JP6197252B2 - フロアパネル材 - Google Patents

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Description

本発明は、床面に敷設されるフロアパネル材に関する。
オフィスビル等の建物において、コンクリートスラブ等からなる床面上にフロアパネル材を敷設して、床面とフロアパネル材との間に空間を形成し、この空間に電源ケーブルや通信ケーブル等を配線することが行われている。このようなフロアパネル材は、床面上に立設される複数の脚部と、これら脚部の上部に設けられて床面に沿う天板部とを有する構造のものが一般的である(例えば、特許文献1〜3参照)。
実開平5−89682号公報 特許第3145903号公報 意匠登録第1226861号公報
軽量化並びに製造コスト低減を目的としてフロアパネル材を合成樹脂製とすることが行われている。しかしながら、合成樹脂製とすると、肉厚を厚くしたりする必要がある。このため、さらなる軽量化並びにコスト低減が要望されている。
本発明は、軽量化並びにコスト低減が可能なフロアパネル材の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、床面に敷設される合成樹脂製のフロアパネル材であって、複数のパネル部が連結部で連結されて構成され、前記連結部は、連結する前記パネル部の対向位置にそれぞれ形成された、前記パネル部の天板部よりも下方に位置する一対の段部間に形成されており、一対の前記段部のそれぞれから上方に延出する一対の上方延出板部と、これら上方延出板部の上端同士を連結する連結板部と、を有することを特徴とする。
ここで、前記連結板部の中央で一対の前記上方延出板部同士を連結する中央リブを有することが望ましい
また、前記連結板部の両縁部で一対の前記上方延出板部同士を連結する一対の縁部リブを有することが望ましい
また、請求項4に係る発明は、隣り合う前記パネル部が複数の連結部で連結されていることを特徴とする。
本発明によれば、軽量化並びにコスト低減が図れる。
本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す上面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図2のA矢視図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す下面側の斜視図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す下面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す部分拡大平面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す部分拡大下面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図2のB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図2のC−C断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図2のD−D断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図2のE−E断面図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図8のF部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図11のG部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図3のH部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材を示す図8のI部拡大図である。 本発明の一実施形態に係るフロアパネル材の縁側補強部の断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るフロアパネル材について、図1〜図16を参照して説明する。
本実施形態に係るフロアパネル材1は、図1,図2に示すように、平面視略正方形状の9カ所のパネル部11を有している。フロアパネル材1は、ポリプロピレンあるいはポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂から製造されるものであり、射出成形により形成される一体成形品である。9カ所のパネル部11は、ほぼ同形状であり、以下、これらを区別する必要がある場合に、パネル部11(a)〜11(i)として区別する。
フロアパネル材1は、中央のパネル部11(a)に対し、その四方の各側部に同形状の4つのパネル部11(b)〜11(e)が配置されており、フロアパネル材1の外周方向において隣り合うパネル部11(b),11(c)の間にはパネル部11(f)が、隣り合うパネル部11(c),11(d)の間にはパネル部11(g)が、隣り合うパネル部11(d),11(e)の間にはパネル部11(h)が、隣り合うパネル部11(e),11(b)の間にはパネル部11(i)が、それぞれ配置されている。4つのパネル部11(b)〜11(e)は、同形状をなしており、フロアパネル材1の外縁部を形成している。4つのパネル部11(f)〜11(i)は、同形状をなしており、フロアパネル材1の各角部および各角部の両側の外縁部を形成している。
パネル部11(a)〜11(i)の隣り合うもの同士は、連結部15で連結されている。パネル部11(a)と4つのパネル部11(b)〜11(e)それぞれとの間には連結部15が2カ所ずつ設けられている。パネル部11(b),11(c)のそれぞれとパネル部11(f)との間には連結部15が2カ所ずつ設けられ、パネル部11(c),11(d)のそれぞれとパネル部11(g)との間には連結部15が2カ所ずつ設けられ、パネル部11(d),11(e)のそれぞれとパネル部11(h)との間には連結部15が2カ所ずつ設けられ、パネル部11(e),11(b)のそれぞれとパネル部11(i)との間には連結部15が2カ所ずつ設けられている。これらの連結部15はすべて同形状となっている。
図1〜図3に示すように、パネル部11(b)〜11(e)のそれぞれのフロアパネル材1の外縁部を形成する縁部位置にはバネ部16が2カ所ずつ形成されている(図3においてはパネル部11(d)のみ図示)。パネル部11(f)〜11(i)のそれぞれのフロアパネル材1の外縁部を構成する各縁部位置には、フロアパネル材1の角部の近傍に、バネ部16が角部を挟んで2カ所形成され、角部から離れた位置に、角部に対しフロアパネル材1の外周方向一側に内方に凹む係合凹部17が、角部に対しフロアパネル材1の外周方向逆側に外方に突出する係合凸部18が形成されている(図3においてはパネル部11(g),11(h)のみ図示)。パネル部11(b)〜11(e)のそれぞれの2カ所のバネ部16の間と、パネル部11(f)〜11(i)のそれぞれのバネ部16と係合凹部17との間と、パネル部11(f)〜11(i)のそれぞれのバネ部16と係合凸部18との間に、内方に凹む凹部19が形成されている(図3においてはパネル部11(d),11(g),11(h)のみ図示)。バネ部16はすべて同形状となっており、係合凹部17もすべて同形状となっている。また、係合凸部18もすべて同形状となっており、凹部19もすべて同形状となっている。
パネル部11(a)〜11(i)は、それぞれ、図1,図2に示すように略正方形状の天板部21と、図4,図5に示すように天板部21の各角部から天板部21に対し垂直に延出する4カ所の脚部22とを有しており、すべての天板部21が基本的に同一平面に配置されるように図1,図2に示す連結部15によって連結されている。フロアパネル材1は、施工時に、パネル部11(a)〜11(i)のそれぞれの脚部22を下側に天板部21を上側にして床面に敷設されることになるが、その際に床面上に脚部22が立設される状態になり、天板部21がこれら脚部22の上部に設けられて床面に沿うことになる。
パネル部11(a)〜11(i)は、ほぼ同形状であるため、一つのパネル部11について説明する。図7に示すように、すべての脚部22は、それぞれが、天板部21の角部側に配置されて鉛直方向に沿う一対の外側板部25と、天板部21の角部とは反対側に配置されて鉛直方向に沿う一対の内側板部26とからなる四角筒状をなしている。脚部22は、一方の外側板部25および一方の内側板部26が、この脚部22近傍の角部を構成する天板部21の一方の外縁部に平行をなし、他方の外側板部25および他方の内側板部26が、この脚部22近傍の角部を構成する天板部21の他方の外縁部に平行をなしている。
図6に示すように、天板部21には、その周方向に隣り合う二カ所の図7に示す脚部22同士を結ぶ方向に直線状に延在する、図8,図10にも示す縁側開口部31が、4つの脚部22のすべての間位置に形成されている。また、図6に示すように、天板部21には、その対角線上で隣り合う二カ所の図7に示す脚部22同士を結ぶ方向に直線状に延在する、図9にも示す対角開口部32が、4つの脚部22のすべての対角線位置に、互いに直交するように形成されている。つまり、天板部21には、図6に示すように、縁側開口部31が、各縁部に沿って4カ所形成され、対角開口部32が各対角線上に2カ所形成されている。また、天板部21には、同一円上に配置される複数の開口部33と、同一円上に配置される複数の開口部34と、同一円上に配置される複数の開口部35と、同一円上に配置される複数の開口部36と、同一円上に配置される複数の開口部37とが形成されている。
パネル部11は、すべての縁側開口部31のそれぞれを天板部21の下側で覆う図4,図7に示す縁側補強部45を有している。すべての縁側補強部45は、図6に示す縁側開口部31と同様、天板部21の周方向に隣り合う二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在している。また、パネル部11は、すべての図6に示す対角開口部32のそれぞれを天板部21の下側で覆う図4,図7に示す対角補強部46を有している。すべての対角補強部46は、図6に示す対角開口部32と同様、天板部21の対角方向に隣り合う二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在しており、互いに直交している。
すべての縁側補強部45は、図6に示すように、対応する縁側開口部31の延在方向に沿う両縁部から下方に延出する一対の縁側縦リブ50と、図4,図7に示すように、これら一対の縁側縦リブ50の天板部21とは反対側の端縁部同士を連結する縁側横リブ51とを有している。一対の縁側縦リブ50は、全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。縁側横リブ51は、全長にわたって一対の縁側縦リブ50に連結されており、天板部21と平行をなしている。一対の縁側縦リブ50およびこれらを連結する縁側横リブ51は、これらが下側から覆う縁側開口部31の延在方向両側に配置されている二カ所の脚部22の対向する内側板部26同士を連結している。これにより、パネル部11では、図7に示すように脚部22と縁側補強部45とが交互に配置されて四角枠状に連結されている。
すべての縁側補強部45は、図4に示すように、一対の縁側縦リブ50のうちの内側の縁側縦リブ50とその両端に連結される脚部22のそれぞれの内側板部26との間に、これらを、内側の縁側縦リブ50と同一平面に配置されて結ぶ一対の傾斜リブ52を有している。傾斜リブ52は、接続される脚部22側に位置するほど天板部21からの距離が長くなる傾斜形状をなしている。
すべての対角補強部46は、図6に示すように、天板部21の対応する対角開口部32の延在方向に沿う両縁部から下方に延出する一対の対角縦リブ55と、図7に示すように、これら一対の対角縦リブ55の天板部21とは反対側の端縁部同士を連結する対角横リブ56とを有している。一対の対角縦リブ55は、全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。対角横リブ56は、全長にわたって一対の対角縦リブ55に連結されており、天板部21と平行をなしている。一対の対角縦リブ55およびこれらを連結する対角横リブ56は、これらが下側から覆う対角開口部32の延在方向両側に配置されている二カ所の脚部22の対向する内側角部57同士を連結している。縁側横リブ51の天板部21からの距離と、対角横リブ56の天板部21からの距離とは同等になっている。
すべての対角補強部46は、図4に示すように、対角横リブ56とその両端に連結される脚部22のそれぞれの内側角部57との間に、これらを対角横リブ56に垂直をなして結ぶ傾斜リブ58を有している。傾斜リブ58は、接続される脚部22側に位置するほど天板部21からの距離が長くなる傾斜形状をなしている。
すべての縁側補強部45の外側には、縁側補強部45のそれぞれが連結する脚部22の外側板部25同士をこれらと同一平面に配置されて結ぶ外側リブ61が設けられている。外側リブ61は、全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。外側リブ61は、連結する脚部22間の中央所定範囲の天板部21からの距離が、縁側横リブ51および対角横リブ56の天板部21からの距離と同等になっており、その両側は脚部22側ほど天板部21からの距離が長くなって、全体としてアーチ状をなしている。縁側補強部45の外側の縁側縦リブ50とその近傍の外側リブ61との間には、これらを連結する中間リブ62が設けられている。フロアパネル材1における外縁部側に配置される外側リブ61とその近傍の縁側補強部45の外側の縁側縦リブ50との間には、中間リブ62が3カ所形成されており、他の外側リブ61とその近傍の縁側補強部45の外側の縁側縦リブ50との間には、中間リブ62が1カ所形成されている。中間リブ62も全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。中間リブ62は、天板部21からの距離が、縁側横リブ51および対角横リブ56の天板部21からの距離と同等になっている。
図7に示すように、すべての縁側補強部45の内側には、対角補強部46との間に、これら対角補強部46のそれぞれに沿うとともに互いに交差する一対の内側リブ65と、これら内側リブ65の交差位置と縁側補強部45の内側の縁側縦リブ50とを結ぶ中央リブ66とを有している。内側リブ65は、対角補強部46の交差側に一端が接続され、他端が分岐して縁側補強部45と脚部22の内側板部26とに接続されている。一対の内側リブ65および中央リブ66は、全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。一対の内側リブ65および中央リブ66は、天板部21からの距離が、縁側横リブ51および対角横リブ56の天板部21からの距離と同等になっている。
一対の内側リブ65の分岐位置同士を連結するリブ69が中央リブ66と直交するように形成されており、リブ69と中央リブ66との交差位置と各内側リブ65との間には、それぞれを連結する一対のリブ70が設けられている。また、対角補強部46と内側リブ65との間には、内側リブ65の分岐位置と縁側補強部45の中間部とを連結するリブ71と、このリブ71と対角補強部46との接続位置からリブ71と直交して内側リブ65に繋がるリブ72とが形成されている。脚部22の内側にも対角方向に一対のリブ73が形成されている。これらのリブ69〜73も全長にわたって天板部21に連結されており、天板部21に垂直をなしている。これらのリブ69〜73は、天板部21からの距離が、縁側横リブ51および対角横リブ56の天板部21からの距離よりも短くなっている。
図7に示す縁側補強部45には、図6,図10に示すように、一対の縁側縦リブ50同士を連結する連結リブ81が縁側補強部45の延在方向に直交する姿勢で、この延在方向に間隔をあけて複数設けられている。連結リブ81は、下部が全幅にわたって縁側横リブ51に連結されており、上部が縁側開口部31を幅方向に横断している。連結リブ81は、天板部21の上面と高さ位置を合わせている。
図7に示す対角補強部46には、図6に示すように、一対の対角縦リブ55同士を連結する連結リブ85が対角補強部46の延在方向に直交する姿勢で、この延在方向に間隔をあけて複数設けられている。連結リブ85は、下部が全幅にわたって対角横リブ56に連結されており、上部が対角開口部32を横断している。連結リブ85は、天板部21の上面と高さ位置を合わせている。対角補強部46には、一対の対角縦リブ55の間でこれら対角縦リブ55に沿って延在する中間リブ86が、対角配置された脚部22同士を連結するように形成されている。この中間リブ86は、すべての連結リブ85と直交している。中間リブ86は、下部が全長にわたって対角横リブ56に連結されており、上部が対角開口部32を長さ方向に横断している。
連結部15は、図2,図8に示すように、連結するパネル部11の対向位置にそれぞれ形成された天板部21よりも下方に位置する一対の段部90間に形成されており、図12に示すように、一対の段部90のそれぞれから上方に延出する一対の上方延出板部91と、これら上方延出板部91の上端同士を連結する連結板部92と、図11,図13に示すように連結板部92の中央で、図12に示すように上方延出板部91同士を連結する中央リブ93と、図11,図13に示すように連結板部92の両縁部で、図12に示すように上方延出板部91同士を連結する一対の縁部リブ94とを有している。連結部15は、主に上方延出板部91の基端側が弾性変形することにより、連結するパネル部11の相対移動を許容する。
バネ部16は、図2,図8に示すように、フロアパネル材1の外縁部を構成する天板部21よりも下方に位置する段部100に形成されており、図14,図15に示すように、段部100から上方に延出する上方延出板部101と、上方延出板部101の上端から外方に延出する外方延出板部102と、外方延出板部102の外端から下方に延出する下方延出板部103と、外方延出板部102の下面中央で上方延出板部101と下方延出板部103とを連結する中央リブ104と、外方延出板部102の両縁部で、上方延出板部101と下方延出板部103とを連結する一対の縁部リブ105とを有している。バネ部16は、主に上方延出板部101の基端側が弾性変形することにより、バネ力を発生させる。
上記のフロアパネル材1が、コンクリートスラブ等からなる床面に複数敷設されることになる。その際に、隣り合うフロアパネル材1同士が、係合凹部17と係合凸部18とを嵌合させるとともにバネ部16同士を突き当てて敷設される。バネ部16は敷設時には撓んだ状態とされ、フロアパネル材1の熱膨張や熱収縮により隣り合うフロアパネル材1同士が近づいたり離れたりしても弾性変形して常に当接状態を維持する。これにより、フロアパネル材1に生じるガタツキを抑制する。
以上に述べた本実施形態に係るフロアパネル材1によれば、天板部21に、その外縁部に沿って隣り合うように配置された二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在する縁側開口部31と、天板部21の対角位置に配置された二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在する対角開口部32とが形成されているため、天板部21の軽量化が図れる。
また、図16(a)に示すように、縁側補強部45が、縁側開口部31の両縁部から下方に延出する一対の縁側縦リブ50と、これら一対の縁側縦リブ50の天板部21とは反対側の端縁部同士を連結する縁側横リブ51とを有する断面U字状をなしているため、これら一対の縁側縦リブ50および縁側横リブ51が、天板部21の外縁部に沿って隣り合うように配置された二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在することになり、効果的に耐荷重性能を向上できる。また、対角開口部32の両縁部から下方に延出する一対の対角縦リブ55と、これら一対の対角縦リブ55の天板部21とは反対側の端縁部同士を連結する対角横リブ56とを有しているため、これら一対の対角縦リブ55および対角横リブ56が、天板部21の対角位置に配置された二カ所の脚部22同士を結ぶ方向に延在することになり、効果的に耐荷重性能を向上できる。よって、天板部21の薄肉化が図れる。また、一対の縁側縦リブ50の天板部21とは反対側の端縁部同士を縁側横リブ51で連結するため、これら一対の縁側縦リブ50および縁側横リブ51を薄肉で形成しても耐荷重性能を向上できる。また、一対の対角縦リブ55の天板部21とは反対側の端縁部同士を対角横リブ56で連結するため、これら一対の対角縦リブ55および対角横リブ56を薄肉で形成しても耐荷重性能を向上できる。したがって、軽量化並びにコスト低減が図れる。なお、図16(b)に示すように、縁側補強部45を、縁側開口部31の一縁部のみに下方に延出する縁側縦リブ50を形成し、この縁側縦リブ50の天板部21とは反対側から側方に延出する縁側横リブ51を形成する断面L字状にすることも可能である。
また、縁側横リブ51が、天板部21の外縁部に沿って隣り合うように配置された二カ所の脚部22同士を連結するため、さらに耐荷重性能を向上できる。同様に、対角横リブ56が、天板部21の対角位置に配置された二カ所の脚部22同士を連結するため、さらに耐荷重性能を向上できる。
また、一対の縁側縦リブ50が、天板部21の外縁部に沿って隣り合うように配置された二カ所の脚部22同士を連結するため、さらに耐荷重性能を向上できる。同様に、一対の対角縦リブ55が、天板部21の対角位置に配置された二カ所の脚部22同士を連結するため、さらに耐荷重性能を向上できる。
また、一対の縁側縦リブ50同士を連結する連結リブ81が設けられているため、さらに耐荷重性能を向上できる。同様に、一対の対角縦リブ55同士を連結する連結リブ85が設けられているため、さらに耐荷重性能を向上できる。
また、一対の対角縦リブ55の間でこれら一対の対角縦リブ55に沿って延在する中間リブ86が設けられているため、さらに耐荷重性能を向上できる。しかも、中間リブ86が、天板部21の対角位置に配置された二カ所の脚部22同士を連結するため、さらに耐荷重性能を向上できる。
また、フロアパネル材1が、射出成形により形成されるため、縁側開口部31、一対の縁側縦リブ50および縁側横リブ51を容易に形成することができ、対角開口部32、一対の対角縦リブ55および対角横リブ56を容易に形成することができる。
1 フロアパネル材
22 脚部
21 天板部
31 縁側開口部(開口部)
32 対角開口部(開口部)
50 縁側縦リブ
51 縁側横リブ
55 対角縦リブ
56 対角横リブ
81,85 連結リブ
86 中間リブ

Claims (4)

  1. 床面に敷設される合成樹脂製のフロアパネル材であって、
    複数のパネル部が連結部で連結されて構成され、
    前記連結部は、連結する前記パネル部の対向位置にそれぞれ形成された、前記パネル部の天板部よりも下方に位置する一対の段部間に形成されており、一対の前記段部のそれぞれから上方に延出する一対の上方延出板部と、これら上方延出板部の上端同士を連結する連結板部と、前記連結板部の中央で一対の前記上方延出板部同士を連結する中央リブと、を有することを特徴とするフロアパネル材。
  2. 床面に敷設される合成樹脂製のフロアパネル材であって、
    複数のパネル部が連結部で連結されて構成され、
    前記連結部は、連結する前記パネル部の対向位置にそれぞれ形成された、前記パネル部の天板部よりも下方に位置する一対の段部間に形成されており、一対の前記段部のそれぞれから上方に延出する一対の上方延出板部と、これら上方延出板部の上端同士を連結する連結板部と、前記連結板部の両縁部で一対の前記上方延出板部同士を連結する一対の縁部リブと、を有することを特徴とするフロアパネル材。
  3. 前記連結板部の両縁部で一対の前記上方延出板部同士を連結する一対の縁部リブを有することを特徴とする請求項1記載のフロアパネル材。
  4. 隣り合う前記パネル部が複数の連結部で連結されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載のフロアパネル材。
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