JP5901676B2 - 印刷装置、情報処理装置及びこの情報処理装置の制御方法、コンピュータプログラム - Google Patents

印刷装置、情報処理装置及びこの情報処理装置の制御方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、印刷処理のために受信された電子データをスプールする技術に関する。
パーソナルコンピュータなどで作成された文書等を印刷する場合、一般的にはプリンタドライバを介し、情報処理装置の一種である印刷装置(例えば、プリンタ)が解釈可能なPDL(Page Description Language:ページ記述言語)データに変換する。そして、このようにして変換されたPDLデータを印刷装置に転送する。印刷装置においては、受け付けたPDLデータを逐次的に解釈処理し、これにより紙面上に印刷するためのビットマップデータを形成する。このように、印刷装置がページ記述言語の命令を解釈することによりオブジェクト描画命令に変換する処理が行われ印刷が実行される。
一方、作成した文書等を特定のフォーマットの電子ファイルに変換し、変換後の電子ファイルをそのまま配布する場合もある。このような電子ファイルのフォーマットは、その仕様が一般に公開されていることから、様々なベンダーにおいて広く利用されている。
特に、近年のモバイルデータ通信機器(例えば、PDA、スマートフォンなど)の普及に伴い、例えば文書等はPDF(Portable Document Format)ファイルの形式に変換されて配布されることが一般的になりつつある。このような電子ファイルのフォーマットの中には、電子ファイルの中に予めいくつかの印刷設定情報を付与するように構成されたものもある。印刷設定情報を含む電子ファイルに印刷装置が対応している場合、プリンタドライバを介することなく当該電子ファイルの印刷処理を行うことができる。その結果、印刷装置の種別によらず同じ操作感で印刷処理を行うことができるようになる。このような印刷形態は、例えばダイレクトプリントなどと称される。
また、このような電子ファイルでは、上述のPDLデータと扱いが異なる点がいくつかある。例えば、上述したPDFファイルでは、当該PDFファイルの受信が完了してからでないと、印刷処理を開始することができない。これは、PDFフォーマットでは、PDFファイルの全体構造を示す情報を当該ファイルの最後尾に配置するように規定されているためである。つまり、印刷装置においては、PDFファイルの受信の進捗に合わせて逐次的に解釈処理することができないことになる。そのため、PDFファイルに対する解釈処理は、全データを印刷装置のストレージに格納(スプール)した後に開始される。
このように、PDFファイルのダイレクトプリントに対応するためには、印刷装置に少なくとも一つのPDFファイルの全体データをスプールすることができるストレージが必要になる。
近年の印刷装置は、印刷処理のために受信した電子ファイルを複数保管する目的、あるいは複数の利用者による同時操作を想定して大容量のストレージを予め備えているものもある。その他、可搬性のあるストレージ(例えば、いわゆるUSBメモリ等のメモリカード)を印刷装置に装着し、当該ストレージに電子ファイルを格納するように構成されたものもある。
しかしながら、大容量のストレージを印刷装置に搭載した場合、製造コストもしくは運用コストが増大してしまうことになる。そのため、ダイレクトプリント機能を実現しながらも、搭載するストレージの容量をなるべく少なくすることが望まれている。
ストレージの容量を低減する観点では、特許文献1に開示された画像処理装置がある。
特許文献1に開示された画像処理装置は、利用可能なストレージのサイズが所定サイズ以下になった場合、電子ファイルの送信元に対して逐次的に処理可能なデータ形式に変換することを要求する、というものである。
なお、送信元に対して逐次的に処理可能なデータ形式に変換することを要求することは、結果的に、電子データの送信元の機器に対しプリンタドライバをインストールするのと同様の手間が発生することになる。また、電子データの送信、及び、変換されたデータの送信を共に行うため、通信量が増加してしまうことになる。
一方、一般的な印刷装置では、印刷データの受信を開始したタイミングで内部的なジョブ(印刷ジョブ)の生成を開始する。つまり、印刷装置は上述のような電子ファイルを受信するためのネットワークセッションを開始したタイミングでジョブの生成を開始することになる。また、例えばジョブ実行中に別の電子ファイルを受信した場合においても同様に、新たなジョブの生成を開始する。
また、印刷装置における電子ファイルの受信は、それぞれ独立して行われる。
そのため、先に受信を開始したジョブ(以降、先行ジョブと称す)の電子ファイルの受信完了よりも、後に受信を開始したジョブ(以降、後続ジョブと称す)の電子ファイルの受信が早く完了する場合がある。このような状況において、先行ジョブの電子ファイルを格納するためのストレージが枯渇(容量不足)した場合、下記に示すような問題が生じることになる。
1.後続ジョブを先に印刷処理する場合。
一般的な印刷装置では、ジョブを生成した順番で処理が行われる。つまり、電子ファイルの受信が開始された順番で、順次それらの印刷処理が実行される。そのため、後続ジョブを先に印刷処理する場合には、別途、例外的な処理を実行させる必要が生じてしまう。また、例えばサイズが小さいPDFファイルが大量に投入(受信)された場合、それら全ての印刷処理が完了するまで先行ジョブの処理が開始されない場合が生じることになる。
2.後続ジョブをキャンセルする場合。
この場合、後続ジョブの電子ファイルを送信したモバイルデータ通信機器に対し、投入(受信)した電子ファイルの印刷ジョブがキャンセルされたことを通知することができなくなる。これは、モバイルデータ通信機器との通信が終了してしまっているためである。
上記のような問題に対処するため、従来は並行して処理するジョブの数を制限していた。すなわち、電子ファイルの受信が開始されたタイミングで電子ファイルを保存するためのストレージ領域を予め確保したり、領域が確保できない場合ジョブの受付を拒絶したり、あるいはジョブが完了するのを待つように構成していた。
このように構成された印刷装置では、電子ファイルの受信開始時にはこの電子ファイルのデータサイズが不明であることから、当該印刷装置において処理可能な電子ファイルの最大サイズ(最大のデータサイズ)に対応するストレージ領域を確保することになる。
特開2004−287763号公報
しかしながら、上述のように印刷装置において処理可能な電子ファイルの最大サイズに対応するストレージ領域を受信開始時に確保する場合であっても、以下に示すような問題が残る。すなわち、複数の電子ファイルを格納するために、予め大容量のストレージ領域を電子ファイルの格納領域として確保しておく必要がある。例えば、印刷装置において処理可能な電子ファイルの最大サイズが2[GB]であり、最大8ファイル分格納可能にするためには、予め16[GB]分のストレージ領域を確保する必要がある。しかしながら、実際に受信する電子ファイルの実サイズは、上記最大サイズより小さい場合が多い。そのため、予め確保したストレージ領域の大部分が無駄になってしまう、という課題が残る。
本発明は、効率的に複数の電子データをストレージに格納することができる情報処理装置を提供することを、主たる目的とする。
本発明の情報処理装置は、データを格納する格納手段と、データを受信する受信手段と、前記受信手段によりデータを受信することに応じて、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御手段と、前記制御手段により確保された前記所定サイズの領域に前記受信手段により受信された前記データを格納する処理を実行する格納処理手段と、を有し、前記制御手段は、前記確保た前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納処理手段により格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ、前記制御手段は、前記受信手段により他のデータを受信する場合、前記設定された領域のサイズに基づいて、前記他のデータを格納するための所定サイズの領域の確保を行うか否かを判断することを特徴とする。

本発明によれば、電子データに対する所定の処理(例えば、印刷処理)が当該電子データの受信が開始された順番で実行されると共に、確保した格納領域のサイズが順次更新される。そのため、効率的に複数の電子データを格納手段(例えば、ストレージ)に格納することができる。
第1実施形態に係る印刷装置の主たる構成の一例を示す図。 印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 図2に示すステップS202の処理からステップS209の処理における、HDDの格納領域の状態を説明するための図。 3つのPDFファイルを受信する場合におけるHDDの格納領域の状態を説明するための図。 第2実施形態に係る印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャート。 4つのPDFファイルを受信する場合におけるHDDの格納領域の状態を説明するための図。
以下、本発明の情報処理装置を印刷装置に適用した場合の実施形態例について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[第1実施形態]
図1は、本実施形態に係る印刷装置の主たる構成の一例を示す図である。
図1に示す印刷装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(ハードディスクドライブ)104、通信部105、操作部106を含んで構成される。印刷装置100は、また、表示部107、レンダラ108、プリンタ109を有する。
CPU101は、ROM102やHDD104に格納された制御プログラムを読み出して印刷装置100全体の制御を行う。ROM102は、例えば制御プログラムなどの各種情報を格納する。RAM103はCPU101の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
HDD104は、例えばCPU101が実行する制御プログラム、印刷対象となるPDFファイルなどの各種情報を格納する。なお、HDD104は、後述するPDFファイルを格納する格納手段として機能する。
通信部105は、図示しないPCやモバイルデータ通信機器等の外部装置などと通信を行う。なお、通信部105を介した外部装置との通信は、LAN(Local Area Network)、あるいはインターネット、無線通信などの様々な形態を採用することができる。
操作部106は、例えばキーボードなどであり、ユーザが入力した情報をCPU101に伝達する。
表示部107は、印刷装置100の操作画面、あるいはジョブ処理におけるエラー画面などを表示する。なお、本実施形態では操作部106と表示部107とを別々の構成として説明した。これに限らず、例えばタッチパネル機能を有する液晶パネルなどを用いて一体的な構成とすることもできる。
レンダラ108は、通信部105を介して外部装置から入力された電子データをCPU101が解釈処理して生成したディスプレイリスト(中間データ)に基づき、ビットマップ画像データを生成する。レンダラ108は、また、生成したビットマップ画像データをRAM103あるいはHDD104に出力する。なお、ディスプレイリストの詳細については後述する。
プリンタ109は、RAM103等に格納されたビットマップ画像データに基づき、用紙などのシートに画像を形成する印刷処理を行う。
なお、本実施形態の説明においては、通信部105を介して外部装置から入力(受信)される電子データをPDFデータ(PDFファイル)とする。また、印刷装置100が受け付けたPDFファイルは、HDD104の所定の格納領域に格納されるものとして説明を進める。なお、PDFファイルは、例えばLPR(Line PRinter daemon protocol)プロトコル、あるいはRAWプロトコル等により外部装置から印刷装置100に向けて送信される。
図2は、本実施形態に係る印刷装置100の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図2に示すステップS201からステップS214の各処理は、主としてCPU101がROM102等のメモリに格納されたプログラムをRAM103に展開して実行される。また、印刷装置100は、外部装置から送信された電子データ(例えば、PDFファイル)を受信し、受信が完了した電子データに対して所定の処理(印刷処理)を実行するものとする。
CPU101は、HDD104に予め確保されたPDFファイルの格納領域(スプール領域)の合計サイズを算出し、算出結果をサイズ情報Sに設定する(S201)。このように、CPU101は、算出手段として機能する。ここで、サイズ情報Sは、スプール領域における空き領域を示す情報であり、例えばRAM103に格納される。
CPU101は、通信部105を介した外部とのネットワーク通信が開始(セッション開始)されるまで待機する(S202)。なお、ステップS202の処理以降の各処理は、通信部105を介した外部とのネットワーク通信が開始される毎に並行して実行されるジョブである。つまり、印刷装置100においては、並行して複数のジョブ(印刷ジョブ)が実行されることになる。
CPU101は、通信部105を介し、外部からの通信要求を検知したことを契機に電子データの受信処理を開始し、受信した電子データをRAM103に格納する。CPU101は、RAM103に格納された電子データを解析し、当該データがPDFファイルであるか否かを判定する(S203)。なお、PDFファイルは、先頭が“%PDF−”であることが予め規定されている。そのため、受信が完了する前であっても電子データの先頭を調べることにより、当該電子データがPDFファイルであるか否かを判定することができる。
CPU101は、PDFファイルであると判定した場合(S203:Yes)、ステップS204の処理に進む。また、そうでない場合(S203:No)、ステップS214の処理に進み、CPU101は、受信したデータに対応した処理を実行する。具体的には、ステップS214の処理は、例えばPDLデータの印刷処理等である。
CPU101は、PDFファイルに対し印刷処理を実行するための管理情報であるジョブ情報を生成する(S204)。ここで、ジョブ情報とは、印刷装置100において一意となる識別子が割り当てられた情報であり、例えば各種印刷設定、印刷状況を示す情報へのリンク情報などが含まれる。なお、生成されたジョブ情報は、例えばRAM103に格納される。
CPU101は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと、RAM103に格納したサイズ情報Sとを比較する(S205)。
例えば、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズとは、ROM102等のメモリに格納されたプログラムで解釈処理することが可能な最大のサイズ(例えば、2[GB])である。なお、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズは、当該印刷装置100の処理能力などに応じて予め設定される。
CPU101は、サイズ情報Sの値が印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズより大きい場合(S205:Yes)、ステップS207の処理に進む。また、そうでない場合(S205:No)、ステップS206の処理に進む。
CPU101は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズを最大受信サイズMに設定し、サイズ情報Sから最大受信サイズMを減じた値をサイズ情報Sに再設定する(S207)。ここで、最大受信サイズMは、ジョブ毎に設定される情報である。なお、本実施形態における最大サイズMの値は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと常に等しい値になる。
ステップS207の処理により、HDD104上に印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズに応じた格納領域が確保される。印刷装置100においては、並行して複数のジョブ(印刷ジョブ)が実行されることから、PDFファイルの受信の開始毎に格納領域が順次確保される。
そのため、受信したPDFファイルが印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズ以下であれば、後続するジョブの有無によらず、この確保した格納領域毎に受信したPDFファイルを順次格納することができる。
CPU101は、ステップS207の処理において設定した最大受信サイズMに至るまで、通信部105を介して受信したPDFファイルをHDD104に格納(スプール)する。このように、CPU101は、HDD104と協働し、格納手段として機能する。
CPU101は、また、受信したPDFファイルの実際のサイズ(実サイズ)をファイルサイズPに設定する(S208)。なお、ファイルサイズPは、ジョブ毎に設定される情報である。また、受信したPDFファイルの実サイズは、ステップS207の処理で設定した最大受信サイズMより小さく、最大受信サイズM≧ファイルサイズPの関係になるものとする。
CPU101は、受信したPDFファイルのサイズが最大受信サイズMの値を超える場合、あるいは受信途中に通信エラーなどが発生して受信に失敗した場合(S208:No)、ステップS213の処理に進む。また、そうでない場合(S208:Yes)、つまり受信が正常に完了した場合、ステップS209の処理に進む。
CPU101は、サイズ情報Sの更新を行う(S209)。具体的には、サイズ情報Sに最大受信サイズMを加算し、さらに、ステップS208の処理においてHDD104に格納したファイルサイズPを減じた値をサイズ情報Sに再設定する。このように、CPU101は、更新手段として機能する。なお、PDFファイルの受信完了によりその実サイズを把握することができるため、この場合のサイズ情報Sの更新は、PDFファイルの受信完了を契機に実行される。
ステップS209の処理により、確保した格納領域のサイズは、最大受信サイズMからファイルサイズPになり、最大受信サイズM≧ファイルサイズPの関係であることから、サイズ情報Sの値は増加することになる。つまり、最大サイズから実サイズへと更新することにより空き領域が増加し、これにより当該増加した領域を後続するジョブにおいて利用することが可能になる。
CPU101は、ステップS208の処理においてHDD104に格納したPDFファイル(スプールデータ)に対する解釈処理を実行し、これによりディスプレイリストを生成する(S210)。ディスプレイリストは、ビットマップ画像データを生成するための中間データである。なお、生成されたディスプレイリストは、例えばRAM103に格納される。
CPU101は、ディスプレイリストを生成したPDFファイルをHDD104から削除する。そして、CPU101は、サイズ情報SにファイルサイズPを加算した値をサイズ情報Sに再設定する(S211)。つまり、HDD104からPDFファイルを削除する更新、つまりサイズ情報SにファイルサイズPを加算する更新により空き領域が増加し、これにより当該増加した領域を後続するジョブにおいて利用することが可能になる。
CPU101は、レンダラ108を介してディスプレイリストに対する解釈処理を実行し、これによりビットマップ画像データを生成し、生成したビットマップ画像データをRAM103(又は、HDD104)に出力する。そして、CPU101は、プリンタ109を介してビットマップ画像をシート上に印刷する印刷処理を実行する(S212)。
一連の印刷処理が全て完了したことを契機に、CPU101は、ステップS204の処理において生成したジョブ情報をRAM103から削除し、その後ステップS202の処理に戻る。
また、CPU101は、ステップS205の処理においてサイズ情報Sが最大サイズMに満たない場合(S205:No)、並行して実行されている他のジョブによりステップS209又はステップS211の処理が実行されるまで待機する(S206)。つまり、この場合では、HDD104上に印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズに応じた格納領域を確保することができない。そのため、サイズ情報Sの更新後に空き領域が増加するまで待機する。例えば、ステップS209の処理が実行された場合にはサイズ情報Sが更新される。CPU101は、ステップS209又はステップS211の処理が実行された場合、再度、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと、RAM103に格納したサイズ情報Sとを比較する(S205)。
また、CPU101は、例えばPDFファイルの受信、あるいはHDD104への格納処理などが失敗した場合(S208:No)、ジョブキャンセル処理を実行する(S213)。具体的には、CPU101は、HDD104に途中まで受信したPDFファイルが格納されている場合には、そのPDFファイルを削除したり、ステップS204の処理において生成したジョブの終了処理を行ったりする。その後、ステップS202の処理に戻る。
図3は、図2に示すステップS202の処理からステップS209の処理における、HDD104に予め確保されたPDFファイルの格納領域の状態を説明するための図である。具体的には、図2を用いて説明したステップS202の処理においてCPU101が通信部105を介して一つのPDFファイルを受信してから、ステップS209の処理まで他のPDFファイルを受信しない場合の格納領域の状態である。
図3に示す格納領域の状態300は、PDFファイルの受信が開始される前の状態であり、PDFファイルの格納領域は全て空の状態である。
図3に示す格納領域の状態301は、PDFファイルの受信が開始されたときの状態を示している。具体的には、図2に示すステップ207の処理により、サイズ情報Sから最大受信サイズMを減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。このように、格納領域の空きが最大サイズM以上である場合、サイズ情報Sの値は最大サイズMの値分だけ減ることになる。
図3に示す格納領域の状態302は、PDFファイルの受信が完了したときの状態を示している。具体的には、図2に示すステップ209の処理により、サイズ情報Sに最大受信サイズMを加算し、さらに、HDD104に格納したファイルサイズPを減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。最大受信サイズM≧ファイルサイズPであることから、状態301から状態302のように、サイズ情報Sの値が増加する。
図3に示す格納領域の状態303は、HDD104からPDFファイルが削除されたときの状態を示している。具体的には、図2に示すステップ211の処理により、サイズ情報SにファイルサイズPを加算した値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。このように、ディスプレイリストの生成が完了し、PDFファイルがHDD104から削除されることにより、PDFファイルの格納領域は全て空の状態に戻る。以下、これらの点について具体例を挙げて説明する。
図4は、3つのPDFファイルを受信する場合におけるHDD104の格納領域の状態を説明するための図である。受信する3つのPDFファイルをそれぞれ、PDFファイルA、PDFファイルB、PDFファイルCとして説明する。
なお、PDFファイルAは、印刷装置100に対し未だPDFファイルが一つも送信されていないときに受信が開始されるものとする。PDFファイルBは、HDD104へPDFファイルAの格納が完了する前、つまり図2に示すステップS209の処理以前に受信が開始されるものとする。PDFファイルCは、HDD104へPDFファイルAの格納が完了し、且つ、PDFファイルBの格納が完了する前に受信が開始されるものとする。
図4に示す格納領域の状態400は、PDFファイルの受信が開始される前の状態であり、PDFファイルの格納領域は全て空の状態である。
図4に示す格納領域の状態401は、PDFファイルAの受信が開始されたときの状態を示している。具体的には、図2に示すステップ207の処理により、サイズ情報Sから最大受信サイズM(A)を減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。
図4に示す格納領域の状態402は、PDFファイルAの受信途中にPDFファイルBの受信が開始されたときの状態を示している。具体的には、サイズ情報Sから最大受信サイズM(A)、及び、最大受信サイズM(B)を減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。
図4に示す格納領域の状態403は、PDFファイルBの受信途中にHDD104へPDFファイルAの格納が完了したときの状態を示している。具体的には、サイズ情報Sに最大受信サイズM(B)を加算し、さらに、HDD104に格納したファイルサイズP(A)を減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。
図4に示す格納領域の状態404は、HDD104へPDFファイルAの格納が完了し、且つ、PDFファイルBの受信途中にPDFファイルCの受信が開始されたときの状態を示している。具体的には、サイズ情報Sに最大受信サイズM(B)と最大受信サイズM(C)を加算し、さらに、HDD104に格納したファイルサイズP(A)を減じた値をサイズ情報Sに再設定したときの格納領域の状態である。
図4に示すサイズ情報Sは、PDFファイルの受信が完了した時点(図2:ステップS209)、並びに、スプールデータの解釈処理が終了した時点(図2:ステップS211)において更新される。そのため、HDD104の格納領域のサイズが最大サイズMの3倍のサイズでなくとも、PDFファイルA、B、Cの3つのファイルを格納することが可能になる。また、先行するジョブが完了する前に後続するジョブの受信を開始することができる。そのため、印刷装置100では、並行してジョブを実行することができる。
このように、本実施形態の印刷装置100では、HDD104におけるPDFファイルの格納領域のサイズを示すサイズ情報Sが、PDFファイルの受信状況、解釈処理の状況に応じて更新される。これにより、PDFファイルの受付け順、つまりジョブ情報が生成された順番で印刷処理を実行することができると共に、効率的に複数の電子データ(PDFファイル)をストレージ(HDD104)に格納することができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の印刷装置100では、サイズ情報Sが最大サイズM以上である場合、HDD104上に印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズに応じた格納領域(最大サイズM)を確保する構成例について説明した。これに限らず、サイズ情報Sが最大サイズM未満である場合、具体的には、サイズ情報Sの値が0(ゼロ)を超える場合、PDFファイルの格納領域を確保するように構成することもできる。以下、図5、図6を用いてこのように構成された印刷装置について説明する。
なお、本実施形態に係る印刷装置の構成と、第1実施形態において説明した印刷装置100の構成とは同じであるため、その説明を省略する。
図5は、本実施形態に係る印刷装置の処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、図2に示すステップS501からステップS520の各処理は、主としてCPU101がROM102等のメモリに格納されたプログラムをRAM103に展開して実行される。また、印刷装置は、外部装置から送信された電子データ(例えば、PDFファイル)を受信し、受信が完了した電子データに対して所定の処理(印刷処理)を実行するものとする。
CPU101は、HDD104に予め確保されたPDFファイルを格納する領域(スプール領域)の合計サイズをサイズ情報Sに設定する(S501)。ここで、サイズ情報Sは、スプール領域における空き領域を示す情報であり、例えばRAM103に格納される。CPU101は、通信部105を介した外部とのネットワーク通信が開始(セッション開始)されるまで待機する((S502)。
なお、ステップS502の処理以降の各処理は、通信部105を介した外部とのネットワーク通信が開始される毎に並行して実行されるジョブである。つまり、印刷装置100においては、並行して複数のジョブ(印刷ジョブ)が実行されることになる。
CPU101は、通信部105を介し、外部からの通信要求を検知したことを契機に電子データの受信処理を開始し、受信した電子データをRAM103に格納する。CPU101は、RAM103に格納された電子データを解析し、当該データがPDFデータであるか否かを判定する(S503)。なお、PDFファイルは、先頭が“%PDF−”であることが予め規定されている。そのため、受信が完了する前であっても電子データの先頭を調べることにより、当該電子データがPDFファイルであるか否かを判定することができる。
CPU101は、PDFファイルであると判定した場合(S503:Yes)、ステップS504の処理に進む。また、そうでない場合(S503:No)、ステップS520の処理に進み、CPU101は、受信したデータに対応した処理を実行する。具体的には、ステップS214の処理は、例えばPDLデータの印刷処理等である。
CPU101は、PDFファイルに対し印刷処理を実行するための管理情報であるジョブ情報を生成する。ここで、ジョブ情報とは、印刷装置において一意となる識別子が割り当てられた情報であり、例えば各種印刷設定、印刷状況を示す情報へのリンク情報などが含まれる。なお、生成されたジョブ情報は、例えばRAM103に格納される。
そして、CPU101は、受信したPDFファイルの実サイズを示すファイルサイズPをP=0(ゼロ)に初期化する(S504)。なお、ファイルサイズPは、ジョブ毎に設定される情報である。
CPU101は、受信可能サイズMを計算する。具体的には、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと、直近のサイズ情報Sとを比較し、これらのうちいずれか小さい方の値を受信可能サイズMに設定する。なお、受信可能サイズMは、ジョブ毎に設定される情報である。
そして、CPU101は、サイズ情報Sから受信可能サイズMを減じた値をサイズ情報Sに再設定する(S505)。つまり、後続するジョブにおいて利用することができる空き領域が減少することになる。なお、並行して複数のジョブ(印刷ジョブ)が実行されることから、PDFファイルの受信の開始毎に格納領域が順次確保される。
CPU101は、未だHDD104に格納されていない受信データ(未スプールデータ)がRAM103上にあるか否かを判定する(S506)。CPU101は、未スプールデータがある場合(S506:Yes)、ステップS507の処理に進む。また、そうでない場合(S506:No)、ステップS509の処理に進む。
CPU101は、受信可能サイズMの値とファイルサイズPの値とを比較する(S507)。比較の結果、受信可能サイズMがファイルサイズPより大きい場合(S507:Yes)、CPU101は、RAM103の受信データの一部もしくは全てをHDD104に格納する。そして、CPU101は、HDD104に格納した受信データサイズをファイルサイズPに加算し、これによりファイルサイズPの値を再設定する(S508)。その後、ステップS506の処理に戻る。また、そうでない場合(S507:No)、ステップS510の処理に進む。
CPU101は、未スプールデータがない場合(S506:No)、通信部105を介したPDFファイルの受信(ネットワーク受信)を継続する(S509)。後続のデータを受信した場合(S509:Yes)、CPU101は、受信したデータをRAM103に格納し、その後、ステップS507の処理に進む。また、そうでない場合(S509:No)、ステップS513の処理に進む。
CPU101は、通信部105を介したPDFファイルの受信が正常に完了したか否かを判定する(S513)。CPU101は、正常に完了したと判定した場合(S513:Yes)、ステップS514の処理に進む。また、そうでない場合(S513:No)、例えばネットワークエラー等が発生した場合、ステップS512の処理に進む。なお、ステップS512の処理は、図2に示すステップS213の処理と同じであるため、その説明を省略する。
CPU101は、サイズ情報Sの更新を行う(S514)。具体的には、サイズ情報Sに最大受信サイズMを加算し、さらに、ファイルサイズPを減じた値をサイズ情報Sに再設定する。
ステップS514の処理により、確保した格納領域のサイズは、最大受信サイズMからファイルサイズPになり、最大受信サイズM≧ファイルサイズPの関係であることから、サイズ情報Sの値は増加することになる。つまり、最大サイズから実サイズへと更新することにより空き領域が増加し、これにより当該増加した領域を後続するジョブにおいて利用することが可能になる。
CPU101は、RAM103に格納されているジョブ情報を参照し、HDD104へPDFファイルの格納が完了していないジョブを全て検索する。そして、CPU101は、検索により特定したジョブの中から、受信可能サイズMが印刷装置が処理可能なPDFファイルの最大サイズ未満のジョブをさらに検索する(S515)。検索によりジョブが特定された場合(S515:Yes)、CPU101は、該当するジョブの受信可能サイズMに所定の値を加算し、これにより受信可能サイズMを更新する。ここで、受信可能サイズMに加算される所定の値の最大値は、サイズ情報Sの値になる。つまり、更新により増加した空き領域が受信可能サイズMに加算される。
そして、CPU101は、サイズ情報Sから受信可能サイズMに加算した所定の値を減じた値をサイズ情報Sに再設定する(S516)。
なお、CPU101は、ステップS514からステップS517の処理を実行している間に、ステップS505の処理が並行して実行されないように制御する。この制御は、ステップS514の処理においてサイズ情報Sが増加した後、ステップS516の処理が実行される前に、新しいジョブを受け付けないようにするためである。
CPU101は、検索によりジョブが特定されなかった場合(S515:No)、又は、ステップS516の処理が完了した場合、HDD104に格納したPDFファイル(スプールデータ)に対する解釈処理を実行する。これにより、ディスプレイリストを生成する(S517)。なお、生成されたディスプレイリストは、RAM103に格納される。
CPU101は、ディスプレイリストが生成されたPDFファイルをHDD104から削除する。そして、CPU101は、サイズ情報SにファイルサイズPを加算した値をサイズ情報Sに再設定する(S518)。つまり、HDD104からPDFファイルを削除する更新、つまりサイズ情報SにファイルサイズPを加算する更新により空き領域が増加し、これにより当該増加した領域を後続するジョブにおいて利用することが可能になる。
CPU101は、レンダラ108を介してディスプレイリストに対する解釈処理を実行し、これによりビットマップ画像データを生成し、生成したビットマップ画像データをRAM103(又は、HDD104)に出力する。そして、CPU101は、プリンタ109を介してビットマップ画像をシート上に印刷する印刷処理を実行する(S519)。
一連の印刷処理が全て完了したことを契機に、CPU101は、ステップS504の処理において生成したジョブ情報を削除し、その後ステップS502の処理に戻る。
また、CPU101は、受信可能サイズMの値が印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと等しいか否かを判断する(S510)。等しいと判断した場合(S510:Yes)、CPU101は、ステップS512の処理に進む。つまり、この場合では、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズ以上のPDFファイルを受信したことになり、ジョブがキャンセルされる。また、そうでない場合(S510:No)、CPU101は、並行して実行されている他のジョブによりステップS516の処理が実行され、受信可能サイズMの値が更新されるまで待機する(S511)。その後、CPU101は、受信可能サイズMが更新されたときにステップS507の処理に進む。
図6は、4つのPDFファイルを受信する場合におけるHDD104の格納領域の状態を説明するための図である。受信する4つのPDFファイルをそれぞれ、PDFファイルA、PDFファイルB、PDFファイルC、PDFファイルDとして説明する。
なお、PDFファイルAは、印刷装置100に対し未だPDFファイルが一つも送信されていないときに受信開始されるものとする。PDFファイルBは、HDD104へPDFファイルAの格納が完了する前、つまり図5に示すステップS513の処理以前に受信が開始され、且つ、PDFファイルAよりも早く受信が完了するもとする。PDFファイルCは、HDD104へPDFファイルA、及び、PDFファイルBそれぞれの格納が完了する前に受信が開始されるものとする。PDFファイルDは、HDD104へPDFファイルAの格納が完了し、且つ、PDFファイルCの格納が完了する前に受信が開始されるものとする。
図6に示す格納領域の状態600は、PDFファイルの受信が開始される前の状態であり、PDFファイルの格納領域は全て空の状態である。
図6に示す格納領域の状態601は、PDFファイルAの受信が開始されたときの状態を示している。この場合、PDFファイルAに対する受信可能サイズM(A)は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと等しい。
図6に示す格納領域の状態602は、PDFファイルAの受信途中にPDFファイルBの受信が開始されたときの状態を示している。この場合、PDFファイルBに対する受信可能サイズM(B)は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズと等しい。
図6に示す格納領域の状態603は、PDFファイルA、Bの受信途中にPDFファイルCの受信が開始されたときの状態を示している。この場合、PDFファイルCに対する受信可能サイズM(C)は、サイズ情報Sから受信可能サイズM(A)と受信可能サイズM(B)を減じたものとなる。そのため、受信可能サイズM(C)は、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズに満たないことが見て取れる。
図6に示す格納領域の状態604は、PDFファイルA、Cの受信途中にHDD104へPDFファイルBの格納が完了したときの状態を示している。この場合、受信可能サイズM(C)は、図5に示すステップ516の処理により、印刷装置100において処理可能なPDFファイルの最大サイズまで増加していることが見て取れる。
図6に示す格納領域の状態605は、PDFファイルCの受信途中にHDD104へPDFファイルAの格納が完了したときの状態を示している。また、図6に示す格納領域の状態606は、PDFファイルCの受信途中にPDFファイルDの受信が開始されたときの状態を示している。
このように、本実施形態の印刷装置では、並行して実行されるジョブのうち、当該印刷装置において処理可能なPDFファイルの最大サイズに満たない受信可能サイズMのジョブは同時に一つ以下しか存在しないように制御される。
これにより、PDFファイルの受付け順、つまりジョブ情報が生成された順番で印刷処理が実行されると共に、効率的に複数の電子データ(PDFファイル)をストレージ(HDD104)に格納することができる。
なお、本実施形態において説明したジョブの制御は、コンピュータにジョブ制御プログラム(コンピュータプログラム)をインストールすることにより動作させることもできる。また、ジョブ制御プログラムをコンピュータにおいて実行可能に記録した記録媒体も本発明の範囲に含まれることは、言うまでもない。
上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
100・・・印刷装置、101・・・CPU、102・・・ROM、103・・・RAM、104・・・HDD、105・・・通信部、108・・・レンダラ、109・・・プリンタ。

Claims (14)

  1. データを格納する格納手段と、
    データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によりデータを受信することに応じて、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御手段と、
    前記制御手段により確保された前記所定サイズの領域に前記受信手段により受信された前記データを格納する処理を実行する格納処理手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記確保た前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納処理手段により格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ
    前記制御手段は、前記受信手段により他のデータを受信する場合、前記設定された領域のサイズに基づいて、前記他のデータを格納するための所定サイズの領域の確保を行うか否かを判断することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記他のデータを格納するための所定サイズの領域の確保を行わないと判断した場合は、前記他のデータの受信を遅延させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
  3. データを格納する格納手段と、
    データを受信する受信手段と、
    前記受信手段によりデータを受信することに応じて、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御手段と、
    前記制御手段により確保された前記所定サイズの領域に前記受信手段により受信された前記データを格納する処理を実行する格納処理手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記確保した前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納処理手段により格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ、
    前記制御手段は、前記格納処理手段によりデータを格納し、当該データを解釈して中間データを生成した後に、当該データを削除するとともに、前記他のデータの格納に使用できる領域を再設定することを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記中間データから画像データを生成するレンダラと、
    前記レンダラにより生成された画像データを印刷する印刷手段と、を更に有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
  5. データを格納する格納手段と、
    データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信されるデータの先頭を解析することにより前記データがPDF(Portable Document Format)ファイルであるか否かを判定し、PDFファイルであると判定した場合に、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御手段と、
    前記制御手段により確保された前記所定サイズの領域に前記受信手段により受信された前記データを格納する処理を実行する格納処理手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記確保した前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納処理手段により格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させることを特徴とする情報処理装置
  6. 前記格納手段は、複数のPDFファイルを格納するために予め確保されているスプール領域を持ち、
    前記制御手段は、前記スプール領域から前記所定サイズの領域を引いた領域を、前記他のデータの格納に使用できる領域として設定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記格納処理手段により格納されたデータは、前記受信手段によりデータの受信が開始された順番で解釈され、印刷処理が行われることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記受信手段は、LPRプロトコル(Line Printer Daemon Protcol)により外部装置から前記データを受信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 前記受信手段は、前記データの受信に用いられた通信セッションとは異なる通信セッションを用いて、前記他のデータを受信することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. データを格納する格納手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
    データを受信する受信工程と、
    前記受信工程でデータを受信することに応じて、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御工程と、
    前記制御工程で確保した前記所定サイズの領域に前記受信工程で受信た前記データを格納する処理を実行する格納工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記確保た前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納工程で格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ、
    前記制御工程は、前記受信工程で他のデータを受信する場合、前記設定された領域のサイズに基づいて、前記他のデータを格納するための所定サイズの領域の確保を行うか否かを判断することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  11. データを格納する格納手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
    データを受信する受信工程と、
    前記受信工程でデータを受信することに応じて、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御工程と、
    前記制御工程で確保した前記所定サイズの領域に前記受信工程で受信した前記データを格納する処理を実行する格納工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記確保した前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納工程で格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ、
    前記制御工程は、前記格納工程でデータを格納し、当該データを解釈して中間データを生成した後に、当該データを削除するとともに、前記他のデータの格納に使用できる領域を再設定することを特徴とする情報処理装置の制御方法
  12. データを格納する格納手段を有する情報処理装置の制御方法であって、
    データを受信する受信工程と、
    前記受信工程で受信されるデータの先頭を解析することにより前記データがPDF(Portable Document Format)ファイルであるか否かを判定し、PDFファイルであると判定した場合に、前記格納手段に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記格納手段の領域を、他のデータの格納に使用できる領域として設定する制御工程と、
    前記制御工程で確保した前記所定サイズの領域に前記受信工程で受信した前記データを格納する処理を実行する格納工程と、を有し、
    前記制御工程は、前記確保した前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納工程で格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させることを特徴とする情報処理装置の制御方法
  13. 受信したデータに対し所定の処理を実行する情報処理装置として動作させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを請求項1乃至9いずれか1項に記載の情報処理装置として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 印刷装置であって、
    データを一時的に格納するためのスプール領域を持つ格納手段と、
    外部からデータを受信する受信手段と、
    前記受信手段によりデータの受信が開始されたことに応じて、前記スプール領域に所定サイズの領域を確保するとともに、前記所定サイズの領域を除いた前記スプール領域を、他のデータの一時格納に使用できるスプール領域として設定する制御手段と、
    前記制御手段により確保された前記所定サイズの領域に前記受信手段により受信された前記データを格納する処理を実行する格納処理手段と、
    前記格納処理手段により格納されたデータに基づき印刷処理を実行する印刷処理手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、前記確保た前記所定サイズの領域への前記データの格納が完了したことに応じて、前記格納処理手段により格納した前記データの実サイズの情報を取得し、前記データの実サイズの情報に基づき、設定した前記他のデータの格納に使用できる領域を増加させ
    前記制御手段は、前記受信手段により他のデータを受信する場合、前記設定された領域のサイズに基づいて、前記他のデータを格納するための所定サイズの領域の確保を行うか否かを判断することを特徴とする印刷装置。
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