2蓋体25の蓋溝部25aは、雌型トラフ本体23の底溝部21aと挙動が一致するので、それぞれ対応させて説明する。
図4Aは、雌型トラフ本体23と雄型トラフ本体13をそれぞれ上面視して示した説明図である。
なお、雄型トラフ本体13の上面図においては底凸部11aを透視した状態で示している(以下、図4B、図4C、図4Dも同様)。
図4Bに示すように、雌型トラフ本体23の横溝部22aに雄型トラフ本体13の横凸部12aが嵌入して、雌型トラフ20と雄型トラフ10が連結している状態では、雌型トラフ本体23の底溝部21aに雄型トラフ本体13の底凸部11aが嵌入している。また、図示はしないが、第2蓋体25の蓋溝部25aに第1蓋体15の蓋凸部15aが嵌入している。
そして、図4Cに示すように、一方の第1側板12(図中右側の第1側板12)が第2側板22に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する他方の第1側板12(図中左側の第1側板12)の横凸部12aは、嵌入している横溝部22aに移動を規制されるようになっている。
このとき、図中右側の底凸部11aは底溝部21aの中央側へ移動し、図中左側の底凸部11aは底溝部21aの端部に接触している。また、図示はしないが、右側の蓋凸部15aは蓋溝部25aの中央側へ移動し、左側の蓋凸部15aは蓋溝部25aの端部に接触している。
同様に、他方の第1側板12(図中左側の第1側板12)が第2側板22に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する一方の第1側板12(図中右側の第1側板12)の横凸部12aは、嵌入している横溝部22aに移動を規制されるようになっている。
このように、雌型トラフ20(雌型トラフ本体23)と雄型トラフ10(雄型トラフ本体13)は連結された状態を維持しつつ、互いの向きを切り替えることが可能になっている。
そして、雌型トラフ本体23(雌型トラフ20)と雄型トラフ本体13(雄型トラフ10)が交互に連結されて、それぞれ複数(図4Dではそれぞれ4つ)の雌型トラフ20と雄型トラフ10が相互に連結されているコーナー用ケーブルトラフ100であれば、図4Dに示すように、雌型トラフ20と雄型トラフ10のそれぞれの連結箇所で互いの向きを切り替えることで、コーナー用ケーブルトラフ100を曲げることができる。
このようなコーナー用ケーブルトラフ100であれば、敷設する経路に曲がっている箇所があっても、そのカーブの曲がり具合に応じてコーナー用ケーブルトラフ100を曲げて設置することができる。
例えば、図5に示すように、一直線状の経路では長尺なケーブルトラフ50を長さ方向に連結して敷設し、曲がっている経路にコーナー用ケーブルトラフ100を設置し、そのコーナー用ケーブルトラフ100の両端にケーブルトラフ50を連結するようにすればよい。
なお、コーナー用ケーブルトラフ100を敷設する経路の曲がり具合(曲がり角度)に応じて連結する雌型トラフ20と雄型トラフ10の数を調整すればよい。例えば図5に示したように、コーナー用ケーブルトラフ100を構成する雌型トラフ20と雄型トラフ10の数が多いほど、曲げ角度を大きくすることができる。
また、コーナー用ケーブルトラフ100を構成する雌型トラフ20と雄型トラフ10の数が同じであっても、雌型トラフ20と雄型トラフ10の向き(角度)を調整することでコーナー用ケーブルトラフ100の曲げ角度を調整することができる。例えば、雌型トラフ20と雄型トラフ10のなす角度を小さくすればコーナー用ケーブルトラフ100の曲げ角度は小さくなり、雌型トラフ20と雄型トラフ10のなす角度を大きくすればコーナー用ケーブルトラフ100の曲げ角度は大きくなる。
このように、本実施形態のコーナー用ケーブルトラフ100であれば、敷設する経路の曲がり具合(曲がり角度)に応じてコーナー用ケーブルトラフ100を曲げて、その経路に容易に敷設することができる。
なお、上記実施形態では、一方の第1側板12(図中右側の第1側板12)が第2側板22に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する他方の第1側板12(図中左側の第1側板12)の横凸部12aは、嵌入している横溝部22aに移動を規制され、他方の第1側板12(図中左側の第1側板12)が第2側板22に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する一方の第1側板12(図中右側の第1側板12)の横凸部12aは、嵌入している横溝部22aに移動を規制されるようになっていることで、コーナー用ケーブルトラフ100はケーブルトラフの敷設方向の左右に曲げることができることを説明したが、このコーナー用ケーブルトラフ100はケーブルトラフの敷設方向の上下に曲げることもできる。
上述したように、雄型トラフ本体13の底凸部11aは雌型トラフ本体23の底溝部21a内で移動できる状態に嵌入しており、第1蓋体15の蓋凸部15aは第2蓋体25の蓋溝部25a内で移動できる状態に嵌入している。
そして、第1底板11が第2底板21に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する第1蓋体15の蓋凸部15aは、嵌入している蓋溝部25aに移動を規制され、第1蓋体15が第2蓋体25に対し斜め向きで雌型トラフ本体23の内側に移動した際、相対的に移動する第1底板11の底凸部11aは、嵌入している底溝部21aに移動を規制されるようになっていることで、コーナー用ケーブルトラフ100はケーブルトラフの敷設方向の上下に曲げることができる。
なお、コーナー用ケーブルトラフ100が敷設方向の上下に曲がる際、横溝部22aに嵌入している横凸部12aは、横凸部12aの上端や下端が横溝部22aに接触し、その移動が規制されるようになっている。
次に、本実施形態のコーナー用ケーブルトラフ100が曲がる連結体として優れていることについて説明する。
コーナー用ケーブルトラフ100は、上述したように、その両側に雄型連結部13aを有する雄型トラフ10と、その両側に雌型連結部23aを有する雌型トラフ20を交互に連結してなる連結体である。
これに対し、一端部に雄型連結部70aを有し、他端部に雌型連結部70bを有しているケーブルトラフ70を形成し、その雄型連結部70aと雌型連結部70bとを連結してなるケーブルトラフ70の連結体を組み立て、本実施形態のコーナー用ケーブルトラフ100との比較を行った。
なお、ケーブルトラフ70における雄型連結部70aと雌型連結部70bの間の領域がトラフ本体70cになっている。
図6Aに示すように、ケーブルトラフ70は、連結凸部71が形成されている雄型連結部70aと、連結凹部72が形成されている雌型連結部70bを有している。なお、雄型連結部70aと雌型連結部70bを連結した際、連結凸部71は連結凹部72に移動を規制されつつ、連結凹部72内で移動可能な状態に嵌入するように設計されている。
そして、雌型連結部70bに雄型連結部70aを差し込む要領で4つのケーブルトラフ70を連結して、図6Bに示すケーブルトラフ70の連結体を形成したところ、この連結体の曲げ角度はコーナー用ケーブルトラフ100よりも小さかった。
次いで、連結体の曲げ角度を大きくするように改良したケーブルトラフ80を形成した。
図7Aに示すように、ケーブルトラフ80は、一端部に連結凸部81が形成されている雄型連結部80aを有し、他端部に連結凹部82が形成されている雌型連結部80bを有しており、雄型連結部80aと雌型連結部80bの間の領域がトラフ本体80cになっている。
このケーブルトラフ80は、ケーブルトラフ70のトラフ本体70cと同じサイズのトラフ本体80cを有しており、雄型連結部80a側の端部から雌型連結部80b側の端部までの寸法(全長)をケーブルトラフ70よりも長くしたものである。つまり、ケーブルトラフ80は、雄型連結部80aと雌型連結部80bとを連結した際、連結凸部81は連結凹部82に移動を規制されるものの、連結凹部82内で連結凸部81が移動できる範囲がケーブルトラフ70よりも大きくなるように設計したものである。
そして、雌型連結部80bに雄型連結部80aを差し込む要領で4つのケーブルトラフ80を連結して、図7Bに示すケーブルトラフ80の連結体を形成したところ、この連結体の曲げ角度はケーブルトラフ70の連結体の曲げ角度よりも大きくなったものの、コーナー用ケーブルトラフ100よりは小さかった。具体的には、図8に示すように、ケーブルトラフ80の連結体の曲率半径は、コーナー用ケーブルトラフ100よりも大きく、曲げ角度は小さいものであった。
また、ケーブルトラフ70よりも全長を長くしたケーブルトラフ80の連結体を曲げた場合、図7B中の鎖線円で囲った部分に示されているように、雄型連結部80aの内壁の角がケーブルトラフ80の内側に出っ張るようになり、ケーブルトラフ80の内部空間を狭めてしまうことがわかった。しかも、内側に出っ張った雄型連結部80aの内壁の角がケーブルトラフ70内に収容されているケーブルに接触した場合、ケーブルを傷付けてしまう懸念がある。
これに対し、両側に雄型連結部13aを有する雄型トラフ10と、両側に雌型連結部23aを有する雌型トラフ20を交互に連結してなるコーナー用ケーブルトラフ100は、曲がった形体に変形してもその内部空間を狭めてしまうことはなく、比較的大きな曲げ角度で曲がることが可能になっている。
このように、両側に雄型連結部13aを有する雄型トラフ10と、両側に雌型連結部23aを有する雌型トラフ20を交互に連結してなるコーナー用ケーブルトラフ100は、比較的大きな曲げ角度で曲がることができるので、一端部に雄型連結部を有し他端部に雌型連結部を有しているケーブルトラフ70やケーブルトラフ80の連結体よりも優れていることがわかる。
以上のように、本実施形態のコーナー用ケーブルトラフ100は、比較的大きな曲げ角度で曲がることができ、曲がった経路に敷設し易いケーブルトラフである。
なお、以上の実施の形態においては、図1で雌型トラフ20と雄型トラフ10が交互に3つずつ連結されているコーナー用ケーブルトラフ100を例示し、また図5で雌型トラフ20と雄型トラフ10が交互に4つずつ連結されているコーナー用ケーブルトラフ100と、雌型トラフ20と雄型トラフ10が交互に7つずつ連結されているコーナー用ケーブルトラフ100を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、コーナー用ケーブルトラフ100を構成する雌型トラフ20と雄型トラフ10の数は任意である。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明は、以上のように構成されていることから、曲がった経路に敷設するのに適したコーナー用ケーブルトラフとして利用できる。
10 雄型トラフ
11 第1底板
11a 底凸部
12 第1側板
12a 横凸部
12b 突起部
13 雄型トラフ本体
13a 雄型連結部
15 第1蓋体
15a 蓋凸部
15b 係合溝
20 雌型トラフ
21 第2底板
21a 底溝部
22 第2側板
22a 横溝部
22b 係合溝
22c 被係合部
23 雌型トラフ本体
23a 雌型連結部
25 第2蓋体
25a 蓋溝部
25b 突起部
25c 長溝
26 蓋固定部材
26a 係合端部
100 コーナー用ケーブルトラフ

Claims (2)

  1. 第1底板と一対の第1側板を備え、前記第1側板の外面の両側に外方に突出した横凸部が形成されてなる雄型連結部を有する雄型トラフ本体と、
    第2底板と一対の第2側板を備え、前記第2側板の内面の両側に前記横凸部が嵌入する横溝部が形成されてなる雌型連結部を有する雌型トラフ本体とが、前記雄型連結部と前記雌型連結部を繋いで交互に連結されているコーナー用ケーブルトラフであって、
    一方の第1側板が前記第2側板に対し斜め向きで前記雌型トラフ本体の内側に移動した際、相対的に移動する他方の第1側板の前記横凸部は、嵌入している前記横溝部に移動を規制され、
    他方の第1側板が前記第2側板に対し斜め向きで前記雌型トラフ本体の内側に移動した際、相対的に移動する一方の第1側板の前記横凸部は、嵌入している前記横溝部に移動を規制されるようになっており、
    前記雄型トラフ本体と前記雌型トラフ本体の互いの向きが切り替え可能に連結されているとともに、
    前記一対の第1側板に跨るように前記雄型トラフ本体に被せられる第1蓋体と、前記一対の第2側板に跨るように前記雌型トラフ本体に被せられる第2蓋体と、を備え、
    前記第1底板の下面の両側には下方に突出した底凸部が形成され、前記第2底板の上面には前記底凸部が嵌入する底溝部が形成されており、
    前記第1蓋体の上面の両側には上方に突出した蓋凸部が形成され、前記第2蓋体の下面には前記蓋凸部が嵌入する蓋溝部が形成されており、
    前記底凸部は前記底溝部内で移動できる状態に嵌入しており、前記蓋凸部は前記蓋溝部内で移動できる状態に嵌入していることを特徴とするコーナー用ケーブルトラフ。
  2. 前記第2蓋体を、前記雌型トラフ本体に固定する蓋固定部材を備えたことを特徴とする請求項に記載のコーナー用ケーブルトラフ。
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